JP4649729B2 - 電源装置及び放電灯点灯装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、直流電源を電圧変換して所望の直流出力を得る電源装置、並びにこのような電源装置を用いて放電灯を点灯する放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電源装置の一例(以下、「従来例1」と呼ぶ)を図13に示す。この従来例1は、バッテリのような直流電源1の出力を電圧変換するDC/DC変換回路2と、DC/DC変換回路2の出力を制御する出力制御回路61と、負荷50を含む負荷回路5とを備えている。DC/DC変換回路2は従来周知の昇圧コンバータ(ブーストコンバータ)で構成され、バッテリのように低電圧の電源(直流電源1)から放電灯のような負荷50が必要とする電圧まで昇圧するものである。
【0003】
上記従来例1の出力は主にDC/DC変換回路2で調整され、出力電流及び出力電圧をDC/DC変換回路2の出力端で検出し、電力指令値発生回路601から出力される電力指令値に基づいて、負荷電圧(ランプ電圧)の検出値に応じた負荷電流(ランプ電流)の制御目標値を電流指令値演算部602で演算し、フィードバック制御を行っている。DC/DC変換回路2が具備するスイッチング素子22のオン・オフ制御信号は誤差増幅器603の出力と三角波発振器604の出力をコンパレータ605で比較する三角波比較方式により得ており、スイッチング信号は周波数一定でオンデューティ比を可変することで出力調整を行うPWM信号となる。
【0004】
一方、図14に示すように負荷51を放電灯とし、DC/DC変換回路2をフライバックコンバータとして構成した従来例(以下、「従来例2」と呼ぶ)もある。この従来例2は、直流電源1、フライバックコンバータから構成されるDC/DC変換回路2並びに負荷回路5を備え、この負荷回路5はDC/DC変換回路2によって得られた直流電圧より放電灯51に交番電圧を供給するためのインバータ回路3、及び消灯状態の放電灯51を始動させるために高電圧を印可する始動回路4を具備する。ここで、放電灯51はランプ電圧が直流電源1の電源電圧に比べて低い条件から高い条件まで変化するものであるから、このような負荷に対応するにはDC/DC変換回路2をフライバックコンバータで構成することが望ましい。すなわち、このフライバックコンバータからなるDC/DC変換回路2では、スイッチング素子22がオンすると直流電源1からトランス21の1次巻線に電流I1が流れて、トランス21にエネルギが蓄積される。スイッチング素子22がオフするとトランス21の蓄積エネルギによる逆起電力によりダイオード23がオンとなり、2次巻線からコンデンサ24に電流I2が流れて、出力コンデンサ24が充電される。スイッチング素子22のオン期間とオフ期間を制御することにより、出力コンデンサ24の電圧は直流電源1の電源電圧に比べて低い条件から高い条件まで変化させることができる。なお、同様の機能を実現する昇降圧コンバータとして、バックブーストコンバータ(極性反転型チョッパ回路)がある。
【0005】
ところで、従来例2の出力制御回路62は従来例1と同様に一定周波数のPWM制御でもよいが、電圧変動の大きいバッテリなどを直流電源1に使用して放電灯51のように出力電圧変動の大きい負荷を駆動するために、出力制御回路6が以下のような制御を行っている。
【0006】
まず、電力指令値発生回路601は、DC/DC変換回路2の出力電力を決定するための電力指令値を発生し、電流指令値演算部602が電力指令値発生回路601から与えられた電力指令値とコンデンサ24の両端電圧とからDC/DC変換回路2の出力電流の制御目標となる電流指令値を演算する。そのために、DC/DC変換回路2のコンデンサ24の両端電圧は出力電圧検出手段により検出されて、アンプ607を介して電流指令値演算部602に入力される。電流指令値演算部602で演算された電流指令値は、誤差増幅器603の一方の入力となる。誤差増幅器603の他方の入力には、DC/DC変換回路2の出力とインバータ回路3の入力の間に設けられた出力電流検出手段により検出された出力電流がアンプ606を介して入力されている。誤差増幅器603では、電流指令値演算部602から与えられた電流指令値とアンプ606を介して入力された出力電流の検出値とから1次側ピーク電流指令を作成し、コンパレータ610の反転入力端子に入力する。
【0007】
DC/DC変換回路2のトランス21の1次側電流I1の検出値と2次側電流I2の検出値は、出力制御回路6に入力されている。1次側電流I1の検出値は、コンパレータ610の非反転入力端子に入力されており、その検出値が1次側ピーク電流指令よりも大きくなると、発振回路608のリセット端子にリセット信号を送る。また、2次側電流I2の検出値は、コンパレータ609の反転入力端子に入力されている。コンパレータ609の非反転入力端子は回路のグランドに接続されている。したがって、2次側電流I2の検出値が略ゼロになると、コンパレータ609から発振回路608のセット端子にセット信号が送られる。発振回路608はセット・リセットフリップフロップを含んで構成されており、そのQ出力によりDC/DC変換回路2のスイッチング素子22をオン・オフ制御する。
