JP4411445B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は回路基板を装着した遊技機に関し、詳しくは、遊技機本体部への回路基板の装着機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技ホールに設置されているいわゆるパチンコ遊技を実施するための弾球遊技機やその他の据置型遊技機(スロットマシン、カードゲーム機等)には、数多くの電気部品が装備されている。例えば、弾球遊技機においては遊技盤上に液晶ディスプレイを備えた表示装置(センター役物)や各種入賞装置等の電気部品が装備されている。そして、かかる電気部品を多数備えた遊技機には、これらを作動・制御するために電気的に接続された回路基板が装着されている。例えば、弾球遊技機の場合、遊技機裏面側の典型的には遊技盤の背面や誘導樋(球誘導路を構成する部材)の一部において、回路基板を取り付けるための基板取付け部が設けられている。而して、かかる基板取付け部には、弾球遊技機の遊技盤等に装着された遊技装置類の作動を制御するメイン制御基板や当該制御基板と装置類とを中継する中継基板が、かかる基板取付け部に装着されている。
【0003】
ところで、弾球遊技機等の遊技機においては、実施する遊技内容に応じて装着する電気部品(弾球遊技機では入賞装置、センター役物等)を変更したり或いはその作動態様を異ならせることとなる。そして、このことに対応して、使用する回路基板のサイズや形状が異なる場合がある。このため、従来、使用する回路基板の性状に対応して上記基板取付け部の形状を変更する必要があった。従って、従来の弾球遊技機等では、使用する回路基板の形状に対応する形状の基板取付け部が設けられた構成部材(上記誘導樋等)を別途作製しておき、使用する回路基板の変更・取り替えに伴って、かかる基板取付け部構成部材の変更・取り替えを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、回路基板の形状変更に伴う上記従来の対処によっては、多数の基板取付け部構成部材(合成樹脂製の上記誘導樋等)を作製しなければならず、遊技機の製造コスト(例えば複数の金型の製作コスト)の上昇につながる。また、複数の基板取付け部構成部材を製造することに伴う在庫管理や生産管理も煩雑になる。さらには、既存の遊技機の回路基板を他の形状の異なる回路基板に取り替える場合に、基板取付け部構成部材も一緒に取り替えねばならない結果、当該遊技機の仕様変更に伴うコスト上昇に加えてメインテナンスも煩雑となり、好ましいことではかった。
【0005】
本発明は、遊技機に装着される回路基板の形状変更に伴う上記従来の問題点を解決すべく創出されたものであり、その目的とするところは、煩雑な操作や部材変更を伴わずに遊技盤に装着される回路基板の形状変更を伴う取り替えを容易に行い得る基板取付け部を有する遊技機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前面に遊技領域を構成した遊技盤の裏側に入賞球用の誘導樋ユニットが取着され、この誘導樋ユニットの背面側に遊技内容・遊技部品・制御内容に適応する方形状の各種サイズの回路基板を選択的に着脱交換可能に配置し得るようにした遊技機において、
前記誘導樋ユニットでは、
前記遊技盤の裏面に対向する側に前記遊技領域で発生した入賞球を導入して下方に案内する球誘導路が区画形成されるとともに、この球誘導路の背面を覆う裏側に前記各種サイズの回路基板を着脱交換可能に配置し得るための基板取付け部が左右方向の横長に亘り形成され、
前記基板取付け部の上縁部と下縁部との左右方向に亘る各位置に多数個のネジ締め用の取付けボスが共に同じ突出高さでなおかつ上下整列位置に配置され、
この各位置の取付けボスに亘り、各種サイズの回路基板と、方形枠状をなす各種サイズの基板支持台と、が共に選択されてねじで着脱交換可能に取着し得、
前記各種サイズの基板支持台は、
縁部に取付け孔を有し該取付け孔に通した前記ねじで前記基板取付け部の取付けボスに取着される方形板状の基台プレートと、
該基台プレートの背面側の前記取付け孔より内側を方形枠状に包囲するようにして突設した壁状の基板支持フレームと、
該基板支持フレームの角部外側に形成された位置決め用の4つのコーナー支持フレームと、
該コーナー支持フレームの隣り合う2つのものの頂部端面に形成された嵌合片と、を備え、
各種サイズの回路基板が、当該適合サイズの基板支持台の基板支持フレームに載置されて前記嵌合片とコーナー支持フレームとにより位置決めされた状態で取着セットし得るように構成した遊技機を提供する。すなわち、本発明の遊技機では、当該遊技機における回路基板の装着部位に、一または二以上の回路基板を異なる二以上の取付け態様で平面的に取り付け得るように構成された基板取付け部が設けられている。ここで、「平面的に取り付け得る」とは、ほぼ同一の平面上に回路基板を側方に並べて取り付けることが可能な状態をいう。なお、本発明の実施において必ず複数の回路基板を取り付けねばならないことを意味するものではない。また、「異なる二以上の取付け態様」とは、回路基板の取り付け位置(配置場所)が選択的に決定し得る状態で複数存在することをいう。而して、本発明の遊技機では、そのように構成された基板取付け部に、当該異なる二以上の取付け態様のうちの一の取付け態様で回路基板が装着されている。
