JP4877059B2 - 無線通信システム、無線通信装置、プログラムおよび無線通信方法 - Google Patents
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Description
本発明は、無線通信システム、無線通信装置、プログラムおよび無線通信方法に関する。
近日、WiMedia Allianceは、自律分散型のメディアアクセス制御に関するWiMedia Distributed Access Control(WiMedia MAC)規格の仕様を策定した。かかる規格においては、ネットワークを構成する全ての無線通信装置が所定のビーコンを交換し合い、自律分散的な制御でアドホックなネットワークを構成する技術が開示されている。
具体的には、所定の時間間隔(65536μs)でスーパーフレーム周期が設定され、スーパーフレームの先頭に設けられたビーコン期間において各無線通信装置がビーコンを送信してネットワークを運営することができる。また、上記ビーコン期間には複数のビーコンスロットが用意され、各無線通信装置は、各々異なるビーコンスロットにおいてビーコンを送信し、自己がビーコン期間においてビーコンを送信していない間は他の無線通信装置から送信されたビーコンを受信する。
したがって、各無線通信装置は自己がビーコンを送信している間は他の無線通信装置から送信されたビーコンを受信しないため、複数の無線通信装置が同一のビーコンスロットにおいてビーコンを送信していても、複数の無線通信装置の各々はビーコンスロットが競合していることを検出することができない。
かかる事情に鑑みて、WiMediaMAC規格においては、無線通信装置が自己のビーコンスロットにおけるビーコンの送信を数秒に1回だけスキップし、自己のビーコンスロットを他の無線通信装置が利用しているか否かを把握する競合検出方法が記載されている。
また、WiMediaMAC規格における無線通信装置は、あるビーコンスロットで受信したビーコンを正しく復号できなかった場合、該ビーコンスロットでビーコンの受信があったこと、および該ビーコンスロットのデバイスアドレスとしてブロードキャストアドレスを自己が送信するビーコンに記載することができる。つまり、当該無線通信装置は、あるビーコンスロットで受信したビーコンに含まれるヘッダーチェックシーケンス(HCS)を正しく復号できなかった場合、該ビーコンスロットのデバイスアドレスとしてブロードキャストアドレスを記載し、ビーコンスロット利用の競合を通知することができる。
なお、特許文献1には、利用するビーコンスロットが複数の無線通信装置で衝突した場合に、各無線通信装置がスーパーフレーム周期を変更する方法が開示されている。また、特許文献2には、複数の無線通信装置によるビーコンの送信のタイミングが重なることを防ぐため、事前にジッタを含んだタイミングでビーコンの送信の開始を毎回ずらす方法が開示されている。
特開2006−005620号公報
特表2000−517132号公報
しかし、WiMediaMAC規格におけるビーコン送信をスキップする競合検出方法では、ビーコンスキップの間隔が冗長に設定されていた場合、ビーコンスロットの競合を即座に検出することができない。したがって、ビーコンを用いた無線通信のための各パラメータの交換の信頼性が懸念される。
また、WiMediaMAC規格における無線通信装置は、上述したように、あるビーコンスロットで受信したビーコンのヘッダーチェックシーケンス(HCS)を正しく復号でき、フレームチャックシーケンス(FCS)を正しく復号できなかった場合でなければ、該ビーコンスロットのデバイスアドレスとしてブロードキャストアドレスを自己が送信するビーコンに記載しない。
したがって、当該無線通信装置は、あるビーコンスロットで複数のビーコンを受信しても、いずれかのビーコンの復号が成立した場合は、復号が成立したビーコンの送信元装置のデバイスアドレスを自己が送信するビーコンに記載する。実際には、当該無線通信装置がこのようにあるビーコンスロットで複数のビーコンを受信しても、あるビーコンのみの復号が成立してしまう場合が多い。その結果、実際には複数の無線通信装置が利用するビーコンスロットが競合していても、当該無線通信装置はビーコンスロットの利用が競合している無線通信装置に直接的にビーコンスロットの競合を報知することができなかった。
また、WiMediaMAC規格におけるビーコンスロットの時間幅は狭いため、特許文献2記載の方法のように、同一のビーコンスロット内でビーコン送信のタイミングをずらすことは困難であった。また、各無線通信装置が利用するビーコンスロット自体を毎回変更するとすれば、ネットワークを構成する無線通信装置の数によってはビーコンスロットの競合が一層頻発し、ネットワークにおける情報交換の信頼性が著しく低下することが予想される。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ビーコンスロットの競合を報知することが可能な、新規かつ改良された無線通信システム、無線通信装置、プログラムおよび無線通信方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数の無線通信装置が自立分散的に通信を行う無線通信システムであって、各無線通信装置は、所定のスーパーフレームにおける特定のスロットにおいて他の無線通信装置から送信されたビーコンを受信する受信部と、受信部により特定のスロットにおいて受信されたビーコンの送信元装置が、以前に特定のスロットにおいて受信されたビーコンの送信元装置と一致するか否かを判断する判断部と、判断部によりビーコンの送信元装置が一致しないと判断された場合、特定のスロットにおけるビーコン送信が競合している旨を示す競合情報を周囲の無線通信装置に送信する送信部と、を備えることを特徴とする無線通信システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、自律分散型の無線通信システムを構成する無線通信装置であって、所定のスーパーフレームにおける特定のスロットにおいて他の無線通信装置から送信されたビーコンを受信する受信部と、受信部により特定のスロットにおいて受信されたビーコンの送信元装置が、以前に特定のスロットにおいて受信されたビーコンの送信元装置と一致するか否かを判断する判断部と、判断部によりビーコンの送信元装置が一致しないと判断された場合、特定のスロットにおけるビーコン送信が競合している旨を示す競合情報を送信する送信部と、を備えることを特徴とする無線通信装置が提供される。
