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JP4826368B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP4826368B2
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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ又はこれらの機能を複合的に備えた複合機等の画像形成装置に関する。
電子写真方式のカラー画像形成装置では、1または複数の静電潜像担持体上に形成された複数色のトナー像を、中間転写ベルトに重ねて転写させてカラー画像を形成する技術が提案されている。
中間転写ベルトの素材としては、転写性能に優れたポリイミドが好適に用いられる。しかし、ポリイミドは湿度依存性が高いため、ポリイミドからなる中間転写ベルトでは、ベルト周辺の湿度が増加すると伸びが発生し、後述の問題が生じる。なお、中間転写ベルト周辺の絶対湿度と、中間転写ベルトの伸びは、例えば図7に示すように、絶対湿度の増加に比例して中間転写ベルトの伸びが大きくなる関係を有する。
中間転写ベルトは、例えば図11(a)に示すように、複数のローラ114,132,134に巻回されて設けられるものであり、画像形成時において周回動作を行うようになっている。かかる構成において、中間転写ベルト130を駆動する駆動ローラ132の表面は、駆動力をベルト130に伝達し易いように摩擦力の大きな素材で構成される。このため、中間転写ベルト130の幅方向の伸びが、駆動ローラ132への巻回部分及びその付近ではベルト130と駆動ローラ132との間の摩擦力により大きく制限され、その他の部分ではほとんど制限を受けることがない。
したがって、非画像形成時において中間転写ベルト130の周回動作が停止しているときに、ベルト130周辺の湿度が上昇すると、駆動ローラ132に支持されているベルト部分はその変形が拘束される。そして、湿度の上昇と、周回動作の停止時にベルトの変形が拘束されることが相まって、図11(b)に示すように、駆動ローラ132への巻回部分付近Pにおいて波打ち状の変形Qが生じることがある。
このようにして中間転写ベルトに変形が生じると、ベルトの変形部分と静電潜像担持体との間に隙間が生じてしまうため、トナー像の転写を良好に行うことができず、画像不良が発生する恐れがある。
特許文献1には、画像形成動作の停止に伴い中間転写ベルトの周回動作が停止している状態において、ベルト周辺の湿度が所定値に達すると、ベルトを一時的に周回動作させるように構成された画像形成装置が開示されている。
特開2000−250365号公報
特許文献1の技術によれば、中間転写ベルトの停止時において湿度が高くなっても、ベルトを一時的に周回させることで、駆動ローラとの接触部分を適宜変化させることができるため、ベルトの幅方向の伸びの均一化を図ることができ、ベルトが変形し難くすることができる。
しかし、特許文献1の技術は、ベルトの一時的な周回動作を、湿度の高さを基準として制御するものであって、湿度の増加量を基準として制御するものではないため、ベルトの変形を確実に防止できない恐れがある。
そこで、本発明は、中間転写ベルトまたは用紙搬送ベルト等の無端ベルトの変形を確実に防止できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、複数の回転体に跨って巻回された無端ベルトと、
該無端ベルト周辺の絶対湿度を検出するための検出手段と、
画像形成時において上記無端ベルトの連続的な周回動作を行わせ、且つ、非画像形成時において上記無端ベルトの連続的な周回動作を停止させるように制御する制御部を備え、
該制御部は、上記検出手段により上記連続的な周回動作の停止直前または停止直後に検出した第1の絶対湿度と、上記検出手段により上記連続的な周回動作の停止後に検出した第2の絶対湿度に基づき、上記連続的な周回動作の停止後における上記絶対湿度の増加量を算出するとともに、該増加量が所定値以上であるときに、上記無端ベルトの一時的な周回動作を行わせるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、中間転写ベルト等の無端ベルトの連続的な周回動作が停止した後、絶対湿度の増加量が所定値以上であるときに、無端ベルトの一時的な周回動作が行われるように制御されるため、無端ベルトの変形を確実に防止できる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置2の概略構成を示す。画像形成装置2は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの機能を複合的に備えた複合機等の電子写真式画像形成装置である。現在、電子写真方式の画像形成装置として種々の形態のものが提案されているが、図示する画像形成装置は所謂タンデム方式のカラー画像形成装置である。ただし、本発明は、この種の画像形成装置にのみ適用が限定されるものでなく、他の形態の画像形成装置、例えば、回転軸の周囲に4つの現像装置を配置し、これらを順次静電潜像担持体に対向させてフルカラー画像を作成する所謂4サイクル方式の画像形成装置にも等しく適用できる。
