JP4609400B2 - Dc−dcコンバータおよびその制御方法 - Google Patents
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Description
また、それぞれ入力された直流電流を昇圧または降圧して出力する入力変換回路を複数具備し、これらの入力変換回路を並列的に接続することにより、大電流の取り扱いを可能としたDC−DCコンバータも公知となっている。例えば、特許文献3に記載の如くである。
入力変換回路511・512・513・514はそれぞれ入力された直流電流を昇圧または降圧して出力する回路、すなわち昇圧回路としての機能と降圧回路としての機能とを兼ねる回路である。
DC−DCコンバータ500に入力された直流電流はフィルタ502を経て入力変換回路511・512・513・514に入力される。DC−DCコンバータ500に入力された直流電流は入力変換回路511・512・513・514により昇圧または降圧された後、キャパシタ503を経てDC−DCコンバータ500から出力される。
スイッチング素子511a・511bはNチャネルのMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)からなり、ゲートに信号が入力されることにより、ソースとドレインの間の導通および遮断、すなわちスイッチング動作を行う。
インダクタ511cおよびキャパシタ511dは入力変換回路511の共振部を構成し、スイッチング素子511a・511bのスイッチング動作に伴って共振することによりスイッチング素子511aのドレイン−ソース間電圧(Vds)の上昇を抑制し、スイッチング動作時のエネルギーロスを低減するものである。
このようなエネルギーの損失を低減する方法の一つとしては、図14に示す如く、入力変換回路511・512・513・514のスイッチング素子のドレイン−ソース間電圧Vdsがゼロ(またはゼロの近傍)のときにスイッチング動作(オンまたはオフ)を行う、いわゆるソフトスイッチングが挙げられる。
よって、スイッチング素子511aをオンからオフにするタイミングにおいてはスイッチング素子511aのドレイン−ソース間電圧Vdsの急激な上昇が抑制されるので、特に制約無くソフトスイッチングを達成することが可能である。
言い換えれば、オン時間(スイッチング素子511aがオフからオンになった時点から再びオフになる時点までに要する時間)が任意の長さにおいてソフトスイッチングを達成することが可能である。
これは、インダクタ511cおよびキャパシタ511dからなる共振部の作用による。
すなわち、スイッチング素子511aをオンからオフにすると、それまでインダクタ511cからスイッチング素子511aを経てグラウンドに流れていた電流がキャパシタ511dに流れ込んで電荷が蓄えられ、続いて当該電荷がインダクタ511cに移動することによりインダクタ511cを流れる電流ILが逆流するという一連の現象が起こり、その間にスイッチング素子511aのドレイン−ソース間電圧Vdsがゼロから上昇し、しばらくしてから降下して再びゼロに戻る。
そのため、製造時にこれらの共振部のインダクタンスおよびキャパシタンスの値がばらつくと、入力変換回路511・512・513・514の個体間でΔTがそれぞれ異なることとなる。
その結果、DC−DCコンバータ500から出力される直流電流、すなわち入力変換回路511・512・513・514のそれぞれから出力される直流電流を合わせたものには、これらのスイッチング周期の差に起因する低周波のうなり(ビート)がノイズとして含まれることとなる。
しかし、このような方法は入力変換回路511・512・513・514の製造コストの増大を招くため、好ましくない。
スイッチング素子と共振部とを有し入力された直流電流を昇圧または降圧して出力する複数の入力変換回路を備え、前記複数の入力変換回路を並列的に接続し、当該複数の入力変換回路の一つをマスター回路とするとともに当該マスター回路を除く他の入力変換回路を単数または複数のスレーブ回路とした入力変換手段と、
前記入力変換手段の出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、
前記出力電圧検出手段により検出された入力変換手段の出力電圧に基づいて前記マスター回路となる入力変換回路のスイッチング素子のオン時間を制御するマスター制御手段と、
前記マスター回路となる入力変換回路のスイッチング周期と前記単数または複数のスレーブ回路となる入力変換回路のスイッチング周期とが同期するように前記単数または複数のスレーブ回路となる入力変換回路のスイッチング素子のオン時間をそれぞれ制御するスレーブ制御手段と、
を具備し、
前記マスター制御手段および前記スレーブ制御手段がそれぞれ備えるPLLは、
位相比較器と、
前記位相比較器から入力されるパルス信号に基づいてスイッチング素子がスイッチング動作を行うことによりパルス信号を出力するプリドライバと、
