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JP4698316B2 - アクセスパス管理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、アクセスパスを管理するための技術に関する。
技術に関わる。
例えば、特開2003−167794号公報に開示されている技術が知られている。この公報によれば、サーバとディスクシステムとがSAN(Storage Area Network)を介して接続されており、サーバからディスクシステムまでのアクセスパスが解析され、そのアクセスのための冗長性が診断される。冗長性は、サーバからディスクシステムにアクセスするときに、装置間のパス、または、アクセスパス上の前記接続装置が使用不能になっても、他のアクセスパスにより代替できるときに、冗長性があると判断される。
特開2003−167794号公報
ところで、例えば、ディスクシステム等のストレージシステムは、複数の物理的な記憶デバイスを備え、それらの物理的な記憶デバイス上に、複数の論理的な記憶デバイス(以下、論理デバイス)を備えることができる。ホスト装置は、論理デバイスまでの論理的なアクセスパス(以下、便宜上「論理パス」と呼ぶ)を認識することでき、その論理パスを介して論理デバイスにアクセスすることができる。
ホスト装置は、同一の論理デバイスに対する複数の論理パス(「交替パス」と呼ばれることがある)を認識することもできる。ホスト装置は、複数の論理パスの中から任意の論理パスを選択し、選択した論理パスを介して論理デバイスにアクセスすることができる。また、ホスト装置は、選択した交替パスを介して論理デバイスにアクセスしようとしてもそれができない場合には、別の論理パスを選択し、その別の論理パスを介して論理デバイスにアクセスすることができる。
選択した論理パスを介したアクセスができない原因の一つとして、ホスト装置とストレージシステムとの間に存在する複数の物理的なアクセスパス(以下、物理パス)のうちの少なくとも一つに障害が発生していることが考えられる。物理パスとは、例えば、種々のハードウェア資源(例えばポートやポート間を結ぶケーブル)によって構築される経路である。
例えば、SAN環境において、通常、論理パスと物理パスとは別々に管理される。具体的には、例えば、論理パスは、論理デバイスへのアクセスを行うためにホスト装置が管理し、物理パスは、SANを管理するためのサーバが管理している。このため、種々の問題が生じ得る。例えば、ホスト装置は、或る論理パスが使用不可能になったとしたとしても、その論理パスを選択してそれを介したアクセスを行ってみないと、その論理パスが使用不可能になったことを検出することができない。また、例えば、或る物理パスで障害が発生したために一以上の論理パスが使用不可能になった場合、どの論理パスを回復したい場合にはどの物理パスを回復したら良いかがわかりづらい。
ホスト装置とストレージシステムとを備えたシステムでは、上述した物理パス及び論理パスのほかに、別種のアクセスパスが存在する場合もある。例えば、ストレージシステムのポートからストレージシステムの記憶デバイスまでのアクセスパスが存在する場合もある。
従がって、本発明の一つの目的は、ホスト装置とストレージシステムとを備えたシステムに存在するアクセスパスの管理を改善することにある。
本発明の他の目的は、後述の説明から明らかになるであろう。
例えば、少なくとも一つの中継器を介してホスト装置とストレージシステムとが通信可能に接続されている。前記ストレージシステムが、データを記憶することができる記憶デバイスを備えている。前記ホスト装置が、前記ホスト装置から前記記憶デバイスまでの論理パスを認識している。この場合において、本発明の第一の側面に従うコンピュータプログラムは、コンピュータに読み込まれて実行されることにより、前記ホスト装置と前記ストレージシステムとの間に存在する複数の物理パスを特定し、前記特定された複数の物理パスのどの物理パスに前記論理パスが対応するのかを特定し、前記特定された物理パスに対して前記論理パスを対応付けることができる。具体的には、例えば、各物理パスは、複数のパス要素から成っており、論理パスは、物理パスが有する複数のパス要素のうちの少なくとも一つのパス要素を有しており、当該コンピュータプログラムは、論理パスが有するパス要素に適合するパス要素を有する物理パスを複数の物理パスの中から特定し、特定された物理パスに、当該論理パスを対応付けることができる。
一つの実施態様では、コンピュータプログラムは、コンピュータに読み込まれて実行されることにより、前記論理パスがどの物理パスに対応しているのかを表示するための情報を作成して出力することができる。出力された情報は、同コンピュータ内の又は遠隔のコンピュータ内の所定の表示制御プログラムに提供され、その表示制御プログラムによって、ディスプレイ画面に表示されても良い。
この実施態様では、例えば、コンピュータプログラムは、コンピュータに読み込まれて実行されることにより、表示装置に表示するための画面を準備し、前記画面上に、前記特定された複数の物理パスの各々の物理パスオブジェクトを描画してもよい。また、前記コンピュータプログラムは、前記画面上において、前記論理パスが対応付けられた物理パスの物理オブジェクトに重なるように又はその近傍に、前記論理パスを表す論理パスオブジェクトを描画してもよい。また、前記コンピュータプログラムは、複数の物理パスオブジェクト及び前記論理パスオブジェクトが描画された画面を出力してもよい。
さて、別の一つの実施態様では、各中継器は、前記ホスト装置、前記ストレージシステム又は他の中継器に接続されるポートである中継ポートを複数個備えていてもよい。前記ホスト装置が、中継器に接続されるポートであるホストポートと、前記論理パスを記憶することができる記憶資源とを備えていてもよい。前記ストレージシステムが、中継器に接続されるポートであるストレージポートを備えていてもよい。前記論理パスが、前記ホストポート及び前記ストレージポートのうちの少なくとも一方を特定するためのホスト/ストレージポートIDと、前記記憶デバイスを特定するための記憶デバイスIDとで表されていてもよい。前記物理パスが、前記ホストポートを特定するためのホストポートIDと、前記中継ポートを特定するための中継ポートIDと、前記ストレージポートを特定するためのストレージポートIDとで表されていてもよい。前記コンピュータプログラムは、前記論理パスに含まれているホスト/ストレージポートIDに適合するホストポートID又はストレージポートIDを含んだ物理パスを前記複数の物理パスの中から特定することにより、前記論理パスが対応する物理パスを特定することができる。なお、各種IDは、名前、番号、或いはワールドワイドネームであってもよい。
また、この実施態様において、コンピュータプログラムは、前記ホストポートIDと、そのホストポートIDに対応するホストポートに接続されている中継ポートの中継ポートIDとを含んだ第一のノード情報を取得してもよい。また、前記コンピュータプログラムは、各中継器別のノード情報であって、その中継器が備える全ての中継ポートにそれぞれ対応した中継ポートIDと、各中継ポートに接続されている他のポートのポートIDとを含んだ第二のノード情報を取得してもよい。また、前記コンピュータプログラムは、前記ストレージポートIDと、そのストレージポートIDに対応するストレージポートに接続されている中継ポートの中継ポートIDとを含んだ第三のノード情報を取得してもよい。また、前記コンピュータプログラムは、前記取得された第一のノード情報、第二のノード情報及び第三のノード情報を含んだノード情報群を解析して、どのポートIDを有するポートがどのポートIDを有するポートに接続されているかを特定することにより、前記複数の物理パスを特定してもよい。
一つの実施態様では、前記コンピュータプログラムは、前記ホスト装置、前記ストレージシステム又は中継器であるノードで障害が発生したことを検出し、前記障害が発生したノードを含んだ物理パスを特定し、前記特定された物理パスに前記論理パスが対応付けられているか否かを判断し、対応付けられていると判断した場合に、所定の処理を実行することができる。例えば、前記ホスト装置は、同一の記憶デバイスまでの複数の論理パスを認識しており、前記複数の論理パスの中から任意の論理パスを使用して前記記憶デバイスにアクセスするようになっている場合、前記所定の処理として、前記論理パスが使用不可能な論理パスであることを、前記論理パスを認識しているホスト装置に通知する処理が実行されてもよい。また、例えば、前記所定の処理として、前記複数の論理パスのどの論理パスが前記複数の物理パスのどの物理パスに対応しているのかということと、前記特定された物理パスにおいてどこで障害が発生したかということと、前記特定された物理パスに対応する論理パスが使用不可能になったこととを表す情報が作成されて出力されてもよい。
一つの実施態様では、前記少なくとも一つの中継器に複数のホスト装置が接続されていてもよい。前記ストレージシステムは、複数の記憶デバイスと、どのホスト装置がどの記憶デバイスにアクセスしてもよいかを制御するためのアクセス制御データを記憶することができる記憶資源とを備え、或るホスト装置から或る記憶デバイスに対するアクセス要求を受けた場合、前記アクセス制御データに、前記或る記憶デバイスに前記或るホスト装置がアクセス許可対象として設定されていれば、そのアクセスを許可するが、前記或る記憶デバイスに前記或るホスト装置がアクセス許可対象として設定されていれていなければ、そのアクセスを許可しないようになっていてもよい。前記コンピュータプログラムは、前記アクセス制御データから、どのホスト装置がどの記憶デバイスにアクセス可能かを把握し、各ホスト装置に、そのホスト装置がアクセスすることができる記憶デバイスが何であるかを通知してもよい。