画像形成装置2は、原稿画像を読み取るための画像読み取り部20と、読み取った画像を印字するための印字部22を有する。
画像読み取り部20は、公知の機構により原稿画像を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色に色分解して読み取るとともに、赤(R)、緑(G)、青(B)の画像データを作成するように構成されている。なお、図において、符号24は、印字に関する各種情報を表示するための表示部であり、符号25は、印字の開始操作を行ったり印字に関する各種設定操作を行ったりするためのパネル操作部である。
印字部22は、無端状の中間転写ベルト30を有する。中間転写ベルト30には、転写性能に優れた素材が用いられ、具体的には、例えばポリイミドが用いられる。また、中間転写ベルト30としては、厚みが例えば50μm以上150μm以下であるものが好適に用いられる。
本実施形態では、中間転写ベルト30は図面の右側と左側にそれぞれ配置された一対のローラ32,34(請求の範囲における回転体に対応。)に巻回されている。図面の右側のローラ32は、図示しないモータに駆動連結された駆動ローラであり、モータの駆動に基づいて該モータに連結された駆動ローラ32が回転し、ベルト30とこれに接する他方のローラ34が図中反時計回り方向に回転するようにしてある。
駆動ローラ32としては、外径が例えば12mm以上30mm以下のものが好適に用いられ、これにより、装置の小型化を図ることができる。
駆動ローラ32の少なくとも表面は、ゴムまたはウレタン等の摩擦係数が大きい素材で構成され、駆動力を中間転写ベルト30へ良好に伝達できるようになっている。
また、駆動ローラ32と中間転写ベルト30との摩擦力を十分に確保するため、中間転写ベルト30は、複数のローラ32,34により所定の張力が与えられている。中間転写ベルト30に与える張力の大きさは、例えば15N以上50N以下とすることが好ましい。
図中右側に配置されている駆動ローラ32に支持されているベルト部分の外側には、二次転写ローラ40が設けてある。二次転写ローラ40は、ベルト30外周面に接触しており、その接触部(ニップ部)が二次転写領域41を形成している。
図中左側に配置されているローラ34に支持されているベルト部分の外側には、中間転写ベルトクリーニングブレード42が設けてある。クリーニングブレード42はベルト30を介してローラ34に圧接しており、その接触部が未転写トナーを回収する回収領域62を形成している。
図中左側のローラ34から図中右側のローラ32に移動するベルト部分の下には、図中左側から右側に向かって順に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像剤をそれぞれ用いて対応する色のトナー像を作成する4つの作像部3(3Y,3M,3C,3K)が、中間転写ベルト30に沿って配置されている。
各作像部3は、静電潜像担持体として円筒状の感光体4を有する。感光体4の周囲には、その回転方向(図中時計回り方向)に沿って順に、帯電器8、露光装置10、現像装置18、一次転写ローラ14、および感光体クリーニング部材16が配置されている。
図2に示すように、一次転写ローラ14は無端状中間転写ベルト30の内側に配置されている。ブラック用の一次転写ローラ14Kは、バネ17の付勢力により、中間転写ベルト30の内側に常時圧接された状態が維持され、感光体4に対して中間転写ベルト30を挟んで一定の荷重で押圧されるようになっており、その荷重は、例えば0.5N以上10N以下とされている。ブラック用の一次転写ローラ14Kは、中間転写ベルト30の回転方向において感光体4から下流側に2mm離れた位置に配置されている。