かかる構成においては、受信部が特定のスロットにおいて受信したビーコンの送信元装置が、以前に特定のスロットにおいて受信されたビーコンの送信元装置と一致するか否かを判断部が判断する。ここで、受信部が複数のビーコンを特定のスロットにおいて受信しても、受信部における受信強度に応じて一のビーコンのみが復号される場合が多い。その結果、特定のスロットにおけるビーコン送信が競合している場合、突発的に以前と異なる送信元装置から送信されたビーコンが復号される場合が多い。そこで、判断部により現旧のビーコンの送信元装置が一致しない場合、送信部が特定のスロットにおけるビーコン送信が競合している旨を示す競合情報を送信することにより、周囲の無線通信装置は特定のスロットにおけるビーコン送信が競合していることを検出することができる。
競合情報は、特定のスロットにおけるビーコンの送信元装置のアドレスとしてブロードキャストアドレスが記載された情報を含んでもよい。かかる構成により、既存の情報エレメントを用いて周囲の無線通信装置に競合を報知することができる。
送信部は、スーパーフレーム周期で、スーパーフレームにおける所定のスロットでビーコンを送信し、受信部は、ビーコンを所定のスロットで送信している無線通信装置を示す送信装置情報を含むビーコンを周囲の無線通信装置から受信し、受信部により受信されたビーコンに含まれる送信装置情報が他の無線通信装置を示す場合、送信部にビーコンを送信させるスロットを変更設定する制御部をさらに備えてもよい。受信部が、当該無線通信装置の利用するスロットでビーコンを送信している無線通信装置が他の無線通信装置であることを示す送信装置情報を含むビーコンを周囲の無線通信装置から受信したことは、該所定のスロットの利用が他の無線通信装置と競合していることと等価である。したがって、受信部が所定のスロットでビーコンを送信している無線通信装置が他の無線通信装置であることを示す送信装置情報を含むビーコンを周囲の無線通信装置から受信した場合、ビーコン送信に利用するスロットを制御部が変更設定することにより、ビーコン送信に利用するスロットの競合を回避し、当該無線通信システムにおける情報交換の信頼性を向上させることができる。
送信部は、スーパーフレーム周期で、スーパーフレームにおける所定のスロットでビーコンを送信し、受信部は、ビーコンを所定のスロットで送信している無線通信装置を示す送信装置情報を含むビーコンを周囲の無線通信装置から受信し、受信部により受信されたビーコンに含まれる送信装置情報が競合情報を含む場合、次のスーパーフレーム周期において送信部からのビーコンの送信を一時停止させる制御部をさらに備えてもよい。ここで、受信部が所定のスロットでのビーコン送信が競合している旨を示す送信装置情報を含むビーコンを周囲の無線通信装置から受信した場合、実際に高確率で所定のスロットの利用が競合していると考えられる。そこで、受信部が所定のスロットでのビーコン送信が競合している旨を示す送信装置情報を含むビーコンを周囲の無線通信装置から受信した場合、制御部が次のスーパーフレーム周期において送信部からのビーコンの送信を一時停止させ、受信部にビーコンを受信させることにより、次のスーパーフレーム周期において所定のスロットの利用が競合しているか否かをより的確に検出することが可能となる。
判断部によりビーコンの送信元装置が一致しないと判断されてから、特定のスロットにおいて同一の無線通信装置を示す送信装置情報を含むビーコンが所定のスーパーフレーム周期にわたって受信部により受信されるまで、特定のスロットにおけるビーコン送信が競合している旨を示す競合情報を送信部に送信させる制御部をさらに備えてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、自律分散型の無線通信システムを構成する無線通信装置であって、所定のスーパーフレームにおける特定のスロットにおいて他の無線通信装置から送信されたビーコンを受信する受信部と、受信部により特定のスロットにおいて受信されたビーコンの送信元装置が、以前に特定のスロットにおいて受信されたビーコンの送信元装置と一致するか否かを判断する判断部と、判断部によりビーコンの送信元装置が一致しないと判断された場合、特定のスロットにおけるビーコン送信が競合している旨を示す競合情報を送信する送信部と、を備える無線通信装置として機能させるためのプログラムが提供される。
かかるプログラムは、例えばCPU、ROMまたはRAMなどを含むコンピュータのハードウェア資源に、上記のような受信部、判断部および送信部などの機能を実行させることができる。すなわち、当該プログラムを用いるコンピュータを、上述の無線通信装置として機能させることが可能である。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、所定のスーパーフレームにおける特定のスロットにおいて他の無線通信装置から送信されたビーコンを受信するステップと、特定のスロットにおいて受信されたビーコンの送信元装置が、以前に特定のスロットにおいて受信されたビーコンの送信元装置と一致するか否かを判断するステップと、ビーコンの送信元装置が一致しないと判断された場合、特定のスロットにおけるビーコン送信が競合している旨を示す競合情報を送信するステップと、を含むことを特徴とする無線通信方法が提供される。
以上説明したように本発明にかかる無線通信システム、無線通信装置、プログラムおよび無線通信方法によれば、無線通信装置が利用するビーコンスロットの競合を報知することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下の順序に従って「発明を実施するための最良の形態」を説明する。
〔1〕本実施形態にかかる無線通信システム1の概要
〔2〕本実施形態にかかる無線通信装置10の構成
〔3〕本実施形態にかかる無線通信方法
〔4〕まとめ
〔1〕本実施形態にかかる無線通信システム1の概要
〔2〕本実施形態にかかる無線通信装置10の構成
〔3〕本実施形態にかかる無線通信方法
〔4〕まとめ
〔1〕本実施形態にかかる無線通信システム1の概要
まず、本発明の第1の実施形態にかかる無線通信システム1について、図1〜図9を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施形態にかかる無線通信システム1について、図1〜図9を参照して説明する。
図1は、自律分散型の無線通信システム1の構成例を示した説明図である。図1に示したように、無線通信システム1は、無線通信装置10A〜10Gを含み、点線で示した領域は各無線通信装置10が通信を行うことが可能な電波到達範囲12A〜12Gを示す。
かかる無線通信システム1においては、無線通信装置10Aは、その電波到達範囲12Aに含まれる無線通信装置10Bと通信が可能である。無線通信装置10Bは、その電波到達範囲12Bに含まれる無線通信装置10Aと無線通信装置10Cとの間で通信が可能である。同様に、無線通信装置10Cは、無線通信装置10Bと無線通信装置10Dと無線通信装置10Fと無線通信装置10Gとの間で通信が可能である。また、無線通信装置10Dは、無線通信装置10Cと無線通信装置10Eと無線通信装置10Fとの間で通信が可能である。また、無線通信装置10Eは、無線通信装置10Dとの間で通信が可能である。また、無線通信装置10Fは、無線通信装置10Cと無線通信装置10Dと無線通信装置10Gとの間で通信が可能である。また、無線通信装置10Gは、無線通信装置Cと無線通信装置Fとの間で通信が可能である。このように、無線通信装置10A〜10Gが、それぞれの電波到達範囲12A〜12Gに含まれる通信装置との間で通信を行い、無線通信システム1として一の無線ネットワークを形成する。
なお、以下では無線通信装置10A〜10Gを特に区別する必要が無い場合は単に無線通信装置10と、電波到達範囲12A〜12Gを特に区別する必要が無い場合は単に電波到達範囲12として示す。
また、図1においては、ビーコンスロット2を利用する無線通信装置10Aおよび無線通信装置10Fを色を付した丸印で示し、ビーコンスロット3を利用する無線通信装置10Bを縦線を付した丸印で示し、ビーコンスロット4を利用する無線通信装置10Cを横線を付した丸印で示し、ビーコンスロット5を利用する無線通信装置10Dを網模様を付した丸印で示し、ビーコンスロット6を利用する無線通信装置10Eおよび無線通信装置10Gを斜め線を付した丸印で示している。
また、無線通信装置10は、PC(Personal Computer)、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキなど)、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、PDA(Personal Digital Assistant)、家庭用ゲーム機器、携帯用ゲーム機器、家電機器などの情報処理装置であってもよい。
以上、自律分散型の無線通信システム1の構成例を説明した。続いて、無線通信システム1における時分割制御のためのスーパーフレームについて図2を参照して説明する。
図2は、スーパーフレームの構成例を示した説明図である。スーパーフレーム周期は、所定の時間(例えば、約65.5ms)により定義され、256個のメディアアクセススロット(MAS;Media Access Slot)に細分化されている。一の無線通信システム1を構成する無線通信装置10A〜10Gは、該スーパーフレーム周期を所定周期のフレームとして共有し、上記細分化されたMASを単位としてメッセージの転送が行われる。
さらに、スーパーフレームの先頭には、ビーコン(ビーコン信号)により管理情報の送受信を行うための管理領域としてのビーコン期間(BP)があり、所定の間隔をおいてビーコンスロット(BS)が配置されている。また、無線通信装置10毎に、固有のビーコンスロットが設定され、周囲の無線通信装置10との間で、ネットワークの管理やアクセス制御を行うためのパラメータが交換される。図2においては、ビーコン周期として、BS0〜BS8の9個のビーコンスロットが設定されている例を示した。なお、ビーコン周期として設定されていない期間は、通常、データ伝送領域として利用される。
図3は、無線通信装置10A〜10Gが設定する自己のビーコンスロット位置を示した概念図である。ここでは、一の無線通信システム1を構成する各無線通信装置10が、利用されていないビーコンスロットを通知しあうことで、自己の利用するビーコンスロットを選定した様子が示している。
この例では、無線通信装置10Aはビーコンスロット2で自己のビーコンを送信し、無線通信装置10Bはビーコンスロット3で自己のビーコンを送信する。同様に、無線通信装置10Cはビーコンスロット4で自己のビーコンを送信し、無線通信装置10Dはビーコンスロット5で自己のビーコンを送信する。無線通信装置10Eはビーコンスロット6で自己のビーコンを送信する。
さらに、無線通信装置10Fはビーコンスロット2で自己のビーコンを送信し、無線通信装置10Gはビーコンスロット6で自己のビーコンを送信する。なお、当該無線通信システム1に新規参入する無線通信装置10Hなどの為に、必要に応じてビーコンスロット0、ビーコンスロット1、ビーコンスロット7及びビーコンスロット8が確保されている。通常、自己のビーコンスロットの後方に所定数の空きビーコンスロットが設けられている。これらの空きビーコンスロットは、無線通信装置10の新規参入に備えて準備されているものである。また、各無線通信装置10のビーコン期間は、周囲に存在する無線通信装置10のビーコンに応じて、適宜、拡張することが可能な構成となっている。
このように、図3に示した例では、ビーコンスロット2を無線通信装置10Aと無線通信装置10Fとが重複して利用し、ビーコンスロット6を無線通信装置10Eと無線通信装置10Gとが重複して利用している。ここで、ある無線通信装置10が同一のビーコンスロットで複数のビーコンを受信すると、両方のビーコンを復号できない、あるいはいずれか一方のビーコンの情報が破棄されるなどの問題が生じ得る。図3に示した例では、同一のビーコンスロットを利用する無線通信装置10Aと無線通信装置10F、および無線通信装置10Eと無線通信装置10Gとが各々離れて配置されているため、上記のような問題は生じないと考えられている。
しかし、無線通信装置10の各々が可搬性を有する場合、無線通信装置10の移動によりビーコンスロットの利用が複数の無線通信装置10の間で競合することが懸念される。図4を参照して具体的に説明する。
図4は、本実施形態にかかる無線通信システム1の他の例を示した説明図である。図4では、無線通信装置10Gが移動され、同一のビーコンスロット6を利用する無線通信装置10Eの電波到達範囲12Eに含まれることとなった場合を示している。
図4に示した例では、無線通信装置10Eの電波到達範囲12E、および無線通信装置10Gの電波到達範囲12Gの双方に含まれる無線通信装置10Dは、ビーコンスロット6で送信された2つのビーコンのうち、受信強度が強かった一方のビーコンのみを復号する場合が多い。
すなわち、無線通信装置10Dは、以前はビーコンスロット6を無線通信装置10Eのビーコンスロットとして登録していたものの、場合によっては、ビーコンスロット6において無線通信装置10Gから送信されたビーコンを受信してしまうことが想定される。また、無線通信装置10Eは、自身がビーコンを送信するビーコンスロット6では、同じくビーコンスロット6で無線通信装置10Gから送信されたビーコンを受信することができず、無線通信装置10Gとのビーコンスロットの競合を検出することができない。
このように、複数の無線通信装置10が同一のビーコンスロットを利用してビーコンを送信(競合)すると、周囲の無線通信装置10において各ビーコンを正確に受信、あるいは復号できず、無線通信システム1における情報交換の信頼性が低下しかねない。そこで、上記事情に鑑みて本実施形態にかかる無線通信装置10を創作するに至った。当該無線通信装置10によれば、図5に示すように、競合するビーコンスロットを利用する他の無線通信装置10にビーコンスロットの利用が競合していることを報知することができる。
図5は、本実施形態にかかる無線通信装置10の動作例を示した説明図である。図5に示した例では、無線通信装置10Eと無線通信装置10Gが同一の特定のビーコンスロットを利用してビーコンを送信している。
また、無線通信装置10Dは、図1に示した配置において無線通信装置10Eから送信されたビーコンを受信していたが、図4に示した無線通信装置10Gが移動した配置において以前に受信していなかった無線通信装置10Gから送信されたビーコンを受信するようになっている。
無線通信装置10Dは、無線通信装置10Eから送信されたビーコンを受信している間、特定のビーコンスロットを利用する無線通信装置が無線通信装置10Eであることを示すビーコン期間利用情報エレメント(送信装置情報、図7〜9を参照して後述する。)を含むビーコンを送信する。
一方、無線通信装置10Dは、無線通信装置10Gから送信されたビーコンを受信するようになっても、直ちに特定のビーコンスロットを利用する無線通信装置が無線通信装置10Gであることを示すビーコン期間利用情報エレメントを含むビーコンを送信せず、特定のビーコンスロットの利用が競合していることを示す競合情報を含むビーコンを送信(報知)する。競合情報は、例えば特定のビーコンスロットを利用する無線通信装置としてブロードキャストアドレスが記載されたビーコン期間利用情報エレメントであってもよい。かかる構成により、無線通信装置10Eおよび無線通信装置10Gは、無線通信装置10Dから送信されたビーコンに含まれる競合情報に基づき、特定のビーコンスロットの利用が競合していることを検出することができる。
なお、無線通信装置10Dは、当該競合情報を含むビーコンの送信を、以前に受信していなかった無線通信装置10Gのビーコンを受信してから、競合報知期間として所定のスーパーフレーム周期にわたって行なってもよく、図5においては、3スーパーフレームにわたって競合情報を含むビーコンの送信を行なう場合を示している。また、競合報知期間が終了すると、無線通信装置10Dは、新たに受信された無線通信装置10Gのデバイスアドレスを特定のビーコンスロットを利用する無線通信装置として記載したビーコン期間利用情報エレメントを含むビーコンを送信する。
図6は、ビーコンスロットにおいて送信されるビーコンのビーコンフレーム構成例を示した説明図である。図6に示したように、ビーコンフレームは、MACヘッダ情報60、ヘッダーチェックシーケンス(HCS)61、ビーコンパラメータ62、情報エレメント(その1)63、情報エレメント(その2)64、情報エレメント(そのN)65およびフレームチェックシーケンス(FCS)66などの所定の管理情報を含む。
さらに、MACヘッダ情報60は、フレーム制御情報601と、受信先の無線通信装置を識別する届け先アドレス602と、送信元無線通信装置を識別するための送り元アドレス603と、シーケンス番号などのシーケンス制御情報604と、アクセス制御に必要なパラメータが記載されたアクセス制御情報605とを含む。
また、ビーコンパラメータ62は、無線通信装置のMACアドレス情報などが記載されたデバイス識別子621と、自己がビーコンの送信を行なっているビーコンスロットを示すビーコンスロット番号622と、無線通信装置固有の情報を含んだデバイス制御情報623と、を含む。
また、ビーコンフレームには、ビーコンペイロード情報として任意の情報エレメントを付加することができ、図6では、情報エレメントの一例として情報エレメント(その1)63、情報エレメント(その2)64、および情報エレメント(そのN)65を示している。上記(そのN)の「N」は、ビーコンに付加されて送信される情報エレメントの数を示しており、情報エレメントの数「N」は送信されるビーコンごとに相異なるようにしてもよい。
フレームチェックシーケンス(FCS)66は、ビーコンフレームの誤りを検出する際に用いられる情報である。なお、上記の各種パラメータを、必要に応じて追加、削除してビーコンフレームを構成してもよい。
図7は、ビーコンに含ませる情報エレメントの一例として、ビーコン期間に収集したビーコンの情報を記載する際に用いられるビーコン期間利用情報エレメント(BPOIE)を示している。ビーコン期間利用情報エレメントは、エレメント識別子711、情報長712、ビーコン期間長さ713、ビーコンスロット情報ビットマップ714、デバイスアドレス(その1)715、デバイスアドレス(そのN)716を含む。
エレメント識別子711は、各情報エレメントに付される情報であり、該情報エレメントが何に関する情報エレメントであるかを示す識別情報である。したがって、図7に示したエレメント識別子711はビーコン期間利用情報エレメントを示す。情報長712は該ビーコン期間利用情報エレメントの情報量を示す。
ビーコン期間長さ713は、例えばデバイス通信装置12において設定されているビーコン期間の長さを示す。ビーコンスロット情報ビットマップ714は、ビーコンの受信があったビーコンスロットを全て示す。デバイスアドレス(その1)715、デバイスアドレス(そのN)716は、受信したビーコンの送信元装置のデバイスアドレスを示す。
図8および図9は、無線通信装置10A〜10Gが送信するビーコンに含まれるビーコン期間利用情報エレメントの具体例を示した説明図である。図8(a)は無線通信装置10Aにおけるビーコン期間利用情報エレメントを示し、図8(b)は無線通信装置10Bにおけるビーコン期間利用情報エレメントを示し、図8(c)は無線通信装置10Cにおけるビーコン期間利用情報エレメントを示し、図9(a)は無線通信装置10Dにおけるビーコン期間利用情報エレメントを示し、図9(b)は無線通信装置10Eにおけるビーコン期間利用情報エレメントを示し、図9(c)は無線通信装置10Fにおけるビーコン期間利用情報エレメントを示し、図9(d)は無線通信装置10Gにおけるビーコン期間利用情報エレメントを示している。
図8(a)に示したように、無線通信装置10Aにおけるビーコン期間利用情報エレメントは、エレメント識別子がビーコン期間利用情報エレメントを示す「0x01」であって、情報長「6」、ビーコン期間長さ「7」、という情報を含む。さらに、無線通信装置10Aは、ビーコンスロット2で自己のビーコンを送信し、ビーコンスロット3で無線通信装置10Bのビーコンを受信するため、ビーコンスロット情報ビットマップには、ビーコンスロット2およびビーコンスロット3に該当するビットに「1」が記載されている。なお、当該ビーコンスロット情報ビットマップは、最下位ビットがビーコンスロット0に対応し、上位ビットに1つ上がるにつれて対応するビーコンスロットの番号が1つずつ増える。
