JP4634970B2 - 自動二輪車用ブレーキ制御装置 - Google Patents
自動二輪車用ブレーキ制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4634970B2 JP4634970B2 JP2006157711A JP2006157711A JP4634970B2 JP 4634970 B2 JP4634970 B2 JP 4634970B2 JP 2006157711 A JP2006157711 A JP 2006157711A JP 2006157711 A JP2006157711 A JP 2006157711A JP 4634970 B2 JP4634970 B2 JP 4634970B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- braking force
- value
- control
- brake
- braking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Description
例えば、特許文献1では、後輪の接地荷重が所定値以下であることを判断する判断手段を有し、所定値以下と判断した場合には、前輪ブレーキの制動力を減衰制御する自動二輪車用ブレーキ制御装置が開示されている。また、特許文献2では、アンチロックブレーキ制御の作動前および作動中において、高G制動および急制動と判定された場合に、ABSシステムを用いて増加モードと保持モードとを断続的に切り替えることによって、増加レートを通常よりも緩やかにする技術が開示されている。
さらに、特許文献3においては、後輪浮き上がりを検出した場合、前輪の制動力を時間関数に応じて低下させる技術が開示されている。
また、不足分モニタ値取得手段のカウンタにより、減速度モニタ値が制御目標値に達していないときに不足分モニタ値としてのカウント値がカウントダウンされ、減速度モニタ値が前記制御目標値に達しているときに不足分モニタ値としてのカウント値がカウントアップされるようになっているので、取得された減速度モニタ値の変化に追従させてカウント値を増減させることができる。そして、不足分モニタ値取得手段は、カウンタによるカウント値が所与の第一条件である所与のカウント値に達した場合に、ブレーキ装置の制動力の増加勾配を、制動力の増加制御開始時における増加勾配よりも大きく設定するようになっているので、ブレーキ装置の制動力が増加されるようになり、減速度モニタ値の変化に追従させつつ、より一層的確に後輪浮き上がりが抑制されるようになって、操作フィーリングが向上する。しかも好適な制動力の確保も実現される。
また、取得されたカウント値が小さいほどタイムインターバルを短く設定する構成であるので、カウント値が小さく、減速度モニタ値の不足分に対応した増加勾配を大きく設定する必要がある場合に、制動力の増加制御を効率よく行うことができる。
また、カウント値が所与の第一条件の所与のカウント値に達した後、再び所与の第二条件としての所与のカウント値に戻った場合、つまり、制動力の増加が必要とならなくなった場合に、制動力の増加勾配が小さく設定されるようになり、これによって、増加勾配が減速度モニタ値の不足分に対応した的確な勾配に設定されるようになる。したがって、後輪浮き上がりを抑制しつつ、操作フィーリングが向上される。
したがって、前輪ブレーキ装置の制動力の発生が後輪ブレーキ装置の制動力の発生よりも遅いまたは同時である場合に、前輪ブレーキ装置の制動力の発生が後輪ブレーキ装置の制動力の発生よりも早い場合と比べて、制御目標値を大きく設定することにより、自動二輪車の状態によって異なる限界減速度モニタ値に対応した制御を行うことができるようになる。したがって、後輪浮き上がりを抑制しつつ、操作フィーリングが向上される。
(第1実施形態)
参照する図面において、図1は本発明の第1実施形態に係る自動二輪車用ブレーキ制御装置を備えた自動二輪車の構成図であり、図2は同じくブレーキ液圧回路図である。
第一前輪ホイールシリンダFH1は、第一マスタシリンダM1および自動二輪車用ブレーキ制御装置100により発生されたブレーキ液圧を前輪FTに設けられた前輪ブレーキ(前輪ブレーキ装置)FBの作動力に変換する液圧装置である。第二前輪ホイールシリンダFH2は、第二マスタシリンダM2および自動二輪車用ブレーキ制御装置100により発生されたブレーキ液圧を前輪FTに設けられた前輪ブレーキFBの作動力に変換する液圧装置である。
後輪ホイールシリンダRHは、第二マスタシリンダM2および自動二輪車用ブレーキ制御装置100により発生されたブレーキ液圧を後輪RTに設けられた後輪ブレーキ(後輪ブレーキ装置)RBの作動力に変換する液圧装置である。これらの第一前輪ホイールシリンダFH1、第二前輪ホイールシリンダFH2および後輪ホイールシリンダRHは、それぞれ配管を介して自動二輪車用ブレーキ制御装置100の液圧ユニット10に接続されている。
図2に示すように、自動二輪車用ブレーキ制御装置100の液圧ユニット10は、運転者が第一ブレーキ操作子L1および第二ブレーキ操作子L2に加えた力に応じたブレーキ液圧をそれぞれ発生する第一マスタシリンダM1および第二マスタシリンダM2と、前輪ブレーキFBおよび後輪ブレーキRBとの間に配置されており、ブレーキ液が流通する油路を有する基体であるポンプボディ10a、油路上に複数配置された入口弁11、出口弁12などから構成されている。
