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JP4716235B1 - 画像表示パネルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器等に設けられた画像表示部のパネル基板に加飾層を施し、その加飾層の上に光学両面テープを貼り付ける際、気泡や空気層が生じることがないように、パネル基板の背面部を平滑にして光学両面テープを貼り付けることによりパネル基板を歪みの無い平滑状に形成することができる画像表示パネルの製造方法を提供する。
【解決手段】画像表示をなす透視可能なパネル基板の背面に加飾層を施し、パネル基板の背面における加飾層の段差の内側及び加飾層の上面に紫外線硬化樹脂を充填し、次いで硬化樹脂の上面に離型剤を塗布したセパレータフィルムを被覆した状態で該セパレータフィルムを硬化樹脂の側へ加圧すると共にUV照射を行うことによって硬化した後、セパレータフィルムを剥離する。
【選択図】図3

Description

本発明は、携帯電話、デジタルカメラ、テレビ、コンピュータ、その他の電子機器のパネル基板に加飾を施してなる画像表示パネルの製造方法に関する。
従来の電子機器等の画像表示パネルに設けられたパネル基板に加飾を施し、その上に光学両面テープを貼り付けた場合、加飾によって生じた段差の内側に空気層が発生することがある。即ち、図6(a)に示すように、画像表示をなす透視可能なパネル基板21の背面21aに加飾を施し、この加飾をなす層(以下、「加飾層」と云う)22の上面22a及びパネル基板21の背面21aに光学両面テープ23を貼り付けた場合、図6(b)に示すように、パネル基板21と加飾層22との段差24の隅部等に空気溜まりのような空気層25が生じる。
そこで、上記のようにパネル基板21と加飾層22との段差24に生じた空気層25を除去するために、次工程で、加圧脱泡装置を用いて空気層22の空気を抜く作業を行うことも可能であるが、加圧脱泡後、光学両面テープ23の復元性によって経時的に空気層25が再発するおそれがある。さらには、光学両面テープ23を平滑に貼り付けるのが困難であるという問題点もある。
また、図6(a)に示すように、加飾層22を例えば2層のインキ層22c、22dで重ね合わせた構成とすることによって加飾層22に段差22bを設けると、段差24の幅が大きくなる。この状況でパネル基板21と加飾層22の背面に光学両面テープ23を貼り合せた場合、図6(b)に示すように、光学両面テープ23が平滑にならずに段差24の近傍に折れ目29のような変形が生じる。そして、この光学両面テープ23の背面に他の部材27を貼り付けると、部材27は硬質であって変形せず、PET樹脂等によるパネル基板21が部材27側へ強制的に引っ張られて変形した状態で付着し、パネル基板21の内部が背面側へ湾曲形状31に変形する。また、このとき、図7に示すように、画像表示パネル20を前方から見たとき、上記の段差24の内側に沿って生じた光学両面テープ23の折れ目29が、加飾層22の内側近傍に沿って筋状に見えるという問題があった。
さらに、図6(a)に示すように加飾層22に抜き穴26等が形成されている場合、図6(b)に示すようにパネル基板21と加飾層22の背面に光学両面テープ23を貼り合せ、図6(c)に示すように光学両面テープ23の背面に他の部材27を押圧状態で貼り付けると、図6(d)に示すようにパネル基板21が部材27側へ強制的に引っ張られた状態で付着する。このため、抜き穴26の箇所におけるパネル基板21が背面側へ凹状に歪んだ形状となる。
さらにまた、図7に示すようにパネル基板21の背面にロゴマーク等の加飾部28を施した場合、その断面形状は、図8(a)に示すようになる。この図は、パネル基板21と加飾部28の背面に光学両面テープ23を貼り付けたものであり、光学両面テープ23は加飾部28の厚さに沿って波状に形成されたものとなる。そして、図8(b)、(c)に示すように、光学両面テープ23の背面にガラス板等の他の硬質の部材27を張り合わせた場合、各加飾部28、28間の光学両面テープ23が部材27側へ引っ張られて変形し、PET樹脂等からなるパネル基板21が加飾部28ごとに前面側へ凸状の変形21bを生じる。なお、この凸条の変形21bは、図7に示すように、加飾部28ごとに例えば輪形の歪み30となって粗悪な変形を生じることとなる。
ところで、下記の特許文献1には、従来の画像表示装置において、透明パネルと画像表示部側パネルとの間に充填した硬化樹脂に気泡が生じないようにした画像表示装置及びその製造方法が開示されている。
しかしながら、この画像表示装置及びその製造方法は、透明パネルの周部に設けたスペーサ同士の間に切欠き部を設けたものである。また、透明パネルの上面であってスペーサの内方に充填した硬化樹脂を画像表示部側パネルの押圧によって気泡のない状態で平滑にすると共に、余剰の硬化樹脂を切欠き部から排出するようにしたものである。
即ち、特許文献1の画像表示装置及びその製造方法においては、各スペーサの上面には硬化樹脂が施されず、また余剰の硬化樹脂はスペーサとスペーサとの間の切欠き部から排出させるようにしているため、透明パネルの周部に設けたスペーサを連続的に形成することができず、切欠き部毎に途切れた形状となる。
特開2008−209510号
本発明は、特許文献1とは異なり、パネル基板の背面に連続的な加飾層を施すことが可能であり、この加飾層の上面に光学両面テープを貼り付けた場合に、加飾層の段差によって空気層が生じるのを解消すると共に、パネル基板に変形が生じることなく平滑に保つことができるようにしたものである。
即ち、本発明は、電子機器等に設けられた画像表示部のパネル基板に加飾層を施し、その加飾層の上に光学両面テープを貼り付ける際、気泡や空気層が生じることがないように、パネル基板の背面部を平滑にして光学両面テープを貼り付けることによりパネル基板を歪みの無い平滑状に形成することができる画像表示パネルの製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1の画像表示パネルの製造方法は、画像表示をなす透視可能なパネル基板の背面に加飾層を施した画像表示パネルの製造方法において、パネル基板の背面における加飾層の段差の内側及び加飾層の上面に紫外線硬化樹脂を連続的に充填し、次いで硬化樹脂の上面に離型剤を塗布したセパレータフィルムを被覆した状態で該セパレータフィルムを硬化樹脂の側へ加圧すると共にUV照射を行った後、セパレータフィルムを剥離することを特徴とする。
また、本発明の請求項2の画像表示パネルの製造方法は、請求項1において、パネル基板の背面における加飾層の段差の内側及び加飾層の上面に紫外線硬化樹脂を連続的に充填する際、この硬化樹脂の充填を全面ベタ印刷によって行うことを特徴とする。
さらに、本発明の請求項3の画像表示パネルの製造方法は、請求項1又は2において、パネル基板の背面における加飾層の段差の内側及び加飾層の上面に紫外線硬化樹脂を連続的に充填して、該硬化樹脂を加圧すると共に硬化した後、該硬化樹脂の外形を所定形状にカットしたことを特徴とする。
上記の構成において、本発明の画像表示パネルの製造方法によれば、透視可能なパネル基板の背面に連続的に加飾層を施すことが可能であり、パネル基板の背面における加飾層の段差の内側及び加飾層の上面に紫外線硬化樹脂又は熱硬化樹脂を連続的に充填すると共に、この硬化樹脂の背面を平滑状に硬化してなる画像表示パネルを形成することが可能である。
このような画像表示パネルの製造方法によれば、パネル基板の背面に設けた加飾層による段差が無くなり、しかもこの加飾層による段差の内側に気泡等の空気層が発生せず、さらには、硬化した紫外線硬化樹脂又は熱硬化樹脂の平滑な背面に光学両面テープを貼り合わせた際にも気泡が発生しない画像表示パネルを形成することが可能となる。
さらに、硬化した紫外線硬化樹脂又は熱硬化樹脂の平滑な背面に光学両面テープを貼り合わせた際、この光学両面テープもまた平滑状に貼り付けられる。従って、光学両面テープの他面をガラス板や他の部品等に貼り付けた際にもパネル基板に変形が発生せず、パネル基板を綺麗な平滑状に維持することができ、非常に綺麗な外観の画像表示パネルを得ることが可能となる。
また、本発明によれば、加飾層に施された抜き穴にも紫外線硬化樹脂又は熱硬化樹脂が均等な背面を有する状態で充填されるため、パネル基板に凹凸状の変形が発生しない綺麗な意匠性を有する画像表示パネルを得ることが可能となる。
本発明による個品の画像表示パネルに関する平面図である。 本発明による画像表示パネルであって、1枚のシートに複数枚の画像表示パネルを形成してなる大判の部分平面図である。 (a)〜(d)は本発明による画像表示パネルの工程を示す平面図であり、(e)は図3(c)に対応する押圧方法を示す側面図である。 (a)〜(f)は、本発明による画像表示パネルの工程を示す断面図である。 (a)〜(f)は、本発明による画像表示パネルの他の工程を示す断面図である。 (a)〜(d)は、従来の画像表示パネルの工程を示す断面図である。 従来の画像表示パネルの平面図である。 (a)〜(c)は、従来の画像表示パネルのロゴ等を形成する加飾部の工程を示す断面図である。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明による実施例は、図1〜図5に示すように、画像表示をなす透視可能なパネル基板2の背面に加飾層3を施してなる画像表示パネル1において、パネル基板2の背面における加飾層3の段差3b(図4(a)参照)の内側及び加飾層3の上面3aに、紫外線硬化樹脂又は熱硬化樹脂(以下、単に「硬化樹脂」と云う)4を連続的に充填すると共に、この硬化樹脂4の背面を平滑状に硬化してなるものである。
図1に示すものは、上記の構成を有する画像表示パネル1の実施例であり、携帯電話の表示パネルとして使用するものである。ただし、この図1に示すものは、本発明の一実施例であり、本発明は、その他の電子機器、即ち携帯電話、デジタルカメラ、テレビ、コンピュータ等の電子機器に応じた画像表示パネル1として構成可能である。
なお、図1は、本発明による個品の画像表示パネル1の実施例であり、その全体形状や加飾層3の形状等は適用する電子機器に応じて決定される。また、図2に示すものは、図1の画像表示パネル1を1枚のシートに複数枚形成して、画像表示パネル1の多面数を形成してなる大判5の一例を示すものである。
また、いずれの電子機器に適用する画像表示パネル1であっても、図3(a)又は図4(a)に示すように、透明をなすPETフィルム等によるパネル基板2の背面に、シルク印刷等によって加飾層3が施されている。
このような構成において、パネル基板2の素材としては、上記のようにPETフィルムを使用するほか、ポリカーボネート、アクリル、ガラス又はこれ等の部材の積層フィルム等が適用可能である。また、パネル基板2に設けた加飾層3は、パネル基板の周部に設ける加飾のほかに、このパネル基板2に地色をつけたり、ロゴやマーク等を施したりする場合にも施されるものである。
なお、図4(a)に示すように、加飾層3は例えば2層のインキ層3d、3eで重ね合わせた構成とすることができる。この場合、加飾層3の背面側の層3dを外方へ引き込ませた内周形状とすることによって段差3cを設け、パネル基板2の前方から加飾層3の背面側の層3dの内端が内方へ露呈したり、パネル基板2の前面側から見えたりすることがないようにしている。
また、本実施例においては、図4(b)に示すように、パネル基板2の背面における加飾層3の段差3bの内側及び加飾層3の上面3aに、硬化樹脂4を充填している。このとき、上記の加飾層3の段差3cにも気泡等が生じることなく硬化樹脂4が充填される。この硬化樹脂4の充填方法について詳細は後述するが、シルク印刷を用いて全面ベタ印刷によって充填する(図4(b)参照)。また、他の実施例として、ディスペンサーを用いて充填する液量を制御するようにしてもよい(図5(b)参照)。
いずれの充填方法であっても、充填後の硬化樹脂4の背面4aに対して、フッ素やシリコン等による離型剤7を塗布したPETフィルム等のセパレータフィルム6で被覆し、加圧状態でUV照射することによってUV硬化させる。なお、硬化樹脂4をPETフィルム等のセパレータフィルム6で被覆した場合、UV照射の際に空気中の酸素の阻害を受けることなく良好な照射条件で照射することが可能となり、これによってパネル基板2の背面2aや加飾層3に対する硬化樹脂4の粘着力が強くすることが可能となる。
また、図3(d)又は図4(e)に示すように、セパレータフィルム6を剥離することによって、硬化樹脂4の背面4aが平滑面を成す画像表示パネル1が形成される。なお、硬化樹脂4の背面とセパレータフィルム6との間に離型剤7を設けたのは、上記の硬化樹脂4の硬化後にセパレータフィルム6を剥離し易くするためのものである。また、セパレータフィルム6を剥離することによって、より薄厚の画像表示パネル1を得ることが可能となる。
さらに、図4(f)に示すように、パネル基板2の背面2aに施した硬化樹脂4の硬化後の平滑な背面4aに光学両面テープ8を貼着すると、この光学両面テープ8の背面8aの有する粘着力で画像表示パネル1の取付箇所や他の部品に接着することが可能となる。また、このように硬化した硬化樹脂4の平滑な背面に光学両面テープ8を貼り合わせた際、この光学両面テープ8もまた平滑状に貼り付けられるため、光学両面テープ8の他面をガラス板や他の部材等に貼り付けた際にもパネル基板2に変形が発生せず、パネル基板2を綺麗な平滑状に維持することができる。
