JP4813793B2 - 反射型または半透過型液晶表示装置 - Google Patents
反射型または半透過型液晶表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4813793B2 JP4813793B2 JP2004382815A JP2004382815A JP4813793B2 JP 4813793 B2 JP4813793 B2 JP 4813793B2 JP 2004382815 A JP2004382815 A JP 2004382815A JP 2004382815 A JP2004382815 A JP 2004382815A JP 4813793 B2 JP4813793 B2 JP 4813793B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- display device
- crystal display
- hydrolyzate
- refractive index
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Polarising Elements (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
Description
反射機能を付与するために通常反射板を用いる。反射板として金属板が好ましい。反射板の表面が平滑であると、正反射成分のみが反射されて視野角が狭くなることがある。その為、反射板の表面に凹凸構造(特許2756206号参照)を導入するのが好ましい。また、半透過型液晶表示装置の場合、光を透過する領域と光を反射する領域とで構成することができる。
半透過型液晶装置では、液晶セルの反射機能を有する透明電極基板側に入射側偏光子をさらに設け、液晶セルを出射側偏光子と入射側偏光子で挟んで配置する。入射側偏光子は前記出射側偏光子と同じ機能、構成を有するものである。半透過型液晶装置では、出射側偏光子の透過軸と入射側偏光子の透過軸とが略垂直になるように配置することが好ましい。
また、本発明に用いる光学異方体は、波長λでのレタ−デーションRe(λ)と波長λの比Re(λ)/λが通常0.22〜0.28、好ましくは0.23〜0.27、より好ましくは0.24〜0.26の範囲にあることが好ましい。
ここで、1/4波長板は、波長550nmで測定したレターデーションが125〜150nmの光学異方体である。1/2波長板は波長550nmで測定したレターデーションが250〜300nmの光学異方体である。
光学異方体の遅相軸は、通常、その延伸方向、またはそれと直交する方向に生じる。透明樹脂の延伸で得られた1/4波長板と1/2波長板の遅相軸交差角は好ましくは56°〜62°、より好ましくは57°〜61°である。遅相軸交差角が、上記範囲にあると、広帯域性に優れた光学異方体が得られる。なお、遅相軸とは直線偏光を入射させた際に、位相の遅れが最大になる方向である。
透明樹脂の具体例としては、脂環式構造を有する重合体樹脂、ポリエチレンやポリプロピレンなどの鎖状オレフィン系重合体、ポリカーボネート系重合体、ポリエステル系重合体、ポリスルホン系重合体、ポリエーテルスルホン系重合体、ポリビニルアルコール系重合体などの正の固有複屈折を有する樹脂;ビニル芳香族系重合体、ポリアクリロニトリル系重合体、ポリメチルメタクリレート系重合体、セルロースエステル系重合体、などの負の固有複屈折を有する樹脂を挙げることができる。これらは2種を組み合わせて、あるいは単独で使用できる。
脂環式構造を有する重合体としては、例えば、ノルボルネン系重合体、単環の環状オレフィン系重合体、ビニル脂環式炭化水素重合体を挙げることができる。これらの中で、ノルボルネン系重合体は、透明性と成形性が良好なので好適に用いることができる。ノルボルネン系重合体としては、例えば、ノルボルネン系単量体の開環重合体、ノルボルネン系単量体と他の単量体との開環共重合体及びこれら重合体の水素添加物;ノルボルネン系単量体の付加重合体、ノルボルネン系単量体と他の単量体との付加共重合体及びこれらの重合体の水素添加物などを挙げることができる。これらの中で、ノルボルネン系単量体の開環重合体又は開環共重合体の水素添加物は、透明性に優れるので、特に好ましい。
ビニル芳香族系重合体とは、ビニル芳香族単量体の重合体、又はビニル芳香族単量体と共重合可能な単量体との共重合体をいう。ビニル芳香族単量体としては、スチレン;4−メチルスチレン、4−クロロスチレン、3−メチルスチレン、4−メトキシスチレン、4−tert−ブトキシスチレン、α−メチルスチレンなどのスチレン誘導体;などが挙げられる。これらを単独で使用しても2種以上併用してもよい。ビニル芳香族単量体と共重合可能な単量体としては、プロピレン、ブテン等のオレフィン;アクリロニトリル等のα,β−エチレン性不飽和ニトリル単量体;アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸等のα,β−エチレン性不飽和カルボン酸;アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル;マレイミド;酢酸ビニル;塩化ビニル;などが挙げられる。ビニル芳香族系重合体の中でも、耐熱性が高い観点から、スチレン又はスチレン誘導体と無水マレイン酸との共重合体が好ましい。
上記フィルムの延伸は、該透明樹脂のガラス転移温度をTgとするとき、好ましくはTg−30℃からTg+60℃の温度範囲、より好ましくはTg−10℃からTg+50℃の温度範囲にて、好ましくは1.01〜2倍の延伸倍率で行う。延伸速度は、好ましくは5〜1000mm/秒、より好ましくは10〜750mm/秒である。延伸速度が上記範囲にあると、延伸制御が容易となり、さらに面精度やレターデーションのバラツキが小さい光学異方体が得られる。