第一マスタシリンダM1は、ポンプボディ10aに形成された出力液圧路A1に接続され、ポンプボディ10aに形成された車輪液圧路B1が、第一前輪ホイールシリンダFH1に接続されている。第二マスタシリンダM2は、ポンプボディ10aに形成された出力液圧路A2に接続されており、ポンプボディ10aに形成された車輪液圧路B2が、第二前輪ホイールシリンダFH2および後輪ホイールシリンダRHに接続されている。
第一マスタシリンダM1に接続された油路は、通常時、第一マスタシリンダM1から第一前輪ホイールシリンダFH1まで連通しており、第一ブレーキ操作子L1に加えた操作力が前輪ブレーキFBに伝達されるようになっている。第二マスタシリンダM2に接続された油路は、通常時、第二マスタシリンダM2から第二前輪ホイールシリンダFH2および後輪ホイールシリンダRHまで連通しており、第二ブレーキ操作子L2に加えた操作力が前輪ブレーキFBおよび後輪ブレーキRBに伝達されるようになっている。
また、ポンプボディ10aには、第一マスタシリンダM1および第二マスタシリンダM2に対応して二つのリザーバ13、二つのポンプ14、これらのポンプ14それぞれに設けられた吸入弁15並びに吐出弁16、二つダンパ17および二つのオリフィス17aが設けられている。また、液圧ユニット10は、二つのポンプ14を駆動するための電動モータ18を備えている。
続いて、制御装置20について説明する。図3は、本発明の実施形態に係る自動二輪車用ブレーキ制御装置を示すブロック図である。
図3に示すように、制御装置20は、機能部として、減速度モニタ値取得手段21と、車体速度モニタ値取得手段22と、制御目標値設定手段23と、不足分モニタ値取得手段24と、制動力増加勾配設定手段25と、制動力制御手段26と、ABS判定手段30と、を備えている。
減速度モニタ値取得手段21は、車両BKの減速度に相関する減速度モニタ値を取得する。減速度モニタ値は、特に前輪FTの減速度に相関していることが望ましく、減速度モニタ値としては、前輪FTの車輪減速度である前輪減速度、前輪ブレーキFBの制動力である前輪ホイールシリンダ圧などが挙げられる。減速度モニタ値が前輪減速度である場合には、減速度モニタ値取得手段21は、前輪速度センサ53により検出された前輪速度を時間微分することによって前輪減速度を取得する。減速度モニタ値が前輪ホイールシリンダ圧である場合には、減速度モニタ値取得手段21は、第一圧力センサ51および第二圧力センサ52により検出された各マスタシリンダ圧と、後記する制動力制御手段26による各入口弁11および各出口弁12の駆動量とに基づく演算により、前輪ホイールシリンダ圧を取得する。以下、減速度モニタ値が前輪ホイールシリンダ圧である場合を中心にして説明する。取得された減速度モニタ値は、不足分モニタ値取得手段24、制動力増加勾配設定手段25、制動力制御手段26に出力される。
車体速度モニタ値取得手段22は、車両BKの車体速度に相関する車体速度モニタ値を取得する。車体速度モニタ値としては、車両BKの車体の速度である車体速度などが挙げられる。車体速度モニタ値が車体速度である場合には、車体速度モニタ値取得手段22は、前輪速度センサ53および後輪速度センサ54により検出された各車輪速度に基づいて、車体速度を取得する。車体速度を取得するための算出方法としては、公知の方法を用いることが可能である。例えば、前輪速度センサ53により検出された前輪速度をVF、後輪速度センサ54により検出された後輪速度をVRとすると、車体速度VBKは次式(1)により得られる。
VBK = (VF + VR)/2 …式(1)
取得された車体速度モニタ値は、ABS判定手段30,制御目標値設定手段23に出力される。
制御目標値設定手段23は、制動力制御手段26が前輪ブレーキFBを制御する際における減速度モニタ値の目標値である制御目標値を設定する。制御目標値は、制動時の後輪浮き上がりが発生する減速度モニタ値のうち、最も小さい値(限界減速度モニタ値)に相関する値である。
限界減速度モニタ値は、車両BKの性能、路面摩擦係数、車体速度などによって変化する値であり、各条件下における限界減速度モニタ値が予め実験などにより求められており、かかる限界減速度モニタ値に基づいて各条件下における制御目標値が決められている。制御目標値設定手段23は、各条件と当該条件下における制御目標値を関連付けて記憶している。
また、制御目標値設定手段23は、ABS制御などにおける各入口弁11、各出口弁12および電動モータ18の駆動量を制御するための目標値を設定することができる。
不足分モニタ値取得手段24は、制御目標値設定手段23で設定された制御目標値に対する、減速度モニタ値(減速度モニタ値取得手段21)の不足分を監視し、その不足分に相関する、不足分モニタ値を取得する。そのための手段として、不足分モニタ値取得手段24は、カウンタを備えている。このカウンタは、減速度モニタ値が制御目標値に達していない場合、つまり、減速度モニタ値が制御目標値に到達しないで不足している場合にカウント値CTを減算(カウントダウン)し、また、減速度モニタ値が制御目標値に達した場合、つまり、減速度モニタ値が制御目標値と同じになるか、制御目標値を超えた場合にカウント値CTを加算(カウントアップ)するようになっている。そして、このようなカウント値CTを取得することで、これを不足分モニタ値として利用している。ここで、減速度モニタ値VM(>0(ゼロ))、制御目標値VC(>0(ゼロ))、不足分モニタ値PDの関係は、次式(2)で表される。
