JP4743755B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
請求項2に係る発明は、請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、前記ブロックの幅は前記トレッドの幅の12乃至35%であることを特徴とする空気入りタイヤである。
請求項3に係る発明は、請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、前記外側ラグ溝の幅は前記ブロックのタイヤ周方向の配列ピッチの12乃至30%であることを特徴とする空気入りタイヤである。
請求項4に係る発明は、請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、前記外側ラグ溝の長さは前記ブロックの幅の20乃至80%であることを特徴とする空気入りタイヤである。
請求項5に係る発明は、請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、前記細溝の幅は2.0乃至5.0mmであることを特徴とする空気入りタイヤである。
請求項6に係る発明は、請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、前記ショルダー幅方向内側細溝の長さは前記ブロックの幅の20乃至80%であることを特徴とする空気入りタイヤである。
請求項7に係る発明は、請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、前記ショルダー周方向細溝の長さは前記ブロックのタイヤ周方向の配列ピッチの20乃至60%であることを特徴とする空気入りタイヤである。
請求項8に係る発明は、請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、前記プラットフォームの長さは前記細溝の長さの20乃至60%であることを特徴とする空気入りタイヤである。
請求項9に係る発明は、請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、前記プラットフォームの高さは前記細溝の深さの40乃至70%であることを特徴とする空気入りタイヤである。
本発明によれば、ショルダーブロック列を構成する各ブロックのタイヤ周方向の端は、トレッド端側は外側ラグにより区画され、トレッド中央側はショルダー幅方向内側細溝により区画されるため、タイヤ周方向の端の位置がトレッド端側とトレッド中央側とで異なる。これにより、ブロックのトレッド端側とトレッド中央側とで、タイヤ接地時の踏み・蹴りのタイミングをずらすことができるので、路面に接触している部分と既に離脱した部分とが互いの動きを拘束し合い、変形を抑制する。
また、ショルダー幅方向内側細溝及びショルダー周方向細溝はタイヤ周方向に隣り合うブロック間の境界を構成している。さらに、細溝は排水性を確保する機能を有する。また、細溝内のプラットフォームはショルダーブロックの剛性を確保し、タイヤ接地時に細溝を挟んで隣り合うブロック間にプラットフォームを介して作用する押圧力がブロックの剛性を補完し合い、ブロックの変形を抑制する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドパターンを示す図である。
この空気入りタイヤのトレッドパターン1は、タイヤ赤道の両側において周方向に延びるそれぞれ一対の中央主溝2及び両側主溝3と、中央主溝2と両側主溝3とを連結する内側ラグ溝4と、中央主溝2からタイヤ幅方向中央側、即ち対向する中央主溝2に接近する方向へ互い違いに分岐した分岐溝5と、隣り合う分岐溝5の間を連結する連結溝6とを備えている。これらの溝により、タイヤ周方向に延びるそれぞれ一対のセンターブロック列7及びセカンドブロック列8が形成される。
ここまではショルダー幅方向内側細溝10及びプラットフォーム14によるタイヤ周方向の変形抑制作用を説明したが、タイヤ幅方向についても同様にショルダー周方向細溝11及びプラットフォーム15がショルダーブロック13-1の変形を抑制する。つまり、隣り合うショルダーブロックの境界を構成するタイヤ幅方向及び周方向の細溝並びにその内部のプラットフォーム14及び15により、路面E1に接触中のショルダーブロックの変形が路面E1から離脱しているショルダーブロックにより抑制されることになる。
ショルダーブロック13の幅W1は、トレッドの幅W0(図1参照)の12乃至35%に設定することが好ましい。12%に満たないとショルダーブロック13の幅が狭過ぎてS字ブロックの変形抑制効果が発揮される前にショルダーブロック13全体が摩耗し、ショルダー摩耗に至る可能性があり、35%を越えるとショルダーブロック13が大きくなり過ぎてS字の効果が低下し、矩形ブロックと同様な摩耗形態(ヒールアンドトウ摩耗)を呈することになる。
