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JP3878062B2 - メモリテスト情報を記憶する方法および装置 - Google Patents

メモリテスト情報を記憶する方法および装置 Download PDF

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    • G11C29/72Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring with optimized replacement algorithms

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  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
メモリテスト情報の記憶方法および装置が記述される。特に、冗長メモリ回路を有するメモリのメモリテスト情報記憶方法および装置が公開される。
【0002】
【従来の技術】
従来のメモリテストはメモリアレイ内の全ての故障メモリアドレスの識別とこれらのメモリアドレスのどのビットが故障しているかの識別の両方を含んでいる。典型的なメモリテストはメモリ内にさまざまなデータパターンを書き込み、次にメモリの出力を予期された値またはパターンと比較することを含んでいる。予期された値と実際に読み出したメモリ値との一致は、典型的にはメモリテスタ自体内に配置された、外部メモリマップ内に記憶される。
【0003】
全テストパターンが実行され、故障アドレス(および、ビット)が識別され記憶された後で、テスタは記憶されたエラーデータのリペア解析を実施してどの故障アドレスロー部およびカラム部(すなわち、I/O)またはいずれかのビット(すなわち、セル)を利用可能な冗長(すなわち、スペア)メモリセルと置換してメモリを完全に作動可能とするかを決定することができる。故障メモリ情報は、典型的に、全メモリテストの終りに解析される。それにより、リペアアルゴリズムはメモリの動作を最大限としかつ冗長メモリセルを最も効率的な方法で使用する最適リペア構成を決定するために全ての故障メモリ情報を考慮することができる。さらに、全ての故障メモリ情報を一時に考慮することにより、ある修正不能なメモリ状態を早期に識別することができ、修正不能な状況において貴重なテストおよびリペア時間を浪費する前にメモリが廃棄される。
【0004】
最も一般的なテスタに関連する制約条件により、リペア情報はダイナミックに発生して使用する必要がある。そのため、冗長メモリセルを非効率的に使用して全体メモリ歩留りを低減することがある。また、この制約条件により、より高速かつ高密度のメモリの開発においてメモリテストは最も費用が掛かりかつ時間を消耗するプロセスとされている。
【0005】
例えば、従来のメモリテスタは典型的にテストするのに使用されるメモリセルの動作周波数よりも比較的遅い処理クロック速度を有する。比較的遅いクロック速度により被測定メモリが正規の動作速度で正しく動作するかどうかを確認することが不可能となる。また、これら従来の低速テスタを使用して正規の動作速度でエラー情報を集めることは不可能である。したがって、テスタは大量のエラーデータを記憶し、次に、この大量のデータを“オフライン”で実行されるリペアアルゴリズムで解析しなければならない。従来のテスタでは、エラーメモリは故障ビットの予期される総数と同じ大きさでなければならない。さらに、メモリ密度が増大するにつれ、既に制限されているテスタメモリも増大しなければならず、より複雑なリペアアルゴリズムソリューションを処理できるようにするためにテスタの処理力を増大しなければならない。
【0006】
従来のテスタに関連するもう一つの制約条件は、その典型的に制限されたI/O能力である。メモリがより高密度化するにつれ、メモリをテストするのに必要なI/O数も増加しなければならない。I/Oが制限されたテスタでは全体メモリを一度にテストすることができず、テストプログラムはいくつかのより小さなテスト用に分割する必要がある。メモリテストの分割により全体テスト時間が増大し、それはメモリ製作コストに大きく寄与する。
【0007】
メモリ設計者はこれらのいくつかの問題に取り組むためにビルトインセルフテスト(BIST)を利用してきている。BISTでは、メモリをテストするためのパターン発生器がメモリ自体と同じ半導体チップ(すなわち、ウエハ)上に作り込まれる。それによりBIST回路はメモリを“迅速に”テスすることができ、動作速度よりも低速でメモリをテストする結果エラー検出を失敗する問題を解消する。さらに、BIST回路は今日のテスタがI/O制限されていることに関連する問題にも取り組む。
【0008】
さらに、従来のBIST技術にも制限が存在する。例えば、故障メモリ情報を記憶するために大量のエラーメモリをBISTに内蔵しなければならない。また、リペアアルゴリズム処理を実施するために追加記憶装置およびプロセッサリソースをメモリに内蔵しなければならない。スペースおよびプロセッサの制限により、限定された量のエラー記憶装置およびリペアコードしかBIST設計内に統合することができない。したがって、従来のBIST技術は故障メモリ個所を検出するために“スナップショット法”を使用し続けている。それにはリペアアルゴリズムが故障メモリ情報を“休む間もなく”処理することが必要であり、前記したように、それによりメモリチップ上に含まれる冗長メモリセルは非効率的に使用されるようになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、テスタに課されるエラー記憶装置要求条件を緩和しかつリペアアルゴリズムの複雑さを遥かに単純なタスクに簡約する、メモリテストにより発生する故障メモリ情報を記憶するための改善された技術が必要とされている。特に、完全に解析してリペア情報を発生する必要がある故障メモリ情報だけを記憶する改善された技術が必要とされている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
したがって、一つの目的は効率的な方法で全ての故障メモリ情報のオンチップ記憶装置を提供することである。もう一つの目的は全ての故障メモリ情報の高速記憶装置を提供することである。さらに、もう一つの目的は多数のI/Oバスメモリを有するメモリのテストをサポートすることである。さらに、もう一つの目的はリペアアルゴリズムを開始する前に、ある修正不能メモリ故障状態を検出することである。もう一つの目的はリペアアルゴリズム自体の複雑さを低減することである。これらの目的はメモリを有する故障メモリ個所に関する情報をコンパクトにする方法および装置により取り組まれる。
【0011】
一側面に従って、メモリテスト情報を記憶する方法はメモリテスト中に検出された故障メモリセルの個所および数に関連する情報の一部を記憶するステップを含んでいる。記憶された情報は故障メモリセルが検出されると更新されて故障メモリセルを修正するために第1のタイプのメモリスペアが割り当てられる、故障メモリセルを修正するために第2の相補型メモリスペアが割り当てられる、またはメモリは修正不能であることを示す。第1のタイプのメモリスペアはメモリのロー部およびカラム部の一方に対応し、第2の相補型メモリスペアはメモリのロー部およびカラム部の他方に対応する。
【0012】