一つの実施態様では、前記ホスト装置は、同一の記憶デバイスまでの複数の論理パスを認識しており、前記複数の論理パスの中から任意の論理パスを使用して前記記憶デバイスにアクセスするようになっていてもよい。前記コンピュータプログラムは、前記複数の論理パスのうちの所定数以上の論理パスに対応する部分を有する物理パスが有るか否かを判断し、有ると判断された場合に、所定の警告を出力してもよい。
上述したコンピュータプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録されてもよい。この場合、コンピュータが、この記録媒体から上記コンピュータプログラムを読み込みインストールすることができる。
また、上述したコンピュータプログラムは、インターネットなどの通信ネットワークを介してコンピュータにダウンロードされても良い。
また、上記コンピュータは、CPU等のプロセッサであっても良いし、CPUやメモリ等を備えた情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ、サーバマシン或いはワークステーション)であっても良い。情報処理装置としては、例えば、後述の管理サーバ、ホスト装置及びストレージシステムのいずれであってもよい。
本発明によれば、ホスト装置とストレージシステムとを備えたシステムに存在するアクセスパスの管理が改善される。
図1は、本発明の一実施形態に係るシステム全体のハードウェア構成例を示す。
ホスト装置1と、SAN32を構成する複数のファイバチャネルスイッチ(以下、FCスイッチ)33、33と、管理サーバ21と、ストレージシステム100とがある。ホスト装置1とストレージシステム100とは、SAN32を介して(すなわち少なくとも一つのFCスイッチ33を介して)通信可能に接続されている。ホスト装置1、少なくとも一つのFCスイッチ33、管理サーバ21及びストレージシステム100は、LAN2等の管理ネットワークに接続されている。
SAN32に接続されるホスト装置1の台数は、図1では、説明を分かり易くするため1台としているが、勿論、複数台のホスト装置が接続されても良い。ホスト装置1は、例えば、サーバマシン或いはクライアントマシンなど、複数のハードウェア資源を備えるコンピュータマシンである。複数のハードウェア資源としては、例えば、LAN2を介した通信を制御するLANコントローラ(以下、LANC)4や、ホスト装置1全体の動作を制御するCPU5や、種々のデータを記憶することができる記憶資源(例えばメモリ7やハードディスクドライブ13)や、表示装置6や、SAN32に接続されるポート11を有しSAN32を介した通信を制御するホストバスアダプタ9,9がある。ハードディスクドライブ(以下、HDD)13には、メモリ7にロードされてCPU5に読み込まれて実行されるコンピュータプログラムを記憶することができる。そのコンピュータプログラムとして、例えば、後述するSAN管理ソフトエージェント15及び交代パス管理ソフト17がある。
各FCスイッチ33は、複数のポート35、35、…を有する。FCスイッチ33の各ポート35には、ホスト装置1、ストレージシステム100及び別のFCスイッチ33のうちのいずれかが接続されている。
管理サーバ21は、複数のハードウェア資源を備えるコンピュータマシンである。複数のハードウェア資源としては、例えば、LAN23、表示装置26、管理サーバ21全体の動作を制御するCPU25や、種々のデータを記憶することができる記憶資源(例えばメモリ27やHDD31)がある。HDD31には、メモリ27にロードされてCPU25に読み込まれて実行されるコンピュータプログラムを記憶することができる。そのコンピュータプログラムとして、例えば、後述するSAN管理ソフト31がある。
SAN32に接続されるストレージシステム100の台数は、図1では、説明を分かり易くするため1台としているが、勿論、複数台のストレージシステムが接続されても良い。ストレージシステム100は、例えばRAID(Redundant Array of Independent Disks)のようなディスクアレイ装置とすることができる。ストレージシステム100は、例えば、ストレージシステム100が行う処理を制御する制御部101と、RAIDグループ210と、サービスプロセッサ(SVP)281とを備える。制御部101は、例えば、一又は複数のディスクアダプタ(以下、DKA)120と、一又は複数のチャネルアダプタ(以下、CHA)110と、キャッシュメモリ130と、共有メモリ140と、スイッチング制御部270とを備える。
RAIDグループ210は、複数のHDD150を含んでおり、例えば、RAID1やRAID5等のRAIDに基づく冗長記憶を提供する。各HDD150が提供する物理的な記憶領域上には、論理的な記憶領域である論理デバイス(以下、LDEV)6を少なくとも一つ以上設定可能である。LDEV6は、ホスト装置1によって読み書きされるデータを記憶することができる。
各DKA120は、各HDD150との間のデータ授受を制御するものである。各DKA120は、例えば、マイクロプロセッサ(以下、MP)120M、ROM、RAM等を含んだマイクロコンピュータシステムとして構成される。
各CHA110は、FCスイッチ33に接続することができる少なくとも一つのポート111を有し、ホスト装置1からFCスイッチ33を介してデータを受信することができる。各CHA110は、DKA120と同様に、MP110Mや、ROM、RAM等を含んだマイクロコンピュータシステムとして構成可能である。
キャッシュメモリ130は、例えば、揮発または不揮発の半導体メモリから構成することができる。キャッシュメモリ130は、ホスト装置1からのデータや、LDEV6から読み出されたデータを記憶することができる。
共有メモリ140は、例えば、不揮発または揮発の半導体メモリから構成することができる。共有メモリ140は、例えば、ホスト装置1から受信した各種コマンドや、ストレージシステム100の制御に使用する制御情報等を記憶する。コマンドや制御情報等は、複数の共有メモリ140によって、冗長記憶されてもよい。なお、キャッシュメモリ130と共有メモリ140とは、それぞれ別々のメモリとして構成することもできるし、あるいは、メモリの一部をキャッシュメモリ領域として使用し、同一のメモリの別の一部を共有メモリ領域として使用することもできる。
スイッチング制御部270は、各DKA120と、各CHA110と、キャッシュメモリ130と、共有メモリ140とを、それぞれ相互に接続するものである。スイッチング制御部270は、例えば、超高速クロスバスイッチ等から構成することができる。
SVP281は、少なくとも入力コンソールを備えた装置であり、例えば内部ネットワーク(例えばLAN)282Aを介して、ストレージシステム100内の所定の記憶域(例えば共有メモリ140)に、所定の制御情報(例えば、後述のストレージ管理テーブル)を記憶させることができる。
次に、ストレージシステム100が行う処理の一例について説明する。CHA110は、FCスイッチ33を介して、ホスト装置1から書込み要求及び書込み対象データを受信する。受信された書込み要求は共有メモリ140に記憶され、受信された書込み対象データはキャッシュメモリ130に記憶される。DKA120は、共有メモリ140を随時参照している。DKA120は、共有メモリ140に記憶されている未処理の書込み要求を発見すると、この書込み要求に従って、キャッシュメモリ130から書込み対象データを読み出し、アドレス変換等を行う。DKA120は、書込み要求によって指定されたLDEV6を有するHDD150に、書込み対象データを書き込む。
ホスト装置1からの読出し要求を処理する場合を説明する。CHA110は、ホスト装置1から読出し要求を受信すると、この読出し要求を共有メモリ140に記憶させる。DKA120は、共有メモリ140内で未処理の読出し要求を発見すると、この読出し要求によって指定されたLDEV6を有するHDD150からデータを読み出す。DKA120は、読み出したデータをキャッシュメモリ130に記憶させる。また、DKA120は、要求されたデータの読出しが完了した旨を、共有メモリ140を介して、CHA110に通知する。CHA110は、キャッシュメモリ130からデータを読み込み、ホスト装置1に送信する。
以上が、本実施形態におけるシステム全体のハードウェア構成例である。なお、以下の説明では、コンピュータプログラムが主体となって動作するかのような記載があるが、実際には、例えば、そのコンピュータプログラムを読み込んで実行するCPU等のプロセッサが行うことになる。
さて、上述したシステムにおいて、ホスト装置1は、LDEV6までの論理的なアクセスパス(つまり論理パス)を認識することができ、論理パスを指定して、書込み要求や読出し要求といったアクセス要求を発行する。発行されたアクセス要求が、指定された論理パスに従がって送られることにより、ホスト装置1からのLDEV6へのアクセスが行われる。その際、アクセス要求は、ホスト装置1とストレージシステム100との間に存在する物理的なアクセスパス(つまり物理パス)を経由する。
