JP4510971B2 - プラスチックキャップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャップ本体に橋絡部を介して周状バンドが接続され、開封に際して周状バンドが切り離されることにより開封明示機能(タンパーエビデント性)が達成されるキャップに関するもので、より詳細には周状バンドの容器口部への係止が両者のラチェットを介して行われるキャップにおいて、開栓トルクの異常な上昇を抑制し、易開栓性を向上させるための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
周状バンドの切り離しによる開封明示機能(タンパーエビデント性)を利用するプラスチックキャップは今日では一般的であり、このキャップにおける周状バンドの係止乃至固定には、前述したラチェット方式の他に、周状バンドに設けられたフラップ片を上方に折り返した状態で容器首部のあごの下に係合させる方式、周状バンドに設けられたフィンを径内方且つ斜め方向に突出した状態で容器首部のあごの下に係合させる方式などが知られている。
【0003】
これらの方式の内でも、ラチェット方式では、容器首部のラチェット爪と周状バンドの内側のラチェット片との周方向の係合によって周状バンドの容器口部に対する固定が行われるので、橋絡部を破断するのに必要な垂直方向へのストロークが比較的短くて済むという利点を有する。
【0004】
特開平9−150846号公報には、頂板部とその周縁部から垂下したスカート状側壁とから成るキャップ本体と、スカート状側壁の下端に破断可能な橋絡部を介して連結されているタンパーエビデントバンドとから構成され、該タンパーエビデントバンドの内面には、容器首部のラチェット爪と係合し得るラチェット片が周方向に間隔をおいて複数形成されているラチェット式タンパーエビデントキャップにおいて、 前記タンパーエビデントバンドの内面上方部分には、前記ラチェット爪よりも上方の容器首部外周に形成されている突起と係合し得る係止突起が径方向に突出しており、該係止突起は、前記ラチェット片の周方向先端部を基準としてキャップ開栓方向上流側であって且つ前記ラチェット爪とは重ならない位置に配置されていることを特徴とするタンパーエビデントキャップが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一般にキャップの締結(閉栓)においては、キャップの閉栓角度が大きくなるにつれて、容器口部とキャップ頂板部内面の密封部との係合の程度が大きくなり、従って一定の締まり角度以上では角度が大きくなるにつれて閉栓トルクが大きくなる。
また、密封に必要な閉栓トルクの制御は、マグネットクラッチ方式或いはサーボモーター方式等により行っている。
【0006】
ところが、ラチェット方式のキャップでは、密封保持に必要な一定トルクでの閉栓が行われている場合、開栓に際してキャップの締結状態が固く、いわゆる開けにくいという事態をしばしば発生することがある。
この現象は、ラチェット式キャップに認められる特有の現象であるが、これを防止するための対策は特に講じられていなかった。
【0007】
従って、本発明の目的は、ラチェット方式のタンパーエビデントキャップにおいて、開栓初期における開栓トルクを低減させ、易開栓性を向上させたキャップを提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、頂板部とその周縁部から垂下したスカート状側壁とから成るキャップ本体と、スカート状側壁の下端に破断可能な橋絡部を介して連結されている周状バンドとから構成され、該周状バンドの内面には、容器首部のラチェット爪と係合し得るラチェット片が周方向に間隔をおいて複数形成されているプラスチックキャップにおいて、前記ラチェット片は閉栓時に容器首部のラチェット爪を乗り越えるときの抵抗力が異なる複数種のラチェット片から成り、該複数種のラチェット片が周方向に分散して形成されていることを特徴とするプラスチックキャップが提供される。
本発明のプラスチックキャップにおいては、
1.前記ラチェット片が周状バンドの内面に接続する付け根部と付け根部から内方且つ開栓方向に延びる片状係止部とから成り、前記ラチェット片の内抵抗力の小さいラチェット片は、片状係止部側の付け根の径方向厚みが他のラチェット片に比して小さくなるように形成されていること、
2.前記抵抗力の小さいラチェット片は、抵抗力の大きいラチェット片を基準にして、前記付け根の部分において60乃至90%の厚みを有すること、
