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JP4676723B2 - キャッシュメモリ、プロセッサ、キャッシュメモリの製造方法、プロセッサの製造方法 - Google Patents

キャッシュメモリ、プロセッサ、キャッシュメモリの製造方法、プロセッサの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、キャッシュメモリおよびキャッシュメモリを備えたプロセッサならびのその製造技術に関する。
近年では、性能向上のため、プロセッサに内蔵されるキャッシュメモリの容量は、年々増加の傾向にあり、キャッシュメモリの欠陥に起因してプロセッサ全体が不良品とされる確率も高くなっている。
一方、コストダウンのため、開発品種を減らすことが求められており、キャッシュメモリの不良部位を交替処理により救済してキャッシュメモリの容量が少ない下位品種のプロセッサとして出荷することにより、実質的に開発品種を減らすことには意義がある。
ところで、製造したプロセッサ等のLSIについては、出荷前にまず単体試験を実施する。単体試験とは、ファンクション試験ともいい、テスタにかけて機能通りに動作するか、論理的に正しく動作するか、など、LSI設計データ通りにLSIが電気的に正しく動作することを確認するためのものである。
たとえば、プロセッサ内でキャッシュメモリを構成するRAM(Random Access Memory)について言えば、通常、自己試験回路を内蔵しており、RBIST(Ram_Built_In_Self_Test)−J(以下、セルフテストと記す)を行い、各RAM毎に正しくREAD、WRITE出来るかを試験し、結果をFAIL情報として報告する。RAMには、複数ビット単位に冗長ビットが内蔵されており、FAIL情報を受けて不良ビット(欠陥セルアレイ)と交替して故障箇所を救済する。交替方法は、レーザなどによりプログラム可能なフューズ(FUSE)を用いて行うのが一般的である。すなわち、FUSEを切断(FUSEカット)することにより、欠陥セルアレイの代わりに健全なセルアレイを機能させる。
その後、再度、セルフテストを行えば、先ほどFAILした不良部分は交替させているので、結果はOKとなるはずであり、こうして無事、完全良品として出荷される。しかし、交替に失敗したり、交替用冗長ビット部に欠陥があった場合など、RAM自身に製造上の問題があった場合などには、再度FAILすることがある。そうなったRAMは使用出来ないと診断される。このようにして、単体試験の結果、動作不良のRAMが見つかったLSIについては、良品RAMと交替することによって、キャッシュメモリの容量の少ない半良品LSIとして使用出来るかどうかを判断する。
従来の技術では、この各LSI毎に得られたRAMの交替情報を、LSI外部にて管理、設定する必要があったので、不良RAMと良品RAMの交替は、コスト面、運用面で非常に不利であり、事実上不可能であった。
このため、たとえば、RAMを大きな2つのグループに分けて、キャッシュメモリの容量が少ないモードの時は単純に一定のグループのRAMのみ未使用にすることで、半良品として採取することが考えられる。
しかしその場合、使用すべきグループのRAMに不良があった時には、別の未使用のグループのRAMには不良が無かった場合でも、そのLSIでは規定量のRAMを確保出来ずに廃棄しなくてはならなかった。
このように、従来では、選別試験によって得られた各LSI毎の不良RAMと良品RAMの交替情報に基づき、個々のRAM単位で交替処理を行おうとすると、そのLSI毎のRAMの交替情報をLSI外部にて管理、設定しなければならず、不良RAMと良品RAMの交替は現実的な手法ではなかった。
なお、特許文献1には、キャッシュメモリのタグRAM内に当該キャッシュメモリの欠陥データアドレスを設定し、当該欠陥データアドレスにアクセスがあった場合にはヒット/ミス判定において「ミス」をマイクロプロセッサに応答することで、キャッシュメモリ内の欠陥データへのアクセスを実効的に回避させる技術が開示されている。
また、特許文献2には、複数の機能ブロックからなるマイクロプロセッサ等のLSIにおいて、障害が検出された機能ブロックを選択的に停止した状態で部分良品として出荷する技術が開示されている。
また、特許文献3には、パリティエラーの発生したキャッシュメモリのアドレスをデグレードしてアクセスの優先順位を低くすることで、キャッシュメモリ全体の性能を向上させようとする技術が開示されている。
このように、特許文献1〜3のいずれの技術も、エラー部分の切り離しや使用回避を行うものであり、冗長構成のキャッシュメモリの有効利用によるキャッシュメモリや当該キャッシュメモリを含むプロセッサの歩留りの向上に寄与するものではない。
