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JP4843075B2 - 複写制御方法及びストレージ制御装置 - Google Patents

複写制御方法及びストレージ制御装置 Download PDF

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JP4843075B2 JP2009151028A JP2009151028A JP4843075B2 JP 4843075 B2 JP4843075 B2 JP 4843075B2 JP 2009151028 A JP2009151028 A JP 2009151028A JP 2009151028 A JP2009151028 A JP 2009151028A JP 4843075 B2 JP4843075 B2 JP 4843075B2
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Description

複写制御方法及びストレージ制御装置に関し、特に、複写指示に応じて複写元のデータ領域のデータを複写先のデータ領域へ複写する複写制御方法及びストレージ制御装置に関する。
ストレージシステムでは、ストレージ装置の故障等によるデータ喪失に備え、定期的にデータのバックアップ処理が行われる。バックアップ処理では、ある時点のマスタ側のデータ領域のデータが、バックアップ側のデータ領域に複写される。しかし、リカバリ時に複写するデータ量が大量になると、リカバリ時間が多大となってしまう恐れがある。そこで、リカバリに要する時間が特定の時間内に収まるように、データのバックアップタイミングを決めるバックアップ管理方法がある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、複写処理の間は、データの更新を行えず業務停止となるため、複写処理によって業務停止となる時間をできるだけ短時間に抑える技術が求められていた。そこで複写要求を取得すると、対象領域を分割した単位領域ごとに複写完了か未完かを示す管理情報を設定して論理的な複写処理を完了し、その後、実データの複写処理を行うシステムがある(例えば、特許文献2参照)。これによれば、論理的な複写処理の終了後、データアクセスが可能となる。
さらに、近年では、バックアップ用途ばかりでなく様々な用途にデータを利用するため、ストレージ装置間でデータの複写処理が行われている。例えば、オンライン業務で使用しているストレージ装置のデータをある時点で複写し、複写先のシステムでバッチ処理を行うなどの用途がある。このため、バックアップ処理のように複写元から複写先のストレージ装置へという一方向の複写処理ばかりでなく、逆方向の複写処理も行われるようになっている。
特開2007−140700号公報 特許第3606797号公報
しかし、複写要求に応じて複写処理を開始する制御では、複写処理の実行状況と、受け取った指示によっては、データが不定となるなどの問題が発生する可能性があった。
前述のように、バックアップタイミングを決めてバックアップする場合には、複写処理の間は業務停止となり、好ましくない。したがって、複写要求が発生したときに複写処理を行うことが望ましいが、上記のように、複写処理は様々な用途に用いられるため、その複写指示は不定期に発生する。特に、従来の複写処理では、複写時間を短縮するため、複写要求時には管理情報のみを設定してアクセス許可し、実データは後で複写している。このため、複写指示を受け付けてから実データの複写処理の終了までには一定の時間がかかる。この間、他の複写要求を受け付けることもできるし、実行中の複写処理の取消要求を行うこともできる。
例えば、あるデータ領域に対して複写処理を実行しているときに、同じデータ領域に対し、実行中の複写処理の複写元を複写先、複写先を複写元とする複写指示が入力されることもある。このような状況下で双方の複写の取消指示が行われると、複写元及び複写先の両方のストレージ装置のデータが不定となってしまう恐れがある。このように、複写処理の実行状況と、受け取った指示によっては、システム上、好ましくない状態に遷移する可能性があった。
しかし、従来の複写制御では、複写指示は個別に処理され、他の指示などによる複写処理の実行状況が考慮されることはなかった。この結果、ストレージシステムが好ましくない状態に陥ることを防止できなかった。
上記課題を解決するために、複写処理によってストレージ装置が好ましくない状態に遷移することを防止することが可能な複写制御方法及びストレージ制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、指示された複写元のデータ領域のデータを複写先のデータ領域へ複写する複写制御方法が提供される。この複写制御方法では、複写指示処理手順、複写処理手順及び複写取消指示処理手順が実行される。
複写指示処理手順では、複写指示を受け取ると、複写指示に基づく指定複写元データ領域及び指定複写先データ領域に関する情報を含む複写処理情報を管理情報記憶手段に格納される複写管理情報に登録する。また、複写管理情報を検索して複写元データ領域が指定複写先データ領域と重なり、かつ複写先データ領域が指定複写元データ領域と重なる複写処理情報を検出する。検出されたときは、検出された複写処理情報と、複写指示に応じた複写処理情報とを対応付け、それぞれの処理状況を示すステータス情報とともに複写組管理情報に登録する。複写処理手順では、複写管理情報に含まれる複写処理情報に基づいて、複写元データ領域のデータを複写先データ領域に複写する。また、複写終了時には対応する複写組管理情報のステータス情報を更新する。複写取消指示処理手順では、複写取消指示を受け取ると、複写組管理情報検索し、複写取消指示の対象の複写処理情報を含む複写組管理情報を検出する。複写組管理情報が検出され、この複写組管理情報に登録された他方の複写処理情報についてのステータス情報に基づいて複写取消指示の実行によって禁止ステータスに遷移すると判定されたときは、複写取消指示を無効とする。また、禁止ステータスに遷移しなければ複写取消指示を有効とする。
複写指示に応じて実行される複写処理の処理状況をステータス情報で管理しておく。そして、入力された複写取消指示の実行によってステータスが予め禁止された禁止ステータスとなると判定されたときは、複写取消指示を無効とする。これにより、ストレージ装置が好ましくない状態に遷移することを防止できる。
第1の実施の形態のストレージ制御装置の構成例を示した図である。 第2の実施の形態のディスクシステムの構成例を示した図である。 ディスク制御装置ハードウェア構成例を示す図である。 ディスク制御装置のソフトウェア構成例を示す図である。 コピーマスタ管理ポインタとコピー管理テーブルの一例を示した図である。 リストアコピーマスタ管理ポインタとリストアコピー管理テーブルの一例を示した図である。 ステータスの組み合わせを示した図である。 コピー処理の流れを示した図である。 リストアコピー処理の流れを示した図である。 コピー指示が取り消されたときの処理の流れを示した図である。 コピー処理が中断され、リストアコピー取消指示を受け取ったときの処理の流れを示した図である。 コピー指示が入力したときの処理手順を示したフローチャートである。 リストア管理テーブル設定処理の手順を示したフローチャートである。 ステータス遷移処理(Exist)の手順を示したフローチャートである。 ステータス遷移処理(Restore)の手順を示したフローチャートである。 同一端末からの取消指示を許可するリストアコピー管理テーブルの一例を示した図である。 同一端末からの取消指示を許可するステータス遷移処理(Exist)の手順を示したフローチャートである。 同一端末からの取消指示を許可するステータス遷移処理(Restore)の手順を示したフローチャートである。
以下、実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施の形態のストレージ制御装置の構成例を示した図である。
ストレージ制御装置10は、管理情報記憶手段11、複写指示処理手段12、複写取消指示処理手段13、複写処理手段14及び通信手段15を有し、ストレージ装置20a,20bを管理する。また、サーバ40からアクセス指示や複写指示などの要求を受け、ストレージ装置20a,20bへのアクセス処理と、複写処理を制御する。ストレージ制御装置10の各処理手段は、コンピュータが複写制御プログラムを実行することにより、その処理機能が実現される。
管理情報記憶手段11には、複写管理情報11aと、複写組管理情報11bとが格納される。複写管理情報11aには、実行中もしくは実行待機中の複写処理に関し、複写指示によって指示された複写元データ領域及び複写先データ領域に関する情報を含む複写処理情報が、この複写処理に付与される識別子に関連付けて登録される。複写管理情報11aは、複写処理情報の集合体であり、各複写処理情報は、複写指示に応じて生成され、複写処理の終了時に削除される。複写組管理情報11bは、複写対象のデータ領域が重なり、複写元と複写先の指定が入れ替わっている複写処理が検出されたとき、この1組の複写処理に対して生成される。便宜的に、先に指示された複写処理を第1の複写処理、他方の複写処理を第2の複写処理とする。第1の複写処理の複写元データ領域は第2の複写処理の複写先データ領域になり、第1の複写処理の複写先データ領域は第2の複写処理の複写元データ領域になる。そして、第1の複写処理の識別子及びその実行状況(以下、ステータスとする)と、第2の複写処理の識別子及びそのステータスと、が複写組管理情報11bに登録される。
