JP4359191B2 - 信号生成装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、特許文献1〜4に開示された方法によると、消費電力が大きい大型の増幅器が必要になったり、ピーク抑圧後の信号の帯域が広がってしまったり、データ誤りが増えてしまったりする。
また、本発明は、装置を大型化したり、消費電力を増やしたりせずに、信号のピーク電圧を抑圧することができるマルチキャリア通信装置及びマルチキャリア通信装置におけるピーク電力抑圧方法を提供することを目的とする。
また、本発明にかかる信号生成装置によれば、装置を大型化したり、消費電力を増やしたりせずに、信号のピーク電圧を抑圧することができる。
本発明の実施形態の説明に先立ち、その理解を助けるために、まず、一般的なOFDM送信装置8を説明する。
図1は、一般的なOFDM送信装置8の構成を示す図である。
図1に示すように、OFDM送信装置8は、マッピング・IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部140、直交変調部150、ディジタル/アナログ変換部(D/A変換部)156、周波数変換部(Conv.)158、ローカル信号生成部(OSC)100、高周波電力増幅部(RF−AMP)102および送信アンテナ106から構成される。
OFDM送信装置8は、これらの構成部分により、外部から入力される送信データを、OFDM方式の送信信号を生成し、無線通信回線に対して送信する。
なお、以下、マッピング部144−1〜144−Nなど、複数あり得る構成部分のいずれかを特定せずに示すときには、単にマッピング部144などと略記することがある。
また、以下、各図において、実質的に同じ構成部分には、同じ符号が付される。
さらに、マッピング・IFFT部140は、パラレル形式に変換された送信データを、変調方式に応じた数を単位とするN個のディジタルシンボルに分け、N個のディジタルシンボルそれぞれを、マッピング部144−1〜144−Nそれぞれに対して出力する。
例えば、OFDM送信装置8において、変調方式として、BPSK(Binariphase Phase Sift Keying)が用いられるときには、ディジタルシンボルそれぞれに含まれる送信データのビット数は1ビットとなる。
また、例えば、OFDM送信装置8において、変調方式として、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)が用いられるときには、ディジタルシンボルそれぞれに含まれる送信データのビット数は4ビットとなる。
IFFT部146は、マッピング部144−1〜144−Nから入力された信号点に対してIFFT処理を行い、N個のディジタルシンボルによりN個のサブキャリア(搬送波信号)を変調し、IFFTサンプル(OFDMシンボルデータ)を生成し、直交変調部150に対して出力する。
D/A変換部156は、入力されたディジタル形式のデータを、アナログ形式の送信信号に変換し、送信信号として、周波数変換部158に対して出力する。
この送信信号には、BPSKあるいは16QAMにより変調されたN個のサブキャリアが含まれている。
周波数変換部158は、入力された送信信号の周波数を、ローカル信号生成部100から入力されるローカル信号を用いて変換し、RF−AMP102に対して出力する。
RF−AMP102は、周波数変換部158から入力される送信信号を電力増幅し、送信アンテナ106を介して無線通信回線に対して送信する。
図2に示すように、DSP回路12は、入力インターフェース回路(入力IF)120、DSP122、RAM・ROMなどのメモリ124および出力IF126などから構成され、入力IF120を介して入力されるディジタルデータを高速処理して、出力IF126を介して出力する。
なお、OFDM送信装置8の各構成部分は、専用のハードウエアによって実現されても、図2に示したDSP回路12を用いてソフトウエア的に実現されてもよく、OFDM送信装置8においては、例えば、マッピング・IFFT部140および直交変調部150が、DSP回路12を用いたソフトウエア的な処理として実現されうる(以下の各図に示すOFDM送信装置において同様)。
しかしながら、OFDM方式の送信信号に含まれるサブキャリアの間には相関がないので、多くのサブキャリアの位相が同じになる可能性があり、同位相となった多くのサブキャリアが、送信信号において重ね合わされてると、送信信号の振幅に大きなピークが生じてしまう。