液晶性化合物は光学異方性を有しており、これを一定方向に配列し固定することによって光学異方性のあるフィルムを得ることができる。具体的には、重合開始剤又は架橋剤の存在下、紫外線又は熱により重合もしくは架橋する性質を有する低分子量又は高分子量の液晶性化合物、あるいはそれらの混合物を、実質的に均一に配向させた状態で重合又は架橋反応により固定化させて得ることができる。
棒状液晶性化合物としては、アゾメチン類、アゾキノン類、シアノビフェニル類、シアノフェニルエステル類、安息香酸エステル類、シクロヘキサンカルボン酸フェニルエステル類、シアノフェニルシクロヘキサン類、トラン類、シアノ置換フェニルピリミジン類、アルコキシ置換フェニルピリミジン類、フェニルジオキサン類、アルケニルシクロヘキシルベンゾニトリル類などが挙げられる。また、以上のような低分子液晶性化合物だけでなく、高分子棒状液晶性化合物も用いることができる。さらに、棒状液晶性化合物の具体例として、特開平7−294735号公報、特開2002−174724号公報及び特開平8−283748号公報に記載されている重合性液状組成物等が挙げられる。棒状液晶性化合物を用いた光学異方体の例として、液晶を垂直配向させた膜でnz>nx≒nyの関係を示すものが、傾斜配向させた膜でnz>nx>nyの関係を示すものがあげられる。傾斜配向させた膜として、商品名NHフィルム(新日本石油社製)等の市販品も使用できる。
配向膜は、通常、光学的に等方性を有する高分子化合物で形成される。具体的には、セルロース系樹脂、ポリイミド、ポリイミドアミド、ポリエーテルイミド、ポリエステル、ポリアリレート、ポリビニルアルコール、ゼラチン等が挙げられる。これらは、2種類以上を組み合わせて用いても良い。
下記nx、ny及びnzは、前記位相差板等におけるX軸、Y軸、及びZ軸方向の屈折率を表し、前記X軸方向とは、前記層の面内での屈折率が最大となる方向(面内遅相軸方向)であり、前記Y軸方向とは、前記層の面内で前記X軸方向に垂直な方向(面内進相軸方向)であり、前記Z軸方向とは、前記X軸方向及び前記Y軸方向に垂直な層の厚さ方向である。
nx≒ny<nz (1)
nx≒ny>nz (2)
nx>ny≒nz (3)
nx≒nz>ny (4)
また、二軸性を有する位相差板としては、ポジティブ二軸位相差板(nz>nx>ny)、ネガティブ二軸位相差板(nx>ny>nz)が挙げられる。
複屈折性を示す層の面内のレターデーションReや面と垂直方向のレターデーションであるRthは、使用する液晶モードに応じて適宜調整すればよい。
ハードコート層は、その表面に、防眩性を付与するために凹凸形状を形成したものであってもよい。この凹凸形状は公知の防眩性付与のために有効な形状であれば特に制限はない。
式[1]: nL≦1.37
式[3]: n√H−0.2<nL<√nH+0.2
(ここで、nHは、ハードコート層の屈折率である。)
特に、下記関係式[4]および[6]が満たされることがより好ましい。
式[4]: 1.25≦nL≦1.35
式[6]: √nH−0.15<nL<√nH+0.15
(A)一般式:SiX4 …(1)
(式(1)において、Xは加水分解性基である)で表わされる加水分解性オルガノシランを加水分解して得られる加水分解物
(B)式(1)の加水分解性オルガノシランと、フッ素置換アルキル基を有する加水分解性オルガノシランとの共重合加水分解物
(C)撥水基を直鎖部に備えると共にアルコキシ基が結合したケイ素原子を分子内に2個以上有する加水分解性オルガノシラン
(A)一般式:SiX4 …(1)
(式(1)において、Xは加水分解性基である)で表わされる加水分解性オルガノシランを加水分解して得られる加水分解物
(B)式(1)の加水分解性オルガノシランと、フッ素置換アルキル基を有する加水分解性オルガノシランとの共重合加水分解物
(D)下記式(4)で表わされるジメチル型のシリコーンジオール
(A)一般式(1):SiX4 …(1)
(式(1)において、Xは加水分解性基である)で表わされる加水分解性オルガノシランを加水分解して得られる加水分解物
(B)式(1)の加水分解性オルガノシランと、フッ素置換アルキル基を有する加水分解性オルガノシランとの共重合加水分解物
(Xは加水分解性基である)で表わされる4官能加水分解性オルガノシランを加水分解して得られる4官能加水分解物(4官能シリコーンレジン)である。この4官能加水分解性オルガノシランとしては、下記一般式(5)に示されるような4官能オルガノアルコキシシランが好ましい。
上記式(5)の基「OR」中の「R」は1価の炭化水素基であれば特に限定されるものではないが、炭素数1〜8の1価の炭化水素基が好適であり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基などのアルキル基などを例示することができる。基「OR」としては、このようなアルキル基Rを有するアルコキシ基が特に好ましい。アルコキシ基中に含有されるアルキル基のうち、炭素数が3以上のものについては、n−プロピル基、n−ブチル基などのように直鎖状のものであってもよいし、イソプロピル基、イソブチル基、t−ブチル基などのように分岐を有するものであってもよい。
(式(2)においてR1、R2はアルキル基、nは2〜200の整数である)
で表され、直鎖部の長さはn=2〜200の範囲が好ましい。nが2未満(すなわちn=1)であると、直鎖部の撥水性が不十分であり、加水分解性オルガノシラン(C)を含有させることによる効果を十分に得ることができない。逆にnが200を超えると、他のマトリクス形成材料との相溶性が悪くなる傾向があり、硬化被膜の透明性に悪影響を及ぼしたり、硬化被膜に外観ムラが発生するおそれがある。
なお、この多孔質物質の細孔内にも上記溶媒あるいは気体が存在している。このときの構成成分の除去量が多くなると空洞の容積が増大し、屈折率の低い中空シリカ微粒子が得られ、この中空シリカ微粒子を配合して得られる透明被膜は低屈折率で反射防止性能に優れる。
(A)一般式がSiX4 (Xは加水分解性基) …(1)
で表わされる加水分解性オルガノシランを加水分解して得られる加水分解物