複写指示処理手段12は、複写指示を受け取ると、複写指示に基づく指定複写元データ領域及び指定複写先データ領域に関する情報を含む指示された複写処理に関する複写処理情報を生成し、複写管理情報11aに登録する。また、複写管理情報11aに既登録の複写処理情報から、複写元データ領域が今回の複写指示に応じた指定複写先データ領域と重なり、かつ、複写先データ領域が指定複写元データ領域と重なる複写処理情報を検索する。検出されたときは、検出された既登録の第1の複写処理の複写処理情報と、今回の複写指示に応じた第2の複写処理の複写処理情報とを対応付け、双方の複写処理のステータス情報とともに複写組管理情報11bに登録する。
複写取消指示処理手段13は、複写取消指示を受け取ると、対象の複写処理に関する登録情報を複写管理情報11aと複写組管理情報11bとを検索して抽出する。複写組管理情報11bで検出されず、複写管理情報11aのみで検出されたときは、対象のデータ領域に対して複写処理が単独で行われている状況であるので、複写取消指示の受付を許可し、該当する複写処理を終了させる。複写組管理情報11bで検出されたときは、対象のデータ領域に対して第1及び第2の複写処理が行われている状況であるので、ステータスが禁止ステータスであるか否かを確認する。そして、複写取消指示を実行したときに遷移するステータスが、禁止ステータスであるときは、複写取消指示を無効とし、適切な処理を行う。例えば、複写取消指示を拒否し、受付不可を要求元に通知する。また、複写取消指示を行うと好ましくない状態となる旨を要求元に通知する。どのような処理を行うかは、予め設定しておく。一方、禁止ステータスでないときは、複写取消指示を有効とする。
複写処理手段14は、管理情報記憶手段11に格納される複写管理情報11aに含まれる複写処理情報に基づいて、複写処理を行う。複写処理では、複写処理情報に設定される複写元データ領域のデータを複写先データ領域に複写する。そして、指定された複写処理が終了したときは、対応する複写処理情報を複写管理情報11aから削除する。また、複写組管理情報11bを検索し、この複写処理情報が登録されていないかどうかを確認する。登録されているときは、複写組管理情報11bのこの複写処理情報に対応するステータスを複写処理の終了を表すステータスに更新する。
通信手段15は、ネットワークを介してサーバ40と接続し、サーバ40からのアクセス指示、複写指示、複写取消指示などを受信する。そして、受信した指示に応じて、ストレージ装置20a,20bのアクセス制御や複写制御などを実行する。特に複写制御について説明すると、サーバ40から受信した複写指示は複写指示処理手段12に転送し、複写取消指示は複写取消指示手段13へ転送する。そして、複写指示処理手段12及び複写取消指示手段13から取得した指示受付可否の応答をサーバ40へ送信する。
ストレージ装置20a,20bは、データを記憶する記憶領域を有し、ストレージ制御装置10を介して入力する記憶領域に格納されるデータへのアクセス指示にを行う。また、複写処理手段14の読み出し指示に応じて指定された記憶領域に格納されるデータの読み出しと、書き込み指示に応じて指定された記憶領域へのデータ書き込みとを行う。
サーバ40は、所定のアプリケーション処理を実行し、必要に応じてストレージ制御装置10を介してストレージ装置20a,20bへのアクセス指示を行う。例えば、論理ストレージにアクセス要求を送信し、ストレージ制御装置10がこれをストレージ装置20a,20bの実記憶領域に変換して処理する。また、管理者の指示などに応じて、複写指示や複写取消指示をストレージ制御装置10に指示する。
このような構成のストレージ制御装置10による動作及び実行される複写制御方法について説明する。
まず、単独で複写処理が行われる場合について説明する。
ストレージ制御装置10に複写指示が入力されると、複写指示処理手段12は、複写指示から指定複写元データ領域及び指定複写先データ領域に関する情報を抽出する。抽出された指定複写元データ領域及び指定複写先データ領域に関する情報を含む指示された複写処理についての複写処理情報を生成し、複写管理情報11aに登録する。また、複写管理情報11aを検索し、既登録の複写処理情報について、複写元データ領域が指定複写先データ領域と重なり、複写先データ領域が複写元データ領域と重なる複写処理情報を検索する。すなわち、入力された複写指示と同じデータ領域に対し、この指示と逆方向の複写処理を行う既登録の複写処理(第1の複写処理)の有無を確認する。検索されなかったときは、このデータ領域について第1の複写処理は実行されていないことになる。ここでは、単独の複写処理が実行されており、同じデータ領域に対する第1の複写処理は行われていないとする。複写処理を識別する識別子を付与し、複写指示に基づいて複写先データ領域及び複写元データ領域などの複写処理のための情報を識別子に関連付けた複写処理情報を生成し、複写管理情報11aに登録する。
複写処理手段14は、複写管理情報11aに含まれる複写処理情報に基づいて複写処理を実行する。複写処理は、例えば、データ領域をいくつかに分割し、分割単位ごとに実行する。そして、複写元データ領域のデータをすべて複写先データ領域に複写したときは、複写処理を終了する。複写組管理情報11bにこの複写処理が登録されているかどうかを確認する。ここでは、登録されていないので複写管理情報11aから該当する複写処理の複写処理情報を削除する。なお、複写処理の途中で複写取消指示を受け取ると、複写取消指示処理手段13は、複写組管理情報11bにこの複写処理が登録されているかどうかを確認する。登録されていないので、該当する複写処理を中断させ、複写管理情報11aから該当する複写処理の複写処理情報を削除する。
次に、第1の複写処理とともに第2の複写処理が行われる場合について説明する。
上記の手順により、あるデータ領域についての複写処理の複写処理情報が複写管理情報11aに登録され、複写処理手段14で複写処理が行われているとする。これを第1の複写処理とする。ここで、この第1の複写処理が行われているデータ領域に対し、第2の複写処理が指示されたとする。第2の複写処理の複写元データ領域は第1の複写処理の複写先データ領域であり、第2の複写処理の複写先データ領域は第1の複写処理の複写元データ領域になる。複写指示処理手段12は、複写指示に基づいて、第2の複写処理に関する複写処理情報を生成し、複写管理情報11aに登録する。さらに、複写管理情報11aを検索し、複写指示された第1の複写処理に対応する複写処理情報を検出する。さらに、第1の複写処理の識別子とそのステータスと、第2の複写処理の識別子とそのステータスと、を対応付け、複写組管理情報11bに登録する。ステータスは、例えば、「複写処理中」、「複写処理終了」、「複写処理取消」で管理する。「複写処理中」は、複写処理実行中の状態で、複写指示で設定される最初のステータスになる。「複写処理終了」は、複写処理が終了した状態である。「複写処理取消」は、複写取消指示により複写処理が中断された状態である。
複写処理手段14は、複写管理情報11aに基づき、第1及び第2の複写処理を実行する。一方の複写処理が終了したときは、この複写処理に対応するステータスを「複写処理終了」に更新し、該当する複写処理の複写処理情報を削除する。両方の複写処理が終了したときは、複写組管理情報11b及び複写管理情報11aの該当する情報を削除する。処理途中で複写取消指示を受け取ったときは、複写組管理情報11bに複写取消指示の対象の複写処理が登録されているかどうかを確認する。ここでは登録されているので、相手のステータスを確認する。そして、複写取消指示の対象の複写処理のステータスが「複写処理取消」となったときに、相手の複写処理のステータスとの組み合わせが禁止ステータスとなるかどうかを判定する。例えば、共に「複写処理取消」のときを禁止ステータスとすると、相手のステータスが「複写処理取消」のとき禁止ステータスと判定される。禁止ステータスに遷移すると判定されたときは、複写取消指示を無効とし、指示受付拒否などの処理を行う。
以上の処理手順が実行されることにより、複写処理の実行状況と受け取った指示によってストレージ装置20a,20b内のデータが不定となるような好ましくない状態となることを防止することができる。
なお、上記の説明では、複写取消指示を受け取ったときに指示実行の可否を判定するとしたが、複写指示あるいはその他の複写関連指示を受け取ったとき、同様に指示実行の可否を判定するとしてもよい。
次に、第2の実施の形態として、ストレージ制御装置を、複数の端末から複写指示を受け付けるディスクシステムに適用した場合について説明する。
図2は、第2の実施の形態のディスクシステムの構成例を示した図である。
ディスクシステムは、ディスク制御装置100及びディスク装置210,220が、SAN(Storage Area Network)500を介して業務サーバA401、業務サーバB402、業務サーバC403と接続する。
