JP4915866B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
よって、本発明が解決しようとする具体的な課題の一つは、そのような塗布部材上に残留したフォーム状定着液の悪影響を防止することにある。
ローラ状又はベルト状の塗布部材と、該塗布部材に対し前記媒体を押しつけるための加圧部材とを含み、前記塗布部材と前記加圧部材の間を通過する前記媒体上の未定着の前記微粒子に対し、前記塗布部材上に形成された、前記樹脂を軟化させる軟化剤を含有したフォーム状定着液の膜を押しつける定着液付与手段と、
前記塗布部材上の前記微粒子に付着せず残留したフォーム状定着液を消泡して再液化する消泡手段とを有することにある。
消泡手段により再液化した定着液を定着液回収手段により回収することにより、塗布部材上の残留フォーム状定着液による悪影響を、より確実に防止することができる(請求項2)。
消泡手段をローラ状又はブレード状の消泡部材からなる単純な構造にすることができる(請求項3,5)。ローラ状消泡部材の表面に螺旋溝を形成することにより(請求項4)、あるいは、ブレード状消泡部材を水平位置から傾けて配置することにより(請求項6)、再液化した定着液が消泡部材の一方の端側へ(媒体の移動方向と直交する方向へ)移動しやすくなる。その結果、塗布部材の定着動作に関わる領域に再液化定着液が滞留しにくくなるとともに、消泡部材の端近傍に設けた吸液スポンジ部材(請求項7)に効率良く再液化定着液を導き吸収させることができる。
塗布部材に付着したトナー等の微粒子は、塗布部材と加圧部材とが直接接触した場合に加圧部材側に付着しやすい。加圧部材に付着したトナー等の微粒子の量が多くなると、記録紙等の媒体のいわゆる裏汚れ等の原因となるが、加圧部材に付着したトナー等の微粒子を回収する微粒子回収手段を有するため(請求項8)、加圧部材に微粒子が多量に付着することによる紙等の媒体の裏汚れ等を防止することができる。また、塗布部材に付着した微粒子は加圧部材を経由し微粒子回収手段に回収されるため、微粒子に接する側の塗布部材に微粒子が蓄積することがなくなる。画像形成装置に用いられる定着装置の場合、塗布部材にトナーが蓄積すると、定着画像の汚れの原因になるが、そのような画像汚れを防止できる。
微粒子回収手段をローラ状部材からなる単純な構造にすることができる(請求項9)。
塗布部材と加圧部材のうちの少なくとも一方を、弾性を有するローラ状部材又はベルト状部材とすることにより(請求項10,11)、媒体への加圧力を過剰に高くすることなく容易に長いニップ幅(後述)を確保することができ、媒体の搬送速度の高速化、定着速度の高速化に有利である。
本発明においては、定着液を液のまま使用するのではなく、フォーム状の定着液を使用する。このフォーム状定着液とは、図1に模式的に示すように、多数の気泡を含み、それら気泡の泡壁もしくは境界(プラトー境界)が定着液で構成されたものである。まず、このようなフォーム状定着液を生成する手段について説明する。なお、以下の説明において、フォーム状定着液の「かさ(嵩)密度」とは、フォーム状定着液の一定容量に対する質量のことである。
V=L×π×(d12−d22)/4/(1000/R)
で決まることがわかった。
さて、本発明においては、図2に例示したような手段によって生成したフォーム状定着液を、例えば紙上の未定着トナーに直接的に付与するのではない。本発明においては、ローラ状又はベルト状の塗布部材と、この塗布部材に対し紙等の媒体を押しつける加圧部材を含み、塗布部材に形成されたフォーム状定着液の膜を紙等の媒体上の未定着のトナー等の樹脂含有樹脂の層に接触加圧させる構成の定着液付与手段を用いる。
平均泡径20μm、かさ(嵩)密度0.05g/cm3のフォーム状定着液膜を上部電極上に形成し、平均粒径6μmの球形トナーの層を厚み30μmで下部電極に形成し、フォーム状定着液膜の厚みを変化させて測定した。上部電極と下部電極の材料としSUS304を用いた。上部電極をリニアステージに固定し、下部電極に圧力0.03kgf/cm2(塗布時圧力)にて接触させた。上下電極間で定着液の電気分解がおきないようにするため、上下電極間への印加電圧は0.8Vとした。測定結果を図10に示す。図10の横軸はフォーム状定着液膜の厚み(μm)、縦軸はトナー層浸透時間(ms)である。