(B)式(1)の加水分解性オルガノシランと、フッ素置換アルキル基を有する加水分解性オルガノシランとの共重合加水分解物
ΔR=(Rb−Ra)/Rb×100(%) (i)
ΔR=(Rc−Rd)/Rc×100(%) (ii)
半透過型液晶表示装置は、下から順に、バックライト及び導光板(21)、その上部に偏光板(20)が設けられ、その上に1/2波長板(19)および1/4波長板(18)からなる光学異方体が設けられている。1/2波長板(19)と1/4波長板(18)は約60°の角度で遅相軸が交差している。さらにその上に一部に反射機能を持った透明電極(17)、液晶層(16)および透明電極(15)からなる半透過型液晶セルが設けられ、さらに、1/4波長板(14)および1/2波長板(13)からなる光学異方体が設けられている。1/2波長板(13)と1/4波長板(14)は約60°の角度で遅相軸が交差している。偏光板(12)、反射防止積層体(11)がその上に重ねられている。
反射型液晶表示装置は、下から順に、反射板(37)、液晶層(36)および透明電極(35)からなる反射型液晶セル、1/4波長板(34)および1/2波長板(33)からなる光学異方体、偏光板(32)、反射防止積層体(31)とから構成される。1/2波長板(33)と1/4波長板(34)は約60°の角度で遅相軸が交差している。また、カラー表示の場合には、更にカラーフィルター層を液晶セルの上側に設ける。
また、実施例及び比較例において、測定及び評価は下記の方法で行った。
光学積層体をエポキシ樹脂に包埋したのち、ミクロトーム[大和工業製(株)、RUB−2100]を用いて0.05μm厚にスライスし、透過電子顕微鏡を用いて断面を観察し、測定する。積層体については、各層ごとに測定する。
自動複屈折計[王子計測器(株)、KOBRA−21]を用いて、波長550nmで光学異方体の面内遅相軸の方向を求め、面内遅相軸方向の屈折率nx、面内で遅相軸に垂直な方向の屈折率ny、厚さ方向の屈折率nzを測定する。
高速分光エリプソメーター[J.A.Woollam社、M−2000U]を用いて測定した。
分光光度計[日本分光社製:「紫外可視近赤外分光光度計V−570」を用い、入射角5度で反射スペクトルを測定し、波長430〜700nmにおける最大値、及び波長550nmにおける反射率を求める。
高速分光エリプソメトリ[J.A.Woollam社製、M−2000U]を用い、入射角度をそれぞれ55、60、65度で測定した場合の、波長領域400〜1000nmのスペクトルから算出した。
スチールウール#0000に荷重0.025MPaをかけた状態で表面を10往復させ、試験後の表面状態を目視で観察する。
○:傷が認められない
×:傷が認められる
黒表示とさせた時のパネルを目視で観察し二段階で評価した。
○:グレアや映りこみが見られない
×:グレアや映りこみが見られる
半透過性液晶表示パネルを周囲明るさ500ルクスの環境に設置し、反射色を目視観察する。
○:反射色が黒
×:反射色が青
半透過性液晶表示パネルを周囲明るさ500ルクスの環境に設置し、透過モードにおいて、暗表示の時と明表示の時の正面から5度の位置における輝度を色彩輝度計(トプコン社製、色彩輝度計BM−7)を用いて測定する。そして、明表示の輝度と暗表示の輝度の比(=明表示の輝度/暗表示の輝度)を計算し、これをコントラスト(CR)とする。コントラスト(CR)が大きいほど、視認性に優れる。
作製した半透過型液晶表示装置に、1kHzの矩形波電圧を印加した。白表示0V、黒表示4.5Vとして目視で評価を行った。
ノルボルネン系重合体(商品名:ZEONOR 1420R、日本ゼオン社製、ガラス転移温度:136℃、飽和吸水率:0.01重量%未満)のペレットを、空気を流通させた熱風乾燥器を用いて110℃で4時間乾燥した。そしてリーフディスク形状のポリマーフィルター(ろ過精度30μm)が設置され、ダイリップの先端部がクロムめっきされた平均表面粗さRa=0.04μmのリップ幅650mmのコートハンガータイプのTダイを有する短軸押出機を用いて、前記ペレットを260℃で溶融押出しして厚み100μm、幅600mmの原反フィルム1を得た。レターデーション値[Re(550)]は、3nmであった。
製造例1で用いたノルボルネン系重合体からなる層(II層)、スチレン−マレイン酸共重合体(ノヴァ・ケミカル社製、商品名「Daylark D332」、ガラス転移温度130℃、オリゴマー成分含有量3重量%)からなる層(I層)、及び変性したエチレン−酢酸ビニル共重合体(三菱化学社製、商品名「モディックAP A543」、ビカット軟化点80℃)からなる接着剤層(III層)を有する、II層(30μm)−III層(6μm)−I層(150μm)−III層(6μm)−II層(30μm)の未延伸積層体の原反フィルム2を共押出し成形により得た。
6官能ウレタンアクリレートオリゴマー(商品名:NKオリゴ U−6HA、新中村化学社製)30部、ブチルアクリレート40部、イソボロニルメタクリレート(商品名:NK エステル IB、新中村化学社製)30部、2,2−ジフェニルエタン−1−オン10部をホモジナイザーで混合し、五酸化アンチモン微粒子の40重量%MIBK溶液(平均粒子径20nm:水酸基がパイロクロア構造の表面に現われているアンチモン原子に1つの割合で結合している。)を、五酸化アンチモン微粒子の重量が高屈折率層形成用塗工液全固形分の50重量%占める割合で混合して、高屈折率層形成用組成物H1を調製した。
テトラエトキシシラン166.4部にメタノール392.6部を加え、ヘプタデカフルオロデシルトリエトキシシランCF3(CF2)7CH2CH2Si(OC2H5)311.7部、更に0.005Nの塩酸水溶液29.3部(「H2O」/「OR」=0.5)を加え、これをディスパーを用いてよく混合して混合液を得た。この混合液を25℃恒温槽中で2時間撹拌して、重量平均分子量を830に調整したフッ素/シリコーン共重合加水分解物(B)をマトリクス形成材料として得た(縮合化合物換算固形分10%)。