前記プリドライバから入力されるパルス信号に基づいてスイッチング素子がスイッチング動作を行うことにより出力する電圧を調整するドライバと、
前記ドライバから入力される電圧に応じて出力するパルス信号の周波数を調整するVCOと、
を具備し、
前記プリドライバが出力するパルス信号のパルス幅を前記位相比較器が出力するパルス幅よりも短くするものである。
前記複数の入力変換回路のスイッチング素子がそれぞれオンとなるタイミングに位相差を設けるものである。
スイッチング素子と共振部とを有し入力された直流電流を昇圧または降圧して出力する複数の入力変換回路を並列的に接続した入力変換手段を具備するDC−DCコンバータの制御方法であって、
前記複数の入力変換回路の一つをマスター回路とし、当該マスター回路を除く他の入力変換回路をスレーブ回路とし、
前記DC−DCコンバータは、
前記入力変換手段の出力電圧に基づいて、前記マスター回路となる入力変換回路のスイッチング素子のオン時間を制御するマスター制御手段と、
前記マスター回路となる入力変換回路のスイッチング周期と前記スレーブ回路となる入力変換回路のスイッチング周期とが同期するように前記スレーブ回路となる入力変換回路のオン時間を制御するスレーブ制御手段と、
を具備し、
前記マスター制御手段および前記スレーブ制御手段がそれぞれ備えるPLLは、
位相比較器と、
前記位相比較器から入力されるパルス信号に基づいてスイッチング素子がスイッチング動作を行うことによりパルス信号を出力するプリドライバと、
前記プリドライバから入力されるパルス信号に基づいてスイッチング素子がスイッチング動作を行うことにより出力する電圧を調整するドライバと、
前記ドライバから入力される電圧に応じて出力するパルス信号の周波数を調整するVCOと、
を具備し、
前記プリドライバが出力するパルス信号のパルス幅を前記位相比較器が出力するパルス幅よりも短くするものである。
前記複数の入力変換回路のスイッチング素子がそれぞれオンとなるタイミングに位相差を設けるものである。
前記複数の入力変換回路はそれぞれ二つのスイッチング素子を有し、当該二つのスイッチング素子のスイッチング動作の開始の先後を変えることにより入力された直流電流の昇圧または降圧を切り替え、
当該二つのスイッチング素子がスイッチング動作を行う際に、当該二つのスイッチング素子のうち、後にスイッチング動作を開始する方が定期的にスイッチング動作を停止するものである。
前記複数の入力変換回路の一部は入力された直流電流を昇圧または降圧して出力し、
前記複数の入力変換回路の残りは前記入力変換回路の一部が入力された直流電流を昇圧して出力するときには入力された直流電流を昇圧して出力し、前記入力変換回路の一部が入力された直流電流を降圧して出力するときにはスイッチング動作を停止するものである。
また、PLLから出力される個々のパルス信号の周期の揺らぎを低減することが可能である。
図1に示す如く、DC−DCコンバータ100は入力された直流電流の電圧を昇圧または降圧して直流電流として出力するものであり、主としてフィルタ102、入力変換ユニット110、キャパシタ103、電圧検出回路120、マスター制御ユニット130、スレーブ制御ユニット140等を具備する。
フィルタ102の一端はDC−DCコンバータ100の入力端子100aに接続され、フィルタ102の他端は後述する入力変換ユニット110の入力側に接続される。フィルタ102によりノイズが除去された直流電流は入力変換ユニット110に入力される。
本実施例では、入力変換回路111・112・113・114のうち、入力変換回路111を「マスター回路」、残りの入力変換回路112・113・114を「スレーブ回路」とする。
また、説明の便宜上、以下では入力された直流電圧を昇圧する場合についてのみ説明し、降圧する場合については適宜説明を省略する。
より詳細には、マスター制御ユニット130は、電圧検出回路120により検出された入力変換ユニット110の出力電圧の値(出力電圧の検出値)と所望の出力電圧の値(目標出力電圧値)とを比較し、出力電圧の検出値が目標出力電圧値より低いときはスイッチング素子111aのオン時間を長くしてスイッチング周期を長く(オンデューティを大きく)し、出力電圧の検出値が目標出力電圧値より高いときはスイッチング素子111aのオン時間を短くしてスイッチング周期を短くする(オンデューティを小さくする)ことにより、入力変換ユニット110の出力電圧が目標出力電圧値を保持するように制御する。
ここで、「スイッチング周期」は、スイッチング素子の一回のオン時間と一回のオフ時間との和を指す。
マスター制御ユニット130は第一スイッチング素子111aおよび第二スイッチング素子111bのゲートにそれぞれ接続され、第一スイッチング素子111aおよび第二スイッチング素子111bにそれぞれゲート信号を送信することにより第一スイッチング素子111aおよび第二スイッチング素子111bをオフからオンにすることが可能である。
