JP3130716B2 - Ofdm送信装置及びofdm受信装置 - Google Patents
Ofdm送信装置及びofdm受信装置Info
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- JP3130716B2 JP3130716B2 JP05287057A JP28705793A JP3130716B2 JP 3130716 B2 JP3130716 B2 JP 3130716B2 JP 05287057 A JP05287057 A JP 05287057A JP 28705793 A JP28705793 A JP 28705793A JP 3130716 B2 JP3130716 B2 JP 3130716B2
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Description
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、他の通信への妨害を抑
制すると共に、回路のダイナミックレンジを小さくする
ようにしたOFDM送信装置及びOFDM受信装置に関
する。
制すると共に、回路のダイナミックレンジを小さくする
ようにしたOFDM送信装置及びOFDM受信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、放送又は移動体通信におけるディ
ジタル化に伴って、ディジタル変調方式の開発が行われ
ている。特に、直交周波数分割多重(以下、OFDM
(orthogonal frequency division multiplex という)
変調は、文献(NHK発行、VIEW誌1993年5月
号、P−16)に記載されているように、ディジタル伝
送システムにおいて問題となる伝送路のマルチパス歪の
影響を受けにくいディジタル変調方式として注目されて
いる。OFDM変調は、互いに直交する複数の搬送波
(以下、サブキャリアという)に分散して変調する方式
である。
ジタル化に伴って、ディジタル変調方式の開発が行われ
ている。特に、直交周波数分割多重(以下、OFDM
(orthogonal frequency division multiplex という)
変調は、文献(NHK発行、VIEW誌1993年5月
号、P−16)に記載されているように、ディジタル伝
送システムにおいて問題となる伝送路のマルチパス歪の
影響を受けにくいディジタル変調方式として注目されて
いる。OFDM変調は、互いに直交する複数の搬送波
(以下、サブキャリアという)に分散して変調する方式
である。
【0003】図7はOFDM被変調波の周波数スペクト
ルを示す説明図である。
ルを示す説明図である。
【0004】図7はN個のサブキャリアを用いたOFD
M被変調波を示しており、各サブキャリアは等間隔で配
置されている。隣接するサブキャリア相互間の周波数差
ΔFを信号波形の長さTs の逆数の整数倍に設定するこ
とにより、OFDM被変調波は直交関数系を構成する。
各サブキャリアに対応する図示しない変調信号のスペク
トルは相互に重なり合っている。しかし、直交条件を満
足しているので、受信側では各サブキャリアを完全に分
離することが可能である。
M被変調波を示しており、各サブキャリアは等間隔で配
置されている。隣接するサブキャリア相互間の周波数差
ΔFを信号波形の長さTs の逆数の整数倍に設定するこ
とにより、OFDM被変調波は直交関数系を構成する。
各サブキャリアに対応する図示しない変調信号のスペク
トルは相互に重なり合っている。しかし、直交条件を満
足しているので、受信側では各サブキャリアを完全に分
離することが可能である。
【0005】この直交条件は、時間領域における符号間
干渉がないナイキスト条件と同様に考えることができ
る。符号間干渉については、各パルスの応答波形が互い
に重なりあっていても、ナイキスト条件を満足している
場合には、適切な標本化タイミングで信号を抽出するこ
とにより完全にパルス間の干渉を受けない受信が可能で
ある。このナイキスト条件を周波数領域で実現するもの
がOFDM変調方式における直交条件である。即ち、O
FDM変調方式では、周波数分割多重方式のように各変
調波の間にスペクトルの重なりを防ぐためのガード帯域
を設定する必要がなく、周波数利用効率を向上させるこ
とができる。
干渉がないナイキスト条件と同様に考えることができ
る。符号間干渉については、各パルスの応答波形が互い
