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JP4451430B2 - 磁気記録媒体用基板の洗浄装置および洗浄方法 - Google Patents

磁気記録媒体用基板の洗浄装置および洗浄方法 Download PDF

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Description

この発明は、磁気記録媒体用基板の洗浄装置およびそれを用いた洗浄方法に関するものである。
従来、ハードディスクドライブに用いられる磁気記録媒体用の基板として、アルミニウム基板やガラス基板が用いられている。このような基板は、表面に研磨加工などの様々な表面処理工程を経て製造されており、表面処理が行なわれた後に、基板の表面に付着した塵埃などを除去するため、洗浄装置が利用されている。
磁気記録媒体用基板の洗浄装置として、例えば、特許文献1に示すように、磁気ディスク基板などをワークとし、この表面に研磨加工などの表面処理を行った後に、該ワークの表面に付着している異物などを除去するため、複数の洗浄槽を用いてワークをコンベアにより搬送しながら、液体を用いて洗浄するものがある。
また、特許文献2に示すように、磁気記録媒体用基板などのワークを洗浄槽内で洗浄液を用いて洗浄する装置において、洗浄液を洗浄槽からオーバフローさせることにより洗浄液を排出するものがある。
特開2001−96245号公報 特開平6−31253号公報
近年では、磁気記録媒体のさらなる高記録密度化が要望されており、基板の磁気記録面上のヘッド低浮上化に対応できるよう、高い平坦度が求められると共に、基板の表面に付着した塵埃等を除去するため、高度な洗浄技術が求められている。
しかしながら、上述のような磁気記録媒体用基板の洗浄装置は、洗浄槽内において、洗浄槽内に設けられたスクリューコンベアの回転機構部、特に、スクリューコンベアを回転させるため洗浄槽内外に設けられた回転機構部と、スクリューコンベアの主軸とを連結する歯車の箇所や、スクリューコンベアの主軸を直接、洗浄槽外に貫通させる場合は、その貫通部の槽壁に設置されたシール部分やベアリング部分で摩耗痕が発生してしまう。そのため、発生した塵埃が基板に再付着してしまうという問題がある。
また、洗浄槽には、磁気記録媒体用基板に付着した塵埃を効率良く分離させるため、超音波振動等を加える場合が多いが、洗浄槽内に設けられたスクリューコンベアが、洗浄槽外から加えられた超音波振動等を遮り、その結果、洗浄装置の洗浄特性を低下させてしまうという問題がある。
そこで、この発明は、従来の磁気記録媒体用基板の洗浄装置より浸漬槽内での発塵が少なく、塵埃が洗浄基板に再付着することがなく、磁気記録媒体用基板に付着した塵埃を効率よく除去できる、高度の洗浄性能の得られる磁気記録媒体用基板の洗浄装置および洗浄方法を提供するものである。
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意努力検討した結果、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、以下の手段を提供する。
(1) 浸漬槽内に複数の磁気記録媒体用基板を保持し、該磁気記録媒体用基板を前記浸漬槽内に収容された洗浄液を用いて湿式で洗浄する磁気記録媒体用基板の洗浄装置において、前記浸漬槽内に前記磁気記録媒体用基板を保持する複数のスクリューコンベアが設けられ、該スクリューコンベアの主軸の両端が前記浸漬槽外に設けられ、前記複数のスクリューコンベアを同期回転させる回転機構を介して支持され、これらスクリューコンベアの主軸が前記浸漬槽の槽壁に対して非接触で貫通されていることを特徴とする磁気記録媒体用基板の洗浄装置。
(2) 前記浸漬槽外に、該浸漬槽外から洗浄液に振動を加える振動機構を備えたことを特徴とする(1)に記載の磁気記録媒体用基板の洗浄装置。
