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JP4940214B2 - エンジンのオイルレベルゲージ配置構造 - Google Patents

エンジンのオイルレベルゲージ配置構造 Download PDF

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Description

本発明は、エンジンのオイルレベルゲージ配置構造に関する。
自動二輪車等に搭載されるエンジンでは、一般に、変速機やクラッチ機構がオイルによる潤滑を行う湿式である。このため、この種のエンジンでは、クランク軸を横置きにしてエンジンの一側(右側)に変速機を配置し、エンジンの他側(左側)に発電機構(ACG(AC Generator))を配置し、湿式の変速機側にオイルレベルゲージを配置している(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−295223号公報
ところで、エンジンの構造上或いはレイアウトスペース等の制約によっては、変速機側にオイルレベルゲージを配置することが必ずしも最適なレイアウトでない場合がある。例えば、動力伝達機構に乾式のもの、つまり、オイルによる潤滑を行わないものを使用した場合には、変速機側にオイルがないため、オイルレベルゲージの配置位置を変更する必要が生じる。
この場合、湿式の機構があるエンジン幅方向中央寄りにオイルレベルゲージを配置したとすると、オイルレベルゲージが奥まった場所や低い場所に位置し、取り出しや装着の操作がし難くなってしまう。また、エンジン外表面はエンジンの外観を構成するものであるため、オイルレベルゲージを挿入等する部分(挿入部という)の凹凸をできるだけ目立たなくすることが望まれる。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、オイルレベルゲージを操作しやすく、かつ、オイルレベルゲージの挿入部の凹凸を目立たなくすることが可能なエンジンのオイルレベルゲージ配置構造を提供することを目的としている。
上述課題を解決するため、本発明は、エンジンのオイルレベルゲージ配置構造において、クランク軸を支持し、内部に潤滑用のオイルを貯留するクランクケースを有し、このクランクケースの一側に連結されて発電機を収容する発電機カバー内にオイル溜まり部を設け、前記発電機カバーにオイルレベルゲージを設けたことを特徴とする。
この発明によれば、発電機カバー内にオイル溜まり部を設け、この発電機カバーにオイルレベルゲージを設けたので、オイルレベルゲージを変速機側に配置しないレイアウトでも、オイルレベルゲージを操作しやすくすることができ、かつ、発電機カバー自体の凹凸形状によってオイルレベルゲージの挿入部の凹凸を目立たなくすることができる。
上記構成において、前記発電機カバーは、前記クランク軸の一側に連結されて前記クランクケースの一側に張り出す前記発電機を覆うカバー形状を有し、前記クランク軸よりも上方かつ前記クランク軸の軸心を通る垂直面から離間した位置に、前記発電機カバーの張り出し内に収まるように、前記オイルレベルゲージを挿入する挿入部を設けるようにしてもよい。この構成によれば、クランク軸よりも上方かつクランク軸の軸心を通る垂直面から離間した位置に、発電機カバーの張り出し内に収まるように、オイルレベルゲージを挿入する挿入部を設けたので、この挿入部が、発電機カバーのクランク軸よりも上方かつ垂直面から離間した位置で上方に延出する上方延出部に重なり、挿入部の凹凸をより確実に目立たなくすることができる。
また、上記構成において、前記発電機カバー内に、前記オイルレベルゲージの挿入を案内するガイド部材を設けるようにしてもよい。この構成によれば、オイルレベルゲージを確実かつ容易に挿入することができ、発電機と発電機カバーの間に確実に収めることができる。
また、上記構成において、前記クランクケースとの間でシールされている乾式の動力伝達機構を備えるようにしてもよい、この構成によれば、動力伝達機構側にオイルがないエンジンでも、オイルレベルゲージを操作しやすく、かつ、目立たない位置に配置することができる。
また、上記構成において、前記発電機カバーに設けられたステータベースに、前記オイルレベルゲージを通す凹部若しくは孔部を設けるようにしてもよい。この構成によれば、クランク軸上においても幅方向に張り出すことなくオイルレベルゲージを設けることができる。
本発明では、発電機カバー内にオイル溜まり部を設け、この発電機カバーにオイルレベルゲージを設けたので、オイルレベルゲージを変速機側に配置しないレイアウトでも、オイルレベルゲージを操作しやすく、かつ、オイルレベルゲージの挿入部の凹凸を目立たなくすることができる。
また、発電機カバーは、クランク軸の一端側に設けられてクランクケースの他側に張り出す発電機を覆うカバー形状を有し、クランク軸よりも上方かつクランク軸の軸心を通る垂直面から離間した位置に、発電機カバーの張り出し内に収まるように、オイルレベルゲージを挿入する挿入部を設けたので、挿入部の凹凸をより確実に目立たなくすることができる。
また、発電機カバー内に、オイルレベルゲージの挿入を案内するガイド部材を設けたので、オイルレベルゲージを確実かつ容易に挿入することができる。
また、クランクケースとの間でシールされている乾式の動力伝達機構を備えるので、動力伝達機構側にオイルがないエンジンでも、オイルレベルゲージを操作しやすく、かつ、目立たない位置に配置することができる。
