JP4665783B2 - 静電荷像現像用トナー - Google Patents
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Description
ているから、均一に分散することは極めて困難であり、その場合カーボンブラック自身の凝集状態により電気抵抗値の変動を招き、従って帯電量の分布状態が安定しない。特に、特許文献8や特許文献4などに開示されるように非磁性一成分系現像剤においては、一般的に樹脂としてポリエステル樹脂が採用されるが、これらはシャープメルトであるから溶融粘性が極めて低く、従ってカーボンブラックの分散は極めて困難であり、所望の摩擦帯電量を得ることも困難である。
量体、着色剤及び重合開始剤、更に必要に応じて架橋剤、荷電制御剤、その他添加剤を、均一に溶解又は分散せしめて単量体組成物を調製した後、この単量体組成物を用いて分散安定剤を含有する連続相、例えば水相中に適当な攪拌機を用いて分散し、同時に重合反応を行わせ、所望の粒径を有するトナー粒子を得る方法である。
(A)24M4DBP吸収量が130cm3/100g以上である
(B)脱水素量が1.2mg/g以下である
(C)結晶子サイズLcが10〜17Åの範囲内である
、両者を共に実現することが困難であった。カーボンブラックAはこの両物性を実現したものである。
樹脂およびカーボンブラックを含有する静電荷像現像用トナーにおいて、前記カーボンブラックが以下の(A)(B)及び(C)の特性を満足するカーボンブラックAであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
(A)24M4DBP吸収量が130cm3/100g以上である
(B)脱水素量が1.2mg/g以下である
(C)結晶子サイズLcが10〜17Åの範囲内である
好ましくは、上記に加えて、さらに次の特徴を有することを特徴とするものである。
・前記カーボンブラックAが以下の(D)の特性を満足するものであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
(D)窒素吸着比表面積が150〜300m2/gの範囲内
・前記カーボンブラックAが以下の(E)の特性を満足するものであるであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
(E)Dmod/(24M4DBP)が0.6〜0.9の範囲内
ただし、DmodはカーボンブラックAのストークスモード径(nm)を表し、24M4DBPはカーボンブラックAの24M4DBP吸収量(cm3/100g)を表す。
・前記カーボンブラックAが以下の(F)の特性を満足するものであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
(F)透過型電子顕微鏡による平均粒径が14〜24nmの範囲内
・前記カーボンブラックAが以下の(G)の特性を満足するものであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
(G)CTAB(セチルトリメチルアンモニウムブロマイド)吸着比表面積が120〜220m2/gの範囲内
・前記カーボンブラックAが以下の(H)の特性を満足するものであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
(H)DBP吸収量が150〜400cm3/100gの範囲内
・前記カーボンブラックAが以下の(I)の特性を満足するものであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
(I)次の式で定義される含酸素官能基密集度が3μmol/m2以下である
含酸素官能基密集度(μmol/m2)
=[CO発生量(μmol/g)+CO2発生量(μmol/g)]/窒素吸着比
表面積(m2/g)
・前記カーボンブラックAが以下の(J)の特性を満足するものであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
(J)次の式で定義されるストークスモード半値幅の比が0.9以下である
ストークスモード半値幅の比=(D1/2)/(24M4DBP吸収量)
・前記カーボンブラックAがオイルファーネス法により製造されたカーボンブラックであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
・前記トナーが、水系媒体中で製造されたものであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
・前記樹脂が、ポリエステル樹脂であることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
・前記ポリエステル樹脂のガラス転移温度(Tg)をx軸の変数とし、軟化点(Sp)をy軸の変数としてxy座標にプロットした時、下記の式(1)〜(4)で表される直線
で囲まれる範囲内の物性を有するものであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
式(1)Sp=4Tg−110
式(2)Sp=4Tg−170
式(3)Sp=90
式(4)Sp=135
・トナー母粒子中に前記カーボンブラックAが10重量%以下含有されていることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
(D1/2)、平均粒径、CTAB吸着比表面積、含酸素官能基密集度の定義は次の通りである。
24M4DBP吸収量及びDBP吸収量は、JIS K6217に準拠する(単位はcm3/100g)。
脱水素量は、カーボンブラックを真空中で1500℃で30分間加熱し、この間に発生したガス中の水素量であり、具体的には次のようにして測定される。
(測定法)
カーボンブラックを約0.5g精秤し、アルミナ管に入れ、0.01Torr(1.3Pa)まで減圧した後、減圧系を閉じ、1500℃の電気炉内に30分間保持してカーボンブラックに存在する酸素化合物や水素化合物を分解・揮発させる。揮発成分は定量吸引ポンプを通じて、一定容量のガス捕集管に採取する。圧力と温度からガス量を求めると共に、ガスクロマトグラフにて組成分析し、水素(H2)の発生量(mg)を求め、カーボ
ンブラック1g当たりからの水素量に換算した値を計算する(単位はmg/g)。
X線回折装置(RINT−1500型 理学電機社製)を用いて測定した。測定条件は、管球にCuを用い、管電圧40KV、管電流250mAで実施した。カーボンブラック試料は装置付属の試料板に充填し、測定角度(2θ)10゜〜60゜、測定速度0.5゜/分とし、ピーク位置と半価幅は装置のソフトにより算出した。また測定角度の校正にはX線標準用シリコンを用いた。この様にして得られた結果を用いて、Scherrerの式;(Lc(Å)=K×λ/β×cosθ(但しK:形状因子定数0.9、λ:特性X線の波長CuKα 1.5418(Å)、β:半価幅(ラジアン)、θ:ピーク位置(度)))によりLcを求めた。
窒素吸着比表面積(N2SA)は、JIS K6217に準拠して定義される(単位はm2/g)。
[ストークスモード径(Dmod)及びストークスモード半値幅(D1/2)]
ストークスモード径(Dmod)及びストークスモード半値幅(D1/2)は、以下の測定法で求められる。
(測定法)
界面活性剤(SIGMA CHEMICAL社製「NONIDET P−40」)を3滴加えた20容量%エタノール水溶液に、精秤したカーボンブラックを加えて、カーボンブラック濃度が0.01重量%の試料液を調製した。この試料液を超音波洗浄機(ULT
RASONIC STIRRING BATH:LAKOMANUFACTURING CO.製)を用いて、20分間分散処理することにより、カーボンブラックスラリーとした。一方、遠心沈降式の流度分布測定装置(BROOK HAVEN INSTRUMENTS社製「BI−DCP PARTICLSIZER」)にスピン液(純水)10ミリリットルを注入し、更にバッファー液(20容量%エタノール水溶液)1ミリリットルを注入した後、前記調製したカーボンブラックスラリー各1ミリリットルを注入し、回転数10000rpmで遠心沈降させ、真比重1.78g/cm3でストークス相当径を計算
し、図2に示すように、ストークス相当径に対して相対的な発生頻度のヒストグラムを作る(ただし、後述の比較例9と10については回転数4000rpm、真比重1.84g/cm3で実施)。ヒストグラムのピークAから直線BをY軸に平行に引き、ヒストグラムのX軸との交点をCとする。このときのCでのストークス直径が、ストークスモード径(Dmod)となる。また、直線Bの中点をFとして、Fを通りX軸に平行に直線Gを引く。直線Gは、ヒストグラムの分布曲線と2点D及びEで交わる。このとき、D及びEでの各ストークス直径の差の絶対値が、ストークスモード半値幅(D1/2)である。
透過型電子顕微鏡により求めた。具体的にはカーボンブラック試料を150kHz、0.4kWの超音波分散機により、10分間クロロホルムに分散させて分散試料を作成し、これをカーボン補強した支持膜に振り掛けて固定する。これを透過型電子顕微鏡で撮影し、50000〜200000倍に拡大した画像をEndterの装置を用いてランダムに1000個以上のカーボンブラックの粒子径を測定し、その平均値を平均粒径とした。
CTAB吸着比表面積は、JIS K6217に準拠する(単位はm2/g)。
CO発生量(以下、単に「CO発生量」と言う。)及びCO2発生量(以下、単に「C
O2発生量」と言う。)は、各々カーボンブラックを真空中で1500℃で30分間加熱
し、この間に発生したガス中のCO及びCO2量であり、具体的には次のようにして測定
される。
(測定法)
カーボンブラックを約0.5g精秤し、アルミナ管に入れ、0.01Torr(1.3Pa)まで減圧した後、減圧系を閉じ、1500℃の電気炉内に30分間保持してカーボンブラックに存在する酸素化合物や水素化合物を分解・揮発させる。揮発成分は定量吸引ポンプを通じて、一定容量のガス捕集管に採取する。圧力と温度からガス量を求めると共に、ガスクロマトグラフにて組成分析し、一酸化炭素(CO)及び二酸化炭素(CO2)
の発生量(mg)を求め、カーボンブラック1g当たりからのCO及びCO2に換算した
値を計算する(単位はmg/g)。
さらに、得られた各ガスの発生量をμmol/gに換算し、次の式により含酸素官能基密集度を求める。
含酸素官能基密集度(μmol/m2)
=[CO発生量(μmol/g)+CO2発生量(μmol/g)]
/窒素吸着比表面積(m2/g)
従って、本発明に用いるカーボンブラックAは高い導電性と着色力を有し、媒体への添加が少量で済むから、トナー粒子内外での分散不良や再凝集が生じ難く、しかも表面が安定しているから、水系分散体とした場合にも長期の保存安定性が得られるものである。
まず、本発明のトナーに含有されるカーボンブラックAについて説明する。
24M4DBP吸収量:130cm3/100g以上
1500℃×30分の脱水素量:1.2mg/g以下
結晶サイズLc:10〜17Å
である。
窒素吸着比表面積:150〜300m2/g
Dmod/(24M4DBP):0.6〜0.9
平均粒径:14〜24nm
CTAB吸着比表面積:120〜220m2/g
DBP吸収量:150〜400cm3/100g
含酸素官能基密集度:3μmol/m2以下
を満たすことが好ましい。
/100g以上、好ましくは140cm3/100g以上、より好ましくは145cm3/100g以上である。24M4DBP吸収量が130cm3/100g未満では、トナー
に用いた際に十分な導電性が得られない。ただし、24M4DBP吸収量が高すぎても、樹脂中での分散性低下や、また生産時の炉の負荷が大きく、経済的でないので、一般的には260cm3/100g以下、中でも200cm3/100g以下、特に160cm3/
100g以下が好ましい。
く、中でも155cm3/100g以上であることが好ましく、400cm3/100g以下、中でも250cm3/100g以下、更には230cm3/100g以下、特に210cm3/100g以下であることが好ましい。
あることが好ましい。窒素吸着比表面積が大きいほどトナーに用いた際に、その導電性を向上させるが、300m2/gを超えると樹脂中への分散性低下を起こすため、例えばポ
リオレフィンではトナーの流動性が悪くなる。これは、樹脂中の可塑剤をカーボンブラックが吸着することによるためと考えられる。本発明では、窒素吸着比表面積を好ましくは150〜300m2/g、より好ましくは200〜290m2/gとすることにより、トナーの導電性及び流動性の双方をより一層良好なものとする。
含酸素官能基密集度(μmol/m2)
=[CO発生量(μmol/g)+CO2発生量(μmol/g)]
/窒素吸着比表面積(m2/g)
が発生する。例えば、カルボニル基(ケトン、キノン等)が存在すれば、分解によって主にCOが発生し、カルボキシル基およびその誘導体(エステル、ラクトン等)が存在すれば同様にCO2が発生する。つまり、発生したガス量を求めることで、カーボンブラック
の表面に存在する官能基の量が推定できる。一方で、カーボンブラックの導電性向上においては、これらの官能基量が少ないことが望ましいことは、従来から知られている。しかしながら、これらの官能基は、従来はカーボンブラックの重量あたりの発生ガス量に基づいた数値が用いられてきた。言い換えれば、カーボンブラック重量に対する官能基の量が、導電性に影響するというのが従来の通説であった。
とするの
が好ましい。
カーボンブラックの表面近傍の結晶化とカーボンブラック内部の脱水素が効果的に行えるので好ましい。
次に、本発明のトナーについて以下に説明する。
1)トナーに内添する場合、下限は通常、トナー母粒子(トナー母粒子とは、外添剤を含まないトナー粒子をいう。)中に、好ましくは0.1重量%、より好ましくは0.5重量%以上であり、より更に好ましくは2重量%以上であり、特により更に好ましくは3重量%以上である。カーボンブラックAの含有量が前記範囲未満の場合、(トナーへの十分な着色が行われず、また、トナー帯電量の上昇傾向を抑制できないので、画像濃度低下や画像ムラなどの画像劣化を招く。)一方、上限は、トナー母粒子中の10重量%以下であり、好ましくは8重量%以下であり、より好ましくは5重量%以下であり、更により好ましくは4.5重量%以下であり、その上更により好ましくは4.0重量%以下である。カーボンブラックAの含有量が前記範囲より高い場合、(カーボンブラックの分散が困難であり、仮に分散できてもトナー帯電量の低下を引き起こすので、画像カブリやトナー飛散が増大し、さらには、転写効率やトナー消費量の悪化を招く。)2)トナーに外添する場合、下限は通常、トナー100部に対して、0.3重量部以上であり、好ましくは0.5重量部以上である。カーボンブラックAの量が0.3重量部未満であると、トナーに導電性、流動性を付与するのが困難になり黒ベタ追従性や現像性が悪化する。一方、上限は、3重量部以下であり、好ましくは2重量部以下であり。カーボンブラックAの量が3重量部より多くなると、微粒子表面の溶融が外添されたカーボンブラックAにより阻害されて、定着性が悪化する。
乳化重合/凝集法によりトナーを製造する場合、通常、重合工程、混合工程、凝集工程、熟成工程、洗浄・乾燥工程を有する。すなわち、一般的には乳化重合により得た重合体一次粒子を含む分散液に、カーボンブラックA、着色剤、帯電制御剤、ワックス等の分散液を混合し、この分散液中の一次粒子を凝集させて粒子凝集体とし、必要に応じて微粒子等を付着した後に融着させて得られた粒子を洗浄、乾燥することにより母粒子が得られる。
、酸性モノマーとしてアクリル酸及び/又はメタクリル酸を、その他のモノマーとしてスチレン類、アクリル酸エステル類、メタクリル酸エステル類の中から選択されるモノマーを用いるのがよく、より好ましくは酸性モノマーとしてアクリル酸及び/又はメタクリル酸を、その他のモノマーとしてスチレンとアクリル酸エステル類及び/又はメタクリル酸エステル類との組み合わせであるのがよく、特に好適には酸性モノマーとしてアクリル酸及び/又はメタクリル酸を、その他のモノマーとしてスチレンとアクリル酸n−ブチルとの組み合わせであるのが好適である。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、ドデシルアンモニウムクロライド、ドデシルアンモニウムブロマイド、ドデシルトリメチルアンモニウムブロマイド、ドデシルピリジニウムクロライド、ドデシルピリジニウムブロマイド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロマイド等が挙げられ、アニオン性界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸ナトリウム、ドデカン酸ナトリウム、等の脂肪酸石けん、硫酸ドデシルナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム等が挙げられる。ノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンドデシルエーテル、ポリオキシエチレンヘキサデシルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレアートエーテル、モノデカノイルショ糖等が挙げられる。
とも一部あるいは全部が過酸化水素あるいは有機過酸化物類であるのが好ましい。
前記重合開始剤および懸濁安定剤は、何れも、モノマー添加前、添加と同時、添加後のいずれの時期に重合系に添加しても良く、必要に応じてこれらの添加方法を組み合わせても良い。
乳化重合により得られた重合体一次粒子の体積平均粒径は、通常0.02μm以上、好ましくは0.05μm以上、更に好ましくは0.1μm以上であり、通常3μm以下、好ましくは2μm以下、更に好ましくは1μm以下であることが望ましい。粒径が前記範囲未満では、凝集速度の制御が困難となる場合があり、前記範囲超過では、凝集して得られるトナーの粒径が大きくなり易く、目的とする粒径のトナーを得ることが困難となる場合がある。
。前記着色剤の含有割合は、得られるトナーが現像により可視像を形成するのに十分な量であればよく、例えば、トナー中に1〜25重量部の範囲が好ましく、更に好ましくは1〜15重量部、特に好ましくは3〜12重量部である。
前記着色剤は磁性を有していてもよく、磁性着色剤としては、プリンター、複写機等の使用環境温度である0〜60℃付近においてフェリ磁性或いはフェロ磁性を示す強磁性物質、具体的には、例えば、マグネタイト(Fe3 O4 )、マグヘマタイト(γ−Fe2 O3 )、マグネタイトとマグヘマタイトの中間物や混合物、Mx Fe3-x O4 ;式中、Mは、Mg、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Cd等のスピネルフェライト、BaO・6Fe2 O3 、SrO・6Fe2 O3 等の6方晶フェライト、Y3 Fe5 O12、Sm3 Fe5 O12等のガーネット型酸化物、CrO2 等のルチル型酸化物、及び、Cr、Mn、Fe、Co、Ni等の金属或いはそれらの強磁性合金等のうち0〜60℃付近において磁性を示すものが挙げられ、中でも、マグネタイト、マグヘマタイト、またはマグネタイトとマグヘマタイトの中間体が好ましい。非磁性トナーとしての特性を持たせつつ、飛散防止や帯電制御等の観点で含有する場合は、トナー中の前記磁性粉の含有量は、0.2〜10重量%、好ましくは0.5〜8重量%、より好ましくは1〜5重量%である。また、磁性トナーとして使用する場合は、トナー中の前記磁性粉の含有量は、通常15重量%以上、好ましくは20重量%以上であり、通常70重量%以下、好ましくは60重量%以下であることが望ましい。磁性粉の含有量が前記範囲未満であると、磁性トナーとして必要な磁力が得られない場合があり、前記範囲超過では、定着性不良の原因となる場合がある。
、通常、トナー中に0.1〜40%、好ましくは1〜40%、更に好ましくは2〜35%、特に好ましくは5〜30%である。
乳化重合/凝集法における凝集工程においては、上述の、重合体一次粒子、カーボンブラックA分散粒子、着色剤粒子、必要に応じて帯電制御剤、ワックスなどの配合成分は、同時にあるいは逐次に混合するが、予めそれぞれの成分の分散液、即ち、重合体一次粒子分散液、カーボンブラックA分散粒子、着色剤粒子分散液、帯電制御剤分散液、ワックス微粒子分散液を作製しておき、これらを混合して混合分散液を得ることが、組成の均一性および粒径の均一性の観点で好ましい。
O4)3、CH3COONa、C6H5SO3Na等が挙げられる。これらのうち、2価以上の多価の金属カチオンを有する無機塩が好ましい。
凝集に要する時間は装置形状や処理スケールにより最適化されるが、トナー粒子の粒径を目的とする粒径に到達するためには、前記した所定の温度で通常、少なくとも30分以上保持することが望ましい。所定の温度へ到達するまでの昇温は、一定速度で昇温しても良いし、段階的に昇温することもできる。
この樹脂微粒子は、通常、乳化剤により水または水を主体とする液中に分散した分散液として用いるが、前記の帯電制御剤を凝集処理後に加える場合には、粒子凝集体を含む分散液に帯電制御剤を加えた後に樹脂微粒子を加えることが好ましい。
成工程後のトナー中に粗大粒子が生じることを抑制できる場合がある。
また、前記の乳化重合/凝集法により得られた粒子の表面に、例えば、スプレードライ法、in−situ法、或いは液中粒子被覆法等の方法によって、更に、重合体を主成分とする外層を、好ましくは0.01〜0.5μmの厚みで形成させることによって、カプセル化された母粒子とすることもできる。
なお、トナーのTHF不溶分はセライト濾過による重量法で測定した場合、好ましくは10%以上であり、より好ましくは20%以上であり、また、好ましくは60%以下であり、より好ましくは50%以下であるのがよい。前記範囲にない場合は、機械的耐久性と低温定着性の両立が困難となる場合がある。
多塩基酸のうち、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸などおよびこれらの無水物、低級アルキルエステルなどを主成分として用いるのが望ましい。
スターを用いて測定した。具体的には、図3に示すように、フローテスター(CFT−500、島津製作所製)を用いて、約1gの試料3を予熱時間:50℃5分、間昇温速度3℃/min.で加熱しながら、面積1cm2のプランジャー1により30kg/cm2の荷重を与え、孔径1mm、長さ10mmのダイ4から押し出す。これにより図4に示すようなプランジャーストローク−温度曲線を描き、そのS字曲線の高さをhとするとき、h/2に対応する温度を軟化点としたものである。
式(1)Sp=4Tg−110
式(2)Sp=4Tg−170
式(3)Sp=90
式(4)Sp=135
これらの帯電制御剤のうち、そのトナーに対する帯電賦与能力やカラートナー適応性(帯電制御剤自体が無色ないし淡色でトナーへの色調障害がないこと)を勘案すると、正帯電性用としてはアミノ基含有ビニル系コポリマーおよび/または四級アンモニウム塩化合物が好ましく、負帯電性用としては、サリチル酸もしくはアルキルサリチル酸のクロム、亜鉛、アルミニウム、ボロンなどとの金属塩、金属錯体が好ましい。
アミノメチルアクリレート、N,N−ジエチルアミノメチルアクリレートなどのアミノアクリレート類とスチレン、メチルメタクリレートなどとの共重合樹脂が挙げられる。また四級アンモニウム塩化合物としては、たとえばテトラエチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリブチルアンモニウムクロライドとナフトールスルホン酸との造塩化合物などが挙げられる。正帯電性トナー用としては、以上のアミノ基含有ビニル系コポリマーと四級アンモニウム塩化合物とを単独で添加してもよく、併用してもよい。
するこれらの微粒子添加剤の添加割合は、トナー粒子全体の0.01〜10重量%の範囲内であるのが好ましく、特に0.05〜5重量%であるのがより好ましい。
1.樹脂、カーボンブラックA、帯電制御物質、着色剤および必要に応じて加えられる添加剤をヘンシェルミキサーなどで均一に分散する。
2.分散物をニーダー、エクストルーダー、ロールミルなどで溶融混練する。
3.混練物をハンマーミル、カッターミルなどで粗粉砕した後、ジェットミル、I式ミルなどで微粉砕する。
4.微粉砕物を分散式分級機、ジグザグ分級機などで分級する。
5.場合により、分級物中にシリカなどをヘンシェルミキサーなどで分散する。
く、しかも連続使用時などにおいては発生する摩擦熱によって、トナーが凝集したり固化したりすることも回避でき、長期に渡って適度な帯電性を保持できるので、非磁性一成分現像方式用のトナーとして好適である。
図1に示すオイルファーネス法カーボンブラック製造装置を用い、以下に示す製造条件、及び原料油導入位置距離Dや反応停止位置距離E等の炉内装置条件下、カーボンブラックAを製造した。なお、図1中の炉内径寸法D1〜D3及びL1は次のものを採用した。
製造条件:燃焼用空気量5500Nm3/h、燃焼用空気温度640℃、燃料種類 C重油、燃料量297kg/h、原料油量1330kg/h、原料油導入位置距離1650mm、反応停止位置距離4430mm、反応停止水量2600kg/h、原料導入から反応停止までの滞留時間60ミリ秒
D1=1100mmΦ、D2=175mmΦ、D3=400mmΦ、
L1=3300mm、D2’=190mmΦ
カーボンブラックAの物性:
平均粒径21nm、窒素吸着比表面積169m2/g、DBP吸収量173cm3/100g、24M
4DBP吸収量134cm3/100g、CTAB吸着比表面積128m2/g、脱水素量1.05mg/g、結晶サイズLc13.8Å、ストークスモード径(Dmod)98nm、ストークスモード半径幅(D1/2)65nm、Dmod/(24M4DBP)=0.73、D1/2/(24M4DBP)=0.48、CO発生量9.7mg/g、CO2発生量1.40mg/g、含酸素官能基密集度2.23μmol/m2
イズLcが10〜17Åの特性を有する。
尚、外添工程前のトナー(以後、トナー母粒子という)の体積平均粒径、樹脂の酸価、Sp、Tg、GPCピーク分子量は、それぞれ以下の方法により測定した。
トナー母粒子の体積平均粒径および1ミクロン以上の体積中位径(Dv50)を有す体積中位径(Dv50)は、ベックマン・コールター社製マルチサイザーIII(アパーチャー径100μm、以下マルチサイザーと略す)を用い、分散媒には同社アイソトンIIを用い分散質濃度0.03%になるように分散させて測定した。
ポリエステル樹脂の酸価は、樹脂試料をトルエン等の溶媒に溶解し、指示薬を用いて滴定した値から算出する。
[樹脂のSp、Tg]
Spは、フローテスター(島津製作所社製CFT−500)において、試料1.0gをノズル1mm×10mm、荷重30kg、予熱時間50℃で5分、昇温速度3℃/分の条件下で測定を行ったときの、フロー開始から終了までのストランドの中間点での温度として求めることができる。
Tgは、示差走査熱量計(島津製作所社製DTA−40)において、昇温速度10℃/分の条件で測定した曲線の転移(変曲)開始部に接線を引き、2つの接線の交点の温度として求めることができる。
[樹脂のGPCピーク分子量]
GPCピーク分子量とは、ポリスチレン換算した値を用いるものとし、測定に際しては溶媒に不溶の成分を除くものとする。
下記に示す、バインダー樹脂100.0部、着色剤Aを4.0部、ワックス1を1.0部、ワックス2を2.0部、帯電制御剤Aを1.0部を、ヘンシェルミキサー混合機を用いて混合した後、二軸混練機(株式会社池貝製PCM−30)で混練し、ジェットミルで粉砕、分級して体積平均粒径8.5μmのトナー母粒子を得た。
着色剤 : カーボンブラックA
ワックス1 : エステルワックス(日本油脂製、WEP−3)
ワックス2 : ポリプロピレンワックス(三洋化成製、100TS)
帯電制御剤A : 金属含有アゾ染料(負荷電性)
外添微粒子2 : シリカ(クラリアント社製、H13TD、BET:130、ポリジメチルシロキサン処理シリカ)
外添微粒子3 : 樹脂ビーズ(日本ペイント社製、FS−501、平均粒径=0.5μm)
現像剤の調整において、着色剤A4.0部を着色剤B4.5部に変更する以外は実施例1と同様にして現像剤を得た。トナー母粒子中に含有されるカーボンブラックの量は、4.2重量%であった。
着色剤 : カーボンブラック(キャボット社製、Mogal L、DBP吸収量62cm3/100g、24M4DBP吸収量57cm3/100g、結晶サイズLc14.6Å、脱水素量mg/g)
得られた現像剤を、実施例1と同様に評価した結果を表1に示す。
〔画像濃度(ID)の評価〕
画像形成装置としてデジタル一成分接触現像方式の画像形成装置(感光体はドラム式の有機感光体であり、感光体と現像スリーブが接近する場所では感光体と現像スリーブが同方向に回転する方式であり、感光体の転写残がクリーニングブレードによって回収される方式であり、定着方式は熱圧着ロールによる)を使用し、黒ベタソリッド部のある画像パターンを白色のA4普通紙上に印刷し、黒ベタ部をマクベス濃度計で測定し、5箇所の平均値を以下の基準で判断した。
画像濃度は、印刷初期から1000枚おきに3000枚印刷時迄の画像を、それぞれ測定した。印刷初期から3000枚までの印刷には印字率5%の画像パターンを使用した。
○:1.46以上 : ソリッド部が十分に黒いことを意味する。
△:1.31〜1.46: 若干ソリッド部が薄いことを意味する。
×:1.30以下 : 薄すぎて使用に耐えないことを意味する。
〔カブリ性〕
画像濃度の評価と同様にして、白色のA4普通紙上に白地パターンを出力した。白地画像に印字されたカブリについて、ハンター白度計(日本電色社製)を用いて、実写前後の白度の差を測定した。
カブリは、印刷初期から1000枚おきに3000枚印刷時迄の画像を、それぞれ測定した。印刷初期から3000枚までの印刷には印字率5%の画像パターンを使用した。
○:0.4以下 : 目視では印字画像上の汚れがほとんど確認できない。
△:0.4〜0.9 : 僅かな汚れが確認されるが、実用上問題ない。
×:0.9以上 : 一目で汚れが判断できる。
〔感光体カブリ〕
画像パターンに印字率0%(白紙)を用いてトナーを感光体上に現像し、そのトナーが紙に転写される前にメンディングテープによってトナーをサンプリングし、トナーがサンプリングされているテープAと、何もサンプリングされていないテープBをA4普通紙に
貼り付け、感光体上のトナー量を評価した。
感光体カブリについて、テープAとテープBの色差をX−Rite968(X−Rite社製)を用いて測定し、L*,a*,b*値より△Eを算出した。
感光体カブリ性は、印刷初期および3000枚印刷時の画像を用いて測定した。
○:1.5以下 : 実写性能に影響が無い
△:1.5〜2.3 : 僅かな汚れが確認されるが、実用上問題ない。
×:2.3以上 : 一目で汚れが判断できる。
〔転写残トナー〕
画像濃度の評価と同様にして、白色のA4普通紙上に、印字率100%の画像パターンを転写させ、転写されなかったトナー(転写残トナー)がクリーニングブレードによって回収される前の状態でメンディングテープによってトナーをサンプリングし、トナーがサンプリングされているテープAと、何もサンプリングされていないテープBをA4普通紙に貼り付け、感光体上のトナー量を評価した。
ベタ転写残について、テープAとテープBの色差をX−Rite968(X−Rite社製)を用いて測定し、L*,a*,b*値より△Eを算出した。
ベタ転写残は、印刷初期および3000枚印刷時の画像を用いて測定した。
○:4以下 : 実写性能に影響が無い
△:4〜5 : 僅かな汚れが確認されるが、実用上問題ない。
×:5以上 : 一目で汚れが判断できる。
<実施例2>
下記に示す、バインダー樹脂100.0部、着色剤Aを7.0部、ワックス3を1.0部、ワックス4を1.0部、帯電制御剤Aを1.0部を、ヘンシェルミキサー混合機を用いて混合した後、実施例1と同様に混練、粉砕、分級して体積平均粒径9.0μmのトナー母粒子を得た。トナー母粒子中に含有されるカーボンブラックの量は、6.4重量%であった。
着色剤 : カーボンブラックA
ワックス3 : ポリエチレンワックス(日本油脂社製、PE130)
ワックス4 : ポリプロピレンワックス(三井化学社製、NP505)
帯電制御剤A : 金属含有アゾ染料(負荷電性)
外添微粒子5 : マグネタイト(関東電化社製、KBP−50A、平均粒径=0.25μm、八面体、スチレンアクリル樹脂処理)
抵抗調整剤 : マグネタイト(関東電化工業社製、KBC100−60、数平均粒径=0.4μm)
画像形成装置としてデジタル2成分接触現像方式の画像形成装置(感光体はドラム式の有機感光体であり、感光体と現像スリーブが接近する場所では感光体と現像スリーブが反対方向に回転する方式であり、感光体の転写残がクリーニングブレードによって回収される方式であり、定着方式は熱圧着ロールによる)を使用し、黒ベタソリッド部のある画像パターンを白色のA4普通紙上に印刷し、黒ベタ部をマクベス濃度計で測定し、5箇所の平均値を以下の基準で判断した。
評価環境は常温(23℃)、常湿(55%)にて実施した。
画像濃度は、印刷初期から1000枚おきに6000枚印刷時迄の画像を、それぞれ測定した。印刷初期から6000枚までの印刷には印字率5%の画像パターンを使用した。
○:1.40以上 : ソリッド部が十分に黒いことを意味する。
△:1.31〜1.39: 若干ソリッド部が薄いことを意味する。
×:1.30以下 : 薄すぎて使用に耐えないことを意味する。
〔カブリ性〕
画像濃度の評価と同様にして、白色のA4普通紙上に白地パターンを出力した。白地画像に印字されたカブリについて、ハンター白度計(日本電色社製)を用いて、実写前後の白度の差を測定した。
カブリは、印刷初期から1000枚おきに6000枚印刷時迄の画像を、それぞれ測定した。印刷初期から6000枚までの印刷には印字率5%の画像パターンを使用した。
○:0.5以下 : 目視では印字画像上の汚れがほとんど確認できない。
△:0.5〜0.9 : 僅かな汚れが確認されるが、実用上問題ない。
×:0.9以上 : 一目で汚れが判断できる。
〔トナー濃度〕
画像濃度の評価と同様にして、トナー濃度を測定した。抜き取ったデベロッパー約4gを精秤(重量D)し、100mlビーカーに入れ、水50ml及び中性洗剤数滴を加えて約30秒超音波洗浄器にかけ、傾斜法でトナーとキャリアを分離させた後、エチルアルコール20mlで約30秒超音波洗浄器にかけ3回繰り返した後、50℃の減圧乾燥機中で1時間乾燥し、キャリアの重量(重量C)を測定した。
トナー濃度は次式(1)によって計算した。
〔帯電量の評価〕
トナー濃度測定に用いられたデベロッパーを使用し帯電量についても測定を行った。帯電量についてブローオフ法(ブローオフ帯電量測定装置、東芝ケミカル製 TB200型)で帯電量を測定した。仕込量には約0.2g(A)を精秤し、窒素圧は98.1kPa,メッシュは目開き37μmを使用し、15秒間で最も絶対値の高い値を帯電量の読み取り値(B)(μC)とした。
帯電量は次式(2)によって計算した。
実施例2においては、印刷初期から6000枚印刷後まで安定して画像濃度が良好であり、カブリ性、トナー濃度、帯電量についても印刷初期から6000枚印刷後まで安定して良好であった。またトナー飛散も殆ど無く良好であった。
<水系媒体中で製造されたトナー>
以下、本発明を水系媒体中で製造されたトナーの代表として、乳化重合凝集法でトナーを作成した。本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。 以下の例で「部」とあるのは「重量部」を意味する。また、実写試験は以下の方法により行った。
また、各粒子径及び円形度及び、電気伝導度、熱特性は次のように測定した。
<体積平均径測定(MV)>
1ミクロン未満の体積平均径(MV)を有す粒子の体積平均径(MV)は、日機装株式会社製 型式Microtrac Nanotarc150(以下ナノトラックと略す)を用いて同社解析ソフトMicrotr
ac Particle Analyzer Ver10.1.2.-019EEを用い、電気伝導度が0.5μS/cmのイオン交換水を溶媒に用い、溶媒屈折率:1.333、測定時間:100秒、測定回数:1回で、ワックス分散液及び重合体一次粒子分散液については、粒子屈折率:1.59、透過性:透過、形状:真球形、密度:1.04の条件で、着色剤分散液については、透過性:吸収、形状:非球形、密度:1.0の条件で取り扱い説明書に記載された方法で測定した。
<体積中位径測定(Dv50)>
1ミクロン以上の体積中位径(Dv50)を有す体積中位径(Dv50)は、ベックマン・コールター社製マルチサイザーIII(アパーチャー径100μm、以下マルチサイザーと略す)を用い、分散媒には同社アイソトンIIを用い分散質濃度0.03%になるように分散させて測定した。
<平均円形度測定>
平均円形度は、分散質を分散媒(アイソトンII:ベックマンコールター社製)に5720〜7140個/μlとなるように分散させ、フロー式粒子分析装置(FPIA2100:シスメックス社製)を用いて、HPF分析量0.35μl、HPF検出量2000〜2500個の条件下でHPFモードにより測定した。
<電気伝導度測定>
電気伝導度の測定は、導電率計(横河電機社製のパーソナルSCメータモデルSC72と検出器SC72SN−11)を用いて行った。
<熱特性>
セイコーインスツルメンツ(株)社製 型式:SSC5200を用い、同社の取り扱い説明書
に記載された方法で10℃から110℃まで10℃/minの速度で昇温させた際の吸熱曲線より、
融点・融解熱量・融解ピーク半値幅を測定し、続いて110℃から10℃まで10℃/minの速度
で降温させた際の発熱曲線より、結晶化温度・結晶化ピーク半値幅を測定した。
<実施例3>
<ワックス・長鎖重合性単量体分散液A1の調製>
パラフィンワックス(日本精鑞社製HNP−9、表面張力23.5mN/m、熱特性:融点82℃、融解熱量220J/g、融解ピーク半値幅8.2℃、結晶化温度66℃、結晶化ピーク半値幅13.0℃)27部(540g)、ステアリルアクリレート(東京化成社製)2.8部、20%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液(第一工業製薬社製、ネオゲンS20A、以下20%DBS水溶液と略す)1.9部、脱塩水68.3部を90℃に加熱してホモミキサー(特殊機化工業社製 マークII fモデル)を用い10分間攪
拌した。次いでこの分散液を90℃に加熱し、ホモジナイザー(ゴーリン社製、15−M−8PA型)を用いて25MPaの加圧条件で循環乳化を開始し、ナノトラックで粒子径を測定し体積平均粒径(MV)が250nmになるまで分散してワックス・長鎖重合性単量体分散液A1(エマルション固形分濃度=30.2%)を作製した。
アルキル変性シリコーンワックス(熱特性:融点77℃、融解熱量97J/g、融解ピーク半値幅10.9℃、結晶化温度61℃、結晶化ピーク半値幅17.0℃)27部(540g)、20%DBS水溶液1.9部、脱塩水71.1部を3Lのステンレス容器に入れ90℃に加熱してホモミキサー(特殊機化工業社製 マークII fモデル)で10分間攪拌した。次いでこの分散液を99℃に加熱し、ホモジナイザー(ゴーリン社製、15−M−8PA型)を用いて45MPaの加圧条件で循環乳化を開始し、ナノトラックで測定しながら体積平均粒径(MV)が240nmになるまで分散してシリコーンワックス分散液A2(エマルション固形分濃度=27.4%)を作製した。
攪拌装置(3枚翼)、加熱冷却装置、濃縮装置、及び各原料・助剤仕込み装置を備えた反応器(内容積21リットル、内径250mm、高さ420mm)にワックス・長鎖重合性単量体分散液A1 35.6重量部(712.12g)、脱塩水259部を仕込み攪拌し
ながら)窒素気流下で90℃に昇温した。
スチレン 76.8部 (1535.0g)
アクリル酸ブチル 23.2部
アクリル酸 1.5部
テトラクロロブロモメタン 1.0部
ヘキサンジオールジアクリレート 0.7部
[乳化剤水溶液]
20%DBS水溶液 1.0部
脱塩水 67.1部
[開始剤水溶液]
8%過酸化水素水溶液 15.5部
8%L(+)−アスコルビン酸水溶液 15.5部
[追加開始剤水溶液]
8%L(+)−アスコルビン酸水溶液 14.2部
攪拌装置(3枚翼)、加熱冷却装置、濃縮装置、及び各原料・助剤仕込み装置を備えた反応器(内容積21リットル、内径250mm、高さ420mm)にシリコーンワックス分散液A2 23.6重量部(472.3g)、20%DBS水溶液1.5重量部、脱塩水324部を仕込み、窒素気流下で90℃に昇温し、攪拌しながら8%過酸化水素水溶液3.2部、8%L(+)−アスコルビン酸水溶液3.2部を一括添加した。
その5分後、下記のモノマー類・乳化剤水溶液の混合物を重合開始(8%過酸化水素水溶液3.2部、8%L(+)−アスコルビン酸水溶液3.2部を一括添加した時から5分後)から5時間かけて、下記の開始剤水溶液を重合開始から6時間かけて添加し、更に攪拌しながら内温90℃のまま1時間保持した。
スチレン 92.5部 (1850.0g)
アクリル酸ブチル 7.5部
アクリル酸 1.5部
テトラクロロブロモメタン 0.6部
[乳化剤水溶液]
20%DBS水溶液 1.5部
脱塩水 66.2部
[開始剤水溶液]
8%過酸化水素水溶液 18.9部
8%L(+)−アスコルビン酸水溶液 18.9部
攪拌機(プロペラ翼)を備えた内容積300Lの容器に、カーボンブラックA 20部(40kg)、20%DBS水溶液1部、非イオン界面活性剤(花王社製、エマルゲン120)4部、電気伝導度が2μS/cmのイオン交換水75部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。
ナノトラックで測定したプレミックス後の分散液中カーボンブラックの体積平均粒径(MV)は90μmであった。上記プレミックス液を原料スラリーとして湿式ビーズミル(UAM分散機(寿社製))に供給し、ワンパス分散を行った。なお、分散用のメディアとして直径が30μmのジルコニアビーズ(真密度6.0g/cm3)を用いた。ステータの
有効内容積は0.5リットルであり、メデイアの充填容積は0.35リットルとしたので、メディア充填率は70%である。ロータの回転速度を一定(ロータ先端の周速が11m/sec)として、供給口より前記プレミックススラリを無脈動定量ポンプにより供給速度50リットル/hrで連続的に供給し、排出口より連続的に排出する事により黒色の着色剤分散体Aを得た。着色剤分散体Aをナノトラックで測定した体積平均粒径(MV)は150nmであり、固形分濃度は24.2重量%であった。
重合体一次粒子分散液A1 固形分として95部 (固形分として998.2g)
重合体一次粒子分散液A2 固形分として5部
着色剤微粒子分散液A 着色剤固形分として4部
20%DBS水溶液 固形分として0.1部
上記の各成分を用いて、以下の手順によりトナーを製造した。
て0.52部を5分かけて添加してから着色剤微粒子分散液Aを5分かけて添加し、内温12℃で均一に混合し、更に同一の条件のまま0.5%硫酸アルミニウム水溶液を滴下した(樹脂固形分に対しての固形分が0.10部)。その後75分かけて内温53℃に昇温して、更に170分かけて56℃まで昇温した。ここでマルチサイザーを用いて体積中位径(Dv50)を測定したところ6.7μmであった。その後、重合体一次粒子分散液A
2を3分かけて添加してそのまま60分保持し、続いて20%DBS水溶液(固形分として6部)を10分かけて添加してから30分かけて90℃に昇温して60分保持した。
その後、再度5種C(東洋濾紙株式会社製 No5C)の濾紙を用いてアスピレーターにより吸引ろ過をし、再度ろ紙上に残った固形物を攪拌機(プロペラ翼)を備え電気伝導度が1μS/cmのイオン交換水8kgの入った内容積10Lの容器に移し、50rpmで攪拌する事により均一に分散させ30分間攪拌したままとした。この工程を5回繰り返したところ、ろ液の電気伝導度は2μS/cmとなった。
三井鉱山(株)社製ヘンシェルミキサー内に、トナー母粒子A100部(1000g)を投入し、続いてシリコーンオイルで疎水化処理された体積平均一次粒径0.04μmのシリカ微粒子0.5部と、シリコーンオイルで疎水化処理された体積平均一次粒径0.012μmのシリカ微粒子2.0部とを添加し、攪拌・混合して篩別する事により現像用トナーAを得た。ここで得られた現像用トナーAのマルチサイザーを用いて測定した体積中位径(Dv50)は7.2μmであり、平均円形度は0.940であった。
<比較例2>
現像用母粒子Aの製造において、着色剤としてカーボンブラックA(着色剤固形分として4.0部)を、カーボンブラック(三菱化学社製、330R、DBP吸収量59cm3/100g、24MDBP吸収量54cm3/100g、結晶サイズLc 15.2Å、脱脂素量2.31mg/g)(着色剤固形分として4.0)に変更する以外は実施例1と同様にして現像用トナーBを得た。
画像濃度(ID)を得るのに必要とされるトナー付着量を、前記測定した付着量を画像濃度(ID)で除した値により評価した。
・画像濃度(ID)
画像形成装置にデジタル1成分接触現像方式の画像形成装置(感光体はドラム式の有機感光体であり、感光体と現像スリーブが接近する場所では感光体と現像スリーブが反対方向に回転する方式であり、感光体の転写残がクリーニングブレードによって回収される方式であり、定着方式は熱圧着ロールによる)を使用し、白色のA4普通紙(紀州製紙社製FCドリーム)上に黒ベタソリッド部のある画像パターンを印刷した。印刷前後の同一部分の色相をX−Rite938(日本平版機材社製)にて測定して、5箇所の平均値を以下の基
準で判断した。評
価環境は常温(23℃)、常湿(53%)にて実施した。
○:1.40以上 : ソリッド部が十分に黒いことを意味する。
△:1.31〜1.39: 若干ソリッド部が薄いことを意味する。
×:1.30以下 : 薄すぎて使用に耐えないことを意味する。
・付着量
現像スリーブ上に付着したトナーを市販の両面テープにてトナーを現像スリーブから剥離して、両面テープのトナー付着前後の重さから単位面積当りのトナー付着量を測定した。
A 第1反応帯域
B 第2反応帯域
C 第3反応帯域
D カーボンブラック原料導入位置距離
D’カーボンブラック原料導入ノズル
E 反応停止位置距離
E’冷却水供給ノズル
F 燃料導入ノズル
G 燃焼用空気導入ノズル
図3に係わる部分
1 プランジャー
2 シリンダー
3 試料
4 ダイ
5 ダイ押さえ
図5に係わる部分
6 静電潜像担持体
7 トナー搬送部材
8 弾性ブレード(トナー層厚規制部材)
9 スポンジローラー(トナー補給補助部材)
10 撹拌羽根
11 トナー
12 トナーホッパー
Claims (12)
- 樹脂およびカーボンブラックを含有する静電荷像現像用トナーにおいて、前記カーボンブラックが以下の(A)(B)及び(C)の特性を満足するカーボンブラックAであり、かつ、前記トナーが負帯電性の非磁性一成分現像方式用の粉砕トナーであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
(A)24M4DBP吸収量が130cm3/100g以上である
(B)脱水素量が1.2mg/g以下である
(C)結晶子サイズLcが10〜17Åの範囲内である - 前記カーボンブラックAが以下の(D)の特性を満足するものであることを特徴とする請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
(D)窒素吸着比表面積が150〜300m2/gの範囲内 - 前記カーボンブラックAが以下の(E)の特性を満足するものであるであることを特徴とする請求項1または2に記載の静電荷像現像用トナー。
(E)Dmod/(24M4DBP)が0.6〜0.9の範囲内
ただし、DmodはカーボンブラックAのストークスモード径(nm)を表し、24M4DBPはカーボンブラックAの24M4DBP吸収量(cm3/100g)を表す。 - 前記カーボンブラックAが以下の(F)の特性を満足するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
(F)透過型電子顕微鏡による平均粒径が14〜24nmの範囲内 - 前記カーボンブラックAが以下の(G)の特性を満足するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
(G)CTAB(セチルトリメチルアンモニウムブロマイド)吸着比表面積が120〜220m2/gの範囲内 - 前記カーボンブラックAが以下の(H)の特性を満足するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
(H)DBP吸収量が150〜400cm3/100gの範囲内 - 前記カーボンブラックAが以下の(I)の特性を満足するものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
(I)次の式で定義される含酸素官能基密集度が3μmol/m2以下である。
含酸素官能基密集度(μmol/m2)
=[CO発生量(μmol/g)+CO2発生量(μmol/g)]/窒素吸着比表面積(m2/g) - 前記カーボンブラックAが以下の(J)の特性を満足するものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
(J)次の式で定義されるストークスモード半値幅の比が0.9以下である。
ストークスモード半値幅の比=(D1/2)/(24M4DBP吸収量) - 前記カーボンブラックAがオイルファーネス法により製造されるカーボンブラックであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記樹脂がポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記ポリエステル樹脂のガラス転移温度(Tg)をx軸の変数とし、軟化点(Sp)をy軸の変数としてxy座標にプロットした時、下記の式(1)〜(4)で表される直線で囲まれる範囲内の物性を有するものであることを特徴とする請求項10に記載の静電荷像現像用トナー。
式(1)Sp=4Tg−110
式(2)Sp=4Tg−170
式(3)Sp=90
式(4)Sp=135 - トナー母粒子中に前記カーボンブラックAが10重量%以下含有されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
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