図6は本発明の第2の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドパターンを示す図である。この図において、図1に示す第1の実施形態と同一又は対応する構成要素には、図1におけるそれらの構成要素と同じ符号を付した。
図7は本発明の第3の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドパターンを示す図である。この図において、図1に示す第1の実施形態と同一又は対応する構成要素には、図1におけるそれらの構成要素と同じ符号を付した。
本発明の効果を確認するために、実施例、及び比較例1及び2を各50本作成し、各種テストを行った結果について以下に説明する。このテストに使用したタイヤのサイズは、実施例、及び比較例1、2の全てが11R22.5、リム幅は7.5インチ、内圧は900kPaである。
また、実施例のタイヤは図7に示すトレッドパターンを有するものであり、比較例1、2のタイヤは図8に示すように、ショルダーブロック列22を構成するショルダーブロック23を矩形ブロックとしたものである。
実施例、及び比較例1、2について、実地走行を行い、ヒールアンドトウの量を測定した。ここで、実地走行の内容は、テスト走行距離のうち、80%を高速道路で走行(平均時速80km)し、20%を地場(非舗装路)で走行(平均時速30km)した。
試験条件は以下のとおりである。
車両:2D4(操舵軸、駆動軸、遊動軸の3軸からなり、車両フロント部に操舵軸、リヤ部に前から駆動軸、遊動軸の順に配置された車両形式)
方式:装着位置固定、車両間ローテーション
内容:フロント軸に装着したタイヤにて、2万km、4万km走行時に測定
ショルダーブロックの摩耗によりブロックパターンが変化したときの性能低下を測定するために、ウェットトラクション試験を行った。この試験は水膜厚さが2mmの鉄板路上をエンジン回転数2000rpmで走行したときの加速度であり、その測定結果のタイヤ毎の平均値を比較例1の新品時の加速度を100とした指数で表したのが表2である。
タイヤは偏摩耗、トレッドパターンの外観変化が原因で完全摩耗に至る前に廃棄されることが多い。実施例、比較例1、各々50本の廃棄時の摩耗率調査結果を表3に示す。
Claims (9)
- タイヤ周方向に延びる複数本の主溝と、タイヤ幅方向の最も外側の主溝とトレッド端との間のタイヤ周方向に配列された複数のブロックからなるショルダーブロック列とをトレッドに備えた空気入りタイヤであって、
前記ブロックは、前記タイヤ幅方向の最も外側の主溝と、トレッド端と、前記トレッド端からタイヤ幅方向中央に向かって前記最も外側の主溝に到達しない位置まで延びる外側ラグ溝と、前記最も外側の主溝における前記外側ラグ溝のトレッド中央側縁と対向しない位置と前記外側ラグ溝とを連結する、内部にプラットフォームを有する細溝とにより区画され、
前記細溝は、前記最も外側の主溝における前記位置から前記トレッド端に向かって前記トレッド端に到達しない位置まで延びるショルダー幅方向内側細溝と、該ショルダー幅方向内側細溝と前記外側ラグ溝とを連結するショルダー周方向細溝とからなる
ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、
前記ブロックの幅は前記トレッドの幅の12乃至35%であることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、
前記外側ラグ溝の幅は前記ブロックのタイヤ周方向の配列ピッチの12乃至30%であることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、
前記外側ラグ溝の長さは前記ブロックの幅の20乃至80%であることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、
前記細溝の幅は2.0乃至5.0mmであることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、
前記ショルダー幅方向内側細溝の長さは前記ブロックの幅の20乃至80%であることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、
前記ショルダー周方向細溝の長さは前記ブロックのタイヤ周方向の配列ピッチの20乃至60%であることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、
前記プラットフォームの長さは前記細溝の長さの20乃至60%であることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、
前記プラットフォームの高さは前記細溝の深さの40乃至70%であることを特徴とする空気入りタイヤ。
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