JP4470337B2 - 縦列型格納装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータを利用した縦列式の格納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
敷地の形状や土地の立地条件によっては、手前側にしか出入口を配置できないような土地が存在し、このような土地に駐車装置を設置しなければならないような場合には、駐車装置を縦列に配置することが以前から行われてきた。
【0003】
このようなケースでは、図2に示すように、垂直循環方式の駐車装置を設けるのが一般的であった。手前側の駐車装置1と奥側の駐車装置2との間を往復する台車3を設け、台車3によりパレット4を搬送し、図3に示すようにパレット4をケージ5に着脱自在に載置するものである。
【0004】
ところで、このような垂直循環方式駐車装置は、常に装置全体を循環させるため、消費電力が嵩むことから現行の省エネの流れに逆行することになり、最近ではエレベータ方式の駐車装置を使用するようになってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、エレベータ方式駐車装置には図4に示すようにエレベータかご6に周知のパレット搬送装置7や自動車等を直接搬送するコンベアなどの搬送装置が必要になるので、垂直循環方式駐車装置の場合のようにパレットのみを受け渡しすれば済むわけではなく、それなりの工夫が必要であった。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、簡単な構造の縦列型格納装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、自動車等を格納する装置が縦列に配置され、少なくとも奥側の格納装置にエレベータが使用されるものにおいて、手前側の格納装置と奥側の格納装置との間を水平方向に移動自在な走行台車と、搬送装置を有するとともに前記走行台車とともに前記の水平方向に移動自在な搬送台車とを備え、前記搬送台車は前記走行台車に対して上下方向に着脱自在に配置され、前記搬送台車と前記走行台車は一体になって前記エレベータのかごの停止位置へ水平方向から移動自在であり、前記エレベータかごの上昇時には、前記走行台車を残して、前記エレベータかごが前記搬送台車と一体になって上昇するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明は、走行台車と搬送台車とエレベータかごとを適宜着脱自在に構成するものである。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例を示す全体図、図5は図1の平面図、図6は図1のP部透視拡大図、図7,図8,図9は本発明に係る装置の各状態を示す斜視図、図10は本発明に係る奥側のエレベータかごの平面図、図11は本発明に係るエレベータかごと走行台車のレールと搬送台車のレールとの配置関係を示す平面図、図12は図11のA−A線矢視図である。
【0010】
図中、10は本発明に係る奥側のエレベータかごで、上方に位置する長手部材10aと短手部材10bとからなる、例えば井形形状をしており、周知のとおり主索10cにより昇降自在な構成になっている。このうち、長手部材10aは後述の搬送台車を案内するレールを兼ねている。
【0011】
11は周知のパレット搬送装置7を有する搬送台車、12は自走式の走行台車で、場合によれば周知のパレット旋回装置12aを有することもある。13はピット14に設けられた走行台車12を案内するレール、15はピット14に設けられた搬送台車11を案内するレールである。そして、レール13の途中には、エレベータかご10の短手部材10bを嵌入できる切れ目13aが設けられており、エレベータかご10の最下位置では、レール13と短手部材10bとが同一レベル、レール15と長手部材10aとが同一レベルになるようになっている。
【0012】
ここで、パレットを載置する搬送台車11は図9に示すようにエレベータかご10上に乗り込みエレベータかご10に自重を載せるが、走行台車12の方はレール13を介してピット14に直接重量を掛けるだけなので、エレベータかご10には余分な荷重負担を掛けないように構成されている。又、詳細な図示は省略するが、この搬送台車11は例えば長手部材10aに設けられた溝に嵌まり込むようにして図9に示すように、エレベータかご10上の定位置に保持されるように確実に支持される構造になっている。
【0013】
搬送台車11は、図6に示すように、走行台車12に対しては走行台車12のローラ12bが搬送台車11のカム11aに案内される構造のため、上下方向に着脱自在に係合され、エレベータかご10に対しては、水平方向に着脱自在に移動できるように構成されている。
【0014】
したがって、手前側の格納装置と奥側の格納装置との間の行き来では、図7に示すように走行台車12と搬送台車11とは一体として水平方向に移動し、エレベータかご10上に搬送台車11が載置されると、図8および図9に示すように走行台車12をピット14に残してエレベータかご10は搬送台車11と一体となって昇降する。
【0015】
つまり、手前側の格納装置を使用する場合は、図8および図9に示すように走行台車12が邪魔にならないように奥側の格納装置のピットに位置したままで、搬送台車11についてもエレベータかご10上に載置された状態にあり、自由に手前側の格納装置を利用することができる。
【0016】
一方、奥側の格納装置を使用する場合は、先ず手前側のエレベータかご或いはケージを今度は走行台車12の移動の邪魔にならないように、出入口よりも上方に停止させたままにしておく。そして、図8に示すように奥側のエレベータかご10を最下位置に停止させた状態で、図7に示すように走行台車12と搬送台車11をともにエレベータかご10内外に出入りさせて、出入口との間で自動車等の入出庫動作を行なわせるものである。
【0017】
以上の説明では、搬送台車がパレット毎自動車等を搬送するタイプの格納装置について述べているが、これは自動車等を直接搬送するパレットレスタイプのコンベアを使用した格納装置であっても本発明を実施するのは容易である。又、出入口を格納装置の側面に設けるような旋回装置が必須のタイプの装置であっても走行台車に旋回装置を備えれば極めて容易に本発明を実施することができる。又、手前側に設置する格納装置については、必ずしもエレベータを使用する格納装置でなくてもよく、例えば垂直循環方式のような装置であっても良いので実施例に限定されない。被格納物としては、自動車をはじめ単車や自転車など種々のものが考えられる。
【0018】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、余分な荷重がエレベータかごに掛からない縦列型の格納装置を極めて簡単に得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体図である。
【図2】従来装置の全体図である。
【図3】図2のケージの斜視図である。
【図4】周知のパレット搬送装置の一例を示す図である。
【図5】図1の平面図である。
【図6】図1のP部透視拡大図である。
【図7】本発明に係る装置の状態を示す斜視図である。
【図8】本発明に係る装置の状態を示す斜視図である。
【図9】本発明に係る装置の状態を示す斜視図である。
【図10】本発明に係る奥側のエレベータかごの平面図である。
【図11】本発明に係るエレベータかごと走行台車のレールと搬送台車のレールとの配置関係を示す平面図である。
【図12】図11のA−A線矢視図である。
【符号の説明】
10 奥側のエレベータかご
10a エレベータかご10の長手部材
10b エレベータかご10の短手部材
11 搬送台車
12 走行台車
13 走行台車12の案内レール
14 ピット
15 搬送台車11の案内レール
Claims (10)
- 自動車等を格納する装置が縦列に配置され、少なくとも奥側の格納装置にエレベータが使用されるものにおいて、
手前側の格納装置と奥側の格納装置との間を水平方向に移動自在な走行台車と、搬送装置を有するとともに前記走行台車とともに前記の水平方向に移動自在な搬送台車とを備え、
前記搬送台車は前記走行台車に対して上下方向に着脱自在に配置され、
前記搬送台車と前記走行台車は一体になって前記エレベータのかごの停止位置へ水平方向から移動自在であり、前記エレベータかごの上昇時には、前記走行台車を残して、前記エレベータかごが前記搬送台車と一体になって上昇する構成であることを特徴とする縦列型格納装置。 - 前記搬送装置は、パレットを搬送する装置であることを特徴とする請求項1に記載の縦列型格納装置。
- 前記搬送装置は、自動車等を直接搬送するコンベアであることを特徴とする請求項1に記載の縦列型格納装置。
- 格納装置のピットには、前記走行台車を案内するレールと前記搬送台車を案内するレールとを設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の縦列型格納装置。
- 前記エレベータのかごは、長手部材と短手部材とを有する井形に構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の縦列型格納装置。
- 前記エレベータのかごには、前記搬送台車を案内するレールを設けたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の縦列型格納装置。
- 前記走行台車には、旋回装置を備えていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の縦列型格納装置。
- 前記走行台車を案内するレールには、前記エレベータのかごが嵌入できる切れ目が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の縦列型格納装置。
- 前記井形を構成する長手部材は前記搬送台車を案内するレールを兼ねていることを特徴とする請求項5に記載の縦列型格納装置。
- 前記エレベータのかごが最下位置では、井形の長手部材は搬送台車の走行レベル、井形の短手部材は走行台車の走行レベルに配置されることを特徴とする請求項5又は9に記載の縦列型格納装置。
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