また、マスター制御ユニット130は第一スイッチング素子111aおよび第二スイッチング素子111bに送信するパルス信号の長さ(Hi信号のパルス幅)をそれぞれ調整することにより、第一スイッチング素子111aおよび第二スイッチング素子111bのオン時間をそれぞれ制御することが可能である。
また、スレーブ制御ユニット140はスレーブ回路(入力変換回路112・113・114)のスイッチング素子のゲートに接続され、当該スイッチング素子に送信するパルス信号の長さ(Hi信号のパルス幅)を調整することにより、当該スイッチング素子のオン時間を制御することが可能である。
マスター制御ユニット130は第一マスター制御回路130aおよび第二マスター制御回路130bからなる。
デジタル制御器150は電圧検出回路120に接続され、電圧検出回路120により検出された入力変換ユニット110の出力電圧(出力電圧の検出値)に係る情報を取得することが可能である。
デジタル制御器150は電圧検出回路120により検出された入力変換ユニット110の出力電圧(検出出力電圧値)と所望の出力電圧の値(目標出力電圧値)とを比較し、検出出力電圧値が目標出力電圧値より低いときは出力するパルス信号の周期を長くし、検出出力電圧値が目標出力電圧値より高いときは出力するパルス信号の周期を短くする。
PLL151の参照入力端子(ref)はデジタル制御器150の出力端子に接続される。PLL151の詳細については後述する。
第一エッジ検出器152の入力端子はPLL151の出力端子(out)に接続される。
RSフリップフロップ回路153のリセット入力端子(R)は第一エッジ検出器152の出力端子に接続される。また、RSフリップフロップ回路153の出力端子(Q)はマスター回路たる入力変換回路111の第一スイッチング素子111aのゲートに接続されるとともに、PLL151の目標入力端子(target)に接続される。
第二エッジ検出器154の入力端子はマスター回路たる入力変換回路111の第一スイッチング素子111aのドレイン、インダクタ111cの他端および第二スイッチング素子111bのソースの接続部111eに接続される。第二エッジ検出器154の出力端子はRSフリップフロップ回路153のセット入力端子(S)に接続される。
制御回路142はスレーブ回路たる入力変換回路112のスイッチング動作を制御する回路であり、第一スレーブ制御回路142aおよび第二スレーブ制御回路142bからなる。
第一スレーブ制御回路142aはスレーブ回路たる入力変換回路112の第一スイッチング素子112aのスイッチング動作を制御する回路である。
PLL161の参照入力端子(ref)は第一マスター制御回路130aのデジタル制御器150の出力端子に接続される。
第一エッジ検出器162の入力端子はPLL161の出力端子(out)に接続される。
RSフリップフロップ回路163のリセット入力端子(R)は第一エッジ検出器162の出力端子に接続される。また、RSフリップフロップ回路163の出力端子(Q)はスレーブ回路たる入力変換回路112の第一スイッチング素子112aのゲートに接続されるとともに、PLL161の目標入力端子(target)に接続される。
第二エッジ検出器164の入力端子はスレーブ回路たる入力変換回路112の第一スイッチング素子112aのドレイン、インダクタ112cの他端および第二スイッチング素子112bのソースの接続部に接続される。第二エッジ検出器164の出力端子はRSフリップフロップ回路163のセット入力端子(S)に接続される。
第一スイッチング素子111aがオンの状態では、入力変換回路111の第一スイッチング素子111aのドレイン、インダクタ111cの他端および第二スイッチング素子111bのソースの接続部111eの電位(Vx)はグラウンドと略同じ(ほぼゼロ)となっている。
PLL151は、RSフリップフロップ回路153から目標入力端子(target)に入力されたパルス信号と第一マスター制御回路130aのデジタル制御器150から参照入力端子(ref)に入力されたパルス信号との位相(入力の先後)を比較し、目標入力端子(target)に入力されたパルス信号が参照入力端子(ref)に入力されたパルス信号よりも先である場合には出力端子(out)から出力するパルス信号の周期を長く(周波数を低く)し、目標入力端子(target)に入力されたパルス信号が参照入力端子(ref)に入力されたパルス信号よりも後である場合には出力端子(out)から出力するパルス信号の周期を短く(周波数を高く)する。
第一エッジ検出器152から出力されたパルス信号はRSフリップフロップ回路153のリセット入力端子(R)に入力され、RSフリップフロップ回路153は出力端子(Q)からLo信号を出力する。
その後、キャパシタ111dに蓄えられた電荷がインダクタ111cに移動することによりインダクタ111cを流れる電流が逆流し、その過程で接続部111eの電位(Vx)がゼロ近傍まで低下する。
また、RSフリップフロップ回路153から出力されたHi信号はPLL151のターゲット入力端子(target)に入力される。
