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JP4872936B2 - 画像形成装置および現像カートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置、および、その画像形成装置に装備される現像カートリッジに関する。
たとえば、電子写真方式の画像形成装置として、特許文献1に記載のレーザプリンタには、ドラムカートリッジおよび現像カートリッジが装備されている。
ドラムカートリッジは、静電潜像が形成される感光体ドラムを備えている。現像カートリッジは、その筐体に、トナーホッパと、回転駆動される現像ローラ、供給ローラおよびアジテータとを備えている。トナーホッパには、トナーが充填されており、このトナーは、回転するアジテータに攪拌されることによって供給ローラへ供給された後、現像ローラを介して、感光体ドラムに供給される。これにより、感光体ドラムの静電潜像が可視像化される。
ここで、現像カートリッジの筐体の側面には、画像形成装置本体のモータから駆動力を受ける入力ギヤと、アジテータの回転軸に連結されるアジテータギヤと、これらのギヤに噛み合うアイドルギヤとが設けられている。入力ギヤが画像形成装置本体のモータから受けた駆動力は、アイドルギヤによって、アジテータギヤに伝達される。
特開2006−208941号公報
画像形成装置の機種に応じて、現像カートリッジの機種も複数存在する。そこで、現像カートリッジの製造コストの低減を図るため、複数機種の現像カートリッジにおいて、ギヤのような回転体が共通で使用できることが望ましい。しかし、機種に応じて現像カートリッジの形状が異なることから、複数機種の現像カートリッジにおいて回転体を共通で使用することは困難である。
たとえば、特許文献1に記載の現像カートリッジのように駆動力が入力ギヤからアイドルギヤを介してアジテータギヤに伝達される場合には、現像カートリッジの機種に応じて入力ギヤとアジテータギヤとの軸間距離が変わると、入力ギヤおよびアジテータギヤの各形状を変更しなければならない。そのため、特許文献1に記載の現像カートリッジの入力ギヤおよびアジテータギヤを他機種の現像カートリッジで使用することは困難である。
本発明の目的は、他機種の現像カートリッジにおいても回転体を共通で使用できる現像カートリッジ、および、この現像カートリッジが装備される画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、現像剤を収容する現像剤収容部が設けられた筐体と、前記筐体に設けられ、駆動力が伝達されることにより、前記現像剤収容部の現像剤を攪拌する攪拌部材と、前記筐体に回転自在に支持され、駆動力が伝達される第1回転体と、前記筐体に回転自在に支持され、前記攪拌部材に連結された第2回転体と、前記第1回転体と前記第2回転体との間に巻回されることによって、前記第1回転体から前記第2回転体へ駆動力を伝達する無端状の伝達体と、現像剤を担持し、前記第1回転体から駆動力が伝達されることによって回転する現像ローラと、前記筐体に回転自在に支持され、前記現像ローラに連結された第3ギヤと、前記現像ローラに現像剤を供給し、前記第1回転体から駆動力が伝達されることによって回転する供給ローラと、前記筐体に回転自在に支持され、前記供給ローラに連結された第4ギヤとを備え、前記第1回転体は、前記伝達体が巻回される巻回部分と、前記巻回部分から離れて配置され、前記第3ギヤおよび前記第4ギヤが噛合される噛合部分とを備え、前記筐体は、前記第1回転体、前記第2回転体および前記伝達体が配置される側壁と、前記側壁において、前記第1回転体、前記第2回転体および前記伝達体に囲まれる領域に設けられ、前記筐体の外側へ向かって突出する突出部材とを備え、前記突出部材は、前記現像剤収容部の現像剤の量を検出するための検出光を反射させる反射部材と、前記反射部材が反射させた検出光を通過させる通過経路とを含むことを特徴としている。
また、請項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記筐体は、前記第1回転体、前記第2回転体および前記伝達体が配置される側壁と、前記側壁において、前記第1回転体、前記第2回転体および前記伝達体に囲まれる領域に設けられ、前記現像剤収容部の現像剤の量を検出するための検出光を通過させる窓とを備えていることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、現像剤を収容する現像剤収容部が設けられた筐体と、前記筐体に設けられ、駆動力が伝達されることにより、前記現像剤収容部の現像剤を攪拌する攪拌部材と、前記筐体に回転自在に支持され、駆動力が伝達される第1回転体と、前記筐体に回転自在に支持され、前記攪拌部材に連結された第2回転体と、前記第1回転体と前記第2回転体との間に巻回されることによって、前記第1回転体から前記第2回転体へ駆動力を伝達する無端状の伝達体とを備える現像カートリッジが着脱自在に装着される画像形成装置であって、前記現像剤収容部の現像剤の量が所定量まで減少したことを検知する検知部と、前記検知部によって、前記現像剤収容部の現像剤の量が所定量まで減少したことが検知されると、前記伝達体による前記第1回転体から前記第2回転体への駆動力伝達状態を解消する解消機構とを備え、前記現像カートリッジは、現像剤を担持し、前記第1回転体から駆動力が伝達されることによって回転する現像ローラと、前記筐体に回転自在に支持され、前記現像ローラに連結された第3ギヤと、前記現像ローラに現像剤を供給し、前記第1回転体から駆動力が伝達されることによって回転する供給ローラと、前記筐体に回転自在に支持され、前記供給ローラに連結された第4ギヤとを備え、前記第1回転体は、前記伝達体が巻回される巻回部分と、前記巻回部分から離れて配置され、前記第3ギヤおよび前記第4ギヤが噛合される噛合部分とを備えていることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記解消機構は、前記伝達体に接触する第1位置と、前記伝達体から離間する第2位置との間で移動