以下、この発明の実施形態を図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置及びそのデータ読み出し方法について図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るシステムLSIのブロック図である。
図示するように、システムLSI1は、CPU2及びフラッシュメモリ3を備えている。CPU2は、フラッシュメモリ3との間で、データの授受を行う。フラッシュメモリ3は2Trフラッシュメモリであり、メモリセルアレイ10、ロウデコーダ20、カラムデコーダ30、カラムセレクタ40、センスアンプ群50、プリチャージ回路群60、電圧発生回路70、入出力バッファ80、及びライトステートマシーン90を備えている。LSI1には、外部から電圧Vcc1(1.25〜1.65V)が与えられている。
図2はメモリセルアレイ10の回路図である。図示するように、メモリセルアレイ10はマトリクス状に配置された複数のメモリセルMCを備えている。メモリセルMCは2Trフラッシュセルであり、その各々は、電流経路が直列接続されたメモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタSTを有している。メモリセルトランジスタMTは、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成されたフローティングゲートと、フローティングゲート上にゲート間絶縁膜を介在して形成された制御ゲートとを有する積層ゲート構造を備えている。フローティングゲートは、個々のメモリセルトランジスタMTごとに分離されている。そして、メモリセルトランジスタMTのソース領域が選択トランジスタSTのドレイン領域に接続されている。
同一行にあるメモリセルトランジスタMTの制御ゲートは、同一のワード線WL0〜WL(m−1)のいずれかに共通接続されている。同一行にある選択トランジスタSTのゲートは、同一のセレクトゲート線SG0〜SG(m−1)のいずれかに共通接続されている。また、同一列にあるメモリセルトランジスタMTのドレインは、同一のビット線BL0〜BL(n−1)のいずれかに共通接続されている。そして、全ての選択トランジスタSTのソースは、ソース線SLに共通接続されている。
上記メモリセルアレイ10の断面構成について図3を用いて説明する。図3は、ビット線に沿った方向のメモリセルアレイ10の断面図である。図示するように、p型半導体基板100の表面領域内にn型ウェル領域101が形成され、n型ウェル領域101の表面領域内にp型ウェル領域102が形成されている。p型ウェル領域102上にはゲート絶縁膜103が形成され、ゲート絶縁膜103上に、メモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタSTのゲート電極が形成されている。メモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタSTのゲート電極は、ゲート絶縁膜103上に形成された多結晶シリコン層104、多結晶シリコン層104上に形成されたゲート間絶縁膜105、及びゲート間絶縁膜105上に形成された多結晶シリコン層106を有している。ゲート間絶縁膜105は、例えばシリコン酸化膜、またはシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層構造であるON膜、NO膜、またはONO膜で形成される。
メモリセルトランジスタMTにおいては、多結晶シリコン層104はフローティングゲート(FG)として機能する。他方、多結晶シリコン層106は、ビット線に直交する方向で隣接するもの同士で共通接続されており、制御ゲート(ワード線WL)として機能する。
選択トランジスタSTにおいては、多結晶シリコン層104、106はワード線方向で隣接するもの同士で共通接続されている。そして、多結晶シリコン層104、106が、セレクトゲート線SGとして機能する。なお、多結晶シリコン層104のみがセレクトゲート線として機能しても良い。この場合、選択トランジスタSTの多結晶シリコン層106の電位は、一定の電位、またはフローティングの状態とされる。
ゲート電極間に位置するp型ウェル領域102表面内には、n+型不純物拡散層107が形成されている。不純物拡散層107は隣接するトランジスタ同士で共用されており、ソース(S)またはドレイン(D)として機能する。
p型ウェル領域102上には、上記メモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタSTを被覆するようにして、層間絶縁膜108が形成されている。層間絶縁膜108中には、2つの選択トランジスタST、STが共有する不純物拡散層(ソース)107に達するコンタクトプラグCP1が形成されている。そして層間絶縁膜108上には、コンタクトプラグCP1に接続される金属配線層109が形成されている。金属配線層109はソース線SLとして機能する。また層間絶縁膜108中には、2つのメモリセルトランジスタMT、MTが共有する不純物拡散層(ドレイン)107に達するコンタクトプラグCP2が形成されている。そして層間絶縁膜108上に、コンタクトプラグCP2に接続される金属配線層110が形成されている。
層間絶縁膜108上には、金属配線層109、110を被覆するようにして、層間絶縁膜111が形成されている。そして層間絶縁膜111中に、金属配線層110に達するコンタクトプラグCP3が形成されている。そして、層間絶縁膜111上には、複数のコンタクトプラグCP3に共通に接続された金属配線層112が形成されている。金属配線層112はビット線BLとして機能する。そして層間絶縁膜111上には、金属配線層112を被覆するようにして層間絶縁膜113が形成されている。
次に図4を用いてカラムセレクタ40、センスアンプ群50、及びプリチャージ回路群60の構成について説明する。図4はカラムセレクタ40、センスアンプ群50、及びプリチャージ回路群60の回路図である。まずカラムセレクタ40について説明する。
図示するようにカラムセレクタ40は、4本のビット線毎に設けられた読み出し用選択回路41を備えている。なお図4の例では読み出し用選択回路41はビット線4本毎に設けられているが、例えば8本や16本などでも良く、特に限定されるものではない。読み出し用選択回路41は、ビット線BLi〜BL(i+3)(但しi=0、4、8、12、…)の各々毎に設けられたnチャネルMOSトランジスタ41−0〜41−3を備えている。MOSトランジスタ41−0〜41−3の電流経路の一端は、対応するビット線BLi〜BL(i+3)にそれぞれ接続され、他端は共通接続される。この共通接続されたノードを、以下ノードN10と呼ぶことにする。MOSトランジスタ41−0〜41−3のゲートはそれぞれ、カラム選択線CSL0〜CSL3に共通接続されている。上記構成において、各読み出し用選択回路41はビット線BLi〜BL(i+3)のいずれかを選択する。
次にセンスアンプ群50について説明する。図4に示すようにセンスアンプ群50は、読み出し用選択回路41毎に設けられた複数のセンスアンプ51を備えている。各センスアンプ51は、対応する読み出し用選択回路41のノードN10に接続されている。また各センスアンプ51は、センスアンプ活性化信号線SE、/SE、及び接続信号線CNLBLに共通接続されている。センスアンプ51は、メモリセルMCからノードN10に読み出されたデータを増幅する。
次にプリチャージ回路群60について説明する。図4に示すようにプリチャージ回路群60は、読み出し用選択回路41毎に設けられた複数のプリチャージ回路61を備えている。各プリチャージ回路61は、それぞれセンスアンプ51を介して、対応する読み出し用選択回路41のノードN10に接続されているおり、また同一のプリチャージ信号線/PREに接続されている。プリチャージ回路61は、読み出し用選択回路41によって選択されたビット線BLのプリチャージを行う。
図5はセンスアンプ51の一構成例を示す回路図である。図示するようにセンスアンプ51は、nチャネルMOSトランジスタ120〜125及びpチャネルMOSトランジスタ126〜128を備えている。MOSトランジスタ120は、ソースがノードN10に接続され、ドレインがプリチャージ回路61に接続され、ゲートが接続信号線CNLBLに接続されている。なお以下ではMOSトランジスタ120のドレインとプリチャージ回路61との接続ノードをノードN11と呼ぶことにする。MOSトランジスタ121は、ゲートがノードN11に接続され、ソースが接地され、ドレインがMOSトランジスタ127、128のゲート及びMOSトランジスタ127のドレインに接続されている。MOSトランジスタ122は、ゲートがノードN10に接続され、ソースが接地され、ドレインがMOSトランジスタ128のドレインに接続されている。MOSトランジスタ127、128はゲートが共通接続されてカレントミラー回路を形成し、ソースも共通接続されている。MOSトランジスタ127においては、ゲートとドレインが共通接続されている。MOSトランジスタ126は、ゲートがセンスアンプ活性化信号線SEに接続され、ソースが電源電位VDDに接続され、ドレインがMOSトランジスタ127、128のソースに接続されている。MOSトランジスタ123は、ソースが接地され、ドレインがMOSトランジスタ127のゲート及びドレイン、並びにMOSトランジスタ128のゲートに接続され、ゲートがMOSトランジスタ128のドレインとMOSトランジスタ122のドレインとの接続ノードに接続されている。MOSトランジスタ124は、ゲートがMOSトランジスタ128、122、123の接続ノードに接続され、ドレインがノードN11に接続され、ソースがMOSトランジスタ125のドレインに接続されている。MOSトランジスタ125は、ソースが接地され、ゲートが反転センスアンプ活性化信号線/SEに接続されている。
