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JP4759973B2 - デマルチプレクサ及び波長多重光伝送モジュール - Google Patents

デマルチプレクサ及び波長多重光伝送モジュール Download PDF

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Description

本発明は、波長多重光信号を波長ごとに分波、または異なる波長の光信号を合波する光学デバイスに関し、特に、回折格子を用いて波長を分離するデマルチプレクサ及び波長多重光伝送モジュールに関する。
光通信の分野では、高速、大容量の情報を伝送するため、一本の光ファイバに複数の波長の光信号を多重化して伝送する波長多重光通信が行われている。波長多重光通信に用いられる重要なデバイスの一つに光分波器がある。光分波器は、複数の波長が多重化された光を略単一の波長とみなせる狭帯域の波長の光に分波するものである。
例えば、光ファイバと回折格子を備えた光分波器において、入射光における回折格子の溝に対して垂直方向の偏光成分(TM偏光)と、平行方向の偏光成分(TE偏光)の回折効率が異なるため、外乱等によって変化する入射光の偏光状態に影響を受けて分波した光の光強度が変化する。分波した光の光強度を安定させるために、入射光の波長に対してTE偏光とTM偏光との各回折効率が等しくなるようなブレーズ波長の回折格子を用いることで、光ファイバから回折格子に入射する光の偏光状態による影響を防いだ光分波器がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−201654号公報
しかしながら、上述の光分波器においても、入射光の波長がTE、TM偏光間の回折効率が等しくなる波長以外では、偏波依存性が生じるという問題点があった。特に、TE偏光とTM偏光の回折効率が等しくなる波長よりも短波長側においては、TM偏光の回折効率が大きく低下する所謂アノーマリが生じやすく、大きな偏光依存性が発生しやすかった。そのため、光分波器における回折効率が、回折格子での偏光依存損失によって低くなってしまい、光分波器の波長分波性能を制限してしまうという問題点があった。
また、従来の光分光器では、格子定数が一定である等間隔の回折格子を用いており、光ファイバからの入射光をコリメータレンズにより平行光としている。そのため、入射光の回折格子への入射角は一定であった。
回折格子には回折格子自身に集光作用を持たせるため、格子定数の異なるチャープ型回折格子がある。チャープ型回折格子では、光分波器の位置により光線の入射角、出射角及び格子定数が変化するため、場所によって回折効率の波長依存性、偏波依存性が異なってくる。そのため、チャープ型回折格子においては、波長変化に伴う偏光依存性の変動を制御することが難しいという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、所望の波長範囲において、回折効率が高く、かつ偏光による特性変動を低減したデマルチプレクサ及び波長多重光伝送モジュールを提供することにある。
また、本発明の別の目的は、チャープ型回折格子においても偏光による回折効率の変動を低減したデマルチプレクサ及び波長多重光伝送モジュールを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、光伝送路を備え、上記光伝送路の出射端から拡がって入射されるように信号光を入射する光入射部と、上記光入射部から入射した信号光を回折する回折格子と、回折した信号光を検出する光検出器を複数有する受光部とを備えるデマルチプレクサにおいて、上記回折格子は、使用する信号光の波長範囲である所定の波長範囲において、TE偏光とTM偏光との回折効率の差が短波長側で小さく、長波長側で大きく、かつ、TM偏光における損失の最大値である、最も短波長でのTM偏光の損失が、TE偏光における損失の最大値である、最も長波長でのTE偏光の損失よりも小さいとともに、TE偏光における損失の最小値である、最も短波長でのTE偏光の損失よりも大きく、上記光入射部に、上記回折格子に入射する信号光のTM偏光を、上記所定の波長範囲において短波長側から長波長側にかけて透過率が低下するように減光する偏光フィルタを設けることによりTE偏光とTM偏光との回折効率の差の波長依存性を低減したデマルチプレクサである。