また、発電機カバーに設けられたステータベースに、オイルレベルゲージを通す凹部若しくは孔部を設けるので、クランク軸上においても幅方向に張り出すことなくオイルレベルゲージを設けることができる。
以下、本発明の一実施形態を添付した図面を参照して説明する。
なお、以下の説明中、前後左右および上下といった方向は、車体の乗員から見た方向である。また、図中矢印Fは車体前方を、矢印Lは車体左方を、矢印Uは車体上方をそれぞれ示している。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車1の側面図である。この自動二輪車1の車体フレーム2は、車体前部のヘッドパイプ3と、同ヘッドパイプ3から後方へ斜め下向きに傾斜して延出する1本のメインフレーム4と、同メインフレーム4の後部に下方へ向けて延出固着される左右一対のピボットブラケット5、5と、メインフレーム4の後部でピボットブラケット5、5の固着位置の前付近から後方へ斜め上向きに延出して途中で屈曲して後端に至る左右一対のシートレール6、6と、ピボットブラケット5、と上記シートレール6、6の中央部との間を補強する左右一対の補強フレーム7、7とを備えている。
車体フレーム2の左右一対のシートレール6、6上方には、乗車用シート8が設けられ、その下部には収納部(収納ボックス)9が設けられる。車体前部上方には、ヘッドパイプ3に軸支されたハンドル10が設けられ、その下方にフロントフォーク11、11が延びてその下端に前輪12が軸支される。車体中央のピボットブラケット5、5には、ピボット軸13によりリヤフォーク14が前端を揺動可能に軸支されて後方に延びており、リヤフォーク14の後端部には、後輪15が軸支される。リヤフォーク14の後部とシートレール6との間には左右一対のリヤクッション16、16が介挿される。
メインフレーム4の下方かつピボットブラケット5、5の前方には、内燃機関であるエンジン(パワーユニットとも言う)20が懸架される。エンジン20の上部は、メインフレーム4の中央部に垂設された支持ブラケット17、17に吊り下げられ、エンジン20の後部は、ピボットブラケット5に2箇所で固定される。すなわち、エンジン20は、メインフレーム4の後部下側に吊り下げる態様で支持されている。また、車体フレーム2は、各部に分割された合成樹脂製の車体カバー18で覆われている。
エンジン20は、単気筒の4サイクルエンジンであり、シリンダ部22がクランクケース24の前面から略水平に近い状態まで大きく前傾した水平エンジンに構成されている。このため、車体を低重心化できるとともに、図示のようにメインフレーム4を低くして乗車時に運転者が跨ぐ跨ぎ部Mを低くでき、乗降性を向上できる。また、クランクケース24の左側面前部には、(後段に詳述する)発電機カバー25が取り付けられており、車体カバー18は、図1に示すように、車体側面視でクランクケース24の外縁近傍まで車体を覆うカバー形状を有し、発電機カバーを含むクランクケース24側面を外部に露出させる。
このエンジン20のシリンダ部22上側には、吸気管26が接続され、この吸気管26は上方に延出してメインフレーム4に支持されたスロットルボディ27およびエアクリーナ28に接続される。シリンダ部22下側には、排気管29が接続され、この排気管29は下方に延出した後に屈曲して後方へ延び、後輪15右側に配置されたマフラー30に接続される。
また、クランクケース24の左側面後部には、エンジン20の出力軸31がその先端を露出させて軸支されている。この出力軸31の先端には、駆動スプロケット32が取り付けられ、この駆動スプロケット32と、後輪15に一体に設けられた従動スプロケット33との間に動力伝達チェーン34が巻回されてチェーン伝動機構が構成される。したがって、このエンジン20の出力軸31の回転は、チェーン伝動機構を介して後輪15へ伝達される。なお、このチェーン伝動機構は、各スプロケット32、33の歯数比によって出力軸31と後輪軸との間の減速比(二次減速比)を設定する二次減速機構としても機能する。また、図中、符号35はチェーン伝動機構を覆うカバーである。
クランクケース24下部には、車体左右方向に延出するステップバー36が取り付けられ、このステップバー36両端には運転者が足を載せる一対のステップ36A、36Aが取り付けられる。
また、この自動二輪車1には、エンジン20を始動するキック式始動装置の一部を構成するキック部材(始動系部材)37がクランクケース24左側方に配設されている。すなわち、このキック部材37は、クランクケース24に先端を露出させて軸支されたキック軸38に取り付けられたキックアーム39と、このキックアーム39の先端部に回動自在に取り付けられたキックペダル40とを備え、運転者がキックペダル40を踏むことによってキック軸38を回転させてエンジン20を始動できる。
さらに、この自動二輪車1には、キック式始動装置に加えて、エンジン始動用のスタータモータ41も配設されている。このスタータモータ41は、クランクケース24上面前部に取り付けられており、このスタータモータ41を作動させることでエンジン20を始動できる。すなわち、この自動二輪車1では、キック式およびスタータモータ式のいずれの方法でもエンジン20を始動することが可能に構成されている。
図2は、エンジン20の内部構造を車体右側から示す図であり、動力伝達系および始動系の主要な回転軸の位置を示している。また、シリンダ軸線L1も示している。また、図3は、図2のIII−III断面を示す図である。
図2および図3に示すように、エンジン20のクランクケース24は、左クランクケース24Aと右クランクケース24Bとからなる左右2分割構造で形成され、このクランクケース24前部には、左右のクランクケース24A、24Bに支持された左右一対の軸受(転がり軸受)45、45を介してクランク軸51が横置きで(車幅方向に沿わせて)軸支される。