ディスク制御装置100は、ディスク装置210,220を管理し、それぞれの実データ領域のデータへのアクセス処理と、複写処理とを制御する。その他の処理機能の説明は省略する。ディスク装置210,220は、業務用のデータあるいはそのバックアップデータなどのデータを格納するデータ領域を有する。
業務サーバA401、業務サーバB402及び業務サーバC403は、各々所定の業務処理を実行し、処理に応じて、ディスク制御装置100を経由してディスク装置210,220のデータ領域へアクセスする。また、ユーザ端末411,412から受け取った複写指示あるいは複写取消指示などをディスク制御装置100に送信する。
保守用端末301は、保守用LAN(Local Area Network)を介してディスク制御装置100に接続し、保守管理者が指示した複写指示あるいは複写取消指示などをディスク制御装置100に送信する。
次に、ディスク制御装置100のハードウェア構成について説明する。図3は、ディスク制御装置ハードウェア構成例を示す図である。
ディスク制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス105を介してRAM(Random Access Memory)102、HDD103及び通信インタフェース104が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOSやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションのプログラムが格納される。通信インタフェース104は、SAN500に接続されている。通信インタフェース104は、SAN500を介して、業務サーバA401、業務サーバB402及び業務サーバC403やディスク装置210,220などとの間でデータの送受信を行う。
このようなハードウェア構成によって、ディスク制御装置100の処理機能を実現することができる。なお、図3には、ディスク制御装置100のハードウェア構成を示したが、ディスクシステムを構成する他装置のハードウェア構成も同様である。
次に、ディスク制御装置100のソフトウェア構成について説明する。以下、単独で実行される複写処理及び複写組の第1の複写処理をコピー処理とする。また、複写組の第2の複写処理をリストアコピー処理とする。
図4は、ディスク制御装置のソフトウェア構成例を示す図である。
ディスク制御装置100は、管理情報記憶部110、コピー制御部120、コピー処理部140及び指示受付部150を有し、ディスク装置210,220のコピー処理を制御する。
管理情報記憶部110は、管理情報記憶手段11として機能する。コピーマスタ管理ポインタ1110及びコピー管理テーブル1120a,1120b,・・・は、複写管理情報11aとして用いられる。コピー指示が行われるごとにコピー管理テーブル1120a,1120b,・・・が生成される。このコピー管理テーブル1120a,1120b,・・・は、それぞれの前のコピー管理テーブルにリンクされている。また、最初のリンクは、コピーマスタ管理ポインタ1110に設定されている。コピーマスタ管理ポインタ1110からリンクを辿り、すべてのコピー処理のコピー管理テーブル1120a,1120b,・・・を検索することができる。リストアコピーマスタ管理ポインタ1130及びリストアコピー管理テーブル1140a,1140b,・・・は、複写組管理情報11bとして用いられる。コピー指示がリストアコピー指示であることが判定されると、リストアコピー管理テーブル1140a,1140b,・・・が生成される。テーブルのリンク構造は、コピーマスタ管理ポインタ1110及びコピー管理テーブル1120a,1120b,・・・と同様である。
コピー制御部120は、複写指示処理手段12及び複写取消指示処理手段13として機能し、コピー制御を行う。コピー処理部140は、複写処理手段14として機能する。指示受付部150は、通信手段15として機能し、業務サーバを介して入力されるユーザ端末411,412、または保守用端末301からのコピー指示や、コピー取消指示を受け付け、コピー制御部120へ引き渡す。
管理情報記憶部110に格納されるコピーマスタ管理ポインタ1110及びコピー管理テーブル1120a,1120b,・・・と、リストアコピーマスタ管理ポインタ1130及びリストアコピー管理テーブル1140a,1140b,・・・について説明する。
図5は、コピーマスタ管理ポインタとコピー管理テーブルの一例を示した図である。
コピーマスタ管理ポインタ1110は、生成されたコピー管理テーブル1120の参照場所を指示する最初のポインタである。コピー指示に応じて一連のコピー処理を行うセッションが作成されると、作成されたセッションを管理するコピー管理テーブル1120が順にリンクされる。
コピー管理テーブル1120は、セッションごとに作成され、管理情報1121が設定される。管理情報1121には、作成されたセッションに関し、(a)コピー元ディスク、(b)コピー先ディスク、(c)コピー元ディスクのコピー開始位置、(d)コピー元ディスクのコピー開始位置からのデータ長、(e)コピー先ディスクのコピー開始位置、(f)コピー先ディスクのコピー開始位置からのデータ長、・・・、(x)コピー処理ID(セッション識別子)、(y)コピー管理テーブルへのリンクポインタ、(z)リストアコピー管理テーブルへのリンクポインタの管理項目が設定される。
(a)コピー元ディスク、(c)コピー元ディスクのコピー開始位置及び(d)コピー元ディスクのコピー開始位置からのデータ長は、コピー元データ領域を示す指示情報である。なお、コピー元ディスクのコピー開始位置からのデータ長は、コピー元ディスクのコピー終了位置であってもよい。
(b)コピー先ディスク、(e)コピー先ディスクのコピー開始位置及び(f)コピー先ディスクのコピー開始位置からのデータ長は、コピー先データ領域を示す指示情報である。なお、コピー先ディスクのコピー開始位置からのデータ長は、コピー先ディスクのコピー終了位置であってもよい。
(x)コピー処理ID(セッション識別子)には、一連のコピー処理(セッション)を識別するためのセッション識別子が設定される。
(y)コピー管理テーブルへのリンクポインタには、後続するコピー処理に関するコピー管理テーブルがあるとき、このコピー管理テーブルを指示するリンクポインタが設定される。コピー管理テーブル1120は、コピー処理のセッションが作成されるごとに生成され、既に作成されたコピー管理テーブルにリンクされる。こうして、コピーマスタ管理ポインタ1110から順にコピー管理テーブルへのリンクポインタを辿っていけば、作成されたすべてのコピー管理テーブルにアクセスすることができる。なお、リンクされるコピー管理テーブルがないときは、無効(NULL)が設定される。
(z)リストアコピー管理テーブルへのリンクポインタには、このセッションがリストアコピー処理を管理するリストアコピー管理テーブルに登録されているとき、設定される。リンクポインタは、対応するリストアコピー管理テーブルを指示する。なお、対応するコピー管理テーブルがないときは、「NULL」が設定される。
このようなコピーマスタ管理ポインタ1110及びコピー管理テーブル1120を用いてコピー処理が実行される。
図6は、リストアコピーマスタ管理ポインタとリストアコピー管理テーブルの一例を示した図である。
リストアコピーマスタ管理ポインタ1130は、生成されたリストアコピー管理テーブル1140の参照場所を指示する最初のポインタである。リストアコピー処理のセッションが作成されると、このセッションを管理するリストアコピー管理テーブル1140がリンクされる。
リストアコピー管理テーブル1140は、セッションごとに作成され、管理情報1141が設定される。なお、リストアコピー管理テーブル1140では、一連の対応コピー処理をExist、リストアコピー処理をRestoreとする。管理情報1141には、作成されたセッションに関し、(1)対応コピー処理(Exist)ID、(2)対応コピー処理(Exist)ステータス、(3)リストアコピー処理(Restore)ID、(4)リストアコピー処理(Restore)ステータス、(5)リストアコピー管理テーブルへのリンクポインタの管理項目が設定される。
(1)対応コピー処理(Exist)IDには、リストアコピー処理(Restore)に対応するコピー処理(Exist)に設定されているセッション識別子が設定される。セッション識別子は、コピー管理テーブル1120の(x)コピー処理IDと同じである。登録された対応コピー処理(Exist)IDから対応コピー処理のコピー管理テーブルを検索することができる。
(2)対応コピー処理(Exist)ステータスには、対応コピー処理の現在の動作状態に応じたステータスが設定される。ステータスには、コピー処理中を示す「INPROGRESS」、コピー処理終了を示す「END」及びコピー処理取消を示す「CANCEL」があるとする。リストアコピー管理テーブル1140が設定される時点では、初期値の「INPROGRESS」が設定される。対応コピー処理の終了時、「END」が設定される。そして、対応コピー処理が取り消されたとき、「CANCEL」が設定される。
