JP4535565B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、不揮発性半導体記憶装置に関し、特に、複数のバンクを有するマルチバンク不揮発性半導体記憶装置に関する。より特定的には、この発明は、消去/書込動作などの内部動作が1つのバンクに対して行なわれているときに、別のバンクのデータを読出すバックグラウンド・オペレーション機能を有するフラッシュメモリ(BGO(バックグラウンド・オペレーション)フラッシュメモリ)に関する。
【0002】
【従来の技術】
図25は、従来のBGOフラッシュメモリの全体の構成を概略的に示す図である。図25において、従来のBGOフラッシュメモリは、複数のバンクB♯1−B♯4を含む。これらのバンクB♯1−B♯4は、互いに独立にアドレス指定が可能であり、実質的に同一の構成を有する。図25においては、代表的に、バンクB♯1の内部構成要素に対して参照番号を付す。
【0003】
バンクB♯1−B♯4の各々は、行列状に配列される複数の不揮発性メモリセルを有するメモリアレイMAと、アドレスバッファ901からの内部アドレス信号をプリデコードするプリデコーダPDと、プリデコーダPDからの内部ロウアドレス(プリデコード)信号をデコードし、メモリアレイMAのアドレス指定された行を選択するためのロウデコーダRDと、プリデコーダPDからの内部カラムアドレス信号(プリデコード信号)をデコードし、メモリアレイMAのアドレス指定された列を選択するための列選択信号を生成するカラムデコーダCDと、カラムデコーダCDからの列選択信号に従ってメモリアレイMAの列を選択するためのYゲートYGと、YゲートYGにより選択された列のデータを検出し増幅するセンスアンプSAとを含む。
【0004】
これらのバンクB♯1−B♯4においては、さらに、書込モード時、選択メモリセル(ビット線)へ書込データに応じた電圧を伝達するための書込回路が設けられているが、図25においては図面を簡略化するために示していない。
【0005】
不揮発性半導体記憶装置は、さらに、アドレスバッファ901からの内部アドレス信号に含まれるバンクアドレス信号をデコードし、バンクB♯1−B♯4を選択的に活性化するためのバンク指定信号を生成するバンクポインタ903と、制御信号CTLに従って外部からのコマンドCMDを取込み、このコマンドCMDが指定する動作モードを行なうための各種内部制御信号を生成する内部制御回路900と、制御信号CTLに従って外部からのデータを取込み内部書込データを生成しかつ読出モード時外部へデータを出力するデータバッファ913と、バンクB♯1およびB♯3に対応して設けられ、書込モード時データバッファ913から与えられたデータをラッチする書込データバッファ904と、バンクB♯1およびB♯3に対応して設けられ、消去/書込動作時、消去および書込動作が正確に行なわれたか否かを検出するための消去/書込ベリファイ回路905と、バンクB♯2およびB♯4に対応して設けられ、データバッファ913からの内部書込データをラッチする書込データバッファ906と、バンクB♯2またはB♯4の消去/書込動作時、これらの選択バンクにおいて消去または書込が正確に行なわれたか否かを検出するための消去/書込ベリファイ回路907とを含む。
【0006】
書込データバッファ904の書込データは、バンクB♯1およびB♯3の図示しない書込回路へ与えられて、この書込データに応じた内部電圧が内部データ線(ビット線)に伝達される。書込データバッファ906も同様、バンクB♯2およびB♯4の図示しない書込回路に書込データへ与え、バンクB♯2またはB♯4の選択列に、書込データに応じた電圧が伝達される。
【0007】
消去/書込動作時において、消去および書込動作は、このフラッシュメモリの種類に応じて異なる。NOR型フラッシュメモリにおいては、消去動作は、メモリセルのトランジスタのしきい値電圧を低くする動作であり、メモリセルトランジスタのフローティングゲートから電子を引抜く動作が行なわれる。一方、DINOR型フラッシュメモリにおいては、消去動作は、メモリセルトランジスタのしきい値電圧を高くする動作であり、メモリセルトランジスタのフローティングゲートへ電子が注入される。書込動作についても同様であり、書込動作では、NOR型フラッシュメモリにおいては、しきい値電圧が高くされ、またDINOR型フラッシュメモリにおいては、しきい値電圧が低くされる。
【0008】
内部制御回路900は、この消去/書込動作時、消去/書込ベリファイ回路905または907からのベリファイ結果指示信号に従って、消去または書込が正確に行なわれるまで、繰返し消去/書込動作を実行する。この内部制御回路900は、また、コマンドCMDに従って、アドレスバッファ901に、外部からのアドレス信号ADを取込ませるとともに、内部動作時、この取込んだアドレスに従って内部制御アドレス信号を生成する。
【0009】
アドレスバッファ901は、したがって外部からのアドレス信号ADに対応する内部アドレス信号と、内部制御回路900の制御の下に生成される内部制御アドレス信号両者を生成する。また、バンクポインタ903は、このアドレスバッファ901からの内部アドレス信号および内部制御アドレス信号に従って、内部動作用のバンク指定信号および外部アドレス信号に対応するバンク指定信号両者を生成することができる。外部アドレス信号ADに対応する内部アドレス信号および内部制御回路900の下に生成される内部制御アドレス信号両者を生成することにより、1つのバンクにおいて消去/書込などの内部動作が行なわれているときに他バンクへアクセスしてメモリセルデータを読出すことができる。
【0010】
この不揮発性半導体記憶装置は、さらに、装置固有のデバイス製造コード(IDコード)を格納するレジスタ回路908と、消去サイクル時間および記憶容量などの共通フラッシュインターフェイス(CFI)コード(通常32種類のデータ)を格納するレジスタ回路909と、バンクの動作状態を示すステータスデータを格納するレジスタ回路910と、バンクB♯1−B♯4におけるブロック単位でのロックの有無を示すロックビットを格納するレジスタ回路911と、内部制御回路900からのリードモード切替信号RSWに従って、これらのレジスタ回路908−911とバンクB♯1−B♯4からの読出されたデータDiの1つを選択してデータバッファ913へ与える出力切替回路912を含む。
【0011】
この不揮発性半導体記憶装置においては、1つのバンクでの消去/書込動作中に、他バンクまたはステータスレジスタ回路910へアクセスして、必要なデータを読出すことができる。このように、内部動作があるバンクに対して行なわれているときに、この内部動作実行バンク以外の回路(ステータスレジスタ回路またはバンク)のデータを読出を行なうことができる機能を、バックグラウンド・オペレーション(BGO)機能と称す。通常、不揮発性半導体記憶装置においては、データの読出は、50ns(ナノ秒)から100ns程度と高速であるものの、消去/書込動作においては、2μsないし5s程度の相対的に長い時間が必要である。この消去/書込動作時において、他バンクまたはステータスレジスタ回路へのアクセスを可能とすることにより、システムのウエイト時間を低減し、システムの処理効率を改善する。
【0012】
この各バンク単位で、内部動作およびデータの読出を行なうために、各バンクに、センスアンプSAが配置される。
【0013】
図26は、図25に示すアドレスバッファ901の構成を概略的に示す図である。図26において、アドレスバッファ901は、外部からのアドレス信号ADとアドレスバッファ活性化信号ABEとを受けるNAND回路901aと、NAND回路901aの出力信号を反転して中間アドレス信号ADiを生成するインバータ901bと、インバータ901bの出力する中間アドレス信号ADiを受けて外部読出用アドレス信号AEを生成する2段の縦続接続されるインバータ901cおよび901dと、内部制御回路900からの内部制御アドレス信号ICADと中間アドレス信号ADiとを受け、外部アドレス取込指示信号EALEおよび内部制御アドレス取込指示信号IALEに従って与えられたアドレス信号を取込み内部制御アドレス信号AIを生成するアドレスラッチ901eを含む。
【0014】
このアドレスバッファ活性化信号ABEは、制御信号CTL(チップイネーブル信号/CE,ライトイネーブル信号/WE,アウトプットイネーブル信号/OE)に従って、活性化される。外部アドレス取込指示信号EALEは、外部からコマンドCMDが与えられたときに活性化され、内部制御アドレス取込指示信号IALEは、内部動作実行時に活性化される。内部制御アドレス信号ICADについては、たとえばページモードでのデータ読出時において外部アドレス信号ADを先頭アドレスとして内部で順次アドレス信号を更新して内部制御アドレス信号を生成する。また消去/書込動作時においては、消去をブロック単位で実行するため、外部アドレス信号ADからブロックアドレス信号を生成する(消去がブロック単位で行なわれる場合)。
【0015】
図27は、図26に示すアドレスラッチ901eの構成を示す図である。図27において、アドレスラッチ901eは、外部アドレス取込指示信号EALEの活性化(Hレベル)に応答して導通し、中間アドレス信号ADiを通過させるトランスファーゲート920aと、内部制御アドレス取込指示信号IALEの活性化(Hレベル)時導通し、内部制御アドレス信号ICADを通過させるトランスファーゲート920bと、トランスファーゲート920aおよび920bの一方から与えられるアドレス信号を第1の入力に受けかつ第2の入力にリセット信号ZRSTを受けるNAND回路920cと、NAND回路920cの出力信号を反転して内部制御(内部制御用)アドレス信号AIを生成するインバータ920eと、NAND回路920cの出力信号を反転してNAND回路920cの第1の入力へフィードバックするインバータ920dを含む。リセット信号ZRSTは、内部動作完了後または新たにコマンドが与えられたときに活性化される(Lレベルに駆動される)。このリセット信号ZRSTがLレベルに活性化されると、内部制御アドレス信号AIは、全ビットがLレベルに設定される。
【0016】
したがって、アドレスラッチ901eからは、外部アドレス信号ADに対応する内部制御アドレス信号または、内部制御回路900により加工された内部制御アドレス信号ICADの一方が選択されて内部動作用のアドレス信号AIとして出力される。
【0017】
すなわち、図28に示すように、コマンドCMDが与えられるとき、外部アドレス信号ADも同時に与えられる。外部アドレス信号ADおよびコマンドCMDは、制御信号CTLの立上がりで内部制御回路900によりラッチされる。このコマンド印加時の制御信号CTL(/CE,/WE,/OE)に従ってアドレスバッファ活性化信号ABEが活性化され、外部アドレス信号ADに従って中間アドレス信号ADiが生成される。次いで、コマンドCMDのデコード結果に従って外部アドレス取込指示信号EALEが活性化され、トランスファーゲート920aが導通し、内部制御アドレス信号AI(AD0)が、外部アドレス信号AD(中間アドレス信号ADi)に従って生成される。
【0018】
コマンドCMDに従って、ページモード動作、または消去/書込動作が指定されたときには、内部制御回路の制御の下に、内部制御アドレス信号ICADが更新される。この内部動作時、内部制御回路900の制御の下に、内部制御アドレス取込指示信号IALEが活性化され、トランスファーゲート920bが導通し、内部制御アドレス信号AIが、内部制御回路900からの内部制御アドレス信号ICAD(0)に変更される。
【0019】
図26に示すアドレスバッファ901からのアドレス信号AEおびAIは、ともに、図25に示すバンクポインタ903へ与えられる。バンクポインタ903は、これらのアドレス信号AEおよびAIに従って、バンクを特定するバンク指定信号をそれぞれ内部動作用および外部データ読出用に生成する。
【0020】
図29は、図25に示すバンクポインタ903の構成を示す図である。このバンクポインタ903は、外部読出用アドレス信号ビットAE<m:0>の最上位2ビットAE<m:m−1>をデコードして、バンク指定信号AEB1−AEB4を生成するゲート回路903a−903dと、内部制御アドレス信号ビットAI<m:0>の最上位2ビットAI<m:m−1>に従って、内部動作制御用のバンク指定信号AIB1−AIB4を生成するゲート回路903e−903hを含む。アドレス信号AEおよびAIは、ともに(m+1)ビットの信号である。バンクの数が4であり、2ビットのアドレスがバンク特定のために用いられる。
【0021】
