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JP4696790B2 - カメラ用アクチュエータ - Google Patents

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JP4696790B2
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Description

本発明は、カメラ用アクチュエータに関し、さらに詳しくは、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話などのカメラ付き小型電子機器に用いることができるカメラ用アクチュエータに関する。
デジタルカメラなどにおいて、オートフォーカスおよびズームを目的として、コイルに流れる電流により発生する磁界とマグネットの磁界との相互作用によって、光軸方向にレンズを変位させることができるカメラ用アクチュエータが使用されている。最近では、カメラ付き携帯電話に搭載されているカメラも、撮像素子の画素数が100万画素以上のメガピクセル化するに伴い、オートフォーカス機能が要求されるようになってきている。
このようなカメラ用アクチュエータの1つとして、本出願人は、先に図6および図7に示すようなカメラ用アクチュエータ100を提案した(特願2005−72022)。
このカメラ用アクチュエータ100は、レンズユニット105が取り付けられた筒状部111を有するホルダ110と;ホルダ110に、ホルダ110の筒状部111の周囲に位置するように設けられたコイル120と;コイル120と対向するマグネット140を備えたヨーク130と;ホルダ110の筒状部111の光軸方向の上下両側に設けられ、ホルダ110を光軸に直交する方向に位置決めした状態で光軸方向に変位可能に支持する一対の板バネ160U、160Lと;ホルダ110の筒状部111の光軸方向の上側の板バネ160Uをホルダ110との間で挟持するストッパ170と;ホルダ110の筒状部111の光軸方向の下側の板バネ160Lの下面に設けられ、コイル120と接続されている電極部190と;ストッパ170およびホルダ110筒状部111の光軸方向の下側の板バネ160Lの外側に設けられ、一対の板バネ160U、160Lをヨーク130との間でそれぞれ挟持するとともに、少なくともホルダ110に取り付けられたレンズユニット105に対応する部分にそれぞれ開口を有する一対の支持枠(外側ケース)であるカバー180、ベース185と;を備える。
カメラ用アクチュエータ100は、コイル120に流れる電流による磁界とマグネット140の磁界との相互作用によって、レンズユニット105が取り付けられたホルダ110を光軸方向に変位させることができる。
カメラ用アクチュエータ100の電極部190は、図7に示すように、リング状部191から径方向外側に延出する延出部192とを有し、FPCからなるシート状電極として構成されている。リング状部191には、コイル20のリード線(図示せず)がはんだ付けによって接続されている。延出部192は、カメラ用アクチュエータ100の外部に設けられている基板(図示せず)と接続するために、ベース185の外に延出する。
電極部190をなすシート状電極は、所定の面積を有するシートから複数個製造されるため、所定の面積を有するシート1枚当たり製造できる電極部190の個数は、電極部190の形状によって決まる。
カメラ用アクチュエータ100の電極部190をなすシート状電極は、上記のような形状を有することから、所定の面積を有するシート1枚当たり製造できる電極部190の数が少なくなる。また、シートから電極部190を製造する際に、リング状部191を形成するためにリング状部191の内部を打ち抜いており、このような打ち抜いた部分は捨てられてしまう。したがって、電極部190の部品コストが上昇してしまうという問題がある。