なお、図3においては、送信信号に直交する周波数(IFFTフレームの整数分の1となる周波数は1フレーム積分で0となり、直交関係となる)の32個のサブキャリアが含まれている場合が例示され、これらのサブキャリアそれぞれは、割り当てられたディジタルシンボルに応じた位相の正弦波として表されている。
1つ1つのサブキャリアの振幅は小さいが、上述したように、多くのサブキャリアの位相が一致すると、多くのサブキャリアが同相で重ね合わされて、送信信号の振幅に大きなピークが生成してしまう。
これに対して、上記ピークが、入力信号振幅の適切な範囲を超えると、ピーク部分は、RF−AMP102の非線形領域おいて増幅され、この部分の出力信号には、大きな非線形ひずみが生成する。
このような非線形ひずみは、送信スプリアス信号の原因となる。
また、非線形ひずみの防止のためには、RF−AMP102に入力される送信信号の振幅を、一定の上限値で制限する対策が考えられるが、この対策は、振幅制限に伴う大きな非線形ひずみの生成を招いてしまう。
以下、本発明の第1の実施形態を説明する。
図4は、本発明にかかる第1のOFDM送信装置10の構成を示す図である。
図4に示すように、第1のOFDM送信装置10は、マッピング・IFFT部140、ローカル信号生成部100、RF−AMP102−1,102−2、合成部104、送信アンテナ106、第1の送信信号生成部14および第1のピーク抑圧部40から構成される。
送信信号生成部14は、直交変調部150−1、バッファ部152、減算部154、D/A変換部156−1および周波数変換部158−1から構成される。
また、ピーク抑圧部40は、ピーク値・ピーク位置(PV/PL)検出部400、ピークキャリア(PC)抽出部410、ピークキャリア生成部412、直交変調部150−2、D/A変換部156−2および周波数変換部158−2から構成される。
OFDM送信装置10は、これらの構成部分により、送信データから得られるディジタルシンボルにより変調されたN個のサブキャリアを含む送信信号のピークを抑圧して送信する。
バッファ部152は、直交変調部150−1から入力された変調データをバッファリングし、減算部154およびピーク抑圧部40のピーク値・ピーク位置検出部400の処理の用に供する。
D/A変換部156−1は、減算部154から入力されたディジタル形式の変調データを、アナログ形式の送信信号に変換し、周波数変換部158−1に対して出力する。
周波数変換部158−1は、ローカル信号生成部100から入力され、ピーク抑圧部40の周波数変換部158−2に対して入力されるローカル信号と絶対位相が同相に保たれているローカル信号を用いて、D/A変換部156−1から入力された送信信号の周波数を変換し、RF−AMP102−1に対して出力する。
RF−AMP102−1は、D/A変換部156−1から入力された送信信号を電力増幅し、合成部104に対して出力する。
ピーク値・ピーク位置検出部400は、この検出結果を、ピークキャリア抽出部410に対して出力する。
従って、ピーク位置で同相のサブキャリアを、変調データ(送信データ)から削除すると、ピークの値は小さくなる。
また、ピーク位置に同相のサブキャリアの内、ピーク位置における振幅が大きいサブキャリアを削除したときには、ピークの値は大きく減衰し、ピークにおける振幅が小さいサブキャリアを削除したときには、ピークの値は少なく減衰する。
ピークキャリア抽出部410は、ピーク値・ピーク位置検出部400により検出されたピークと同相のサブキャリアから、ピークにおける振幅が大きい順にL個(例えば、LはN/4程度)のサブキャリアを抽出し、そのサブキャリアの周波数情報および対応するディジタルシンボルを出力する。
また、ピークキャリア生成部412は、マッピング・IFFT部140と同様に、バタフライ演算のような逆高速フーリエ変換処理を行ってもよいが、ここでは、L個のサブキャリアの波形データそれぞれを、対応するディジタルシンボルで変調(複素乗算)して得られるデータの全てを足し合わせることにより、ピーク抑圧用データを作成し、直交変調部150−2に対して出力する。
なお、サブキャリアの波形データは、例えば、予めROMに記憶されたサイン波形を、対応するサブキャリアの周波数に応じて読み出すことにより生成される。
なお、ピークキャリア生成部412が直接、中間周波に変換後のサブキャリアを用いて実数波形のピーク抑圧用データを生成するときには、直交変調部150−2は不要である。
D/A変換部156−2は、直交変調部150−2から入力されたディジタル形式の抑圧用変調データをアナログ形式のピーク抑圧用信号に変換し、D/A変換部156−1と同期したタイミングで、周波数変換部158−2に対して出力する。