ゲート回路903aは、アドレスビットAE<m>およびAE<m−1>がともにLレベルのときに、バンク指定信号AEB1をHレベルの活性状態へ駆動する。ゲート回路903bは、アドレスビットAE<m>がLレベルでありかつアドレスビットAE<m−1>がHレベルのときに、バンク指定信号AEB2をHレベルの活性状態へ駆動する。ゲート回路903cは、アドレスビットAE<m>がHレベルでありかつアドレスビットAE<m−1>がLレベルのときに、バンク指定信号AEB3をHレベルの活性状態へ駆動する。ゲート回路903dは、アドレスビットAE<m>およびAE<m−1>がともにHレベルのときに、バンク指定信号AEB4をHレベルの活性状態へ駆動する。これらのバンク指定信号AEB1−AEB4により、それぞれバンクB♯1−B♯4が指定される。
【0022】
ゲート回路903eは、アドレスビットAI<m>およびAI<m−1>がともにLレベルのとき、バンク指定信号AIB1をHレベルの活性状態へ駆動する。ゲート回路903fはアドレスビットAI<m>がLレベルであり、かつアドレスビットAI<m−1>がHレベルのときに、バンク指定信号AIB2をHレベルの活性状態へ駆動する。ゲート回路903gはアドレスビットAI<m>がHレベルであり、かつアドレスビットAI<m−1>がLレベルのときに、バンク指定信号AIB3をHレベルの活性状態へ駆動する。ゲート回路903hは,アドレスビットAI<m>およびAI<m−1>がともにLレベルのときに、バンク指定信号AIB4をHレベルの活性状態へ駆動する。バンク指定信号AIB1−AIB4は、それぞれ、バンクB♯1−B♯4を指定する。
【0023】
この図29に示すように、バンクポインタ903において、外部読出用のバンク指定信号AEBE1−AEBE4を外部動作用のアドレス信号AEに基づいて生成し、また内部動作用のバンク指定信号AIBE1−AIBE4を、内部制御アドレス信号AIに従って生成することにより、内部動作と外部データ読出動作を並行して行なうことができる。
【0024】
図30は、バンク活性化部の構成を概略的に示す図である。図30において、バンクB♯i(i=1−4)は、バンク指定信号AEBiおよびAIBiを受けるOR回路925からのバンク特定信号BPiの活性化時活性化される。このバンク特定信号BPiが活性化されると、バンクB♯iにおいて、アドレスデコード回路(プリデコーダPD、カラムデコーダCDおよびロウデコーダRD)が活性化され、与えられるアドレス信号に従ってメモリセル選択動作を実行する。
【0025】
図31は、1つのバンクにおけるセンスアンプSAの構成を概略的に示す図である。図31において、センスアンプSAは、センスアンプ活性化信号ZSEの活性化に応答して活性化され、Yゲートから与えられたデータを検知し増幅するセンス回路926と、外部リード活性化信号RDEの活性化時活性化され、センス回路926により検出されたデータをデータバッファへ伝達する内部リード回路927と、ベリファイリード活性化信号VRDEの活性化に応答して活性化され、センス回路926により検知増幅されたデータを消去/書込ベリファイ回路へ与えるベリファイリード回路928を含む。
【0026】
外部リード活性化信号RDEは、バンク指定信号AEBに基づいて生成され、一方、ベリファイリード活性化信号VRDEは、内部動作用バンク指定信号AIBに基づいて生成される。すなわち、バンク指定信号AEBiが活性化された場合、このバンクB♯iの内部リード回路927が活性化され、選択メモリセルデータがデータバッファへ与えられてデータの外部読出が行なわれる。一方、内部動作用バンク指定信号AIBiが活性化された場合、バンクB♯iの動作は、内部制御回路900により制御される。消去および書込が行なわれ、消去/書込ベリファイ動作を行なう場合には、ベリファイリード活性化信号VRDEが活性化されて、消去/書込のベリファイが行なわれる。センス活性化信号ZSEは、バンク指定信号AEBiおよびAIBiの一方の活性化時、内部制御回路900の制御の下に活性化される。
【0027】
図32は、図25に示す内部制御回路900の構成および出力切替回路912の構成を概略的に示す図である。図32において、内部制御回路900は、制御信号CTLに従って外部からのコマンドCMDを取込み、このコマンドCMDが指定する内部動作を指示する信号を生成するコマンドデコーダ900aと、コマンドデコーダ900aからの内部動作指示信号に従って各種内部制御信号を生成する内部制御信号発生回路900bと、内部動作時バンク指定信号AEB(AEB1−AEB4)およびAIB(AIB1−AIB4)の一致/不一致を検出する一致検出回路900cと、一致検出回路900cにおける一致検出時、内部制御信号発生回路900bの制御の下に、この指定されたバンクのステータスデータを生成してステータスレジスタ910に書込むステータスデータ制御回路900dを含む。
【0028】
内部制御信号発生回路900bは、コマンドデコーダ900aからの動作モード指示信号および一致検出回路900cからの一致/不一致検出信号に従って、メインセンスアンプ活性化信号ZSEM、内部リード活性化信号RDEMおよびベリファイリード活性化信号VRDEM、出力モード切替信号RSWを生成する。これらの活性化信号ZSEM、RDEM、およびVRDEMは、メイン制御信号であり、それぞれバンク指示信号との論理積を取って指定されたバンクに対するセンスアンプ活性化信号、外部リード活性化信号RDE、およびベリファイリード活性化信号VRDEが生成される。
【0029】
内部制御信号発生回路900bは、内部動作を行なっているバンクが外部からのアドレスにより指定された場合には、ステータスデータ制御回路900dを活性化し、このバンクのステータスを示すデータ(消去/書込状態の進行状況)を示すデータを生成し、ステータスデータ制御回路900dを介してステータスデータレジスタ910に書込む。この一致検出時においては、内部制御信号発生回路900bは、リードモード切替信号RSWをステータスデータレジスタ910を選択する状態に設定する。コマンド印加時には、コマンドに従った動作が行なわれる。
【0030】
出力切替回路912は、レジスタ回路908、909、910および911それぞれに対応して設けられるトランスファーゲートTX1−TX4と、選択バンクからの読出データDiを受けるトランスファーゲートTX5を含む。これらのトランスファーゲートTX1−TX5の1つが、リードモード切替信号RSWに従って1つが活性化される。これらのトランスファーゲートTX1−TX5は、トライステートバッファ回路であってもよい。次に、この図32に示す回路の動作を、図33に示すフロー図を参照して説明する。
【0031】
ここで、図33においては、この不揮発性半導体記憶装置からメモリセルデータまたはレジスタ回路の格納データを読出す動作が示される。
【0032】
外部からコマンドが印加されたか否かの判別が行なわれる(ステップS1)。外部からデータを読出すリードコマンドが与えられた場合、まず、内部動作中のバンクが存在するか否かの判定が行なわれる(ステップS2)。内部動作中のバンクが存在しない場合には、与えられたコマンドをデコードし、このコマンドが指定する動作が行なわれる(ステップS8)。このとき、リードモード切替信号RSWも、この与えられたコマンドに従って設定される(ステップS9)。続いて、この与えられたコマンドに従ってデータ(メモリセルデータまたはレジスタ回路のデータ)が出力切替回路912により選択されてデータバッファ913を介して外部へ出力される。
【0033】
一方、ステップS2において内部動作中のバンクが存在すると判定された場合(活性状態の内部動作用バンク指定信号AIBが存在するか否かの判定により行なう)、一致検出回路900cによりこのコマンドと同時に与えられたアドレス信号が、内部動作中のバンクを指定しているか否かの判定が行なわれる(ステップS3)。内部動作中のバンクと異なるバンクが指定された場合には、コマンドCMDは、メモリセル読出指示であり、応じて、アレイリードモードが設定され(ステップS6)、外部からのアドレス信号に従ってメモリセルの選択およびデータ読出が行なわれ(ステップS7)、データバッファ913を介して外部へメモリセルデータが出力される(ステップS10)。
【0034】
一方、ステップS3において、内部動作中のバンクが外部からのアドレス信号により指定された場合には、一致検出回路900cが一致を検出し、ステータスデータ制御回路900dによりステータスデータが生成されてステータスレジスタ回路910に、この内部動作中のバンクのステータスを示すデータが書込まれて格納される。次いで、リードモード切替信号RSWが、強制的にステータスレジスタ回路910を選択する状態に設定され、トランスファーゲートTX3が導通する(ステップS5)。次いで、このステータスデータレジスタ回路910の格納するステータスデータがデータバッファ913を介して外部へ出力される(ステップS10)。
【0035】
なお、ステップS6においてアレイリードモードが設定されているが、この場合は、外部からデータ読出を示す信号(/OE,/CEが活性状態)がアドレス信号とともに与えられる動作が行なわれることもある(既に予めアレイリードモードに設定されている)。すなわち、単に出力イネーブル信号/OEを活性化してデータの読出を行なう場合も存在する。
【0036】
したがって、この図32に示すように、外部リード用バンク指定信号AEBおよび内部動作用バンク指定信号AIBを生成して、これらのバンク指定信号により指定されたバンクの活性化を行なうことにより、1つのバンクの内部動作中に、別バンクのデータの読出を行なうことができる。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】
BGOフラッシュメモリにおいては、内部動作中に別バンクへアクセスしてデータを読出すバックグラウンド・オペレーションが可能である。しかしながら、この場合、別バンクからのデータを読出すかまたは、内部動作中のバンクのステータスデータを読出す動作モードしか行なうことができない。これは、バックグラウンド・オペレーション機能は、元々、消去/書込の期間内に、別バンクの記憶データを読出してアクセス効率を改善することを目的としているためである。したがって、この場合、バックグラウンド・オペレーション中には、レジスタ回路908、909および911からのデータを読出すことができず、たとえばブロックロックビットの読出を行なって各バンクの書換え可能領域をチェックするなどの動作を行なうことができず、バックグラウンド・オペレーション機能の用途が限定されるという問題があった。
【0038】
また、リードの内容を設定するためには、外部からコマンドを印加して、リードモード切替信号RSWの状態を設定し直す必要がある。この場合、リードコマンドを印加した後、データ出力を指示するための出力イネーブル信号/OEをアクティブにする必要があり、2サイクルが必要となり、内部データ読出に時間を要するという問題があった。
【0039】
すなわち、一旦リードモード切替信号RSWの状態がリードコマンドにより設定された場合には、以降持続的にそのリードモード切替信号RSWの状態が定められており、CFIコード、ブロックロックビット、およびステータスデータを順次読出す場合、各動作時にそれぞれのデータ読出を指示するコマンドを印加して、その後データ出力を示す出力イネーブル信号/OEを活性化する必要があり、高速で必要な内部データを読出すことができないという問題があった。これは、メモリセルデータ読出についても同様である。
【0040】
また、BGO機能を持たない一般のフラッシュメモリにおいても、各種固有データを格納するレジスタ回路が設けられている。この場合、内部で消去または書込を行なう内部動作中においては外部に出力されるレディ/ビジー信号が、ビジー状態に設定されており、このレディ/ビジー信号がレディ状態となったときに、ステータスデータなどのデータを読出すことができる。また、この場合においても、内部のレジスタ回路の固有データを読出す場合には、レジスタ回路を特定するコマンドを印加して、コマンドのラッチ/デコード動作後、出力イネーブル信号(コントロール信号CTLに含まれる)を活性状態に設定する必要があり、高速で、固有データを読出すことができないという問題がある。
【0041】
それゆえ、この発明の目的は、必要なデータの読出時間を短縮することのできる不揮発性半導体記憶装置を提供することである。
【0042】
この発明の他の目的は、任意の所望のデータを高速で外部へ読出すことのできる不揮発性半導体記憶装置を提供することである。
【0043】
この発明のさらの他の目的は、利便性に優れた不揮発性半導体記憶装置を提供することである。
