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JP2001150336A - 平板状基板の製造方法および研磨方法 - Google Patents

平板状基板の製造方法および研磨方法

Info

Publication number
JP2001150336A
JP2001150336A JP33199299A JP33199299A JP2001150336A JP 2001150336 A JP2001150336 A JP 2001150336A JP 33199299 A JP33199299 A JP 33199299A JP 33199299 A JP33199299 A JP 33199299A JP 2001150336 A JP2001150336 A JP 2001150336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
cleaning
substrates
polishing
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33199299A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Iihama
孝雄 飯浜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitagawa Gress Tech Co Ltd
Original Assignee
System Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by System Seiko Co Ltd filed Critical System Seiko Co Ltd
Priority to JP33199299A priority Critical patent/JP2001150336A/ja
Publication of JP2001150336A publication Critical patent/JP2001150336A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 片面のみを使用する磁気ディスクなどのよう
な平板状の基板を効率的に低コストで製造し得るように
する。 【解決手段】 一方面つまり表面1aが被処理面となっ
た磁気ディスク基板などの平板状の基板1を形成し、2
枚の基板1をそれぞれの他方面つまり背面1bを対向さ
せて接着して基板対3とする。接合された状態の2枚の
基板1のそれぞれの表面1aを両面研磨装置によって両
面に研磨加工し、さらに、接合された状態のまま2枚の
基板1を乾燥する。このようにして、被処理面に対して
所定の処理が終了した後に、2枚の基板1を相互に分離
する。これにより、基板1を一度に研磨加工などの処理
を行うことにより、2枚の基板1を同時に製造すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク基板、
半導体ウエハおよび液晶基板などの平板状の基板を製造
する平板状基板の製造方法に関し、特に、平板状基板の
表面を研磨加工する研磨工程を有する平板状基板の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの記憶媒体として使用され
る磁気ディスクは、アルミニウム合金やガラスなどを用
いて、中心部に貫通孔を有する磁気ディスク用基板、つ
まりサブストレートを形成した後に、種々の表面処理工
程を経て製造されている。これらの表面処理工程として
は、研削工程、研磨工程、磁性膜を形成するためのスパ
ッタリング工程、メッキ工程および洗浄工程などがあ
る。
【0003】磁気ディスクは従来では両面に磁性膜が形
成された磁気ディスク基板を使用することが一般的であ
ったが、最近、磁気ディスクドライブのコストを低減す
るために、片面のみに磁性膜が形成された磁気ディスク
を使用するようにした磁気ディスクドライブの開発が着
手されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、片面
のみを使用する磁気ディスクなどのような平板状の基板
を効率的に低コストで製造し得るようにすることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の平板状基板の製