テトラエトキシシラン208部にメタノール356部を加え、更に0.005Nの塩酸水溶液36部(「H2O」/「OR」=0.5)を加え、これをディスパーを用いてよく混合して混合液を得た。この混合液を25℃恒温槽中で2時間撹拌して、重量平均分子量を850に調整したシリコーン加水分解物(A)をマトリクス形成材料として得た(縮合化合物換算固形分10%)。
次に、中空シリカ微粒子として中空シリカIPA(イソプロパノール)分散ゾル(固形分20重量%、平均一次粒子径約60nm、外殻厚み約10nm、触媒化成工業製)を用い、これをシリコーン加水分解物(A)に加え、中空シリカ微粒子/加水分解物(A)(縮合化合物換算)が固形分基準で重量比が60/40となるように配合し、その後、全固形分が1%になるようにIPA/酢酸ブチル/ブチルセロソルブ混合液(希釈後の溶液の全量中の5%が酢酸ブチル、全量中の2%がブチルセロソルブなるように、あらかじめ混合された溶液)で希釈し、さらにジメチルシリコーンジオール(n≒250)を酢酸エチルで固形分1%になるように希釈した溶液を、中空シリカ微粒子と加水分解物(A)(縮合化合物換算)の固形分の和に対して、ジメチルシリコーンジオールの固形分が2重量%になるように添加することによって、低屈折率層形成用組成物L2を調製した。
テトラエトキシシラン166.4部にメタノール493.1部を加え、更に0.005Nの塩酸水溶液30.1部(「H2O」/「OR」=0.5)を加え、これをディスパーを用いてよく混合して混合液を得た。この混合液を25℃恒温槽中で2時間撹拌して、重量平均分子量を850に調整したシリコーン加水分解物(A)成分を得た。次に(C)成分として、(H3CO)3SiCH2CH2(CF2)7CH2CH2Si(OCH3)330.4部を加え、この混合液を25℃恒温槽中で1時間撹拌して、マトリクス形成材料を得た(縮合化合物換算固形分10%)。
テトラエトキシシラン208部にメタノール356部を加え、更に0.005Nの塩酸水溶液36部(「H2O」/「OR」=0.5)を加え、これをディスパーを用いてよく混合して混合液を得た。この混合液を25℃恒温槽中で1時間撹拌して、重量平均分子量を780に調整したシリコーン加水分解物(A)をマトリクス形成材料として得た。 次に、中空シリカ微粒子として中空シリカIPA(イソプロパノール)分散ゾル(固形分20重量%、平均一次粒子径約60nm、外殻厚み約10nm、触媒化成工業製)を用い、これをシリコーン加水分解物(A)に加え、中空シリカ微粒子/シリコーン加水分解物(縮合化合物換算)が固形分基準で重量比が50/50となるように配合し、さらに25℃恒温槽中で2時間攪拌して、重量平均分子量を980に調整した再加水分解物を得た(縮合化合物換算固形分10%)。
そして再加水分解物(中空シリカ微粒子を含む)と共重合加水分解物(B)を、再加水分解物/共重合加水分解物(B)が固形分基準で80/20となるように配合し、その後、全固形分が1%になるようにIPA/酢酸ブチル/ブチルセロソルブ混合液(希釈後の溶液の全量中の5%が酢酸ブチル、全量中の2%がブチルセロソルブなるように、あらかじめ混合された溶液)で希釈し、低屈折率層形成用組成物L4を調製した。
テトラエトキシシラン166.4部にメタノール493.1部を加え、更に0.005Nの塩酸水溶液30.1部(「H2O」/「OR」=0.5)を加え、これをディスパーを用いてよく混合して混合液を得た。この混合液を25℃恒温槽中で2時間撹拌して、重量平均分子量を850に調整したシリコーン加水分解物(A)成分を得た。次に(C)成分として、(H3CO)3SiCH2CH2(CF2)7CH2CH2Si(OCH3)3 30.4部を加え、この混合液を25℃恒温槽中で1時間撹拌して、マトリクス形成材料を得た(縮合化合物換算固形分10%)。
テトラエトキシシラン156部にメタノール402.7部を加え、ヘプタデカフルオロデシルトリエトキシシランCF3(CF2)7CH2CH2Si(OC2H5)3 13.7部、更に0.005Nの塩酸水溶液27.6部(「H2O」/「OR」=0.5)を加え、これをディスパーを用いてよく混合して混合液を得た。この混合液を25℃恒温槽中で2時間撹拌して、重量平均分子量を830に調整したフッ素/シリコーン共重合加水分解物(B)をマトリクス形成材料として得た(縮合化合物換算固形分10%)。
テトラエトキシシラン166.4部にメタノール493.1部を加え、更に0.005Nの塩酸水溶液30.1部(「H2O」/「OR」=0.5)を加え、これをディスパーを用いてよく混合して混合液を得た。この混合液を25℃恒温槽中で1時間撹拌して、重量平均分子量を800に調整したシリコーン加水分解物(A)成分を得た。次に(C)成分として、(H3CO)3SiCH2CH2(CF2)7CH2CH2Si(OCH3)3 30.4部を加え、この混合液を25℃恒温槽中で1時間撹拌して、重量平均分子量を950に調整したマトリクス形成材料を得た(縮合化合物換算固形分10%)。
厚さ75μのPVAフィルム(クラレビニロン#7500)をチャックに装着しヨウ素0.2g/l、ヨウ化カリウム60g/lよりなる水溶液中に30℃にて240秒浸漬し、次いでホウ酸70g/l、ヨウ化カリウム30g/lの組成の水溶液に浸漬すると共に、同時に6.0倍に一軸延伸しつつ5分間に渡ってホウ酸処理を行った。最後に室温で24時間乾燥し偏光子を得た。偏光度は、99.993%であった。
コニカミノルタ社製トリアセチルセルロースフィルム(KC8UX2M)の一方の面に、1.5規定水酸化カリウムのイソプロピルアルコール溶液を25ml/m2塗布し、25℃で5秒間乾燥した。流水で10秒洗浄し、25℃の空気を吹き付けることでフィルムの表面を乾燥した。このようにしてトリアセチルセルロースフィルムの一方の表面のみをケン化した。
製造例1で得た、原反フィルム1を、延伸機を使用して、オーブン温度(予熱温度、延伸温度、熱固定温度)140℃、延伸速度6m/分、縦延伸倍率1.5倍と1.3倍で延伸処理を行い、それぞれ光学異方体C1及びC2を得た。