以下、本発明による画像表示パネルの製造方法の一実施例について説明する。この実施例は、パネル基板2に施した加飾層3による段差3bを硬化樹脂4で充填する際、硬化樹脂4を全面ベタ印刷で充填する方法に関するものである。この実施例の図面としては、図3(a)〜(e)及び図4(a)〜(f)が相当する。なお、図3(a)〜(e)は1枚のシートで複数の画像表示パネル1を製造可能とした大判5の平面図であり、図4(a)〜(f)は個品の画像表示パネル1の断面を示すものである。
まず、図3(a)又は図4(a)に示すように、画像表示をなす透視可能なパネル基板2の背面2aに加飾層3を施す。この工程において、パネル基板2としては、透明のPETフィルムの他に、ポリカーボネート、アクリル、ガラス又はこれ等の部材の積層フィルム等を適用することが可能である。
また、パネル基板2の背面2aに施した加飾層3は、シルク印刷により電子機器に応じた所定の加飾形状に形成する。ただし、加飾層3の他の成形方法として、グラビア転写箔を施すことにより、所定の加飾層を形成するようにしてもよい。このような加飾層3を設けたことによってパネル基板2の背面に加飾層3による段差3bが生じる。
なお、図4(a)に示す右方の加飾層3には抜き穴9が形成された部位を断面として示している。この抜き穴9は本実施例による画像表示パネル1を取付けた際の電子機器のフラッシュ、照度センサ等の光を透過するため、又はガラスレンズの視野を確保するために設けられたものであり、図2の平面に示すように、本実施例による画像表示パネル1を取り付ける電子機器の構造に応じて形成されるものである。
次に、図4(b)に示すように、パネル基板2の背面2aに施した加飾層3の段差3bの内側及び加飾層3の上面3aに上記の硬化樹脂4を連続的に充填することによって、加飾層3の段差3cにも気泡等が生じることなく硬化樹脂4が充填される。さらに、加飾層3の抜き穴9にも硬化樹脂4が均等な背面4aを有する状態で充填される。
また、図4(b)に示す工程において、本実施例では、硬化樹脂4の充填方法として、紫外線硬化樹脂又は熱硬化樹脂等の硬化樹脂4をシルク印刷等による全面ベタ印刷によって充填する方法を採用している。このような充填方法において、硬化樹脂4の粘性は、加飾層3による段差3bの内方や隅部に気泡や空気層が生じたりしないように、段差3bや抜き穴9の内部の隅部まで十分に回り込むことが可能な粘性とする必要がある。
なお、図4(b)に示す硬化樹脂4の充填方法は、図3(b)に相当するものであり、このように硬化樹脂4をシルク印刷等による全面ベタ印刷によって充填する方法は、1枚のシート状のパネル基板2に複数の画像表示パネル1を形成してなる大判5の場合に好適するものであり、画像表示パネル1の量産に好適する。
なお、硬化樹脂4として使用する紫外線硬化樹脂としては、本発明において、特に限定するものではないが、汎用性、価格などの面で、ウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂が好ましい。このウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂としては、ポリエステルウレタン(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ポリカーボネート(メタ)ウレタンアクリレートがある。
また、硬化樹脂4として使用する熱硬化樹脂としては、本発明において、特に限定するものではないが、シリコン系熱硬化樹脂、ウレタン系熱硬化樹脂、ポリエステル系熱硬化樹脂、ポリイミドなどが適する。
次いで、図4(c)に示すように、上記の硬化樹脂4の上面にフッ素やシリコン等による離型剤7を塗布したセパレータフィルム6を被覆した状態で該セパレータフィルム6を硬化樹脂4の側へ加圧すると共に、UV照射装置10によってUV照射を行う。
このような加圧及びUV照射を大判5の製造に適用する場合、図3(c)に示すように、上記の硬化樹脂4の上面に離型剤7を介してセパレータフィルム6を被覆した状態にする。