造方法は、一方面を処理して平板状の基板を製造する平
板状基板の製造方法であって、それぞれ一方面が被処理
面となった平板状の2枚の基板をそれぞれの他方面で接
合する工程と、接合状態の2枚の前記基板のそれぞれの
一方面を同時に研磨する工程と、研磨加工後に接合状態
の2枚の基板を分離する工程とを有することを特徴とす
る。
【0006】本発明の平板状基板の製造方法は、一方面
を処理して平板状の基板を製造する平板状基板の製造方
法であって、それぞれ一方面が被処理面となった平板状
の2枚の基板をそれぞれの他方面で接合する工程と、接
合状態の2枚の前記基板のそれぞれの一方面を同時に研
磨する工程と、接合状態の2枚の前記基板を洗浄乾燥す
る工程と、洗浄乾燥した後に接合状態の2枚の基板を分
離する工程とを有することを特徴とする。
【0007】本発明の平板状基板の研磨方法は、平板状
の基板の一方面を研磨加工する平板状基板の研磨方法で
あって、それぞれ一方面が被処理面となった平板状の2
枚の基板をそれぞれの他方面が向き合うようにして重ね
合わせる工程と、2枚の前記基板を重ね合わせた状態の
もとで、それぞれの前記基板の一方面を同時に研磨加工
する工程とを有することを特徴とする。
【0008】本発明の平板状基板の研磨方法は、平板状
の基板の一方面を研磨加工する平板状基板の研磨方法で
あって、それぞれ回転駆動される第1の定盤と第2の定
盤との間に、それぞれ一方面が被処理面となった平板状
の基板をそれぞれの他方面を向き合わせて第1層と第2
層の2層に配置する工程と、前記第1の定盤による前記
1層の基板の一方面の研磨加工と、前記第2の定盤によ
る前記第2層の基板の一方面の研磨加工とを同時に行う
工程とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施の形態である平板状
基板の製造方法を示す工程図であり、磁気ディスクはア
ルミニウム合金やガラスなどを素材として円板状に形成
された磁気ディスク基板1により製造される。図1
(A)に示すように、この基板1の一方面つまり表面1
aは研磨処理や磁性膜の形成加工などの種々の処理がな
される被処理面となっており、他方面つまり背面1bは
磁性膜の形成処理などが行われない非処理面となってい
る。
【0011】図1(B)に示すように、2枚の基板1は
それぞれの背面1bを対向させて接着剤2により接合さ
れて基板対3となり、それぞれの基板1は被処理面であ
る表面1aが反対側を向いた状態となる。背面1bで接
合された基板対3は、図1(C)に示すように、それぞ
れの表面1aの研磨処理と洗浄処理などが行われて表面
1aが鏡面仕上げされた後に、図1(D)に示すように
各々の基板1に分離される。
【0012】このように、2枚の基板1のそれぞれの表
面を同時に研磨加工したり洗浄処理することにより、効
率的に基板1を製造することができる。それぞれの基板
1の表面に最終的にスパッタリングによる磁性膜の形成
が終了するまで基板対3のままとし、磁性膜が形成され
た後に2枚の基板1に分離するようにしても良い。
【0013】図2は接合された2枚の基板1の表面1a
を同時に研磨加工するための両面研磨装置を示す側面図
であり、図3は図2におけるA−A線に沿う断面図であ
り、図4は両面研磨装置のベース内に組み込まれた下定
盤を示す斜視図であり、図5は図2におけるB−B線に
沿う断面図である。
【0014】両面研磨装置10は、図2および図3に示
すように、コラム11が固定されたベース12と、コラ
ム11に上下方向に移動自在に設けられた加工ヘッド1
3とを有している。ベース12内には、図4に示すよう
に、下定盤14が水平面内において回転自在に組み込ま
れており、この下定盤14の上面には下側研磨具として
のバフ、つまり研磨パッド15が環状に取り付けられて
いる。
【0015】下定盤14の回転中心部には外径が研磨パ
ッド15の内径よりもやや小径となった太陽歯車16が
回転自在に設けられ、研磨パッド15の外側には、この
外径よりもやや大径となった環状の内歯歯車17が下定
盤14を囲むように回転筒体18に固定され、内歯歯車
17は回転筒体18によって回転駆動されるようになっ
ている。
【0016】下定盤14の研磨パッド15の上面には、
図3および図4に示すように、10個のキャリア19が
配置されるようになっており、それぞれのキャリア19
の外周部に形成された外歯歯車部は、太陽歯車16と内
歯歯車17とに噛み合っている。それぞれのキャリア1
9には、ワークである基板対3を保持するための円形の
保持孔20が、10個ずつ形成されている。この両面研
磨装置10は、それぞれ10個の保持孔20を有するキ
ャリア19が10枚配置されるようになっているので、
同時に100対の基板対3を研磨加工することができ
る。
【0017】ただし、キャリア19の数はこれに限定さ
れることなく、たとえば、8枚でも5枚でも任意の数の
キャリア19を設けることができる。同様に、1つのキ
ャリア19に形成される保持孔20の数についても、図
示する場合には10個となっているが、5つでも8つで
も良く、任意の数とすることができる。
【0018】図2に示すように、加工ヘッド13はコラ
ム11に対して上下動自在に設けられた上下動ブロック
21を有し、この上下動ブロック21内に組み込まれた
支持スリーブには図5に示す上定盤駆動軸23が回転自
在に装着され、この上定盤駆動軸23に連結された上定
盤24の下面には研磨パッド25が取り付けられてい
る。なお、それぞれの研磨パッド15,25としては、
それぞれの定盤14,24の表面に取り付けるようにし
ても良く、金属製の定盤14,24の表面に格子状の溝
を形成することによって、定盤14,15の表面側の部
分に直接研磨具を形成するようにしても良い。
【0019】上定盤駆動軸23の回転を上定盤24に伝
達するために、上定盤駆動軸23の下端部に固定された
駆動体26と、上定盤24に固定された複数のホルダー
27を支持する複数の支持ブロック28が取り付けられ
た駆動プレート29とがユニバーサルジョイント22を
介して連結されている。
【0020】上定盤駆動軸23は上下動ブロック21に
設けられた図示しないモータにより回転駆動されるよう
になっている。図5に示すように、太陽歯車16は太陽
歯車駆動軸16aにより回転駆動され、下定盤14は中
空の下定盤駆動軸14aにより回転駆動され、内歯歯車
17は回転筒体18によって回転駆動されるようになっ
ており、それぞれの駆動軸16a,14aおよび回転筒
体18は図示しないモータに連結されている。したがっ
て、それぞれのキャリア19を太陽歯車16と内歯歯車
17とに噛み合わせた状態で太陽歯車16と内歯歯車1
7と回転させると、それぞれのキャリア19は自転しな
がら太陽歯車16の周りを公転することになる。この状
態のもとで、上定盤24の研磨パッド25を基板対3を
介して下定盤14の研磨パッド15に押し付けると、基
板対はキャリア19によって水平面内において上下の研
磨パッド25,15の間でこれらに接触しながら、サイ
クロイド曲線ないしトロコイド曲線を描いて水平方向に
移動することになる。ただし、太陽歯車16と内歯歯車
17は相対的に回転する関係にあれば良く、太陽歯車1
6のみを回転させ、内歯歯車17を静止させるようにし
ても良く、内歯歯車17のみを回転させるようにしても
良い。
【0021】基板対3には研磨液が塗布されるようにな
っており、研磨パッド15,25により、研磨液の存在
下のもとでワークとしての磁気ディスク用基板のラッピ
ング加工やポリッシング加工が行われる。したがって、
基板対3の研磨加工を行う際には、上下動ブロック21
を下降移動させて上定盤24の研磨パッド25と下定盤
14の研磨パッド15との間の間隔を所定の間隔に設定
し、上定盤24から基板対に加えられる押し付け力を調
整した状態のもとで、両方の定盤14、24と太陽歯車
16と内歯歯車17とを回転駆動することにより、合計
100対の基板1の表面1a,1aを同時に研磨加工す
ることができる。
【0022】前述した場合には、2枚の基板1をその背
面1bで接着剤2により接合することにより一対の基板
対3を形成するようにしているが、図5に示すように、
キャリア19の厚みtを1枚の基板1の厚みdよりも大
きい寸法(t>d)に設定すれば、2枚の基板1を接合
することなく、各々のキャリア19の保持孔20内に2
枚の基板1を重ね合わせて配置することができる。その
場合には、各々の保持孔20内には、まず下側の基板1
を表面1aを下向きとして配置した後に、上側の基板1
を表面1aを上向きとして下側の基板1の上に重ね合わ
せる。重なった状態で対となる2枚の基板1はそれぞれ
の表面1a,1aが反対側を向き、背面1b,1bが向
き合うようにして重ね合わせて保持孔20内に配置され
るので、保持孔20内には下側の基板1の第1層と上側
の基板1の第2層とが2層となって配置されることにな
る。
【0023】各々の保持孔20内に2層となって2枚の
基板1が重ね合わされた後に、上述したように、両面研
磨装置10によってそれぞれの表面1a,1aが同時に
研磨加工される。このように、対となる2枚の基板1を
接合しないで研磨加工した場合には、加工終了後に、各
々の保持孔20から基板1を1枚ずつ取り出す操作によ
って基板1は分離されることになる。
【0024】複数の基板対3の表面1a,1aを同時に
研磨加工するための両面研磨装置としては、前述したよ
うにキャリア19を用いた装置以外に、たとえば、特開
平3-66025 号公報に示されるように、ワークである基板
対を保持するチャックが設けられたインデックステーブ
ルを有する両面研磨装置を用いることができる。また、
同時に複数の基板対3を研磨加工することなく、一対ず
つ両面を同時に研磨加工するようにしても良い。そのよ
うな両面研磨装置としては、たとえば、特開平6-302567
号公報および特開昭54-81591号公報に示されるようなタ
イプのものを使用することができる。
【0025】基板1の研磨加工としては、ワークの寸法
誤差を調整したり、表面仕上げ状態を改善するために行
うラッピング加工やワークの表面に高度の鏡面を形成す
るためのポリッシング加工などがあり、研磨具として研
磨パッドを使用すると磨き加工つまりラッピング加工お
よびポリッシング加工を行うことができ、研磨具として
砥石を使用することにより同じ両面研磨装置によって研
削加工も行うことができる。
【0026】図6は洗浄乾燥装置の一例としての洗浄ユ
ニット組立体30を示す斜視図であり、図7は図6の洗
浄ユニット組立体30に配置されるカップ型のスクラブ
洗浄機を示す斜視図であり、図8は図6の洗浄ユニット
組立体30に配置されるロール型のスクラブ洗浄機を示
す斜視図である。
【0027】この洗浄ユニット組立体30は接着剤2に
より接合された基板対3をワークとして、研磨加工され
た基板対3の表面1a,1aに付着している研磨材など
の異物を除去して洗浄するために適用されており、第1
〜第4の4つの洗浄槽31〜34を有している。それぞ
れの洗浄槽は複数の基板対を垂直状態に保持しながら所
定の間隔を隔てて搬送し、表面1a,1aを液体にさら
すことによりデップ洗浄するようにしたデップ槽となっ
ている。
【0028】第1の洗浄槽31では、研磨加工終了後の
基板対3にこれを搬送しながらノズル35から洗浄液を
吹き付けて洗浄するようにしており、この洗浄槽31は
シャワー槽となっている。第2の洗浄槽32では、この
中に供給された薬液に基板対をひたした状態で搬送して
洗浄するようにしており、この洗浄槽32は薬液槽とな
っている。第3の洗浄槽33では、この中に供給された
洗浄液を超音波振動子により振動させ、洗浄液に基板対
3をひたした状態で搬送して超音波洗浄するようにして
おり、この洗浄槽33は超音波槽となっている。第4の
洗浄槽34では、この中に供給された純水に基板対をひ
たした状態で搬送して洗浄するようにしており、この洗
浄槽34は純水槽となっている。
【0029】それぞれの洗浄槽には、図6に示すよう
に、4本のスクリューコンベア40が回転自在に装着さ
れ、それぞれの基板対3はスクリューコンベア40に形
成された螺旋状の溝に4個所で接触し、垂直状態に保持
された状態となって連続的に一端部から他端部に向けて
搬送されるようになっている。
【0030】4つの洗浄槽31〜34は、一列に直線状
となって配置されており、それぞれの洗浄槽31〜34
の搬送端にまで搬送された基板対3は洗浄槽から持ち上
げられて取り出され、取り出された位置をスクラブ洗浄
位置36〜39として、それぞれの位置においてスクラ
ブ洗浄機によりスクラブ洗浄が行われる。
【0031】スクラブ洗浄位置36,37には、図7に
示すスクラブ洗浄機41が配置されており、このスクラ
ブ洗浄機41は、基板対3の表面1a,1aに接触する
2つのカップ型の回転ブラシ42,43と、基板対3の
中心孔の内周面に接触する内周面洗浄ブラシ44と、基
板対の外周面に接触する外周面洗浄ブラシ45とを有
し、それぞれのブラシは矢印で示す方向に回転駆動され
るようになっている。
【0032】スクラブ洗浄位置38,39には、図8に
示すスクラブ洗浄機46が配置されており、このスクラ
ブ洗浄機46は、基板対3の表面と内外周面とに接触す
る2つのロール型の回転ブラシ47,28を有し、それ
ぞれのブラシは矢印で示す方向に回転駆動されるように
なっている。
【0033】それぞれのスクラブ洗浄機は、それぞれの
洗浄槽の搬送端の上方に配置されており、洗浄槽とスク
ラブ洗浄機とにより対となった1つの洗浄ユニットを構
成している。図6に示す場合には、4つの洗浄ユニット
により1つの洗浄ユニット組立体30を形成している
が、基板対の種類や洗浄処理前の表面処理工程に対応さ
せて任意の数の洗浄ユニットにより1つの洗浄ユニット
組立体30を構成することができる。たとえば、4つ以
下あるいは4つ以上の洗浄ユニットにより1つの洗浄ユ
ニット組立体を構成するようにしても良い。
【0034】図9は図6に示した洗浄ユニット組立体が
組み込まれた洗浄処理部51と、その隣りに配置された
乾燥処理部52とを有する洗浄装置を示す平面図であ
り、図10は図9の正面図であり、図11は図9におけ
るC−C線に沿う概略断面図であり、図12は図9にお
けるD−D線に沿う概略断面図である。
【0035】洗浄処理部51のハウジング53内には、
図9に示すように、2組の洗浄ユニット組立体30が相
互に平行となって組み込まれており、両方の洗浄ユニッ
ト組立体30の間には、スクラブ洗浄機41,46を駆
動する洗浄機駆動部54が設けられている。したがっ
て、この洗浄処理部51においては、それぞれの洗浄ユ
ニット組立体30の洗浄槽内で基板対を搬送しながらデ
ップ洗浄し、それぞれのスクラブ洗浄機によって1枚の
基板対毎にスクラブ洗浄が行われる。
【0036】ハウジング53の上部には、図10に示す
ように、フィルタにより清浄化された空気を矢印で示す
ように吹き出す空気供給部55が設けられており、スク
ラブ洗浄はクリーンな空気の中で行われる。
【0037】図13は図11において符号Eで示す部分
を拡大して示す断面図であり、図14は図11における
F−F線に沿う断面図であり、全ての洗浄槽はほぼ同様
の構造となっている。
【0038】図13および図14に示すように、それぞ
れの洗浄槽の槽本体56には4本のスクリューコンベア
40が回転自在に装着され、槽本体56内に搬入された
基板対3は所定の間隔を隔てて搬入端部から搬出端部に
向けて垂直状態となって搬送されるようになっている。
それぞれのスクリューコンベア40は、両端部が槽本体
56の外部に突出し、外部に設けられた図示しない駆動
手段によって回転駆動されるようになっており、槽本体
56に設けられたシール部材によって槽本体56内の液
体の漏れが防止される。
【0039】槽本体56には搬入端部と搬出端部とに対
応させて、図10に示すように、上下動部材57が設け
られており、それぞれの上下動部材57には、図13に
示すように、基板対3を保持する支持爪58が設けられ
ている。搬入端部における上下動部材57を上昇限位置
とした状態で支持爪58に基板対を載置させた後に、上
下動部材57を下降移動させると、基板対は4本のスク
リューコンベア40の溝に接触して槽本体56内に搬入
される。一方、搬出端部における上下動部材57を上昇
移動させると、支持爪58が基板対に接触して基板対は
上昇限位置まで持ち上げられる。
【0040】第1と第2の2つの洗浄槽31,32の搬
出端部の上方には、上下動部材57によって上昇された
基板対をスクラブ洗浄するためにスクラブ洗浄機41が
設けられており、このスクラブ洗浄機41の一方のカッ
プ型の回転ブラシ42を有するアーム61が図13およ
び図14に示すように洗浄機駆動部54に旋回自在に装
着され、他方のカップ型の回転ブラシ43を有するアー
ム62も洗浄機駆動部54に旋回自在に装着されてい
る。さらに、図7に示した内周面洗浄ブラシ44と外周
面洗浄ブラシ45を有する図示しないアームも洗浄機駆
動部54に旋回自在に装着されている。
【0041】第3と第4の2つの洗浄槽33,34の搬
出端部の上方には、上下動部材57によって上昇された
基板対をスクラブ洗浄するためにスクラブ洗浄機46が
設けられており、このスクラブ洗浄機46のそれぞれの
ロール型の回転ブラシ47,48が設けられたシャフト
63,64が、図9に示すように、洗浄機駆動部54に
設けられ、それぞれのシャフト63,64は相互に接近
離反移動自在となっている。
【0042】第1の洗浄槽31の搬出端部上方のスクラ
ブ洗浄機41によりスクラブ洗浄された基板対を第2の