図2は、本発明の一実施形態における物理パスの説明図である。この実施形態では、同種の要素(例えば、ホスト装置、ポート及びLDEV)が複数個存在する。このため、以下の説明では、各種の要素について、図1で用いた参照番号ではなく、各種要素毎に固有の要素ID(例えば番号)或いは要素名を用いて説明する場合がある。その際、格別図には示さないが、例えば、要素IDが"n"という記号或いは番号であることを言う場合には、"要素ID[n]"と言い、要素ID[n]を有する要素それ自体のことを"要素[n]"と言うことにする。少なくともLDEVについては、この実施形態では番号で特定されるので、"LDEV番号[n]"や"LDEV[n]"と言うことにする。また、要素名が"A"であることを言うには、要素名"要素名『A』"と言い、その要素名を有する要素それ自体のことを言う場合には、単に『A』と言うことにする。
この図に示すように、『ホスト0』と『ストレージシステム3』との間には、4通りの物理パスが存在する。各物理パスは、『ホスト装置0』のポートが始点であり、『ストレージシステム3』のポートが終点であり、始点と終点との間に、『FCスイッチ1』又は『FCスイッチ2』のポートが中継点となっている。具体的に言うと、第一の物理パスは、『ホスト0』のポート名『ポート0』、『FCスイッチ1』のポート名『ポート2』、『FCスイッチ1』のポート名『ポート6』及び『ストレージシステム3』のポート名『ポート8』で表すことができる。第二の物理パスは、『ホスト0』のポート名『ポート0』、『FCスイッチ1』のポート名『ポート2』、『FCスイッチ1』のポート名『ポート4』、『FCスイッチ2』のポート名『ポート5』、『FCスイッチ2』のポート名『ポート7』及び『ストレージシステム3』のポート名『ポート9』で表すことができる。第三の物理パスは、『ホスト0』のポート名『ポート1』、『FCスイッチ2』のポート名『ポート3』、『FCスイッチ2』のポート名『ポート7』、『ストレージシステム3』のポート名『ポート9』で表すことができる。第四の物理パスは、『ホスト0』のポート名『ポート1』、『FCスイッチ2』のポート名『ポート3』、『FCスイッチ2』のポート名『ポート5』、『FCスイッチ1』のポート名『ポート4』、『FCスイッチ1』のポート名『ポート6』及び『ストレージシステム3』のポート名『ポート8』で表すことができる。なお、ポート名は、例えば、WWN(ワールド・ワイド・ネーム)等、要素種類に関わらず一意に特定できる種類の名称とすることができるが、要素種類間で同一の名称になってしまってよい。ただし、その場合には(例えば、『ホスト0』のポート名と『FCスイッチ1』のポート名とが同じ場合には)、ポート名と装置ID又は装置名との組み合わせ等により、システム全体におけるポートが識別されても良い。
『ホスト0』の『ポート0』又は『ポート1』から送信されたアクセス要求は、上記のような物理パスを介して、『ストレージシステム3』の『ポート8』又は『ポート9』に到達する。『ホスト0』のどのポートと『ストレージシステム3』のどのポートとを介して、『ホスト0』が認識しているLDEV[100]にアクセスするかは、『ホスト0』で認識されている一以上の論理パスのうちのどれが選択されたかによって異なる。
図3は、図2の『ホスト0』が認識している論理パスの一例を示す。この実施形態では、図3に示すように、同一のLDEV[100]に対する複数の論理パス800A〜800Cを『ホスト0』が認識することができ、その『ホスト0』は、複数の論理パス800A〜800Cのうちの任意の論理パスを指定してLDEV[100]へのアクセスを行ったり、その指定した論理パスを介してLDEV[100]にアクセスできないことを認識したら別の論理パスを指定して同一のLDEV[100]にアクセスすることができたりする。つまり、『ホスト0』は、論理パスを切り替えることができるので、以下の説明では、便宜上、論理パスを「交替パス」と呼ぶことにする。
『ホスト0』は、例えば、LDEV[100]までの交替パスとして、3つの交替パス800A〜800Cを認識している。第一の交替パス800Aは、『ホスト0』のポート名『ポート0』、『ストレージシステム3』のポート名『ポート8』及びLDEV番号[100]で表すことができるものである。第二の交替パス800Bは、『ホスト0』のポート名『ポート0』、『ストレージシステム3』のポート名『ポート9』及びLDEV番号[100]で表すことができるものである。第三の交替パス800Cは、『ホスト0』のポート名『ポート1』、『ストレージシステム3』のポート名『ポート9』及びLDEV番号[100]で表すことができるものである。
ところで、各物理パスでは、『ストレージシステム3』のポート名が、そのパスの終端となっている。また、交替パス800A〜800Cの各々では、『ストレージシステム3』のポート名の次にLDEV番号がある。
しかし、図2及び図3に示すように、『ストレージシステム3』には、『ストレージシステム3』のポートからLDEVまでの経路を表す情報が設定されている。以下、その経路を、便宜上「ストレージ内部パス」と称する。ストレージ内部パスは、『ストレージシステム3』のポート名、ホストグループID、LUN及びLDEV番号で表すことができる。ここで、「ホストグループ」とは、所定のLDEVにアクセス可能なホスト装置を表す言葉であり、例えば、ホストグループID[0]は、ホストID[0]の『ホスト0』しか、ホストグループID[0]が対応付けられたLDEV[100]にアクセスできないことを意味する。「LUN」とは、論理ユニット番号のことである。一つのLUNに一又は複数のLDEV番号が対応付けられても良いし、逆に、一つのLDEV番号に、複数のLUNが対応付けられても良い。
以上、物理パス、交替パス及びストレージ内部パスについて説明した。物理パス、交替パス及びストレージ内部パスの各々を表す情報は、管理者等の人間によって予め準備されても良いし、予め準備されている情報を用いてコンピュータによって自動的に構築されても良い。以下、その具体例を説明する。
図4Aは、ノード管理テーブルの構成例を示す。
ノード管理テーブル47は、SAN32を構成するノード及びSAN32に接続されているノードを管理するためのテーブルである。ノード管理テーブル47は、例えば、管理サーバ21の記憶資源に準備される。ノード管理テーブル47には、例えば、各ノード毎に、ノードID、ノード名、ノードタイプ、及び、自ノード側ポート名と隣接側ポート名とのセットが登録される。ノートタイプとしては、例えば、ホスト装置であることを表す「HOST」、FCスイッチであることを表す「FCSW」、及び、ストレージシステムであることを表す「STRS」がある。自ノード側ポート名とは、自ノード(図4Aでは『ホスト0』)に搭載されているポートのポート名のことであり、隣接側ポートとは、自ノード側ポートに隣接する別ノードのポートのポート名のことである。
このノード管理テーブル47は、予め準備されても良いが、SAN管理ソフト31が、各ノードからの情報を収集することにより構築したものであっても良い。具体的には、例えば、各ノード1、33及び3が、自ノード側ポート名と隣接側ポート名とを含んだ情報を記憶していて、SAN管理ソフト31が、例えば各ノード1、33及び3の所定のアプリケーションプログラムインターフェースにアクセスしてディスカバリを要求することにより、図4Aに示すように、各ノード1、33及び3からそのノードの自ノード側ポート名と隣接側ポート名とを含んだ情報を収集し、収集された情報を用いて、上記のようなノード管理テーブル47を構築しても良い。すなわち、図4Aにおいて、テーブル部分47Aの全部又は一部が、『ホスト0』から収集されたものであり、テーブル部分47Bの全部又は一部が、『FCスイッチ1』から収集されたものであり、テーブル部分47Cの全部又は一部が、『FCスイッチ2』から収集されたものであり、テーブル部分47Dの全部又は一部が、『ストレージシステム3』から収集されたものである。
図4Bは、ストレージ内部パス管理テーブルの構成例を示す。
ストレージ内部パス管理テーブル49は、ストレージ内部パスを管理するためのテーブルである。ストレージ内部パス管理テーブル49は、例えば、『ストレージシステム3』の記憶資源(例えば共有メモリ140)に準備される。ストレージ内部パス管理テーブル49には、例えば、『ストレージシステム3』の各ポート毎に、ポート名と、そのポートに属する各ホストグループIDと、そのホストグループIDに属する各LUNと、そのLUNに属するLDEV番号とが登録される。
図5Aは、交替パス管理テーブルの構成例を示す。
交替パス管理テーブル51は、交替パスを管理するためのテーブルである。交替パス管理テーブル51は、例えば、『ホスト0』の記憶資源(例えばHDD13)に準備される。交替パス管理テーブル51には、例えば、ノード内ボリュームのボリューム名と、ノード内ボリュームに属する各交替パスのID、ホスト側ポート名、ストレージ側ポート名及びLDEV番号とが登録される。ノード内ボリュームとは、一種のルートディレクトリとなるものであって、具体的には、例えば、『ホスト0』内に存在するボリューム(例えば一つのハードディスクドライブに対応したボリューム)である。ホスト側ポート名とは、『ホスト0』に搭載されているポートのポート名である。ストレージ側ポート名とは、『ストレージシステム3』に搭載されているポートのポート名である。