得られた光学異方体C1及びC2の波長550nmのレターデーション値[Re(550)]は、それぞれ、265nm、132.5nmであった。
この光学異方体C3のRe(550)と、波長450nmのレターデーション値[Re(450)]との比Re(450)/Re(550)は1.005であった。
原反フィルム2を、テンター延伸機を用いて、延伸温度138℃、延伸倍率1.5倍、延伸速度115%/minで幅方向に対して−13°方向へ斜め延伸を行い、これを3000mに渡ってロール状に巻き取って光学異方体C4を得た。
得られた光学異方体C4の波長550nmにおけるリターデーションRe(550)を測定したところ137.2nmであった。
この光学異方体C5のRe(450)/Re(550)は0.81であった。
製造例1で得た、原反フィルム1を、延伸機を使用して、オーブン温度(予熱温度、延伸温度、熱固定温度)170℃、フィルム繰り出し速度6m/分、縦延伸倍率1.75倍と1.45倍で延伸処理を行い、それぞれ光学異方体C6及びC7を得た。
得られた光学異方体C6及びC7の波長550nmのレターデーション値Re(550)は、それぞれ、265nm、132.5nmであった。
上記の光学異方体C6の片面に、上記の光学異方体C7をアクリル系接着剤(住友スリーエム社製、DP−8005クリア)を介して、それぞれの遅相軸の交差角が59°になるように貼り合わせ光学異方体C8を得た。
この光学異方体C8のRe(450)/Re(550)は1.010であった。
コニカミノルタ社製トリアセチルセルロースフィルム(KC8UX2M)の一方の面に、1.5規定水酸化カリウムのイソプロピルアルコール溶液を25ml/m2塗布し、25℃で5秒間乾燥した。流水で10秒洗浄し、25℃の空気を吹き付けることでフィルムの表面を乾燥した。このようにしてトリアセチルセルロースフィルムの一方の表面のみをケン化した。
もう一方の面に、高周波発信機(春日電機社製 高周波電源AGI−024)を用いてコロナ放電処理を出力0.8KWにて行い、表面張力が0.055N/mの両面処理基材フィルムを得た。
製造例1で得られた原反フィルムの両面に、高周波発信機(春日電機社製 高周波電源AGI−024)を用いてコロナ放電処理を出力0.8KWにて行い、表面張力が0.072N/mの基材フィルムを得た。
次に、製造例3で得られたハードコート層形成用組成物H1を前記基材フィルムの片面に、ダイコーターを用いて塗工し、80℃の乾燥炉の中で5分間乾燥させて被膜を得た。その後、紫外線を照射(積算照射量300mJ/cm2)して、厚み5μmのハードコート層を積層した、積層フィルム1Bを得た。ハードコート層の屈折率は1.62、鉛筆硬度はHであった。
製造例13で得られた光学異方体C3と、製造例14で得られた低屈折率層付偏光板2Aを、低屈折率層付偏光板2Aの透過軸と光学異方体C3に積層されている光学異方体C1の遅相軸の交差角が15°になり、かつ光学異方体C3のC1側と低屈折率層付偏光板2Aの偏光子側が接する様に積層して、観察者側偏光板PO1を作製した。
製造例13で得られた光学異方体C3と、製造例12で得られた偏光子Pを、偏光子Pの透過軸と光学異方体C3に積層されている光学異方体C1の遅相軸の交差角が15°になり、かつ光学異方体C3のC1側と偏光子Pの偏光子側が接する様に積層して、バックライト側偏光板PB1を作製した。
使用したTNモードの液晶セルは、基盤両界面のプレチルト角が2度、ツイスト角が左ねじれ70度、Δndが反射表示部で230nm、透過表示部で略262nmのものを用いた。液晶膜厚は反射電極領域(反射表示部)で3.5μm、透明電極領域(透過表示部)で4.0μmとした。
作製した液晶表示装置1の評価結果を表1に示す。
製造例16において、低屈折率層形成用組成物L1に換えて、製造例5で得られた低屈折率層形成用組成物L2を用いた他は、製造例16と同じ方法で低屈折率層付偏光板(TAC基材)2Bを得た。
さらに実施例1において、観察者側偏光板PO1に換えて、観察者側偏光板PO2を用いた他は実施例1と同じ方法で液晶表示装置2を作製した。
作製した液晶表示装置2の評価結果を表1に示す。
製造例18において、低屈折率層付偏光板(TAC基材)2Aに換えて、製造例15で得られた低屈折率層付偏光板(COP基材)2Cを用いた他は製造例18と同様の方法で観察者側偏光板PO3を得た。
さらに実施例1において、観察者側偏光板PO1に換えて、観察者側偏光板PO3を用いた他は実施例1と同じ方法で液晶表示装置3を作製した。
作製した液晶表示装置3の評価結果を表1に示す。
製造例16において、低屈折率層形成用組成物L1に換えて、製造例7で得られた低屈折率層形成用組成物L4を用いた他は、製造例16と同じ方法で低屈折率層付偏光板(TAC基材)2Dを得た。
ついで製造例18において低屈折率層付偏光板2Aに換えて、低屈折率層付偏光板(TAC基材)2Dを用いた他は製造例18と同様の方法で観察者側偏光板PO4を得た。
さらに実施例1において、観察者側偏光板PO1に換えて、観察者側偏光板PO4を用いた他は実施例1と同じ方法で液晶表示装置4を作製した。
作製した液晶表示装置4の評価結果を表1に示す。
製造例16において、低屈折率層形成用組成物L1に換えて、製造例8で得られた低屈折率層形成用組成物L5を用いた他は、製造例16と同じ方法で低屈折率層付偏光板(TAC基材)2Eを得た。
次いで製造例18において低屈折率層付偏光板2Aに換えて、低屈折率層付偏光板(TAC基材)2Dを用いた他は製造例18と同様の方法で観察者側偏光板PO5を得た。
さらに実施例1において、観察者側偏光板PO1に換えて、観察者側偏光板PO5を用いた他は実施例1と同じ方法で液晶表示装置5を作製した。
作製した液晶表示装置5の評価結果を表1に示す。
製造例16において、低屈折率層形成用組成物L1に換えて、製造例9で得られた低屈折率層形成用組成物L6を用いた他は、製造例16と同じ方法で低屈折率層付偏光板(TAC基材)2Fを得た。