【0008】
すなわち、従来例2の出力制御回路6では、出力調整値として働く誤差増幅器603の出力をトランス21の1次側に流れる電流I1のピーク指令値とし、この指令値と1次側電流I1の検出値をコンパレータ610で比較し、検出値が指令値を越えると、発振回路608のQ出力はLレベルになり、スイッチング素子22をオフさせる。スイッチング素子22がオフした後、トランス21のエネルギが全て2次側に吐き出され、2次側電流I2が略ゼロになったことをコンパレータ609で検出し、発振回路608の出力をHレベルにしてスイッチング素子22をオンさせる。つまり、図15に示すようにトランス21の2次側電流I2が略ゼロとなったときにトランス21の1次側電流I1を制御するスイッチング素子22をオンさせる動作モードを電流境界モードと呼び、この電流境界モードで動作させることによってトランス21の利用率を上げることができる。また、発振回路608においては、図16に示すようにスイッチング素子22の最大オフ期間に制限値を設けて2次側電流I2がゼロになる前にスイッチング素子22をオフさせる場合があり、例えば放電灯51が冷えている状態のようにランプ電圧が低く、2次側電流I2の波形の傾きが小さい場合にスイッチング素子22のスイッチング周波数低下に伴うピーク電流の上昇を防止するため、最大オフ期間の上記制限値を状態に応じて調整する機能を有している。なお、出力制御回路6では、スイッチング素子22をオフする1次側ピーク電流値を、従来例1と同様のフィードバック制御によって調整することで出力制御を行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来例2のフライバックコンバータからなるDC/DC変換回路2では、出力する電力を一度トランス21に蓄積するためにトランス21のコアの磁束密度が高くなりやすく、飽和防止のためにコアの小型化が困難であった。また、従来例1のようなブーストコンバータからなるDC/DC変換回路2の場合、負荷51への電力供給はインダクタ211及び直流電源1より行われるため、通常、従来例2のフライバックコンバータやバックブーストコンバータに比較してインダクタの磁束密度を低くすることは可能であるが、負荷51が放電灯の場合には短絡に近い負荷条件から存在するために出力調整が困難になってしまう。
【0010】
さらに、フォワードコンバータのようにトランスの昇圧作用を利用したDC/DC変換回路では、トランスの磁束は低減可能であるが、トランスの巻数比が最大出力電圧で規定されるために放電灯のように電圧変動範囲が広い負荷の場合に巻線量が大きくなってトランスの小型化が困難になってしまう。
【0011】
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、電圧変動が大きい負荷であっても出力調整が可能であり、トランスの磁束密度を下げてコアの小型化が可能な電源装置及び放電灯点灯装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、直流電源の電源電圧を所望の直流電圧に変換するDC/DC変換回路と、DC/DC変換回路の直流出力を調整して負荷に供給する負荷回路とを備え、DC/DC変換回路は、スイッチング素子と、スイッチング素子を介して直流電源の電源電圧が1次巻線に印加されるトランスと、トランスの2次巻線に整流素子を介して接続されるコンデンサとを具備し、コンデンサの両端間に少なくともインダクタを介して負荷回路及びトランスの3次巻線を直列接続してなる電源装置であって、前記スイッチング素子をオン・オフ制御してDC/DC変換回路の直流出力を可変する制御回路を備え、DC/DC変換回路が具備するトランスの3次巻線を2次巻線と兼用するとともにトランスの2次側の閉回路内に1次側の閉回路の構成要素の一部が接続され、少なくとも2次巻線を含む2次側の閉回路のインダクタンスと前記コンデンサにより決まる時定数を制御回路によるスイッチング素子のスイッチング周期よりも十分に大きくしてなることを特徴とし、スイッチング素子のオン時には、1次巻線に直流電源から電流が流れてトランスにエネルギが蓄積されるとともに3次巻線に生じる電圧にコンデンサの両端電圧が重畳した電圧がインダクタを介して負荷回路に供給され、スイッチング素子のオフ時には、トランスに蓄積されたエネルギが2次巻線より放出されてコンデンサが充電されるとともにコンデンサから3次巻線を介して負荷回路に直流電圧が供給される。このように、スイッチング素子のオン時とオフ時の両方で負荷回路に直流電圧を供給し、特にスイッチング素子のオン時にトランスの昇圧作用によって昇圧された直流電圧を負荷回路へ供給することでトランスに蓄積するエネルギを低減することができる。その結果、電圧変動が大きい負荷であっても出力調整が可能であるとともに、トランスの磁束密度を下げてコアの小型化が可能となる。さらに、3次巻線を2次巻線と兼用することでトランスの小型化が図れる。
【0016】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、トランスの2次巻線の一端を前記コンデンサを介して1次巻線の一端に接続するとともに1次巻線の他端と2次巻線の他端を整流素子を介して接続することで2次側の閉回路を形成し、トランスの1次巻線及び2次巻線と前記コンデンサの直列回路の両端に少なくともインダクタを介して負荷回路を接続してなることを特徴とし、請求項1の発明と同様の作用を奏する。
【0017】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、トランスの2次巻線の一端を整流素子を介して直流電源に接続するとともに2次巻線の他端を前記コンデンサを介して直流電源に接続することで2次側の閉回路を形成し、トランスの2次巻線と前記コンデンサと直流電源の直列回路の両端にインダクタを介して負荷回路を接続して成ることを特徴とし、請求項1の発明と同様の作用を奏する。
【0018】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、トランスの2次巻線の両端に整流素子、前記スイッチング素子及び前記コンデンサの直列回路を接続することで2次側の閉回路を形成し、トランスの2次巻線と前記コンデンサ及びスイッチング素子の直列回路の両端にインダクタを介して負荷回路を接続して成ることを特徴とし、請求項1の発明と同様の作用を奏する。
【0019】
請求項5の発明は、上記目的を達成するために、請求項1〜請求項4に記載された負荷を放電灯としたことを特徴とし、電圧変動が大きい負荷であっても出力調整が可能であるとともに、トランスの磁束密度を下げてコアの小型化が可能となる放電灯点灯装置が提供できる。
【0020】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記負荷回路は、DC/DC変換回路の直流出力を交番して放電灯に供給するインバータ回路を具備することを特徴とし、請求項5の発明と同様の作用を奏する。
【0021】
請求項7の発明は、請求項5又は6の発明において、前記負荷回路は、放電灯に始動用の高電圧を印可する始動回路を具備することを特徴とし、請求項5又は6の発明と同様の作用を奏する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、下記の各実施形態では負荷51を放電灯とした従来例2の負荷回路5と同一構成の負荷回路5を備えているが、負荷回路5並びに負荷51を実施形態のものに限定する趣旨ではなく、他の構成を有する負荷回路5や放電灯以外の負荷51を具備する負荷回路5を備える場合であっても本発明の技術的思想が適用可能である。
【0023】
本発明の実施形態を説明する前に、本発明の参考例について説明する。
図1に本参考例の電源装置(放電灯点灯装置)の概略回路構成図を示す。本参考例は、バッテリのような直流電源1の電源電圧を所望の直流電圧に変換するDC/DC変換回路2と、DC/DC変換回路2の直流出力を調整して負荷(図示せず)に供給する負荷回路5とを備える。但し、本参考例の基本構成は従来例2と共通であるから、共通する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
【0024】
DC/DC変換回路2は、トランジスタなどからなるスイッチング素子22と、スイッチング素子22を介して直流電源1の電源電圧が1次巻線n1に印加されるトランス21と、トランス21の2次巻線n2にダイオード23を介して接続される平滑コンデンサ24とを具備し、平滑コンデンサ24の両端間に少なくともインダクタ27を介して負荷回路5及びトランス21の3次巻線n3を直列接続してなる。なお、平滑コンデンサ24と3次巻線n3とインダクタ27にはリプル低減用のコンデンサ26が並列に接続してある。
【0025】
また、制御回路6は例えば従来例1又は従来例2の制御回路と共通の回路構成を有するものであって、DC/DC変換回路2の出力電流及び出力電圧を検出し、それらの検出値が所望の値となるようにスイッチング素子22のオンデューティ比を可変するPWM制御(従来例1参照)や、あるいは定常時に電流境界モードで動作させる制御(従来例2参照)を行う。但し、制御回路6の構成はこれに限定されるものではなく、他の制御を行うものであっても良い。
【0026】
次に本参考例におけるDC/DC変換回路2の回路動作を説明する。
【0027】
まず、スイッチング素子22のオン時には直流電源1からトランス21の1次巻線n1に直流電流I1が流れてトランス21にエネルギが蓄積され、トランス21の2次巻線n2には逆向きの誘起電圧が発生するがダイオード23が接続されているために電流は流れない。一方、3次巻線n3にはトランス21の昇圧作用によって1次側の入力電圧を昇圧した誘起電圧が発生し、この3次巻線n3の誘起電圧に平滑コンデンサ24の両端電圧が重畳した電圧(重畳電圧)がインダクタ27を介して負荷回路5に供給される。
【0028】
一方、スイッチング素子22のオフ時にはトランス21に蓄積されたエネルギ(特に励磁エネルギ)が2次巻線n2からダイオード23を介して放出されて平滑コンデンサ24を充電する。このとき、トランス21の3次巻線n3を流れる出力電流I3は限流要素であるインダクタ27によって安定化される。すなわち、制御回路6によってスイッチング素子22のオン・オフを繰り返すことにより、DC/DC変換回路2にて直流電源1の電源電圧を所望のレベルの直流電圧に変換することができる。ここで、スイッチング素子22のオフ時にトランス21から平滑コンデンサ24への充電電流I2がゼロになったときに制御回路6がスイッチング素子22をオンする電流境界モード、並びにトランス21の1次巻線n1あるいは2次巻線n2に常時電流が流れている電流連続モードでの動作波形図を図2及び図3に各々示す。
【0029】
而して、本参考例におけるDC/DC変換回路2においては、上述のようにスイッチング素子22のオン時とオフ時の両方で負荷回路5に直流電圧を供給し、特にスイッチング素子22のオン時にトランス21の昇圧作用によって昇圧された直流電圧を負荷回路5へ供給することでトランス21に蓄積するエネルギを低減することができる(図3(e)参照)。その結果、放電灯のように電圧変動が大きい負荷であっても制御回路6による出力調整が可能であり、トランス21の磁束密度φを下げてコアの小型化が可能となる。
【0030】
(実施形態1)
図4に本実施形態の電源装置(放電灯点灯装置)の概略回路構成図を示す。本実施形態は、参考例におけるDC/DC変換回路2の3次巻線n3を2次巻線n2で兼用する点に特徴があり、その他の構成は参考例と共通である。よって、参考例と共通する構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0031】
本実施形態におけるDC/DC変換回路2では、トランス21の2次巻線n2の一端とインダクタ27との接続点にダイオード23のアノードを接続し、ダイオード23のカソードと2次巻線n2の他端の間に平滑コンデンサ24が接続してあり、参考例における3次巻線n3の機能を2次巻線n2に持たせている。
【0032】
次に本実施形態におけるDC/DC変換回路2の回路動作を説明する。
【0033】
まず、スイッチング素子22のオン時には直流電源1からトランス21の1次巻線n1に直流電流I1が流れてトランス21にエネルギが蓄積され、トランス21の2次巻線n2には1次巻線n1に対する2次巻線n2の巻数比倍に昇圧された誘起電圧が発生し、その誘起電圧と平滑コンデンサ24の両端電圧との重畳電圧がインダクタ27を介して負荷回路5に供給される。
【0034】
一方、スイッチング素子22のオフ時にはトランス21に蓄積されたエネルギが2次巻線n2からダイオード23を介して放出されて平滑コンデンサ24を充電する。すなわち、制御回路6によってスイッチング素子22のオン・オフを繰り返すことにより、インダクタ27によって安定化された所望の直流電圧をDC/DC変換回路2から負荷回路5に供給することができる。ここで、制御回路6による制御動作が電流境界モードの場合、並びに電流連続モードの場合における動作波形図を図5及び図6に各々示す。
【0035】
ところで、スイッチング素子22のオン時に負荷回路5に供給される電力供給量がオフ時の電力供給量よりも多い方がトランス21の磁束密度φを低減することが可能である。このため、平滑コンデンサ24の容量とトランス21の2次側のインダクタンスとの共振周波数が、制御回路6によるスイッチング素子22のスイッチング周波数に比べて十分に低くなるように設定してある。
【0036】
而して、本実施形態におけるDC/DC変換回路2においても参考例と同様に、スイッチング素子22のオン時とオフ時の両方で負荷回路5に直流電圧を供給し、特にスイッチング素子22のオン時にトランス21の昇圧作用によって昇圧された直流電圧を負荷回路5へ供給することでトランス21に蓄積するエネルギを低減することができる(図6(e)参照)。しかも、3次巻線n3を2次巻線n2と兼用することでトランス21の小型化が図れるという利点がある。また、本実施形態におけるDC/DC変換回路2ではフォワードコンバータに比べてトランス21の昇圧比以上に昇圧することが可能であり、特に負荷51が放電灯の場合に放電開始する直前に定常点灯時の数倍の電圧が必要であるが、このような高電圧を得るためにトランス21の巻数を増やす必要が無く、トランス21の小型化が図れるという利点がある。
【0037】
(実施形態2)
図7に本実施形態の電源装置(放電灯点灯装置)の概略回路構成図を示す。本実施形態は、実施形態1のDC/DC変換回路2においてトランス21の2次巻線n2の一端を平滑コンデンサ24を介して1次巻線n1の一端に接続するとともに1次巻線n1の他端と2次巻線n2の他端をダイオード23を介して接続することで2次側の閉回路を形成し、トランス21の1次巻線n1及び2次巻線n2と平滑コンデンサ24の直列回路の両端に少なくともインダクタ27を介して負荷回路5を接続した点に特徴があり、その他の構成は実施形態1と共通である。よって、実施形態1と共通する構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0038】
本実施形態のDC/DC変換回路2では、直流電源1の正極にスイッチング素子22の一端を接続し、スイッチング素子22の他端と直流電源1の負極の間にトランス21の1次巻線n1を接続している。そして、1次巻線n1のスイッチング素子21に接続している側の一端と2次巻線n2の一端に平滑コンデンサ24を接続し、2次巻線n2の他端をダイオード23のカソードとインダクタ27の一端とに接続し、ダイオード23のアノードを直流電源1の負極に接続している。
【0039】
次に本実施形態におけるDC/DC変換回路2の回路動作を説明する。
【0040】
まず、スイッチング素子22のオン時には直流電源1からトランス21の1次巻線n1に直流電流I1が流れてトランス21にエネルギが蓄積され、トランス21の2次巻線n2には1次巻線n1に対する2次巻線n2の巻数比倍に昇圧された誘起電圧が発生し、その誘起電圧と平滑コンデンサ24の両端電圧との重畳電圧がインダクタ27を介して負荷回路5に供給される。
【0041】
一方、スイッチング素子22のオフ時にはトランス21に蓄積されたエネルギが1次巻線n1及び2次巻線n2からダイオード23を介して放出されて平滑コンデンサ24を充電する。すなわち、制御回路6によってスイッチング素子22のオン・オフを繰り返すことにより、インダクタ27によって安定化された所望の直流電圧をDC/DC変換回路2から負荷回路5に供給することができる。
【0042】
ところで、スイッチング素子22のオン時に負荷回路5に供給される電力供給量がオフ時の電力供給量よりも多い方がトランス21の磁束密度を低減することが可能である。このため、平滑コンデンサ24の容量とトランス21の2次側のインダクタンスとの共振周波数が、制御回路6によるスイッチング素子22のスイッチング周波数に比べて十分に低くなるように設定してある。
【0043】
而して、本実施形態におけるDC/DC変換回路2においても参考例と同様に、スイッチング素子22のオン時とオフ時の両方で負荷回路5に直流電圧を供給し、特にスイッチング素子22のオン時にトランス21の昇圧作用によって昇圧された直流電圧を負荷回路5へ供給することでトランス21に蓄積するエネルギを低減することができるとともに、実施形態1と同様に3次巻線n3を2次巻線n2と兼用することでトランス21の小型化も図れる。しかも、スイッチング素子22のオフ時にトランス21に蓄積されたエネルギを1次巻線n1及び2次巻線n2を介して平滑コンデンサ24に放出するため、トランス21の2次巻線n2の巻数を減らすことができ、さらにトランス21の小型化が図れるという利点がある。また、本実施形態におけるDC/DC変換回路2では実施形態1と同様にフォワードコンバータに比べてトランス21の昇圧比以上に昇圧することが可能であり、特に負荷51が放電灯の場合に放電開始する直前に定常点灯時の数倍の電圧が必要であるが、このような高電圧を得るためにトランス21の巻数を増やす必要が無く、トランス21の小型化が図れるという利点がある。
【0044】
(実施形態3)
図8に本実施形態の電源装置(放電灯点灯装置)の概略回路構成図を示す。本実施形態は、実施形態1のDC/DC変換回路2においてトランス21の2次巻線n2の一端を整流素子を介して直流電源1に接続するとともに2次巻線n2の他端を平滑コンデンサ24を介して直流電源1に接続することで2次側の閉回路を形成し、トランス21の2次巻線n2と平滑コンデンサ24と直流電源1の直列回路の両端にインダクタ27を介して負荷回路5を接続した点に特徴があり、その他の構成は実施形態1と共通である。よって、実施形態1と共通する構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0045】
本実施形態のDC/DC変換回路2では、直流電源1の正極にトランス21の1次巻線n1の一端を接続し、1次巻線n1の他端にスイッチング素子22を介して直流電源1の負極を接続している。そして、トランス21の2次巻線n2の一端を平滑コンデンサ24を介して直流電源1の正極に接続し、2次巻線n2の他端をダイオード23のアノードとインダクタ27の一端とに接続し、ダイオード23のカソードを直流電源1の負極に接続している。
【0046】
次に本実施形態におけるDC/DC変換回路2の回路動作を説明する。
【0047】
まず、スイッチング素子22のオン時には直流電源1からトランス21の1次巻線n1に直流電流I1が流れてトランス21にエネルギが蓄積され、トランス21の2次巻線n2には1次巻線n1に対する2次巻線n2の巻数比倍に昇圧された誘起電圧が発生し、その誘起電圧と平滑コンデンサ24の両端電圧との重畳電圧から直流電源1の電源電圧を差し引いた電圧がインダクタ27を介して負荷回路5に供給される。
【0048】
一方、スイッチング素子22のオフ時にはトランス21に蓄積されたエネルギが2次巻線n2からダイオード23を介して放出されるとともに直流電源1によっても平滑コンデンサ24を充電する。すなわち、制御回路6によってスイッチング素子22のオン・オフを繰り返すことにより、インダクタ27によって安定化された所望の直流電圧をDC/DC変換回路2から負荷回路5に供給することができる。ここで、制御回路6による制御動作が電流境界モードの場合、並びに電流連続モードの場合における動作波形図を図9及び図10に各々示す。
【0049】
ところで、スイッチング素子22のオン時に負荷回路5に供給される電力供給量がオフ時の電力供給量よりも多い方がトランス21の磁束密度を低減することが可能である。このため、平滑コンデンサ24の容量とトランス21の2次側のインダクタンスとの共振周波数が、制御回路6によるスイッチング素子22のスイッチング周波数に比べて十分に低くなるように設定してある。
【0050】
而して、本実施形態におけるDC/DC変換回路2においても参考例と同様に、スイッチング素子22のオン時とオフ時の両方で負荷回路5に直流電圧を供給し、特にスイッチング素子22のオン時にトランス21の昇圧作用によって昇圧された直流電圧を負荷回路5へ供給することでトランス21に蓄積するエネルギを低減することができるとともに、実施形態1と同様に3次巻線n3を2次巻線n2と兼用することでトランス21の小型化も図れる。しかも、スイッチング素子22のオフ時にトランス21に蓄積されたエネルギだけでなく、直流電源1からも2次巻線n2を介して平滑コンデンサ24を充電するため、入力電流のリプルを低減することができるという利点がある。また、本実施形態におけるDC/DC変換回路2では実施形態1及び実施形態2と同様にフォワードコンバータに比べてトランス21の昇圧比以上に昇圧することが可能であり、特に負荷51が放電灯の場合に放電開始する直前に定常点灯時の数倍の電圧が必要であるが、このような高電圧を得るためにトランス21の巻数を増やす必要が無く、トランス21の小型化が図れるという利点がある。
【0051】
なお、図11に示すようにトランス21の2次巻線n2の極性を反転し、ダイオード23のアノードを直流電源1の負極に接続するとともにカソードを2次巻線n2の一端及びインダクタ27に接続する回路構成としても同様の作用効果を奏する。
【0052】
(実施形態4)
図12に本実施形態の電源装置(放電灯点灯装置)の概略回路構成図を示す。本実施形態は、実施形態1のDC/DC変換回路2においてトランス21の2次巻線n2の両端にダイオード23、スイッチング素子22及び平滑コンデンサ24の直列回路を接続することで2次側の閉回路を形成し、トランス21の2次巻線n2と平滑コンデンサ24及びスイッチング素子22の直列回路の両端にインダクタ27を介して負荷回路5を接続した点に特徴があり、その他の構成は実施形態1と共通である。よって、実施形態1と共通する構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0053】
本実施形態のDC/DC変換回路2では、直流電源1の正極にトランス21の1次巻線n1の一端を接続し、1次巻線n1の他端にスイッチング素子22を介して直流電源1の負極を接続している。そして、トランス21の2次巻線n2の一端を平滑コンデンサ24を介してスイッチング素子22と1次巻線n1の接続点に接続し、2次巻線n2の他端をダイオード23のアノードとインダクタ27の一端とに接続し、さらにダイオード23のカソードを直流電源1の負極に接続している。
【0054】
次に本実施形態におけるDC/DC変換回路2の回路動作を説明する。
【0055】
まず、スイッチング素子22のオン時には直流電源1からトランス21の1次巻線n1に直流電流I1が流れてトランス21にエネルギが蓄積され、トランス21の2次巻線n2には1次巻線n1に対する2次巻線n2の巻数比倍に昇圧された誘起電圧が発生し、その誘起電圧と平滑コンデンサ24の両端電圧との重畳電圧がスイッチング素子22及びインダクタ27を介して負荷回路5に供給される。
【0056】
一方、スイッチング素子22のオフ時にはトランス21に蓄積されたエネルギが2次巻線n2からダイオード23、直流電源1及び1次巻線n1を介して放出されるとともに直流電源1によっても平滑コンデンサ24を充電する。すなわち、制御回路6によってスイッチング素子22のオン・オフを繰り返すことにより、インダクタ27によって安定化された所望の直流電圧をDC/DC変換回路2から負荷回路5に供給することができる。
【0057】
ところで、スイッチング素子22のオン時に負荷回路5に供給される電力供給量がオフ時の電力供給量よりも多い方がトランス21の磁束密度を低減することが可能である。このため、平滑コンデンサ24の容量とトランス21の2次側のインダクタンスとの共振周波数が、制御回路6によるスイッチング素子22のスイッチング周波数に比べて十分に低くなるように設定してある。
【0058】
而して、本実施形態におけるDC/DC変換回路2においても参考例と同様に、スイッチング素子22のオン時とオフ時の両方で負荷回路5に直流電圧を供給し、特にスイッチング素子22のオン時にトランス21の昇圧作用によって昇圧された直流電圧を負荷回路5へ供給することでトランス21に蓄積するエネルギを低減することができるとともに、実施形態1と同様に3次巻線n3を2次巻線n2と兼用することでトランス21の小型化も図れる。また、実施形態3と同じくスイッチング素子22のオフ時にトランス21に蓄積されたエネルギだけでなく、直流電源1からも1次巻線n1及び2次巻線n2を介して平滑コンデンサ24を充電するため、入力電流のリプルを低減することができる。しかも、スイッチング素子22のオフ時にトランス21のエネルギを放出する際に2次巻線n2だけでなく1次巻線n1も介して平滑コンデンサ24を充電しているため、トランス21の2次巻線n2の巻数を減らすことができ、さらにトランス21の小型化が図れるという利点がある。
【0059】
【発明の効果】
請求項1の発明は、直流電源の電源電圧を所望の直流電圧に変換するDC/DC変換回路と、DC/DC変換回路の直流出力を調整して負荷に供給する負荷回路とを備え、DC/DC変換回路は、スイッチング素子と、スイッチング素子を介して直流電源の電源電圧が1次巻線に印加されるトランスと、トランスの2次巻線に整流素子を介して接続されるコンデンサとを具備し、コンデンサの両端間に少なくともインダクタを介して負荷回路及びトランスの3次巻線を直列接続してなる電源装置であって、前記スイッチング素子をオン・オフ制御してDC/DC変換回路の直流出力を可変する制御回路を備え、DC/DC変換回路が具備するトランスの3次巻線を2次巻線と兼用するとともにトランスの2次側の閉回路内に1次側の閉回路の構成要素の一部が接続され、少なくとも2次巻線を含む2次側の閉回路のインダクタンスと前記コンデンサにより決まる時定数を制御回路によるスイッチング素子のスイッチング周期よりも十分に大きくしてなることを特徴とし、スイッチング素子のオン時には、1次巻線に直流電源から電流が流れてトランスにエネルギが蓄積されるとともに3次巻線に生じる電圧にコンデンサの両端電圧が重畳した電圧がインダクタを介して負荷回路に供給され、スイッチング素子のオフ時には、トランスに蓄積されたエネルギが2次巻線より放出されてコンデンサが充電されるとともにコンデンサから3次巻線を介して負荷回路に直流電圧が供給される。このように、スイッチング素子のオン時とオフ時の両方で負荷回路に直流電圧を供給し、特にスイッチング素子のオン時にトランスの昇圧作用によって昇圧された直流電圧を負荷回路へ供給することでトランスに蓄積するエネルギを低減することができる。その結果、電圧変動が大きい負荷であっても出力調整が可能であるとともに、トランスの磁束密度を下げてコアの小型化が可能となるという効果がある。さらに、3次巻線を2次巻線と兼用することでトランスの小型化が図れるという効果がある。
【0063】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、トランスの2次巻線の一端を前記コンデンサを介して1次巻線の一端に接続するとともに1次巻線の他端と2次巻線の他端を整流素子を介して接続することで2次側の閉回路を形成し、トランスの1次巻線及び2次巻線と前記コンデンサの直列回路の両端に少なくともインダクタを介して負荷回路を接続してなることを特徴とし、請求項1の発明と同様の効果を奏する。
【0064】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、トランスの2次巻線の一端を整流素子を介して直流電源に接続するとともに2次巻線の他端を前記コンデンサを介して直流電源に接続することで2次側の閉回路を形成し、トランスの2次巻線と前記コンデンサと直流電源の直列回路の両端にインダクタを介して負荷回路を接続して成ることを特徴とし、請求項1の発明と同様の効果を奏する。
【0065】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、トランスの2次巻線の両端に整流素子、前記スイッチング素子及び前記コンデンサの直列回路を接続することで2次側の閉回路を形成し、トランスの2次巻線と前記コンデンサ及びスイッチング素子の直列回路の両端にインダクタを介して負荷回路を接続して成ることを特徴とし、請求項1の発明と同様の効果を奏する。
【0066】
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4に記載された負荷を放電灯としたことを特徴とし、電圧変動が大きい負荷であっても出力調整が可能であるとともに、トランスの磁束密度を下げてコアの小型化が可能となる放電灯点灯装置が提供できるという効果がある。
【0067】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記負荷回路は、DC/DC変換回路の直流出力を交番して放電灯に供給するインバータ回路を具備することを特徴とし、請求項5の発明と同様の効果を奏する。
【0068】
請求項7の発明は、請求項5又は6の発明において、前記負荷回路は、放電灯に始動用の高電圧を印可する始動回路を具備することを特徴とし、請求項5又は6の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例を示す概略回路構成図である。
【図2】同上の電流境界モードの場合における動作波形図である。
【図3】同上の電流連続モードの場合における動作波形図である。
【図4】実施形態1を示す概略回路構成図である。
【図5】同上の電流境界モードの場合における動作波形図である。
【図6】同上の電流連続モードの場合における動作波形図である。
【図7】実施形態2を示す概略回路構成図である。
【図8】実施形態3を示す概略回路構成図である。
【図9】同上の電流境界モードの場合における動作波形図である。
【図10】同上の電流連続モードの場合における動作波形図である。
【図11】同上の他の構成を示す概略回路構成図である。
【図12】実施形態4を示す概略回路構成図である。
【図13】従来例1を示す概略回路構成図である。
【図14】従来例2を示す概略回路構成図である。
【図15】同上の電流境界モードの場合における動作波形図である。
【図16】同上の電流連続モードの場合における動作波形図である。
【符号の説明】
1 直流電源
2 DC/DC変換回路
5 負荷回路
6 制御回路
21 トランス
n1 1次巻線
n2 2次巻線
n3 3次巻線
22 スイッチング素子
23 ダイオード
24 平滑コンデンサ
27 インダクタ
Claims (7)
- 直流電源の電源電圧を所望の直流電圧に変換するDC/DC変換回路と、DC/DC変換回路の直流出力を調整して負荷に供給する負荷回路とを備え、DC/DC変換回路は、スイッチング素子と、スイッチング素子を介して直流電源の電源電圧が1次巻線に印加されるトランスと、トランスの2次巻線に整流素子を介して接続されるコンデンサとを具備し、コンデンサの両端間に少なくともインダクタを介して負荷回路及びトランスの3次巻線を直列接続してなる電源装置であって、前記スイッチング素子をオン・オフ制御してDC/DC変換回路の直流出力を可変する制御回路を備え、DC/DC変換回路が具備するトランスの3次巻線を2次巻線と兼用するとともにトランスの2次側の閉回路内に1次側の閉回路の構成要素の一部が接続され、少なくとも2次巻線を含む2次側の閉回路のインダクタンスと前記コンデンサにより決まる時定数を制御回路によるスイッチング素子のスイッチング周期よりも十分に大きくしてなることを特徴とする電源装置。
- トランスの2次巻線の一端を前記コンデンサを介して1次巻線の一端に接続するとともに1次巻線の他端と2次巻線の他端を整流素子を介して接続することで2次側の閉回路を形成し、トランスの1次巻線及び2次巻線と前記コンデンサの直列回路の両端に少なくともインダクタを介して負荷回路を接続してなることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
- トランスの2次巻線の一端を整流素子を介して直流電源に接続するとともに2次巻線の他端を前記コンデンサを介して直流電源に接続することで2次側の閉回路を形成し、トランスの2次巻線と前記コンデンサと直流電源の直列回路の両端にインダクタを介して負荷回路を接続して成ることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
- トランスの2次巻線の両端に整流素子、前記スイッチング素子及び前記コンデンサの直列回路を接続することで2次側の閉回路を形成し、トランスの2次巻線と前記コンデンサ及びスイッチング素子の直列回路の両端にインダクタを介して負荷回路を接続して成ることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
- 請求項1〜請求項4に記載された負荷を放電灯としたことを特徴とする放電灯点灯装置。
- 前記負荷回路は、DC/DC変換回路の直流出力を交番して放電灯に供給するインバータ回路を具備することを特徴とする請求項5記載の放電灯点灯装置。
- 前記負荷回路は、放電灯に始動用の高電圧を印可する始動回路を具備することを特徴とする請求項5又は6記載の放電灯点灯装置。
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