図10に見られるように、フォーム状定着液膜の厚みがトナー層厚みと同じかそれ以上の場合はほぼ一定の浸透時間となるが、フォーム状定着液膜の厚みがトナー層厚みよりも薄い場合は、薄いほど浸透時間が長くなる。このことは、図7及び図8により説明した如く、トナー層の隙間に入った泡を上部の泡が連続的に泡の厚み分まで押し続けながら泡がトナー層の隙間を浸透することを裏付けるものである。
平均泡径20μm、かさ密度0.05g/cm3のフォーム状定着液の厚み50μmの膜を上部電極上に形成し、平均粒径6μmの球形トナーの厚み30μmの層を下部電極に形成した。上部電極と下部電極の材料としSUS304を用いた。上部電極をリニアステージに固定し、下部電極に異なった圧力(塗布時圧力)にて接触させ、各塗布時圧力でのトナー層浸透時間を測定した。電極間で定着液の電気分解がおきないようにするため、上下電極間の印加電圧は0.8Vとした。測定結果を図11に示す。横軸は塗布時圧力、縦軸はトナー層浸透時間である。図11に見られるように、塗布時圧力が高いほどトナー層浸透時間が短くなっており、トナー層隙間に泡が浸透し上部の泡が連続的に押す場合に、押す力が強いほど浸透速度が速くなり浸透時間が短くなることを裏付けている。
フォーム状定着液の泡粘度の違いによるトナー層浸透時間の違いを測定した。平均泡径20μm、かさ密度0.05g/cm3のフォーム状定着液の厚み50μmの膜を上部電極上に形成し、平均粒径6μmの球形トナーの厚み30μmの層を下部電極に形成した。上部電極と下部電極の材料としSUS304を用いた。上部電極をリニアステージに固定し、下部電極に圧力0.03kgf/cm2にて接触させた。電極間で定着液の電気分解がおきないようにするため、上下電極間への印加電圧は0.8Vとした。
測定結果を図12に示す。横軸はフォーム状定着液の泡粘度、縦軸はトナー層浸透時間である。なお、泡粘度は、コーンプレート式回転粘度計を用い、回転子の外径をΦ60mm、コーン角1度、コーン部とプレート部の隙間を3mm、回転数10(1/s)(10回転するのに1秒の意味)にて25℃における回転開始10秒後の回転粘度測定値を泡粘度とした。図12に示すごとく、泡粘度が小さいほどトナー層浸透時間が短く、これは、トナー層隙間に泡が浸透し上部の泡が連続的に押す場合に、泡が柔らかいほど浸透速度が速くなり浸透時間が短くなることを裏付けている。
図13(a)は、実施形態1に係る定着装置の概略構成図である。本実施形態における定着液付与手段は、塗布部材としての塗布ローラ20、それに対峙する加圧ローラ21、膜厚制御ブレード22から構成される。定着装置にさらに、消泡手段としての消泡ローラ23、加圧ローラ21に付着したトナーを回収する手段としてのクリーニングローラ24を備える。
ニップ時間=ニップ幅/紙の搬送速度
により算出される。紙25の搬送速度は、紙搬送駆動機構(不図示)の設計データにより求めることができる。ニップ幅は、塗布ローラ20の全面に乾燥しない着色塗料を薄くつけて、紙を塗布ローラ20と加圧ローラ21に挟んで加圧し(各ローラは回転させない)、紙に着色塗料を付着させ、その着色部(通常長方形の形に着色)の紙搬送方向の長さをニップ幅として測定することができる。
図18に示すように塗布ローラと加圧ローラをそれぞれ無端の塗布ベルト31と加圧ベルト24に置き換えてもよく、図19に示すように塗布ローラのみ無端の塗布ベルト31に置き換えてもよく、また、図20に示すように加圧ローラのみ無端の加圧ベルト33に置き換えてもよい。図18又は図19に示す構成における塗布ベルト31としては、例えばシームレスニッケルベルトやシームレスPETファイル、ポリイミドなどの基体にPFAのような離型性フッ素樹脂をコートしたベルト部材を用いることができる。
次に、定着液の液処方について説明する。フォーム状の定着液は、前述したように、軟化剤を含有した液体中に気泡を含有した構成である。軟化剤を含有した液体は、気泡を安定に含有し、できるだけ均一な気泡の大きさからなる気泡層を構成するフォーム状とするため、起泡剤及び増泡剤を含有することが望ましい。また、粘度がある程度高い方が気泡は安定して液体中に分散するため、増粘剤を含有することが望ましい。