可能であり、前記第1位置において前記伝達体を切断する切断部材と、前記切断部材を、前記第1位置と前記第2位置との間で移動させるアクチュエータとを含むことを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記第2位置にある前記切断部材を収納する収納部を備えていることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記解消機構は、前記伝達体に接触する第1位置と、前記伝達体から離間する第2位置との間で移動可能であり、前記第1位置において前記伝達体を前記第1回転体および前記第2回転体の少なくともいずれか一方から離脱させる離脱部材と、前記離脱部材を、前記第1位置と前記第2位置との間で移動させるアクチュエータとを含むことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、この現像カートリッジでは、その筐体に回転自在に支持され、駆動力が伝達される第1回転体と、筐体に回転自在に支持され、攪拌部材に連結された第2回転体との間に無端状の伝達体が巻回されている。この伝達体が第1回転体から第2回転体へ駆動力を伝達することによって、攪拌部材に、現像剤収容部の現像剤を攪拌するための駆動力が伝達される。
そして、このように第1回転体と第2回転体との間に伝達体を巻回することによって第1回転体から第2回転体へ駆動力を伝達する場合には、第1回転体と第2回転体との軸間距離が変更されても、伝達体だけを変更すれば、第1回転体および第2回転体は引き続き使用できる。
この結果、他機種の現像カートリッジにおいても第1回転体および第2回転体を共通で使用できる。
また、この発明によれば、第1回転体は、第2回転体を介して攪拌部材に駆動力を伝達するだけでなく、現像ローラおよび供給ローラにも駆動力を伝達することができる。
そして、第1回転体から駆動力が伝達されることによって現像ローラおよび供給ローラが回転するので、供給ローラから現像ローラに現像剤を供給し、現像ローラに現像剤を担持させることができる。これにより、現像ローラに担持された現像剤によって静電潜像を可視像化し、画像形成を達成することができる。
また、この発明によれば、第1回転体と第2回転体との間に無端状の伝達体を巻回する場合には、第1回転体と第2回転体との間にギヤを配置して第1回転体から第2回転体へ駆動力を伝達する場合に比べて、筐体の側壁において第1回転体、第2回転体および伝達体に囲まれる領域に比較的大きなフリースペースを確保することができる。これにより、この領域に、筐体の外側へ向かって突出する突出部材を配置することができる。つまり、突出部材の配置に関し、設計の自由度を増大させることができる。
また、この発明によれば、筐体の側壁において第1回転体、第2回転体および伝達体に囲まれる領域には、検出光を反射させる反射部材と、反射部材が反射させた検出光を通過させる通過経路といった複数の部品を含む突出部材を配置することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1回転体と第2回転体との間に無端状の伝達体を巻回する場合には、第1回転体と第2回転体との間にギヤを配置して第1回転体から第2回転体へ駆動力を伝達する場合に比べて、筐体の側壁において第1回転体、第2回転体および伝達体に囲まれる領域に比較的大きなフリースペースを確保することができる。これにより、この領域に、検出光を通過させる窓を配置することができる。つまり、窓の配置に関し、設計の自由度を増大させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、この画像形成装置では、検知部によって、現像剤収容部の現像剤の量が所定量まで減少したことが検知されると、解消機構が、伝達体による第1回転体から第2回転体への駆動力伝達状態を解消する。
これにより、第2回転体が連結された攪拌部材には、現像剤収容部の現像剤を攪拌するための駆動力が伝達されなくなるので、現像剤収容部の現像剤の量が所定量まで減少した後に攪拌部材の駆動を停止することができる。ここで、現像剤収容部の現像剤の量が所定量まで減少したときには、現像剤収容部の現像剤が劣化している場合があるが、攪拌部材の駆動が停止されるので、現像剤収容部における劣化した現像剤が攪拌部材に攪拌されて画像形成に用いられることを防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、解消機構では、アクチュエータが切断部材を第1位置に移動させて伝達体に接触させることにより、切断部材が第1位置において伝達体を切断するので、伝達体による第1回転体から第2回転体への駆動力伝達状態を確実に解消することができる。
請求項5に記載の発明によれば、伝達体から離間する第2位置にある切断部材は、収納部に収納されるので、第2位置にある切断部材が画像形成装置における周囲の部品に干渉することを防止できる。
請求項6に記載の発明によれば、解消機構では、アクチュエータが離脱部材を第1位置に移動させて伝達体に接触させることにより、離脱部材が第1位置において伝達体を第1回転体および第2回転体の少なくともいずれか一方から離脱させるので、伝達体による第1回転体から第2回転体への駆動力伝達状態を確実に解消することができる。
1.レーザプリンタの構成
図1は、本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの構成を模式的に示す側断面図である。
このレーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、用紙3を給紙するための給紙部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5と、画像が形成された用紙3を排紙するための排紙部6とを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2の一方側の側面には、フロントカバー7が開閉自在に設けられている。フロントカバー7を開放して、本体ケーシング2内に対して、後述するプロセスカートリッジ13を着脱させることができる。