また、無線通信装置10Aにおけるビーコン期間利用情報エレメントは、ビーコンスロット情報ビットマップに「1」が記載された各ビーコンスロットを利用する無線通信装置のデバイスアドレスを含む。ビーコンスロット情報ビットマップに記載された「1」に対応するビーコンスロットを利用する無線通信装置のデバイスアドレスが、ビーコンスロット番号の小さい方から順に記載される。したがって、図8(a)では、ビーコンスロット2を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0101」を有する(無線通信装置10A)ことを示し、ビーコンスロット3を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0102」を有する(無線通信装置10B)ことを示している。
また、図8(b)に示したように、無線通信装置10Bにおけるビーコン期間利用情報エレメントは、エレメント識別子がビーコン期間利用情報エレメントを示す「0x01」であって、情報長「8」、ビーコン期間長さ「8」、という情報を含む。さらに、無線通信装置10Bにおけるビーコン期間利用情報エレメントは、ビーコンスロット2を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0101」を有する(無線通信装置10A)ことを示し、ビーコンスロット3を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0102」を有する(無線通信装置10B)ことを示し、ビーコンスロット4を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0103」を有する(無線通信装置10C)ことを示している。
同様に、図8(c)に示したように、無線通信装置10Cにおけるビーコン期間利用情報エレメントは、エレメント識別子がビーコン期間利用情報エレメントを示す「0x01」であって、情報長「11」、ビーコン期間長さ「9」、という情報を含む。さらに、無線通信装置10Cにおけるビーコン期間利用情報エレメントは、ビーコンスロット2を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0106」を有する(無線通信装置10F)ことを示し、ビーコンスロット3を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0102」を有する(無線通信装置10B)ことを示し、ビーコンスロット4を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0103」を有する(無線通信装置10C)ことを示し、ビーコンスロット5を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0104」を有する(無線通信装置10D)ことを示している。
また、図9(a)に示したように、無線通信装置10Dにおけるビーコン期間利用情報エレメントは、エレメント識別子がビーコン期間利用情報エレメントを示す「0x01」であって、情報長「11」、ビーコン期間長さ「9」、という情報を含む。また、無線通信装置10Dにおけるビーコン期間利用情報エレメントは、ビーコンスロット2を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0106」を有する(無線通信装置10F)ことを示し、ビーコンスロット4を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0103」を有する(無線通信装置10C)ことを示し、ビーコンスロット5を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0104」を有する(無線通信装置10D)ことを示している。
ここで、無線通信装置10Dは、ビーコンスロット6において以前に受信していなかった無線通信装置10Gからビーコンを受信した場合、直ちにビーコンスロット6を利用する無線通信装置として無線通信装置10Gのデバイスアドレスを記載せず、図9(a)に示したようにブロードキャストアドレス(0xFFFF)を競合情報として記載する。かかるビーコン期間利用情報エレメントを含むビーコンを受信した無線通信装置10Eおよび無線通信装置10Gは、ビーコンスロット6の利用が競合していることを把握することができる。
また、図9(b)に示したように、無線通信装置10Eにおけるビーコン期間利用情報エレメントは、エレメント識別子がビーコン期間利用情報エレメントを示す「0x01」であって、情報長「7」、ビーコン期間長さ「9」、という情報を含む。さらに、無線通信装置10Eにおけるビーコン期間利用情報エレメントは、ビーコンスロット5を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0104」を有する(無線通信装置10D)ことを示し、ビーコンスロット6を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0105」を有する(無線通信装置10E)ことを示している。
また、図9(c)に示したように、無線通信装置10Fにおけるビーコン期間利用情報エレメントは、エレメント識別子がビーコン期間利用情報エレメントを示す「0x01」であって、情報長「9」、ビーコン期間長さ「9」、という情報を含む。さらに、無線通信装置10Fにおけるビーコン期間利用情報エレメントは、ビーコンスロット2を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0106」を有する(無線通信装置10F)ことを示し、ビーコンスロット4を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0103」を有する(無線通信装置10C)ことを示し、ビーコンスロット5を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0104」を有する(無線通信装置10D)ことを示している。
同様に、図9(d)に示したように、無線通信装置10Gにおけるビーコン期間利用情報エレメントは、エレメント識別子がビーコン期間利用情報エレメントを示す「0x01」であって、情報長「7」、ビーコン期間長さ「9」、という情報を含む。さらに、無線通信装置10Gにおけるビーコン期間利用情報エレメントは、ビーコンスロット5を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0104」を有する(無線通信装置10D)ことを示し、ビーコンスロット6を利用する無線通信装置がデバイスアドレス「0x0107」を有する(無線通信装置10G)ことを示している。
