JPH0631253A - 円盤状物体の洗浄装置及び洗浄方法 - Google Patents
円盤状物体の洗浄装置及び洗浄方法Info
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- JPH0631253A JPH0631253A JP18717492A JP18717492A JPH0631253A JP H0631253 A JPH0631253 A JP H0631253A JP 18717492 A JP18717492 A JP 18717492A JP 18717492 A JP18717492 A JP 18717492A JP H0631253 A JPH0631253 A JP H0631253A
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- Japan
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- cleaning
- cleaned
- cleaning liquid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】洗浄液の主流を中心穴を有する円盤状被洗浄物
に集中させ、残留パーティクルの原因となる中心穴を利
用して洗浄液の使用効率と洗浄効率を向上し、もって被
洗浄物の表面清浄度を向上する。 【構成】磁気記録媒体用基板などの被洗浄物1は、中心
を一致させ平行に並べて支持装置2に収納される。支持
装置2を洗浄槽12の中に配置してから給水管4を洗浄
槽12に設けた穴から被洗浄物1の中心穴1aに挿通す
る。給水管4は外周に多数の洗浄液の噴射口4aを持
ち、自転させる自転装置5と軸方向に往復させる往復動
装置6を設け、供給管7に接続する。洗浄時には洗浄液
を洗浄槽12からオーバフローさせ、排水時には給水量
を少なくして底部から排水する。
に集中させ、残留パーティクルの原因となる中心穴を利
用して洗浄液の使用効率と洗浄効率を向上し、もって被
洗浄物の表面清浄度を向上する。 【構成】磁気記録媒体用基板などの被洗浄物1は、中心
を一致させ平行に並べて支持装置2に収納される。支持
装置2を洗浄槽12の中に配置してから給水管4を洗浄
槽12に設けた穴から被洗浄物1の中心穴1aに挿通す
る。給水管4は外周に多数の洗浄液の噴射口4aを持
ち、自転させる自転装置5と軸方向に往復させる往復動
装置6を設け、供給管7に接続する。洗浄時には洗浄液
を洗浄槽12からオーバフローさせ、排水時には給水量
を少なくして底部から排水する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気記録媒体用基板
などのような円盤状物体を純水などの洗浄液で洗浄する
洗浄装置及び洗浄方法に関する。
などのような円盤状物体を純水などの洗浄液で洗浄する
洗浄装置及び洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気記録媒体用基板などのような
円盤状物体の洗浄装置及び洗浄方法は、数十枚単位の被
洗浄物を、中心を一致させ平行に並べてカセットともい
われる支持装置に収納し、これを洗浄槽に浸漬して上方
からのシャワー又は底部からの洗浄液の供給によって洗
浄し、洗浄が終了したら被洗浄物を引き上げ又は底部か
ら洗浄液を排水する。
円盤状物体の洗浄装置及び洗浄方法は、数十枚単位の被
洗浄物を、中心を一致させ平行に並べてカセットともい
われる支持装置に収納し、これを洗浄槽に浸漬して上方
からのシャワー又は底部からの洗浄液の供給によって洗
浄し、洗浄が終了したら被洗浄物を引き上げ又は底部か
ら洗浄液を排水する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の技術で
は、被洗浄物とこれを収納する支持装置が流体抵抗とな
るために、供給される洗浄液の主流は流体抵抗の少ない
洗浄槽の壁面に沿って流れることとなり、洗浄液の全部
が洗浄に寄与するわけではない。また、磁気記録媒体用
基板は中心部に穴の空いた円盤であるため、その穴の部
分が水流の溜まりとなってパーティクルが滞留しやすい
から、洗浄終了後に被洗浄物を引き上げるとき又は底部
からの排水のときに、滞留していた前記パーティクルが
