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JP4922854B2 - ベルト伝動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トルクリミッタを備えたベルト伝動装置に関する。
従来より、例えば農業機械等における動力伝達機構には、所定以上のトルク伝達を遮断するトルクリミッタが付加されている。こうしたトルクリミッタの一例として、例えば所定のトルクでピン等を破断させる破断式のものが知られている。破断式のトルクリミッタは、安価であるものの、トルクリミッタが作動するトルク(リミットトルク)が不安定で(つまり、リミットトルクの精度が低い)、しかもトルクリミッタの作動後はピンの交換を行わなければならず、容易に復帰させることができないと共に復帰に長時間を要する(つまり、反復性・復帰性が悪い)という問題がある。
これに対し、例えば特許文献1には、伝動ベルトの片寄りを生じたときに、プーリ軸にかかる軸荷重の位置が変化することを利用してプーリ本体を変位させ、それによって伝動ベルトの蛇行を防止する自動調心プーリを備えることによって、トルクリミッタを実現したベルト式の動力伝達機構が開示されている。すなわち、この自動調心プーリは、伝動ベルトが巻き掛けられるプーリ本体と、プーリ本体を、そのプーリ軸周りに回転自在にかつ、所定の枢軸周りに揺動自在に支持する支持手段と、を有し、枢軸は、プーリ軸方向に沿って見て軸荷重の方向に対し前記プーリ本体の回転方向前側に所定の傾倒角で傾倒して配置される。この構成により自動調心プーリは、伝動ベルトの片寄り時には、その伝動ベルトに対し所定の調心力を付与する。
このベルト伝動装置における伝動ベルトは、その心線の巻方向を調整すること等によってプーリ幅方向の一方向に付勢するスラスト力が作用するようになっており、伝動ベルトは、通常時は自動調心プーリからの調心力とスラスト力とがつり合った状態で走行する。一方、駆動プーリがスリップして伝動ベルトの走行が停止したときには、自動調心プーリからの調心力が無くなることで、伝動ベルトはスラスト力によってプーリ幅方向の一方向に移動して、駆動プーリのプーリ面から脱落することになる。つまり、トルクリミッタが作動したことになる。
特開2006−300154号公報
前記特許文献1に開示されているトルクリミッタは反復性・復帰性が高く、しかもリミットトルクの精度も比較的高い。しかしながら、このベルト伝動装置では、伝動ベルトの走行速度が比較的高いときには、伝動ベルトの運動エネルギが比較的高くなるため、駆動プーリがスリップしたときに伝動ベルトはプーリから瞬時に脱落するが、伝動ベルトの走行速度が比較的低いときには、伝動ベルトの運動エネルギが比較的低いため、駆動プーリがスリップしたときでも、伝動ベルトはプーリから脱落し難いという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、自動調心プーリを備えてトルクリミッタを実現するベルト伝動装置において、伝動ベルトの低速走行時においても、トルクリミッタを確実に作動させることにある。
本発明の一側面によると、ベルト伝動装置は、駆動プーリと、従動プーリと、自動調心プーリと、前記駆動プーリ、従動プーリ及び自動調心プーリ間に巻き掛けられて該駆動プーリの動力を前記従動プーリに伝達する伝動ベルトと、を備え、前記自動調心プーリは、前記伝動ベルトが巻き掛けられるプーリ本体と、前記プーリ本体を、そのプーリ軸周りに回転自在にかつ、所定の枢軸周りに揺動自在に支持する支持手段と、を有し、前記枢軸は、前記プーリ軸方向に沿って見て軸荷重の方向に対し前記プーリ本体の回転方向前側に所定の傾倒角で傾倒しており、前記駆動プーリのプーリ面には、そのプーリ幅方向の一方向に向かって進む螺旋溝が形成されている。
この構成によると、ベルト伝動装置は自動調心プーリを備えていることで、通常時には、自動調心プーリから伝動ベルトに付与される調心力により、伝動ベルトの蛇行が防止される。
つまり、伝動ベルトが自動調心プーリのプーリ本体上で片寄って、軸荷重が枢軸の位置からプーリ本体の幅方向にずれて作用するようになると、その軸荷重によって枢軸周りの回転モーメントが発生して、プーリ本体が回動変位する。枢軸は、軸荷重の方向に対して該プーリ本体の回転方向前側に傾倒している(すなわち傾倒角度が0度を越え且つ90度未満である)ため、プーリ本体は、伝動ベルトの片寄った側が軸荷重の方向に移動するように、すなわち、軸荷重の方向で高低をみれば、伝動ベルトが片寄ってきた側が低く、反対側が高くなるように傾斜すると共に、軸荷重方向に直交する前後方向(ベルトがプーリ本体に接触して走行している方向である)でみれば、ベルトの片寄った側がベルト走行方向の前側に移動して、当該ベルトに対し斜交いになって接触した状態になる。