【0007】
かかる構成の本発明の遊技機では、上記基板取付け部が設けられた結果、形状・サイズの異なる回路基板相互の交換或いは回路基板の増設を基板取付け部の取り替え(即ち基板取付け部を構成する部材の交換)を伴うことなく容易に行うことができる。すなわち、本発明に係る基板取付け部は、異なる二以上の取り付け態様で平面的に回路基板を一又は二以上取り付けることができるように構成されている。このため、二以上の取付け態様のうちの一の取付け態様で取り付けられている回路基板を他の回路基板に取り替える際、当該新たな回路基板の形状に対応させつつ上記二以上の取付け態様のうちの他の一の取付け態様によって当該新たな回路基板を取り付けることができる。このため、本発明の遊技機では、上記汎用的な基板取付け部を設けた結果、他の遊技機構成部材(例えば弾球遊技機における誘導樋)を交換することなく種々の形状の回路基板の装着および交換を行うことができる。従って、本発明の遊技機によれば、上記従来におけるもののように基板取付け部構成部材を回路基板の形状(サイズ)変更を想定して何種類も予め作製しておく必要がなくなり、それに伴う製造コストや在庫・生産管理の手間を削減することができる。また、回路基板の装着部位に制約されることなく、遊技内容の変更に伴って制御基板や中継基板等の回路基板の形状変更や増設を容易に実行することができる。また、基板取付け部は回路基板を平面的に取り付け得るように構成されている(即ち立体的に取り付ける構成でない)ので、回路基板が本質的に重なり合って装着されることがない。それ故、装着された回路基板の全体が視認可能であり、回路基板に対する不正改造等の不正行為の発見が容易である。
【0008】
また、本発明の遊技機は、上記効果に加え、上記基板支持台に支持されることによって基板取付け部に取り付ける回路基板の強度が向上し得る。また、回路基板を基板支持台を介して間接的に基板取付け部に取り付ける結果、基板支持台そのものの形状変更によって基板取り付け部構成部材自体を変更する(取り替える)ことなく回路基板の取り付け態様をさらに多様化することができる。さらに、かかる構成の遊技機によれば、本来慎重な取り扱いが求められる複雑で繊細な構造の回路基板を、より平易に遊技機本体(基板取付け部)に装着することができる。すなわち、回路基板の遊技機本体(基板取付け部)への装着工程以前に予め基板支持台に取り付けておくことができ、結果、複雑で繊細な構造の回路基板自体を直接取り扱うことなくそれを支持している基板支持台を基板取付け部に取り付ければよいからである。
【0009】
また、本発明の遊技機は、上述の異なる二以上の取付け態様を具現化するために複数の取付けボスが基板取付け部に形成されており、それらのうちから選択されたいずれか(典型的には二以上)を使用することによって、種々の形状の回路基板を直接または上記基板支持台を介して間接的に取り付けることができる。このため、かかる構成の本発明の遊技機によれば、回路基板の変更・追加に対してよりフレキシブルに対応することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の遊技機としての一典型例である弾球遊技機(パチンコ機)について図面を参照しつつ説明する。なお、図1は、本実施形態に係る弾球遊技機1の裏面構成を示す背面図である。図2は、機構板を取り外して遊技盤の裏面側が露出した状態を示す背面図である。また、図6は、本実施形態に係る後述の下誘導樋ユニット60の組み付け状況を模式的に示す遊技盤の要部断面図であり、図7はその一部拡大図である。
【0011】
本実施形態に係る弾球遊技機1は、長方形枠状に成形された木枠2の前面に額縁状に成形された前枠3および金枠(図示せず)を備え、その内側に遊技盤19(即ち、釘や風車等を適当に配置した遊技領域を構成する板状部材)を配備した通常の弾球遊技機1である。図1および図2に示すように、前枠3の裏面には、その開口部の周縁部においてベース枠4が組み付けられている。このベース枠4の枠内には遊技盤19(図2)が着脱可能に嵌め込まれている。この遊技盤19の裏面の中央部には、後述する上誘導樋ユニット20及び下誘導樋ユニット40等が組み付けられている(図2)と共に、これら上誘導樋ユニット20及び下誘導樋ユニット40を覆うようにして裏カバー体15が開閉可能に装着されている(図1)。また、遊技盤19の下方には遊技球発射装置5が装着されている。一方、図1に示すように、遊技盤19の後方の周縁部には裏セット機構9が配設されている。裏セット機構9の主体部をなす裏セット板10は、裏カバー体15の周囲を取り囲むようにして枠状に構成されている。そして、裏セット板10は、その一方の側(図1の向かって右側)において裏セットヒンジ8によってベース枠4の一側に開閉可能に組み付けられている。さらに、裏セット板10は、その自由端側(図1の向かって左側)において複数の締め具4aによってベース枠4に対し脱着可能に締め付けられている。これによって裏セット板10はベース枠4に対して閉じ状態に保持されている。なお、ベース枠4に嵌込まれた遊技盤19は閉じ状態の裏セット板10に押し付けられて保持されている。
【0012】
図1に示すように、通常の弾球遊技機と同様に、この裏セット板10には、球貯留タンク11、タンクレール11a、配電盤12の他、図示しない賞球払出し装置や下部集合樋等の裏セット機構9を構成する各種機器類が配設されている。また、裏カバー体15の裏面には、パチンコ制御の主要部をなす制御回路を有する制御基板(図示せず)が収納された基板収納ボックス17が取り付けられている。なお、裏セット板10に装着されるこれら装置類は、一般的な弾球遊技機で通常使用され得るものであればよく、本発明を特定する事項ではないため、詳細な説明は省略する。
【0013】
次に、本実施形態に係る誘導樋について説明する。図2に示すように、遊技盤19の裏面の中央部には、上下2つに分割構成された上誘導樋ユニット20と下誘導樋ユニット40とが隣接してそれぞれ組み付けられている。図2に示すように、上誘導樋ユニット20は、上部誘導樋23やそれに付設される後述の回路基板等から構成されている。このユニット20の主要構成部材である上部誘導樋23は、遊技盤19中央に装着された液晶ディスプレイ装置22を備えたセンター役物21(図6参照)の当該液晶ディスプレイ装置22を取り囲むように枠状に成形されている(典型的には合成樹脂の射出成形等によって成形され得る。)。而して、この上部誘導樋23には、センター役物21の両側方に設けられた一般入賞装置(図示せず)の入賞口から入賞した遊技球をそれぞれ遊技盤19の裏面側において誘導案内するための左右の側部球誘導路24a,24bがそれぞれ形成されている。
【0014】
また、この上部誘導樋23には、センター役物21上部の両側部分に対応する位置において基板取付け部25a、25bがそれぞれ形成されている。これら基板取付け部25a、25bには、図示しないねじと回止めピンによってそれぞれ回路基板26a、26bが取り付けられている。これら回路基板26a、26bには、遊技盤19表面側の対応する位置に取り付けられた装飾風車器(図示せず)を発光させるための複数(例えば4つ)の発光ダイオード等よりなる発光素子(図示せず)が組み付けられている。また、これら回路基板26a、26bには、当該回路基板26a、26b上に構築されている発光回路に接続するレセプタクル27a,27bが配設されている。当該レセプタクル27a、27bは、図示しない接続コードの端末に設けられる一般的なコネクタプラグが差し込まれ得る形状を為している。これによって、当該回路基板26a、26bは他の外部の回路基板(ここでは後述する中継基板34,35)等と接続コードを介して電気的に接続され得る。
【0015】
さらに、図2に示すように、この上部誘導樋23には、センター役物21の両側方であって側部球誘導路24a,24b形成部分の上面の所定の部位に回路基板28a、28bがそれぞれ取り付けられている。これら回路基板28a、28bには、遊技盤19表面側の対応する位置に取り付けられた上記一般入賞装置(図示せず)の入賞口形成部分を発光させるための複数の発光ダイオード等よりなる発光素子(図示せず)が組み付けられている。そして上記回路基板26a、26bと同様、これら回路基板28a、28bにも発光回路に接続するレセプタクル29a,29bが配設されており、これによって接続コードを介して他の外部の回路基板等と電気的に接続することができる。
【0016】
次に、本発明を特徴付ける下誘導樋ユニット40について説明する。なお、図3は、下誘導樋ユニット40の主要構成部材である下部誘導樋41の正面図である。図4の(a)および(b)は、下部誘導樋41に取り付けられ得る基板支持台50,55を模式的に示す正面図である。また、図5は、下部誘導樋41に基板支持台を介して回路基板が装着された状態の本実施形態に係る下誘導樋ユニット40の正面図である。
【0017】
図2に示すように、本実施形態に係る下誘導樋ユニット40は、下部誘導樋41やそれに付設される後述の回路基板34,35等から構成されている。このユニット40の主要構成部材である下部誘導樋41は、上記上部誘導樋23の下方に隣接して備えられる長尺形状に成形されている(典型的には合成樹脂の射出成形等によって成形され得る。)。而して、図3に示すように、この下部誘導樋41の両端部分(即ち遊技盤19に本下部誘導樋ユニット40を取り付けるための部分)を除く中央部分はフラットな台状に張り出した誘導樋形成部41aが形成されている。その誘導樋形成部41aの中央部には凹部44(図6参照)が形成されている。
【0018】
この誘導樋形成部41aの内部には、上記側部球誘導路24a,24bに連通する下部球誘導路42a,42bが形成されている。一方、それら下部球誘導路42a,42bの間すなわち下部誘導樋41の中央部分には、遊技盤19の表面側においてセンター役物21の中央下方に装備される入賞装置30(典型的にはチャッカータイプのもの:図6、図7参照)の入賞口30aから入賞した遊技球を遊技盤19の裏面側において誘導案内するための中央下球誘導路43が形成されている。すなわち、図7に示すように、上記入賞口30aの背面側には、上記凹部44の奥壁に相当する後壁部44bと当該後壁部44bから遊技盤19方向に延伸している底板部44cとから構成された中央下球誘導路43が形成されている。図3に示すように、この底板部44cは、図3における向かって左側が高く右側が低い比較的緩やかな傾斜角度をもって傾斜面をなす傾斜通路をなしており、その右端部は本中央下球誘導路43の下端開口部43aに続いている。これにより、入賞口30aに入賞した遊技球は底板部44c上面を下端開口部43a方向に転動する。なお、図7に示すように、上記凹部44内の上壁部44aは底板部44c方向に下がり傾斜が設けられており、さらに、底板部44cにおける上記入賞口30aのほぼ直下に位置する部分44d(図3)はその傾斜角が所定角度だけ他の部分よりも大きく設定されている。このように形成することで、入賞口30aから入賞した遊技球が中央下球誘導路43内で滞留するのを防止することができる。なお、中央下球誘導路43の上方に形成されるスペースSには入賞装置30の一部等が格納される(図6、図7)。
【0019】
而して、誘導樋形成部41aの内部に形成された上記下部球誘導路42a,42bおよび中央下球誘導路43の下端開口部48a,48b,43aは、裏セット機構9の一構成部である図示しない下部集合樋に連通している。これにより、いずれかの入賞口から入賞した遊技球を各誘導樋(誘導路)を介して遊技盤19裏面側に回収しつつ弾球遊技機外に送出することができる。また、図6に示すように、下部誘導樋41の下方には、実際には複数の入賞口を備えた大型の入賞装置18が誘導樋形成部41aに隣接するようにして遊技盤19に装着されている。このため、誘導樋形成部41aの下端部は、当該装着された入賞装置の形状に対応するよう凹凸に形成されている。なお、本実施形態に係る弾球遊技機1における入賞球の送出機構や上記入賞装置19自体は、通常の弾球遊技機におけるものと同様であり、特に本発明を特徴付けるものでもないため、詳細な説明は省略する。
【0020】
次に、この下部誘導樋41に設けられた基板取付け部45について説明する。図3に示すように、誘導樋形成部41aの上縁部および下縁部(誘導樋形成部41aの外側を一部含む)には、高さを同じくした取付けボス46a〜g,47a〜gが複数箇所(上下各7箇所ずつ計14箇所)に形成されている。図示されるように、これら取付けボス46a〜g,47a〜gは鉛直方向に一対(一組)として形成されており、それらが横方向に計7組形成されている。すなわち、本実施形態においては、中央に設けられた一組の取付けボス46d,47dの両側方向において左右対称となる位置にそれぞれ三組の取付けボス46a〜c,47a〜c,46e〜g,47e〜gが形成されている。なお、これら三組の取付けボス46a〜c,47a〜c,46e〜g,47e〜g間およびこれらと中央部取付けボス46d,47dとの間の間隔はそれぞれ異なっている(図3)。以上のように基板取付け部45が構成されている結果、異なる二以上の取付け態様で一枚または複数枚の回路基板34,35を平面的に取り付けることができる。ところで、回路基板34,35は、かかる基板取付け部45の取付けボス46a〜g,47a〜gのいずれかに直接的にねじ止めすることも可能であるが、本実施形態においては、後述する基板支持台50,55を介して取り付けている。以下、このことを説明する。
【0021】
まず、この基板取付け部45に取り付けられる基板支持台50,55について説明する。本実施形態において、上記基板取付け部45には、図4(a)に示す比較的大型の矩形状基板支持台50(以下「大基板支持台50」という。)と、図4(b)に示す比較的小型の矩形状基板支持台55(以下「小基板支持台55」という。)とが取り付けられる。図示されるように、これら基板支持台50,55は、方形状に成形された典型的には金属製或いは樹脂製の基台プレート51,56を主要構成部材としている。この基台プレート51,56の各コーナー部近くには、当該基板支持台50,55を上記取付けボス46a〜g,47a〜gのいずれかにねじで締め付けるための取付け孔51a,56a(計4箇所)が設けられている。
【0022】
而して、基台プレート51,56の表面側には、その縁部近くを枠状に包囲するようにして計4つの真っ直ぐな壁状の基板支持フレーム52a,52b,57a,57bが突設されている。これら基板支持フレーム52a,52b,57a,57bはすべて同じ高さに形成されている。また、基板支持フレーム52a,52b,57a,57bの間隙部分即ち基台プレート51,56のコーナー部には、後述する回路基板の四隅をサポートするためのコーナー支持フレーム52c,57cが外側に隣接して突設されている。このコーナー支持フレーム52c,57cは、基板支持フレーム52a,52b,57a,57bの上に回路基板を載置した場合よりも若干高く形成されている。このことによって、基板支持フレーム52a,52b,57a,57b上に載置した回路基板の縁部分の四隅を密着保持することができる。このことによって、当該回路基板のがたつきを防止することができる。また、図4(a)(b)における向かって右側の短片基板支持フレーム52b,57bの上下方向の略中央部外側面には、基板締付用ボス部53,58が形成されている。このボス部53,58に締付ネジがねじ込まれることによって、基板支持フレーム52a,52b,57a,57b上に載置された回路基板の対応する縁部を押え付けることができる。さらに、図4における向かって左側のコーナー支持フレーム52c,57cの頂部には、略三角形状の嵌合片52d,57dが形成されている。これにより、基板支持フレーム52a,52b,57a,57b上に載置された回路基板の対応コーナー部分を当該嵌合片52d,57dの下面側に嵌め込んで保持することができる。
【0023】
次に、上記構成の基板支持台50,55に支持される回路基板34,35およびその支持態様について説明する。本実施形態に係る下部誘導樋41の基板取付け部45に装着される回路基板34,35は、本弾球遊技機1の遊技盤19に装備された電気部品(各種遊技装置類)と当該装置類の作動を制御する上記制御基板とを中継する中継基板34,35である。而して、図2や図5に示すように、遊技盤19に装備される各種遊技装置類の多様な作動制御を担うため、本実施形態においては、大小計2種類の中継基板34,35(以下、「大中継基板34」および「小中継基板35」という。)を装着している。これら基板34,35上には、図示しない種々の回路素子と共に、いくつかのレセプタクル34b,35bが配設されている。これにより、他の電気部品や制御基板に接続された図示しない接続コードの一端に設けられるコネクタプラグを当該レセプタクル34b,35bに差し込むことによって、当該中継基板34,35を他の回路基板(例えば上記回路基板26a,26b,28a,28b)等と電気的に接続することができる。なお、これら中継基板34,35に構築される回路は、本弾球遊技機1におけるパチンコ遊技の内容に応じて適宜異なり得るものであり、その内容自体は本発明を特に特徴付けるものではないため、具体例等を挙げた詳細な説明は省略する。
【0024】
図5に示すように、大基板支持台50には、上記大中継基板34が支持されている。すなわち、大中継基板34の対応する一辺を上記嵌合片52dの下面側(即ち嵌合片52dと基板支持フレーム52a,52bとの間隙)にやや斜めに嵌め込みつつ、他辺側のコーナー支持フレーム52c内壁面に沿って基板支持フレーム52a,52b上に大中継基板34を載置する。而して、基板締付用ボス部53に締付ネジv(好ましくはワッシャーを伴う)をねじ込むことによって、基板34の一部を締付ネジv(またはそれに伴うワッシャー部分)と基板支持フレーム52bの頂面とで挟みつつ締め付けることができる。このことによって、該回路基板34を大基板支持台50の基台プレート51に固定することができる。また、まったく同様にして、小基板支持台55には、上記小中継基板34が載置され、締付ネジvによって基台プレート56に固定された状態で支持されている(図5)。
【0025】
而して、かかる中継基板34,35が支持された状態の基板支持台50,55を、下部誘導樋41表面の基板取付け部45に取り付ける。すなわち、基板取付け部45にある上下方向の一対を一組として計七組ある取付けボスのうち、中央の取付けボス46d,47dの両側にある二組(計4箇所)の取付けボス46c,47c,46e,47e(図3参照)と取付け孔51aを合わせ、そこにねじvを締め付ける。このようにすることで、図7に示すように、簡単に大基板支持台50を大中継基板34ごと基板取付け部45に取り付けることができる。他方、図3および図5における向かって右端側の二組(計4箇所)の取付けボス46f,47f,46g,47g(図3)と取付け孔56aを合わせ、そこにねじvを締め付ける。このようにすることで、図5に示すように、上記大基板支持台50に平面的に隣接させた状態で、小基板支持台55を小中継基板35ごと基板取付け部45に簡単に取り付けることができる。
【0026】
以上のように、下部誘導樋41に設けられた本実施形態に係る基板取付け部45によれば、複数の回路基板(ここでは中継基板34,35)を異なる二以上の取付け態様で平面的に取り付けることができる。すなわち、図5に示すように、本実施形態に係る基板取付け部45には、上記複数の取付けボス46a〜g,47a〜g(図3)が形成されている結果、例えば、図5において大基板支持台50の向かって右側に装着している小基板支持台55を、下部誘導樋41の左端側の二組の取付けボス46a,46b,47a,47bを使用することによって、大基板支持台50の向かって左側に小中継基板35ごと装着することも可能である。あるいは、図5に示す状態に加えて、下部誘導樋41の左端側の二組の取付けボス46a,46b,47a,47bを使用することによって、当該部位に大基板支持台50の向かって右側に装着している小基板支持台55と同じ形状の小基板支持台55を装着することもできる。この場合には、当該基板取付け部45には計3枚(大中継基板1枚と小中継基板2枚)の中継基板が装着されることとなる。
【0027】
このように、本実施形態に係る基板取付け部45によれば、弾球遊技機1(典型的には遊技盤19)における電気部品類の配置状況に応じて、一又は二以上の中継基板その他の回路基板を異なる二以上の取り付け態様で装着することができる。従って、遊技盤19等に装備される電気部品(遊技装置類)が交換されるような場合であってそれに対応する中継基板の形状や装着枚数が変更になる場合であっても、基板取付け部45即ち下部誘導樋ユニット40を交換することなく、かかる変更に対処することができる。このため、当該弾球遊技機1の仕様変更に付随する部品交換に要するコストを低減することができる。また、形状の異なる何種類もの下部誘導樋41を用意する必要がないため、そのことに要する在庫・生産管理を行う手間がいらない。
【0028】
また、本実施形態においては、基板支持台50,55を介して中継基板34,35を基板取付け部45に装着する結果、基板支持台50,55そのものの形状変更によって、その構成部材(ここでは下部誘導樋41)自体を取り替えることなく中継基板34,35の取り付け態様をさらに多様化することができる。例えば、大基板支持台50における取付け孔51aの形成部位を適宜変更(例えば左端取付けボス46a,47aと中央やや左寄りの取付けボス46c,47cに対応させるように変更)することによって、その装着部位を基板取付け部45の左端側または右端側に変更させることができる。あるいは、同様にして、大基板支持台50を二つ並べて装着することによって、大中継基板34を2枚装着することもできる。また、基板支持台50,55に中継基板34,35を支持させる結果、基板自体の強度やホールド性を高めることができると共に、本実施形態に係る弾球遊技機1への基板装着作業を平易化することができる。複雑で繊細な構造の回路基板自体を直接取り扱って装着作業を行わずにすむからである。
【0029】
以上、一般的な弾球遊技機1を例にして、本発明の遊技機の好適な一実施形態を説明したが、本発明は上記形態に限定されず、他の種々の形態で実施され得る。例えば、図8に示すように、上記と同形状の下部誘導樋61において、その誘導樋形成部61aの上縁部および下縁部(誘導樋形成部61aの外側を一部含む)に同じ高度の取付けボス62a〜i,63a〜iを相互に等間隔に複数箇所(図8では上下9箇所ずつ計18箇所)形成した基板取付け部65も、本発明の実施形態として好ましいものである。この形態においては、例えば、上記基板支持台50,55の基台プレート51,56上の取り付け孔51a,56aを上記取付けボス62a〜i,63a〜iの間隔と等しい間隔に形成しておくことによって、当該基板取付け部65の所望する部位にかかる基板支持台を取り付けることができるようになる。このため、一つの基板支持台の基板取付け部65における装着部位の変更が容易となる。また、そのような基板支持台をサイズを異ならせて複数種類用意しておくことによって、回路基板の形状変更や基板装着枚数の変更にフレキシブルに対処することができる。
【0030】
また、上述の実施形態では、基板支持台50,55は、取付けボスのいずれかにねじvで締め付けられて基板取付け部45に固定されていたが、これに限るものでもない。例えば、図9および図10に示すような、ねじ止めを伴わない形状の基板取付け部75も本発明に係る基板取付け部として好適である。以下、本実施形態の基板取付け部75について説明する。図9におけるX−X線断面図である図10に示すように、本基板取付け部75は、種々の基板取付け部構成部材70(弾球遊技機についていえば、上記誘導樋や遊技盤等)の平坦な表面に形成された、上部を除く三方に矩形額縁(枠)状に突設された基板保持部材74から構成されている。而して、当該基板保持部材74の内壁面には回路基板36若しくは回路基板36を支持したプレート状基板支持台76の上方を除く縁端部分を嵌め込み得る嵌合溝74aが形成されている。
【0031】
一方、本実施形態においては、上記実施形態と同様、回路基板36は、プレート状基板支持台76に支持された状態で、基板取付け部75に装着される。すなわち、図9および図10に示すように、本基板支持台76表面のコーナー部分近くには円筒状の基板支持ボス76a〜dが突設されており、その頂面に回路基板36が固着されている。而して、枠状基板保持部材74の開放されている上方から当該基板支持台74を上記嵌合溝74aに嵌め入れる。このことによって、図示されるように、回路基板36を基板支持台76ごと基板取付け部75に装着することができる。このように、本実施形態に係る基板取付け部75によれば、ねじ締めを伴わずに迅速且つ簡便に回路基板36を装着することができる。なお、枠状基板保持部材74の上端部に基板支持台76の上縁部に当接する開閉可能な蓋状のストッパー(図示せず)を設けることは、基板支持台76の脱落やがたつきを未然に防止することができるため好ましい。
【0032】
また、上記基板支持ボス76a〜dと同様の基板支持ボスを基板支持台76上の異なる複数箇所に適宜設けておくことによって、形状(サイズ)の異なる一または二以上の回路基板を一つの基板支持台76に取り付けることができる。このことによって、基板取付け部75に複数の枠状基板保持部材74を設けずとも一または二以上の回路基板を異なる二以上の取付け態様で平面的に取り付けることが可能となる。以下、このような形状(サイズ)の異なる一または二以上の回路基板を異なる二以上の取付け態様で平面的に取り付け得る基板支持台の好適例を説明する。
【0033】
例えば、図11に示すようなプレート状基板支持台80は、一または二以上の回路基板を異なる二以上の取付け態様で平面的に取り付け得る基板支持台として好適である。すなわち、図11の基板支持台80は、上述の基板支持台50,55と同様、方形状に成形された典型的には金属製或いは樹脂製の基台プレート81を主要構成部材としている。なお、本実施形態に係る基台プレート81には、上記支持台50,55における基台プレート51,56と同様、基板取付け部45における取付けボス46a〜g,47a〜g(図3)に本基台プレート81をねじ止めするための取付け孔81aが設けてある。なお、上記枠状基板保持部材74に装着する場合は、かかる取付け孔81aは設ける必要がない。一方、この基台プレート81の表面には、その縁部に沿って基板支持フレーム82が突設している。図11に示すように、この基板支持フレーム82には、上下一対の長辺側において、各6箇所のねじ締め用の取付け部83a〜83f,84a〜84fがほぼ均等の間隔で形成されている。而して、かかる取付け部83a〜83f,84a〜84fのいくつか(典型的には上下2箇所ずつの計4箇所)を使用して、種々の態様で回路基板を取り付けることができる。
【0034】
例えば、その一態様として図12に示すように、本基板支持台80には、向かって左側から2番目の上下一対の取付け部83b,84bと、向かって右側から2番目の上下一対の取付け部83e,84eとを使用して比較的大きい回路基板37一枚をねじvで取り付けることができる。あるいは、他の一態様として図13に示すように、左端の上下一対の取付け部83a,84aと中央左寄りの上下一対の取付け部83c,84cとを使用して比較的小型の回路基板38aをねじvで取り付けるとともに、対称的に、右端の上下一対の取付け部83f,84fと中央右寄りの上下一対の取付け部83d,84dとを使用して同形の回路基板38bをねじvで取り付けることもできる。
【0035】
また、上記各実施形態では、回路基板はいずれも基板支持台の外縁からはみ出さないように取付けられているが、このような取付け態様に限定されない。例えば、遊技機に許容スペースが存在する限り、図14〜図16に示すような回路基板の一部がはみ出した取付け態様もあり得る。すなわち、図11に示す基板支持台80と同様の基台プレート91と支持フレーム92とからなる基板支持台90(但し、本実施形態の説明上、取付け部93a〜b,94a〜bは方形枠状支持フレーム92の四隅にしか設けられていない。)に、図15に示すように大型の回路基板39を取り付けてもよい。この場合、大型回路基板39の左右上端部をねじvで支持フレーム92上側の取付け部93a,93bに取り付けるとともに、支持フレーム92下側の取付け部94a,94bに対応する部位をねじ止めする。これにより、図15に示すように、大型回路基板39の下部をはみ出しつつ当該基板39を基板支持台90に取り付けることができる。而して、一例として図16に示すように、基台プレート91に形成されている取付け孔91aを上記下部誘導樋41の基板取付け部45におけるいずれかの選択された取付けボス(例えば図3における符号46c,47c,46e,47eで特定される取付けボス)に合わせてねじvで締め付けることによって、かかる大型回路基板39(即ちこの場合は中継基板となり得る)を好適に装着することができる。
【0036】
以上、弾球遊技機を例示して、本発明の遊技機における基板取付け部、基板支持台、および当該基板支持台を介した回路基板の基板取付け部への取り付け態様の好適例を説明したが、本発明の目的に合致する限り、さらに他の部分の変更を付加し得ることはいうまでもない。例えば、図17に示すように、上述の実施形態で示した大基板支持台50の取付け孔51aの裏面側に、当該取付け孔51aに連通する保持部51bを設けてもよい。この保持部51bは、当該大基板支持台50を基板取付け部45に取り付ける際、対応する取付けボス46cに覆い被さる茶筒(中空)形状に形成されている。かかる保持部51bは、大基板支持台50を基板取付け部45に取り付ける際の仮止め手段として機能する。すなわち、かかる仮止め手段たる保持部51bを設けた結果、図17に示すように、当該保持部51bの中空部分に取付けボス46cを嵌め込む(図中の矢印参照)ことによって、ねじvを締め付けることなく、当該基板支持台50をかかる取付けボス46cに係止することが可能となり、結果、ねじvを取付け孔51aに取り付けて締め付ける操作を容易に行うことができる。当該仮止め手段(保持部51b)によって、ねじ締め作業時に作業者が基板支持台50を手で支えておく必要がなくなるからである。このような、仮止め手段を付加された基板支持台は、本発明の実施に好ましい典型的な変更例の一つである。また、本発明を具現化するものとしては弾球遊技機が好適であるが、これに限られず、遊技ホールに備えられる遊技機(例えば、パチスロ等のスロットマシン機、ピンボール機、写真シール製造機)全般に適用され得る。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、煩雑な操作や部材変更を伴わずに遊技盤に装着される回路基板の形状変更を伴う取り替えを容易に行い得る基板取付け部を有する遊技機を提供することができる。
【0038】
すなわち、本発明の遊技機に設けられた基板取付け部によれば、形状・サイズの異なる回路基板相互の交換や増設を基板取付け部自体の変更を伴うことなく容易に行うことができる。従って、上記従来におけるもののように基板取付け部構成部材を回路基板の形状変更を想定して何種類も予め作製しておく必要もなく、それに伴う製造コストや在庫・生産管理の手間を削減することもできる。
【0039】
また、回路基板を基板支持台に支持しつつ当該基板支持台を上記基板取付け部に取り付けることを特徴とする本発明の遊技機によれば、基板取付け部に取り付ける回路基板の強度を上記基板支持台に支持させることによって向上することができる。また、回路基板を基板支持台を介して間接的に基板取付け部に取り付ける結果、基板支持台そのものの形状変更によって基板取り付け部構成部材自体を変更する(取り替える)ことなく回路基板の取り付け態様をさらに多様化することができる。さらにまた、予め基板支持台に回路基板を取り付けておく結果、種々の素子が配備されていて本来慎重な取り扱いが要求される回路基板そのものに触れることなく、より平易に遊技機の基板取付け部に当該回路基板を基板支持部ごと装着することができる。また、基板取付け部に複数の取付けボスを形成した本発明の遊技機によれば、かかる複数の取付けボスのうちのいくつかを選択して形状・サイズの異なる回路基板を好ましくは基板支持台とともに基板取付け部のいずれかの部位に装着することができる。このため、回路基板の変更・増設に対してよりフレキシブルに対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る本発明の弾球遊技機の背面図である。
【図2】一実施形態に係る本発明の弾球遊技機の遊技盤裏面側の構造を示す背面図である。
【図3】一実施形態に係る基板取付け部が形成された下部誘導樋の正面図である。
【図4】(a)および(b)は、それぞれ一実施形態に係る基板支持台の構造を模式的に示す正面図である。
【図5】基板取付け部に基板支持台ごと回路基板を装着した下誘導樋ユニットを模式的に示す正面図である。
【図6】一実施形態に係る下誘導樋ユニットの組み付け状況を模式的に示す遊技盤の要部断面図である。
【図7】図6の一部拡大図である。
【図8】一実施形態に係る基板取付け部が形成された下部誘導樋の正面図である。
【図9】一実施形態に係る基板取付け部の構造および基板支持台の取付け状況を模式的に示す正面図である。
【図10】図9におけるX−X線断面図である。
【図11】一実施形態に係る基板支持台の構造を模式的に示す正面図である。
【図12】一実施形態に係る基板支持台へ回路基板を取り付ける場合の一態様を示す正面図である。
【図13】一実施形態に係る基板支持台へ回路基板を取り付ける場合の一態様を示す正面図である。
【図14】一実施形態に係る基板支持台の構造を模式的に示す正面図である。
【図15】一実施形態に係る基板支持台へ回路基板を取り付ける場合の一態様を示す正面図である。
【図16】回路基板を取付けた一実施形態に係る基板支持台を下部誘導樋に形成された基板取付け部に装着した状態を模式的に示す断面図である。
【図17】仮止め手段の一例を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 遊技機
19 遊技盤
34,35 回路基板
40 誘導樋ユニット
42a,42b,43 球誘導路
45 基板取付け部
46a〜46g,47a〜47g 取付けボス
50,55 基板支持台
51,56 基台プレート
51a,56a 取付け孔
52a,52b,57a,57b 基板支持フレーム
52c,57c コーナー支持フレーム
52d,57d 嵌合片
v ねじ
Claims (1)
- 前面に遊技領域を構成した遊技盤の裏側に入賞球用の誘導樋ユニットが取着され、この誘導樋ユニットの背面側に遊技内容・遊技部品・制御内容に適応する方形状の各種サイズの回路基板を選択的に着脱交換可能に配置し得るようにした遊技機において、
前記誘導樋ユニットでは、
前記遊技盤の裏面に対向する側に前記遊技領域で発生した入賞球を導入して下方に案内する球誘導路が区画形成されるとともに、この球誘導路の背面を覆う裏側に前記各種サイズの回路基板を着脱交換可能に配置し得るための基板取付け部が左右方向の横長に亘り形成され、
前記基板取付け部の上縁部と下縁部との左右方向に亘る各位置に多数個のネジ締め用の取付けボスが共に同じ突出高さでなおかつ上下整列位置に配置され、
この各位置の取付けボスに亘り、各種サイズの回路基板と、方形枠状をなす各種サイズの基板支持台と、が共に選択されてねじで着脱交換可能に取着し得、
前記各種サイズの基板支持台は、
縁部に取付け孔を有し該取付け孔に通した前記ねじで前記基板取付け部の取付けボスに取着される方形板状の基台プレートと、
該基台プレートの背面側の前記取付け孔より内側を方形枠状に包囲するようにして突設した壁状の基板支持フレームと、
該基板支持フレームの角部外側に形成された位置決め用の4つのコーナー支持フレームと、
該コーナー支持フレームの隣り合う2つのものの頂部端面に形成された嵌合片と、を備え、
各種サイズの回路基板が、当該適合サイズの基板支持台の基板支持フレームに載置されて前記嵌合片とコーナー支持フレームとにより位置決めされた状態で取着セットし得るように構成したことを特徴とする遊技機。
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