被洗浄物の内周近傍に再付着して洗浄が完全に行われな
い。この残留パーティクルは後工程で磁気記録媒体用基
板などの被洗浄物の製品欠陥となる。
は、被洗浄物とこれを収納する支持装置が流体抵抗とな
るために、供給される洗浄液の主流は流体抵抗の少ない
洗浄槽の壁面に沿って流れることとなり、洗浄液の全部
が洗浄に寄与するわけではない。また、磁気記録媒体用
基板は中心部に穴の空いた円盤であるため、その穴の部
分が水流の溜まりとなってパーティクルが滞留しやすい
から、洗浄終了後に被洗浄物を引き上げるとき又は底部
からの排水のときに、滞留していた前記パーティクルが
被洗浄物の内周近傍に再付着して洗浄が完全に行われな
い。この残留パーティクルは後工程で磁気記録媒体用基
板などの被洗浄物の製品欠陥となる。
【0004】この発明の目的は、洗浄液の主流を被洗浄
物の円盤状物体に集中させ、残留パーティクルの原因と
なる中心穴を利用して洗浄液の使用効率と洗浄効率を向
上し、もって被洗浄物の表面清浄度を向上できる円盤状
物体の洗浄装置及び洗浄方法を提供することにある。
物の円盤状物体に集中させ、残留パーティクルの原因と
なる中心穴を利用して洗浄液の使用効率と洗浄効率を向
上し、もって被洗浄物の表面清浄度を向上できる円盤状
物体の洗浄装置及び洗浄方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明1の洗浄装置は、中
心穴を有する被洗浄物を支持する支持装置と、前記被洗
浄物の中心穴に挿通されて外周に洗浄液の噴射口を持つ
給水管とを備えるものである。このとき、発明2は、前
記給水管を自転させる自転装置を備えるものである。
心穴を有する被洗浄物を支持する支持装置と、前記被洗
浄物の中心穴に挿通されて外周に洗浄液の噴射口を持つ
給水管とを備えるものである。このとき、発明2は、前
記給水管を自転させる自転装置を備えるものである。
【0006】発明3は、前記給水管を軸方向に往復させ
る往復動装置を備えるものである。発明4の洗浄装置
は、前記支持装置と前記給水管を、開閉可能な排水口を
底部に持つ洗浄槽の中に配置するものである。発明5の
洗浄方法は、中心穴を有する円盤状被洗浄物の中心部か
ら外周方向に洗浄液を噴射させるものである。このと
き、発明6は、前記洗浄液の噴射方向を周方向に自転さ
せるものである。
る往復動装置を備えるものである。発明4の洗浄装置
は、前記支持装置と前記給水管を、開閉可能な排水口を
底部に持つ洗浄槽の中に配置するものである。発明5の
洗浄方法は、中心穴を有する円盤状被洗浄物の中心部か
ら外周方向に洗浄液を噴射させるものである。このと
き、発明6は、前記洗浄液の噴射方向を周方向に自転さ
せるものである。
【0007】発明7の洗浄方法は、発明5又は6におい
て、被洗浄物を底部に開閉可能な排水口を持つ洗浄槽の
中に配置し、前記洗浄液を前記排水口からの排水量より
多く噴射して前記洗浄槽からオーバフローさせながら洗
浄し、その後前記洗浄液を前記排水口からの排水量より
少なく噴射して洗浄を終了するものである。このとき、
発明8は、前記洗浄液を前記排水口からの排水量より多
く噴射するときに前記排水口を閉じているものである。
て、被洗浄物を底部に開閉可能な排水口を持つ洗浄槽の
中に配置し、前記洗浄液を前記排水口からの排水量より
多く噴射して前記洗浄槽からオーバフローさせながら洗
浄し、その後前記洗浄液を前記排水口からの排水量より
少なく噴射して洗浄を終了するものである。このとき、
発明8は、前記洗浄液を前記排水口からの排水量より多
く噴射するときに前記排水口を閉じているものである。
【0008】
【作用】発明1によれば、被洗浄物1は支持装置2で支
持され、発明5の方法が使用できる。発明2によれば、
給水管の噴射口が周方向に自転し、発明6の方法が使用
できる。
持され、発明5の方法が使用できる。発明2によれば、
給水管の噴射口が周方向に自転し、発明6の方法が使用
できる。
【0009】発明3によれば、洗浄開始・終了時に被洗
浄物の中心穴に給水管を挿脱する。発明4によれば、発
明7の方法が使用できる。発明5によれば、被洗浄物1
の中心穴1aの中心部から外周方向に放射状に噴射され
る洗浄液の主流は常に被洗浄物1の表面のパーティクル
を集中的に洗い、一度洗浄した洗浄液の排出液が新しい
洗浄液に混合して再び被洗浄物1の表面を流れることが
