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JP4704893B2 - 計算機システム及び管理計算機とストレージシステム並びにバックアップ管理方法 - Google Patents

計算機システム及び管理計算機とストレージシステム並びにバックアップ管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、計算機システムに関し、特に、計算機システムの構成とこの構成におけるバックアップ管理方法に関する。
一般的に情報システムでは、バックアップを取得することで、ストレージ装置の障害、コンピュータウィルスによるデータ破壊、ユーザによる誤操作などによってデータが喪失した場合に喪失したデータをリカバリできるようにしている。
この問題を解決する手段として、ジャーナリングを用いたバックアップ及びリカバリ技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。この特許文献1には、一つ以上のデータボリュームで構成される論理的なグループ(以降、「ジャーナルグループ」と呼ぶ)の特定時点のスナップショット(フルバックアップ、あるいは差分バックアップなどの論理的なイメージ)を取得し、ジャーナルグループに属するデータボリュームへのそれ以降の書込みデータをジャーナル(「Afterジャーナル」又は「事後ジャーナル」と呼ばれる)として保持すること、及び、取得したスナップショットに対し、書き込まれた順序どおりに一連のAfterジャーナルを適用することで、特定時点のデータをリカバリすることが開示されている。これは一般に「Continuous Data Protection」又は「CDP」と呼ばれる技術の一例である。
上記のようなジャーナル適用によるリカバリにかかる時間(以降、「リカバリ時間」と呼ぶ)は、適用するジャーナルのデータ量に依存する。このため、特許文献1には、複数世代のスナップショットを取得し、特定時点のデータをリカバリする際、その時点の近傍で取得されたスナップショットを起点に一連のジャーナルを適用していくことで、リカバリ時間を短縮することも開示されている。なお、このときリカバリにかかる時間の最悪値を「Recovery Time Objective」又は「RTO」と呼ぶ。
また、上記Afterジャーナル適用によってリカバリしたデータが既に破壊されている場合に、Afterジャーナル適用を取り消す方法も提案されている(例えば、特許文献1)。この特許文献1には、Afterジャーナル適用によって上書きされる箇所のデータを退避させておき、Afterジャーナル適用を取り消す場合、Afterジャーナル適用後のスナップショットに前記退避させたデータをもとの箇所へ適用する(退避したデータを書き戻す)ことで、短時間でAfterジャーナル適用以前のスナップショットへ復元することが開示されている。なお、この退避させたデータを「Beforeジャーナル」と呼ぶ。また、AfterジャーナルとBeforeジャーナルを区別しない場合は「ジャーナル」と呼ぶ。
米国特許公開明細書2005/0015416
以降の説明では、特定時点のデータをリカバリする際に管理者が指定する時点のことを「リカバリポイント」と呼ぶ。また、スナップショットに一連のジャーナルを適用して指定されたリカバリポイントのデータをリカバリするときに、最後に適用するジャーナルと指定されたリカバリポイントとの関係を、「(前記)ジャーナルが(前記)リカバリポイントを持つ」と言う。スナップショットにジャーナルを適用せずにリカバリできる場合は、前記スナップショットと指定されたリカバリポイントの関係は、「(前記)スナップショットが(前記)リカバリポイントを持つ」と言う。さらに、特定のジャーナルを適用する際に、適用を取り消すために上書きされる箇所のデータを退避させて作成したジャーナルを「対応するジャーナル」又は「退避ジャーナル」と呼ぶ。
一般に、データ破壊が発生した場合、リカバリ時間が業務停止時間に大きく影響し、リカバリ時間の増大に応じて損害も増大していく。このため、リカバリ時間を短縮し、管理者が要求する時間内に任意時点のデータをリカバリできる(以降、「要求RTOを満たす」という)ことが重要となる。通常は、周期的に(たとえば、1時間毎に)スナップショットを取得し、複数世代のスナップショットを保持しておくことでリカバリ時間を短縮するが、リカバリ時間は、起点となるスナップショットに適用するジャーナルのデータ量に依存し、また、適用するデータ量は実運用での書き込み量及び頻度に依存するため、周期的にスナップショットを取得するのでは、要求RTOを満たせないリカバリポイントが発生するという問題がある。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたものであり、最新スナップショット以降のリカバリポイントのリカバリ時間が一定以上になったときに、最新スナップショットにAfterジャーナルを適用して最新スナップショットのイメージを更新する。また、この更新により最新スナップショット以前のリカバリポイントのリカバリ時間が要求RTOを満たせなくなった場合に、最新スナップショット以前のスナップショットにもAfterジャーナルを適用して、イメージを更新することで、任意のリカバリポイントのデータを要求RTO内でリカバリ可能とするスナップショットの管理方法を提供することを目的とする。なお、以降、スナップショットのイメージを更新することを、「スナップショットを更新する」という。
本発明は、1または複数のホスト計算機と、該ホスト計算機が利用するデータが読み書きされるデータボリュームの特定の時点のスナップショットを取得し、前記特定時点以降の書込みをジャーナルとして保持し、リカバリ時にリカバリポイントの近傍の時点で取得されたスナップショットを基底にして、前記スナップショットに前記ジャーナルを適用することでリカバリを行うストレージシステムと、管理計算機とを備え、各装置がネットワークを介して接続される計算機システムにおいて、前記管理計算機は、最新のスナップショットのリカバリポイント以降のリカバリポイントが特定の時間内にリカバリできるかを判断し、特定の時間内にリカバリできないと判断したとき、前記特定の時間以下の時間でリカバリできるように、最新スナップショットにジャーナルを適用して新しいスナップショットに更新するよう前記ストレージシステムに指示する計算機システムである。
本発明によると、いずれの時点のデータであっても、スナップショットに対してジャーナルを適用するのにかかる時間が一定以下となるため、管理者の要求するRTOを保証することが可能になる。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
以下、本発明の計算機システム及び管理計算機とストレージシステム並びにバックアップ管理方法の実施形態及び実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
本発明の実施形態は、ジャーナリングを用いたバックアップ及びリストアを制御する制御部を有するストレージシステムを管理する管理計算機に、設定プログラム、スナップショット管理プログラム、スナップショット管理情報を搭載する。前記設定プログラムによって、管理者が要求するRTO、RTO調整のトリガとなるRTOの閾値、RTO調整時にどこまでRTOを短縮するかを示すRTOの目標値を、前記スナップショット管理情報に登録する。前記スナップショット管理プログラムは、周期的にジャーナルの格納情報、スナップショットの格納情報を取得し、最新スナップショットのリカバリポイント以降の全リカバリポイントに関して、各リカバリポイントを持つジャーナルのデータ長とジャーナル適用速度から前記RTOの閾値内でリカバリ可能か判定する。判定の結果、不可能な場合、最新スナップショットにジャーナルを適用し、前記全リカバリポイントが前記RTOの目標値内でリカバリ可能最新スナップショットを更新する。また、前記最新スナップショットの更新により、最新スナップショットのリカバリポイント以前のリカバリポイントが要求RTO内にリカバリできなくなった場合、最新スナップショットより古いスナップショットも、古いスナップショットのリカバリポイント以降の全リカバリポイントが要求RTO内にリカバリできるように更新する。
図19に示す例で具体的に説明すると、周期的に(例えば1分間隔に)ジャーナル及びスナップショット格納情報を確認し、最新のスナップショット以降の総書込み量が閾値を越えた場合に、最新スナップショットを更新する。すなわち、18時から24時までの総書込み量が9Tとなり、閾値(8T)を越えるため、18時のスナップショットにジャーナル3T(3時間分)を適用することにより、21時の新しいスナップショットに更新する。これにより、21時から24時までの総書込み量が(9T−3T=6T)となり、閾値(8T)以下とすることができる。その際、12時から21時までの総書込み量が(8T+3T=11T)となり、閾値(8T)及びRTO(10T)を越えるため、12時のスナップショットにジャーナル3T(3時間分)を適用することにより、15時の新しいスナップショットに更新する。これにより、15時から21時までの総書込み量が8Tとなって、閾値(8T)以下とすることができる。6時から15時までの総書込み量が(6T+3T=9T)となり、閾値(8T)を越えるが、RTO(10T)を越えないため、6時のスナップショットは更新しないとする。
(1)実施例1のシステム構成
図1は、第1の実施形態の計算機システムの構成を示すブロック図である。本システムでは、ストレージ装置1000とホスト計算機1100がデータネットワーク1300で互いに接続される。本実施例では、データネットワーク1300は、ストレージエリアネットワークとするが、IPネットワークであっても、あるいはこれら以外のデータ通信用ネットワークであってもよい。
ストレージ装置1000とホスト計算機1100は、管理ネットワーク1400を介して管理計算機1200と接続される。本実施例では、管理ネットワーク1400はIPネットワークとするが、ストレージエリアネットワークであっても、あるいはこれら以外のデータ通信用ネットワークであってもよい。また、データネットワーク1300と管理ネットワーク1400が同一ネットワークであってもよいし、管理計算機1200とホスト計算機1100は同一計算機であってもかまわない。
なお、説明の都合上、図1では、ストレージ装置1000を1台、ホスト計算機1100を1台、管理計算機1200を1台としたが、本発明ではこれらの数は問わない。1台以上のストレージ装置をストレージシステムというが、以下、区別せずに「ストレージ装置」という場合がある。また、ストレージシステムが管理計算機を内蔵することも可能である。
ストレージ装置1000は、データを格納するディスク装置1010と、ストレージ装置内の制御を行うディスクコントローラ1020で構成されている。
ディスク装置1010は、ジャーナルグループ1014、SSVOLグループ1015、ジャーナルボリューム1013を備えている。
ジャーナルグループ1014は、一つ以上のデータボリューム1011により構成される。データボリューム1011は、ホスト計算機1100によって利用されるデータを格納する論理ボリュームである。ホスト計算機1100からジャーナルグループ1014に属するデータボリューム1011への書き込みは、後述するストレージマイクロプログラム1028により、書き込まれた順序に従い適切な順序番号を付与されたAfterジャーナルとして、ジャーナルグループ1014に関連付けられたジャーナルボリューム1013に格納される。