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、その目的は、部品コストを低減させた電極部を有するカメラ用アクチュエータを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のカメラ用アクチュエータは、レンズユニットが取り付けられた筒状部を有するホルダと、前記ホルダの前記筒状部の周囲に位置するように前記ホルダに設けられたコイルと、前記ホルダの前記筒状部の光軸方向の上下両側に設けられ、該ホルダを前記光軸に直交する方向に位置決めした状態で前記光軸方向に変位可能に支持する一対の板バネと、前記コイルと接続され、該コイルに電流を供給するための電極部と、前記ホルダの前記筒状部を収容する内筒部と該内筒部の外側に所定間隔を置いて位置する外筒部とを有し、該内筒部と該外筒部との間に前記コイルを収容するヨークと、前記コイルと対向した状態で前記ヨークに設けられたマグネットと、を備え、前記コイルに通電することにより、前記レンズユニットが取り付けられた前記ホルダを前記光軸方向に変位させることができるカメラ用アクチュエータであって、前記一対の板バネのうち、前記ホルダの筒状部の光軸方向の下側に設けられた下側板バネは、内環部と、該内環部と所定の間隔をおいて設けられた外環部と、該外環部と前記内環部とを連結する連結部とを有し、前記内環部は、前記外環部に対して前記光軸方向に変位するようになっており、前記電極部は、一対の電極片から構成され、該一対の電極片が分離独立した状態で前記下側板バネの前記外環部に取り付けられたFPCから構成されていることを特徴とする。
さらに、本発明のカメラ用アクチュエータでは、前記一対の電極片は、それぞれ前記下側板バネの前記外環部に取り付けられた取付部と、前記外環部の外側に向かって前記取付部から延出する延出部と、前記取付部に設けられ、前記コイルのリード線が接続される接続部と、前記延出部の先端と前記接続部との間に設けられた導電体を有することが好ましい。
さらに、本発明のカメラ用アクチュエータでは、前記一対の電極片の前記取付部は、それぞれ略円弧状に形成され、前記下側板バネの前記外環部に沿って前記下側板バネの前記外環部に取り付けられていることが好ましい。
さらに、本発明のカメラ用アクチュエータでは、前記一対の電極片の前記取付部は、それぞれ前記下側板バネと絶縁された状態で前記下側板バネの前記外環部に取り付けられていることが好ましい。
請求項1記載のカメラ用アクチュエータによれば、電極部は、一対の電極片から構成され、これら一対の電極片が一対の板バネの一方に分離独立した状態で設けられた構成となっている。このような電極部が一対の小さな電極片から構成されることによって、従来の電極部に比べて所定の面積を有するシート1枚当たりから製造できる電極部の数を増やすことができる。また、このような電極部が一対の電極片が分離独立していることによって、従来の電極部と異なり、電極部の一部を打ち抜く必要がない。したがって、電極部の部品コストを低減させることができる。
請求項2記載のカメラ用アクチュエータによれば、一対の板バネの一方は、ホルダの筒状部の光軸方向の下側に設けられた板バネであり、この板バネは、内環部と、内環部と所定の間隔をおいて設けられた外環部と、内環部と外環部とを連結する複数の連結部とを有し、内環部は、外環部に対して光軸方向に変位するようになっており、一対の電極片は、外環部に取り付けられたFPCから構成されている。FPCは、屈曲性を有しているので、一対の電極片をカメラ用アクチュエータ内の狭いスペースに収納することができ、カメラ用アクチュエータの小型化を実現することができる。また、一対の電極片が取り付けられた板バネの外環部が光軸方向に変位しないので、一対の電極片は、安定した状態でコイルに電流を供給することができる。
請求項3記載のカメラ用アクチュエータによれば、一対の電極片は、それぞれ板バネの外環部に取り付けられた取付部と、外環部の外側に向かって前記取付部から延出する延出部と、取付部に設けられ、コイルのリード線が接続される接続部と、延出部の先端と前記接続部との間に設けられた導電体を有する。このような一対の電極片は、シンプルな構成を有しているので、FPCから容易に形成することができる。
請求項4記載のカメラ用アクチュエータによれば、一対の電極片の取付部は、それぞれ略円弧状に形成され、ホルダの筒状部の光軸方向の下側に設けられた板バネの外環部に沿ってこの板バネの外環部に取り付けられている。取付部が略円弧状に形成されることによって、取付部は、この板バネの外環部と当接する面を十分に広くすることができ、一対の電極片とこの板バネの外環部との十分な接着強度を得ることができる。
請求項5記載のカメラ用アクチュエータによれば、一対の電極片の取付部は、それぞれホルダの筒状部の光軸方向の下側に設けられた板バネと絶縁された状態でこの板バネの外環部に取り付けられている。この板バネと絶縁された一対の電極片の取付部は、一対の電極片の取付部からこの板バネへ漏電することなく、コイルに電流を安定して供給することができる。したがって、レンズユニットが取り付けられたホルダの安定した変位を実現することができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明に係るカメラ用アクチュエータの好適実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係るカメラ用アクチュエータの実施形態の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示すカメラ用アクチュエータの分解斜視図である。図3は、図1に示すカメラ用アクチュエータの断面図である。