に重なりあっていても、ナイキスト条件を満足している
場合には、適切な標本化タイミングで信号を抽出するこ
とにより完全にパルス間の干渉を受けない受信が可能で
ある。このナイキスト条件を周波数領域で実現するもの
がOFDM変調方式における直交条件である。即ち、O
FDM変調方式では、周波数分割多重方式のように各変
調波の間にスペクトルの重なりを防ぐためのガード帯域
を設定する必要がなく、周波数利用効率を向上させるこ
とができる。
【0006】図8はこのような従来のOFDM送受信装
置を示すブロック図である。
置を示すブロック図である。
【0007】伝送すべきディジタルデータは例えばQP
SK変調又はQAM変調された信号である。この入力デ
ータは入力端子3を介してOFDM送信装置1の誤り訂
正符号化回路4に与えられる。誤り訂正符号化回路4は
入力データに誤り訂正符号を付加してインターリーブ回
路5に与える。インターリーブ回路5は、伝送時に連続
的なバースト誤りが発生した場合において、受信側で誤
りが複数個の不連続なランダムエラーに変換されるよう
に、データの並び変えを行ってスクランブラ6に出力す
る。これにより、受信側における誤り訂正が容易とな
る。
SK変調又はQAM変調された信号である。この入力デ
ータは入力端子3を介してOFDM送信装置1の誤り訂
正符号化回路4に与えられる。誤り訂正符号化回路4は
入力データに誤り訂正符号を付加してインターリーブ回
路5に与える。インターリーブ回路5は、伝送時に連続
的なバースト誤りが発生した場合において、受信側で誤
りが複数個の不連続なランダムエラーに変換されるよう
に、データの並び変えを行ってスクランブラ6に出力す
る。これにより、受信側における誤り訂正が容易とな
る。
【0008】インターリーブ回路5の出力は、スクラン
ブラ6によって、伝送時にデータが特定の連続した波形
とならないように乱数化された後、S/P(シリアル/
パラレル)変換回路7に与えられる。S/P変換回路7
は入力データのシーケンスをOFDM変調のサブキャリ
ア数に相当するパラレルデータに変換して逆FFT回路
8に出力する。このパラレルデータは逆高速離散フーリ
エ変換(以下、IFFTという)回路8によってIFF
T処理されて複素信号であるOFDM被変調波に変調さ
れる。
ブラ6によって、伝送時にデータが特定の連続した波形
とならないように乱数化された後、S/P(シリアル/
パラレル)変換回路7に与えられる。S/P変換回路7
は入力データのシーケンスをOFDM変調のサブキャリ
ア数に相当するパラレルデータに変換して逆FFT回路
8に出力する。このパラレルデータは逆高速離散フーリ
エ変換(以下、IFFTという)回路8によってIFF
T処理されて複素信号であるOFDM被変調波に変調さ
れる。
【0009】OFDM被変調波を複素表現の実部に対応
するI軸信号と虚部に対応するQ軸信号とによって表わ
すものとする。逆FFT回路8からのI軸信号はD/A
変換器9によってアナログ信号に変換された後乗算器11
に与えられる。また、逆FFT回路8からのQ軸信号は
D/A変換器10によってアナログ信号に変換された後乗
算器12に与えられる。乗算器11は局部発振器13から中間
周波数帯のキャリアが与えられ、乗算によってI軸信号
を同相変調して中間周波数信号(以下、IF信号とい
う)を加算器15に出力する。発振器13からのキャリアは
移相器14によって90度移相されて乗算器12に供給され
ており、乗算器12はQ軸信号を直交変調してIF信号を
加算器15に出力する。I軸信号及びQ軸信号の変調出力
は加算器15によって加算され、BPF16によって帯域制
限された後混合回路17に与えられる。混合回路17は局部
発振器18からの局部発振出力との乗算によって直交変調
されたOFDM被変調波を高周波信号(以下、RF信号
という)に周波数変換し、BPF19及び増幅器20を介し
て出力端子21に出力する。
するI軸信号と虚部に対応するQ軸信号とによって表わ
すものとする。逆FFT回路8からのI軸信号はD/A
変換器9によってアナログ信号に変換された後乗算器11
に与えられる。また、逆FFT回路8からのQ軸信号は
D/A変換器10によってアナログ信号に変換された後乗
算器12に与えられる。乗算器11は局部発振器13から中間
周波数帯のキャリアが与えられ、乗算によってI軸信号
を同相変調して中間周波数信号(以下、IF信号とい
う)を加算器15に出力する。発振器13からのキャリアは
移相器14によって90度移相されて乗算器12に供給され
