JP4606432B2 - Ohc型内燃機関の動弁装置 - Google Patents
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Description
そこで、カムシャフトの回転により揺動するロッカアームの作用点が、タペットシムを介して吸・排気バルブの端部を押さえるようにして、このタペットシムの交換によりクリアランスを調整するタペットクリアランス調整が行われている。
図1は、本実施の形態に係るスクータ型自動二輪車1の全体側面図である。
走向ハンドル5により操舵される前輪6とスイング式のパワーユニット20により駆動される後輪7を備えたスクータ型自動二輪車1である。
フロントフレーム2は、ヘッドパイプ2aから下方へダウンチューブ2bが延出し下端で後方へ屈曲してステップフロア部2cを一体に形成している。
ヘルメットボックス11と燃料タンク12の上方を開閉自在にシート13が覆っている。
ベルト式無段変速機22の上面にはエアクリーナ15が支持され、右側面にはマフラー16が支持され、内燃機関21の下面にはスタンド17が支持される。
ラジエータ37に冷却風を供給すべくクランクシャフト25の右端に固定された冷却ファン38が交流発電機35とラジエータ37間に配置されている。
シリンダブロック27に内装されたシリンダ41の内部に摺動自在に嵌合するピストン42は、コネクティングロッド43を介してクランクシャフト25のクランクピンに連接される。
シリンダヘッド28にバルブガイド50,50を介して摺動自在に吸気バルブ51と排気バルブ52が、それぞれ吸気ポート28a,排気ポート28bを貫通してポート開口を開閉可能に支持されている。
したがってカムシャフト45の回転でロッカアーム48,49が揺動して吸気バルブ51と排気バルブ52を所定のタイミングで摺動させバルブの開閉を行う。
この押え板58のロッカシャフト46,47の端面をそれぞれ押さえる端部は、各端面の凹部46bと凸部47aを考慮した形状をして(図2参照)、ロッカシャフト46,47が誤組みされた場合は、押え板58の端部が合致しないようになっている。
ロッカアーム48,49の各力点は、互いに軸方向にオフセットして所定のカムロブ45a,45bに接している。
一方ドリブンスプロケット71に対応してクランクシャフト25に嵌着されたドライブスプロケット70は、図3に示すように右側のころがり軸受40と交流発電機35との間にあってオイルポンプに動力を伝達するギヤ69と一体に形成されている。
同リブ26bとリブ26cとの間に取付ボス部26dが形成されていて、同取付ボス部26dにガイドプレート80が取付ボルト81により固着される。
すなわちガイドプレート80の係止部80cのリブ26b側に曲がった先端縁をリブ26bに当接して取付ボルト81による螺着時にガイドプレート80が追随して回らないようにガイドプレート80を取り付ける。
カムチェーン72をクランクシャフト25のドライブスプロケット70に巻き掛けた状態で、クランクシャフト25をクランクケース側を上にしたシリンダブロック27にころがり軸受40,40を介して載せ、カムチェーン72をチェーン通路27aを通しシリンダヘッド側(下側)に引き出す。
シリンダヘッド側に引き出されたカムチェーン72を保持して合体したクランクケース26とシリンダブロック27とを上下反転させる。
そしてカムチェーンガイド74,75を取り付けてヘッドガスケットを挟んでシリンダヘッド28を取り付け、カムチェーン72をドリブンスプロケット71に巻き掛ける。
図10乃至図13に示すガイドプレート90は、前記ガイドプレート80と概ね同じ形状をなしてボルト孔90aが形成された固着部90b,係止部90c,ガイド部90dを有するとともに、ガイド部90dの斜めに屈曲した部分の一側縁から上方に爪部90eが延出している。
なおカムチェーン72の右方向のずれは、ギヤ69に規制されてカムチェーン72が外れることはない。
ボルト孔95aが形成された水平板部95bの両端部が垂直に屈曲して垂直板部95c,95dがそれぞれ形成されており、垂直板部95c,95dの上端が同心円弧状に展開してガイド部95e,95fが形成されている。
説明する。
本ガイドプレート100は、前記ガイドプレート90に近似しており、ボルト孔100aが形成された固着部100b,ガイド部100d及び爪部100eは同じであるが、係
止部90cは備えておらず、その代わりガイド部100dの先端が屈曲して係止部100cを形成している。
ケース26の係止溝26eに挿入されて係止されるので、取付ボルト101を取付ボス
部26dに螺合し締め付けるときにガイドプレート100の回り止めとなり、ガイド
プレート100のガイド部100dのカムチェーンラインに対する位置精度を向上させることができる。
10…ピボット、11…ヘルメットボックス、12…燃料タンク、13…シート、14…リヤクッション、15…エアクリーナ、16…マフラー、17…スタンド、
20…パワーユニット、21…内燃機関、22…ベルト式無段変速機、25…クランクシャフト、26…クランクケース、27…シリンダブロック、28…シリンダヘッド、29…シリンダヘッドカバー、30…変速機ケース、31…ドライブプーリ、32…ドリブンプーリ、33…Vベルト、34…出力シャフト、35…交流発電機、36…発電機カバー、37…ラジエータ、38…冷却ファン、
40…ころがり軸受、41…シリンダ、42…ピストン、43…コネクティングロッド、45…カムシャフト、46,47…ロッカシャフト、48,49…ロッカアーム、50…バルブガイド、51…吸気バルブ、52…排気バルブ、53,54…バルブスプリング、55,56…タペットシム、58…押え板、60,61…スプリング
65…冷却水ポンプ、66…サーモスタット、67…サーモスタットケース、
69…ギヤ、70…ドライブスプロケット、71…ドリブンスプロケット、72…カムチェーン、73…カムチェーンテンショナ、74,75…カムチェーンガイド、
80…ガイドプレート、81…取付ボルト、
90…ガイドプレート、91…取付ボルト、
95…ガイドプレート、96…取付ボルト、
100…ガイドプレート、101…取付ボルト。
Claims (2)
- カムシャフトに対して互いに斜め反対側に平行に配置される第1のロッカシャフトと第2のロッカシャフトがシリンダヘッドの対向する両側壁間に架設され、
前記カムシャフトの第1のカムロブに力点を当接し吸気バルブにタペットシムを介して作用点を作用させる第1のロッカアームが前記第1のロッカシャフトに揺動自在に軸支され、
前記カムシャフトの第2のカムロブに力点を当接し排気バルブにタペットシムを介して作用点を作用させる第2のロッカアームが前記第2のロッカシャフトに揺動自在に軸支されたOHC型内燃機関の動弁装置において、
前記第1のロッカアームと前記シリンダヘッドの一方の側壁との間に介装されたスプリングにより前記第1のロッカアームが一方向に付勢され、
前記第2のロッカアームと前記シリンダヘッドの他方の側壁との間に介装されたスプリングにより前記第2のロッカアームが他方向に付勢され、
前記第1のロッカアームの作用点と前記第2のロッカアームの作用点が、前記カムシャフトの軸方向で同じ位置にあり、
前記第1のロッカアームの力点と前記第2のロッカアームの力点が、それぞれのスプリングによる付勢方向に前記作用点からオフセットし、
前記第1のロッカアームを前記スプリングに抗して移動して作用点を前記吸気バルブの端部から外すことができ、
前記第2のロッカアームを前記スプリングに抗して移動して作用点を前記排気バルブの端部から外すことができることを特徴とするOHC型内燃機関の動弁装置。 - 前記カムシャフトの一端に冷却水ポンプの回動軸が同軸に連結されて該冷却水ポンプが設けられ、
前記カムシャフトが2点で前記冷却水ポンプの回動軸が1点で前記シリンダヘッドに支持されることを特徴とする請求項1記載のOHC型内燃機関の動弁装置。
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