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JP4503624B2 - 電子回路 - Google Patents

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JP4503624B2 JP2007044467A JP2007044467A JP4503624B2 JP 4503624 B2 JP4503624 B2 JP 4503624B2 JP 2007044467 A JP2007044467 A JP 2007044467A JP 2007044467 A JP2007044467 A JP 2007044467A JP 4503624 B2 JP4503624 B2 JP 4503624B2
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Description

本発明は、電子回路に関し、特に、アンプの出力によりアンプの利得を制御する制御回路を有する電子回路に関する。
例えば、光通信用増幅器として用いるアンプの出力によりアンプの利得を制御する自動利得制御(AGC)回路(ゲイン制御回路)を有する電子回路としてトランスインピーダンスアンプ(TIA)を例に説明する。TIAは、電流を電圧に変換し増幅する増幅回路であり、例えば、光通信用に用いられる。光通信の受光側においては、光ファイバにより伝送された光をフォトダイオード等の受光素子が電流に変換する。TIAはこの受光素子の出力電流を増幅し電圧信号として出力する。TIAへの入力はDC成分である入力電流と高周波成分である入力信号とからなる。TIAが高感度に増幅できる入力電流の範囲がある。このため、入力電流の大きさが大きく変わると、TIAは入力信号を高感度で増幅することができない。そこで、TIAには自動利得制御(AGC)回路を設ける場合がある。AGC回路は、TIAの出力電圧に基づき、TIAの利得を制御する。TIAの出力電圧が小さな場合、AGC回路は利得を制御しないが、出力電圧が増加するに従い、TIAの利得を減少させる。よって、小さい入力電流から大きな入力電流まで高感度な増幅器を実現することができる。AGC回路を付加したTIA回路を用い受光素子の出力電流を増幅させることにより、微弱な電力の光信号から大きな電力の光信号まで高感度に増幅することが可能となる。特許文献1にはAGC回路を付加したTIA回路が開示されている。
特開2003−258580号公報
しかしながら、AGC回路を付加したアンプにおいて、アンプの出力をアンプの利得の制御に不適切に反映することがある。例えば、AGC回路を付加したTIAにおいては、TIAへの入力信号が遮断された場合、TIAの出力電圧が異常に高くなり、TIAから出力される後段の回路が誤動作してしまうことがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、TIA等のアンプの出力をアンプの利得の制御に不適切に反映することを防止することが可能な電子回路を提供することを目的とする。
本発明は、入力端子と、該入力端子に接続され、増幅器と帰還抵抗とを含み構成されたトランスインピーダンスアンプと、前記トラインスインピーダンスアンプの出力を平滑化する時定数回路と、前記入力端子と接地電位との間に設けられ、前記時定数回路の出力に基づき前記入力端子と接地電位との間を流れる電流を制御するゲイン制御回路と、前記入力端子に入力される信号が停止される場合に前記ゲイン制御回路を制御して前記入力端子と前記接地電位との間の電流を遮断させる保安回路と、を有し、前記保安回路は、前記時定数回路の出力が所定の基準電圧より高くなった場合、前記ゲイン制御回路に前記入力端子と前記接地電位との間の電流を遮断させることを特徴とする電子回路である。本発明によれば、ゲイン制御回路がトランスインピーダンスアンプの出力電圧をトランスインピーダンスアンプの利得の制御に不適切に反映することを防止することができる。
上記構成において、前記所定の基準電圧は、他のトランスインピーダンスアンプの出力振幅に従った値である構成とすることができる。この構成によれば、トランスインピーダンスアンプの出力電圧が温度や電源電圧に起因し変動した場合も、基準電圧をこの出力電圧の変動と同様に変動させることができる。