〔2〕本実施形態にかかる無線通信装置10の構成
次に、上述したような機能を有する本実施形態にかかる無線通信装置10の構成を、図10を参照して説明する。
次に、上述したような機能を有する本実施形態にかかる無線通信装置10の構成を、図10を参照して説明する。
図10は、本実施形態にかかる無線通信装置10の構成を示した機能ブロック図である。無線通信装置10は、アンテナ101と、ベースバンド受信部102と、ビーコン受信処理部103と、ビーコン送信処理部104と、ベースバンド送信部105と、記載デバイスアドレス抽出部106と、ビーコンスロット管理部107と、既存アドレス変化判定部108と、自己ビーコンスロット設定部109と、無線アクセス制御部110と、データユニット受信処理部111と、入出力インターフェース112と、データユニット送信処理部113と、を備える。
アンテナ101は、周囲の無線通信装置10から送信された無線信号を受信する受信部、または自己から無線信号を送信する送信部としての機能、すなわち通信部としての機能を有する。ベースバンド受信部102は、アンテナ101を介して周囲の無線通信装置10から受信した信号を復号する。
ビーコン受信処理部103は、ベースバンド受信部102により復号された信号に含まれるビーコンフレームから、ビーコンフレームに記載されている情報を抽出する。また、アンテナ101、ベースバンド受信部102が協働して実現されるビーコンの受信を制御する受信制御部としての機能を有する。
ビーコン送信処理部104は、周囲の無線通信装置10に対して送信するビーコンのビーコンフレームを構築し、アンテナ101、ベースバンド送信部105に協働して送信させる送信制御部としての機能を有する。ベースバンド送信部105は、周囲の無線通信装置10に送信するための信号を無線信号に変調する処理を行う。
記載デバイスアドレス抽出部106は、ビーコンフレームに含まれる、ビーコンの送信元装置を示す送り元アドレスや、各ビーコンスロットを利用する無線通信装置10のデバイスアドレスを示す送信装置情報(ビーコン期間利用情報エレメント)を抽出する。ビーコンスロット管理部107は、記載デバイスアドレス抽出部106により抽出されたビーコン期間利用情報エレメントに基づいて、ビーコンスロットごとに、各ビーコンスロットを利用する無線通信装置10のデバイスアドレスを記憶、管理する。
既存アドレス変化判定部108は、ビーコンスロットごとに、該ビーコンスロットで受信したビーコンの送信元装置が以前(例えば直近)に受信していた無線通信装置と変化したか否かを判断する。例えば、既存アドレス変化判定部108は、ビーコンスロット管理部107で管理されているビーコンスロット6を利用する無線通信装置のデバイスアドレスと、記載デバイスアドレス抽出部106により抽出されたビーコンスロット6を利用する無線通信装置のデバイスアドレスとが一致するか否かを判断する。
既存アドレス変化判定部108が、あるビーコンスロットで受信したビーコンの送信元装置が以前に受信していた無線通信装置と変化したと判断した場合、ビーコンスロット管理部107は、所定期間にわたり、該ビーコンスロットにブロードキャストアドレスを競合情報として対応付けて管理する。
自己ビーコンスロット設定部109は、起動時に自己が利用するビーコンスロットを設定したり、必要に応じて自己が利用するビーコンスロットを再設定する制御部としての機能を有する。
例えば、記載デバイスアドレス抽出部106により抽出されたビーコン期間利用情報エレメントにおいて、当該無線通信装置10が利用するビーコンスロットを他の無線通信装置10が利用している旨が記載されていた場合、当該無線通信装置10が利用するビーコンスロットと他の無線通信装置10が利用するビーコンスロットが競合していると考えられる。したがって、このような場合、自己ビーコンスロット設定部109が当該無線通信装置10の利用するビーコンスロットを変更設定し、複数の無線通信装置10が利用するビーコンスロットの競合を回避することができる。
また、記載デバイスアドレス抽出部106により抽出されたビーコン期間利用情報エレメントにおいて、当該無線通信装置10が利用するビーコンスロットにブロードキャストアドレスが記載されていた場合、当該無線通信装置10が利用するビーコンスロットが他の無線通信装置10と競合している、または周囲の無線通信装置10における自己が送信したビーコンの復号が失敗した可能性が高い。
したがって、記載デバイスアドレス抽出部106により抽出されたビーコン期間利用情報エレメントにおいて、当該無線通信装置10が利用するビーコンスロットにブロードキャストアドレスが記載されていた場合、制御部としての機能を有するビーコン送信処理部104が次のスーパーフレームにおいてビーコン送信をスキップしてもよい。かかる構成により、当該無線通信装置10は、次のスーパーフレームの当該無線通信装置10が利用するビーコンスロットにおいて他の無線通信装置10のビーコンを受信するか否かに基づき、ビーコンスロットの利用が競合しているか否かをより確実に検出することが可能となる。
無線アクセス制御部110は、任意のタイミングで無線信号が送受信されるようにベースバンド受信部102およびベースバンド送信部105を制御する。データユニット受信処理部111は、ベースバンド受信部102により復号された信号を、入出力インターフェース112を介して接続されている機器において対応可能な形式に変換する。データユニット送信処理部113は、入出力インターフェース112を介して接続されている機器から入力された信号を、無線送信するデータとして構築する。
〔3〕本実施形態にかかる無線通信方法
次に、図11および図12を参照し、本実施形態にかかる無線通信装置10において実行される無線通信方法を説明する。
次に、図11および図12を参照し、本実施形態にかかる無線通信装置10において実行される無線通信方法を説明する。
図11および図12は、本実施形態にかかる無線通信装置10において実行される無線通信方法の流れを示したフローチャートである。図11に示したように、まず、無線通信装置10は、数スーパーフレームにわたって周囲で送信されているビーコンをスキャンし(S201)、ビーコン期間および当該無線通信装置10が利用するビーコンスロットの設定を行う(S202)。
そして、ビーコン期間内であって、自己のビーコンスロットが到来すると、ビーコン送信処理部104がビーコンスロット管理部107などから送信するビーコンに記載する各種パラメータを獲得し(S205)、該パラメータが記載されたビーコンをアンテナ101およびベースバンド送信部105が送信する(S206)。