ついで製造例18において低屈折率層付偏光板2Aに換えて、低屈折率層付偏光板(TAC基材)2Fを用いた他は製造例18と同様の方法で観察者側偏光板PO6を得た。
さらに実施例1において、観察者側偏光板PO1に換えて、観察者側偏光板PO6を用いた他は実施例1と同じ方法で液晶表示装置6を作製した。
作製した液晶表示装置6の評価結果を表1に示す。
ついで製造例18において光学異方体C3に換えて、製造例14で得られた光学異方体C5を用いた他は製造例18と同様の方法で観察者側偏光板PO7を得た。
次に製造例19において、光学異方体C3に換えて、製造例14で得られた光学異方体C5を用いた他は製造例19と同様の方法でバックライト側偏光板PB2を得た。
さらに実施例1において、観察者側偏光板PO1に換えて、観察者側偏光板PO7を用いた他は実施例1と同じ方法で液晶表示装置7を作製した。
作製した液晶表示装置7の評価結果を表1に示す。
製造例18において、低屈折率層付偏光板(TAC基材)2Aに換えて、製造例15で得られた低屈折率層付偏光板(COP基材)2Cを用い、光学異方体C3に換えて、製造例14で得られた光学異方体C5を用いた他は製造例18と同様の方法で観察者側偏光板PO8を得た。
次に実施例1において、観察者側偏光板PO1に換えて、観察者側偏光板PO8を用い、バックライト側偏光板PB1に換えて、実施例7で得られたバックライト側偏光板PB2を用いた他は実施例1と同じ方法で液晶表示装置8を作製した。
作製した液晶表示装置8の評価結果を表1に示す。
製造例15で得られた光学異方体C8と、製造例14で得られた低屈折率層付偏光板2Aを、低屈折率層付偏光板2Aの透過軸と光学異方体C8に積層されている光学異方体C6の遅相軸の交差角が15°になり、かつ光学異方体C8のC6側と低屈折率層付偏光板2Aの偏光子側が接する様に積層して、観察者側偏光板PO9を作製した。
さらに実施例1において、観察者側偏光板PO1に換えて、観察者側偏光板PO9を用い、バックライト側偏光板PB1に換えて、バックライト側偏光板PB3を用いた他は実施例1と同じ方法で液晶表示装置9を作製した。
作製した液晶表示装置9の評価結果を表1に示す。
製造例16において低屈折率層形成用組成物L1の塗布を行わずに、コロナ放電処理を施した積層フィルム1Aのハードコート層を有する面に、MgF2層89nm、TiO2層112nm、MgF2層188nmをこの順にスパッタリング装置を用いて基板温度80℃の条件で積層し、三層構造の反射防止フィルムを作成した他は、製造例16と同様にして観察者側偏光板PO10を得た。
さらに実施例1において、観察者側偏光板PO1に換えて、観察者側偏光板PO10を用いた他は実施例1と同じ方法で液晶表示装置10を作製した。
作製した液晶表示装置10の評価結果を表1に示す。
製造例16において、低屈折率層形成用組成物L1に換えて、製造例10で得られた低屈折率層形成用組成物L7を用いた他は、製造例16と同じ方法で低屈折率層付偏光板(TAC基材)2Fを得た。
ついで製造例18において低屈折率層付偏光板2Aに換えて、低屈折率層付偏光板(TAC基材)2Fを用いた他は製造例18と同様の方法で観察者側偏光板PO11を得た。
さらに実施例1において、観察者側偏光板PO1に換えて、観察者側偏光板PO11を用いた他は実施例1と同じ方法で液晶表示装置11を作製した。
作製した液晶表示装置11の評価結果を表1に示す。
本発明の液晶表示装置は、パーソナルコンピューター、携帯電話、携帯ビデオゲーム機、電子手帳等の携帯型情報端末器用のディスプレイとして、好適に用いることができる。
Claims (17)
- 出射側偏光子、光学異方体及び液晶セルを有する液晶表示装置であって、
前記光学異方体が、波長550nmで測定した面内レターデーション値[Re(550)]が125nm以上で、且つ、該面内レターデーション値[Re(550)]と波長450nmで測定した面内レターデーション値[Re(450)]との比Re(450)/Re(550)が1.007以下であり、該液晶表示装置の出射側偏光子の液晶セルから遠い側に、エアロゲルから構成される屈折率が1.37以下の低屈折率層を含んでなる反射防止積層体を備えており、該低屈折率層が、外殻がシリカ系酸化物で形成された中空微粒子と、下記(A)の加水分解物と下記(B)の共重合加水分解物の少なくとも一方と、下記(C)の加水分解性オルガノシランを含有して成るコーティング材組成物(イ)、外殻がシリカ系酸化物で形成された中空微粒子と、下記(A)の加水分解物と下記(B)の共重合加水分解物の少なくとも一方と、下記(D)のシリコーンジオールを含有してなるコーティング材組成物(ロ)または下記(A)の加水分解物と外殻がシリカ系酸化物で形成された中空微粒子とを混合した状態で下記(A)の加水分解物を加水分解した再加水分解物と、下記(B)の共重合加水分解物とを含有してなるコーティング材組成物(ハ)の硬化皮膜であることを特徴とする反射型又は半透過型液晶表示装置。
(A)一般式 SiX 4 …(1)
(式(1)において、Xは加水分解性基である)
で表わされる加水分解性オルガノシランを加水分解して得られる加水分解物
(B)式(1)の加水分解性オルガノシランと、フッ素置換アルキル基を有する加水分解性オルガノシランとの共重合加水分解物
(C)撥水基を直鎖部に備えると共にアルコキシ基が結合したケイ素原子を分子内に2個以上有する加水分解性オルガノシラン
(D)下記一般式(4)で表わされるジメチル型のシリコーンジオール
一般式(4):
(式(4)において、nは正の整数である) - コーティング材組成物中の中空微粒子の含有量が、固形分基準で25〜90重量%である請求項1記載の液晶表示装置。
- 前記(C)の加水分解性オルガノシランが、アルコキシ基が結合したケイ素原子を分子内に3個以上有するものである請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 低屈折率層が、コーティング材組成物(ロ)の硬化皮膜であり、シリコンジオール(D)の式(4)中のnは20〜100の整数である請求項1または2記載の液晶表示装置。