イエロー、マゼンタ、シアン用の一次転写ローラ14Y,14M,14Cは、これらの一次転写ローラ14Y,14M,14Cの長手方向両端を支持する支持プレート74が支軸76周りに図上時計回り方向に回動することにより位置変更可能とされている。具体的に、4色のトナーを用いてカラー画像を形成するカラーモードにおいては、図2に示すようにイエロー、マゼンタ、シアン用の一次転写ローラ14Y,14M,14Cは中間転写ベルト30に圧接されるように配置され、1色のトナー(具体的にはブラック)を用いてモノクロ画像を形成するモノクロモードにおいては、図示を省略するが、ブラック用の一次転写ローラ14Kのみが中間転写ベルト30に圧接し、イエロー、マゼンタ、シアン用の一次転写ローラ14Y,14M,14Cは中間転写ベルト30から離間して配置されるようになっている。
イエロー、マゼンタ、シアン用の一次転写ローラ14Y,14M,14Cは、カラーモードにおいて、ブラック用の一次転写ローラ14Kと同様、感光体4に対して中間転写ベルト30を挟んで一定の荷重で押圧されており、その荷重は、例えば0.5N以上10N以下とされている。イエロー、マゼンタ、シアン用の一次転写ローラ14Y,14M,14Cは、カラーモードにおいて、ブラック用の一次転写ローラ14Kと同様、中間転写ベルト30の回転方向において感光体4から下流側に2mm離れた位置に配置されるようになっている。
なお、一次転写ローラ14には、高圧電源80が接続されており、画像形成時において高圧電源80により一次転写バイアスが印加されるようになっている。
中間転写ベルト30の周辺には、ベルト30周辺の絶対湿度を検出するための検出手段として、ベルト30周辺の雰囲気温度を測定するための温度センサ82と、ベルト30周辺の相対湿度を測定するための湿度センサ84が設けられている。
図1に戻って、印字部22の下部には、給紙装置として給紙カセット44が着脱可能に配置されている。給紙カセット44内に積載収容された用紙(記録媒体)36は、給紙カセット44の近傍に配置された給紙ローラ52の回転によって最上部のものから1枚ずつ搬送路50に送り出されるようになっている。
給紙ローラ52の近傍には、所定のタイミングで用紙36を二次転写領域41へ送り出すためのレジストローラ54が設けられている。レジストローラ54の近傍には、用紙36の先端を検出するための検出センサ55が設けられている。
搬送路50は、給紙カセット44から、レジストローラ対54のニップ部、二次転写領域41、定着ローラ対56のニップ部、および排紙ローラ対60のニップ部を通って、印字部22の上部に設けられた排紙部61まで延びている。
カラーモードにおける画像形成動作の一例について簡単に説明する。
先ず、画像読み取り部20において得られた赤(R)、緑(G)、青(B)の画像データが、制御部70において所定のデータ処理を受けて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像データに変換される。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像データは、制御部70内の画像メモリ72に格納され、位置ずれ補正のための所定の画像補正を受けた後、露光装置10に設けられた図示しない発光ダイオードを発光させるための駆動信号に変換される。
印字部22では、先ず、各作像部3において、所定の周速度で回転駆動されている感光体4の外周面が帯電器8により帯電される。次に、帯電された感光体4の外周面には、制御部70から出力された駆動信号を受けた露光装置10から光が投射され、静電潜像が形成される。続いて、静電潜像は、現像装置18から供給される現像剤のトナーにより顕在化される。このようにして感光体4上に形成された各色のトナー像は、感光体4の回転により一次転写領域に達すると、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で、感光体4から中間転写ベルト30上へ転写(一次転写)されて重ねられる。
中間転写ベルト30に転写されることなく感光体4上に残留している未転写トナーは、感光体4とクリーニング部材16との接触部に達すると、クリーニング部材16で掻き取られ、感光体4の外周面から除去される。
重ね合わされた4色のトナー像は、中間転写ベルト30によって二次転写領域41に搬送される。一方、そのタイミングに合わせて、給紙カセット44に収容された用紙36が、二次転写領域41に搬送される。そして、4色のトナー像が、二次転写領域41において中間転写ベルト30から用紙36に二次転写される。4色のトナー像が転写された用紙36は、搬送路50のさらに下流側へ搬送され、定着ローラ56によってトナー像が用紙36に定着された後、排紙ローラ60によって排紙部61に送り出される。
二次転写領域41を通過した中間転写ベルト30は、クリーニングブレード42で清掃される。クリーニングブレード42により中間転写ベルト30から除去されたトナーは、クリーナハウジング61内に取り込まれ、クリーナハウジング61内に設けられたスクリュー64の回転により、ジョイントパイプ66を介してトナー回収ボックス68に送られる。その後、各感光体4及び中間転写ベルト30の回転駆動が停止される。
図3に示すように、制御部70には、温度センサ82、湿度センサ84、外部機器86、パネル操作部25、および画像読み取り部20からの信号の入力、並びにその他の入力がなされ、制御部70からは、中間転写ベルト駆動用の駆動ローラ32に接続された駆動モータを作動させるための駆動信号の出力、および一次転写ローラ14に接続された高圧電源80をオンにするための駆動信号の出力、並びにその他の出力がなされるようになっている。
制御部70は、画像形成時において中間転写ベルト30の連続的な周回動作を行わせるとともに、非画像形成時において中間転写ベルト30の連続的な周回動作を停止させるように制御するように構成されている。
また、制御部70は、温度センサ82により検出した中間転写ベルト30周辺の雰囲気温度と、湿度センサ84により検出した中間転写ベルト30周辺の相対湿度の情報に基づき、中間転写ベルト30周辺の絶対湿度を算出するように構成されている。
さらに、制御部70は、中間転写ベルト30の連続的な周回動作の停止直前に検出した第1の絶対湿度M1と、中間転写ベルト30の連続的な周回動作の停止後に検出した第2の絶対湿度M2に基づき、中間転写ベルト30停止後における絶対湿度の増加量を算出するように構成されている。
ただし、第1の絶対湿度を検出するタイミングは、ベルト30の連続的な周回動作の停止直前に限られず、ベルト30の連続的な周回動作の停止直後であってもよい。
さらにまた、制御部70はベルト30の連続的な周回動作の停止直前または停止直後からの絶対湿度の増加量が所定値ΔH以上であるときに、中間転写ベルト30の一時的な周回動作を行わせるように構成されている。具体的に、ベルト30の一時的な周回動作を行わせる基準となる所定値ΔHは、例えば10g/m3に設定される。
中間転写ベルト30の一時的な周回動作では、図4に示すように、所定の時間tBのベルト周回動作が所定の時間tAをあけて間欠的に行われる。該一時的な周回動作は、その開始後において、ベルトの間欠的な動作が所定のn回行われたときに終了するように制御される。ただし、制御部70は、一時的な周回動作の開始後において、ベルトの間欠的な動作の回数がn回に達する前において、図5に示すように、ベルト30の連続的な周回動作の停止直前または停止直後からの絶対湿度の増加量が所定値ΔH未満であるとき、ベルト30を動作させないように構成してもよい。
所定時間tAと所定回数nは任意に設定することができる。1回当たりの動作時間tBは、中間転写ベルト30における波打ち状の変形Qが生じ得た部分(図11参照)が1回の動作終了時に駆動ローラ32への巻回部分に停止するような時間に設定されている。あるいは、1回当たりの動作時間tBは、波打ち状の変形Qが生じ得た部分が、1回の動作終了時に駆動ローラ32により幅方向の伸びが拘束された部分から外れた部分に停止するような時間に設定される。このような設定により、波打ち状の変形Qが生じ得た部分が、中間転写ベルト30が約1周した後に、一時的周回動作前に停止していた位置に再度停止しないように構成されている。
このように、中間転写ベルト30の連続的な周回動作の停止後において、ベルト30周辺の絶対湿度の増加量が所定値ΔH以上となり、ベルト30の変形が発生しやすい状態になると、中間転写ベルト30の一時的な周回動作が行われる。したがって、駆動ローラ32に支持されたベルト部分の伸びが、転写ベルト30の一時的な周回動作によって解放されることにより、すべてのベルト部分が幅方向に均一に伸び、ベルト30の変形を確実に防止できる。
図6は、制御部70で実行されるメインルーチンの流れを示すフローチャートである。
図6に示すように、メインルーチンが開始されると、まずステップ1において、各データを初期化するデータ初期化ルーチンが実行され、次のステップ2において、外部機器や操作パネル部25等からの信号を入力して各部に各種信号を出力する入出力ルーチンが実行され、続くステップ3において、各部を駆動して画像形成動作を行う画像形成動作ルーチンが実行される。その後、ステップ4において、中間転写ベルト30の一時的な周回動作を行う一時的周回動作ルーチンが実行され、最後に、ステップ5において、ルーチンタイマーが終了すると、ステップ2の入出力ルーチンに戻る処理が実行される。
次に、一時的周回動作ルーチン(図6のステップ4)における各処理の流れを、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。
一時的周回動作ルーチンが開始されると、まずステップ11において、温度センサ82により検出した雰囲気温度と、湿度センサ84により検出した相対湿度に基づき、中間転写ベルト30周辺の絶対湿度M0を検出し、次のステップ12において、画像形成動作が行われているかどうかが判断される。
ステップ12において画像形成動作中であると判断されると、ステップ13において、第1の絶対湿度M1がM1=M0にセットされるとともに、ステップ14において、中間転写ベルト30の一時的な周回動作における動作回数を表すカウンタCがC=0にセットされ、ステップ25に進む。
一方、ステップ12において画像形成動作中でないと判断されると、ステップ15において、第2の絶対湿度M2がM2=M0にセットされ、次のステップ16において、第1の絶対湿度M1と第2の絶対湿度M2の差(M2−M1)が所定値ΔH(実施形態では10g/m3)以上であるかどうかが判断される。
ここで、第1の絶対湿度M1と第2の絶対湿度M2の差(M2−M1)は、画像形成動作停止後、すなわち中間転写ベルト30の連続的な周回動作停止後における絶対湿度の増加量を表すものである。
ステップ16において、第1の絶対湿度M1と第2の絶対湿度M2の差(M2−M1)が所定値ΔH以上であると判断された場合、ステップ17に進み、中間転写ベルト30の一時的な周回動作における動作間の時間間隔tAを計測するためのタイマーAのカウントが開始または続行される。他方、ステップ16において、第1の絶対湿度M1と第2の絶対湿度M2の差(M2−M1)が所定値ΔH未満であると判断された場合、ステップ18に進む。
ステップ18において、タイマーAが所定値tAになったかどうかが判断される。タイマーAが所定値tAになったと判断された場合、続くステップ19において、中間転写ベルト30を駆動させる駆動モータがオンになり、中間転写ベルト30が一時的に駆動される。他方、ステップ18において、タイマーAが所定値tAになっていないと判断された場合、ステップ20に進む。
ステップ20において、中間転写ベルト30を駆動させる駆動モータがオンになっているかどうかが判断される。駆動モータがオンになっていると判断された場合、ステップ21に進み、中間転写ベルト30の一時的な周回動作における1回の動作当たりの動作時間を計測するためのタイマーBのカウントが開始または続行される。他方、ステップ20において、駆動モータがオンになっていないと判断された場合、ステップ22に進む。
ステップ22において、タイマーBが所定値tBになったかどうかが判断される。タイマーBが所定値tBになったと判断された場合、次のステップ23において、中間転写ベルト30を駆動させる駆動モータがオフとなるとともに、続くステップ24において、カウンタCに1が加算され、ステップ25に進む。他方、ステップ22において、タイマーBが所定値tBになっていないと判断された場合は、メインルーチンに戻る。
ステップ25に進むと、タイマーAがA=0にセットされ、次のステップ26において、タイマーBがB=0にセットされた後、ステップ27に進む。
ステップ27では、カウンタCが所定値nになっているかどうかが判断される。カウンタCが所定値nになっていると判断されると、ステップ13に戻る。他方、ステップ27において、カウンタCが所定値nになっていないと判断されると、メインルーチンに戻る。
その他の実施形態では、図8に示すように、制御部70が、一時的な周回動作の終了後において、該一時的な周回動作の終了直前または終了直後からの絶対湿度の増加量が所定値ΔH以上であるときに、次の一時的な周回動作を開始させるように構成されている。これにより、一時的な周回動作の終了後において、次の連続的な周回動作が行われる前にベルト30周辺の湿度が大きく上昇した場合でも、次の一時的な周回動作を行わせることにより、すべてのベルト部分が幅方向に均一に伸びるようにすることができ、ベルト30の変形を一層確実に防止できる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、本発明を構成する無端ベルトが中間転写ベルトである場合について説明したが、本発明を構成する無端ベルトは、中間転写ベルト以外の部材であってもよく、例えば、感光体ベルト、またはベルト表面に用紙を担持して搬送するための用紙搬送ベルトであってもよい。
画像形成動作の停止後、すなわち中間転写ベルトの連続的な周回動作の停止後における絶対湿度の増加量と、中間転写ベルトの変形の発生との関係を確認する試験を行った。
具体的に、画像形成動作の停止直前と停止してから12時間後のそれぞれにおける中間転写ベルトの温湿環境として、絶対湿度が異なる9つの温湿環境(環境1〜環境9)を設定し(図9参照)、画像形成動作停止後の絶対湿度が、停止直前と比較して同じか又は増加する場合について、中間転写ベルトの変形の発生の有無を確認した。
図9の数値記入欄に記入された数値は、画像形成動作の停止直前の絶対湿度と停止後の絶対湿度の差、すなわち画像形成動作の停止後における絶対湿度の増加量を示し、それらのうち、斜線が引かれた数値記入欄に記入された数値は、ベルトの変形が発生した絶対湿度の増加量を示す。なお、画像形成動作の停止後において絶対湿度が減少する場合については、試験を行っていないため、数値記入欄を空欄にしている。
図9に示すように、ベルトの変形が発生した場合のうち、絶対湿度の増加量が最も小さなものは、画像形成動作停止直前の温湿環境が環境2であり停止後の温湿環境が環境4である場合の11.1g/m3である。一方、ベルトの変形が発生しなかった場合のうち、絶対湿度の増加量が最も大きなものは、9.7g/m3である。この試験結果より、絶対湿度の増加量が10g/m3以上である場合に、ベルトの変形が発生する恐れがあることを確認できた。すなわち、中間転写ベルトの連続的な周回動作の停止後において、絶対湿度の増加量が10g/m3以上であるときに、中間転写ベルトの一時的な周回動作を行うように制御することが好ましいことを確認できた。
本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 カラーモードにおける中間転写ベルトの周回経路を示す断面図である。 制御系の構成を示すブロック図である。 絶対湿度の上昇と一時的周回動作の関係を示すグラフである。 絶対湿度の増加量が所定値未満になったときにベルト動作を行わないことを示すグラフである。 メインルーチンのフローチャートである。 一時的周回動作ルーチンのフローチャートである。 その他の実施形態における絶対湿度の上昇と一時的周回動作の関係を示すグラフである。 絶対湿度の増加量とベルト変形の発生との関係を確認する試験の結果を示す表である。 絶対湿度と中間転写ベルトの伸び量の関係を示すグラフである。 ベルトの変形の発生例を示す図である。
符号の説明
2 画像形成装置、
4 静電潜像担持体(感光体)、
30 無端ベルト(中間転写ベルト)、
32 回転体(ローラ)、
70 制御部、
82 検出手段(温度センサ)、
84 検出手段(湿度センサ)。

Claims (7)

  1. 複数の回転体に跨って巻回された無端ベルトと、
    該無端ベルト周辺の絶対湿度を検出するための検出手段と、
    画像形成時において上記無端ベルトの連続的な周回動作を行わせ、且つ、非画像形成時において上記無端ベルトの連続的な周回動作を停止させるように制御する制御部を備え、
    該制御部は、上記検出手段により上記連続的な周回動作の停止直前または停止直後に検出した第1の絶対湿度と、上記検出手段により上記連続的な周回動作の停止後に検出した第2の絶対湿度に基づき、上記連続的な周回動作の停止後における上記絶対湿度の増加量を算出するとともに、該増加量が所定値以上であるときに、上記無端ベルトの一時的な周回動作を行わせるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記一時的な周回動作は、所定時間の間隔をあけて間欠的に上記無端ベルトを動作させるものであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 上記制御部は、上記一時的な周回動作の開始後において、上記無端ベルトが上記間欠的な動作を所定回数行った後、上記一時的な周回動作を終了させるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 上記制御部は、上記一時的な周回動作の開始後において、上記連続的な周回動作の停止直前または停止直後からの上記絶対湿度の増加量が上記所定値未満であるとき、上記無端ベルトを動作させないように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 上記制御部は、上記一時的な周回動作の終了後において、該一時的な周回動作の終了直前または終了直後からの上記絶対湿度の増加量が上記所定値以上であるときに、次の上記一時的な周回動作を開始させるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 上記一時的な周回動作を行わせる基準となる上記所定値は10g/m3であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 上記無端ベルトは、静電潜像担持体上のトナー像を転写させるための中間転写ベルトであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。

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