ない。このため、洗浄液の使用効率と洗浄効率が向上
し、被洗浄物1の表面清浄度が向上する。
浄物の中心穴に給水管を挿脱する。発明4によれば、発
明7の方法が使用できる。発明5によれば、被洗浄物1
の中心穴1aの中心部から外周方向に放射状に噴射され
る洗浄液の主流は常に被洗浄物1の表面のパーティクル
を集中的に洗い、一度洗浄した洗浄液の排出液が新しい
洗浄液に混合して再び被洗浄物1の表面を流れることが
ない。このため、洗浄液の使用効率と洗浄効率が向上
し、被洗浄物1の表面清浄度が向上する。
【0010】発明6によれば、被洗浄物1の表面の洗浄
作用の周方向の均一性が向上する。発明7によれば、洗
浄時には、被洗浄物1を洗浄した洗浄液は洗浄槽12の
壁面に沿って上昇しパーティクルとともにオーバフロー
して確実に排出され、排水時には、洗浄槽12内を低下
していく液面に漂うパーティクルは、被洗浄物1の表面
を流れる新しい洗浄液に押し流されて被洗浄物1に再付
着することがない。排水口11を多少開いてかつ洗浄液
が洗浄槽12からオーバフローするようにして洗浄をし
てもよく、重いパーティクルは排水口11から排出され
る。
作用の周方向の均一性が向上する。発明7によれば、洗
浄時には、被洗浄物1を洗浄した洗浄液は洗浄槽12の
壁面に沿って上昇しパーティクルとともにオーバフロー
して確実に排出され、排水時には、洗浄槽12内を低下
していく液面に漂うパーティクルは、被洗浄物1の表面
を流れる新しい洗浄液に押し流されて被洗浄物1に再付
着することがない。排水口11を多少開いてかつ洗浄液
が洗浄槽12からオーバフローするようにして洗浄をし
てもよく、重いパーティクルは排水口11から排出され
る。
【0011】このとき、発明8によれば、重いパーティ
クルがないとき、浮遊する軽いパーティクルは効率よく
オーバフローする。
クルがないとき、浮遊する軽いパーティクルは効率よく
オーバフローする。
【0012】
【実施例】図1は実施例1の洗浄装置の透視正面図、図
2は図1の透視側面図、図3は図1の平面図、図4は図
1の給水管の要部拡大図、図5は図1の洗浄時の流れを
示す要部側面図、図6は図1の排水時の流れを示す要部
側面図であり、図7は実施例2の洗浄装置の透視正面図
であり、図8は実施例3の洗浄装置の透視正面図であ
る。各図において同一符号をつけるものはおよそ同一機
能を持ち、重複説明を省くこともある。また、図2にお
いてフック2dとハンガ3の図示を、図3においてハン
ガ3の図示をなど省略する。
2は図1の透視側面図、図3は図1の平面図、図4は図
1の給水管の要部拡大図、図5は図1の洗浄時の流れを
示す要部側面図、図6は図1の排水時の流れを示す要部
側面図であり、図7は実施例2の洗浄装置の透視正面図
であり、図8は実施例3の洗浄装置の透視正面図であ
る。各図において同一符号をつけるものはおよそ同一機
能を持ち、重複説明を省くこともある。また、図2にお
いてフック2dとハンガ3の図示を、図3においてハン
ガ3の図示をなど省略する。
【0013】図1から図4までにおいて、磁気記録媒体
用基板などのような環状円板をなす被洗浄物1は、数十
枚単位で、軸心を一致させ平行に並べてカセットともい
われる支持装置2に収納される。支持装置2にはさまざ
まな形状があるが、ここでは一対の支持枠2aの4隅を
枠棒2bで結合し、被洗浄物1の外周を溝で支持する3
本以上の支持棒2cを支持枠2aに固定する。なお、3
本の支持棒2cの1本が上部にあってばねなどで下方に
付勢されるものでもよい。支持装置2はそのフック2d
をハンガ3に引っ掛けて搬送される。被洗浄物1の中心
穴1aに、外周に洗浄液のための複数の噴射口4aを持
つ給水管4を挿通する。給水管4には、これを自転させ
る自転装置5と、軸方向に往復させる往復動装置6を設
け、純水などの洗浄液を供給する供給管7に接続する。
用基板などのような環状円板をなす被洗浄物1は、数十
枚単位で、軸心を一致させ平行に並べてカセットともい
われる支持装置2に収納される。支持装置2にはさまざ
まな形状があるが、ここでは一対の支持枠2aの4隅を
枠棒2bで結合し、被洗浄物1の外周を溝で支持する3
本以上の支持棒2cを支持枠2aに固定する。なお、3
本の支持棒2cの1本が上部にあってばねなどで下方に
付勢されるものでもよい。支持装置2はそのフック2d
をハンガ3に引っ掛けて搬送される。被洗浄物1の中心