- 低屈折率層が、コーティング材組成物(ハ)の硬化皮膜である請求項1または2記載の液晶表示装置。
- エアロゲルの気泡の含有量が、10〜60体積%である請求項1〜6のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 上記(A)の加水分解物が、式(1)の加水分解性オルガノシランをモル比[H2O]/[X]が1.0〜5.0となる量の水の存在下、かつ酸触媒の存在下で加水分解して得られた、重量平均分子量が2000以上である部分加水分解物/又は完全加水分解物を含有するものである請求項1〜7のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 低屈折率層が、シリカエアロゲル粒子、複合エアロゲル粒子および有機エアロゲル粒子から選択される少なくとも一種の多孔質粒子をさらに含むコーティング材組成物(イ)、(ロ)または(ハ)で形成されたものである請求項1〜8のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 低屈折率層が、(a)アルキルシリケートを溶媒、水、加水分解重合触媒とともに混合して加水分解重合させた後に、溶媒を乾燥除去して得た多孔質粒子、又は、(b)アルキルシリケートを溶媒、水、加水分解重合触媒とともに混合して加水分解重合させ、ゲル化前に重合を停止させることにより安定化させたオルガノシリカゾルから乾燥により溶媒を除去して得た、凝集平均粒子径が10nm以上100nm以下である多孔質粒子の少なくとも一方を含有するものである請求項1〜9のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 前記光学異方体が、透明樹脂フィルムを延伸配向するか、または、樹脂フィルム表面に液晶性分子を配向形成してなるものである請求項1〜10のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 前記光学異方体が、負の固有複屈折を有する透明樹脂フィルムを延伸配向してなる位相差フィルムを積層してなるものである請求項1〜11のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 前記光学異方体が、1/4波長板と1/2波長板とを重ね合わせたものである請求項1〜12のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 前記反射防止積層体が、ハードコート層及び前記低屈折率層を液晶セルから遠い側に向かってこの順に有するものである請求項1〜13のいずれかに記載の液晶表示装置。
- ハードコート層が、屈折率1.55以上である請求項1〜14のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 前記反射防止積層体は、視認側からの、入射角20度における波長430nm〜700nmでの反射率の最大値が1、5%以下であり、波長550nmでの反射率が0.9%以下である請求項1〜15のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 前記反射防止積層体は、スチールウール試験前後の反射率の変動が20%以下であり、且つ、全光線透過率の変動が10%以内である請求項1〜16のいずれかに記載の液晶表示装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004382815A JP4813793B2 (ja) | 2004-12-25 | 2004-12-25 | 反射型または半透過型液晶表示装置 |
KR1020077016899A KR20070092748A (ko) | 2004-12-24 | 2005-12-22 | 액정 표시 장치 |
TW094145834A TW200632476A (en) | 2004-12-24 | 2005-12-22 | Liquid crystal display device (Ⅰ) |
PCT/JP2005/023584 WO2006068216A1 (ja) | 2004-12-24 | 2005-12-22 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004382815A JP4813793B2 (ja) | 2004-12-25 | 2004-12-25 | 反射型または半透過型液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006184835A JP2006184835A (ja) | 2006-07-13 |
JP4813793B2 true JP4813793B2 (ja) | 2011-11-09 |
Family
ID=36737967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004382815A Expired - Fee Related JP4813793B2 (ja) | 2004-12-24 | 2004-12-25 | 反射型または半透過型液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4813793B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5108417B2 (ja) * | 2007-08-24 | 2012-12-26 | パナソニック株式会社 | 反射防止膜付き基材 |
JP5073427B2 (ja) | 2007-09-11 | 2012-11-14 | 日東電工株式会社 | 液晶パネル、及び液晶表示装置 |
JP4726148B2 (ja) | 2007-11-20 | 2011-07-20 | 日東電工株式会社 | 液晶パネル、及び液晶表示装置 |