なお、本明細書においては、上および下の文言を適宜使用するが、各部材の説明において、図2に示す矢印の向きを上方向とし、この矢印の逆の向きを下方向とする。
このカメラ用アクチュエータ1は、概略、図1、図2および図3に示すように、レンズユニット5が取り付けられた筒状部11を有するホルダ10と、ホルダ10の筒状部11の周囲に位置するようにホルダ10に設けられたコイル20と、ホルダ10の筒状部11の光軸方向の上下両側に設けられ、ホルダ10を前記光軸に直交する方向に位置決めした状態で光軸方向に変位可能に支持する一対の上側板バネ60U、下側板バネ60Lと、ホルダ10の筒状部11を収容する内筒部31と内筒部31の外側に所定間隔を置いて位置する外筒部32とを有し、内筒部31と外筒部32との間にコイル20を収容するヨーク30と、コイル20と対向した状態でヨーク30に設けられた複数の平板状マグネット40(図4参照)と、上側板バネ60Uをホルダ10との間で挟持するように、ホルダ10に取り付けられたストッパ70と、コイル20に電流を供給するために下側板バネ60Lに設けられた電極部90(図5参照)と、ストッパ70の上側に配置された上板81を有するカバー80と、前記下側板バネ60Lの下側に配置されたベース本体86を有するベース85と、を備える。なお、図2は、上側板バネ60Uおよび下側板バネ60Lを概略的に示したものであり、上側板バネ60Uおよび下側板バネ60Lの形状および構造の詳細は、図5を参照して後述する。
本実施形態のカメラ用アクチュエータ1は、例えば、縦約14mm、横約14mm、最小高さ約5mmというような大きさになっている。なお、最小高さは、光軸方向におけるカバー80の上板81とベース85のベース本体86との間の距離である。
以下、各構成部材の詳細について説明する。
ホルダ10は、図2に示すように、上端側にレンズユニット5が取り付けられた円筒状の筒状部11とその筒状部11の下端側の外周に一体に設けられたリング状のフランジ部12とを有する。
コイル20は、光軸に直交する方向における断面が円形をなす空芯コイルである。コイル20は、図3に示すように、ホルダ10のフランジ部12の上面に、ホルダ10の筒状部11の周囲と間隔を置くようにして設けられている。このコイル20は、図2に示すように、電極部90と接続するための2本のリード線21を有する。
ヨーク30は、図4に示すように、ホルダ10の筒状部11を収容する内筒部31と、内筒部31の外側に所定間隔を置いて設けられた外筒部32と、内筒部31および外筒部32のホルダ10のフランジ部12と反対側の端部すなわち、内筒部31の上端および外筒部32の上端を一体に連結する連結部34とを有している。前述したコイル20は、内筒部31と外筒部32との間にある所定間隔のスペースに収容される。
本実施形態では、図4に示すように、内筒部31は、光軸に直交する方向における断面が円形をなし、ホルダ10の筒状部11を収容する挿通孔35を有する。外筒部32は、光軸に直交する方向における断面が12角形をなしている。この外筒部32の12角形の断面は、6個の長辺321と、6個の隣り合う長辺321の間にそれぞれ位置する短辺322とから構成されている。
ヨーク30は、外筒部32の内面に12個の面を有している。これら12個の面は、外筒部32の長辺321を有する磁石取付面33(図3参照)と、外筒部32の短辺322を有する磁石非取付面とを含み、外筒部32の内面に磁石取付面33と磁石非取付面とが交互に形成されている。
本実施形態では、外筒部32の6個の磁石取付面33に6個の平板状マグネット40がそれぞれ取り付けられている。各平板状マグネット40は、例えば、磁石取付面33に当接する面をS極、その磁石取付面33に当接する面と対向する面をN極となるように磁化されている。この平板状マグネット40が磁石取付面33に取り付けられることによって、ヨーク30の内筒部31の外周面がS極となり、この平板状マグネット40から内筒部31に向かう磁界が形成される。
光軸方向から見た6個の平板状マグネット40の配置が円に近いので、6個の平板状マグネット40がコイル20に対して適切な磁界を形成することができる。