請求項の発明は、回折格子が、格子周期が異なるチャープ型回折格子である請求項に記載のデマルチプレクサである。
請求項の発明は、回折格子が、エシュレット型の回折格子であって、その回折格子を溝に沿って複数の領域に分割し、ブレーズ角が各領域毎に異なる請求項記載のデマルチプレクサである。
請求項の発明は、回折格子の領域の数が4〜9である請求項記載のデマルチプレクサである。
請求項の発明は、回折格子が、エシュレット型の回折格子であって、ブレーズ角が連続的に変化している請求項記載のデマルチプレクサである。
請求項の発明は、上記所定の波長範囲の短波長側において、回折格子のブレーズ角が、回折格子へ入射する信号光が格子面で正反射する方向とその信号光の回折方向とが略一致する角である正反射ブレーズ角よりも大きく、かつTE偏光の回折効率が最大となる角度よりも小さい請求項3〜5いずれかに記載のデマルチプレクサである。
請求項の発明は、請求項1〜いずれかに記載のデマルチプレクサを備え、光入射部と外部の光伝送路と接続する接合部を形成し、デマルチプレクサの受光部に、受光部からの信号を増幅、波形成形する受信回路を接続した波長多重光伝送モジュールである。
請求項の発明は、複数の光源と、それらの光源に接続され、光源を駆動、制御する送信回路と、複数の光源に接続され、複数の光源からの信号光を合波する波長合波デバイスとを更に備えた請求項記載の波長多重光伝送モジュールである。
請求項の発明は、接合部とデマルチプレクサとをマルチモードの光伝送路で接続し、接合部と波長合波デバイスとをシングルモードの光伝送路で接続した請求項記載の波長多重光伝送モジュールである。
本発明によれば、所望の波長範囲において、回折効率を高く、かつ偏光依存性損失を低減できるといった優れた効果を発揮する。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明に係るデマルチプレクサの好適な実施の形態を示した上面図であり、図2は図1の側面図である。
図1及び図2に示すように、デマルチプレクサ10は、基材(ベース)11上に固定して設けられた光入射部12、回折格子13及び受光部14を備える。
光入射部12は、デマルチプレクサ10に信号光L1を導入し、回折格子13に向けて信号を入射する部材であり、光源や外部の光学素子に接続された光伝送路を備える。ここで、光伝送路とは信号光を伝搬させる手段であり、光ファイバや光導波路等を示しており、本実施の形態では、その光伝送路として入射用光ファイバ15が基材11にファイバ保持台16を介して接着固定されている。
入射用光ファイバ15には、コア径62.5μm、開口数0.275のグレーテッドインデックス(GI)型マルチモード光ファイバ(MMF)を用いた。マルチモード光ファイバは開口数が大きく、信号光L1の拡がり角が大きい。本実施の形態の光ファイバ15では、開口数から求まる拡がり角が±16°となる。
光ファイバ15の出射端17側には、シリンドリカルレンズ18及び偏光フィルタ19が光学系固定台21上に固定して設けられている。シリンドリカルレンズ18は、光ファイバ15から出射された信号光L1を平行ビームにするレンズであり、円柱状のものを用いた。
偏光フィルタ19は、信号光L1の直交偏光(p偏光、s偏光)成分のうち、一方の偏光成分の透過光量を制限するものである。偏光フィルタ19は、フィルタ面としての誘電体多層膜22がプリズム23内に形成され、プリズム23の入出射面24a,24bに反射防止コートが施されたものである。
ここで、図3に本実施の形態のフィルタ19の波長特性を示す。フィルタ19は、信号光の使用波長範囲内において、p偏光(TE偏光)についてはほぼ100%透過し、s偏光(TM偏光)については、使用波長の短波長側でほぼ100%透過し、長波長側にかけて透過率が低下するようにしている。
回折格子13は、図2に示す矢印の方向に直線格子溝が形成され、その格子間隔が位置によって異なるチャープ型、かつ、格子溝の断面形状が多数の直角三角形が連続した鋸状であるエシュレット型の平面回折格子である。
受光部14は、光検出器アレイ26、受光用光導波路27及びシリンドリカルレンズ28を備え、それぞれ保持台を介して各部材の高さが調整され、基材11に固定されている。
光検出器アレイ26は、光検出素子を複数備え、それぞれ異なる位置で信号光を検出するべく複数の光検出素子を一列に配置したアレイ型の光検出器である。
受光用光導波路27は、光検出器アレイ26の前方(回折格子13側)に配置され、回折格子13側に設けられたスラブ導波路部29と、そのスラブ導波路部29の後段に接続され、光検出器アレイ26に接着固定された複数のテーパ導波路部31とで構成される。