センスアンプ51は上記構成において、MOSトランジスタ121のゲートに入力される電位を基準にして、MOSトランジスタ122のゲートに与えられる電位が“0”データであるか“1”データであるかを判別する。また、MOSトランジスタ122はMOSトランジスタ121よりも電流供給能力に優れている。例えば図6に示すように、MOSトランジスタのゲート幅Wは、MOSトランジスタ121よりもMOSトランジスタ122の方が大きくなるよう形成されている。他方、MOSトランジスタ127、128は、例えば同一の電流供給能力を有する。すなわち、両者は同一のゲート幅Wを有する。なお、MOSトランジスタ124、123のゲートと、MOSトランジスタ122、124のドレインとの接続ノードを、以下ではノードLSAOUTと呼ぶことにする。
図1に戻って説明を続ける。ロウデコーダ20は、書き込み時において、ロウアドレス信号RAに基づいてワード線WL0〜WL(m−1)のいずれかを選択し、選択したワード線に電圧を供給する。またロウデコーダ20は、読み出し時においてロウアドレス信号RAに基づいてセレクトゲート線SG0〜SG(m−1)のいずれかを選択し、選択したセレクトゲート線に電圧を供給する。更にロウデコーダ20は、メモリセルが形成されている半導体基板(p型ウェル領域102)に電圧を供給する。
カラムデコーダ30は、読み出し時において、カラムアドレス信号CAに基づいて、カラム選択線CSL0〜CSL3のいずれかを選択し、選択したカラム選択線に電圧を供給する。また、センスアンプ51に接続される各信号線SE、/SE、CNLBLを選択して電圧を供給する。
電圧発生回路70は正のチャージポンプ回路及び負のチャージポンプ回路を有している。そして、外部から与えられる電圧Vcc1に基づいて正電圧VPP(例えば12V)及び負電圧VBB(例えば−7V)を発生する。正電圧VPP及び負電圧VBBは、ロウデコーダ20やメモリセルアレイ10等に供給される。
入出力バッファ80は、センスアンプ群50で増幅した読み出しデータを保持し、更にCPU2へ出力する。また入出力バッファ80は、CPU2より受け取った書き込みデータ及びアドレス信号を保持する。そしてカラムアドレス信号CAをカラムデコーダ30に供給し、ロウアドレス信号RAをロウデコーダ20に供給する。
ライトステートマシーン90は、CPU2から与えられる命令信号に基づいて、フラッシュメモリ3に含まれる各回路の動作を制御し、データの書き込み、消去、読み出しのタイミング制御を行い、また各動作について決められた所定のアルゴリズムを実行する。
次に、上記構成の2Trフラッシュメモリの動作について説明する。なお、メモリセルMCのフローティングゲートに電子が注入されてメモリセルMCの閾値電圧が正である状態を“0”データ、フローティングゲートに電子が注入されておらずメモリセルMCの閾値電圧が負である状態を“1”データと定義する。
<書き込み動作>
まずデータの書き込み動作について図7を用いて説明する。図7は書き込み動作時におけるメモリセルアレイ10の回路図である。ここでは説明の簡略化のために2本のビット線BL0、BL3のみ図示する。メモリセルデータは、いずれか1本のワード線に共通接続された複数のメモリセル(これを1ページと呼ぶ)に対して一括して書き込まれる。なお、図7では、ワード線WL0とビット線BL0とに接続されたメモリセルMCに“0”データを書き込み、ワード線WL0とビット線BL3とに接続されたメモリセルMCに“1”データを書き込む場合を示している。
まずデータの書き込みにあたり、ライトステートマシーン90の命令に従って電圧発生回路70が正電圧VPP及び負電圧VBBを発生する。
またCPU2から与えられた書き込みデータがビット線BL0、BL3に与えられる。“0”データが書き込まれるメモリセルMCが接続されるビット線BL0には負電圧VBBが与えられる。他方、“1”データが書き込まれるメモリセルMCが接続されるビット線BL3には0Vが与えられる。
そしてロウデコーダ20がワード線WL0を選択し、正電圧VPPをワード線WL0に印加する。その他の非選択ワード線WL1〜WL(m−1)には0Vが与えられる。更にロウデコーダ20は、全セレクトゲート線SG0〜SG(m−1)に負電圧VBBを与えると共に、メモリセルが形成されているp型ウェル領域102の電位VPWをVBBとする。ソース線SLの電位はフローティングの状態とされる。
その結果、ビット線BL0及びワード線WL0に接続されたメモリセルトランジスタMTにおいては、ゲート・チャネル間の電位差が十分である(VPP−VBB=19V)ため、FN tunnelingによってフローティングゲートに電子が注入される。よって、メモリセルMCの閾値は負から正に変化する。すなわち“0”データが書き込まれる。他方、ビット線BL3及びワード線WL0に接続されたメモリセルトランジスタMTにおいては、ゲート・チャネル間の電位差が十分でない(VPP=12V)ため、フローティングゲートに電子は注入されない。よってメモリセルMCは負の閾値を維持する。すなわち“1”データが書き込まれる。
以上のようにして、1ページのメモリセルトランジスタに一括してデータが書き込まれる。
<消去動作>
次にデータの消去動作について図8を用いて説明する。図8は消去動作時におけるメモリセルアレイ10の回路図である。図8では説明の簡略化のため、4本のビット線BL0〜BL3のみを示す。データは、p型ウェル領域102を共用する全てのメモリセルから一括して消去される。消去動作は、FN tunnelingによってフローティングゲートから電子を引き抜くことによって行われる。
消去にあたり、電圧発生回路70が正電圧VPP及び負電圧VBBを発生する。そしてロウデコーダ20は、全ワード線WL0〜WL(m−1)にVBBを印加し、全セレクトゲート線SG0〜SG(m−1)を電気的にフローティングの状態とし、更にVPWとして正電圧VPPを与える。なお、ソース線と全ビット線BL0〜BL3も電気的にフローティングとされる。
その結果、メモリセルトランジスタMTのフローティングゲートから電子がFN tunnelingによってウェル領域102に引き抜かれる。これにより、ワード線WL0〜WL(m−1)に接続された全てのメモリセルMCのデータが消去され、閾値電圧が負となる。このようにして、一括してデータが消去される。なお、セレクトゲート線SG0〜SG(m−1)に対して正電圧VPPが印加されても良い。この場合には、選択トランジスタSTのゲート絶縁膜103にかかる電圧ストレスを抑制出来る。
<読み出し動作>
次に読み出し動作について図9を用いて説明する。図9は、読み出し時におけるメモリセルアレイ10の回路図である。図9では、説明の簡略化のため4本のビット線BL0〜BL3のみを示し、ワード線WL0に接続されたメモリセルからデータを読み出す場合について説明する。
まず、データを読み出すべきメモリセルMCが接続されたビット線BL0〜BL3のいずれかがカラムセレクタ40によって選択され、選択されたビット線はプリチャージ回路61によって所定のプリチャージ電位に達するまでプリチャージされる。そして、ロウデコーダ20がセレクトゲート線SG0を選択して、セレクトゲート線SG0に正電圧Vcc1を印加する。全ワード線WL0〜WL(m−1)、ソース線SL、及びウェル電位VPWは0Vとされる。
すると、セレクトゲート線SG0に接続された選択トランジスタSTがオン状態となる。従って、プリチャージされたローカルビット線に接続されたメモリセルのうち、選択ワード線WL0に接続されているメモリセルトランジスタMTに書き込まれているデータが“1”であれば、ビット線からソース線に電流が流れる。他方、書き込まれているデータが“0”であれば、電流は流れない。そして、メモリセルMCに電流が流れることによるビット線の電位変化をセンスアンプ51が増幅する。
以上のようにして、データの読み出し動作が行われる。
<読み出し動作の詳細>
次に、上記読み出し動作について、図4、図5、図9乃至図11を用いて詳細に説明する。図10は読み出し動作時のフローチャートであり、図11は読み出し動作時における各種信号のタイミングチャートである。
以下、ワード線WL0、セレクトゲート線SG0に接続されたメモリセルMCからデータを読み出す場合を例に説明する。なお、データを読み出すべきメモリセルを選択メモリセルと呼び、選択メモリセルが接続されたビット線を選択ビット線と呼ぶ。なお、説明は選択ビット線BL0についてのみ行うこととし、選択ビット線BL0に対応するノードN11をビット線BL00と呼ぶことにする。
まず、カラムデコーダ30がビット線BLについてのリセット動作を行う(図11における時刻t0)。すなわち、リセット信号LBLRSTを“H”レベルにすることで、ビット線BL0〜BL(n−1)に接続された図示せぬMOSトランジスタ(リセットトランジスタ)をオン状態とし、ビット線を接地電位に接続する。その結果、ビット線BL0〜BL(n−1)の電位は0Vにリセットされる。更にこの時点においてカラムデコーダ30は、カラムアドレス信号CA及びロウアドレス信号RAが、入出力バッファ80からカラムデコーダ30及びロウデコーダ20へ与えられる。
またカラムデコーダ30はカラム選択線CSL0を“H”レベル、カラム選択線CSL1〜CSL3を“L”レベルとする。その結果、カラムセレクタ40内においてMOSトランジスタ41−0がオン状態、MOSトランジスタ41−1〜41−3がオフ状態となる。その結果、選択ビット線BL0はセンスアンプ51に接続される。更にカラムデコーダ30は、接続信号線CNLBLを“H”レベルとする。これにより、センスアンプ51におけるMOSトランジスタ120がオン状態となる。その結果、選択ビット線BL0はビット線BL00を介してプリチャージ回路61に接続される(ステップS10、時刻t0)。なお、リセットトランジスタはノードN10毎に設けられていても良い。この場合、カラムセレクタ40で選択された選択ビット線BL0のみがリセットされる。
