JP4765951B2 - 絶縁膜を有する大型シリコンウエハおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
(i)(A)アルカリ可溶性樹脂、(B)架橋剤および(C)感放射線性酸発生剤を含有
し、絶縁膜を形成し得る感光性樹脂組成物を、直径が8インチ以上であり、厚さが200〜800μmであるシリコンウエハ上に塗布する工程と、
(ii)溶剤を加熱により揮発させる工程と、
(iii)露光する工程と、
(iv)アルカリにより現像する工程と、
(v)100℃以上250℃以下の加熱により硬化する工程と
を含むことを特徴としている。
本発明の大型シリコンウエハの製造方法では、露光する工程(iii)に次いで、加熱す
る工程(iii−2)を有することが好ましい。
本発明の大型シリコンウエハは、残留応力が30MPa以下、反り量が300μm以下であることが好ましい。
本発明に係る絶縁膜を有する大型シリコンウエハの製造方法では、(A)アルカリ可溶性樹脂、(B)架橋剤および(C)感放射線性酸発生剤を含有し、絶縁膜を形成し得る感光性樹脂組成物を用いて、シリコンウエハ上に絶縁膜を形成する。
本発明で用いる感光性樹脂組成物は、絶縁膜を形成し得る樹脂組成物であって、(A)アルカリ可溶性樹脂、(B)架橋剤および(C)感放射線性酸発生剤を必須成分として含有し、さらに必要に応じて、フェノール化合物、(D)架橋微粒子、(E)密着助剤、(
F)溶剤、架橋助剤、増感剤、レベリング剤などを含有してもよい。
本発明で用いられるアルカリ可溶性樹脂(A)としては、フェノール性水酸基を有するラジカル重合性単量体の単独重合体(A1)、該フェノール性水酸基を有するラジカル重合性単量体とその他のラジカル重合性単量体との共重合体(A2)またはフェノール類とアルデヒド類とを酸触媒存在下で重縮合して得られたノボラック樹脂(A3)から選ばれる。
フェノール性水酸基を有するラジカル重合性単量体の単独重合体(A1)としては、ポリヒドロキシスチレン、ポリイソプロペニルフェノールなどを挙げることができる。
フェノール性水酸基を有するラジカル重合性単量体とその他のラジカル重合性単量体との共重合体として、ヒドロキシスチレンと他の単量体との共重合体、イソプロペニルフェノールと他の単量体との共重合体などを挙げることができる。フェノール性水酸基を有するラジカル重合性単量体と他のラジカル重合性単量体との共重合体として好適な、ヒドロキシスチレンと他の単量体との共重合体としては、たとえば、ヒドロキシスチレン−スチレン系共重合体が挙げられる。
「構造単位(A-i)」ともいう。)および下記式(ii)で示される構造単位(以下「構造
単位(A-ii)」ともいう。)を有する。
るモノマーと、構造単位(A-ii)を形成し得るモノマーとの共重合体である。
表し、Rbは、水素原子またはメチル基を表す。nは0〜3の整数、mは1〜3の整数で
ある。)
表し、Rdは、水素原子またはメチル基を表す。nは0〜3の整数である。)
前記構造単位(A-i)を形成し得るモノマーとしては、p-ヒドロキシスチレン、m-ヒ
ドロキシスチレン、o-ヒドロキシスチレン、p-イソプロペニルフェノール、m-イソプ
ロペニルフェノール、o-イソプロペニルフェノールなどが挙げられ、これらの中では、
p-ヒドロキシスチレン、p-イソプロペニルフェノールが好ましく用いられる。
ヒドロキシスチレン−スチレン系共重合体は、前記構造単位(A-i)および前記構造単
位(A-ii)以外の構造単位(以下「構造単位(A-iii)」ともいう。)を有していてもよ
く、これを形成し得るモノマーがさらに共重合されていてもよい。
、脂環式骨格を有する化合物、不飽和カルボン酸もしくはそれらの酸無水物類、前記不飽和カルボン酸のエステル類、不飽和ニトリル類、不飽和イミド類、不飽和アルコール類、N−ビニル−ε−カプロラクタム、N−ビニルピロリドン、N−ビニルイミダゾール、N−ビニルカルバゾール等が挙げられ、アクリル系単量体が好ましい。アクリル系単量体とは、(メタ)アクリル酸またはその誘導体であり、具体例としては、(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、sec-ブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸アルキルエステルなどを挙げる
ことができる。また、これらの(メタ)アクリル酸アルキルエステル中のアルキル基の水素原子は、ヒドロキシル基で置換されていてもよい。
前記ヒドロキシスチレン−スチレン系共重合体が、構造単位(A-i)と、構造単位(A-ii)とから構成される場合、共重合体中の構造単位(A-i)の含有量は、10〜99モル%であり、好ましくは20〜97モル%、より好ましくは30〜95モル%であり、構造単位(A-ii)の含有量は、90〜1モル%であり、好ましくは80〜3モル%、より好ましくは70〜5モル%である(ただし、構造単位(A-i)と構造単位(A-ii)との合計量を
100モル%とする。)。
および(A-iii)とから構成される場合、共重合体中の前記構造単位(A-iii)の含有量は、前記構造単位(A-i)と前記構造単位(A-ii)との合計100重量部に対して、好ましく