(3) 前記スクリューコンベアは、前記浸漬槽外から加えられる振動を前記磁気記録媒体用基板に対して遮らない位置に設けられていることを特徴とする(1)または(2)に記載の磁気記録媒体用基板の洗浄装置。
(4) (1)〜(3)の何れか1項に記載の磁気記録媒体用基板の洗浄装置を用いた洗浄方法であって、前記磁気記録媒体用基板の洗浄時に、洗浄液を前記浸漬槽外から浸漬槽内に供給し、前記浸漬槽内の洗浄液は前記スクリューコンベア主軸の前記浸漬槽の槽壁における貫通位置から排出することを特徴とする磁気記録媒体用基板の洗浄方法。
(5) 前記浸漬槽内の洗浄液を、さらに、前記浸漬槽の上部から排出することを特徴とする請求項(4)に記載の磁気記録媒体用基板の洗浄方法。
(6) 前記浸漬槽内の洗浄液を、前記浸漬槽の底部から供給することを特徴とする(4)または(5)に記載の磁気記録媒体用基板の洗浄方法。
以上のように、本発明によれば、スクリューコンベアを同期回転させる回転機構が浸漬槽外に設けられ、スクリューコンベアの主軸が浸漬槽の槽壁に対して非接触で貫通されているため、スクリューコンベアの主軸の槽壁における貫通位置は隙間を有することとなる。したがって、スクリューコンベアの回転機構や、槽壁における接触箇所の摩耗痕の発生を防ぐことができる。また、仮にスクリューコンベアの主軸と槽壁とが接触して、その箇所から発塵しても、その塵埃は速やかに洗浄液と共にスクリューコンベアの主軸の貫通位置から浸漬槽外に排出されるため、洗浄中の磁気記録媒体用基板に再付着することはなく、洗浄性能を向上させることができる。
さらに、浸漬槽外から洗浄液に振動を加える振動機構が設けられたため、浸漬槽に保持された磁気記録媒体用基板に振動が加えられ、磁気記録媒体用基板表面に付着した塵埃が剥離され易くなる効果がある。
また、浸漬槽内のスクリューコンベアが、浸漬槽外から加えられる振動を磁気記録媒体用基板に対して遮らない位置に設けられているため、振動を効率良く、磁気記録媒体用基板に印加し、洗浄性能を向上させることができる。
また、浸漬槽内の洗浄液を、スクリューコンベアの主軸の浸漬槽壁における貫通位置から排出することに加えて、さらに、浸漬槽の上部から排出されるため、浸漬槽内での洗浄液面を一定に管理し易くなり、洗浄中に洗浄液面が低下することを防ぐことができる。
さらに、浸漬槽内の洗浄液が、浸漬槽の底部から供給されるため、浸漬槽の底部から供給された洗浄液が、スクリューコンベアの主軸の貫通位置、および、浸漬槽の上部から放出されることとなり、浸漬槽内で洗浄液が安定して循環させることができる。
次に、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
洗浄装置は、コンピューター等の記録媒体として使用される磁気記録媒体用基板W(以下、ワークWという。)の製造工程において、研削工程および研磨工程、スパッタリング工程、めっき工程等、種々の表面処理工程を経た後の洗浄工程として設けられたものであって、この洗浄装置によってワーク表面を洗浄後、乾燥工程においてワークWを乾燥することで、所望のワークWを得るものである。
図1に示すように、洗浄装置には、図示しないフレームに支持された浸漬槽10が2列並設されている。なお、図1においては、後述する外槽46は省略する。また、2列並設された浸漬槽10は、同様の部材であるため、図2,3においては、その1列のみについて説明する。
浸漬槽10は、上部開口部13を有する箱型形状のものであり、ワークWを洗浄するための洗浄液が収容されている。浸漬槽10は、平面視矩形状の底面26の搬入側に前壁23(槽壁)、搬出側に後壁24(槽壁)、長手方向に沿って側壁25,25(槽壁)を備えている。
浸漬槽10の前壁23、後壁24、側壁25,25の上縁付近には、略三角形状の複数の排出口15が設けられている。この排出口15は、浸漬槽10内に収容された洗浄液の液面を一定に制御するためのものである。浸漬槽10の上部開口部13の上縁には、浸漬槽10の側壁25,25に沿って上部フレーム17が取り付けられている。この上部フレーム17の前壁23側の端部には、ブラケット20aが設けられている。このブラケット20aは、上部フレーム17の下面に取り付けられ浸漬槽10の前壁23と平行で下方に延びるL字状の部材である。