(3)リストアコピー処理(Restore)IDには、リストアコピー処理に設定されているセッション識別子が設定される。セッション識別子は、コピー管理テーブル1120の(x)コピー処理IDと同じである。したがって、登録されたリストアコピー処理(Restore)IDからこのリストアコピー処理のコピー処理のコピー管理テーブルを検索することができる。
(4)リストアコピー処理(Restore)ステータスには、リストアコピー処理の現在の動作状態に応じたステータスが設定される。ステータスの内容は、(2)対応コピー処理(Exist)ステータスと同様である。
(5)リストアコピー管理テーブルへのリンクポインタには、リンクするリストアコピー処理のリストアコピー管理テーブルがあるとき、このリストアコピー管理テーブルを指示するリンクポインタが設定される。リストアコピー管理テーブル1140は、リストアコピー処理のセッションが作成されるごとに生成され、コピー処理のセッションが作成されたときに生成されるコピー管理テーブルは、コピー管理テーブルへのリンクポインタによって接続される。なお、後続するリストアコピー管理テーブルがないときは、「NULL」が設定される。
以上のコピーマスタ管理ポインタ1110、コピー管理テーブル1120、リストアコピーマスタ管理ポインタ1130及びリストアコピー管理テーブル1140を用いてコピー処理及びリストアコピー処理が管理される。
ここで、各コピー処理のステータスと、禁止ステータスについて説明する。図7は、ステータスの組み合わせを示した図である。
前述のように、ステータスは、INPROGRESSがコピー処理中、ENDがコピー処理終了、そしてCANCELがコピー処理取消の状態を表す。
ステータスの組み合わせ1150は、横方向がExistのステータス、縦方向がRestoreのステータスになる。
Existがコピー処理を開始し、Restoreもリストアコピー処理を開始すると、ステータスの組み合わせは共に動作中(INPROGRESS−INPROGRESS)になる。なお、()内は、ハイフン(−)の前がExistのステータス、後ろがRestoreのステータスを表している。Existのコピー処理が終了し、Restoreのみがリストアコピー処理を行っている状態になると、ステータスの組み合わせはRestoreのみが動作中(END−INPROGRESS)になる。その後、Restoreもリストアコピー処理を終了すると、ステータスの組み合わせは終了(END−END)になる。また、共に動作中(INPROGRESS−INPROGRESS)に、Existのコピー処理が取り消されると、ステータスの組み合わせはRestoreのみが動作中(CANCEL−INPROGRESS)になる。その後、リストアコピー処理終了でステータスの組み合わせは終了(END−END)になる。
一方、共に動作中(INPROGRESS−INPROGRESS)から、Restoreのリストアコピー処理が終了し、Existはコピー処理を継続すると、ステータスの組み合わせはExistが動作中(INPROGRESS−END)になる。さらに、Existもコピー処理を終了すると、ステータスの組み合わせは終了(END−END)になる。また、共に動作中(INPROGRESS−INPROGRESS)に、Restoreのリストアコピー処理が取り消されると、ステータスの組み合わせは(INPROGRESS−CANCEL)になる。その後、コピー処理終了でステータスの組み合わせは終了(END−END)になる。
以上のように、コピー処理とリストアコピー処理が共に実行され、終了する場合はもちろん、ExistまたはRestoreのいずれか一方が、CANCELとなっても、他方の処理が終了し、少なくとも一方のデータコピーは正常に終了する。
ここで、共に動作中に、Existのコピー処理取消となり、Restoreのリストアコピー処理の終了の前に、リストアコピー処理取消となると、いずれのデータコピーも正常に終了せず、データは不定となる。したがって、ExistとRestoreのステータスの組み合わせがCANCEL−CANCELとなる場合を禁止ステータスとする。
なお、禁止ステータスは、管理者によって適宜設定することができるとする。例えば、ExistとRestoreとが共に動作中(INPROGRESS−INPROGRESS)のときにCANCELとなることを禁止するとしてもよい。
以下、ディスク制御装置100のコピー制御処理を詳細に説明する。まず、コピー処理がExistで実行されてから、Restoreによるリストアコピー処理が行われるまでの動作について説明する。
図8は、コピー処理の流れを示した図である。(A)はコピー指示を受け取ったときの動作を示し、(B)はコピー処理実行時の動作を示している。
(A)コピー指示受け取り時に示したように、コピー制御部120は、コピー指示を受け取ると、コピー指示に基づいてコピー元データ領域(以下、コピー元とする)211と、コピー先データ領域(以下、コピー先とする)221とを特定する。
コピー元211及びコピー先221とも、データ領域は所定のサイズのブロックに分割されている。ここでは、便宜的に各ブロックをb1,b2,b3,b4,b5,b6と表す。コピー指示を受け取った時点で、コピー元211のブロックb1にはデータA、ブロックb2にはデータB、ブロックb3にはデータC、ブロックb4にはデータD、ブロックb5にはデータE及びブロックb6にはデータFが格納されている。コピー処理では、指示を受け取った時点においてコピー元211のデータ領域に格納されるデータ(A,B,C,D,E,F)が、コピー先221にコピーされる。
コピー制御部120では、各ブロックに対応する管理情報としてビットマップ130を生成する。ビットマップ130は、各ビットが各ブロックに対応し、それぞれのビットでコピー処理の完了/未完を表す。図8の例では、ブロックb1がビットb1に対応する。他も同様である。また、「未」はコピー未完、「済」はコピー完了を表しており、例えば、1(=未)/0(=済)が設定される。コピー指示を受け取ったときの初期値として、全ブロックに「未」が設定される。
(B)コピー処理に示したように、コピー処理はブロック単位に実行される。ブロックb1、ブロックb2と順に実行され、コピー先221のブロックb1,b2にデータがコピーされる。ここで、コピー元211のブロックb4にデータ変更要求(D→D2)があったときは、コピー指示受け取り時のデータDを先にコピー先221にコピーした後、コピー元211のデータがD2に書き換えられる。また、コピー前のコピー先221のブロックb6にデータ変更要求(F→F2)が発生したときは、先に、コピー元211のブロックb6のデータFがコピー先221にコピーされ、その後、F2に書き換えられる。このように、アクセス要求が発生したときには、該当するブロックのコピーが先に処理され、ビットマップ130に対応するビットが「未」から「済」に更新される。
このようなコピー処理の実行中に、リストアコピー指示を受け取ったとする。
図9は、リストアコピー処理の流れを示した図である。(A)はリストアコピー指示を受け取ったときの動作を示し、(B)はリストアコピー処理実行時の動作を示している。
リストアコピー指示は、図8の(B)のように、コピー先221のデータブロックb1,b2,b4,b6のコピー処理が終了し、ブロックb3,b5のコピー処理が未終了のときに受け取ったとする。また、図の×は、データがないことを表している。
(A)リストアコピー指示受け取り時に示したように、ディスク制御装置100は、コピー指示を受け取り、それがリストアコピー指示であることを確認する。リストアコピー指示であるかどうかは、既に登録されたコピー管理テーブル1120とコピー指示とを照合し、指示されたコピー先がコピー元211で、指示されたコピー元がコピー先221となっているコピー管理テーブル1120が検出されるか否かによって判別する。検出されれば、このコピー指示はリストアコピーであると判定する。リストアコピーである場合は、ビットマップ131が生成され、コピー先(リストアコピーのコピー元)221に格納されるデータを、コピー元(リストアコピーのコピー先)211にコピーするリストアコピー処理が行われる。図9の例では、コピー先221に格納されるブロックb1のデータA、ブロックb2のデータB2、ブロックb4のデータD及びブロックb6のデータF2がコピー元211にリストアコピーされる。なお、データのないブロックb3,b5に対応するビットマップ131のビットは、「済」が設定される。
(B)リストアコピー処理に示したように、リストアコピー処理もブロック単位に実行される。ブロックb1、ブロックb2の順に実行され、コピー元211のブロックb1,b2にデータがコピーされる。これにより、コピー元211のブロックb2のデータは、BからB2に更新される。
次に、図9の(B)に示したコピー処理とリストアコピー処理とが行われているとき(INPROGRESS−INPROGRESS)に、コピー処理の取消指示を受け取った場合について説明する。
図10は、コピー指示が取り消されたときの処理の流れを示した図である。(A)はコピー取消指示を受け取ったときの動作を示し、(B)はリストアコピー処理実行後の状態を示している。
(A)コピー取消指示を受け取ったときの処理に示したように、コピー取消指示を受け取ると、ビットマップ130を削除し、コピー処理を中断させる。なお、ブロックのデータコピーが終了していないときは、このブロックのデータコピーが終了した時点でコピー処理を中断する。これにより、コピー先221に、ブロックb3のデータCと、ブロックb5のデータEと、がデータコピーされないままコピー処理が中断される。