スラブ導波路部29は、横断面の形状が直角三角形をしており、スラブ導波路部29の出射端(直角三角形の斜辺)32から複数のテーパー導波路部31が、徐々に導波路幅を狭められて光検出器アレイ26に向かって延出形成されている。
受光用光導波路27の厚さ(コア厚さ)は、光検出器アレイ26に信号光が効率よく結合するように 光検出器アレイ26の受光径を考慮して決定した。
テーパ導波路部31は、入射側(スラブ導波路部29との接続部分)33から光検出器アレイ26側にかけてコアの幅が減少するテーパ形状とし、光検出素子に光を絞り込む構造としている。効率よく光検出器アレイ26まで光信号を伝搬するためには、スラブ導波路部29の開口数NA、特に側面の開口数は大きいほうが望ましく、NA0.5以上とすることが望ましい。そのため、テーパ導波路部31の側面にはクラッドを設けずに、コアを空気に直接接するようにして開口数を大きくしている。
テーパ導波路部31の入射側の幅は、スラブ導波路部29と接合される側で光検出器アレイ26の光検出素子のピッチと同じくし、光検出器アレイ26側で光検出素子に効率良く結合できる幅とした。このように、分波された各波長の信号光L2を光検出素子に絞り込むことにより、応答速度の速い受光面積の小さな光検出素子を用いることができ、高速な光通信に適用することができる。
シリンドリカルレンズ28は、光入射部12のシリンドリカルレンズ18と同じものであり、スラブ導波路部29の入射端32に平行に配置されている。
さて、本実施の形態のデマルチプレクサ10の回折格子13について詳細に説明する。
回折格子13は、光ファイバ15から拡がって入射された信号光L1を反射、回折し、回折した信号光L2を受光部14に集光するように格子間隔をチャープさせている。図4及び図5に示すように、回折格子13は、信号光L2を所望の位置に集光させられるように、格子周期(格子定数)を位置の関数としてチャープさせてある(グラフ51)。ここで、図4中の回折格子の横方向xと、図5中の格子位置xが対応している。
個々の格子溝の位置は、信号光L1の出射位置及び信号光L2の受光位置、即ち、光入射部12及び受光部14との位置関係から決定される。回折格子13は、格子周期のチャープに加えて、回折効率を大きくするためにブレーズ角も各格子位置での光入射部12及び受光部14との位置関係から決定されている。
図4及び図5に示すように、エシュレット型の回折格子13は、複数の領域41a〜fに分割され、同一領域内ではブレーズ角を一定とし、領域毎にブレーズ角を異ならせている(グラフ52)。
具体的には、分割数(領域数)を6とし、ブレーズ角を、図4中左側の領域41aで最も小さくし、図4中右側の領域になるにつれて大きくなるようにした。
格子定数は、グラフ51のように、領域41a〜dでは図中左側から連続的に間隔を狭くし、領域41e〜fでも図中左側から連続的に間隔を狭くしている。さらに、回折効率を高くかつ偏光依存性を小さくするように領域ごとに利用する回折次数も選定しており、回折格子の図中左側の領域41a〜dでは回折次数を1次とし、図中右側の領域41eと41fでは2次回折光を用いるように領域41dと41eの境界で不連続に格子定数を2倍とした。
一般に、格子定数が小さい場合には、高次の回折光を用いることが望ましく、入射波長と同程度或いはそれ以下の格子定数で高次の回折光を用いることが望ましい。本実施の形態に対応させると、単調にチャープさせた場合に格子定数が小さくなる領域41e,41fで、高次の回折光を用いるべく格子定数を大きくした。
また、本実施の形態では、所望の位置に回折ビームが集光されるように、回折光の回折次数を同じくする複数の領域においても、領域を跨って連続的に格子周期をチャープさせて加工している。さらに、回折次数の切替えをブレーズ角度の切替え位置で行うことにより、回折格子の分割数を増やすことなく格子定数を切り替えることができる。
ブレーズ角は、信号光L1の波長範囲のうち短波長側においてTE偏光(電界方向が刻線方向に平行な偏光)の回折効率とTM偏光(電界方向が刻線方向に垂直な偏光)の回折効率との差が小さくなるように領域ごとに決定されている。TM偏光では、ブレーズ角が正反射条件を満たす正反射ブレーズ角のときに回折効率が最大となる。正反射条件とは、回折格子13に入射する信号光L1が格子面(ブレーズ面)34で正反射する方向と信号光L2の回折方向とが一致するときを示す。また、TE偏光では、正反射ブレーズ角よりも大きなブレーズ角度で回折効率が最大となる。正反射ブレーズ角αは、入射角度i(図1参照)、格子定数d、回折次数m、光導波部の屈折率nとすると、