一方、上部フレーム17の後壁24側の端部にブラケット20bが設けられている。このブラケット20bは、ブラケット20aと同様に、上部フレーム17の下面に取り付けられ浸漬槽10の後壁24と平行で下方に延びるL字状の部材である。これらブラケット20a,20bは、後述するスクリューコンベア50の主軸54a,54bを支持するものであって、ブラケット20a,20bには軽量化のための孔56が形成されている。
図2,3に示すように、浸漬槽10には、浸漬槽10の側壁25の長手方向に沿って平行に、3本のスクリューコンベア50a,50b,50cが回転可能に配置されている。各スクリューコンベア50a,50b,50cは、ワークWを両側から支持するスクリューコンベア50a,50bと、スクリューコンベア50aの下方であって、ワークWの下側部を支持するスクリューコンベア50cとからなり、ワークWを3箇所で保持するように配置されている。尚、スクリューコンベア50a,50b,50cは、同一部材であるため、以下の説明では必要のない限りスクリューコンベア50として説明する。
スクリューコンベア50は、図示しない搬入機構から搬入されるワークWを保持するためのスクリューコンベア本体52と、このスクリューコンベア本体52の両端にスクリューコンベア本体52を支持する主軸54a,54bを備えている。
搬入側に設けられた一方の主軸54aは、一端にギア69を備え、このギア69は後述する第一ギア70と第二ギア71に噛合している。主軸54aは、ブラケット20aの内側に設けられた軸受58に支持され、さらに軸受58の内側には断面H形状のカラー60が設けられている。ここで、カラー60には両端にフランジfが形成され、一方のフランジfが排出口62に対向するようになっている(図3参照)。
ところで、浸漬槽10の前壁23には、孔61が形成されている。この孔61は、主軸54aの外径よりも大きく形成されており、主軸54aの他端側は、前壁23の孔61に遊挿される。つまり、主軸54aと前壁23は非接触状態で貫通されている。そのため、前壁23の孔61における主軸54aの貫通位置には環状の間隙が形成され、この間隙が、洗浄液を排出する排出口62として構成されている。
図4に示すように、ブラケット20aの下部には、第一ギア70が回転可能に設けられている。この第一ギア70は、スクリューコンベア50cのギア69と噛合しており、図示しないモータの駆動を各ギア69,71に伝達するものである。第一ギア70には、シャフト73が設けられ、このシャフト73はブラケット20aに挿通されている。シャフト73は、ブラケット20aを挟んでブラケット20aの内側に設けられた軸受75に支持されている。
ブラケット20aの中央部には、第二ギア71が回転可能に設けられている。第二ギア71には、シャフト77が設けられ、このシャフト77がブラケット20aに挿通されている。そして、シャフト77は、ブラケット20aを挟んでブラケット20aの内側に設けられた図示しない軸受に支持されている。この第二ギア71は、3本のスクリューコンベア50のギア69と各々噛合しており、第一ギア70に取り付けられたモータの駆動により、3本のスクリューコンベア50を同期回転させるものである。
また、各ギア69,70,71等によりスクリューコンベア50の回転機構部80が構成されており、この回転機構部80は、浸漬槽10の外側に設けられることとなる。
図2,3に戻り、主軸54aの他端は、浸漬槽10内でスクリューコンベア本体52に接続されている。スクリューコンベア本体52は、ボルト64によって主軸54aを挟持するように固定されるとともに、止めネジ65によって主軸54aに対して回り止め固定されている。スクリューコンベア本体52は、らせん状の溝67を備えている。