(B)リストアコピー処理実行の状態に示したように、コピー処理が中断されても、リストアコピー処理は継続される。図10の例では、ビットマップ131の「未」のコピー先221のブロックのデータがコピー元211の対応ブロックにリストアコピーされる。これにより、コピー元211のブロックb4のデータD2はDに、ブロックb6のデータFはF2に更新され、コピー元211は、図9の(A)に示したリストアコピー指示受け取り時の指示通りの状態になる。
ここで、図10の(A)のコピー取消指示受け取りから、(B)のリストアコピー処理が終了するまでの間に、リストアコピー取消指示を受け取ったとする。
図11は、コピー処理が中断され、リストアコピー取消指示を受け取ったときの処理の流れを示した図である。(A)リストアコピー取消指示受け取りは、リストアコピー取消指示を受け取ったときの状態を示している。具体的には、図10の(A)の時点でコピー処理が中断され、リストアコピー処理によりコピー元211のブロックb4のデータが、コピー先221のブロックb4のデータに更新された後、リストアコピー取消指示が受け付けられている。
ここで、リストアコピー取消指示を受け付けると、ステータスの組み合わせは(CANCEL−CANCEL)の禁止ステータスとなる。そこで、リストアコピー取消指示を無効とし、リストアコピー処理を継続させる。これにより、図10の(B)の状態になる。
なお、リストアコピー取消指示を無効としない場合、双方のデータが不定となってしまう。図11の例では、リストアコピー処理が中断され、図10の(B)の状態とはならない。すなわち、コピー元211はブロックb6のリストアコピー処理が行われず、データFがF2に更新されない。一方、コピー先221は、ブロックb3とブロックb5のデータがないままである。このように、どちらのデータも無効データとなってしまう。
以上のように、指示を受け付けると禁止ステータスとなるかどうかを監視し、禁止ステータスとなるときはその指示を無効とすることにより、両ボリュームのデータ内容の損失を避けることができる。この結果、システムが好ましくない状態に陥ることを防止することができる。
次に、ディスク制御装置100によって実行される複写制御方法の処理手順を、フローチャートを用いて説明する。
図12は、コピー指示が入力したときの処理手順を示したフローチャートである。
[ステップS10] コピー指示を受け取り、コピー元データ領域と、コピー先データ領域とを特定する。具体的には、コピー指示から、コピー元ディスク(a)、コピー元ディスクのコピー開始位置(c)及びコピー元ディスクのコピー開始位置からのデータ長(d)を抽出し、コピー元データ領域を特定する。また、コピー先ディスク(b)、コピー先ディスクのコピー開始位置(e)及びコピー先ディスクのコピー開始位置(f)からのデータ長を抽出し、コピー先データ領域を特定する。
[ステップS11] コピーマスタ管理ポインタ1110からポインタを読み出し、有効値が入力されているかどうかを判定する。有効値が設定されているときは、処理をステップS12に進める。有効値が設定されていないとき(NULLであるとき)は、処理をステップS16に進める。
[ステップS12] 読み出したポインタの指示するコピー管理テーブル1120の各要素と、ステップS10で読み出したコピー元データ領域とコピー先データ領域の各要素を比較する。そして、入力されたコピー指示のコピー元データ領域がコピー先データ領域、かつコピー指示のコピー先データ領域がコピー元データ領域であるかどうかを確認する。具体的には、ステップS10で読み出した各要素をNew−a,New−b,New−c,New−d,New−e,New−f、ポインタの指示するコピー管理テーブル1120の各要素a,b,c,d,e,fとする。なお、a,b,c,d,e,fは、図5のコピー管理テーブル1120の管理項目に対応する。そして、New−a=b,New−b=a,New−c=e,New−d=f,New−e=c,New−f=dが成立し、領域が一致するかどうかを判定する。
[ステップS13] ステップS12の照合の結果、データ領域が一致すると判定されたときは、処理をステップS15に進める。データ領域が一致しないと判定されたときは、処理をステップS14に進める。
[ステップS14] データ領域が一致しないときは、このコピー管理テーブル1120のコピー管理テーブルへのリンクポインタ(y)を読み出し、次のリンクが設定されているかどうかを判定する。次のリンクが設定されていないときは、処理をステップS16に進める。次のリンクが設定されているときは、処理をステップS12に戻し、データ領域を照合する。
[ステップS15] データ領域が一致するときは、リストア管理テーブルの設定処理を行い、処理を終了する。詳細は後述する。
[ステップS16] データ領域が一致せず、かつ、他のコピー管理テーブルがないときは、コピー管理テーブル1120に、ステップS10で読み出した各要素を設定し、リンクポインタを更新する。リンクの最終のコピー管理テーブルのコピー管理テーブルへのリンクポインタ(y)を新たに生成したコピー管理テーブル1120にリンクする。コピー管理テーブル1120の生成後、処理を終了する。
図13は、リストア管理テーブル設定処理の手順を示したフローチャートである。図12のステップS13によって、リストアコピーであることが確認されたとき、処理が開始される。
[ステップS151] リストアコピー管理テーブル1140を新たに作成する。対応コピー処理(Exist)ID(1)に、領域が一致したコピー管理テーブル1120に既登録のセッションのセッション識別子を設定し、対応コピー処理(Exist)ステータス(2)にINPROGRESSを設定する。リストアコピー処理(Restore)ID(3)に、自セッションのセッション識別子を設定し、リストアコピー処理(Restore)ステータス(4)にINPROGRESSを設定する。
[ステップS152] 図12のステップS12で検出された対応コピー処理のコピー管理テーブル1120を更新する。そのリストアコピー管理テーブルへのリンクポインタ(z)に、ステップS151で設定したリストアコピー管理テーブル1140を設定する。また、このコピー管理テーブル1120からコピー管理テーブルへのリンクポインタ(y)を読み出す。無効(NULL)でなければ、次のリンク有と判断し、次のコピー管理テーブルのコピー管理テーブルへのリンクポインタ(y)を読み出す。無効(NULL)が検出されるまで、リンクポインタを進める。
[ステップS153] 無効(NULL)が検出されたときは、そのコピー管理テーブルのコピー管理テーブルへのリンクポインタ(y)に、今回のコピー指示に基づく自セッションのコピー管理テーブル1120を設定する。そして、自セッションのコピー管理テーブル1120を設定する。コピー管理テーブル1120には、図12のステップS10で読み出した各要素と、リストアコピー管理テーブル1140へのリンクポインタを設定する。
[ステップS154] リストアコピーマスタ管理ポインタ1130からポインタを読み出し、有効値が入力されているかどうかを判定する。有効値が設定されているときは、処理をステップS156に進める。無効(NULL)であるときは、処理をステップS155に進める。
[ステップS155] リストアコピーマスタ管理ポインタ1130に有効値が設定されていないときは、リストアコピーマスタ管理ポインタ1130にステップS151で作成されたリストアコピー管理テーブル1140を設定し、処理を終了する。
[ステップS156] リストアコピー管理テーブルへのリンクポインタ(5)に有効値が設定されているときは、次のリンク有と判断し、次のリストアコピー管理テーブルのリストアコピー管理テーブルへのリンクポインタ(5)を読み出す。NULLが検出されるまで、リンクポインタを進める。
[ステップS157] 検出されたリストアコピー管理テーブルへのリンクポインタ(5)にステップS151で作成されたリストアコピー管理テーブル1140を設定し、処理を終了する。
以上の処理手順が実行されることにより、コピー指示に応じて、コピーマスタ管理ポインタ1110及びコピー管理テーブル1120と、リストアコピーマスタ管理ポインタ1130及びリストアコピー管理テーブル1140とが設定される。
次に、ステータスの遷移処理について説明する。コピー制御部120は、指示受付部150からコピー取消指示が入力されたとき、または、コピー処理部140からコピー処理完了が通知されたとき、各セッションのステータス遷移処理を行う。
図14は、ステータス遷移処理(Exist)の手順を示したフローチャートである。
[ステップS21] 対象セッションのコピー管理テーブル1120のリストアコピー管理テーブルへのリンクポインタ(z)を読み出し、ポインタが有効値であるかどうかを確認する。有効値であれば、処理をステップS22へ進める。無効(NULL)が検出されれば、単独のコピー処理であるので、コピー処理を中断し、処理を終了する。