Figure 0004759973
により求まる(グラフ53)。
そこで、図5に示すグラフ52のように、各領域の中心付近において、ブレーズ角を正反射ブレーズ角αよりも大きく、TE偏光が最大となるブレーズ角度よりも小さくなるように決定する。これにより、TE偏光の回折効率の最大値とTM偏光の回折効率の最大値とが近づき、偏光間の回折効率の差が小さくなるので、回折格子13による偏光依存損失を低減することができる。
また、領域41a〜fの分割数については、多くするほど、信号光の波長に対してより細かくブレーズ角を決定でき、より偏光依存損失を低減できるブレーズ角度分布とすることができる。
分割数は4〜9がよく、より好ましくは6〜9がよい。なぜなら、領域の分割数を4以上とすると損失が低下し、6以上でほぼ損失は一定となり、分割数を大きくしても、ある一定の分割数を超えると損失の低下は顕著ではなくなる。しかも、分割数を多くし過ぎると、回折格子作製の際にブレーズ角を変更する回数も増え、領域間のつなぎ部の加工精度が落ちて損失が低下する可能性がある。本実施の形態では、回折格子の溝を平面上に加工しているため、回折格子溝の加工において領域のつなぎ部での平面方向及び垂直方向の位置ずれが生じにくく、精度良く加工することができる。それでも、領域の分割数を9より多くするとつなぎ部での誤差が積み重なり集光特性の劣化が顕著となるからである。
本実施の形態では回折格子13を、ルーリングエンジンを用いて機械的に溝を形成した金型を作製し、その金型を用いて成形した。格子溝は領域ごとに一定のブレーズ角度で格子定数を変化させながら加工した。すなわち、回折格子13は、この金型をマスターとして作製したレプリカである。加工方法によっては領域のつなぎ部にずれが生じ、チャープ型回折格子の格子定数が若干不連続となる可能性があるが、所望の集光性能が得られる場合には実質的に連続とみなすことができる。
エシュレット型の回折格子では、波長λ、格子定数dとしたとき、λ/dを
Figure 0004759973
を満たし、かつブレーズ角度を25°〜35°の範囲に選択すると、特に偏光依存性を小さく、回折効率を大きくすることができる。このとき、信号光L1の入射角iと出射角θ(図1参照)とを、
Figure 0004759973
とする必要がある。入射角iと出射角θとの間には、
Figure 0004759973
の関係がある。ただしns は回折格子の屈折率である。
つまり、信号光L1の光強度の強い主光線の当たる付近において、格子定数を(2)式及び(3)式を満たし、ブレーズ角を25〜35°の範囲を満たすように回折格子を形成、配置するとさらに回折損失及び偏光依存性による損失を低減することができる。
次に、本実施の形態の作用について説明する。
入射用光ファイバ15に波長多重光として伝送してきた信号光L1は、出射端17から拡がって出射されると、シリンドリカルレンズ18に回折格子13の刻線方向について拡がりが低減されてほぼ平行光となり、フィルタ19を透過して回折格子13に入射する。
フィルタ19では、フィルタ面22がp偏光をほぼ100%透過し、s偏光の一部を反射するので、s偏光の光量を制限している。そのため、回折格子13に入射する光L1の光量は、フィルタ19により回折格子13の溝と垂直な偏光(TM偏光)の光量が減少することになる。
信号光L1は回折格子13で反射、回折し、回折された信号光(出射光線)L2は波長毎に回折角が異なって反射する。信号光L2は、シリンドリカルレンズ28により絞り込まれ、スラブ導波路部29の入射端32に集光される。
スラブ導波路部29に入射した光は、導波路面内(横断面内)においては自由伝搬し、回折格子13により波長毎に異なる角度で分波されているため、それぞれの位置に設けられたテーパ導波路部31に集光される。その信号光L2は、波長毎に対応するテーパ導波路部31に入射し、それぞれ光検出器アレイ26の光検出素子で検出される。
本実施の形態のデマルチプレクサ10は回折格子13及びフィルタ19によって回折効率の高効率化と偏光依存損失の低減化を図っている。ここで、偏光依存損失を低減するためのTM、TE偏光の条件について説明する。
偏光した信号光が入射する場合には、回折格子に入射する偏光が変化するため、最大損失条件(最悪条件)は、TE偏光、TM偏光の損失の大きい方となる条件となる。最大損失条件での損失が低いことが望ましい。