R1COOR2
で表される化合物を含む。ここで、R1は炭素数が11以上14以下のアルキル基であり、R2は炭素数が1以上6以下の直鎖型もしくは分岐型アルキル基である。R1及びR2の炭素数がそれぞれ所望の範囲よりも少ないと臭気が発生し、所望の範囲よりも多いと樹脂軟化能力が低下する。
R3(COOR4)2
で表される化合物を含み、R3は炭素数が3以上8以下のアルキレン基であり、R4は炭素数が3以上5以下の直鎖型又は分岐型アルキル基である。R1及びR2の炭素数がそれぞれ所望の範囲よりも少ないと臭気が発生し、所望の範囲よりも多いと樹脂軟化能力が低下する。
R5(COOR6−O−R7)2
で表される化合物を含み、R5は炭素数が2以上8以下のアルキレン基であり、R6は炭素数が2以上4以下のアルキレン基であり、R7は炭素数が1以上4以下のアルキル基である。R1及びR2の炭素数がそれぞれ所望の範囲よりも少ないと臭気が発生し、所望の範囲よりも多いと樹脂軟化能力が低下する。
以上に説明した本発明の定着装置は、画像形成装置において媒体上に形成されたトナー像を定着処理する用途に好適である。
本発明の定着装置について実施した定着性能確認実験の結果を以下に説明する。
(定着液の処方)
希釈溶媒:イオン交換水 53wt%
軟化剤:コハク酸ジエトキシエチル(クローダ社 クローダDES) 10wt%
炭酸プロピレン 20wt%
増粘剤:プロピレングリコール 10wt%
増泡剤:ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド(1:1)型(松本油脂 マーポンMM)
0.5wt%
起泡剤:パルミチン酸アミン 2.5wt%
ミリスチン酸アミン 1.5wt%
ステアリン酸アミン 0.5wt%
分散剤:POE(20)ラウリルソルビタン(花王 レオドールTW−S120V)
1wt%
ポリエチレングリコールモノステアレート(花王 エマノーン3199)
1wt%
なお、分散剤は、軟化剤の希釈溶媒への溶解性を助長するために用いた。脂肪酸アミンは、脂肪酸とトリエタノールアミンにより脂肪酸アミンを合成した。
上記成分比にて、まず液温120℃にて軟化剤を除いて混合攪拌し溶液を作製した。次ぎに、軟化剤を混合し、超音波ホモジナイザーを用いて軟化剤が溶解した定着液(フォーム状にする前の原液)を作製した。
図2に示すような構成であり、液状定着液保存容器1としてPET樹脂からなるボトルを用い、液搬送ポンプ2としてチューブポンプ(チューブ内径2mm、チューブ材質:シリコーンゴム)を用い、液搬送パイプ3として内径2mmのシリコーンゴムチューブを用いた。また、気体・液体混合部4の微細孔シート6として#400のステンレス製メッシュシート(開口部約40μm)を用いた。
図2に示すような二重円筒を用いた。2重円筒の材質はPET樹脂とした。外側円筒7の内径は10mm、長さは120mm、内側円筒8の外形は8mm、長さは100mmとした。内側円筒8の回転数は1000rpmから2000rpmの範囲で可変とした。
図13(a)に示した構成である。膜厚制御ブレード22と塗布ローラ20とのギャップを25μmに設定した場合と40μmに設定した場合について定着動作を確認した。加圧ローラ21として、アルミ合金製ローラ(φ10mm)を芯金とし、外径Φ50mmのポリウレタンフォーム材(イノアック社 商品名「カラーフォームEMO」)を形成し、熱収縮PFEPシュリンカブルチューブで覆ったスポンジローラを用いた。塗布ローラ20として、PFA樹脂を焼付け塗装したSUS製ローラ(φ30mm)を用いた。膜厚制御ブレード22として、アルミ合金製支持板に厚み1mmの並板ガラスを接着したものを用い、そのガラス面を塗布ローラ側に向け、10μmから100μmの範囲で塗布ローラ20とガラス面の隙間を制御できるようにした。消泡ローラ23として、表面に0.1mmの溝を螺旋加工したアルミニウムローラにPFA焼き付け加工を施したφ7mmのローラを用いた。クリーニングローラ24としてSUSローラ(φ10mm)を用いた。紙搬送速度は150mm/sに設定した。