[ステップS22] コピー管理テーブル1120のリストアコピー管理テーブルへのリンクポインタ(z)のポインタが有効であるときは、リンクポインタで示されたリストアコピー管理テーブル1140の対応コピー処理(Exist)ID(1)、リストアコピー処理(Restore)ID(3)と、対象セッションのセッション識別子と照合する。対象セッションが対応コピー処理であれば、処理をステップS23に進める。対象セッションが、リストアコピー処理であれば、処理を図15の分岐点Aに進める。
[ステップS23] セッションがExistであるときは、コピー処理が完了した通知があったのかどうかを判定する。コピー処理部140からのコピー処理完了通知であれば、処理をステップS24に進める。コピー処理完了通知でなければ、処理をステップS25に進める。
[ステップS24] コピー処理の完了通知であるときは、リストアコピー管理テーブル1140の対応コピー処理(Exist)ステータス(2)をENDに更新する。また、リストアコピー処理(Restore)ステータス(4)の処理ステータスが、ENDまたはCANCELであれば、このリストアコピー管理テーブル1140を削除する。このとき、このリストアコピー管理テーブル1140にリンクされているリストアコピー管理テーブル及びリストアコピーマスタ管理ポインタ1130のリストアコピー管理テーブル1140へのリンクポインタを更新する。そして、処理を終了する。
[ステップS25] コピー処理完了通知でなければ、コピー取消指示であるかどうかを判定する。コピー取消指示であれば、処理をステップS26に進める。コピー取消指示でなければ、ステップS22に戻って、次の指示または通知を待つ。
[ステップS26] コピー取消指示であれば、リストアコピー管理テーブル1140のリストアコピー処理(Restore)ステータス(4)を確認し、ステータスがCANCELであるかどうかを判定する。CANCELでなければ、処理をステップS27に進める。CANCELであれば、処理をステップS28に進める。
[ステップS27] リストアコピー処理(Restore)ステータス(4)がCANCELでなければ、コピー処理の取消指示を有効とする。リストアコピー管理テーブル1140の対応コピー処理(Exist)ステータス(2)をCANCELに設定する。そして、コピー処理を中断し、処理を終了する。
[ステップS28] リストアコピー処理(Restore)ステータス(4)がCANCELであれば、コピー処理の取消指示を無効とする。ステップS22に戻って、次の指示または通知を待つ。
図15は、ステータス遷移処理(Restore)の手順を示したフローチャートである。図14のステップS22によって、自セッションがRestoreであると判定されたとき、以下の処理手順が実行される。
[ステップS31] セッションがRestoreであるときは、コピー処理が完了した通知があったのかどうかを判定する。コピー処理部140からのコピー処理完了通知であれば、処理をステップS32に進める。コピー処理完了通知でなければ、処理をステップS33に進める。
[ステップS32] リストアコピー処理の完了通知であるときは、リストアコピー管理テーブルのリストアコピー処理(Restore)ステータス(4)をENDに更新する。また、対応コピー処理(Exist)ステータス(2)の処理ステータスが、ENDまたはCANCELであれば、このリストアコピー管理テーブル1140を削除する。このとき、このリストアコピー管理テーブル1140にリンクされているリストアコピー管理テーブル及びリストアコピーマスタ管理ポインタ1130のリストアコピー管理テーブルへのリンクポインタを更新する。そして、処理を終了する。
[ステップS33] リストアコピー処理完了通知でなければ、リストアコピー取消指示であるかどうかを判定する。リストアコピー取消指示であれば、処理をステップS34に進める。リストアコピー取消指示でなければ、ステップS31に戻って、次の指示または通知を待つ。
[ステップS34] リストアコピー取消指示であれば、リストアコピー管理テーブル1140の対応コピー処理(Exist)ステータス(2)を確認し、ステータスがCANCELであるかどうかを判定する。CANCELでなければ、処理をステップS35に進める。CANCELであれば、処理をステップS36に進める。
[ステップS35] 対応コピー処理(Exist)ステータス(2)がCANCELでなければ、コピー処理の取消指示を有効とする。リストアコピー管理テーブル1140のリストアコピー処理(Restore)ステータス(4)をCANCELに設定する。そして、コピー処理を中断し、処理を終了する。
[ステップS36] 対応コピー処理(Exist)ステータス(2)がCANCELであれば、リストアコピー処理の取消指示を無効とする。ステップS31に戻って、次の指示または通知を待つ。
以上の処理手順が実行されることにより、コピー処理とリストアコピー処理とが実行されているときは、コピー処理またはリストアコピー処理の取消指示を実行したときに禁止ステータスに遷移しないかどうかが確認される。そして、禁止ステータスに遷移する場合は、その取消指示を無効とする。これにより、双方のデータ領域のデータが喪失状態となることを防止することができる。
上記の第2の実施の形態では、コピー処理またはリストアコピー処理実行中に対応するセッションのコピー処理またはリストアコピー処理が取消指示によって中断され、さらに、自セッションに対し取消指示を受け取ったときには、この取消指示を無効とした。
しかし、意図的にこのような取消指示を行う場合も想定される。そこで、第3の実施の形態として、第2の実施の形態に、取消指示の発信元を確認し、発信元が同一であれば、取消指示を無効としない機能を付加する。
以下、第2の実施の形態と異なる点について説明する。
第3の実施の形態では、リストアコピー管理テーブルにコピー取消指示を行った端末の識別子を記憶する領域を用意する。図16は、同一端末からの取消指示を許可するリストアコピー管理テーブルの一例を示した図である。
リストアコピーマスタ管理ポインタ1130は、図6に示したリストアコピーマスタ管理ポインタと同じである。
リストアコピー管理テーブル1160は、対応コピー処理(Exist)ID(11)、対応コピー処理(Exist)ステータス(12)、対応コピー処理(Exist)端末識別子(13)、リストアコピー処理(Restore)ID(14)、リストアコピー処理(Restore)ステータス(15)、リストアコピー処理(Restore)端末識別子(16)及びリストアコピー管理テーブルへのリンクポインタ(17)の情報項目が設定される。
このうち、対応コピー処理(Exist)端末識別子(13)と、リストアコピー処理(Restore)端末識別子(16)を除く情報項目は、図6に示したリストアコピー管理テーブル1140の同名の情報項目と同じであるので、説明は省略する。
対応コピー処理(Exist)端末識別子(13)には、このExistセッションに対するコピー処理取消指示を受け取ったときに、発信元の端末を特定し、その端末識別子を設定する。コピー指示に応じてリストアコピー管理テーブル1160が作成されたときは、無効(NULL)が設定される。リストアコピー処理(Restore)端末識別子(16)には、このRestoreセッションに対するリストアコピー処理取消指示を受け取ったときに、発信元の端末を特定し、その端末識別子を設定する。初期値に無効(NULL)が設定されることは同様である。
端末の特定は、例えば、コピー取消指示に含まれる発信元を特定する通信情報、例えば、発信元のIP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレスを用いて行うことができる。また、ログインを行うときにはログインに応じた識別子などを用いて行う。そして特定情報に基づいて端末識別子を付与する。
また、禁止ステータスは、対応コピー処理(Exist)とリストアコピー処理(Restore)とが、CANCEL−CANCELとなるときであることは同様である。ただし、リストアコピー管理テーブル1160の対応コピー処理(Exist)端末識別子(13)と、リストアコピー処理(Restore)端末識別子(16)とが一致するときは、コピー取消指示を有効とする。
次に、端末識別子が一致するか否かを確認して行うコピー制御処理の処理手順を、フローチャートを用いて説明する。
図13に示した第2の実施の形態のリストアコピー管理テーブル設定処理に、リストアコピー管理テーブルに上記の方法を用いて端末識別子を取得し、登録することが加わる点を除き同じであるので、リストアコピー管理テーブル設定処理の説明は省略する。
以下、ステータス遷移処理について説明する。
図17は、同一端末からの取消指示を許可するステータス遷移処理(Exist)の手順を示したフローチャートである。
[ステップS41] 対象セッションのコピー管理テーブル1120のリストアコピー管理テーブルへのリンクポインタ(z)を読み出し、ポインタが有効値であるかどうかを確認する。有効値であれば、処理をステップS42へ進める。無効(NULL)が検出されたときは、単独のコピー処理であるので、コピー処理を中断し、処理を終了する。