【0044】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の観点に係る不揮発性半導体記憶装置は、外部からのアドレス信号の所定のビットに従って、複数の動作モードのうちの1つの動作モードを指定する動作モード指示信号を発生する回路と、この動作モード指示信号に従って、指定された動作モードを行なうための制御信号を発生するための動作制御回路を備える。
【0045】
好ましくは、互いに独立にアドレス指定が可能な複数のバンクが設けられる。所定のビットはこれら複数のバンクの1つを特定するバンクアドレスを構成する。
【0046】
また、これに代えて、好ましくは、それぞれが特定のデータを格納する複数のレジスタ回路と、各々が不揮発的に情報を記憶する複数のメモリセルを有するメモリアレイとが設けられる。複数の動作モードは、メモリアレイの選択メモリセルからデータを外部へ読出すメモリセルデータ外部リードモードと、複数のレジスタ回路から個別にかつ互いに独立にデータを読出すための複数のレジスタリードモードとを有する。動作モード指示信号発生回路は、これらのうちの1つのデータを外部へ読出して出力する1つの動作モードを特定する信号を動作モード指示信号として生成する。
【0047】
また、これに代えて、好ましくは、各々が固有のデータを格納する複数のレジスタ回路と、複数の互いに独立にアドレス指定が可能な複数のバンクが設けられる。動作モード指示信号発生回路は、外部からのコマンドに従って外部アドレス信号を取込み、該取込んだアドレス信号に対応する内部制御アドレス信号を生成するための内部制御アドレス発生手段と、任意の外部アドレス信号の所定のビットと内部制御アドレス信号の所定のビットとの一致/不一致を検出するための手段と、複数のレジスタ回路のいずれを選択するかを特定する情報を格納するための手段と、一致/不一致検出手段の一致検出時、情報格納手段の格納情報に従って複数のレジスタ回路の1つを選択する第1の動作指示信号を発生し、かつ不一致検出時外部アドレス信号が指定するバンクのメモリセルデータを選択するための第2の動作モード指示信号を発生するための手段とを備える。
【0048】
また、これに代えて、好ましくは互いに独立にアドレス指定が可能な複数のバンクが設けられる。動作モード指示信号発生回路は、複数のバンク各々に対応して設けられ、各々が対応のバンクが指定されたときに動作モード指示信号を生成するための複数のモード設定信号発生回路を備える。複数のモード設定信号発生回路は、互いに独立に、指定する動作モードを設定することができる。
【0049】
また、好ましくは、互いに独立にアドレス指定が可能な複数のバンクと、これら複数のバンクに共通に設けられ、選択バンクのメモリセルの読出データを外部へ読出すためのリードセンスアンプがさらに設けられる。
【0050】
また、好ましくは、動作モード指示信号発生回路は、動作モードを特定する特定情報を格納するための手段と、外部からのコマンド印加時、外部アドレス信号を取込み、該取込んだ外部アドレス信号に対応する内部制御アドレス信号を生成するために手段と、任意の外部アドレス信号と内部制御アドレス信号との所定のビットの一致/不一致を検出するための手段と、コマンド印加時、一致/不一致検出手段の一致検出結果に従って、コマンドが指定する動作モードを指定する信号を動作モード指示信号として出力しかつ特定情報をコマンドが指定する状態に設定するための手段を含む。
【0051】
またこれに代えて、動作モード指示信号発生回路は、好ましくは、動作モードを特定する特定情報を格納するための手段と、外部からのコマンド印加時、外部アドレス信号を取込み、該取込んだ外部アドレス信号に対応する内部制御アドレス信号を生成するための手段と、任意の外部アドレス信号と内部制御アドレス信号との所定のビットの一致/不一致を検出するための手段と、コマンド印加後、一致/不一致検出手段の一致検出時、特定情報に従って動作モード指示信号を発生するための手段を含む。
【0052】
また、これに代えて、好ましくは、互いに独立にアドレス指定が可能な複数のバンクが設けられる。動作モード指示信号発生回路は、複数のバンク各々に対応して設けられ、各々が互いに独立に動作モードを特定する情報を格納するための手段と、複数のバンク各々に対応して設けられ、外部からのアドレス信号が対応のバンクを指定するとき、対応の情報格納手段に格納された特定情報に従って動作モード指示信号を発生するための手段とを含む。
【0053】
この動作モード指示信号発生回路は、好ましくは、さらに、外部からのコマンド印加時、外部からのアドレス信号を取込み、該取込んだ外部アドレス信号に対応する内部制御アドレス信号を発生するための手段と、内部制御アドレス信号と外部アドレス信号の所定のビットの一致/不一致を検出し、該検出結果に従って特定情報に従って動作モード指示信号を発生する動作を活性化するための手段を含む。
【0054】
この発明の他の観点に係る不揮発性半導体記憶装置は、連続する多ビットアドレス信号の所定のビット値の変化を検出するための手段と、このアドレス信号の所定のビットの変化検出時、動作モードを、連続する多ビットアドレス信号の後のアドレス信号の所定のビットに従って設定するための手段を備える。
【0055】
この不揮発性半導体記憶装置は、好ましくは、バックグラウンド・オペレーション機能を有し、バックグラウンドオペレーション動作時に行なわれる動作を、アドレス信号の所定のビット値に従って設定する。
【0056】
アドレス信号の所定のビットに従ってリードモードの内容を決定しており、コマンドを印加する必要はなく、高速で必要なデータを外部へ読出すことができる。
【0057】
また、内部動作前にリードモードの内容をコマンドで設定しておくことにより、内部動作実行時および実行後アドレス信号の所定のビットの変更のみで必要なデータを外部へ読出すことができ、バックグラウンド・オペレーション時以外でも、必要なデータをも高速で読出すことが可能となり、外部へ読出すことのできるデータの種類が増加し、利便性が改善される。
【0058】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。この図1に示す不揮発性半導体記憶装置は、BGOフラッシュメモリである。図1に示すBGOフラッシュメモリにおいては、バンクポインタ1は、アドレスバッファ901からのアドレス信号AEおよびAIに含まれるバンクアドレスを受け、外部動作用のバンクアドレス信号および内部動作用のバンクアドレス信号が同じバンクを指定しているか否かを検出するバンク一致検出機能を有する。このバンクポインタ1からのバンク指定信号AEB1−4およびAIB1−4は、バンクB♯1−B♯4へ従来と同様に与えられる。このバンクポインタ1からの一致検出信号MTHおよび不一致検出信号ZMTHが、内部制御回路2へ与えられる。
【0059】
内部制御回路2は、一致検出信号MTHおよび不一致検出信号ZMTHに従って、以下の動作を実行する。すなわち、一致検出信号MTHが活性化されたときには、内部制御回路2は、外部からのコマンドCMDにより指定された動作モードを実行する。一方、不一致検出信号ZMTHが活性化されたときには、内部制御回路2は、外部からのアドレス信号ADが指定するバンクのメモリセルのデータを読出すアレイリードモードを設定する。
【0060】
出力切替回路3は、内部制御回路2からのリードモード切替信号RSWに従って、レジスタ回路908−911からのデータと選択メモリセルからの読出データDiの1つを選択してデータバッファ913へ与える。他の構成は、図25に示す従来のBGOフラッシュメモリと同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
【0061】
次に、この図1に示すBGOフラッシュメモリの動作を図2に示すタイミングチャートを参照して説明する。図2においては、制御信号CTLとして、チップイネーブル信号/CE、ライトイネーブル信号/WEおよび出力イネーブル信号/OEを示す。コマンドCMDは、データバスを介して与えられる。
【0062】
まず、チップイネーブル信号/CEをLレベルの活性状態に設定し、このBGOフラッシュメモリを選択する。次いで、ライトイネーブル信号/WEをLレベル、出力イネーブル信号/OEをHレベルに設定する。チップイネーブル信号/CEおよびライトイネーブル信号/WEの活性化に従って、外部からのアドレス信号ADおよびデータバスを介して与えられるコマンドCMDが内部へ取込まれ、ライトイネーブル信号/WEの立上がりに応答してラッチされる。このコマンド取込サイクルにおいては、アドレスバッファ901からの外部動作用アドレス信号AEと内部制御アドレス信号AIは、同じバンクを指定している(図27参照)。したがって、バンクポインタ1は、バンク指定信号AEBおよびAIBの一致を示すために、一致検出信号MTHを活性状態へ駆動する。内部制御回路2は、この一致検出信号MTHの活性化に応答して、このコマンドCMDが指定する動作を行なう。また、コマンドCMDにより、リードモード切替信号RWSが設定される。図2においては、リードモード指定コマンドR1が与えられた状態を示す。
【0063】
次いで、同じバンクを指定する状態において、出力イネーブル信号/OEをLレベルの活性状態に駆動すると、データバッファ913が活性化され、出力切替回路3により選択されたデータQが外部へ出力される。このデータQは、リードモード指定コマンドR1により指定されたデータであり、レジスタ回路908−911からのデータまたは選択メモリセルからの読出データDiのいずれかである。
【0064】
次いで、出力イネーブル信号/OEをLレベルの活性状態に設定し、またバンクアドレスを別のバンクを指定する状態に設定する。図2においてはバンクアドレスA1が与えられる。リードモード指定コマンドR1が与えられたときのバンクアドレスはアドレスA0であり、このバンクアドレスA1は、先のバンクアドレスと異なっている。したがって、この場合には、内部制御回路2は、アレイリードモードを指定し、外部からのアドレス信号ADに従ってメモリセルの選択動作を行ない、出力切替回路3に、選択メモリセルから読出されたデータDiを選択させる。したがって、この場合、データバッファ913からはメモリセルデータMDが外部へ出力される。
【0065】
再び、出力イネーブル信号/OEをLレベルの活性状態にし、バンクアドレスA0を与える。このバンクアドレスA0は、リードモード指定コマンドR1が与えられたときのバンクアドレスと同じである。この場合には、再びリードモード指定コマンドR1が指定する動作モードに従って、データの読出が行なわれる。デバイス製造コード(IDコード)、共通フラッシュインターフェイスコード(CFIコード)、およびステータスデータおよびブロックロックビットおよび選択メモリセルデータのいずれかを、単にバンクアドレス信号を切替えるだけで読出すことができる。すなわち、一旦、リードモードを指定した場合、以降のサイクルにおいては、バンクアドレス信号の変更だけで、所望のデータを読出すことができる。したがって、各リードモード動作時においてコマンドを印加する必要がなく、高速で必要なデータの読出を行なうことができる。
【0066】
また、従来のBGOフラッシュメモリにおいては、バックグラウンド・オペレーション時においては、ステータスデータを読出す動作モードと、別バンクのメモリセルのデータを読出す動作モードのみが実現可能であった。しかしながら、この実施の形態1に従えば、バックグラウンド・オペレーション動作時において、リードモード指定コマンドR1により、予めレジスタ回路908−911のいずれを読出すかを設定しておけば、以降、バックグラウンド・オペレーション時において、レジスタ回路908−911から、IDコード、CFIコード、ステータスデータおよびブロックロックビットのいずれかを読出すことができる。従来のBGOフラッシュメモリに比べてリードモードの内容が拡張され、必要に応じたデータを読出すことができ、利便性が改善される。
【0067】
図3は、図1に示すバンクポインタ1の構成を概略的に示す図である。図3において、バンクポインタ1は、外部動作用アドレス信号ビットAE<m>およびAE<m−1>をデコードして外部動作用バンク指定信号AEB1−AEB4を生成する外部動作用バンクデコーダ1aと、内部制御アドレス信号ビットAI<m>およびAI<m−1>をデコードして内部動作用バンク指定信号AIB1−AIB4を生成する内部動作用バンクデコーダ1bと、バンクデコーダ1aおよび1bからのバンク指定信号AEB1−AEB4およびAIB1−AIB4の一致/不一致を検出する一致/不一致検出回路1cを含む。
【0068】