PD = VM −VC・・・(2)
また、PD>VM・・・カウントアップ、PD<VM・・・カウントダウン
である。
制動力増加勾配設定手段25は、制御目標値VCと減速度モニタ値VMとの関係に基づいて、前輪ブレーキFBの制動力の増加勾配を設定する。本実施形態では、制動力増加勾配設定手段25が勾配の異なる少なくとも二種類以上の制動力の増加勾配を設定することができるようになっている。少なくともその一つの増加勾配は、後輪RTの浮き上がりを防止するための緩い増加勾配、つまり、制動力の増加制御開始時に設定される増加勾配であって、通常よりも小さい所定の増加勾配(例えば、いわゆる緩増加勾配)であり、他の一つの増加勾配は、本実施形態の特徴的部分である、前記緩増加勾配よりも勾配が大きく設定された高レートの増加勾配である。
高レートの増加勾配は、後記する増圧パルス(パルス信号の開信号の量)およびタイムインターバル(パルス信号の開信号の間隔)を走行状況等によって可変することで設定されるようになっている。なお、複数種類のパターンを制動力増加勾配設定手段25に予め記憶しておいて、走行状況等に基づいて適宜これを取得して設定するようにしてもよい。例えば、増加勾配を高めるには、タイムインターバルを短く、あるいは増圧パルスを長くすることで、または増加制御中のタイムインターバルの比率を下げることでも実現できる。
制動力制御手段26は、各入口弁11、各出口弁12および電動モータ18の駆動量を制御することにより、前輪ブレーキFBおよび後輪ブレーキRBの制動力を制御する。また、制動力制御手段26は、減速度モニタ値VMを制御目標値VCに近づけるように前輪ブレーキFBの制動力を制御するものであり、制動力増加勾配設定手段25により設定された増加勾配(緩増加勾配、高レートの増加勾配)に基づいて、前輪ブレーキFBの制動力を制御(増加制御)する。
具体的に、制動力制御手段26は、前輪制動開始後に、車体減速度および車体減速度の時間変化量がそれぞれの所定値を超えると、緩増加勾配に基づいて前輪ブレーキFBの制動力を制御し、その後、不足分モニタ値取得手段24のカウンタによりカウントされたカウント値CTが所定値に達したときに高レートの増加勾配に基づいて前輪ブレーキFBの制動力を制御する。また、カウント値CTが所定値に達していない状態に戻ったときには、緩増加勾配に基づいて前輪ブレーキFBの制動力を制御する。したがって、後輪Rの浮き上がりの発生を抑制しつつ、前輪ブレーキFBの制動力を強く作用させて操作フィーリングの向上を実現することができる。
ABS判定手段30は、各車輪速度センサ53,54により検出された各車輪速度と、車体速度モニタ値取得手段22により取得された車体速度モニタ値とに基づいて、各車輪ブレーキFB,RBのABS制御が必要であるか否かについて判定する。判定結果は、制御目標値設定手段23および制動力制御手段26に出力される。
続いて、本実施形態に係る自動二輪車用ブレーキ制御装置100を用いた、前輪ブレーキFBの制動力の制御方法について説明する。図4は本実施形態に係る自動二輪車用ブレーキ制御装置100を用いた、前輪ブレーキFBの制動力の制御方法を説明するためのフローチャートである。図5は、図4のステップS5のサブルーチンである。以下、図1から図3も適宜参照して説明する。
図5に示すように、まず、制御装置20の制動力増加勾配設定手段25により、制動開始後の車体減速度および車体減速度の時間変化量がそれぞれの所定値を超えたか否かが判断され、所定値を超えたと判断された場合(ステップS10でYes)に、制動力制御手段26に信号を出力する。これにより、制動力制御手段26が、所定の増加勾配に基づいて前輪ホイールシリンダ圧を緩増加制御する(ステップS11)。
SH = (所与の設定値1−カウント値CT)×係数1・・・(3)
ここで、所与の設定値1および係数1は、車両BKの種類や走行状態等に応じて適宜設定される。また、サイクル中補正値SHは、0(ゼロ)以上に設定される。
次に、ステップS21に進んで、インターバル目安値αが、次式(4)により得られる。
α = 制御目標値VC−減速度モニタ値VM+サイクル中補正値SH・・・(4)
その後、ステップS22に進んで、インターバル目安値αに対応するタイムインターバルTIが取得される。ここで、インターバル目安値αが大きいほどタイムインターバルTIは短くなるように設定されている。
β = (所与の設定値2−カウント値CT)×係数2・・・(5)
ここで、所与の設定値1および係数1は、車両BKの種類や走行状態等に応じて適宜設定される。また、パルス補正値βは、0(ゼロ)以上に設定される。
その後、ステップS25に進んで、増圧パルスPZが次式(6)により得られる。
PZ = 基本増圧パルスPB+パルス補正値β・・・(6)
このようにして求められたタイムインターバルTIおよび増圧パルスPZに基づいて、高レートの増加勾配が設定され前輪ブレーキ装置FBの制動力が制御される。
はじめに、運転者のブレーキ操作により車両BKが急減速されて荷重(重心)が前輪FT側に移動し、後輪RTの浮き上がりが生じそうになると、緩増加制御が必要であると判断され(ステップS10、Yes)、緩増加制御が開始されて(ステップS11)、図7(a)に示すように、車体速度VBKに対して車輪速度VFが変化する。これとともに、図7(b)に示すように、制御目標値VCが設定され(ステップS12)、制御目標値VCに対する減速度モニタ値VMの差分がカウント値CTとして、加算あるいは減算される(ステップS13からステップS15)。ここで、カウント値CTは、図7(c)に示すように、予め設定された初期値(リセットされた状態)を有しており、この初期値からカウント値CTが加算あるいは減算されるようになっている。この例では、図7(b)に示すように、緩増加制御が開始されてから時刻t1で減速度モニタ値VMが制御目標値VCに到達しているので、図7(c)に示すように、時刻0(ゼロ、初期値)から時刻t1までは、カウント値CTがカウントダウン(−1)される。
図8(d)に示すように、運転者のブレーキ操作後、時刻t11において、緩増加制御が開始されると、図8(a)に示すように、緩増加勾配を実施するための所定のタイムインターバルで増圧パルスP1が生成される。これにより、図8(d)に示すように、第一マスタシリンダ圧PMに対して第一前輪ホイールシリンダ圧PFH1が低く制御される。これとともに、図8(c)に示した制御目標値VCと減速度モニタ値VMとの差分に相関して、図8(d)に示すように、カウント値CTが初期値からカウントダウンされ、あるいは、カウントアップされる。
図9は本発明の第2実施形態に係る自動二輪車用ブレーキ制御装置を示すブロック図、図10は要部を示すブロック図である。本実施形態が前記第1実施形態と異なるところは、制御装置20が路面摩擦係数判定手段26A、経過時間判定手段27、制動力発生順序判定手段28、制動力大きさ判定手段29を備えて構成されている点にあり、その他の点に変わりはない。
路面摩擦係数判定手段26Aは、車両BKの走行中の路面が、所与の低摩擦係数条件を満たすか否かを判定する。路面摩擦係数判定手段26Aは、減速度モニタ値VMの時間変化率が大きいほど摩擦係数が高い値となることを利用して、走行中の路面と各車輪FT,RTとの間の摩擦係数(路面摩擦係数)を推定するものであり、減速度モニタ値VMの時間変化率と路面摩擦係数との関係をグラフ、テーブルなどとして予め記憶しており、かかる関係を用いて路面摩擦係数を推定する。そして、路面摩擦係数判定手段26Aは、推定された路面摩擦係数の大きさが所与の値以下である場合に、走行中の路面が所与の低摩擦係数条件を満たすと判定し、推定された路面摩擦係数の大きさが所与の値よりも大きい場合に、走行中の路面が所与の低摩擦係数条件を満たさないと判定する。判定結果は、制動力制御手段26に出力される。なお、路面摩擦係数の推定方法は、その他の公知の方法などにより代替可能である。
経過時間判定手段27は、車両BKの制動開始からの経過時間を計測する。そして、制動開始からの経過時間が後記する基準時間以内であるか否かを判定する。判定結果は、制御目標値設定手段23に出力される。
なお、経過時間判定手段27は、車両BKの制動開始、詳しくは、各車輪ブレーキFB,RBの制動開始を、後記する制動力発生順序判定手段28と同様の手法により検知し、検知された制動開始からの経過時間を計測する。
制動力発生順序判定手段28は、前輪ブレーキFBの制動力と後輪ブレーキRBの制動力との発生順序を判定する。これらの発生順序は、各車輪ブレーキFB,RBへの操作入力の入力順序に相関しており、本実施形態では、各圧力センサ51,52の検出値に基づいて判定される。例えば、前輪ブレーキFBへの操作入力が先であれば、第一圧力センサ51の検出値が先に0(ゼロ)から大きくなり、後輪ブレーキRBへの操作入力が先であれば、第二圧力センサ52の検出値が先に0(ゼロ)から大きくなる。制動力発生順序判定手段28は、各圧力センサ51,52の検出値のどちらが先に0(ゼロ)から大きくなったかを判定することにより、各車輪ブレーキFB,RBの制動力の発生順序を判定する。本実施形態の液圧ユニット10は、ディレイバルブ19を備えているので、制動力発生順序判定手段28は、第二圧力センサ52の検出値が0(ゼロ)から大きくなった場合には、前輪ブレーキFBの制動力の発生が後輪ブレーキRBの制動力の発生よりも遅いと判定することができる。判定結果は、制御目標値設定手段23に出力される。
前輪ブレーキFBの制動力の発生が後輪ブレーキRBの制動力の発生よりも遅いまたは同時である場合には、後輪ブレーキRBの制動力により車両BKの重心が下がり、後輪浮き上がりが発生しにくくなるので、前輪ブレーキFBの制動力の発生が後輪ブレーキRBの制動力の発生よりも早い場合と比べて、限界減速度モニタ値が大きくなる。
したがって、前輪ブレーキFBの制動力の発生が後輪ブレーキRBの制動力の発生よりも遅いまたは同時である場合に、前輪ブレーキFBの制動力の発生が後輪ブレーキRBの制動力の発生よりも早い場合と比べて、制御目標値VCを大きく設定することにより、車両BKの状態によって異なる限界減速度モニタ値に対応した制御を行い、前輪ブレーキFBの制動力の減少を抑制しつつ後輪浮き上がりの発生を抑制することができる。
制動力大きさ判定手段29は、前輪ブレーキFBで発生している制動力と、後輪ブレーキRBで発生している制動力との大きさの関係を判定する。制動力の大きさ、すなわち、各車輪ブレーキFB,RBに作用するホイールシリンダ圧は、圧力センサ51,52の検出結果と、制動力制御手段26による各入口弁11及び各出口弁12の駆動量とに基づいて算出される。なお、各車輪ブレーキFB,RBの近傍となる車輪液圧路B1,B2に圧力センサを別途設けることにより、各車輪ブレーキFB,RBに作用しているホイールシリンダ圧を直接検出する構成であってもよい。判定結果は、制御目標値設定手段23に出力される。
前輪ブレーキFBの制動力が後輪ブレーキRBの制動力以下である場合には、後輪ブレーキRBの制動力により車両BKの重心が下がり、後輪浮き上がりが発生しにくくなるので、前輪ブレーキFBの制動力が後輪ブレーキRBの制動力よりも大きい場合と比べて、限界減速度モニタ値が大きくなる。
したがって、前輪ブレーキFBの制動力が後輪ブレーキRBの制動力以下である場合に、前輪ブレーキFBの制動力が後輪ブレーキRBの制動力よりも大きい場合と比べて、制御目標値VCを大きく設定することにより、車両BKの状態によって異なる限界減速度モニタ値に対応した制御を行い、前輪ブレーキFBの制動力の減少を抑制しつつ後輪浮き上がりの発生を抑制することができる。
図10に示すように、制御目標値設定手段23は、機能部として、基準制御目標値設定部23aと、経過時間対応補正部23b1、制動力発生順序対応補正部23b2及び制動力大きさ対応補正部23b3を有する制御目標値補正部23bと、を備えている。また、経過時間判定手段27は、機能部として、基準時間設定部27aと、経過時間判定部27bと、を備えている。
基準時間設定部27aは、車体速度VBKに基づいて、予め記憶された車体速度VBKと基準時間との関係を利用して、車体速度VBKに対応する基準時間を設定する。基準時間は、制動開始時の車体速度モニタ値に相関しており、制動開始時の車体速度モニタ値が大きいほど基準時間が短くなるといった特徴を有している。基準時間設定部27aは、車両BKにおける制動開始時の車体速度モニタ値と基準時間との関係を予め記憶している。
基準制御目標値設定部23aは、基準状態における制御目標値VC(以下、基準制御目標値VCということがある)を設定する。基準状態とは、後記する経過時間対応補正部23b1、制動力発生順序対応補正部23b2および制動力大きさ対応補正部23b3による補正が必要ない状態、すなわち、経過時間が基準時間以上であり、前輪ブレーキFBへの操作入力の方が早く、かつ、前輪ブレーキFBの制動力が後輪ブレーキRBの制動力以上である状態である。設定された基準制御目標値(VC;VC>0(ゼロ))は経過時間対応補正部23b1に出力される。
続いて、本実施形態に係る自動二輪車用ブレーキ制御装置100を用いた、前輪ブレーキFBの制動力の制御方法について説明する。図11は、本発明の実施形態に係る自動二輪車用ブレーキ制御装置を用いた、前輪ブレーキの制動力の制御方法を説明するためのフローチャートである。図12は、図11のステップ32のサブルーチンである。なお、適宜各図を参照する。
経過時間判定手段27により、経過時間が基準時間以内であると判定された場合には(ステップS41でYes)、制御装置20の制御目標値設定手段23が、制御目標値VCを補正し(ステップS42)、ステップS43に進む。
また、経過時間判定手段27により、経過時間が基準時間を超えていると判定された場合には(ステップS41でNo)、制御装置20の制御目標値設定手段23が、制御目標値VCを補正することなく、ステップS43に進む。
ここで、経過時間が基準時間以内である場合には、自動二輪車の荷重が移動しつつある状態のため、経過時間が基準時間を超えている場合と比べて、限界減速度モニタ値が小さくなる。したがって、経過時間が基準時間以内である場合に、経過時間が基準時間を超えている場合と比べて、制御目標値VCを小さく設定することにより、自動二輪車の状態によって異なる限界減速度モニタ値に対応した制御を行うことができるようになる。したがって、後輪浮き上がりを抑制しつつ好適な制動力の確保が実現される。
また、制動力発生順序発生手段28により、前輪ブレーキFBの制動力の発生が後輪ブレーキRBの制動力の発生よりも早いと判定された場合には(ステップS43でNo)、制御装置20の制御目標値設定手段23が、制御目標値VCを補正することなく、ステップS45に進む。
したがって、前輪ブレーキ装置FBの制動力の発生が後輪ブレーキ装置RBの制動力の発生よりも遅いまたは同時である場合に、前輪ブレーキ装置FBの制動力の発生が後輪ブレーキ装置RBの制動力の発生よりも早い場合と比べて、制御目標値VCを大きく設定することにより、自動二輪車の状態によって異なる限界減速度モニタ値に対応した制御を行うことができるようになる。したがって、後輪浮き上がりを抑制しつつ好適な制動力の確保が実現される。
また、制動力大きさ判定手段29により、前輪ブレーキFBの制動力が後輪ブレーキRBの制動力よりも大きいと判定された場合には(ステップS45でNo)、制御装置20の制御目標値設定手段23が、制御目標値VCを補正することなく、図12のステップS13に移行する。
例えば、前記実施形態では、前輪ブレーキ装置FBの制動力を中心に説明したが、後輪ブレーキ装置RBが連動して制御が行われた場合にも同様に適用することができる。
また、前記実施形態では、第一圧力センサ51および第二圧力センサ52によって第一マスタシリンダ圧および第二マスタシリンダ圧をそれぞれ検出しているが、これに限られることはなく、各マスタシリンダ圧は公知の手法によって推定されたものであってもよい。
20 制御装置
21 減速度モニタ値取得手段
22 車体速度モニタ値取得手段
23 制御目標値取得手段
24 不足分モニタ値取得手段
25 制動力増加勾配設定手段
26 制動力制御手段
26A 路面摩擦係数判定手段
27 経過時間判定手段
28 制動力発生順序判定手段
29 制動力大きさ判定手段
100 自動二輪車用ブレーキ制御装置
FB 前輪ブレーキ(装置)
RB 後輪ブレーキ(装置)
Claims (7)
- 車輪に装着されたブレーキ装置の制動力を少なくとも減少または増加するように制御する制動力制御手段を有し、制動時の車輪ロックを抑制する自動二輪車用ブレーキ制御装置であって、
自動二輪車の減速度に相関する減速度モニタ値を取得する減速度モニタ値取得手段と、
制動時の後輪浮き上がりが発生する限界減速度に相関する制御目標値を設定する制御目標値設定手段と、
前記制御目標値に対する前記減速度モニタ値の不足分を監視し、その不足分に相関する不足分モニタ値を取得する不足分モニタ値取得手段と、
取得された不足分モニタ値が所与の第一条件を満たす場合に、前記ブレーキ装置の制動力の増加勾配を、制動力の増加制御開始時における増加勾配よりも大きく設定する制動力増加勾配設定手段と、
を備え、
前記制動力制御手段は、設定された増加勾配に基づいて前記ブレーキ装置の制動力を制御するようになっており、
前記不足分モニタ値取得手段は、前記減速度モニタ値が前記制御目標値に達していない場合に前記不足分モニタ値としてのカウント値をカウントダウンし、前記減速度モニタ値が前記制御目標値に達している場合に前記カウント値をカウントアップするカウンタを備え、
前記制動力増加勾配設定手段は、
前記カウント値が所与の前記第一条件としての所与のカウント値に達した場合に、前記ブレーキ装置の制動力の増加勾配を、制動力の増加制御開始時における増加勾配よりも大きく設定するようになっており、
取得された前記カウント値に基づいて、所与のタイムインターバルで断続的に制動力を増加制御するとともに、取得された前記カウント値が小さいほど増加制御中における前記タイムインターバルの割合を小さく設定するようになっており、
取得された前記カウント値が小さいほど、制動力の増加制御のための増圧パルスを大きくし、また、取得された前記カウント値が小さいほど、前記タイムインターバルを短くして、増加勾配が大きくなるように設定することを特徴とする自動二輪車用ブレーキ制御装置。 - 車輪に装着されたブレーキ装置の制動力を減少または増加するように制御する制動力制御手段を有し、制動時の車輪ロックを抑制する自動二輪車用ブレーキ制御装置であって、
自動二輪車の減速度に相関する減速度モニタ値を取得する減速度モニタ値取得手段と、
制動時の後輪浮き上がりが発生する限界減速度に相関する制御目標値を設定する制御目標値設定手段と、
前記制御目標値に対する前記減速度モニタ値の不足分を監視し、その不足分に相関する不足分モニタ値を取得する不足分モニタ値取得手段と、
取得された不足分モニタ値が所与の第一条件を満たす場合に、前記ブレーキ装置の制動力の増加勾配を、制動力の増加制御開始時における増加勾配よりも大きく設定するとともに、取得された不足分モニタ値が、前記第一条件を満たした後に所与の第二条件を満たす場合に、大きく設定された前記増加勾配を、これよりも小さく設定し直す制動力増加勾配設定手段と、
を備え、
前記制動力制御手段は、設定された増加勾配に基づいて前記ブレーキ装置の制動力を制御し、
前記不足分モニタ値取得手段は、前記減速度モニタ値が前記制御目標値に達していない場合に前記不足分モニタ値としてのカウント値をカウントダウンし、前記減速度モニタ値が前記制御目標値に達している場合に前記カウント値をカウントアップするカウンタを備え、
前記制動力増加勾配設定手段は、
前記カウント値が所与の前記第一条件としての所与のカウント値に達した場合に、前記ブレーキ装置の制動力の増加勾配を、制動力の増加制御開始時における増加勾配よりも大きく設定し、所与の前記第二条件としての所与のカウント値に戻った場合に、大きく設定された前記増加勾配を、これよりも小さく設定するようになっており、
取得された前記カウント値に基づいて、所与のタイムインターバルで断続的に制動力を増加制御するとともに、取得された前記カウント値が小さいほど増加制御中における前記タイムインターバルの割合を小さく設定するようになっており、
取得された前記カウント値が小さいほど、制動力の増加制御のための増圧パルスを大きくし、また、取得された前記カウント値が小さいほど、前記タイムインターバルを短くして、増加勾配が大きくなるように設定することを特徴とする自動二輪車用ブレーキ制御装置。 - 前記不足分モニタ値取得手段は、前記制動力制御手段による前記ブレーキ装置の制動力の制御が、増加制御から減少制御へ切り替わる際に、前記カウント値を初期値にリセットすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動二輪車用ブレーキ制御装置。
- 路面摩擦係数が所与の低摩擦係数条件を満たすか否かを判定する路面摩擦係数判定手段をさらに備え、
前記制動力増加勾配設定手段は、路面摩擦係数が所与の低摩擦係数条件を満たすと判定された場合に、前記ブレーキ装置の制動力の増加勾配を、制動力の増加制御開始時における増加勾配よりも大きく設定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動二輪車用ブレーキ制御装置。 - 自動二輪車の制動開始からの経過時間が、自動二輪車の前後車輪間荷重変化が安定するのに要する基準時間以内であるか否かを判定する経過時間判定手段をさらに備え、
前記制御目標値設定手段は、経過時間が基準時間以内であると判定された場合に、経過時間が基準時間を超えたと判定された場合と比べて、制御目標値を小さく設定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の自動二輪車用ブレーキ制御装置。 - 前記ブレーキ装置のうち、前輪ブレーキ装置の制動力と後輪ブレーキ装置の制動力との発生順序を判定する制動力発生順序判定手段をさらに備え、
前記制御目標値設定手段は、前記前輪ブレーキ装置の制動力の発生が前記後輪ブレーキ装置の制動力の発生よりも遅いと判定された場合に、前記前輪ブレーキ装置の制動力の発生が前記後輪ブレーキ装置の制動力の発生よりも早いと判定された場合と比べて、制御目標値を大きく設定することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の自動二輪車用ブレーキ制御装置。 - 前記前輪ブレーキ装置の制動力と前記後輪ブレーキ装置の制動力との大きさの関係を判定する制動力大きさ判定手段をさらに備え、
前記制御目標値設定手段は、前記前輪ブレーキ装置の制動力が前記後輪ブレーキ装置の制動力よりも所定の条件を満たして小さいと判定された場合に、前記前輪ブレーキ装置の制動力が前記後輪ブレーキ装置の制動力よりも大きいと判定された場合と比べて、制御目標値を大きく設定することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の自動二輪車用ブレーキ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006157711A JP4634970B2 (ja) | 2006-06-06 | 2006-06-06 | 自動二輪車用ブレーキ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006157711A JP4634970B2 (ja) | 2006-06-06 | 2006-06-06 | 自動二輪車用ブレーキ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007326412A JP2007326412A (ja) | 2007-12-20 |
JP4634970B2 true JP4634970B2 (ja) | 2011-02-16 |
Family
ID=38927208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006157711A Active JP4634970B2 (ja) | 2006-06-06 | 2006-06-06 | 自動二輪車用ブレーキ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4634970B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109311461A (zh) * | 2016-05-27 | 2019-02-05 | 株式会社爱德克斯 | 车辆用制动装置 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009184486A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Hitachi Ltd | 二輪車用ブレーキ装置 |
JP2010070043A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 二輪車用ブレーキ装置 |
FR2946602A1 (fr) * | 2009-06-15 | 2010-12-17 | Bosch Gmbh Robert | Procede de commande d'un systeme de freinage. |
JP7420520B2 (ja) * | 2019-09-30 | 2024-01-23 | 日立Astemo株式会社 | バーハンドル車両用ブレーキ制御装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001114088A (ja) * | 1999-10-20 | 2001-04-24 | Toyota Motor Corp | 車輌用制動制御装置 |
JP2001163206A (ja) * | 1999-12-07 | 2001-06-19 | Sumitomo Denko Brake Systems Kk | ブレーキ制御装置 |
JP2002249038A (ja) * | 2000-12-30 | 2002-09-03 | Robert Bosch Gmbh | 圧力センサの監視装置及び方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4134675A1 (de) * | 1991-10-21 | 1993-04-22 | Bayerische Motoren Werke Ag | Verfahren zur bremskraftregelung von motorraedern |
JP2668751B2 (ja) * | 1991-11-30 | 1997-10-27 | 三菱自動車工業株式会社 | 後輪制動力制御装置 |
DE4200440A1 (de) * | 1992-01-10 | 1993-07-15 | Bayerische Motoren Werke Ag | Verfahren zur bremskraftregelung von motorraedern |
JP3547088B2 (ja) * | 1992-08-26 | 2004-07-28 | トヨタ自動車株式会社 | アンチロック制御装置 |
