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JP4529180B2 - 希土類永久磁石 - Google Patents

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Description

本発明は、希土類元素Rを含む希土類永久磁石に関する。
希土類永久磁石、例えばNd−Fe−B系焼結磁石は、磁気特性に優れていること、主成分であるNdが資源的に豊富で比較的安価であること等の利点を有することから、近年、その需要は益々拡大する傾向にある。また、電子機器の高性能化や多機能化も著しく、このような機器に使用されるNd−Fe−B系焼結磁石に対しても、これまで以上に優れた特性が要求されている。
このような状況から、Nd−Fe−B系焼結磁石の保磁力や飽和磁束密度等の磁気特性を高めるための研究開発が各方面において活発に進められている。例えば特許文献1においては、R−Fe−B系永久磁石に0.02at%〜0.5at%のCuを添加することにより、R−Fe−B系永久磁石の磁気特性と焼結温度幅を改善する報告がなされている。また、例えば特許文献2では、R−Fe−B系希土類磁石にAl、Cu、Siを必須としてさらにCr、Mn、Niのうち少なくとも1種を添加することにより、保磁力と最大エネルギー積とを改善する報告がなされている。
ところで、焼結で得られるR−T−B系希土類永久磁石の磁気特性は、焼結温度に依存するところがある。その一方、工業的な生産規模においては、焼結炉内の全域で加熱温度を均一にすることは困難である。したがって、R−T−B系希土類永久磁石においては、焼結温度が変動しても所望する磁気特性を得ることが要求される。ここで、所望する磁気特性を得ることのできる温度範囲を、焼結温度幅ということにする。
焼結温度幅を改善する技術についても様々な検討が行われており、例えば特許文献3において、Co、Al、Cu、それにZr、Nb、又はHfを含有するR−T−B系希土類永久磁石に微細なZrB化合物、NbB化合物、又はHfB化合物を均一に分散して析出させることにより、焼結過程における磁石合金の粒成長を抑制し、磁気特性と焼結温度幅を改善することが提案されている。
さらに、本出願人は、特許文献4において、Zrを0.05質量%〜0.2質量%含有するR−T−B系希土類永久磁石を提案している。特許文献4記載の発明によれば、Zrを添加することにより焼結時の異常粒成長を抑制することができ、そのために酸素量低減等のプロセスを採用したときにも角形比の低減を抑制することができる。
特開平1−219143号公報 特開平1−220803号公報 特開2002−75717号公報 国際公開第2004/029995号パンフレット
しかしながら、高性能磁石に要求されるような高磁気特性、具体的には、高い保磁力(Hcj)及び残留磁束密度(Br)を得るには、特許文献1や特許文献2に記載される発明では未だ不十分である。R−T−B系希土類永久磁石の保磁力及び残留磁束密度のさらなる向上を図るには、合金中の酸素量を低下させることが有効であるが、合金中の酸素量を低下させると、焼結過程において異常粒成長が起こりやすくなり、角形比が低下するという不都合がある。合金中の酸化物が結晶粒の成長を抑制しているためである。
また、特許文献4は、前記特許文献1及び特許文献2の角形比低下の問題点を改善したものである。しかしながら、今後の応用製品のさらなる高性能化を考慮すると、特許文献4に記載される磁石の磁気特性は必ずしも満足のいくものではなく、さらなる向上が強く求められている。
さらに、特許文献3によれば異常粒成長が改善され焼結温度幅が拡大されているものの、表13から明らかなように、100μm以上の粗大粒子がなおも存在しており、その存在量は0.3%〜数%程度に達している。このような量の粗大粒子が存在すると、通常、希土類永久磁石の角形比は大幅に低下してしまう。これに反して特許文献3の表1〜表12の実施例においては角形比が良好な結果となっているが、この原因としては、特許文献3では角形比の求め方として、高保磁力成分の角形性(減磁曲線の屈曲)を反映しにくい求め方である「4×(BH)max/(Br)」を採用していることが挙げられる。高保磁力成分の角形性をより正確に反映する角形比の求め方(例えば「
Hk/HcJ」)によって、特許文献3に記載されるサンプルを評価すれば、表1〜表12に示される値よりも大幅に低い値を示すものと推測される。なお、希土類永久磁石においてさらなる高特性を得る手法としてTbの添加が有効であるが、合金中の酸素量を低下させるとともにTbを添加すると、異常粒成長がさらに生じ易くなり、角形比の低下が非常に大きくなる傾向にある。したがって、特許文献3に記載される発明では焼結過程における異常粒成長の抑制効果は未だ不十分であり、さらなる改善が望まれている。
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、残留磁束密度及び保磁力等の磁気特性に優れ、焼結過程における粒成長を確実に抑制することができ、且つ焼結温度幅を拡大することができる希土類永久磁石を提供することを目的とする。
前述の問題を解決するために、本発明に係る希土類永久磁石は、Tb:0〜10質量%(ただし0は含まず。)、R:25質量%〜35質量%(Rは希土類元素から選ばれる2種以上であり、少なくとも前記Tbを含有する。)、Co:0〜2質量%、B:0.5質量%〜4.5質量%、Cu及びAlから選ばれる1種又は2種以上:0.02質量%〜0.5質量%、Zr:0.03質量%〜0.25質量%、Zn:0.02質量%〜0.05質量%、O:0.03質量%〜0.2質量%、Fe及び不可避不純物:残部からなる組成を有することを特徴とする。
本発明では、前記のような低酸素量であり、Tbを必須元素として含有し、さらにはCo、B、Cu、Alを適正量含有する組成の希土類永久磁石において、適正量のZnとZrを含有している。特に、Tbを必須元素として含むことで残留磁束密度及び保磁力といった磁気特性の向上を図りつつ、ZnとZrとの複合添加により焼結過程における異常粒成長の発生を確実に抑制し、例えば粒径100μm以上の粗大粒子の発生がほぼ確実に抑制される。また、ZnとZrとの複合添加により、焼結温度幅も拡大される。
なお、前述の特許文献2においては、酸素量は6000ppm以下が好ましいことや、ZrやZnの添加で保磁力を高める効果が得られることが記載されているものの、酸素量を2000ppm(=0.2質量%)以下のように極めて少なくしたときに異常粒成長が生じることについては認識しておらず、当然ながらZnとZrの複合添加によって異常粒成長を抑制することについても全く認識していない。また、特許文献2においては、希土類元素RとしてTbの記載はあるものの、Tbを実際に含む磁石の検討を行っておらず、単なる列挙にとどまっている。すなわち、特許文献2ではTb、Zr、Zn等の特定の元素を組み合わせるとともに、低酸素量とすることは完全に想定外である。
また、前述の特許文献3は、希土類磁石中にZrを含み、酸素含有量も低いものであるが、Tbを必須元素とするという考えはない。Znを含まずZrを含む低酸素量の希土類磁石に、Tbを必須元素とするような組成を適用すると、焼結過程における異常粒成長による角形比(Hk/HcJ)の低下及び保磁力(HcJ)の低下を引き起こしてしまう。
さらに特許文献4に記載される希土類永久磁石は、Zrを含有するものの、Znを含有するものではない。このような永久磁石において磁気特性のさらなる向上を図るために、例えばTbを必須元素とした場合、角形特性が悪化するという不都合が生じる。
本発明によれば、高い保磁力及び残留磁束密度を有するとともに、焼結過程における粒成長を確実に抑制することにより、例えば角形比に優れ、焼結温度幅が拡大された希土類永久磁石を提供することができる。
以下、本発明を適用した希土類永久磁石について、図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本発明を適用した希土類永久磁石の化学組成について説明する。ここで、化学組成とは、焼結後の希土類永久磁石における化学組成をいう。