3.前記周状バンドはラチェット片直上に径内方への環状突起部を有し、ラチェット片の上部は前記環状突起部と一体化されていること、
が好ましい。
【0009】
【発明の実施形態】
本発明のキャップは、頂板部とその周縁部から垂下したスカート状側壁とから成るキャップ本体と、スカート状側壁の下端に破断可能な橋絡部を介して連結されている周状バンドとから構成され、該周状バンドの内面には、容器首部のラチェット爪と係合し得るラチェット片が周方向に間隔をおいて複数形成されているが、前記ラチェット片として、閉栓時に容器首部のラチェット爪を乗り越えるときの抵抗力が異なる複数種のラチェット片を周方向に分散して設けたことが特徴である。
このように、閉栓時に容器首部のラチェット爪を乗り越えるときの抵抗力が異なる複数種のラチェット片を周方向に分散して形成することにより、開栓初期における開栓トルクを低減させ、易開栓性を向上させることができる。
【0010】
本発明におけるラチェット片の周状バンドへの配置の一例を説明するための図7において、周状バンド2の内面には、周方向に一定の間隔をおいて、ラチェット片10が配置されている。このラチェット片10は、周状バンド2の内面に接続する付け根部11と、この付け根部から内方且つ開栓方向に延びる片状係止部12とから成る。片状係止部12の外面と周状バンド2の内面とは、片状係止部12の先端側から付け根部11まで閉栓方向に延びる溝13により分離されている。
【0011】
本発明では、容器首部のラチェット爪を乗り越えるときの抵抗力(以下単に抵抗力と呼ぶことがある)の小さいラチェット片10aと、この抵抗力の大きいラチェット片10bとを、周状バンド2の内面に周方向に分散して設ける。
図7に示す具体例では、抵抗力の小さいラチェット片10aは、片状係止部側の付け根12aの径方向厚みt1 が他のラチェット片10bの径方向厚みt0に比して小さくなるように形成されている
また、抵抗力の小さいラチェット片10aと、抵抗力の大きいラチェット片10bとは交互に設けれている。
【0012】
ラチェット片の抵抗力を小さくするための手段は、特に限定されないが、一般的にいって、
i.抵抗力の大きいラチェット片10bに比して、片状係止部12の厚みを小さくすると共に、片状係止部12と周状バンド内面との間の溝13を開栓方向と反対方向、つまり閉栓方向に深く形成する、
ii. 抵抗力の大きいラチェット片10bに比して、片状係止部12と周状バンド2の内面との間の溝13を閉栓方向に深く形成すると共に、周状バンド2の内面側に外方に凹んだ溝15を形成する、
iii.上記i及びiiの組合せで溝13を形成する、
等の手段で行われる。
【0013】
本発明によれば、以上のように、抵抗力の小さいラチェット片10aと、抵抗力の大きいラチェット片10bとを、周状バンド2の内面に周方向に分散して設けることにより、十分な密封性を保持しつつ、開栓初期における開栓トルクを低減させ、易開栓性を顕著に向上させることができ、この事実は後述する実施例及び比較例の記載から明らかとなる。
【0014】
既に指摘したとおり、キャップの締結(閉栓)においては、キャップの閉栓角度が大きくなるにつれて、容器口部とキャップ頂板部内面の密封部との係合の程度が大きくなり、従って一定の締まり角度以上では角度が大きくなるにつれて閉栓トルクが大きくなるものであり、この傾向はラチェット式キャップにおいても同様に当てはまる。
しかしながら、ラチェット式キャップでは、閉栓に際して容器口部のラチェット爪とキャップのラチェット片とが係合するため、この係合の度ごとにトルクが段階的に大きくなるという現象がある。
【0015】
添付図面の図1の曲線(イ)は、従来のラチェット方式のキャップについて、締まり角度とトルクとの関係を示したものであり、一定間隔の締まり角度ごとにトルクの山及び裾が現れており、このトルクの山の値及び裾の値は締まり角度が増大するにつれて増大していることがわかる。
尚、図1の曲線(ロ)はラチェット片を設けていない通常のキャップにおける締まり角度とトルクとの関係を示したものである。
【0016】
図1の曲線(イ)と曲線(ロ)とから、次のことが理解される。
即ち、曲線(イ)における裾のトルク値は、通常のキャップ(曲線(ロ))と同様に、容器口部とキャップ頂板部内面の密封部との係合に伴うトルク値を表しており、締まり角度の増大に伴って大きな値となっている。