ビーコン期間であって自己のビーコンスロットでない場合(S204)、無線通信装置10は、周囲の無線通信装置10から送信されたビーコンの受信処理を行い(S207)、ビーコンが受信された場合(S208)、自己が送信するビーコン期間利用情報エレメントのビーコンスロット情報ビットマップの該当するビットに「1」が記載されるようにし(S209)、記載デバイスアドレス抽出部106が受信されたビーコンの送信元装置のデバイスアドレスを抽出する(S210)。
ビーコンを受信したビーコンスロットにおいて以前(例えば、所定期間内)にビーコンの受信があった場合(S211)、該ビーコンスロットにおいて以前に受信したビーコンの送信元装置のデバイスアドレスを既存アドレス変化判定部108が獲得する(S212)。そして、既存アドレス変化判定部108が、獲得したデバイスアドレスと、S210において抽出されたデバイスアドレスとが一致するか否かを判断し(S213)、両デバイスアドレスが一致しない場合には、ビーコンスロット管理部107が該当するビーコンスロットにブロードキャストアドレスを対応付けるなどして、競合報知の設定を行う(S214)。さらに、ビーコンスロット管理部107は、報知カウンタの初期値(例えば3スーパーフレーム)を設定し(S215)、ビーコン送信処理部104が、送信するビーコン期間利用情報エレメントの該当するビーコンスロットのデバイスアドレスとしてブロードキャストアドレスを記載する(S217)。
一方、ビーコンを受信したビーコンスロットにおいて以前にビーコンの受信がなかった場合、ビーコンスロット管理部107が該当するビーコンスロットに対応付けてビーコンの送信元装置のデバイスアドレスを登録し(S216)、ビーコン送信処理部104が、送信するビーコン期間利用情報エレメントの該当するビーコンスロットのデバイスアドレスとしてS216において登録されたデバイスアドレスを記載する(S217)。
また、S213において、両デバイスアドレスが一致すると判断されると、報知カウンタの設定がある場合(S218)、報知カウンタを1減算する(S219)。そして、報知カウントが0になった場合は(S220)、当該無線通信装置10が該当するビーコンスロットにおいて最新に受信したビーコンの送信元装置のデバイスアドレスを、ビーコンスロット管理部107が該当するビーコンスロットと対応付けて登録する(S221)。
次いで、受信したビーコンに自己宛DRP予約の設定がある場合(S222)、該DRP予約設定に対応する応答パラメータとして当該無線通信装置10も同じDRP予約の設定を行い(S223)、指定されたDRP予約のMASを受信タイミングとして設定する(S224)。
また、自己が利用するビーコンスロット以外のビーコン期間でビーコンが受信されなかった場合(S208)、ビーコンスロット情報ビットマップの自己が利用する以外のビーコンスロットに対応するビットに「0」を記載し(S225)、他の無線通信装置10のデバイスアドレスを付加しない(S226)。
ビーコン期間でない場合(S203)、無線通信装置10の入出力インターフェース112が送信するデータを受領すると(S227)、当該無線通信装置10と受信先装置とが利用可能なMASでDRP予約を設定し(S228)、S228において設定したMASを送信タイミングとして設定する(S229)。
そして、データ送信のタイミングが到来した場合(S230)にデータ送信処理を行い(S231)、データ受信のタイミングが到来した場合(S232)にデータ受信処理を行う(S233)。
また、当該無線通信装置10は、自己ビーコンスロット設定部109が利用するビーコンスロットを決定し(S304)、周囲の無線通信装置10からビーコンを受信すると(S308)、自己が利用するビーコンスロットのデバイスアドレスとして、他の無線通信装置10のデバイスアドレスがビーコンに記載されているか否かを判断する(S312)。自己が利用するビーコンスロットのデバイスアドレスとして、他の無線通信装置10のデバイスアドレスがビーコンに記載されている場合、該ビーコンスロットの利用が他の無線通信装置10と競合していると考えられるため、自己ビーコンスロット設定部109は利用するビーコンスロットの変更設定を行う(S316)。
自己が利用するビーコンスロットのデバイスアドレスとして他の無線通信装置10のデバイスアドレスがビーコンに記載されていない場合、当該無線通信装置10は、自己が利用するビーコンスロットのデバイスアドレスとしてブロードキャストアドレスが記載されているか否かを判断する(S320)。
自己が利用するビーコンスロットのデバイスアドレスとしてブロードキャストアドレスが記載されている場合、ビーコン送信処理部104は次のスーパーフレームにおけるビーコン送信をスキップし、ビーコン送信がスキップされた間、ビーコン受信部に自己が利用するビーコンスロットで周囲の無線通信装置10からビーコンを受信させる(S324)。なお、自己が利用するビーコンスロットのデバイスアドレスとしてブロードキャストアドレスが記載されている場合、自己ビーコンスロット設定部109は利用するビーコンスロットの変更設定してもよい。
〔4〕まとめ
以上説明したように、本実施形態にかかる無線通信装置10は、あるビーコンスロットにおいて受信したビーコンの送信元装置が、以前に該ビーコンスロットにおいて受信していたビーコンの送信元装置と異なる場合、該ビーコンスロットの利用が競合している旨を示す競合情報を含むビーコンを周囲に報知する。したがって、周囲の無線通信装置10は、報知された競合情報を含むビーコンに基づいてビーコンスロットの利用の競合を検出し、適宜利用するビーコンスロットを変更設定することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態にかかる無線通信装置10は、あるビーコンスロットにおいて受信したビーコンの送信元装置が、以前に該ビーコンスロットにおいて受信していたビーコンの送信元装置と異なる場合、該ビーコンスロットの利用が競合している旨を示す競合情報を含むビーコンを周囲に報知する。したがって、周囲の無線通信装置10は、報知された競合情報を含むビーコンに基づいてビーコンスロットの利用の競合を検出し、適宜利用するビーコンスロットを変更設定することが可能となる。
また、当該無線通信装置10は、ビーコンをあるビーコンスロットで送信している無線通信装置10が他の無線通信装置10であることを示すビーコン期間利用情報エレメントを含むビーコンを周囲の無線通信装置10から受信した場合、ビーコン送信に利用するビーコンスロットを自己ビーコンスロット設定部109が変更設定することにより、ビーコン送信に利用するビーコンスロットの競合を回避し、当該無線通信システム1における情報交換の信頼性を向上させることができる。