TM偏光は、TE偏光に比べピークの回折効率は大きいが、波長依存性が大きい。一方、TE偏光は、ピークの回折効率において波長依存性が小さい。また、TM偏光の回折効率がピークとなる波長は、TE偏光の回折効率がピークになる波長に比べて長波長側にある。そのため、最大損失条件での損失を小さくするには、デマルチプレクサ10で使用する信号光の波長範囲において、TE偏光の損失の最大値よりもTM偏光の最大値を小さくするとよい。このような信号光の特性を得るために、回折格子の格子定数、ブレーズ形状は数値計算等により最適化されて決定される。
さらに、TM偏光の損失の最大値が、TE偏光の損失の最小値よりも大きくすることが望ましい。ここでの回折格子の損失は、チャープ型等格子位置により損失が異なる場合には、想定される光ファイバからの入射パターンにおける回折格子全体の損失とすればよい。
光通信に用いられる波長帯においては、波長が長くなるとTE偏光の損失が増加し、TM偏光の損失が減少する傾向にある。したがって、所定の波長範囲のもっとも長波長でのTE偏光の損失よりも、最も短波長でのTM偏光の損失を小さくすることによってTE偏光の損失の最大値よりもTM偏光の最大値を小さくすればよい。
さらに、最も短波長でのTE偏光の損失よりも最も短波長でのTM偏光の損失を大きくしたほうが、偏光依存性が小さくなりより望ましい。
加えて、本実施の形態のようにTM偏光の光量を減光するフィルタ19を用いることにより、さらに偏光依存損失を低減することができる。
図6は本実施の形態のデマルチプレクサ10のTE、TM両偏光の波長損失特性を示した図であり、フィルタを設けていないデマルチプレクサの波長損失特性と比較したものである。
図6に示すように、TE偏光成分の特性(グラフ61)は、フィルタ19の有無に関わらず、損失が波長に依存せず、どの波長帯でも略一定の光量が検出される。一方、TM偏光は、入射光L1をフィルタ19に透過させないときは、グラフ62のようになり、長波長側での損失が小さくなっている。よって、長波長側においては、TE偏光とTM偏光との間に損失差が生じ、偏光依存損失が大きくなっている。
これに対し、信号光L1がフィルタ19を透過したTM偏光の損失は、波長に関係なくTE偏光の損失と略同じく一定となっている(グラフ63)。これは、回折格子13においては、TM偏光の長波長側で損失が小さくなるが、信号光L1をフィルタ19に透過させてTM偏光成分の長波長側を減衰させることで、異なる波長でも信号光L2の損失を略等しくしている。よって、フィルタ19を透過させることで、デマルチプレクサ10で分波される信号光L2の偏光依存性損失をより低減させることができる。
以上、本実施の形態の回折格子13は、回折損失を小さく、偏光間の損失の差も小さくすることができる。具体的には、回折損失は1.5dB以下であり、70%以上の回折効率を得ることができると共に、波長85nmの範囲での偏波依存損失を0.5dB以下に低減することができる。
また、本実施の形態では、高次の回折光を用いることにより、格子定数を大きくすることができ、また格子溝の本数を少なくできるのでルーリングエンジンでの回折格子の加工が容易となる効果もある。しかし、ブレーズ角度の大きな領域で回折次数を大きくすると回折効率の波長依存性が大きくなるとともに、ピークの回折効率も低下するので、回折次数としては4以下が望ましい。
本発明は、以上説明した実施の形態には限定されない。
本実施の形態では、回折格子13をエシュレット型かつチャープ型に形成したがエシュレット型に限らず、溝の断面が正弦波形状である回折格子、矩形状のバイナリ回折格子の場合や、その他任意の溝形状の回折格子にも適用することができる。また回折格子については、平面型の回折格子に限らず、凹面回折格子についても同様に適用することができる。さらに、チャープ型の回折格子に限らず、等間隔の回折格子についても同様に偏光依存性の低減、損失の低減を実現することができる。
回折格子13の格子溝パターンの加工は、3次元NC加工機を用いて加工してもよい。また、フォトリソグラフィ技術を用いて、Si等の半導体基板上に作製してもよい。
