JP4586933B2 - 送信装置、受信装置、および通信システム - Google Patents
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Description
以下、各基地局が移動局と通信できる範囲をセルと言うことにする。
ただし、隣接するセルよりさらに外側、すなわち、より遠く離れたセルで同一の周波数チャネルを使用した場合は、そのセル内の移動局MSがそのセルを構成する基地局BSから受信する受信信号の方が、遠く遠方から到来する干渉波よりも信号強度が強いので、同一の周波数チャネルを使用してもあまり問題にならない。
そこで、通信システムの設計を行うに当たっては、干渉に強いシステムを構築することにより、周波数利用効率を上げる必要がある。
OFDM変調方式は、一次変調(OPSK,16QAMなど)を行った送信信号シンボルを、2のn乗個まとめて逆フーリエ変換することにより、図17に示すように、周波数軸上にそれぞれ直交する2のn乗本のサブキャリアを構成する変調方式である。
そして、OFDM変調方式等を採用した移動通信システムでは、各移動端末局は、その移動端末局のいる場所から最も近い基地局と通信を行う。
基地局BSは、互いに同期を取っており、同じタイミングでフレームを送信している。
このガード期間TGDを用いた一つのタイムスロットは、たとえば特開平7−99486号公報に開示されているように、有効シンボル期間の先頭、あるいは、末尾、あるいは先頭と末尾のある決められた期間の信号を、たとえば有効シンボル期間の反対端側、具体的には、有効シンボル期間の末尾の信号と同一信号を有効シンボル期間の先頭につなげ、あるいは有効シンボル期間の先頭の信号と同一信号を有効シンボル期間の末尾につなげ、あるいは有効シンボル期間の先頭と末尾の信号それぞれと同一信号を有効シンボル期間の末尾と先頭につなぎ合わせて形成される。
OFDM復調装置は、この有効シンボル期間の先頭位置を知ることによって、FFT(高速離散フーリエ変換)演算が可能になる。
このOFDM復調装置では、受信したOFDM信号と、この信号を有効シンボル期間遅延させた信号の相関を求め、この結果に対して区間積分を行っている。区間積分では、図20に示すように、相関結果をタイムスロット期間毎に区切りこれを区間積分させてゆく。
そして、同期を開始した時点から順にスロット期間毎に累積加算を行う、すなわち区間積分を行うことによって、図20(E)に示すように、タイムスロット期間内の特定の場所に相関値のピークが現われる。無相関のところは区間積分を行うほどに、その値が平均化される。
このように、区間積分を行うことにより、無相関区間と、相関区間の差がよりはっきり現われることになり、そのピークを検出することにより確実な同期が可能になる。
移動局は希望波DSWの他に、同一チャネル干渉波IFWを受信する。通常は、干渉波IFWより希望波DSWの受信信号強度が非常に強いので問題にはならない。
しかし、移動局の移動などにともなうフェーディングなどにより、希望波DSW、干渉波IFWの受信信号強度は時々刻々変化する。
希望波DSW、干渉波IFWのフェーディング、すなわち、希望波DSWと干渉波IFWの受信信号強度の揺らぎ方は一般に無相関であるため、希望波DSWの受信信号強度が小さくなっているときに、干渉波IFWの受信信号強度が大きくなることがあり得る。このとき、干渉により受信不能になることがある。
一般に、希望波DSWの発信源である基地局よりも、干渉波IFWの発信源である基地局までの距離の方が長いため、干渉波IFWは希望波DSWよりも若干遅れて移動局に到来する。
これに対して、干渉波IFWは、図18(B)に示すように、希望波DSWに比べて若干遅れて到来するため、図18中1および2で示すように、二つの希望波のフレームにまたがって干渉を与えることになる。
通信システム。
そして、送信装置では、たとえば、送信処理前段部において、送信情報から送信タイムスロットが生成され、フレーム生成部に供給される。
フレーム生成部においては、複数のタイムスロットと一つのたとえば無信号期間であるフレームガードから構成されるフレームが生成されて送信処理後段部に供給される。
送信処理後段部では、生成されたフレームが無線信号として送出される。
このように、各基地局からは、送信フレームにフレームガード期間を設けて、正確に同じタイミングでこのフレームが送出される。
同期位置検出部では、受信信号から有効シンボル期間の先頭位置が検出され、この同期位置情報がタイミング生成部に出力される。