交替パス管理テーブル51は、SAN管理エージェント15によって、『ホスト0』から管理サーバ21に提供される場合がある。管理サーバ21のSAN管理ソフト31は、『ホスト0』から交替パス管理テーブル51を受信した場合、図5Bに例示するように、そのテーブル51によって管理されている交替パスを認識している『ホスト0』のノード名『ホスト0』を交替パス管理テーブル51に付加することで、そのテーブル51を、新たな交替パス管理テーブル53とすることができる。SAN管理ソフト31は、その新たな交替パス管理テーブル53を、管理サーバ21内の記憶資源に記憶させることで、『ホスト0』で認識されている交替パスを管理することができる。
以上が、ノード管理テーブル47、ストレージ内部パス管理テーブル49及び交替パス管理テーブル51についての説明である。
管理サーバ21内のSAN管理ソフト31は、ノード管理テーブル47を解析することにより、『ホスト0』と『ストレージシステム3』との間に存在する物理パスを検出することができる。その解析の仕方の一例を示すのが図5Cである(なお、図5Cの各マルの中の番号(例えば「0」)は、各ポート名における数字(例えば、ポート名『ポート0』における「0」)を示す)。
すなわち、例えば、SAN管理ソフト31は、『ホスト0』の自ノード側ポート名別に、その自ノード側ポート名に対応する隣接側ポート名を特定し、次に、以下の(1)及び(2)の処理、
(1)特定された隣接側ポート名と同一の自ノード側ポート名を特定し、
(2)その特定された自ノード側ポート名に対応した隣接側ポート名を特定し、
を繰り返す。その結果、『ストレージシステム3』のポート名まで特定できれば、検索OKとなり、そのポート名を特定するまでの過程において特定された複数のポート名で表すことができる物理パスが検出されることになる。しかし、上記(1)及び(2)の処理の繰り返しの結果、『ストレージシステム3』のポート名まで特定できなければ、例えば『FCスイッチ1』のポート名から『ホスト0』のポート名に戻るようなことがあれば、検索NGとなり、物理パスが検出されないこととなる。
以上の処理により、図5Cに例示するように、『ホスト0』と『ストレージシステム3』との間における上述した4つの物理パスが、SAN管理ソフト31によって検出される。
SAN管理ソフト31は、その検出結果を表す物理パス管理テーブルを作成し、作成した物理パス管理テーブルを、管理サーバ21の記憶資源(例えばHDD29)に格納することができる。具体的には、例えば、図6Aに例示するように、検出された各物理パス毎に、物理パスIDと、その物理パスを表す情報(すなわち、『ホスト0』から『ストレージシステム3』までのポート名の組み合わせ)とを記載した物理パス管理テーブル55を作成し、管理サーバ21の記憶資源に格納させることができる。
また、SAN管理ソフト31は、格別図示しないが、『ストレージシステム3』から(例えばSVP281から)、ストレージ内部パス管理テーブル49を受信し、そのテーブル49にノード名『ストレージシステム3』を付加する等により、『ストレージシステム3』におけるストレージ内部パスを特定することができる。SAN管理ソフト31は、特定されたストレージ内部パス、上記検出された物理パス、及び、交替パス管理テーブル53に登録されている交替パスを互いに関連付けることにより、統合パスを構築することができる。ここで言う「統合パス」とは、物理パス、交替パス及びストレージ内部パスが統合されたパスのことであり、『ホスト0』から『ストレージシステム3』内のLDEV[100]までの一連の経路のことである。
図7Bは、統合パス管理テーブルの構成例を示す。
統合パス管理テーブル57には、例えば、ノード名、ノード内ボリューム名、交替パスID、物理パスID、ホストグループID、LUN及びLDEV番号が登録される。すなわち、このテーブル57によれば、物理パスIDに交替パスIDが対応付けられる、換言すれば、物理パスに交替パスがマッピングされる。そして、物理パスIDと交替パスIDとのセットに、ストレージ内部パスのうちの少なくとも物理パス及び交替パスに含まれていない部分(ホストグループID、LUN及びLDEV番号)が対応付けられる。
SAN管理ソフト31は、このような統合パス管理テーブル57を構築し、その統合パス管理テーブル57を、管理テーブル21の記憶資源(例えばHDD29)に格納することができる。また、SAN管理ソフト31は、各種テーブル47、49、53及び57のうちの少なくとも一つに基づいて、『ホスト0』から『ストレージシステム3』のLDEV[100]までの統合パスにおける少なくとも物理パスを、管理サーバ21の表示装置(例えばディスプレイ画面)26に表示し、その物理パスにマッピングされた交替パスを、その物理パスの表示の上に重ねて表示することもできる。更に、SAN管理ソフト31は、例えば、或るFCスイッチ33のポート35で障害が発生した旨を検出した場合には、障害が発生したポート35がどのポートであるかということと、そのポート35で障害が発生した故にどの交替パスが使用不可能になったかということも、表示装置26に表示することができる。また、SAN管理ソフト31は、使用不可能になった交替パスを特定した場合には、所定のタイミングで(例えば特定後直ちに)、使用不可能になった交替パスを認識しているホスト装置に、その交替パスが使用不可能になったことを通知することができる。
以下、この実施形態で行われる処理の流れを説明する。
図7及び図8は、統合パス構築処理の流れの一例を示す。
SAN管理ソフト31は、管理サーバ21の記憶資源から交替パス管理テーブル53を取得する(ステップS21)。これは、事前に、『ホスト0』のSAN管理エージェント15から交替パス管理テーブル51(図5A参照)を受信し、SAN管理ソフト31によって、交替パス管理テーブル53(図5B参照)とされて、管理サーバ21の記憶資源に格納されたものである。
SAN管理ソフト31は、ストレージ内部パス管理テーブル49を取得する(S22)。ここでは、例えば、SAN管理ソフト31が、『ストレージシステム3』のSVP281内の図示しないSAN管理エージェントに所定の要求を出すことにより、そのSAN管理エージェントから、『ストレージシステム3』の共有メモリ140から読み出されたストレージ内部パス管理テーブル49を受信することができる。
SAN管理ソフト31は、マッピングの実行対象となるホスト装置(例えば『ホスト0』を指定する(S23)。具体的には、例えば、SAN管理ソフト31は、取得した交替パス管理テーブル53から、任意のノード名(例えばノード名『ホスト0』)を選択する。
SAN管理ソフト31は、指定したホスト装置についての統合パス構築処理(S25〜S30の処理)を開始する。
例えば、まず、SAN管理ソフト31は、例えば任意の又は管理者から指定されたノード内ボリューム名を指定し(S25)、交替パス管理テーブル53を参照し、指定したホスト装置に対応する一以上の交替パスの中から、指定したノード内ボリューム名を有する交替パスの交替パスIDを特定する(S26)。
次に、SAN管理ソフト31は、S26で特定された交替パスIDの交替パスに含まれているホスト側ポート名を有する物理パスの物理パスIDを物理パス管理テーブル55から検索する(S27)。また、SAN管理ソフト31は、S26で特定された交替パスIDの交替パスに含まれているストレージ側ポート名を持つ物理パスの物理パスIDを物理パス管理テーブル55から検索する(S28)。
そして、SAN管理ソフト31は、S26で特定された交替パスIDと、S27及びS28の両方で検索された物理パスID(すなわち、S26で特定された交替パスIDの交替パスに含まれているホスト側ポート名及びストレージ側ポート名をそれぞれ始点及び終点とした物理パスのID)とを、統合パス管理テーブル57上でマッピングする(S29)。また、この時点で(或いはこの後の適当な時点で)、例えば、SAN管理ソフト31は、S23で指定されたホストのノード名及びノード内ボリューム名を交替パス管理テーブル53から特定し、特定されたノード名及びノード内ボリューム名を、S29で対応付けられた交替パスID及び物理パスIDのセットに対応付けても良い。
次に、SAN管理ソフト31は、互いに対応付けられた交替パス及び物理パスのセットに対してストレージ内部パスをマッピングする処理を実行する(S30)。以下、この処理における具体的な処理流れを、図9を参照して説明する。
SAN管理ソフト31は、図7のS26で特定された交替パスIDの交替パスに含まれているストレージ側ポート名を有するストレージ内部パスを、ストレージ内部パス管理テーブル49から検索する(S30−1)。
また、SAN管理ソフト31は、図7のS26で特定された交替パスIDの交替パスに含まれているホスト側ポート名に対応したノードIDをノード管理テーブル47から特定し、そのノードIDに対応するホストグループIDを有するストレージ内部パスを、ストレージ内部パス管理テーブル49(又はS30−1で検索ヒットした一以上のストレージ内部パス)から検索する(S30−2)。
更に、SAN管理ソフト31は、図7のS26で特定された交替パスIDの交替パスに含まれているLDEV番号を含んだストレージ内部パスを、ストレージ内部パス管理テーブル49(又はS30−1及びS30−2の両方で検索ヒットした一以上のストレージ内部パス)から検索する(S30−3)。
