JP4479777B2 - ズームレンズおよび撮像装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態に係るズームレンズのレンズ構成例を示す断面図である。
図1では、例として、デジタルスチルカメラ等の撮像装置の撮像レンズとして用いられるズームレンズの構成例を示している。このズームレンズでは、物体側から像面IMG側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4、負の屈折力を有する第5レンズ群GR5が配置されている。また、第3レンズ群GR3の像面IMG側には、光量を調整するアイリスIRが配置され、第5レンズ群GR5のさらに像面IMG側には、赤外カットフィルタといったローパスフィルタ等からなるフィルタFLと、撮像素子のカバーガラスCGとが配置されている。像面IMGは、例えばCCD(Charge Coupled Devices)等の撮像素子の受光面とされる。
本発明のズームレンズは、図1に示すように、物体側より順に、正、負、正、正、負の屈折力をそれぞれ有する第1レンズ群GR1〜第5レンズ群GR5の5群構成で、かつ、第2レンズ群GR2と第4レンズ群GR4とを移動させてズーミングを行うように構成されている。また、第1レンズ群GR1は、物体側より順に、負の屈折力を有する前側レンズ群、光路を折り曲げる光学部材、正の屈折力を有する後側レンズ群を具備している。第1レンズ群をこのような構成とすることで、ズーミングやフォーカシング時に移動するレンズの移動方向が、後側レンズ群の光軸方向となるので、レンズ系の奥行きを縮小するとともに、その奥行きをズーミング時、フォーカシング時、あるいは電源のオン/オフに関係なく常に一定とすることができる。
1.0<β5<1.9 ……(4)
ただし、物体までの距離が無限遠とされたときの第5レンズ群GR5の結像倍率をβ5とする。この式(4)の条件のように、結像倍率β5が下限値を上回るように設計された場合、それより物体側のレンズの焦点距離を短縮することが可能となる。これにより、レンズ系の全長を短縮することができるとともに、第1レンズ群GR1のレンズの有効径を小さくすることが可能となり、これに伴って光路を折り曲げる光学部材(図1ではプリズムP1)を小型化することができるので、レンズ系の奥行きがさらに縮小される。
0.5<|dZ2/dZ4|<1.2 ……(5)
ただし、第2レンズ群GR2の短焦点距離端から長焦点距離端までのストロークをdZ2、被写体距離が無限遠での第4レンズ群GR4の短焦点距離端から長焦点距離端までのストロークをdZ4とする。ここで、上記の式(5)の下限値を下回ると、第4レンズ群GR4の有効径を大きくする必要が生じ、レンズ系全体の厚さが増してしまう。また、式(5)の上限値を上回ると、第1レンズ群GR1および第2レンズ群GR2の有効径を大きくする必要が生じ、同様にレンズ系全体の厚さが増してしまう。
|f5/f3|>2.1 ……(6)
ただし、第3レンズ群GR3の焦点距離をf3、第5レンズ群GR5の焦点距離をf5とする。ここで、式(6)の下限値を下回り、第5レンズ群GR5の屈折力が強くなりすぎた場合には、負のペッツバール和が増大して、像面湾曲の補正が困難になってくる。
neL1>1.8 ……(7)
νeL1<30 ……(8)
ただし、レンズL1のe線に対する屈折率をneL1、レンズL1のe線を基準としたアッベ数をνeL1とする。ここで、式(7)の条件を満足することにより、第1レンズ群GR1における球面収差補正を容易に行うことが可能となる。また、式(8)の条件を満足することにより、第1レンズ群GR1における色収差補正を容易に行うことが可能となる。
表1に、第1の実施例の各数値を示す。また、表2に、第1の実施例における各焦点位置での焦点距離f、Fナンバー(FNo.)および半画角ωの値を示す。さらに、表3に、第1の実施例において非球面で構成された面の非球面係数を示す。
ここで、各図の(A)は球面収差を示しており、縦軸が開放F値との割合、横軸がフォーカス量を示している。また、実線はe線(波長546.1nm)、破線はg線(波長435.8nm)、一点鎖線はC線(656.3nm)での球面収差をそれぞれ示している。また、各図の(B)は非点収差を示しており、縦軸が像高、横軸がフォーカス量を示し、実線はサジタル像面、破線はメリジオナル像面における値を示している。さらに、各図の(C)は歪曲収差を示しており、縦軸が像高、横軸が割合(%)を示している。(なお、後述する図5〜図10でも同様である。)
次に、第2の実施例について説明する。表4に、第2の実施例の各数値を示す。また、表5に、第2の実施例における各焦点位置での焦点距離f、Fナンバー(FNo.)および半画角ωの値を示す。さらに、表6に、第2の実施例において非球面とされた面の非球面係数を示す。
図11に示すデジタルスチルカメラは、撮像機能を担うカメラブロック10と、撮像された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部20と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部30と、撮像された画像等を表示するLCD(Liquid Crystal Display)40と、メモリカード51への書き込み/読み出しを行うR/W(リーダ/ライタ)50と、装置全体を制御するCPU60と、ユーザによる操作入力のための入力部70と、カメラブロック10内のレンズの駆動を制御するレンズ駆動制御部80を具備する。
撮影の待機状態では、CPU60による制御の下で、カメラブロック10において撮像された画像信号が、カメラ信号処理部20を介してLCD40に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、入力部70からのズーミングのための指示入力信号が入力されると、CPU60がレンズ駆動制御部80に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部80の制御に基づいて、ズームレンズ11内の所定のレンズが移動される。
図12では、図中左側に被写体が存在する場合のデジタルスチルカメラの内部を示している。ズームレンズ11は、カメラ筐体90の内部に収納されており、その下部に撮像素子12が設けられる。また、LCD40は、被写体と対向する側のカメラ筐体90面に設けられ、撮影時に画角を合わせるために使用される。
Claims (9)
- 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群、負の屈折力を有する第5レンズ群を具備し、前記第2レンズ群および前記第4レンズ群を移動させることによりズーミングを行うとともにズーミングの際に前記第3レンズ群が移動しないように構成されたズームレンズにおいて、
前記第1レンズ群は、物体側より順に、凸状形状とされた負の屈折力を有する1枚のメニスカスレンズからなる前側レンズ、光路を折り曲げるプリズムからなる光学部材、両面が凸面とされた1枚の後側レンズを具備し、
被写体距離が無限遠での前記第5レンズ群の結像倍率をβ5としたときに、すべての変倍領域において、
1.0<β5<1.9
の条件を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 前記第2レンズ群を物体側から像面側へ移動させ、前記第4レンズ群を像面側から物体側へ移動させることにより、広角側から望遠側にズーミングを行うように構成されることを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
- 前記第2レンズ群を移動させることによりフォーカシングを行うように構成されることを特徴とする請求項2記載のズームレンズ。
- 前記第2レンズ群の短焦点距離端から長焦点距離端までのストロークをdZ2、被写体距離が無限遠での前記第4レンズ群の短焦点距離端から長焦点距離端までのストロークをdZ4としたときに、
0.5<|dZ2/dZ4|<1.2
の条件をさらに満足することを特徴とする請求項3記載のズームレンズ。 - 前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記第5レンズ群の焦点距離をf5としたときに、
|f5/f3|>2.1
の条件をさらに満足することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。 - 前記第1レンズ群が具備するレンズのうち少なくとも1つの面は非球面で構成されることを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
- 前記第5レンズ群は、物体側を向いた面が凸面とされた接合面を有する接合レンズを具備することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
- 前記前側レンズのe線に対する屈折率をneL1、前記前側レンズのe線を基準としたアッベ数をνeL1としたときに、
neL1>1.8
νeL1<30
の条件をさらに満足することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。 - 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群、負の屈折力を有する第5レンズ群を具備し、前記第2レンズ群および前記第4レンズ群を移動させることによりズーミングを行うとともにズーミングの際に前記第3レンズ群が移動しないように構成されたズームレンズを撮像レンズとして用いた撮像装置において、
前記第1レンズ群は、物体側より順に、凸状形状とされた負の屈折力を有する1枚のメニスカスレンズからなる前側レンズ、光路を折り曲げるプリズムからなる光学部材、両面が凸面とされた1枚の後側レンズを具備し、
被写体距離が無限遠での前記第5レンズ群の結像倍率をβ5としたときに、すべての変倍領域において、
1.0<β5<1.9
の条件を満足することを特徴とする撮像装置。
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