上記構成において、前記保安回路は、前記所定の基準電圧と前記時定数回路の出力とを比較する比較回路を有し、前記比較回路の出力に基づき前記ゲイン制御回路に前記入力端子と接地電位との間を流れる電流を制御させる構成とすることができる。この構成によれば、簡単に保安回路を構成することができる。
本発明によれば、トランスインピーダンスアンプ等のアンプの出力をアンプの利得の制御に不適切に反映することを防止することすることができる。
以下に、TIAの出力電圧を適切にTIAの利得の制御に反映できない場合の例を説明する。図1は比較例に係るTIAを有する電子回路の回路図である。例えば受光素子の出力は端子TinよりTIA10に入力する。入力信号および入力電流ItiaがTIA10に入力する。TIA10には増幅器11と帰還抵抗R3が並列に設けられている。TIA10の出力はノードNtiaにTIA10の出力電圧Vtiaが出力される。抵抗R1と容量C1とは時定数回路32(ローパスフィルタ)を構成している。電圧Vtiaは時定数回路32により平滑化されノードNrefの電圧Vrefとなる。差動増幅回路20はTIA10の出力電圧Vtiaと平滑化された電圧Vrefを差動増幅し、出力端子ToutとTout2とに出力電圧Vout1およびVout2として出力する。出力電圧Vout1とVout2とは差動信号となる。このように、平滑化された電圧VrefとTIA10の出力電圧Vtiaとを差動増幅することにより、TIA10に入力された電流のうち入力信号を電圧に変換することができる。
ノードNrefの電圧Vrefは増幅器30で増幅され、抵抗R2と容量C2からなる時定数回路34(ローパスフィルタ)でさらに平滑化されノードNagcに電圧Vagcとして出力される。電圧Vagcは、AGC回路である制御回路40(ゲイン制御回路)のN型FET42のゲートに入力する。FET42のソースおよびドレインはそれぞれグランド(接地電位)およびTIA10の入力端子Tinに接続される。
比較例によれば、端子Tinへの入力電流Iinが小さい場合、電圧Vrefは低く、電圧Vagcも低い。よって、FET42はオフし、端子Tinからグランドへは電流は流れず、端子Tinに入力した電流は全てTIA10に入力する。端子Tinへの入力電流Iinが大きくなると、電圧Vagcは高くなる。よって、FET42がオンし、端子Tinに入力した電流のうち一部が分流電流Idとして端子Tinからグランドに流れる。これにより、TIA10に入力する電流が減少する。このように、制御回路40はTIA10の出力電圧Vtia(すなわち時定数回路32の出力)に基づき入力端子Tinと接地電位との間を流れる電流Idを制御する。これによりTIA10の入力電流Itiaが制御され、TIA10の利得が制御される。よって、端子Tinへの入力電流Iinが小さい場合から大きい場合まで感度の高い増幅が可能となる。
次に、比較例に係る電子回路において、制御回路40がTIA10の出力電圧Vtiaを適切にTIA10の入力電流Itiaの制御に反映できない例を説明する。図2はAGC回路が機能する大きさの入力電流Iinが端子Tinに入力されている場合に入力信号が遮断された場合のTIA10の出力電圧Vtia、平滑化された電圧Vrefとを時間に対し示した図である。100μsの時間までは、端子Tinには入力のDC成分である入力電流Iinと入力信号が入力される。入力信号が入力している間は、TIA10の出力電圧Vtiaは約1.35Vを中心とした高周波の信号となる。一方、平滑化された電圧Vrefは出力電圧Vtiaの平滑化された電圧Vref0として約1.35Vとなる。電圧Vref0はTIA10の入力電流Itiaに対するTIA10の出力電圧に相当する。
入力信号が遮断されたとき、出力電圧Vtiaがピークの電圧であった場合について考える。出力電圧VtiaはTIA10の入力電流Itiaが無入力に相当する電圧である1.35Vに戻ることが理想である。しかし、FET42に印加される電圧Vagcは、抵抗R1及び容量C1から定まる時定数と抵抗R2及び容量C2から定まる時定数との2つの時定数を持っているため、すぐに低くなることはできない。そうすると、FET42はオンのままであり、電流Idが流れる。よって、帰還抵抗R3に電流が流れ、TIA10の出力電圧Vtiaが高くなる。ここで、図2の電圧Vrefが徐々に高くなっている。これは、電圧Vtiaが高くなると電圧Vrefは電圧Vtiaにつられて高くなるためである。電圧Vtiaが電圧Vrefよりも高い期間は、抵抗R1と容量C1とからなる時定数回路に電荷が蓄えられる。その後、TIA10の出力電圧Vtiaは徐々に低下する。しかし、電圧Vrefには時定数回路32が接続されている。このため、時定数回路32に蓄えられた電荷に起因し電圧Vrefの電圧降下は電圧Vtiaよりも遅れる。その結果、図2のBにおいて、電圧Vrefが電圧Vtiaより大きくなってしまう。
図3は、図2と同じ動作時の差動増幅回路20の出力電圧Voutを時間に対し示した図である。出力電圧Voutは電圧Vtiaと電圧Vrefとの差に対応した電圧となる。図2のように、電圧Vtiaがピークの電圧で入力信号が遮断された場合、電圧Voutは図3の破線のように徐々に0Vとなるのが理想である。しかし、図2を用い説明したように、電圧Vrefが電圧Vtiaより大きくなってしまうため、図3のCにおいて、電圧Voutは一旦0Vより大きくなってしまう。つまり電圧Voutがオーバーシュートしてしまう。そうすると、差動増幅回路20の後段の回路において、TIA10に入力信号が入力したものとして動作してしまう場合がある。このように、比較例においては、TIA10の出力電圧Vtiaが異常となった場合、制御回路40がTIA10の入力電流Itiaを異常に制御してしまう。つまりTIA10の利得を異常に制御してしまう。以下に、このように、課題を抑制するための実施例について説明する。
図4は実施例1に係る電子回路の回路図である。比較例の図1に対し、比較回路52と抑制回路54を有する保安回路50が設けられている。比較回路52には平滑化された電圧Vref(実施例1においては判定電圧という)と基準電圧V0とが入力する。基準電圧V0は例えば図2の電圧Vref0から一定の電圧をシフトさせた電圧VLとすることができる。比較回路52の出力電圧VcomとノードNagcの電圧Vagcが抑制回路54に入力する。抑制回路54の出力電圧Vajが制御回路40(ゲイン制御回路)のFET42のゲートに入力する。その他の構成は図1と同じであり、同じ部材は同じ符号を付し説明を省略する。
図5は抑制回路54の回路図である。抑制回路54はFET70から79および抵抗81から84を有している。ノードNagcの電圧Vagcおよびその差動電圧VagcbがそれぞれFET71および72のゲートに入力する。比較回路52の出力電圧VcomはFETのゲートに入力する。電圧Vcomがローレベルの場合、FET76はオフする。よって、電圧VagcおよびVagcbが反転増幅された電圧が抑制回路54の出力電圧Vajbおよびその差動信号Vajとして出力する。一方、電圧Vcomがハイレベルのとき、FET73および74が動作する。FET73のゲートには電源VDDとグランドVssとの電位差をFET70および抵抗R83と84とで抵抗分割した電圧としてローレベルが入力する。よって、FET73はオフし、Vajはハイレベルとなる。FET74のゲートには電源VDDとグランドVssとの電位差をFET70と抵抗R83および84とで抵抗分割した電圧としてハイレベルが入力する。よって、FET74はオンし、Vajはローレベルとなる。抑制回路54は制御回路40のFET42にVajを出力する。
表1は、判定電圧Vref>基準電圧V0の場合と判定電圧Vref≦基準電圧V0の場合の各電圧およびFET42の動作を示す図である。判定電圧Vref>基準電圧V0の場合、比較回路52は電圧Vcomとしてハイレベルを出力する。抑制回路54はローレベルを出力する。よって、制御回路40のFET42はオフし、電流Idは流れない。一方、判定電圧Vref≦基準電圧V0の場合、比較回路52は電圧Vcomとしてローレベルを出力する。抑制回路54はVagcを出力する。よって、FET42は電圧Vagcに関連した電圧で電流Idを制御する。
Figure 0004503624
図6は、表1で判定電圧Vref>基準電圧V0(Vref0+VL)となり、FET42がオフされる場合のTIA10の出力電圧Vtia及び判定電圧Vrefを時間に対し示した模式図である。図6を参照に、図2と同様に、入力信号が遮断されると、電圧Vtiaは若干高くなり、判定電圧Vrefは徐々に増加する。Dにおいて判定電圧Vrefが基準電圧V0より大きくなると、表1のようにFET42がオフになる。これにより、TIA10の帰還抵抗R3にノードNtia側から電流が流れなくなる。そうすると、電圧Vtiaが小さくなるため電圧Vtiaを平滑化している判定電圧Vrefも小さくなる。このように、判定電圧Vrefが電圧Vtiaより高くなることを抑制する。基準電圧V0を電圧Vref0に近づけることで判定電圧Vrefが電圧Vtiaより大きくなることをより抑制することができる。しかし、基準電圧V0を電圧Vref0に近づけすぎると誤動作の原因となる。基準電圧V0はこれらを考慮し適宜設定することができる。
図6のように、保安回路50は、入力端子Tinに入力される信号が停止される場合(例えば、図6では判定電圧Vrefが基準電圧V0を越えた場合に入力信号が停止されたと判断している)に、制御回路40を制御して(FET42をオフし)入力端子Tinと接地電位との間を流れる電流Idを遮断する。このように、入力端子Tinに入力される信号が停止したことにより、制御回路40がTIA10の出力電圧Vtiaを適切にTIA10の入力電流Itiaの制御に反映できない場合(図2の例において、判定電圧Vrefが電圧Vtiaより高くなる場合)、FET42をオフし、制御回路40が電流Itiaの制御を抑制する。よって、TIA10の出力電圧VtiaがTIA10の入力電流Itiaの制御(つまり利得の制御)に不適切に反映されることを防止することができる。
また、保安回路50は、時定数回路32の出力電圧Vrefが所定の範囲を逸脱した場合、制御回路40に電流Idを遮断させることができる。このように、判定電圧Vrefの所定の範囲として、電圧Vtiaを適切に電流Itiaの制御に反映できない判定電圧Vrefの範囲として設定することが好ましい。さらに、実施例1のように、判定電圧Vrefが所定の基準電圧V0より高くなった場合、制御回路40に電流Idを遮断させることもできる。
実施例1においては、基準電圧V0を判定電圧Vref0に一定電圧を加えたVLとすることにより、判定電圧VrefがTIA10の出力電圧Vtiaより高くなろうとした場合、制御回路40の制御を抑制することができる。よって、図2のBのように、判定電圧VrefがTIA10の出力電圧Vtiaより高くなることを防止することができる。
図7は基準電圧V0の基準電圧発生回路60の例である。基準電圧発生回路60は、基準電流I0を別のTIA62でV0に変換し出力する。抵抗64は帰還抵抗である。抵抗66を任意に選択することにより、基準電圧V0を任意の電圧にシフトさせることができる。このように、基準電圧V0は他のTIA62の出力振幅に従った値とすることができる。これにより、判定電圧Vref0が温度や電源電圧の変動に起因し変動した場合も、基準電圧V0を判定電圧Vref0と同様に変動させることができる。
また、保安回路50は、所定の基準電圧V0と判定電圧Vref(時定数回路32の出力)とを比較する比較回路52と、比較回路の出力電圧Vcomに基づき、制御回路40に電流Idを制御させることによりTIA10の入力電流Itiaの制御を抑制させる抑制回路54と、を有している。このような回路構成により、簡単に保安回路50を構成することができる。
さらに、実施例1に係る電子回路は、TIA10の出力電圧Vtiaと判定電圧Vrefとが入力する差動増幅回路20を有している。図2のように、出力電圧Vtiaと判定電圧Vrefとが逆転した場合、差動増幅回路20の出力電圧Voutは0Vを越えて変動してしまう。これにより後段の回路において、誤動作の原因になってしまう。実施例1によれば、この誤動作を抑制することができる。
さらに、実施例1に係る電子回路は、時定数回路32の出力である判定電圧Vrefを平滑化する別の時定数回路34を有している。制御回路40は時定数回路34の出力電圧Vagcに基づき電流Idを制御する。このように、2つの時定数回路32、34を用いTia10の出力を平滑化するため、電流Idの制御をより平滑に行うことができる。
さらに、時定数回路32及び34は、TIA10の出力ノードNtiaと制御回路40の入力ノードとの間に直列に接続されたそれぞれ抵抗R1及びR2と、制御回路40の入力ノードと接地電位との間に接続されたそれぞれ容量C1及びC2(容量素子)と、から構成される。これにより、簡単に時定数回路32、34を構成することができる。
実施例2は、光通信用アンプに用いられるハイインピーダンスアンプに本発明を適用した例である。ハイインピーダンスアンプは、反転出力アンプである。図8は実施例2に係る回路図である。実施例1の図4と比較し増幅器11aに帰還抵抗R3がない。その他の部材は実施例1と同じであり同じ部材は同じ符号を付し説明を省略する。ハイインピーダンスアンプにおいても、図1から図3を用い説明した説明と同様に、増幅器11aの入力電流Iampが遮断されると、増幅器11aの出力電圧VampがVagcにフィードバックされるまで時定数分の時間を要する。その間は、制御回路40が電流Idを流すため増幅器11aから電流を引き抜くことで、増幅器11aの入力電圧が下がり、増幅器11aの出力電圧Vampの電位が上がる。そのため出力電圧Vampを平滑化している判定電圧Vrefは出力電圧Vampにつられて高くなる。
実施例2によれば、比較回路52および抑制回路54を有する保安回路50により、上記課題を解決することができる。このように、実施例1および実施例2によれば、光通信用増幅器であるTIA10または増幅器11aの出力(例えば電圧または電流)に基づき光通信増幅器の入力(例えば電圧または電流)する制御回路を有する電子回路において、光通信用増幅器の出力に従った判定要素(例えば判定電圧または判定電流)が所定の範囲の場合、制御回路の光通信用増幅器の利得の制御を抑制する保安回路を設けることができる。このような電子回路においては、光通信用増幅器の出力を光通信用増幅器の利得の制御に不適切に反映することを防止することが可能となる。なお、実施例2に係るアンプは、光通信用増幅器について記載しているが、増幅器であれば適用可能である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1は比較例に係る電子回路の回路図である。 図2は比較例に係る電子回路の課題を説明するための図(その1)である。 図3は比較例に係る電子回路の課題を説明するための図(その2)である。 図4は実施例1に係る電子回路の回路図である。 図5は実施例1に係る抑制回路の回路図である。 図6は実施例1に係るVrefとVtiaの時間に対する模式図である。 図7は基準電圧発生回路の回路図である。 図8は実施例2に係る電子回路の回路図である。
符号の説明
10 トランスインピーダンスアンプ
11、11a 増幅器
20 差動増幅回路
30 反転増幅回路
32、34 時定数回路
40 制御回路
50 保安回路
52 比較回路
54 抑制回路
60 基準電圧発生回路
Itia TIAの入力電流
Vtia TIAの出力電圧
Vref 判定電圧
V0 基準電圧

Claims (3)

  1. 入力端子と、
    該入力端子に接続され、増幅器と帰還抵抗とを含み構成されたトランスインピーダンスアンプと、
    前記トラインスインピーダンスアンプの出力を平滑化する時定数回路と、
    前記入力端子と接地電位との間に設けられ、前記時定数回路の出力に基づき前記入力端子と接地電位との間を流れる電流を制御するゲイン制御回路と、
    前記入力端子に入力される信号が停止される場合に前記ゲイン制御回路を制御して前記入力端子と前記接地電位との間を流れる電流を遮断させる保安回路と、
    を有し、
    前記保安回路は、前記時定数回路の出力が所定の基準電圧より高くなった場合、前記ゲイン制御回路に前記入力端子と前記接地電位との間の電流を遮断させることを特徴とする電子回路。
  2. 前記所定の基準電圧は、他のトランスインピーダンスアンプの出力振幅に従った値であることを特徴とする請求項記載の電子回路。
  3. 前記保安回路は、前記所定の基準電圧と前記時定数回路の出力とを比較する比較回路を有し、前記比較回路の出力に基づき前記ゲイン制御回路に前記入力端子と接地電位との間を流れる電流を制御させることを特徴とする請求項記載の電子回路。
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