本発明の希土類永久磁石において、希土類元素Rの含有量は35質量%以下とする。希土類元素Rが35質量%を上回ると主相であるR14B相の体積比率が低下し、残留磁束密度が大幅に低下する。また、希土類元素Rが酸素と反応し、含有する酸素量が増え、これに伴い保磁力発生に有効なRリッチ相が減少し、保磁力の大幅な低下を招く。一方、希土類元素Rの含有量が25質量%未満であると、希土類永久磁石の主相となるR14B相の生成が十分ではなく軟磁性を持つα−Fe等が析出し、保磁力が著しく低下する。以上の理由から、希土類元素Rの含有量は25質量%〜35質量%とする。また、望ましい希土類元素Rの含有量は、28質量%〜32質量%である。さらに、希土類元素Rの含有量を30質量%以下とすることが最も望ましい。希土類元素Rの含有量を30質量%以下とすることで主相であるR14B相の体積比率が増加し、残留磁束密度が大幅に向上する。
ここで、希土類元素Rは、希土類元素から選ばれる2種以上である。希土類元素Rは、具体的には、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Yb及びLuである。なお、「希土類元素Rの含有量が25質量%〜35質量%である」とは、Tb、Nd、Dy等の各希土類元素の含有量を合計した合計含有量が25質量%〜35質量%であるということを表す。
本発明では、希土類元素Rとして少なくともTbを選択して用いる。Tbは希土類永久磁石に一般的に用いられるDyに比べ、保磁力のさらなる向上に有効な元素である。Tb14B相が例えばDy14B相等に比べ高い異方性磁界を示すためである。Tbの含有量は、0〜10質量%(ただし0は含まず。)とする。Tb含有量が0の場合には磁気特性の向上が望めず、Tbの含有量が10質量%を超えると、残留磁束密度の低下が著しい。望ましいTbの含有量は、0.1質量%〜6質量%である。
また、希土類元素Rとしては、前記Tbに加えて、Nd及びDyを選択して用いることが好ましい。Ndは資源的に豊富で比較的安価であるためである。また、Dyは、Dy14B相の異方性磁界が例えばNd14B相の異方性磁界より大きいという特長を持つため、保磁力を向上させるうえで有効である。Dy含有量は0.1質量%〜8質量%とすることが望ましい。Dyは残留磁束密度及び保磁力のいずれを重視するかによって前記範囲内においてその量を定めることが望ましい。つまり、高い残留磁束密度を得たい場合にはDy量を0.1質量%から3.5質量%とし、高い保磁力を得たい場合にはDy量を3.5質量%〜8質量%とすることが望ましい。
また、本発明の希土類永久磁石は、Coを0〜2質量%含有することができる。CoはFeと同様の相を形成するが、本発明の希土類永久磁石にCoを含有させると、キュリー温度の向上、粒界相の耐食性向上に効果がある。さらに望ましいCoの含有量は、0〜2質量%(ただし、0を含まず。)である。
また、本発明の希土類永久磁石は、Bを0.5質量%〜4.5質量%含有する。Bの含有量が0.5質量%未満の場合には高い保磁力を得ることができない。ただし、Bが4.5質量%を超えると残留磁束密度が低下する傾向にある。したがって、Bの含有量の上限を4.5質量%とする。望ましいBの含有量は0.5質量%〜1.5質量%である。
また、本発明の希土類永久磁石は、Cu及びAlから選ばれる1種又は2種を0.02質量%〜0.5質量%含有する。この範囲でAl及びCuの1種又は2種を含有させることにより、得られる希土類永久磁石の高保磁力化、高耐食性化、温度特性の改善が可能となる。Alを添加する場合において、望ましいAlの量は0.03質量%〜0.25質量%である。また、Cuを添加する場合において、望ましいCuの量は0〜0.15質量%(ただし0を含まず。)である。
また、本発明の希土類永久磁石は、酸素(O)を0.03質量%〜0.2質量%含有する。酸素量が多いと非磁性成分である酸化物相が増大して磁気特性を低下させる。したがって、酸素量の上限を0.2質量%とする。ただし、希土類永久磁石における酸素量を単純に低下させたのでは、結晶粒成長抑制効果を持つ酸化物相が減少し、焼結時に充分な密度上昇を得る過程で粒成長が容易に起こる。そこで本発明では、後述のように、焼結過程での結晶粒の異常成長を抑制する効果を持つZn及びZrを所定量含有させる。酸素含有量が少なすぎると、過焼結しやすくなり、また、角形性が低下するため、酸素の量の下限は0.03質量%とする。さらに望ましい酸素の量は、0.03質量%〜0.1質量%である。
また、本発明の希土類永久磁石は、Cを含有してもよい。Cの含有量は、0.03質量%〜0.1質量%である。Cの量が0.03質量%未満であると過焼結しやすくなり、また、角形性も低下するおそれがある。Cの量が0.1質量%を超えると、焼結性、角形性がともに低下するおそれがある。
また、本発明の希土類永久磁石は、Nを含有してもよい。Nの含有量は、0.02質量%〜0.05質量%である。Nの量が0.02質量%未満であると過焼結しやすくなり、また、角形性も低下するおそれがある。Nの量が0.05質量%を超えると、焼結性、角形性がともに低下するおそれがある。
さらに、本発明の希土類永久磁石は、前述の組成に加えて、ZnとZrとをそれぞれ適正量含有する点に大きな特徴がある。適正量のZnとZrとを併用することによって、焼結時における異常粒成長が抑制され、良好な角形性が得られる。また、希土類永久磁石の焼結温度幅を拡大することができる。Zrは、焼結時における異常粒成長を抑制可能な元素として知られているが、Tbを必須とする組成の希土類永久磁石にZrを単独で添加した場合であっても、充分な効果を得ることはできない。そればかりか、保磁力の低下を招く。また、Tbを必須とする前述の組成にZnを単独で添加した場合も、Zr単独と同様、異常粒成長の抑制効果が不十分となり、角形比の大幅な低下を招く。つまり、ZnとZrとを複合添加することにより、本発明の効果が発揮される。
適正量のZn及びZrの複合添加は、合金に含まれる希土類元素Rの量を少なくしたときに非常に効果的である。希土類元素Rの含有量を例えば30質量%以下とすることで、残留磁束密度(Br)の大幅な向上が可能となるが焼結時の液相成分が減少するため、焼結性が低下し粒成長が困難となる。この対策として焼結体の密度を高めるために焼結温度を上昇させると、異常粒成長が起こり易くなるという不都合が生じる。適正量のZn及びZrの複合添加は、このような希土類元素Rの量を30質量%以下とした際の異常粒成長の抑制に非常に有効である。Zn及びZrを複合添加することにより、希土類元素R量を少なくすることに起因する異常粒成長を抑制しながら、希土類元素Rの量を低減することの利点(残留磁束密度の向上効果)を確実に得ることができる。
Znの適正な含有量は、0.02質量%〜0.05質量%である。希土類永久磁石の磁気特性向上を図るために酸素含有量を低減する際に、Znは焼結過程での結晶粒の異常成長を抑制する効果を発揮し、焼結体の組織を均一且つ微細にする。したがって、Znの添加は、希土類永久磁石における酸素含有量が低い場合に、その効果が顕著となる。また、適正量のZnは、希土類永久磁石の焼結温度幅を拡大する。Znの量が少なすぎる場合、焼結過程での結晶粒の異常成長抑制効果が不十分となり、希土類永久磁石の角形比が悪化する傾向を示す。また、焼結温度幅の改善効果が不十分となる傾向を示す。したがって、Znの量の下限を0.02質量%とする。逆にZnの量が過剰となると、希土類永久磁石の残留磁束密度及び保磁力が低下する傾向を示す。したがって、Znの量の上限を0.05質量%とする。さらに望ましいZnの量は、0.02質量%〜0.04質量%である。
Zrの適正な含有量は、0.03質量%〜0.25質量%である。希土類永久磁石の磁気特性向上を図るために酸素含有量を低減する際に、Zrは焼結過程での結晶粒の異常成長を抑制する効果を発揮し、焼結体の組織を均一且つ微細にする。したがって、Zrの添加は、希土類永久磁石における酸素含有量が低い場合に、その効果が顕著となる。また、適正量のZrは、希土類永久磁石の焼結温度幅を拡大する。Zrの量が少なすぎる場合、焼結過程での結晶粒の異常成長抑制効果が不十分となり、希土類永久磁石の角形比が悪化する傾向を示す。また、焼結温度幅の改善効果が不十分となる傾向を示す。したがって、Zrの量の下限を0.03質量%とする。逆にZrの量が過剰となると、希土類永久磁石の残留磁束密度及び保磁力が低下する傾向を示す。したがって、Zrの量の上限を0.25質量%とする。
したがって、本発明の希土類永久磁石の組成は、以下のように表される。
Tb:0〜10質量%(ただし0は含まず。)
R:25質量%〜35質量%(Rは希土類元素から選ばれる2種以上であり、少なくとも前記Tbを含有する。)
Co:0〜2質量%
B:0.5質量%〜4.5質量%
Cu及びAlから選ばれる1種又は2種以上:0.02質量%〜0.5質量%
Zr:0.03質量%〜0.25質量%
Zn:0.02質量%〜0.05質量%
O:0.03質量%〜0.2質量%
Fe及び不可避不純物:残部
また、本発明の希土類永久磁石の望ましい組成は、以下のように表される。
Tb:0.1質量%〜6質量%
R:28質量%〜32質量%(Rは希土類元素から選ばれる2種以上であり、少なくとも前記Tbを含有する。)
Co:0〜2質量%(ただし0は含まず。)
B:0.5質量%〜1.5質量%
Cu:0〜0.15質量%(ただし0は含まず。)
Al:0.03質量%〜0.25質量%
Zr:0.03質量%〜0.25質量%
Zn:0.02質量%〜0.04質量%
O:0.03質量%〜0.1質量%
Fe及び不可避不純物:残部
次に、本発明の希土類永久磁石の好適な製造方法について説明する。
本実施の形態では、R14B(TはFe、又はCo及びFeである。)相を主体とする主相系合金の粉末と、Bを含まずR及びTを主体とする粒界相系合金の粉末とを用いて本発明に係る希土類永久磁石を製造する方法について説明する。
はじめに、原料金属を真空又は不活性ガス、望ましくはAr雰囲気中でストリップキャスティングすることにより、主相系合金及び粒界相系合金を得る。原料金属としては、希土類金属あるいは希土類合金、純鉄、フェロボロン、さらにはこれらの合金等を使用することができる。得られた原料合金は、凝固偏析がある場合は必要に応じて溶体化処理を行う。その条件は真空又はAr雰囲気下、700℃〜1500℃の領域で1時間以上保持すればよい。
本発明の希土類永久磁石はZnを必須成分として含有するが、Znは、粒界相系合金から供給されることが好ましい。より好ましくは、Zn、Cu及びCoが粒界相系合金から供給される。また、本発明の希土類永久磁石は、必須成分としてZrを含有しているが、Zrは主相系合金から供給されることが好ましい。具体的には、主相系合金には、希土類元素R、遷移金属元素T及びBの他に、Zr、Al等を含有させることができ、主相系合金は例えばNd−Dy−B−Al−Zr−Fe系の合金である。また、粒界相系合金は、Bを含まずR及びTを主体とするとともに、Zn、Cu、Co等を含有する合金とすることができる。粒界相系合金は、例えばTb−Cu−Co−Al−Fe系の合金、Tb−Cu−Co−Al−Zn−Fe系の合金である。
主相系合金及び粒界相系合金が作製された後、これらの各母合金は別々に又は一緒に粉砕される。粉砕工程には、粗粉砕工程と微粉砕工程とがある。先ず、各母合金をそれぞれ粒径数百μm程度になるまで粗粉砕する。粗粉砕は、スタンプミル、ジョークラッシャー、ブラウンミル等を用い、不活性ガス雰囲気中にて行うことが望ましい。また、水素を吸蔵させた後に粗粉砕を行うことや、水素吸蔵を行った後に水素を放出させることで各合金を粗粉砕することもできる。
粗粉砕工程後、微粉砕工程に移る。微粉砕は、主にジェットミルが用いられ、粒径数百μm程度の粗粉砕粉末が、平均粒径3〜5μmになるまで粉砕される。ジェットミルは、高圧の不活性ガス(例えば窒素ガス)を狭いノズルより開放して高速のガス流を発生させ、この高速のガス流により粗粉砕粉末を加速し、粗粉砕粉末同士の衝突やターゲット又は容器壁との衝突を発生させて粉砕する方法である。これにより、主相系合金粉末及び粒界相系合金粉末を得る。
微粉砕工程において主相系合金及び粒界相系合金を別々に粉砕した場合には、微粉砕された主相系合金粉末と粒界相系合金粉末とを窒素雰囲気で混合する。主相系合金粉末及び粒界相系合金粉末の混合比率は、重量比で80:20〜97:3程度とすればよい。同様に、主相系合金及び粒界相系合金を一緒に粉砕する場合の混合比率も、重量比で80:20〜97:3程度とすればよい。微粉砕時に、ステアリン酸亜鉛等の添加剤を0.01質量%〜0.3質量%程度添加することにより、成形時に配向性の高い微粉を得ることができる。
次に、主相系合金粉末及び粒界相系合金粉末からなる混合粉末を、電磁石に抱かれた金型内に充填し、磁場印加によってその結晶軸を配向させた状態で磁場中成形する。この磁場中成形は、12kOe〜17kOeの磁場中で、0.7t/cmから1.5t/cm前後の圧力で行えばよい。
磁場中成形後、その成形体を真空又は不活性ガス雰囲気中で焼結する。焼結温度は、組成、粉砕方法、粒度と粒度分布の違い等、諸条件により調整する必要があるが、1000℃〜1100℃で1時間〜5時間程度焼結すればよい。
焼結後、得られた焼結体に時効処理を施すことができる。時効処理は、保磁力を制御するうえで重要である。時効処理を2段に分けて行う場合には、800℃近傍、600℃近傍での所定時間の保持が有効である。800℃近傍での熱処理を焼結後に行うと、保磁力が増大するため、混合法においては特に有効である。また、600℃近傍の熱処理で保磁力が大きく増加するため、時効処理を1段で行う場合には、600℃近傍の時効処理を施すとよい。以上のようにして、本発明の希土類永久磁石を得ることができる。
本発明の希土類永久磁石においては、高い磁気特性を得る目的で酸素の含有量を0.03質量%〜0.2質量%とするが、この酸素含有量は、各製造工程における雰囲気の制御、原料に含有される酸素量の制御等により調節される。特に、水素粉砕処理から焼結までの各工程の雰囲気を100ppm未満の低酸素濃度に抑えることが、酸素の含有量を0.03質量%〜0.2質量%の範囲内に調節するうえで有効である。
また、希土類永久磁石に含有されるCの量は、製造工程で用いられる粉砕助剤の種類及び添加量等により調節する。さらに、希土類永久磁石に含有されるNの量は、原料合金の種類及び量や、原料合金を窒素雰囲気で粉砕する場合の粉砕条件等により調節する。
以上のようにして得られる本発明の希土類永久磁石においては、Tb、希土類元素R、Co、B、Cu、Al、O、Zn及びZrの含有量を適正とすることで高い残留磁束密度及び保磁力を実現するとともに、焼結過程における異常粒成長を確実に抑制しており、例えば100μm以上の粗大粒子の発生が確実に抑えられる。さらには、本発明の希土類永久磁石においては、50μm以上100μm未満のさらに微細な粗大粒子の発生もなく、異常粒成長が確実に防止されている。
以下、本発明を適用した具体的な実施例について、実験結果に基づいて説明する。なお、本発明は以下の実施例の記載に限定されるものではない。
(1)原料合金
ストリップキャスティング法により、表1に示す4種類の合金を作製した。
Figure 0004529180
(2)水素粉砕工程
室温にて水素を吸蔵させた後、Ar雰囲気中で600℃×1時間の脱水素を行う、水素粉砕処理を行った。
本実施例では、焼結体酸素量を0.03質量%〜0.2質量%とするために、水素処理(粉砕処理後の回収)から焼結(焼結炉に投入する)までの各工程の雰囲気を、100ppm未満の酸素濃度に抑えてある。以後、これを低酸素プロセスと称する。
(3)粉砕工程
微粉砕を行う前に粉砕助剤を混合した。なお、水素粉砕工程の次に粗粉砕工程を行う場合があるが、本実施例においては省略した。粉砕助剤は、特に限定はないが、本実施例ではステアリン酸亜鉛を0.05%〜0.1%混合した。粉砕助剤の混合は、例えばナウターミキサー等により5分間〜30分間ほど行う程度でよい。
その後、気流式粉砕機を用いて微粉砕を行う。本実験ではジェットミルを用いて微粉砕を行った。気流式粉砕機により、合金粉末が平均粒径3μm〜6μm程度になるまで微粉砕を行った。本実験では、平均粒径が4μmの粉砕粉を作製した。
当然ながら、粉砕助剤の混合工程及び微粉砕工程は、ともに低酸素プロセスで行った。
(4)配合工程