次にプリチャージ回路61がビット線BL0、BL00のプリチャージを開始する(ステップS11)。すなわち、2Trフラッシュメモリ3の備えるクロック発生回路またはCPU2によって与えられるクロック信号CLKに応答して(時刻t1)、プリチャージ信号/PREが“L”レベルとされる(時刻t2)。プリチャージ信号/PREは、プリチャージを行う際にアサート(“L”レベル)される信号である。これにより、プリチャージ回路61は、ビット線BL0、BL00をプリチャージする。この際、MOSトランジスタ41−1〜41−3はオフ状態とされているので、非選択ビット線はプリチャージされない。勿論、プリチャージを行っている期間、リセット信号LBLRSTは“L”レベルとされる。
選択ビット線BL0、BL00がプリチャージ電位Vpreに達した後、クロック信号CLKに応答してプリチャージ信号/PREがネゲート(“H”レベル)され、プリチャージは終了する(時刻t3、ステップS12)。プリチャージが終了した後、時刻t3から時刻t4の一定期間、選択ビット線BL0とBL00の電位をイコライズする(ステップS13)。その結果、選択ビット線BL0とBL00の電位が、あるプリチャージ電位Vpreで等しくなる。イコライズが必要な理由は、プリチャージを行っている期間は、ビット線BL00がビット線BL0よりもプリチャージ回路61に近いため、ビット線BL0よりも高い電位になるからである。なお、選択ビット線BL0、BL00がプリチャージ電位Vpreとなることで、センスアンプ51のMOSトランジスタ121、122はオン状態となる。
次に、接続信号線CNLBLが“L”レベルとされる(ステップS14、時刻t4)。これにより、選択ビット線BL0はBL00と電気的に分離される。またカラムデコーダ30はセンスアンプ活性化信号線SEをアサート(“L”レベルと)する(ステップS15、時刻t4)。その結果、センスアンプ51においてMOSトランジスタ125、126がオン状態となり、センスアンプ51が活性化される。
そして、ロウデコーダ20がロウアドレス信号RAに基づいて、セレクトゲート線SG0を選択する(ステップS16)。すなわち、セレクトゲート線SG0には電圧Vcc1が印加される。ワード線WL0には0Vが印加される。なおセレクトゲート線SG0の選択動作は、例えば時刻t1以前に行われていても良い。これによりデータのメモリセルMCからの読み出しが開始される(ステップS17)。メモリセルMCからデータが読み出されている期間、MOSトランジスタ120はオフ状態であるので、ビット線BL00の電位はプリチャージ電位Vpreでフローティングの状態である。
選択ビット線BL0に読み出されたデータが“1”データである場合(ステップS18)、メモリセルMCは選択ビット線BL0の電荷を放電するから、選択ビット線BL0の電位はプリチャージ電位Vpreから低下する(ステップS19、時刻t4)。その結果、MOSトランジスタ122はオン状態から徐々にオフ状態へ移行する。従って、センスアンプ51のノードLSAOUTの電位は0Vから徐々に上昇し(ステップS20)、最終的にはほぼセンスアンプ51の電源電位VDDに達する。ノードLSAOUTの電位が上昇し、その電位がMOSトランジスタ124の閾値に達すると、MOSトランジスタ124がオン状態となる(ステップS21、時刻t5)。その結果、ビット線BL00の電荷がMOSトランジスタ124、125の電流経路を介して放電され、ビット線BL00の電位はほぼ0Vとなる。そして、ほぼ0Vまで放電されたビット線BL00の電位が読み出しデータDoutとしてセンスアンプ51から出力される。
逆に選択ビット線BL0に読み出されたデータが“0”データである場合(ステップS18)、選択ビット線BL0の電位はプリチャージ電位Vpreを維持する(ステップS22)。ここで、図5においてMOSトランジスタ127、128が供給する電流を電流Iref、MOSトランジスタ122、123が供給する電流をそれぞれI1、I2とする。すると、MOSトランジスタ121、122のゲート電位が等しい場合であっても、ノードLSAOUTの電位は、0V以上且つnチャネルMOSトランジスタの閾値電圧Vthn未満となる(ステップS23)。なぜなら、MOSトランジスタ122がMOSトランジスタ121より大きいゲート幅Wを有しているので、Iref<I1の関係が成立するからである。従って、MOSトランジスタ124はオフ状態となり、ビット線BL00の電位はプリチャージ電位Vpreを維持する(ステップS24)。そしてプリチャージ電位を維持するビット線BL00の電位が読み出しデータDoutとしてセンスアンプ51から出力される。
上記のように、この発明の第1の実施形態に係るフラッシュメモリであると、下記(1)乃至(3)の効果が得られる。
(1)フラッシュメモリの面積増加を抑制しつつ、高速な読み出しが可能となる。
本実施形態に係るフラッシュメモリであると、ビット線のプリチャージ電位をセンスアンプ51の基準電位として用いている。従って、基準電位を発生させるための回路が不要となる。
基準電位とデータを読み出した際のビット線電圧とを比較する従来のセンスアンプであると、基準電位に基づく基準電流Iref2をセンスアンプ毎に設けるか、1つの基準電流をカレントミラーによって各センスアンプへ供給する必要がある。そのため、基準電位を発生させるための回路(基準電位発生回路)の面積が非常に大きくなる。また、メモリセルと同様の構成を有するリファレンスメモリセルを基準電位発生回路として用いる構成も知られている。しかしこの場合、読み出し時にメモリセルに流れる電流Icellと、リファレンスメモリセルに流れる電流Iref2とが、Iref2=Icell/2程度となるように、リファレンスメモリセルの閾値または、ゲート電圧値を制御する必要がある。この場合でもリファレンスメモリセルはセンスアンプ毎に配置するか、1つのリファレンスメモリの電流をカレントミラーによって各センスアンプへ供給する必要があるので、半導体メモリの面積増加の原因となる。加えて、リファレンスメモリセルの電流調整のため、テスト時間も増加する。更に、複数のセンスアンプがリファレンスメモリセルを共有し、カレントミラー回路を用いて各センスアンプにIref2を供給する場合には、そのカレントミラー回路間の特性バラツキも動作の不安定化の原因となる。
しかし本実施形態では、プリチャージ電位そのものを基準電位として使用するため、面積増加を抑制し、且つ上記従来の問題点の全てを解決出来る。またセンスアンプは、当該センスアンプに接続されたビット線のプリチャージ電位を参照電位として用いるため、例えビット線間でプリチャージ電位がばらついたとしても、動作に悪影響を与えない。すなわち、あるセンスアンプとそれに接続されたビット線の閉じた系でセンスが可能であるので、センスアンプ間の特性バラツキや、プリチャージ電位のバラツキなどに対して非常にロバストなセンスアンプが実現出来る。
また本実施形態に係るセンスアンプであると、プリチャージ電位はMOSトランジスタ121、122が電流を流すことの出来る程度であれば十分である。つまり、MOSトランジスタ121、122の閾値電圧をVthnとすれば、Vpre>Vthnであれば良い。インバータを用いた従来のセンスアンプであると、インバータの電源電圧をVDDとすると、プリチャージ電位はVDD/2程度である。そして通常は、Vthn<VDD/2である。すなわち、本実施形態であるとプリチャージ電位を低く抑えることが出来るので、プリチャージ時間を短くすることが出来る。その結果、高速な読み出し動作が可能となる。
(2)高速な読み出しが可能となる(その1)。
本実施形態に係るセンスアンプは、MOSトランジスタ123を備えている。従って、“1”データが読み出される場合に、MOSトランジスタ123が電流を流すことにより“1”データのセンスを可能にしている。この点につき、図12に示すセンスアンプ51と比較しつつ、詳細に説明する。図12は、図5に示したセンスアンプ51においてMOSトランジスタ123を廃したものである。また図13はセンスアンプ51を用いた際の読み出し動作時における各種信号のタイミングチャートである。
図12に示す構成において、ビット線BL0に“1”データが読み出されて、ビット線BL0の電位が低下したとする。すると、MOSトランジスタ122のゲート電位が低下するから、MOSトランジスタ122に流れる電流I1が減少し、Iref>I1となる。すると、ノードLSAOUTの電位は徐々に上昇していき、MOSトランジスタ124の閾値電圧Vthnに達すると、ビット線BL00(ノードDout)の電荷がMOSトランジスタ124、125によって放電される。この際、MOSトランジスタ124、125を流れる電流はセル電流Icellよりも十分に大きい。そのため、ビット線BL00はビット線BL0よりも急峻に電位が低下する。ビット線BL00の電位が低下すると、MOSトランジスタ121のゲート電位も低下する。すると、MOSトランジスタ121はオン状態からオフ状態へ近づいていき、MOSトランジスタ121が供給する電流I3が減少する。つまり、I3=Irefであるので、Irefが減少することになる。そしてIref<I1となると、ノードLSAOUTの電位はVthnより低下(“L”レベル)する。このとき、ビット線BL0とBL00の電位はほぼ等しくなる。
更に、メモリセルが電荷をディスチャージすることによりビット線BL0の電位が低下すると、上記と同様のことが繰り返される。従って、図13のタイミングチャートに示すようにノードLSAOUTの電位は振動しながらある中間電位に近づいていく。そして最終的には、ビット線BL00の電位がVthn程度まで低下すると、電流I3が流れなくなり、Iref≒0となり、センスアンプ51は動作を停止する。
上記構成では、ノードLSAOUTの電位は0VとVDDとの中間レベルにとどまっているため、センス回路として非常に不安定である。更にノードLSAOUTの電位は振動しながら変化するため、センス可能であったとしても、データの読み出し時間が非常に長くなる。