穴1aに、外周に洗浄液のための複数の噴射口4aを持
つ給水管4を挿通する。給水管4には、これを自転させ
る自転装置5と、軸方向に往復させる往復動装置6を設
け、純水などの洗浄液を供給する供給管7に接続する。
【0014】前記支持装置2と前記給水管4を、開閉可
能な排水口11を底部に持つ洗浄槽12の中に搬送可能
に配置する。被洗浄物1を収納した支持装置2を洗浄槽
12のスタンド12aの上に配置してから給水管4を洗
浄槽12に設けた図示しない穴と被洗浄物1の中心穴1
aに挿通する。前記穴と給水管4との隙間にラビリンス
シールなどを設けるとよい。
能な排水口11を底部に持つ洗浄槽12の中に搬送可能
に配置する。被洗浄物1を収納した支持装置2を洗浄槽
12のスタンド12aの上に配置してから給水管4を洗
浄槽12に設けた図示しない穴と被洗浄物1の中心穴1
aに挿通する。前記穴と給水管4との隙間にラビリンス
シールなどを設けるとよい。
【0015】このような洗浄装置を使用する洗浄方法は
次のとおりである。被洗浄物1を収納した支持装置2と
給水管4を、洗浄槽12の中に配置する。環状円板をな
す被洗浄物1の中心穴1aの軸心近傍の給水管4の噴射
口4aから洗浄液を径方向に噴射させる。同時に給水管
4を自転装置5で自転させることにより、洗浄液の噴射
口4aを周方向に自転させる。更に給水管4を往復動装
置6で往復させることにより、洗浄液の噴射口4aを軸
方向に往復させる。洗浄時には排水量より多い給水量を
補給して洗浄を継続し、排水時には排水量より少ない給
水量を補給して洗浄を終了する。洗浄時には排水口11
を閉じて洗浄液がパーティクルとともに洗浄槽12から
オーバフローするようにして洗浄を継続するとよいが、
排水口11を多少開いてかつ洗浄液が洗浄槽12からオ
ーバフローするようにして洗浄をしてもよく、重いパー
ティクルは排水口11から排出される。
次のとおりである。被洗浄物1を収納した支持装置2と
給水管4を、洗浄槽12の中に配置する。環状円板をな
す被洗浄物1の中心穴1aの軸心近傍の給水管4の噴射
口4aから洗浄液を径方向に噴射させる。同時に給水管
4を自転装置5で自転させることにより、洗浄液の噴射
口4aを周方向に自転させる。更に給水管4を往復動装
置6で往復させることにより、洗浄液の噴射口4aを軸
方向に往復させる。洗浄時には排水量より多い給水量を
補給して洗浄を継続し、排水時には排水量より少ない給
水量を補給して洗浄を終了する。洗浄時には排水口11
を閉じて洗浄液がパーティクルとともに洗浄槽12から
オーバフローするようにして洗浄を継続するとよいが、
排水口11を多少開いてかつ洗浄液が洗浄槽12からオ
ーバフローするようにして洗浄をしてもよく、重いパー
ティクルは排水口11から排出される。
【0016】このような洗浄方法によれば、洗浄時は図
5に示すように、被洗浄物1の中心穴1aの軸心近傍の
噴射口4aから径方向に放射状に噴射される洗浄液の主
流は常に被洗浄物1の表面のパーティクルを集中的に洗
い、一度洗浄した洗浄液の排出液が新しい洗浄液に混合
して再び被洗浄物1の表面を流れることがない。このた
め、洗浄液の使用効率と洗浄効率が向上し、被洗浄物1
の表面清浄度が向上する。なお、慣用の方法により噴射
される洗浄液が図5に示すように適宜な角度θの広がり
を持つようにするとよい。また洗浄液の噴射口4aを周
方向に自転させるから、被洗浄物1の表面の洗浄作用の
周方向の均一性が向上する。そして洗浄液の噴射口4a
を軸方向に往復させるから、被洗浄物1の表面は確実に
洗浄液にさらされ洗浄作用が確保される。
5に示すように、被洗浄物1の中心穴1aの軸心近傍の
噴射口4aから径方向に放射状に噴射される洗浄液の主
流は常に被洗浄物1の表面のパーティクルを集中的に洗
い、一度洗浄した洗浄液の排出液が新しい洗浄液に混合
して再び被洗浄物1の表面を流れることがない。このた
め、洗浄液の使用効率と洗浄効率が向上し、被洗浄物1
の表面清浄度が向上する。なお、慣用の方法により噴射
される洗浄液が図5に示すように適宜な角度θの広がり
を持つようにするとよい。また洗浄液の噴射口4aを周
方向に自転させるから、被洗浄物1の表面の洗浄作用の
周方向の均一性が向上する。そして洗浄液の噴射口4a
を軸方向に往復させるから、被洗浄物1の表面は確実に
洗浄液にさらされ洗浄作用が確保される。