関連する側面に従って、記憶された情報は一部故障メモリセルが見つけられるメモリの各ロー部またはカラム部内の故障メモリセル数が利用可能な相補型メモリスペア数を越えるかどうかに基づいて、故障メモリセルの修正に割り当てられるメモリスペアのタイプを示すように更新される。
【0013】
さらに、もう一つの関連側面に従って、情報はロー部およびカラム部を有するテーブル内に記憶され、テーブルの各ロー部およびカラム部は故障メモリセルが見つけられるメモリの各ロー部またはカラム部のアドレスおよびメモリの各ロー部またはカラム部内で検出された故障メモリセル数を記憶する少なくとも一つのアドレス/エラーカウントエントリ対を含んでいる。
【0014】
さらに、もう一つの関連側面に従って、この方法はさらに故障メモリセルが見つけられるメモリのロー部およびカラム部の少なくとも一つのアドレスとテーブル内に記憶されたアドレスエントリとの間に一致が存在するかどうかを確認するステップを含んでいる。
【0015】
さらに、もう一つの関連側面に従って、一致が存在する場合には、この方法はさらに対とされたエラーカウントエントリが利用可能な相補型メモリスペア数に等しければ一致するアドレスと対とされたエラーカウントエントリを増分するステップを含んでいる。テーブルのロー部およびカラム部の両方に一致が存在する場合には、この方法はさらに対とされたエラーカウントエントリの各々が利用可能な各相補型メモリスペア数よりも少なければ一致するアドレスと対とされたエラーカウントエントリを増分するステップを含んでいる。
【0016】
さらに、もう一つの関連側面に従って、テーブルのロー部およびカラム部の一方に一致が存在する場合には、この方法はさらに一致するアドレスエントリを含まないテーブルのロー部またはカラム部が満杯であるかどうかを確認するステップを含んでいる。一致するアドレスエントリを含まないテーブルのロー部またはカラム部が満杯でなければ、この方法はさらに対とされたエラーカウントエントリが利用可能な相補型メモリスペア数よりも少ない場合に一致するアドレスと対とされたエラーカウントエントリを増分し、テーブルの一致するアドレスエントリを含まない部分にアドレス/エラーカウントエントリ対を追加するステップを含み、追加されるエントリ対はテーブル内のアドレスエントリに一致しない故障メモリセルが見つけられるメモリのロー部またはカラム部のアドレスおよび1のエラーカウントを含んでいる。一致するアドレスエントリを含まないテーブルのロー部またはカラム部が満杯であれば、テーブル内に記憶された情報はメモリが修正不能であることを示すように更新される。
【0017】
さらに、もう一つの関連側面に従って、一致が存在しなければ、この方法はさらにテーブルのロー部およびカラム部の少なくとも一方が満杯であるかどうかを確認するステップを含んでいる。テーブルのロー部またはカラム部のいずれも満杯でなければ、この方法はさらにテーブルのロー部およびカラム部の両方にアドレス/エラーカウントエントリ対を追加するステップを含み、追加される各エントリ対は故障メモリセルが見つけられるメモリのロー部またはカラム部の各アドレスおよび1のエラーカウントを含んでいる。テーブルのロー部およびカラム部の少なくとも一方が満杯であれば、テーブル内に記憶された情報はメモリが修正不能であることを示すように更新される。
【0018】
さらに、もう一つの関連側面に従って、一つのタイプのメモリスペアの総数が相補型メモリスペアの総数よりも大きければ、一致が存在するかどうかを確認するステップはスペア総数の少ない方のメモリスペアのタイプに対応するメモリのロー部またはカラム部のアドレスをテーブル内のアドレスエントリと比較する前に、スペア総数の多い方のメモリスペアのタイプに対応するメモリのロー部またはカラム部のアドレスをテーブル内のアドレスエントリと比較するステップを含んでいる。
【0019】
さらに、もう一つの関連側面に従って、第1および第2のタイプのメモリスペアの総数が等しければ、一致が存在するかどうかを確認するステップは故障メモリセルがランダムに見つけられるメモリのロー部およびカラム部の一つのアドレスを選択するステップと、ランダムに選択されないメモリのロー部またはカラム部のアドレスをテーブル内のアドレスエントリと比較する前に、ランダムに選択されたメモリのロー部またはカラム部のアドレスをテーブル内のアドレスエントリと比較するステップを含んでいる。
【0020】
さらに、もう一つの関連側面に従って、この方法はテーブルのロー部内に含まれるアドレス/エラーカウントエントリ対をテーブルのカラム部内に含まれる関連するアドレス/エラーカウントエントリ対とリンクするステップを含んでいる。一意的リンクIDを記憶するリンク識別子エントリが、テーブルのロー部内に含まれるアドレス/エラーカウントエントリ対をテーブルのカラム部内に含まれる関連するアドレス/エラーカウントエントリ対とリンクするためのスペア総数の多い方のメモリスペアのタイプに対応するテーブルのロー部またはカラム部の各アドレス/エラーカウント対に追加される。一意的リンクID数はスペア総数の少ない方のタイプのメモリスペア数に等しい。
【0021】
さらに、もう一つの関連側面に従って、テーブルは第1のタイプのメモリスペアの少なくとも一つが第2の相補型メモリスペアの少なくとも一つと交差するメモリの一部を表わす。
【0022】
“含む”および“含んでいる”という用語は、特許請求の範囲だけでなく本明細書で使用される場合、規定された特徴、ステップまたはコンポーネントの存在を明記するものであるが、これらの用語の使用は一つ以上の他の特徴、ステップ、コンポーネントまたはグループの存在または追加を除外するものではないことを強調する。
【0023】
【発明の実施の形態】
添付図に関して以下に好ましい実施例が説明される。下記の説明では、不要な詳細により説明が曖昧になるのを回避するため、よく知られた機能および構造またはそのいずれかについては詳細に説明しない。
【0024】
冗長回路
簡単に前記したように、メモリリペアを遂行するために含まれる冗長回路は識別された故障メモリ個所にスペアメモリセルを多重化(すなわち、マッピング)することにより故障メモリ場所を置換することができるメモリアレイにより構成される。リペアアルゴリズムからのリペア情報は故障メモリ個所にスペアローまたはカラムセルをどのようにマッピングするかを示す。故障メモリ個所を修正する効率的なアルゴリズムが本出願と同日に出願され本出願と同じ譲受人の米国特許出願第60/296,793号“Repair Analysis Algorithm Suitable for On-Chip Implementation”に記載されている。
【0025】
任意所与の故障メモリビットを固定するのに一つのスペアメモリしか必要としない。典型的に、スペアメモリセル回路はアドレス可能なロースペアセルおよびカラムスペアセルにより構成される。このような構成では、スペアローがその個所にマッピングされる時に所与のローアドレスに関連する全メモリビットが置換される。同様に、メモリ内にスペアカラムをマッピングするとそのカラム内に含まれる全メモリビットを置換する。ローおよびカラムアドレスの各交点が一群の全メモリビット(すなわち、セル)を選択する。
【0026】
他の冗長回路構成もスペアI/Oをマッピングすることができる。これらの構成はいくつかのカラムメモリアレイを一つの出力ドライバ群とする。それにより多数のカラムアドレス内に存在する個別のデータビットを単一スペアカラムで置換することができる。スペアカラムはカラムアドレスに対する一群のI/Oを置換する。したがって、“カラム”という用語はこの文書全体を通してカラムおよびI/O型冗長回路の両方を指す。
【0027】
