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JP4470495B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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JP4470495B2
JP4470495B2 JP2004008279A JP2004008279A JP4470495B2 JP 4470495 B2 JP4470495 B2 JP 4470495B2 JP 2004008279 A JP2004008279 A JP 2004008279A JP 2004008279 A JP2004008279 A JP 2004008279A JP 4470495 B2 JP4470495 B2 JP 4470495B2
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Description

本発明は、画像記録装置に係り、特に、透明インクを使用した画像記録装置に関するものである。
一般に、少量多品種の需要に対して臨機応変に対応できる画像記録装置として、従来よりインクジェット方式の画像記録装置が知られている。インクジェット方式の画像記録装置は、記録ヘッドの記録媒体に対向する面に設けられたノズルからインクを吐出して記録媒体上に着弾、定着させることにより記録媒体に画像を記録するものであり、従来のグラビア印刷方式やフレキソ印刷方式による画像記録手段と異なって製版工程を必要としないため少量の需要にも簡易かつ迅速に対応することができるという特徴を有している。また、騒音が少なく多色のインクを用いることによってカラーでの画像記録も容易に行うことができるという長所がある。
さらに近時は、様々な記録媒体に対応可能な画像記録装置として、光硬化型インクを用いたインクジェット画像記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。これは、紫外線等の光に対して所定の感度を有する光開始剤が含有された光硬化型インクを用い、記録媒体上に着弾したインクに光を照射することで、インクを硬化させ記録媒体上に定着させるものである。このような光硬化型インクを用いたインクジェット方式の画像記録装置は、インク着弾後、光を照射することによりインクが瞬時に硬化するため、記録媒体へのインクの浸透や滲みが少なく、普通紙はもとより、インク受容層を持たずインク吸収性の全くないプラスチックや金属等の記録媒体に対しても画像記録を行うことが可能である。
しかし、一般に、水性インクや油性インクを用いてインク受容層をもつ記録媒体を用いて画像記録を行う場合にはインクの大部分が記録媒体に吸収されるのに対して、光硬化型インクを用いてインク受容層を持たない記録媒体を用いて画像記録を行う場合には、インクは光が照射されると同時に硬化定着し記録媒体に吸収されないため、記録媒体表面にインクが残留して、インク着弾部分が隆起した状態でインクが硬化する。
このため、記録画像にざらつきや凹凸を生じたり記録媒体表面の平滑性が損なわれることによって目視した場合に光沢感のばらつきとして認識されることにより、画像全体としての画質が低下して、高精細な画像記録を行うことができないという問題がある。
この点、記録媒体の表面に生じる光沢感のばらつきを解消し、さらに記録画像の保存性を向上させる技術として、着色剤を含有しないインク(以下「透明インク」という。)を画像記録に用いることが考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−310454号公報 特開2003−191601号公報
しかしながら、透明インクを画像記録に用いたとしても、インクを硬化させる光を一律に照射したのでは、基本色インクと透明インクとがそれぞれ別個に硬化定着し、記録画像の表面にざらつきや凹凸が生じたり、部分によって光沢感の強い所と弱い所とを生じて画像全体の光沢感が均一化しないため、高品質な画質を得ることができないという問題がある。また、記録画像にどの程度の光沢感を持たせるかはユーザーの好みや画像の種類等によって異なるが、基本色インクの他に透明インクを用いたとしても一律に光を照射した場合には記録画像の光沢感を選択することはできず、個別に所望の光沢感を得ることはできないという問題がある。
そこで、本発明は以上のような課題を解決すべくなされたものであり、光硬化型インクを用いて画像記録を行った場合に、画像全体の光沢感を均一化させ高精細な画像記録を行うともに、所望の光沢感を持つ画像を得ることのできる画像記録装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、光を照射することによって硬化する光硬化型の基本色インクを吐出する基本色用記録ヘッドと、光硬化型の透明インクを吐出する透明インク用記録ヘッドとを備え、記録媒体を一定方向に搬送しながら画像記録を行う画像記録装置において、
前記基本色用記録ヘッドよりも記録媒体搬送方向の下流側及び前記透明インク用記録ヘッドよりも記録媒体搬送方向の下流側にそれぞれ前記記録媒体上に吐出された各インクに光を照射する光照射装置を配置するとともに、前記基本色用記録ヘッドと前記透明インク用記録ヘッドのうち先にインクを吐出する記録ヘッドと後にインクを吐出する記録ヘッドとの間に位置する前記光照射装置による光の照射量を所望する画像の光沢感に応じて制御する制御装置を備えたことを特徴としている。
このような構成を有する請求項1に記載の発明においては、ラインプリント方式の画像記録装置において、基本色用記録ヘッドと透明インク用記録ヘッドのうち先にインクを吐出する記録ヘッドと後にインクを吐出する記録ヘッドとの間に位置する前記光照射装置による光の照射量を制御装置によって所望する画像の光沢感に応じて制御し、先に吐出されたインクが記録媒体に着弾してから光が照射されるまでのタイミングを変化させることができるようになっている。
また、請求項2に記載の発明は、光を照射することによって硬化する光硬化型の基本色インクを吐出する基本色用記録ヘッドと、光硬化型の透明インクを吐出する透明インク用記録ヘッドとを備え、記録媒体を一定方向に搬送するとともに前記各記録ヘッドを記録媒体搬送方向と直交する主走査方向に往復移動させながら画像記録を行う画像記録装置において、
前記基本色用記録ヘッドよりも移動方向の上流側及び前記透明インク用記録ヘッドより移動方向の上流側にそれぞれ前記記録媒体上に吐出された各インクに光を照射する光照射装置を配置するとともに、前記基本色用記録ヘッドと前記透明インク用記録ヘッドのうち先にインクを吐出する記録ヘッドと後にインクを吐出する記録ヘッドとの間に位置する前記光照射装置による光の照射量を所望する画像の光沢感に応じて制御する制御装置を備えたことを特徴としている。
したがって、請求項2に記載の発明では、シリアルプリント方式の画像記録装置において、基本色用記録ヘッドと透明インク用記録ヘッドのうち先にインクを吐出する記録ヘッドと後にインクを吐出する記録ヘッドとの間に位置する前記光照射装置による光の照射量を制御装置によって所望する画像の光沢感に応じて制御し、先に吐出されたインクが記録媒体に着弾してから光が照射されるまでのタイミングを変化させることができるようになっている。
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像記録装置において、前記各記録ヘッドは一方向に走査するときにのみインクを吐出して画像記録を行い、前記基本色用記録ヘッドの画像記録時の移動方向の上流側に前記透明インク用記録ヘッドを配置し、前記各記録ヘッドの画像記録時の移動方向の上流側にそれぞれ前記光照射装置を配置したことを特徴としている。
このように、請求項3に記載の発明は、片方向の画像記録を行うシリアルプリント方式の画像記録装置において、基本色インクを吐出させた後に透明インクを吐出させるようになっている。
さらに、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の画像記録装置において、前記各記録ヘッドは双方向に走査するときにインクを吐出して画像記録を行い、前記基本色用記録ヘッドの移動方向の上流側及び下流側に前記透明インク用記録ヘッドをそれぞれ配置し、前記基本色用記録ヘッド及び透明インク用記録ヘッドの移動方向の上流側及び下流側にそれぞれ前記光照射装置を配置したことを特徴としている。
したがって、請求項4に記載の発明によれば、基本色インクと透明インクとを用いて画像記録を行うシリアルプリント方式の画像記録装置において、双方向での画像記録を行うことができるようになっている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像記録装置において、記録画像の光沢感の程度を選択する選択手段を備え、前記制御装置は、前記選択手段によって選択された画像の光沢感に応じて前記光照射装置の点灯消灯、光量、照射時間又は前記光照射装置からの光の照射タイミングを制御することを特徴としている。