これに対して本実施形態に係るセンスアンプであると、図5に示すようにMOSトランジスタ123が設けられている。ビット線BL0に“1”データが読み出されてビット線線BL0の電位が低下し、ノードLSAOUTの電位がVthn以上になることで、ビット線BL00の電荷は放電される。この時点でセンスアンプ51はデータが“1”データであると判定しているので、あとはノードLSAOUTを“H”レベルにすることによりビット線BL00を完全に放電すれば良い。本実施形態に係る構成であると、ソースが接地電位に接続され、ゲートがノードLSAOUTに接続され、ドレインがMOSトランジスタ127のドレインに接続されたMOSトランジスタ123が設けられている。従って、ノードLSAOUTの電位がVthn以上になることで、MOSトランジスタ123もオン状態となり、電流I2が流れ始める。それ以降もビット線BL00の電位は下がり続けるので電流I3は流れなくなるが、電流I2は流れ続けるので、同様にIrefも流れ続ける。その結果、図11に示すようにノードLSAOUTの電位は、図13のように振動することなく、速やかに“H”レベルに達する。従って、読み出し速度を向上出来る。また、ノードLSAOUTの電位はほぼVDDまで達するので、非常に安定したセンス動作が可能となる。
なお、MOSトランジスタ123は、最終的にデータを確定させるために電流Irefを流すのを補助出来れば良いので、そのトランジスタサイズは、センスアンプ51内のその他のトランジスタよりも小さくて良い。
(3)正確な読み出しが可能となる。
本実施形態に係るセンスアンプ51は、読み出しデータが入力されるMOSトランジスタ122の電流供給能力が、基準電位が入力されるMOSトランジスタ121よりも優れるように構成されている。より具体的には、MOSトランジスタ122のゲート幅Wは、MOSトランジスタ121よりも大きくされている。従って、特に“0”データを読み出す際に、正確な読み出し動作が可能となる。この点について、下記詳細に説明する。
ビット線BL0に“0”データが読み出された際、ビット線BL0の電荷は放電されないので、ノードLSAOUTの電位は“L”レベルになる必要がある。しかしMOSトランジスタ121、122の電流供給能力が等しい場合には、ビット線BL0の電位とビット線BL00の電位が等しいため、MOSトランジスタ127、178のゲート電位及びノードLSAOUTの電位は、0VとVDDの間のある中間電位となる。そして、この中間レベルがVthn以上であると、MOSトランジスタ124がオン状態となり、ビット線BL00の電荷が放電される。その結果、ビット線BL0に読み出された“0”データは、誤って“1”データと判定されるおそれがある。
この点、本実施形態であると、MOSトランジスタ122の電流供給能力が、MOSトランジスタ121よりも優れている。そのため、ビット線BL0、BL00の電位が等しい場合であっても、Iref<I1である。その結果、ビット線BL0に“0”データが読み出された場合、ノードLSAOUTの電位は0V以上且つVthn未満となり、MOSトランジスタ124はオフ状態となる。従って、誤読み出しの発生を防止出来る。
また、MOSトランジスタ122のゲート幅Wを、MOSトランジスタ121よりも大きくすることにより、下記の効果も得られる。従来のセンスアンプに用いられる差動増幅回路では、差動対のトランジスタ間(本実施形態ではMOSトランジスタ121、122が対応する)で特性バラツキが発生しないように留意する必要がある。なぜなら、差動増幅回路では非常に小さな電位差を判別するからである。そのため、差動対のトランジスタ間で、閾値差ΔVthやゲート長差ΔLの違いによってオフセットが生じないように、差動対のトランジスタにはゲート長やゲート幅の比較的大きなトランジスタを用いる。
しかし本実施形態に係る構成であると、もともとMOSトランジスタ122のゲート幅Wを、MOSトランジスタ121よりも大きくしている。従って、MOSトランジスタ122、121のゲート幅Wの差を、特性バラツキに勝る程度(例えば2倍以上)にすることで、MOSトランジスタ121、122のオフセットを考慮する必要が無い。その結果、センスアンプ51の動作マージンを大きくすることが出来、またMOSトランジスタ121、122に大きなゲート長のトランジスタを用いる必要が無い。
次にこの発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置及びそのデータ読み出し方法について説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態においてビット線を階層化したものである。図14は、本実施形態に係るシステムLSIのブロック図である。
図示するように、本実施形態に係るシステムLSI1は、上記第1の実施形態で説明した図1に示す構成においてセンスアンプ群50及びプリチャージ回路群60を廃すると共に、新たにグローバルセンスアンプ140を追加した構成を有している。以下、上記第1の実施形態と異なる点について説明する。
図15はメモリセルアレイ10のブロック図である。図示するようにメモリセルアレイ10は、複数のメモリセルブロック11、Y−セレクタ12、及びローカルセンスアンプ群13を備えている。Yセレクタ12は、個々のメモリセルブロック11毎に設けられている。ローカルセンスアンプ群13は、2個のメモリセルブロック11毎に設けられている。そして、複数のメモリセルブロック11を共通に接続するようにして、例えば16本のグローバルビット線GBL0〜GBL15が設けられている。またメモリセルアレイ10内には、グローバルビット線GBL0〜GBL15と直交する方向に沿ったm本のワード線WL0〜WL(m−1)及びセレクトゲート線SG0〜SG(m−1)が設けられている。個々のメモリセルブロック11には、それぞれ8本のワード線及びセレクトゲート線が配置される。従って、あるメモリセルブロック11にはワード線WL0〜WL7及びセレクトゲート線SG0〜SG7が配置され、それに隣接するメモリセルブロック11にはワード線WL8〜WL15及びセレクトゲート線SG8〜SG15が配置される。なお、グローバルビット線の本数は必ずしも16本である必要はなく、例えば8本や32本など、必要に応じて設けられれば良い。同様に各メモリセルブロック11に配置されるワード線及びセレクトゲート線の数も必ずしも8本である必要なく、例えば16本やまたは32本などであっても良い。
次にメモリセルブロック11の構成について図16を用いて説明する。図16はメモリセルブロック11の回路図であり、特にワード線WL0〜WL7及びセレクトゲート線SG0〜SG7を含むメモリセルブロック11について示している。他のメモリセルブロック11の構成も、割り当てられるワード線及びセレクトゲート線が異なる以外は図16と同様である。
図示するように、メモリセルブロック11はグローバルビット線と同じ数のメモリセルグループ14を有している。メモリセルグループ14は、(8×4)個のメモリセルMCを備えている。メモリセルMCは2Trフラッシュセルであり、第1の実施形態で説明した通りである。同一行にあるメモリセルトランジスタMTの制御ゲートは、同一のワード線WL0〜WL7のいずれかに共通接続されている。同一行にある選択トランジスタSTのゲートは、同一のセレクトゲート線SG0〜SG7のいずれかに共通接続されている。また、同一列にあるメモリセルトランジスタMTのドレインは、同一のローカルビット線LBL0〜LBL3のいずれかに共通接続されている。
ローカルビット線LBL0〜LBL3は、個々のメモリセルグループ毎に設けられ、お互いは電気的に分離されている。ワード線及びセレクトゲート線は、同一メモリセルブロック11内にある全てのメモリセルグループ11間を共通接続する。そして、同一メモリセルブロック11内にある全ての選択トランジスタSTのソースは、ソース線SLに共通接続されている。
従って図16の例であると、グローバルビット線の数は16本であるからメモリセルグループ14も16個設けられる。従って、ローカルビット線LBL0〜LBL3はそれぞれ16本ずつ存在する。なお、1個のメモリセルグループ14に含まれるローカルビット線の数も4本に限らず、2本や8本などであっても良い。
上記メモリセルブロック11の断面構成は第1の実施形態で説明した図3の通りであるが、グローバルビット線として機能する金属配線層が、例えば層間絶縁膜113上に形成される。
次に図17を用いて、メモリセルアレイ内に含まれるY−セレクタ12及びローカルセンスアンプ群13、並びにカラムセレクタ40の構成について説明する。図17はY−セレクタ12、ローカルセンスアンプ群13、及びカラムセレクタ40の回路図である。まずY−セレクタ12について説明する。
前述のように、Y−セレクタ12は個々のメモリセルブロック11毎に設けられている。図17に示すようにY−セレクタ12は、対応するメモリセルブロック11に含まれるメモリセルグループ毎に設けられた読み出し用選択回路15を備えている。すなわち、Y−セレクタ12は、対応するメモリセルブロック11におけるローカルビット線LBL0〜LBL3の一組毎に設けられた読み出し用選択回路15を備えている。換言すれば、読み出し用選択回路15は、個々のグローバルビット線毎に設けられる。従って、グローバルビット線が16本ある場合には、Y−セレクタ12は16個の読み出し用選択回路15を有する。読み出し用選択回路15は、ローカルビット線LBL0〜LBL3の各々毎に設けられたnチャネルMOSトランジスタ16−0〜16−3を備えている。MOSトランジスタ16−0〜16−3の電流経路の一端は、対応するメモリセルグループ14のローカルビット線LBL0〜LBL3にそれぞれ接続され、他端は共通接続される。この共通接続されたノードを、以下ノードN20と呼ぶことにする。同一のグローバルビット線GBLに対応し且つ隣接するY−セレクタ12のノードN20は、互いに接続されている。MOSトランジスタ16−0〜16−3のゲートはそれぞれ、Y−セレクタ12毎に読み出し用カラム選択線RCSL0〜RCSL3に共通接続されている。