実験を効率よく行うために、数種類の微粉砕粉を調合し、所望の組成となるように混合する場合がある。この場合の混合も、例えばナウターミキサー等により5分間〜30分間ほど行う程度でよい。
配向工程も低酸素プロセスで行うことが望ましいが、焼結体酸素量を微増させる場合は、本工程にて、成形用微粉末の酸素量を調整する。例えば、組成や平均粒径が同一の微粉末を用意し、100ppm以上の含酸素雰囲気に数分〜数時間放置することで、数千ppmの微粉末が得られる。これら2種類の微粉末を低酸素プロセス中で混合することで、酸素量の調整を行っている。
(5)成形工程
得られた微粉末を磁場中にて成形する。具体的には、電磁石に抱かれた金型内に微粉末を充填し、磁場印加によってその結晶軸を配向させた状態で磁場中成形する。この磁場中成形は、12kOe〜17kOeの磁場中で、0.7t/cm〜1.5t/cm前後の圧力で行えばよい。本実験では、15kOeの磁場中で1.2t/cmの圧力で成形を行い、成形体を得た。本工程も低酸素プロセスにて行った。
(6)焼結・時効工程
この成形体を真空中において1010℃〜1150℃で4時間焼結した後、急冷した。次いで得られた焼結体に800℃で1時間と、550℃で2.5時間(ともにAr雰囲気中)の2段時効処理を施した。
表1に示す組成の合金を表2に示す最終組成となるように配合した。このとき、希土類永久磁石における希土類元素Rの合計含有量が29.7質量%であり、Tb含有量が1.4質量%となるように調整した。配合後、水素粉砕処理を行い、その後ジェットミルにて平均粒径4μmとなるように微粉砕した。なお、用いた原料合金の種類も表2に記載した。その後磁場中成形した後に、1090℃で焼結し、得られた焼結体に2段時効処理を施した。
Figure 0004529180
得られた希土類永久磁石について、残留磁束密度(Br)、保磁力(HcJ)及び角形比(Hk/HcJ)をB−Hトレーサにより測定した。その結果を表2に併記する。なお、Hkは磁気ヒステリシスループ(4πI−Hカーブ)の第2象限における磁化が残留磁束密度Brの90%となるときの磁界強度である。角形比Hk/HcJは、特に外部磁界の作用や温度上昇による減磁に関係し、実際の使用時における磁石特性の指標となる値である。また、Hk/HcJが低いと、着磁に要する磁界強度が増大する。さらに、Hk/HcJが低い永久磁石は、磁気ヒステリシスループの第2象限におけるループ形状に問題があることになり、磁石が適用されるシステムの設計条件が厳しくなる。
また、No.1〜No.24の焼結体を切断し、断面10mm×10mmの領域内に存在する長径が50μm以上100μm未満の粗大粒子、及び100μm以上の粗大粒子の個数を、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて調べた。その結果を表3に併せて示す。
また、焼結温度を1070℃又は1110℃に変更したこと以外は、同様にして希土類永久磁石を作製し、また、磁気特性の評価を行った。その結果を、表2(1090℃)の結果を併せて表3に示す。つまり、表2は、表3中焼結温度を1090℃とした希土類永久磁石(No.2、5、8、11、14、17、20、23)を抜粋したものである。
Figure 0004529180
磁気特性の中で角形比(Hk/HcJ)が異常粒成長による低下傾向が最も早く現れる。つまり、角形比(Hk/HcJ)は、異常粒成長の傾向を把握することのできる一指標となる。ここで、表3から、Znを単独で添加したNo.1〜No.3は、角形比がいずれも90%未満である。90%以上の角形比(Hk/HcJ)が得られた焼結温度域を、焼結温度幅と定義すると、Znを単独添加した希土類永久磁石(No.1〜No.3)は、焼結温度幅が0である。また、No.1〜No.3には粒径50μm以上の粗大粒子が存在し、特に1110℃で焼結を行ったNo.3において多数確認された。したがって、No.1〜No.3においては、角形特性の大幅な低下が見られる。
また、Zrを単独で添加したNo.4〜No.6においては、焼結温度を1090℃としたNo.5において角形比が90%を上回っているもの、1070℃及び1110℃での焼結により得られた磁石においては、異常粒成長による粗大粒子が確認され、角形比の低下が見られた。すなわち、Zrを単独使用した場合の焼結温度幅は非常に狭いものである。
さらに、Zn及びZrの両方を含有するものの、Zn含有量が0.01質量%であるNo.7〜No.9においては、表3の結果から、焼結時における異常粒成長の抑制効果は不十分なものであることがわかる。また、焼結温度幅も拡大されておらず、狭いものであった。
これに対し、ZnとZrとを併用するとともに、これら含有量を適正量としたNo.10〜No.21においては、いずれの焼結温度においても、90%を超える高い角形比を示している。また、粒径50μm以上の粗大粒子も全く観察されなかった。
Zn含有量を0.06質量%とした場合(No.22〜No.24)、焼結温度幅は広いものの、全ての焼結温度において保磁力(HcJ)が25kOeを下回り、保磁力(HcJ)の大幅な低下が認められる。
したがって、以上の結果から、本発明の希土類永久磁石においてZrと併用されるZnの最適含有量は0.02質量%〜0.05質量%であることが確認された。

Claims (9)

  1. Tb:0〜10質量%(ただし0は含まず。)、R:25質量%〜35質量%(Rは希土類元素から選ばれる2種以上であり、少なくとも前記Tbを含有する。)、Co:0〜2質量%、B:0.5質量%〜4.5質量%、Cu及びAlから選ばれる1種又は2種以上:0.02質量%〜0.5質量%、Zr:0.03質量%〜0.25質量%、Zn:0.02質量%〜0.05質量%、O:0.03質量%〜0.2質量%、Fe及び不可避不純物:残部からなる組成を有することを特徴とする希土類永久磁石。
  2. Tb:0.1質量%〜6質量%、R:28質量%〜32質量%(Rは希土類元素から選ばれる2種以上であり、少なくとも前記Tbを含有する。)、Co:0〜2質量%(ただし0は含まず。)、B:0.5質量%〜1.5質量%、Cu:0〜0.15質量%(ただし0は含まず。)、Al:0.03質量%〜0.25質量%、Zr:0.03質量%〜0.25質量%、Zn:0.02質量%〜0.04質量%、O:0.03質量%〜0.1質量%、Fe及び不可避不純物:残部からなる組成を有することを特徴とする請求項1記載の希土類永久磁石。
  3. C:0.03質量%〜0.1質量%であることを特徴とする請求項1又は2記載の希土類永久磁石。
  4. N:0.02質量%〜0.05質量%であることを特徴とする請求項1又は2記載の希土類永久磁石。
  5. 粒径100μm以上の粒子が存在しないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の希土類永久磁石。
  6. 粒径50μm以上100μm未満の粒子が存在しないことを特徴とする請求項5記載の希土類永久磁石。
  7. 14B(TはFe、又はCo及びFeである。)相を主体とする主相系合金の粉末と、Bを含まずR及びTを主体とする粒界相系合金の粉末との混合物を成形後、焼結してなり、前記Znは前記粒界相系合金から供給されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の希土類永久磁石。
  8. 14B(TはFe、又はCo及びFeである。)相を主体とする主相系合金の粉末と、Bを含まずR及びTを主体とする粒界相系合金の粉末との混合物を成形後、焼結してなり、前記Zn、Co及びCuは前記粒界相系合金から供給されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の希土類永久磁石。
  9. 14B(TはFe、又はCo及びFeである。)相を主体とする主相系合金の粉末と、Bを含まずR及びTを主体とする粒界相系合金の粉末との混合物を成形後、焼結してなり、前記Zrは前記主相系合金から供給されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の希土類永久磁石。
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