外部動作用バンクデコーダ1aおよび内部動作用バンクデコーダ1bは、図30に示す従来のバンクポインタ903に含まれるデコーダと同一の構成を有する。すなわち、外部動作用バンクデコーダ1aは、図29に示すデコード回路903a−903dに対応し、内部動作用バンクデコーダ1bは、図29に示すデコード回路903e−903hに対応する。
【0069】
一致/不一致検出回路1cは、バンク指定信号AEB1およびAIB1を受けるEXOR回路11aと、バンク指定信号AEB2およびAIB2を受けるEXOR回路11bと、バンク指定信号AEB3およびAIB3を受けるEXOR回路11cと、バンク指定信号AEB4およびAIB4を受けるEXOR回路11dと、これらのEXOR回路11a−11dの出力信号を受けて一致検出信号MTHを生成するNOR回路11eと、NOR回路11eの出力信号を反転して不一致検出信号ZMTHを生成するインバータ回路11fを含む。
【0070】
コマンド印加時においては、図26−図28に示すように、アドレスバッファ901は、外部アドレス信号ADを取込み、外部動作用アドレス信号AEおよび内部動作用アドレス信号AIを生成する。したがって、コマンド印加時においては、外部動作用アドレス信号AEおよび内部動作用アドレス信号AIが同じであり、バンク指定信号AEBi(iは1−4のいずれか)およびAIBiがともにHレベルとなる。この場合、残りのバンク指定信号は、すべてLレベルであるため、EXOR回路11a−11dが、すべて一致検出状態となり、これらのEXOR回路11a−11dの出力信号はすべてLレベルである。応じて、NOR回路11eの出力する一致検出信号MTHがHレベルとなり、また、インバータ回路91fからの不一致検出信号ZMTHがLレベルとなる。内部制御回路2は、この一致検出信号MTHに応答して外部から与えられたコマンドに従った動作を行なう。
【0071】
コマンド印加により、書込/消去が行なわれる場合には、この内部動作用アドレス信号AIが更新されるものの、内部動作用バンクアドレスは更新されないため、内部動作用バンク指定信号AIBiは選択状態を維持する(図27参照)。次に、別のバンクが指定するバンクアドレス信号が与えられたときには、EXOR回路11a−11dにおいて、2つのEXOR回路の出力信号がHレベルとなり、残りの2つのEXOR回路の出力信号がLレベルとなる。応じて、NOR回路11eからの一致検出信号MTHがLレベルとなり、インバータ回路11fからの不一致検出信号ZMTHがHレベルとなる。
【0072】
したがって、アドレスバッファ900において、図26および図27に示すように、内部制御アドレス信号をラッチすることにより、単に制御信号CTL(出力イネーブル信号/OEiチップイネーブル信号/CEはLレベル)とアドレス信号を与えるだけで、必要なデータの読出を行なうことができる。
【0073】
したがって、内部動作(消去または書込動作)実行前に、リードモード指定コマンドを、内部動作を行なうバンクを指定するバンクアドレスとともに与えることにより、内部動作実行時、バックグラウンド・オペレーションの内容を設定することができる。
【0074】
すなわち、図4に示すように、消去/書込コマンドE/Pを与える前に、この消去/書込を行なうバンクを特定するバンクアドレス信号(バンクアドレス信号A0)をリードモード指定コマンドとともに与える。このリードモード指定コマンドは、アレイリードモード以外の動作モードを指定するコマンドであり、レジスタ回路908−911のいずれかからのデータを読出すモードを指定する。リードモード内容を設定した後に、消去/書込コマンドE/Pを与えて、バンクアドレス信号A0が指定するバンクにおいて、消去/書込を実行する。
【0075】
続いて、バンクアドレス信号A1を与え、データ出力モードに設定する(出力イネーブル信号/OEをLレベルに設定する)。この場合、バンクアドレス信号A0と異なるバンクアドレス信号A1が与えられており、不一致検出信号ZMTHが活性化されるため、このバンクアドレス信号A1が指定するメモリバンクのデータが読出される。次いで、バンクアドレス信号A0を与えて、データ読出を指定すると(出力イネーブル信号/OEをLレベルに設定する)、このリードモード指定コマンドR1により指定されたモードに従ってレジスタ回路908−911のいずれかのデータが読出される。再び、バンクアドレス信号A2を与えると、このバンクアドレス信号A2が指定するバンクのメモリセルのデータが読出される。
【0076】
したがって、消去/書込の内部動作を実行する前に、リードモード指定コマンドを与えて、読出すレジスタの内容を設定しておくことにより、バックグラウンド・オペレーション時において、ステータスデータ以外のデータを読出すことができる。また、このとき、単に、出力イネーブル信号/OEを活性化するだけであり、新たにリードモード指定用のコマンドを印加する必要がなく、高速で必要なデータを、バックグラウンド・オペレーション時に得ることができる。
【0077】
図5は、図1に示す内部制御回路2のデータ読出に関連する部分の構成の一例を概略的に示す図である。図5において、内部制御回路2は、制御信号CTL(/CE,/WE,/OE)に従って外部からのコマンドCMDを取込みかつデコードするコマンドデコーダ2aと、コマンドデコーダ2aからのリードモード指定信号に従ってリードモード特定信号を活性化するリード設定回路2bと、リード設定回路2bの出力信号に応答してセットされかつリード設定回路2bからのリードコマンド検出信号φREADに応答してリセットされるセット/リセットフリップフロップ2c−2gと、セット/リセットフリップフロップ2c−2fに対応して設けられるAND回路2h−2kと、セット/リセットフリップフロップ2gに対応して設けられる複合ゲート2lを含む。
【0078】
セット/リセットフリップフロップ2cは、リード設定回路2bからのIDコード読出指示信号の活性化に応答してセットされる。セット/リセットフリップフロップ2dは、リード設定回路2bからのCFIコードリード指示信号の活性化に応答してセットされる。セット/リセットフリップフロップ2eは、リード設定回路2bからのステータスデータリード指示信号の活性化に応答してセットされる。セット/リセットフリップフロップ2fは、リード設定回路2bからのブロックロックビットリード指示信号の活性化に応答してセットされる。セット/リセットフリップフロップ2gは、リード設定回路2bからのアレイリード指示信号の活性化に応答してセットされる。リードモード検出信号φREADは、これらのレジスタ読出コマンドおよびメモリセルデータ読出を指示するアレイリードコマンドのいずれかが与えられると活性化されて、セット/リセットフリップフロップ2c−2gをリセットする。
【0079】
AND回路2hはセット/リセットフリップフロップ2cの出力信号と一致検出信号MTHとを受けて、IDコード読出信号IDRを生成する。AND回路2iは、セット/リセットフリップフロップ2dの出力信号と一致検出信号MTHとを受けてCFIコード読出信号CFRを生成する。AND回路2jは、セット/リセットフリップフロップ2eの出力信号と一致検出信号MTHとを受けてステータスデータ読出信号STRを生成する。AND回路2kはセット/リセットフリップフロップ2fの出力信号と一致検出信号MTHとを受けてロックビット読出信号LBRを生成する。
【0080】
複合ゲート2lは、セット/リセットフリップフロップ2gの出力信号と一致検出信号MTHと不一致検出信号ZMTHとを受けて、メモリセルデータ読出信号ARRを生成する。この複合ゲート2lは、一致検出信号MTHの活性化時セット/リセットフリップフロップ2gの出力信号に従ってメモリセルデータ読出信号ARRを活性化する。不一致検出信号ZMTHの活性化時、複合ゲート2lは、メモリセルデータ読出信号ARRをセット/リセットフリップフロップ2gの状態にかかわらず活性状態へ駆動する。
【0081】
この内部制御回路2は、さらに、コマンドデコーダ2aからのコマンド(消去/書込コマンド)とAND回路2h−2kおよび複合ゲート2lの出力信号とを受けて各種内部制御信号を生成する内部制御信号発生回路2mを含む。この内部制御信号発生回路2mから外部アドレス取込指示信号EALEおよび内部制御アドレス取込指示信号IALE、センスアンプ活性化信号などの信号が出力される。リードモード使用時においては、この内部制御信号発生回路2mは、指定されたリードモードを実現するのに必要な動作をも実行する。たとえばステータスデータ読出信号SDRが活性化された場合には、ステータスデータレジスタに、指定されたバンクの消去/書込状態を示すステータスデータを書込むなどの動作を行なう。メモリセルデータ読出信号ARRが活性化された場合には、内部制御信号発生回路2mは、選択バンクにおけるメモリセルの選択動作に必要な制御信号および電圧を生成する(ワード線選択、ビット線選択、センスアンプ活性化、プログラム電圧生成などの動作)。
【0082】
なお、図5においては、AND回路2h−2kおよび複合ゲート回路2lからの読出信号IDR、CFR、SDR、LBRおよびARRが、リードモード切替信号RSWとして、出力切替回路3へ与えられるように示している。しかしながら、リードモード切替信号RSWは、内部制御信号発生回路2mから生成されて出力モード切替回路3へ与えられてもよい。出力モード切替回路3の構成は、図32に示す構成と等価である。
【0083】
図6は、図1に示すアドレスバッファ901に対する制御信号を発生する部分の構成を示す図である。図6において、アドレス制御信号発生部は、出力イネーブル信号/OEとライトイネーブル信号/WEを受けるNAND回路10aと、NAND回路10aの出力信号とチップイネーブル信号/CEの反転信号とを受けてアドレスバッファ活性化信号ABEを生成するAND回路10bと、ライトイネーブル信号/WEの立上がりに応答してワンショットのパルスを発生するワンショットパルス発生回路10cを含む。このワンショットパルス発生回路10cから、外部アドレス取込指示信号EALEが生成される。
【0084】
チップイネーブル信号/CEが非活性状態のHレベルのときには、アドレスバッファ活性化信号ABEは非活性状態のLレベルである。チップイネーブル信号/CEがLレベルとなると、出力イネーブル信号/OEおよびライトイネーブル信号/WEの一方の立下がりに応答して、アドレスバッファ活性化信号ABEが活性化される。これにより、外部からのアドレス信号ADの取込が行なわれる。
【0085】
ワンショットパルス発生回路10cは、ライトイネーブル信号/WEの立上がりに応答して外部アドレス取込指示信号EALEを生成している。したがって、コマンド印加時に、外部アドレス取込指示信号EALEが活性化され、外部アドレス信号ADに従って内部制御アドレス信号AIが生成される。すなわち、コマンド印加時には、常に、外部アドレス信号ADに従って内部制御アドレス信号AIが生成される。内部制御アドレス取込指示信号IALEは、内部制御回路2の制御の下に、内部動作の状態に応じて活性化される。したがって、内部制御アドレス信号のうちバンクアドレス信号は、新たにコマンドを印加されない限り、常にラッチ状態を維持する(内部制御アドレス信号は同一バンク内においてのみ変化する)。
【0086】
[変更例1]
図7は、この発明の実施の形態1の変更例1のバンクポインタの構成を概略的に示す図である。図7においては、バンクポインタ1の一致検出回路15を示す。この一致検出回路15は、外部アドレス信号ビットAE<i:j>と内部制御アドレス信号ビットAI<i:j>を受けて、一致検出信号MTHおよび不一致検出信号ZMTHを生成する。これらのアドレス信号ビットAE<i:j>およびAI<i:j>に対し各ビットごとの比較を一致検出回路15が実行する。ここで、i,jは、m≧i≧j≧0の関係を満たす。
【0087】
この図7に示す構成の場合、バンク単位で、リードモードの内容を変更するのではなく、アドレス信号ビットAE<i:j>が規定する範囲でリードモードの内容を切替えることができる。したがって同一バンクが指定される場合においても、アドレス信号ビットにより、リードモードを切替えることができる。したがって、たとえば、ページモードであるページのデータを読出しているとき別ページを示すアドレス信号を与えた場合、予め設定されたリードモードに従って必要なデータの読出を行なうことができる。
【0088】
[変更例2]
図8は、この発明の実施の形態1の変更例2の構成を示す図である。この図8に示す構成においては、バンクポインタ1において、内部制御アドレス信号ビットAI<i:j>をリードコマンド検出信号φREADの活性化に応答してラッチするラッチ回路16と、ラッチ回路16のラッチビットと外部アドレス信号ビットAI<i:j>の一致/不一致を検出する一致検出回路15が設けられる。この図8に示す構成の場合、ラッチ回路16へは、新たにリードコマンドが与えられるまで、アドレス信号ビットAI<i:j>がラッチされる。したがって、バックグラウンド・オペレーション時において、アレイリードモード以外のリードモード設定のために、内部動作を行なうバンクと別のバンクを指定して、リードモード内容を設定した場合、バックグラウンド・オペレーションモード時別バンク指定時においても、メモリセルデータ以外のデータを読出す動作モードが可能となる(内部動作(消去/書込)を行なうバンクとその前に与えるリードモード設定時のリードコマンドと同時に与えられるバンクアドレスが特定するバンクとを同じとする必要がないため)。
【0089】
すなわち、図9に示すように、バンクアドレス信号A1とリードモード指定コマンドR1を与え、次いでバンクアドレス信号A0と、消去/書込コマンドE/Pを与えた場合を考える。この場合、バックグラウンド・オペレーション時においてバンクアドレス信号A2を与えた場合、バンクアドレス信号A1およびA2は互いに異なるバンクを指定しており、このバンクアドレス信号A2が指定するバンクのメモリセルデータが読出される。一方、バンクアドレス信号A1を与えた場合には、リードモード指定コマンド印加時のバンクアドレス信号と同じであるため、このリードモード指定コマンドが指定するモードに従ったデータが読出される。またバンクアドレス信号A3を与えた場合には再び、バンクアドレス信号A3が指定するバンクのメモリセルデータが読出される。
【0090】
この図8および図9に示す構成の場合、バックグラウンド・オペレーション時には、バンクアドレス信号A0の印加を禁止するかまたは、バンクアドレス信号A0印加時には、一致検出信号MTHが強制的に活性状態へ駆動される。この一致検出信号MTHの強制活性化のための構成は、外部アドレス信号AEが指定するバンク指定信号AEBと内部制御アドレス信号AIのバンクアドレス信号が指定するバンク指定信号AIBの一致/不一致に従って判断する。AIB=AEBのときに、一致検出信号MTHを強制的に活性化する。この場合、不一致検出信号ZMTHは強制的に非活性化される。
【0091】
また、これに代えて、コマンドR1がアレイリードモードを指定する場合、AIB=AEBとなるとステータスデータリードなどのアレイリード以外のモードをデフォルトとして強制設定してもよい。
【0092】
したがってこの変更例2の構成の場合、リードモード設定コマンド印加時のバンクアドレスと、内部動作を行なうためのバンク特定用のバンクアドレスとを一致させる必要がなく、制約が緩和される。
【0093】
なお、メモリバンクの数が4よりも多くなった場合、バンクポインタに与えられるバンクアドレス信号ビット数が増加し、バンク指定信号の数が増大するだけであり、応じて図3に示す一致検出回路に含まれるEXOR回路の数が増加するだけである。
【0094】
以上のように、この発明の実施の形態1に従えば、バンクポインタ内に、内部制御アドレス信号の所定数のビットと外部からのアドレス信号の所定数のビットの一致/不一致に従って内部動作モードを切替えるように構成しており、新たに動作モード指定用のコマンドを印加することなくアドレス信号の切替のみで動作モードの切替を行なうことができ、高速でデータの読出を行なうことができる。また、バックグラウンド・オペレーション時においては、内部動作中のバンクと同一バンクが指定された場合においても、指定されたリードモードに従ってステータスデータ以外のデータをも読出すことができる。
【0095】
なお、一致検出信号MTHの強制活性化のための構成は、図8に示す一致検出回路15からの一致検出信号と、図3に示す一致検出回路1cからの一致検出信号の論理積を取った信号を一致検出信号として内部制御回路へ与える。このときには、一致検出回路15からの不一致検出信号ZMTHは非活性化される。
【0096】
[実施の形態2]
図10は、この発明の実施の形態2に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。この図10に示す不揮発性半導体記憶装置(BGOフラッシュメモリ)においては、選択メモリセルデータを外部へ読出すための外部読出用センスアンプ20と、消去/書込のベリファイ時において選択メモリセルデータを読出すためのベリファイセンスアンプとが別々に設けられる。すなわち、バンクB♯1−B♯4に共通に、外部読出用センスアンプ20が設けられ、また、これらのバンクB♯1−B♯4に共通に、書込回路およびベリファイセンスアンプブロック22が設けられる。また、データバッファ913からの内部書込データを格納する書込データバッファ21と、内部制御回路2の制御の下に消去/書込ベリファイを行なうための消去/書込ベリファイ回路23が、バンクB♯1−B♯4に共通に設けられる。
【0097】
書込回路およびベリファイセンスアンプブロック22は、書込データバッファ21に格納された書込データに応じて内部書込データ(電圧)を生成して選択バンクの内部データ線(ビット線)へ伝達する書込回路と、消去/書込ベリファイ動作時、選択メモリセルデータを読出すベリファイセンスアンプを含む。外部読出用センスアンプ20および書込回路およびベリファイセンスアンプブロック22は、それぞれ別々の経路を介してバンクB♯1−B♯4に結合される。したがってYゲートYGAは、外部読出用センスアンプ20へ内部データ線(ビット線)を結合するための経路と、書込回路およびベリファイセンスアンプブロック22へ結合するための経路とを別々に有する。他の構成は、図1に示す発明の実施の形態1に従うBGOフラッシュメモリの構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
【0098】
図11は、図10に示すYゲートYGAの構成を概略的に示す図である。図11において、YゲートYGAは、カラムデコーダCDからの列選択信号CALに従って、メモリアレイMAの内部データ線群DLGからアドレス指定された列(複数本)を選択する列選択回路35と、カラムデコーダCDからの列選択信号CAUEに従って列選択回路35の選択列を、外部読出用センスアンプ20に結合する内部データ伝達線40に結合する外部読出用選択回路36と、内部動作用経路選択信号CAUIに従って、列選択回路35が選択した列を、ベリファイ用センスアンプブロック22へ内部データ伝達線42を介して結合する内部動作用選択回路37を含む。外部読出用選択回路36および内部動作用選択回路37は、互いに独立に動作する。これらの選択回路36および37は、列選択回路35が選択する複数の列(複数ブロックから1台ずつ)をさらに、1つのブロックの列を選択するように構成されてもよい。
【0099】
カラムデコーダCDは、バンク指定信号AIBiおよびAEBiに従って内部動作用列アドレス信号(プリデコード信号)AICおよび外部読出用列アドレス信号(プリデコード信号)AECをデコードする。バンク指定信号AEBiが活性状態のときには、外部読出用列アドレス信号(プリデコード信号)AECに従って列選択動作が行なわれる。バンク指定信号AIBiが活性状態のときには内部動作用列アドレス信号(プリデコード信号)AICに従って列選択動作が実行される。これらのバンク指定信号AEBiおよびAIBiは、バンクポインタ1から与えられる。
【0100】
図12は、この発明の実施の形態2における内部制御回路2の構成を一例を示す図である。図12において内部制御回路2は、コマンドCMDをデコードし、内部動作(消去/書込)が指定されたとき、内部動作指示信号φE/Pを活性化するコマンドデコーダ50と、コマンドデコーダ50からの内部動作指示信号φE/Pと内部バンク指定信号AIBi(またはAEBi)とを受けるAND回路51と、AND回路51の出力する内部動作活性化信号φEPiを反転するインバータ回路52を含む。
【0101】
消去/書込モードが指定されたときには、内部動作指示信号φE/Pが活性化される。このコマンド印加時における内部のバンクアドレス信号AIBi(=AEBi)に従って内部動作指示信号φEPiが活性化される。バンクB♯iへは、バンクポインタ1からのバンク指定信号AEBiとインバータ52の出力信号を受けるAND回路53の出力信号が与えられる。したがって、バンクB♯iが内部動作を行なっているときに、外部からのアドレス信号ADに従ってバンクB♯iが指定された場合には、このバンクB♯iに対する外部からのアクセス動作は行なわれない。このバンクB♯iは内部制御回路2の制御の下に消去/書込の必要な動作を実行する。したがって、バンクB♯iの内部動作中(消去/書込動作中)は、このバンクB♯iへの外部からのアクセスは禁止される。
【0102】
この図10に示すように、外部読出用センスアンプ20およびベリファイ用センスアンプブロック22を別々に設けることにより、センスアンプの数を低減でき応じてチップ面積を低減することができる。また、バンクポインタ1に、バンクアドレスの一致/不一致を検出する機能を持たせることにより、選択バンクにおいて消去/書込またはベリファイの内部動作中において、レジスタ回路908−911の消耗のデータを外部へ読出すことができる。
【0103】
内部制御回路2の他の出力切替に関連する部分の構成は実施の形態1と同じである。これにより、チップ面積が低減されかつ高速で必要なデータを読出すことができるとともに、バックグランド・オペレーション時の読出データの選択肢を広くすることのできるBGOフラッシュメモリを実現することができる。
【0104】
なお、外部読出用センスアンプ20は、アレイリードモードが指定されたときに、活性化され、一方、書込回路およびベリファイセンスアンプブロック22は、消去/書込動作が指定されたときに、内部制御回路2の制御の下に活性化される。
【0105】
[実施の形態3]
図13は、この発明の実施の形態3に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。この図13に示す不揮発性半導体記憶装置はBGO機能は有していない。したがって、1つのバンクへのアクセス時、外部アクセスを禁止するビジー信号(図示せず)が活性状態に設定される。図13に示す不揮発性半導体記憶装置は、バンクB♯1−B♯4を有する。これらのバンクB♯1−B♯4の各々は、BGO機能を有する不揮発性半導体記憶装置と同様、メモリアレイMA、プリデコーダPD、ロウデコーダRD、カラムデコーダCD、YゲートYGおよびセンスアンプSAを有する。
【0106】
また、書込を行なうために、バンクB♯1およびB♯3に対し消去/書込ベリファイ回路905および書込データバッファ904が設けられ、またバンクB♯2およびB♯4に対し消去/書込ベリファイ回路907および書込データバッファ906が設けられる。また、IDコード(デバイス製造コード)を格納するレジスタ回路908、CFIコードを格納するレジスタ回路909、ステータスデータを格納するステータスデータレジスタ回路910、およびブロックロックビットを格納するレジスタ回路911が、BGOフラッシュメモリと同様に設けられる。
【0107】
アドレスバッファ60は、制御信号CTLの活性化に応答して外部アドレス信号ADを取込み内部アドレス信号ADIを生成する。このアドレスバッファ60は、内部制御回路55からの内部制御アドレス信号を受け、1つの選択バンクにおける内部動作時には、この内部制御アドレス信号を内部アドレス信号ADIとして生成する。したがって、内部動作のみまたは外部読出動作のみを行なうために、内部アドレス信号ADIのみが生成されてバンクB♯1−B♯4へ与えられる。
【0108】
これらのバンクB♯1−B♯4の活性/非活性化は、内部制御回路55の制御の下に実行される。この内部制御回路55に対し、またバンクポインタ65からの一致検出信号MTHおよび不一致検出信号ZMTHが与えられる。このバンクポインタ65は、リードコマンド印加時の内部アドレス信号ADIの所定のビットをラッチし、外部から与えられるアドレス信号ADに従って生成される内部アドレスADIの所定のビットとの一致/不一致を検出する。内部制御回路55は、このバンクポインタ65からの一致検出信号MTHの活性化時には、先のリードコマンドにより内容が設定された動作モードに従った動作を実行する。不一致検出時においては、デフォルトとして、指定されたバンクの選択メモリセルのデータを読出す(内部動作は行なわれていない)。
【0109】
図14は、図13に示すアドレスバッファ60の構成を概略的に示す図である。図14において、アドレスバッファ60は、外部アドレス信号ADとアドレスバッファ活性化信号ABEを受けるAND型バッファ回路60aと、AND型バッファ回路60aの出力信号と内部制御回路55からの内部制御アドレス信号ICADの一方を選択信号φSELに従って選択して内部アドレス信号ADIを生成するマルチプレクサ(MUX)60bを含む。
【0110】
マルチプレクサMUXは、内部動作実行時には、この選択信号φSELに従って内部制御アドレス信号ICADを選択する。外部からのコマンド印加時および内部動作非実行時においては、マルチプレクサ(MUX)60bは、AND型バッファ回路60aの出力信号を選択する。したがって、アドレスバッファ60は、常に、1つの動作モードを実現する。すなわち1つのサイクルにおいて、消去/書込の内部動作を行なうか、またはアレイリードまたはレジスタリードの動作が行なわれる。アドレスバッファ活性化信号ABEは、チップイネーブル信号/CE、ライトイネーブル信号/WE、および出力イネーブル信号/OEに従って活性化される。
【0111】
図15は、図13に示すバンクポインタ65の構成を概略的に示す図である。図15においてバンクポインタ65は、アドレスバッファ60からの内部アドレス信号ADIの所定のビットADI<i:j>をリードコマンド印加検出信号φREADに従ってラッチするラッチ回路65aと、ラッチ回路65aのラッチビットとアドレス信号ビットADI<i:j>の一致/不一致を検出して、一致検出信号MTHおよび不一致検出信号ZMTHの一方を活性化する一致検出回路65bを含む。アドレス信号ビットADI<i:j>は、バンクアドレスであってもよい。リードコマンド印加検出信号φREADは、外部から、コマンドとして、レジスタリードコマンドまたはアレイリードコマンドが与えられたときに活性化される。したがってこれらのコマンドの印加時、ラッチ回路65aのラッチビットが更新される。
【0112】
一致検出回路65bは、ラッチ回路65aのラッチビットとアドレス信号ビットADI<i:j>の一致/不一致を検出し、該検出結果に従って一致検出信号MTHおよび不一致検出信号ZMTHの一方を活性化する。この一致検出回路65bは、各ビットごとに比較動作を行なう。これに代えて、アドレス信号ビットADI<i:j>がバンクアドレスの場合、この内部アドレス信号ビットADI<i:j>をデコードしてバンク指定信号を生成するデコーダが設けられ、そのバンク指定信号がラッチ回路65aにラッチされ、また一致検出回路65bに与えられて、活性状態のバンク指定信号の一致/不一致が検出されてもよい。なお、ビット値の一致/不一致の検出には、減算回路が用いられてもよく、また各ビットごとに一致検出回路(EXNOR回路)が設けられ、これらの一致検出回路の出力信号の論理積により、一致検出信号MTHが生成されてもよい。
【0113】
図16は、図13に示す内部制御回路55の構成を概略的に示す図である。図16において、内部制御回路55は、コマンドCMDをデコードして、リードコマンド印加検出信号φREADとリードモード特定信号を生成するとともに、消去/書込指示信号φE/Pを生成するコマンドデコーダ55aと、コマンドデコーダ55aからの、リードモード特定信号に従ってリードモードを設定するリードモード設定回路55bと、リードモード設定回路55bにより設定されたリードモードと一致検出信号MTHおよび不一致検出信号ZMTHとに従ってリードモード切替信号RWSを生成するリードモード切替信号発生回路55cと、リードモード切替信号発生回路55cからのリードモード切替信号RWSとコマンドデコーダ55aからの消去/書込指示信号φE/Pに従って、必要な内部制御信号を生成する内部制御信号発生回路55dを含む。この内部制御信号発生回路55dへは、また内部アドレス信号ADIが与えられる。
【0114】
リードコマンドが与えられたときには、リードコマンド印加検出信号φREADが活性化される。リードモード設定回路55bはこのコマンドデコーダ55aからのリードモード特定信号を取込みリードモード設定信号を生成する。リードモード切替信号発生回路55cは、一致検出信号MTHの活性化時リードモード設定回路55bに設定されたリードモードに従ってリードモード切替信号RWSを生成し、一方、不一致検出信号ZMTHの活性化時、アレイリードモード(メモリセルデータ読出信号ARR)を活性化する。
【0115】
内部制御信号発生回路55dは、消去/書込指示信号φE/Pが与えられたとき、アドレス信号ADIに従って指定されたバンクに対する消去/書込動作を実行する。一方、リードコマンド印加時においては、この内部制御信号発生回路55dは、リードモード切替信号RWSに従って必要なリードモードを実現するための内部制御信号を生成する。たとえば、ステータスデータレジスタからのデータを読出すレジスタリードモードが指定されたときには、この内部制御信号発生回路55dは、特定されたバンクに対するステータスデータを生成して、ステータスデータレジスタ回路に格納する。アレイリードモードが指定されたときには、内部制御信号発生回路55dは、アドレス信号ADIに従って選択バンクのメモリセルデータの読出を行なうための制御信号を生成する。この内部制御信号発生回路55dからは、また、消去/書込指示信号φE/Pが与えられると、ビジー信号/BUSYを生成して外部へ出力し、外部からのアクセスを禁止する。
【0116】
リードモード設定回路55bは、リードコマンド印加検出信号φREADの活性化時、コマンドデコーダからの動作モード特定信号を取込みラッチするラッチ回路で構成される。リードモード切替信号発生回路55cは、図5に示すリードモード切替信号発生回路におけるAND回路2h−2kおよび複合ゲート回路2lで構成される。これらのリードモード設定回路55bおよびリードモード切替信号発生回路55cは、実施の形態1と同様の構成であってもよい。
【0117】
この実施の形態3においても、動作モードは、バンクアドレス信号ではなく、任意のビット数のアドレス信号であっても良い。
【0118】
以上のように、この発明の実施の形態3に従えば、BGO機能を持たないフラッシュメモリに、特定のアドレス信号ビットの一致/不一致検出機能を備えるバンクポインタを設け、このバンクポインタからの一致/不一致検出信号に従って、リードモード時に行なわれる動作モードを特定しており、コマンドを印加してリードモードの内容を特定する必要がなく、アドレス切替だけで、必要とされるデータの読出を行なうことができる。
【0119】
[実施の形態4]
図17は、この発明の実施の形態4に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。この図17に示す不揮発性半導体記憶装置はBGOフラッシュメモリである。したがってアドレスバッファ901からは、外部読出用のアドレス信号AEと、内部動作用のアドレス信号AIが生成される。アドレスバッファ901からのアドレス信号AEおよびAIの特定のビット(バンクアドレス)が、バンクB♯1−B♯4それぞれに対応して設けられるバンクポインタ70a−70dへ与えられる。バンクポインタ70a−70dは、それぞれ互いに独立に、リードモード特定データを格納し、このバンク指定時、リードモード切替信号RSW1−RSW4を内部制御回路72へ与える。内部制御回路72は、これらのバンクポインタ70a−70dからのリードモード切替信号RSW1−RSW4に従ってリードモード切替信号RSWを生成して出力切替回路3へ与える。
【0120】
したがって、この図17に示すBGOフラッシュメモリにおいては、バンク単位で、リードモードの内容を特定でき、バンクアドレス信号の変更のみで、さまざまなリードモードを特定することができる。したがって、内部動作中においても、バンクアドレスの切替により、アレイリードおよびステータスレジスタリード以外のリードモードを実現することができる。
【0121】
図18は、バンクB♯1に対して設けられるバンクポインタ70aの構成を概略的に示す図である。バンクポインタ70a−70dは同一構成を有する。単にバンク指定信号生成時のアドレス信号ビットの組合せが互いに異なるだけである。
【0122】
図18において、バンクポインタ70aは、内部制御アドレス信号ビットAI<m>およびAI<m−1>を受けて内部動作用バンク指定信号AIB1を生成するAND型デコード回路75aと、外部動作用アドレス信号ビットAE<m>おびAE<m−1>を受けて外部動作用バンク指定信号をAEB1を生成するAND型デコード回路75bを含む。AND型デコード回路75aは、アドレス信号ビットAI<m>およびAI<m−1>がともにLレベルのときに、バンク指定信号AIB1をHレベルの選択状態へ駆動する。AND型デコード回路75bは、アドレス信号ビットAE<m>およびAE<m−1>がともにLレベルのときにバンク指定信号AEB1を選択状態へ駆動する。これらのアドレス信号ビットAI<m>およびAI<m−1>は内部動作時のバンクアドレスを構成し、またアドレス信号ビットAE<m>およびAE<m−1>が、外部動作用のバンクアドレスを構成する。
【0123】
バンクポインタ70aは、さらに、バンク指定信号AEB1を反転するインバータ76と、デバイス製造コード(IDコード)を読出すためのデバイス製造コードリード信号をラッチするラッチ回路77aと、CFIコードリード信号をラッチするCFIコードリード信号ラッチ回路77bと、ステータスデータリード信号をラッチするラッチ回路77cと、ロックビットリード信号をラッチするラッチ回路77dと、アレイリード信号をラッチするラッチ回路77eと、ラッチ回路77aのラッチ信号とインバータ76の出力信号とを受けてIDコード読出指示信号IDRD1を生成するNOR回路78aと、インバータ76の出力信号とラッチ回路77bの出力信号とを受けてCFIコード読出指示信号CFR1を生成するNOR回路78bと、インバータ76の出力信号とラッチ回路77cの出力信号とを受けてステータスデータ読出指示信号SDRD1を生成するNOR回路78cと、ラッチ回路77dの出力ラッチ信号とインバータ76の出力信号とを受けてロックビット読出指示信号LBRD1を生成するNOR回路78dと、インバータ76の出力信号とラッチ回路77eのラッチ信号とを受けてアレイデータ読出指示信号ARRD1を生成するNOR回路78eを含む。
【0124】
これらのNOR回路78a−78eは、インバータ76の出力信号がHレベルのときには、データ読出指示信号IDRD1、CFRD1、SDRD1、LBRD1およびARRD1をLレベルに設定する。すなわち、このバンクB♯1が外部アドレス信号により指定されない場合には、これらの読出指示信号は非活性状態に維持される。一方、バンク指定信号AEB1がHレベルとなると、インバータ76の出力信号がLレベルとなり、NOR回路78a−78eがインバータとして動作し、ラッチ回路77a−77eによりラッチされた信号に従って、バンクB♯1に対して行なわれる外部リードモードの内容を特定するリードモード切替信号RSW1を生成する。このリードモード切替信号RSW1が、図17に示す内部制御回路72へ与えられる。内部制御回路72は、このリードモード切替信号RSW1に従って、内部動作制御を行なうとともに、出力切替回路3へ、リードモード切替信号RSWを与え、指定された動作モードに応じた状態に出力切替回路3を設定する。
【0125】
図19は、図18に示すラッチ回路77a−77eの構成を示す図である。図19においては、これらのラッチ回路77a−77eの構成は同一構成を有するため、1つのラッチ回路77を代表的に示す。図18において、ラッチ回路77は、内部動作用バンク指定信号AIB1と外部アドレス取込指示信号EALEを受けるAND回路79aと、コマンドデコーダからのリードモード特定信号MRDと外部アドレス取込指示信号EALEを受けるAND回路79bと、AND回路79aの出力信号を反転するインバータ79cと、インバータ79cおよびAND回路79aの出力信号に従ってAND回路79bの出力信号を通過させるトランスミッションゲート79dと、トランスミッションゲート79dを介して与えられる信号をラッチするためのゲート回路79eおよびインバータ79fを含む。
【0126】
ゲート回路79eは、その第1の入力に、トランスミッションゲート79gを介して与えられる信号を受け、第2の入力に、リセット信号RSTを受けて、リードモード特定信号XRD1(IDRD1等)を出力する。インバータ79fは、このゲート回路79eの出力信号を反転してゲート回路79eの第1の入力へ与える。ゲート回路79eは、リセット信号RSTがLレベルのときには、インバータ回路として動作し、ゲート回路79eおよび79fにより、インバータラッチが形成される。一方、リセット信号RSTがHレベルとなると、ゲート回路79eはリードモード特定信号XRD1をHレベルの非活性状態にリセットする。NOR回路78a−78eは、動作時インバータとして動作するため、このラッチ回路77には、リードモード切替信号RSW1の各読出指示信号と論理レベルが反転した信号がラッチされる。
【0127】
外部からコマンドが与えられたときには、外部アドレス取込指示信号EALEが活性化され、AND回路79aおよび79bがイネーブルされる。外部からのコマンド印加時に、バンクB♯1が特定された場合には、バンク指定信号AIB1が、外部アドレス信号ADに従って活性状態へ駆動される(図27参照)。したがって、トランスミッションゲート79dが導通し、AND回路79bを介して与えられるリードモード特定信号MRDを通過させて、ゲート回路79eおよび79fによりラッチさせる。すなわち、コマンドデコーダまたはリードモード設定回路から与えられるリードモード特定信号MRDに従ってラッチ回路77のラッチ信号が設定される。
【0128】
コマンド印加時に、バンクB♯1と異なるバンクが指定された場合には、バンク指定信号AIB1は、Lレベルの非活性状態を維持する。したがってトランスミッションゲート79dは非導通状態を維持するため、ラッチされたリードモード特定信号XRD1の状態は変化しない。
【0129】
単に外部のバンクアドレスが変更されたときには、このラッチ回路77のラッチ内容は変化せず、単にNOR回路78a−78eに従ってリードモード切替信号RSW1がラッチしたリードモード特定信号に従って生成される。これにより、バンク単位で、実行すべき動作モードを特定することができる。
【0130】
図20は、この発明の実施の形態4の動作シーケンスの一例を示す図である。図20において、まずバンクアドレスA1を設定し、その次にコマンドとしてリードモード特定コマンドR1を与える。したがって、バンクアドレスA1が指定するバンクにおいては、このリードモード特定コマンドR1が指定する読出モードが設定される。
【0131】
続いて、バンクアドレスA2とともに、コマンドR2を与え、バンクアドレスA2が指定するバンクのリードモードの内容を設定する。
【0132】
次いで、バンクアドレスA2が指定するバンクに対し、データ読出を要求する(信号/CE,/OEを活性化する)。この場合、コマンドR2により指定されたデータがバンクアドレスA2が特定するバンクから読出される。
【0133】
続いて、バンクアドレスA1に対しデータ読出を要求すると、リードコマンドR1により指定されたデータが、バンクアドレスA1が指定するバンクから読出される。
【0134】
バンクアドレスA3を指定してデータの読出を行なうと、このバンクA3においては、先のサイクルにおいて指定された読出モードの内容に応じてデータが読出される。このバンクA3において、デフォルト値として、アレイリードモードが設定されるように構成されてもよい。この場合、特に、コマンドを用いてリードモードを特定せずともアレイリード(選択メモリセルデータの読出)を行なうことができる。
【0135】
バンクアドレスA1を再び与えて、データ読出を行なうと、バンクアドレスA1が特定するバンクから、リードコマンドR1が指定する内容のデータが読出される。
【0136】
したがって、各バンクごとに、その読出内容を変更することができる。たとえばバンクB♯1において消去/書込の内部動作が行なわれている場合、バンクB♯2−B♯4を特定するバンクアドレスを与えることにより、バンクB♯2−B♯4のメモリセルデータの読出またはレジスタ回路908−911のデータの読出を行なうことができる。特に、各バンクごとにリードモードの内容を変更することにより、複数のレジスタ回路の内容を、順次バンクアドレスの変更のみで読出すことができる。
【0137】
図21は、図17に示す内部制御回路72の構成を概略的に示す図である。図21において、内部制御回路72は、外部からのコマンドCMDを制御信号CTLに従って取込みデコードするコマンドデコーダ72aと、各バンクのバンクポインタ70a−70dからのリードモード切替信号RSW1−RSW4を受け、リードモード切替信号RSWを生成するリードモード設定回路72bと、リードモード設定回路72bからのリードモード切替信号RWSとコマンドデコーダ72aからの動作モード指示信号φE/PおよびMRDと内部制御アドレス信号AIとを受けて、各種必要な内部制御信号を生成する内部制御信号発生回路72cを含む。
【0138】
リードモード設定回路72bは、各バンクポインタ70a−70dからのリードモード切替信号RSW1−RSW4の各読出モード指示信号ごとの論理和に従って、出力切替回路3へ与えられるリードモード切替信号RSWを生成する。
【0139】
内部制御信号発生回路72cは、指定された動作モードに必要な内部制御信号を生成し、また内部制御アドレス信号AIの更新などを行なう。図21においては、外部アドレス取込指定信号EALE、内部制御アドレス取込指定信号IALE、およびメインセンスアンプ活性化信号SEMを、内部制御信号として代表的に示す。この内部制御信号発生回路72cからのメインセンスアンプ活性化信号SEMは、バンクB♯1−B♯4に共通に与えられ、各バンクにおいてバンクポインタからのバンク特定信号に従って対応のセンスアンプに対するセンスアンプ活性化信号が生成される。他のベリファイ動作等の内部動作時においても同様である。
【0140】
なお、消去/書込などの内部動作を行なうバンクに対しては、その前のサイクルで、バンクのリードモードを、たとえばステータスデータリードモードに設定する。これにより、消去/書込などの内部動作を行なうバンクに対しアレイリードが行なわれるのを防止することができる。
【0141】
[変更例]
図22は、図21に示す内部制御信号発生回路72cの変更例を示す図である。図22において、内部制御信号発生回路72cは、消去/書込指示信号φE/Pの活性化時、内部制御アドレス信号AIをラッチするラッチ回路80aと、ラッチ回路80aのラッチアドレス信号のうちバンクアドレス信号(バンク指定信号)AIBと外部からのアドレス信号のバンクアドレス信号(バンク指定信号)AEBの一致/不一致を検出する一致検出回路80cと、ラッチ回路80aのラッチするアドレス信号を所定のシーケンスに従って変更して内部制御アドレス信号ICADを生成するアドレス制御回路80bと、一致検出回路80cの出力信号とアレイリードモード指示信号ARRを受けるAND回路80dと、ARR回路80dの出力信号と消去/書込動作指示信号φE/Pとに従って内部動作に必要な内部動作制御信号IOPCを生成する内部動作制御回路80eを含む。
【0142】
この図22に示す内部制御信号発生回路72cにおいては、消去/書込などの内部動作を行なうバンクに対し、外部アドレスに従ってアレイリードモードが指定されたときに、AND回路80dの出力信号が活性状態のHレベルとなる。この場合、消去/書込動作を制御する内部動作制御回路80eは、予め定められた動作を実行する。すなわち、消去/書込動作を一旦中断し、外部からのアレイリードモードに従って選択メモリセルのデータを該対応のバンクから読出す(サスペンド:SUSPEND)。または、このアレイリードモード指示信号ARRの活性化を無視して、内部で消去/書込動作を継続する(アボート:ABORT)。または対応のバンクを動作停止状態に設定する(スリープモード:SLEEP)。
【0143】
したがってこの場合、内部動作実行前に、内部動作を行なうバンクに対し、アレイリードモード以外の動作モードを設定する必要がなく、予め内部動作制御回路80eにより設定された動作シーケンスに従って、内部動作が実行される。
【0144】
なお、この内部動作制御回路80eの行なう動作内容が、また、別のコマンドにより、設定されるように構成されてもよい。
【0145】
以上のように、この発明の実施の形態4に従えば、バンクそれぞれにバンクポインタを設け、各バンクポインタ単位で、リードモードの内容を設定するように構成しており、バンクアドレスの切替のみで、リードモードの切替が可能となる。さらに、内部動作中であっても、このバンクアドレスを切替えることにより、所望のデータを読出すことができる。
【0146】
[実施の形態5]
図23は、この発明の実施の形態5に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。この図23に示す不揮発性半導体記憶装置は、BGOフラッシュメモリであり、バンクB♯1−B♯4に共通に外部読出用センスアンプ20が設けられる。また、書込データバッファ21、書込回路およびベリファイセンスアンプブロック22、および消去/書込ベリファイ回路23が、これらのバンクB♯1−B♯4に共通に設けられる。
【0147】
この図23に示すBGOフラッシュメモリは、図10に示すBGOフラッシュメモリと同様、センスアンプの占有面積を低減する。バンクB♯1−B♯4それぞれに対応して、バンクポインタ85a−85dが設けられる。これらのバンクポインタ85a−85dの各々は、図18に示す実施の形態4に従うバンクポインタと同様の構成を有し、それぞれ、リードモード特定信号をラッチし、対応のバンク指定時に、その格納した読出動作特定信号を生成して内部制御回路82へ与える。内部制御回路82は、これらのバンクポインタ85a−85dからのリードモード切替信号RSW1−RSW4に従って内部読出動作を制御するとともに、リードモード切替信号RSWを生成して出力切替回路3へ与える。
【0148】
このバンクポインタ85a−85dおよび内部制御回路82の動作は、先の実施の形態4におけるバンクポインタ70a−70dおよび内部制御回路82の動作と同じである。
【0149】
したがって、バンクB♯1−B♯4に共通に外部読出用センスアンプ20が設けられる構成においても、バンク単位でリードモード内容を設定することができ、バンクアドレス信号の切替だけでリードモードを切替えることができる。
【0150】
なお、実施の形態4および5においても、バンクの数は4に限定されない。また、バンクアドレス信号に代えて、所定数のアドレス信号AEおよびAIの所定のビットが用いられてもよい。予め定められたアドレス領域で、リードモードの特定および切替を行なうことができる。
【0151】
以上のように、この発明の実施の形態5に従えば、複数のバンクそれぞれに外部読出用のセンスアンプを設け、またこの外部読出用センスアンプと別に内部動作用(ベリファイ動作用)のセンスアンプを設けることにより、BGO機能を損なうことなく占有面積を低減できる。また、バンクごとにバンクポインタを配置し、各バンクポインタに、リードモード特定信号を格納しており、各バンク単位でリードモードの内容を設定することができ、BGO動作時の、読出されるデータの種類を増加させることができ、利便性が改善される。また、単にアドレス信号ビットの切替だけでリードモードの切替を行なうことができ、高速で必要なデータの読出を行なうことができる。
【0152】
[実施の形態6]
図24は、この発明の実施の形態6に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。この図24に示す不揮発性半導体記憶装置は、BGO機能を有していない。したがって、アドレスバッファ60からは内部アドレス信号ADIのみが生成される。バンクB♯1−B♯4にそれぞれ対応してバンクポインタ92a−92dが設けられる。これらのバンクポインタ92a−92dは、先の実施の形態4のバンクポインタ70a−70dと同様、それぞれリードモードを特定する情報を格納しており、アドレスバッファ60からの内部アドレス信号ADIが対応のバンクを指定するときには、その格納したリードモード特定信号RSW1−RSW4を内部制御回路90へ与える。内部制御回路90は、これらのバンクポインタ92a−92dからのリードモード特定信号RSW1−RSW4に従って、出力切替回路53へ与えるリードモード切替信号RSWを生成するとともに、指定された動作モードを実行する。他の構成は、図13に示す不揮発性半導体記憶装置と同様であり、対応する部分には同一参照番号を付し、詳細説明は省略する。
【0153】
バンクポインタ92a−92dは、図18に示すバンクポインタと同様の構成を有し、外部からリードモードを指定するコマンドが与えられたときに、指定バンクにおいて指定されたモードが設定される。したがってBGO動作はできないものの、単にバンクアドレスを変更するだけで、必要なデータを読出すことができ、コマンドを印加し、次いで読出指示を行なう必要がなく、高速で必要とされるデータを読出すことができる。
【0154】
なお、図24に示す構成においては、バンクポインタ92a−92dからは、リードモード特定信号RSW1−RSW4が生成されて内部制御回路90へ与えられている。内部制御回路90が、バンクアドレスに従って指定バンクに対する動作制御を実行する。しかしながら、この場合、内部制御回路90は、指定された動作モードに従ってメインの制御信号を生成し、バンクB♯1−B♯4それぞれにおいて、対応のバンク92a−92dからのバンク指定信号に従って選択バンクに対してローカル制御信号が生成されて指定された動作が行なわれてもよい。
【0155】
以上のように、この発明の実施の形態6に従えば、BGO機能を持たない不揮発性半導体記憶装置においても複数のバンクそれぞれに対応して動作モードを特定する情報を格納するバンクポインタを設け、バンクアドレス信号の切替で対応のバンクポインタからの動作モード指定信号に従って内部動作を行なっている。したがって、バンクアドレスの切替だけで、リードモード内容を切替えることができ、高速で必要データの読出を行なうことができる。
【0156】
なお、この実施の形態6においても、バンクポインタ92a−92dにおいてはバンクアドレスに従って動作モードを特定する情報を格納するのではなく、これらのポインタ92a−92dにおいてそれぞれ特定のアドレス信号ビットに従って動作モード情報が設定されてもよい。バンクの数は4以上であってもよく、また2個であってもよい。
【0157】
【発明の効果】
以上のように、この発明に従えば、バンクなどのアドレス信号の所定のビットの変更のみでリードモード内容を変更することができ、リードモード変更のためにコマンドを印加する必要がなく、高速で必要とされるデータの読出を行なうことができる。また、バックグラウンド・オペレーション時に実行するリードモードの種類を増加させることが可能となり、利便性が改善される。
【0158】
すなわち、多ビットアドレス信号の所定のビットに従って特定の動作モードを特定する動作モード指示信号を生成し、この動作モード指示信号に従って必要とされる制御信号を生成しており、単にアドレス信号ビットの変更のみで動作モードを変更することができ、高速動作性および利便性が改善される。
【0159】
また、バンクアドレス更新により動作モードを特定することにより、バンク単位で動作モードの切替を行なうことができ、たとえばバックグラウンド・オペレーション時においてバンクアドレスの変更により、動作モードの指定を容易に行なうことができる。
【0160】
また、この動作モード指示信号として、複数の固有データを格納する複数のレジスタそれぞれからデータを個別に読出す動作モードと、選択メモリセルのデータを読出すモードの1つを特定するように構成しており、容易にアドレス信号の変更のみで必要とされるデータの読出を行なうことができる。また、バックグラウンド・オペレーション時において、実行されるリードモードの内容を種類を増加させることができ、必要なデータを容易に読出すことができる。
【0161】
また、内部制御アドレス信号および外部アドレス信号の所定のビットの一致/不一致に従って、実行されるリードモードの内容を特定しており、特に、一致検出時レジスタ回路のいずれかを選択してデータを読出し、また不一致検出時には、メモリセルデータの読出を行なうように構成しており、従来のバックグラウンド・オペレーション時の機能を損なうことなく、バックグラウンド・オペレーション時に、ステータスデータレジスタ以外のデータをも読出すことが可能となる。
【0162】
また、この動作モード指示信号を発生する回路を複数のバンクそれぞれに対応して設けて各回路をそれぞれ互いに独立に、動作モードを設定するように構成しており、各バンク単位で動作モードの設定が可能となり、単にバンクアドレスの変更のみで必要とされるデータを高速で読出すことができる。
【0163】
また、複数のバンクに共通に外部データ読出用のセンスアンプを設けることにより、各バンクに対応してセンスアンプ回路を設ける必要がなく、センスアンプ部の占有面積を低減することができる。
【0164】
また、動作モード指示信号の設定は、外部からコマンドが与えられたときに、設定しており、容易に必要とされる動作モードを設定し、また動作状況に応じて必要とされる動作モードの変更をも容易に行なうことができる。
【0165】
また、コマンド印加後は、外部アドレス信号と内部制御アドレス信号の所定のビットの一致検出時に、格納された動作モード特定情報に従って動作モード指示信号を生成しており、バックグラウンド・オペレーション時における所望のデータを容易に読出すことができる。また、単に、アドレス信号の変更のみで、実行するべき動作モードを変更することができ、高速で必要とされるデータの読出を行なうことができる。
【0166】
また、複数のバンクそれぞれに動作モード特定情報格納手段を設け、対応のバンクの選択時に、この格納された動作モード特定情報に従って動作モード指示信号を生成しており、バンク単位で動作モードの切替を行なうことができ、多数種類の動作モードを単にバンクアドレス信号の切替のみで実行することができる。
【0167】
また、各バンク対応に設けられた特定情報格納手段から与えられる特定情報に従って動作モード指示信号を生成しており、容易に、動作モード特定情報により特定された動作を実行することができる。
【0168】
また、連続する多ビットアドレス信号の所定のビット値の変化を検出し、該変化検出時に変化したアドレス信号の所定のビット値に従って動作モードを設定しており、容易に、アドレス信号の所定のビットの変更のみで、動作モードの切替を行なうことができる。
【0169】
また、この動作モード変更を、バックグラウンド・オペレーション動作時に行なっており、BGOフラッシュメモリにおけるバックグラウンド・オペレーション時に実行される動作モードの内容を容易に変更することができ、ステータスデータ以外のデータをも容易に読出すことができ、利便性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】 図1に示す不揮発性半導体記憶装置の動作を示すタイミングチャート図である。
【図3】 図1に示すバンクポインタの構成を示す図である。
【図4】 図1に示す不揮発性半導体記憶装置のバックグラウンド・オペレーションを示すタイミングチャート図である。
【図5】 図1に示す内部制御回路の構成を概略的に示す図である。
【図6】 図1に示す内部制御回路のアドレス制御部の構成を概略的に示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態1の変更例1の構成を概略的に示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態1の変更例2の構成を概略的に示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態1の変更例2の動作を示すタイミングチャート図である。
【図10】 この発明の実施の形態2に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図11】 図10に示すバンクのYゲートの構成を概略的に示す図である。
【図12】 図10に示す内部制御回路のバンク制御部の構成を概略的に示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態3に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図14】 図13に示すアドレスバッファの構成を概略的に示す図である。
【図15】 図13に示すバンクポインタの構成を概略的に示す図である。
【図16】 図13に示す内部制御回路の構成を概略的に示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態4に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図18】 図17に示すバンクポインタの構成を概略的に示す図である。
【図19】 図18に示すラッチ回路の構成の一例を示す図である。
【図20】 図17に示す不揮発性半導体記憶装置の動作を示すタイミングチャート図である。
【図21】 図17に示す内部制御回路の構成を概略的に示す図である。
【図22】 図17に示す内部制御回路の変更例の構成を概略的に示す図である。
【図23】 この発明の実施の形態5に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図24】 この発明の実施の形態6に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図25】 従来の不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図26】 図25に示すアドレスバッファの構成を概略的に示す図である。
【図27】 図26に示すアドレスラッチの構成を示す図である。
【図28】 図26および図27に示すアドレスバッファの動作を示すタイミングチャート図である。
【図29】 図25に示すバンクポインタの構成を示す図である。
【図30】 従来のアドレスデコード回路の活性部の構成を概略的に示す図である。
【図31】 図25に示すセンスアンプの構成を概略的に示す図である。
【図32】 図25に示す出力切替回路および内部制御回路の構成を概略的に示す図である。
【図33】 従来の不揮発性半導体記憶装置の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 バンクポインタ、2 内部制御回路、3 出力切替回路、B♯1−B♯4バンク、908−911 レジスタ回路、1c 一致検出回路、2b リード設定回路、2c−2g セット/リセットフリップフロップ、2h−2k AND回路、2l 複合ゲート回路、2m 内部制御信号発生回路、15 一致検出回路、16 ラッチ回路、20 外部読出用センスアンプ、53 出力切替回路、55 内部制御回路、60 アドレスバッファ、65 バンクポインタ、70a−70d バンクポインタ、72 内部制御回路、77a−77e ラッチ回路、78a−78e NOR回路、77 ラッチ回路、 72b リードモード設定回路、72c 内部制御信号発生回路、82 内部制御回路、85a−85d バンクポインタ、90 内部制御回路、92a−92d バンクポインタ、900 アドレスバッファ、908−911 レジスタ回路、913 データバッファ。
Claims (3)
- 複数の動作モードで動作可能な不揮発性半導体記憶装置であって、
多ビットアドレス信号の所定のビットに従って、前記複数の動作モードのうちの特定の動作モードを特定する動作モード指示信号を発生するための動作モード指示信号発生回路、および
前記動作モード指示信号に従って、指定された動作モードを行なうための制御信号を発生するための動作制御回路を備え、
前記不揮発性半導体記憶装置は、各々が固有のデータを格納する複数のレジスタ回路と、複数の互いに独立にアドレス指定可能な複数のバンクとを有し、
前記動作モード指示信号発生回路は、
外部からのコマンドに従って外部アドレス信号を取込み、該取込んだアドレス信号に対応する内部制御アドレス信号を発生するための内部制御アドレス発生手段と、
任意の外部アドレス信号の所定のビットと前記内部制御アドレス信号の所定のビットとの一致/不一致を検出するための検出手段と、
前記複数のレジスタ回路のいずれを選択するかを特定する情報を格納するための手段と、
前記一致/不一致検出手段の一致検出時、前記情報格納手段の格納情報に従って前記複数のレジスタ回路の1つを選択する第1の動作モード指示信号を発生し、かつ前記一致/不一致検出手段の不一致検出時、前記外部アドレス信号が指定するバンクのメモリセルデータを選択するための第2の動作モード指示信号を発するための手段とを備える、不揮発性半導体記憶装置。 - 前記動作モード指示信号発生回路は、
前記複数のバンク各々に対応して設けられ、各々が対応のバンクが指定されたときに前記動作モード指示信号を生成するための複数のモード設定信号発生回路を備え、前記複数のモード設定信号発生回路は互いに独立に、指定する動作モードが設定可能である、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記不揮発性半導体記憶装置は、前記複数のバンクに共通に設けられ、選択バンクのメモリセルの読出データをデータ出力バッファを介して外部へ読出すためのリードセンスアンプをさらに備える、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
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