SSVOLグループ1015は、ある時点におけるジャーナルグループ1014の複製イメージ(スナップショット)を格納する。図1において、単一のジャーナルグループ1014に対して、SSVOLグループ1015は一つ(1世代)しか示されていないが、管理者の要求に応じて、単一のジャーナルグループ1014に対して複数個(複数世代)を設置することができる。SSVOLグループ1015は、一つ以上のスナップショットボリューム1012で構成される。スナップショットボリューム1012は、ある時点におけるデータボリューム1011の複製イメージを格納する。なお、スナップショットボリューム1012に格納される複製イメージは、システムに対する要求や実装等に応じて、データボリューム1011のフルバックアップであっても、差分バックアップのような論理的なイメージでも良い。
ジャーナルボリューム1013は、Afterジャーナル及びBeforeジャーナルを格納するボリュームである。ジャーナルボリューム1013の構成は後述する。
なお、説明の都合上、図1では、ジャーナルグループ1014を一つ、ジャーナルボリューム1013を一つとしたが、本発明ではこれらの数は問わない。
ディスクコントローラ1020には、ホストI/F1022、管理I/F1026、ディスクI/F1025、メインメモリ1021、CPU1023、タイマ1024が設けられている。
メインメモリ1021には、管理テーブル1029、ストレージマイクロプログラム1028が記憶されている。CPU1023は、メインメモリ1021に記憶されたプログラムを実行する。
ストレージマイクロプログラム1028は、スナップショットの取得、AfterジャーナルとBeforeジャーナルの生成、ジャーナルを用いたリカバリ、ジャーナルの開放など従来技術で述べたジャーナリングを用いたバックアップ及びリカバリの各種機能を制御する。このとき、ストレージマイクロプログラム1028は、管理テーブル1029の情報を参照または更新しながら制御を行う。また、ストレージマイクロプログラム1028は、管理計算機1200やホスト計算機1100からの要求に従い、ディスク装置1010に対するデータの入出力の制御、ストレージ装置内の性能情報の提供、ストレージ装置内の制御情報の設定や提供などを行う機能も有している。
タイマ1024は、現在時刻を提供する機能を持つ一般的なタイマである。Afterジャーナル作成時やスナップショット取得時に、ストレージマイクロプログラム1028によって参照される。
ホストI/F1022は、データネットワーク1300に対するインタフェースであって、ホスト計算機1100とデータや制御命令の送受信を行う。管理I/F1026は、管理ネットワーク1400とのインタフェースであって、ホスト計算機1100及び管理計算機1200とデータや制御命令の送受信を行う。ディスクI/F1025は、ディスク装置1010に対するインタフェースであってデータや制御命令の送受信を行う。
管理テーブル1029の構成については後述する。
ホスト計算機1100は、キーボードやマウスなどの入力装置1140、CPU1130、CRTなどの表示装置1120、メモリ1160、ストレージI/F1110及び管理I/F1150、ローカルディスク1170からなる。
ストレージI/F1110は、データネットワーク1300に対するインタフェースであって、ストレージ装置1000とデータや制御命令の送受信を行う。管理I/F1150は、データネットワーク1300に対するインタフェースであって、システム管理のために管理計算機1200及びストレージ装置1000とデータや制御命令の送受信を行う。
メモリ1160には、アプリケーション1163、リカバリマネージャ1162、情報収集エージェント1161が搭載されており、CPU1130がこれらを実行する。
アプリケーション1163は、データボリューム1011に対してデータを読み書きするアプリケーションであり、たとえば、DBMSやファイルシステムなどである。
リカバリマネージャ1162は、ストレージマイクロプログラム1028に対するスナップショット取得の要求、ストレージマイクロプログラム1028に対する特定時点のデータのリカバリの要求、アプリケーション1163の静止化を行う。これらの機能は、管理者や他のプログラムから実行できるようにコマンドラインインターフェース(以降、「CLI」と呼ぶ)などで提供される。また、リカバリマネージャ1162は、ジャーナリングを用いたバックアップに関する設定を、データネットワーク1300を介して管理テーブル1029に設定する機能も有しており、管理者がこの機能を利用するためのCLIも提供する。
ローカルディスク1170は、ホスト計算機1100に直接接続されたハードディスクなどのディスク装置であり、図示していないシステム構成定義ファイル群を格納している。このシステム構成定義ファイル群は、アプリケーション1163がどのデータボリューム1011利用するか、データボリューム1011がどのジャーナルグループ1014に属すかといったシステムの構成定義が記述してあるファイルの集合である。このシステム構成定義ファイル群は、管理者がシステム構築時に記述するものであり、たとえば、一般的なLinux(登録商標)オペレーティングシステムで用いられる/etc/fstabファイル等である。
情報収集エージェント1161は、ホスト計算機1100のシステム構成情報を収集するプログラムである。情報収集エージェント1161は、後述する管理計算機1200の設定プログラム1265の要求に応じて、前記ローカルディスク1170に格納されるシステム構成定義ファイル群からアプリケーション1163が利用しているジャーナルグループ1014とジャーナルグループ1014が属するストレージ装置1000を特定し、特定したストレージ装置1000の識別子とジャーナルグループの識別子1014を設定プログラム1265に返す。
なお、説明の都合上、図1では、アプリケーション1163を一つとしたが、本発明では、この数は問わない。
管理計算機1200は、キーボードやマウスなどの入力装置1240、CPU1230、CRTなどの表示装置1220、メモリ1250、システム管理のためにホスト計算機1200及びストレージ装置1000とデータや制御命令を送受信する管理I/F1210からなる。
管理計算機1200のメモリ1250には、設定プログラム1265、スナップショット管理情報1264、スナップショット管理プログラム1263が記憶されている。CPU1230は、メモリ1250に記憶された各プログラムを実行することで各機能を実現する。
設定プログラム1265は、本システムの管理情報を設定するためのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を提供し、そこで入力された値を元にスナップショット管理情報1264を設定するプログラムである。
スナップショット管理プログラム1263は、周期的に、ジャーナルの格納情報、スナップショットの格納情報をストレージマイクロプログラム1028に問い合わせ、管理者が要求するRTOを満たせるか判断する。満たせないと判断した場合、RTOを満たせるようにスナップショットを更新する要求をストレージマイクロプログラム1028に発行する。
バックアップ管理情報1264の構成は後述する。
図2は、本実施の形態におけるジャーナルボリューム1013の構成の一例である。ジャーナルボリューム1013は、論理的にジャーナルヘッダ領域2010とジャーナルデータ領域2020に分割される。
ジャーナルボリューム1013に格納される際、ジャーナルは、ジャーナルヘッダ2011とジャーナルデータ2021に分割され、ジャーナルボリューム1013に格納される。ジャーナルヘッダ2011はジャーナルヘッダ領域2010に格納され、ジャーナルデータ2021はジャーナルデータ領域2020に格納される。
ジャーナルデータ2021は、ジャーナルを適用する際にデータボリューム1011に書き込むデータであり、ジャーナルヘッダ2011は、このジャーナルデータ2021に関する情報を保持する。
ジャーナルヘッダ2011は、データボリュームID2101、書き込み先アドレス2102、データ長2103、生成時刻2104、順序番号2105、AJNLボリュームID2106、AJNL格納アドレス2107、BJNLボリュームID2108、BJNL格納アドレス2109を持つ。
データボリュームID2101は、ジャーナル適用時のジャーナルデータの書き込み先となるデータボリューム1011の識別子を保持する。書き込み先アドレス2102は、ジャーナル適用時のジャーナルデータの書き込み先となるアドレスを保持する。データ長2103は、書き込みデータの長さ、すなわちジャーナルデータ2021の長さを保持する。これらの値は、Afterジャーナルを作成する際、ストレージマイクロプログラム1028がホスト計算機1100からの書込み要求を解析することで取得し、設定する値である。
生成時刻2104は、ホスト計算機1100からの書込み要求がストレージ装置1000に到着した時刻を保持する。生成時刻2104の値は、ストレージマイクロプログラム1028が、ディスクコントローラ1020のタイマ1024から取得し、設定するものである。生成時刻2104は、リカバリを行う際、管理者が指定するリカバリポイントとなる。なお、別の実施形態として、本値は、書込み要求内に含まれる書込み発行時刻でも良い。たとえば、メインフレーム環境では、複数のメインフレームホストがタイマを共有しており、書き込みコマンドを発行する時刻を提供することができるため、これを利用することも可能である。
順序番号2105は、リカバリの際に、どのスナップショットにどのジャーナルを適用すべきかを決定するための順序番号を保持する。順序番号2105の値は、ホスト計算機1100からの書込みに対してAfterジャーナルを作成する際、ストレージマイクロプログラム1028が後述するジャーナルグループテーブル3000の順序カウンタ3003が保持する値を取得し、設定するものである。
AJNLボリュームID2106は、Afterジャーナルのジャーナルデータを格納しているボリュームの識別子を保持する。AJNL格納アドレス2107は、Afterジャーナルのジャーナルデータが格納されているアドレスを保持する。これらの値は、Afterジャーナル作成時に、ストレージマイクロプログラム1028が設定するものである。また、Afterジャーナルのジャーナルデータを開放した場合、ストレージマイクロプログラム1028がAJNLボリュームID2106にNULLを、AJNL格納アドレス2107にNULLを設定する。
BJNLボリュームID2108は、Beforeジャーナルのジャーナルデータを格納しているボリュームの識別子を保持する。BJNL格納アドレス2109はBeforeジャーナルのジャーナルデータが格納されているアドレスを保持する。これらの値は、Beforeジャーナル作成時に、ストレージマイクロプログラム1028が設定するものである。また、Beforeジャーナルのジャーナルデータを開放した場合、ストレージマイクロプログラム1028が、BJNLボリュームID2108にNULLを、BJNL格納アドレス2109にNULLを設定する。
AJNLボリュームID2106、AJNL格納アドレス2107、BJNLボリュームID2108、BJNL格納アドレス2109の全てがNULLの場合、ストレージマイクロプログラム1028が当該ジャーナルヘッダを開放する。
ジャーナルヘッダ2011は、ホスト計算機1100から書込みに対して、後述するストレージマイクロプログラム1028がAfterジャーナルを作成した時に作成される。すなわち、Beforeジャーナル作成時には、Beforeジャーナルのジャーナルデータ2021が格納されたボリュームの識別子をBJNLボリュームID2108に、格納されたアドレスをBJNL格納アドレス2109に設定することになる。同様に、一度開放したAfterジャーナルを再作成する場合、Afterジャーナルのジャーナルデータ2021が格納されたボリュームの識別子をAJNLボリュームID2106に、格納されたアドレスをAJNL格納アドレス2107に設定することとなる。