タイミング生成部では、同期位置情報から各機能ブロックの動作タイミングが制御される。
そして、受信ウィンドニング部において、タイミング生成部からの制御により、タイムガード期間とフレームガード期間を除いて有効シンボル期間だけが取り出される。
次いで、受信処理後段部において、ウィンドニングされた信号から所望の情報が復元される。
すなわち、フレームガード期間を有する受信フレーム信号が復調されて、送信情報が再現される。
そして、本発明によれば、所要の誤り率を維持しつつ繰返しセル数を少なくでき、周波数資源の有効活用を図ることができる利点がある。
また、フレームガードの挿入ポイントが判断できるため、フレーム同期のための制御情報(どこが、フレームの先頭なのかを通知するための制御情報)を送る必要がなくなり、その分より多くの情報を伝送することができる。
図1においては、M1は移動端末局、B1は通常の基地局、B2は高速ダウンリンク用基地局、N1は既存の携帯電話網(既存セルラの有線ネットワーク)、N2はインターネットなどのデータ通信網、N3は高速ダウンリンクシステム用のデータ通信網をそれぞれ示している。
また、図1および図2において、高速ダウンリンクシステムのことを「W−OFDM」として示している。
高速ダウンリンクシステムの伝送容量は、既存の携帯電話システムの伝送容量に比べて非常に大容量となっており、移動端末局M1がダウンロードする画像、動画なとの大量のデジタルコンテンツは、この高速ダウンリンクシステムを経由して、高速に短時間で伝送する。情報は全てIPでやりとりされる。
高速ダウンリンクシステム用のデータ通信網N3はインターネット等のデータ通信網N2とも接続されている。また、この高速ダウンリンク用データ通信網N3は、ネットワークN1とも接続されており、各種制御信号などは、この携帯電話の基地局B1からネットワークN1を経由して、高速ダウンリンクシステム用データ通信網N3に伝送される。
そして、有線ネットワークN1は、たとえば有線の通信線L1およびL2により基地局B1およびB3に接続されている。
制御センタCTRは、通信線L3およびL4により基地局B2およびB4に接続されている。
また、制御センタCTRは、通信線L5によりネットワークN1に接続され、通信線L6によりデータ通信網N2に接続され、通信線L7によりデータ通信網N3に接続されている。
すなわち、近年、移動通信の需要は非常に高まっており、音声などの小容量の通信だけでなく、インターネットに代表される、デジタルデータのコンテンツのダウンロードなど、より大容量の情報伝送にも使用されるようになっている。
これらデジタルデータの通信では、個人が発信する情報量に比べ、受信する情報量が圧倒的に大きいという特徴がある。
そこで、既存の携帯電話網にオーバーレイする形態で、新たに下り(ダウンリンク:基地局から移動端末局方向への通信)回路を付加している。
この下り回線は、既存の携帯電話網に比べて、より大容量の情報を伝送できるように設計される。
このような携帯通信システムにおいては、利用者は制御信号などの比較的低いビットレートの信号は既存の携帯電話網で通信し、ダウンロードするデジタルデータなど、高いビットレートの信号は、この付加した下り回線で高速に伝送するように構成される。
図3において、実線は、既存の携帯電話基地局それぞれが移動端末と通信できる範囲(セル)を示している。そして、破線で示すものが、下り(基地局から移動端末局方向への通信)専用に付加的に設けた広帯域無線(W−OFDM)通信システムの基地局それぞれが移動端末局と通信できる範囲(セル)を示している。
そして、W−OFDM通信システム1Aにおける基地局から送信されるOFDM信号は、後述するフレームを一つの単位として送信され、全ての基地局は同じタイミングでフレームを送信するように構成されている。
W−OFDM通信システム1Aに割り当てられた周波数帯域は、複数の無線チャネルに分割され、同一チャネル干渉がなるべく生じず、かつ無線チャネルを有効に利用できるように各基地局毎に、たとえば図4に示すような形態をもって割り当てられる。
図4に示す例では、周波数帯域を12個の無線チャネルに分割し、各基地局(セル)毎に割り当てている。図4中、正六角形の中の1から12までの数字は、それぞれ無線チャネル番号を示している。