この溝67は、ワークWを支持するものであって、ワークWは、各スクリューコンベア本体52の溝67に3箇所で支持された状態となって、スクリューコンベア本体52が回転することにより搬出側へ搬送される。また、溝67の両端は、ピッチが広くなっており、洗浄中のワークWとの間に所定の間隔が設けられるとともに、ワークWを垂直に支持できるワークWの搬入位置Xと搬出位置X’として構成されている。
搬出側に設けられた他方の主軸54bは、ブラケット20bの外側に設けられた軸受58に挿通され、この軸受58により支持されている。さらにブラケット20bの内側には断面H形状のカラー60が設けられている。ここで、カラー60には、前述と同様のフランジfが設けられ、一方のフランジfが排出口62に対向するようになっている(図3参照)。
ところで、浸漬槽10の後壁24には、前述した前壁23と同様の孔61が形成されている。この孔61は、主軸54bの外径よりも大きく形成されており、主軸54bの他端側は、後壁24の孔61に遊挿される。つまり、主軸54bと後壁は非接触状態で貫通されている。そのため、後壁24の孔61における主軸54bの貫通位置には環状の間隙が形成され、この間隙が、洗浄液を排出する排出口62として構成されている。
主軸54bの他端は、主軸54aと同様に、浸漬槽10内でスクリューコンベア本体52に接続されている。
浸漬槽10の後壁24側の上方であって、上部フレーム17に隣接する位置には、浸漬槽10内に洗浄液を供給する供給管30が設けられている。この供給管30は、一端は図示しない洗浄液タンクに接続され、他端はユニオンエルボ32の一端に接続されている。そして、ユニオンエルボ32の他端には、吐出管34が接続されている。この吐出管34は、後壁24に沿って下方に延び、浸漬槽10の底面26に沿って屈曲して浸漬槽10の長手方向に延びるL字状の部材である。吐出管34は、洗浄液タンクから供給される洗浄液を浸漬槽10内の底部から吐出するものであり、吐出管34の周囲には放射状に吐出孔36が形成されている。供給管30及びユニオンエルボ32、吐出管34は、浸漬槽10の両側壁25,25に沿うように2列設けられている(図4参照)。
浸漬槽10の底面26中央部には、振動機構38が設けられている。この振動機構38は、浸漬槽10に収容された洗浄液に超音波振動を加えるものであり、上部にフランジ部39が設けられている。振動機構38は、このフランジ部39を浸漬槽10の底面26の取付開口部に、シール材40を挟んで複数のボルト42によって固定されている。ところで、振動機構38の上方には、ワークWが位置するが、振動機構38とワークWとの間にはスクリューコンベア50や、吐出管34等の部材は存在せず、振動機構38で発信された振動が洗浄液に伝わり、ワークWに直接印加されるようになっている(図4参照)。
振動機構38の後壁24側の側方には、浸漬槽10内に連通するドレイン管44が設けられている。このドレイン管44は、浸漬槽10の下方に向けて浸漬槽10の底面26から、浸漬槽10内の洗浄液を排出するものであり、排出された洗浄液を貯留する図示しないドレインタンクに接続されている。
また、浸漬槽10の底部には、浸漬槽10の底部からスクリューコンベア50のカラー60の一部(フランジf)を外側から覆うように、外槽46が設けられている。この外槽46は、浸漬槽10の排出口15から排出され前壁23、後壁24、側壁25,25に沿って下方に導かれる洗浄液と、排出口62から排出されフランジfによって下方に導かれる洗浄液を受け入れるものであって、浸漬槽10の周囲は、排出された洗浄液を貯留する貯留部48として構成されている。外槽46は、前述した図示しないフレームに支持されており、浸漬槽10の底面26の下方に位置する面は、周囲に設けられた貯留部48に向かって傾斜している。
浸漬槽10の搬入側には、図示しない搬入機構が設けられている。この搬入機構は、表面処理工程を経た後のワークWを後述するスクリューコンベア50の搬入位置X(図2参照)に1枚ずつ載置するものである。また、浸漬槽10の搬出側には、図示しない搬出機構が設けられている。この搬出機構は、搬出位置X’に搬送されたワークWを1枚ずつ保持し、洗浄装置の後段の乾燥装置へ搬送するものである。