また、当該無線通信装置10は、あるビーコンスロットでのビーコン送信が競合している旨を示すビーコン期間利用情報エレメントを含むビーコンを周囲の無線通信装置10から受信した場合、ビーコン送信処理部104が次のスーパーフレームにおいてアンテナ101およびベースバンド送信部105からのビーコン送信をスキップさせ、アンテナ101およびベースバンド受信部102にビーコンを受信させることにより、次のスーパーフレームにおいて該ビーコンスロットの利用が競合しているか否かをより的確に検出することが可能となる。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、競合情報としてブロードキャストアドレスを該当するビーコンスロットに対応付けて記載する場合を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、ビーコンスロットの利用が競合している旨を報知するための情報エレメントを用意し、該情報エレメントを用いて競合情報を報知するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、無線通信装置10が、報知カウンタの値が0になった場合に競合報知を終了し、新たなデバイスアドレスを登録する場合を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、無線通信装置10が所定期間にわたって連続して同一の送信元装置からビーコンを受信した場合にビーコン送信処理部104が競合報知を終了し、ビーコンスロット管理部107が該送信元装置のデバイスアドレスを登録してもよい。
また、本明細書の無線通信装置10の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むとしてもよい。
また、無線通信装置10に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した無線通信装置10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
10 無線通信装置
101 アンテナ
102 ベースバンド受信部
103 ビーコン受信処理部
104 ビーコン送信処理部
105 ベースバンド送信部
106 記載デバイスアドレス抽出部
107 ビーコンスロット管理部
108 既存アドレス変化判定部
109 自己ビーコンスロット設定部
101 アンテナ
102 ベースバンド受信部
103 ビーコン受信処理部
104 ビーコン送信処理部
105 ベースバンド送信部
106 記載デバイスアドレス抽出部
107 ビーコンスロット管理部
108 既存アドレス変化判定部
109 自己ビーコンスロット設定部
Claims (8)
- 複数の無線通信装置が自立分散的に通信を行う無線通信システムであって:
前記各無線通信装置は、
所定のスーパーフレームにおける特定のスロットにおいて他の無線通信装置から送信されたビーコンを受信する受信部と;
前記受信部により前記特定のスロットにおいて受信されたビーコンの送信元装置が、以前に前記特定のスロットにおいて受信されたビーコンの送信元装置と一致するか否かを判断する判断部と;
前記判断部によりビーコンの送信元装置が一致しないと判断された場合、前記特定のスロットにおけるビーコン送信が競合している旨を示す競合情報を周囲の無線通信装置に送信する送信部と;
を備えることを特徴とする、無線通信システム。 - 自律分散型の無線通信システムを構成する無線通信装置であって:
所定のスーパーフレームにおける特定のスロットにおいて他の無線通信装置から送信されたビーコンを受信する受信部と;
前記受信部により前記特定のスロットにおいて受信されたビーコンの送信元装置が、以前に前記特定のスロットにおいて受信されたビーコンの送信元装置と一致するか否かを判断する判断部と;
前記判断部によりビーコンの送信元装置が一致しないと判断された場合、前記特定のスロットにおけるビーコン送信が競合している旨を示す競合情報を送信する送信部と;
を備えることを特徴とする、無線通信装置。 - 前記競合情報は、前記特定のスロットにおけるビーコンの送信元装置のアドレスとしてブロードキャストアドレスが記載された情報を含むことを特徴とする、請求項2に記載の無線通信装置。
- 前記送信部は、前記スーパーフレーム周期で、前記スーパーフレームにおける所定のスロットでビーコンを送信し、
前記受信部は、ビーコンを前記所定のスロットで送信している無線通信装置を示す送信装置情報を含むビーコンを周囲の無線通信装置から受信し、
前記受信部により受信された前記ビーコンに含まれる前記送信装置情報が他の無線通信装置を示す場合、前記送信部にビーコンを送信させるスロットを変更設定する制御部をさらに備えることを特徴とする、請求項2に記載の無線通信装置。 - 前記送信部は、前記スーパーフレーム周期で、前記スーパーフレームにおける所定のスロットでビーコンを送信し、
前記受信部は、ビーコンを前記所定のスロットで送信している無線通信装置を示す送信装置情報を含むビーコンを周囲の無線通信装置から受信し、
前記受信部により受信された前記ビーコンに含まれる前記送信装置情報が前記競合情報を含む場合、次の前記スーパーフレーム周期において前記送信部からのビーコンの送信を一時停止させる制御部をさらに備えることを特徴とする、請求項2に記載の無線通信装置。 - 前記判断部によりビーコンの送信元装置が一致しないと判断されてから、前記特定のスロットにおいて同一の無線通信装置を示す送信装置情報を含むビーコンが所定のスーパーフレーム周期にわたって前記受信部により受信されるまで、前記特定のスロットにおけるビーコン送信が競合している旨を示す競合情報を前記送信部に送信させる制御部をさらに備えることを特徴とする、請求項2に記載の無線通信装置。
- コンピュータを、
自律分散型の無線通信システムを構成する無線通信装置であって、
所定のスーパーフレームにおける特定のスロットにおいて他の無線通信装置から送信されたビーコンを受信する受信部と;
前記受信部により前記特定のスロットにおいて受信されたビーコンの送信元装置が、以前に前記特定のスロットにおいて受信されたビーコンの送信元装置と一致するか否かを判断する判断部と;
前記判断部によりビーコンの送信元装置が一致しないと判断された場合、前記特定のスロットにおけるビーコン送信が競合している旨を示す競合情報を送信する送信部と;
を備える無線通信装置として機能させるための、プログラム。 - 所定のスーパーフレームにおける特定のスロットにおいて他の無線通信装置から送信されたビーコンを受信するステップと;
前記特定のスロットにおいて受信されたビーコンの送信元装置が、以前に前記特定のスロットにおいて受信されたビーコンの送信元装置と一致するか否かを判断するステップと;
ビーコンの送信元装置が一致しないと判断された場合、前記特定のスロットにおけるビーコン送信が競合している旨を示す競合情報を送信するステップと;
を含むことを特徴とする、無線通信方法。
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