また、曲線(イ)におけるピーク値(山の高さ−裾の高さ)は、容器口部のラチェット爪とキャップのラチェット片とが係合に伴うトルク値を表しており、やはり締まり角度の増大に伴って大きな値となっている。これは、締まり角度の増大に伴って、両者の係合幅(係合高さ)が増大するためである。
以上のように、ラチェット方式のキャップにおける閉栓トルクは、密封部でのトルクと、ラチェット片でのトルクとが重畳したものである。
【0017】
実際に閉栓操作が終了した時点での容器口部のラチェット爪とキャップのラチェット片との係合状態を考察すると、トルクによる閉栓レリーズ方式を採用しているため、キャップのラチェット片が容器口部のラチェット爪を乗り越えた非係合状態で閉栓しているとは考えられず、キャップのラチェット片が容器口部のラチェット爪を乗り越える手前の係合状態で閉栓が終了していると信じられる。
【0018】
この状態を説明するための図3において、容器首部のラチェット爪53は径外方向にほぼ直立している係止面55と、閉栓方向に向けて次第に径が増大するように傾斜したスライド面56と、両者の接続部に形成された曲率先端部57とから形成されているが、キャップのラチェット片10は、容器口部のラチェット爪53を乗り越える手前の両者の係合トルクの大きい状態、即ちラチェット爪の曲率先端部57がラチェット片の肉厚の大きい内面部位14と係合した状態で停止している。
即ち、容器首部のラチェット爪53とキャップのラチェット片内面との係合トルク値は、両者の回転角度によって変化し、図1の曲線(イ)に示すとおり、両者の係合が開始された位置(谷の部分)からキャップの回転が進むにつれて閉栓トルク値が次第に増大してピークに達し、ピークを通り過ぎた後では閉栓トルク値も次第に低下していることが分かる。
【0019】
本発明によれば、開栓トルク値を減少させ、更には開栓に必要なエネルギーをも減少させることを目的とするものであり、この目的は、抵抗力の小さい(付け根部における径方向厚みの小さい)ラチェット片10aと、抵抗力の大きい(付け根部における径方向厚みの大きい)ラチェット片10bとを、周状バンド2の内面に周方向に分散して設けることにより達成されるものである。
図13は、抵抗力の小さい(付け根部における径方向厚みの小さい)ラチェット片10aと、抵抗力の大きい(付け根部における径方向厚みの大きい)ラチェット片10bとを、周状バンド2の内面に周方向に分散して設けた本発明によるキャップと、このような分散構造を有しない通常のラチェット方式のキャップとについて、締まり角度と閉栓トルクとの関係を示したものであり、図13において、本発明のキャップは実線で、従来のキャップは破線で示されている。
図13から、本発明のキャップでは、閉栓トルクの最大値を示す山(III)の一つ手前に閉栓トルクのピーク値の低い山(II)が存在することが分かる。この点については、後に説明する。
【0020】
実際に図13の実線に示した締まり角度−閉栓トルク特性を有するラチェット方式キャップの開栓角度−開栓トルクの関係を示す図2において、開栓角度が比較的小さい範囲に認められる第一のピークAと、開栓角度がそれよりも大きい範囲に認められる第二のピークBとが認められる。
第二のピークBは、キャップのラチェット片の係止部12が容器首部50の直立係止面55と係合して、周状バンド2の回転が阻止され、キャップ本体1と周状バンド2との間の橋絡部が破断されるトルクに相当するものである。
一方、第一のピークAは、図3に示すラチェット爪とラチェット片との係合状態から、開栓方向に両者の係合状態を解除するのに必要なトルク(ピーク高さ)やエネルギー(ピーク面積)を示すものである。
この第一のピークAのトルク値が大きく、またこのピークの面積が大きいほど、開栓に際してキャップが固く、また粘り強くて開けにくいということになるが、本発明のキャップではピーク値であるトルク値もまたまたその面積も低く抑制されていることが明らかである。
【0021】
今、閉栓に際して、容器首部のラチェット爪53が確実にキャップのラチェット片10を乗り越えるような第一のラチェット片Iと、容器首部のラチェット爪53がキャップのラチェット片10との間で回転角度の比較的浅い状態で確実に係止する第三のラチェット片IIIとの間に、第2のラチェット片IIが存在すると考える。
図13の破線の閉栓トルク特性を有するキャップでは、第二のラチェット片IIの閉栓トルクのピーク値は第一のラチェット片Iの閉栓トルクピーク値と、第三のラチェット片IIIの閉栓トルク値とのほぼ中間にあるので、閉栓に際して容器首部のラチェット爪53が第二のラチェット片IIを乗り越えて、第三のラチェット片IIIの閉栓トルクの大きい部分(図13の破線の山(III)のピーク値に近い位置)と係合して、初期開栓トルクが大きい状態で停止する可能性がある。
これに対して、第二のラチェット片IIが抵抗力の小さいラチェット片10aであれば、容器口部のラチェット爪53と第二のラチェット片IIとの係合時のトルクが第一のラチェット片Iの閉栓トルクとほぼ同じか或いはそれ以下のレベルに抑制できるので、容器首部のラチェット爪53は、この第二のラチェット片IIを容易に乗り越えて、次ぎに来る第三のラチェット片IIIの閉栓トルクの比較的小さい部分(図13の実線の山(III)のピーク値よりもかなり下の位置)と確実に係合して停止させることができる。
このため、本発明によれば、第一の開栓トルクAのピーク高さも、ピーク面積も小さくすることが可能となり、開栓のし易さが顕著に向上するものである。
【0022】
本発明においては、ラチェット片10aにおける閉栓時における抵抗力の低減は、既に指摘したとおり、抵抗力の大きいラチェット片10bに比して、片状係止部側の付け根の径方向厚みをラチェット片10bに比して小さくなるように形成することにより達成される。
このラチェット片の構成では、抵抗力の小さいラチェット片10aでも、また抵抗力の大きいラチェット片10bでも、ラチェット片内面14の寸法及び形状が一定となり、容器首部のラチェット爪53に対する当接精度が高く、しかも成形も容易であるという利点が奏されるものである。
【0023】
また、抵抗力の小さいラチェット片10aでは、図8に示すように、付け根部11に対して開栓方向側に、付け根部11に隣接して、周状バンド2の内面よりも外方に凹んだ溝15を有していることが好ましい。
このような溝15を設けると、既に指摘したとおり、付け根におけるラチェット片の径方向厚みを小さくできると共に、ラチェット片10aが容器首部のラチェット爪53と係合したとき、ラチェット片10aの外面16が周状バンド2の内面に当たるのが防止され、閉栓時のトルクを下げるのに有効に作用する。
【0024】
本発明において、抵抗力の小さいラチェット片10aは、抵抗力の大きいラチェット片10bを基準にして、片状係止部側の付け根部における径方向厚みが60乃至90%、特に70乃至85%の厚みを有することが好ましい。
即ち、ラチェット片10aの厚みが上記範囲を上回ると、キャップの閉栓途中において閉栓トルクを下げるという効果が十分でなく、一方、上記範囲を下回ると開栓時において、このラチェット片の強度が十分でなく、容器首部のラチェット爪との係合の際座屈を生じやすくなりやすい。
【0025】
本発明は、周状バンド2がラチェット片直上に径内方への水平段差部(環状突起部)を有し、ラチェット片の上部が前記水平段差部と一体化されているキャップに特に有利に適用することができる。
周状バンド2がキャップの開栓に際して、キャップ本体から切り離され、容器首部に残留するものであることは既に指摘したが、この切り離された周状バンド2は容器から内容物を注ぎ出す際、容器首部から離脱して注ぎ出した内容物中に落下するおそれがある。
前記水平段差部の径方向内側に設けられた係止用突起は、容器首部に設けられた径外方への突起部と係合して、容器首部からの離脱を防止するものである。
一方、このタイプのキャップでは、ラチェット片10の上部が前記環状突起部と一体化されていることが、ラチェット片の強度の点でも、またラチェット片の成形性の点でも好ましいが、このようなラチェット片の構造では、ラチェット片の動きがどうしても固くなるのを避け得ない。本発明によれば、抵抗力の小さいラチェット片を周状バンドに分散して設けることにより、ラチェット片の動きをより円滑に行わせることができる。
【0026】
【実施例】
本発明を添付図面に示す実施例に基づいて更に説明するが、本発明はこの例に限定されるものでは決してない。
添付図面において、
図4は本発明のプラスチックキャップの一例の側断面図であり、
図5は図4のキャップの底面図であり、
図6は図4のキャップの側面図であり、
図7は図4のキャップにおけるラチェット片を拡大して示す拡大一部底面図であり、
図8は図4のキャップに設けるラチェット片の変形を拡大して示す拡大一部底面図であり、
図9は図4のキャップが容器首部に締結されている状態を示す拡大側断面図であり、
図10はキャップを開栓した時の周状バンドと容器首部との位置関係を示す部分断面を示す図であり、
図11はキャップ本体から切り離された周状バンドの落下位置を示す図であり、
図12は周状バンドの上端面に形成されている突起を拡大して示す図である。
図13は実施例及び比較例のキャップの締まり角度と閉栓トルクとの関係を示すグラフである。
【0027】
本発明のこの実施例のキャップは、キャップ本体1と、タンパーエビデントバンド(周状バンド)2とから成る。
キャップ本体1は、頂板部5と、頂板部5の周縁部から垂下したスカート状側壁6とから構成されている。頂板部5の内面には、環状の密封部7が設けられており、環状の密封部7内に容器首部の上端が嵌合し、シール性が確保されるようになっている。また環状の密封部7を設ける代わりに、ライナー材乃至パッキンを頂板部5の内面に設けることにより、シール性を確保することもできる。
またスカート状側壁6の内面には、ネジ山8が設けられており、ネジ係合により、キャップが容器首部に締結されるようになっている。
【0028】
周状バンド2は、スカート状側壁6の下側に配置され、周状バンド2の上端面とスカート状側壁6の下端面とは、周方向に適当な間隔をおいて複数設けられている破断可能な橋絡部9を介して連結されている。
図4によく示されている様に、周状バンド2は、上記橋絡部9が連結されている上端部では、スカート状側壁6の下端部のほぼ延長線上にあるが、この上端部より若干下がった位置で内周面及び外周面に水平段差部2a,2bが形成され、外側に広がった状態で垂下している。
図5から明らかな通り、周状バンド2の内周面には、適当な間隔をおいて複数のラチェット片10が形成されており、これらのラチェット片10は、キャップを開栓するときの旋回方向(図5中、矢線Aで示す)を指向している。このラチェット片10は、上端部が上記水平段差部2aに固定されており(図4参照)、また図5に示されている如く、その付け根は、周状バンド2の内周面に固定されている。
尚、周状バンド2に適当な強度とラチェット片10が形成される内側空間が確保される限り、周状バンド2の外周面に水平段差部2bを形成する必要はなく、例えば周状バンド2の外周面は、上端部からほぼストレートな形状で下方に垂下していてもよい。
【0029】
ラチェット片10の周状バンド2への配置を説明するための図7において、周状バンド2の内面には、周方向に一定の間隔をおいて、ラチェット片10が配置されている。このラチェット片10は、周状バンド2の内面に接続する付け根部11と、この付け根部から内方且つ開栓方向に延びる片状係止部12とから成る。片状係止部12の外面と周状バンド2の内面とは、片状係止部12の先端側から付け根部11まで閉栓方向に延びる溝13により分離されている。
【0030】
本発明では、閉栓時に容器首部のラチェット爪を乗り越えるときの抵抗力が小さいラチェット片10aと、この抵抗力の大きいラチェット片10bとを、周状バンド2の内面に周方向に分散して設ける。
ラチェット片の内、抵抗力の小さいラチェット片10aは、片状係止部側の付け根の径方向厚みが他のラチェット片10bに比して小さくなるように形成されている必要があり、このため図7に示すラチェット片10aの具体例では、ラチェット片10bに比して、片状係止部12の厚みを小さくすると共に、溝13をも閉栓方向に深く形成している。
図7に示す具体例では、抵抗力の小さいラチェット片10aと、抵抗力の大きいラチェット片10bとが交互に設けれている。
一例として、周状バンド2の内面に設けるラチェット片10の数が等間隔に16であり、この内、抵抗力の小さいラチェット片10aの個数が8個、抵抗力の大きいラチェット片10bの個数が8個であって、これらは交互に設けられている。一方、容器首部に設けるラチェット爪53(図10参照)の数は6個及び周状バンドの撓み防止用突起部58(これについては後述する)は2個であって、合計で等間隔に8個であり、360/16=22.5度回転する度に、全てのラチェット爪53がラチェット片10と係合するタイミングとなっている。
【0031】
勿論、容器口部に設けるラチェット爪53の個数や、周状バンド2に設けるラチェット片10の個数は上述した例に限定されるものではなく、ラチェット爪53の個数は一般に2乃至16個、周状バンド2に設けるラチェット片10の個数は一般にラチェット爪の個数の1乃至3倍であってもよく、一定の回転角度毎に全てのラチェット爪53がラチェット片10と係合するタイミングとなっているものであればよい。
抵抗力の小さいラチェット片10aと抵抗力の大きいラチェット片10bとの分散配置は、
小抵抗力ラチェット片−大抵抗力ラチェット片
の交互配置であることが好ましいが、この他に
小抵抗力ラチェット片−小抵抗力ラチェット片−大抵抗力ラチェット片
のように、小抵抗力ラチェット片10aが2個以上並んだ配置となっていてもよい。
【0032】
尚、以下の説明では、単にラチェット片10として説明する場合もあるが、本発明におけるラチェット片10は、小抵抗力ラチェット片10aと大抵抗力ラチェット片10bとの分散配置となっていることが理解されるべきである。
【0033】
抵抗力の小さいラチェット片10aの変形を示す図8において、図7に示すラチェット片10aと同様に、ラチェット片10bに比して、片状係止部12と周状バンド2の内面との間の溝13をも閉栓方向に深く形成しているが、この具体例では、片状係止部12は薄肉に形成されていず、その代わりに、周状バンド2の内面側に外方に凹んだ溝15が形成されている。
このような溝15を設けると、既に指摘したとおり、ラチェット片10aが容器首部のラチェット爪53と係合したとき、ラチェット片10aの外面16が周状バンド2の内面に当たるのが防止され、閉栓時のトルクを下げるのに有効に作用する。
【0034】
上記キャップが容器首部と共に示されている図9において、容器首部50は、その外周面上方にネジ山51を有しており、さらに下方にはサポートリング52が形成されている。即ち、ネジ山51と、スカート状側壁6の内面に形成されているネジ山8とのネジ係合により、容器首部にキャップが締結される。
【0035】
また、この容器首部50には、サポートリング52の付け根部上面に、適当な間隔をおいて、複数個のラチェット爪53が設けられている。
ラチェット爪53の配置の一例を示す図10において、容器首部50には、等間隔に配置された3個のラチェット爪53からなる群が軸対称に2群設けられており、それらの2群の間に周状バンドの撓み防止用突起58が設けられている。
この撓み防止用突起58はキャップのラチェット片が乗り越えられるような山形状を有するものであり、容器を成形する割型からの型抜きを容易にする目的と、このような突起が存在しない場合に生じるキャップの周状バンドの開栓時の撓み変形を防止する目的とを有するものである。
さらに、サポートリング52の上方には、周状バンド2を係止し、首部50からの脱落を防止するための周状突起54が形成されている。この突起54は、容器の内容液を注出する際に、切り離された周状バンド2の容器首部50からの脱落を有効に防止し得る限りにおいて、必ずしも周状に連続したものである必要はなく、例えば周方向に一定間隔で形成されているようなものであってもよい。
【0036】
キャップを開栓した時の周状バンド2と容器首部との位置関係を図10の部分断面に示す。即ち、このキャップを開栓すると、周状バンド2の内周面に形成されているラチェット片10の周方向先端が、容器首部のラチェット爪53に当接係合し、これにより、周状バンド2はそれ以上旋回することがない。一方、キャップ本体1は、そのまま開栓方向へ旋回し上昇するため、周状バンド2とキャップ本体1との橋絡部9が破断する。従って、周状バンド2は、キャップ本体1から切り離されて容器首部50に残存し、キャップ本体1は容器首部50から取り除かれることになる。
【0037】
図4及び図5に戻って、この実施例では、周状バンド2の内周面側水平段差部2aに径方向内側に突出した係止用突起20が設けられる。この係止用突起20は、図11を併せて参照すれば理解されるように、容器首部50に形成されている周状突起54と係合するものである。即ち、キャップの開栓を行うと、上記で説明した通り、キャップ本体1は容器首部50から取り除かれるが、周状バンド2は、キャップ本体1から切り離されて容器首部50上に残存する。この状態で容器を傾けると、残存している周状バンド2も容易に脱落してしまうが、係止用突起20が周状突起54と係合するため、その脱落が有効に防止されるのである
。
【0038】
図5から明らかな通り、上記係止用突起20を、ラチェット片10の周方向先端を基準として開栓方向上流側に偏った位置であって、開栓時にラチェット爪53とは重ならないような位置に配置する。
即ち、図11(A)に示されている様に、キャップの開栓が行われ、周状バンド2がキャップ本体1から切り離された状態では、ラチェット片10の周方向先端が容器首部のラチェット爪53に当接係合している。従って、このラチェット片10の周方向先端位置を基準として、ラチェット爪53とは重ならないような位置を容易に設定することができる。
例えば、図5に示されているように、この例のキャップでは、ラチェット片10の付け根部乃至その近傍に係止用突起20が設けられており、このような位置では、ラチェット爪53とは重ならないことになる。この結果として、キャップ本体1から切り離された周状バンド2は、係止用突起20が設けられていない場合と同様に落下することになる。
【0039】
図11(A)及び(B)に、キャップ本体1から切り離されたPPバンド2の落下位置を示す。
図11(A)に示されている様に、係止用突起20がラチェット爪53上に乗らないで落下すれば、周状バンド2は、その内周面水平段差部2aがラチェット爪53に当接するまで落下する。従って、この場合、一度開封されたキャップ本体1を再び装着すると、周状バンド2の上端面とスカート状側壁6の下端面との間隔は、図中pで示される。
一方、図11(B)に示されている様に、係止用突起20がラチェット爪53上に乗ってしまうと、係止用突起20の高さをqとして、再び装着されたスカート状側壁6の下端面と周状バンド2の上端面との間隔は、p−qとなってしまう。
【0040】
従って、切り離された周状バンド2の落下に際して、係止用突起20がラチェット爪53上に乗ってしまった場合には、再度装着されたキャップ本体1と切り離されて残存している周状バンド2との間隔が狭くなってしまう。先にも説明した通り、この間隔が狭いと、キャップが開封されたものであるか否かを直ちに判別することができず、タンパーエビデント性の低下を免れない。
しかるに、切り離された周状バンド2は常に図11(A)の状態になるため、再度装着されたキャップ本体1と切り離された周状バンド2との間隔が十分に確保され、タンパーエビデント性が損なわれることがないという利点がある。
【0041】
尚、上述した係止用突起20は、容器を傾けた時に、切り離された周状バンド2が容器首部50から簡単に脱落しないようにするために設けられるものであるから、一般的には、適当な間隔をおいて複数設けることが望ましい。これにより、どのような方向に容器首部50を傾けた場合にも、切り離された周状バンド2の脱落を防止することができる。
【0042】
また、この例のキャップでは、図4或いは図6に示されている様に、周状バンド2の上端面上に小間隔をおいて2個の上方突起30,30を周方向対象位置の2箇所に設け、且つこれら上方突起30が形成されている部分に対応するスカート状側壁6の下端面に、該突起30の外形にほぼ沿った形状の凹部31を形成しておくことが望ましい。
このような上方突起30及び凹部31を形成しておくことにより、バージンのキャップを容器首部50に装着する場合における橋絡部9の破断を有効に防止することができ、またキャップの開栓をスムーズに行うことができる。
【0043】
これらの突起30及び凹部31が形成されている部分を拡大して示す図12において、周状バンド2の上端面40に形成されている上方突起30は、その開栓方向側の立ち上がり面30aを直立面とし、閉栓方向側の立ち上がり面30bを傾斜面とし、突起先端部30cは水平面とするのがよく、従って、スカート状側壁6の下端面41に形成される凹部31の形状も、このような突起30の形状に対応するように設定される。
【0044】
即ち、バージンのキャップを容器首部50に装着する(キャッピング)ために、閉栓方向に旋回してキャップを容器首部50上に押し込んでいくと、先ず周状バンド2の内周面が容器首部50に設けられているラチェット爪53上を乗り越えていく。このために、周状バンド2には抵抗力が作用するが、キャップ本体1には抵抗力は作用せず、この抵抗力は橋絡部9に集中し、その破断が生じ易くなる。
しかるに、上方突起30と凹部31を形成しておけば、上方突起30の直立面30aに、キャップ本体1の凹部31の対応面が当接し、これにより、周状バンド2を閉栓方向に強制的に旋回させることができる。即ち、橋絡部9に集中する上記抵抗力を緩和することができ、橋絡部9の破断を防止することが可能となる。
【0045】
またキャッピングに際しては、キャップに軸方向の荷重が加わり、この軸方向荷重によっても橋絡部9の破断を生じ易くなる。しかるに、上方突起先端部30cがスカート状側壁6の下端面に当接することにより、このような軸方向荷重を緩和することができ、やはり橋絡部9の破断を有効に防止することができる。
【0046】
またキャップの開栓に際しては、上方突起傾斜面30bが、凹部31の対応面との当接によって下方に押し下げられる。従って、キャップの開栓、即ち橋絡部9の破断をスムーズに行い、キャップの開栓を容易に行うことが可能となる。
【0047】
尚、上記の一対の上方突起30,30の中間部分において、周状バンド2の上端面40とスカート状側壁6の下端面41とは、容易に破断される程度に連結されていることが好ましい。これにより、例えばキャップの閉栓、或いは開栓に際して上方突起30が外側に拡がることなどによる上方突起30と凹部31との位置ズレが有効に防止され、上述した突起30と凹部31との組み合わせによる作用が安定して発現する。
【0048】
本発明によれば、薄肉化ラチェット片10aと非薄肉化ラチェット片10bとを、周状バンド2の内周面に分散配置した構造をとることにより、開栓初期における開栓トルクを低減させ、易開栓性を顕著に向上させることができる。
図13は、下記の寸法を有する上記実施例のキャップ(曲線1)及び薄肉化ラチェット片10aを配置せず、非薄肉化ラチェット片10bのみから形成されている以外は実施例と同様の比較例のキャップ(曲線2)について、締まり角度と閉栓トルクとの関係をプロットしたものである。
図13から、薄肉化ラチェット片の部分では閉栓トルク値が、前段の非薄肉化ラチェット片の部分での閉栓トルク値とほぼ同等か或いはそれより低い値に抑えられており、薄肉化ラチェット片の乗り越えが容易に行われることを示している。
一方、一次開栓トルクの測定でも、比較例の開栓トルクは16Kgfcmであるのに対して、実施例の開栓トルクは11Kgfcm(図2の第一のピークA)であり、実際に開栓トルクが減少していることが分かった。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、薄肉化ラチェット片と非薄肉化ラチェット片とを、周状バンド2の内周面に分散配置した構造をとることにより、開栓初期における開栓トルクを低減させ、易開栓性を顕著に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャップの締まり角度と閉栓トルクとの関係を示すグラフである。
【図2】図1のキャップについて開栓角度と開栓トルクとの関係を示すグラフである。
【図3】容器首部のラチェット爪とラチェット片との係合状態を示す説明図である。
【図4】本発明のプラスチックキャップの一例の側断面図である。
【図5】図4のキャップの底面図である。
【図6】図4のキャップの側面図である。
【図7】図4のキャップにおけるラチェット片を拡大して示す拡大一部底面図である。
【図8】図4のキャップに設けるラチェット片の変形を拡大して示す拡大一部底面図である。
【図9】図4のキャップが容器首部に締結されている状態を示す拡大側断面図である。
【図10】キャップを開栓した時の周状バンドと容器首部との位置関係を示す部分断面を示す図である。
【図11】キャップ本体から切り離された周状バンドの落下位置を示す図である。
【図12】周状バンドの上端面に形成されている突起を拡大して示す図である。
【図13】実施例及び比較例のキャップの締まり角度と閉栓トルクとの関係を示すグラフである。
Claims (4)
- 頂板部とその周縁部から垂下したスカート状側壁とから成るキャップ本体と、スカート状側壁の下端に破断可能な橋絡部を介して連結されている周状バンドとから構成され、該周状バンドの内面には、容器首部のラチェット爪と係合し得るラチェット片が周方向に間隔をおいて複数形成されているプラスチックキャップにおいて、前記ラチェット片は閉栓時に容器首部のラチェット爪を乗り越えるときの抵抗力が異なる複数種のラチェット片から成り、該複数種のラチェット片が周方向に分散して形成されていることを特徴とするプラスチックキャップ。
- 前記ラチェット片が周状バンドの内面に接続する付け根部と付け根部から内方且つ開栓方向に延びる片状係止部とから成り、前記ラチェット片の内抵抗力の小さいラチェット片は、片状係止部側の付け根の径方向厚みが他のラチェット片に比して小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1記載のプラスチックキャップ。
- 前記抵抗力の小さいラチェット片は、抵抗力の大きいラチェット片を基準にして、前記付け根の部分において60乃至90%の厚みを有することを特徴とする請求項2に記載のプラスチックキャップ。
- 前記周状バンドはラチェット片直上に径内方への環状突起部を有し、ラチェット片の上部は前記環状突起部と一体化されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のプラスチックキャップ。
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