JPH101040A (ja) * | 1996-06-14 | 1998-01-06 | Toyota Motor Corp | 後輪荷重抜け検出,抑制および後輪動的荷重推定装置 |
JPH10264799A (ja) * | 1997-01-23 | 1998-10-06 | Denso Corp | 車両用ブレーキ装置 |
-
2006
- 2006-06-06 JP JP2006157711A patent/JP4634970B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001114088A (ja) * | 1999-10-20 | 2001-04-24 | Toyota Motor Corp | 車輌用制動制御装置 |
JP2001163206A (ja) * | 1999-12-07 | 2001-06-19 | Sumitomo Denko Brake Systems Kk | ブレーキ制御装置 |
JP2002249038A (ja) * | 2000-12-30 | 2002-09-03 | Robert Bosch Gmbh | 圧力センサの監視装置及び方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109311461A (zh) * | 2016-05-27 | 2019-02-05 | 株式会社爱德克斯 | 车辆用制动装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007326412A (ja) | 2007-12-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4602279B2 (ja) | 自動二輪車用ブレーキ制御装置 | |
EP1702822B1 (en) | Vehicular brake control apparatus and control method therefor | |
JP5991696B2 (ja) | 車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP6272203B2 (ja) | 車両用制御装置 | |
JP5014163B2 (ja) | 自動二輪車のブレーキ制御方法及びブレーキ制御装置 | |
JP4634970B2 (ja) | 自動二輪車用ブレーキ制御装置 | |
JP5632442B2 (ja) | 車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP6247186B2 (ja) | 車両用制御装置 | |
JP5160527B2 (ja) | 車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP5014159B2 (ja) | ブレーキ制御方法及びその装置 | |
JP5384724B2 (ja) | ブレーキ液圧制御方法および装置 | |
CN109923013B (zh) | 对车辆的制动系统使车轮产生的制动力进行控制的控制装置及控制方法 | |
JP4597086B2 (ja) | 自動二輪車用ブレーキ制御装置 | |
JP6460709B2 (ja) | 車両用制御装置 | |
US7448700B2 (en) | Anti-lock brake control device and brake control device | |
JP4634952B2 (ja) | 自動二輪車用ブレーキ制御装置 | |
JP4206277B2 (ja) | 車両用ブレーキ制御装置 | |
JP4921269B2 (ja) | 車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP4972575B2 (ja) | 車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP6889198B2 (ja) | 車両用ブレーキ制御装置 | |
WO2014157513A1 (ja) | 車両用ブレーキ制御装置 | |
JP4318973B2 (ja) | 車両のアンチロックブレーキ制御方法 | |
JP6091266B2 (ja) | 車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP2023057590A (ja) | 制御装置及び制御方法 | |
JP2020138582A (ja) | 車両用ブレーキ制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080716 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100223 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101109 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101119 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4634970 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |