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JP4546233B2 - 像加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に搭載する加熱定着装置として用いれば好適な像加熱装置に関し、特に加熱体の暴走を抑える感熱素子を備えた像加熱装置に関する。
例えば、複写機、プリンタ、ファックス等の画像形成装置における画像加熱定着装置、すなわち、電子写真、静電記録、磁気記録等の適宜の画像形成プロセス手段により加熱軟化性の樹脂等によりなるトナーを用いて記録材に形成したトナー画像を永久固着画像として加熱定着処理する画像加熱定着装置としては、従来から、各種タイプの装置が知られており、また実用に供されている。
代表的な装置としては、熱ローラタイプの装置、フィルム加熱方式の装置等が挙げられる。
フィルム加熱方式の加熱定着装置は、特許文献1に記載されており、熱伝達効率が高く、装置の立ち上がりも速い方式(オンデマンド)の装置である。
図10はフィルム加熱方式の加熱定着装置の一例におけ、要部の横断面模型図である。16は加熱体としてのヒータであり、図面に垂直方向を長手とする細長・薄板形状の低熱容量ヒータである。このヒータ16は絶縁性で熱伝導率の良い細長・薄板形状のヒータ基板と、この基板に具備させた発熱抵抗体部(通電発熱抵抗体)とを基本構成体とするもので、発熱抵抗体部に対する通電により急速に昇温し、通電遮断により迅速に降温する。
17は加熱体支持部材としてのヒータホルダであり、剛性・断熱性を有し、該部材の下面に部材長手に沿って形成されたヒータ嵌め込み溝内に上記のヒータ16を嵌め込んで固定支持させてある。
上記のようにヒータホルダ17に支持させたヒータ16の露呈面(ヒータ表面)に対して可撓性部材としての耐熱性フィルム(定着フィルム)27を弾性加圧ローラ22で加圧密着させて摺動搬送させ、該フィルム27を挟んでヒータ16と加圧ローラ22とで形成される圧接ニップ部(定着ニップ部)Nのフィルム27と加圧ローラ22との間に被加熱材としての、未定着画像(トナー画像)tを形成担持させた被記録材Pを導入してフィルム27と一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送させることによりヒータ16の熱をフィルム27を介して被記録材Pに付与して被記録材P上の未定着画像tを被記録材Pの面に加熱定着させるものである。定着ニップ部Nを通った被記録材Pはフィルム27の面から分離して搬送される。
このとき、ヒータ16の異常昇温時にヒータ16の熱で作動してヒータ16への給電を緊急遮断させる感熱素子19をヒータ16の定着フィルム27密着面側とは反対の面に対して接触させて配設してあり、発熱抵抗体部に対する通電に制御不能の事態を生じてヒータ16が異常昇温(ヒータの暴走、許容以上の過昇温)すると、そのヒータ16の異常昇温により感熱素子19が作動して、発熱抵抗体部への通電が緊急遮断される。
感熱素子19としては、主に温度ヒューズや、サーモスイッチといった、所定の温度以上を感知すると発熱抵抗体部への電流を遮断する仕組みのものが用いられている。
このような感熱素子は熱容量が比較的大きいので、ヒータに直接接触させると、この接触領域のヒータ温度が下がってしまい、ヒータ長手方向の感熱素子が接触している領域と接触していない領域とでヒータ温度に差が生じ画像の加熱ムラが生じやすい。逆に、感熱素子をヒータに対して非接触に配置すると感熱素子の応答性が下がってしまう。
これらの課題を解決する手段として、特許文献2、3に記載されているような手段が提案されている。即ち、感熱素子とヒータの間にヒータとの接触面積が小さい樹脂製のスペーサを設け、ヒータが異常昇温するとスペーサが軟化して感熱素子がヒータに接触するという構成である。
特開平4−44075号公報 特開平8−305191号公報 特開2002−110313号公報
しかしながら、ヒータの異常昇温によりスペーサが軟化しても、感熱素子がヒータにしっかりと接触せず、感熱素子の応答が若干遅れる場合があることが判明した。
例えば、図9に示すように、ヒータが異常昇温していない状態の時、感熱素子19はスペーサ25によりヒータに対して空隙を持って保持されている(図9の(a))。ヒータが異常昇温した時にスペーサ25が軟化すると、感熱素子19はバネ26により押し下げられヒータ面に密着する(図9の(b))。図9の(b)の状態がスペーサが軟化した時の正常の状態である。しかしながら、ヒータの異常昇温時のスペーサ25の軟化状態が必ずしも一様とならずに、感熱素子19が斜めに押し下げられる場合や途中で引掛る場合(図9の(c))があることが判明した。こうした場合において、感熱素子19がヒータ面に対し密着しないため、通電遮断動作が遅れてしまう。
また感熱素子19の感熱面は必ずしも平滑ではない。例えば、安全対策用の感熱素子19として用いられることの多いサーモスイッチの感熱面は、設計上、図11の(a)のように平面であるが、製造公差により中央凹のもの(図11の(b))や中央凸のもの(図11の(c))が有り得る。感熱面がこうした形状の感熱素子19では、異常昇温時において、付勢部材によってヒータ面に押し付けられても、感熱面がヒータ面に充分に密着しないため、感熱素子19の遮断動作が遅れることがあることが判明した。特に、感熱素子としてサーモスイッチのように平坦な感熱面でヒータの熱を受ける構成の場合、このような課題が生じやすい。
上記課題を解決するための本発明は、通電により発熱する発熱抵抗体を有する加熱体と、前記加熱体の異常昇温による熱で作動し、前記発熱抵抗体への通電を遮断する感熱素子と、を有する像加熱装置において、前記加熱体と前記感熱素子の間には樹脂製のスペーサが設けられており、前記スペーサは開口部と枠部、及び枠部から内側に伸びる脚部を有することを特徴とする。
上記の像加熱装置構成によれば、画像の加熱ムラを抑えつつ加熱体の異常昇温時の通電遮断応答性が優れた装置を提供できる。
(1)画像形成装置例
図1に、本発明の像加熱装置を搭載したカラー画像形成装置の概略構成図を示す。本例のカラー画像形成装置は、電子写真方式を用いて、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色のトナー像を重ね合わせることでフルカラー画像を得る装置であり、プロセススピードは90mm/sec、一分間の印字枚数はUSレターサイズ紙で16枚である。また、一枚目プリント(First Page Out)までの時間(FPOT)は約15秒である。
Y・C・M・Kはそれぞれイエロー・シアン・マゼンタ・ブラックの色トナー像を形成する4つのプロセスカートリッジであり、下から上に順に配列してある。各プロセスカートリッジY・C・M・Kは、それぞれ、像担持体たる感光体ドラム1、帯電手段たる帯電ローラ2、静電潜像を顕像化するための現像手段3、感光体ドラムのクリーニング手段4等をひとつの容器にまとめた、いわゆるオールインワンカートリッジを使用している。
イエローのプロセスカートリッジYの現像手段3にはイエロートナーを、シアンのプロセスカートリッジCの現像手段3にはシアントナーを、マゼンタのプロセスカートリッジMの現像手段3にはマゼンタトナーを、ブラックのプロセスカートリッジKの現像手段3にはブラックトナーを、それぞれ充填してある。
感光体ドラム1に露光を行うことにより静電潜像を形成する光学系5が上記4色のプロセスカートリッジY・C・M・Kに対応して設けられている。光学系5としてはレーザー走査露光光学系を用いている。
各プロセスカートリッジY・C・M・Kにおいて、光学系5より、画像データに基づいた走査露光が、帯電手段2により一様に帯電された感光体ドラム1上になされることにより、感光体ドラム表面に走査露光画像に対応する静電潜像が形成される。不図示のバイアス電源より現像手段3の現像ローラに印加される現像バイアスを、帯電電位と潜像(露後部)電位の間の適切な値に設定することで、負の極性に帯電されたトナーが感光体ドラム1上の静電潜像に選択的に付着して現像が行われる。
すなわち、イエローのプロセスカートリッジYの感光体ドラム1にはイエロートナー像が、シアンのプロセスカートリッジCの感光体ドラム1にはシアントナー像が、マゼンタのプロセスカートリッジMの感光体ドラム1にはマゼンタトナー像が、ブラックのプロセスカートリッジKの感光体ドラム1にはブラックトナー像が、それぞれ形成される。
各プロセスカートリッジY・C・M・Kの感光体ドラム1上に現像形成された上記の単色トナー画像は各感光体ドラム1の回転と同期して、略等速で回転する中間転写体6上へ所定の位置合わせ状態で順に重畳されて一次転写されることで、中間転写体6上に未定着のフルカラートナー画像が合成形成される。
本実施例においては、中間転写体6として、エンドレスの中間転写ベルトを用いており、駆動ローラ7、二次転写ローラ対向ローラ14、テンションローラ8の3本のローラに懸回して張架してあり、駆動ローラ7によって駆動される。
各プロセスカートリッジY・C・M・Kの感光体ドラム1上から中間転写ベルト6上へのトナー像の一次転写手段としては、一次転写ローラ9を用いている。一次転写ローラ9に対して、不図示のバイアス電源より、トナーと逆極性の一次転写バイアスを印加することにより、各プロセスカートリッジY・C・M・Kの感光体ドラム1上から中間転写ベルト6に対して、トナー像が一次転写される。
各プロセスカートリッジY・C・M・Kにおいて感光体ドラム1上から中間転写ベルト6への一次転写後、感光体ドラム1上に転写残として残ったトナーは、クリーニング手段4により除去される。本実施例においては、クリーニング手段4として、ウレタンブレードによるブレードクリーニングを用いている。
上記工程を中間転写ベルト6の回転に同調して、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のプロセスカートリッジY・C・M・Kにおいて行なわせて、中間転写ベルト6上に、各色の一次転写トナー画像を順次重ねて形成していく。なお、単色のみの画像形成(単色モード)時には、上記工程は、目的の色についてのみ行われる。
一方、記録材(被記録材)供給部となる記録材カセット10にセットされた記録材Pは、給送ローラ11により給送され、レジストローラ12により所定の制御タイミングで、二次転写ローラ対向ローラ14に懸回されている中間転写ベルト6部分と二次転写手段としての二次転写ローラ13とのニップ部に搬送される。
中間転写ベルト6上に形成された一次転写トナー像は、二次転写手段たる二次転写ローラ13に不図示のバイアス印加手段より印加されるトナーと逆極性のバイアスにより、記録材P上に一括転写される。
二次転写後に中間転写ベルト6上に残った二次転写残トナーは中間転写ベルトクリーニング手段15により除去される。本実施例においては、感光体ドラム1のクリーニング手段4と同様、ウレタンブレードによる中間転写体クリーニングを行っている。
記録材P上に二次転写されたトナー画像は、定着手段たる定着装置Fを通過することで、記録材P上に溶融定着され、排紙パス31を通って排紙トレイ32に送り出されて画像形成装置の出力画像(フルカラープリント、もしくはモノカラープリント)となる。
(2)定着装置(像加熱装置)F
図2は定着装置Fの概略構成模型図である。本例の定着装置Fは、可撓性の回転体(定着ベルト)を用いた加圧ローラ駆動方式(テンションレスタイプ)の像加熱装置である。
1)装置Fの全体的構成
20は定着ベルト(可撓性の回転体)であり、ポリイミドの基層上に弾性層を設けた円筒形状の部材である。この定着ベルト20は後記3)項で詳述する。
22は加圧ローラである。17は断面が略半円弧形状で、樋型の耐熱性ヒータホルダ(加熱体保持部材)、16は熱源としてのヒータ(加熱体)であり、ヒータホルダ17の下面に該ホルダの長手に沿って配設してある。定着ベルト20はこのヒータホルダ17にルーズに外嵌させてある。ヒータ16は本実施例では後記2)項で詳述するようなセラミックヒータである。
ヒータホルダ17は、耐熱性の高い液晶ポリマー樹脂の成型品である。本実施例のヒータホルダはヒータ16を保持する機能だけでなく定着ベルト20をガイドする役割を果たす。本実施例においては、液晶ポリマーとして、デュポン社のゼナイト7755(商品名)を使用した。ゼナイト7755の最高使用可能温度(耐熱温度)は、約270℃である。
加圧ローラ22は、ステンレス製の芯金に、射出成形により、厚み約3mmのシリコーンゴム層を形成し、その上に厚み約40μmのPFA樹脂チューブを被覆してなる。この加圧ローラ22は芯金の両端部を装置フレーム24の不図示の奥側と手前側の側板間に回転自由に軸受保持させて配設してある。この加圧ローラ22の上側に、前記のヒータ16・ヒータホルダ17・定着ベルト20等から成る加熱アセンブリをヒータ16側を下向きにして加圧ローラ22に並行に配置し、ヒータホルダ17の両端部を不図示の加圧機構により片側98N(10kgf)、総圧196N(20kgf)の力で加圧ローラ22方向に附勢してある。これにより加熱定着に必要な所定幅の定着ニップ部Nを形成させてある。加圧機構は、圧解除機構を有し、ジャム処理時等に、加圧を解除し、記録材Pの除去が容易な構成となっている。
18は温度検知手段としてのサーミスタである。サーミスタ18はヒータホルダ17の上方において定着ベルト20の内面に弾性的に接触させてあり、定着ベルト20の内面の温度を検知する。
サーミスタ18は、ヒータホルダ17に固定支持させたステンレス製のアームの先端に取り付けられている。アームは弾性を有するので、定着ベルト20の内面の動きが不安定になった状態においても、サーミスタ素子が定着ベルト20の内面に常に接する状態に保たれる。
サーミスタ18は、制御回路部(CPU)21と電気的に接続されている。制御回路部21は、サーミスタ18の出力に基づいてヒータ駆動回路部28(図3)を制御する。本実施例の制御回路部21はサーミスタ18の検知温度が所定の制御温度を維持するようにヒータ16(正確には後述する発熱抵抗体bへの)への通電を制御している。本実施例の制御温度は180℃である。
23は装置フレーム24に組付けた入り口ガイドであり、34は定着排紙ローラである。入り口ガイド23は、二次転写ニップを抜けた記録材Pが、定着ニップ部Nに正確に進入するよう、記録材を導く役割を果たす。本実施例の入り口ガイド23は、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂により形成されている。
19は感熱素子たるサーモスイッチ、25はヒータ16とサーモスイッチ19の間に配置されている樹脂製のスペーサである。スペーサ25はヒータホルダ17の一部に設けられた穴部に挿入してある。サーモスイッチ19は、スペーサ25を介して、付勢部材たるバネ26により、ヒータ16の裏面方向に付勢されている。本実施例のサーモスイッチの作動温度は約200℃である。
25はヒータとサーモスイッチの間に配置された樹脂製のスペーサである。このスペーサの軟化点はヒータホルダの耐熱温度より低くサーモスイッチの作動温度よりも高く設定されており、本実施例のスペーサの軟化点は約250℃に設定されている。本実施例で用いているサーモスイッチの作動温度は上述のように約200℃であり、この程度の作動温度のサーモスイッチは低価格で入手できるメリットがある。しかしながら、サーモスイッチの作動温度とヒータの制御温度の差が小さいので、スペーサを設けない(サーモスイッチがヒータに直接接触する)構成やサーモスイッチの作動温度より軟化点が低いスペーサを用いる構成では、ヒータが正常作動時に若干オーバーシュートしただけでもサーモスイッチが作動してしまう。これに対し、本実施例のようにサーモスイッチの作動温度よりも軟化点が高いスペーサを用いれば、ヒータが正常に作動している時にサーモスイッチが作動してしまうのを防止でき、ヒータの異常昇温によりスペーサが軟化すれば即座にサーモスイッチが作動するので、安全対策機能の信頼性が高まる。
サーモスイッチ19は、ヒータ16への給電線(不図示)に対して直列に接続され、所定の温度以上を感知するとヒータ16への通電を遮断する構成となっている。
加圧ローラ22は駆動手段Mにより矢印の反時計方向に所定の周速度で回転駆動される。加圧ローラ22が回転すると摩擦力により円筒状の定着ベルト20が従動回転する。定着ベルト20の内面にはグリスが塗布され、ヒータ16やヒータホルダ17と定着ベルト20内面との摺動性を確保している。
トナー像が形成された記録材Pは定着ニップ部Nで挟持搬送されることにより加熱定着される。定着ニップ部Nを通過した記録材Pは定着ベルト20の曲率により自然に定着ベルトから分離され、定着排紙ローラ33で排出される。
2)ヒータ(加熱体)16
熱源としてのヒータ16は、細長い板状の基板(絶縁性の平板状の基板)と、この基板上に形成された発熱抵抗体層と、更に発熱抵抗体層を覆う耐熱ガラス層を有する。
図3はそのようなセラミックヒータの一例の構造模型図であり、(a)は一部切欠き表面模型図、(b)は裏面模型図、(c)は拡大横断面模型図である。
図3に基づきヒータ16の構造を詳述する。aはアルミナ製の基板、bは基板上に銀パラジウム(Ag/Pd)合金を含んだ導電ペーストをスクリーン印刷して形成された発熱抵抗体層であり、厚みは10μm程度、幅は1〜5mm程度である。c及びdは発熱抵抗体層と同様に基板上に銀ペーストをスクリーン印刷して形成された電極部であり、この電極部c及びdに給電用コネクタ27が繋がれる。e及びfは電極部と発熱抵抗体層を電気的に繋ぐ電路部であり、やはり基板上にスクリーン印刷されている。gは発熱抵抗体層bと電路部e・fの保護と絶縁性を確保するためにそれ等の上に形成した厚み10μm程度のガラスコート層である。このガラスコート層が定着ベルト内面と接触する。
ヒータ駆動回路部28から上記の給電用コネクタ27を介して第1と第2の電極部c・dに給電されることで発熱抵抗体層bが発熱してヒータ16が迅速に昇温する。ヒータ駆動回路部28は制御回路部(CPU)21により制御される。
画像形成装置本体にプリント命令が入ると、ヒータへの通電が開始されると共に加圧ローラ22及び定着ベルト20が回転を開始する。ヒータ16への通電は、PID制御によりコントロールされ、定着ベルト20の内面温度、すなわちメインサーミスタ18の検知温度が180℃になるように、入力電力が制御される。
3)定着ベルト20
定着ベルト20は、耐熱樹脂のフィルムであり、材質がポリイミドで厚み約50μmの基層、この基層上に設けられており、材質がシリコーンゴムで厚み約250μmの弾性層、この弾性層上に設けられており、材質がPFAで厚み約30μmの樹脂チューブ層を有する。
シリコーンゴム層には、極力熱伝導率の高い材質を用い、定着ベルト20の熱容量を小さくすることが、すばやい温度立ち上げの観点からは望ましい。本実施例においては、熱伝導率が約4.19×10−3J/sec・cm・Kと、シリコーンゴムとしては、熱伝導率が高い部類に属する材質を用いた。
一方、OHT透過性や、定着後の画像の光沢ムラといった、画質の観点からは、定着ベルト20のゴム層を極力厚くすることが望ましい。本発明者らの検討によれば、満足のいくレベルの画質を得るためには、200μm以上のゴム厚みが必要であることが分かっている。本実施例におけるシリコーンゴム層は、厚み250μmとした。
こうして形成した定着ベルト20の熱容量を測定したところ、1.17×10−1J/cm・K(定着ベルト1cmあたりの熱容量)であった。一般に、定着ベルト20の熱容量が4.19J/cm・K以上となると、温度立ち上がりが鈍くなり、オンデマンド性が損なわれる。また、逆に4.19×10−2J/cmK以下にしようとすると、定着ベルト20のゴム層を極端に薄くせざるを得なくなり、OHT透過性や画像の光沢ムラのレベル等、画質を維持するために必要なゴム層の厚みを確保できない。このため、オンデマンド性と、画質の両方を満足する定着ベルト20の熱容量は、4.19×10−2J/cmK以上4.19J/cmK以下の範囲に含まれるのが望ましい。
さらに、定着ベルト20の表面にフッ素樹脂層(本実施例ではPFAチューブ)を設けることで表面の離型性が向上し、定着ベルト20の表面にトナーが一旦付着しても、再度記録材Pにオフセットトナーが移動しやすくなりオフセット現象を防止することができる。
また、定着ベルト20の表面のフッ素樹脂層を塗布により形成するのではなく弾性層の上にチューブを被せて形成することで、より簡便に、均一なフッ素樹脂層を形成することが可能となる。
(3)異常昇温時におけるサーモスイッチ19の動作
1)サーモスイッチ(感熱素子)19
図4に、サーモスイッチ19の断面概略図を示す。サーモスイッチ・ケース50(下部が感熱面になっている)は、バイメタル51とバイメタル上に配置されたピン52を内包し、ピン52は通電プレート53を支持している。通電プレート53は、接点55において通電プレート54と接しており、ヒータ16が異常昇温を起こしていない通常時には図4の(a)のようにこの接点55を介してヒータへの通電が可能な状態になっている。一方、ヒータ16の異常昇温時には図4の(b)のように、バイメタル51が正常時とは逆側に反り、ピン52を押し上げる。これによって通電プレート53も押し上げられ、接点55が開放され、ヒータへの通電が不可能な状態になる。
以上から判るように、ヒータ16の異常昇温時に、サーモスイッチ19を素早く動作させるためには、バイメタル51の存在するサーモスイッチ・ケース50の中心部にヒータの熱を伝えることが好ましい。
図5に本実施例におけるサーモスイッチ19周辺の詳細断面図を示す。また、図6の(a)・(b)・(c)・(d)にそれぞれスペーサ25を底面側(ヒータ側)から見た場合の形状例を示す。また、図12にスペーサの斜視図を、図13にヒータホルダにスペーサを載せた状態の斜視図を示す。サーモスイッチ19は、バネ26により、4.9N(500gf)の付勢力をもって、ヒータ16の方向(加熱体側)に付勢されている。またサーモスイッチ19とヒータ16の間には樹脂製のスペーサ25が配置されている。
スペーサ25には、ヒータホルダ17の穴部の周囲17aと係合する「つば」部25eが設けられている。バネ26でサーモスイッチ19を付勢すると、つば部25eがヒータホルダ17の穴部の周囲17aに突き当たり、それ以上ヒータ側に押し込まれないようになっている。これにより、ヒータ16に大きな圧力が掛からないようになっている。また、つば部25eがヒータホルダ17の穴部の周囲17aに突き当たる大きさなので、スペーサ25がヒータホルダ17のヒータ保持面側から脱落しない。このような構造であるので、ヒータ16、ヒータホルダ17、スペーサ25、サーモスイッチ19、バネ26等を組み易く、組み立て性が向上する。また本実施例においては、スペーサ25のサーモスイッチ支持面の厚さを0.5mmに設定している。上述のように、このスペーサ25の軟化点は約250℃であり、ヒータ16が異常昇温すると軟化するように設定されている。
図5、図6及び図13に示すように、スペーサ25は、開口部25bと、開口部25bの周囲の枠部25c、枠部25cから内側に伸びる脚部25d、を有する。そして、脚部25dの存在により、スペーサ25が軟化した時にヒータ16の熱がサーモスイッチ19に伝わり易くなっている。
上述のスペーサ25のサーモスイッチ支持面における、開口部25bと脚部25dの面積比は、定着装置の使用状況や感熱素子19の動作温度などに合わせ適宜設定すればよいが、本実施例のように、感熱素子としてサーモスイッチ19を用いる場合、サーモスイッチ19は上述のような内部構成であるため、サーモスイッチ19の確実な動作を確保するには、開口部がサーモスイッチ・ケース50の感熱面の中央領域にないこと、即ち脚部25dが感熱面の中央領域にある構造が望ましい。
一方で、脚部25dの伝熱によって、ヒータが異常昇温していない通常時にサーモスイッチ19が動作することを避けるため、開口部25bは出来る限り大きく取ることが望ましい。また、ヒータが異常昇温していない時のヒータからスペーサへの放熱を抑える意味でも開口部を大きくする構成が好ましい。
また、脚部25dを設けることにより開口部25bを複数形成すれば、通常時及び異常昇温時に、サーモスイッチ19の姿勢を安定させることができる。
図6の(a)・(b)・(c)・(d)にそれぞれスペーサ25のサーモスイッチ支持面の形状例を示す。これらは円形のサーモスイッチ・ケース50を収める場合の例で、本発明はこれら形状に限定されるものではない。なお本実施例においては(a)の形状のスペーサ25を用いた。(a)・(b)・(c)の形状のスペーサは、脚部25dが円形の枠部25cの中央で交差しており、中央領域に脚部が存在している。また、(d)のスペーサは脚部25dは一本であるが中央領域に脚部が存在する形状になっている。つまり、いずれの形状のものも中央部に脚部が存在する構成になっている。
また、スペーサが軟化していない状態でスペーサの中央部(脚部)とサーモスイッチ感熱面は接触しているが、脚部の面積に対して開口部の面積を大きく設定することによりサーモスイッチへの伝熱を抑えられるので、ヒータが異常昇温していない正常時にサーモスイッチが作動するのを防止できる。
スペーサ25の材質として、本実施例においては、軟化温度が約250℃のガラス繊維入りポリエチレンテレフタレート樹脂を用いた。上述のようにサーモスイッチの作動温度(200℃)よりも軟化点が高いスペーサなので、ヒータが正常に作動している時にサーモスイッチが作動してしまうのを防止でき、ヒータの異常昇温によりスペーサが軟化すれば即座にサーモスイッチが作動するので、安全対策機能の信頼性が高まる。また、スペーサの軟化点(約250℃)はヒータホルダの耐熱温度(約270℃)より低く設定されている。この設定により、ヒータの異常昇温が発生してもスペーサがヒータホルダより先に軟化しサーモスイッチが作動するので、ヒータホルダを傷めることがなく、ヒータホルダの再利用が可能になる。
2)異常昇温時の動作
何らかの原因で、ヒータ16が異常昇温した際に、従来は、スペーサ25が軟化して、サーモスイッチ19とヒータ16との距離が減少することによりサーモスイッチ19を動作させる形態であったが、本発明においては、図7の(a)のように、ヒータの異常昇温時の熱によりスペーサ25を軟化、溶解させサーモスイッチ19とヒータ16との距離を減少させると共に、スペーサ25のサーモスイッチ支持面の溶解により、サーモスイッチ19とヒータ16間を、溶解したスペーサ25の樹脂材25aで満たし、この樹脂材25aを介しヒータ16の熱をサーモスイッチ19に伝熱させ、サーモスイッチ19を動作させる。従って、図7の(b)ように、ヒータの異常昇温によりスペーサが軟化した時にサーモスイッチ19の姿勢が傾いても、サーモスイッチとヒータの間には軟化前の脚部に相当する樹脂が存在するので、この軟化した樹脂を介した熱伝導によりサーモスイッチを素早く作動させることができる。サーモスイッチ19の動作によりヒータ16への通電が遮断され、ヒータ16の異常昇温による、定着装置Fの破損が防止される。
図8に、電力制御を行わず、1000Wの電力をヒータ16に投入し、ヒータ16の裏面の昇温速度を測定したグラフを示す。このグラフからわかるとおり、ヒータ16の裏面の温度は、5.5秒で300℃に達する。ヒータホルダ17の材質として用いられているゼナイト7755は、270℃まで使用可能であるが、300℃を超えると、ヒータ16の熱および、加圧部材による圧力で、変形を生じるため、ヒータ16裏面の温度が300℃に達する前に、サーモスイッチ19を動作させる必要がある。
本実施例の定着装置を用いて、1000Wの電力を投入した暴走試験を実施したところ、サーモスイッチ19は電力投入開始から3.7秒で動作し、ヒータ16への通電を遮断した。
また、本実施例の定着装置を画像形成装置に装着し、通常の画像出力に供したところ、トナーの定着不良やトナー面のグロスムラなどない、良好な画像が得られた。
本実施例においては、感熱素子として、サーモスイッチ19を使用したが、温度ヒューズ、サーミスタ等、他の素子を使用しても、一向に差し支えない。特に、本実施例のサーモスイッチのように感熱面が平坦な形状の感熱素子の場合、スペーサが軟化した時にサーモスイッチの姿勢が傾きやすく、このような感熱素子を用いる場合に効果が大きい。
また、本実施例においては、定着装置の可撓性の回転体20として、カラー画像形成装置用の、定着スリーブ表面に弾性層を設けたタイプを使用したが、定着スリーブ表面に弾性層の無い、モノクロ画像形成装置用定着装置に本発明を適用してもよい。モノクロ画像型性装置においても、特に高速化等により、ヒータ16裏面が高温になる構成では、本発明は有効である。
さらに、本実施例においては、定着スリーブ20の加熱方法として、定着スリーブ20内部にヒータホルダ17およびヒータ16を配置し、定着スリーブ内面から加熱方式を採用したが、ヒータ16を定着スリーブ20外周面に接触させ、定着スリーブ20表面を直接加熱する定着方式を採用することもできる。また、剛体の定着ローラを用いた定着装置に適用することもできる。この場合、定着ローラが加熱体に相当し、定着ローラ内部に配置する熱源が発熱抵抗体に相当する。そして定着ローラ表面と感熱素子の間に本実施例のスペーサを配置すればよい。
本実施例のヒータホルダ17の材料として液晶ポリマー(LCP)であるゼナイト7755(商品名)、スペーサ25材料としては、ポリエチレンテレフタレートを用いたが、この他にもヒータホルダ17の材質として鉄、アルミ等の金属や、他のグレードのLCP、また、スペーサ25の材質としては、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)で、ゼナイト7755と異なる耐熱グレードの材質等、さまざまな材料の組み合わせを用いることができる。この組み合わせ方法は、ヒータホルダ17の融点が、スペーサ25の融点よりも高く設定されている限り、自由である。
<その他>
1)本発明の像加熱装置は、画像加熱定着装置としてばかりでなく、たとえば,一度定着された画像を担持した被記録材を加熱してつや等の表面性を改質する像加熱装置、仮定着処理する像加熱装置、シート状物を供給して乾燥処理・ラミネート処理する等の像加熱装置、インクジェットプリンタ等に用いられる乾燥用の像加熱装置等として広く使用できる。
2)実施例では加熱体16として図3に例示したような構造のセラミックスヒータを用いているが、これとは異なる構造のセラミックスヒータであっても勿論よい。発熱抵抗体bを基材aの可撓性部材摺動面とは反対側の面に設けた所謂背面加熱型のセラミックスヒータであってもよい。また発熱抵抗体としてニクロム線等を用いた加熱体等でもよい。
実施例1における画像形成装置例の概略構成模型図 実施例1における定着装置の断面図 実施例1におけるヒータ(加熱体)の構造を示す図 (a)はサーモスイッチの通常時を示す図、(b)はサーモスイッチのヒータ異常昇温時を示す図 実施例1におけるサーモスイッチ周辺の詳細図 (a)・(b)・(c)はそれぞれスペーサの形態例を示す図 (a)はヒータ異常昇温時を示す図、(b)は加熱体異常昇温時にサーモスイッチが斜めに当接した場合を示す図 実施例1における、1000W電力投入時のヒータ16の昇温カーブを示すグラフ 比較例1の説明図 従来例の定着装置の断面図 (a)・(b)・(c)はそれぞれサーモスイッチ・ケースの断面形状を示す図 スペーサの斜視図 ヒータホルダにスペーサを載せた状態の斜視図
符号の説明
16 ヒータ
17 ヒータホルダ
19 サーモスイッチ
20 定着スリーブ
25 スペーサ
26 付勢部材

Claims (9)

  1. 通電により発熱する発熱抵抗体を有する加熱体と、前記加熱体の異常昇温による熱で作動し、前記発熱抵抗体への通電を遮断する感熱素子と、を有する像加熱装置において、
    前記加熱体と前記感熱素子の間には樹脂製のスペーサが設けられており、前記スペーサは開口部と枠部、及び枠部から内側に伸びる脚部を有することを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記装置は更に、前記加熱体を保持する樹脂製の加熱体保持部材を有し、前記スペーサの軟化点は前記加熱体保持部材の耐熱温度より低いことを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記スペーサの軟化点は、前記感熱素子の作動温度より高いことを特徴とする請求項2に記載の像加熱装置。
  4. 前記スペーサは、前記加熱体保持部材に保持されていることを特徴とする請求項2に記載の像加熱装置。
  5. 前記感熱素子を前記加熱体の方向へ付勢する付勢部材を有し、前記付勢部材は前記加熱体の異常昇温時の前記スペーサの軟化に伴い、前記感熱素子を前記加熱体側へ移動させる付勢力を有することを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の像加熱装置。
  6. 前記加熱体は、絶縁性の平板状の基板と、前記基板に具備させた前記発熱抵抗体からなることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の像加熱装置。
  7. 前記装置は更に、前記加熱体に接触しつつ移動する可撓性の回転体と、前記可撓性の回転体を介して前記加熱体と共にニップ部を形成する加圧ローラと、を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の像加熱装置。
  8. 前記可撓性の回転体は、耐熱樹脂のフィルムであることを特徴とする請求項7に記載の像加熱装置。
  9. 前記可撓性の回転体は、弾性層を有することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の像加熱装置。
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