また、入力変換回路111の第一スイッチング素子111aのスイッチング周期は、デジタル制御器150からPLL151に入力されるパルス信号に同期することとなる。
第一スイッチング素子112aがオンの状態では、入力変換回路112の第一スイッチング素子112aのドレイン、インダクタ112cの他端および第二スイッチング素子112bのソースの接続部112eの電位(Vx)はグラウンドと略同じ(ほぼゼロ)となっている。
PLL161は、RSフリップフロップ回路163から目標入力端子(target)に入力されたパルス信号と第一マスター制御回路130aのデジタル制御器150から参照入力端子(ref)に入力されたパルス信号との位相(入力の先後)を比較し、目標入力端子(target)に入力されたパルス信号が参照入力端子(ref)に入力されたパルス信号よりも先である場合には出力端子(out)から出力するパルス信号の周期を長く(周波数を低く)し、目標入力端子(target)に入力されたパルス信号が参照入力端子(ref)に入力されたパルス信号よりも後である場合には出力端子(out)から出力するパルス信号の周期を短く(周波数を高く)する。
第一エッジ検出器162から出力されたパルス信号はRSフリップフロップ回路163のリセット入力端子(R)に入力され、RSフリップフロップ回路163は出力端子(Q)からLo信号を出力する。
その後、キャパシタ112dに蓄えられた電荷がインダクタ112cに移動することによりインダクタ112cを流れる電流が逆流し、接続部112eの電位(Vx)がゼロ近傍まで低下する。
また、RSフリップフロップ回路163から出力されたHi信号はPLL161のターゲット入力端子(target)に入力される。
また、入力変換回路112の第一スイッチング素子112aのスイッチング周期は、デジタル制御器150からPLL151に入力されるパルス信号に同期することとなり、ひいてはマスター回路たる入力変換回路111の第一スイッチング素子112aのスイッチング周期に同期する。
制御回路143・144の基本的な構成は制御回路142と略同じであるため、説明を省略する。
スイッチング素子と共振部とを有し入力された直流電流を昇圧または降圧して出力する複数の入力変換回路111・112・113・114を備え、入力変換回路111・112・113・114を並列的に接続し、入力変換回路111・112・113・114の一つ(入力変換回路111)をマスター回路とするとともに当該マスター回路を除く他の入力変換回路(入力変換回路112・113・114)をスレーブ回路とした入力変換ユニット110と、
入力変換ユニット110の出力電圧を検出する出力電圧検出回路120と、
出力電圧検出回路120により検出された入力変換ユニット110の出力電圧に基づいて、前記マスター回路となる入力変換回路111のスイッチング素子(第一スイッチング素子111aおよび第二スイッチング素子111b)のオン時間を制御するマスター制御ユニット130と、
マスター回路となる入力変換回路111のスイッチング周期とスレーブ回路となる入力変換回路112・113・114のスイッチング周期とが同期するように、スレーブ回路となる入力変換回路112・113・114のスイッチング素子のオン時間をそれぞれ制御するスレーブ制御ユニット140と、
を具備する。
このように構成することにより、入力変換ユニット110を構成する入力変換回路111・112・113・114の共振部のインダクタンスやキャパシタンスが個体間で製造時のばらつきを有する場合であっても、ソフトスイッチングを達成しつつスレーブ回路である入力変換回路112・113・114のスイッチング周期をマスター回路である入力変換回路111のスイッチング周期に同期させることが可能であり、ひいては出力される直流電流の低周波ノイズを低減することが可能である。
なお、本実施例ではスレーブ回路のオン時間を変えることによりスレーブ回路のスイッチング周波数を制御するため、個々のスレーブ回路のオンデューティがそれぞれ異なり、個々のスレーブ回路の出力電圧がマスター回路の出力電圧と必ずしも同じとならず、DC−DCコンバータ100の出力電圧が所望の値からずれる場合があるが、マスター制御ユニット130はマスター回路たる入力変換回路111のみの出力電圧ではなくマスター回路およびスレーブ回路を合わせた入力変換ユニット110の出力電圧が所望の値となるようにマスター回路のオン時間ひいてはオンデューティを制御することから、最終的には入力変換ユニット110の出力電圧が所望の値に収束し、DC−DCコンバータ100は所望の電圧の直流電流を出力することが可能である。
このように構成することにより、図4の(b)に示す如く、DC−DCコンバータ100に入力される直流電流およびDC−DCコンバータ100から出力される直流電流のリップルを小さくすることが可能である。
なお、本実施例では入力変換ユニット110を構成する入力変換回路111・112・113・114の数が計四個であったため、デジタル制御器150がパルス信号を(1/4)×Tずつずらして出力する構成としたが、入力変換ユニットを構成する入力変換回路の数がN個の場合には(1/N)×Tずつずらして出力することが望ましい。
なお、本実施例ではPLL151およびPLL161の構成は略同じであるため、PLL161については説明を省略する。
図6に示す如く、位相比較器170は、目標入力端子(target)に入力されたパルス信号と参照入力端子(ref)に入力されたパルス信号との位相(入力の先後)を比較し、目標入力端子(target)に入力されたパルス信号が参照入力端子(ref)に入力されたパルス信号よりも先である場合にはダウン出力端子(down)からパルス信号を出力し、目標入力端子(target)に入力されたパルス信号が参照入力端子(ref)に入力されたパルス信号よりも後である場合にはアップ出力端子(up)からパルス信号を出力する。
PチャネルMOSFET171aおよびNチャネルMOSFET171bのゲートは位相比較器170のアップ出力端子(up)に接続され、第一プリドライバ171の入力端子を成す。PチャネルMOSFET171aのソースは電源に接続される。NチャネルMOSFET171bのソースはグラウンドに接続される。抵抗171cの一端はPチャネルMOSFET171aのドレインに接続され、抵抗171cの他端はNチャネルMOSFET171bのドレインに接続される。抵抗171cの一端とPチャネルMOSFET171aのドレインとの接続部は第一プリドライバ171の出力端子を成す。
PチャネルMOSFET172aおよびNチャネルMOSFET172bのゲートはインバータ173の出力端子に接続され、第二プリドライバ172の入力端子を成す。PチャネルMOSFET172aのソースは電源に接続される。NチャネルMOSFET172bのソースはグラウンドに接続される。抵抗172cの一端はPチャネルMOSFET172aのドレインに接続され、抵抗172cの他端はNチャネルMOSFET172bのドレインに接続される。抵抗172cの他端とNチャネルMOSFET172bのドレインとの接続部は第二プリドライバ172の出力端子を成す。
インバータ173の入力端子は位相比較器170のダウン出力端子(down)に接続され、インバータ173の出力端子は第二プリドライバ172の入力端子に接続される。
ドライバ174はPチャネルMOSFET174a、NチャネルMOSFET174bを具備する。
PチャネルMOSFET174aのゲートは第一プリドライバ171の出力端子に接続され、ドライバ174の一方の入力端子を成す。NチャネルMOSFET174bのゲートは第二プリドライバ172の出力端子に接続され、ドライバ174の他方の入力端子を成す。PチャネルMOSFET174aのソースは電源に接続される。NチャネルMOSFET174bのソースはグラウンドに接続される。PチャネルMOSFET172aのドレインはNチャネルMOSFET172bのドレインに接続され、PチャネルMOSFET172aのドレインとNチャネルMOSFET172bのドレインとの接続部はドライバ174の出力端子を成す。
抵抗175aの一端はドライバ174の出力端子に接続され、LPF175の入力端子を成す。キャパシタ175bの一端は抵抗175aの他端に接続され、キャパシタ175bの他端はグラウンドに接続される。抵抗175aの他端とキャパシタ175bの一端との接続部はLPF175の出力端子を成す。
VCO176の入力端子はLPF175の出力端子に接続され、VCO176の出力端子はPLL151の出力端子(out)を成す。
なお、本実施例のVCO176はマルチバイブレータを用いる構成としたが、LC共振回路を用いる構成等、入力される電圧に応じて出力するパルス信号の周波数を調整可能であれば他の構成でも良い。
このとき、第一プリドライバ171のPチャネルMOSFET171aはオン、NチャネルMOSFET171bはオフとなり、第一プリドライバ171の出力端子からはHi信号が出力される。また、第二プリドライバ172のPチャネルMOSFET172aはオフ、NチャネルMOSFET172bはオンとなり、第二プリドライバ172の出力端子からはLo信号が出力される。
従って、ドライバ174のPチャネルMOSFET174aはオフ、NチャネルMOSFET174aはオフとなり、ドライバ174の出力端子の電位、ひいてはVCO176の入力端子の電位が保持される。
その結果、VCO176の出力端子から出力されるパルス信号の周期は一定に保持される。
このとき、第一プリドライバ171のPチャネルMOSFET171aはオフ、NチャネルMOSFET171bはオンとなり、第一プリドライバ171の出力端子からはLo信号が出力される。また、第二プリドライバ172のPチャネルMOSFET172aはオフ、NチャネルMOSFET172bはオンとなり、第二プリドライバ172の出力端子からはLo信号が出力される。
従って、ドライバ174のPチャネルMOSFET174aはオン、NチャネルMOSFET174aはオフとなり、ドライバ174の出力端子の電位、ひいてはVCO176の入力端子の電位が上昇する。
その結果、VCO176の出力端子から出力されるパルス信号の周期は短くなる(周波数は高くなる)。
このとき、第一プリドライバ171のPチャネルMOSFET171aはオン、NチャネルMOSFET171bはオフとなり、第一プリドライバ171の出力端子からはHi信号が出力される。また、第二プリドライバ172のPチャネルMOSFET172aはオン、NチャネルMOSFET172bはオフとなり、第二プリドライバ172の出力端子からはHi信号が出力される。
従って、ドライバ174のPチャネルMOSFET174aはオフ、NチャネルMOSFET174aはオンとなり、ドライバ174の出力端子の電位、ひいてはVCO176の入力端子の電位が下降する。
その結果、VCO176出力端子から出力されるパルス信号の周期は長くなる(周波数は低くなる)。
PLL151がPLL551と相違する点は、PLL151の第一プリドライバ171および第二プリドライバ172がそれぞれ抵抗171cおよび抵抗172cを具備する点である。
そして、このようにPLL151を構成することにより、PLL151は従来のPLL551と比較して出力信号のジッタを低減することが可能である。以下、その理由を示す。
同様に、従来のPLL551における第二プリドライバ572から出力されるパルス信号はその立ち上がりおよび立ち下がりが急峻であり、当該パルス信号がHiに保持される時間(パルス幅)は位相比較器570のダウン出力端子から出力されるパルス信号がHiに保持される時間(パルス幅)と略同じである。
そのため、図7の(a)および(b)に示す如く、第一プリドライバ171から出力されるパルス信号の立ち下がりは急峻とならず、第一プリドライバ171から出力されるパルス信号がLoに保持される時間(パルス幅Tb)は位相比較器170のアップ出力端子から出力されるパルス信号がHiに保持される時間(パルス幅Ta)よりも短くなる。
そのため、図7の(c)および(d)に示す如く、第二プリドライバ172から出力されるパルス信号の立ち上がりは急峻とならず、第一プリドライバ172から出力されるパルス信号がHiに保持される時間(パルス幅Td)は位相比較器170のダウン出力端子から出力されるパルス信号がHiに保持される時間(パルス幅Tc)よりも短くなる。
結果として、PLL151から出力される個々のパルス信号について周期が比較的安定しているとき(ΔVが小さいとき)における位相誤差を低減することが可能であり、ひいては当該パルス信号の周期の揺らぎ(ジッタ)を低減することが可能である。
入力変換回路111を降圧回路として機能させる場合には、図8の(b)に示す如く、まず第二スイッチング素子111bをオンにし、次に第二スイッチング素子111bをオフにするとともに第一スイッチング素子111aをオンにし、以後は第一スイッチング素子111aおよび第二スイッチング素子111bのオン・オフを交互に行う。
このように、入力変換回路111は、第一スイッチング素子111aまたは第二スイッチング素子111bのいずれかを先にオンにすることにより昇圧回路としても降圧回路としても機能する。
そして、入力変換回路112・113・114が昇圧回路としてスイッチング動作を行っているときに外乱により入力変換回路111のみ降圧回路としてスイッチング動作を行うと、入力変換回路112・113・114から入力変換回路111に向かって電流が逆流し、DC−DCコンバータ100から出力される直流電流の電圧が所望の値とならないだけでなく入力変換回路111が異常発熱して破損するおそれがある。入力変換回路112・113・114が誤動作を起こした場合も同様である。
このように構成することにより、昇圧時に外乱により入力変換回路111・112・113・114のいずれかが降圧をするためのスイッチング動作を始めた場合でも、定期的にスイッチング素子が停止された時点で正常なスイッチング動作、すなわち降圧をするためのスイッチング動作に復帰し、入力変換回路111・112・113・114の誤動作を防止することが可能である。ひいてはDC−DCコンバータ100から出力される直流電流の電圧を所望の値とし、入力変換回路111・112・113・114の異常発熱に起因する破損等を防止することが可能である。
このように構成することにより、降圧時に外乱により入力変換回路111・112・113・114のいずれかが昇圧をするためのスイッチング動作を始めた場合でも、定期的にスイッチング素子が停止された時点で正常なスイッチング動作、すなわち昇圧をするためのスイッチング動作に復帰し、入力変換回路111・112・113・114の誤動作を防止し、ひいてはDC−DCコンバータ100から出力される直流電流の電圧を所望の値とすることが可能である。
インバータ300はDC−DCコンバータ100から出力される直流電流を三相交流に変換するものである。モータ400は三相交流モータであり、インバータ300から供給される三相交流電流により回転駆動される。
このとき、DC−DCコンバータ100の入力変換ユニット110を構成する入力変換回路111・112・113・114が入力側からの直流電流を昇圧するためのスイッチング動作を行っていると、出力側からの回生電流により入力変換回路111・112・113・114の両端電圧が所望の値よりも上昇し、破損するおそれがある。
従って、DC−DCコンバータ100を通常昇圧回路として機能させて直流電流を出力する場合でも、出力側から電流が流れ込む場合にはDC−DCコンバータ100の入力変換ユニット110を適宜降圧回路として機能させることが必要となる。
なお、本実施例ではドライバ181・181・181・181の基本的な構成は略同じであるため、以下では入力変換回路111に設けられたドライバ181についてのみ説明し、他のドライバ181については説明を省略する。
NチャネルMOSFET181aのドレインは電源に接続され、NチャネルMOSFET181aのソースはNチャネルMOSFET181aのドレインに接続され、NチャネルMOSFET181aのゲートは第一マスター制御回路130aの出力端子に接続される。
NチャネルMOSFET181bのソースはダイオード181cのカソードに接続され、NチャネルMOSFET181bのゲートはインバータ181dを介して第一マスター制御回路130aの出力端子に接続される。ダイオード181cのアノードはグラウンドに接続される。
NチャネルMOSFET181aのソースとNチャネルMOSFET181aのドレインとの接続部は抵抗191aを介して第一スイッチング素子111aのゲートに接続される。NチャネルMOSFET181bのソースとダイオード181cのカソードとの接続部は抵抗191bを介して第一スイッチング素子111aのソースとグラウンドとの接続配線の中途部である接続部111fに接続される。
第一マスター制御回路130aからLo信号が出力されると、NチャネルMOSFET181aのゲートにはLo信号が入力され、NチャネルMOSFET181bのゲートにはHi信号が入力される。その結果、第一スイッチング素子111aのゲートから抵抗191a、NチャネルMOSFET181b、抵抗191bを経てグラウンドに電荷が移動し、第一スイッチング素子111aがオンからオフになる。
すなわち、入力変換回路111に入力された直流電流を降圧すべく第一スイッチング素子111aがスイッチング動作しているときには第一スイッチング素子111aのソースからドレインに向かって電流が流れるが、抵抗191bを設けない場合には接続部111fからグラウンドの間の配線の寄生抵抗により接続部111fの電位が負となり、グラウンドからダイオード181cを経て第一スイッチング素子111aのソースに向かって大電流が流れ、ダイオード181cが焼損し、破壊されるおそれがある。
すなわち、図11に示す実施例の如く、DC−DCコンバータ100を通常は昇圧回路として使用し、回生時のみ降圧回路として使用する用途の場合、降圧時の回生電流は昇圧時の出力電流の大きさに比べて十分に小さい。
従って、DC−DCコンバータ100の入力変換ユニット110を構成する入力変換回路111・112・113・114の全てを降圧回路として機能させることなく、入力変換回路111・112のみ降圧回路としてスイッチング動作させる構成としても入力変換ユニット110の両端電圧が異常に上昇したりするといった問題は生じない。
従って、入力変換回路113・114の方が入力変換回路111・112よりも高速でスイッチング動作(オンからオフへの移行)が可能となり、入力変換回路113・114がハードスイッチングを行う場合における電力損失を極力低減することが可能である。
110 入力変換手段
111 入力変換回路(マスター回路)
111a 第一スイッチング素子
111b 第二スイッチング素子
111c インダクタ(共振部)
111d キャパシタ(共振部)
112・113・114 入力変換回路(スレーブ回路)
120 出力電圧検出回路(出力電圧検出手段)
130 マスター制御ユニット(マスター制御手段)
140 スレーブ制御ユニット(スレーブ制御手段)
Claims (8)
- スイッチング素子と共振部とを有し入力された直流電流を昇圧または降圧して出力する複数の入力変換回路を備え、前記複数の入力変換回路を並列的に接続し、当該複数の入力変換回路の一つをマスター回路とするとともに当該マスター回路を除く他の入力変換回路を単数または複数のスレーブ回路とした入力変換手段と、
前記入力変換手段の出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、
前記出力電圧検出手段により検出された入力変換手段の出力電圧に基づいて前記マスター回路となる入力変換回路のスイッチング素子のオン時間を制御するマスター制御手段と、