ており、乗算器12はQ軸信号を直交変調してIF信号を
加算器15に出力する。I軸信号及びQ軸信号の変調出力
は加算器15によって加算され、BPF16によって帯域制
限された後混合回路17に与えられる。混合回路17は局部
発振器18からの局部発振出力との乗算によって直交変調
されたOFDM被変調波を高周波信号(以下、RF信号
という)に周波数変換し、BPF19及び増幅器20を介し
て出力端子21に出力する。
【0010】なお、タイミング回路45は入力端子44を介
して入力される入力クロックを用いて、各種タイミング
信号及びクロックを発生して、OFDM送信装置1の各
部に供給している。
して入力される入力クロックを用いて、各種タイミング
信号及びクロックを発生して、OFDM送信装置1の各
部に供給している。
【0011】出力端子21からのRF出力は伝送路22を介
してOFDM受信装置2の入力端子23に入力される。こ
の入力RF信号は増幅器24及びBPF25を介して混合回
路26に与えられる。混合回路26は、局部発振器27から所
定チャンネルの局部発振出力が与えられ、RF信号をI
F信号に周波数変換する。混合回路26からのIF信号は
BPF28によって帯域制限された後乗算器29,30に与え
られる。
してOFDM受信装置2の入力端子23に入力される。こ
の入力RF信号は増幅器24及びBPF25を介して混合回
路26に与えられる。混合回路26は、局部発振器27から所
定チャンネルの局部発振出力が与えられ、RF信号をI
F信号に周波数変換する。混合回路26からのIF信号は
BPF28によって帯域制限された後乗算器29,30に与え
られる。
【0012】乗算器29は局部発振器31から再生キャリア
が入力されており、IF信号を同相検波してベースバン
ドのI軸信号をA/D変換器33及びクロック再生回路35
に出力する。乗算器30は移相器32によって90度移相さ
れた再生キャリアが入力され、IF信号を直交検波して
ベースバンドのQ軸信号をA/D変換器34に出力する。
クロック再生回路35は検波出力からFFT演算等に必要
な再生クロックを発生する。この再生クロックは出力端
子46から出力ロックとして出力される。A/D変換器3
3,34はクロック再生回路35によって再生された再生ク
ロックを用いて、夫々I軸信号又はQ軸信号をディジタ
ル信号に変換してFFT回路36に出力する。
が入力されており、IF信号を同相検波してベースバン
ドのI軸信号をA/D変換器33及びクロック再生回路35
に出力する。乗算器30は移相器32によって90度移相さ
れた再生キャリアが入力され、IF信号を直交検波して
ベースバンドのQ軸信号をA/D変換器34に出力する。
クロック再生回路35は検波出力からFFT演算等に必要
な再生クロックを発生する。この再生クロックは出力端
子46から出力ロックとして出力される。A/D変換器3
3,34はクロック再生回路35によって再生された再生ク
ロックを用いて、夫々I軸信号又はQ軸信号をディジタ
ル信号に変換してFFT回路36に出力する。
【0013】FFT回路36は入力されたディジタル信号
を周波数スペクトル分析して、各サブキャリアの位相及
び振幅を検出することによりOFDM復調信号を得る。
このOFDM復調信号はP/S(パラレル/シリアル)
変換回路38によってシリアルデータに変換されてデスク
ランブラ39に与えられる。デスクランブラ39はデスクラ
ンブル処理によってスクランブル処理前のデータに戻
し、デインタリーブ回路40はデータ配列をインターリー
ブ処理前の元の配列に戻して誤り訂正復号化回路41に出
力する。誤り訂正復号化回路41は誤り訂正符号を用いて
誤り訂正を行って、復号データを出力端子42を介して出
力する。
を周波数スペクトル分析して、各サブキャリアの位相及
び振幅を検出することによりOFDM復調信号を得る。
このOFDM復調信号はP/S(パラレル/シリアル)
変換回路38によってシリアルデータに変換されてデスク
ランブラ39に与えられる。デスクランブラ39はデスクラ
ンブル処理によってスクランブル処理前のデータに戻
し、デインタリーブ回路40はデータ配列をインターリー
ブ処理前の元の配列に戻して誤り訂正復号化回路41に出
力する。誤り訂正復号化回路41は誤り訂正符号を用いて
誤り訂正を行って、復号データを出力端子42を介して出
力する。
【0014】なお、直交検波における再生キャリアはF
FT回路36の出力を用いて再生している。キャリア再生