このように、請求項5に記載の発明によれば、選択手段によって記録画像の光沢感の程度を選択することができるようになっている。
さらに、請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の画像記録装置において、前記選択手段によって光沢感のある画像記録を行うことが選択された際には、前記制御装置は前記基本色用記録ヘッドと前記透明インク用記録ヘッドのうち先にインクを吐出する記録ヘッドと後にインクを吐出する記録ヘッドとの間に位置する前記光照射装置を消灯するように制御し、前記選択手段によって光沢感のない画像記録を行うことが選択された際には、前記制御装置は前記基本色用記録ヘッドと前記透明インク用記録ヘッドのうち先にインクを吐出する記録ヘッドと後にインクを吐出する記録ヘッドとの間に位置する前記光照射装置を点灯するように制御することを特徴としている。
このように、請求項6に記載の発明は、基本色用記録ヘッドと透明インク用記録ヘッドのうち先にインクを吐出する記録ヘッドと後にインクを吐出する記録ヘッドとの間に位置する光照射装置の駆動を制御装置によって画質に応じて制御し、先に吐出されたインクが記録媒体に着弾してから光が照射されるまでのタイミングを変化させることによって記録画像の光沢感の程度を選択することができるようになっている。
さらに、請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の画像記録装置において、前記基本色用記録ヘッドは複数設けられ、前記各基本色用記録ヘッドの間に前記光照射装置をそれぞれ配置し、前記制御装置は、前記選択手段によって選択された画像の光沢感に応じて前記光照射装置の点灯消灯、光量、照射時間又は前記光照射装置からの光の照射タイミングを制御することを特徴としている。
このように、請求項7に記載の発明は、各基本色用記録ヘッドから吐出されたインクに対して各基本色用記録ヘッドの間に設けられた光照射装置から光を照射し、硬化定着させるようになっている。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の画像記録装置において、前記基本色インクは、少なくともシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のインクを含むことを特徴としている。
このような構成を有する請求項8に記載の発明は、基本色インクとして少なくともシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のインクを用いて画像記録を行うようになっている。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の画像記録装置において、前記インクは、紫外線を照射することによって硬化する紫外線硬化型インクであり、前記光照射装置から照射される光のうち少なくとも一部は紫外線であることを特徴としている。
このような構成を有する請求項9に記載の発明は、記録媒体上に着弾したインクに対して紫外線が照射されることによりインクが硬化定着し、所定の画像が形成されるようになっている。
請求項1に記載された発明によれば、ラインプリント方式の画像記録装置において、基本色用インクと透明インクのうち先に吐出されたインクが記録媒体に着弾してから光が照射されるまでのタイミングを変化させることができるので、先に吐出されたインクのドット径の拡がりの程度及び後から吐出されたインクとの混合の程度を調整することができる。これにより、記録画像の画質を光沢感のあるのものとするか光沢感のないマット調のものとするかを選択することができ、所望の光沢感を有する高精細な画像記録を行うことができるという効果を奏する。
請求項2に記載された発明によれば、シリアルプリント方式の画像記録装置において、基本色用インクと透明インクのうち先に吐出されたインクが記録媒体に着弾してから光が照射されるまでのタイミングを変化させることができるので、先に吐出されたインクのドット径の拡がりの程度及び後から吐出されたインクとの混合の程度を調整することができる。これにより、記録画像の画質を光沢感のあるのものとするか光沢感のないマット調のものとするかを選択することができ、所望の光沢感を有する高精細な画像記録を行うことができるという効果を奏する。
請求項3に記載された発明によれば、片方向の画像記録を行うシリアルプリント方式の画像記録装置において、最小限の光源で効率よく記録画像の光沢感の均一化を図り、所望の光沢感を有する高精細な画像記録を行うことができる。また、基本色インクを吐出させた後に透明インクを吐出させるため、画像保存性の高い記録画像を形成することができるという効果を奏する。
請求項4に記載された発明によれば、双方向の画像記録を行うシリアルプリント方式の画像記録装置において、記録画像の光沢感の均一化を図り、所望の光沢感を有する高精細な画像記録を行うことができる。また、基本色インクを吐出させた後に透明インクを吐出させることができるため、画像保存性の高い記録画像を形成することができることができるという効果を奏する。
請求項5に記載された発明によれば、選択手段によって記録画像の光沢感の程度を選択することができるので、ユーザーの好みや画像の種類等に応じて適切な光沢感の画像を記録することができ、高精細な画像記録を行うことが可能であるという効果を奏する。
請求項6に記載された発明によれば、選択された画質に応じて光照射装置の駆動を制御することにより先に吐出されたインクが記録媒体に着弾してから光が照射されるまでのタイミングを変化させ、先に吐出されたインクのドット径の拡がりの程度及び後から吐出されたインクとの混合の程度を調整することができることができるので、ユーザーの好みや画像の種類等に応じて適切な光沢感の画像を記録することができ、高精細な画像記録を行うことが可能であるという効果を奏する。
請求項7に記載された発明によれば、各基本色用記録ヘッドから吐出されたインクに対して各基本色用記録ヘッドの間に設けられた光照射装置から光を照射し、硬化定着させるよう常に高精細な画像記録を行うことが可能であるという効果を奏する。
請求項8に記載された発明によれば、基本色インクとして少なくともシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のインクを用いて画像記録を行うので、色鮮やかな画像記録を行うことができるという効果を奏する。
請求項9に記載された発明によれば、インク吐出後に紫外線を照射することによりインクが硬化定着するので、記録媒体が紙などのインク受容層を持ちインク吸収性のよい記録媒体のみならず、樹脂フィルム等のインク吸収性の低い記録媒体、あるいはインク吸収性のない記録媒体に対しても高精細な画像記録を行うことができるという効果を奏する。
以下、添付図面を参照しつつ本発明に係る画像記録装置1の第一の実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施の形態において、画像記録装置1は、シリアルプリント方式の画像記録装置1であり、この画像記録装置1には、平板状に形成され記録媒体Pを非記録面から支持するプラテン2が設けられている。
また、画像記録装置1は、例えば、図示しない搬送ローラを備えており、記録媒体搬送機構12(図2参照)によって搬送ローラを回転駆動させることにより記録媒体Pが図1に示す矢印X方向(以下、「主走査方向X」という。)に直交する記録媒体Pの搬送方向(図示せず)に搬送されるようになっている。
また、プラテン2の上方には、棒状のキャリッジレール3が搬送方向に直交する主走査方向Xに延在して配置されている。このキャリッジレール3には、キャリッジ4がキャリッジレール3に沿って往復動自在に支持されており、このキャリッジ4は、キャリッジ駆動機構11(図2参照)によって主走査方向Xに沿って往復駆動されるようになっている。
キャリッジ4には、本実施形態における画像記録装置1で使用される各基本色(ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)。)に対応した4つの基本色用記録ヘッド5,5…が一群として搭載されている。なお、画像記録装置1で使用されるインクの色はこれに限定されず、例えば、ライトイエロー(LY)、ライトマゼンタ(LM)、ライトシアン(LC)等の色を使用することもできる。この場合には、各色に対応した基本色用記録ヘッド5,5…がキャリッジ4に搭載される。
また、キャリッジ4の上であって、一群として設けられた基本色用記録ヘッド5,5…の両側には、透明インク(CL)を吐出させる透明インク用記録ヘッド6a,6bがそれぞれ配設されている。なお、透明インク用記録ヘッド6a,6bの数は一つに限定されず基本色用記録ヘッド5,5…の両側にそれぞれ複数設けられていてもよい。
また、基本色用記録ヘッド5,5…のうち両端に位置する基本色用記録ヘッド5,5と各透明インク用記録ヘッド6a,6bとの間、及び各透明インク用記録ヘッド6a,6bとキャリッジ4の各側壁との間には、光照射装置としての紫外線照射装置7a,7b,7c,7dがそれぞれ配設されている。なお、紫外線照射装置7は各位置に複数配置してもよい。また、紫外線照射装置7を複数設けられた各基本色用記録ヘッド5,5…の間にそれぞれ設けるようにしてもよい。このような構成をとることにより、各基本色用記録ヘッド5,5…から吐出された各インクを早期に硬化させることができるので、各基本色インクとが混ざり合い画質が低下することを防止することができ、高精細な画像記録を行うことが可能となる。
紫外線照射装置7a,7b,7c,7dは、記録媒体Pの上に吐出され着弾したインクを硬化定着させる光として紫外線を照射する紫外線光源8a,8b,8c,8dを有している。この紫外線光源8a,8b,8c,8dとしては、例えば高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、半導体レーザー、冷陰極管、エキシマーランプ、又はLED(Light Emitting Diode)等を適用することが可能である。
本実施形態に用いられるインクは、光としての紫外線が照射されることにより硬化する性質を具備する光硬化型インクであり、主成分として、少なくとも重合性化合物(公知の重合性化合物を含む。)と、光開始剤と、色材とを含むものである。上記光硬化型インクは、重合性化合物としてラジカル重合性化合物を含むラジカル重合系インクとカチオン重合性化合物を含むカチオン重合系インクとに大別されるが、この両系のインクが本実施形態に用いられるインクとしてそれぞれ適用可能である。また、ラジカル重合系インクとカチオン重合系インクとを複合させたハイブリッド型インクを本実施形態に用いられるインクとして適用してもよい。しかしながら、酸素による重合反応の阻害作用が少ない又は無いカチオン重合系インクの方が機能性、汎用性に優れるため、特に、カチオン重合系インクを用いることが好ましい。カチオン重合系インクは、少なくともオキセタン化合物,エポキシ化合物,ビニルエーテル化合物等のカチオン重合性化合物と、光カチオン開始剤と、色材とを含む混合物である。
また、記録媒体Pとしては、普通紙、再生紙、光沢紙等の各種紙、各種布地、各種不織布、樹脂、金属、ガラス等の種々の材質からなる記録媒体Pが適用可能である。また、記録媒体Pの形態としては、ロール状、カットシート状、板状等の各種形態が適用可能である。
次に、図2及び図3を参照しつつ、本実施形態における画像記録装置1の制御構成について説明する。
画像記録装置1は、ユーザーが記録画像の光沢感の程度等の画質や、記録媒体Pの種類、基本色インクと透明インクの何れを先に吐出させて画像記録を行うかといった各種の画像記録条件等を入力する選択手段としての入力部9を有しており、入力部9から入力された情報は、制御装置10に送られるようになっている。入力部9は、例えばキーボードや操作パネルであり、ユーザーはキーやパネルを操作することによって光沢感のある画質とするか光沢感のないマット調の画質とするかといった画質の選択を行うことができるようになっている。
制御装置10は、キャリッジ駆動機構11を制御してキャリッジ4を主走査方向Xに沿って往復移動させるとともに、キャリッジ4の動作に合わせて記録媒体Pを搬送方向に搬送させるように、記録媒体搬送機構12の動作を制御するようになっている。
また、制御装置10には、パーソナルコンピュータ等の外部装置(図示せず)から入力された記録画像に関する画像データが送られるようになっており、制御装置10は、送られてきた画像データ及び入力部9から入力された情報に基づき基本色用記録ヘッド5,5…及び透明インク用記録ヘッド6a,6bを動作させて、各記録ヘッド5,5…,6a,6bから適切な吐出量のインクを吐出させ、記録媒体P上に所定の画像を記録させるようになっている。なお、制御装置10はキャリッジ4が主走査方向Xに沿って図1に示す右方向及び左方向の何れの方向に移動する場合にも各記録ヘッド5,5…,6a,6bを動作させてインクを吐出させ画像記録を行わせるようになっている。
さらに、制御装置10は、入力部9から入力された記録画像の光沢感等の画質に応じて各紫外線照射装置7a,7b,7c,7dを制御し紫外線光源8a,8b,8c,8dを点灯させて紫外線を照射させたり、紫外線光源8a,8b,8c,8dを消灯させたり、紫外線光源8a,8b,8c,8dから照射される紫外線の照射量を調節したりするようになっている。ここで、紫外線の照射量とは紫外線光源8a,8b,8c,8dから照射される紫外線の光量と照射時間との積であり、同じ光量の紫外線であれば照射時間が長いほどインクに対して照射される紫外線量が多くなる。したがって、例えば、制御装置10は紫外線光源8a,8b,8c,8dに印加する電圧や電流等を変えることにより光量を調整しインクに照射される紫外線量を増減させることができる。また、紫外線光源8a,8b,8c,8dとしてLED等のように紫外線光源8a,8b,8c,8dを構成する個々の光源をそれぞれ制御することのできるものを用いた場合には、光源の一部のみを点灯させるように制御することにより全体として照射される紫外線量を少なくすることができる。また、キャリッジ4の移動速度を速くすればその分インクに紫外線が照射される時間が短くなり、逆にキャリッジ4の移動速度を遅くすればインクに紫外線が照射される時間が長くなるため、紫外線光源8a,8b,8c,8dの個々の光源の光量を変化させることなく紫外線の照射量を調整することも可能である。
ここで、基本色インクと透明インクとを用いて画像記録を行う場合、先に基本色インクを吐出させその上に透明インクを吐出させる場合と、先に透明インクを吐出させその上に基本色インクを吐出させる場合とがある。例えば、先に基本色インクを吐出させ硬化定着させた後に透明インクを吐出させると、図3(a)に示すように、それぞれのインクが混ざり合うことなく硬化定着し全体として光沢感のないマット調の画像を形成することができる。また、先に基本色インクを吐出させ記録媒体P上で硬化定着する前に透明インクを吐出させると、図3(b)に示すように、先に吐出された基本色インクが記録媒体P上で拡がり、後から吐出された透明インクと混合することによって画像全体として光沢感のある画像を形成することができる。このことは、先に透明インクを吐出させその後に基本色インクを吐出させた場合にも同様である。
したがって、マット調の画質が選択されたときは、制御装置10は、先に吐出させたインク(以下「第一次インク」という。)が後に吐出されるインク(以下「第二次インク」という。)と混合しないようにするため、第一次インクを吐出する記録ヘッドの下流側に位置する紫外線照射装置を点灯させて第一次インクが吐出された後このインクに紫外線を照射し硬化定着させた上で第二次インクを吐出させるようになっている。これに対して、光沢感のある画質が選択されたときには、制御装置10は、第一次インクを吐出する記録ヘッドの下流側に位置する紫外線照射装置を消灯させ第一次インクが硬化せずにドット径が周囲に拡大する状態としその上に第二次インクを吐出させるようになっている。また、光沢感ある画質とマット調の画質との中間の画質が選択されたときは、制御装置10は、第一次インクを吐出させる記録ヘッドと、第二次インクを吐出させる記録ヘッドとの間に位置する紫外線照射装置の紫外線量を少なくするように各紫外線照射装置から照射される紫外線の光量やキャリッジの移動速度を制御し、第二次インクが吐出された後に第二次インクを吐出させた記録ヘッドの下流側に位置する紫外線照射装置から照射される紫外線によって両インクを完全に硬化定着させるようになっている。これにより、第一次インクと第二次インクは記録媒体上で多少混合する状態で硬化定着し、光沢感ある画質とマット調の画質との中間の所望の画質の画像を形成することができる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
入力部9から記録画像について光沢感のある画質とするかマット調の画質とするか及び基本色インクと透明インクの何れを先に吐出させるか等の画像記録条件が入力されると、この情報は電気信号として制御装置10に送られる。制御装置10は、基本色用記録ヘッド5,5…及び透明インク用記録ヘッド6a,6bを制御して画像記録を行うための準備を開始させ、画像記録を行う準備が完了すると、選択された画質の画像を形成するために必要な紫外線照射装置7a,7b,7c,7dの紫外線光源8a,8b,8c,8dを点灯させ、又はその紫外線量を調整する。次に、制御装置10が記録媒体搬送機構12を制御することにより記録媒体Pを所定の搬送方向に搬送させるとともに、キャリッジ駆動機構11を制御することによりキャリッジ4が記録媒体Pの上を主走査方向Xに沿って往復移動する。この際、制御装置10はキャリッジ4に搭載された各基本色用記録ヘッド5,5…及び透明インク用記録ヘッド6a,6bを制御して、選択された画質及び画像記録条件に合うように各記録ヘッド5,5…,6a,6bからそれぞれインクを記録媒体P上に吐出させる。そして、記録媒体P上に着弾したインクに紫外線光源8a,8b,8c,8dから紫外線が照射されることによって記録媒体Pに画像が記録される。
第一次インクが基本色インクである場合の画像記録のパターンとしては、例えば、以下のようなパターンがある。
まず、入力部9から光沢感のある画像を形成する旨の選択がなされた場合、キャリッジ4が図1における左方向に移動する場合には、制御装置10はキャリッジ4の移動方向の最上流に位置する紫外線照射装置7dの紫外線光源8dのみを点灯させそれ以外の紫外線光源8a,8b,8cは消灯させる。そして、制御装置10は記録媒体搬送機構12を制御して記録媒体Pを所定の搬送方向に搬送させるとともに各基本色用記録ヘッド5,5…を制御して画像データに基づいて各色の基本色インクを吐出させ、さらに基本色用記録ヘッド5,5…よりもキャリッジ4の移動方向の上流側に位置する透明インク用記録ヘッド6bを制御して透明インクを吐出させる。この場合、基本色用記録ヘッド5,5…と透明インク用記録ヘッド6bとの間に位置する紫外線照射装置7cの紫外線光源8cは消灯しているので、基本色用記録ヘッド5,5…から吐出された基本色インクは硬化定着せず記録媒体P上で基本色インクのドット径が拡大する。さらに基本色インクがこのような状態にあるときに透明インク用記録ヘッド6bから透明インクが吐出されるため、基本色インクと透明インクとが記録媒体P上で混合する。そして、透明インク用記録ヘッド6bよりも上流に位置する紫外線照射装置7dから紫外線が照射され、これにより、図3(b)に示すように、各インクが硬化定着して基本色インクと透明インクとが混合した光沢感のある画像が記録媒体P上に記録される。なお、キャリッジ4の移動方向が右方向に切り替わる際には、制御装置10は、キャリッジ4の移動方向の最上流に位置する紫外線照射装置7aの紫外線光源8aのみが点灯するように点灯させる紫外線照射装置を切替える。これにより、双方向で画像記録を行った場合に、図1に示す右方向及び左方向の何れの方向にキャリッジ4が移動しているときでも同様に光沢感のある画像を記録することができる。
なお、キャリッジ4が何れの方向に移動する場合でも、第一次インクが吐出されてから第二次インクが吐出されるまでの間の第一次インクに対する紫外線の照射タイミングに直接関わらない紫外線照射装置7a,7dの紫外線光源8a,8dは常に点灯するように制御してもよい。紫外線光源8a,8b,8c,8dとして、例えばLEDのように点灯してから所定の光量の紫外線を照射できるまでに時間を要しないものを用いた場合には、走査ごとに点灯を制御した方が消費電力の低減に資するため望ましいといえるが、例えば高圧水銀ランプのように点灯してから所定の光量の紫外線を照射できるまでに時間を要するものを紫外線光源8a,8b,8c,8dとして用いる場合には、紫外線照射装置7a,7dについては常に点灯させておく方が望ましい場合もあるからである。
次に、入力部9から光沢感のないマット調の画像を形成する旨の選択がなされた場合には、制御装置10は基本色用記録ヘッド5,5…と基本色用記録ヘッド5,5…よりもキャリッジ4の移動方向上流側に位置する透明インク用記録ヘッド6bとの間に位置する紫外線照射装置7cとキャリッジ4の移動方向の最上流に位置する紫外線照射装置7dの紫外線光源8c、8dを点灯させ、それ以外の紫外線光源8a,8bは消灯させる。そして、制御装置10は記録媒体搬送機構12を制御して記録媒体Pを所定の搬送方向に搬送させるとともに各基本色用記録ヘッド5,5…を制御して画像データに基づいて各色の基本色インクを吐出させ、さらに基本色用記録ヘッド5,5…よりもキャリッジ4の移動方向の上流側に位置する透明インク用記録ヘッド6bを制御して透明インクを吐出させる。この場合、先に吐出された基本色インクは基本色用記録ヘッド5,5…の上流側に位置する紫外線照射装置7cから照射された紫外線によって硬化定着し、その後に透明インクが吐出されて透明インク用記録ヘッド6bの上流側に位置する紫外線照射装置7dから照射される紫外線によって硬化定着するので、基本色インクと透明インクとが記録媒体P上で混合することはない。これにより図3(a)に示すように、それぞれのインクが混ざり合うことなく硬化し、全体として光沢感のないマット調の画像が記録媒体P上に記録される。この場合もキャリッジ4の移動方向が切り替わる際には、制御装置10は、基本色用記録ヘッド5,5…と基本色用記録ヘッド5,5…よりもキャリッジ4の移動方向上流側に位置する透明インク用記録ヘッド6aとの間に位置する紫外線照射装置7bとキャリッジ4の移動方向の最上流に位置する紫外線照射装置7aの紫外線光源8a,8bとが点灯するように切替えを行う。
なお、キャリッジ4が何れの方向に移動する場合でも、紫外線照射装置7a,7b,7c,7dの紫外線光源8a,8b,8c,8dのすべてを常に点灯するように制御してもよい。このようにした場合、第一次インクの着弾後にインクに対して十分に紫外線が照射されるので、第一次インクと第二次インクとが混ざり合うことなく硬化定着しマット調の画像を形成することができる。また、前述のとおり、紫外線照射装置7a,7b,7c,7dに適用される紫外線光源8a,8b,8c,8dによっては走査ごとに点灯消灯を制御せずに常に点灯させておく方が望ましい場合もあるからである。
さらに、入力部9から中間的な画質の画像を形成する旨の選択がなされた場合には、制御装置10は基本色用記録ヘッド5,5…と透明インク用記録ヘッド6bとの間に位置する紫外線照射装置7cの紫外線光源8cの紫外線量を減少させるように制御するとともに、キャリッジ4の移動方向の最上流に位置する紫外線照射装置7dの紫外線光源8dを点灯させ、それ以外の紫外線光源8a,8bは消灯させる。そして、制御装置10は記録媒体搬送機構12を制御して記録媒体Pを所定の搬送方向に搬送させるとともに各基本色用記録ヘッド5,5…を制御して画像データに基づいて各色の基本色インクを吐出させ、さらに基本色用記録ヘッド5,5…よりもキャリッジ4の移動方向の上流側に位置する透明インク用記録ヘッド6bを制御して透明インクを吐出させる。この場合、先に吐出された基本色インクは基本色用記録ヘッド5,5…の上流側に位置する紫外線照射装置7cから照射された紫外線によって完全硬化には至らない程度に硬化し、その後に透明インクが吐出されて透明インク用記録ヘッド6bの上流側に位置する紫外線照射装置7dから紫外線が照射されることによって各インクが完全に硬化定着する。このため、基本色インクは記録媒体P上に吐出された後多少そのドット径が拡大し後に吐出された透明インクと多少混合することとなる。これにより中間的な光沢感を有する画像が記録媒体P上に記録される。この場合もキャリッジ4の移動方向が切り替わる際には、制御装置10は、点灯させる紫外線照射装置7a及び紫外線量を減少させる紫外線照射装置7bの切替えを行う。
なお、キャリッジ4が何れの方向に移動する場合でも、紫外線照射装置7a,7dの紫外線光源8a,8dは常に点灯させ、紫外線照射装置7b,7cの紫外線光源8b,8cは常に紫外線の照射量を減少させて点灯するように制御してもよい。このようにした場合、第一次インクの着弾後にインクに対して完全硬化に至らない程度の紫外線が照射されるので、第一次インクと第二次インクとが多少混ざり合った状態で硬化定着し中間的な画質の画像を形成することができる。また、前述のとおり、紫外線照射装置7b,7c7a,7dに適用される紫外線光源8a,8b,8c,8dによっては走査ごとに点灯消灯を制御せずに常に点灯させておく方が望ましい場合もあるからである。
なお、制御装置10は、紫外線照射装置7a,7b,7c,7dからの紫外線照射を制御することなく、基本色インクが吐出されてから透明インクが吐出されるまでの間のキャリッジ4の移動速度を制御することにより、先に吐出された基本インクに対する紫外線の照射量を変化させ、同様の効果を得ることができる。すなわち、基本色インクが吐出されてから透明インクが吐出されるまでの間のキャリッジ4の移動速度を速くすることにより紫外線の照射量を減少させ、光沢感のある画像を形成することが可能であり、逆にキャリッジ4の移動速度を遅くすれば紫外線の照射量を増加させ、光沢感のないマット調の画像を形成することが可能である。
次に、第一次インクが透明インクである場合の画像記録のパターンとしては、例えば、以下のようなパターンがある。
まず、入力部9から光沢感のある画像を形成する旨の選択がなされた場合には、制御装置10は基本色用記録ヘッド5,5…と基本色用記録ヘッド5,5…よりもキャリッジ4の移動方向上流側にある透明インク用記録ヘッド6bとの間に設けられている紫外線照射装置7cのみを点灯させそれ以外の紫外線照射装置7a,7b,7dを消灯させる。そして、制御装置10は、基本色用記録ヘッド5,5…よりもキャリッジ4の移動方向下流側にある透明インク用記録ヘッド6aから透明インクを吐出させ、その後基本色用記録ヘッド5,5…から基本色インクを吐出させる。記録媒体P上に着弾した各インクは基本色用記録ヘッド5,5…のキャリッジ4移動方向上流側に位置する紫外線照射装置7cから照射された紫外線によって硬化定着し、図3(b)に示すように、記録媒体P上に光沢感のある画像が記録される。なお、キャリッジ4の移動方向が切り替わる際に、制御装置10が点灯させる紫外線照射装置7bを切替えることは他の場合と同様である。
また、入力部9から光沢感のないマット調の画像を形成する旨の選択がなされた場合には、制御装置10は、一群として設けられた基本色用記録ヘッド5,5…の両側に基本色用記録ヘッド5,5…に隣接してそれぞれ設けられた紫外線照射装置7b,7cの紫外線光源8b,8cを点灯させそれ以外の紫外線光源7a,7dは消灯させる。そして、制御装置10は、基本色用記録ヘッド5,5…よりもキャリッジ4の移動方向下流側にある透明インク用記録ヘッド6aから透明インクが吐出されこの透明インクに対して透明インク用記録ヘッド6aの上流側に位置する紫外線照射装置7bから紫外線が照射されてインクが硬化定着する。その後基本色用記録ヘッド5,5…から基本色インクが吐出され、記録媒体P上に着弾した各インクは基本色用記録ヘッド5,5…のキャリッジ4移動方向上流側に位置する紫外線照射装置7cから照射された紫外線によって硬化定着し、図3(a)に示すように、記録媒体P上に光沢感のないマット調の画像が記録される。
さらに、入力部9から中間的な画質の画像を形成する旨の選択がなされた場合には、制御装置10は基本色用記録ヘッド5,5…と基本色用記録ヘッド5,5…よりもキャリッジ4の移動方向下流側にある透明インク用記録ヘッド6aとの間に位置する紫外線照射装置7bの紫外線光源8bの紫外線量を減少させるように制御するとともに、基本色用記録ヘッド5,5…のキャリッジ4の移動方向上流側に隣接して設けられている紫外線照射装置7cの紫外線光源8cを点灯させそれ以外の紫外線光源8a,8dは消灯させる。そして、制御装置10は、基本色用記録ヘッド5,5…よりもキャリッジ4移動方向の下流側に位置する透明インク用記録ヘッド6aを制御して透明インクを吐出させ、さらに各基本色用記録ヘッド5,5…を制御して画像データに基づいて各色の基本色インクを吐出させる。この場合、先に透明インク用記録ヘッド6aから吐出された透明インクはこの透明インク用記録ヘッド6aの上流側に位置する紫外線照射装置7bから照射された紫外線によって完全硬化には至らない程度に硬化し、その後に基本色インクが吐出されて基本色用記録ヘッド5,5…の上流側に位置する紫外線照射装置7cから紫外線が照射されることによって各インクが完全に硬化定着する。このため、透明インクは記録媒体P上に吐出された後多少そのドット径が拡大し後に吐出された基本色インクと多少混合することとなる。これにより中間的な光沢感を有する画像が記録媒体P上に記録される。なお、キャリッジ4の移動方向が切り替わる際には、制御装置10は点灯させる紫外線照射装置7b及び照射する紫外線量を減少させる紫外線照射装置7cを切替える。
なお、これらの場合も、制御装置10は、紫外線照射装置7a,7b,7c,7dからの紫外線照射を制御することなく、透明インクが吐出されてから基本色インクが吐出されるまでの間のキャリッジ4の移動速度を制御することにより、先に吐出された基本インクに対する紫外線の照射量を変化させ、同様の効果を得ることができる点は第一次インクが基本色インクである場合と同様である。
また、第一次インクが透明インクである場合の各画像記録の場合と同様、紫外線照射装置7a,7b,7c,7dの紫外線光源8a,8b,8c,8dの一部について常に点灯させておく又は照射する紫外線量を常に減少させておくように制御してもよい。前述のとおり、このようにしても、所望の画質の画像を得ることができるとともに、紫外線照射装置7b,7c7a,7dに適用される紫外線光源8a,8b,8c,8dによっては走査ごとに点灯消灯を制御せずに常に点灯させておく方が望ましい場合もあるからである。
本実施形態によれば、紫外線照射装置7a,7b,7c,7dを制御することにより基本色インクと透明インクのうち先に吐出されたインクを硬化定着させずに他方のインクを吐出させ、その後インク同士が多少混合された状態で硬化定着させることができる。このため、記録画像の表面にざらつきや凸凹を生じたり画像全体の光沢感がばらついたりすることがなく、全体として記録画像の表面が均一化された高精細な画像記録を行うことが可能である。
また、一台の画像記録装置1によって光沢感のある画質、光沢感のないマット調の画質及び中間的な画質といった異なる画質の画像を選択的に記録することができ、ユーザーの好みや画像の種類に応じて最適な画質での画像記録を行うことができる。
さらに、基本色用記録ヘッド5,5…の両側に透明インク用記録ヘッド6a,6bを配置し、各透明インク用記録ヘッド6a,6bの両側に紫外線照射装置7a,7b,7c,7dを配置しているので、一台の画像記録装置1によって、透明インクより先に基本色インクを吐出させる画像記録及び基本色インクより先に透明インクを吐出させる画像記録を選択的に双方向にて行うことが可能である。
なお、本実施形態において、画像記録装置1は、双方向で透明インクより先に基本色インクを吐出させる画像記録及び基本色インクより先に透明インクを吐出させる画像記録を選択的に行うことができるものとしたが、一部の記録ヘッドと一部の紫外線照射装置のみを動作させて片方向の画像記録を行わせることも可能である。また、プリンタの仕様として、例えば透明インクより先に基本色インクを吐出させる画像記録又は基本色インクより先に透明インクを吐出させる画像記録のいずれか一方に限定して行うものとしたり、キャリッジが所定の片方向に移動する際にのみ画像記録を行うものとしてもよい。このようにプリンタの仕様を限定的なものとした場合には、キャリッジ内の紫外線照射装置の一部は点灯させる必要がなくなったり、また透明インク用記録ヘッドも基本色用記録ヘッドの両側に設ける必要がなくなったりするため、不要である紫外線照射装置や透明インク用記録ヘッドをキャリッジ5に搭載しない構成とすることもできる。このような構成とした場合には、キャリッジ5の小型化、軽量化を図ることが可能となる。すなわち、例えば、基本色インクを先に吐出させる画像記録のみを行うものであって、キャリッジが片方向に移動する場合のみ画像記録を行うようにプリンタの仕様を限定する場合には、図4に示すように、透明インク用記録ヘッド14を基本色用記録ヘッド13,13…よりも図4に示す左側にのみ配置し、紫外線照射装置15,15をこの透明インク用記録ヘッド14の両側にのみ配置する構成をとることにより、キャリッジ4が図4に示す右方向に移動する際にのみ基本色インク、透明インクの順にインクを吐出させ画像記録を行うことができる。このような構成とすることにより、最小限の紫外線光源によって効率よく記録画像の光沢感の均一化を図り、所望の光沢感を有する画像記録を行うことができる。また、基本色インクを吐出させた後に透明インクを吐出させるため、画像保存性の高い記録画像を形成することが可能となる。
また、いかなるパターンの画像記録の場合にもキャリッジ4の移動方向の最上流に位置する紫外線照射装置は点灯させておく構成とすることもできる。このような構成をとることにより、各インクを確実に硬化定着させることができる。
また、本実施形態において、選択できる画質の種類としては、光沢感のある画質、光沢感のないマット調の画質及び中間的な画質の3種類について説明したが、中間的な画質としてより光沢感のある画質に近いものやよりマット調の画質に近いもの等さらに細分化された画質を選択できるようにしてもよい。この場合、光沢感の程度は制御装置10が紫外線照射装置7a,7b,7c,7dの紫外線光源8a,8b,8c,8dから照射される紫外線量を制御することによって調整される。
また、本実施形態においては、光沢感のある画質等の所望の画質をユーザーが入力部9から入力するようにしたが、記録を行おうとする画像が写真かそれ以外であるかというように、画像の種類を入力することによって入力された種類の画像に最も適した画質が選択されて画像記録が行われるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、紫外線を照射することにより硬化するインクを用いて画像記録を行うものとしたが、インクは必ずしもこれには限定されず、例えば、紫外線、電子線、X線、可視光線、赤外線等の電磁波といった紫外線以外の光を照射することにより硬化するインクであってもよい。この場合、インクには、紫外線以外の光で重合して硬化する重合性化合物と、紫外線以外の光で重合性化合物同士の重合反応を開始させる光開始剤とが適用される。また、紫外線以外の光で硬化する光硬化型のインクを用いる場合は、紫外線光源に代えて、その光を照射する光源を適用する。
その他、本発明が上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
次に、本発明に係る画像記録装置の第二の実施の形態について説明する。なお、以下においては、特に第一の実施形態と異なるところにつき説明する。
本実施形態において画像記録装置16は、図5に示すように、画像記録装置16の本体に固定された記録ヘッド14,14からインクを吐出させるとともに、図示しない搬送機構によって記録媒体Pを搬送させて、画像を記録するラインプリント方式の画像記録装置16である。
画像記録装置16には、記録媒体Pを非記録面側から保持するプラテン17が設けられており、プラテン17の上方には、本実施形態における画像記録装置16で使用される使用される各基本色(ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)。)に対応した4つの基本色用記録ヘッド18,18…が一群として配設されている。各基本色用記録ヘッド18,18…は記録媒体Pの幅寸法とほぼ等しい長さ寸法を有し、記録媒体Pの幅方向に延在するように設けられている。なお、画像記録装置16で使用されるインクの色はこれに限定されず、例えば、ライトイエロー(LY)、ライトマゼンタ(LM)、ライトシアン(LC)等の色を使用することもでき、この場合には、各色に対応した基本色用記録ヘッド18,18…が配設される。
また、一群として設けられた基本色用記録ヘッド18,18…よりも搬送方向Yの上流側及び下流側には、透明インク(CL)を吐出させる透明インク用記録ヘッド19a,19bがそれぞれ配設されている。各透明インク用記録ヘッド19a,19bは基本色用記録ヘッド18,18…とほぼ等しい長さ寸法を有し、基本色用記録ヘッド18,18…と並行するように設けられている。なお、透明インク用記録ヘッド19の数は一つに限定されず基本色用記録ヘッド18,18…よりも搬送方向Yの上流側及び下流側にそれぞれ複数設けられていてもよい。
また、一群として設けられている基本色用記録ヘッド18,18…の搬送方向Yの下流側及び、各透明インク用記録ヘッド19a,19bの搬送方向Yの下流側には、各記録ヘッド18,18…,19a,19bとほぼ等しい長さ寸法に形成され光として紫外線を照射する紫外線光源21a,21b,21cを有する光照射装置としての紫外線照射装置20a,20b,20cがそれぞれ隣接する記録ヘッド18,19a,19bと並行するように配設されている。
また、画像記録装置は、第一の実施形態と同様の選択手段としての入力部(図示せず)及び制御装置(図示せず)を備えている。
制御装置は、入力部から入力された記録画像の光沢感等の画質に応じて各紫外線照射装置20a,20b,20cを制御し紫外線光源21a,21b,21cを点灯して紫外線を照射させたり、紫外線光源21a,21b,21cを消灯させたり、紫外線光源21a,21b,21cから照射される紫外線量を調節したりするようになっている。すなわち、例えば、制御装置は紫外線光源21a,21b,21cに印加する電圧や電流等を変えることにより光量を調整しインクに照射される紫外線量を増減させることができ、また、光源としてLED等のように個々の光源をそれぞれ制御することのできるものを用いた場合には、光源の一部のみを点灯させるように制御することにより全体として照射される紫外線量を少なくすることができる。さらに、記録媒体Pの搬送速度が速ければインクに対して紫外線が照射される時間が短くなるため全体としての紫外線量が少なくなり記録媒体Pの搬送速度が遅ければインクに対して紫外線が照射される時間が長くなるため全体としての紫外線の照射量が多くなることから、記録媒体Pの搬送速度を制御することによっても照射される紫外線量を調整することが可能である。
基本色インクと透明インクとを用いて画像記録を行う場合、先に基本色インクを吐出させその上に透明インクを吐出させる場合と、先に透明インクを吐出させその上に基本色インクを吐出させる場合とがあり、先に基本色インクを吐出させる場合には、基本色用記録ヘッド18,18…よりも搬送方向Yの上流側に位置する透明インク用記録ヘッド19aからはインクを吐出させず、基本色用記録ヘッド18,18…から基本色インクを吐出させた後、基本色用記録ヘッド18,18…よりも搬送方向Yの下流側に位置する透明インク用記録ヘッド19bから透明インクを吐出させるようになっている。逆に、先に透明インクを吐出させた上に基本色インクを吐出させる場合には、基本色用記録ヘッド18,18…よりも搬送方向Yの上流側に位置する透明インク用記録ヘッド19aからインクを吐出させた後に基本色用記録ヘッド18,18…から基本色インクを吐出させるように制御するようになっている。
この際、先に吐出させたインク(以下「第一次インク」という。)を硬化定着させた後に、後から吐出されるインク(以下「第二次インク」という。)を吐出させると、それぞれのインクが混ざり合うことなく硬化定着し全体として光沢感のないマット調の画像を形成することができる。また、第一次インクを吐出させた後、記録媒体P上で硬化定着する前に第二次インクを吐出させると、先に吐出された第一次インクが記録媒体P上で拡がり、後から吐出された第二次インクと混合することによって画像全体として光沢感のある画像を形成することができる。また、第一次インクを完全硬化に至らない程度に硬化させた後に第二次インクを吐出させると、各インクが多少混合された状態で硬化されるため、光沢感ある画質とマット調の画質との中間の画質の画像を形成することができる。したがって、マット調の画質が選択されたときは、制御装置は、第一次インクを吐出する記録ヘッドよりも搬送方向Yの下流側に位置する紫外線照射装置を点灯させて第一次インクが吐出された後このインクに紫外線を照射してインクを硬化定着させた上で第二次インクを吐出させるようになっている。これに対して、光沢感のある画質が選択されたときには、制御装置は、第一次インクを吐出する記録ヘッドの下流側に位置する紫外線照射装置を消灯させ第一次インクが硬化せずにドット径が周囲に拡大する状態としその上に第二次インクを吐出させ、各インクが混合した状態で硬化定着するように紫外線照射装置から紫外線を照射するようになっている。また、光沢感ある画質とマット調の画質との中間の画質が選択されたときは、制御装置は、第一次インクを吐出させる記録ヘッドと、第二次インクを吐出させる記録ヘッドとの間に位置する紫外線照射装置の紫外線量を少なくするように制御を行い、第二次インクが吐出された後に第二次インクを吐出させた記録ヘッドの下流側に位置する紫外線照射装置から照射される紫外線によって両インクを完全に硬化定着させるようになっている。これにより、第一次インクと第二次インクは記録媒体上で多少混合する状態で硬化定着し、光沢感ある画質とマット調の画質との中間の所望の画質の画像を形成することができる。
なお、その他の構成は、第一実施形態のものと同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
入力部から記録画像について光沢感のある画質とするかマット調の画質とするか及び基本色インクと透明インクの何れを先に吐出させるか等の画像記録条件が入力されると、選択された画質の画像を形成するために必要な紫外線照射装置20a,20b,20cの紫外線光源21a,21b,21cが点灯され、又はその紫外線量が調整される。記録媒体Pが搬送方向Yに搬送され所定の位置に到達すると、各基本色用記録ヘッド18,18…及び透明インク用記録ヘッド19a,19bから各色のインクが記録媒体P上に吐出される。そして、記録媒体上に着弾したインクに紫外線光源21a,21b,21cから紫外線が照射されることによって記録媒体Pに画像が記録される。
第一次インクが基本色インクである場合の画像記録のパターンとしては、例えば、以下のようなパターンがある。
まず、入力部から光沢感のある画像を形成する旨の選択がなされた場合には、記録媒体搬送方向Yの最下流に位置する紫外線照射装置20aの紫外線光源21aのみを点灯させそれ以外の紫外線光源21b,21cは消灯させる。そして、記録媒体Pが所定の搬送方向に搬送されるとともに各基本色用記録ヘッド18,18…から画像データに基づいて各色の基本色インクが吐出される。さらに基本色用記録ヘッド18,18…よりも記録媒体搬送方向Yの下流側に位置する透明インク用記録ヘッド19aから透明インクが吐出される。この場合、基本色用記録ヘッド18,18…と透明インク用記録ヘッド19aとの間に位置する紫外線照射装置20bの紫外線光源21bは消灯しているので、基本色用記録ヘッド18,18…から吐出された基本色インクは硬化定着せず記録媒体上で基本色インクのドット径が拡大する。さらに基本色インクがこのような状態にあるときに透明インクが吐出されるため基本色インクと透明インクとが記録媒体P上で混合する。そして、透明インク用記録ヘッド19aよりも搬送方向Yの下流に位置する紫外線照射装置20aから紫外線が照射され、これにより各インクが硬化定着して基本色インクと透明インクとが混合した光沢感のある画像が記録媒体P上に記録される。
次に、入力部から光沢感のないマット調の画像を形成する旨の選択がなされた場合には、基本色用記録ヘッド18,18…と基本色用記録ヘッド18,18…よりも記録媒体搬送方向Yの下流側に位置する透明インク用記録ヘッド19aとの間に位置する紫外線照射装置20bと搬送方向Yの最下流に位置する紫外線照射装置20aの紫外線光源21a,21bを点灯させ、それ以外の紫外線光源21cは消灯させる。そして、記録媒体Pが所定の搬送方向Yに搬送されるとともに各基本色用記録ヘッド18,18…から各色の基本色インクが吐出され、さらに基本色用記録ヘッド18,18…よりも搬送方向Yの下流側に位置する透明インク用記録ヘッド19aから透明インクが吐出される。この場合、先に吐出された基本色インクは基本色用記録ヘッド18,18…の下流側に位置する紫外線照射装置20bから照射された紫外線によって硬化定着し、その後に透明インクが吐出されて透明インク用記録ヘッド19aの下流側に位置する紫外線照射装置20aから照射される紫外線によって硬化定着するので、基本色インクと透明インクとが記録媒体P上で混合することはない。これにより光沢感のないマット調の画像が記録媒体P上に記録される。
さらに、入力部から中間的な画質の画像を形成する旨の選択がなされた場合には、基本色用記録ヘッド18,18…と基本色用記録ヘッド18,18…よりも記録媒体搬送方向Yの下流側に位置する透明インク用記録ヘッド19aとの間に位置する紫外線照射装置20bの紫外線光源21bの紫外線量が減少するように制御されるとともに、搬送方向Yの最下流に位置する紫外線照射装置20aの紫外線光源21aを点灯させそれ以外の紫外線光源21cは消灯させる。そして、記録媒体Pが所定の搬送方向Yに搬送されるとともに各基本色用記録ヘッド18,18…から各色の基本色インクが吐出され、さらに基本色用記録ヘッド18,18…よりも搬送方向Yの下流側に位置する透明インク用記録ヘッド19aから透明インクが吐出される。この場合、先に吐出された基本色インクは基本色用記録ヘッド18,18…の下流側に位置する紫外線照射装置20bから照射された紫外線によって完全硬化には至らない程度に硬化し、その後に透明インクが吐出されて透明インク用記録ヘッド19aの下流側に位置する紫外線照射装置20aから紫外線が照射されることによって各インクが完全に硬化定着する。このため、基本色インクは記録媒体P上に吐出された後多少そのドット径が拡大し後に吐出された透明インクと多少混合することとなる。これにより中間的な光沢感を有する画像が記録媒体P上に記録される。
なお、制御装置は、紫外線照射装置20a,20b,20c,からの紫外線照射を制御することなく、基本色インクが吐出されてから透明インクが吐出されるまでの間の記録媒体Pの搬送速度を制御することにより、先に吐出された基本インクに対する紫外線の照射量を変化させ、同様の効果を得ることができる。すなわち、基本色インクが吐出されてから透明インクが吐出されるまでの間の記録媒体Pの搬送速度を速くすることにより紫外線の照射量を減少させ、光沢感のある画像を形成することが可能であり、逆に記録媒体Pの搬送速度を遅くすれば紫外線の照射量を増加させ、光沢感のないマット調の画像を形成することが可能である。
次に、第一次インクが透明インクである場合の画像記録のパターンとしては、例えば、以下のようなパターンがある。
まず、入力部から光沢感のある画像を形成する旨の選択がなされた場合には、基本色用記録ヘッド18,18…と基本色用記録ヘッド18,18…よりも搬送方向Yの下流側にある透明インク用記録ヘッド19aとの間に設けられている紫外線照射装置21aの紫外線光源21bのみを点灯させそれ以外の紫外線照射装置20a,20cの紫外線光源21a,21cを消灯させる。そして、基本色用記録ヘッド18,18…よりも搬送方向Yの上流側にある透明インク用記録ヘッド19bから透明インクを吐出させその後基本色用記録ヘッド18,18…から基本色インクを吐出させる。記録媒体P上に着弾した各インクは基本色用記録ヘッド18,18…の搬送方向Yの下流側に位置する紫外線照射装置20bから照射された紫外線によって硬化定着し記録媒体P上に画像が記録される。なお、この場合、搬送方向Yの最下流に位置する紫外線照射装置20aも点灯させるようにしてもよい。このようにすることにより、インクの硬化定着をより確実に行うことができる。
次に、基本色インクよりも先に透明インクを吐出する場合であって、入力部から光沢感のないマット調の画像を形成する旨の選択がなされた場合には、一群として設けられた基本色用記録ヘッド18,18…の搬送方向Yの上流側及び下流側それぞれ設けられた紫外線照射装置20b,20cの紫外線光源21b、21cを点灯させそれ以外の紫外線光源21aは消灯させる。そして、基本色用記録ヘッド18,18…よりも搬送方向Yの上流側にある透明インク用記録ヘッド19bから透明インクが吐出されこの透明インクに対して透明インク用記録ヘッド19bの下流側に位置する紫外線照射装置20cから紫外線が照射されてインクが硬化定着する。その後基本色用記録ヘッド18,18…から基本色インクが吐出され、記録媒体P上に着弾した各インクは基本色用記録ヘッド18,18…18,18…の搬送方向Yの下流側に位置する紫外線照射装置20bから照射された紫外線によって硬化定着し記録媒体P上に画像が記録される。なお、この場合、全ての紫外線照射装置20a,20b,20cを点灯させるようにしてもよい。このようにすることにより、インクの硬化定着をより確実に行うことができる。
さらに、基本色インクよりも先に透明インクを吐出する場合であって、入力部から中間的な画像を形成する旨の選択がなされた場合には、基本色用記録ヘッド18,18…と基本色用記録ヘッド18,18…よりも搬送方向Yの上流側にある透明インク用記録ヘッド19bとの間に位置する紫外線照射装置20cの紫外線光源21cの紫外線量が減少するように制御されるとともに、基本色用記録ヘッド18,18…の搬送方向Yの下流側に隣接して設けられている紫外線照射装置20bの紫外線光源21bを点灯させそれ以外の紫外線光源21aは消灯させる。そして、基本色用記録ヘッド18,18…よりも搬送方向Yの上流側に位置する透明インク用記録ヘッド19bから透明インクを吐出させ、さらに各基本色用記録ヘッド18,18…から各色の基本色インクを吐出させる。この場合、先に透明インク用記録ヘッド19bから吐出された透明インクはこの透明インク用記録ヘッド19bの下流側に位置する紫外線照射装置20cから照射された紫外線によって完全硬化には至らない程度に硬化し、その後に基本色インクが吐出されて基本色用記録ヘッド18,18…の下流側に位置する紫外線照射装置20bから紫外線が照射されることによって各インクが完全に硬化定着する。このため、透明インクは記録媒体P上に吐出された後多少そのドット径が拡大し後に吐出された基本色インクと多少混合することとなる。これにより中間的な光沢感を有する画像が記録媒体P上に記録される。なお、この場合、搬送方向Yの最下流に位置する紫外線照射装置20aも点灯させるようにしてもよい。このようにすることにより、インクの硬化定着をより確実に行うことができる。
なお、これらの場合も、制御装置は、紫外線照射装置20a,20b,20c,からの紫外線照射を制御することなく、透明インクが吐出されてから基本色インクが吐出されるまでの間の記録媒体Pの搬送速度を制御することにより、先に吐出された基本インクに対する紫外線の照射量を変化させ、同様の効果を得ることができる点は第一次インクが基本色インクである場合と同様である。
本実施形態によれば、紫外線照射装置20a,20b,20cを制御することにより基本色インクと透明インクのうち先に吐出されたインクを硬化定着させずに他方のインクを吐出させ、その後インク同士が多少混合された状態で硬化定着させることができる。このため、記録画像の表面にざらつきや凸凹を生じたり画像全体の光沢感がばらついたりすることがなく、全体として記録画像の表面が均一化された高精細な画像記録を行うことが可能である。
また、一台の画像記録装置16によって光沢感のある画質、光沢感のないマット調の画質及び中間的な画質といった異なる画質の画像を選択的に記録することができ、ユーザーの好みや画像の種類に応じて最適な画質での画像記録を行うことができる。
さらに、基本色用記録ヘッド18,18…よりも搬送方向Yの上流側及び下流側にそれぞれ透明インク用記録ヘッドを配置し、一群として設けられた基本色用記録ヘッド18,18…の搬送方向Yの下流側及び各透明インク用記録ヘッド19aの搬送方向Yの下流側にそれぞれ紫外線照射装置20aを配置しているので、ラインプリント方式の画像記録装置16においても、一台の画像記録装置16によって、透明インクより先に基本色インクを吐出させる画像記録及び基本色インクより先に透明インクを吐出させる画像記録を選択的に行うことが可能である。
なお、本発明が本実施の形態に限られないことは、第一の実施形態と同様である。
また、本実施形態において、画像記録装置16は、一台で透明インクより先に基本色インクを吐出させる画像記録及び基本色インクより先に透明インクを吐出させる画像記録を選択的に行うことができるものとしたが、プリンタの仕様として、例えば透明インクより先に基本色インクを吐出させる画像記録又は基本色インクより先に透明インクを吐出させる画像記録のいずれか一方に限定して行うものとしてもよい。このようにプリンタの仕様を限定的なものとした場合には、紫外線照射装置の一部は点灯させる必要がなくなり、また透明インク用記録ヘッドも基本色用記録ヘッドの両側に設ける必要がなくなるため、不要である紫外線照射装置や透明インク用記録ヘッドを備えない構成とすることもできる。このような構成とした場合には、装置の小型化、軽量化を図ることが可能となる。すなわち、例えば、基本色インクを先に吐出させる画像記録のみを行うようにプリンタの仕様を限定する場合には、図6に示すように、透明インク用記録ヘッド23を基本色用記録ヘッド22,22…よりも搬送方向Yの下流側にのみ配置し、紫外線照射装置24a,24b,24c,24d,24eを基本色用記録ヘッド22,22…の搬送方向Yの下流側及び各透明インク用記録ヘッド23の搬送方向Yの下流側に配置する構成をとることができる。また、逆に、基本色インクより先に透明インクを吐出させる画像記録のみを行うようにプリンタの仕様を限定する場合には、基本色用記録ヘッドの搬送方向Yの上流側にのみ透明インク用記録ヘッドを配置し、各記録ヘッドの搬送方向Yの下流側に紫外線照射装置を配置する構成をとることができる。
また、本実施形態においては、基本色インクを硬化させるための紫外線照射装置20bとして一群として設けられた基本色用記録ヘッド18,18…のうち最下流に位置する基本色用記録ヘッド18,18…の搬送方向Yの下流側にのみ紫外線照射装置20bを設けるものとしたが、図6に示すように、各基本色用記録ヘッド22,22…の下流側にそれぞれ紫外線照射装置24a,24b,24c,24d,24eを設けるようにしてもよい。このような構成をとることにより、各基本色インクを吐出後に確実に硬化定着させることが可能となる。なお、このような構成をとった場合、基本色インクが硬化しないうちに透明インクを吐出させて光沢感のある画質の画像形成を行う場合には各基本色用記録ヘッド22,22…の下流側に設けられた全ての紫外線照射装置24a,24b,24c,24d,24eの紫外線光源25a,25b,25c,25d,25eを消灯させる必要があり、また、基本色インクの吐出後完全に硬化しないうちに透明インクを吐出させて中間的な画質の画像形成を行う場合には各基本色用記録ヘッド22,22…の下流側に設けられた全ての紫外線照射装置24a,24b,24c,24d,24eを制御してその紫外線量を調整する必要がある。
本発明に係る画像記録装置の第一の実施形態の要部構成を示した正面図である。 本実施の形態に係る制御装置の概略を示した要部ブロック図である。 図3(a)は、マット調の画質の場合のインクの硬化状態を模式的に示した図である。図3(b)は、光沢感ある画質の場合のインクの硬化状態を模式的に示した図である。 本発明に係る画像記録装置の第一の実施形態の変形例の要部構成を示した正面図である。 本発明に係る画像記録装置の第二の実施形態の要部構成を示した側面図である。 本発明に係る画像記録装置の第二の実施形態の変形例の要部構成を示した側面図である。
符号の説明
1 画像記録装置
5 基本色用記録ヘッド
6a,6b 透明インク用記録ヘッド
7a,b,c,d 紫外線照射装置
8a,b,c,d 紫外線光源
9 入力部
10 制御装置
P 記録媒体
X 主走査方向
Y 記録媒体搬送方向

Claims (9)

  1. 光を照射することによって硬化する光硬化型の基本色インクを吐出する基本色用記録ヘッドと、光硬化型の透明インクを吐出する透明インク用記録ヘッドとを備え、記録媒体を一定方向に搬送しながら画像記録を行う画像記録装置において、
    前記基本色用記録ヘッドよりも記録媒体搬送方向の下流側及び前記透明インク用記録ヘッドよりも記録媒体搬送方向の下流側にそれぞれ前記記録媒体上に吐出された各インクに光を照射する光照射装置を配置するとともに、前記基本色用記録ヘッドと前記透明インク用記録ヘッドのうち先にインクを吐出する記録ヘッドと後にインクを吐出する記録ヘッドとの間に位置する前記光照射装置による光の照射量を所望する画像の光沢感に応じて制御する制御装置を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 光を照射することによって硬化する光硬化型の基本色インクを吐出する基本色用記録ヘッドと、光硬化型の透明インクを吐出する透明インク用記録ヘッドとを備え、記録媒体を一定方向に搬送するとともに前記各記録ヘッドを記録媒体搬送方向と直交する主走査方向に往復移動させながら画像記録を行う画像記録装置において、
    前記基本色用記録ヘッドよりも移動方向の上流側及び前記透明インク用記録ヘッドより移動方向の上流側にそれぞれ前記記録媒体上に吐出された各インクに光を照射する光照射装置を配置するとともに、前記基本色用記録ヘッドと前記透明インク用記録ヘッドのうち先にインクを吐出する記録ヘッドと後にインクを吐出する記録ヘッドとの間に位置する前記光照射装置による光の照射量を所望する画像の光沢感に応じて制御する制御装置を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  3. 前記各記録ヘッドは一方向に走査するときにのみインクを吐出して画像記録を行い、前記基本色用記録ヘッドの画像記録時の移動方向の上流側に前記透明インク用記録ヘッドを配置し、前記各記録ヘッドの画像記録時の移動方向の上流側にそれぞれ前記光照射装置を配置したことを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 前記各記録ヘッドは双方向に走査するときにインクを吐出して画像記録を行い、前記基本色用記録ヘッドの移動方向の上流側及び下流側に前記透明インク用記録ヘッドをそれぞれ配置し、前記基本色用記録ヘッド及び透明インク用記録ヘッドの移動方向の上流側及び下流側にそれぞれ前記光照射装置を配置したことを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  5. 記録画像の光沢感の程度を選択する選択手段を備え、前記制御装置は、前記選択手段によって選択された画像の光沢感に応じて前記光照射装置の点灯消灯、光量、照射時間又は前記光照射装置からの光の照射タイミングを制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像記録装置。
  6. 前記選択手段によって光沢感のある画像記録を行うことが選択された際には、前記制御装置は前記基本色用記録ヘッドと前記透明インク用記録ヘッドのうち先にインクを吐出する記録ヘッドと後にインクを吐出する記録ヘッドとの間に位置する前記光照射装置を消灯するように制御し、前記選択手段によって光沢感のない画像記録を行うことが選択された際には、前記制御装置は前記基本色用記録ヘッドと前記透明インク用記録ヘッドのうち先にインクを吐出する記録ヘッドと後にインクを吐出する記録ヘッドとの間に位置する前記光照射装置を点灯するように制御することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像記録装置。
  7. 前記基本色用記録ヘッドは複数設けられ、前記各基本色用記録ヘッドの間に前記光照射装置をそれぞれ配置し、前記制御装置は、前記選択手段によって選択された画像の光沢感に応じて前記光照射装置の点灯消灯、光量、照射時間又は前記光照射装置からの光の照射タイミングを制御することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像記録装置。
  8. 前記基本色インクは、少なくともシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のインクを含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像記録装置。
  9. 前記インクは、紫外線を照射することによって硬化する紫外線硬化型インクであり、前記光照射装置から照射される光のうち少なくとも一部は紫外線であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像記録装置。
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