プーリ本体が軸荷重の方向に傾斜することによって、伝動ベルトには前記片寄り方向とは反対の方向への戻し力が働くことになる。これと同時に、プーリ本体が伝動ベルトに対し斜交い状態で回転することにより、伝動ベルトにはプーリ本体から前記片寄り方向とは反対の方向への戻し力が働くことになる。このようにして自動調心プーリから伝動ベルトに付与される調心力により、伝動ベルトの蛇行が防止される。
前記自動調心プーリは、ベルト走行時にはその伝動ベルトに対し調心力を付与することができるのに対し、ベルト走行が停止した時にはその伝動ベルトに対し調心力を付与することができない。このため、従動プーリの負荷が所定以上になって駆動プーリがスリップし、伝動ベルトの走行が停止することに伴い自動調心プーリからの調心力はなくなる。
ここで、前記駆動プーリのプーリ面には、プーリ幅方向の一方向に向かって進む螺旋溝が形成されているため、駆動プーリがスリップしたときには、螺旋溝によって、伝動ベルトには、その螺旋が進む方向への付勢力が付与される。この付勢力によって、調心力が付与されていない伝動ベルトは駆動プーリから脱落することになる。このように、伝動ベルトは、螺旋溝が形成された駆動プーリがスリップすることによって脱落するため、伝動ベルトの走行速度が比較的低いときに駆動プーリがスリップしたとしても、伝動ベルトは確実に駆動プーリから脱落することになる。そうして、ベルト伝動装置におけるトルクリミッタが確実に作動することになる。
ここで、前記駆動プーリの径は、前記従動プーリの径よりも小に設定されている、とすることが好ましい。こうすることで、駆動プーリにおける接触面積(接触角度)と、従動プーリにおける接触面積とを比較したときに、駆動プーリにおける接触面積の方が小さくなると共に、前記螺旋溝を形成している分だけ、駆動プーリにおける接触面積はさらに小さくなるため、従動プーリの負荷が所定以上になったときには、確実に駆動プーリ側がスリップするようになる。その結果、前述したように、駆動プーリの螺旋溝によって、伝動ベルトが駆動プーリから確実に脱落する。
以上のように、本発明によると、自動調心プーリを備えることによってトルクリミッタを実現するベルト伝動装置において、駆動プーリのプーリ面に螺旋溝を形成することによって、駆動プーリがスリップしたときには、伝動ベルトを駆動プーリから確実に脱落させることができ、ベルト伝動装置のトルクリミッタを確実に作動させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1,2に示すベルト伝動装置において、1は駆動プーリ(平プーリ)、2は従動プーリ(平プーリ)、4は自動調心プーリであり、この駆動プーリ1及び従動プーリ2に、伝動ベルトとしての平ベルト3が巻き掛けられている。自動調心プーリ4は、テンションプーリとしてこの平ベルト3に張力を付与すべく、付勢アーム41により、ベルトの緩み側において平ベルト3の背面に押し当てられている。尚、前記平ベルト3は、図示は省略するが、例えばコード平ベルトとすればよい。
前記駆動プーリ1は、図示省略の駆動軸に嵌め込まれてこの駆動軸と回転一体にされている。駆動プーリは、そのプーリ径が、従動プーリのプーリ径に比べて小さく設定されており、これによって、駆動プーリ1の接触角度θ1は、相対的に小さく設定される。
駆動プーリ1のプーリ面には、図3及び図6(b)に示すように螺旋溝11が形成されており、この螺旋溝11は、プーリ幅方向の一方向(図2,3では、紙面下方向)に向かって進むように形成されている。従って、図3に矢印で示すように、駆動プーリ1の平面視において、螺旋溝11は、そのプーリ軸に直交する左右方向に対して傾斜している。
前記従動プーリ2は、前記駆動軸に対し平行に配置された、図示省略の従動軸に嵌め込まれて、この従動軸と回転一体にされている。前述したように従動プーリ2は、そのプーリ径が、駆動プーリ1のプーリ径に比べて大きく設定されており、その接触角度θ2は、相対的に大きく設定されている。また、この従動プーリ2のプーリ面には溝が形成されておらず、そのプーリ面は平らにされている(図6(a)参照)。
前記自動調心プーリ4は、図4,5に示すように、平ベルト3が巻き掛けられる円筒状のプーリ本体5と、プーリ本体5をプーリ軸C1周りに回転自在にかつ枢軸C2周りに揺動自在に支持する支持手段10と、を備えている。
前記支持手段10は、ベアリング12,12を介してプーリ本体5を支持する筒状の軸部材11と、支持ロッド13と、枢軸C2を構成するピン17と、を備えて構成される。
支持ロッド13は、その基端部が前記付勢アーム41に固定されると共に、その先端側が前記軸部材11の筒孔に挿入される支持部13bとされている。支持部13bは、断面円形ロッドの直径方向に対応する部位をD字状にカットして形成されたものであり、このDカットによって、互いに平行になった平坦な摺動面13c,13cが形成されている。
尚、付勢アーム41は、図1に示すように、その一端部が、図示は省略する装置本体に対し回動可能に取り付けられると共に、前記支持ロッド13が固定される他端部には、引っ張りコイルばね42が取り付けられている。付勢アーム41は、この引っ張りコイルばね42の付勢力によって、平ベルト3に張力が付与されるように自動調心プーリ4を平ベルト3に押し付けるようになっている。
前記軸部材11の筒孔を構成する内周面は、前記支持ロッド13の摺動面13c,13cが摺動自在に接触する平坦な摺動面11a,11aが相対向すると共に、この摺動面11a,11aの両側縁同士を結ぶ2つの円弧面が相対向することによって形成されている。
支持手段10のピン17は、支持ロッド13の支持部13bに対し、摺動面13c,13cに直交する方向に貫通して配設されていると共に、その両端部は、前記軸部材11の摺動面11a,11aに対し直交して形成された支持孔に内挿されることで、当該軸部材11に対して固定されている。そうしてピン17は、図5に示すように、プーリ幅方向に対しては、プーリ本体5の中央位置に位置すると共に、プーリ本体5の回転方向に対しては、軸荷重方向Lに対しプーリ本体5の回転方向前側に所定の傾倒角αで傾倒して配置される(図1参照)。
支持ロッド13の支持部13bの両サイドの円弧面と軸部材11の筒孔の両サイドの円弧面との間には、ピン17を軸として軸部材11がプーリ本体5と共に揺動することを許容する隙間15,15が形成されている。従って、前記プーリ本体5は、支持手段10により、プーリ軸(回転中心軸)C1周りに回転自在にかつ、そのプーリ軸C1に直交する枢軸C2周りに揺動自在に支持される。
次に、このベルト伝動装置の動作について説明する。図1,2に示す使用形態、つまり、平ベルト3が駆動プーリ1と従動プーリ2とに巻きかけられて、平ベルト3による動力伝達が行われている通常時において、プーリ幅方向の中央付近に掛かっていた平ベルト3がプーリ本体5の片側へ寄ると、軸荷重はピン17の位置からプーリ本体5の片側にずれて軸部材11に作用するようになる。これにより、軸部材11にピン17を中心とする回転モーメントが働き、この軸部材11がプーリ本体5と共にピン17の回りに回転変位する。具体的にプーリ本体5は、平ベルト3が片寄ってきた側がベルト走行方向の先側になるようにこの平ベルト3に対して斜交い状態になると共に、平ベルト3が片寄ってきた側が低く、反対側が高くなるように軸荷重Lの方向において傾斜する。
そのように、プーリ本体5が回動変位することによって、平ベルト3は、プーリ本体5の軸荷重方向への傾斜によって片寄りを戻す方向の戻し力を受けると共に、プーリ本体5が斜交いになることによって片寄りを戻す方向に捩じられて、片寄りを戻す方向の戻し力を受ける。
従って、走行している平ベルト3には、プーリ本体5が斜交い状態になることによる戻し力と、プーリ本体5が傾斜することによる戻し力との双方の力(調心力)が働き、これによって平ベルト3は、その調心力と片寄り力とがつり合う位置で安定して走行することになる。
これに対し、前記従動プーリ2の負荷が増大して所定以上になったとき(従動プーリ2に衝撃トルクが加わった時等)には、駆動プーリ1がスリップする。つまり、このベルト伝動装置においては、前述したように、駆動プーリ1の径が、従動プーリ2の径よりも小さく、駆動プーリ1の方が接触面積が小さくなる(θ1<θ2)上に、図6(a)(b)に示すように、駆動プーリ1のプーリ面に螺旋溝11が形成されているため、その溝の分だけさらに接触面積が小さくなる。このため、従動プーリ2の負荷が増大して所定以上になったときには、駆動プーリ1がスリップする。尚、平ベルト3を備えたベルト伝動装置では、平ベルト3の張力と駆動プーリ1の最大トルクとの関係が一定である。このベルト伝動装置においては、自動調心プーリ4(テンションプーリ)によって、平ベルト3に対し所定かつ一定の張力が付与されることによって、駆動プーリ1の最大トルク、換言すれば、このベルト伝動装置におけるトルクリミッタのリミットトルクが高精度に設定される。
駆動プーリ1のスリップにより平ベルト3の走行が停止するため、自動調心プーリ4から平ベルト3に付与される調心力がなくなる。一方で、駆動プーリ1には、螺旋溝11が形成されているため、この螺旋溝11によって、前記平ベルト3には、螺旋の進み方向への付勢力が付与される。この付勢力によって平ベルト3はプーリ幅方向の一方向、具体的には図2に白抜きの矢印で示すように、図2の紙面下方向に移動し、最終的に駆動プーリ1から脱落する。そうして、トルクリミッタが作動したことになる。
尚、トルクリミッタ作動後の復帰の際には、平ベルト3を駆動プーリ1上に戻すだけでよい。
従って、このベルト伝動装置は、前記自動調心プーリ4を用いることによって、通常時においては、平ベルト3を安定に走行させて、平ベルト3による高い伝動効率を得ることができる。
一方、従動プーリ2の負荷が所定以上になって駆動プーリ1がスリップすることによりベルト3の走行が停止した時には、前記自動調心プーリ4が機能しなくなると共に、駆動プーリ1のプーリ面に形成されている螺旋溝11によって、平ベルト3にプーリ幅方向の付勢力が付与される。これらが相俟って、仮に、平ベルト3の走行速度が比較的低速であってその運動エネルギが比較的小さくても、平ベルト3を駆動プーリ1から確実に脱落させることができる。尚、プーリ面における螺旋溝11の進み方向を逆方向にしたときには、平ベルト3の脱落方向が逆になる。このためこの構成は、平ベルトの脱落方向を任意に設定することができるという利点がある。
また、上述したように、このベルト伝動装置においてトルクリミッタの作動後の復帰は極めて容易であり、反復性・復帰性が高い。従って、リミットトルクの高精度化を図りつつ、反復性・復帰性の高いトルクリミッタが、前記の自動調心プーリ4による単純な構造によって構成されるため、コストの大幅な低減化を図ることができる。
なお、プーリ本体5の外周面には緩やかなクラウンを付けるようにしてもよい。クラウンが緩やかであれば、平ベルト3に大きな負荷がかかることは避けられる。
また、前記の自動調心プーリ4は、枢軸C2をピン17によって構成していたが、これに限らず、プーリ本体5を枢軸C2周りに回動可能に構成するのであれば、どのような構成を採用してもよい。
加えて、前記自動調心プーリ4では、枢軸C2がプーリ本体5のプーリ軸C1と直交しているがこれに限るものではなく、枢軸C2はプーリ本体5のプーリ軸C1に沿って見たときに軸荷重方向Lに対して所定角度αだけ傾倒していればよい。
また、前記実施形態では、自動調心プーリ4をテンションプーリとして用いたが、テンションプーリを別途設け、前記自動調心プーリ4を、ベルトの長さ、接触角の調節、ベルト走行方向の変更などベルト伝動装置の他の用途に用いるようにしてもよい。
以上、説明したように、本発明に係るベルト伝動装置は、自動調心プーリによってトルクリミッタを構成しつつも、そのトルクリミッタの作動が、ベルトの走行速度が低速から高速までの広い範囲に亘って確実になるから、例えば自動車、農機、各種産業機械、家電製品、その他の機器に利用可能な点で有用である。
ベルト伝動装置の正面図である。 同装置の平面図である。 駆動プーリの平面図である。 自動調心プーリの正面図である。 自動調心プーリの縦断面図(図4のV−V断面図)である。 (a)従動プーリにおけるベルト巻き掛け状態、(b)駆動プーリにおけるベルト巻き掛け状態を示す断面図である。
1 駆動プーリ
2 従動プーリ
3 平ベルト(伝動ベルト)
4 自動調心プーリ
5 プーリ本体
10 支持手段
11 螺旋溝
C1 プーリ軸
C2 枢軸
α 傾倒角

Claims (2)

  1. 駆動プーリと、
    従動プーリと、
    自動調心プーリと、
    前記駆動プーリ、従動プーリ及び自動調心プーリ間に巻き掛けられて該駆動プーリの動力を前記従動プーリに伝達する伝動ベルトと、を備え、
    前記自動調心プーリは、
    前記伝動ベルトが巻き掛けられるプーリ本体と、
    前記プーリ本体を、そのプーリ軸周りに回転自在にかつ、所定の枢軸周りに揺動自在に支持する支持手段と、を有し、
    前記枢軸は、前記プーリ軸方向に沿って見て軸荷重の方向に対し前記プーリ本体の回転方向前側に所定の傾倒角で傾倒しており、
    前記駆動プーリのプーリ面には、そのプーリ幅方向の一方向に向かって進む螺旋溝が形成されているベルト伝動装置。
  2. 請求項1に記載のベルト伝動装置において、
    前記駆動プーリの径は、前記従動プーリの径よりも小に設定されているベルト伝動装置。
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