図3から図9は管理テーブル1029を構成するテーブル群の一例である。図3は、管理テーブル1029を構成するジャーナルグループテーブル3000である。ジャーナルグループテーブル3000は、ジャーナルグループの識別子を保持するJNLグループID3001、順序カウンタ3003、最新のジャーナルヘッダの格納先ボリュームの識別子を保持する最新JNLヘッダ格納VOLID3004、最新のジャーナルヘッダの格納先アドレスを保持する最新JNLヘッダ格納アドレス3005、最古のジャーナルヘッダの格納先ボリュームの識別子を保持する最古JNLヘッダ格納VOLID3006、最古のジャーナルヘッダの格納先アドレスを保持する最古JNLヘッダ格納アドレス3007を持つ。
JNLグループID3001の値は、リカバリマネージャ1162が提供するCLIを用いて、管理者が設定するものである。たとえば、管理者は、「CreateJG −id JNLG_01」のようなコマンドを発行する。これはJNLG_01という識別子のジャーナルグループを作成するという要求になる。このJNLG_01という値がJNLグループID3001に格納される。
順序カウンタ3003は、ジャーナル及びスナップショット作成順序を管理するための番号である。順序カウンタ3003の値は、ホスト計算機1100からの書込みに対してAfterジャーナルが生成されるたびに、ストレージマイクロプログラム1028によって1だけ加算され、加算後の値が順序番号2105にコピーされる。また、順序カウンタ3003の値は、スナップショットを取得するたびに、ストレージマイクロプログラム1028によって、後述するスナップショットテーブル5000の順序番号5003にコピーされる。この処理により、スナップショットと各ジャーナルの順序関係が記録され、リカバリの際にスナップショットに適用すべきジャーナルを特定できる。具体的には、特定のスナップショットにAfterジャーナルを適用してリカバリを行う場合、スナップショットの順序番号より大きく、且つ指定されたリカバリポイントを持つジャーナルの順序番号以下の順序番号を持つジャーナルを順序番号に従って適用することで、リカバリが行われる。逆に、特定のスナップショットにBeforeジャーナルを適用する場合、スナップショットの順序番号以下、且つ指定されたリカバリポイントを持つジャーナルの順序番号より大きな順序番号を持つジャーナルを順序番号の大きい順に適用することで、リカバリが行われる。
最新JNLヘッダ格納VOLID3004、最新JNLヘッダ格納アドレス3005、最古JNLヘッダ格納VOLID3006、最古JNLヘッダ格納アドレス3007は、新規ジャーナルヘッダを格納するボリュームやアドレスの決定、削除するジャーナルの特定のために利用され、新規ジャーナルヘッダ作成時やジャーナル削除時に、ストレージマイクロプログラム1028によって更新される。
図4は、管理テーブル1029を構成するデータボリュームテーブル4000である。データボリュームテーブル4000は、ジャーナルグループに属するデータボリュームを示すテーブルである。データボリュームテーブル4000は、JNLグループID4001、データボリュームID4002、順序4003、サイズ4004からなる。
JNLグループID4001は、ジャーナルグループの識別子を保持する。データボリュームID4002は、前記ジャーナルグループの識別子で識別されるJNLグループに属するデータボリュームの識別子を保持する。順序4003は、前記データボリュームの識別子で示されるデータボリュームのジャーナルグループ内での識別子を保持する。
JNLグループID4001、データボリュームID4002、順序4003の対応関係は、リカバリマネージャ1162が提供するCLIを用いて管理者が設定するものである。設定の流れとしては、まず管理者は、ローカルディスク1170に格納されるシステム構成定義ファイル群のひとつである、ジャーナルグループ構成定義ファイルを作成する。このジャーナルグループ構成定義ファイルについては後述する。その後、先述した「CreateJG −id JNLG_01」というコマンドを発行すると、ジャーナルグループ構成定義ファイルに基づき、指定されたジャーナルグループに関するJNLグループID4001、データボリュームID4002、順序4003の値が設定される。
サイズ4004は、データボリュームID4002で識別されるボリュームの容量を保持する。この値は、先述した「CreateJG −id JNLG_01」というコマンドを発行した際に、データボリュームID4002で識別されるボリュームの容量を、リカバリマネージャ1162が、ストレージマイクロプログラム1028から取得し、設定するものである。
図5は、管理テーブル1029を構成するスナップショットテーブル5000である。スナップショットテーブル5000は、取得したスナップショットを管理するためのテーブルである。スナップショットテーブル5000は、取得対象のジャーナルグループの識別子を保持するJNLグループID5001、スナップショットを格納するSSVOLグループの識別子を保持するSSVOLグループID5002、スナップショットが取得された順序を示す順序番号5003、取得時刻5004、ジャーナル適用速度5005を持つ。
JNLグループID5001とSSVOLグループID5002との対応関係は、リカバリマネージャ1162が提供するCLIを用いて、管理者が設定する。たとえば、管理者は、「addSSVOLG −jgid JNLG_01 −ssvolgid SS_01」のようなコマンドを発行する。これはJNLG_01という識別子のジャーナルグループにSS_01という識別子を持つSSVOLグループを関連付けるという要求になる。このJNLG_01がJNLグループID5001に格納され、SS_01の値がSSVOLグループID5002に格納される。なお、複数世代のスナップショットを保持するために、複数のSSVOLグループを関連付ける場合は、上記コマンドを複数回実行する。
順序番号5003は、スナップショットを取得するたびに、ストレージマイクロプログラム1028によってジャーナルグループテーブル3000の順序カウンタ3003からコピーされる。
取得時刻5004は、リカバリマネージャ1162からのスナップショット取得要求がストレージ装置1000に到着した時刻を保持する。取得時刻5004の値は、ジャーナルヘッダの生成時刻2104と同様に、ストレージマイクロプログラム1028が、ディスクコントローラ1020のタイマ1024から、あるいはスナップショット取得要求から取得し、設定するものである。
ジャーナル適用速度5005は、スナップショットにジャーナルを適用するときの速度である。ジャーナル適用速度5005は、管理者がSSVOLグループを定義する際に登録するものである。あるいは、別の実施形態として、ストレージ装置1000内で擬似的にジャーナル適用を行い、そのときの性能をモニタリングし、登録しても良い。
図6は、管理テーブル1029を構成するスナップショットボリュームテーブル6000である。スナップショットボリュームテーブル6000は、SSVOLグループに属するスナップショットボリュームを示すテーブルである。スナップショットボリュームテーブル6000は、SSVOLグループID6001、スナップショットボリュームID6002、順序6003、サイズ6004からなる。
SSVOLグループID6001は、SSVOLグループの識別子を保持する。スナップショットボリュームID6002は、前記SSVOLグループの識別子で識別されるSSVOLグループに属するスナップショットボリュームの識別子を保持する。順序6003は、前記スナップショットボリュームの識別子で示されるスナップショットボリュームがどのデータボリュームの複製イメージを格納するかを示す値を保持する。この値と同一の値をデータボリューム4000の順序4003に持つデータボリュームの複製イメージを、スナップショットボリュームは格納する。
SSVOLグループID6001、スナップショットボリュームID6002、順序6003の対応関係は、リカバリマネージャ1162が提供するCLIを用いて管理者が設定するものである。たとえば、管理者は、「addSSVOL −ssvolgid SS_01 −volid SVOL_01」というコマンドを発行する。これは、SS_01という識別子のSSVOLグループにSVOL_01という識別子を持つスナップショットボリュームを追加するという要求になる。このSS_01がSVOLグループID6001に格納され、SVOL_01がスナップショットボリュームID6002に格納される。なお、単一のSSVOLグループに複数のスナップショットボリュームを設定する場合は、上記のコマンドをスナップショットボリュームの識別子を変えて複数回実行する順序6003の値は、SSVOLグループ内でのSSVOLグループ毎にスナップショットボリュームを関連付けた(コマンドを発行した)順番どおりに、1、2、3・・・と1から順番に自然数が振られる。
サイズ6004は、スナップショットボリュームID6002で識別されるボリュームの容量を保持する。この値は、先述した「addSSVOL −ssvolgid SS_01 −volid SVOL_01」というコマンドを発行した際に、スナップショットボリュームID6002で識別されるボリュームの容量を、リカバリマネージャ1162が、ストレージマイクロプログラム1028から取得し、設定するものである。
図7は、管理テーブル1029を構成するジャーナルボリュームテーブル7000である。ジャーナルボリュームテーブル7000は、ジャーナルグループに関連付けられるジャーナルボリュームを示すテーブルである。ジャーナルボリュームテーブル7000は、ジャーナルグループの識別子を保持するJNLグループID7001、そのジャーナルグループに関連付けられたジャーナルボリュームの識別子を保持するJNLボリュームID7002、そのジャーナルボリュームの記憶容量を保持する容量7003、順序7004からなる。
順序7004の値は、ジャーナルグループに対応付けられたジャーナルボリュームを利用する順序を規定している。図7のJNLG_01においては、ストレージマイクロプログラム1028は、J−VOL_01を使い終わった後、次にJ−VOL_03を利用することになる。また、最後のジャーナルボリュームを使い切った場合、ストレージマイクロプログラム1028は、最初のジャーナルボリュームを再利用するようにして、循環して各ジャーナルボリュームを使いまわす。
JNLグループID7001とJNLボリュームID7002の対応関係は、リカバリマネージャ1162が提供するCLIを用いて、管理者が設定する。たとえば、管理者は、「addJVOL −jgid JNLG_01 −jvolid J−VOL_01」のようなコマンドを発行する。これは、JNLG_01という識別子のジャーナルグループにJ-VOL_01という識別子を持つジャーナルボリュームを追加するという要求になる。このJNLG_01がJNLグループID7001に格納され、J-VOL_01の値がJNLボリュームID7002に格納される。複数のジャーナルボリュームを単一のジャーナルグループに関連付ける場合は、上記のコマンドをジャーナルボリュームのIDを変えて複数回実行する。なお、順序7004の値は、ジャーナルグループ毎にジャーナルボリュームを関連付けた(コマンドを発行した)順番どおりに、1、2、3・・・と1から順番に自然数が振られる。容量7003の値は、先述した「addJVOL −jgid JNLG_01 −jvolid J−VOL_01」というコマンドを発行した際に、ジャーナルボリュームID7002で識別されるボリュームの容量を、リカバリマネージャ1162が、ストレージマイクロプログラム1028から取得し、設定するものである。