なお、以下の説明において、フロントカバー7が設けられる側(図1における右側)を前側(正面側)とし、その反対側(図1における左側)を後側(背面側)とする。また、このレーザプリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。プロセスカートリッジ13に関しては、特に言及がない限り、本体ケーシング2に対する装着状態での方向を基準として説明する。
(2)給紙部
給紙部4は、用紙3を積載状態で収容しておくための給紙トレイ8を備えている。給紙トレイ8は、本体ケーシング2内の底部に着脱自在に装着されている。給紙トレイ8の前端部上方には、給紙ローラ9が配置されている。この給紙ローラ9の回転により、給紙トレイ8に収容されている用紙3が用紙搬送路10に1枚ずつ送り出される。そして、その送り出された用紙3は、用紙搬送路10を通過し、レジストローラ11によりレジストされた後、画像形成部5(感光ドラム18と転写ローラ20との間)に向けて搬送される。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナユニット12、プロセスカートリッジ13および定着ユニット14を備えている。
(3−1)スキャナユニット
スキャナユニット12は、本体ケーシング2の上部に配置されている。このスキャナユニット12は、レーザ発光部、ミラーおよびレンズなどの光学部材を備えており、後述する感光ドラム18に向けてレーザビームを出射する。
(3−2)プロセスカートリッジ
プロセスカートリッジ13は、スキャナユニット12の下方において、本体ケーシング2に対して着脱可能に装着されている。
プロセスカートリッジ13は、ドラムカートリッジ15と、このドラムカートリッジ15に着脱可能に装着される現像カートリッジ16とにより構成される。
ドラムカートリッジ15は、ドラムカートリッジ筐体17を備えている。ドラムカートリッジ筐体17は、その上面の後側半分が閉塞され、上面の前側半分が開放されるボックス形状に形成されている。このドラムカートリッジ筐体17において、その上面が閉塞される後側半分の部分には、感光ドラム18、スコロトロン型帯電器19、転写ローラ20およびクリーニングブラシ21が保持されている。
感光ドラム18および転写ローラ20は、それぞれ左右方向に延びる軸線まわりに回転自在に設けられている。スコロトロン型帯電器19は、感光ドラム18の斜め後側上方に配置されている。転写ローラ20は、感光ドラム18の下方に配置されている。クリーニングブラシ21は、感光ドラム18の後側に配置されている。
ドラムカートリッジ筐体17の上面が開放された前側半分の部分は、現像カートリッジ16が着脱自在に装着されるカートリッジ装着部22である。
現像カートリッジ16は、筐体の一例としての現像カートリッジ筐体24を備えている。この現像カートリッジ筐体24は、後面が開放されるボックス形状に形成されている。すなわち、現像カートリッジ筐体24は、左右方向において間隔を隔てて対向する1対の側壁25と、両側壁25間を上方から閉塞する上壁26と、両側壁25間を下方から閉塞する下壁27と、両側壁25、上壁26および下壁27の各前端縁を連結する前壁28とを一体的に備えている。
現像カートリッジ筐体24内には、現像剤収容部の一例としてのトナー収容室29と、現像室30とが前後に並べて形成されている。
トナー収容室29には、たとえば、現像剤の一例として、正帯電性の非磁性1成分のトナーが収容されている。また、トナー収容室29内には、回転することによってトナーを攪拌する攪拌部材の一例としてのアジテータ31が設けられている。アジテータ31は、左右方向に延びて両側壁25に回転自在に支持されるアジテータ軸31Aと、アジテータ軸31Aに取り付けられる羽根31Bとを含んでいる。羽根31Bは、アジテータ軸31Aから、左右方向と交差する方向へ延びている。アジテータ31では、羽根31Bがアジテータ軸31Aとともに回転することによって、トナー収容室29のトナーを攪拌する。
現像室30には、供給ローラ32、現像ローラ33および層厚規制ブレード34が設けられている。
供給ローラ32は、現像室30において、トナー収容室29との境界部分の後側に配置されている。供給ローラ32は、左右方向に延びる軸線まわりに回転自在に設けられている。供給ローラ32の軸(供給ローラ軸32A)は、両側壁25に回転可能に支持されている。
現像ローラ33は、金属製の現像ローラ軸33Aを導電性のゴム材料で被覆した構成を有している。現像ローラ軸33Aの両端は、両側壁25に回転可能に支持されている。また、現像ローラ33は、供給ローラ32の後方に配置されて、その前側周面が供給ローラ32の周面に接触している。そして、現像カートリッジ16がドラムカートリッジ15に装着された状態において、現像ローラ33の後側周面は、現像カートリッジ筐体24において開放された後面を介して、感光ドラム18の周面に接触している。現像ローラ33には、所定の現像バイアスが供給される。
層厚規制ブレード34は、薄い板金の一端にゴム部材を備える構成であり、板金の他端が現像カートリッジ筐体24に固定され、ゴム部材が現像ローラ33を押圧するように設けられている。
現像カートリッジ16では、トナー収容室29に収容されているトナーが、アジテータ31によって攪拌されながら現像室30へ送り込まれる。現像室30に送り込まれるトナーは、供給ローラ32に供給され、この供給ローラ32から現像ローラ33に供給される。このとき、トナーは、供給ローラ32と現像バイアスが印加されている現像ローラ33との間で正極性に摩擦帯電される。そして、現像ローラ33の回転に伴って、層厚規制ブレード34によって現像ローラ33上から余分なトナーが掻き落とされ、これにより現像ローラ33上に一定厚さのトナーの薄層が担持される。
一方、ドラムカートリッジ15では、スコロトロン型帯電器19のコロナ放電により、感光ドラム18の表面が一様に正帯電される。そして、その正帯電した感光ドラム18の表面に、スキャナユニット12からのレーザビーム(図示点線参照)が照射されることにより、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