このクランク軸51には、従来の4サイクルエンジンと同様に、シリンダ部22内をシリンダ軸線L1に沿って摺動自在な不図示のピストンがコンロッドを介して連結され、エンジン20が駆動された場合にピストンの移動によりクランク軸51が回転駆動される。また、クランク軸51には、回転バランスをとるためのバランスウエイト(以下、ウエイトという)52が取り付けられている。
また、図中、符号55は、クランク軸51に設けられたカムチェーン駆動スプロケットであり、このカムチェーン駆動スプロケット55にはカムチェーンが駆動され、このカムチェーンを介してクランク軸51の回転がシリンダ部22のヘッドカバー内に設けられた動弁機構に伝達される。
図3に示すように、クランクケース24の左方、つまり、左クランクケース24Aには、発電機180を収容する発電機カバー25がボルト連結され、クランクケース24の右方、つまり、右クランクケース24Bには、クランク軸51と出力軸31との間の動力伝達比を可変するベルト式無段変速機(動力伝達機構)60を収容する変速機ケース(動力伝達機構用ケース)61がボルト連結される。なお、クランクケース24、発電機カバー25および変速機ケース61は鋳造品で形成されている。
ベルト式無段変速機60は、エンジンオイルによる潤滑が行われない乾式の動力伝達機構であり、変速機ケース61は、エンジンオイルによる潤滑が行われるクランクケース24とは別室を形成して油液のない室を形成し、車幅方向内側を覆う内側変速機ケース(ベルコンケースとも称する)61Aと、車幅方向外側を覆う外側変速機カバー(ベルコンカバーとも称する)61Bとの左右二分割構造で構成されている。
クランク軸51は、右クランクケース24Bおよび内側変速機ケース61Aを貫通して変速機ケース61内に露出し、この露出するクランク軸51の右端部がベルト式無段変速機60の駆動プーリ軸51Aとして使用され、この駆動プーリ軸51Aに駆動プーリ63が取り付けられる。
また、クランクケース24後部には、ベルト式無段変速機60の従動プーリ軸64が軸支される。より具体的には、この従動プーリ軸64は、右クランクケース24Bと変速機ケース61(内側変速機ケース61A)とに支持された左右一対の軸受(転がり軸受)65、65を介して駆動プーリ軸51Aの後方に平行に軸支され、従動プーリ67が取り付けられる。そして、駆動プーリ63と従動プーリ67との間にVベルト68が掛け回される。なお、変速機ケース61と各プーリ軸51A、64との間には、クランクケース24内のエンジンオイルが変速機ケース61に侵入するのを阻止するためのシール部材69A、69Bが介挿され、変速機ケース61およびベルト式無段変速機60はクランクケース24より隔離される(シールされる)。
駆動プーリ63は、駆動プーリ軸51Aとともに回転する固定半体63Aと可動半体63Bとを有し、固定半体63Aは、クランク軸右端部に固定され、可動半体63Bは、固定半体63Aよりもクランク軸方向左側に軸方向に移動自在に配置される。この可動半体63Bは、クランク軸51とともに回転し、遠心力により遠心方向に移動するウエイトローラ70の作用により軸方向に摺動して固定半体63Aに接近あるいは離反し、両プーリ半体63A、63B間に挟まれたVベルト68の巻き掛け径を変える。
ベルト式無段変速機60の従動プーリ67は、従動プーリ軸64とともに回転する固定半体67Aと可動半体67Bとを有し、固定半体67Aが可動半体67Bよりも軸方向左側に配置される。可動半体67Bは、従動プーリ軸64の右端部に環状スライダ71を介して軸方向に移動自在に配置され、コイルばねである付勢部材72により左方(固定半体67A側)に付勢されている。このため、駆動プーリ63の両半体63A、63B間に挟まれたVベルト68の巻き掛け径が大きくなると、反対に従動プーリ67の両半体67A、67Bの間隔はコイルばね72の付勢力に抗して拡がり、Vベルト68の巻き掛け径を小さくし、自動的に無段変速がなされる。
従動プーリ軸64は、右クランクケース24Bと内側変速機ケース61Aとの間に形成された空間に配設された遠心クラッチ80を介してクランクケース24内に配設された減速歯車機構81に動力を伝達する。
遠心クラッチ80は、エンジンオイルにより各部の潤滑および冷却が行われる湿式の遠心クラッチであり、従動プーリ軸64にスプライン嵌合されるクラッチインナ83と、従動プーリ軸64の左端部に相対回転自在に設けられたクラッチ出力ギヤ84に連結されたクラッチアウタ85とを備えており、クラッチインナ83の外周端側に突設された複数の支軸86にクラッチウエイト87が設けられている。このため、従動プーリ軸64の回転速度が所定速度を超えた場合に、遠心力により遠心方向に移動するクラッチウエイト87がクラッチアウタ85に係合し、従動プーリ軸64と一体にクラッチアウタ85を回転させてクラッチ出力ギヤ84を回転させる。
減速歯車機構81は、ベルト式無段変速機60とエンジン20の出力軸31との間の動力伝達を行うものであって、かつ、一次減速機構として機能する機構である。この減速歯車機構81は、従動プーリ軸64と出力軸31との間に設けられ、従動プーリ軸64に設けられた上記クラッチ出力ギヤ84の回転を所定の減速比に減速して出力軸31に伝達する中間歯車軸91を備えている。