電子写真方式のプリンタ(リコー社製 IpsioColorCX8800)を用い、カラーの未定着トナー像が形成されたPPC用紙(リコーT−6200)を定着装置に挿入するタイミングで、液搬送ポンプを駆動し、定着液容器から液状定着液をくみ上げ、液流路を通過させながら、大きな泡を生成する部位と泡を微細にする部位に定着液を通過させると、液排出口から1秒後に泡径5μmから30μmの微細な泡を有するフォーム状定着液を塗布ローラに供給することができた。フォーム状定着液のかさ(嵩)密度はおおよそ0.05g/cm3であった。
加圧ローラと塗布ローラとの軸間距離を変えて、ニップ幅1mm(ニップ時間6ms)、15mm(ニップ時間100ms)、21mm(ニップ時間140ms)に設定して塗布テストを実施した。トナー層の厚みは30〜40μmとした。
フォーム状定着液によるトナー層浸透時間は、80ms〜100msであった。塗布定着結果を図23に示す。塗布量0.15g/A4において、塗布ローラ上でのフォーム状定着液膜厚は50μm程度であった。また、塗布量0.1g/A4において塗布ローラ上でのフォーム状定着液膜厚は35μm程度、塗布量0.15g/A4において塗布ローラ上でのフォーム状定着液膜厚は70μm程度であった。
図23より、塗布ローラ上のフォーム状定着液膜厚がトナー層厚みよりも厚い領域(塗布量0.15g/A4以上の領域)において、トナー層浸透時間以上のニップ時間では定着画像の濃度が画像抜けのない濃度であり、良好な定着性を確認できた。
また、トナー層厚みよりも薄いフォーム状定着液膜厚の領域(塗布量0.15g/A4以上の領域)において、ニップ時間100ms以上でも画像抜けが発生しているが、図10に示すように、トナー層厚みよりも薄いフォーム状定着液膜厚の領域ではトナー層浸透時間が極端に長くなるため、ニップ時間がトナー層浸透時間よりも短くなっていることが原因と考えられる。
良好な定着性を得られる塗布量0.15g/A4以上の領域において、連続通紙を行った。消泡ローラを用いた構成の場合には、1000枚通紙した段階でも、フォーム状定着液の溢れ出しは見られず問題は生じなかった。比較として、消泡ローラに代えて消泡ブレードを用いて同様の連続通紙を行った。この場合、数十枚の通紙後に、紙上に泡が落ち画像に影響が出た。また、クリーニングローラを圧接した場合には、同様に百枚の通紙後においても何ら問題は生じなかった。比較として、クリーニングローラを設けない場合は、数十枚の通紙後に、紙の裏面にトナーの固まりの付着が確認された。
以上のごとく、塗布ローラ上のフォーム状定着液の膜厚をトナー層の厚さより暑くし、トナー層浸透時間以上のニップ時間の場合、良好な定着が可能であることを確認した。
(定着液処方及び装置構成)
定着液の処方及び塗布装置の構成は前記実験1の場合と同一であるが、装置の使用環境温度を15℃、25℃、35℃にて定着テストを実施した。図24に、各温度におけるフォーム状定着液の泡粘度(上記のコーンプレート回転粘度測定によるもので、回転子径φ60mm、コーン角1度、回転子間ギャップ3mm、回転数10(1/s)での測定結果)を示す。温度により泡粘度が変化(高温で低粘度化)することがわかった。図10に示したように、泡粘度によってトナー層浸透時間が変化する。そこで、図24のデータをテーブルデータとし、定着装置内に温度検地手段を設け、検出した温度信号に応じてニップ時間がトナー層浸透時間以上となるように塗布ローラと加圧ローラの軸間距離を調整する機構を設けた。
(結果)
電子写真方式のプリンタ(リコー社製 IpsioColorCX8800)を用い、15℃〜35℃の間で環境温度を変化させたが、いずれの使用環境においても画像抜けのない良好な定着を行うことができた。連続通紙1000枚でも問題は生じなかった。
(定着液の処方)
脂肪酸アルカノールアミド(1:1)型の効果を確認するため、前記実験1と同じ処方と、脂肪酸アルカノールアミドを除いた処方、及び、(1:1)型の脂肪酸アルカノールアミドの代わりに脂肪酸アルカノールアミド(1:2)型(ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド(1:2)型(松本油脂 マーポンLS))を同量用いた処方の3つの処方の定着液を用いた。
(装置構成)
前記実験1の場合と同じである。
(結果)