次にローカルセンスアンプ群13について説明する。前述の通り、ローカルセンスアンプ群13は隣接する2個のメモリセルブロック毎、すなわち隣接する2個のY−セレクタ12毎に設けられている。そじて図17に示すようにローカルセンスアンプ群13は、対応するY−セレクタ12内のノードN20毎に設けられたローカルセンスアンプ17を備えている。すなわち、ローカルセンスアンプ17の数はグローバルビット線の本数と同じである。そしてローカルセンスアンプ17は、対応するノードN20と、グローバルビット線GBL0〜GBL15のいずれかとを接続する。従って、グローバルビット線GBL0〜GBL15は、それぞれに対応づけられて設けられたローカルセンスアンプ17によってノードN20に接続され、ノードN20は読み出し用選択回路15によってローカルビット線LBL0〜LBL3のいずれかに接続される。また同一のローカルセンスアンプ群13内に含まれるローカルセンスアンプ17は、同一のセンスアンプ活性化信号線SE、/SE、及び接続信号線CNLBLに共通接続されている。
次にカラムセレクタ40について説明する。カラムセレクタ40は、グローバルビット線GBL0〜GBL15のいずれかを選択する。図17に示すようにカラムセレクタ40は、グローバルビット線GBL0〜GBL15毎に設けられたnチャネルMOSトランジスタ18−0〜18−15を備えている。MOSトランジスタ18−0〜18−15の電流経路の一端はそれぞれグローバルビット線GBL0〜GBL15に接続され、他端はグローバルセンスアンプ140に接続され、ゲートはそれぞれカラム選択線CSL0〜CSL15に接続されている。
図18はローカルセンスアンプ17の一構成例を示す回路図である。図示するようにローカルセンスアンプ17は、第1の実施形態において図5を用いて説明したセンスアンプ51と同様の構成を有している。そしてMOSトランジスタ120のソースがノードN20に接続され、MOSトランジスタ120のドレイン、MOSトランジスタ121のゲート、及びMOSトランジスタ124のドレインがグローバルビット線に接続される。
カラムデコーダ30は、読み出し時において、カラムアドレス信号CAに基づいて、いずれかのメモリセルブロック11に対応する読み出し用カラム選択線RCSL0〜RCSL3のいずれかを選択し、選択した読み出し用カラム選択線に電圧を供給する。また、いずれかのメモリセルブロック11に対応するローカルセンスアンプ17に接続される各信号線SE、/SE、CNLBLを選択して電圧を供給する。更に、カラム選択線CSL0〜CSL15のいずれかを選択して電圧を供給する。
カラムセレクタ40は、カラム選択線CSL0〜CSL15に与えられた電圧に応じて、グローバルビット線GBL0〜GBL15のいずれかをグローバルセンスアンプ50に接続する。
グローバルセンスアンプ140は、読み出し時においてグローバルビット線及びローカルビット線をプリチャージすると共に、読み出したデータを増幅する。グローバルセンスアンプ140は、例えば第1の実施形態で説明したプリチャージ回路61とインバータを含む。インバータは、グローバルビット線の電位を反転、増幅して、出力SAOUTとして出力する。
その他の構成は第1の実施形態と同様である。
次に、上記構成の2Trフラッシュメモリの動作について図15乃至図18を用いて説明する。書き込み動作及び消去動作は、上記第1の実施形態でした説明においてビット線をローカルビット線と読み替えることで同様である。読み出し動作は、下記の点以外は第1の実施形態と同様である。
データを読み出すべきメモリセルを選択メモリセルと呼び、選択メモリセルを含むメモリセルブロック11及びメモリセルグループ14をそれぞれ選択メモリセルブロック11及び選択メモリセルグループ14と呼ぶことにする。また選択メモリセルが接続されたローカルビット線を選択ローカルビット線と呼ぶ。更に、選択メモリセルブロック11に対応して設けられたY−セレクタ12及びローカルセンスアンプ群13を、それぞれ選択Y−セレクタ12及び選択ローカルセンスアンプ群13と呼ぶことにする。そして、選択メモリセルグループ14におけるローカルビット線LBL0に接続された選択メモリセルからデータを読み出す場合を例に挙げて説明する。
まずカラムデコーダ30は、選択Y−セレクタ12に接続された読み出し用カラム選択線RCSL0を“H”レベル、読み出し用カラム選択線RCSL1〜RCSL3を“L”レベルとする。また、非選択Y−セレクタ12に接続された全ての読み出し用カラム選択線RCSL0〜RCSL3を“L”レベルとする。その結果、選択Y−セレクタ12内においてMOSトランジスタ16−0がオン状態、MOSトランジスタ16−1〜16−3がオフ状態となり、非選択Y−セレクタ12内において全てのMOSトランジスタ16−0〜16−3がオフ状態となる。またカラムデコーダ30は、選択ローカルセンスアンプ群13に接続された接続信号線CNLBLを“H”レベルとし、非選択ローカルセンスアンプ群13に接続された接続信号線CNLBLを“L”レベルとする。これにより、選択ローカルセンスアンプ群13に含まれるローカルセンスアンプ17において、MOSトランジスタ120がオン状態となる。その結果、選択メモリセルブロック11内における各メモリセルグループ14に接続された16本のローカルビット線LBL0は、ローカルセンスアンプ17を介してそれぞれグローバルビット線GBL0〜GBL15に電気的に接続される。
次にグローバルセンスアンプ140がグローバルビット線GBL0及び選択ローカルビット線LBL0のプリチャージを開始する。すなわち、カラムデコーダ30は、カラム選択線CSL0を“H”レベル、CSL1〜CSL15を“L”レベルとして、カラムセレクタ40内のMOSトランジスタ18−0をオン状態、MOSトランジスタ18−1〜18−15をオフ状態とする。その結果、グローバルセンスアンプ140と、選択ローカルビット線LBL0とが、グローバルビット線GBL0を介して電気的に接続される。これにより、グローバルセンスアンプ140は、グローバルセンスアンプ140に電気的に接続されたグローバルビット線GBL0及び選択ローカルビット線LBL0をプリチャージする。この際、MOSトランジスタ18−1〜18−15はオフ状態とされているので、グローバルビット線GBL1〜GBL15及び非選択ローカルビット線はプリチャージされない。
グローバルビット線GBL0及び選択ローカルビット線LBL0がプリチャージ電位Vpreに達した後、プリチャージ信号/PREがネゲート(“H”レベル)され、プリチャージは終了する。そして、MOSトランジスタ120がオン状態とされた状態で、選択ローカルビット線LBL0とグローバルビット線GBL0の電位がイコライズされる。その後は第1の実施形態で説明した方法によりデータが読み出される。
選択ローカルビット線LBL0に読み出されたデータが“0”データである場合、グローバルビット線GBL0の電位はプリチャージ電位を維持する。逆に“1”データである場合、グローバルビット線GBL0の電荷はMOSトランジスタ124、125によってディスチャージされ、ほぼ0Vとなる。電位変化の様子は、第1の実施形態で説明した図11において、ビット線BL0を選択ローカルビット線LBL0、ビット線BL00をグローバルビット線GBL0と読み替えたものと同様である。
その後、グローバルセンスアンプ140は、グローバルビット線GBL0に読み出されたデータを増幅・反転して、出力信号SAOUTとして入出力バッファ80へ出力する。
上記のように、この発明の第2の実施形態に係るフラッシュメモリであると、第1の実施形態で説明した(1)乃至(3)の効果に加えて、下記(4)の効果が得られる。
(4)読み出し動作時における消費電力を低減出来る。
本実施形態に係るフラッシュメモリであると、読み出し時において、選択メモリセルMCが接続されたローカルビット線のみがプリチャージされ、その他の非選択ローカルビット線はプリチャージされない。従って、プリチャージ時における消費電力を削減出来る。この点について、ローカルセンスアンプによってローカルビット線をプリチャージする場合と対比しつつ、以下詳細に説明する。図19は、ローカルセンスアンプ150によってローカルビット線をプリチャージする場合のフラッシュメモリの、Y−セレクタ12、ローカルセンスアンプ群13、カラムセレクタ40、及びグローバルセンスアンプ140の回路図であり、特にグローバルビット線GBL0、GBL1に関する構成を示している。
図19において、個々のローカルセンスアンプ150がローカルビット線のプリチャージを行う。プリチャージは、プリチャージ信号/PREがアサートされることで開始される。この際、プリチャージ信号/PREは1つのローカルセンスアンプ群13に含まれる複数のローカルセンスアンプ150間で共通に使用される。従って、プリチャージ信号/PREがアサートされると、同一のローカルセンスアンプ群13に含まれる全てのローカルセンスアンプ150がプリチャージを行う。例えば図19に示すように、グローバルビット線GBL0に対応したメモリセルグループ14からデータを読み出す場合、グローバルビット線GBL0に対応したローカルビット線LBL0だけでなく、その他のグローバルビット線GBL1〜GBL15に対応したローカルビット線LBL0もプリチャージされる。そしてグローバルビット線GBL1〜GBL15に対応したローカルビット線LBL0は、プリチャージの不要なローカルビット線である。このように、プリチャージの必要なローカルビット線は1本であるにもかかわらず、15本のローカルビット線がプリチャージされる。従って、プリチャージ時の消費電力が大きくなる。また、消費電力が大きいため、電源電圧の降下を防止するために電源配線を十分に太くする必要があり、フラッシュメモリの面積が増大する問題もある。勿論、プリチャージ信号/PREをデコードすることによって、選択メモリセルMCに接続されたローカルビット線のみをプリチャージすることも考え得るが、この場合にはデコード回路が新たに必要になり、やはりフラッシュメモリの面積が増大する。