図8は、ローカルディスク1170に格納されるジャーナルグループ構成定義ファイル8000の一例である。ジャーナルグループ構成定義ファイル8000は、ジャーナルグループを設定する際に利用されるファイルであり、各データボリュームがどのジャーナルグループに属すかを示す。ジャーナルグループ構成定義ファイル8000内では、JNLG8001とVOL−ID8002の2つの値の組が二行目以降の各行に記される。
JNLG8001の値は、ジャーナルグループの識別子である。VOL−ID8002の値は、前記ジャーナルグループの識別子で識別されるジャーナルグループに属するデータボリュームの識別子である。ジャーナルグループ設定時には、JNLG8001がデータボリュームテーブル4000のJNLグループID4001に登録され、VOL−ID8002がデータボリュームテーブル4000のデータボリュームID4002に登録される。順序4003の値は、ジャーナルグループ構成定義ファイル8000において、ジャーナルグループ毎に、ジャーナルグループとデータボリュームが関連付けられた順(ファイル上方から順)に、1、2、3・・・と1から順番に自然数が振られる。
図9と図10は、スナップショット管理情報1264を構成するテーブル群の一例である。図9は、バックアップ管理情報1264を構成するアプリケーションテーブル9000である。アプリケーションテーブル9000は、バックアップ管理を行うための情報を格納するテーブルであり、バックアップ対象アプリケーションの識別子を保持するアプリケーションID9001、IPアドレスなどのアプリケーションが起動しているホスト計算機の識別子を保持するホストアドレス9002、アプリケーションが利用するジャーナルグループが属しているストレージの識別子(たとえば、シリアルナンバー)を保持するストレージID9003、アプリケーションが利用するジャーナルグループの識別子を保持するJNLグループID9004、監視周期9005、要求RTO9006、要求RTO適用期間9007、RTO調整開始閾値9008、RTO調整終了値9009からなる。
監視周期9005は、スナップショット及びジャーナルの格納状況を監視する周期を保持している。要求RTO9006は、管理者が要求するRTOを保持する。本実施形態では、監視周期9005及び要求RTO9006の値の単位を秒としているが、別の実施形態では他の単位でもかまわない。
要求RTO適用期間9007は、要求RTO9006に設定されている要求RTOを現在時刻から何時間前まで適用するかを保持する。本実施形態ではこの値の単位を時間としているが、別の実施形態では他の単位でもかまわない。また、適用期間を定めない場合は、無限大を示す「−1」が設定される。
RTO調整開始閾値9008は、要求RTOを満たすべく最新のスナップショットの更新を開始するトリガとなる閾値を保持する。最新のスナップショット以降のリカバリポイントのRTOがこの値を上回ると、最新スナップショットが更新される。RTO調整終了値9009は前記最新スナップショットの更新を終了するRTOを保持しており、この値を用いて最新スナップショットをどの時点まで更新するかが決定される。
アプリケーションID9001、ホストアドレス9002、監視周期9005、要求RTO9006、要求RTO適用期間9007、RTO調整開始閾値9008、RTO調整終了値9009は、設定プログラム1265が提供するGUIを介して管理者によって設定される。
ストレージID9003及びJNLグループID9004は、アプリケーションが利用するジャーナルグループを示しており、設定プログラム1265が情報収集エージェント1161から取得する情報である。
図10は、バックアップ管理情報1264を構成するストレージテーブル10000である。ストレージテーブル10000は、ストレージID10001、IPアドレス10002からなる。ストレージID10001は、シリアルナンバーなどのストレージ装置を一意に識別するための識別子を保持する。IPアドレス10002は、管理I/Fのネットワークのアドレスを保持する。この二つの値はどちらとも、設定プログラム1265が提供するGUIを介して管理者によって設定される。以上がスナップショット管理情報1264を構成するテーブル群である。
(2)実施例1の動作
まず、管理計算機1200の設定プログラム1265の動作の一例について説明する。図11A及び図11Bは、設定プログラム1265がシステム設定用に提供するGUIである。図11Aのストレージ装置情報設定画面11100は、管理者がストレージ装置の情報を設定する際に、設定プログラム1265にCLIなどで要求し表示させる画面である。ストレージ装置ID11101は、シリアルナンバーなどのストレージ装置を識別するIDを入力するフィールドである。IPアドレス11102は、ストレージ装置ID11101で示されるストレージ装置の管理I/Fに接続するためのIPアドレスを入力するフィールドである。
追加11110、削除11111、実行11112、取り消し11113は、それぞれボタンである。
ストレージ装置情報設定画面11100において、ストレージ装置ID11101、IPアドレス11102、削除11110は三つで一つのカラムを構成する。削除11111を押下すると、押下された削除11111が属するカラムをストレージ装置情報設定画面11100から削除することができる。追加11110を押下すると、ストレージ装置情報設定画面11100上に前記カラムをストレージ装置情報設定画面11100上に増加させることができる。取り消し11113を押下すると、設定プログラム1265は何もせずに終了する。実行11112を押下すると、設定プログラム1265が、入力されているストレージ装置ID11101の値とIPアドレス11102の値の組を、ストレージテーブル10000のストレージID10001とIPアドレス10002に設定する。
図11Bのバックアップ対象アプリケーション情報設定画面11200は、管理者がバックアップ対象アプリケーションの情報を設定する際に、設定プログラム1265にCLIなどで要求し表示させる画面である。アプリケーションID11201は、バックアップ対象となるアプリケーションを一意に識別するためのIDを入力するフィールドである。ホストアドレス11202は、IPアドレスなどのバックアップ対象となるアプリケーションが起動しているホスト計算機の識別子を入力するフィールドである。監視周期11203は、スナップショット及びジャーナルの格納状況を監視する周期を入力するフィールドである。要求RTO11204は、管理者が要求するRTOを入力するフィールドである。要求RTO適用期間11205は、要求RTO11204に入力されている要求RTOの適用期間を現在時刻から何時間前までとするかを入力するフィールドである。RTO調整開始閾値11206は、要求RTOを満たすべく最新のスナップショットの更新を開始するトリガとなる閾値を入力するフィールドである。RTO調整終了値11207は、前記最新スナップショットの更新を終了するRTOを入力するフィールドである。
本実施例では、監視周期11203、要求RTO11204、RTO調整開始閾値11206、RTO調整終了値11207の単位を秒としているが、これ以外の単位であってもよい。また、要求RTO適用期間11205の単位を時間としているが、これ以外の単位であってもよい。また、適用期間を定めない場合は、無限大を示す「−1」をこのフィールドに設定する。
実行11210、取り消し11211は、ボタンである。取り消し11211を押下すると、設定プログラム1265は何もせずに終了する。実行11210を押下すると、図12に示すフローで情報の設定を行う。
次に、図12を参照しながら、図11Bの画面において、実行11210ボタンを押下したときの設定プログラム1265と、設定プログラム1265によって途中で呼び出される情報収集エージェント1161の動作を説明する。
まず、設定プログラム1265は、アプリケーション11201の値をアプリケーションテーブル9000のアプリケーションID9001に、ホストアドレス11202の値をアプリケーションテーブル9000のホストアドレス9002に、監視周期11203の値をアプリケーションテーブル9000の監視周期9005に、要求RTO11204の値をアプリケーションテーブル9000の要求RTO9006に、要求RTO適用期間11205の値をアプリケーションテーブル9000の要求RTO適用期間9007に、RTO調整開始閾値11206の値をRTO調整開始閾値9008に、RTO調整終了値11207の値をRTO調整終了値9008に、それぞれ設定する(ステップ12010)。
次に、設定プログラム1265は、ホストアドレス9002を用いてホスト計算機1100に接続し、情報収集エージェント1161にアプリケーションとジャーナルグループの対応情報を要求する(ステップ12020)。
情報収集エージェント1161は、前記ローカルディスク1170に格納されたシステム構成定義ファイル群からアプリケーションが利用するデータボリュームを特定し、そのデータボリュームが属するジャーナルグループとそのジャーナルグループが属するストレージ装置を特定する。その後、アプリケーションの識別子、そのアプリケーションが利用するデータボリュームが属するジャーナルグループの識別子、そのジャーナルグループが属するストレージ装置の識別子を設定プログラム1265に返す(ステップ12030)。
設定プログラム1265は、そのアプリケーションが利用するデータボリュームが属するジャーナルグループの識別子をJNLグループID9004へ、そのジャーナルグループが属するストレージ装置をストレージID9003に設定する(ステップ12040)。
以上が、設定プログラム1265の動きである。
次に、図13を参照しながら、スナップショット管理プログラム1263の動作の一例について説明する。スナップショット管理プログラム1263は、アプリケーションテーブル9000の監視周期9005に設定された間隔で、RTOの監視を行う。このタイミングに達するまで、スナップショット管理プログラム1263は、待機する(ステップ13010)。
監視のタイミングになると、スナップショット管理プログラム1263は、バックアップ対象アプリケーションが利用するストレージ装置のIPアドレスを、ストレージテーブル10000から取得する。スナップショット管理プログラム1263は、このIPアドレスを用いてストレージ装置1000に接続し、ストレージマイクロプログラム1028からジャーナルヘッダ2011のリスト、スナップショットテーブル5000の情報を取得する(ステップ13020)。
取得した情報を用いて、最新のスナップショットのリカバリポイント以降のリカバリポイントのRTOがRTO調整開始閾値9008以上であるかを判定する(ステップ13030)。このステップでは、まず、最も順序番号5003が大きいスナップショットを最新スナップショットとする。次に、最新スナップショットの順序番号5003より大きな順序番号2105を持つジャーナルを、最新スナップショットのリカバリポイント以降のリカバリポイントを持つAfterジャーナルとして特定する。特定した各Afterジャーナルのジャーナルヘッダ2011のデータ長2103の合計値を算出する。この合計値分のジャーナルデータを、最新スナップショットのジャーナル適用速度5005に示された性能で適用するのに要する時間を算出する。本実施例では、前記合計値をジャーナル適用速度5005で割ることで算出できる。この算出した時間がRTO調整開始閾値9008以上であるかを判定する。
ステップ13030の判定の結果、最新のスナップショット以降のリカバリポイントのRTOがRTO調整開始閾値9008未満であれば、次回の監視周期まで待機するために、ステップ13010へジャンプする。