電子写真方式のプリンタ(リコー社製 IpsioColorCX8800)を用い、未定着トナーのカラー画像を作製し、定着テストを実施した。
その結果、表1のごとく、脂肪酸アルカノールアミド(1:1)型を含有した定着液を用いた場合には、塗布ローラ上のフォーム状定着液膜にピンホールは発生ぜず、良好な定着を行うことができた。一方、脂肪酸アルカノールアミドを含有しない、または、(1:2)型を含有した定着液を用いた場合、塗布ローラ上のフォーム状定着液膜に細かなピンホール(φ0.5mm程度)が発生し、定着後のトナー画像に無数のピンホール状の定着不良が発生した。また、脂肪酸アルカノールアミド(1:1)型を含有したフォーム状定着液を用いた場合、連続通紙1000枚でも問題がなく、脂肪酸アルカノールアミド(1:1)型を含有する効果を確認できた。
21 加圧ローラ
22 膜厚制御ブレード
23 消泡ローラ
24 クリーニングローラ
28 吸液スポンジ
30 消泡ブレード
31 塗布ベルト
32,33 加圧ベルト
200 定着装置
Claims (12)
- 媒体上の未定着の樹脂を含有した微粒子を該媒体に定着させる定着装置であって、
ローラ状又はベルト状の塗布部材と、該塗布部材に対し前記媒体を押しつけるための加圧部材とを含み、前記塗布部材と前記加圧部材の間を通過する前記媒体上の未定着の前記微粒子に対し、前記塗布部材上に形成された、前記樹脂を軟化させる軟化剤を含有したフォーム状定着液の膜を押しつける定着液付与手段と、
前記塗布部材上の前記微粒子に付着せず残留したフォーム状定着液を消泡して再液化する消泡手段とを有することを特徴とする定着装置。 - 前記消泡手段により再液化された定着液を回収する定着液回収手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記消泡手段は、前記塗布部材と接触しつつ回転するローラ状の消泡部材からなり、該消泡部材と前記塗布部材と間で該塗布部材上に残留したフォーム状定着液を挟み潰すことにより消泡することを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
- 前記消泡部材の表面に螺旋溝が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
- 前記消泡手段は、前記塗布部材に接触するブレード状の消泡部材からなり、該消泡部材の前記塗布部材との接触部位と該塗布部材との間で該塗布部材上に残留したフォーム状定着液を挟み潰すことにより消泡することを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
- 前記消泡部材は水平位置から傾けて配置されたことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
- 前記定着液回収手段は、前記消泡部材の端近傍に設けられた吸液スポンジ部材からなることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記加圧部材に付着した前記微粒子を回収する微粒子回収手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記微粒子回収手段は、前記加圧部材に接触しつつ回転する、前記加圧部材に比べ前記微粒子との接着性が強い表面を持つローラ状部材からなることを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
- 前記塗布部材と前記加圧部材のうちの少なくとも一方は弾性を有するローラ状部材であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記塗布部材と前記加圧部材のうちの少なくとも一方はベルト状部材であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の定着装置。
- 媒体上に未定着のトナー像を形成する手段と、
前記媒体上に形成された未定着のトナー像を前記媒体に定着させる処理を行う請求項1乃至11のいずれか1項に記載の定着装置とを有することを特徴とする画像形成装置。
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