そして、SAN管理ソフト31は、S30−1〜S30−3の全てにおいて検索ヒットしたストレージ内部パスに含まれている所定情報(すなわち、ホストグループID、LUN及びLDEV番号)を、統合パス管理テーブル57上で、図8のS29でマッピングされた交替パスID及び物理パスIDのセットに対応付ける(S30−4)。
以上のS30−1〜S30−4により、互いに対応付けられた交替パス及び物理パスのセットに対してストレージ内部パスをマッピングする処理が終了する。
その後、図8に示すように、SAN管理ソフト31は、図7のS23で指定されたホストが認識しているLDEVについて未指定のLDEV番号があるか否かを調べ、有れば(S31でYes)、図7のS25を行い、無ければ(S31でNo)、図8のS32を行う。未指定のLDEV番号の有無は、例えば以下のようにして調べることができる。すなわち、SAN管理ソフト31が、ホストを指定した場合に、そのホストが認識している全てのLDEV番号を交替パス管理テーブル53から特定して所定の記憶域に書き出し、LDEV番号が指定されたときに、そのLDEV番号に対してフラグをセットし、以後、書き出された各LDEV番号毎にフラグの有無を調べることで、未指定のLDEV番号の有無を調べることができる。
S31でNoの場合、SAN管理ソフト31は、未指定のホストの有無を調べ、有れば(S32でYes)、図7のS23を行い、無ければ(S32でNo)、この統合パス構築処理を終了する。未指定のホストの有無は、例えば以下のようにして調べることができる。すなわち、SAN管理ソフト31が、ホストを指定した場合に、交替パス管理テーブル53においてそのホストのノード名に対してフラグをセットし、以後、交替パス管理テーブル53の各ノード名毎にフラグの有無を調べることで、未指定のホストの有無を調べることができる。
以上の統合パス構築処理により、統合パス管理テーブル57上に、各ホスト装置1毎の統合パスを登録することができる。すなわち、統合パス管理テーブル57を完成させることができる。
この後、SAN管理ソフト31は、この統合パス管理テーブル57に記録されている情報に基づいて、どの統合パス上にどの交替パスが存在するかを管理者にとって分かり易い態様で表示することができる。以下、その際に行われる処理の流れの一例を説明する。
図10及び図11は、交替パス表示処理の流れの一例を示す。
SAN管理ソフト31は、例えば管理者からの要求に応答して、画面(例えばウィンドウ等のGUI画面)を用意し、表示装置26に用意画面を表示する(S1)。そして、SAN管理ソフト31は、例えば、統合パス管理テーブル57に記録されている一以上のノード名の中から一つのノード名(つまりホスト名)を指定し、指定したノード名を有するノードと、指定したノード名に対応したノード内ボリューム名を有するノード内ボリュームとのアイコンを、S1で用意した画面(以下、用意画面)に表示する(S2)。なお、ここでは、例えば、SAN管理ソフト31は、統合パス管理テーブル57に記録されている一以上のノード名とノード内ボリューム名とを選択可能に表した画面を表示し、管理者から選択されたノード名及びノード内ボリューム名を指定してもよい。また、SAN管理ソフト31は、管理者からノード名及びノード内ボリューム名の入力を受付け、入力されたノード名及びノード内ボリューム名を指定しても良い。
次に、SAN管理ソフト31は、物理パス表示処理(別の言い方をすれば、ホストとストレージとの間のトポロジーを表示する処理)を実行する(S3)。この結果、例えば、ノード名『ホスト0』の場合には、用意画面には、図17Aに例示する態様で物理パスが表示される。図17Aの例によれば、例えば、ノード(例えばホスト)のアイコンには、ノード名(例えばホスト0)が表示され、ポートのアイコンには、ポート名(例えばポート0)が表示される。
次に、SAN管理ソフト31は、ストレージ内部パス表示処理を実行する(S4)。この結果、例えば、LDEVがLDEV[100]の場合には、用意画面には、図17Bに例示するように、図17Aで表示された物理パスの最後尾に繋がるストレージ内部パスが表示される。その表示態様は、物理パスの表示態様と同様に、例えば、ストレージ内部パスの各構成要素(例えばホストグループ)のアイコンが表示され、そのアイコンには、その構成要素の種類及びID(例えばホストグループ0)が表示される。
次に、SAN管理ソフト31は、S2で表示したホストとノード内ボリュームとに対応する一以上の交替パスIDを統合パス管理テーブル57から特定し、特定された一以上の交替パスIDの中から一つの交替パスIDを選択する(S5)。
次に、SAN管理ソフト31は、S5で選択した交替パスIDに対応する物理パスIDを統合パス管理テーブル57から特定し、特定された物理パスIDに対応する物理パスを物理パス管理テーブル55から特定し、その物理パスを構成する複数のポートの中から先頭ポート(つまり、ホストに搭載されているポート)を選択する(S6)。
次に、SAN管理ソフト31は、物理パス及びストレージ内部パスが表示された用意画面において、選択したポートのアイコンと、ノード内ボリュームのアイコンとを、マッピング用の線で結ぶ(S7)。別の言い方をすれば、SAN管理ソフト31は、アイコン同士を結んだマッピング用の線を用意画面上に描画する。ここで、マッピング用の線とは、物理パス及びストレージ内部パスの表示で使用された線とは異なる態様で表示される線のことである。線の表示の態様が異なる具体例としては、線の太さ、模様、種類(例えば、実線、点線等)或いは色が異なることが挙げられる。この実施形態では、線の太さが異なるものとする。具体的には、物理パス及びストレージ内部パスの表示で使用された線よりも、マッピング用の線の方が太いものとする。
さて、次に、SAN管理ソフト31は、選択したポートのアイコンと、次のポートのアイコンとを、マッピング用の線で結ぶ(S8)。「次のポート」とは、S6で特定された物理パスにおいて、選択したポートの直後のポートのことである。
SAN管理ソフト31は、S8における「次のポート」が、S6で特定された物理パスにおける最後尾のポート(つまりストレージシステムに搭載されたポート)でなければ(S9でNo)、その次のポートを選択し(S10)、再び、S8を実行する。一方、SAN管理ソフト31は、S8における「次のポート」が、S6で特定された物理パスにおける最後尾のポートであれば(S9でYes)、図11のS11の処理を行う。
すなわち、SAN管理ソフト31は、図10のS6で特定された物理パスの最後尾のポートのアイコンと、その物理パスに対応するホストグループのアイコンとを、マッピング用の線で結ぶ(S11)。また、SAN管理ソフト31は、S11でのホストグループのアイコンと、それに対応するLUNのアイコンとを、マッピング用の線で結ぶ(S12)。更に、SAN管理ソフト31は、S12でのLUNのアイコンと、それに対応するLDEVのアイコンとを、マッピング用の線で結ぶ(S13)。このS13の処理が終了することにより、物理パス及びストレージ内部パスが表示された用意画面(図17B参照)において、物理パス及びストレージ内部パスの絵の上に、マッピング用の線で表示された一つの交替パスが、重ねて表示されることになる。
SAN管理ソフト31は、S2におけるノード及びノード内ボリュームに対応した別の交替パスIDが存在するか否かを、統合パス管理テーブル57を参照することにより調べ、存在しない場合には(S14でNo)、リターンし(例えば再びS1へ戻り)、存在する場合には(S14でYes)、図10のS5以降の処理を再び行うことにより、少なくとも一つの交替パスが表示されている上記用意画面上に、更に交替パスを表示する。
S14でNoになった場合に、或るホスト及びノード内ボリュームについて、物理パス及びストレージ内部パスの上に、同一のLDEVへの複数の交替パスの全てを重ねて表示する処理が完了する。この結果、例えば、図18Aに例示するように、図17Bでの用意画面において、物理パス及びストレージ内部パス上に、マッピング用の線で構成される複数の交替パスが表示される。例えば、各交替パスの始点は、ノード内ボリューム『D:』に対応したアイコンとなる。
以上が、交替パス表示処理の流れの一例である。次に、この交替パス表示処理において行われる物理パス表示処理(図10のS3の処理)とストレージ内部パス表示処理(図10のS4の処理)とについて詳細に説明する。
図12、図13及び図14は、物理パス表示処理の流れの一例を示す。
SAN管理ソフト31は、図10のS2で指定したホストのアイコンとノード内ボリュームのアイコンとを線で結ぶ(S51)。別の言い方をすれば、SAN管理ソフト31は、アイコン同士を結んだ線を用意画面上に描画する。ここで、単に「線」と言う場合には、上述した「マッピング用の線」とは表示態様が異なる線である。ここでの線は、例えば、マッピング用の線よりも細い線である。
SAN管理ソフト31は、次に、S2で指定したホストのノード名に対応した自ノード側ポートをノード管理テーブル47から特定し、特定された自ノード側ポートのアイコンとポート名とを用意画面上に表示し、そのアイコンと、ホストのアイコンとを線で結ぶ(S52)。
次に、SAN管理ソフト31は、S52での自ノード側ポートを先頭ポートとして持つ物理パスを物理パス管理テーブルから検索する(S53)。具体的には、例えば、SAN管理ソフト31は、S52での自ノード側ポート名を先頭に有する一以上の物理パスを物理パス管理テーブル55から検索する。