特開平7−182238号公報 特開2000−99361号公報 特開平4−243446号公報
本発明の目的は、キャッシュメモリを含むプロセッサの歩留りを向上させることにある。
本発明の他の目的は、プロセッサに備えられた冗長構成のキャッシュメモリの歩留りを向上させることにある。
本発明の他の目的は、キャッシュメモリの不良救済のための容量減少を効果的に利用して、キャッシュメモリの容量の異なる多様な品種のプロセッサを効率よく製造することが可能なプロセッサの製造技術を提供することにある。
本発明の第1の観点は、プロセッサに内蔵されるキャッシュメモリであって、複数の独立な記憶ブロックと、個々の前記記憶ブロックの動作不良の有無を記憶する良否情報記憶手段と、前記良否情報記憶手段の記憶内容に基づいて動作不良の前記記憶ブロックを健全な前記記憶ブロックと交替させる選別制御機能と、を含むキャッシュメモリを提供する。
本発明の第2の観点は、演算実行ユニットと、
前記演算実行ユニットを制御する演算制御ユニットと、
前記演算実行ユニットおよび前記演算制御ユニットと、外部の記憶装置との間で授受される情報が一時的に格納されるキャッシュメモリとを含み、
前記キャッシュメモリは、複数の独立な記憶ブロックと、個々の前記記憶ブロックの動作不良の有無を記憶する良否情報記憶手段と、前記良否情報記憶手段の記憶内容に基づいて動作不良の前記記憶ブロックを健全な前記記憶ブロックと交替させる選別制御機能と、を具備したプロセッサを提供する。
本発明の第3の観点は、プロセッサに内蔵されるキャッシュメモリの製造方法であって、
前記キャッシュメモリを構成する複数の独立な記憶ブロックの動作試験を行い、前記動作試験の試験結果に基づいて前記キャッシュメモリ内に設けられたフューズを操作することで動作不良の前記記憶ブロックを健全な前記記憶ブロックと交替させる選別試験工程を含むキャッシュメモリの製造方法を提供する。
本発明の第4の観点は、キャッシュメモリを内蔵したプロセッサの製造方法であって、
前記キャッシュメモリを構成する複数の独立な記憶ブロックの動作試験を行い、前記動作試験の試験結果に基づいて前記キャッシュメモリ内に設けられたフューズを操作することで動作不良の前記記憶ブロックを健全な前記記憶ブロックと交替させる選別試験工程を含むプロセッサの製造方法を提供する。
本発明の第5の観点は、半導体ウェハを準備する第1工程と、
前記半導体ウェハに、複数の独立な記憶ブロックと、個々の前記記憶ブロックの動作不良の有無を記憶する良否情報記憶手段と、前記良否情報記憶手段の記憶内容に基づいて動作不良の前記記憶ブロックを健全な前記記憶ブロックと交替させる選別制御機能とを具備したキャッシュメモリを含むプロセッサを形成する第2工程と、
前記キャッシュメモリの前記動作試験を行い、前記選別制御機能を用いて動作不良の前記記憶ブロックを健全な前記記憶ブロックと交替させる第3工程と、
前記プロセッサを個別に封止する第4工程と、
を含むプロセッサの製造方法を提供する。
上記した本発明によれば、プロセッサに含まれるキャッシュメモリにおいて、記憶ブロックを単位として不良部位を健全な部位と交替させることが可能となり、たとえば、記憶領域の全体を単に二つに分けて不良が検出されなかった側を使用する場合に比較して、よりきめ細かく多様な不良発生部位の分布態様に対応してキャッシュメモリの不良を半良品として救済でき、当該キャッシュメモリおよびプロセッサ全体の歩留りを向上させることが可能になる。
また、キャッシュメモリの不良の救済のための容量減少を効果的に利用して、キャッシュメモリの容量の異なる多様な品種のプロセッサを製造することができる。
本発明によれば、キャッシュメモリを含むプロセッサの歩留りを向上させることができる、という効果が得られる。
本発明によれば、プロセッサに備えられた冗長構成のキャッシュメモリの歩留りを向上させることができる、という効果が得られる。
本発明によれば、キャッシュメモリの不良救済のための容量減少を効果的に利用して、キャッシュメモリの容量の異なる多様な品種のプロセッサを効率よく製造することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態であるプロセッサを構成するキャッシュメモリの内部構成の一例を示す概念図であり、図2は、本発明の一実施の形態であるプロセッサの全体構成の一例を示す概念図、図3は、本実施の形態のプロセッサに備えられたキャッシュメモリの内部構成の一例を示す概念図、図4および図5は、本実施の形態のプロセッサに備えられたキャッシュメモリの作用の一例を示す説明図、図6および図7は、本実施の形態のプロセッサおよびキャッシュメモリの製造方法の一例を示すフローチャート、図8は、本発明の参考技術におけるキャッシュメモリの動作不良時の交替方法を示す概念図である。
まず、図2に例示されるように、本実施の形態のプロセッサ10は、演算制御ユニット20と、この演算制御ユニット20の制御の下に演算を実行する演算実行ユニット30と、後述のセカンドキャッシュ制御ユニット50を介して、外部の図示しない主記憶から、演算実行ユニット30に与えるべき演算命令や、当該演算命令の先読み、および当該演算命令の操作対象となるデータ(オペランド)の入出力を行う記憶制御ユニット40を備えている。
記憶制御ユニット40は、演算命令の先読みを行うための命令フェッチローカルバッファ41と、この命令フェッチローカルバッファ41に格納された演算命令の読み出し時に用いられるタグ情報が格納された命令バッファタグ42を備えている。
また、記憶制御ユニット40は、演算実行ユニット30や演算制御ユニット20に入出力されるオペランドが一時的に格納されるオペランドローカルバッファ43と、このオペランドローカルバッファ43へのアクセス時に用いられるタグ情報が格納されたオペランドバッファタグ44を備えている。
さらに、プロセッサ10には、記憶制御ユニット40に対して下位の記憶階層をなすセカンドキャッシュ制御ユニット50が設けられている。
このセカンドキャッシュ制御ユニット50は、RAM等の記憶媒体で構成されるセカンドキャッシュデータ部53(キャッシュメモリ)と、セカンドキャッシュデータ部53に対するアクセス時に用いられるタグ情報が格納されるセカンドキャッシュタグ部52と、セカンドキャッシュデータ部53に対するアクセスを制御するセカンドキャッシュ制御部51を備えている。
本実施の形態の場合、セカンドキャッシュデータ部53は、複数(この場合、8個)のキャッシュスロット53a(WORD0(SL0)〜WORD7(SL7))で構成され、個々のキャッシュスロット53aは複数(この場合、16個)のRAM(Random Access Memory)53b(記憶ブロック)で構成されている。
そして、個々のキャッシュスロット53aには、図1に例示されるRAM選別制御回路54(選別制御機能)が設けられ、当該キャッシュスロット53aは、RAM選別制御回路54を介してセカンドキャッシュ制御部51からアクセスされる。
RAM選別制御回路54は、セカンドキャッシュ制御部51からリクエストアドレス51aを受け付けるBANKデコーダ55と、個々のRAM53bの欠陥の有無に応じて後述のような交替制御を行うBANK交替制御部56と、キャッシュスロット53aからの読み出しデータをセカンドキャッシュデータ部53の外部に出力するための読み出しセレクタ(選択回路)57を備えている。
また、BANK交替制御部56には、後述のような試験により個々のRAM53bの動作不良の有無をハードウェア的に書き換え不能に記憶するフューズ56a(良否情報記憶手段)を備えている。
また、BANK交替制御部56には、個々のキャッシュスロット53a毎に設けられ、当該キャッシュスロット53a内の複数のRAM53bの各々の試験結果の良否の情報が書き換え可能に、持久的に記憶するRAM良否レジスタ58(良否レジスタ)が接続されている。
そして、BANK交替制御部56は、フューズ56aまたはRAM良否レジスタ58に記憶されている個々のRAM53bの動作不良の有無の情報に基づいて、動作不良のRAM53bを健全なRAM53bに交替させる制御を行う機能を備えている。
上述のような構成の本実施の形態のプロセッサ10は、たとえば、1チップのLSI(Large Scale Integrated circuit)等の半導体集積回路装置で構成され、図6に例示される半導体製造プロセスにて製造される。
すなわち、単結晶の半導体ウェハを準備し(ステップ201)、この半導体ウェハに対して、フォトリソグラフィの技術を用いて上述の各構成部位を半導体集積回路として形成する(ステップ202)。そして、半導体ウェハから個々のプロセッサ10を個別にチップとして切り出した後、プロセッサ10の各部の機能試験を行う(ステップ203)。この機能試験に際して、後述の図7のフローチャートに例示される機能試験および救済処理が行われる。
この試験の後、良品、あるいは半良品と判定されたプロセッサ10は、樹脂やセラミックス等のパッケージに封止され(ステップ204)、さらに、実際の情報処理システムへ装着した状態での機能試験が行われて(ステップ205)、出荷される(ステップ206)。
ここで、一例として、セカンドキャッシュデータ部53は、たとえば容量4メガバイトで、4BANK、4WAYから成っており、容量4キロバイトのRAM53bが128個で構成されるものを想定する。
すなわち、図3に例示されるように、セカンドキャッシュデータ部53は、複数(この場合、8個)のキャッシュスロット53aから構成され、個々のキャッシュスロット53aは、複数(この場合、16個)のRAM53bで構成され、全体として8×16=128個のRAM53bで構成されている。
そして、個々のキャッシュスロット53a内では、個々のRAM53bは、四つのWAY0〜WAY3および四つのBANK0〜BANK3の組み合わせのいずれかに属し、いずれかのRAM53bに動作不良が発生した場合には、同一WAY内の異なるBANKの健全なRAM53bと交替する。
なお、図4に例示されるように、BANK番号(0〜3)は、セカンドキャッシュデータ部53をアクセスする任意ビット幅のアドレス(リクエストアドレス51a)のうち、第18番目および第19番目の二つのビットである、ADRS<19:18>によって示される。
従来の参考技術では、セカンドキャッシュデータ部53の容量が4メガバイトの半分の2メガバイトモードの時は、単純にRAM群を二つのグループに二分し、一方のグループのRAM群を未使用にしようとしていたので、例えば図8のうち、各Word(キャッシュスロット53a)からBANK0/BANK1のみを使用するように固定されてしまう。この場合、BANK0/BANK1のいずれかのRAMに故障が発見されれば、例えBANK2/BANK3に相当するRAMに故障が無くても、このチップ(プロセッサ10)は不良品として、出荷出来ずに廃棄されてしまうことになる。
これに対して、本実施の形態では、図7のフローチャートに例示されるプロセッサ10の単体の試験工程において動作不良が発生した場合に、個々のキャッシュスロット53a内でRAM53b間で交替を行うことにより、救済される確率を高くする。
すなわち、図6のステップ202の工程までのプロセッサ10のチップの製造が終了すると(ステップ101)、RAM53bに内蔵された図示しない自己試験回路によって個々のRAM53bの機能試験(セルフテスト)を実行する(ステップ102)。
そして、この機能試験が1回目か否かを判定し(ステップ103)、1回目の場合には、RAM53bの個々のビットの動作不良(BIT−FAIL)の有無を判別し、動作不良がある場合には、FAIL情報を収集し(ステップ105)、個々のRAM53bの内部に設けられたビットレベルの交替によるエラー救済のためのフューズのカットにより、RAM53b内の欠陥ビットを冗長ビット交替させ(ステップ106)、再び、ステップ102の試験を行う。
この時、1回目の試験後、ステップ104で動作不良がなかった場合には、プロセッサ10は、完全良品(セカンドキャッシュデータ部53の容量が4メガバイト)として出荷される(ステップ112)。
最初の試験でRAM53bの動作不良が発見され、ステップ103で、2回目の試験が行われたと判定された場合には、2回目の試験結果を判別し、不良が検出されなかった場合には、RAM53bにおけるビットレベルの救済が成功したものと判定して(ステップ107)、当該プロセッサ10を完全良品として出荷する(ステップ112)。
一方、ステップ107にて動作不良有りと判定された場合には、個々のRAM53bを単位として動作不良の有無を検出し、検出結果をBANK交替制御部56に設けられたフューズ56aおよびRAM良否レジスタ58に記録する(ステップ108)。
そして、BANK交替制御部56にて、フューズ56aにおけるRAM53bの良否の記憶状態に基づいて、動作不良のRAM53bと健全なRAM53bの交替を試行し(ステップ109)、交替可能である場合には(ステップ110)、半良品(セカンドキャッシュデータ部53の容量が4メガバイトの半分の2メガバイト)としてプロセッサ10を出荷する(ステップ112)。
ステップ110で工程不能と判定された場合には当該プロセッサ10は廃棄される(ステップ111)。
上述のように、本実施の形態の場合、プロセッサ10の単体試験工程における2回目の内蔵自己試験回路によるセルフテストにおいて更にNGとなったプロセッサ10のチップについて(ステップ107)、RAM53bの良否情報を記憶するフューズ56aと、そのフューズ56aの値を元に、キャッシュスロット53a内のRAM53b同士の交替を行うBANK交替制御部56を備えていることにより、セカンドキャッシュデータ部53内のセルフテストによる試験結果を受けて自動的に不良のRAM53bと良品のRAM53bを交替出来るので、セカンドキャッシュデータ部53のRAM53bに動作不良が発生した場合でも、歩留まり良く半良品であるプロセッサ10を製造できる。
すなわち、本実施の形態の場合、BANK交替制御部56に設けられたフューズ56aは、たとえば、4メガバイトの記憶容量のセカンドキャッシュデータ部53を構成する、4キロバイトの容量の128個のRAM53bの各々に対応し、128ビットある。
この128個のRAM53bを相互に交替させる方法としては、セカンドキャッシュデータ部53の論理構成などから、個々のキャッシュスロット53a内において、同一WAY内の4個のRAM53b(BANK0〜MANK3)のうち、任意の2個の良品を選択する方法を用いる。RAM53bの交替ペアは、セカンドキャッシュデータ部53をアクセスする絶対アドレス(リクエストアドレス51a)のうち、第18ビット目のADRS<18>によって、図4のBANK0とBANK2、BANK1とBANK3に相当する場所のRAM53bを互いに他の交替用のRAM53bとして指定する。つまり、この場合は、ADRS<19>は使われない。
なお、セカンドキャッシュデータ部53を構成する個々のRAM53bを以下のように表記することにする。たとえば、Word0内(SL0)の、WAY0、BANK0のRAMは、SL0/00と表記し、Word7内(SL7)の、WAY3、BANK3のRAMは、SL7/33と表記する。
RAM53bが故障している時は、対応するフューズ56aの値を“0”にする。交替ペアの2ビットのフューズ56aの値の組み合わせを見て、BANK交替制御部56にて、上記交替ペアのRAM53bを交替する。例えば、SL0/00とSL0/02が交替ペアであるので、SL0/00のフューズ56aの値が“0”で、SL0/02のフューズ56aの値が“1”である場合には、SL0/02をSL0/00と交替して用いる。
すなわち、図5に例示されるように、図中の×印で示された動作不良のRAM53bは、図中の○印の位置の健全なRAM53bにて交替される。
以上のように、セルフテストの試験結果により故障ビットをRAMセル内冗長ビットと交替後、再度、セルフテストの試験により不良(NG)となったプロセッサ10について、RAM良否情報をフューズ56aにハードウェア的に自動で取り込み、BANK交替制御部56にて交替作業を行うことにより、単体試験の結果のRAM良否情報を、プロセッサ10毎に外部にて管理、設定することなく、プロセッサ10におけるセカンドキャッシュデータ部53での出荷時のRAM53bの交替設定が出来る。
これにより、セカンドキャッシュデータ部53にRAM53bのレベルで動作不良が発生したプロセッサ10を、半良品のプロセッサ10として効率良く救済でき、プロセッサ10の製造工程における歩留まりが格段に向上し、かつ、選別の手間も格段に削減できる。
次に、RAM良否レジスタ58を用いた交替処理の一例について説明する。上述のように、RAM良否レジスタ58は上書き可能なレジスタで構成されており、フューズ56aによる不良のRAM53bと良品のRAM53bの交替処理の補完機能として用いる。
すなわち、図6のフローチャートのステップ205における試験後、あるいは、半導体製造工場から出荷された後(ステップ206)、周波数選別試験工程や情報処理システムに装着した状態でプロセッサ10の試験を行ったところ、それ以前の単体での試験工程(図7)における交替処理や試験結果が不十分であったことが判明した場合などには、RAM良否レジスタ58の値を上書きして修正する。そして、BANK交替制御部56は、このRAM良否レジスタ58の設定状態に基づいて動作不良のRAM53bを良品のRAM53bに交替させることで、目的の半良品のプロセッサ10としての設定が動的に可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、プロセッサ10におけるセカンドキャッシュデータ部53を構成するRAM53bの機能試験結果を、BANK交替制御部56に設けられたフューズ56aにハードウェア的に記憶し、フレキシブルに不良のRAM53bと良品のRAM53bの交替を実現出来るので、プロセッサ10の製造工程において、半良品のプロセッサ10としての歩留まりが飛躍的に向上する。よって、本実施の形態のプロセッサの製造方法によって入手出来るプロセッサ10は、以下の3種類が存在することになる。すなわち、(1)完全良品(セカンドキャッシュデータ部53のメモリ容量が完全な良品)、(2)半良品(セカンドキャッシュデータ部53のメモリ容量が少ない良品)、(3)不良品、の3種類である。
以上のように、セカンドキャッシュデータ部53を構成するRAM群をグループ分けして、グループ単位に動作不良品の交替を行う場合には、セカンドキャッシュデータ部53の特定のRAM53bの故障によって、プロセッサ10の全体が不良品として廃棄されていたことに比べて、本実施の形態の場合には格段に歩留まりが向上する効果がある。
また、フューズ56aとともに、上書き可能なRAM良否レジスタ58を設けることにより、後工程にて不具合が見つかった場合でも、フューズ56aによる不良のRAM53bと良品のRAM53bの交替設定を動的に修正すること可能となり、プロセッサ10の歩留まりと信頼性が格段に向上する。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
(付記1)
プロセッサに内蔵されるキャッシュメモリであって、複数の独立な記憶ブロックと、個々の前記記憶ブロックの動作不良の有無を記憶する良否情報記憶手段と、前記良否情報記憶手段の記憶内容に基づいて動作不良の前記記憶ブロックを健全な前記記憶ブロックと交替させる選別制御機能と、を含むことを特徴とするキャッシュメモリ。
(付記2)
付記1記載のキャッシュメモリにおいて、前記良否情報記憶手段は、個々の前記記憶ブロックの動作不良の有無を固定的に記憶するフューズからなることを特徴とするキャッシュメモリ。
(付記3)
付記1記載のキャッシュメモリにおいて、前記良否情報記憶手段として、前記記憶ブロックにおける動作不良の有無を書き換え可能に記憶する良否レジスタをさらに備え、前記選別制御機能は、前記良否レジスタの設定状態に応じて、動作不良の前記記憶ブロックを健全な前記記憶ブロックと交替させることを特徴とするキャッシュメモリ。
(付記4)
付記1記載のキャッシュメモリにおいて、前記記憶ブロックの容量は、前記キャッシュメモリの全記憶容量の1/2以下であることを特徴とするキャッシュメモリ。
(付記5)
演算実行ユニットと、
前記演算実行ユニットを制御する演算制御ユニットと、
前記演算実行ユニットおよび演算制御ユニットに対する情報の入出力を制御する記憶制御ユニットと、
前記演算実行ユニットおよび前記演算制御ユニットと、外部の記憶装置との間で授受される情報が一時的に格納されるキャッシュメモリとを含み、
前記キャッシュメモリは、複数の独立な記憶ブロックと、個々の前記記憶ブロックの動作不良の有無を記憶する良否情報記憶手段と、前記良否情報記憶手段の記憶内容に基づいて動作不良の前記記憶ブロックを健全な前記記憶ブロックと交替させる選別制御機能と、を具備したことを特徴とするプロセッサ。
(付記6)
付記5記載のプロセッサにおいて、前記良否情報記憶手段は、個々の前記記憶ブロックの動作不良の有無を固定的に記憶するフューズからなることを特徴とするプロセッサ。
(付記7)
付記5記載のプロセッサにおいて、
前記良否情報記憶手段として、前記記憶ブロックにおける動作不良の有無を書き換え可能に記憶する良否レジスタをさらに備え、前記選別制御機能は、前記良否レジスタの設定状態に応じて、動作不良の前記記憶ブロックを健全な前記記憶ブロックと交替させることを特徴とするプロセッサ。
(付記8)
付記5記載のプロセッサにおいて、前記キャッシュメモリの前記記憶ブロックの容量は、前記キャッシュメモリの全記憶容量の1/2以下であることを特徴とするプロセッサ。
(付記9)
プロセッサに内蔵されるキャッシュメモリの製造方法であって、
前記キャッシュメモリを構成する複数の独立な記憶ブロックの動作試験を行い、前記動作試験の試験結果に基づいて前記キャッシュメモリ内に設けられたフューズを操作することで動作不良の前記記憶ブロックを健全な前記記憶ブロックと交替させる選別試験工程を含むことを特徴とするキャッシュメモリの製造方法。
(付記10)
付記9記載のキャッシュメモリの製造方法において、
前記キャッシュメモリに、前記記憶ブロックにおける動作不良の有無を書き換え可能に記憶する良否レジスタを設け、前記良否レジスタの設定状態に応じて、動作不良の前記記憶ブロックを健全な前記記憶ブロックと交替させることを特徴とするキャッシュメモリの製造方法。
(付記11)
付記9記載のキャッシュメモリの製造方法において、前記記憶ブロックの容量は、前記キャッシュメモリの全記憶容量の1/2以下であることを特徴とするキャッシュメモリの製造方法。
(付記12)
キャッシュメモリを内蔵したプロセッサの製造方法であって、
前記キャッシュメモリを構成する複数の独立な記憶ブロックの動作試験を行い、前記動作試験の試験結果に基づいて前記キャッシュメモリ内に設けられたフューズを操作することで動作不良の前記記憶ブロックを健全な前記記憶ブロックと交替させる選別試験工程を含むことを特徴とするプロセッサの製造方法。
(付記13)
付記12記載のプロセッサの製造方法において、
前記記憶ブロックにおける動作不良の有無を書き換え可能に記憶する良否レジスタを設け、前記良否レジスタの設定状態に応じて、動作不良の前記記憶ブロックを健全な前記記憶ブロックと交替させることを特徴とするプロセッサの製造方法。
(付記14)
付記12記載のプロセッサの製造方法において、前記キャッシュメモリの前記記憶ブロックの容量は、前記キャッシュメモリの全記憶容量の1/2以下であることを特徴とするプロセッサの製造方法。
(付記15)
半導体ウェハを準備する第1工程と、
前記半導体ウェハに、複数の独立な記憶ブロックと、個々の前記記憶ブロックの動作不良の有無を記憶する良否情報記憶手段と、前記良否情報記憶手段の記憶内容に基づいて動作不良の前記記憶ブロックを健全な前記記憶ブロックと交替させる選別制御機能とを具備したキャッシュメモリを含むプロセッサを形成する第2工程と、
前記キャッシュメモリの前記動作試験を行い、前記選別制御機能を用いて動作不良の前記記憶ブロックを健全な前記記憶ブロックと交替させる第3工程と、
前記プロセッサを個別に封止する第4工程と、
を含むことを特徴とするプロセッサの製造方法。
(付記16)
付記15記載のプロセッサの製造方法において、前記良否情報記憶手段は、個々の前記記憶ブロックの動作不良の有無を固定的に記憶するフューズからなることを特徴とするプロセッサの製造方法。
(付記17)
付記15記載のプロセッサの製造方法において、
前記第2工程では、前記良否情報記憶手段として前記記憶ブロックにおける動作不良の有無を書き換え可能に記憶する良否レジスタをさらに形成し、
封止された前記プロセッサの動作試験を行う第5工程では、前記良否レジスタの設定状態に応じて、動作不良の前記記憶ブロックを健全な前記記憶ブロックと交替させることを特徴とするプロセッサの製造方法。
(付記18)
付記15記載のプロセッサの製造方法において、前記キャッシュメモリの前記記憶ブロックの容量は、前記キャッシュメモリの全記憶容量の1/2以下であることを特徴とするプロセッサの製造方法。
本発明の一実施の形態であるプロセッサを構成するキャッシュメモリの内部構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態であるプロセッサの全体構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態であるプロセッサに備えられたキャッシュメモリの内部構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態であるプロセッサに備えられたキャッシュメモリの作用の一例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態であるプロセッサに備えられたキャッシュメモリの作用の一例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態であるプロセッサおよびキャッシュメモリの製造方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態であるプロセッサおよびキャッシュメモリの製造方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の参考技術におけるキャッシュメモリの動作不良時の交替方法を示す概念図である。
符号の説明
10 プロセッサ
20 演算制御ユニット
30 演算実行ユニット
40 記憶制御ユニット
41 命令フェッチローカルバッファ
42 命令バッファタグ
43 オペランドローカルバッファ
44 オペランドバッファタグ
50 セカンドキャッシュ制御ユニット
51 セカンドキャッシュ制御部
51a リクエストアドレス
52 セカンドキャッシュタグ部
53 セカンドキャッシュデータ部
53a キャッシュスロット
53b RAM
54 RAM選別制御回路
55 BANKデコーダ
56 BANK交替制御部
56a フューズ
57 読み出しセレクタ
58 RAM良否レジスタ

Claims (10)

  1. プロセッサに内蔵されるキャッシュメモリであって、前記キャッシュメモリのアクセスアドレスのうち各記憶ブロックが属するバンクを指定するアドレス情報の一部に応じて異なるバンクの2つ以上の記憶ブロックがグループ化された複数の独立な記憶ブロックと、個々の前記記憶ブロックの動作不良の有無を記憶する良否情報記憶手段と、前記良否情報記憶手段の記憶内容に基づいて動作不良の前記記憶ブロックを同一グループの健全な前記記憶ブロックと交替させる選別制御機能と、を含むことを特徴とするキャッシュメモリ。
  2. 請求項1記載のキャッシュメモリにおいて、前記良否情報記憶手段として、前記記憶ブロックにおける動作不良の有無を書き換え可能に記憶する良否レジスタをさらに備え、前記選別制御機能は、前記良否レジスタの設定状態に応じて、動作不良の前記記憶ブロックを同一グループの健全な前記記憶ブロックと交替させることを特徴とするキャッシュメモリ。
  3. 演算実行ユニットと、
    前記演算実行ユニットを制御する演算制御ユニットと、
    前記演算実行ユニットおよび演算制御ユニットに対する情報の入出力を制御する記憶制御ユニットと、
    前記演算実行ユニットおよび前記演算制御ユニットと、外部の記憶装置との間で授受される情報が一時的に格納されるキャッシュメモリとを含み、
    前記キャッシュメモリは、前記キャッシュメモリのアクセスアドレスのうち各記憶ブロックが属するバンクを指定するアドレス情報の一部に応じて異なるバンクの2つ以上の記憶ブロックがグループ化された複数の独立な記憶ブロックと、個々の前記記憶ブロックの動作不良の有無を記憶する良否情報記憶手段と、前記良否情報記憶手段の記憶内容に基づいて動作不良の前記記憶ブロックを同一グループの健全な前記記憶ブロックと交替させる選別制御機能と、
    を具備したことを特徴とするプロセッサ。
  4. 請求項3記載のプロセッサにおいて、
    前記良否情報記憶手段として、前記記憶ブロックにおける動作不良の有無を書き換え可能に記憶する良否レジスタをさらに備え、前記選別制御機能は、前記良否レジスタの設定状態に応じて、動作不良の前記記憶ブロックを同一グループの健全な前記記憶ブロックと交替させることを特徴とするプロセッサ。
  5. プロセッサに内蔵されるキャッシュメモリの製造方法であって、
    前記キャッシュメモリを構成し、前記キャッシュメモリのアクセスアドレスのうち各記憶ブロックが属するバンクを指定するアドレス情報の一部に応じて異なるバンクの2つ以上の記憶ブロックがグループ化された複数の独立な記憶ブロックの動作試験を行い、前記動作試験の試験結果に基づいて前記キャッシュメモリ内に設けられたフューズを操作することで動作不良の前記記憶ブロックを同一グループの健全な前記記憶ブロックと交替させる選別試験工程を含むことを特徴とするキャッシュメモリの製造方法。
  6. 請求項5記載のキャッシュメモリの製造方法において、
    前記キャッシュメモリに、前記記憶ブロックにおける動作不良の有無を書き換え可能に記憶する良否レジスタを設け、前記良否レジスタの設定状態に応じて、動作不良の前記記憶ブロックを同一グループの健全な前記記憶ブロックと交替させることを特徴とするキャッシュメモリの製造方法。
  7. キャッシュメモリを内蔵したプロセッサの製造方法であって、
    前記キャッシュメモリを構成し、前記キャッシュメモリのアクセスアドレスのうち各記憶ブロックが属するバンクを指定するアドレス情報の一部に応じて異なるバンクの2つ以上の記憶ブロックがグループ化された複数の独立な記憶ブロックの動作試験を行い、前記動作試験の試験結果に基づいて前記キャッシュメモリ内に設けられたフューズを操作することで動作不良の前記記憶ブロックを同一グループの健全な前記記憶ブロックと交替させる選別試験工程を含むことを特徴とするプロセッサの製造方法。
  8. 請求項7記載のプロセッサの製造方法において、
    前記記憶ブロックにおける動作不良の有無を書き換え可能に記憶する良否レジスタを設け、前記良否レジスタの設定状態に応じて、動作不良の前記記憶ブロックを同一グループの健全な前記記憶ブロックと交替させることを特徴とするプロセッサの製造方法。
  9. 半導体ウェハを準備する第1工程と、
    前記半導体ウェハに、キャッシュメモリのアクセスアドレスのうち各記憶ブロックが属するバンクを指定するアドレス情報の一部に応じて異なるバンクの2つ以上の記憶ブロックがグループ化された複数の独立な記憶ブロックと、個々の前記記憶ブロックの動作不良の有無を記憶する良否情報記憶手段と、前記良否情報記憶手段の記憶内容に基づいて動作不良の前記記憶ブロックを同一グループの健全な前記記憶ブロックと交替させる選別制御機能とを具備したキャッシュメモリを含むプロセッサを形成する第2工程と、
    前記キャッシュメモリの前記動作試験を行い、前記選別制御機能を用いて動作不良の前記記憶ブロックを同一グループの健全な前記記憶ブロックと交替させる第3工程と、
    前記プロセッサを個別に封止する第4工程と、
    を含むことを特徴とするプロセッサの製造方法。
  10. 請求項9記載のプロセッサの製造方法において、
    前記第2工程では、前記良否情報記憶手段として前記記憶ブロックにおける動作不良の有無を書き換え可能に記憶する良否レジスタをさらに形成し、
    封止された前記プロセッサの動作試験を行う第5工程では、前記良否レジスタの設定状態に応じて、動作不良の前記記憶ブロックを同一グループの健全な前記記憶ブロックと交替させることを特徴とするプロセッサの製造方法。
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