一方、ステップ13030の判定の結果、最新のスナップショット以降のリカバリポイントのRTOがRTO調整開始閾値9008以上であれば、最新スナップショットを更新するようにストレージマイクロプログラム1028に要求する(ステップ13040)。このステップでは、まず、最新スナップショットのジャーナル適用速度5005から、RTO調整終了値9009で示される時間内に適用可能な最大適用データ量を算出する。本実施例では、ジャーナル適用速度5005とRTO調整終了値9009の積を求めることで算出する。その後、ステップ13030において特定したAfterジャーナルのジャーナルヘッダ群に関して、順序番号2105の大きい順にデータ長2103を加算していき、前記の最大適用データ量より大きくなったときに、最後に加算したデータ長を持つジャーナルヘッダを特定する。そして、そのジャーナルヘッダの順序番号2105までAfterジャーナルを最新スナップショットに適用していくように、ストレージマイクロプログラム1028に要求する。なお、最新スナップショットを更新した後に、ストレージマイクロプログラム1028は、最後に適用したAfterジャーナルの生成時刻2104を最新スナップショットの取得時刻5004に、順序番号2105を順序番号5003にコピーする。
次に、先ほど更新したスナップショットより一つ古いリカバリポイントを持つスナップショット(以降、「一つ前のスナップショット」と呼ぶ)のリカバリポイント以降のリカバリポイントのRTOが、管理者が要求するRTOを満たすか判定する(ステップ13050)。ここでは、一つ前のスナップショットより大きく、先ほど更新したスナップショット以下の順序番号2105を持つジャーナルを、ステップ13020にて取得したジャーナルヘッダリストから、一つ古いスナップショットのリカバリポイント以降のリカバリポイントを持つAfterジャーナルとして特定する。その後は、ステップ13030での処理と同様に、各ジャーナルヘッダのデータ長を合計し、この合計値分のジャーナル適用に要する時間を算出する。この算出した時間が要求RTO9006以下である場合、管理者が要求するRTOを満たすものとする。
ステップ13050の判定の結果、管理者が要求するRTOを満たす場合、次回の監視周期まで待機するために13010へジャンプする。
一方、ステップ13050の判定の結果、管理者が要求するRTOを満たさない場合、要求RTOを満たすべく一つ前のスナップショットを更新するかを判定する(ステップ13060)。このステップでは、ステップ13050において特定したAfterジャーナルのジャーナルヘッダ群に関して、現在時刻から要求RTO適用期間9007に指定された時間を引いた時刻以降の生成時刻2104を持つジャーナルが存在するかを判定し、存在する場合、要求RTOを満たすべく一つ前のスナップショットを更新すると判定する。
ステップ13060の判定の結果、一つ前のスナップショットを更新しない場合、次回の監視周期まで待機するために13010へジャンプする。
一方、ステップ13060の判定の結果、一つ前のスナップショットを更新する場合、一つ前のスナップショットを更新するようにストレージマイクロプログラム1028へ要求する(ステップ13070)。このステップでは、まず、一つ前のスナップショットのジャーナル適用速度5005から、要求RTO9006で示される時間内に適用可能な最大適用データ量を算出する。その後、ステップ13050において特定したAfterジャーナルのジャーナルヘッダ群に関して、順序番号2105の大きい順にデータ長を加算していき、前記の最大適用データ量より大きくなったとき最後に加算したデータ長を持つジャーナルを特定する。そして、そのジャーナルヘッダの順序番号までAfterジャーナルを一つ前のスナップショットに適用するようにストレージマイクロプログラム1028に要求する。なお、一つ前のスナップショットを更新した後に、ストレージマイクロプログラム1028は、最後に適用したAfterジャーナルの生成時刻2104を最新スナップショットの取得時刻5004に、順序番号2105を順序番号5003にコピーする。
ステップ13070が終了すると、更に一つ前のスナップショット以降のリカバリポイントのRTOが、管理者が要求するRTOを満たすか判定するために、ステップ13050へジャンプする。
以上がスナップショット管理プログラム1263の動作である。
なお、本実施例においては、ジャーナルグループ1014に関連付けられたジャーナルボリューム1013群の総容量は、RTO調整終了値9009で示される時間内に適用可能な最大適用データ量と、ジャーナルグループ1014に関連付けられたSSVOLグループの数から1を引いた値と要求RTO9006で示される時間内に適用可能な最大適用データ量の積を足し合わせた値未満である前提で動作している。すなわち、上記動作において、最古のスナップショットが更新されることはないという前提で動作するが、他の実施形態において、前記前提が満たされない場合は、ステップ13070の直前に、一つ前のスナップショットが最古のスナップショットであるかを判定し、最古のスナップショットである場合、一つ前のスナップショットを更新する際に、対応するBeforeジャーナルを作成しながらAfterジャーナルを適用するようにストレージマイクロプログラム1028へ要求することで、最古のスナップショットが持つリカバリポイントより前のリカバリポイントを維持してもよい。ただし、この維持されたリカバリポイントについては、要求RTOを満たすことを保証しない。
また、本実施例においては、単一の要求RTOのみが存在する前提となっているが、他の実施形態では、直近の10時間以内のリカバリポイントは10分以内にリカバリしたく、それ以前のリカバリポイントは20分以内にリカバリしたいというように、複数の要求RTOが存在する場合がある。このような場合は、次のように拡張することで対応できる。まず、アプリケーションテーブル9000を複数の要求RTOとそれに対応する要求RTO適用期間を設定できるように拡張する。たとえば、要求RTO1と要求RTO適用期間1、要求RTO2と要求RTO適用期間2、…といったように、アプリケーションテーブル9000にフィールドを追加する。そして、図13のステップ13050において、一つ前のスナップショットのリカバリポイント以降のリカバリポイントを持つ各Afterジャーナルが、前記の要求RTO適用期間のいずれに属するかを特定する。その後、それぞれの要求RTO適用期間における最新のリカバリポイントが前記要求RTO適用期間に対応する要求RTO内にリカバリできるかを判定する。この判定は、前記処理と同様に、ジャーナルヘッダ2011のデータ長2103とジャーナル適用速度5005を用いることで可能であることは明らかである。また、ステップ13070では、各要求RTO適用期間の最大適用データ量を算出し、各要求RTO適用期間に属するAfterジャーナルに関して、順序番号2105の大きい順にデータ長2103を加算していき、前記算出した最大適用データ量より大きくなったとき最後に加算したデータ長を持つAfterジャーナルを特定する。これらの中で、最も新しいリカバリポイントを持つAfterジャーナルまで一つ前のスナップショットへ適用するようにストレージマイクロプログラム1028に要求する。以上のように処理を拡張することで、複数の要求RTOが存在する場合に対応可能となる。
以上、実施例1によれば、いずれの時点のデータのリカバリであっても、スナップショットへのジャーナル適用に要する時間が一定以下となるため、管理者の要求するRTOを満たすことが可能になる。
(1)実施例2のシステム構成
第2の実施形態のシステム構成図を図14に示した。本構成の大部分は実施例1の構成と同等であるため、以降は差分を中心に説明する。本構成では、ストレージ装置1000のメインメモリ1201に、スナップショット管理情報1030及びスナップショット管理プログラム1031が記憶されている。また、本構成では、管理計算機1200のメモリ1250に、スナップショット管理情報1264及びスナップショット管理プログラム1263は記憶されていない。
本構成では、アプリケーションテーブル9000のストレージID9003は削除しても良い。また、ストレージテーブル10000も削除してよい。これに伴い、設定プログラム1265が表示する図11Aのストレージ装置情報設定画面11100は、必要なくなる。
(2)実施例2の動作
本実施例の動作の大部分は、実施例1の動作と同じである。以降は差分を中心に説明する。まず、図11Bと図12を用いて設定プログラム1265の動作を説明する。本実施例では、図11Bのバックアップ対象アプリケーション情報設定画面11200にて、ストレージ装置の管理I/F1026へ接続するためのIPアドレスを入力するフィールドが追加される。以降、このフィールドを「ストレージIPアドレス」と呼ぶ。
次に、図11Bの実行11210が押下されたときの動作の差分について、図12を用いて説明する。ステップ12010及びステップ12040において、設定プログラム1265は、上記ストレージIPアドレスに入力された値を用いてストレージ装置1000に接続し、各値を設定する。
次に、スナップショット管理プログラム1031の動作の差分について、図13を用いて説明する。実施例1では、ジャーナル格納情報及びスナップショット格納情報の取得要求、ストレージマイクロプログラムへの要求を、ネットワーク1400を介して行っていたが、本実施例においては直接ストレージマイクロプログラム1028へ要求する。
なお、本実施例では、監視周期9005の周期毎にジャーナルの格納情報とスナップショットの格納情報を取得し、要求RTOを満たせるか監視するが、別の実施形態として、ホスト計算機1100からの書き込みが到達し、ストレージマイクロプログラム1028がAfterジャーナルを作成したときに、監視しても良い。
以上、実施例2によれば、実施例1と同様に、いずれの時点のデータのリカバリであっても、スナップショットへのジャーナル適用に要する時間が一定以下となるため、管理者の要求するRTOを満たすことが可能になる。
(1)実施例3のシステム構成
第3の実施形態のシステム構成図を図15に示した。本構成の大部分は実施例1の構成と同等であるため、以降は差分を中心に説明する。本構成では、ディスク装置1010に予備ボリューム1016が追加されている。
予備ボリューム1016は、未使用の論理的なボリュームであり、SSVOLグループを構成するために用いることができるボリュームである。なお、説明の都合上、図1では、ジャーナルグループ1014を一つ、ジャーナルボリューム1013を一つとしたが、本発明ではこれらの数は問わない。
図16は、本実施例において、管理テーブル1029に含まれる予備ボリューム管理テーブル16000の一例である。予備ボリューム管理テーブル16000は、前記予備ボリューム1016を管理するテーブルである。予備ボリューム管理テーブル16000は、予備ボリュームID16001、サイズ16002からなる。
予備ボリュームID16001は、予備ボリュームを識別する識別子が保持される。サイズ16002は、予備ボリュームID16001で識別されるボリュームの容量が保持される。
予備ボリュームID16001の値は、リカバリマネージャ1162が提供するCLIを用いて、管理者が設定するものである。たとえば、管理者は、「addSpareVol SPARE_VOL_1」というコマンドを発行する。これはSPARE_VOL_1という識別子のボリュームを予備ボリュームとして登録するという要求になる。このSPARE_VOL_1が予備ボリュームID16001に格納される。サイズ16002の値は、先述した「addSpareVol SPARE_VOL_1」というコマンドを発行した際に、SPARE_VOL_1で識別されるボリュームの容量を、リカバリマネージャ1162が、ストレージマイクロプログラム1028から取得し、設定するものである。