ヨーク30の外筒部32は、図4に示すように、外筒部32の外側に延出するように一体に形成された4個のタブ状部36を有し、これら4個のタブ状部36は、外筒部32の周方向に等間隔に形成されている。
ヨーク30にこのようなタブ状部36を設けることによって、下側板バネ60Lの後述する外環部62に当接するヨーク30の面が広くなる。したがって、ヨーク30と下側板バネ60Lとの接着面積を大きくすることができるので、ヨーク30と下側板バネ60Lとの接着強度を高めることができる。
図5は、下側板バネ60Lの下方から見た平面図を示している。上側板バネ60Uは、下側板バネ60Lと同一の形状および構造を有する。なお、上側板バネ60Uには、図5に示されている電極部90が設けられていない。
上側板バネ60Uおよび下側板バネ60Lは、図5に示すように、内環部61と、内環部61と所定の間隔を置いて設けられた外環部62と、内環部61と外環部62とを連結する複数の連結部63とを有する。上側板バネ60Uおよび下側板バネ60Lは、外環部62が固定された状態で内環部61に光軸方向の力が加わった場合、連結部63が弾性変形するようになっている。本実施形態では、上側板バネ60Uの内環部61は、ホルダ10の筒状部11の上端面とストッパ70との間で挟持された状態でホルダ10の筒状部11の上端面に接着されており、下側板バネ60Lの内環部61は、ホルダ10の筒状部11の下端面に接着されている。一方、上側板バネ60Uの外環部62は、ヨーク30とカバー80との間で挟持された状態でヨーク30に接着されており、下側板バネ60Lの外環部62は、ヨーク30とベース85との間で挟持された状態でヨーク30に接着されている。したがって、ヨーク30、カバー80およびベース85は、上側板バネ60Uおよび下側板バネ60Lを介してホルダ10を光軸に直交する方向に位置決めした状態(すなわち、ホルダ10の光軸に直交する方向への変位を制限した状態)でホルダ10を光軸方向に変位可能に支持している。
ストッパ70は、リング状のステンレス製の金属板から形成されている。ストッパ70の外周の直径は、後述するカバー80の中央孔81aの直径より大きくなっている。そのため、例えば、落下等の衝撃などによりホルダ10に大きな力が加わっても、ストッパ70が中央孔81aの縁部に当接することによって、ホルダ10の光軸方向の変位を制限する。ホルダ10の光軸方向の変位を制限することより、ホルダ10を支持している上側板バネ60Uおよび下側板バネ60Lの塑性変形、部材間の接着面のはく離、コイル20のリード線21の破断などを防ぐことができる。
下側板バネ60Lの下面には、コイル20に電流を供給するための電極部90が設けられている。電極部90は、図5に示すように、一対の電極片91および電極片92から構成され、これらの電極片91および電極片92は、互いに分離独立した状態で下側板バネ60Lの下面に設けられている。このような電極部90は、一対の小さな電極片91および電極片92から構成されることによって、従来の電極部190に比べて所定の面積を有するシート1枚当たりから製造できる電極部90の数を増やすことができる。また、このような電極部90は、一対の電極片91および電極片92が分離独立していることによって、従来の電極部190と異なり打ち抜かれる部分がない。したがって、電極部90の部品コストを低減させることができる。
これらの電極片91および電極片92は、FPC(Flexible Printed Circuit)から形成されている。本実施形態では、電極片91がプラス側の電極であり、電極片92がマイナス側の電極である。FPCは、屈曲性を有しているので、電極片91および電極片92をカメラ用アクチュエータ1内の狭いスペースに収納することができる。
電極片91は、下側板バネ60Lの外環部62の下面(図5中では左下の位置)に取り付けられた取付部91aと、外環部62の外側に向かって取付部91aから延出する延出部91bと、取付部91aに設けられ、前述したコイル20の2本のリード線21(図2参照)の一方がはんだ付けによって接続される接続部91cと、延出部91bの先端と接続部91cとの間に設けられた導電体91dとを備えている。
取付部91aは、略円弧状に形成され、下側板バネ60Lの外環部62に沿って下側板バネ60Lの外環部62の下面に取り付けられている。取付部91aが略円弧状に形成されているので、下側板バネ60Lの外環部62の下面と当接する取付部91aの面が十分に広くなる。したがって、取付部91aと外環部62との十分な接着強度を得ることができる。