[ステップS42] コピー管理テーブル1120のリストアコピー管理テーブルへのリンクポインタ(z)のポインタが有効であるときは、リンクポインタで示されたリストアコピー管理テーブル1160の対応コピー処理(Exist)ID(11)、リストアコピー処理(Restore)ID(14)と、対象セッションのセッション識別子と、を照合する。対象セッションが対応コピー処理であれば、処理をステップS43に進める。対象セッションがリストアコピー処理であれば、処理を図18の分岐点Bに進める。
[ステップS43] セッションがExistであるときは、コピー処理が完了した通知があったのかどうかを判定する。コピー処理部140からのコピー処理完了通知であれば、処理をステップS44に進める。コピー処理完了通知でなければ、処理をステップS45に進める。
[ステップS44] コピー処理の完了通知であるときは、リストアコピー管理テーブル1140の対応コピー処理(Exist)ステータス(12)をENDに更新する。また、リストアコピー処理(Restore)ステータス(15)の処理ステータスが、ENDまたはCANCELであれば、該当するリストアコピー管理テーブル1150を削除する。このとき、このリストアコピー管理テーブル1160にリンクされているリストアコピー管理テーブル及びリストアコピーマスタ管理ポインタ1130のリストアコピー管理テーブル1160へのリンクポインタを更新する。そして、処理を終了する。
[ステップS45] コピー処理完了通知でなければ、コピー取消指示であるかどうかを判定する。コピー取消指示であれば、処理をステップS46に進める。コピー取消指示でなければ、ステップS42に戻って、次の指示または通知を待つ。
[ステップS46] コピー取消指示であれば、リストアコピー管理テーブル1140のリストアコピー処理(Restore)ステータス(15)を確認し、ステータスがCANCELであるかどうかを判定する。CANCELでなければ、処理をステップS48に進める。CANCELであれば、処理をステップS47に進める。
[ステップS47] リストアコピー管理テーブル1160の対応コピー処理(Exist)端末識別子(13)と、リストアコピー処理(Restore)端末識別子(16)を照合し、一致するか否かを判定する。端末が一致するときは、処理をステップS48に進める。一致しないときは、処理をステップS49に進める。
[ステップS48] リストアコピー処理(Restore)ステータス(15)がCANCELでないか、リストアコピー処理の取消指示を行った端末と同じ端末からの指示であるときは、コピー処理の取消指示を有効とする。リストアコピー管理テーブル1160の対応コピー処理(Exist)ステータス(12)をCANCELに設定する。そして、コピー処理を中断し、処理を終了する。
[ステップS49] リストアコピー処理(Restore)ステータス(15)がCANCELで、かつ、端末がコピー処理の取消指示を行った端末と一致しない場合には、コピー処理の取消指示を無効とする。これは、別の利用者が別々に指示を出した可能性が高いと考えられることによる。ステップS42に戻って、次の指示または通知を待つ。
図18は、同一端末からの取消指示を許可するステータス遷移処理(Restore)の手順を示したフローチャートである。図17のステップS42によって、自セッションがRestoreであると判定されたとき、以下の処理手順が実行される。
[ステップS51] セッションがRestoreであるときは、コピー処理が完了した通知があったのかどうかを判定する。コピー処理部140からのコピー処理完了通知であれば、処理をステップS52に進める。コピー処理完了通知でなければ、処理をステップS53に進める。
[ステップS52] リストアコピー処理の完了通知であるときは、リストアコピー管理テーブルのリストアコピー処理(Restore)ステータス(15)をENDに更新する。また、対応コピー処理(Exist)ステータス(12)の処理ステータスが、ENDまたはCANCELであれば、このリストアコピー管理テーブル1160を削除する。このとき、このリストアコピー管理テーブル1160にリンクされているリストアコピー管理テーブル及びリストアコピーマスタ管理ポインタ1130のリストアコピー管理テーブルへのリンクポインタを更新する。そして、処理を終了する。
[ステップS53] リストアコピー処理完了通知でなければ、リストアコピー取消指示であるかどうかを判定する。リストアコピー取消指示であれば、処理をステップS54に進める。リストアコピー取消指示でなければ、ステップS51に戻って、次の指示または通知を待つ。
[ステップS54] リストアコピー取消指示であれば、リストアコピー管理テーブル1160の対応コピー処理(Exist)ステータス(12)を確認し、ステータスがCANCELであるかどうかを判定する。CANCELでなければ、処理をステップS56に進める。CANCELであれば、処理をステップS55に進める。
[ステップS55] リストアコピー管理テーブル1160の対応コピー処理(Exist)端末識別子(13)と、リストアコピー処理(Restore)端末識別子(16)を照合し、一致するか否かを判定する。端末が一致するときは、処理をステップS56に進める。一致しないときは、処理をステップS57に進める。
[ステップS56] 対応コピー処理(Exist)ステータス(12)がCANCELでないか、対応コピー処理に対するコピー取消指示と同一の端末からのコピー取消指示であるときは、コピー処理の取消指示を有効とする。リストアコピー管理テーブル1160のリストアコピー処理(Restore)ステータス(15)をCANCELに設定する。そして、コピー処理を中断し、処理を終了する。
[ステップS57] 対応コピー処理(Exist)ステータス(12)がCANCELであり、かつ、同一端末からの指示でないときは、リストアコピー処理の取消指示を無効とする。ステップS51に戻って、次の指示または通知を待つ。
以上の処理手順が実行されることにより、コピー処理とリストアコピー処理とが実行されているときは、コピー処理またはリストアコピー処理の取消指示を実行したときに禁止ステータスに遷移しないかどうかが確認される。そして、禁止ステータスに遷移する場合は、その取消指示を無効とする。これにより、双方のデータ領域のデータが喪失状態となることを防止することができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、ストレージ制御装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 指示された複写元のデータ領域のデータを複写先のデータ領域へ複写する複写制御方法において、
コンピュータが、
複写指示を受け取ると、前記複写指示に基づく指定複写元データ領域及び指定複写先データ領域に関する情報を含む複写処理情報を管理情報記憶手段に格納される複写管理情報に登録するとともに、前記複写管理情報を検索して複写元データ領域が前記指定複写先データ領域と重なり、かつ複写先データ領域が前記指定複写元データ領域と重なる前記複写処理情報が検出されたときは、検出された前記複写処理情報と、前記複写指示に応じた前記複写処理情報とを対応付け、それぞれの処理状況を示すステータス情報とともに複写組管理情報に登録する複写指示処理手順と、
前記複写管理情報に含まれる前記複写処理情報に基づいて、前記複写元データ領域のデータを前記複写先データ領域に複写するとともに、複写終了時には対応する前記複写組管理情報の前記ステータス情報を更新する複写処理手順と、
複写取消指示を受け取ると、前記複写取消指示の対象の前記複写処理情報を含む前記複写組管理情報を検索し、検出されたときは該複写組管理情報の前記ステータス情報に基づいて前記複写取消指示の実行によって禁止ステータスに遷移するか否かを判定し、遷移すると判定されたときは前記複写取消指示を無効とし、判定されなければ前記複写取消指示を有効とする複写取消指示処理手順と、
を有することを特徴とする複写制御方法。
(付記2) 前記複写指示処理手順は、前記指定複写元データ領域と前記複写管理情報に既登録の前記複写先データ領域とが一致し、かつ、前記指定複写先データ領域と前記複写管理情報に既登録の前記複写元データ領域とが一致しているか否かを判定し、一致しているときは前記複写指示が復元処理の指示であると判断し、前記複写組管理情報への登録処理を行う、ことを特徴とする付記1記載の複写制御方法。
(付記3) 前記複写組管理情報に設定される前記ステータス情報には、少なくとも複写処理中、複写処理終了及び複写処理取消の3状態に応じたステータスが登録され、前記複写指示に応じて前記複写処理が開始されたときに前記複写処理中が、前記複写処理終了時に前記複写処理終了が、前記複写取消指示に応じて前記複写処理が取り消されたときに前記複写処理取消が、それぞれ設定され、
前記複写取消指示手順は、前記禁止ステータスは、前記複写組管理情報に登録される対応付けられた複写処理の前記ステータス情報がともに前記複写処理取消となる場合とし、前記複写組管理情報に基づいて前記複写取消指示の対象複写処理に対応する前記複写処理の前記ステータス情報を読み出し、前記ステータス情報に前記複写処理取消が設定されていたときは、前記禁止ステータスに遷移すると判定する、
ことを特徴とする付記1または2記載の複写制御方法。
(付記4) 前記複写処理手順は、前記複写指示に応じて前記複写元データ領域及び前記複写先データ領域を所定の分割単位に分割し、前記分割ごとに前記データの複写の完了または未完を示す管理情報を設定し、前記管理情報に基づいて前記分割単位ごとに前記複写処理を行う、