周波数変換部158−2は、ローカル信号生成部100から入力され、周波数変換部158−1においてと絶対位相が同相に保たれたローカル信号を用いて、ピーク抑圧用信号の周波数を変換し、RF−AMP102−2に対して出力する。
合成部104は、RF−AMP102−1から入力された送信信号と、RF−AMP102−2から入力されるピーク抑圧用信号とを加算して合成し、無線通信回線に対して送出されるべき最終的な送信信号として、送信アンテナ106を介して送出する。
なお、D/A変換部156−1,156−2からの遅延時間(位相)が等しくなるように、各経路の遅延は、適宜、調整される。
以下、第1のOFDM送信装置10におけるピーク抑圧のための動作を全体的に説明する。
図5は、図4に示した第1のOFDM送信装置10の動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、第1段階のピーク抑圧(S12)のステップ120(S120)において、直交変調部150−1から変調データが入力されると、ピーク値・ピーク位置検出部400は、変調データを処理し、ピーク(例えば図3)の値と位置とを検出する。
ステップ124(S124)において、ピークキャリア生成部412は、抽出されたサブキャリアおよび送信データを用いて、ピーク抑圧用データを生成する。
ステップ126(S126)において、送信信号生成部14の減算部154は、変調データから、ピーク抑圧用データを減算する。
なお、以下に示す図6,図7には、2個のサブキャリアについて、ピークの抑圧が行われた(L=2の)場合が例示されている。
以上説明したように、送信信号生成部14のバッファ部152にバッファリングされた変調データから、ピーク抑圧部40のピークキャリア生成部412により生成されたピーク抑圧用データを減算すると、図6に示すように、ピークキャリア抽出部410により検出されたピーク(図3)の値は減少する。
一方、変調データからピーク抑圧用データを減算することにより、第1段階のピーク抑圧前には、その振幅の値が最大でなかったピークの値が、却って大きくなり、図6に示すように、別の位置に最大のピークが生じてしまうことがある。
このような不具合を解消するために、以下に示す第2段階のピーク抑圧が行われる。
図4で言うと、バッファ部152、減算部154、PV/PL検出部400、PC生成部412および直交変調部150−2を、減算部154,直交変調部152−2の後に、もう一段、設けた構成となる。
そして、2段の各直交変調部150−2の出力の環が、ピーク抑圧用信号となる。
以上説明した第2段階のピーク抑圧を行うことにより、図7に示すように、ピークキャリア抽出部410により検出されたピーク(図3)の振幅、および、第1段階のピーク抑圧により却って振幅が大きくなったピーク(図6)の振幅の両方が小さくなる。
例えば、OFDM送信装置10において、N=32,L=5(≒全サブキャリア数の15%)とすると、図8に示すように、3.5dB程度のピーク抑圧効果が得られる。
従って、送信信号増幅用のRF−AMP102−1のバックオフが3.5dB程度、改善され、その消費電力は1/2となる。
また、ピーク抑圧信号増幅用のRF−AMP102−2は、扱うキャリア数Lが、全キャリア数Nの15%なので、その出力電力もさらに6dB程度低い。
従って、2つのRF−AMP102−1,102−2を用いても、OFDM送信装置10の消費電力は、トータルとして、一般的なOFDM送信装置8(図1)の消費電力よりも小さい。
なお、本発明にかかるピーク抑圧方法は、OFDMの他、多数のサブキャリアを含み、これらのサブキャリアの位相関係によって、振幅にピークを生じうる様々な方式のピーク抑圧に応用されうる。
以下、本発明の第2の実施形態を説明する。
図9に示すように、第2のOFDM送信装置18は、マッピング・IFFT部140、ローカル信号生成部100、RF−AMP102−1,102−2、合成部104、送信アンテナ106、第2の送信信号生成部16および第1のピーク抑圧部40から構成される。
つまり、直交変調部150−1は、第1の送信信号生成部14において、マッピング・IFFT部140とバッファ部152との間にあるが、第2の送信信号生成部16においては、減算部154とD/A変換部156−1との間にある。
第2のOFDM送信装置28は、これらの構成部分により、第1のOFDM送信装置10と同様に、送信データから得られるディジタルシンボルにより変調されたN個のサブキャリアを含む送信信号のピークを抑圧して送信する。