移動端末局から発せられたダウンロード要求は、既存の携帯電話基地局B1やB3、携帯電話網でなるネットワークN1を経由して、高速ダウンリンクシステムのネットワーク網にある制御センタCTRに伝送される。制御センタCTRは、このダウンロード要求をインターネット等のデータ通信網N2に対して行う。データ通信網N2から伝送されてくるデジタルデータコンテンツは、制御センタCTRから、高速ダウンリンクシステムのネットワーク網、基地局B2,B4を経由して移動端末局へ届けられる。
データエラーなどに伴う再送制御などの制御信号も、既存の携帯電話基地局、携帯電話ネットワーク網を経由して高速ダウンリンクシステムのネットワーク網にある制御センタCTRに伝送される。制御センタCTRは移動端末局の要求するデジタルデータコンテンツを、高速ダウンリンワシステムのネットワーク網、基地局を経由して移動端末局へ再送する。
この要求信号は、既存のセルラネットワークN1を経由し、制御センタCTRに届けられる。
データの要求を知った制御センタCTRは、データ通信網N2から通信線L6経由でデータ(121)を取り寄せ、取り寄せたデータ(121)を移動端末局M1に届けるため、通信線L3経由でデータ(111)として基地局B2に送信する。
このデータ(111)を受け取った基地局B2は、付加ダウンリンクのフォーマットに従い、移動端末局M1に対してデータ(101)を送信する。
これにより、移動端末局M1は要求したデータ(101)を受信することができる。
この要求信号は、既存のセルラネットワークN1を経由し、制御センタCTRに届けられる。
データの要求を知った制御センタCTRは、付加ダウンリンク専用のデータ通信網N3から通信線L7経由でデータ(123)を取り寄せ、取り寄せたデータ(123)を移動端末局M3に届けるため、通信線L4経由でデータ(113)として、付加ダウンリンク専用の基地局B4に送信する。
このデータ(113)を受け取った基地局B4は、付加ダウンリンクのフォーマットに従い、移動端末局M3に対してデータ(103)を送信する。
これにより、移動端末局M3は要求したデータ(103)を受信することができる。
図5において、TFRMはフレーム期間、TSLTはタイムスロット期間、TFGDはフレームガード期間をそれぞれ示している。
フレームガードFGDは無信号であり、本実施形態では、フレームFRMの7つのタイムスロット列の末尾に付加されている。
各基地局B1〜B3は、7つのタイムスロットSLTと一つのフレームガードFGDにより構成されるフレームを単位として、同じタイミングでフレームを送出する。
なお、本実施形態においては、フレームガード期間TFGDをフレームの末尾に付加した例を示しているが、フレームの先頭に設ける、あるいはフレームの末尾および先頭に設けることも可能である。
ガードGDを付加したタイムスロットSLTは、有効シンボル期間の先頭、あるいは末尾、あるいは先頭と末尾のある決められた期間の信号を、図6から図8に示すように、有効シンボル期間の反対端側、図6の例では、有効シンボル期間TSBLの末尾の信号と同一信号を有効シンボル期間の先頭につなげ、図7の例では、有効シンボル期間TSBLの先頭の信号と同一信号を有効シンボル期間の末尾につなげ、図8の例では、有効シンボル期間の先頭と末尾の信号それぞれと同一信号を有効シンボル期間の末尾と先頭につなぎ合わせて形成される。
図5に示すタイムスロットは、図7に示す方法により構成されたものである。
本実施形態に係る送信装置100は、図9に示すように、符号化部101、インターリーブ部102、シンボルマッピング部103、パイロット信号挿入部104、シリアル−パラレル変換部105、IFFT演算部106、パラレル−シリアル変換部107、タイムスロット生成部108、送信ウィンドニング部109、フレーム生成部110、GPS受信部111、タイミング生成部112、デジタル−アナログ(D/A)変換部113、直交変調部114、および周波数変換部115を有している。
なお、符号化部101、インターリーブ部102、シンボルマッピング部103、パイロット信号挿入部104、シリアル−パラレル変換部105、IFFT演算部106、パラレル−シリアル変換部107、タイムスロット生成部108、および送信ウィンドニング部109により送信処理前段部が構成され、デジタル−アナログ変換部113、直交変調部114、および周波数変換部115により送信処理後段部が構成される。
シンボルマッピング部103は、たとえば高速ダウンリンクシステムの基地局の電界強度が安定して強い場合には、変調方式に図10に示すようなシンボルマッピングを行う16QAMを用い、電界強度が弱い場合、あるいは電界強度が時間的に不安定な場合には、変調方式に図11に示すようにシンボルマッピングを行うQPSK(Quadrature Phase Shift Keying) 、あるいはDQPSK(Differrential QPSK)を用いる。
パイロット信号挿入部104が挿入するパイロット信号は、移動端末局の受信装置で、伝送路推定、位相補正に使用されるほか、一次変調方式に16QAMなどの振幅に情報を乗せる方式の変調信号を復調する場合、振幅の基準となるしきいち値の算出に用いられる。
具体的には、シリアル−パラレル変換部105は、入力されたシンボルデータを、98シンボル毎に区切り、このシンボルの先頭と末尾に1シンボルずつガードシンボルを加えて100シンボルとし、そして、基地局に割り当てられた無線チャネル帯域で周波数スペクトルが現れるように、この100シンボルの前後に1948シンボル分“0”を配置して、全体で2048シンボルとし、このパラレルシンボルデータをIFFT演算部106に出力する。
この場合、上述したように、シリアル−パラレル変換部105に入力されたシンボルデータは、98シンボル毎に区切られる。このシンボルの先頭と末尾に1シンボルずつガードシンボルを加えて100シンボルとする。そして、この基地局に割当てられた無線チャネル帯域で周波数スペクトルが現れるように、この100シンボルの前後に1948シンボル分“0”を配置して、全体で2048シンボルとする。このパラレルシンボルデータを2048ポイントのIFFT演算を行うIFFT演算部106に入力、高速逆フーリエ変換を行うことによって、時間軸と周波数軸との変換処理を行う。
本実施形態では、システムクロックを8.192[MHz]としている。よって2048ポイントの時系列データの長さ、(有効シンボル期間)は(1/8.192×106 )×2048=250×10-6[s] となる。
あるいは、タイムスロット生成部108は、たとえば図7に示すように、2048ポイントの有効シンボル期間の先頭240ポイント分(29.297μs)を複写したものを、有効シンボル期間の末尾に連結してタイムスロットを生成し、送信ウィンドニング部109に出力する。
本実施形態では、ランプタイムdTxは先頭と末尾それぞれ2.44 [μs]ずつ、合計4.88 [μs]としている。このランプタイムdTxは、帯域外への不要なスペクトル漏洩を防ぐために設けられる。
1タイムスロット期間TSLTの長さは、たとえば図13に示すように、2288ポイント(279.3μs)で7タイムスロットとフレームガード期間TFGDを加えた1フレーム期間TFRMの長さは16384ポイント(2ms)となる。
上述したように、本実施形態では、各基地局はそれぞれ同一タイミングでフレームを送信している。各基地局は基地局間制御信号CTLによりフレーム送出タイミングの同期をとっている。
この同期信号は有線通信網を経由してやりとりされるが、有線網の伝送遅延の影響によりこの信号だけでは正確な基地局間同期を行うことができない。そのため各基地局はGPS信号を受信しており、このGPS信号と基地局間制御信号CTLにより正確な基地局間同期を行い、各基地局のフレーム送信タイミングを合わせている。
本実施形態に係る受信装置200は、図14に示すように、周波数変換部201、直交復調部202、アナログ−デジタル(A/D)変換部203、同期位置検出部204、タイミング生成部205、受信ウィンドニング部206、シリアル−パラレル変換部207、FFT演算部208、パラレル−シリアル変換部209、伝送路推定部210、位相補正部211、復調部212、デインターリーブ部213、および復号部214を有している。
なお、周波数変換部201、直交復調部202、A/D変換部203により受信処理前段部が構成され、シリアル−パラレル変換部207、FFT演算部208、パラレル−シリアル変換部209、伝送路推定部210、位相補正部211、復調部212、デインターリーブ部213、および復号部214により受信処理後段部が構成されている。
なお、A/D変換部203のサンプリングレートは8.192 [MHz] で、基地局送信装置100のサンプリングレートと同一である。
なお、基地局送信装置100の送信ウィンドニング部109における送信ウィンド(279.3μs)に比べると、受信ウィンドニング部206における受信ウィンド(250μs)の方が短い時間波形となっている。