は50重量部以下であり、より好ましくは25重量部以下である。
構造単位(A-ii)および前記その他の構造単位(A-iii)の配列は特に限定されるもので
はなく、前記ヒドロキシスチレン−スチレン系共重合体はランダム共重合体、ブロック共重合体のいずれでも構わない。
成し得る化合物またはその水酸基を保護した化合物と、前記構造単位(A-ii)を形成し得るモノマーと、必要に応じて前記構造単位(A-iii)を形成し得るモノマーとを、開始剤
の存在下、溶剤中で重合させればよい。重合方法は特に限定されるものではないが、上記分子量の化合物を得るためにラジカル重合やアニオン重合などにより行われる。
モノマーを用いる。水酸基が保護されたモノマーは、重合後に、溶媒中、塩酸、硫酸などの酸触媒下に、温度50〜150℃で1〜30時間反応を行って脱保護することによりフェノール環含有構造単位に変換される。
ノボラック樹脂は、フェノール類とアルデヒド類とを触媒の存在下で、縮合させることにより得られる。この際使用されるフェノール類としては、たとえばフェノール、o-ク
レゾール、m-クレゾール、p-クレゾール、o-エチルフェノール、m-エチルフェノール、p-エチルフェノール、o-ブチルフェノール、m-ブチルフェノール、p-ブチルフェノール、2,3-キシレノール、2,4-キシレノール、2,5-キシレノール、2,6-キシレノール、3,4-キシレノール、3,5-キシレノール、2,3,5-トリメチルフェノール、3,4,5-トリメチルフェノール、カテコール、レゾルシノール、ピロガロール、α-ナフトール、β-ナフトールなどを挙げることができる。アルデヒド類としてはホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒドなどが挙げられる。このようなノボラック樹脂としては、具体的には、フェノール/ホルムアルデヒド縮合ノボラック樹脂、クレゾール/ホルムアルデヒド縮合ノボラック樹脂、フェノール-ナフトール/ホルムアルデヒド
縮合ノボラック樹脂、フェノール−キシリレングリコール縮合樹脂、クレゾール−キシリレングリコール縮合樹脂、フェノール−ジシクロペンタジエン縮合樹脂などを挙げることができる。
本願のアルカリ可溶性樹脂(A)は樹脂組成物の特性を損なわない程度にその他の樹脂含有させることもできる。その他の樹脂としてはアクリル系樹脂(A4)を挙げることができる。アクリル系樹脂(A4)としては、たとえば特開平10−319592号公報(0011〜0018段落)に記載されたような、カルボキシル基を有するラジカル重合性単量体(以下「(A4-1)成分」という。)10〜40重量%と、環状アルキル基を有しカルボキシル基を有しないラジカル重合性単量体(以下「(A4-2)成分」という。)20〜60重量%と、その他のラジカル重合性単量体(以下「(A4-3)成分と」いう。)5〜70重量%との共重合体を挙げることができる。
アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、ビニル安息香酸等のモノカルボン酸;
マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン酸、イタコン酸等のジカルボン酸;
2-スクシニルオキシエチルメタクリレート、2-マレオイルオキシエチルメタクリレート、2-ヘキサヒドロフタロイルオキシエチルメタクリレート等のカルボキシル基及びエ
ステル結合を有するメタクリル酸誘導体
などを挙げることができる。
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2-メチルシクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ジシクロペンタニルオキシエチル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレートなどを挙げることができる。
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、s
ec-ブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル;
フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸アリールエステル;
マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、フマル酸ジメチル、フマル酸ジエチル、イタコン酸ジメチル、イタコン酸ジエチルなどのジカルボン酸ジエステル(または不飽和カルボン酸ジエステル);
スチレン、α-メチルスチレン、m-メチルスチレン、p-メチルスチレン、ビニルトル
エン、p-メトキシスチレン等の芳香族ビニル化合物;
1,3-ブタジエン、イソプレン、1,4-ジメチルブタジエンなどの共役ジオレフィン;
アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のニトリル基含有重合性化合物;
塩化ビニル、塩化ビニリデン等の塩素含有重合性化合物;
アクリルアミド、メタクリルアミド等のアミド結合含有重合性化合物;
酢酸ビニル等の脂肪酸ビニル化合物
を用いることができる。上記の(A4-1)成分、(A4-2)成分、(A4-3)成分のいずれにおいても、列挙された化合物は、1種単独で、もしくは2種以上組み合わせて用いることができる。
アルカリ可溶性樹脂(A)のゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法で測定したポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)は、得られる絶縁膜の解像性、熱衝撃性、耐熱性などの観点から、たとえば200,000以下、好ましくは2,000〜100,000、さらに好ましくは5,000〜20,000であることが望ましい。
本発明においては、アルカリ可溶性樹脂(A)のアルカリ溶解性が不十分な場合には、アルカリ可溶性促進剤として作用する、フェノール化合物(フェノール性低分子化合物)を併用することが好ましい。
、1,3-ビス[1-(4-ヒドロキシフェニル)-1-メチルエチル]ベンゼン、1,4-ビス[1-(4-ヒドロキシフェニル)-1-メチルエチル]ベンゼン、4,6-ビス[1-(4-ヒドロキシフェニル)-1-メチルエチル]-1,3-ジヒドロキシベンゼン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-1-[4-{1-(4-ヒドロキシフェニル)-1-メチルエチル}フェニル]エタン、1,1,2,2-テトラ(4-ヒドロキシフェニル)エタンなどが挙げられる。これらのフェノール化合物は、アルカリ
可溶性樹脂(A)100重量部に対して、好ましくは1〜100重量部、より好ましくは2〜80重量部の範囲で、さらに好ましくは3〜50重量部の範囲で用いることができる。
架橋剤(B)としては、前記アルカリ可溶性樹脂(A)と反応可能な基を有する化合物であれば特に限定されず、たとえば、エポキシ化合物、活性メチロール基の全部又は一部をアルキルエーテル化した含窒素化合物、イソシアネート化合物やそのブロック化物、オキセタン類などを挙げることができる。具体的には、エポキシ化ポリブタジエン、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ナフタレン系エポキシ樹脂、フルオレン系エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、フェノールノボラック樹脂型エポキシ樹脂などのエポキシ化合物;(ポリ)メチロールメラミン、(ポリ)メチロールグリコールウリル、(ポリ)メチロールベンゾグアナミン、(ポリ)メチロールウレアなどの活性メチロール基の全部又は一部をアルキルエーテル化した含窒素化合物、より具体的には、ヘキサメトキシメチルメラミン、ヘキサブトキシメチルメラミン、テトラメトキシメチルグリコールウリル、テトラブトキシメチルグリコールウリルなど;トリレンジイソシアネート等のイソシアネート化合物やそのブロック化物;ジ[1-エチル(3-オキセタニル)]メチルエーテル、3-エチル-3-{[3-(トリエトキシシリル)プロポキシ]メチル}オキセタン、オキセタニルシルセスキオキサン、
フェノールノボラックオキセタン、1,4-ビス{[(3-エチル-3-オキセタニル)メトキシ]
メチル}ベンゼン等のオキセタン類;o-ヒドロキシベンズアルデヒド等の水酸基およびアルデヒド基を有する芳香族化合物;2,6-ビス(ヒドロキシメチル)-p-クレゾール等の2
以上の水酸基を有する芳香族化合物などが挙げられる。これらの中では(ポリ)メチロールメラミン、(ポリ)メチロールグリコールウリル、(ポリ)メチロールベンゾグアナミン、(ポリ)メチロールウレアなどの活性メチロール基の全部又は一部をアルキルエーテル化した含窒素化合物が好ましい。
本発明に係る感光性樹脂組成物においては、これらの架橋剤(B)の配合量は、前記アルカリ可溶性樹脂(A)と前記フェノール化合物との合計100重量部に対して、好ましくは1〜100重量部、より好ましくは2〜50重量部である。配合量が上記範囲にあると、耐薬品性および解像性に優れた硬化膜を形成することができるため好ましい。
本発明に係る感光性樹脂組成物は、硬化性が不十分な場合には、架橋助剤を含有することも好ましい。架橋助剤としては、グリシジルエーテル基、グリシジルエステル基、グリシジルアミノ基、ベンジルオキシメチル基、ジメチルアミノメチル基、ジエチルアミノメチル基、ジメチロールアミノメチル基、ジエチロールアミノメチル基、モルホリノメチル基、アセトキシメチル基、ベンゾイロキシメチル基、アセチル基、ビニル基、イソプロペニル基等を有する化合物を挙げることができる。
100重量部に対して1〜50重量部の範囲で配合することができる。
本発明に係る感光性樹脂組成物を構成する感放射線性酸発生剤(C)は、光あるいは放射線等の照射により酸を発生する化合物である。感放射線性酸発生剤(C)としては、
(C1)酸の触媒作用により、架橋剤(B)中の官能基と前記アルカリ可溶性樹脂(A)とが反応する。または、架橋剤同士が反応し、ネガ型のパターンを形成することができるもの(以下、酸発生剤(C1)という)と、
(C2)ナフトキノンジアジド基を含有し、カルボン酸を生成し、露光部と未露光部でアルカリ溶液への溶解性に差が生じ、ポジ型のパターンを形成することができるもの(以下、酸発生剤(C2)という)とに大別される。
えば、4−トリスフェナシルスルホン、メシチルフェナシルスルホン、ビス(フェナシルスルホニル)メタン等を挙げることができる。
また、酸発生剤(C1)の配合量は、本発明の感光性絶縁樹脂組成物の感度、解像度、パターン形状等を確保する観点から、アルカリ可溶性樹脂(A)100重量部に対して、0.1〜10重量部であることが好ましく、より好ましくは0.3〜5重量部である。この酸発生剤(C1)の配合量が上記範囲内にあると透明性が確保でき、露光による硬化が十分に進行するためパターン形状を損なうことなく高残膜率となる。
く、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基または水酸基である。X1〜X5の少なくとも1つは水酸基である。また、Aは単結合、O、S、CH2、C(CH3)2
、C(CF3)2、C=O、またはSO2である。)
水酸基である。また、R1〜R4は、水素原子または炭素数1〜4のアルキル基である。)
において少なくとも1つは水酸基である。また、R5は、水素原子または炭素数1〜4のアルキル基である。)
組み合わせにおいて少なくとも1つは水酸基である。また、R6〜R8は、水素原子または炭素数1〜4のアルキル基である。)
において少なくとも1つは水酸基である。)
このような酸発生剤(C2)としては、4,4'-ジヒドロキシジフェニルメタン、4,4'-ジヒドロキシジフェニルエーテル、2,3,4-トリヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,4'-テト
ラヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,2',4'-ペンタヒドロキシベンゾフェノン、トリス(
4-ヒドロキシフェニル)メタン、トリス(4-ヒドロキシフェニル)エタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-1-フェニルエタン、1,3-ビス[1-(4-ヒドロキシフェニル)-1-メチルエチル]ベンゼン、1,4-ビス[1-(4-ヒドロキシフェニル)-1-メチルエチル]ベン
ゼン、4,6-ビス[1-(4-ヒドロキシフェニル)-1-メチルエチル]-1,3-ジヒドロキシベンゼン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-1-[4-{1-(4-ヒドロキシフェニル)-1-メチルエチル}フェニル]エタンなどの1,2-ナフトキノンジアジド-4-スルホン酸エステル化
合物または1,2-ナフトキノンジアジド-5-スルホン酸エステル化合物などが挙げられる。
本発明に係る感光性樹脂組成物は、前記アルカリ可溶性樹脂(A)、架橋剤(B)および感放射線性酸発生剤(C)に加えて、架橋微粒子(D)を含有することが好ましい。
であり、不飽和重合性基を2個以上有する架橋性モノマー(以下、「架橋性モノマー」と称す。)と、架橋微粒子(D)の少なくとも1つのTgが0℃以下となるように選択され
る1種以上のその他モノマー(以下、「その他モノマー(e)」と称す。)との共重合体が好ましい。前記その他モノマー(e)としては、重合性基以外の官能基として、たとえばカルボキシル基、エポキシ基、アミノ基、イソシアネート基、水酸基等の官能基を有するモノマーが好ましい。
た後、セイコーインスツールメンツSSC/5200HのDSCを用いて−100℃〜150℃の範囲で昇温速度10℃/minで測定した値ある。
ブタジエン、イソプレン、ジメチルブタジエン、クロロプレン、1,3-ペンタジエンなどのジエン化合物;
(メタ)アクリロニトリル、α-クロロアクリロニトリル、α-クロロメチルアクリロニトリル、α-メトキシアクリロニトリル、α-エトキシアクリロニトリル、クロトン酸ニトリル、ケイ皮酸ニトリル、イタコン酸ジニトリル、マレイン酸ジニトリル、フマル酸ジニトリルなどの不飽和ニトリル化合物類;
(メタ)アクリルアミド、N,N'-メチレンビス(メタ)アクリルアミド、N,N'-エチレンビス(メタ)アクリルアミド、N,N'-ヘキサメチレンビス(メタ)アクリルアミド、N-ヒ
ドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、N-(2-ヒドロキシエチル)(メタ)アクリル
アミド、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)(メタ)アクリルアミド、クロトン酸アミド、ケイ皮酸アミドなどの不飽和アミド類;
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸エステル類;
スチレン、α-メチルスチレン、o-メトキシスチレン、p-ヒドロキシスチレン、p-イソプロペニルフェノールなどの芳香族ビニル化合物;
ビスフェノールAのジグリシジルエーテル、グリコールのジグリシジルエーテルなどと(メタ)アクリル酸、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートなどとの反応によって得られるエポキシ(メタ)アクリレート、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートとポリイソシアナートとの反応によって得られるウレタン(メタ)アクリレート類、グリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アリルグリシジルエーテルなどのエポキシ基含有不飽和化合物;
(メタ)アクリル酸、イタコン酸、コハク酸-β-(メタ)アクリロキシエチル、マレイン酸-β-(メタ)アクリロキシエチル、フタル酸-β-(メタ)アクリロキシエチル、ヘキサヒドロフタル酸-β-(メタ)アクリロキシエチル、ビニル安息香酸などの不飽和酸化合物;
ジメチルアミノ(メタ)アクリレート、ジエチルアミノ(メタ)アクリレート等のアミノ基含有不飽和化合物;
(メタ)アクリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド等のアミド基含有不飽和化合物;
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の水酸基含有不飽和化合物などを例示することができる。
ある。
密着助剤(E)としては、官能性シランカップリング剤が好ましく、例えばカルボキシル基、メタクリロイル基、イソシアネート基、エポキシ基などの反応性置換基を有するシランカップリング剤が挙げられ、具体的にはトリメトキシシリル安息香酸、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン
、1,3,5−N−トリス(トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレートなどが挙げ
られる。
溶剤(F)は、樹脂組成物の取り扱い性を向上させたり、粘度や保存安定性を調節するために通常添加される。このような溶剤(F)としては、特に制限されず、たとえば、
エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;
プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル等のプロピレングリコールモノアルキルエーテル類;
プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールジプロピルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテル等のプロピレングリコールジアルキルエーテル類;
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノブチルエーテルアセテート等のプロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;
エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、ブチルカルビトール等のカルビトール類;
乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸n-プロピル、乳酸イソプロピル等の乳酸エステル類;
酢酸エチル、酢酸n-プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n-ブチル、酢酸イソブチル、酢酸n-アミル、酢酸イソアミル、プロピオン酸イソプロピル、プロピオン酸n-ブチル、プロピオン酸イソブチル等の脂肪族カルボン酸エステル類;
3-メトキシプロピオン酸メチル、3-メトキシプロピオン酸エチル、3-エトキシプロピオン酸メチル、3-エトキシプロピオン酸エチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル等の他のエステル類;
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;2-ヘプタノン、3-ヘプタノン、4-ヘプタノン、シクロヘキサノン等のケトン類;
N-ジメチルホルムアミド、N-メチルアセトアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリドン等のアミド類;
γ-ブチロラクン等のラクトン類
等を挙げることができる。これらの有機溶媒は、1種単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
その他の添加剤
本発明で用いる感光性樹脂組成物中には、その他の添加剤として、増感剤、レベリング剤などを、樹脂組成物の特性を損なわない程度に含有させることもできる。
本発明で用いる感光性樹脂組成物の調製方法は特に限定されず、通常の調製方法を適用することができる。たとえば、各成分を中に入れ完全に栓をしたサンプル瓶を、ウェーブローターの上で撹拌することによっても調製することができる。
本発明の、絶縁膜を有する大型シリコンウエハは、シリコンウエハ上に直接あるいは中間層を介して、上述した感光性樹脂組成物を用いて絶縁膜を形成して得られる。
(i)前述した絶縁膜を形成し得る感光性樹脂組成物を、シリコンウエハ上に塗布する工
程と、
(ii)溶剤を加熱により揮発させる工程と、
(iii)露光する工程と、
(iv)アルカリにより現像する工程と、
(v)100℃以上250℃以下の加熱により硬化する工程と
を有する。
脂組成物を、シリコンウエハ上に塗布する。塗布の方法としては、たとえば、ディッピング法、スプレー法、バーコート法、ロールコート法、またはスピンコート法などの塗布方法が挙げられる。また、塗布の厚さは、塗布手段、組成物溶液の固形分濃度や粘度を調節することにより、適宜制御することができる。
塗布した感光性樹脂組成物から溶剤を揮発させて除去する。すなわち、工程(i)および
(ii)により、シリコンウエハ上に塗膜を形成する。加熱により溶剤を揮発させる方法としては、特に限定されるものではないが、たとえば、ホットプレート、オーブン、赤外線炉などを用いて、50〜150℃程度の温度で、1〜60分間程度加熱する方法を挙げることができる。
プ、g線ステッパー、i線ステッパーなどの紫外線や電子線、レーザー光線などの放射線により露光を行うことができる。露光量は、使用する光源や樹脂膜厚などによって適宜選定されるが、たとえば高圧水銀灯からの紫外線照射の場合、樹脂膜厚10〜50μmでは、1,000〜50,000J/m2程度である。
により所望のパターンが形成された絶縁膜を形成することができる。形成する絶縁膜がパッシベーション膜(層間絶縁膜)である場合など、全面に均一な絶縁膜を形成する場合には、マスクパターンは用いなくともよい。
る工程(iv)に供する前に、加熱する工程(iii−2)を有していてもよい。加熱する工
程(iii−2)では、加熱により露光後の塗膜からさらに溶剤を揮発させることが好まし
く、特に、感光性樹脂組成物としてネガ型の樹脂組成物を用いる場合には、工程(iii−
2)を有することが好ましい。
カリ可溶性樹脂(A)と架橋剤(B)との硬化反応を促進させるためい行われる。
加熱する工程(iii−2)としては、感光性樹脂組成物の配合や膜厚などにもよるが、
たとえば、ホットプレート、オーブン、赤外線炉などを用いて、たとえば50〜150℃、好ましくは80〜120℃程度の温度で、1〜60分間程度加熱する方法を挙げることができる。
現させるために、加熱処理を行うことによって前記塗膜を十分に硬化させることができる。このような硬化条件は100℃以上250℃以下であれば特に制限されないが、硬化物の用途に応じて、100〜250℃の温度で、30分〜10時間程度加熱し、前記塗膜を硬化させることができる。硬化温度が前記範囲外の場合は、硬化物として耐熱性や絶縁性等の特性が不十分であったり、硬化後の反りや残留応力が増大する。
、たとえば、第一段階では100〜120℃の温度で5分〜2時間程度加熱し、第二段階では120〜250℃の温度で10分〜10時間程度加熱して、得られたパターン状の塗膜を硬化させることもできる。
このような本発明の製造方法によれば、(A)アルカリ可溶性樹脂、(B)架橋剤および(C)感放射線性酸発生剤を含有し、絶縁膜を形成し得る感光性樹脂組成物を用いることにより、パターン形成を行う場合には微細なパターンを正確に形成することができ、形成された絶縁膜の残留応力が小さく、支持体となるシリコンウエハが大型でかつ薄型であって反りを生じやすいものである場合にも、得られる絶縁膜を有するシリコンウエハの反り量は小さいものとなる。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例、比較例における「部」は特に断らない限り質量部の意味で用いる。
反り量、残留応力:
〈ネガ型の場合〉8インチのシリコンウエハ(厚み712μm)を薄膜ストレス測定装置KLA-Tencor FLX-2300で反り量を測定する(初期値)。次に樹脂組成物をスピンコート
で塗布し、ホットプレートを用いて110℃で5分間加熱した。高圧水銀灯からの紫外線を波長350nmにおける露光量が10,000J/m2となるように露光した。次いで
110℃で5分間加熱した。その後対流式オーブンで所定の条件(表3参照)で硬化を行い、硬化基板を得た。薄膜ストレス測定装置KLA-Tencor FLX-2300で硬化基板の反り量・
残留応力を測定した。
で塗布し、ホットプレートを用いて110℃で5分間加熱した。その後対流式オーブンで所定の条件(表3参照)で硬化を行い、硬化基板を得た。薄膜ストレス測定装置KLA-Tencor FLX-2300で硬化基板の反り量・残留応力を測定した。
〈ネガ型の場合〉6インチのシリコンウエハに樹脂組成物をスピンコートし、ホットプレートを用いて110℃で5分間加熱し、20μm厚の均一な塗膜を作製した。その後、アライナー(Suss Microtec社製MA-150)を用い、パターンマスクを介して高圧水銀灯からの紫外線を波長350nmにおける露光量が10,000J/m2となるように露光し
た。露光後、110℃で3分間加熱した。次いで、2.38質量%テトラメチルアンモニウムハイドロキサイド水溶液を用いて23℃で180秒間、浸漬現像した。その後超純水にて60秒間洗浄し、エアーにて風乾した後、顕微鏡(オリンパス(株)社製MHL110)を用いて200倍の倍率で観察し、露光に用いたマスクのとおりに解像されている最小パター
ンのパターン寸法を解像度とした。
た。次いで、2.38質量%テトラメチルアンモニウムハイドロキサイド水溶液を用いて23℃で180秒間、浸漬現像した。その後超純水にて60秒間洗浄し、エアーにて風乾した後、顕微鏡(オリンパス(株)社製MHL110)を用いて200倍の倍率で観察し、露光に
用いたマスクのとおりに解像されている最小パターンのパターン寸法を解像度とした。
〈ネガ型の場合〉6インチのシリコンウエハに樹脂組成物をスピンコートし、ホットプレートを用いて110℃で5分間加熱し、20μm厚の均一な塗膜を作製した。その後、アライナー(Suss Microtec社製MA-150)を用い、高圧水銀灯からの紫外線を波長350nmにおける露光量が10,000J/m2となるように露光し、次いで110℃で3分
間加熱した。その後対流式オーブンで所定の条件(表3参照)で硬化を行い、硬化膜を得た。次式より膜厚の硬化収縮率を算出した。なお膜厚は触針式膜厚計Tencor Instruments製 P-10にて測定した。
〈ポジ型の場合〉6インチのシリコンウエハに樹脂組成物をスピンコートし、ホットプレートを用いて110℃で5分間加熱し、20μm厚の均一な塗膜を作製した。その後対流式オーブンで所定の条件(表3参照)で硬化を行い、硬化膜を得た。次式より膜厚の硬化収縮率を算出した。なお膜厚は触針式膜厚計Tencor Instruments製 P-10にて測定した
。
[実施例1]
表1に示すとおり、アルカリ可溶性樹脂(A-1)100重量部、感放射線性酸発生剤(
C-1)1重量部、架橋剤(B-1)20重量部、密着助剤(E-1)2.5重量部を溶剤(F-1)145重量部に溶解させ、樹脂組成物を調製した。この組成物の特性を前記評価方法にしたがって測定した。得られた結果を表3に示す。
表1に示した成分からなる組成物を実施例1と同様に調製し、組成物およびその硬化膜の特性を測定した。得られた結果を表3に示す。また、さらに実施例7については、上記反り量、残留応力について基板を4インチウエハーとした以外は同様にして評価を行った。得られた結果を表4に示す。
トラップを備えた玉付冷却管と攪拌器とを取り付けた1Lのセパラブル3つ口フラスコに、ビシクロ(2,2,2)オクト−7−エン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物(以下「BCD」)21.3g、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(以下「p‐DADE」)40.0g、γ−バレロラクトン1.2g、ピリジン1.9g、N−メチルピロリドン(以下「NMP」)300g、およびトルエン60gを入れ、常温で窒素雰囲気中10分攪拌した後、l80℃に昇温し、1時間攪拌した。次に、この反応液を室温まで冷却し、これに3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(以下「BPDA」)58.4g、3,3’−ジヒドロキシベンジジン(以下「HOAB」)20.0g、NMP220g、およびトルエン44.0gを入れ、再び180℃に昇温し、5時間反応させた。なお、反応中に生成する水をコックより取り除いた。この後、減圧乾燥を行い、反応液を得た。その後、表2に示すとおり、得られたポリイミド樹脂(A−5)100重量部に感光剤としてジアゾナフトキノンスルホン酸エステル(C−3)を20重量部、密着助剤(E−2)としてY11597(GE東芝シリコーン製商品名)2.5重量部を配合し、樹脂組成物を調製した。この組成物の特性を前記評価方法にしたがって測定した。得られた結果を表3に示す。また、上記反り量、残留応力については、基板を4インチウエハーとした以外は同様にした場合についても評価を行った。得られた結果を表4に示す。
乾燥窒素気流下、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン18.3g(0.05モル)をNMP50g、グリシジルメチルエーテル26.4g(0.3モル)に溶解させ、溶液の温度を−15℃まで冷却した。ここに4,4’−ビフェニルジカルボン酸ジクロリド(日本農薬(株)製)13.96g(0.05モル)をNMP40gに溶解させた溶液を内部の温度が0℃を越えないように滴下した。滴下終了後、6時間−15℃で攪拌を続けた。反応終了後、溶液を水3lに投入して白色の沈殿を集めた。この沈殿をろ過で集めて、水で3回洗浄した後、80℃の真空乾燥機で20時間乾燥した。このようにして得られたポリマー粉体(A−6)100重量部をγ−ブチロラクトン(GBL)300重量部に溶解させてポリマー溶液を得た。続いて、得られたポリマー溶液Aにジアゾナフトキノンスルホン酸エステル(B−4)20重量部、密着助剤(E−2)としてY11597(GE東芝シリコーン製商品名)2.5重量部を配合し、樹脂組成物を調製した。この組成物およびその硬化膜の特性を前記評価方法にしたがって測定した。得られた結果を表3に示す。
表2に示した成分からなる組成物を比較例1と同様に調製し、組成物およびその硬化膜の特性を測定した。得られた結果を表3に示す。
アルカリ可溶性樹脂(A);
A-1:p-ヒドロキシスチレン/スチレン=80/20(モル比)からなる共重合体、ポ
リスチレン換算重量平均分子量(Mw)=10,000
A-2:ポリヒドロキシスチレン、ポリスチレン換算重量平均分子量(Mw)=10,0
00
A-3:p-ヒドロキシスチレン/スチレン/2-ヒドロキシブチルアクリレート=80/10/10(モル比)からなる共重合体、ポリスチレン換算重量平均分子量(Mw)=10,000
A-4:m-クレゾール/p-クレゾール=60/40(モル比)からなるクレゾールノボラ
ック樹脂、ポリスチレン換算重量平均分子量(Mw)=6,500
非アルカリ可溶性樹脂;
A-5:ポリイミド
A-6:ポリベンゾオキサゾール
架橋剤(B);
B-1:ヘキサメトキシメチルメラミン((株)三和ケミカル製、商品名;ニカラックMW−390)
B-2:フェニルグリシジルエーテルとジシクロペンタジエンの共重合体(日本化薬(株)製、商品名;XD−1000)
B-3:トリメチロールプロパンポリグルシジルエーテル(共栄社化学(株)製、商品名;エポライト100MF)
感放射線性酸発生剤(C);
C1-1:2−[2−(5−メチルフラン−2−イル)エチニル]−4,6−ビス−(ト
リクロロメチル)−s−トリアジン
C1-2:2,4−トリクロロメチル(4´−メトキシスチリル)−6−トリアジン
C2-1:1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-1-[4-[1-(4-ヒドロキシフェニル)-1-メチルエチル]フェニル]エタンと1,2-ナフトキノンジアジド-5-スルホン酸との2.0モル縮合物
C2-2:1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-1-フェニルエタンと1,2-ナフトキノンジアジド-5-スルホン酸との1.5モル縮合物
架橋微粒子(D);
D-1:ブタジエン/ヒドロキシブチルメタクリレート/メタクリル酸/ジビニルベンゼ
ン=60/32/6/2(重量%)、平均粒径=65nm
D-2:ブタジエン/スチレン/ヒドロキシブチルメタクリレート/メタクリル酸/ジビニルベンゼン=60/20/12/6/2(重量%)、平均粒径=65nm
密着助剤(E);
E-1:γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(チッソ(株)製、商品名;A−
187)
E-2:1,3,5−N−トリス(トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレート(Y
11597(GE東芝シリコーン(株)製、商品名))
溶剤(F);
F-1:乳酸エチル
F-2:2-ヘプタノン
F-3:1-メチル-2-ピロリドン
Claims (6)
- (i)(A)フェノール性水酸基を有するラジカル重合性モノマーの単独重合体(A1)
、該ラジカル重合性モノマーとその他のラジカル重合性モノマーとの共重合体(A2)、およびフェノール類とアルデヒド類とを酸触媒存在下で重縮合して得られたノボラック樹脂(A3)から選ばれるアルカリ可溶性樹脂、(B)架橋剤、および(C)感放射線性酸発生剤を含有し、絶縁膜を形成し得る感光性樹脂組成物を、直径が8インチ以上であり、厚さが200〜800μmであるシリコンウエハ上に塗布する工程と、
(ii)溶剤を加熱により揮発させる工程と、
(iii)露光する工程と、
(iv)アルカリにより現像する工程と、
(v)100℃以上250℃以下の加熱により硬化する工程と
を含むことを特徴とする絶縁膜を有する大型シリコンウエハの製造方法。 - 前記感光性樹脂組成物が、さらに、平均粒径が30〜500nmである架橋微粒子(D)を含むことを特徴とする請求項1に記載の大型シリコンウエハの製造方法。
- 露光する工程(iii)に次いで、加熱する工程(iii−2)を有することを特徴とする請求項1または2に記載の大型シリコンウエハの製造方法。
- 請求項1〜3のいずれかの製造方法で得られることを特徴とする絶縁膜を有する大型シリコンウエハ。
- 残留応力が30MPa以下、反り量が300μm以下であることを特徴とする請求項4に記載の大型シリコンウエハ。
- 上記架橋剤(B)としてエポキシ化合物、活性メチロール基の全部又は一部をアルキルエーテル化した含窒素化合物、イソシアネート化合物およびそのブロック化物、またはオキセタン化合物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1〜3に記載の大型シリコンウエハの製造方法。
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