いくつかのメモリコアを有するメモリチップにおいて、さまざまなメモリコアを修正するために含まれるスペアローおよびスペアカラムは個別に構成することができる。所与の冗長回路内で互いに交差するスペアローおよびカラム数は、その冗長回路に関連するエラー記憶テーブルの構成を決定する重要な設計規準である。各エラー記憶テーブルは特定のコア内でスペアローがスペアカラムと交差する一つのサブブロックを表わすものと考えられる。各スペアローおよびスペアカラムはある範囲のローアドレスおよびカラムアドレスを修正することができる。この範囲は“解析ブロック”と呼ばれるものを画定する。解析ブロックのローアドレスおよびカラムアドレス範囲はメモリコアをより小さな独立領域に分割する。解析ブロックのスペアローおよびスペアカラムは多数のサブブロック間で共用することができる。共用量は特定のメモリコアの冗長アーキテクチュアによって決まる。
【0028】
ある範囲の関連するローアドレスおよびカラムアドレスを修正できる他に、サブブロックはそれ自体内の全故障個所を修正するのに使用することができる専用スペアローおよびスペアカラムを有する。同様に、サブブロックがスペアローおよびスペアI/Oにより構成される場合には、この同じ能力が有効であり、サブブロックはそれ自体内の全故障個所を修正するのに使用することができる専用スペアローおよびスペアI/Oを有する。
【0029】
前記したように、サブブロック当たりスペアローおよびカラムセルすなわちI/O数はメモリチップ上に常駐する異なるメモリコアにわたって変動することができる。下記の典型的な実施例はサブブロック当たり二つのスペアローおよび一つのスペアカラム(すなわち、I/O)を使用するメモリコアを特徴とするが、当業者ならばサブブロック当たり任意数のスペアセルすなわちI/Oを使用する他の構成が可能であることがお判りであろう。
【0030】
エラー記憶テーブル
エラー記憶テーブルはリペア解析アルゴリズムが識別された故障メモリセルをスペア個所にマッピングするのに必要なリペアコードを発生するために必要とされる情報だけを記憶するのに使用される。これはリペア処理に対する全ての故障情報を記憶する従来のエラー記憶とは対照的である。前記したように、各スペアセル(すなわち、I/O)はある範囲のアドレスをカバーし、したがって、一時にある数のアドレスを修正する。
【0031】
例えば、一時に四つのローアドレスを置換することができるスペアセルを有するメモリコアが与えられると、アドレスの最下位2ビット(LSB)は1アドレスであると考えることができる。メモリコアのローアドレス1およびローアドレス3にメモリ故障が識別されると、スペアローはローアドレス0,1,2および3を置換する。したがって、エラー記憶テーブルはローアドレス0,1,2および3を同じアドレスと解釈する。しかしながら、これはリペア解析アルゴリズムを駆動するために記憶することができる故障メモリ情報の量を低減する一つの方法にすぎない。
【0032】
図1A、図1Bは一般化されたエラー記憶判断チャートを示す。任意所与の冗長回路構造内の利用可能なスペアローおよびスペアカラム(すなわち、I/O)数に基づいて、一般化されたチャートから特定の判断チャートを引出すことができる。エラー記憶テーブルにとって重要なのはそのテーブルエントリを支配するルールである。これらのルールはテーブルが表わすサブブロック内で利用可能なスペア数に基づいている。
【0033】
二つの一般的なルールがチャートエントリを支配する。第1に、所与のカラムアドレス上の故障数が利用可能なスペアロー数を越える場合には、スペアカラムを使用しなければならない。この状況が図2Aに示されている。第2に、所与のローアドレス上の故障数が利用可能なスペアカラム(すなわち、I/O)数を越える場合には、スペアローを使用しなければならない。この状況が図2Bに示されている。スペアI/Oが利用可能な場合には、追加テーブルエントリルールが必要である。多数のI/Oが同じアドレスに故障を有し利用可能なスペアI/O数を越える場合には、スペアローを使用しなければならない。
【0034】
これらの一般的ルールを頭に入れて、図1A、図1Bのチャートは一般的にその水平方向にI/O(すなわち、カラム)情報、および垂直方向にロー情報を有するようにされている。垂直102および水平104チャートヘッダーは、それぞれ、対応するロー更新テーブルおよびカラム更新テーブルの現在状態を記述する(図3Aおよび3B参照)。ヘッダーは各テーブルが、1)処理される故障の現在のローアドレスおよびカラムアドレスまたはそのいずれかに一致するエントリを含まずかつ満杯ではない、2)処理される故障の現在のローアドレスおよびカラムアドレスまたはそのいずれかに一致するエントリを含む、および3)満杯であって処理される故障の現在のローアドレスおよびカラムアドレスまたはそのいずれかに一致するエントリを含まない、かどうかをを示す。ヘッダーはさまざまなテーブルエントリに対する現在のローおよびカラムエラーカウントを示す情報も含んでいる。
【0035】
判断チャートの各ブロック106はロー更新およびカラム更新テーブルを現在のテーブルエントリおよび処理される故障のアドレス位置に基づいてどのように修正すべきかを規定する情報を含んでいる。左下ブロックエントリ108はロー更新テーブルコマンドに対応し、左上セルエントリ110はカラム更新テーブルコマンドを表わし、右下セルエントリ112は空であるかあるいは“NG”にセットされて処理されるメモリコアが“no good”すなわち修正不能であることを示す。
【0036】
図3Aおよび3Bは、それぞれ、ロー更新テーブルおよびカラム更新テーブル(すなわち、I/O更新)を示す。テーブルサイズおよびテーブルエントリサイズは利用可能なスペアロー数および所与のサブブロック内で利用可能なカラム(すなわち、I/O)数によって決まる。二つのスペアローおよび一つのスペアI/Oを有するサブブロックの実例を続けて、テーブルローエントリ数は4である。利用可能な各スペアローに対する二つのエントリ、プラス二つの利用可能なスペアローと利用可能な単一スペアカラムの各交点に対する二つのエントリ。同様に、テーブルカラムエントリ数は3である。利用可能な単一スペアカラムに対する一つのエントリ、プラス利用可能な単一スペアカラムと二つの利用可能なスペアローの各交点に対する二つのエントリ。
【0037】
ロー更新テーブルおよびカラム更新テーブルの各々が現在のエラーカウントに対するエントリを含んでいる。実例におけるエラーカウントエントリのサイズは2ビットである。各テーブルは修正されるロー故障およびカラム故障のアドレスに対する対応するエントリも有する。最後に、ロー更新テーブルは所与のローリペアを対応するカラムリペアとリンクするエントリを含んでいる。この例に対して、カラムIDエントリのサイズはやはり2ビットである。エラー記憶テーブルのサイズおよびそのさまざまなエントリに関する詳細は後の“エラーテーブルサイズの計算”のセクションに詳細に記載されている。
【0038】
従来は、リペア解析アルゴリズムがサブブロックを固定するためにスペアローおよびカラムをどのように配列するかを適切に選択するために、故障メモリセルの全アドレスを記憶する必要がある。ここに記載された技術を利用することにより、各スペアセルすなわちI/Oはいくつかのローを同時に固定することができ、いくつかのアドレスをエラーテーブル内の単一アドレスとして表わすことができる。下記の例では、各スペアローはメモリ内の四つの隣接ローを修正するようにアドレスすることができる。
【0039】
エラー記憶テーブルの所要サイズをさらに低減する他の技術はエラーテーブル内に冗長エラーを記憶せず、所与のアドレスがエラーを有する回数をカウントし、既に必要とされているスペアローまたはスペアカラムに沿っていると確認されたエラーは記憶しないことを含んでいる。これらの技術は結合されてエラー記憶プロセス中に制限されたリペア解析を実施し、所与のメモリコアを修正するのに使用しなければならないスペアセルすなわちI/Oの予選択を遂行する。また、この技術によりテスト中に修正不能メモリデバイスを早期に検出することができ、貴重なテスト時間およびリソースが節減される。
【0040】
実例
図4Aおよび4Bはいくつかの識別された故障メモリ個所を有するサブブロックの実例を示す。図4Aは10個のエラーAからJを有するサブブロックを示す。図4Bに示すテーブルはサブブロック内のエラーが存在するローおよびカラム個所のリストである。前記したように、実例における各スペアローはサブブロック内の四つのローを置換することができる。図5Aの(a)、(b)から5Cの(a)、(b)は、図4Aに示す典型的なサブブロック上で前記したエラー記憶技術を実行する時に実施されるさまざまなステップを示す。
【0041】
図5Aの(a)、(b)について、第1のエラーAが検出されると、ロー部およびI/Oテーブルが現在のエントリについてチェックされる。エントリが存在しなければ、ステップ1として図示するように、テーブルが対応するローエントリおよびカラムエントリにより更新される。エラーAはローアドレス4上で検出される最初のエラーであり、それはアドレス1にマッピングされるため、エラーカウントが1に増分される。対応するカラムエントリがアドレス1および1のエラーカウントを有してなされる。IDリンクはローアドレスをカラムアドレスにリンクする。対応するカラムアドレスエントリがI/Oテーブル内のID=0位置においてなされるため、このエントリは同じIDを使用してローテーブルエントリ内でリンクされる。
【0042】
リスト内の次のエラーはBである。このエラーはサブブロックのローアドレス2およびカラムアドレス3で見つけられる。これらの個所はローすなわちI/O更新テーブル内のいかなるローエントリまたはカラムエントリとも一致しないため、テーブルは現在のエラー情報により再び更新される。これはステップ2として図示されている。
【0043】
図5Bの(a)、(b)はエラー処理の次の段階を示す。例において、次に検出されるエラーはエラーCである。このエラーはローアドレス2およびカラムアドレス1において見つけられる。このエラー個所はロー更新テーブル内の現在のエントリに一致し、そのためローアドレス2を有するロー更新テーブルエントリのエラーカウントは2に増分される。これはステップ3として図示されている。前記した一般的ルールを適用すると、ロー2に対するエラーカウントは利用可能なカラムスペア数(本例において1)を越えるため、ローは二つの利用可能なスペアローの一方により固定しなければならない。ロー2上の全てのエラーが割り当てられたロースペアにより固定されるため、エラーCに対する対応するエントリはカラムテーブルに追加する必要がない。
【0044】
次の検出エラーはエラーDである。このエラーは既存のいかなるエラーアドレスとも一致せず、テーブルは新しいエラー情報により更新される。これはステップ4として図示されている。エラーDに対するエントリを行った後でカラムエントリテーブルは満杯である。したがって、任意の現在カラムアドレスエントリと一致しない任意の追加検出エラーによりこのデバイスは修正不能とされ、テストサイクルを停止することができる。
【0045】
例における次の検出エラーはエラーEである。このエラーはI/O更新テーブル内の現在のカラムエントリと一致するが、いかなる現在のローテーブルエントリとも一致しない。したがって、ローテーブルは新しいエラー情報により更新される。カラムIDエラーEローテーブルエントリは0にセットされ、それはカラム1に関連するI/Oテーブル識別子に対応する。ID=0に対するエラーカウントは2に増分されて追加検出カラムエラーを記録する。これらの更新はステップ5に図示されている。
【0046】
図5Cの(a)、(b)はエラー記憶プロセスの次の段階を示す。例における次の検出エラーはエラーFである。このエラーはサブブロックのロー3およびカラム1において見つけられる。このエラーは2のエラーカウントを有するカラムエントリ(ID=0)に一致する。このエラーによりカラムエントリのエラーカウントは利用可能なロースペア数を越える。再び前記した一般的ルールを適用すると、利用可能な単一カラムスペアがエラーを固定するために割り当てられる。割り当てられたスペアカラムによりエラーが固定されるため、ローエントリテーブル内で対応するエントリを行う必要がない。
【0047】
増分されたエラーカウント(3)が利用可能なスペアロー数(2)を越えなければ、デバイスは修正不能であると確認されているのは重要なことである。その理由はローエントリテーブルが満杯であることであり、したがって、ローアドレス3に対する故障情報を追加するようにローテーブルを更新することができない。テーブルは全ての修正可能な(および、修正不能ないくつかの)エラーパターンが一致するようなサイズとされる。したがって、テーブルエントリを越えることは修正不能なデバイスをテストプロセスの早期に識別するのを助ける。
【0048】
例における次の三つのエラーG,HおよびIは全てが既存のエントリに一致し、したがって、記憶判断プロセスにおいて無視される。同一エラーはリペア解析プロセスにおいて全く考慮する必要がない。例における最後のエラーJは新しいエラーであるが、前に割り当てられたロースペアにより修正される。この事実はローテーブル内のエラーカウントエントリにより識別することができる。2の値を有するローエントリ内の全てのエラーカウントがスペアローを使用しなければならず、それはこの値が利用可能なスペアカラム数を超えるためである。3のエントリを有する全てのカラムエントリにはカラムスペアを固定しなければならず、それはこの値が利用可能なスペアロー数を超えるためである。
【0049】
全てのエラーが処理されておりエラー記憶テーブルが完了しておれば、リペア解析アルゴリズムはテーブル結果を解釈して成功するリペアを遂行できるかどうかを確認する。図6はリペア解析がどのようにエラー記憶テーブルを解釈してリペアを遂行するかを示す。エラー記憶テーブルのカラム更新部を調べると、スペアカラムC1がカラムアドレス1を修正するのに使用され、それはこのエントリに対するエラーカウント(例えば、3)が利用可能なスペアロー数(例えば、2)を越えるためである。次に、二つの利用可能なスペアローR1の一方がローアドレス2を修正するのに使用される。このローアドレスに対するエラーカウントエントリ(例えば、2)は利用可能なスペアカラム数(例えば、1)を越えるため、再び、スペアローが割り当てられる。
【0050】
最後に、最終的に利用可能なスペアローがどのように割り当てられるかを確認するために、エラーテーブルのロー更新部が調べられる。既に割り当てられたスペアカラムC1はカラムID=0を有するカラムアドレス1に割り当てられたことを思い出していただきたい。したがって、カラムID=0を有する全てのローアドレスエラーエントリが既に割り当てられたスペアカラムC1により修正される。ローテーブルを調べることによりローアドレス4の記録されたエラーを除く全エラーが割り当てられたスペアカラムC1または割り当てられたスペアローR1により修正されることが示される。したがって、最終的に利用可能なスペアローR2がロー4内のリペアエラーDに割り当てられ、サブブロック内の全エラーがスペアメモリセルすなわちI/Oによりうまく修正される。
【0051】
実例のプロセスフロー図
図7はエラー記憶プロセスの典型的な実施例を示すトップレベルフロー図である。プロセスはアイドルモードと定義されるステップ702で開始する。次に、ステップ704においてエラー記憶(ES)テーブル情報をメモリ、例えば、メモリチップ上に含まれるSRAMからフェッチするかどうか決定される。ES情報をフェッチすると判断がなされなければプロセスはアイドル状態702に戻るが、フェッチすると判断されればステップ706に移ってSRAMからES情報が読み出される。SRAMからES情報を読み出した後でプロセスはステップ708に移り、そこで更新されたES情報をSRAMに書き込む判断がなされる。ES情報を更新すると判断されれば、ステップ710においてESテーブルが更新され、ステップ702においてプロセスはアイドル状態に戻る。ESテーブルが更新されなければ、ステップ712においてエラーテストおよび処理が開始する。
【0052】
ステップ712においてサブブロックがテストされ、存在する場合の、I/O入力上でアクティブなエラー信号数が決定される。二つ以上のエラー信号が検出される場合には、プロセスはステップ720に移り二つ以上のエラー信号を処理するルーチンが実行される。一つ以下のエラー信号が検出される場合には、プロセスはステップ714に移り、そこでちょうど一つだけのエラー信号が検出されているか確認される。ちょうど一つだけのエラー信号が検出される場合には、プロセスはステップ718に移りちょうど一つだけのエラー信号を処理するルーチンが実行される。エラーが検出されなければ現在のサイクルに対してなんのアクションもとられず、プロセスはステップ716を通ってステップ708に移りそこでSRAM内のESテーブルを更新する判断が再びなされる。ステップ712からステップ720においてエラー信号を検出して処理するプロセスが再び実行される。
【0053】
図8は一つのメモリセルエラーしか検出されない場合にエラーを処理する典型的なルーチンのフロー図である。図示されたステップのいくつかは一つのスペアカラム(すなわち、I/O)および二つのスペアローを有する冗長回路を含む実例に特有のものである。図に示す一般的概念は任意数のスペアローおよびカラムを有する冗長回路に拡張できることが理解される。
【0054】
ルーチンは、例えば、図7に示すトップレベルプロセスのステップ718から呼び出されているステップ802で開始される。ステップ804において、エラーのアドレスがロー更新テーブル内のエントリと比較されて、ロー一致が存在するかどうか確認される。ロー一致が存在すれば、ルーチンはステップ806から822まで進む。これらのステップにおいて、対応するI/Oアドレスが存在するかどうかがステップ808および814において確認され、そうであればI/Oカウントが2に等しいかどうかがステップ810および816において確認される。I/Oカウントが2に等しい場合、ステップ806において確認されるローカウントが1に等しければ、ステップ812においてローカウントは増分されI/Oカウントは3にセットされる。しかしながら、ステップ806においてローカウントが1に等しくなければ、ステップ818においてI/Oカウントだけが増分される。
【0055】
ステップ808および814においてI/O一致が見つからないか、またはステップ810および816においてI/Oカウントが2に等しくなく、ステップ806においてローカウントが1に等しければ、ステップ822においてローカウントだけが増分される。しかしながら、ステップ806においてローカウントが1に等しくなければ、ステップ820においてなんのアクションもとられない。
【0056】
ステップ804においてロー一致が存在しなければ、ステップ838においてルーチンはロー更新テーブルが満杯であるかどうかを確認する。ローテーブルが満杯でなければ、ステップ824においてルーチンはI/Oアドレス一致についてI/O更新テーブルを調べる。I/Oアドレス一致が見つかれば、ステップ826においてI/Oカウントが調べられる。I/Oカウントが2(例におけるスペアロー数)よりも大きければ、ステップ828においてI/Oカウントが3にセットされ、そうでなければ、ステップ830において新しいローエントリが追加され対応するI/Oカウントが増分される。ステップ824においてI/O一致が見つからなければ、ステップ832においてI/Oテーブルが満杯であるかどうか確認される。テーブルが満杯であれば、ステップ834において調べられるメモリコアは修正不能としてタグ付けされ、そうでなければ、ステップ836において新しいローおよびI/Oテーブルエントリが作られる。
【0057】
ステップ838においてローテーブルは満杯であることが判れば、ステップ840においてルーチンは対応するI/Oアドレス一致を捜す。一致が見つからなければ、ステップ834においてメモリコアはやはりリペア修正不能としてタグ付けされる。I/O一致が見つかれば、ステップ842において対応するエラーカウントが調べられる。エラーI/Oエラーカウントが1であれば、ロー更新テーブル内でこれ以上追加スペースは利用できないため、メモリコアはリペア修正不能としてタグ付けされる。しかしながら、ステップ842においてI/Oカウントが1に等しければ、I/Oカウントは3にセットされる。各テーブル更新が完了した後で、ステップ846において制御は図7に示す主エラー処理ルーチンへ戻る。
【0058】
図9は二つ以上のメモリセルエラーが検出される場合の典型的なエラー処理ルーチンのフロー図である。ここでも、図示するステップのいくつかは一つのスペアカラム(すなわち、I/O)および二つのスペアローを有する冗長回路を含む実例に特定的なものである。前記したように、図示する一般的概念は任意数のスペアローおよびカラムを有する冗長回路に拡張することができる。
【0059】
ルーチンは図7に示すトップレベルプロセスの、例えば、ステップ718から呼び出されているステップ902で開始する。ステップ904においてロー更新テーブルが調べられる。ロー一致が見つかれば、ステップ906においてローエラーカウントが2にセットされる。しかしながら、ロー一致が見つからなければ、ステップ908においてロー更新テーブルが満杯であるかどうか確認される。テーブルが満杯であれば、ステップ910においてテストされるメモリコアは修正不能としてタグが付される。ステップ908においてテーブルが満杯でなければ、カラムID値が3にセットされエラーカウントが2にセットされた新しいテーブルエントリが作られる。ステップ914において制御は図7に示す主エラー処理ルーチンへ戻る。
【0060】
エラーテーブルサイズの計算
前記したことから、エラーテーブルは全ての修正可能(および、いくつかの修正不能)エラーパターンが一致するようなサイズとされることを思い出していただきたい。次に、この結果を達成するようにエラーテーブルのサイズ計算することができる方法について説明する。図10はRローおよびCカラムを有するメモリサブブロックを示す。サブブロックは解析ブロック内の故障メモリセルを修正するスペアカラムSCおよびスペアローSRを含んでいる。
【0061】
前記したように、解析ブロック内に含まれる各サブブロックに対して別々のエラー記憶テーブルが必要である。図3Aおよび3Bは、それぞれ、エラーテーブルのロー更新部およびカラム(すなわち、I/O)更新部を示す。テーブルエントリのフォーマットはアドレス/エラーカウント対を含んでいる。追加IDエントリが最も多くのスペアを有する更新テーブル内(ローまたはカラム)に含まれる。IDエントリはエラー記憶テーブルのロー部およびカラム部間のリンクを提供する。
【0062】
下記の等式はローおよびカラム更新テーブル内のカウント/アドレス対のサイズを計算するのに使用することができる。
【数2】
Figure 0003878062
【0063】
リンクIDの値およびリンクIDの必要なNID数は次式を使用して計算することができる。
【数3】
Figure 0003878062
Figure 0003878062
【0064】
前式を使用して、エラー記憶テーブルのサイズを次のように計算することができる。
【数4】
Figure 0003878062
【0065】
ある項は典型的な実施例を説明する便宜上使用されているが、ここに記載された一般的概念を制限するために使用されるものではない。例えば、メモリの“ロー”部または“カラム”部またはメモリスペアのタイプの任意特定の参照はメモリのこれらの部分またはメモリスペアのタイプのいずれかを包含するものと解釈することができる。メモリスペアの場合には、一タイプのメモリスペアが所与のメモリセル個所を修正するのに使用されなければ、他方の相補型メモリスペアをその個所を修正するのに使用できる点において、特定の用語はメモリスペアの相補型を表わす。さらに、“セル”または“メモリセル”という用語はメモリ内の一つ以上のメモリセルまたは位置を表わすものと解釈することができる。
【0066】
いくつかの典型的な実施例に関してさまざまな側面について説明してきた。これらの実施例の理解を容易にするために、コンピュータシステムやマイクロコントローラの要素により実施することができるアクションのシーケンスにより多くの側面が説明された。例えば、各実施例において、さまざまなアクションは特殊化された回路(例えば、特殊化された機能を実施するように相互接続された論理ゲート)、一つ以上のプロセッサにより実行されるプログラム命令、または両者の組合せにより実施できることが認識される。
【0067】
さらに、典型的な実施例はここに記載されている技術をプロセッサに実施させる適切なコンピュータ命令セットを記憶している任意形式のコンピュータ読取り可能記憶媒体の一部と考えることができる。したがって、さまざまな側面を多くの異なる形式で実施することができ、このような形式は全て記載された範囲内に入るものとする。さまざまな側面の各々に対して、実施例のこのような任意の形式をここでは記載されたアクションを実施する“ように論理構成されている”、あるいは記載されたアクションを実施する“論理”と言うことができる。
【0068】
さまざまな典型的実施例について説明してきたが、当業者ならばこれらの実施例は単なる説明用であって他の多くの実施例が可能であることが理解される。発明の範囲は前記説明ではなく特許請求の範囲により明示され、特許請求の範囲内に入る全てのバリエーションはその中に包含されるものとする。
【0069】
関連出願
本出願は35 U.S.C. §119(e)の元で、その全体内容が本開示の一部としてここに組み入れられている2001年7月8日に出願された米国特許出願第60/296,789号“Error Storage”に優先権を請求する。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは、一般化されたエラー記憶判断チャートを示す図である。
Bは、エラー記憶判断チャートのブロック記述を示す図である。
【図2A】利用可能なメモリスペアを使用する検出されたメモリセル故障の修正を示す図である。
【図2B】利用可能なメモリスペアを使用する検出されたメモリセル故障の修正を示す図である。
【図3A】エラー記憶テーブルのローおよびカラム部を示す図である。
【図3B】エラー記憶テーブルのローおよびカラム部を示す図である。
【図4A】いくつかの検出された故障メモリ個所を有するメモリの典型的な部分を示す図である。
【図4B】いくつかの検出された故障メモリ個所を有するメモリの典型的な部分を示す図である。
【図5A】(a)は図4Aおよび4Bに示すメモリの典型的な部分に対するエラー記憶プロセスのさまざまな段階を示す図、(b)はエラー記憶プロセスのさまざまなIDリンクを示す図である。
【図5B】(a)は図4Aおよび4Bに示すメモリの典型的な部分に対するエラー記憶プロセスのさまざまな段階を示す図、(b)はエラー記憶プロセスのさまざまなIDリンクを示す図である。
【図5C】(a)は図4Aおよび4Bに示すメモリの典型的な部分に対するエラー記憶プロセスのさまざまな段階を示す図、(b)はエラー記憶プロセスのさまざまなIDリンクを示す図である。
【図6】図4Aおよび4Bに示すメモリの典型的な部分の修正を示す図である。
【図7】エラー記憶プロセスの典型的な実施例を示すトップレベルフロー図である。
【図8】一つのメモリセルエラーしか検出されない時の典型的なエラー処理ルーチンのフロー図である。
【図9】二つ以上のメモリセルエラーが検出される時の典型的なエラー処理ルーチンのフロー図である。
【図10】RローおよびCカラムを有するメモリの一部を示す図である。
【符号の説明】
102 垂直チャートヘッダー
104 水平チャートヘッダー
106 ブロック
108 ブロックエントリ
110,112 セルエントリ

Claims (42)

  1. メモリテスト情報を記憶する方法であって、前記方法は、
    メモリをテストしている間に検出される故障メモリセルの個所および数に関連する情報の一部を記憶し、当該情報はロー部およびカラム部を有するテーブル内に記憶され、テーブルの各ロー部およびカラム部は、故障メモリセルが位置するメモリの各ロー部またはカラム部のアドレスおよびメモリの各ロー部またはカラム部内で検出される故障メモリセルの数を記憶する少なくとも1つのアドレス/エラーカウントエントリ対を含み、
    故障メモリセルが位置するメモリの各ロー部またはカラム部内の故障メモリセル数が利用可能な相補型メモリスペア数を超えるかどうかに一部基づいて、故障メモリセルが検出される時に記憶された情報を更新して、故障メモリセルを修正するために第1のタイプのメモリスペアが割り当てられ、故障メモリセルを修正するために第2の相補型メモリスペアが割り当てられ、またはメモリは修正不能である、ことを示すステップを備え、
    第1のタイプのメモリスペアはメモリのロー部およびカラム部の一方に対応し、第2の相補型メモリスペアはメモリのロー部およびカラム部の他方に対応する、方法。
  2. 請求項記載の方法であって、さらに、
    故障メモリセルが見つけられるメモリのロー部およびカラム部の少なくとも一つのアドレスとテーブル内に記憶されたアドレスエントリとの間に一致が存在するかどうかを確認するステップを含む方法。
  3. 請求項記載の方法であって、一致が存在する場合には、さらに、
    対とされたエラーカウントエントリが利用可能な相補型メモリスペア数に等しければ一致するアドレスエントリと対とされたエラーカウントエントリを増分するステップを含む方法。
  4. 請求項記載の方法であって、テーブルのロー部およびカラム部の両方に一致が存在する場合には、さらに、
    対とされたエラーカウントエントリの各々が利用可能な各相補型メモリスペア数よりも小さければ一致するアドレスエントリと対とされたエラーカウントエントリを増分するステップを含む方法。
  5. 請求項記載の方法であって、テーブルのロー部およびカラム部の一方に一致が存在する場合には、さらに、
    一致するアドレスエントリを含まないテーブルのロー部またはカラム部が満杯であるかどうかを確認するステップを含む方法。
  6. 請求項記載の方法であって、一致するアドレスエントリを含まないテーブルのロー部またはカラム部が満杯でなければ、さらに、
    対とされたエラーカウントエントリが利用可能な相補型メモリスペア数よりも小さければ一致するアドレスエントリと対とされたエラーカウントエントリを増分し、かつ、
    テーブルの一致するアドレスエントリを含まない部分にアドレス/エラーカウントエントリを追加し、追加されたエントリ対はテーブル内のアドレスエントリと一致しない故障メモリセルが見つけられるメモリのロー部またはカラム部のアドレスおよび1のエラーカウントを含む、ステップを有する方法。
  7. 請求項記載の方法であって、一致するアドレスエントリを含まないテーブルのロー部またはカラム部が満杯であれば、テーブル内に記憶された情報はメモリが修正不能であることを示すように更新される方法。
  8. 請求項記載の方法であって、一致が存在しなければ、さらに、
    テーブルのロー部およびカラム部の少なくとも一方が満杯であるかどうかを確認するステップを含む方法。
  9. 請求項記載の方法であって、テーブルのロー部またはカラム部のいずれも満杯でなければ、さらに、
    テーブルのロー部およびカラム部の両方にアドレス/エラーカウントエントリを追加し、追加された各エントリ対は故障メモリセルが見つけられるメモリのロー部またはカラム部の各アドレスおよび1のエラーカウントを含む、ステップを有する方法。
  10. 請求項記載の方法であって、テーブルのロー部およびカラム部の少なくとも一方が満杯であれば、テーブル内に記憶された情報はメモリが修正不能であることを示すように更新される方法。
  11. 請求項記載の方法であって、一つのタイプのメモリスペアの総数が相補型メモリスペアの総数よりも大きい場合に、一致が存在するかどうかを確認するステップは、
    スペア総数が小さい方のメモリスペアのタイプに対応するメモリのロー部またはカラム部のアドレスをテーブル内のアドレスエントリと比較する前に、スペア総数が大きい方のメモリスペアのタイプに対応するメモリのロー部またはカラム部のアドレスをテーブル内のアドレスエントリと比較する、ことを含む方法。
  12. 請求項記載の方法であって、第1および第2のタイプのメモリスペアの総数が等しい場合に、一致が存在するかどうかを確認するステップは、
    故障メモリセルが見つけられるメモリのロー部およびカラム部のアドレスの一つをランダムに選択し、
    ランダムに選択されないメモリのロー部またはカラム部のアドレスをテーブル内のアドレスエントリと比較する前に、ランダムに選択されたメモリのロー部またはカラム部のアドレスをテーブル内のアドレスエントリと比較する、ステップを含む方法。
  13. 請求項記載の方法であって、さらに、
    テーブルのロー部に含まれるアドレス/エラーカウントエントリ対をテーブルのカラム部に含まれる関連するアドレス/エラーカウントエントリ対とリンクするステップを含む方法。
  14. 請求項13記載の方法であって、一意的リンクIDを記憶するためのリンク識別子エントリが、テーブルのロー部に含まれるアドレス/エラーカウントエントリ対をテーブルのカラム部に含まれる関連するアドレス/エラーカウントエントリ対とリンクするための、スペア総数の大きいメモリスペアのタイプに対応するテーブルのロー部またはカラム部の各アドレス/エラーカウントエントリ対に追加される方法。
  15. 請求項14記載の方法であって、一意的リンクID数はスペア総数の小さいタイプのメモリスペア数に等しい方法。
  16. 請求項記載の方法であって、テーブルは少なくとも一つの第1の
    タイプのメモリスペアが少なくとも一つの第2の相補型メモリスペアと交差するメモリの一部を表わす方法。
  17. 請求項記載の方法であって、テーブルサイズは次式により求められ、
    Figure 0003878062
    ここに、CE=テーブルのカラム部内のエントリ数=SR*(SC+1);
    RE=テーブルのロー部内のエントリ数=SC*(SR+1);
    RowCnt=テーブルのロー部内のエラーカウントのサイズ=log2(SC+2);
    RowAddr=テーブルのロー部内のアドレスのサイズ=log2(R);
    ColumnCnt=テーブルのカラム部内のエラーカウントのサイズ=log2(SR+2);
    ColumnAddr=テーブルのカラム部内のアドレスのサイズ=log2(C);
    R=メモリのロー部内のロー数;
    SR=第1または第2のタイプのメモリスペア数;
    SC=相補型メモリスペア数;
    C=メモリのカラム部内のカラム数;
    ID=リンクIDのサイズ=RE>CEならば[log2(CE)], CE>REならば[log2(RE)].
  18. 請求項1記載の方法であって、メモリのロー部はメモリの少なくとも一つのローを含みメモリのカラム部はメモリの少なくとも一つのカラムを含む方法。
  19. 請求項1記載の方法であって、メモリのカラム部は少なくとも一つの入出力(I/O)装置を含み、少なくとも一つのI/O装置はメモリの少なくとも一つのカラムに対する入力および出力パスを提供する方法。
  20. メモリテスト情報を記憶する装置であって、
    メモリをテストしている間に検出される故障メモリセルの個所および数に関連する情報の一部をロー部およびカラム部を有するテーブル内に記憶する論理を備え、テーブルの各ロー部およびカラム部は、故障メモリセルが位置するメモリの各ロー部またはカラム部のアドレスおよびメモリの各ロー部またはカラム部内で検出される故障メモリセルの数を記憶する少なくとも1つのアドレス/エラーカウントエントリ対を含み、前記装置は、
    故障メモリセルが位置するメモリの各ロー部またはカラム部内の故障メモリセル数が利用可能な相補型メモリスペア数を超えるかどうかに一部基づいて、故障メモリセルが検出される時に記憶された情報を更新して、故障メモリセルを修正するために第1のタイプのメモリスペアが割り当てられ、故障メモリセルを修正するために第2の相補型メモリスペアが割り当てられ、またはメモリは修正不能であることを示す論理をさらに備え、
    第1のタイプのメモリスペアはメモリのロー部およびカラム部の一方に対応し、第2の相補型メモリスペアはメモリのロー部およびカラム部の他方に対応する、装置。
  21. 請求項20記載の装置であって、さらに、
    故障メモリセルが見つけられるメモリのロー部およびカラム部の少なくとも一つのアドレスとテーブル内に記憶されたアドレスエントリとの間に一致が存在するかどうかを確認する論理を含む装置。
  22. 請求項21記載の装置であって、さらに、
    対とされたエラーカウントエントリが利用可能な相補型メモリスペア数に等しければ、一致が存在する時に一致するアドレスと対とされたエラーカウントエントリを増分する論理を含む装置。
  23. 請求項21記載の装置であって、さらに、
    対とされたエラーカウントエントリの各々が利用可能な各相補型メモリスペア数よりも
    小さければ、テーブルのロー部およびカラム部の両方に一致が存在する時に一致するアドレスエントリと対とされたエラーカウントエントリを増分する論理を含む装置。
  24. 請求項21記載の装置であって、さらに、
    テーブルのロー部およびカラム部の一方に一致が存在する時は、一致するアドレスエントリを含まないテーブルのロー部またはカラム部が満杯であるかどうかを確認する論理を含む装置。
  25. 請求項24記載の装置であって、さらに、
    対とされたエラーカウントエントリが利用可能な相補型メモリスペア数よりも小さければ、テーブルのロー部およびカラム部の一方に一致が存在する時に一致するアドレスエントリと対とされたエラーカウントエントリを増分する論理と、
    テーブルのロー部およびカラム部の一方に一致が存在する時にテーブルの一致するアドレスエントリを含まない部分にアドレス/エラーカウントエントリを追加する論理であって、追加されるエントリ対はテーブル内のアドレスエントリと一致しない故障メモリセルが見つけられるメモリのロー部またはカラム部のアドレスおよび1のエラーカウントを含む論理と、を含む装置。
  26. 請求項24記載の装置であって、さらに、
    一致するアドレスエントリを含まないテーブルのロー部またはカラム部が満杯である時は、メモリは修正不能であることを示す論理を含む装置。
  27. 請求項21記載の装置であって、さらに、
    一致が存在しない時にテーブルのロー部およびカラム部の少なくとも一方が満杯であるかどうかを確認する論理を含む装置。
  28. 請求項27記載の装置であって、さらに、
    一致が存在しない時にテーブルのロー部およびカラム部の両方にアドレス/エラーカウントエントリを追加する論理であって、追加される各エントリ対は故障メモリセルが見つけられるメモリのロー部またはカラム部の各アドレスおよび1のエラーカウントを含む論理を含む装置。
  29. 請求項27記載の装置であって、さらに、
    テーブルのロー部およびカラム部の少なくとも一方が満杯である時に、メモリは修正不能であることを示す論理を含む装置。
  30. 請求項21記載の装置であって、一致が存在するかどうかを確認する論理は、
    一つのタイプのメモリスペア総数が相補型メモリスペア総数よりも大きい時に、スペア総数が小さい方のメモリスペアのタイプに対応するメモリのロー部またはカラム部のアドレスをテーブル内のアドレスエントリと比較する前に、スペア総数が大きい方のメモリスペアのタイプに対応するメモリのロー部またはカラム部のアドレスをテーブル内のアドレスエントリと比較する論理を含む装置。
  31. 請求項21記載の装置であって、一致が存在するかどうかを確認する論理は、
    第1および第2のタイプのメモリスペアの総数が等しい時に、故障メモリセルが見つけられるメモリのロー部およびカラム部のアドレスの一つをランダムに選択する論理と、
    第1および第2のタイプのメモリスペアの総数が等しい時に、ランダムに選択されないメモリのロー部またはカラム部のアドレスをテーブル内のアドレスエントリと比較する前に、ランダムに選択されたメモリのロー部またはカラム部のアドレスをテーブル内のアドレスエントリと比較する論理と、を含む装置。
  32. 請求項20記載の装置であって、さらに、
    テーブルのロー部に含まれるアドレス/エラーカウントエントリ対をテーブルのカラム部に含まれる関連するアドレス/エラーカウントエントリ対とリンクする論理を含む装置。
  33. 請求項32記載の装置であって、さらに、
    一意的リンクIDを記憶するためのリンク識別子エントリを、テーブルのロー部に含ま
    れるアドレス/エラーカウントエントリ対をテーブルのカラム部に含まれる関連するアドレス/エラーカウントエントリ対とリンクするための、スペア総数の大きい方のメモリスペアのタイプに対応するテーブルのロー部またはカラム部の各アドレス/エラーカウントエントリ対に追加する論理を含む装置。
  34. 請求項33記載の装置であって、一意的リンクID数はスペア総数の小さいタイプのメモリスペア数に等しい装置。
  35. 請求項20記載の装置であって、テーブルは少なくとも一つの第1のタイプのメモリスペアが少なくとも一つの第2の相補型メモリスペアと交差するメモリの一部を表わす装置。
  36. メモリの故障セルの位置を特定する情報を記憶する方法であって、
    メモリのローおよびカラムにそれぞれ関連したテーブル対を生成し、各テーブルは、ローまたはカラムに関連するアドレスおよびアドレスのエラーカウントのための領域と、一方のテーブルのアドレスを他方のテーブルのアドレスにリンクするリンク情報とを含み、
    故障メモリセルを検出する場合に、故障メモリセルのローアドレスおよびメモリのローに関連したテーブル内のカウント値を記憶し、故障メモリセルのカラムアドレスおよびメモリのカラムに関連したエントリのカウント値を記憶し、前記一方のテーブルに記憶されたエントリを他方のテーブルに記憶されたエントリにリンクするテーブルの少なくとも1つにおける情報を記憶し、
    さらに故障メモリセルを検出する場合に、当該故障したメモリセルのローおよびカラムアドレスがそれぞれのテーブルに記憶されているかどうかを検出するために前記テーブルをチェックし、各検出されたアドレスに対して、検出されたアドレスに対応するカウント値を増分させるステップを備える、方法。
  37. 請求項36記載の方法であって、メモリは修正割当のためにセルの1以上のスペアローおよびセルの1以上のスペアカラムを有し、ローに関連するテーブルは S R *(S C +1) に等しいエントリ最大数を有し、カラムに関連するテーブルは S C *(S R +1) に等しいエントリ最大数を有し、
    ここに、 S R = セルのスペアローの数
    S C = セルのスペアカラムの数
  38. 請求項37記載の方法であって、ローテーブルまたはカラムテーブルの増分されたカウント値が割当可能なスペアカラムまたはローカラムの数を超えるかどうかをそれぞれ判定し、もし超えれば、当該ローまたはカラムを、超えたカウント値に対応するアドレスに指定し、スペアローまたはスペアカラムの1つによってそれぞれ修正されるステップをさらに含む方法。
  39. 請求項38記載の方法であって、もし前記修正の割当がなされなかった場合、さらに故障したセルが位置するアドレスの他のテーブルへのエントリを付加する方法。
  40. 請求項39記載の方法であって、さらなるエラーを検出する場合に、前記さらに故障したセルが、既にそのエントリの最大数を含むテーブル内にエントリを要求するかどうか判定し、もし要求すれば、当該メモリを修正不能に指定するステップをさらに含む方法。
  41. ローおよびカラムに配列されたメモリセルと、修正割当のためのセルの少なくとも1つのスペアローおよびセルの少なくとも1つのスペアカラムとを有するメモリ装置であって、さらに故障メモリセルに関する情報を有し、
    故障セルを有するローのアドレスおよびローの故障セルの数を各々特定する1以上のエントリをその中に記憶する、メモリセルのローに関連する第1のテーブルと、
    故障セルを有するカラムのアドレスおよびカラムの故障セルの数を各々特定する1以上のエントリをその中に記憶する、メモリセルのカラムに関連する第2のテーブルとを備え、
    前記テーブルの少なくとも1つは、当該テーブルの各エントリを他方のテーブルの対応するエントリにリンクする情報を含む、メモリ装置。
  42. 請求項41記載のメモリ装置であって、第1のテーブルは S R *(S C +1) に等しいエントリ最大数を有し、
    ここに、 S R = セルのスペアローの数
    S C = セルのスペアカラムの数
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