また、入射用光ファイバ15を基材11に固定せずデマルチプレクサ10に挿抜される外部伝送用光ファイバを用いてもよい。その場合には、挿入ガイド等を用いることにより、光コネクタに固定された光ファイバ15が挿抜されても所定の位置に突き合わされるようにすればよい。但し、入射用光ファイバ15をベース11に固定することにより、特性の長期安定性に優れるといった効果がある。また、入射用光ファイバ15を固定した場合は、伝送用光ファイバを入射用光ファイバ15のもう一端側に突き合わせてデマルチプレクサ10に光を入射すればよい。その場合、伝送用光ファイバの開口数及び径は、入射用光ファイバ15のそれらと等しい、またはそれらより小さければよい。したがって、伝送用光ファイバには、入射用光ファイバ15と同じGI型マルチモード光ファイバを接続してもよく、ファイバ径及び開口数の小さなシングルモード光ファイバ(SMF)やコア径50μmのマルチモード光ファイバ(50MMF)を接続することもできる。
光入射部12、回折格子13及び受光部14を、入射光に対して回折光が略もとの方向に反射するようなリトロー配置に近く配置した場合には、シリンドリカルレンズを1個にして、信号光L1、L2の集光を行うようにしてもよい。
本実施の形態では、信号光L1が空気中を伝搬して回折格子13に到達する構成としたが、ガラス、プラスチック等の光学部材に回折格子を形成し、さらに光学部材にシリンドリカルレンズを一体化し、その光学部材を光伝送路として信号光L1、L2を伝搬させてもよい。その場合は、光学部材の屈折率に合わせて格子定数及びブレーズ角を決定するのがよい。
本実施の形態では、光入射部12にフィルタ19を設けたが、受光部14にフィルタ19を設けてもデマルチプレクサ10と同様の効果が得られる。また、フィルタ19の形式はプリズム型に限らず、平板基板上に形成した形式のものでもよい。
ここまで、デマルチプレクサ10について説明したが、受光部14の光検出器アレイ26の代わりに、レーザダイオードアレイ等の光源を設け、波長の異なる信号光を合波するマルチプレクサ(光合波器)として用いることもできる。その際、波長多重化された光を出射する光ファイバの入射端(例えば図1の出射端17)に、信号光を絞り込むように形成したテーパ導波路を設けることが望ましい。
次に他の実施の形態のデマルチプレクサについて説明する。
本実施の形態のデマルチプレクサは、上述した図1のデマルチプレクサ10とほぼ同様の構成をしており、回折格子13のみ異なるものである。
前実施の形態のデマルチプレクサ10が備える回折格子13は、分割された領域内ではブレーズ角を一定としたものであるが、図7に示すように、本実施の形態のデマルチプレクサの備える回折格子は、格子定数を略連続的に変化させる(グラフ71)のに加えて、ブレーズ角も連続的に変化させたものである(グラフ72)。本実施の形態では、回折格子における溝の位置が1mm点より左側の位置(図4の領域41a〜c)で回折次数を1次の回折光、位置1mmの点より右側(図4の領域41d〜f)では2次回折光を用いるように境界で不連続に格子定数を2倍とした。ブレーズ角は、領域41a〜c、領域41d〜fのそれぞれの領域内で図中右側から連続的に大きくなるように、かつ位置1mmの点(領域41cと領域41dの境界)で不連続になるように形成されている。
前実施の形態と同じく、λ/dが0.6から1.0、ブレーズ角度を25°から35°の範囲にすることが望ましく、この場合、信号光の入射角度i及び出射角度θが(3)式を満たすようにする必要がある。
本実施の形態の回折格子は、3次元NC加工機を用いて格子溝ごとに格子周期、ブレーズ角度を変えて加工した。
本実施の形態の回折格子を用いたデマルチプレクサにおいても、分波された信号光の回折損失及び偏光依存損失を低減できる。さらに、前実施の形態と同様にフィルタを備えることで、より偏光依存損失を低減することができる。
図8に示すように、上述の回折格子を用いてフィルタを用いないデマルチプレクサの損失の波長特性は、TE偏光においては波長による損失の変化はほとんどない(グラフ81)。TM偏光においては、使用波長の短波長側でTE偏光との損失の差がほとんどないが、長波長側では損失が小さくTE偏光の損失より小さい(グラフ82)。
本実施の形態のデマルチプレクサの損失の波長特性は、TE偏光の損失はほとんど変化しない(グラフ82)。一方、TM偏光の損失は、回折格子では長波長側での損失は小さいが、入射光をフィルタを透過させているため、長波長側の入射光量を減少しており、TM偏光においても、波長による損失の依存性を低減している(グラフ83)。よって、フィルタと回折格子による損失(デマルチプレクサの損失)は、使用波長範囲内においてTE偏光とTM偏光との間で差を小さくしており、さらに偏波依存性損失を低減することができる。
次に図1のデマルチプレクサ10を備えた波長多重光伝送モジュールについて説明する。
図9に示すように、波長多重光伝送モジュール90は、筐体91内に、外部より波長多重光を分波して受信する受信部92と、各波長の信号光を合波して波長多重光として外部に送信する送信部93と、受信部92及び送信部93を外部の伝送用光ファイバ94,95にそれぞれ接続する接合部96とを備える。
受信部92は、図1に示したデマルチプレクサ10と、受信回路97とを備える。デマルチプレクサ10の入射用光ファイバ15が接合部96で伝送用光ファイバ94と接続されている。受信回路97は、検出された電気信号の増幅及び波形整形を行う回路であり、デマルチプレクサ10の光検出器アレイ26に電気的に接続されている。また、受信回路97は、パラレル−シリアル変換回路98を介して外部の電子デバイスに接続されている。
送信部93は、波長合波デバイス99と、光源と、送信回路101とを備える。波長合波デバイス99は、複数の入射端102と一つの出射端103を有し、各入射端102より延出する光導波路同士が結合する光カプラを形成して、一本の光導波路に結合する光導波路素子である。出射端103には接合部96で伝送用光ファイバ95に接続される出射用光ファイバ104が接続され、複数の入射端102には光源が接続されている。光源は光合波デバイス99の入射端102に光学的に接続され、光源を駆動するための送信回路101に電気的に接続されている。光源として複数のレーザダイオードをアレイ状に配置してなるレーザダイオードアレイ105を用いた。送信回路101はレーザダイオードアレイ105を駆動、制御するための回路であり、シリアル−パラレル変換回路106を介して外部の電子デバイスに接続されている。
接合部96は、受信用の伝送用光ファイバ94と入射用光ファイバ15とを接合し、送信用の伝送用光ファイバ95と出射用光ファイバ104とを接合するものである。本実施の形態では接合部96として着脱可能な光コネクタを設け、その光コネクタにおいて、送信用及び受信用の伝送用光ファイバ94,95が、それぞれ入射用光ファイバ及び出射用光ファイバ15,104と突き合わされている。伝送用光ファイバ94,95はシングルモード光ファイバと用いた。
受信用の伝送用光ファイバ94を伝搬してきた波長多重光信号は、入射用光ファイバ15に入射し、デマルチプレクサ10で各波長毎に分波されて光検出器アレイ26で検出される。検出された信号光が受信回路97にて増幅、波形整形される。次に、パラレル−シリアル変換回路98により、並列に受信したパラレル信号をシリアル信号に変換して逐次出力する。
一方、信号光を送信する場合には、シリアル−パラレル変換回路106に入力された信号がパラレル信号に分離され、各信号は送信回路101で電気信号毎にダイオードアレイ105の各レーザダイオードを駆動し、それぞれ波長の異なる信号光が出射する。各信号光は波長合波デバイス99で波長多重化され、その信号が出射用光ファイバ104を伝搬して送信用の伝送用光ファイバ95へ出射される。
本実施の形態においては、偏光依存性の小さく、損失の波長依存性の小さなデマルチプレクサ10を用いているため、シングルモード光ファイバである伝送用光ファイバ95より直線偏光が入射しても、偏光方向の変動による光学特性の変動を小さくすることができる。これにより、受信回路97においてより精密に信号を増幅、整形することができる。
接合部96は、光ファイバ同士の着脱可能な光コネクタが挙げられるが、伝送用光ファイバ94,95と入出射用光ファイバ15,104とを接着、或いは融着により突き合わせて着脱不可能に固定してもよい。
入出射用光ファイバ15,104としてシングルモード光ファイバ及びマルチモードの光ファイバを用いて、それぞれ伝送用光ファイバ94,95と接続しているため、伝送用光ファイバ94,95にはマルチモードファイバ、シングルモードファイバのどちらでも用いてもよい。本実施の形態では、入射用光ファイバ15にコア径62.5μmのGI型マルチモードファイバを用いており、伝送用光ファイバ94として、光ファイバ15よりもコア径の小さいシングルモード光ファイバ、コア50μm及び62.5μmのマルチモード光ファイバ等を用いてもよい。
本実施の形態においては、多重化されて伝送されてきた中心波長1275.7,1300.2,1324.7,1349.2nmの4波長を分離する構成とした。これらの各中心波長は、光源の製造誤差、温度、スペクトル分布による波長ばらつきにより、最大±6.7nm変動するものとした。波長ばらつきは、光源の作製、特性により決まるものであり、特に厳しい光源の選別を必要としない範囲として必要なものである。