洗浄槽の搬入端部上方に搬送するために、図14に示す
ように、両方の洗浄槽31,32の間にはワーク移送機
65が設けられている。このワーク移送機65はガイド
レール66に沿って往復動自在となったスライドブロッ
ク67を有し、このスライドブロック67に180度の
範囲で回転自在に装着された旋回軸68には、基板対3
を保持する保持爪69が取り付けられている。したがっ
て、スラクブ洗浄された基板対を保持爪69に支持した
後に、保持爪69を180度旋回させると、基板対3は
第2の洗浄槽32の搬入端部上方に移送される。
【0043】図9に示すように、それぞれの洗浄槽の間
と、第1の洗浄槽31の搬入端部と、第4の洗浄槽34
の搬出端部には、それぞれ図14に示したワーク移送機
65が設けられている。ただし、第4の洗浄槽34の搬
出端部に設けられたワーク移送機65は、保持爪69が
90度旋回することによって乾燥処理部52に搬出され
るようになっている。
【0044】乾燥処理部52のハウジング71内には、
図9に示すように、洗浄機駆動部54に連なるようにし
て乾燥機駆動部72が設けられ、2つの洗浄ユニット組
立体30に対応させて乾燥機駆動部72の両側には、2
つずつスピン乾燥機73が設けられている。それぞれの
スピン乾燥機73は基板対3をその外周部で把持するフ
ィンガーを有し、基板対を回転させることによって基板
対に付着した水分を除去するようにしている。
【0045】ハウジング71の上部には洗浄処理部51
と同様に空気供給部55が設けられており、ハウジング
71内には、それぞれの洗浄ユニット組立体30から搬
出された基板対をスピン乾燥機73に直ちに装填し、乾
燥済みの基板対を搬送するために、乾燥機駆動部72が
設けられ、その両側には搬送ヘッド74が2つずつ配置
されており、それぞれ搬送ヘッド74は水平方向に移動
自在にガイドレール75に装着され、搬送ヘッド74は
スピン乾燥機73に向けて接近離反移動自在となってい
る。
【0046】したがって、洗浄処理部51により洗浄処
理された基板対を乾燥処理部52に搬送して直ちにスピ
ン乾燥することができるので、洗浄処理してから乾燥処
理するまでの間に異物などが付着することを防止でき、
基板対の洗浄度を高めることができる。しかも、洗浄処
理された基板対を純水が供給された容器の中に水没させ
て保管する必要がなく、容器の設置スペースが不要とな
る。
【0047】図示する洗浄装置にあっては、2組みの洗
浄ユニット組立体30を有しているが、1組のみの洗浄
ユニット組立体30をハウジング53内に組み込むよう
にしても良い。スクラブ洗浄機はカップ型とロール型と
を混在させているが、全てをカップ型の回転ブラシを有
するスクラブ洗浄機、あるいはロール型の回転ブラシを
有するスクラブ洗浄機としても良く、いずれのタイプの
スクラブ洗浄機を使用するようにしても良い。基板対を
デップ洗浄するデップ槽は、シャワー槽、薬液槽、超音
波槽、純水槽の順に組み合わせられているが、これらの
組み合わせ順序は適宜変更でき、槽数についても自由に
設定することができ、さらに他の種類のデップ槽とも適
宜組み合わせて使用することができる。それぞれの洗浄
槽内における基板対の連続搬送は、スクリューコンベア
40に代えて、基板対を保持するフックやフィンガーが
設けられた部材を洗浄槽内や洗浄槽の上部に移動させる
ようにしたウォーキングビーム式のコンベアによって行
うようにしても良い。
【0048】図示した洗浄装置および乾燥装置は、一例
であって、これらの装置としては、前述したタイプのも
のに限定されることなく、種々のタイプのものを使用す
ることができる。
【0049】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0050】たとえば、図示する実施の形態にあって
は、磁気ディスク基板の表面1aを処理してハードディ
スクを製造するために本発明を適用しているが、半導体
デバイスや液晶を製造するために本発明を適用すること
ができる。半導体デバイスはシリコンなどの単結晶の平
板状の半導体ウエハつまり半導体基板の表面に種々の表
面処理工程を経て製造されている。液晶基板はガラス製
の平板状の基板の表面に種々の表面処理工程を経て製造
されている。これらの半導体基板や液晶基板の表面を研
磨加工する工程を有する製造方法としても、本発明を適
用することができる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、2枚の磁気ディスク基
板などの平板状の基板のそれぞれの表面を同時に研磨加
工し、加工後に基板を分離するようにしたので、一方の
面のみに研磨加工が行われる平板状の基板を低コストで
効率的に基板を製造することができる。研磨加工に加え
て2枚の基板を同時に洗浄処理し、さらに乾燥処理する
ことにより効率的に平板状の基板を製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である平板状基板の製造
方法を示す工程図である。
【図2】基板の表面を同時に研磨加工するための両面研
磨装置の一例を示す側面図である。
【図3】図2におけるA−A線に沿う断面図である。
【図4】両面研磨装置のベース内に組み込まれた下定盤
を示す斜視図である。
【図5】図2におけるB−B線に沿う断面図である。
【図6】基板の表面を同時に洗浄するための洗浄装置の
一例としての洗浄ユニット組立体を示す斜視図である。
【図7】図6に示した洗浄ユニット組立体に配置される
カップ型のスクラブ洗浄機を示す斜視図である。
【図8】図6に示した洗浄ユニット組立体に配置される
ロール型のスクラブ洗浄機を示す斜視図である。
【図9】図6に示した洗浄ユニット組立体が組み込まれ
た洗浄処理部とその隣りに配置された乾燥処理部とを有
する洗浄装置を示す平面図である。
【図10】図9の正面図である。
【図11】図9におけるC−C線に沿う概略断面図であ
る。
【図12】図9におけるD−D線に沿う概略断面図であ
る。
【図13】図11において符号Eで示す部分を拡大して
示す断面図である。
【図14】図13におけるF−F線に沿う断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基板(磁気ディスク基板) 1a 表面(一方面) 1b 背面(他方面) 2 接着剤 3 基板対 10 両面研磨装置 30 洗浄ユニット 41、46 スクラブ洗浄機 51 洗浄処理部 52 乾燥処理部 73 スピン乾燥機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方面を処理して平板状の基板を製造す
    る平板状基板の製造方法であって、 それぞれ一方面が被処理面となった平板状の2枚の基板
    をそれぞれの他方面で接合する工程と、 接合状態の2枚の前記基板のそれぞれの一方面を同時に
    研磨する工程と、 研磨加工後に接合状態の2枚の基板を分離する工程とを
    有することを特徴とする平板状基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 一方面を処理して平板状の基板を製造す
    る平板状基板の製造方法であって、 それぞれ一方面が被処理面となった平板状の2枚の基板
    をそれぞれの他方面で接合する工程と、 接合状態の2枚の前記基板のそれぞれの一方面を同時に
    研磨する工程と、 接合状態の2枚の前記基板を洗浄乾燥する工程と、 洗浄乾燥した後に接合状態の2枚の基板を分離する工程
    とを有することを特徴とする平板状基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 平板状の基板の一方面を研磨加工する平
    板状基板の研磨方法であって、 それぞれ一方面が被処理面となった平板状の2枚の基板
    をそれぞれの他方面が向き合うようにして重ね合わせる
    工程と、 2枚の前記基板を重ね合わせた状態のもとで、それぞれ
    の前記基板の一方面を同時に研磨加工する工程とを有す
    ることを特徴とする平板状基板の研磨方法。
  4. 【請求項4】 平板状の基板の一方面を研磨加工する平
    板状基板の研磨方法であって、 それぞれ回転駆動される第1の定盤と第2の定盤との間
    に、それぞれ一方面が被処理面となった平板状の基板を
    それぞれの他方面を向き合わせて第1層と第2層の2層
    に配置する工程と、 前記第1の定盤による前記第1層の基板の一方面の研磨
    加工と、前記第2の定盤による前記第2層の基板の一方
    面の研磨加工とを同時に行う工程とを有することを特徴
    とする平板状基板の研磨方法。
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