中間歯車軸91は、左右のクランクケース24、24Bに支持された左右一対の軸受(転がり軸受)92、92に回転自在に軸支され、右クランクケース24Bの壁部を貫通する貫通軸部91Aを有している。この貫通軸部91Aには、従動プーリ軸64に設けられたクラッチ出力ギヤ84に噛み合う大径の中間軸従動ギヤ93が固定され、左右のクランクケース24A、24Bの間のスペースに、出力軸31に固定された出力軸ギヤ31Aに噛み合う小径の中間軸駆動ギヤ94が固定される。これにより、クランクケース24外側に位置するクラッチ出力ギヤ84の回転が、中間歯車軸91を介してクランクケース24内に位置する出力軸31へと所定の減速比で伝達される。なお、図に示すように、出力軸31についても、左右のクランクケース24A、24Bに支持された左右一対の軸受(転がり軸受)96、97に支持されている。
図2に示すように、このエンジン20のクランクケース24内には、クランクケース24内に貯留されたエンジンオイルをエンジン20の各部に供給するオイルポンプ100が設けられている。このオイルポンプ100は、クランク軸51の前方斜め下方に設けられており、クランク軸51の回転により駆動されてエンジンオイルを吐出し、このエンジンオイルを、クランク軸51を支持する軸受45、45等の各軸受、シリンダ部22の動弁機構(不図示)、遠心クラッチ80および減速歯車機構81等に供給する。
次にこのエンジン20の冷却構造について説明する。
エンジン20のシリンダ部22の周囲には、主にシリンダ部22を冷却するための複数の放熱フィン22Aが設けられている。これら放熱フィン22Aは、シリンダ部22の周囲に延在し、かつ、シリンダ軸線L1の方向に間隔を空けて複数枚形成されることによって、シリンダ部22の表面積を増加させる。これによって、外気との熱交換面積を増大させ、シリンダ部22を車体前側から流れてくる走行風によって効率よく冷却することができる。
また、このエンジン20は、クランクケース24内の各部を潤滑するエンジンオイルを冷却するオイルクーラ105(図2参照)を備えている。このオイルクーラ105は、変速機ケース61からシリンダ軸線L1に略沿って車体前側に延出するオイルクーラ本体(延出部)106と、このオイルクーラ本体106にボルト連結されるオイルクーラカバー(油路カバー)107とを備えて構成され、これらの間に、クランクケース24の前面に略沿った略上下方向に長く、前後方向に短くなるように歪んだ略環状のオイル通路(油路)108が形成されている。オイルクーラ105の車体外側(シリンダ外側)および内側(シリンダ側)には、放熱フィン109(シリンダ側の放熱フィンは図示されず)が設けられ、これら放熱フィン109により表面積が増加し、エンジン20に向かって流れる走行風によってエンジンオイルを効率よく冷却することができる。また、この放熱フィン109によりオイルクーラカバー107およびオイルクーラ105の断面係数が増加するので、オイルクーラ105の剛性を向上することもできる。
上記図3に示すように、このエンジン20では、クランクケース24右側に遠心クラッチ80を収容するクラッチ室R1を形成し、このクラッチ室R1の右側にベルト式無段変速機60を収容する変速機室R2を形成している。このクラッチ室R1の内部は、クランクケース24内の空間(クランク室R0)と連通しており、クランク室R0とともにエンジンオイルが介在する室を隣り合わせで形成している。また、このエンジンオイルが介在する室の右側にエンジンオイルが介在しない変速機室R2を形成するので、エンジンオイルが介在する室と介在しない室とを車幅方向で明確に区画することができる。
この変速機室R2、つまり、変速機ケース61には、ベルト式無段変速機60を冷却するための冷却風が導入される。すなわち、変速機ケース61のケース前上部には、外気を変速機ケース61内に取り入れる外気取入口115(図2および図3参照)が設けられる。この外気取入口115には、図示せぬ冷却ダクトが取り付けられ、この冷却ダクトの上流側端部には、エアクリーナ(無段変速機用エアクリーナ)120(図1参照)が設けられ、このエアクリーナ120で清浄化された外気を冷却風として変速機ケース61内に導入するようにしている。
変速機ケース61内に配置された駆動プーリ63の固定半体63Aには、導風用フィン63Cが設けられるとともに、変速機ケース61内には、外気取入口115から導入された空気をクランク軸51の右方に導く隔壁116とこの隔壁116によって導かれた空気を導風用フィン63Cの内周側へ導く導風板117とが設けられる。これによって、駆動プーリ63の回転によって導風用フィン63Cが回転した場合に、外気取入口115から空気(冷却風)が取り込まれ、フィン63C内周側からフィン63C外周側へと送風される。また、変速機ケース61内の従動プーリ67の固定半体67Aにも、導風用フィン67Cが設けられ、従動プーリ67の回転による導風用フィン67Cの回転により変速機ケース61内の冷却風を従動プーリ67側へも導くとともに、所定位置に設けた外気吐出口から排出させてベルト式無段変速機60全体を冷却することができる。
さらに、この変速機ケース61内には、変速機ケース61の熱を該ケース61内に放熱させる放熱フィン130が設けられている。詳述すると、この放熱フィン130は、変速機ケース61の内側変速機ケース61Aに一体に設けられ、ベルト式無段変速機60の駆動プーリ軸51Aの同心円状に延出して車体右側に環状に突出する凸条の第1放熱フィン130Aと、従動プーリ軸64の同心円状に延出して車体右側に環状に突出する複数(本例では3個)の凸条の第2放熱フィン130Bとを一体に備えている。このように放熱フィン130A、130Bを内側変速機ケース61Aに設けたため、変速機ケース61に伝わる熱、例えば、クランクケース24の熱(エンジン20の燃焼行程時に生じる熱や動力伝達系の摩擦熱、エンジンオイルの熱)等を、該ケース61内を通る冷却風を利用して外に放熱することができる。すなわち、変速機ケース61内に強制的に流した冷却風によってクランクケース24内の熱を強制的に外に排出でき、エンジン20をいわゆる強制空冷することができ、エンジン20の冷却を増進させることができる。