減算部154は、バッファ部152から入力されるIFFTサンプルから、ピークキャリア生成部412から入力されるピーク抑圧用データを減算し、直交変調部150−1に対して出力する。
直交変調部150−1は、減算部154から入力されるIFFTサンプルを直交変換して変調データとし、D/A変換部156−1に対して出力する。
ピークキャリア抽出部410は、ピーク値・ピーク位置検出部400により検出されたピークと同相のサブキャリアから、ピークにおける振幅が大きい順にL個(例えば、LはN/4程度)のサブキャリアを抽出する。
なお、第2のOFDM送信装置18においては、バッファ部152、減算部154およびピーク値・ピーク位置検出部400は、変調データではなく、複素形式のIFFTサンプルを扱う点、および、これに伴って回路あるいは演算内容が変更される点で、第1のOFDM送信装置10においてとは異なっている。
以下、第2のOFDM送信装置18におけるピーク抑圧のための動作を全体的に説明する。
図10は、図9に示した第2のOFDM送信装置18の動作を示すフローチャートである。
図10に示すように、第1段階のピーク抑圧(S20)のステップ220(S220)において、バッファ部152を介してマッピング・IFFT部140からIFFTサンプルが入力されると、ピーク値・ピーク位置検出部400は、変調データを処理し、ピーク(例えば図3)の値と位置とを検出する。
ステップ224(S224)において、ピークキャリア生成部412は、抽出されたサブキャリアおよび送信データを用いて、ピーク抑圧用データを生成する。
ステップ226(S226)において、送信信号生成部16の減算部154は、変調データから、ピーク抑圧用データを減算する。
第2のOFDM送信装置18は、第1のOFDM送信装置10と同様の動作を行い、同様の効果(図3,図6〜図8を参照)を奏する。
以下、本発明の第3の実施形態を説明する。
図11に示すように、第3のOFDM送信装置20は、図4に示した第1のOFDM送信装置10の合成部104および送信アンテナ106を取り除き、RF−AMP102−1,102−2それぞれの出力側に、指向性送信アンテナ110−1,110−2を接続した構成を採る。
つまり、第3のOFDM送信装置20は、送信信号を指向性送信アンテナ110−1から送出し、ピーク抑圧用信号を指向性送信アンテナ110−2から送出し、合成部104を用いずに、無線通信回線において、送信信号とピーク抑圧用信号とを合成する構成を採る。
また、指向性送信アンテナ110−1,110−2には、指向方向において、位相関係が同一になるように送信信号およびピーク抑圧用信号が供給される。
このように指向性送信アンテナ110−1,110−2を配置し、送信信号およびピーク抑圧用信号を供給することにより、指向性送信アンテナ110−1,110−2から充分に離れた位置(一般的には、指向性送信アンテナ110−1,110−2間の間隔の10倍以上離れた位置)からは、送信信号およびピーク抑圧用信号は、あたかも単一の送信アンテナから送信されたかのように受信される。
第3のOFDM送信装置20によれば、合成部104における合成損失をなくすことができる。
以下、本発明の第4の実施形態を説明する。
図12に示すように、第4のOFDM送信装置22は、図9に示した第2のOFDM送信装置18の合成部104および送信アンテナ106を取り除き、RF−AMP102−1,102−2それぞれの出力側に、指向性送信アンテナ110−1,110−2を接続した構成を採る。
つまり、第4のOFDM送信装置22は、第3のOFDM送信装置20(図11)と同様に、送信信号を指向性送信アンテナ110−1から送出し、ピーク抑圧用信号を指向性送信アンテナ110−2から送出し、合成部104を用いずに、無線通信回線において、送信信号とピーク抑圧用信号とを合成する構成を採る。
以下、本発明の第5の実施形態を説明する。
図13に示すように、第5のOFDM送信装置24は、マッピング・IFFT部140、パイロットキャリア生成部148、第1の送信信号生成部14、第3のピーク抑圧部44、RF−AMP102−1,102−2、合成部104、分配部108および送信アンテナ106から構成される。
OFDM送信装置24は、送信信号とピーク抑圧用信号との間に生じる位相および振幅の誤差を、これらの誤差を検出するためのパイロットキャリアを用いて検出し、補正することにより、さらに精密に、送信信号の振幅のピークを抑圧可能に構成されている。
パイロットキャリア生成部148は、第0のキャリアをマッピングするマッピング部144(図4など)として動作し、パイロットキャリアに所定のデータをマッピングし、IFFT部146に対して出力する。
分配部108は、合成部104から入力された送信信号の一部を、パイロットキャリア検出部442に対して分配する。
ピークキャリア生成部412は、ピークキャリア抽出部410により抽出されたL個のサブキャリア、および、逆相パイロットキャリア生成部440から入力された逆相パイロットキャリアを含むピーク抑圧用データを生成する。
パイロットキャリア検出部442は、分配部108により分配された送信信号から、パイロットキャリアに対応する信号を抽出する。
ベクトル調整部446は、ベクトル制御部444の制御に従って、直交変調部150−2から入力される抑圧用変調データの振幅および位相を調整する。
ベクトル制御部444は、ベクトル調整部446を制御して、パイロットキャリア検出部442から入力されるパイロットキャリアに対応する信号の強度が最小(好ましくは0)になるように、直交変調部150−2から入力されるピーク抑圧用変調データの振幅および位相を制御する。
ベクトル制御部444によるピーク抑圧用変調データの振幅および位相の制御は、例えば、ベクトル調整部446における演算に用いられる係数の値を変更することにより実現される。
つまり、抑圧用変調データの振幅および位相が、個別に微少量ずつ変更され、それにより、パイロットキャリアに対応する信号が小さくなる方向を見つけて、その方向に位相・振幅が少しずつ修正される。
また、パイロットキャリア数は1に限らず、例えば、帯域の両側に2つ設けられてもよく、あるいは、それ以上の数が設けられてもよい。
第5のOFDM送信装置24によれば、第1〜第4のOFDM送信装置10,18,20,22よりもより精密で効果的なピーク抑圧が実現できる。
以下、本発明の第6の実施形態を説明する。
図14に示すように、第5のOFDM送信装置26は、マッピング・IFFT部140、加算部160−1,160−2、第2の送信信号生成部16、パイロットキャリア生成部260、第3のピーク抑圧部44、RF−AMP102−1,102−2、合成部104、分配部108および送信アンテナ106から構成される。
第6のOFDM送信装置26は、第5のOFDM送信装置24(図13)と同様に、パイロットキャリアを用いて、さらに精密に、送信信号の振幅のピークを抑圧するように構成されている。
加算部160−1は、パイロットキャリア生成部260から入力されるパイロットキャリアのデータと、マッピング・IFFT部140から入力されるIFFTサンプルとを加算し、送信信号部16に対して出力する。
送信信号生成部16は、加算部160−1から入力された加算値に対して、第2,第4のOFDM送信装置18,22(図9,図12)においてど同様な処理を行い、送信信号を生成する。
加算部160−2は、逆相パイロットキャリア生成部440から入力された逆相パイロットキャリアに対応するピーク抑圧用変調データと、ピークキャリア生成部412から入力されたピーク抑圧用データとを加算し、ベクトル調整部446に対して出力する。
ベクトル調整部446は、ベクトル制御部444の制御に従って、加算部160−2から入力される加算値(ピーク抑圧用データ)の振幅および位相を調整する。
ベクトル制御部444は、ベクトル調整部446を制御して、パイロットキャリア検出部442から入力されるパイロットキャリアに対応する信号の強度が最小(好ましくは0)になるように、直交変調部150−2から入力されるピーク抑圧用変調データの振幅および位相を制御する。
直交変調部150−2は、ベクトル調整部446により調整されたピーク抑圧用変調データを直交変調する。
第6のOFDM送信装置26によれば、第5のOFDM送信装置24と同様に、第1〜第4のOFDM送信装置10,18,20,22よりもより精密で効果的なピーク抑圧が実現できる。
以下、本発明の第7の実施形態を説明する。
OFDM送信装置28は、図13に示した第5のOFDM送信装置24から、パイロットキャリア生成部148および逆相パイロットキャリア生成部440を削除し、パイロットキャリア抽出部442を、OFDM復調部446に置換した構成を採る。
ベクトル制御部444は、入力された各サブキャリアのシンボルの中から、PC抽出部410において抽出された抽出キャリアと、抽出されなかった非抽出キャリアとをそれぞれ1つ以上、任意に選択する。
ベクトル制御部444は、選択された抽出キャリアおよび非抽出キャリアそれぞれについて、マッピング・IFFT部140において用いられた変調前のシンボルと、復調シンボルとの比(複素数)を算出し、平均化する。