本実施の形態では、送信と受信の両方の機能を有する波長多重光伝送モジュール90について示したが、本実施の形態の特徴は、受信部92が備えるデマルチプレクサ10にあり、受信部92のみを有する波長多重光伝送モジュールとしても本発明の効果を得られるものである。また、上述のように、デマルチプレクサを光合波器として用い、送信部93の光合波デバイスの代わりに用いてもよい。
本実施の形態のデマルチプレクサの上面図である。 図1のデマルチプレクサの側面図である。 図1のデマルチプレクサが備えるフィルタの透過率−波長特性を示す図である。 図1のデマルチプレクサが備える回折格子の正面図である。 図4の回折格子の格子位置と格子周期及びブレーズ角との関係を示す図である。 図1のデマルチプレクサの損失の波長特性を示す図である。 他の実施形態における回折格子の格子位置と格子周期及びブレーズ角との関係を示す図である。 他の実施形態のデマルチプレクサの損失の波長特性を示す図である。 本実施の形態の波長多重光伝送モジュールの構成図である。
符号の説明
10 デマルチプレクサ
12 光入射部
13 回折格子
14 受光部
15 光ファイバ
18 シリンドリカルレンズ
19 フィルタ
26 光検出器アレイ
27 受光用光導波路
90 波長多重光伝送モジュール
96 接合部
97 受信回路
99 波長合波デバイス
101 送信回路

Claims (9)

  1. 光伝送路を備え、上記光伝送路の出射端から拡がって入射されるように信号光を入射する光入射部と、
    上記光入射部から入射した信号光を回折する回折格子と、
    回折した信号光を検出する光検出器を複数有する受光部とを
    備えるデマルチプレクサにおいて、
    上記回折格子は、使用する信号光の波長範囲である所定の波長範囲において、波長が長くなるほどTE偏光の回折効率が減少するとともにTM偏光の回折効率が増加し、TE偏光とTM偏光との回折効率の差が短波長側で小さく、長波長側で大きく、かつ、TM偏光における損失の最大値である、最も短波長でのTM偏光の損失が、TE偏光における損失の最大値である、最も長波長でのTE偏光の損失よりも小さいとともに、TE偏光における損失の最小値である、最も短波長でのTE偏光の損失よりも大きく、
    上記光入射部に、上記回折格子に入射する信号光のTM偏光を、上記所定の波長範囲において短波長側から長波長側にかけて透過率が低下するように減光する偏光フィルタを設けることによりTE偏光とTM偏光との回折効率の差の波長依存性を低減したことを特徴とするデマルチプレクサ。
  2. 上記回折格子が、格子周期が異なるチャープ型回折格子である請求項1記載のデマルチプレクサ。
  3. 上記回折格子が、エシュレット型の回折格子であって、その回折格子を溝に沿って複数の領域に分割し、ブレーズ角が各領域毎に異なる請求項2記載のデマルチプレクサ。
  4. 上記回折格子の領域の数が4〜9である請求項3記載のデマルチプレクサ。
  5. 上記回折格子が、エシュレット型の回折格子であって、ブレーズ角が連続的に変化している請求項2記載のデマルチプレクサ。
  6. 上記所定の波長範囲の短波長側において、回折格子のブレーズ角が、回折格子へ入射する信号光が格子面で正反射する方向とその信号光の回折方向とが略一致する角である正反射ブレーズ角よりも大きく、かつTE偏光の回折効率が最大となる角度よりも小さい請求項3〜5いずれかに記載のデマルチプレクサ。
  7. 請求項1〜6いずれかに記載のデマルチプレクサを備え、上記光入射部と外部の光伝送路とを接続する接合部を形成し、上記デマルチプレクサの受光部に、受光部からの信号を増幅、波形成形する受信回路を接続したことを特徴とする波長多重光伝送モジュール。
  8. 複数の光源と、それらの光源に接続され、光源を駆動、制御する送信回路と、上記複数の光源に接続され、上記複数の光源からの信号光を合波する波長合波デバイスとを更に備えた請求項7記載の波長多重光伝送モジュール。
  9. 上記接合部と上記デマルチプレクサとをマルチモードの光伝送路で接続し、上記接合部と上記波長合波デバイスとをシングルモードの光伝送路で接続した請求項8記載の波長多重光伝送モジュール。
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