(2)実施例3の動作
本実施例の動作の大部分は実施例1の構成と同等であるため、以降は差分を中心に説明する。本実施例では、スナップショット管理プログラム1263の動作のみが、実施例1と異なる。図17を用いて、スナップショット管理プログラム1263の動作の一例を説明する。
本動作の大部分は実施例1のスナップショット管理プログラム1263の動作と同じであり、ステップ13060の判定の結果一つ前のスナップショットを更新する場合の動作に、ステップ13063及びステップ13066が追加されている。
ステップ13063では、一つ前のスナップショットが最古のスナップショットであるかを判定する(ステップ13063)。このステップでは、一つ前のスナップショット以下の順序番号を持つスナップショットが存在するかを、スナップショットテーブル5000を用いて確認する。存在する場合、最古のスナップショットではないと判定する。
ステップ13063の判定の結果、最古のスナップショットではない場合、一つ前のスナップショットを更新する(ステップ13070)。このステップ以降は、実施例1の動作と同一であるため、説明を省略する。
一方、ステップ13063の判定の結果、最古のスナップショットである場合、一つ前のスナップショットを複製する(ステップ13066)。このステップでは、まず、スナップショットボリュームテーブル6000を参照し、一つ前のスナップショットを格納するSSVOLグループを構成するスナップボリュームの情報を取得する。具体的には、順序6003、サイズ6004のリストを取得する。次に、順序番号6003の小さい順に、サイズ6004以上の予備ボリュームを予備ボリューム管理テーブルから一つ検索する。次に、アプリケーションテーブル9000のホストアドレス9002を用いてホスト計算機1100の管理I/F1150に接続した後、検索された順にリカバリマネージャの提供するCLIを用いて、SSVOLグループを作成し、予備ボリュームを追加していく。たとえば、「addSSVOL −ssvolgid M_SS_01 −volid SPARE_VOL_1」といったコマンドを検索された予備ボリューム数分だけ、予備ボリュームのIDを変更して繰り返し発行する。その後、このSSVOLグループをジャーナルグループと関連付けるために、リカバリマネージャの提供するCLIを実行する。たとえば、「addSSVOLG −jgid JNLG_01 −ssvolgid M_SS_01」といったコマンドを発行する。最後に、一つ前のスナップショットを新規に作成したSSVOLグループへコピーするように、ストレージマイクロプログラム1028に要求する。要求されたストレージマイクロプログラム1028は、スナップショットボリュームのコピー、スナップショットテーブル5000の順序番号5003と取得時刻5004のコピーを行う。以上のようにして、一つ前のスナップショットの複製を作成する。
その後、一つ前のスナップショットを更新するためにステップ13070に進む。以降の処理は、実施例1と同じであるため、説明は省略する。
以上が、スナップショット管理プログラム1263の動作の説明である。
なお、本実施例では、ステップ13066において、必ずSSVOLグループが作成できるという前提で動作するが、他の実施形態において、予備ボリュームが十分残っていないなどの理由で前記前提が満たされない場合は、ステップ13066の直前に、SSVOLグループを作成するのに十分な予備ボリュームが残っているかを判定するステップを挿入し、この判定の結果、残っていない場合は、ステップ13066をスキップするようにしてもよい。また、このとき複製を作成できなくなるため、要求RTOが満たされなくなる可能性があることをSNMPトラップなど用いて管理者に通知しても良い。
以上、実施例3によれば、実施例1と同様に、いずれの時点のデータのリカバリであっても、スナップショットへのジャーナル適用に要する時間が一定以下となるため、管理者の要求するRTOを満たすことが可能になる。
次に、ジャーナリングを用いたバックアップ及びリカバリを実施例1〜実施例3とは異なる方式で実現しているシステムについて、実施例4として示す。本実施例においては、ホスト計算機からの書き込みデータをAfterジャーナルとして保持するのではなく、ホスト計算機からの書き込みによって上書きされる箇所のデータを退避させ、このデータ(つまり実施例1〜実施例3におけるBeforeジャーナルと同等のもの)を用いてジャーナリングを用いたバックアップ及びリカバリを実現する。以下、本実施例におけるシステム構成と動作について説明する。
(1)実施例4のシステム構成
実施例4のシステム構成図は、実施例3の構成と同等である。ただし、ストレージマイクロプログラム1028は、ホスト計算機1100からジャーナルグループ1014に属するデータボリューム1011への書き込みが発生すると、その書き込みにより上書きされる箇所のデータを退避させ、このデータに対して当該退避処理が行われた順序に従い適切な順序番号を付与し、Beforeジャーナルとしてジャーナルグループ1014に関連付けられたジャーナルボリューム1013に格納する。
また、本実施例においては、最新のスナップショット以降のリカバリポイントのデータをリカバリする場合は、データボリューム1011もしくは、リカバリ時点のデータボリューム1011のスナップショットにBeforeジャーナルを適用することとなる。
(2)実施例4の動作
本実施例の動作の大部分は実施例3の動作と同じであるため、以降は差分を中心に説明する。本実施例では、スナップショット管理プログラム1263の動作のみが実施例3と異なる。図18を用いて、スナップショット管理プログラム1263の動作を説明する。本動作のステップ13010及びステップ13020は、実施例3のスナップショット管理プログラム1263の動作と同じであるため、説明を省略する。
ステップ18030では、ステップ13020において取得した情報を用いて、要求RTO適用期間9007に含まれるリカバリポイントのうち最も小さな順序番号を持つジャーナル(以降、「最古のジャーナル」と呼ぶ)のリカバリポイントのRTOが要求RTO9006より大きいかを判定する。このステップでは、まず、スナップショットを順序番号に従いソートした時に、最古のジャーナルの順序番号よりも大きな順序番号を持つ初めてのスナップショットを特定する。以降、最古のジャーナルに限らず、あるジャーナルのリカバリポイントのRTOが要求RTOより大きいかを判定するときに、前記の手順で特定するスナップショットを「一つ新しいスナップショット」と呼ぶ。次に、この一つ新しいスナップショット以下で、前記最古のジャーナル以上の順序番号を持つBeforeジャーナルを特定し、実施例3のステップ13030と同様にジャーナル適用時間を算出する。そして、この算出した時間が要求RTOより大きいかを判定する。なお、一つ新しいスナップショットが存在しない場合は、前記最古のジャーナル以上の順序番号を持つ全ジャーナルを対象にジャーナル適用時間を算出する。
ステップ18030の判定の結果、最古のジャーナルのリカバリポイントのRTOが要求RTO以下の場合、ステップ18080にジャンプする。
ステップ18030の判定の結果、最古のジャーナルのリカバリポイントのRTOが要求RTOより大きい場合、一つ新しいスナップショットが存在するかを判定する(ステップ18040)。このステップでは、ステップ18030と同等の方法で一つ新しいスナップショットを検索する。
ステップ18040の判定の結果、一つ新しいスナップショットが存在する場合、ステップ18050をスキップし、ステップ18060へジャンプする。
ステップ18040の判定の結果、一つ新しいスナップショットが存在しない場合、新規スナップショットを取得する(ステップ18050)。このステップでは、実施例3におけるステップ13066と同様にSSVOLグループを作成し、ジャーナルグループに関連付ける。その後、スナップショットを新規に取得するようにストレージマイクロプログラム1028に要求する。この要求を受け付けたストレージマイクロプログラム1028は、新規に関連付けられたSSVOLグループにデータボリュームのスナップショットを格納し、新規に関連付けられたSSVOLグループの順序番号5003に順序カウンタ3003の値をコピーする。また、ストレージマイクロシステム1028は、タイマ1024から現在時刻を取得し、新規に関連付けられたSSVOLグループの取得時刻5004に設定する。この新規に取得したスナップショットを一つ新しいスナップショットとする。
その後、Beforeジャーナルを適用し、一つ新しいスナップショットを更新する(ステップ18060)。このステップでは、まず、一つ新しいスナップショットのジャーナル適用速度5005から、要求RTO9006で示される時間内に適用可能な最大適用データ量を算出する。本実施例では、ジャーナル適用速度5005と要求RTO9006の積を求めることで算出する。その後、ステップ18030において特定したBeforeジャーナルのジャーナルヘッダ群に関して、順序番号2105の小さい順にデータ長2103を加算していき、前記の最大適用データ量より大きくなったときに、最後に加算したデータ長を持つジャーナルヘッダを特定する。そして、そのジャーナルヘッダの順序番号2105までBeforeジャーナルを順序番号の大きい順に一つ前のスナップショットに適用するようにストレージマイクロプログラム1028に要求する。なお、一つ前のスナップショットを更新した後に、ストレージマイクロプログラム1028は、最後に適用したBeforeジャーナルより一つ小さな順序番号を持つBeforeジャーナルの生成時刻2104を最新スナップショットの取得時刻5004に、順序番号2105を順序番号5003にコピーする。
次に、一つ新しいスナップショット以降のリカバリポイントのRTOが要求RTOより大きいかを判定する(ステップ18070)。このステップでは、まず、一つ新しいスナップショットの順序番号より一つ大きい順序番号を持つジャーナルを特定する。以降、このジャーナルを「直後のジャーナル」と呼ぶ。次に、スナップショットを順序番号に従いソートした時に、直後のジャーナルの順序番号よりも大きな順序番号を持つ初めてのスナップショットを特定する。前記したとおり、このステップ以降は、前記特定したスナップショットが一つ新しいスナップショットということになる。次に、この一つ新しいスナップショット以下で、前記直後のジャーナル以上の順序番号を持つBeforeジャーナルを特定し、実施例3のステップ13030と同様にジャーナル適用時間を算出する。この算出した時間が要求RTOより大きいかを判定する。なお、一つ新しいスナップショットが存在しない場合は、前記最古のジャーナル以上の順序番号を持つ全ジャーナルを対象に、ジャーナル適用時間を算出する。
ステップ18070の判定の結果、直後のジャーナルのリカバリポイントのRTOがRTOよりも大きい場合、ステップ18040にジャンプする。
ステップ18070の判定の結果、直後のジャーナルのリカバリポイントのRTOがRTO以下の場合、ひとつ新しいスナップショットが存在するかを判定する(ステップ18080)。このステップでは、ステップ18040と同様の処理を行う。
ステップ18080の判定の結果、一つ新しいスナップショットが存在する場合は、ステップ18070へジャンプし、存在しない場合は、要求RTO適用時間内全てのリカバリポイントのRTOを調整し終わったこととなるため、ステップ13010にジャンプし、次の監視周期まで待機する。
以上、実施例4によれば、ジャーナリングを用いたバックアップ及びリカバリを実施例1〜実施例3とは異なる方式で実現しているシステムにおいても、実施例1〜実施例3と同様に、いずれの時点のデータのリカバリであっても、スナップショットへのジャーナル適用に要する時間が一定以下となるため、管理者の要求するRTOを満たすことが可能になる。