JP6742288B2 (ja) * | 2017-11-01 | 2020-08-19 | 日本板硝子株式会社 | 赤外線吸収層用ゾル、赤外線吸収層の製造方法、赤外線カットフィルタの製造方法および赤外線吸収層用ゾルの製造方法 |
JP2021165765A (ja) * | 2018-04-23 | 2021-10-14 | 大日本印刷株式会社 | 低屈折部材、転写シート、これらに用いるコーティング組成物、及び低屈折部材を用いた積層体 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3995387B2 (ja) * | 2000-04-13 | 2007-10-24 | 帝人株式会社 | 偏光板保護用透明フィルム及びそれを用いてなる偏光板 |
JP4045405B2 (ja) * | 2000-12-22 | 2008-02-13 | Jsr株式会社 | 樹脂フィルム、およびその用途 |
JP4356278B2 (ja) * | 2002-02-20 | 2009-11-04 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 表面処理方法、防眩層の形成方法、防眩層フィルム及び防眩性低反射フィルム |
JP2004294566A (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-21 | Univ Shinshu | フォトニック結晶 |
JP4474114B2 (ja) * | 2003-05-07 | 2010-06-02 | 富士フイルム株式会社 | フルオロ脂肪族基含有ポリマーを含む組成物、フィルム、偏光板 |
-
2004
- 2004-12-25 JP JP2004382815A patent/JP4813793B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006184835A (ja) | 2006-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5169215B2 (ja) | 偏光板用保護フィルム | |
CN100526950C (zh) | 液晶显示装置 | |
KR101296951B1 (ko) | 편광판 및 표시 장치 | |
JP5045823B2 (ja) | 光学積層フィルム、偏光板および光学製品 | |
CN101128752B (zh) | 液晶显示装置用光学层压薄膜 | |
JP2007233215A (ja) | 偏光板 | |
JP5052900B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
TW200401920A (en) | Polarizing plate and method for preparing it | |
JPWO2006035635A1 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2007264535A (ja) | 液晶表示用偏光板及び液晶表示装置 | |
JP4813793B2 (ja) | 反射型または半透過型液晶表示装置 | |
JP2006018089A (ja) | 偏光板及び液晶表示装置 | |
JP2003043261A (ja) | 光散乱型偏光素子、偏光板および液晶表示装置 | |
JP2006058322A (ja) | 偏光板及び液晶表示装置 | |
TW200540214A (en) | Cellulose acylate film, polarizing plate, and liquid crystal display device | |
JP2005037927A (ja) | 光学積層フィルム | |
WO2006068216A1 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2007041334A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2006171623A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2007065191A (ja) | 偏光板及び液晶表示装置 | |
JP2006184302A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2006171366A (ja) | 液晶表示装置 | |
WO2006019086A1 (ja) | 偏光板及び液晶表示装置 | |
JP2007003918A (ja) | 光学フィルム、画像表示装置、液晶表示装置 | |
JP2007041073A (ja) | 液晶表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071015 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101019 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101220 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110425 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20110616 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110802 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110825 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |