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JP4650583B2 - 組み合わせ眼鏡レンズ、補助レンズ及び組み合わせ眼鏡レンズの玉型加工方法 - Google Patents

組み合わせ眼鏡レンズ、補助レンズ及び組み合わせ眼鏡レンズの玉型加工方法 Download PDF

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JP4650583B2 JP2009255852A JP2009255852A JP4650583B2 JP 4650583 B2 JP4650583 B2 JP 4650583B2 JP 2009255852 A JP2009255852 A JP 2009255852A JP 2009255852 A JP2009255852 A JP 2009255852A JP 4650583 B2 JP4650583 B2 JP 4650583B2
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Description

本発明は、主として調節力の弱まった老視者のための視力矯正用の累進屈折力を有する組み合わせ眼鏡レンズ及びこの組み合わせ眼鏡レンズに用いる補助レンズ並びに組み合わせ眼鏡レンズに適した玉型加工方法に関する。
累進屈折力レンズは、主として調節力の弱まった老視者のための視力矯正用レンズとして用いられ、レンズ度数が、一つのレンズ上で遠くや中間距離にあるものを見るときに必要な度数から近くを見るときに必要な度数に連続的に変化しているレンズであり、境目がなくファッション性に優れている。
累進屈折力レンズは、主子午線上で度数が連続的に変化している累進部の距離である累進帯長や累進部の度数の差である加入度数によって光学特性がほぼ決まる。用途別の設計では、例えば、遠用視野と近用視野の両方をバランスよく配置し、累進帯長を10〜16mm程度にして近方視時の目の回旋がし易いように設計されたいわゆる遠近タイプがある。また、1m前後の中間領域から手元までの視野を重視したいわゆる中近タイプ、特に手元での視野を重視したいわゆる近近タイプとがあり、これらの中近タイプや近近タイプでは中間視での広い視野を実現するために累進帯長が19〜25mm程度と長く設計されている。このように一つの設計では同時に異なる用途に最適な光学特性は得られない。
外出するときには遠方視を重視した遠近タイプを用いることにより快適な視野が得られる。デスクワークや室内で仕事をするときには中近タイプや近近タイプを用いることにより快適な視野が得られる。外出するときと室内で仕事をするときの両方で快適な視野を得ようとすると、遠近タイプのレンズと中近タイプのレンズをそれぞれ眼鏡フレームに入れて用意する必要がある。
しかし、これでは異なる設計のレンズを購入し、レンズ毎に眼鏡フレームも購入する必要があり、大きな出費を要する。そのため、眼鏡レンズを組み合わせて累進屈折力レンズの設計タイプを簡便に変更できれば非常に便利である。
なお、2つの眼鏡レンズを組み合わせることは公知であり、下記の特許文献1,2に示すように、基本レンズである通常の眼鏡レンズの前面にクリップ機構などでサブレンズを着脱自在に装着できる前掛け式眼鏡が知られている。
また、下記特許文献3では、2つの累進屈折力レンズを使い、一方の屈折力の累進変化をもう一方で相殺あるいは緩和して収差を改善し、視野を改良することが提案されている。しかし、単純に単焦点的な見え方になるだけであって、異なる用途用に最適に設計された設計にはならない。
特開2003−315751号公報 実用新案登録第3030336号公報 特許第2519921号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、累進屈折力レンズの設計タイプなどを簡便に変更することができる組み合わせ眼鏡レンズを提供することを第1の目的とする。
前述した前掛け式眼鏡で用いられるサブレンズは、調光や偏光を行うサングラスや、老視用の単焦点レンズであり、既存の眼鏡レンズに付け加えて装着することを目的としているため、両レンズの重ね合わせ位置精度はそれほど必要がなく、両レンズの重ね合わせ位置は適当でよい。これに対し、累進屈折力レンズの設計タイプなどを簡便に変更することができる組み合わせ眼鏡レンズにおいては、前掛け式眼鏡と根本的に相違し、基本レンズと補助レンズが共に累進的な屈折面を有しているため、実際に使用するときには、相互に正確な位置に重ね合わせないと、所定の光学性能が得られない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、累進屈折力を有する基本レンズとこの基本レンズの設計タイプなどを変換できる屈折力を有する補助レンズからなる組み合わせ眼鏡レンズの基本レンズと補助レンズとを正確な位置で組み合わせることができる組み合わせ眼鏡レンズを提供することを第2の目的とする。
また、本発明は、基本レンズと組み合わせて基本レンズの設計タイプなどを簡便に変更することができる補助レンズを提供することを第3の目的とする。
基本レンズと補助レンズを組み立てて使用するときの組立誤差は、眼鏡フレームに納める外形形状に加工する玉型加工によって発生する可能性があり、玉型加工精度によって組立精度が確保できなくなるおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、累進屈折力を有する基本レンズとこの基本レンズの設計タイプなどを変換できる屈折力を有する補助レンズからなる組み合わせ眼鏡レンズの組立精度を確保できる組み合わせ眼鏡レンズの玉型加工方法を提供することを第4の目的とする。
上記第1の目的を達成するため、本発明は、第1に、物体側及び眼球側のいずれかの屈折面又は両面に、所定の距離にあるものを見るための屈折力を有する第1屈折部と、この第1屈折部と異なる屈折力を有する第2屈折部と、前記第1屈折部から前記第2屈折部まで屈折力が累進的に変化する累進部とを備える累進屈折面を有する基本レンズに補助レンズが組み合わされてなる組み合わせ眼鏡レンズであって、前記基本レンズの有する基本レンズ屈折力と前記補助レンズの有する補助レンズ屈折力とを合成した合成屈折力が、前記基本レンズ屈折力と部分的に又は全面にわたって異なっている組み合わせ眼鏡レンズであって、前記補助レンズは前記基本レンズの累進開始点または前記組み合せ眼鏡レンズの累進開始点から、前記基本レンズの前記累進終了点または前記組み合せ眼鏡レンズの前記累進終了点までの間に、前記補助レンズの屈折力が極大値または極小値を有し、前記組み合わせ眼鏡レンズにおける前記累進開始点が前記基本レンズにおける前記累進開始点から変更されている、または、前記組み合わせ眼鏡レンズにおける前記累進終了点が前記基本レンズにおける前記累進終了点から変更されていることを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズを提供する。

基本レンズの加入度数と累進帯長などの屈折力を部分的に又は全面にわたって変更するような屈折力を有する補助レンズを基本レンズと組み合わせることにより、基本レンズの設計タイプなどを簡便に変更することができる。
補助レンズを基本レンズと組み合わせた組み合わせ眼鏡レンズの合成屈折力が、累進開始点及び累進終了点のいずれか1つ以上で、基本レンズ屈折力と異なっていることによって、加入度数と累進帯長でほぼ決まる累進屈折力レンズの設計タイプを変更することが可能である。
本発明は、第に、上記第の組み合わせ眼鏡レンズにおいて、前記組み合わせ眼鏡レンズにおける組み合わせレンズ加入度数が、前記基本レンズが有する基本レンズ加入度数と異なっていることを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズを提供する。
補助レンズを基本レンズと組み合わせた組み合わせ眼鏡レンズの加入度数(組み合わせレンズ加入度数)が、基本レンズの加入度数(基本レンズ加入度数)と異なっていることによって、加入度数と累進帯長でほぼ決まる累進屈折力レンズの設計タイプを変更することが可能である。
本発明は、第に、上記第1の組み合わせ眼鏡レンズにおいて、前記基本レンズが、眼球側の屈折面に前記累進屈折面を有し、補助レンズ側の屈折面が球面又はトーリック面に形成され、前記補助レンズの基本レンズ側の屈折面が前記基本レンズの補助レンズ側の屈折面とほぼ同じ球面又はトーリック面に形成されていることを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズを提供する。
基本レンズの物体側の屈折面と補助レンズの基本レンズ側(眼球側)の屈折面を共に同じ球面又はトーリック面に形成することにより、これらの基本レンズと補助レンズとを組み合わせたときに両レンズを密着させることができ、光学特性の精度の良い合成が可能となる。
上記第2の目的を達成するため、本発明は、第に、上記第1から第3の組み合わせ眼鏡レンズのいずれかであって、前記基本レンズのいずれかの屈折面の少なくとも2箇所に設計基準位置と所定の方向を示す第1アライメントマークが設けられ、前記補助レンズのいずれかの屈折面の少なくとも2箇所に前記設計基準位置と所定の方向を示す第2アライメントマークが設けられていることを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズを提供する。
基本レンズと補助レンズの双方に設計基準位置と所定の方向を示すアライメントマークを設けることにより、これらのアライメントマークを基準として基本レンズと補助レンズとを正確な位置で組み合わせることができる。
本発明は、第に、上記第の組み合わせ眼鏡レンズにおいて、前記第1アライメントマークが、フィッティングポイント及び水平方向を示す位置に設けられていることを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズを提供する。
累進屈折力レンズにはフィッティングポイントと水平方向を示すアライメント基準マークを付する必要がある。そのため、基本レンズに設ける第1アライメントマークとして、このアライメント基準マークを利用することが効率的である。
本発明は、第に、上記第の組み合わせ眼鏡レンズにおいて、前記第2アライメントマークが、前記第1アライメントマークと重なるそれぞれの位置に設けられていることを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズを提供する。
第1アライメントマークと第2アライメントマークとを互いに重なる位置に設けることにより、基本レンズと補助レンズを組み合わせたときに、これらのアライメントマークが重なっていることを視認することにより正確な位置合わせがされて組み合わされていることを容易に確認することができる。
本発明の組み合わせ眼鏡レンズを示す斜視図。 本発明の組み合わせ眼鏡レンズの断面図。 基本レンズの帯域の区分を示す概念図。 累進屈折力レンズの設計タイプを説明する概念図。 (a)〜(c)は実施例1の基本レンズ、補助レンズ、組み合わせ眼鏡レンズのそれぞれの主子午線上の屈折力変化を示すグラフ。 実施例2の基本レンズ、補助レンズ、組み合わせ眼鏡レンズのそれぞれの主子午線上の屈折力変化を示すグラフ。 実施例3の基本レンズ、補助レンズ、組み合わせ眼鏡レンズのそれぞれの主子午線上の屈折力変化を示すグラフ。 基本レンズと補助レンズに設けるアライメントマークの例を示す正面図。 組み合わせ眼鏡レンズのアライメントマークの組み合わせを示す正面図。 本発明の玉型加工方法の接着工程を示すレンズの断面図。 本発明の玉型加工方法の工程を説明するレンズの正面図。
以下、本発明の組み合わせ眼鏡レンズ及び補助レンズ並びに組み合わせ眼鏡レンズの玉型加工方法の実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1の斜視図に示すように、本発明の組み合わせ眼鏡レンズ1は、累進屈折力レンズである基本レンズ2と、基本レンズ2と組み合わせる用途だけに用いられ、基本レンズ2の設計タイプなどを変換する屈折力を有する補助レンズ3とを有する。基本レンズ2と補助レンズ3とは、基本レンズ2の主子午線21とこの主子午線21と一致する補助レンズ3の主注視線31とを一致させ、かつ基本レンズ2と補助レンズ3の光軸OAを一致させるように組み合わせて用いる。
図2の組み合わせ眼鏡レンズ1の断面図に示すように、組み合わせの形態として、基本レンズ2を眼球側へ、補助レンズ3を物体側へ配置することができる。また、基本レンズ2を物体側に補助レンズ3を眼球側に配置するようにしてもよい。基本レンズ2の累進屈折面は眼球側の屈折面22及び物体側の屈折面23の何れに設けてもよく、更に、両面に設けてもよい。補助レンズ3においても、眼球側の屈折面32及び物体側の屈折面33のいずれにも基本レンズ2の屈折力(基本レンズ屈折力)を部分的に又は全面にわたって変更する屈折力を与えてもよい。
基本レンズ2と補助レンズ3とを密着させて組み合わせるために、基本レンズ2の眼球側の屈折面22に累進屈折面を設け、物体側の屈折面23を球面又はトーリック面とすることが好ましい。一方、補助レンズ3は、眼球側の屈折面32を基本レンズ2の物体側の屈折面23とほぼ同じ曲面の球面又はトーリック面に形成し、物体側の屈折面33に基本レンズ2の屈折力を変更する屈折力を与えるようにすることが好ましい。このような基本レンズ2を眼球側に、補助レンズ3を物体側に配置して組み合わせると、基本レンズ2の物体側の屈折面23と補助レンズ3の眼球側の屈折面32とが密着し、補助レンズ3の取付状態が安定し、両レンズ2,3がずれにくくなって位置精度が向上し、所定の光学特性を精度良く合成することができる。
組み合わせ眼鏡レンズ1に用いる基本レンズ2は、通常の累進屈折力レンズである。図3の平面の概念図に示すように、累進屈折力レンズ2は、所定の距離、例えば遠方又は中間距離にあるものを見るときに必要な屈折力を有する第1屈折部201と、第1屈折部201と異なる屈折力、例えば近くを見るときに必要な屈折力を有する第2屈折部202と、これらの第1屈折部201と第2屈折部202の間で連続的に屈折力が変化している累進部203とに区分されている累進屈折面を有するレンズである。
図4に、累進屈折力レンズにおける用途別の設計タイプの屈折力分布の一例を示す。図4に示す屈折力は、主子午線上の屈折力である。いわゆる遠近タイプの累進屈折力レンズでは、レンズ上方の遠くのものを見るための遠用部と、近くのものを見るためのレンズ下方の近用部と、上方の累進開始点から下方の累進終了点までの間で屈折力が累進的に変化する累進部とを有する。遠用部と近用部の両方をバランスよく配置し、累進開始点から累進終了点間の距離である累進帯長を10〜16mm程度にして近方視時の目の回旋がし易いように設計されている。累進開始点と累進終了点の屈折力の差が加入度数とよばれる。フィッティングポイントは一般に遠用中心、即ち累進開始点と一致する。
いわゆる中近タイプの累進屈折力レンズは、レンズ上端部の遠くのものを見るための遠用部と、レンズ下方の近くのものを見るための比較的広い領域の近用部と、これらの間で屈折力が累進的に変化する累進部とを有する。累進帯長は中間視での広い視野を実現するために19〜25mm程度と長く設計されている。フィッティングポイントは、一般に1m前後の距離にあるものを見る累進部にある。
いわゆる近近タイプの累進屈折力レンズでは、レンズ上方の中間距離にあるものを見るための中間部と、レンズ下方の近くのものを見るための比較的広い領域の近用部と、これらの間で屈折力が累進的に変化する累進部とを有する。累進帯長は中間視での広い視野を実現するために19〜25mm程度と長く設計されている。
更に、歪曲収差と非点収差の分布の設計では、遠用部と近用部を広くし、狭い累進部に収差を集中させた収差集中型と、遠用部と近用部を狭くし、累進部を広くして中間部における収差を拡散させた収差分散型とに大別することができる。基本レンズ2として用いる累進屈折力レンズは何れの設計タイプのものでもよい。
補助レンズ3は、このような基本レンズ2と組み合わされて用いられ、例えば、遠近タイプの基本レンズ2と組み合わされて合成された合成屈折力が中近タイプや近近タイプとなるように変換することができる。また、中近タイプや近近タイプの基本レンズと組み合わされて遠近タイプに変換することができる。また、中近タイプの基本レンズと組み合わされて近近タイプに変換したり、この逆の変換もすることができる。補助レンズ3は、収差集中型の基本レンズ2と組み合わされて収差分散型に、あるいは収差分散型の基本レンズ2と組み合わされて収差集中型へ変換することも可能である。更に、基本レンズ2の設計タイプを変更せずに遠用部又は近用部の度数を変更する、即ち加入度数だけを変更することができる。
補助レンズ3の屈折力(補助レンズ屈折力)は、基本レンズ2が有する基本レンズ屈折力と合成した合成屈折力が変換して得ようとする組み合わせ眼鏡レンズ1の屈折力となるようにする必要がある。即ち、基本レンズ2の所定の位置における屈折力と変換して得ようとする組み合わせ眼鏡レンズ1の基本レンズ2の所定の位置と対応する位置における屈折力との差とする。以下では、実施例1〜3を示し、補助レンズ3の屈折力について具体的に説明する。
図5は、実施例1として、遠近タイプの基本レンズと補助レンズとを組み合わせて中近タイプの組み合わせ眼鏡レンズとする場合の基本レンズ、補助レンズ及び組み合わせ眼鏡レンズのそれぞれの主子午線(補助レンズでは主注視線であるが、主子午線と一致するため、以下では、便宜上、主子午線とする)上の屈折力の変化を示すグラフである。横軸の主子午線上の位置の数字がゼロの位置はフィッティングポイントの位置である。縦軸の屈折力の単位はディオプトリー(D)であり、屈折力の変化値を示している。
図5(a)に、基本レンズの主子午線上の屈折力の変化のグラフが示されている。基本レンズの主子午線上での屈折力の変化は、フィッティングポイントから遠用度数に度数の加入が始まり、フィッティングポイントの12mm下方で所望の近用度数に達する。基本レンズは累進帯長12mm、加入度数(基本レンズ加入度数)が2.0ディオプトリーの遠近タイプの累進屈折力レンズである。
図5(c)に、基本レンズの屈折力に補助レンズの屈折力を合成して得ようとする中近タイプの組み合わせ眼鏡レンズの主子午線上の屈折力の変化のグラフを示す。組み合わせ眼鏡レンズの主子午線上での屈折力の変化は、フィッティングポイントの上方8mmから遠用度数に度数の加入が始まり、フィッティングポイントの12mm下方で所望の近用度数に達する。累進開始点はフィッティングポイントから上方に8mmの位置であり、累進終了点はフィッティングポイントから下方に12mmの位置にあり、累進帯長は20mmである。フィッティングポイントの位置で中間の距離にあるものを見るような屈折力となっている。基本レンズと加入度数及び累進終了点の変更はない。補助レンズによる変換では、累進開始点を上方に8mm移動させる必要がある。
図5(b)に、補助レンズの主子午線上の屈折力の変化のグラフを示す。補助レンズで付加する屈折力は、図5(c)にCで示された屈折力と図5(a)にAで示された屈折力との対応する位置での屈折力差である図5(b)のBで示された屈折力である。補助レンズの主子午線上の屈折力の変化は、上端から組み合わせ眼鏡レンズの累進開始点であるフィッティングポイントの上方8mmまで屈折力がゼロの領域であり、フィッティングポイントの上方8mmから屈折力が増加し、フィッティングポイントの2mm下方で屈折力が極大となり、フィッティングポイントの下方12mmの累進終了点で屈折力が再びゼロになり、累進終了点より下方は屈折力がゼロの領域となる。
図5(a)に示す屈折力変化Aを有する遠近タイプの累進屈折力レンズの基本レンズと図5(b)に示す屈折力変化Bを有する補助レンズとを組み合わせた組み合わせ眼鏡レンズは、図5(c)に示す合成屈折力変化Cを有する中近タイプの累進屈折力レンズとなる。
このような基本レンズと補助レンズの組み合わせは、遠方視を主として使用する外出時には、遠近タイプの基本レンズだけを使用することにより快適な視野が得られる。室内で仕事をするときには基本レンズに補助レンズを装着すると、得られた組み合わせ眼鏡レンズは中近タイプとなり、デスクワークで快適な視野が得られる。
図6は、実施例2として、中近タイプの基本レンズを補助レンズと組み合わせて遠近タイプの組み合わせ眼鏡レンズとする場合の基本レンズ、補助レンズ、組み合わせ眼鏡レンズのそれぞれの主子午線上の屈折力の変化のグラフを示している。主子午線上の位置の数字がゼロの位置はフィッティングポイントの位置である。縦軸の屈折力の単位はディオプトリーであり、屈折力の変化値を示している。
基本レンズの主子午線上の屈折力の変化を一点鎖線のAに示し、補助レンズの主子午線上の屈折力の変化を破線のBで示し、組み合わせ眼鏡レンズの主子午線上の屈折力の変化を実線のCで示している。破線Bで示される補助レンズの屈折力は、同じ主子午線上の位置で一点鎖線Aで示される基本レンズの屈折力から実線Cで示される組み合わせ眼鏡レンズの屈折力を差し引いた値である。
基本レンズは、累進開始点がフィッティングポイントから10mm上方の位置にあり、累進終了点はフィッティングポイントの14mm下方にあり、累進帯長は24mm、基本レンズ加入度数は2.0ディオプトリーの中近タイプである。
補助レンズは、上部が屈折力がゼロの領域であり、基本レンズの累進開始点からマイナスの屈折力が加わり、フィッティングポイントの2mm下方で屈折力の極小があり、更に組み合わせ眼鏡レンズの累進終了点に相当する位置の近傍で屈折力の極大があり、基本レンズの累進終了点から下方では−0.5ディオプトリーの一定の屈折力を有する。
これらの基本レンズ屈折力と補助レンズの屈折力とを合成した組み合わせ眼鏡レンズの合成屈折力は、累進開始点がフィッティングポイントであり、累進終了点はフィッティングポイントの12mm下方であり、累進帯長は12mm、加入度数(組み合せレンズ加入度数)は1.5ディオプトリーである。この例では、基本レンズの累進開始点、累進終了点及び加入度数が補助レンズによって変更されている。
実施例2では、図6に示す屈折力変化Aを有する中近タイプの累進屈折力レンズの基本レンズと屈折力変化Bを有する補助レンズとを組み合わせた組み合わせ眼鏡レンズは、合成屈折力変化Cを有する遠近タイプの累進屈折力レンズとなる。
このような基本レンズと補助レンズの組み合わせは、室内で仕事をするときには、中近タイプの基本レンズだけでデスクワークにおける快適な視野が得られる。外出するときには、補助レンズを装着して遠近タイプの組み合わせ眼鏡レンズとすることにより、加入度数が減少したことも加わって快適な視野が得られる。
図7は、実施例3として、中近タイプの基本レンズと補助レンズを組み合わせて遠近タイプの組み合わせ眼鏡レンズとする場合の基本レンズ、補助レンズ、組み合わせ眼鏡レンズのそれぞれの主子午線上の屈折力の変化のグラフを示している。主子午線上の位置の数字がゼロの位置はフィッティングポイントの位置である。縦軸の屈折力の単位はディオプトリーであり、屈折力の変化値を示している。
図7では、基本レンズの主子午線上の屈折力の変化を一点鎖線のAに示し、補助レンズの主子午線上の屈折力の変化を破線のBで示し、組み合わせ眼鏡レンズの主子午線上の屈折力の変化を実線のCで示している。破線Bで示される補助レンズの屈折力は、同じ主子午線上の位置で一点鎖線Aで示される基本レンズの屈折力から実線Cで示される組み合わせ眼鏡レンズの屈折力を差し引いた値である。
基本レンズの主子午線上での屈折力の変化は、フィッティングポイントの上方8mmから遠用度数に度数の加入が始まり、フィッティングポイントの12mm下方で所望の近用度数に達する。補助レンズの主子午線上での屈折力の変化は、上端からフィッティングポイントの上方8mmまで屈折力がゼロの領域であり、フィッティングポイントの上方8mmから屈折力が減少し、フィッティングポイントの2mm下方で最もマイナスの大きな値になり、その後増加し、フィッティングポイントの12mm下方で再びゼロとなり、以降は屈折力がゼロの領域である。このような基本レンズと補助レンズとを組み合わせた組み合わせ眼鏡レンズの主子午線上での屈折力の変化は、フィッティングポイントから度数の加入が始まり、フィッティングポイントの12mm下方で所定近用度数に達する。
基本レンズの累進帯長20mm、加入度数2.0ディオプトリーの中近タイプの累進屈折力レンズが、補助レンズの屈折力との合成により、組み合わせ眼鏡レンズは、累進帯長12mm、加入度数2.0ディオプトリーの遠近タイプの累進屈折力レンズに変換されている。
室内で仕事をするときには、中近タイプの基本レンズだけでデスクワークにおける快適な視野が得られる。外出するときには、補助レンズを装着して遠近タイプの組み合わせ眼鏡レンズとすることにより快適な視野が得られる。
このように、補助レンズは、基本レンズの屈折力を全部ではなく部分的に変更することが好ましく、設計タイプを変換する場合には、基本レンズの主子午線と一致する主注視線の少なくとも上下いずれか一方に屈折力がゼロの領域を有する。また、基本レンズの累進開始点又は累進終了点を変更するときには、主注視線の中間部において屈折力が極大又は極小となる部分を有する。但し、基本レンズの加入度数だけを変更するときには、極大極小の部分はなく、主注視線の上下のいずれか一方に一定の屈折力を有する部分が存在する。
補助レンズは基本レンズの屈折力を補完するだけの機能でよいので、大きな屈折力の変化を持たせる必要がない。上述した実施例で示した補助レンズの屈折力を実現する屈折面の形状は、近似球面形状に対して±0.2mmとなり、ほぼ一定の厚みの形状となる。そのため、補助レンズを薄くすることができる。薄くすることができることから、補助レンズを貼り合わせ型とすることができる。補助レンズを薄くすることができるため、基本レンズと組み合わせても、それほど重量が増加せず、掛け心地を損なうことはなく、見栄えもよい。
本発明の組み合わせ眼鏡レンズにおける補助レンズは、薄くすることができるので、染色してサングラスの機能を付加したり、調光素材や偏光材を使用することにより、屋外用に屈折力と共に光の透過性能を合わせて変更が可能となり、更に便利になる。
本発明の組み合わせ眼鏡レンズは、基本レンズの設計タイプを補助レンズと組み合わせることにより簡便に変換できるため、数種類の補助レンズを用意すれば、眼鏡レンズを使用する環境に合わせて補助レンズを付け替えたり、補助レンズを使わずに基本レンズだけを使ったりする使用方法により、眼鏡フレームを購入せずに安価に環境に適応した快適な視野を得ることができる。
更に、眼鏡を装用している人の眼の度が進んで遠用部あるいは近用部の度数を変更する必要がある場合にも、基本レンズの設計タイプを変更せずに遠用度数又は近用度数だけを変更することができる補助レンズを購入して基本レンズに装着するだけでよい。眼鏡レンズを買い換えずに補助レンズを新たに購入するだけでよいため、眼の度数の進行に応じて安価に快適な視野を確保し続けることが可能である。
本発明の組み合わせ眼鏡レンズ1の使用方法としては、基本レンズ2は通常の累進屈折力眼鏡レンズとして眼鏡フレームに嵌められて使用され、補助レンズ3は基本レンズ2に着脱自在に装着するようにすることが好ましい。使用に際して、本発明の組み合わせ眼鏡レンズ1は、基本レンズ2と補助レンズ3とが共に累進的な屈折面を有するため、基本レンズ2と補助レンズ3の双方を正確な位置に重ね合わせて使用しないと、所望の光学性能が得られない。相互の位置がずれると、補助レンズ3によって基本レンズ2の光学性能が損なわれ、快適な視野が得られない。
そのため、本発明の組み合わせ眼鏡レンズ1においては、基本レンズ2のいずれかの屈折面の少なくとも2箇所に位置決め用の第1アライメントマークを設けると共に、補助レンズ3のいずれかの屈折面の少なくとも2箇所に位置決め用の第2アライメントマークを設けることが好ましい。基本レンズ2の第1アライメントマークは設計基準位置と所定の方向を示し、第2アライメントマークはこの設計基準位置と所定の方向を示すように形成する。本発明の組み合わせ眼鏡レンズ1においては、第1アライメントマークと第2アライメントマークのそれぞれの位置を基準として基本レンズ2と補助レンズ3とを組み合わせ、組み合わせたときの相互の位置精度を確保することができる。
図8(a)は、遠近タイプの累進屈折力を有する基本レンズ2に第1アライメントマーク25を設ける例を示す平面図である。図8(b)は、この基本レンズ2の累進屈折力を中近タイプに変換できる屈折力を有する補助レンズ3に第2アライメントマーク35を設ける例を示す平面図である。図9は、これらの基本レンズ2と補助レンズ3とを重ね合わせた合成屈折力が中近タイプの累進屈折力を有する組み合わせ眼鏡レンズ1における第1アライメントマーク25と第2アライメントマーク35の重なり状態を示す平面図である。図8、図9においては、各レンズの収差分布を模式的に破線で示している。
図8(a)に示すように、基本レンズ2の累進屈折力レンズには少なくとも上下方向があり、加えて輻輳を加味して第2屈折部を鼻側へ変位させたときには鼻側と耳側の左右方向がある。基本レンズ2と組み合わされる補助レンズ3にも、図8(b)に示すように同様に上下方向と左右方向が存在する。なお、図8、図9に示すレンズは左目用のレンズであり、第2屈折部が鼻側へ変位している。基本レンズ2と補助レンズ3を正確な位置に位置決めして組み合わせるには、アライメントマーク25,35が、基準となる基準位置を示し、更に所定の方向を正確に示す必要がある。
本発明においては、基本レンズ2の物体側の屈折面23又は眼球側の屈折面22の一方又は両方に第1アライメントマーク25を少なくとも2箇所設ける。少なくとも2箇所に第1アライメントマーク25を設けることにより、これらの位置から設計基準位置を割り出し、フィッティングポイントの位置や所定の方向、例えば水平方向及び/又は垂直方向を示すことができる。基本レンズ2は通常の累進屈折力レンズであり、累進屈折力レンズではISOやJISの規定によりアライメント基準マークを設けることが義務づけられている。そのアライメント基準マークはレンズ上に水平距離で34mm離れて2箇所と決められている。アライメント基準マークは視野に入る部分に設けられるため、目立たないように隠しマークとして形成される。基本レンズに設ける第1アライメントマーク25として、必ず設けるアライメント基準マークをそのまま利用することが合理的である。但し、アライメント基準マークと別に設けるようにしてもよい。
図8(a)に示す2つの第1アライメントマーク25は、アライメント基準マークをそのまま用いており、2つのSの文字が設計基準位置を中心に挟んで水平方向に34mm離れた場所に設けられている。多くの場合、フィッティングポイントはこの設計基準位置と同じか、あるいはそこから所定の距離(1mmから4mm)だけ垂直上方に設けられ、その位置はメーカーから告知される。従ってユーザーはアライメント基準マークからフィッティングポイントを知ることができる。アライメント基準マークはメーカーやその製品の種類を区別する機能を兼ねることが多いため、アルファベットを基にしたロゴが使われる場合がある。この例でも、メーカー名を示すロゴが用いられているが、勿論、どのような記号でもよい。2つの第1アライメントマーク25の中心が設計基準位置RPであり、2つの第1アライメントマーク25の中心を結ぶ線が水平線を示し、この水平線と直交し設計基準位置RPを通る線が垂直方向を示す。フィティングポイントはこれら設計基準点と方向とから知ることができる。
本発明においては、補助レンズ3の物体側の屈折面33又は眼球側の屈折面32の一方又は両方に第2アライメントマーク35を少なくとも2箇所設ける。図8(b)では、第2アライメントマーク35は、それぞれの第1アライメントマーク25と同じ位置に中心を有し、重なっており、第1アライメントマーク25を囲むような大きさの円形の線として設けられている。即ち、2つの円形の線が設計基準点を中心に挟んで水平方向に中心同士が34mm離れた場所に設けられている。2つの第2アライメントマーク35の中心間の中点が設計基準位置RPであり、2つの第2アライメントマーク35の中心を結ぶ線が水平線を示し、この水平線と直交し設計基準位置RPを通る線が垂直方向を示す。フィッティグポイントは基本レンズと同様にして知ることができる。第2アライメントマーク35は、第1アライメントマーク25が示す設計基準位置RPに対応する補助レンズ3の設計基準位置RPを示し、かつ一定の方向、例えば水平方向及び/又は垂直方向を示すことができれば、第1アライメントマーク25の位置と無関係な位置に設けてもよい。
図9に示すように、基本レンズ2と補助レンズ3とを相互の設計基準位置RPと水平方向とを一致させて重ね合わせると、基本レンズ2と補助レンズ3が正確に組み合わされ、組み合わせ眼鏡レンズ1の合成屈折力は狙い通りの中近タイプの累進屈折力レンズとなる。組み合わせた状態で正面側から見ると、第1アライメントマーク25を取り囲むように第2アライメントマーク35が配置され、相互の中心が一致して重ね合わされる。これらのアライメントマーク25,35が重なっていることを視認することにより、正確な位置合わせがされて組み合わされていることを容易に確認することができる。なお、図8、図9で示した補助レンズ3の2つの第2アライメントマーク35は円形であり、第2アライメントマーク35からでは上下方向が判断できないが、補助レンズ3には種々の情報が隠しマークとしてマーキングされ、上下方向はそれから容易に判定できるため、不都合はない。
第1アライメントマーク25と第2アライメントマーク35とを基本レンズ2と補助レンズ3とが密着する面側にそれぞれ設けることが好ましい。例えば、図2に示したように補助レンズ3を基本レンズ2の前面に装着するときには、第1アライメントマーク25は基本レンズ2の物体側の屈折面23へ、第2アライメントマーク35は補助レンズ3の眼球側の屈折面32へそれぞれ設けることが好ましい。この場合、基本レンズ2と補助レンズ3とを密着させて組み合わせるために、基本レンズ2の眼球側の屈折面22に累進屈折面を設け、物体側の屈折面23を球面又はトーリック面とすることが好ましい。一方、補助レンズ3は、眼球側の屈折面32を基本レンズ2の物体側の屈折面23とほぼ同じ曲面の球面又はトーリック面に形成し、物体側の屈折面33に基本レンズ2の屈折力を変更する屈折力を与えるようにすることが好ましい。第1アライメントマーク25と第2アライメントマーク35とを密着する面側に設けることにより、互いの距離が極めて短くなり、アライメントマーク25,35の中心同士を正確に重ね合わせ、基本レンズ2と補助レンズ3とを正確に重ね合わせることが可能となり、かつ正確に重ね合われていることを容易に確認することができる。
第1アライメントマーク25と第2アライメントマーク35は、それぞれ公知のマーキング方法で設けることができる。例えば、プラスチックレンズを注型重合する際に型からの転写で設ける方法、ダイヤモンドペンなどで描く罫書き方法、レーザー光線で描く方法などいずれの方法でもよい。いずれの方法でも目立たないように隠しマークとして設けることが好ましい。隠しマークは、通常は見えないが、光源にかざすようにすると見えるようになる、視野を妨げない薄いマークである。
基本レンズ2は、眼鏡フレームに枠入れする際はその第1アライメントマーク(アライメント基準マーク)25を基準として又はそれを基準として印刷されたレイアウト印刷により、レンズのフィッティングポイントと水平方向が確認され、眼鏡フレームの玉型に切削加工され、枠入れされる。
また、補助レンズ3は一般に基本レンズ2と同じ形状に玉型加工されることが多いが、玉型加工される際に第2アライメントマーク35を基準として又はそれを基準として印刷されたレイアウト印刷により、レンズのフィッティングポイントと水平方向が確認され、基本レンズと同じ形状の玉型に切削加工される。また、第2アライメントマーク35は補助レンズ3を基本レンズ2に装着する際の位置決めの基準位置と方向の確認にも用いられる。
図8と図9に例示した第2アライメントマークは円形であったが、垂直方向も示すことができるように、例えば、第1アライメントマークを取り囲むような三角形、4角形などの多角形、水平方向と垂直方向の3本の線で構成される記号のように、第2アライメントマークはどのような記号でもよい。
本発明の設計タイプを変換することができる組み合わせ眼鏡レンズにおいては、上述したように、基本レンズ2と補助レンズ3が共に累進的な屈折面を有しているため、実際に使用するときには、相互に正確な位置に重ね合わせないと、狙い通りの光学性能が得られない。基本レンズ2と補助レンズ3とを全く同一の外形に眼鏡フレームに嵌め合わせるための縁刷り加工である玉型加工で形成することができれば、外形基準で組み合わせても、相互に正確な位置に重ね合わせることが可能となり、見栄えも良好になる。
以下では、図面を参照しながら、基本レンズ2と補助レンズ3とを全く同一の外形に玉型加工することができる本発明の玉型加工方法の一実施形態について具体的に説明する。図10は、本発明の玉型加工方法の接着工程を示すレンズの断面図であり、図11は本発明の玉型加工方法の工程を説明するレンズの正面図である。
まず、図11(a)に示すように、組み合わせる円形の基本レンズ2と円形の補助レンズ3とを用意する。図10,図11で図示している実施形態では、本発明者が提案している累進屈折力を有する基本レンズ2とこの基本レンズ2の設計タイプなどを変換できる累進的な屈折力を有する補助レンズ3からなる組み合わせ眼鏡レンズ1を示している。図11では、各レンズの収差分布を模式的に破線で示している。図示しているレンズは、基本レンズ2が遠近タイプの累進屈折力レンズであり、補助レンズ3と組み合わされた組み合わせ眼鏡レンズ1の合成屈折力が中近タイプとなる例で説明している。また、基本レンズ2の眼球側の屈折面22に累進屈折面が設けられ、物体側の屈折面23が球面に形成されている。補助レンズ3の眼球側の屈折面32が基本レンズ2の物体側の屈折面23と同じ球面に形成され、物体側の屈折面33に基本レンズ2の屈折力を変更する屈折力が与えられている。これらの基本レンズ2と補助レンズ3を用いることにより、基本レンズ2の物体側の屈折面23に補助レンズ3の眼球側の屈折面32を密着させることができる。
累進屈折力レンズの基本レンズ2の物体側の屈折面23には、図11(a)に示すように、第1アライメントマークとして、フィッティングポイントあるいはフィッティングポイントを定義するための基準となる設計基準点と水平方向を示すためのS字のロゴのアライメント基準マーク25が隠しマークとして2箇所に設けられている。アライメント基準マーク25は、上述したように、ISOやJISの規定により累進屈折力レンズに設けることが義務づけられ、そのアライメント基準マーク25はレンズ上に水平距離で34mm離れて2箇所と決められている。2つのアライメント基準マーク25の中間位置がフィッティングポイントあるいはフィッティングポイントを定義するための基準となる設計基準点であり、仮想的な一点鎖線で示す水平基準線と垂直基準線の交点で示す。
補助レンズ3の眼球側の屈折面32には、図11(a)に示すように、基本レンズ2のアライメント基準マーク25と重なる位置に第2アライメントマーク35が隠しマークとして設けられている。図示している第2アライメントマーク35はアライメント基準マーク25を囲むような円形の線となっているが、第2アライメントマーク35はどのような図形でもよい。第2アライメントマーク35の中心間の距離は水平距離で34mmである。2つの第2アライメントマーク35,35の中心を結ぶ線の中点が補助レンズ3のフィッティングポイントあるいはフィッティングポイントを定義するための基準となる設計基準点である。
本発明の玉型加工方法では、位置決め工程でこれらの基本レンズ2と補助レンズ3とを正確に位置決めする必要がある。基本レンズ2の物体側の屈折面23に近接させて補助レンズ3の眼球側の屈折面32を配置し、図11(b)に示すように、光軸方向から見て基本レンズ2のアライメント基準マーク25を補助レンズ3の第2アライメントマーク35が囲むような相対位置に補助レンズ3又は基本レンズ2を動かして位置決めする。これにより、アライメント基準マーク25の中心と第2アライメントマーク35の中心が一致することになり、基本レンズ2の設計基準位置と補助レンズ3の設計基準位置が一致し、かつ水平方向が相互に一致、即ちフィッティングポイントが一致し、基本レンズ2と補助レンズ3とが相互の屈折面の相対位置が正確に位置決めされる。
位置決めした後、接着工程で、基本レンズ2又は補助レンズ3の中心部の玉型加工の範囲内の領域に両面粘着テープなどを用いて接着剤層4を設ける。そして、基本レンズ2と補助レンズ3との相対位置を保ったまま基本レンズ2に補助レンズ3を押しつけ、図10に示すように、基本レンズ2に補助レンズ3を接着剤層4を介して貼り合わせ、相互の位置がずれないように固定する。接着剤層4は、剥離を容易にするため、通常は強力な粘着力を有するが、例えば紫外線、電子線等を照射することにより、硬化して粘着力が大幅に低下し、剥離し易くできる特性を有する粘着剤を用いることが好ましい。
次に、玉型加工工程で、基本レンズ2と補助レンズ3を貼り合わせたまま両方のレンズを眼鏡フレームに嵌め込まれる形状に通常の玉型加工と同様の図示しない玉型加工装置で砥石による研削加工を行う。玉型加工の際にアライメント基準マーク25が玉型加工の基準位置と方向を示す加工基準点として用いられる。玉型加工により、図11(c)に示すように、基本レンズ2と補助レンズ3が同一の外形形状に加工される。
玉型加工後、基本レンズ2と補助レンズ3の間の接着剤層4に紫外線を照射して接着剤層4の粘着力を大幅に低下させ、図11(d)に示すように、基本レンズ2と補助レンズ3を分離させる。分離された基本レンズ2は眼鏡フレームに取り付けられて使用される。補助レンズ3は必要なときに基本レンズ2に着脱自在に装着して用いられる。
このように、本発明の玉型加工方法は、基本レンズと補助レンズとを貼り合わせたまま玉型加工するものである。従来のように基本レンズと補助レンズをそれぞれ別々に玉型加工すると、それぞれの玉型加工で加工誤差が生じ、フレームに納めて外形の形状を基準として組み合わせたときに玉型加工誤差が加算され、基本レンズと補助レンズの必要な組立精度を確保できなくなり、基本レンズと補助レンズの組み合わせによる光学性能が組立誤差により劣化し、所定の光学性能が発揮されないおそれがある。これに対し、基本レンズと補助レンズとを貼り合わせたまま玉型加工する本発明の玉型加工方法によれば、玉型加工時の加工誤差が加算されることがなく、フレームに納めて外形基準で組み合わせたときに組立精度を確保することができる。また、基本レンズと補助レンズを同一の外形形状に玉型加工することが可能である。基本レンズと補助レンズを同一の外形形状とすることにより、組み合わせるときに外形の形状を基準として正確な位置で組み合わせることが可能になる。また、基本レンズと補助レンズとが同一の外形形状であると、装着した補助レンズが目立たなくなり、外観上も好ましい。また、1回の玉型加工工程で基本レンズと補助レンズの両方を玉型加工できるため、生産性が良好になる。更に、基本レンズと補助レンズとを貼り合わせたまま、例えば磁石や金属を埋め込んだり、穴あけ加工のような玉型加工以外の加工を行えば、基本レンズと補助レンズの両方に位置精度が良好な加工を施すことができる。
上記説明では、第1アライメントマークとして隠しマークのアライメント基準マークを用い、第2アライメントマークとして隠しマークのアライメントマークを用いた例で説明しているが、位置決めできればその他のマークとしてもよく、例えば、レンズの周縁や側面にノッチや凹凸等を設けるようにしてもよい。
本発明の組み合わせ眼鏡レンズは、主として調節力の弱まった老視者のための視力矯正レンズとして利用可能である。
本発明の補助レンズは、主として調節力の弱まった老視者のための視力矯正用の基本レンズと組み合わされて基本レンズの設計タイプなどを変更する用途に利用可能である。
本発明の組み合わせ眼鏡レンズの玉型加工方法は、基本レンズと補助レンズを眼鏡フレームに取り付ける形状に加工する際に利用することができる。
1…組み合わせ眼鏡レンズ、2…基本レンズ、3…補助レンズ、21…主子午線、31…主注視線、22…眼球側屈折面、23…物体側屈折面、32…眼球側屈折面、33…物体側屈折面、201…第1屈折部、202…第2屈折部、203…累進部、25…第1アライメントマーク(アライメント基準マーク)、35…第2アライメントマーク(アライメントマーク)、RP…設計基準位置。

Claims (6)

  1. 物体側及び眼球側のいずれかの屈折面又は両面に、所定の距離にあるものを見るための屈折力を有する第1屈折部と、この第1屈折部と異なる屈折力を有する第2屈折部と、前記第1屈折部から前記第2屈折部まで屈折力が累進的に変化する累進部とを備える累進屈折面を有する基本レンズに、着脱自在に装着されると共に、累進的な屈折面を有する補助レンズが組み合わされてなる組み合わせ眼鏡レンズであって、
    前記基本レンズが有する基本レンズ屈折力と前記補助レンズが有する補助レンズ屈折力とを合成した合成屈折力が、前記基本レンズ屈折力と部分的に又は全面にわたって異なる組み合わせ眼鏡レンズであって、
    前記補助レンズは前記基本レンズの累進開始点または前記組み合せ眼鏡レンズの累進開始点から、前記基本レンズの前記累進終了点または前記組み合せ眼鏡レンズの前記累進終了点までの間に、前記補助レンズの屈折力が極大値または極小値を有し、
    前記組み合わせ眼鏡レンズにおける前記累進開始点が前記基本レンズにおける前記累進開始点から変更されている、または、前記組み合わせ眼鏡レンズにおける前記累進終了点が前記基本レンズにおける前記累進終了点から変更されていることを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズ。
  2. 請求項1記載の組み合わせ眼鏡レンズにおいて、
    前記組み合わせ眼鏡レンズにおける組み合わせレンズ加入度数が、前記基本レンズが有する基本レンズ加入度数と異なっていることを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズ。
  3. 請求項1に記載の組み合わせ眼鏡レンズにおいて、
    前記基本レンズが、眼球側の屈折面に前記累進屈折面を有し、補助レンズ側の屈折面が球面又はトーリック面に形成され、
    前記補助レンズの基本レンズ側の屈折面が前記基本レンズの補助レンズ側の屈折面とほぼ同じ球面又はトーリック面に形成されていることを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の組み合わせ眼鏡レンズにおいて、
    前記基本レンズのいずれかの屈折面の少なくとも2箇所に設計基準位置と所定の方向を示す第1アライメントマークが設けられ、前記補助レンズのいずれかの屈折面の少なくとも2箇所に前記設計基準位置と所定の方向を示す第2アライメントマークが設けられていることを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズ。
  5. 請求項4記載の組み合わせ眼鏡レンズにおいて、
    前記第1アライメントマークが、フィッティングポイント及び水平方向を示す位置に設けられていることを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズ。
  6. 請求項4記載の組み合わせ眼鏡レンズにおいて、
    前記第2アライメントマークが、前記第1アライメントマークと重なるそれぞれの位置に設けられていることを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズ。
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