しかし本実施形態に係る構成であると、グローバルセンスアンプ140によってプリチャージが行われる。図20は、本実施形態に係るフラッシュメモリの、Y−セレクタ12、ローカルセンスアンプ群13、カラムセレクタ40、及びグローバルセンスアンプ140の回路図であり、特にグローバルビット線GBL0、GBL1に関する構成を示している。図示するように、カラムセレクタ40によって、グローバルセンスアンプ140には選択ローカルセンスアンプ群13のみが接続される。そしてY−セレクタ12によって、ローカルビット線LBL0のみがローカルセンスアンプ17に接続される。すなわち、グローバルセンスアンプ140は、グローバルビット線GBL0、センスアンプ17、及びMOSトランジスタ16−0を介して、選択メモリセルが接続されたローカルビット線LBL0にのみ電気的に接続され、その他のローカルビット線には接続されない。従って、不要なローカルビット線がプリチャージされず、消費電力を削減出来る。そして、消費電力を削減出来ることによって、電源配線の太さは従来と同様にすることが出来る。更に、プリチャージ信号のデコードも不要であるので、デコード回路の面積が増加することなく上記効果が得られる。
次にこの発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第2の実施形態におけるデコード回路の配置方法に関する。図21は、本実施形態に係るフラッシュメモリ3の一部領域のブロック図である。
本実施形態に係るフラッシュメモリ3は、第2の実施形態で説明した構成において、更にセンスアンプデコーダ160を備えている。センスアンプデコーダ160は、接続信号線CNLBL及びセンスアンプ活性化信号線SE、/SEの選択動作を行う。そして図21に示すように、センスアンプデコーダ160はメモリセルアレイ10を挟んでロウデコーダ20と相対するように配置されている。換言すれば、ロウデコーダ20は、グローバルビット線GBL15よりもグローバルビット線GBL0に接続されるメモリセルを速く選択出来るように配置される。他方、センスアンプデコーダ160は、グローバルビット線GBL0よりもグローバルビット線GBL15に接続されるローカルセンスアンプ17を速く選択出来るように配置される。
本実施形態に係る半導体記憶装置によれば、上記第1、第2の実施形態で説明した(1)乃至(4)の効果に加えて、下記(5)の効果が得られる。
(5)高速な読み出しが可能となる(その2)。
本効果につき図22を用いて説明する。図22はメモリセルブロック11、Y−セレクタ12、ローカルセンスアンプ群13、ロウデコーダ20、及びセンスアンプデコーダ160のブロック図である。本実施形態に係る構成であると、セレクトゲート線を選択する機能ブロック(ロウデコーダ20)と、接続信号線CNLBL及びセンスアンプ活性化信号線SE、/SEを選択する機能ブロック(センスアンプデコーダ160)とが分離されている。そして、これらの機能ブロックは、メモリセルアレイ10を挟んで、ワード線に沿った方向で相対するようにして配置されている。
すると、図22に示すようにロウデコーダ20に最も近いグローバルビット線はグローバルビット線GBL0であり、最も遠いグローバルビット線はグローバルビット線GBL15である。従って、メモリセルMCを選択する際には、グローバルビット線GBL0に接続されるメモリセルMCが最も速く選択され、グローバルビット線GBL15に接続されるメモリセルMCが最も遅く選択される。よって、グローバルビット線GBL0に接続されるメモリセルMCが最も速くローカルビット線のディスチャージを開始し、グローバルビット線GBL15に接続されるメモリセルMCが最も遅くローカルビット線のディスチャージを開始する。
また、センスアンプデコーダ160に最も近いグローバルビット線はグローバルビット線GBL15であり、最も遠いグローバルビット線はグローバルビット線GBL0である。従って、グローバルビット線とローカルビット線との接続を切断する際には、グローバルビット線GBL15が最も速く切断され、グローバルビット線GBL0が最も遅く切断される。同様に、ローカルセンスアンプ17内のMOSトランジスタ125、126は、グローバルビット線GBL15に対応するMOSトランジスタ125、126が最も速くオン状態とされ、グローバルビット線GBL0に対応するMOSトランジスタ125、126が最も遅くオン状態とされる。すなわち、ローカルビット線のプリチャージの終了、及びローカルセンスアンプ17が活性化されるタイミングは、グローバルビット線GBL0に対応するものよりも、グローバルビット線GBL15に対応するものの方が速い。
従って、セレクトゲート線の選択信号の伝搬遅延が、接続信号線CNLBL及びセンス信号線LSAONの選択信号の伝搬遅延によって相殺され、信号の伝搬遅延による動作速度の低下を抑制出来る。
次にこの発明の第4の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第2の実施形態においてロウデコーダ20及びカラムデコーダ30を読み出し系と書き込み系とに分割し、更に上記第3の実施形態を適用したものである。図23は、本実施形態に係るフラッシュメモリ3のブロック図である。
図示するように本実施形態に係る構成では、上記第1の実施形態で説明したロウデコーダ20として、読み出し用ロウデコーダ22及び書き込み用ロウデコーダ23を備えている。またカラムデコーダ30として、接続信号線デコーダ24、センスアンプ活性化信号線デコーダ25、リセット信号線デコーダ26、読み出し用カラムデコーダ27、及び書き込み用カラムデコーダ28を備えている。その他の構成は図1と同様である。
書き込み用ロウデコーダ23は、ロウアドレス信号RAに基づいて、書き込み時及び消去時においてワード線WL0〜WL(m−1)を選択し、選択ワード線に正電圧VPPまたは負電圧VBBを印加する。またメモリセルアレイ10が形成されているp型ウェル領域102に電圧を印加する。読み出し用ロウデコーダ24は、ロウアドレス信号RAに基づいて、読み出し時においてセレクトゲート線SG0〜SG(m−1)を選択し、選択セレクトゲート線に正電圧Vcc1を印加する。接続信号線デコーダ24、センスアンプ活性化信号線デコーダ25、リセット信号線デコーダ26は、接続信号線CNLBL、センスアンプ活性化信号線SE、/SE、及びリセット信号線LBLRSTをそれぞれ制御する。読み出し用カラムデコーダ27は、カラムアドレス信号CAに基づいて、読み出し時において読み出し用カラム選択線RCSLのいずれかを選択する。書き込み用カラムデコーダ28は、カラムアドレス信号CAに基づいて、書き込み時にY−セレクタ12を制御する。書き込み用カラムデコーダ28の選択動作については後述する。
上記構成において、読み出し用ロウデコーダ22はワード線に沿った方向でメモリセルブロック11を挟んで書き込み用ロウデコーダ23と相対するように配置されている。また、接続信号線デコーダ24及びセンスアンプ活性化信号線デコーダ25は書き込み用ロウデコーダ23に近接して配置される。すなわち、接続信号線デコーダ24及びセンスアンプ活性化信号線デコーダ25は、ワード線に沿った方向でメモリセルアレイ10を挟んで読み出し用ロウデコーダ22と相対するように配置されている。図23の例であると、フラッシュメモリ3は2つのメモリセルアレイ10を備えている。そして書き込み用ロウデコーダ23、書き込み用カラムデコーダ28、接続信号線デコーダ24、及びセンスアンプ活性化信号線デコーダ25は2つのメモリセルアレイ10間に配置され、2つのメモリセルアレイ10の選択動作を行う。
次に本実施形態に係るフラッシュメモリの備えるY−セレクタ12の構成について図24を用いて説明する。図24はメモリセルブロック11及びY−セレクタ12の回路図である。メモリセルブロック11の構成は、上記第2の実施形態と同様である。なお図24では、1本のローカルビット線に接続されるメモリセルMCの数は4個であるが、この数は一例に過ぎない。
図示するようにY−セレクタ12は、第1の実施形態で説明した読み出し用選択回路15の他に、書き込み用選択回路170及び書き込み禁止用選択回路180を備えている。書き込み用選択回路170及び書き込み禁止用選択回路180は、読み出し用選択回路15と同様にメモリセルグループ14毎に設けられている。
書き込み用選択回路170の各々は、4つのMOSトランジスタ170−0〜170−3を備えている。MOSトランジスタ170−0〜170−3の電流経路の一端はローカルビット線LBL0〜LBL3の一端にそれぞれ接続されている。そして、MOSトランジスタ170−0と170−1の電流経路の他端が共通接続され、MOSトランジスタ170−2と170−3の電流経路の他端が共通接続されている。このMOSトランジスタ170−0と170−1の共通接続ノードをノードN30、MOSトランジスタ170−2と170−3の共通接続ノードをN31と以下では呼ぶこととする。MOSトランジスタ170−0〜170−3のゲートは、書き込み用カラム選択線WCSL0、WCSL1のいずれかに接続されている。同一行にある書き込み用選択回路170に含まれるMOSトランジスタ170−0、170−2は、同一の書き込み用カラム選択線WCSL0に接続され、同一行にある書き込み用選択回路170に含まれるMOSトランジスタ170−1、170−3は、同一の書き込み用カラム選択線WCSL1に接続される。書き込み用カラム選択線WCSL0、WCSL1は、書き込み時において書き込み用カラムデコーダ28によって選択される。
書き込み用選択回路170内のノードN30、N31は、それぞれ書き込み用グローバルビット線WGBL0〜WGBL31のいずれかに接続されている。書き込み用グローバルビット線WGBL0〜WGBL31のそれぞれは、同一列にある書き込み用選択回路170のノードN30同士、またはノードN31同士を共通接続する。そして、書き込み時において書き込みデータが書き込み用グローバルビット線WGBL0〜WGBL31に与えられる。