しかも、これら放熱フィン130A、130Bが駆動プーリ軸51A側および従動プーリ軸64側に設けられるので、変速機ケース61の前後に渡って放熱フィンが配置され、熱交換面積を増大できる。さらに、これら放熱フィン130A、130Bが、駆動プーリ63の導風用フィン63Cおよび67Cの回転方向に沿ったフィンとなるため、導風用フィン63Cおよび67Cの回転によって生じる冷却風と効率よく熱交換できる。したがって、エンジン20の冷却を効率的に増進させることができる。また、これら円筒状のフィン130A、130Bにより変速機ケース61の断面係数が増え、つまり、これらが補強リブとしても機能するので、変速機ケース61の剛性が向上し、その結果、エンジン20の剛性が向上するとともに、エンジン20内から外に伝わるエンジン作動音を低減することもできる。
さらに本構成では、図2に示すように、変速機室R2の下面LL1がエンジン20の最下面LL2よりも上方に位置し、この変速機室R2とエンジン20の最下面LL2との間の側面部分、つまり、内側変速機ケース61Aにおける変速機室R2下方の側面部61A1にも、前後方向に直線状に延びる複数の放熱フィン135が設けられている。これによって、変速機ケース61の熱(クランクケース24の熱等)は、外部に露出する放熱フィン135によっても冷却され、走行風によるエンジン冷却も増進することができる。
次にこのエンジン20のキック式始動装置について詳述する。
図4は、図2のIV−IV断面を示す図であり、キック式始動装置の機構部分(キック始動機構140)を周辺構成とともに示している。このキック始動機構140は、エンジン20下方(主にクランクケース24下方)に収容されている。
キック軸38は、車体側面視で従動プーリ軸64の直下に位置しており(図2参照)、左右のクランクケース24A、24Bに形成された軸受部(本例では貫通孔で形成されたすべり軸受)141、142に回転自在に軸支されている。このキック軸38の左端部は左クランクケース24Aの壁部に形成された軸受部141を貫通して左方に突出し、この貫通軸部38Aに、キックペダル40を先端に取り付けたキックアーム39の基端部が固定される。また、左クランクケース24Aには、キック軸38との間の隙間を塞ぐシール部材143が設けられる。このクランクケース24内において、キック軸38の右側部分には、キック軸38をキック方向とは逆方向に付勢するリターンスプリング145と、このリターンスプリング145の付勢力で回転するキック軸38をキック操作開始位置で停止させるストッパ146とが配設されており、キック軸38の左側部分には、軸受部141に隣接する大径のキック駆動ギヤ147が設けられている。
このキック軸38とクランク軸51との間には、キック軸38の回転をクランク軸51に伝達するキック中間軸150が配置される。本構成のキック中間軸150は2軸構成とされ、キック軸38により回転駆動される第1キック中間軸151と、第1キック中間軸151の回転をクランク軸51に伝達する第2キック中間軸155とを備えている。
第1キック中間軸151は、図2に示すように、車体側面視で従動プーリ軸64とクランク軸51との中間位置下方に横置き配置され、図4に示すように、左右のクランクケース24A、24Bに設けられた左右一対の軸受部(本例では非貫通孔で形成されたすべり軸受)161、162に回転自在に軸支される。この第1キック中間軸151は、クランクケース24内に完全に収容され、キック駆動ギヤ147に噛み合う小径の第1キック中間軸従動ギヤ163が一体に形成されるとともに、このギヤ163の右方に第1キック中間軸従動ギヤ163よりも大径の第1キック中間軸駆動ギヤ164が隣接して固定される。
第2キック中間軸155は、図2に示すように、車体側面視でクランク軸51の下方に横置き配置され、図4に示すように、左クランクケース24Aと内側変速機ケース61Aとに設けられた左右一対の軸受部(本例では非貫通孔で形成されたすべり軸受)166、167に回転自在に軸支される。すなわち、この第2キック中間軸155は、第1キック中間軸151よりも長い軸に形成されることによって、左端部が左クランクケース24Aに支持された状態で、右クランクケース24Bの壁部に形成された開口部24B1を貫通して延出し、この延出軸部155Aが、クランクケース24と変速機ケース61との間の空間を跨いで内側変速機ケース61Aに軸支される。この第2キック中間軸155のクランクケース24内の軸部には、第1キック中間軸151の第1キック中間軸駆動ギヤ164に噛み合う小径の第2中間軸従動ギヤ168が一体に形成され、このキック中間軸155のクランクケース外の延出軸部155Aには、飛び込みギヤ機構170が配設される。
この飛び込みギヤ機構170は、右クランクケース24Bと内側変速機ケース61Aとの間に位置しており、第2キック中間軸155に対して軸方向に移動自在に設けられる飛び込みギヤ171と、飛び込みギヤ171をクランク軸51に設けられたキック始動用従動ギヤ172と噛み合わない待避位置に付勢する付勢部材173とを備え、キック時の第2キック中間軸155の回転により飛び込みギヤ171がスライドしてキック始動用従動ギヤ172と噛み合う機構に構成されている。なお、図示の例では、付勢部材173にコイルスプリングを使用した場合を示したが、板ばねや皿ばね等のコイルスプリング以外のものを用いてもよい。