そして、感光ドラム18の回転により、感光ドラム18の表面に形成されている静電潜像が現像ローラ33と対向すると、現像ローラ33の表面に担持されている正帯電トナーが、その静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光ドラム18の表面にトナー像が担持される。
トナー像は、転写ローラ20に印加される転写バイアスによって、感光ドラム18と転写ローラ20との間に搬送されてくる用紙3に転写される。こうしてトナー像が転写された用紙3は、定着ユニット14に向けて搬送される。
なお、転写後に感光ドラム18上に残存するトナーは、現像ローラ33に回収される。また、転写後に感光ドラム18上に付着する用紙3からの紙粉は、クリーニングブラシ21によって回収される。
(3−3)定着ユニット
定着ユニット14は、プロセスカートリッジ13の後方に設けられている。この定着ユニット14は、加熱ローラ36および加圧ローラ37を備えている。加圧ローラ37は、加熱ローラ36に対して下方から圧接されている。これらの加熱ローラ36と加圧ローラ37との間を用紙3が通過する間に、その用紙3に転写されているトナー像が、加熱および加圧により用紙3に定着される。
(4)排紙部
排紙部6は、前方に向かって開放される断面略C字状の用紙搬送路38を備えている。定着ユニット14から搬送されてくる用紙3は、その用紙搬送路38を通過し、排紙ローラ39によって、本体ケーシング2の上面に形成されている排紙トレイ40上に排紙される。
2.現像カートリッジ
図2は、現像カートリッジの左側面図である。図3は、現像カートリッジの平面図であって、現像カートリッジの左側面周辺を抜き出して示している。図4は、レーザプリンタの平面図であって、現像カートリッジの左側面周辺を抜き出して示している。
図2に示すように、現像カートリッジ16では、現像カートリッジ筐体24の左側の側壁25(以下では、側壁の一例としての左側壁25Lという。)の左側面に、第1回転体の一例としての第1ギヤ42と、第2回転体の一例としての第2ギヤ43と、第3ギヤ44と、第4ギヤ45と、無端状の伝達体の一例としてのベルト47とが配置されている。第1ギヤ42、第2ギヤ43、第3ギヤ44および第4ギヤ45は、ともに、左右方向に延びる中心軸を有する円柱形状であって、その外周面にギヤ歯が形成されている(図3の点線部分参照)。
第1ギヤ42に関し、左側壁25Lにおいて、供給ローラ32(図1参照)の上側に相当する位置に、左側へ突出する第1ギヤ支持軸46が設けられている。第1ギヤ42の円中心部分に、第1ギヤ支持軸46が挿通されている。この状態で、第1ギヤ42は、第1ギヤ支持軸46に対して、第1ギヤ支持軸46まわりに相対回転可能である。つまり、第1ギヤ42は、第1ギヤ支持軸46を介して、左側壁25L(現像カートリッジ筐体24)に回転自在に支持されている。
第2ギヤ43に関し、アジテータ軸31A(図1参照)の左端部が、左側壁25Lから左側へ露出されている。第2ギヤ43の円中心部分に、アジテータ軸31Aの左端部が挿通されている。この状態で、第2ギヤ43は、アジテータ軸31Aに固定されており、アジテータ軸31Aと共回りする。つまり、第2ギヤ43は、アジテータ31に連結されている。そして、第2ギヤ43は、アジテータ軸31Aを介して、左側壁25L(現像カートリッジ筐体24)に回転自在に支持されている。
第3ギヤ44に関し、現像ローラ33の現像ローラ軸33A(図1参照)の左端部が、左側壁25Lから左側へ露出されている。第3ギヤ44の円中心部分に、現像ローラ軸33Aの左端部が挿通されている。この状態で、第3ギヤ44は、現像ローラ軸33Aに固定されており、現像ローラ軸33A(つまり現像ローラ33)と共回りする。
第4ギヤ45に関し、供給ローラ32の供給ローラ軸32A(図1参照)の左端部が、左側壁25Lから左側へ露出されている。第4ギヤ45の円中心部分に、供給ローラ軸32Aの左端部が挿通されている。この状態で、第4ギヤ45は、供給ローラ軸32Aに固定されており、供給ローラ軸32A(つまり供給ローラ32)と共回りする。
第1ギヤ42および第2ギヤ43に関し、上述したベルト47が設けられている。ベルト47は、その内周面に凹凸(歯)が形成された、いわゆる歯付きのエンドレスベルトである。ベルト47は、ゴムなどの可撓性を有する材料で形成されている。ベルト47は、第1ギヤ42の左側部分(巻回部分)と第2ギヤ43との間に巻回されている(図3も参照)。この状態において、ベルト47の歯は、第1ギヤ42(詳しくは左側部分(巻回部分))および第2ギヤ43のそれぞれのギヤ歯に噛合している。
そして、第3ギヤ44のギヤ歯は、第1ギヤ42(詳しくはベルト47から離れた右側部分(噛合部分))のギヤ歯に対して後側から噛合しており、第4ギヤ45のギヤ歯は、第1ギヤ42(詳しくはベルト47から離れた右側部分(噛合部分))のギヤ歯に対して下側から噛合している(図3も参照)。なお、第3ギヤ44と第4ギヤ45とは噛合していない。
ここで、本体ケーシング2(図1参照)には、図示しないモータの出力部が設けられており、プロセスカートリッジ13が本体ケーシング2に装着された状態において、モータの出力部が、第1ギヤ42に連結される。この状態でモータ(図示せず)が駆動されると、モータが発生する駆動力が、モータの出力部から第1ギヤ42に伝達され、第1ギヤ42が左側面視で時計回りに回転する。これに伴い、第1ギヤ42に噛合する第3ギヤ44および第4ギヤ45に、第1ギヤ42から駆動力が伝達され、第3ギヤ44および第4ギヤ45が左側面視で反時計回りに回転する。これにより、第3ギヤ44から駆動力が伝達されて現像ローラ33(図1参照)が左側面視で反時計回りに回転し、第4ギヤ45から駆動力が伝達されて供給ローラ32(図1参照)が左側面視で反時計回りに回転する。
また、モータの出力部(図示せず)から第1ギヤ42に伝達された駆動力は、ベルト47によって、第2ギヤ43にも伝達され、これにより、第2ギヤ43が回転する。その結果、第2ギヤ43から駆動力が伝達されてアジテータ31が回転する。このとき、ベルト47は、左側面視で時計回りに周回移動し、第2ギヤ43およびアジテータ31も左側面視で時計回りに回転する。