SAN管理ソフト31は、検索ヒットした一以上の物理パスの中から一つの物理パスを選択する(S54)。
そして、図13に示すように、SAN管理ソフト31は、選択した物理パスを構成する複数のポートの中から表示処理ポート(すなわち、実際に表示すべきポート)を指定する(S55)。もし、指定されたポートの次のポートが既に表示されていれば(S56でYes)、SAN管理ソフト31は、図14のS63の処理を行うが、そうでなければ(S56でNo)、次ポートのアイコンを表示する(S57)。
次に、SAN管理ソフト31は、ノード管理テーブル47を参照することにより、次ポートを自ノード側ポートとして持つノードが、S55での指定ポートを自ノード側ポートとして持つノードと同じか否かを調べる(S58)。同じであれば(S58でYes)、SAN管理ソフト31は、図14のS62で行うが、違っていれば(S58でNo)、次ポートのアイコンと指定ポートのアイコンとを線で結ぶ(S59)。
次に、SAN管理ソフト31は、次ポートを自ノード側ポートとして持つノードが既に表示されているかどうかを調べ(S60)、表示されていれば(S60でYes)、図14のS62の処理を行うが、表示されていなければ(S60でNo)、そのノードのアイコンを表示する(図14のS61)。
次に、SAN管理ソフト31は、次ポートを自ノード側ポートとして持つノードのアイコンと、次ポートのアイコンとを線で結ぶ(S62)。
SAN管理ソフト31は、次ポートがS54で選択した物理パスの最後尾のポートかどうかを判別し、そうでなければ(S63でNo)、当該次ポートを指定ポートとして(S64)、再び、図13のS56の処理行う。最後尾のポートであれば(S63でYes)、SAN管理ソフト31は、図12のS53の処理により検索ヒットした一以上の物理パスの中で未選択の物理パスがあるか否かを判別し、あれば(S65でYes)、図12のS54の処理を行い、無ければ(S65でNo)、この物理パス表示処理を終えて、図10のS3の終了とする。
図15及び図16は、ストレージ内部パス表示処理の流れの一例を示す。
SAN管理ソフト31は、図10のS2で指定したホストとノード内ボリュームに対応した一以上の交替パスIDを統合パス管理テーブル57の中から特定し、特定された一以上の交替パスIDの中から一つの交替パスIDを選択する(S71)。
次に、SAN管理ソフト31は、選択した交替パスIDに対応した物理パスIDを統合パス管理テーブル57の中から特定し、特定された物理パスIDに対応した物理パスを物理パス管理テーブル55から特定し、特定された物理パスにおける最後尾のポートのアイコンの先にホストグループのアイコンが既に表示されているか否かを判断する(S72)。
S72の判断の結果、表示されていれば(S72でYes)、SAN管理ソフト31は、S74の処理を行い、表示されていなければ(S72でNo)、S73の処理を行う。すなわち、SAN管理ソフト31は、上記物理パスIDに対応したホストグループIDを統合パス管理テーブル57から特定し、特定されたホストグループIDを表示したホストグループのアイコンを表示し、そのアイコンと、上記物理パスIDに対応した物理パスの最後尾のポートのアイコンとを線で結ぶ(S73)。
次に、SAN管理ソフト31は、上記特定されたホストグループに対応したLUNを統合パス管理テーブル57から特定し、特定されたLUNのアイコンが、そのホストグループのアイコンの先(例えば直下)に表示されているかどうかを判断する(S74)。
S74の判断の結果、表示されていれば(S74でYes)、SAN管理ソフト31は、図16のS76の処理を行い、表示されていなければ(S74でNo)、S75の処理を行う。すなわち、SAN管理ソフト31は、上記特定されたLUNのアイコンを表示し、そのアイコンと、その後(例えば真上)にあるホストグループのアイコンとを線で結ぶ(S75)。
次に、SAN管理ソフト31は、図16に示すように、上記特定されたLUNに対応したLDEV番号を統合パス管理テーブル57から特定し、特定されたLDEV番号が割り当てられたLDEVのアイコンが、LUNのアイコンの先に表示されているかどうかを判断する(S76)。
S76の判断の結果、表示されていれば(S76でYes)、SAN管理ソフト31は、S78の処理を行い、表示されていなければ(S76でNo)、S77の処理を行う。すなわち、SAN管理ソフト31は、上記特定されたLDEV番号が割り当てられたLDEVのアイコンを表示し(S77)、そのアイコンと、その後(例えば真上)にあるLUNのアイコンとを線で結ぶ(S78)。
その後、SAN管理ソフト31は、図15のS71で特定された一以上の交替パスIDのうち未選択の交替パスIDがあるか否かを判別し、あれば(S79でYes)、図15のS71を行い、なければ(S79でNo)、この物理パス表示処理を終えて、図10のS4の終了とする。
さて、上述した物理パス表示処理及びストレージ内部パス表示処理を含んだ交替パス表示処理(図10及び図11に示した処理)によって、図18Aに例示したような用意画面を表示することができるのは、既に説明した通りである。
また、SAN管理ソフト31は、例えば、或るノードで障害が発生したことを検出した場合には、その障害が発生したノードが有するポートを含んだ物理パスを特定して、その物理パスに対応した交替パス(つまり使用不可能になった交替パス)を特定することができる。そして、SAN管理ソフト31は、障害が発生した場所と、その障害発生に伴って使用不可能となった交替パスが何であるかとを表示装置26に表示することができる。図18Bは、『FCスイッチ2』で障害が発生したことが検出された場合にSAN管理ソフト31によって表示される画面の一例を示す。
また、SAN管理ソフト31は、例えば、使用不可能になった交替パスを特定した場合には、所定のタイミングで(例えば特定後直ちに)、使用不可能になった一以上の交替パスを認識している一以上のホスト装置を、統合パス管理テーブル57及びノード管理テーブル47を参照することにより特定し、特定された一以上のホスト装置に、その交替パスが使用不可能になったことを通知することができる。
図19は、使用不可能になった交替パスが特定されるまでに行われる処理の流れの一例と、その交替パスが特定された後に行われる処理の流れの一例とを示す。
或るノード(例えば『FCスイッチ2』)で障害が発生した場合(S101)、管理サーバ21内のSAN管理ソフト31が、障害の発生したノードが何であるかを(例えば、障害の発生したノードが『FCスイッチ2』であることを)検出することができる(S111)。具体的には、例えば、SAN管理ソフト31は、ノード管理テーブル47に登録されている各ノードに定期的に問い合わせ(例えばパス検査用のシグナル)を発行し、正常な応答が返ってこない場合に、そのノードで障害が発生したことを検出することができる。
SAN管理ソフト31は、障害発生が検出されたノードのポートを、ノード管理テーブル47を参照することにより特定し、特定されたノードを含んだ物理パスを、物理パス管理テーブル55を参照することにより特定することができる(S112)。そして、SAN管理ソフト31は、特定された物理パスの物理パスIDに対応した交替パスIDを統合パス管理テーブル57から特定することができる(S113)。
SAN管理ソフト31は、S113の後、障害が発生したノードがどれであるかと、使用不可能な交替パス(つまり、S113で特定された交替パス)がどれであるかということを、表示装置26に表示することができる(S114)。具体的には、例えば、SAN管理ソフト31は、図18Aに例示したように、物理パス及びストレージ内部パス上に交替パスが重ねて表示された画面上で、障害が発生したノード(例えば『FCスイッチ2』)のアイコン上又はその近傍で、そのノードに障害が発生したことを示し(例えば「障害」という言葉を表示し)、且つ、使用不可能な交替パスを使用可能な交替パスとは異なる態様で表示する(例えば、「使用不可」という言葉をその交替パス上又はその近傍に表示する、或いは、線の色又は種類を違えて表示する等)。これにより、管理者は、どの交替パスを回復するためには、どこを回復させれば良いかを迅速に特定することができる。
また、SAN管理ソフト31は、S113の後、所定のタイミングで(例えば直ちに)、特定された交替パスIDに対応するノード名を、交替パス管理テーブル53から特定し、特定されたノード名を有するホスト装置に、使用不可能な交替パスの交替パスIDを通知することができる(S115)。
『ホスト0』の交替パス管理ソフト17は、任意のタイミングで、使用する交替パスを別の交替パスに切り替えることができる。交替パス管理ソフト17は、交替パスを切り替える場合(S121でYes)、使用不可能な交替パスの交替パスIDを受信済みであれば(S122でYes)、その交替パスID以外の交替パスIDを有した交替パスを選択して切り替え(S123)、受信済みでなければ(S122でNo)、任意の交替パスを選択して切り替える(S124)。このため、S123では、必ず、使用可能な交替パスに切り替えられ、使用不可能な交替パスに切り替えられることはないが、S124では、使用不可能な交替パスに切り替えられてしまう場合がある。その場合には、使用不可能な交替パスでアクセスすることが試みられるが、使用不可能であるが故に失敗するので、交替パス管理ソフト17は、また別の任意の交替パスを選択することができる。
ところで、図20Aに例示するように、各ホストグループID別に、異なるLDEV番号が対応付けられる場合がある。具体的には、例えば、ホストグループID[0]には、LDEV[100]が対応付けられ、ホストグループID[2]には、LDEV[101]が対応付けられる場合がある。この場合、例えば、ストレージシステム3は、『ホスト0』からLDEV[100]に対するアクセス要求を受けた場合、LDEV[100]はホストグループID[0]に属しているので、LDEV[100]に対するアクセスを許可するが、『ホスト0』からLDEV[101]に対するアクセス要求を受けた場合、LDEV[101]はホストグループID[0]には属していないので、LDEV[101]に対するアクセスを許可しない。
これにも関わらず、ホスト装置1は、自分が指定したストレージ側ポート名に属する全てのLDEV番号を知ることができる。具体的には、例えば、図20Bに例示するように、ホスト装置1は、所望のストレージ側ポート名を指定した所定の照会コマンド(例えば、SCSIプロトコルで規定されているInquiryコマンド)を、ストレージシステム3に送信することができる(S131)。ストレージシステム3において、そのストレージ側ポート名を有するポート111を介して照会コマンドを受信したCHA110は、そのストレージ側ポート名に属するLDEV番号をストレージ内部パス管理テーブル49から特定し(S132)、照会コマンドに対する応答として、特定された全てのLDEV番号を、照会コマンドの送信元のホスト装置1に通知することができる(S133)。そのホスト装置1は、受信したLDEV番号を、交替パス管理テーブル51上で、照会コマンドで指定したストレージ側ポート名に対応付けることができる(S134)。これにより、ホスト装置1は、通知された全てのLDEV番号のLDEVまでの交替パスを認識することができる。
しかし、交替パスを認識したといっても、どの交替パスを使用してもその終端のLDEVにアクセスできるわけではない。そのLDEVが、アクセス元のホスト装置1に対応したホストグループIDに属しているものでなくてはならない。
そこで、管理サーバ21が、以下のような処理を行うことにより、ホスト装置1に対して、自分に対応しないホストグループIDに属するLDEVにアクセスしてしまうことを未然に防止させることができる。以下、そのために行われる処理流れの一例を、図20Cを参照して説明する。
管理サーバ21(例えばSAN管理ソフト31)が、任意のホスト装置1のノードIDに対応するノード名に対応したホストグループIDを、統合パス管理テーブル57から特定する(S141)。管理サーバ21は、特定されたホストグループIDに属するLDEV番号を、ストレージ内部パス管理テーブル49から特定する(S142)。管理サーバ21は、特定された全てのLDEV番号を、上記任意のホスト装置1に通知する(S143)。
LDEV番号の通知を受けたホスト装置1は、通知されたLDEV番号を、自分が有する記憶資源に記憶させる(S144)。ホスト装置1は、例えば図20BのS134が行われたことにより、交替パスを認識済みであれば(S145でYes)、通知されたLDEV番号を終端に有しない交替パスを無効にする(S146)。具体的には、例えば、ホスト装置1は、その通知されたLDEV番号を有しない交替パスに関するレコードを、交替パス管理テーブル51から削除する。
この図20Cに例示した処理により、ホスト装置1では、そのホスト装置1に対応しないホストグループIDに属するLDEVへの交替パスは無効にされたので、その無効にされた交替パスが使用されることがなくなる。すなわち、例えば、交替パス管理ソフト17が、その無効にされた交替パスを使用しないようにする。
以上、上述した実施形態によれば、どの物理パスにどの交替パスが対応するかが自動的に検出され、その検出結果に従がって、物理パスに対して交替パスが対応付けられる。そして、その対応付けの結果が、表示される。これにより、管理者は、どの物理パスにどの交替パスが対応するのかを特定することができる。
また、上述した実施形態によれば、ホスト装置1とストレージシステム3との間のどの物理パスと、ストレージシステム3におけるどのストレージ内部パスとが対応するのかが特定され、物理パスとストレージ内部パスとが繋げた状態で表示される。これにより、管理者は、ホスト装置からLDEVまでの経路を詳細に知ることができる。
また、上述した実施形態によれば、物理パスと交替パスとが対応付けられることにより、物理パスにおいて障害が発生した場合には、使用不可能になった交替パスを特定することができる。特定された使用不可能な交替パスと、どの物理パスで障害が発生したかということを表示することにより、管理者は、どの交替パスを回復するためには、どの物理パスを回復させれば良いかを迅速に特定することができる。
また、上述した実施形態によれば、使用不可能になった交替パスを特定した場合に、その交替パスがどれであるかということが、その交替パスを認識しているホスト装置に通知される。これにより、そのホスト装置において使用不可能な交替パスに切り替えられてしまうことの頻度を低減させることができる。
また、上述した実施形態によれば、各ホスト装置1に、そのホスト装置1のホストグループIDに属するLDEV番号を通知することができる。ホスト装置1は、たとえ、自分が指定したストレージ側ポート名に属する全てのLDEV番号を認識したとしても、認識した全てのLDEV番号のうち、自分に対応するホストグループIDに対応したLDEV番号以外を無効とし、無効としたLDEV番号のLDEVにはアクセスしないようにすることができる。これにより、各ホスト装置1に、そのホスト装置1に対応しないホストグループIDに属するLDEV番号が割り当てられたLDEVにアクセスされてしまうことを防ぐことができる。
ところで、幾つかの別の実施形態が考えられる。
例えば、第一の別の実施形態では、図21Aに例示するように、SAN管理ソフト31は、図18Bに例示した画面から、FCスイッチのアイコン又はそれに関わる表示を消して、表示することができる。
また、例えば、第二の別の実施形態では、図21Bに例示するように、SAN管理ソフト31は、物理パス及びストレージ内部パス上に交替パスを重ねて表示する際、或る物理パスの或る一部に所定本数以上(例えば全ての)の交替パスの一部が重なる場合には、警告を報知することができる。この警告は、例えば、その或る物理パスの一部において障害が発生すると、所定本数以上の交替パスの使用が不可能になってしまうことの警告、別の言い方をすれば、物理パスのいわゆる一点障害によって所定本数以上の交替パスの使用が不可能になってしまうことの警告である。
図22は、本発明の第二の別の実施形態においてSAN管理ソフト31が行う理流れの一例を示す。
SAN管理ソフト31は、物理パスと交替パスとのマッピングが終了した後(例えば、図7及び図8の統合パス構築処理が終了した後)、所定のタイミングで、各物理パス毎に、その物理パスの少なくとも一部に、所定本数以上の交替パスの少なくとも一部が重なるか否かを判別する(S151)。
S151により、重なると判別された場合には(S151でYes)、SAN管理ソフト31は、警告を報知することができる(S152)。具体的には、例えば、SAN管理ソフト31は、どの物理パスのどこの部分で障害が発生すると所定本数以上の交替パスが使用不可能になるかを報知することができる。より具体的には、例えば、SAN管理ソフト131は、図21Bに例示した通り、物理パス及びストレージ内部パス上に交替パスが重ねて表示された画面を表示し、且つ、その画面上で、障害が発生すると所定本数以上の交替パスが使用不可能になる物理パス部分の近傍に、「警告」という言葉を表示することができる。この画面を見れば、例えば、管理者は、『FCスイッチ4』、『FCスイッチ5』又はその間の接続に障害が生じた場合には、4本の交替パスが全て使用不可能になってしまうことを、事前に知ることができる。
以上、本発明の好適な幾つかの実施形態を説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、用意画面等、SAN管理ソフト31が表示する対象は、管理サーバ21の表示装置26に代えて又は加えて、管理サーバ21に通信可能に接続された別の装置(例えばSVP281或いはホスト装置1)の表示装置にも表示することができる。