以上実施例で説明したが、本発明の他の実施形態1は、前記管理計算機は、前記スナップショットの更新により、更新対象の最新スナップショットのリカバリポイント以前のリカバリポイントが管理者の要求するリカバリ時間内にリカバリできなくなっていないかを判定し、管理者の要求するリカバリ時間内にリカバリできないと判定したとき、前記管理者の要求するリカバリ時間内にリカバリできるように、最新スナップショットより古いスナップショットにジャーナルを適用して新しいスナップショットに更新するよう前記ストレージシステムに指示する計算機システムである。
本発明の他の実施形態2は、前記管理計算機は、最新スナップショットより古いスナップショットに順次遡るのを、所定の数の世代のスナップショットで中止する計算機システムである。
本発明の他の実施形態3は、前記管理計算機は、前記リカバリ時間を複数有し、古い世代のリカバリ時間を新しい世代のリカバリ時間と同じ又は長い時間とする計算機システムである。
本発明の他の実施形態4は、前記管理計算機は、更新させるスナップショットが最古のスナップショットであるかを判定し、最古のスナップショットであると判断したとき、前記更新させるスナップショットにジャーナルを適用する際に上書きされるデータを退避させることで、前記更新させるスナップショットに依存するジャーナルが持つリカバリポイントを維持する計算機システムである。
本発明の他の実施形態5は、前記管理計算機は、更新させるスナップショットが最古のスナップショットであるかを判定し、最古のスナップショットであると判定したとき、新たなスナップショット格納領域を作成し、前記更新させるスナップショットの複製を作成する計算機システムである。
本発明の他の実施形態6は、前記管理計算機は、前記ストレージシステムの制御部からジャーナルの格納情報と、スナップショットの格納情報と、ジャーナルの適用速度を取得し、最新のスナップショットのリカバリポイント以降のリカバリポイントが特定の時間内にリカバリできるかを判断する計算機システムである。
本発明の他の実施形態7は、前記管理計算機は、前記ホスト計算機からの書き込みによって上書きされる箇所のデータを退避させ、退避処理が行われた順序に従い適切な順序番号を付与してジャーナルとして格納させ、最新スナップショットに、退避させ格納したジャーナルを適用して新しいスナップショットに更新するよう前記ストレージシステムに指示する計算機システムである。
本発明の他の実施形態8は、1または複数のホスト計算機と、該ホスト計算機が利用するデータが読み書きされるデータボリュームの特定の時点のスナップショットを取得し、前記特定時点以降の書込みをジャーナルとして保持し、リカバリ時にリカバリポイントの近傍の時点で取得されたスナップショットを基底にして、前記スナップショットに前記ジャーナルを適用することでリカバリを行うストレージシステムとで管理計算機を構成する管理計算機において、CPUと、メモリと、接続用のインタフェースとを有し、最新のスナップショットのリカバリポイント以降のリカバリポイントが特定の時間内にリカバリできるかを判断し、特定の時間内にリカバリできないと判断したとき、前記特定の時間以下の時間でリカバリできるように、最新スナップショットにジャーナルを適用して新しいスナップショットに更新するよう前記ストレージシステムに指示する管理計算機である。
本発明の他の実施形態9は、前記スナップショットの更新により、更新対象の最新スナップショットのリカバリポイント以前のリカバリポイントが管理者の要求するリカバリ時間内にリカバリできなくなっていないかを判定し、管理者の要求するリカバリ時間内にリカバリできないと判定したとき、前記管理者の要求するリカバリ時間内にリカバリできるように、最新スナップショットより古いスナップショットにジャーナルを適用して新しいスナップショットに更新するよう前記ストレージシステムに指示する管理計算機である。
本発明の他の実施形態10は、最新スナップショットより古いスナップショットに順次遡るのを、所定の数の世代のスナップショットで中止する管理計算機である。
本発明の他の実施形態11は、前記リカバリ時間を複数有し、古い世代のリカバリ時間を新しい世代のリカバリ時間と同じ又は長い時間とする管理計算機である。
本発明の他の実施形態12は、更新させるスナップショットが最古のスナップショットであるかを判定し、最古のスナップショットであると判断したとき、前記更新させるスナップショットにジャーナルを適用する際に上書きされるデータを退避させることで、前記更新させるスナップショットに依存するジャーナルが持つリカバリポイントを維持する管理計算機である。
本発明の他の実施形態13は、更新させるスナップショットが最古のスナップショットであるかを判定し、最古のスナップショットであると判定したとき、新たなスナップショット格納領域を作成し、前記更新させるスナップショットの複製を作成する管理計算機である。
本発明の他の実施形態14は、前記ストレージシステムからジャーナルの格納情報と、スナップショットの格納情報と、ジャーナルの適用速度を取得し、最新のスナップショットのリカバリポイント以降のリカバリポイントが特定の時間内にリカバリできるかを判断する管理計算機である。
本発明の他の実施形態15は、ネットワークを介して接続した1または複数のホスト計算機が利用するデータが読み書きされるデータボリュームの特定の時点のスナップショットを取得し、前記特定時点以降の書込みをジャーナルとして保持し、リカバリ時にリカバリポイントの近傍の時点で取得されたスナップショットを基底にして、前記スナップショットに前記ジャーナルを適用することでリカバリを行うストレージシステムにおいて、ディスク装置と、CPUと、メインメモリと、接続用のインタフェースとを有し、最新のスナップショットのリカバリポイント以降のリカバリポイントが特定の時間内にリカバリできるかを判断し、特定の時間内にリカバリできないと判断したとき、前記特定の時間以下の時間でリカバリできるように、最新スナップショットにジャーナルを適用して新しいスナップショットに更新するストレージシステムである。
本発明の他の実施形態16は、1または複数のホスト計算機と、該ホスト計算機が利用するデータが読み書きされるデータボリュームの特定の時点のスナップショットを取得し、前記特定時点以降の書込みをジャーナルとして保持し、リカバリ時にリカバリポイントの近傍の時点で取得されたスナップショットを基底にして、前記スナップショットに前記ジャーナルを適用することでリカバリを行う制御部を有するストレージシステムと、該ストレージシステムに接続された管理計算機とを備える計算機システムにおけるバックアップ管理方法において、最新のスナップショットのリカバリポイント以降のリカバリポイントが特定の時間内にリカバリできるかを判断することと、特定の時間内にリカバリできないと判断したとき、前記特定の時間以下の時間でリカバリできるように、最新スナップショットにジャーナルを適用して新しいスナップショットに更新するよう前記ストレージシステムに指示することを有するバックアップ管理方法である。
本発明の他の実施形態17は、前記スナップショットの更新により、更新対象の最新スナップショットのリカバリポイント以前のリカバリポイントが管理者の要求するリカバリ時間内にリカバリできなくなっていないかを判定することと、管理者の要求するリカバリ時間内にリカバリできないと判定したとき、前記管理者の要求するリカバリ時間内にリカバリできるように、最新スナップショットより古いスナップショットにAfterジャーナルを適用して新しいスナップショットに更新するよう前記ストレージシステムに指示することを有するバックアップ管理方法である。
本発明の他の実施形態18は、最新スナップショットより古いスナップショットに順次遡るのを、所定の数の世代のスナップショットで中止することを有するバックアップ管理方法である。
本発明の他の実施形態19は、更新させるスナップショットが最古のスナップショットであるかを判定することと、最古のスナップショットであると判断したとき、前記更新させるスナップショットにジャーナルを適用する際に上書きされるデータを退避させることで、前記更新させるスナップショットに依存するジャーナルが持つリカバリポイントを維持することを有するバックアップ管理方法である。
実施例1におけるシステム構成を示す図である。 実施例1におけるジャーナルボリュームの構成の一例を示す図である。 実施例1におけるジャーナルグループテーブルの一例を示す図である。 実施例1におけるデータボリュームテーブルの一例を示す図である。 実施例1におけるスナップショットテーブルの一例を示す図である。 実施例1におけるスナップショットボリュームテーブルの一例を示す図である。 実施例1におけるジャーナルボリュームテーブルの一例を示す図である。 実施例1におけるジャーナルグループ構成定義ファイルの一例を示す図である。 実施例1におけるアプリケーションテーブルの一例を示す図である。 実施例1におけるストレージテーブルの一例を示す図である。 実施例1における設定プログラムが表示するストレージ装置情報設定画面の一例を示す図である。 実施例1における設定プログラムが表示するバックアップ対象アプリケーション情報設定画面の一例を示す図である。 実施例1における設定プログラムのバックアップ対象アプリケーション情報設定処理の動作を示す図である。 実施例1におけるスナップショット管理プログラム1263のRTO監視処理を示す図である。 実施例2におけるシステム構成を示す図である。 実施例3におけるシステム構成を示す図である。 実施例3における予備ボリュームテーブル管理テーブルの一例を示す図である。 実施例3におけるスナップショット管理プログラム1263のRTO監視処理を示す図である。 実施例4におけるスナップショット管理プログラム1263のRTO監視処理を示す図である。 実施形態におけるバックアップ管理方法を具体的に説明する図である。
符号の説明
1000:ストレージ装置
1010:ディスク装置
1020:ディスクコントローラ
1100:ホスト計算機
1200:管理計算機

Claims (20)

  1. 1または複数のホスト計算機と、該ホスト計算機がデータの読み書きを行うデータボリューム、スナップショットを格納するスナップショットボリューム及びジャーナルを保持するジャーナルボリュームを有するディスク装置を含みデータボリュームの特定の時点のスナップショットを取得し、前記特定時点以降の書込みをジャーナルとして保持し、データのリカバリ時にリカバリポイントの近傍の時点で取得されたスナップショットを基底にして、前記スナップショットに前記ジャーナルを適用することでリカバリを行うストレージシステムと、前記ストレージシステムに接続され、管理者により指定される前記特定の時点のリカバリポイントを管理する管理計算機とを備え、各装置がネットワークを介して接続される計算機システムにおいて、
    前記管理計算機は、
    管理者要求RTO、管理者要求RTO適用期間のリカバリ時間及びRTO調整開始閾値を含むバックアップ管理情報を有し、
    前記管理者要求RTOの監視タイミングのとき、前記ストレージシステムのジャーナルボリュームからジャーナル情報とスナップボリュームから取得スナップショットを管理するためのスナップショット情報を取得し、
    該取得した情報を用いて、最新スナップショットのリカバリポイント以降のリカバリポイントのRTOが前記RTO調整開始閾値以上であるか否かを判断し、
    前記RTOが前記RTO調整開始閾値以上のとき、前記最新スナップショットに前記ジャーナルを適用して新しいスナップショットに更新するよう前記ストレージシステムに指示する
    ことを特徴とする計算機システム。
  2. 請求項1記載の計算機システムにおいて、