次に作用を説明する。
まず、洗浄液が収容された浸漬槽10内に、ワークWを搬送する。具体的には、表面処理されたワークWを、搬入機構によってスクリューコンベア50上の搬入位置Xに載置(図2参照)する。そして、浸漬槽10内に搬入されたワークWは、スクリューコンベア50の回転機構部80が同期回転することにより、スクリューコンベア本体52上を搬出側へ搬送される。スクリューコンベア50には、洗浄時間に応じて、通常、20〜100枚程度のワークWが載置される。
搬送されるワークW表面には、浸漬槽10の底面26に設けられた振動機構38から超音波振動が印加され、これによりワークWに付着した塵埃が剥離される。剥離された塵埃は、浸漬槽10内の洗浄液中に滞留する。
ここで、各スクリューコンベア50の主軸54a,54bが浸漬槽10の前壁23および後壁24に対して非接触状態で貫通され、ここに排出口62が形成されているため、浸漬槽10内の洗浄液中に滞留する塵埃は、この排出口62から洗浄液とともに漏れ出るように排出される。そして、排出された洗浄液は、浸漬槽10の底部を覆うように設けられた外槽46の貯留部48に貯留される。さらに、排出された洗浄液が、各スクリューコンベア50の主軸54a,54bを伝っていこうとしても、主軸54a,54bに設けられたカラー60のフランジfにより塞き止められ、これに導かれて貯留部48に滴下する。
洗浄液の液面上に滞留する塵埃は、浸漬槽10の前壁23、後壁24、側壁25,25に設けられた排出口15から排出される。さらに、これら排出口15は、略三角形状に形成されているため、液面が高くなるにつれ排出される流量が多くなるようになっている。
排出された洗浄液の補充は、浸漬槽10の底面26に沿って配置された吐出管34の吐出孔36より供給される。吐出孔36より放射状に吐出された洗浄液は、浸漬槽10内を循環し、再び排出口15と排出口62より排出される。
そして、スクリューコンベア50上を搬出側まで搬送されたワークWは、搬出位置X’(図2参照)で図示しない搬出機構によって1枚ずつ取り出され、図示しない乾燥装置に搬送されて、乾燥処理される。
次に、実施例を挙げて、本発明の洗浄装置をより具体的に説明する。なお、本発明は以下の実施例の内容に限定されるものではない。
ここで、以下の条件において、本発明の洗浄装置を用いて250枚のワークの洗浄を行った。そして、洗浄後のワーク表面を、100の微分干渉光学顕微鏡で観察を行った。洗浄条件は、以下の通りである。
ワーク:外径65mm、内径20mm、厚さ0.8mmの円盤状のアルミニウム合金からなる2.5インチの磁気記録媒体用基板。
浸漬槽寸法:長さ約500mm、奥行き約200mm、高さ約200mmで上述のワークを約30枚載置できる。
洗浄液:純水
超音波振動:200kHz、500W
洗浄時間:10分
以上の条件により試験を行った結果、ワーク表面に付着物等は、一切観察されず、高い洗浄性能が得られた。
したがって、上述の実施の形態によれば、スクリューコンベア50を同期回転させる回転機構部80が浸漬槽10の外側に設けられるとともに、スクリューコンベア50の主軸54a,54bが浸漬槽10の前壁23および後壁24に対して非接触状態で貫通され、その貫通位置には排出口62が設けられている構成とした。したがって、回転機構部80や、主軸54a,54bと前壁23および後壁24における接触箇所の摩耗痕の発生を防ぐことができる。また、仮にスクリューコンベア50の主軸54a,54bと前壁23および後壁24とが接触して、その箇所から塵埃が発生しても、その塵埃は速やかに洗浄液と共にスクリューコンベア50の主軸54a,54bの排出口62から浸漬槽10の外側に排出されるため、洗浄中のワークWに再付着することなく、洗浄性能を向上させることができる。