また、例えば、SAN管理ソフト31は、ストレージシステム3(特に例えばSVP281)又はホスト装置1にインストールされても良い。別の言い方をすれば、管理サーバ21に代わって、ストレージシステム3及びホスト装置1の少なくとも一方が、統合パス構築処理を行ったり、物理パス及びストレージ内部パスの双方又は片方を表示しその表示の上に交替パスを重ねて表示したりすることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るシステム全体のハードウェア構成例を示す。 図2は、本発明の一実施形態における物理パスの説明図である。 図3は、図2の『ホスト0』が認識している論理パスの一例を示す。 図4Aは、ノード管理テーブルの構成例を示す。図4Bは、ストレージ内部パス管理テーブルの構成例を示す。 図5Aは、『ホスト0』が保持する交替パス管理テーブルの構成例を示す。図5Bは、管理サーバ21が保持する交替パス管理テーブルの構成例を示す。図5Cは、SAN管理ソフト31が、ノード管理テーブル47を解析して物理パスを検出する方法の一例の説明図である。 図6Aは、物理パス管理テーブルの構成例を示す。図6Bは、統合パス管理テーブルの構成例を示す。 図7は、統合パス構築処理の流れの一例の一部を示す。 図8は、統合パス構築処理の流れの一例の残りの一部を示す。 図9は、図8のS30の処理の具体的な流れの一例を示す。 図10は、交替パス表示処理の流れの一例の一部を示す。 図11は、交替パス表示処理の流れの一例の残りの一部を示す。 図12は、物理パス表示処理の流れの一例の一部を示す。 図13は、物理パス表示処理の流れの一例の別の一部を示す。 図14は、物理パス表示処理の流れの一例の残りの一部を示す。 図15は、ストレージ内部パス表示処理の流れの一例の一部を示す。 図16は、ストレージ内部パス表示処理の流れの一例の残りの一部を示す。 図17Aは、物理パス表示処理によって物理パスが表示された用意画面の一例を示す。図17Bは、その後のストレージ内部パス表示処理によって物理パスに繋がるストレージ内部パスが表示された用意画面の一例を示す。 図18Aは、物理パス及びストレージ内部パスの表示の上に重ねて交替パスが表示された用意画面の一例を示す。図18Bは、『FCスイッチ2』で障害が発生したことが検出された場合にSAN管理ソフト31によって表示される画面の一例を示す。 図19は、使用不可能になった交替パスが特定されるまでに行われる処理の流れの一例と、その交替パスが特定された後に行われる処理の流れの一例とを示す。 図20Aは、ホストグループID別に異なるLDEV番号が割り当てられたLDEVが対応付けられていることの具体例を示す。図20Bは、ホスト装置1が所定の照会コマンドを送信した場合に行われる処理の流れの一例を示す。図20Cは、ホスト装置1に対して、自分に対応しないホストグループIDに属するLDEVにアクセスさせないようにするために行われる処理の流れの一例を示す。 図21Aは、本発明の第一の別の実施形態において表示される画面の一例を示す。図21Bは、本発明の第二の別の実施形態において表示される画面の一例を示す。 図22は、本発明の第二の別の実施形態においてSAN管理ソフト31が行う理流れの一例を示す。
符号の説明
1…ホスト装置 2…LAN 3…ストレージシステム 6…論理デバイス(LDEV) 11、35、111…ポート 15…SAN管理ソフトエージェント 17…交替パス管理ソフト 21…管理サーバ 31…SAN管理ソフト 32…SAN 33…FCスイッチ 800A、800B、800C…交替パス

Claims (2)

  1. 少なくとも一つの中継器と、
    前記少なくとも一つの中継器に接続された複数のホスト装置と
    前記少なくとも一つの中継器を介して複数のホスト装置と通信可能に接続されたストレージシステムと
    を有する計算機システム、におけるアクセスパス管理方法であって、
    前記計算機システムにおいて、
    各中継器は、前記複数のホスト装置、前記ストレージシステム、または、他の中継器に接続されるポートである中継ポートを複数個備え、
    前記ストレージシステム、データを記憶することができる記憶デバイスと、前記中継器に接続されるポートであるストレージポートと、前記ストレージポートを特定するためのストレージポートIDと前記記憶デバイスを特定するための記憶デバイスIDと当該記憶デバイスにアクセスすることが許可されている前記ホスト装置のIDであるホストグループIDとで表されたストレージ内部パスを表すストレージ内部パス管理テーブルを記憶した記憶資源とを備え、
    それぞれの前記ホスト装置前記中継器に接続されるポートであるホストポートと、当該ホスト装置から前記ストレージシステムの記憶デバイスまでの論理パスを1つ以上含んだ論理パス管理テーブルを記憶した記憶資源とを備え
    前記論理パス前記ホストポートを特定するためのホストポートIDと、前記ストレージポートを特定するためのストレージポートIDと、前記記憶デバイス記憶デバイスIDとで表されており、
    前記アクセスパス管理方法において、
    前記ホスト装置は、
    (A)前記ホストポートIDと、当該ホストポートIDに対応するホストポートに接続されている前記中継ポートの中継ポートIDとを含んだ第一のノード情報を取得し、
    (B)前記中継器のノード情報であって、当該中継器が備える全ての前記中継ポートにそれぞれ対応した中継ポートIDを含んだ第二のノード情報を取得し、
    (C)前記ストレージポートIDと、当該ストレージポートIDに対応する前記ストレージポートに接続されている中継ポートの中継ポートIDとを含んだ第三のノード情報を取得し、
    (D)前記取得された第一のノード情報、第二のノード情報及び第三のノード情報を含んだノード情報群を解析して、どのポートIDを有するポートがどのポートIDを有するポートに接続されているかを特定することにより、前記複数のホスト装置と前記ストレージシステムとを結ぶ複数の物理パスを特定し、特定したそれぞれの物理パスを前記ホストポートID、前記中継ポートID及び前記ストレージポートIDで表した物理パス管理テーブルを作成し、作成した前記物理パス管理テーブルを前記記憶資源に格納し、
    (E)前記論理パスに含まれるホストポートIDとストレージポートIDに適合するホストポートIDまたはストレージポートIDを含んだ物理パスを前記複数の物理パスの中から特定することにより、前記特定された複数の物理パスのどの物理パスに前記論理パスが対応するのかを特定し、
    (F)前記特定された論理パスに含まれる記憶デバイスID及びストレージポートIDと、当該ホスト装置のIDに適合するホストグループIDとを含んだストレージ内部パスを、前記ストレージ内部パス管理テーブルから検索し、見つかったストレージ内部パス内のホストグループIDと、前記特定された論理パス及び物理パスとを、論理パスと物理パスとの対応が登録される統合パス管理テーブルに登録する
    ことを特徴とするアクセスパス管理方法
  2. 少なくとも一つの中継器と、
    前記少なくとも一つの中継器に接続された複数のホスト装置と
    前記少なくとも一つの中継器を介して複数のホスト装置と通信可能に接続されたストレージシステムと
    を有し、
    各中継器は、前記複数のホスト装置、前記ストレージシステム、または、他の中継器に接続されるポートである中継ポートを複数個備え、
    前記ストレージシステムは、データを記憶することができる記憶デバイスと、前記中継器に接続されるポートであるストレージポートと、前記ストレージポートを特定するためのストレージポートIDと前記記憶デバイスを特定するための記憶デバイスIDと当該記憶デバイスにアクセスすることが許可されている前記ホスト装置のIDであるホストグループIDとで表されたストレージ内部パスを表すストレージ内部パス管理テーブルを記憶した記憶資源とを備え、
    それぞれの前記ホスト装置は、前記中継器に接続されるポートであるホストポートと、当該ホスト装置から前記ストレージシステムの記憶デバイスまでの論理パスを1つ以上含んだ論理パス管理テーブルを記憶した記憶資源とを備え、
    前記論理パスは、前記ホストポートを特定するためのホストポートIDと、前記ストレージポートを特定するためのストレージポートIDと、前記記憶デバイスの記憶デバイスIDとで表されており、
    前記ホスト装置は、
    (A)前記ホストポートIDと、当該ホストポートIDに対応するホストポートに接続されている前記中継ポートの中継ポートIDとを含んだ第一のノード情報を取得し、
    (B)各前記中継器のノード情報であって、当該中継器が備える全ての前記中継ポートにそれぞれ対応した中継ポートIDを含んだ第二のノード情報を取得し、
    (C)前記ストレージポートIDと、当該ストレージポートIDに対応する前記ストレージポートに接続されている中継ポートの中継ポートIDとを含んだ第三のノード情報を取得し、
    (D)前記取得された第一のノード情報、第二のノード情報及び第三のノード情報を含んだノード情報群を解析して、どのポートIDを有するポートがどのポートIDを有するポートに接続されているかを特定することにより、前記複数のホスト装置と前記ストレージシステムとを結ぶ複数の物理パスを特定し、特定したそれぞれの物理パスを前記ホストポートID、前記中継ポートID及び前記ストレージポートIDで表した物理パス管理テーブルを作成し、作成した前記物理パス管理テーブルを前記記憶資源に格納し、
    (E)前記論理パスに含まれるホストポートIDとストレージポートIDに適合するホストポートIDまたはストレージポートIDを含んだ物理パスを前記複数の物理パスの中から特定することにより、前記特定された複数の物理パスのどの物理パスに前記論理パスが対応するのかを特定し、
    (F)前記特定された論理パスに含まれる記憶デバイスID及びストレージポートIDと、当該ホスト装置のIDに適合するホストグループIDとを含んだストレージ内部パスを、前記ストレージ内部パス管理テーブルから検索し、見つかったストレージ内部パス内のホストグループIDと、前記特定された論理パス及び物理パスとを、論理パスと物理パスとの対応が登録される統合パス管理テーブルに登録する、
    ことを特徴とする計算機システム。
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