さらに、ベクトル制御部444は、算出された比が1:1となるように、ベクトル調整部446の制御量(位相・振幅)を更新する。
この更新方法の例として、例えば、現在の制御量に、前記比を重み付きで乗算した値を、次の制御量とする方法を挙げることができる。
12・・・DSP回路、
120・・・入力IF、
122・・・DSP、
124・・・メモリ、
126・・・出力IF、
100・・・ローカル信号発生部、
102・・・RF−AMP、
104・・・合成部、
106・・・送信アンテナ、
108・・・分配部、
110・・・指向性送信アンテナ、
140・・・マッピング・IFFT部、
142・・・S/P変換部、
144・・・マッピング部、
146・・・IFFT部、
148・・・パイロットキャリア生成部、
14,16・・・送信信号生成部、
150・・・直交変調部、
152・・・バッファ部、
154・・・減算部、
156・・・D/A変換部、
158・・・周波数変換部、
40,42,44・・・ピーク抑圧部、
400・・・ピーク値・ピーク位置検出部、
410・・・ピークキャリア抽出部、
412・・・ピークキャリア発生部、
442・・・パイロットキャリア検出部、
444・・・ベクトル制御部、
446・・・ベクトル調整部、
440・・・逆相パイロットキャリア生成部、
Claims (3)
- それぞれ変調された複数の送信されるべき副搬送波を含むディジタル形式の第1のデータを生成する第1のデータ生成手段と、
前記生成された第1のデータを、アナログ形式に変換したときに得られる信号の振幅にピークを生じさせる前記副搬送波信号に対応するディジタル形式の第2のデータを生成する第2のデータ生成手段と、
前記生成された第1のデータから前記生成された第2のデータを減算して、第3のデータを生成する第3のデータ生成手段と、
前記生成された第2のデータをアナログ形式の信号に変換して、第1の信号を生成する第1の信号生成手段と、
前記生成された第3のデータをアナログ形式の信号に変換して、第2の信号を生成する第2の信号生成手段と、
前記生成された第1の信号と、前記生成された第2の信号とを合成する合成手段と
を有する信号生成装置。 - それぞれ変調された複数の送信されるべき副搬送波を含むディジタル形式の第1のデータを生成する第1のデータ生成手段と、
前記生成された第1のデータをアナログ形式に変換したときに得られる信号の振幅にピークを生じさせる前記副搬送波信号に対応するディジタル形式の第2のデータを生成する第2のデータ生成手段と、
前記生成された第1のデータから前記生成された第2のデータを減算して、第3のデータを生成する第3のデータ生成手段と、
前記生成された第2のデータをアナログ形式の信号に変換して、第1の信号を生成する第1の信号生成手段と、
前記生成された第3のデータをアナログ形式の信号に変換して、第2の信号を生成する第2の信号生成手段と、
前記生成された第1の信号と前記生成された第2の信号とを、これらの信号が空間において重ね合わされるようにそれぞれ放射する2つのアンテナ手段と
を有する信号生成装置。 - それぞれ変調された複数の送信されるべき副搬送波を含むディジタル形式の第1のデータを生成する第1のデータ生成手段と、
前記生成された第1のデータに、ディジタル形式の制御用データを付加する第1の付加手段と、
前記制御用データが付加された第1のデータを、アナログ形式に変換したときに得られる信号の振幅にピークを生じさせる前記副搬送波信号に対応するディジタル形式の第2のデータを生成する第2のデータ生成手段と、
前記生成された第2のデータに、逆位相の前記制御用データを付加する第2の付加手段と、
前記制御用データが付加された第1のデータから、前記生成された第2のデータを減算して、第3のデータを生成する第3のデータ生成手段と、
前記逆位相の制御用データが付加された第2のデータを調整する調整手段と、
前記調整された第2のデータをアナログ形式の信号に変換して、第1の信号を生成する第1の信号生成手段と、
前記生成された第3のデータをアナログ形式の信号に変換して、第2の信号を生成する第2の信号生成手段と、
前記生成された第1の信号と、前記生成された第2の信号とを合成して、第3の信号を生成する第3の信号生成手段と、
前記生成された第3の信号に含まれ、前記制御用データに対応する制御用信号を検出する検出手段と
を有し、
前記調整手段は、前記検出された制御用信号に基づいて、前記逆位相の制御用データが付加された第2のデータの振幅および位相を調整する
信号生成装置。
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