次に書き込み禁止用選択回路180の構成について説明する。書き込み禁止用選択回路180の各々は、4つのMOSトランジスタ180−0〜180−3を備えている。MOSトランジスタ180−0〜180−3の電流経路の一端はローカルビット線LBL0〜LBL3の一端にそれぞれ接続されている。そして、MOSトランジスタ180−0〜180−3の電流経路の他端には書き込み禁止電圧VPIが共通に印加される。MOSトランジスタ180−0〜180−3のゲートは、書き込み禁止用カラム選択線ICSL0、ICSL1のいずれかに接続されている。同一行にある書き込み禁止用選択回路180に含まれるMOSトランジスタ180−0、180−2のゲートは、同一の書き込み用カラム選択線ICSL0に接続され、同一行にある書き込み禁止用選択回路180に含まれるMOSトランジスタ180−1、180−3のゲートは、同一の書き込み用カラム選択線ICSL1に接続される。書き込み禁止用カラム選択線ICSL0、ICSL1は、書き込み時において書き込み用カラムデコーダ28によって選択される。
なお、上記第2の実施形態で説明したグローバルビット線GBL0〜GBL15は、読み出し用グローバルビット線RGBLとして機能し、データの読み出しの際に用いられ、書き込み時には用いられない。
次に読み出し用ロウデコーダ22及び書き込み用ロウデコーダ23の構成について図25を用いて説明する。図25は、読み出し用ロウデコーダ22、書き込み用ロウデコーダ23、及びメモリセルアレイ10の回路図である。書き込み用ロウデコーダ23は、書き込み時において、メモリセルアレイが形成されたp型ウェル領域102及び全てのセレクトゲート線SG0〜SG(m−1)に負電位VBBを印加する。また消去時において、全ワード線に負電位VBBを印加すると共に、p型ウェル領域102に正電圧VPPを印加する。読み出し用ロウデコーダ22は、読み出し時においてセレクトゲート線SG0〜SG(m−1)のいずれかを選択し、選択セレクトゲート線に正電位Vcc1を印加する。
上記読み出し用ロウデコーダ22及び書き込み用ロウデコーダ23の構成について説明する。まず、読み出し用ロウデコーダ22の構成について説明する。読み出し用ロウデコーダ22は、アドレスデコード部190及びスイッチ素子群191を備えている。アドレスデコード部190はセレクトゲート線SG毎に設けられ、電源電圧Vcc1で動作し、(i+1)ビットのロウアドレス信号RA0〜RAiをデコードしてロウアドレスデコード信号を得るロウアドレスデコード回路192を備えている。ロウアドレスデコード回路192は、NANDゲート193及びインバータ194を有している。NANDゲート193は、ロウアドレス信号RA0〜RAiの各ビットのNAND演算を行う。そして、インバータ194がNAND演算結果を反転してロウアドレスデコード信号として出力する。
スイッチ素子群191は、nチャネルMOSトランジスタ195を有している。MOSトランジスタ195は、セレクトゲート線SG0〜SG(m−1)毎に設けられている。そして、インバータ194の出力が、MOSトランジスタ195の電流経路を介して、セレクトゲート線SG0〜SG(m−1)に与えられる。なお、MOSトランジスタ195のゲートには、制御信号ZISOGが入力される。そして、制御信号ZISOGによって、書き込み動作及び消去動作時には、MOSトランジスタ195はオフ状態とされ、読み出し動作時にはオン状態とされる。
次に、書き込み用ロウデコーダ23の構成について説明する。書き込み用ロウデコーダ23は、アドレスデコード部200及びスイッチ素子群201を備えている。アドレスデコード部200は、ワード線WL0〜WL(m−1)毎に設けられ、(i+1)ビットのロウアドレス信号RA0〜RAiをデコードしてロウアドレスデコード信号を得るロウアドレスデコード回路202を備えている。ロウアドレスデコード回路202は、NANDゲート203及びインバータ204を有している。NANDゲート203は、ロウアドレス信号RA0〜RAiの各ビットのNAND演算を行う。そして、インバータ204がNAND演算結果を反転してロウアドレスデコード信号として出力する。NANDゲート203及びインバータ204の電源電圧はVCGNWノード及びVCGPWノードから与えられる。VCGNWノードには0Vまたは正電圧VPPが印加される。またVCGPWノードには0Vまたは負電圧VBBが印加される。
スイッチ素子群201は、nチャネルMOSトランジスタ205を有している。MOSトランジスタ205はセレクトゲート線SG0〜SG(m−1)毎に設けられている。そしてMOSトランジスタ205の電流経路を介してセレクトゲート線SG0〜SG(m−1)はVSGPWノードに接続される。VSGPWノードには負電圧VBBが印加される。
次に、上記構成の2Trフラッシュメモリの動作について説明する。以下では、上記第1、第2の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
<書き込み動作>
データの書き込みは、同一のワード線に接続された複数のメモリセルMCについて一括して行われる。但し、同一のメモリセルグループ14のうちで同時にデータが書き込まれるメモリセルは、ローカルビット線LBL0、LBL1のいずれかに接続されたメモリセルと、ローカルビット線LBL2、LBL3のいずれかに接続されたメモリセルの2つである。以下、図24において書き込み用グローバルビット線WGBL0、WGBL1に接続されるメモリセルグループに着目して、ワード線WL0及びローカルビット線LBL0、LBL2に接続されたメモリセルトランジスタMTにデータを書き込む場合を例に説明する。
まず書き込み禁止電圧VPIとして0Vが与えられる。そして、書き込み用ロウデコーダ23によってワード線WL0が選択され、選択ワード線WL0に正電圧VPPが印加される。またVSGPWノードには負電圧VBBが与えられる。そして書き込み用ロウデコーダ23においてMOSトランジスタ205がオン状態とされることによって、VSGPWノードから、全セレクトゲート線SG0〜SG(m−1)に負電位VBBが印加される。更に、書き込み用ロウデコーダ23によってp型ウェル領域102に負電位VBBが印加される。なお、書き込み時において信号ZISOGは“L”レベルとされており、読み出し用ロウデコーダ22のロウアドレスデコード回路192は、セレクトゲート線から電気的に分離されている。
また、選択ワード線WL0を含むメモリセルグループ14に対応する書き込み用選択回路170に接続された2本の書き込み用カラム選択線のうち、書き込み用カラム選択線WCSL0が、書き込み用カラムデコーダ28によって選択される。これにより、書き込み用選択回路170内のMOSトランジスタ170−0、170−2がオン状態とされる。その結果、書き込み用グローバルビット線WGBL0とローカルビット線LBL0とが電気的に接続され、書き込み用グローバルビット線WGBL1とローカルビット線LBL2とが電気的に接続される。
また、選択ワード線WL0を含まないメモリセルグループ14に対応する書き込み用選択回路170に接続された書き込み用カラム選択線は全て非選択とされる。そのため、選択ワード線を含まないメモリセルグループ14に対応する書き込み用選択回路170内のMOSトランジスタ170−0〜170−3はオフ状態とされる。
更に読み出し用カラムデコーダ27は、全ての読み出し用カラム選択線RCSL0〜RCSL(4m−1)を非選択とする。これにより、全ての読み出し用選択回路15内のMOSトランジスタ16−0〜16−3はオフ状態とされる。従って、読み出し用グローバルビット線RGBLとローカルビット線LBL0〜LBL3とは、電気的に分離されている。
更に、非選択とされるローカルビット線LBL1、LBL3に接続されるMOSトランジスタ180−1、180−3をオン状態とすべく、書き込み用カラムデコーダ28は書き込み禁止用カラム選択線ICSL1を“H”レベル(Vcc2)とする。選択ローカルビット線LBL0、LBL2に対応するMOSトランジスタ180−0、180−2に接続される書き込み禁止用カラム選択線ICSL0は“L”レベルとされ、MOSトランジスタ180−0、180−2はオフ状態である。その結果、非選択ローカルビット線LBL1、LBL3には書き込み禁止電圧VPI=0Vが印加される。
上記の結果、書き込み用選択回路170内のMOSトランジスタ170−0を介して、書き込み用グローバルビット線WGBL0から、ローカルビット線LBL0に書き込みデータ(VBBまたは0V)が与えられる。更に、MOSトランジスタ170−2を介して、書き込み用グローバルビット線WGBL1から、ローカルビット線LBL2に書き込みデータ(VBBまたは0V)が与えられる。
<読み出し動作>
次に読み出し動作について説明する。読み出し動作時には、書き込み用カラムデコーダ28は全ての書き込み用カラム選択線WCSL0、WCSL0を非選択とし、全ての書き込み禁止用カラム選択線ICSL0、ICSL1を非選択とする。その結果、ローカルビット線LBL0〜LBL3は、書き込み用グローバルビット線及び書き込み禁止電圧VPIと非接続とされる。
そして、読み出し用グローバルビット線の電位が所定のプリチャージ電位に達した後、信号ZISOGが“H”レベルとされ、読み出し用ロウデコーダ22のMOSトランジスタ156がオン状態とされる。そして読み出し用ロウデコーダ22はセレクトゲート線SG0を選択(“H”レベル:Vcc1)する。また、書き込み用ロウデコーダ23は全てのワード線WL0〜WL(m−1)を非選択(0V)とし、且つp型ウェル領域102の電位VPWを0Vとする。更に、ソース線の電位が0Vとされる。なお、読み出し時において信号WSGは“L”レベルとされ、VSGPWノードとセレクトゲート線とは電気的に分離されている。
その他の動作は第2の実施形態で説明したとおりである。
<消去動作>
次に消去動作について説明する。消去動作にあたっては、MOSトランジスタ16−0〜16−3、170−0〜170−3、180−0〜180−3の全てがオフ状態とされる。そして書き込み用ロウデコーダ23は、全てのワード線WL0〜WL(m−1)に負電圧VBBを印加する。更に、p型ウェル領域102に正電位VPPを印加する。なお、消去時においては信号ZISOG、WSGは“L”レベルとされている。
その結果、メモリセルMCのメモリセルトランジスタのフローティングゲートから電子がFN tunnelingによってp型ウェル領域102に引き抜かれる。これにより、全てのメモリセルMCのデータが消去され、閾値電圧が負となる。なお、セレクトゲート線の電位は、p型ウェル領域92とのカップリングによってほぼVPPにまで上昇する。勿論、セレクトゲート線SG0〜SG(m−1)にVSGPWノードから負電圧VBBを印加しても良い。
上記のように、ロウデコーダが書き込み用と読み出し用とに分割された構成にも、上記第1乃至第3の実施形態が適用出来る。
次にこの発明の第5の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は上記第2乃至第4の実施形態に係るLSIのテスト動作のための構成に関するものである。図26は、フラッシュメモリ3の一部領域のブロック図である。
図示するように、グローバルセンスアンプ140の出力ノードSAOUTは、テスト用モニタ端子210に接続されている。テスト用モニタ端子210は、フラッシュメモリ3の動作をテストする際に、例えばメモリセルMCに流れるセル電流を測定するために用いられる。
本実施形態に係る構成であると、上記第1乃至第3の実施形態で説明した(1)乃至(5)の効果に加えて、下記(6)の効果が得られる。
(6)LSIの面積増加を抑制しつつ、テスト動作を簡略化出来る。
グローバルセンスアンプだけでなくローカルセンスアンプを用いる場合、ローカルセンスアンプを用いない場合に比べてテスト動作が複雑化するのが通常である。これは、ローカルセンスアンプがプリチャージを行う機能を有することに起因する。例えばテスト動作時にセル電流を測定する際などの場合、グローバルビット線は使用出来ない。そのため、ローカルセンスアンプに外部出力用のトランジスタと外部出力用の金属配線とが設けられ、このトランジスタと金属配線を用いてテスト用の信号の入出力が行われる。従って、テストの為の新たな回路が必要となり、LSIの面積増加の原因となる。
しかし本実施形態に係る構成であると、グローバルセンスアンプ140によってプリチャージを行う。従って、テスト時においてもグローバルビット線を使用してテスト信号を与える/読み出すことが出来る。例えばセル電流を読み出す場合、セル電流はY−セレクタ12、ローカルセンスアンプ17、及びグローバルビット線を介してテスト用モニタ端子210に読み出される。すなわち、通常のデータの読み出し動作と同様の手法を用いてテストを行うことが出来る。従ってテストの為の新たな回路を追加する必要が無いため、LSIの面積増加を抑制しつつ、テスト動作を簡略化できる。
次にこの発明の第6の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第1乃至第5の実施形態において、2Trフラッシュメモリの代わりに3Tr−NAND型フラッシュメモリを用いたものである。図27は、3Tr−NAND型フラッシュメモリのメモリセルアレイ10の回路図である。なお、その他の構成は第1乃至第5の実施形態で説明したとおりであるので説明は省略する。
図示するようにメモリセルアレイは、マトリクス状に配置された(m×n)個のメモリセルMCを備えている。メモリセルMCは、互いに電流経路が直列接続されたメモリセルトランジスタMTと選択トランジスタST1、ST2とを有している。メモリセルトランジスタMTの電流経路は、選択トランジスタST1、ST2の電流経路間に接続されている。メモリセルトランジスタMTは、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成されたフローティングゲートと、フローティングゲート上にゲート間絶縁膜を介在して形成された制御ゲートとを有する積層ゲート構造を備えている。また選択トランジスタST1、ST2も、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された第1多結晶シリコン層と、第1多結晶シリコン層上にゲート間絶縁膜を介在して形成された第2多結晶シリコン層とを含む多層ゲート構造を有している。そして、選択トランジスタST1のソース領域がメモリセルトランジスタMTのドレイン領域に接続され、メモリセルトランジスタMTのソース領域が、選択トランジスタST2のドレイン領域に接続されている。また、列方向で隣接するメモリセルMC同士は、選択トランジスタST1のドレイン領域、または選択トランジスタST2のソース領域を共有している。
同一行にあるメモリセルMCのメモリセルトランジスタMTの制御ゲートは、ワード線WL0〜WL(m−1)のいずれかに共通接続される。また、同一行にあるメモリセルMCの選択トランジスタST1のゲートは、セレクトゲート線SGD0〜SGD(m−1)のいずれかに共通接続され、選択トランジスタST2のゲートは、セレクトゲート線SGS0〜SGS(m−1)のいずれかに共通接続されている。また、同一列にあるメモリセルMCの選択トランジスタST1のドレイン領域は、ローカルビット線LBL0〜LBL3のいずれかに共通接続されている。そしてメモリセルMCの選択トランジスタST2のソース領域はソース線SLに共通接続される。
上記のような3Tr−NAND型フラッシュメモリの場合であっても、上記第1乃至第5の実施形態が適用出来る。
次にこの発明の第7の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第1乃至第5の実施形態において2Trフラッシュメモリの代わりにNAND型フラッシュメモリを用いたものである。図28は、NAND型フラッシュメモリのメモリセルアレイの回路図である。なお、その他の構成は第1乃至第5の実施形態で説明したとおりであるので説明は省略する。
メモリセルアレイは、マトリクス状に配置された複数個のNANDセルを有している。NANDセルの各々は、8個のメモリセルトランジスタMTと、選択トランジスタST1、ST2とを含んでいる。メモリセルトランジスタMTは、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成されたフローティングゲートと、フローティングゲート上にゲート間絶縁膜を介在して形成された制御ゲートとを有する積層ゲート構造を備えている。なお、メモリセルトランジスタMTの個数は8個に限られず、16個や32個であってもよく、その数は限定されるものではない。メモリセルトランジスタMTは、隣接するもの同士でソース、ドレインを共有している。そして、選択トランジスタST1、ST2間に、その電流経路が直列接続されるようにして配置されている。そして、直列接続されたメモリセルトランジスタMTの一端側のドレイン領域が選択トランジスタST1のソース領域に接続され、他端側のソース領域が選択トランジスタST2のドレイン領域に接続されている。すなわち、NANDセルは、3Tr−NAND型フラッシュメモリのメモリセルにおいて、メモリセルトランジスタMTの数を複数にしたものである。
同一行にあるメモリセルトランジスタMTの制御ゲートはワード線WL0〜WL7のいずれかに共通接続され、同一行にあるメモリセルの選択トランジスタST1、ST2のゲートは、それぞれセレクトゲート線SGD、SGSに共通接続されている。また、メモリセルアレイにおいて同一列にある選択トランジスタST1のドレインはローカルビット線LBL0〜LBL3のいずれかに共通接続される。選択トランジスタST2のソースはソース線SLに共通接続される。なお、選択トランジスタST1、ST2は必ずしも両方必要ではない。NANDセルを選択出来るのであれば、いずれか一方のみが設けられていても良い。
上記のようなNAND型フラッシュメモリであっても、上記第1乃至第5の実施形態が適用出来る。
上記のように、この発明の第1乃至第7の実施形態に係る半導体記憶装置及びそのデータ読み出し方法であると、プリチャージされたビット線の電圧を、センスアンプの基準電圧として用いている。従って、基準電圧発生用の回路が不要となり、半導体メモリの面積を削減出来る。なお、上記実施形態ではフラッシュメモリの場合を例に挙げて説明したが、セル電流をセンスしてデータを読み出す半導体メモリ全般に適用でき、例えばDRAM、MRAM、強誘電体メモリなどにも適用出来る。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
1…システムLSI、2…CPU、3…フラッシュメモリ、10…メモリセルアレイ、11…メモリセルブロック、12…Y−セレクタ、13…ローカルセンスアンプ群、14…メモリセルグループ、15…読み出し用選択回路、16−0〜16−3、18−0〜18−15、17…ローカルセンスアンプ、120〜128、170−0〜170−3、180−0〜180−3…MOSトランジスタ、20…ロウデコーダ、22…読み出し用デコーダ、23…書き込み用デコーダ、24…接続信号線デコーダ、25…センスアンプ活性化信号線デコーダ、26…リセット信号線デコーダ、27…読み出し用カラムデコーダ、28…書き込み用カラムデコーダ、30…カラムデコーダ、40…カラムセレクタ、41…選択回路、50…センスアンプ群、51…センスアンプ、60…プリチャージ回路群、61…プリチャージ回路、70…電圧発生回路、80…入出力バッファ、90…ライトステートマシーン、140…グローバルセンスアンプ、160…センスアンプデコーダ、170…書き込み用選択回路、180…書き込み禁止用選択回路、210…テスト用モニタ端子