すなわち、この高速フーリエ変換処理により、キャリア間隔4 [kHz] 、100×n本(1≦n≦16)のサブキャリアのスペクトルを有する2048ポイントの時系列信号に変換されていた信号が、100×nポイント(1≦n≦16)のデジタル信号に変換される。
実際には2048ポイントの高速フーリエ変換の出力は、2048ポイントのデジタル信号になるが、システム帯域幅として割り当てている帯域は6.4 [MHz]しかないので、基地局送信装置側では2048本のサブキャリアのうち最大で1600本だけ使用し、残りの448本のサブキャリアは電力が“0”になっている。そのため、実際に出力されるデジタル信号も最大で1600ポイント分であり、残りの値は“0”となる。
たとえば、この端末局と基地局間の通信に割当てられた帯域幅が400[kHz]である場合には、受信端末側のパラレル−シリアル変換部209では、この400[kHz]に相当する100ポイントのみを抽出する。
すなわち、基地局送信装置100では、パイロット信号としてIチャネルを“1”、Qチャネルを“0”として送信しているので、複素平面上に表すと大きさが“1”、I軸を基準とした場合の位相角度が“0”となり、複素平面上での端末受信装置200のI、Qの値がそのまま位相回転量を示すことになる。
また、複素平面上のベクトルの大きさの情報は、16QAMなどの多値変調信号を復調する場合のしきい値を決定するのに使用される。
変調方式が16QAMなどの振幅(複素平面上で言えばベクトルの大きさ)に情報を載せる変調方式の場合は、基準となる受信電力(受信パイロット信号のベクトルの大きさ)の情報を伝送路推定部210より得て、この値を基準にして複調を行う。
符号化部101で符号化されたデジタルデータは、インターリーブ部102でインタリーブされた後、シンボルマッピング部103に入力される。
パイロット信号挿入部104では、シンボルマッピング部103から供給された同相Iチャネルに“1”、直交Qチャネルに“0”のパイロット信号が挿入されてシリアル−パラレル変換部105に出力される。
パラレル−シリアル変換部107では、IFFT演算部106から出力されたパラレルデータがシリアルデータに変換されて、2048ポイントの時系列データが生成され、タイムスロット生成部108に出力される。
この同期信号は有線通信網を経由してやりとりされるが、有線網の伝送遅延の影響によりこの信号だけでは正確な基地局間同期を行うことができない。そのため各基地局はGPS信号がGPS受信部111で受信され、タイミング生成部112において、GPS信号、および基地局間制御信号CTLに基づいてフレーム生成部110の送出タイミングが生成され、タイミング信号S112がフレーム生成部110に出力される。
フレーム生成部110では、タイミング信号S112に基づいた送出タイミングで、生成されたフレームがD/A変換部113に出力される。
受信装置200で受信された信号は、帯域フィルタ(図示せず)で必要な周波数帯域だけ取り出され、周波数変換部201でIF信号に変換され、直交復調部でI信号とQ信号に分離される。I,Qに分離された信号はA/D変換部203でデジタル信号に変換される。
A/D変換されたI,Q双方のデジタル信号は、同期位置検出部204と受信ウィンドニング部206に入力される。
タイミング生成部205では、同期位置検出部204による同期情報を基づいて、受信ウィンドニング部206の受信ウィンドニング開始位置、シリアル−パラレル変換部207のシリアル−パラレル変換位置、FFT演算部208のFFT演算タイミング、およびパラレル−シリアル変換部209にパラレル−シリアル変換タイミングの制御が行われる。
シリアル−パラレル変換部207では、受信ウィンドニンク部206からの2048ポイントのデジタルデータが、シリアルデータからパラレルデータに変換されてFFT演算部208に出力される。
そして、伝送路推定部209において、受信信号からパイロット信号だけが抜き出され、そのIチャネル成分とQチャネル成分から位相回転量が計算され、位相補正部211に出力される。
位相補正部211では、この位相回転量の情報を基に受信信号の位相が補正され、復調部212に供給される。
復調部212で復調された信号は、デインターリーブ部213でデインターリブされた後に、復号部214でビタビ複号される。
この場合、希望波DSWは複数のフレームが連続的に送信されている。各基地局は同一のタイミングでフレームを送信しており同一チャネルを使用する遠方の基地局からの干渉波IFWは、近傍にある基地局からの希望波DSWに比べて若干遅れて到来する。