したがって、キックペダル40が踏み込まれ、キック軸38がリターンスプリング145の付勢力に抗して回転すると、キック軸38の回転が第1キック中間軸151および第2キック中間軸155のギヤ列を介して伝達され、飛び込みギヤ171をキック始動用従動ギヤ172に噛み合う方向へと移動してクランク軸51を強制的に回転し、エンジン20を始動させることができる。
ここで、このエンジン20では、左クランクケース24Aと内側変速機ケース61Aとで支持される第2キック中間軸155については、動力伝達系の支軸や始動系の支軸を組み付けた状態でクランクケース24A、24Bを連結した状態で、クランクケース24Bの開口部24B1を通って抜けてしまう可能性があるため、第2キック中間軸155には、クランクケース24の一側(右クランクケース24B)の開口部24B1に対面する拡径部160を設け、この拡径部160によって第2キック中間軸155を位置規制させて仮組できるようにしている。
次にこのエンジン20のオイルレベルゲージ配置構造について詳述する。
このエンジン20では、図3および図4に示すように、左クランクケース24Aと発電機カバー25との間の連通する空間(発電機収容室)に発電機(AC Generator(ACG))180が収容されている。発電機180は、クランク軸51に固定されるロータ181と、ロータ181内に配置されるステータ182とを備え、ステータ182は発電機カバー25に固定される。
ロータ181には、1方向クラッチ183が連結され、1方向クラッチ183には、スタータモータ41の駆動ギヤ41Aに中間ギヤ184を介して噛み合う従動ギヤ185が設けられる。また、この従動ギヤ185と軸受45との間に、カムチェーン駆動スプロケット55が配置されている。
この発電機180は、エンジンオイルにより潤滑および冷却を行う湿式の発電機であり、発電機カバー25内にはエンジンオイルが溜まるようになっている。
図5は発電機カバー25を発電機180を含む周辺構造とともに示す図であり、図6および図7は発電機カバー25を示す図である。より具体的には、図6(A)は発電機カバー25を表側から見た図、図6(B)は裏側から見た図、図7(A)は図6(B)のX−X断面を示す図、図7(B)は図6(A)のY−Y断面を示す図である。また、各図に示す符号L2は、クランク軸51の軸線(クランク軸線)を示している。
発電機カバー25は、クランク軸51の一端側(左端側)に設けられてクランクケース24の他側(左側)に張り出す発電機180(図3、図4参照)の周囲および側方(左側方)を覆う略お椀形状のカバー本体25Aを有しており、このカバー本体25Aの周縁に沿って間隔を空けて形成された複数のボルト締結部25A1をクランクケース24(左クランクケース24A)にボルト締結することによってクランクケース24に固定される。なお、発電機カバー25をクランクケース24に固定する際には、その間にオイルシールが介挿される。
このカバー本体25Aは、発電機180を覆う略円筒筒部である発電機覆い部25Bの基端部上方から側面視略三角状に延出する上方延出部25Cを有している。この上方延出部25Cは、図3、図4に示すように、左クランクケース24Aの左側方に配列されたスタータモータ41のギヤ列(駆動ギヤ41A、中間ギヤ184、従動ギヤ185からなるギヤ列)を覆うモータギヤ覆い部として機能している。
また、図5に示すように、上記発電機覆い部25Bのクランク軸51よりも前方に位置する前側底部25B1は、クランク軸51後方に位置する後側底部25Bよりも下方に凹んで形成されている。この前側底部25B1は、エンジンオイルの油面下限位置LLよりも低く形成されるとともに、図5および図7(B)に示すように、車体の前後方向および左右方向に略平らな面とされ、クランクケース24内のエンジンオイルがこの前側底部25B1にも溜まるようになっている。すなわち、この前側底部25B1は、エンジン20内のエンジンオイル内が所定深さ以上で溜まるオイル溜まり部として機能する。
図5および図7に示すように、この発電機カバー25のオイル溜まり部となる前側底部25B1の上方には、エンジンオイルの注油口190が設けられている。この注油口190の内側には、雌ねじ部190A(図7(B)参照)が形成され、オイルレベルゲージ195を備えた注油口蓋196を雌ねじ部に締結することによって、オイルレベルゲージ195が着脱自在に取り付けられている。
この注油口190は、図5に示すように、車体側面視で、クランク軸線L2を通る垂直面L3よりも車体前側に離間した位置で上方に突出するように設けられ、かつ、車体後面視(前面視も同様)では、図7(B)に示すように、発電機カバー25の張り出し内に収まっており、エンジン幅を増大させない。
図5に示すように、この注油口190の軸線LAは、下方に行くほど垂直面L3から離れる前下がりの傾斜角度に形成されるので、この注油口190に挿入されたオイルレベルゲージ195を、クランク軸51と発電機180と発電機カバー25(発電機覆い部25B)との間に形成される空きスペースを通して前側底部25B1内のオイル内に挿入可能にしている。
さらに、発電機カバー25内には、オイルレベルゲージ195の挿入を案内する所定幅のガイドスペースG(図6(B)参照)を形成する切り欠き部25Dを備えたリブ(ガイド部材)25Eが設けられている。このリブ25Eは、発電機カバー25を補強するリブであり、図6(B)に示すように、発電機カバー25の発電機覆い部25Bに一体に設けられ、側面視で、クランク軸線L2から放射状に延びるリブ(以下、放射状リブという)25Fと、クランク軸線L2を中心とする円弧状のリブ(以下、円弧状リブという)25Gとを有している。
このように、発電機カバー25内のリブ25Eの一部を切り欠いて、オイルレベルゲージ195の挿入を案内する所定幅のガイドスペースGを形成したので、発電機カバー25の剛性を確保し、かつ、部品点数を増大することなく、オイルレベルゲージ195を挿入し易くすることができる。
ここで、図5に示すように、発電機カバー25内には、発電機180から延びる電気部品(配線187やコネクタ188等)が配置されるため、この電気部品の配置エリアに対応する領域(クランク軸線L2に対して車体斜め後方の領域)には、上記放射状リブ25Fおよび円弧状リブ25Gがなく、その代わりに、電気部品のレイアウトに合わせたリブ25H、つまり、配線187の左右に位置する直線状の一対のリブ25H、25Hが一体に形成される。また、このリブ25H、25Hの延長線上には、エンジン20の外部に配置された電気ユニットからの配線を、発電機カバー25内のコネクタ188に接続するための開口部25Jが形成されている。
また、この発電機カバー25には、図6および図7に示すように、車幅方向内側に環状に突出してステータ182を支持するステータベース25Sが一体的に設けられており、上記オイルレベルゲージ195は、車両側面視で、図5に示すように、ステータベース25Sの前方に間隔を空けて上下を通り、ステータベース25Sから離してレイアウトするようにしている。
以上説明したように、本実施形態では、発電機カバー25内に、オイルが溜まるオイル溜まり部となる前側底部25B1を設け、発電機カバー25に、前側底部25B1に溜まったオイルのレベルを計測するオイルレベルゲージ195を設けたので、オイルレベルゲージ195をエンジン幅方向中央寄りに配置する場合に比して、オイルレベルゲージ195を操作しやすい位置にレイアウトすることができ、また、エンジンオイルの注入作業も容易である。しかも、発電機カバー25には、発電機カバー25自体に上方延出部25C等の凹凸があるので、オイルレベルゲージ195の挿入部となる注油口190の凹凸が目立たず、外観への影響を抑えることができる。
特に、本構成では、図5に示すように、注油口190を、クランク軸51よりも上方かつ前側(クランク軸線L2を通る垂直面L3よりも前側)で、発電機カバー25の張り出し内に収まるように配置したので、側面視で、注油口190が、発電機カバー25のクランク軸51よりも上方かつ前側で上方に延出する上方延出部25Cに重なり、注油口190の凹凸をより確実に目立たなくすることができる。
また、発電機カバー25内のリブ25Eに、オイルレベルゲージ195の挿入を案内するように切り欠き部25Dを形成したので、オイルレベルゲージ195を確実かつ容易に適正位置に挿入させることができる。
これらにより、内部に潤滑用のオイルを有するクランクケース24の一側に乾式の変速機(動力伝達機構)60を備えるエンジン20においても、オイルレベルゲージ195を操作しやすい位置にレイアウトでき、かつ、このレイアウトによる生じるエンジン20の凹凸を外観視で目立たなくすることができ、エンジン外観の大幅変更を回避することができる。すなわち、本構成では、オイルレベルゲージ195を変速機側に配置しないレイアウトでも、オイルレベルゲージ195を操作しやすく、かつ、注油口190を目立たなく配置することが可能になる。
<変形例>
図8乃至図11は、他のオイルレベルゲージ配置構造を示している。ここで、図8は、発電機カバー25を発電機180を含む周辺構造とともに示す図であり、図9は発電機カバー25内に設けられるステータベース25Sを示す図であり、図10は、発電機カバー25の側断面図であり、図11は発電機カバー25の斜視図である。
この発電機カバー25では、図8に示すように、車両側面視で、注油口190の軸線LAがクランク軸51の軸線(クランク軸線)L2を通る鉛直線とされており、車両背面視で、図10に示すように、注油口190の軸線LAが発電機180を覆う略円筒筒部である発電機覆い部25Bと交差する。すなわち、この発電機カバー25の注油口190は、発電機覆い部25Bにおける軸線L2の真上に一体的に設けられている。
この場合、上記軸線LAは、発電機カバー25の内側で車幅方向に突出するステータベース25Sと重なることになるが、ステータベース25Sには、図9乃至図11に示すように、上記軸線LAに沿って上下一対の孔部25S1、25S2が形成されている。この上下一対の孔部25S1、25S2は、発電機カバー25を鋳造成形した後に孔加工することによって形成され、オイルレベルゲージ195を挿入可能な孔径に形成されている。このため、この軸線LAに沿って挿入されるオイルレベルゲージ195を上記孔部25S1、25S2を介してステータベース25Sを通すことができる。
この構成によれば、発電機カバー25に設けられたステータベース25Sにオイルレベルゲージ195を通す孔部25S1、25S2を形成したので、ステータベース25Sによってオイルレベルゲージ195のレイアウトが制限されず、オイルレベルゲージ195のレイアウト自由度を向上することができる。例えば、本実施形態では、注油口190の軸線LAをクランク軸51の軸線(クランク軸線)L2を通る鉛直線としたが、クランク軸線L2近傍を通してもよく、また、該軸線LAを傾斜させてもよい。