取付部91aは、下側板バネ60Lと絶縁された状態で下側板バネ60Lの外環部62の下面に両面テープを介して取り付けられている。下側板バネ60Lの外環部62と絶縁された取付部91aは、取付部91aから下側板バネ60Lの外環部62へ漏電することなく、コイル20に電流を安定して供給することができる。
延出部91bは、取付部91aの端部から下側板バネ60Lの外環部62の外側に向かって(図5中では下方向に)延出している。本実施形態のカメラ用アクチュエータ1が組み立てられた際に、延出部91bは、カメラ用アクチュエータ1の外部に設けられている基板(図示せず)と接続するために、ベース85の外に延出し、後述する保持部88に保持される(図3参照)。
接続部91cは、取付部91aの延出部91b側の端部近傍に設けられている。
電極片92は、下側板バネ60Lの外環部62の下面(図5中では右下の位置)に取り付けられた取付部92aと、外環部62の外側に向かって取付部92aから延出する延出部92bと、取付部92aに設けられ、前述したコイル20の2本のリード線21(図2参照)の他方がはんだ付けによって接続される接続部92cと、延出部92bの先端と接続部92cとの間に設けられた導電体92dとを備えている。
取付部92aは、略円弧状に形成され、下側板バネ60Lの外環部62に沿って下側板バネ60Lの外環部62の下面に取り付けられている。取付部92aが略円弧状に形成されているので、下側板バネ60Lの外環部62の下面と当接する取付部92aの面が十分に広くなる。したがって、取付部92aと外環部62との十分な接着強度を得ることができる。
取付部92aは、下側板バネ60Lと絶縁された状態で下側板バネ60Lの外環部62の下面に両面テープを介して取り付けられている。下側板バネ60Lの外環部62と絶縁された取付部92aは、取付部92aから下側板バネ60Lの外環部62へ漏電することなく、コイル20に電流を安定して供給することができる。
延出部92bは、取付部92aの端部から下側板バネ60Lの外環部62の外側に向かって(図5中では下方向に)延出している。すなわち、延出部91bおよび延出部92bは、同じ方向に延出している。本実施形態のカメラ用アクチュエータ1が組み立てられた際に、延出部92bは、カメラ用アクチュエータ1の外部に設けられている基板(図示せず)と接続するために、ベース85の外に延出し、後述する保持部88に保持される(図3参照)。
接続部92cは、取付部92aの延出部92bと反対側の端部近傍に設けられている。
カバー80は、ステンレス製の金属板を加工して一体に形成されたものであり、図2に示すように、略矩形状の上板81と、上板81の中央部に設けられている中央孔81aと、上板81の外側4辺から下方に向かって連設されている4個の側板82とを有する。
ベース85は、図2に示すように、全体が略矩形であり、その中央に設けられている中央孔86aを備えているベース本体86と、ベース本体86の4個の角部から上方に向かって立設されている柱部87a〜dと、ベース本体86の柱部87aと柱部87dとの間の外側1辺から下方に向かって連設されている2個の保持部88を備えている。
ベース85をカバー80に取り付ける際に、カバー80の側板82およびベース85の柱部87a〜dによって、カバー80とベース85とが連結され、これらのカバー80とベース85は、カメラ用アクチュエータ1の外側ケースを構成する。カバー80およびベース85は、前述したヨーク30を光軸方向の上下両側から保持している。
以下、上記カメラ用アクチュエータ1の動作について説明する。
図3において、磁界の向きが平板状マグネット40からヨーク30の内筒部31方向とする。ホルダ10が初期位置にある状態で、上方からコイル20を見たときに反時計回りに電流が流れると、コイル20すなわちホルダ10には光軸方向上向きの電磁力が生じる。この電磁力と、ホルダ10の変位に応じて生じる上側板バネ60Uおよび下側板バネ60Lの弾性力とがつりあうまでホルダ10が光軸方向に変位する。電磁力の大きさは、コイル20への電流の供給量に依存する。したがって、電流の供給量を調節することによって、ホルダ10すなわちレンズユニット5を光軸方向の任意の位置に変位させることができる。このカメラ用アクチュエータ1では、コイル20への電流の供給量から得られるレンズユニット5の位置情報と、カメラ用アクチュエータ1の下方に位置する撮像素子(図示せず)で検出される画像情報とを得ることができる。この位置情報および画像情報を所定のオートフォーカスアルゴリズムを備える演算部で高速演算することによって、レンズユニット5のオートフォーカス位置を特定する。その結果に基づいて、コイル20への電流の供給量を調節することによって、カメラ用アクチュエータ1は、オートフォーカスを実現することができる。
本実施形態では、電極片91および電極片92が上記のような形状を有する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、分離独立した一対の電極片が他の形状を有していてもよい。
本実施形態では、電極片91および電極片92が下側板バネ60Lに設けられた場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、一対の電極片が、上側板バネ60Uに分離独立した状態で設けられてもよい。
本発明に係るカメラ用アクチュエータの実施形態の外観を示す斜視図である。 図1に示すカメラ用アクチュエータの分解斜視図である。 図1に示すカメラ用アクチュエータの断面図である。 図1に示すカメラ用アクチュエータのヨークおよびマグネットを示す底面図である。 図1に示すカメラ用アクチュエータの下側板バネおよび電極部を示す底面図である。 本出願人による先の出願に記載されたカメラ用アクチュエータの断面図である。 図6に示すカメラ用アクチュエータの電極部を示す底面図である。
符号の説明
1 カメラ用アクチュエータ
5 レンズユニット
10 ホルダ
11 筒状部
12 フランジ部
20 コイル
21 リード線
30 ヨーク
31 内筒部
32 外筒部
321 長辺
322 短辺
33 磁石取付面
34 連結部
35 挿通孔
36 タブ状部
40 平板状マグネット
60U 上側板バネ
60L 下側板バネ
61 内環部
62 外環部
63 連結部
70 ストッパ
80 カバー
81 上板
81a 中央孔
82 側板
85 ベース
86 ベース本体
86a 中央孔
87a〜d 柱部
88 保持部
90 電極部
91、92 電極片
91a、92a 取付部
91b、92b 延出部
91c、92c 接続部
91d、92d 導電体
100 カメラ用アクチュエータ
105 レンズユニット
110 ホルダ
111 筒状部
120 コイル
130 ヨーク
140 マグネット
160U、160L 板バネ
170 ストッパ
180 カバー
185 ベース
190 電極部
191 リング状部
192 延出部

Claims (4)

  1. レンズユニットが取り付けられた筒状部を有するホルダと、
    前記ホルダの前記筒状部の周囲に位置するように前記ホルダに設けられたコイルと、
    前記ホルダの前記筒状部の光軸方向の上下両側に設けられ、該ホルダを前記光軸に直交する方向に位置決めした状態で前記光軸方向に変位可能に支持する一対の板バネと、
    前記コイルと接続され、該コイルに電流を供給するための電極部と、
    前記ホルダの前記筒状部を収容する内筒部と該内筒部の外側に所定間隔を置いて位置する外筒部とを有し、該内筒部と該外筒部との間に前記コイルを収容するヨークと、
    前記コイルと対向した状態で前記ヨークに設けられたマグネットと、を備え、
    前記コイルに通電することにより、前記レンズユニットが取り付けられた前記ホルダを前記光軸方向に変位させることができるカメラ用アクチュエータであって、
    前記一対の板バネのうち、前記ホルダの筒状部の光軸方向の下側に設けられた下側板バネは、内環部と、該内環部と所定の間隔をおいて設けられた外環部と、該外環部と前記内環部とを連結する連結部とを有し、前記内環部は、前記外環部に対して前記光軸方向に変位するようになっており、
    前記電極部は、一対の電極片から構成され、該一対の電極片が分離独立した状態で前記下側板バネの前記外環部に取り付けられたFPCから構成されていることを特徴とするカメラ用アクチュエータ。
  2. 前記一対の電極片は、それぞれ前記下側板バネの前記外環部に取り付けられた取付部と、前記外環部の外側に向かって前記取付部から延出する延出部と、前記取付部に設けられ、前記コイルのリード線が接続される接続部と、前記延出部の先端と前記接続部との間に設けられた導電体を有する請求項1記載のカメラ用アクチュエータ。
  3. 前記一対の電極片の前記取付部は、それぞれ略円弧状に形成され、前記下側板バネの前記外環部に沿って前記下側板バネの前記外環部に取り付けられている請求項2記載のカメラ用アクチュエータ。
  4. 前記一対の電極片の前記取付部は、それぞれ前記下側板バネと絶縁された状態で前記下側板バネの前記外環部に取り付けられている請求項3記載のカメラ用アクチュエータ。
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