    前記管理計算機は、さらに
    更新した前記最新スナップショットより一つ古いリカバリポイントを持つスナップショットのリカバリポイント以のリカバリポイントのRTO管理者の要求するRTOを満たすかを判定し、管理者の要求するRTOを満たさないと判定したとき、前記管理者の要求するRTOを満たすべく一つ前のスナップショットを更新するかを判定した結果、一つ前のスナップショットを更新する場合、一つ前のスナップショットに更新するよう前記ストレージシステムに指示することを特徴とする計算機システム。
  3. 請求項2記載の計算機システムにおいて、
    前記管理計算機は、
    最新スナップショットより古いスナップショットに順次遡るのを、所定の数の世代のスナップショットで中止することを特徴とする計算機システム。
  4. 請求項2記載の計算機システムにおいて、
    前記管理計算機は、前記バックアップ情報に含まれる前記リカバリ時間を複数有し、古い世代のリカバリ時間を新しい世代のリカバリ時間と同じ又は長い時間とすることを特徴とする計算機システム。
  5. 請求項2記載の計算機システムにおいて、
    前記管理計算機は、更新させる前記スナップショットが最古のスナップショットであるかを判定し、最古のスナップショットであると判断したとき、前記更新させるスナップショットにジャーナルを適用する際に上書きされるデータを退避させることで、前記更新させるスナップショットに依存するジャーナルが持つリカバリポイントを維持することを特徴とする計算機システム。
  6. 請求項2記載の計算機システムにおいて、
    前記管理計算機は、更新させるスナップショットが最古のスナップショットであるかを判定し、最古のスナップショットであると判定したとき、新たなスナップショット格納領域を作成し、前記更新させるスナップショットの複製を作成することを特徴とする計算機システム。
  7. 請求項1記載の計算機システムにおいて、
    前記管理計算機は、
    前記バックアップ情報が、さらにRTO監視周期、RTO調整終了値の各情報を含んでおり、
    前記ストレージシステムのジャーナル情報が、ジャーナルヘッダであり、取得スナップショットを管理するための情報が、ジャーナルグループ識別子、スナップショットグループの識別子、順序番号、所得時刻、ジャーナル適用速度であり、
    前記RTOが前記RTO調整開始閾値以上であるか否かを判断するに際して、前記順序番号が最も大きい順序番号が、大きいスナップショットを最新スナップとし、該最新スナップショットの順序番号より大きな順序番号を持つジャーナルを、最新スナップショットのリカバリポイント以降のリカバリポイントを持つAfterジャーナルとして特定し、該特定ジャーナルのジャーナルヘッダのデータ長の合計値を算出し、該合計値分のジャーナルデータを、最新スナップショットのジャーナル適用速度に示された性能で適用するのに適する時間を算出し、該算出した時間が前記RTO調整開始閾値以上であるか否かを判断することを特徴とする計算機システム。
  8. 請求項1記載の計算機システムにおいて、
    前記管理計算機は、
    前記ホスト計算機からの書き込みによって上書きされる箇所のデータを退避させ、退避処理が行われた順序に従い適切な順序番号を付与してジャーナルとして格納させ、最新スナップショットに、退避させ格納したジャーナルを適用して新しいスナップショットに更新するよう前記ストレージシステムに指示することを特徴とする計算機システム。
  9. 1または複数のホスト計算機と、該ホスト計算機がデータの読み書きを行うデータボリューム、スナップショットを格納するスナップショットボリューム及びジャーナルを保持するジャーナルボリュームを有するディスク装置を含みデータボリュームの特定の時点のスナップショットを取得し、前記特定時点以降の書込みをジャーナルとして保持し、リカバリ時にリカバリポイントの近傍の時点で取得されたスナップショットを基底にして、前記スナップショットに前記ジャーナルを適用することでリカバリを行うストレージシステムと、前記ホスト計算機及び前記ストレージシステムにネットワークを介して接続され、これらとともに計算機システムを構成し、管理者により指定される前記特定の時点のリカバリポイントを管理する管理計算機において、
    前記管理計算機は、
    スナップショット管理情報及びスナップ管理プログラムを格納したメモリと、前記メモリの管理プログラムに基づき前記ストレージシステムを制御するCPUと、前記ストレージシステムに接続する接続用のインターフェースとを有し、前記CPUは前記管理者要求RTOの監視タイミングのとき、前記ストレージシステムのジャーナルボリュームからジャーナル情報とスナップボリュームから取得スナップショットを管理するためのスナップショット情報を取得し、
    該取得した情報を用いて、最新スナップショットのリカバリポイント以降のリカバリポイントのRTOが前記RTO調整開始閾値以上であるか否かを判断し、
    前記RTOが前記RTO調整開始閾値以上のとき、前記最新スナップショットに前記ジャーナルを適用して新しいスナップショットに更新するよう前記接続用のインターフェースを介して前記ストレージシステムに指示する
    ことを特徴とする管理計算機。
  10. 請求項9記載の管理計算機において、
    さらに
    更新した前記最新スナップショットより一つ古いリカバリポイントを持つスナップショットのリカバリポイント以のリカバリポイントのRTO管理者の要求するRTOを満たすかを判定し、管理者の要求するRTOを満たさないと判定したとき、前記管理者の要求するRTOを満たすべく一つ前のスナップショットを更新するかを判定した結果、一つ前のスナップショットを更新する場合、一つ前のスナップショットに更新するよう前記ストレージシステムに指示することを特徴とする管理計算機。
  11. 請求項10記載の管理計算機において、
    最新スナップショットより古いスナップショットに順次遡るのを、所定の数の世代のスナップショットで中止することを特徴とする管理計算機。
  12. 請求項10記載の管理計算機において、前記バックアップ情報に含まれる前記リカバリ時間を複数有し、古い世代のリカバリ時間を新しい世代のリカバリ時間と同じ又は長い時間とすることを特徴とする管理計算機。
  13. 請求項10記載の管理計算機において、
    更新させる前記スナップショットが最古のスナップショットであるかを判定し、最古のスナップショットであると判断したとき、前記更新させるスナップショットにジャーナルを適用する際に上書きされるデータを退避させることで、前記更新させるスナップショットに依存するジャーナルが持つリカバリポイントを維持することを特徴とする管理計算機。
  14. 請求項10記載の管理計算機において、
    更新させるスナップショットが最古のスナップショットであるかを判定し、最古のスナップショットであると判定したとき、新たなスナップショット格納領域を作成し、前記更新させるスナップショットの複製を作成することを特徴とする管理計算機。
  15. 請求項9記載の管理計算機において、
    前記ストレージシステムからジャーナルの格納情報と、スナップショットの格納情報と、ジャーナルの適用速度を取得し、最新のスナップショットのリカバリポイント以降のリカバリポイントが特定の時間内にリカバリできるかを判断することを特徴とする管理計算機。
  16. ネットワークを介して接続した1または複数のホスト計算機が利用するデータが読み書きされるデータボリュームの特定の時点のスナップショットを、管理者により指定される前記特定の時点のリカバリポイントを管理する管理計算機より取得し、前記特定時点以降の書込みをジャーナルとして保持し、リカバリ時にリカバリポイントの近傍の時点で取得されたスナップショットを基底にして、前記スナップショットに前記ジャーナルを適用することでリカバリを行うストレージシステムにおいて、
    前記ホスト計算機がデータの読み書きを行うデータボリュームと、スナップショットを格納するスナップショットボリューム及びジャーナルを保持するジャーナルボリュームを有するディスク装置と、スナップショット管理情報及びスナップ管理プログラムを格納したメインメモリと、前記メモリの管理プログラムに基づき前記ストレージシステムを制御するCPUと、前記ネットワークに接続する接続用のインターフェースとを有し、
    前記管理計算機から、
    前記管理者要求RTOの監視タイミングのとき、前記ストレージシステムのジャーナル情報とスナップショット情報を用いて、最新スナップショットのリカバリポイント以降のリカバリポイントのRTOが前記RTO調整開始閾値以上で前記最新スナップショットに前記ジャーナルを適用して新しいスナップショットに更新するよう指示を受けたとき、前記更新を実行することを特徴とするストレージシステム。
  17. 1または複数のホスト計算機と、該ホスト計算機がデータの読み書きを行うデータボリューム、スナップショットを格納するスナップショットボリューム及びジャーナルを保持するジャーナルボリュームを有するディスク装置を含みデータボリュームの特定の時点のスナップショットを取得し、前記特定時点以降の書込みをジャーナルとして保持し、リカバリ時にリカバリポイントの近傍の時点で取得されたスナップショットを基底にして、前記スナップショットに前記ジャーナルを適用することでリカバリを行う制御部を有するストレージシステムと、前記ストレージシステムに接続され、管理者により指定される前記特定の時点のリカバリポイントを管理する管理計算機とを備える計算機システムにおけるバックアップ管理方法において、
    管理者要求RTOの監視タイミングのとき、前記ストレージシステムのジャーナルボリュームからジャーナル情報とスナップボリュームから取得スナップショットを管理するためのスナップショット情報を取得し、
    該取得した情報を用いて、最新スナップショットのリカバリポイント以降のリカバリポイントのRTOが前記RTO調整開始閾値以上であるか否かを判断し、
    前記RTOが前記RTO調整開始閾値以上のとき、前記最新スナップショットに前記ジャーナルを適用して新しいスナップショットに更新するよう前記ストレージシステムに指示す
    ことを特徴とするバックアップ管理方法。
  18. 請求項17記載のバックアップ管理方法において、
    さらに
    更新した前記最新スナップショットより一つ古いリカバリポイントを持つ最新スナップショットのリカバリポイント以のリカバリポイントのRTOが管理者の要求するRTOを満たすかを判定することと、管理者の要求するRTOを満たさないと判定したとき、前記管理者の要求するRTOを満たすべく一つ前のスナップショットを更新するかを判定した結果、一つ前のスナップショットを更新する場合、Afterジャーナルを適用して新しいスナップショットに更新するよう前記ストレージシステムに指示することを有することを特徴とするバックアップ管理方法。
  19. 請求項18記載のバックアップ管理方法において、
    最新スナップショットより古いスナップショットに順次遡るのを、所定の数の世代のスナップショットで中止することを有することを特徴とするバックアップ管理方法。
  20. 請求項18記載のバックアップ管理方法において、
    更新させるスナップショットが最古のスナップショットであるかを判定することと、最古のスナップショットであると判断したとき、前記更新させるスナップショットにジャーナルを適用する際に上書きされるデータを退避させることで、前記更新させるスナップショットに依存するジャーナルが持つリカバリポイントを維持することを有することを特徴とするバックアップ管理方法。
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