ことを特徴とする付記1〜3記載の複写制御方法。
(付記5) 前記複写取消指示処理手順は、前記複写組管理情報に登録される前記複写処理に対し最初の複写取消指示を受け取ったときは前記最初の複写取消指示の発信元を特定して前記複写組管理情報に登録するとともに、前記最初の複写取消指示の対象ではない前記複写処理に対する前記複写取消指示を受け取ったときは、該複写取消指示の発信元を特定し、前記最初の複写取消指示の発信元と照合して一致するときは該複写取消指示を有効とし、一致しない場合は前記禁止ステータスに遷移するか否かの判定を行う、
ことを特徴とする付記1〜4記載の複写制御方法。
(付記6) 前記複写取消指示手順は、前記複写取消指示を受け取ったときは、前記複写取得指示に含まれる発信元の識別情報を抽出し、抽出された前記発信元の識別情報に基づいて発信元識別子を生成する、
ことを特徴とする付記5記載の複写制御方法。
(付記7) 指示された複写元のデータ領域のデータを複写先のデータ領域へ複写するストレージ制御装置において、
複写指示を受け取ると、前記複写指示に基づく指定複写元データ領域及び指定複写先データ領域に関する情報を含む複写処理情報を管理情報記憶手段に格納される複写管理情報に登録するとともに、前記複写管理情報を検索して複写元データ領域が前記指定複写先データ領域と重なり、かつ複写先データ領域が前記指定複写元データ領域と重なる前記複写処理情報が検出されたときは、検出された前記複写処理情報と、前記複写指示に応じた前記複写処理情報とを対応付け、それぞれの処理状況を示すステータス情報とともに複写組管理情報に登録する複写指示処理手段と、
前記複写管理情報に含まれる前記複写処理情報に基づいて、前記複写元データ領域のデータを前記複写先データ領域に複写するとともに、複写終了時には対応する前記複写組管理情報の前記ステータス情報を更新する複写処理手段と、
複写取消指示を受け取ると、前記複写取消指示の対象の前記複写処理情報を含む前記複写組管理情報を検索し、検出されたときは該複写組管理情報の前記ステータス情報に基づいて前記複写取消指示の実行によって禁止ステータスに遷移するか否かを判定し、遷移すると判定されたときは前記複写取消指示を無効とし、判定されなければ前記複写取消指示を有効とする複写取消指示処理手段と、
を有することを特徴とするストレージ制御装置。
(付記8) 指示された複写元のデータ領域のデータを複写先のデータ領域へ複写する複写制御プログラムにおいて、
コンピュータを、
複写指示を受け取ると、前記複写指示に基づく指定複写元データ領域及び指定複写先データ領域に関する情報を含む複写処理情報を管理情報記憶手段に格納される複写管理情報に登録するとともに、前記複写管理情報を検索して複写元データ領域が前記指定複写先データ領域と重なり、かつ複写先データ領域が前記指定複写元データ領域と重なる前記複写処理情報が検出されたときは、検出された前記複写処理情報と、前記複写指示に応じた前記複写処理情報とを対応付け、それぞれの処理状況を示すステータス情報とともに複写組管理情報に登録する複写指示処理手段、
前記複写管理情報に含まれる前記複写処理情報に基づいて、前記複写元データ領域のデータを前記複写先データ領域に複写するとともに、複写終了時には対応する前記複写組管理情報の前記ステータス情報を更新する複写処理手段、
複写取消指示を受け取ると、前記複写取消指示の対象の前記複写処理情報を含む前記複写組管理情報を検索し、検出されたときは該複写組管理情報の前記ステータス情報に基づいて前記複写取消指示の実行によって禁止ステータスに遷移するか否かを判定し、遷移すると判定されたときは前記複写取消指示を無効とし、判定されなければ前記複写取消指示を有効とする複写取消指示処理手段、
として機能させることを特徴とする複写制御プログラム。
10 ストレージ制御装置
11 管理情報記憶手段
11a 複写管理情報
11b 複写組管理情報
12 複写指示処理手段
13 複写取消指示処理手段
14 複写処理手段
15 通信手段
20a,20b ストレージ装置
30 サーバ

Claims (5)

  1. 指示された複写元のデータ領域のデータを複写先のデータ領域へ複写する複写制御方法において、
    コンピュータが、
    複写指示を受け取ると、前記複写指示に基づく指定複写元データ領域及び指定複写先データ領域に関する情報を含む複写処理情報を管理情報記憶手段に格納される複写管理情報に登録するとともに、前記複写管理情報を検索して複写元データ領域が前記指定複写先データ領域と重なり、かつ複写先データ領域が前記指定複写元データ領域と重なる前記複写処理情報が検出されたときは、検出された前記複写処理情報と、前記複写指示に応じた前記複写処理情報とを対応付け、それぞれの処理状況を示すステータス情報とともに複写組管理情報に登録する複写指示処理手順と、
    前記複写管理情報に含まれる前記複写処理情報に基づいて、前記複写元データ領域のデータを前記複写先データ領域に複写するとともに、複写終了時には対応する前記複写組管理情報の前記ステータス情報を更新する複写処理手順と、
    複写取消指示を受け取ると、前記複写取消指示の対象の前記複写処理情報を含む前記複写組管理情報を検索し、検出されたときは該複写組管理情報に登録された他方の前記複写処理情報についての前記ステータス情報に基づいて前記複写取消指示の実行によって禁止ステータスに遷移するか否かを判定し、遷移すると判定されたときは前記複写取消指示を無効とし、判定されなければ前記複写取消指示を有効とする複写取消指示処理手順と、
    を有することを特徴とする複写制御方法。
  2. 前記複写指示処理手順は、前記指定複写元データ領域と前記複写管理情報に既登録の前記複写先データ領域とが一致し、かつ、前記指定複写先データ領域と前記複写管理情報に既登録の前記複写元データ領域とが一致しているか否かを判定し、一致しているときは前記複写指示が復元処理の指示であると判断し、前記複写組管理情報への登録処理を行う、 ことを特徴とする請求項1記載の複写制御方法。
  3. 前記複写組管理情報に設定される前記ステータス情報には、少なくとも複写処理中、複写処理終了及び複写処理取消の3状態に応じたステータスが登録され、前記複写指示に応じて前記複写処理が開始されたときに前記複写処理中が、前記複写処理終了時に前記複写処理終了が、前記複写取消指示に応じて前記複写処理が取り消されたときに前記複写処理取消が、それぞれ設定され、
    前記複写取消指示手順は、前記禁止ステータスは、前記複写組管理情報に登録される対応付けられた複写処理の前記ステータス情報がともに前記複写処理取消となる場合とし、前記複写組管理情報に基づいて前記複写取消指示の対象複写処理に対応する前記複写処理の前記ステータス情報を読み出し、前記ステータス情報に前記複写処理取消が設定されていたときは、前記禁止ステータスに遷移すると判定する、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の複写制御方法。
  4. 前記複写取消指示処理手順は、前記複写組管理情報に登録される前記複写処理に対し最初の複写取消指示を受け取ったときは前記最初の複写取消指示の発信元を特定して前記複写組管理情報に登録するとともに、前記最初の複写取消指示の対象ではない前記複写処理に対する前記複写取消指示を受け取ったときは、該複写取消指示の発信元を特定し、前記最初の複写取消指示の発信元と照合して一致するときは該複写取消指示を有効とし、一致しない場合は前記禁止ステータスに遷移するか否かの判定を行う、
    ことを特徴とする請求項1〜3記載の複写制御方法。
  5. 指示された複写元のデータ領域のデータを複写先のデータ領域へ複写するストレージ制御装置において、
    複写指示を受け取ると、前記複写指示に基づく指定複写元データ領域及び指定複写先データ領域に関する情報を含む複写処理情報を管理情報記憶手段に格納される複写管理情報に登録するとともに、前記複写管理情報を検索して複写元データ領域が前記指定複写先データ領域と重なり、かつ複写先データ領域が前記指定複写元データ領域と重なる前記複写処理情報が検出されたときは、検出された前記複写処理情報と、前記複写指示に応じた前記複写処理情報とを対応付け、それぞれの処理状況を示すステータス情報とともに複写組管理情報に登録する複写指示処理手段と、
    前記複写管理情報に含まれる前記複写処理情報に基づいて、前記複写元データ領域のデータを前記複写先データ領域に複写するとともに、複写終了時には対応する前記複写組管理情報の前記ステータス情報を更新する複写処理手段と、
    複写取消指示を受け取ると、前記複写取消指示の対象の前記複写処理情報を含む前記複写組管理情報を検索し、検出されたときは該複写組管理情報に登録された他方の前記複写処理情報についての前記ステータス情報に基づいて前記複写取消指示の実行によって禁止ステータスに遷移するか否かを判定し、遷移すると判定されたときは前記複写取消指示を無効とし、判定されなければ前記複写取消指示を有効とする複写取消指示処理手段と、
    を有することを特徴とするストレージ制御装置。
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