【0017】洗浄時には排水量より多い給水量を補給し
て洗浄を継続するから、被洗浄物1を洗浄した洗浄液は
洗浄槽12の壁面に沿って上昇しパーティクルとともに
オーバフローして確実に排出される。図6に示すよう
に、排水時には排水量より少ない給水量を補給して洗浄
を終了するから、洗浄槽12内を低下していく液面に漂
うパーティクルは、被洗浄物1の表面を流れる新しい洗
浄液に押し流されて被洗浄物1に再付着することがな
い。
て洗浄を継続するから、被洗浄物1を洗浄した洗浄液は
洗浄槽12の壁面に沿って上昇しパーティクルとともに
オーバフローして確実に排出される。図6に示すよう
に、排水時には排水量より少ない給水量を補給して洗浄
を終了するから、洗浄槽12内を低下していく液面に漂
うパーティクルは、被洗浄物1の表面を流れる新しい洗
浄液に押し流されて被洗浄物1に再付着することがな
い。
【0018】図7に示す実施例2が実施例1と異なる点
は、洗浄槽12を持たない点であり、クリンールーム内
などで開放して使用する例であり、必要により逆U字状
のカバーで覆ってもよい。図8に示す実施例3が実施例
1と異なる点は、洗浄槽12と自転装置5と往復動装置
6とを持たない点であり、給水管4の噴射口4aを細密
にすればよい。
は、洗浄槽12を持たない点であり、クリンールーム内
などで開放して使用する例であり、必要により逆U字状
のカバーで覆ってもよい。図8に示す実施例3が実施例
1と異なる点は、洗浄槽12と自転装置5と往復動装置
6とを持たない点であり、給水管4の噴射口4aを細密
にすればよい。
【0019】
【発明の効果】以上の本発明の洗浄装置及び洗浄方法に
よれば、洗浄液の主流を被洗浄物に集中させ、残留パー
ティクルの原因となる中心穴を利用して洗浄液の使用効
率と洗浄効率が向上し、もって被洗浄物の表面清浄度を
向上できるという効果がある。
よれば、洗浄液の主流を被洗浄物に集中させ、残留パー
ティクルの原因となる中心穴を利用して洗浄液の使用効
率と洗浄効率が向上し、もって被洗浄物の表面清浄度を
向上できるという効果がある。
【図1】実施例1の洗浄装置の透視正面図
【図2】図1の透視側面図
【図3】図1の平面図
【図4】図1の給水管の要部拡大図
【図5】図1の洗浄時の流れを示す要部側面図
【図6】図1の排水時の流れを示す要部側面図
【図7】実施例2の洗浄装置の透視正面図
【図8】実施例3の洗浄装置の透視正面図
1 被洗浄物 1a 中心穴 2 支持装置 3 ハンガ 4 給水管 4a 噴射口 5 自転装置 6 往復動装置 7 供給管 11 排水口 12 洗浄槽
Claims (8)
- 【請求項1】中心穴を有する円盤状被洗浄物を支持する
支持装置と、前記被洗浄物の中心穴に挿通されて外周に
洗浄液の噴射口を持つ給水管とを備えることを特徴とす
る円盤状物体の洗浄装置。 - 【請求項2】請求項1記載の円盤状物体の洗浄装置にお
いて、前記給水管を自転させる自転装置を備えることを
特徴とする円盤状物体の洗浄装置。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の洗浄装置において、
前記給水管を軸方向に往復させる往復動装置を備えるこ
とを特徴とする円盤状物体の洗浄装置。 - 【請求項4】請求項1、2又は3記載の洗浄装置におい
て、前記支持装置と前記給水管を、開閉可能な排水口を
底部に持つ洗浄槽の中に配置することを特徴とする円盤
状物体の洗浄装置。 - 【請求項5】中心穴を有する円盤状被洗浄物の中心部か
ら外周方向に洗浄液を噴射させることを特徴とする円盤
状物体の洗浄方法。 - 【請求項6】請求項5記載の洗浄方法において、前記洗
浄液の噴射方向を周方向に自転させることを特徴とする
円盤状物体の洗浄方法。 - 【請求項7】請求項5又は6記載の洗浄方法において、
被洗浄物を底部に開閉可能な排水口を持つ洗浄槽の中に
配置し、前記洗浄液を前記排水口からの排水量より多く
噴射して前記洗浄槽からオーバフローさせながら洗浄
し、その後前記洗浄液を前記排水口からの排水量より少
なく噴射して洗浄を終了することを特徴とする円盤状物
体の洗浄方法。 - 【請求項8】請求項7記載の洗浄方法において、前記洗
浄液を前記排水口からの排水量より多く噴射するときに
前記排水口を閉じていることを特徴とする円盤状物体の
洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18717492A JPH0631253A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 円盤状物体の洗浄装置及び洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18717492A JPH0631253A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 円盤状物体の洗浄装置及び洗浄方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0631253A true JPH0631253A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16201405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18717492A Pending JPH0631253A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 円盤状物体の洗浄装置及び洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631253A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004043405A1 (de) * | 2004-09-08 | 2006-03-16 | Volkswagen Ag | Verfahren zur Reinigung eines Stapels plattenförmiger Gegenstände |
JP2009208064A (ja) * | 2008-02-04 | 2009-09-17 | Nidec Sankyo Corp | 洗浄槽および洗浄装置 |
JP2010099637A (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | Showa Denko Kk | 基板洗浄装置及び基板洗浄方法 |
US8211241B2 (en) | 2006-11-28 | 2012-07-03 | Showa Denko K.K. | Washing device and washing method for substrate for magnetic recording medium |
JP2013016215A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-24 | Konica Minolta Advanced Layers Inc | Hdd用ガラス基板の製造方法、hdd用ガラス基板、及びhdd用磁気記録媒体 |
-
1992
- 1992-07-15 JP JP18717492A patent/JPH0631253A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004043405A1 (de) * | 2004-09-08 | 2006-03-16 | Volkswagen Ag | Verfahren zur Reinigung eines Stapels plattenförmiger Gegenstände |
US8211241B2 (en) | 2006-11-28 | 2012-07-03 | Showa Denko K.K. | Washing device and washing method for substrate for magnetic recording medium |
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JP2013016215A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-24 | Konica Minolta Advanced Layers Inc | Hdd用ガラス基板の製造方法、hdd用ガラス基板、及びhdd用磁気記録媒体 |
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