また、浸漬槽10の外側には、洗浄液に振動を加える振動機構38が設けられたため、浸漬槽10に保持されたワークWに振動が加えられ、ワークW表面に付着した塵埃が剥離され易くなる効果がある。
さらに、浸漬槽10内のスクリューコンベア50が、浸漬槽10の底部から加えられる振動をワークWに対して遮らない位置に設けられているため、振動を効率良くワークWに印加し、洗浄性能を向上させることができる。
また、浸漬槽10内の洗浄液を、スクリューコンベア50の主軸54a,54bの浸漬槽10の前壁23および後壁24における排出口62から排出することに加えて、さらに、浸漬槽10の上部に設けられた排出口15から排出されるため、浸漬槽10内での洗浄液面を一定に管理し易くなり、洗浄中に洗浄液面が低下することを防ぐことができる。
さらに、浸漬槽10内の洗浄液が、浸漬槽10の底面26に沿って設けられた吐出管34から供給されるため、浸漬槽10の底部から供給された洗浄液が、浸漬槽10の中央部付近に設けられたスクリューコンベア50の主軸54a,54bの貫通位置に設けられた排出口62および、浸漬槽10の上部に設けられた排出口15から排出されることとなり、浸漬槽10内で洗浄液を安定して循環させることができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。例えば、上述した実施形態では浸漬槽に1枚ずつ搬入し、1枚ずつ搬出させる場合について説明したが、複数枚ずつ搬入し、複数枚ずつ搬出させる構成としてもよい。
本発明の実施形態における洗浄装置の斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図2のB部拡大図である。 部分的に断面で示した図1のC矢視図である。
符号の説明
10…浸漬槽 23…前壁(槽壁)24…後壁(槽壁) 25…側壁(槽壁)15…排出口 38…振動機構 50…スクリューコンベア 52…スクリューコンベア本体 54a,54b…主軸 62…排出口 67…溝 69…ギア(回転機構) 70…第一ギア 71…第二ギア

Claims (6)

  1. 浸漬槽内に複数の磁気記録媒体用基板を保持し、該磁気記録媒体用基板を前記浸漬槽内に収容された洗浄液を用いて湿式で洗浄する磁気記録媒体用基板の洗浄装置において、
    前記浸漬槽内に前記磁気記録媒体用基板を保持する複数のスクリューコンベアが設けられ、該スクリューコンベアの主軸の両端が前記浸漬槽外に設けられ、前記複数のスクリューコンベアを同期回転させる回転機構を介して支持され、これらスクリューコンベアの主軸が前記浸漬槽の槽壁に対して非接触で貫通されていることを特徴とする磁気記録媒体用基板の洗浄装置。
  2. 前記浸漬槽外に、該浸漬槽外から洗浄液に振動を加える振動機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体用基板の洗浄装置。
  3. 前記スクリューコンベアは、前記浸漬槽外から加えられる振動を前記磁気記録媒体用基板に対して遮らない位置に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の磁気記録媒体用基板の洗浄装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の磁気記録媒体用基板の洗浄装置を用いた洗浄方法であって、
    前記磁気記録媒体用基板の洗浄時に、洗浄液を前記浸漬槽外から浸漬槽内に供給し、前記浸漬槽内の洗浄液は前記スクリューコンベア主軸の前記浸漬槽の槽壁における貫通位置から排出することを特徴とする磁気記録媒体用基板の洗浄方法。
  5. 前記浸漬槽内の洗浄液を、さらに、前記浸漬槽の上部から排出することを特徴とする請求項4に記載の磁気記録媒体用基板の洗浄方法。
  6. 前記浸漬槽内の洗浄液を、前記浸漬槽の底部から供給することを特徴とする請求項4または5に記載の磁気記録媒体用基板の洗浄方法。
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