その具体的方法として、図3(e)に示すように、パネル基板2に施した加飾層3の段差3bの内側及び上面に硬化樹脂4を充填した状態で上下のローラ11a、11b間を通過させながら、硬化樹脂4の背面側にセパレータフィルム6を巻き込むことによって、硬化樹脂4の背面をセパレータフィルム6で押圧する。同時に、上下のローラ11a、11bの出口付近に設けられたUV照射装置10から照射されるUV光線を当てることによって、押圧直後の硬化樹脂4をUV硬化させることができる。このような工程によって、パネル基板2の背面に設けられた加飾層3の段差3bを埋めた硬化樹脂4の背面4aが平滑に均された状態で硬化する。
なお、このような工程においては、図4(d)に示すように、加圧された硬化樹脂4が平面方向へ伸展してパネル基板2及び加飾層3の外形から外方へはみ出した余剰部4cとして形成される。
次いで、図3(d)又は図4(e)に示すように、セパレータフィルム6を剥離する。このとき、セパレータフィルム6には上記のように離型剤7が介在されているため、硬化した硬化樹脂4から容易に剥離することが可能となる。
さらに、図4(e)に示すように、硬化樹脂4の外形の余剰部4cを所定形状にカットして、パネル基板2及び加飾層3の外形と同様の外形にする。
また、図4(f)に示すように、パネル基板2の背面に施した硬化樹脂4の背面4aに形成された平滑面に光学両面テープ9を貼着した製品にすると、光学両面テープ9の背面の粘着面で画像表示パネル1の取付箇所や他の部品に接着することが可能となる。
上記の実施例の他の実施例として、本発明の画像処理装置は、図5(a)〜(f)に示す工程によって製造することも可能である。ただし、この工程が上記の図4(a)〜(f)と相違する点は、図5(b)で示す工程のみであって、他の工程の内容は同様である。
即ち、図5(b)に示す工程は、硬化樹脂4を上方から垂らして充填する方法であり、これによってパネル基板2の加飾層3の段差3bの内側及び加飾層3の上面3aに硬化樹脂4を連続的に充填することが可能となる。
また、本実施例の画像表示パネル1を量産する場合、不図示のディスペンサーを用いることによって硬化樹脂4の充填量を制御し、これによって硬化樹脂4の無駄を省くようにしてもよい。
また、図5(c)において、セパレータフィルム6を介して硬化樹脂4を押圧する方法としては、上記のローラを使用するほかに、周知のラミネート機を用いることも可能である。この工程においても、上記のように加圧された硬化樹脂4が平面方向へ伸展してパネル基板2及び加飾層3の外形から外方へはみ出した余剰部4cが形成される。なお、そして、図5(e)に示す工程で外形の余剰部4cをカットすることによって、所定形状の製品を得ることが可能となる。
本発明の画像表示パネルの製造方法は、電子機器等に設けられた画像表示部のパネル基板に加飾層を施し、その加飾層の上に光学両面テープを貼り付ける際、気泡や空気層が生じることがないように、パネル基板の背面部を平滑にして光学両面テープを貼り付けることによりパネル基板を歪みの無い平滑状に形成することができる画像表示パネルの製造方法として利用可能である。
1 画像表示パネル
2 パネル基板
2a パネル基板の背面
3 加飾層
3a 加飾層の上面
3b 段差
4 硬化樹脂
4a 硬化樹脂の背面
4b 空所
4c 余剰部
5 大判
6 セパレータフィルム
7 離型剤
8 光学両面テープ
8a 光学両面テープの背面
9 抜き穴
10 UV照射装置
11a、11b ローラ

Claims (3)

  1. 画像表示をなす透視可能なパネル基板の背面に加飾層を施した画像表示パネルの製造方法において、
    パネル基板の背面における加飾層の段差の内側及び加飾層の上面に紫外線硬化樹脂を連続的に充填し、次いで硬化樹脂の上面に離型剤を塗布したセパレータフィルムを被覆した状態で該セパレータフィルムを硬化樹脂の側へ加圧すると共にUV照射を行った後、セパレータフィルムを剥離することを特徴とする画像表示パネルの製造方法。
  2. パネル基板の背面における加飾層の段差の内側及び加飾層の上面に紫外線硬化樹脂を連続的に充填する際、この硬化樹脂の充填を全面ベタ印刷によって行うことを特徴とする請求項1記載の画像表示パネルの製造方法。
  3. パネル基板の背面における加飾層の段差の内側及び加飾層の上面に紫外線硬化樹脂を連続的に充填して、該硬化樹脂を加圧すると共に硬化した後、該硬化樹脂の外形を所定形状にカットしたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像表示パネルの製造方法。
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