また、本構成では、注油口190を発電機覆い部25Bにおけるクランク軸51の軸線L2の略真上に設けているので、発電機覆い部25Bの基端部から延出する上方延出部25Cと略同化するように注油口190を目立たなく配置できるだけでなく、注油口190を真上に開放させることができる。注油口190を真上に開放させた場合、オイルレベルゲージ195を注油口190により挿入し易くなり、かつ、エンジンオイルの注入作業をより容易にすることができる。
また、上記構成では、ステータベース25Sに孔部25S1、25S2を形成する場合について説明したが、孔部25S1、25S2に代えて、図12に示すように、オイルレベルゲージ195を通過可能に車幅方向外側に凹む上下一対の凹部25T1、25T2を設けてもよい。この場合、発電機カバー25の鋳造成型に用いる型に上記凹部25T1、25T2を形成する部分を予め設けておけば、カバー25の鋳造成型時に同時に凹部25T1、25T2を形成することが可能である。また、上記凹部25T1、25T2をカバー25の鋳造成形後の加工によって形成してもよいことは勿論である。
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、種々の設計変形を行うことができる。例えば、上記実施形態では、クランクケース24の左側に発電機180を配置したエンジン20のオイルレベル配置構造に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、左右対称構造のエンジンにも適用できることは勿論である。また、上述の実施形態では、発電機180がクランク軸51の一端側に同軸配置される場合を説明したが、これに限らない。
また、上記実施形態では、単気筒エンジンに本発明を適用する場合を説明したが、これに限らない。さらに、自動二輪車に本発明を適用する場合に限らず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両等の他の車両にも本発明を広く適用することができる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 エンジンの内部構造を車体右側から示す図である。 図2のIII−III断面を示す図である。 図2のIV−IV断面を示す図である。 発電機カバーを発電機を含む周辺構造とともに示す図である。 (A)は発電機カバーを表側から見た図、(B)は裏側から見た図である。 (A)は図6(B)のX−X断面を示す図、(B)は図6(A)のY−Y断面を示す図である。 変形例に係る発電機カバーを発電機を含む周辺構造とともに示す図である。 発電機カバー内に設けられるステータベースを示す図である。 発電機カバーの側断面図である。 上下一対の孔部を備えた発電機カバーの斜視図である。 上下一対の凹部を備えた発電機カバーの斜視図である。
符号の説明
1 自動二輪車
2 車体フレーム
20 エンジン(内燃機関)
22 シリンダ部
24 クランクケース
24A 左クランクケース
24B 右クランクケース
25 発電機カバー
25A カバー本体
25B 発電機覆い部
25B1 前側底部(オイル溜まり部)
25C 上方延出部
25D 切り欠き部
25E リブ(ガイド部材)
25S ステータベース
25S1、25S2 孔部
25T1、25T2 凹部
31 出力軸
38 キック軸
51 クランク軸
51A 駆動プーリ軸
60 ベルト式無段変速機(動力伝達機構)
61 変速機ケース(動力伝達機構用ケース)
64 従動プーリ軸
80 遠心クラッチ(湿式遠心クラッチ)
81 減速歯車機構
140 キック始動機構
150 キック中間軸
151 第1キック中間軸
155 第2キック中間軸
180 発電機
190 注油口(オイルレベルゲージの挿入部)
G ガイドスペース
L1 シリンダ軸線
L2 クランク軸線
L3 垂直面
LA 注油口の軸線
R0 クランク室
R1 クラッチ室
R2 変速機室

Claims (5)

  1. クランク軸を支持し、内部に潤滑用のオイルを貯留するクランクケースを有し、このクランクケースの一側に連結されて発電機を収容する発電機カバー内にオイル溜まり部を設け、前記発電機カバーにオイルレベルゲージを設けたことを特徴とするエンジンのオイルレベルゲージ配置構造。
  2. 請求項1記載のエンジンのオイルレベルゲージ配置構造において、
    前記発電機カバーは、前記クランク軸の一側に連結されて前記クランクケースの一側に張り出す前記発電機を覆うカバー形状を有し、前記クランク軸よりも上方かつ前記クランク軸の軸心を通る垂直面から離間した位置に、前記発電機カバーの張り出し内に収まるように、前記オイルレベルゲージを挿入する挿入部を設けたことを特徴とするエンジンのオイルレベルゲージ配置構造。
  3. 請求項1又は2に記載のエンジンのオイルレベルゲージ配置構造において、
    前記発電機カバー内に、前記オイルレベルゲージの挿入を案内するガイド部材を設けたことを特徴とするエンジンのオイルレベルゲージ配置構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエンジンのオイルレベルゲージ配置構造において、
    前記クランクケースとの間でシールされている乾式の動力伝達機構を備えることを特徴とするエンジンのオイルレベルゲージ配置構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエンジンのオイルレベルゲージ配置構造において、
    前記発電機カバーに設けられたステータベースに、前記オイルレベルゲージを通す凹部若しくは孔部を設けたことを特徴とするエンジンのオイルレベルゲージ配置構造。
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