本実施形態のようにフレームガードを設けない従来の方式では、この干渉波IFWは希望波DSW2フレーム分に干渉を与えてしまうが、フレームガードを設けたOFDM信号を用いる本実施形態の通信システムでは、図15(A),(B)に示すように、2フレーム目への干渉は与えずに済む。
そして所要の誤り率を維持しつつ繰返しセル数を少なくでき、周波数資源の有効活用を図ることができる利点がある。
また、同期装置でフレームガードの挿入ポイントが判断できるため、フレーム同期のための制御情報(どこが、フレームの先頭なのかを通知するための制御情報)を送る必要がなくなり、その分より多くの情報を伝送することができる利点がある。
Claims (9)
- 互いに直交する1以上のサブキャリアを用いた多重無線通信システムにおける送信装置であって、
送信信号に対しガード期間を付加したタイムスロットを1または複数含むタイムスロット列を生成する送信処理前段部と、
前記タイムスロット列を送信する送信処理後段部と、を備え、
前記タイムスロット列の長さは前記システムで定められたフレームの長さより短く規定され、
前記送信処理後段部は、前記タイムスロット列の最後尾を送信してから次のタイムスロット列の先頭を送信するまでの間、少なくとも前記システムで定められたフレームの長さと送信した前記タイムスロット列の長さの差分に応じた期間、信号送信を停止して無信号とする
送信装置。 - 前記送信処理前段部は、
送信信号の末尾の信号と同一の信号を先頭につなぎ合わせてガード期間を付加してタイムスロット列を生成する
請求項1記載の送信装置。 - 無線信号により信号送信タイミングの情報を抽出するタイミング生成部をさらに備えた
請求項1または2記載の送信装置。 - 互いに直交する1以上のサブキャリアを用いた多重無線通信システムにおける受信装置であって、
送信信号に対しガード期間を付加したタイムスロットを1または複数含むタイムスロット列を受信する受信処理前段部と、
受信信号から前記タイムスロット列の先頭位置を検出する同期位置検出部と、を備え、
受信する前記タイムスロット列の長さは前記システムで定められたフレームの長さより短く規定され、
前記タイムスロット列の最後尾を受信してから、少なくとも前記システムで定められたフレームの長さと受信した前記タイムスロット列の長さの差分に応じた期間は、信号送信が停止された無信号期間である
受信装置。 - 前記ガード期間と送信信号を区別するウィンドニング部をさらに備えた
請求項4記載の受信装置。 - 互いに直交する1以上のサブキャリアを用いた多重無線通信システムであって、
無線信号を送信する送信装置と、
前記送信装置から送信された無線信号を受信する受信装置と、を有し、
前記送信装置は、
送信信号に対しガード期間を付加したタイムスロットを1または複数含むタイムスロット列を生成する送信処理前段部と、
前記タイムスロット列を送信する送信処理後段部と、を備え、
前記タイムスロット列の長さは前記システムで定められたフレームの長さより短く規定され、
前記送信処理後段部は、前記タイムスロット列の最後尾を送信してから次のタイムスロット列の先頭を送信するまでの間、、少なくとも前記システムで定められたフレームの長さと送信した前記タイムスロット列の長さの差分に応じた期間、信号送信を停止して無信号とし、
前記受信装置は、
前記送信装置で送信信号に対しガード期間を付加したタイムスロットを1または複数含むタイムスロット列を受信する受信処理前段部と、
受信信号から前記タイムスロット列の先頭位置を検出する同期位置検出部と、を備え、
受信する前記タイムスロット列の長さは前記システムで定められたフレームの長さより短く規定され、
前記タイムスロット列の最後尾を受信してから、少なくとも前記システムで定められたフレームの長さと受信した前記タイムスロット列の長さの差分に応じた期間は、信号送信が停止された無信号期間である
通信システム。 - 前記送信装置の前記送信処理前段部は、
送信信号の末尾の信号と同一の信号を先頭につなぎ合わせてガード期間を付加してタイムスロット列を生成する
請求項6記載の通信システム。 - 前記送信装置は、
無線信号により信号送信タイミングの情報を抽出するタイミング生成部をさらに備えた
請求項6または7記載の通信システム。 - 前記受信装置は、
前記ガード期間と送信信号を区別するウィンドニング部をさらに備えた
請求項6から8のいずれか一に記載の通信システム。
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