前記マスター回路となる入力変換回路のスイッチング周期と前記単数または複数のスレーブ回路となる入力変換回路のスイッチング周期とが同期するように前記単数または複数のスレーブ回路となる入力変換回路のスイッチング素子のオン時間をそれぞれ制御するスレーブ制御手段と、
を具備し、
前記マスター制御手段および前記スレーブ制御手段がそれぞれ備えるPLLは、
位相比較器と、
前記位相比較器から入力されるパルス信号に基づいてスイッチング素子がスイッチング動作を行うことによりパルス信号を出力するプリドライバと、
前記プリドライバから入力されるパルス信号に基づいてスイッチング素子がスイッチング動作を行うことにより出力する電圧を調整するドライバと、
前記ドライバから入力される電圧に応じて出力するパルス信号の周波数を調整するVCOと、
を具備し、
前記プリドライバが出力するパルス信号のパルス幅を前記位相比較器が出力するパルス幅よりも短くすることを特徴とするDC−DCコンバータ。 - 前記複数の入力変換回路のスイッチング素子がそれぞれオンとなるタイミングに位相差を設けることを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
- 前記複数の入力変換回路はそれぞれ二つのスイッチング素子を有し、当該二つのスイッチング素子のスイッチング動作の開始の先後を変えることにより、入力された直流電流の昇圧または降圧を切り替え、
当該二つのスイッチング素子がスイッチング動作を行う際に、当該二つのスイッチング素子のうち、後にスイッチング動作を開始する方が定期的にスイッチング動作を停止することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のDC−DCコンバータ。 - 前記複数の入力変換回路の一部は入力された直流電流を昇圧または降圧して出力し、
前記複数の入力変換回路の残りは前記一部の入力変換回路が入力された直流電流を昇圧して出力するときには入力された直流電流を昇圧して出力し、前記一部の入力変換回路が入力された直流電流を降圧して出力するときにはスイッチング動作を停止することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のDC−DCコンバータ。 - スイッチング素子と共振部とを有し入力された直流電流を昇圧または降圧して出力する複数の入力変換回路を並列的に接続した入力変換手段を具備するDC−DCコンバータの制御方法であって、
前記複数の入力変換回路の一つをマスター回路とし、当該マスター回路を除く他の入力変換回路をスレーブ回路とし、
前記DC−DCコンバータは、
前記入力変換手段の出力電圧に基づいて、前記マスター回路となる入力変換回路のスイッチング素子のオン時間を制御するマスター制御手段と、
前記マスター回路となる入力変換回路のスイッチング周期と前記スレーブ回路となる入力変換回路のスイッチング周期とが同期するように前記スレーブ回路となる入力変換回路のオン時間を制御するスレーブ制御手段と、
を具備し、
前記マスター制御手段および前記スレーブ制御手段がそれぞれ備えるPLLは、
位相比較器と、
前記位相比較器から入力されるパルス信号に基づいてスイッチング素子がスイッチング動作を行うことによりパルス信号を出力するプリドライバと、
前記プリドライバから入力されるパルス信号に基づいてスイッチング素子がスイッチング動作を行うことにより出力する電圧を調整するドライバと、
前記ドライバから入力される電圧に応じて出力するパルス信号の周波数を調整するVCOと、
を具備し、
前記プリドライバが出力するパルス信号のパルス幅を前記位相比較器が出力するパルス幅よりも短くすることを特徴とするDC−DCコンバータの制御方法。 - 前記複数の入力変換回路のスイッチング素子がそれぞれオンとなるタイミングに位相差を設けることを特徴とする請求項5に記載のDC−DCコンバータの制御方法。
- 前記複数の入力変換回路はそれぞれ二つのスイッチング素子を有し、当該二つのスイッチング素子のスイッチング動作の開始の先後を変えることにより入力された直流電流の昇圧または降圧を切り替え、
当該二つのスイッチング素子がスイッチング動作を行う際に、当該二つのスイッチング素子のうち、後にスイッチング動作を開始する方が定期的にスイッチング動作を停止することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のDC−DCコンバータの制御方法。 - 前記複数の入力変換回路の一部は入力された直流電流を昇圧または降圧して出力し、
前記複数の入力変換回路の残りは前記入力変換回路の一部が入力された直流電流を昇圧して出力するときには入力された直流電流を昇圧して出力し、前記入力変換回路の一部が入力された直流電流を降圧して出力するときにはスイッチング動作を停止することを特徴とする請求項5から請求項7までのいずれか一項に記載のDC−DCコンバータの制御方法。
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