また、左側壁25Lにおいて、トナー収容室29(図1参照)に相当する(換言すればトナー収容室29を区画する)部分には、トナー収容室29に連通する貫通穴48が形成されており、この貫通穴48は、左側壁25Lに設けられた略透明の窓49によって隙間なく塞がれている。詳しくは、貫通穴48および窓49は、左側壁25Lにおいて第1ギヤ42、第2ギヤ43およびベルト47に囲まれる領域50に設けられている。窓49を介してトナー収容室29内を把握することができる。なお、この窓49は、図示されていないが、現像カートリッジ筐体24における右側の側壁25にも設けられている。これらの窓49は、左右方向に対向している。
ここで、窓49に関し、このレーザプリンタ1には、図4に示すように、検知部51と、突出部材の一例としての導光部材53とが設けられている。なお、図4では、説明の便宜上、プロセスカートリッジ13において現像カートリッジ16以外の部材が省略されている。
3.検知部および導光部材
検知部51は、本体ケーシング2に設けられており、光センサ52と、光センサ52に電気的に接続されたCPU(図示せず)と含んでいる。
光センサ52は、検出光を発する発光素子54と、発光素子54が発した検出光を受ける受光素子55とを含んでいる。発光素子54および受光素子55は、現像カートリッジ16を左右方向から挟むように、本体ケーシング2に配置されている。詳しくは、発光素子54は、本体ケーシング2において現像カートリッジ16の左側壁25Lに対向する壁(本体壁2A)に設けられ、受光素子55は、本体ケーシング2において現像カートリッジ16の右側の側壁25に対向する壁(図示せず)に設けられている。
導光部材53は、現像カートリッジ筐体24に設けられている。なお、導光部材53は、図4以外では図示されていない。導光部材53は、現像カートリッジ筐体24の左側壁25Lにおける窓49の周辺(詳しくは上述した領域50)に配置されて現像カートリッジ筐体24の外側(左側)へ向かって突出する例えば略透明の中空体である。導光部材53は、その中空部分53Aに、薄板状の反射部材58を2つ備えている。2つの反射部材58のうち、一方の反射部材58Aは、中空部分53Aの前側において斜め右側後方に傾斜するように配置されており、他方の反射部材58Bは、中空部分53Aの後側において斜め右側後方に傾斜するように配置されている。そして、2つの反射部材58A,Bにおいて互いに近い面には、鏡59が設けられている。他方の反射部材58Bの鏡59は、現像カートリッジ16の左側壁25Lの窓49に対して左側にずれた位置にある。
そして、現像カートリッジ16が本体ケーシング2に装着された状態において、一方の反射部材58Aの鏡59は、光センサ52の発光素子54に対して右側にずれた位置にある。
なお、このような導光部材53は、現像カートリッジ16の右側の側壁25に設けられていてもよい。
ここで、発光素子54から発せられた検出光は、図示した1点鎖線で示すように、右側へ進んでから導光部材53の中空部分53A内に入る。この検出光は、中空部分53Aにおいて、一方の反射部材58Aの鏡59で反射されることによって、その進行方向が他方の反射部材58Bの鏡59(図4では後側)へ向けられる。ついで、この検出光は、他方の反射部材58Bの鏡59で反射されることによって、その進行方向が左側壁25Lの窓49(つまり右側)へ向けられて導光部材53の外に出る。ここで、中空部分53Aは、検出光の通過経路の一例をなしている。そして、導光部材53の外に出た検出光は、左側壁25Lの窓49を通過して、トナー収容室29に入射される。トナー収容室29に入射された検出光は、右側へ進み、現像カートリッジ16の右側の側壁25の窓49(図示せず)を通過してトナー収容室29から出射され、受光素子55に受けられる。
詳しくは、トナー収容室29において、左側壁25Lの窓49よりも上方までトナーが収容されていると、左側壁25Lの窓49まで到達した検出光は、その進行が窓49においてトナーによって遮られ、トナー収容室29に入射されない。そのため、この検出光は受光素子55に受けられず、これによって、検知部51(詳しくは上述したCPU)が、トナー収容室29に所定量のトナーが収容されてことを検知する。一方、トナー収容室29のトナーの量が所定量まで減少して、トナーが左側壁25Lの窓49付近に存在しないと、左側壁25Lの窓49まで到達した検出光は、トナー収容室29に入射されて、上述したように受光素子55に受けられるので、これによって、検知部51が、トナー収容室29のトナーの量が所定量まで減少したことを検知する。
このように、この検出光は、トナー収容室29のトナーの量を検出する。なお、上述したように検出光が受光素子55に受けられるか否かに限らず、受光素子55に受けられた検出光の光量によってトナー収容室29のトナーの量が検出されてもよい。
4.カッタ
図5は、レーザプリンタの縦断面を背面から見た図であって、現像カートリッジの左側面周辺を抜き出して示している。
上述した検知部51によるトナー量の検知に関連して、本体ケーシング2の本体壁2Aには、図5に示す切断部材の一例としてのカッタ60が設けられている。なお、図5では、検知部51が省略されている。
カッタ60は、中空円筒状の筒部60Aと、筒部60Aの右端の上端から右側へ延びた後に斜め左側下方へ折れ曲るフック部60Bとを一体的に有している。筒部60Aの内周面には、ねじ部が形成されている。フック部60Bにおいて斜め左側下方へ折れ曲った部分の左端部および右端部には、刃62が形成されている。そして、カッタ60の上端には、左右方向に延びつつ上向きに突出するキー61が形成されている。キー61は、本体壁2Aに設けられたキー溝(図示せず)に遊嵌されている。
カッタ60に関し、本体ケーシング2の本体壁2Aには、アクチュエータ63が設けられている。カッタ60およびアクチュエータ63は、解消機構の一例を構成する。アクチュエータ63は、図示しないモータと、左右方向に延びる中心軸を有する円柱状のギヤ64とを含んでいる。ギヤ64の外周面には、このモータ(図示せず)の出力軸に設けられた出力ギヤ(図示せず)に噛合するギヤ歯が形成されている。ギヤ64の右端面には、その円中心部分から右側へ延びるねじ65が一体的に設けられている。
ここで、カッタ60において、筒部60Aがギヤ64のねじ65に外嵌されており、筒部60Aの内周面のねじ部とねじ65とが噛合している。この状態において、アクチュエータ63(詳しくは上述した図示しないモータ)が作動すると、ギヤ64が、その中心軸まわりに正回転または逆回転する。これに伴ってギヤ64のねじ65も回転する。ここで、上述したようにカッタ60のキー61が本体壁2Aのキー溝(図示せず)に遊嵌されているので、カッタ60は、ねじ65と共回りすることなく、ねじ65の回転に伴って左右へ移動する。
以下では、左側へ移動しきったときのカッタ60の位置を第1位置とする(図示点線で示したカッタ60を参照)。そして、右側へ移動しきったときのカッタ60の位置を第2位置とする(図示実線で示したカッタ60を参照)。このように、アクチュエータ63は、カッタ60を第1位置と第2位置との間で移動させる。本体壁2Aには、収納部の一例としての窪み66が設けられており、第2位置にあるカッタ60は、窪み66に収納される。カッタ60が第2位置にある状態で、カッタ60の右側の刃62がベルト47(詳しくは図2に示すようにベルト47において第1ギヤ42の上端と第2ギヤ43の上端とをつなぐ上側連結部47A)に対して左側にずれて配置されている。
通常、カッタ60は、第2位置にある。しかし、検知部51が、上述したように、トナー収容室29のトナーの量が所定量まで減少したことを検知すると、アクチュエータ63が作動し、カッタ60は、窪み66からはみ出て第1位置まで移動し、すぐさま第2位置に戻る。詳しくは、カッタ60が第1位置へ移動する途中において、カッタ60の右側の刃62がベルト47の上側連結部47Aに接触し、上側連結部47Aを切断し始める。そして、カッタ60が第1位置まで移動すると、カッタ60の右側の刃62が上側連結部47Aを完全に切断する。つまり、カッタ60が第1位置においてベルト47を切断する。これにより、ベルト47が第1ギヤ42と第2ギヤ43との間に巻回されなくなり、ベルト47による第1ギヤ42から第2ギヤ43への駆動力伝達状態(図2参照)が解消される。なお、カッタ60が第1位置まで移動したにもかかわらずベルト47(上側連結部47A)が完全に切断されなかった場合、ベルト47は、カッタ60が第1位置から第2位置まで戻る間に、カッタ60の左側の刃62によって切断される。
このように、第1位置は、ベルト47に接触する位置であり、第2位置は、ベルト47から離間する位置である。
5.作用効果
(1)この現像カートリッジ16では、図2に示すように、現像カートリッジ筐体24に回転自在に支持され、駆動力が伝達される第1ギヤ42と、現像カートリッジ筐体24に回転自在に支持され、アジテータ31に連結された第2ギヤ43との間に無端状のベルト47が巻回されている。このベルト47が第1ギヤ42から第2ギヤ43へ駆動力を伝達することによって、アジテータ31に、トナー収容室29(図1参照)のトナーを攪拌するための駆動力が伝達される。
そして、このように第1ギヤ42と第2ギヤ43との間にベルト47を巻回することによって第1ギヤ42から第2ギヤ43へ駆動力を伝達する場合には、第1ギヤ42と第2ギヤ43との軸間距離が変更されても、ベルト47だけを変更すれば、第1ギヤ42および第2ギヤ43は引き続き使用できる。
この結果、他機種の現像カートリッジ16においても第1ギヤ42および第2ギヤ43を共通で使用できる。
(2)第1ギヤ42は、第2ギヤ43を介してアジテータ31に駆動力を伝達するだけでなく、現像ローラ33および供給ローラ32にも駆動力を伝達することができる。
そして、第1ギヤ42から駆動力が伝達されることによって現像ローラ33および供給ローラ32が回転するので、供給ローラ32から現像ローラ33にトナーを供給し、現像ローラ33にトナーを担持させることができる(図1参照)。これにより、現像ローラ33に担持されたトナーによって静電潜像を可視像化し、画像形成を達成することができる。
(3)第1ギヤ42と第2ギヤ43との間に無端状のベルト47を巻回する場合には、第1ギヤ42と第2ギヤ43との間に別のギヤを配置して第1ギヤ42から第2ギヤ43へ駆動力を伝達する場合に比べて、現像カートリッジ筐体24の左側壁25Lにおいて第1ギヤ42、第2ギヤ43およびベルト47に囲まれる領域50に比較的大きなフリースペースを確保することができる。これにより、この領域50に、検出光を通過させる窓49を配置することができる。つまり、窓49の配置に関し、設計の自由度を増大させることができる。
(4)また、図4に示すように、この領域50に、現像カートリッジ筐体24の外側へ向かって突出する導光部材53を配置することができる。つまり、導光部材53の配置に関し、設計の自由度を増大させることができる。
(5)詳しくは、領域50には、検出光を反射させる2つの反射部材58と、反射部材58が反射させた検出光を通過させる通過経路(中空部分53A)といった複数の部品を含む導光部材53を配置することができる。なお、この実施例では、導光部材53の中空部分53Aを通過経路としたが、通過経路を中空部分53Aとは別に設け、この通過経路を、中空部分53Aに配置してもよい。
(6)このレーザプリンタ1では、検知部51によって、トナー収容室29のトナーの量が所定量まで減少したことが検知されると、図5に示すように、カッタ60およびアクチェータ63が作動して、ベルト47による第1ギヤ42から第2ギヤ43への駆動力伝達状態を解消する。
これにより、第2ギヤ43が連結されたアジテータ31(図2参照)には、トナー収容室29(図1参照)のトナーを攪拌するための駆動力が伝達されなくなるので、トナー収容室29のトナーの量が所定量まで減少した後にアジテータ31の駆動を停止することができる。ここで、トナー収容室29のトナーの量が所定量まで減少したときには、トナー収容室29のトナーが劣化している場合があり、このようなトナーが感光ドラム18(図1参照)に供給されると、感光ドラム18が損傷するおそれがある。しかし、トナー収容室29のトナーの量が所定量まで減少するとアジテータ31の駆動が停止されるので、トナー収容室29の劣化したトナーが感光ドラム18に供給されなくなり、劣化したトナーによる感光ドラム18の損傷を防止することができる。そして、トナー収容室29における劣化したトナーがアジテータ31に攪拌されて画像形成に用いられることを防止することができる。
なお、アジテータ31の駆動が停止された場合には、現像室30(図1参照)の供給ローラ32および現像ローラ33にあるトナーがなくなるまで画像形成が行われた後、ユーザに対してトナーエンプティが報知される。現像室30にあるトナーがなくなったか否かについては、たとえば、アジテータ31の駆動停止後からの画像形成枚数によって判断される。
(7)ベルト47による第1ギヤ42から第2ギヤ43への駆動力伝達状態の解消に関し、具体的には、アクチュエータ63がカッタ60を第1位置(図示点線で示したカッタ60を参照)に移動させてベルト47に接触させることにより、カッタ60が第1位置においてベルト47を切断する。これにより、ベルト47による第1ギヤ42から第2ギヤ43への駆動力伝達状態を確実に解消することができる。
(8)ベルト47から離間する第2位置(図示実線で示したカッタ60を参照)にあるカッタ60は、窪み66に収納されるので、第2位置にあるカッタ60がレーザプリンタ1における周囲の部品に干渉することを防止できる。
6.変形例
(1)変形例1
図6は、図3に変形例1を適用した図である。
上記した実施形態では、ベルト47を歯付きベルトとしたが、歯がついてないベルトであってもよい。その場合、図6に示すように、第1ギヤ42(図3参照)の代わりに第1プーリ70が設けられ、第2ギヤ43(図3参照)の代わりに第2プーリ71が設けられる。第1プーリ70および第2プーリ71のそれぞれの外周面は、全周に亘って凹んでいる。ここで、第1プーリ70の外周面の凹みを第1凹み70Aといい、第2プーリ71の外周面の凹みを第1凹み71Aという。なお、第1プーリ70において、第1凹み70Aは、第1プーリ70の左側に設けられており、第1プーリ70の右側の外周面には、ギヤ歯が形成され(点線部分参照)、このギヤ歯には、上述したように第3ギヤ44および第4ギヤ45の各ギヤ歯が噛合している。
上述したように歯が付いていないベルト47は、第1プーリ70と第2プーリ71との間に巻回されており、第1プーリ70の第1凹み70Aおよび第2プーリ71の第2凹み71Aのそれぞれに嵌め込まれている。
さらに、ベルト47には、無端状で可撓性を有するチェーンも含まれ、その場合、第1ギヤ42および第2ギヤ43(図3参照)は、スプロケットの態様をなしている。
(2)変形例2
図7は、図5に変形例2を適用した図である。
変形例2では、カッタ60(図5参照)の代わりに、図7に示す離脱部材67が設けられている。つまり、変形例2では、離脱部材67およびアクチュエータ63が、解消機構の一例を構成する。
離脱部材67は、左右方向に延びる略円筒形状であり、その内周面には、ねじ部が形成されている。そして、離脱部材67の右端面には、略V字状の凹み68が形成されている。また、離脱部材67の上端には、カッタ60と同様に、本体壁2Aのキー溝(図示せず)に遊嵌されるキー61が形成されている。
ここで、離脱部材67がギヤ64のねじ65に外嵌されており、離脱部材67の内周面のねじ部とねじ65とが噛合している。この状態において、アクチュエータ63(詳しくは上述した図示しないモータ)が作動すると、アクチュエータ63は、カッタ60(図5参照)の場合と同様に、離脱部材67を、ベルト47に接触する第1位置(図示点線で示した離脱部材67を参照)と、ベルト47から離間する第2位置(図示実線で示した離脱部材67を参照)との間で左右に移動させる。ここで、離脱部材67の第1位置と第2位置との間での移動方向(左右方向)は、ベルト47の周回移動方向と直交する方向である。
通常、離脱部材67は、カッタ60の場合と同様に、第2位置にあり、窪み66に収納されている。しかし、検知部51が、上述したように、トナー収容室29のトナーの量が所定量まで減少したことを検知すると、アクチュエータ63が作動し、離脱部材67は、窪み66からはみ出て第1位置まで移動し、すぐさま第2位置に戻る。詳しくは、カッタ60が第1位置へ移動する途中において、離脱部材67が、凹み68の周辺においてベルト47の上側連結部47Aに接触し、上側連結部47Aを右側へ押し始める。そして、離脱部材67が第1位置まで移動すると、離脱部材67は、上側連結部47Aをさらに右側へ押し、これに伴ってベルト47が第1ギヤ42および第2ギヤ43(図2参照)の少なくともいずれか一方から離脱する(図示点線で示したベルト47を参照)。これにより、ベルト47が第1ギヤ42と第2ギヤ43との間に巻回されなくなる。
このように、アクチュエータ63が離脱部材67を第1位置に移動させてベルト47に接触させることにより、離脱部材67が第1位置においてベルト47を第1ギヤ42および第2ギヤ43の少なくともいずれか一方から離脱させるので、ベルト47による第1ギヤ42から第2ギヤ43への駆動力伝達状態(図2参照)を確実に解消することができる。
(3)変形例3
上記した実施形態では、モノクロプリンタを例示したが、たとえば、本発明は、カラープリンタに適用することもできる。
また、スキャナユニット12が発生させるレーザによって感光ドラム18を露光させたが、スキャナユニット12の代わりに、LEDを用いて感光ドラム18を露光させでもよい。
(4)変形例4
上述したトナー収容室29のトナーの量の検知は、検知部51によって行われるのに限らず、たとえば、画像形成枚数に応じて行われてもよい。
(5)変形例5
上述した実施形態では、図2に示すように、第1ギヤ42と第2ギヤ43との間にベルト47を巻回しているが、現像カートリッジ16に、第1ギヤ42に噛合するギヤを新たに設けて、このギヤと第2ギヤ43との間にベルト47を巻回してもよい。
また、第1ギヤ42と第3ギヤ44との間、および、第1ギヤ42と第4ギヤ45との間に、中継ギヤをそれぞれ介在させてもよい。この場合、第1ギヤ42と第3ギヤ44との間の中継ギヤを介して第1ギヤ42から第3ギヤ44に駆動力が伝達され、第1ギヤ42と第4ギヤ45との間の中継ギヤを介して第1ギヤ42から第4ギヤ45に駆動力が伝達される。
本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの構成を模式的に示す側断面図である。 現像カートリッジの左側面図である。 現像カートリッジの平面図であって、現像カートリッジの左側面周辺を抜き出して示している。 レーザプリンタの平面図であって、現像カートリッジの左側面周辺を抜き出して示している。 レーザプリンタの縦断面を背面から見た図であって、現像カートリッジの左側面周辺を抜き出して示している。 図3に変形例1を適用した図である。 図5に変形例2を適用した図である。
符号の説明
1 プリンタ
16 現像カートリッジ
24 現像カートリッジ筐体
25L 左側壁
29 トナー収容室
31 アジテータ
32 供給ローラ
33 現像ローラ
42 第1ギヤ
43 第2ギヤ
47 ベルト
49 窓
50 領域
51 検知部
53 導光部材
53A 中空部分
58 反射部材
60 カッタ
63 アクチュエータ
66 窪み
67 脱離部材

Claims (6)

  1. 現像剤を収容する現像剤収容部が設けられた筐体と、
    前記筐体に設けられ、駆動力が伝達されることにより、前記現像剤収容部の現像剤を攪拌する攪拌部材と、
    前記筐体に回転自在に支持され、駆動力が伝達される第1回転体と、
    前記筐体に回転自在に支持され、前記攪拌部材に連結された第2回転体と、
    前記第1回転体と前記第2回転体との間に巻回されることによって、前記第1回転体から前記第2回転体へ駆動力を伝達する無端状の伝達体と、
    現像剤を担持し、前記第1回転体から駆動力が伝達されることによって回転する現像ローラと、
    前記筐体に回転自在に支持され、前記現像ローラに連結された第3ギヤと、
    前記現像ローラに現像剤を供給し、前記第1回転体から駆動力が伝達されることによって回転する供給ローラと、
    前記筐体に回転自在に支持され、前記供給ローラに連結された第4ギヤと
    を備え、
    前記第1回転体は、前記伝達体が巻回される巻回部分と、前記巻回部分から離れて配置され、前記第3ギヤおよび前記第4ギヤが噛合される噛合部分とを備え、
    前記筐体は、前記第1回転体、前記第2回転体および前記伝達体が配置される側壁と、前記側壁において、前記第1回転体、前記第2回転体および前記伝達体に囲まれる領域に設けられ、前記筐体の外側へ向かって突出する突出部材とを備え、
    前記突出部材は、前記現像剤収容部の現像剤の量を検出するための検出光を反射させる反射部材と、前記反射部材が反射させた検出光を通過させる通過経路とを含むことを特徴とする、現像カートリッジ。
  2. 前記筐体は、
    前記第1回転体、前記第2回転体および前記伝達体が配置される側壁と、前記側壁において、前記第1回転体、前記第2回転体および前記伝達体に囲まれる領域に設けられ、前記現像剤収容部の現像剤の量を検出するための検出光を通過させる窓とを備えていることを特徴とする、請求項1に記載の現像カートリッジ。
  3. 現像剤を収容する現像剤収容部が設けられた筐体と、前記筐体に設けられ、駆動力が伝達されることにより、前記現像剤収容部の現像剤を攪拌する攪拌部材と、前記筐体に回転自在に支持され、駆動力が伝達される第1回転体と、前記筐体に回転自在に支持され、前記攪拌部材に連結された第2回転体と、前記第1回転体と前記第2回転体との間に巻回されることによって、前記第1回転体から前記第2回転体へ駆動力を伝達する無端状の伝達体とを備える現像カートリッジが着脱自在に装着される画像形成装置であって、
    前記現像剤収容部の現像剤の量が所定量まで減少したことを検知する検知部と、
    前記検知部によって、前記現像剤収容部の現像剤の量が所定量まで減少したことが検知されると、前記伝達体による前記第1回転体から前記第2回転体への駆動力伝達状態を解消する解消機構とを備え、
    前記現像カートリッジは、
    現像剤を担持し、前記第1回転体から駆動力が伝達されることによって回転する現像ローラと、
    前記筐体に回転自在に支持され、前記現像ローラに連結された第3ギヤと、
    前記現像ローラに現像剤を供給し、前記第1回転体から駆動力が伝達されることによって回転する供給ローラと、
    前記筐体に回転自在に支持され、前記供給ローラに連結された第4ギヤと
    を備え、
    前記第1回転体は、前記伝達体が巻回される巻回部分と、前記巻回部分から離れて配置され、前記第3ギヤおよび前記第4ギヤが噛合される噛合部分とを備えていることを特徴とする、画像形成装置。
  4. 前記解消機構は、
    前記伝達体に接触する第1位置と、前記伝達体から離間する第2位置との間で移動可能であり、前記第1位置において前記伝達体を切断する切断部材と、
    前記切断部材を、前記第1位置と前記第2位置との間で移動させるアクチュエータとを含むことを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2位置にある前記切断部材を収納する収納部を備えていることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記解消機構は、
    前記伝達体に接触する第1位置と、前記伝達体から離間する第2位置との間で移動可能であり、前記第1位置において前記伝達体を前記第1回転体および前記第2回転体の少なくともいずれか一方から離脱させる離脱部材と、
    前記離脱部材を、前記第1位置と前記第2位置との間で移動させるアクチュエータとを含むことを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
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