回路37はFFT回路36の出力を用いて局部発振器31の発
振出力を制御するための同期検波用制御信号を発生する
ことにより、キャリア同期を得ている。また、タイミン
グ回路43は再生クロック及び送信データ内に含まれるタ
イミング基準信号に基づいて、OFDM受信装置2の各
部で必要なタイミング信号を発生する。
FT回路36の出力を用いて再生している。キャリア再生
回路37はFFT回路36の出力を用いて局部発振器31の発
振出力を制御するための同期検波用制御信号を発生する
ことにより、キャリア同期を得ている。また、タイミン
グ回路43は再生クロック及び送信データ内に含まれるタ
イミング基準信号に基づいて、OFDM受信装置2の各
部で必要なタイミング信号を発生する。
【0015】上述したOFDM変調を用いた伝送方式
は、マルチパス及び狭帯域の妨害に対して高い耐性を有
し、また、周波数利用効率が高く、ディジタル伝送に有
望なシステムである。しかしながら、OFDM被変調波
には大振幅のピークが生じる可能性があるという原理的
な問題がある。図9はこの問題点を説明するための説明
図である。図9はOFDM被変調波のスペクトルを複素
ベクトル座標上で概念的に示したものであり、N個のサ
ブキャリアが等間隔に配列されて、各サブキャリアの電
力が等しい場合の例である。
は、マルチパス及び狭帯域の妨害に対して高い耐性を有
し、また、周波数利用効率が高く、ディジタル伝送に有
望なシステムである。しかしながら、OFDM被変調波
には大振幅のピークが生じる可能性があるという原理的
な問題がある。図9はこの問題点を説明するための説明
図である。図9はOFDM被変調波のスペクトルを複素
ベクトル座標上で概念的に示したものであり、N個のサ
ブキャリアが等間隔に配列されて、各サブキャリアの電
力が等しい場合の例である。
【0016】OFDM被変調波の各サブキャリアは、例
えばQAM信号の位相及び振幅によって変調を受けたも
のである。図9(a)はOFDM被変調波の4つのサブ
キャリア1乃至4の位相が90度間隔になった場合を示
している。なお、各サブキャリアの周波数は相互に異な
るので、実際にはサブキャリアは相互に異なる角周波数
で回転しており、図9(a)は所定の時間において観測
したものである。この場合には、各サブキャリア1乃至
4は打消し合い、サブキャリア1乃至4の合成ベクトル
はキャンセルされて振幅0となる。
えばQAM信号の位相及び振幅によって変調を受けたも
のである。図9(a)はOFDM被変調波の4つのサブ
キャリア1乃至4の位相が90度間隔になった場合を示
している。なお、各サブキャリアの周波数は相互に異な
るので、実際にはサブキャリアは相互に異なる角周波数
で回転しており、図9(a)は所定の時間において観測
したものである。この場合には、各サブキャリア1乃至
4は打消し合い、サブキャリア1乃至4の合成ベクトル
はキャンセルされて振幅0となる。
【0017】一方、図9(b)は4つのサブキャリア1
乃至4が全て同位相に揃った場合を示している。この場
合には、各サブキャリア1乃至4の合成ベクトルは、同
一位相で加算されたものとなり、合成ベクトル振幅は1
つのサブキャリアの4倍となる。このように、データに
よっては、OFDM被変調波のサブキャリアの位相が一
致し、OFDM被変調波に大振幅のピークが生じること
がある。
乃至4が全て同位相に揃った場合を示している。この場
合には、各サブキャリア1乃至4の合成ベクトルは、同
一位相で加算されたものとなり、合成ベクトル振幅は1
つのサブキャリアの4倍となる。このように、データに
よっては、OFDM被変調波のサブキャリアの位相が一
致し、OFDM被変調波に大振幅のピークが生じること
がある。
【0018】仮に、N個のサブキャリアの位相が一致し
た場合には、最大ピーク値は1サブキャリア振幅のN倍
となる。例えば、N=1024に設定されたOFDM変
調においては、最大ピーク振幅は、1サブキャリアの2
0log1024=60dBだけ大きくなる。また、被
変調波のピーク電力は、平均電力(単一キャリアのディ
ジタル変調と同一)に比べて30dB大きくなる。
た場合には、最大ピーク値は1サブキャリア振幅のN倍
となる。例えば、N=1024に設定されたOFDM変
調においては、最大ピーク振幅は、1サブキャリアの2
0log1024=60dBだけ大きくなる。また、被
変調波のピーク電力は、平均電力(単一キャリアのディ
ジタル変調と同一)に比べて30dB大きくなる。
【0019】このような大振幅のピークは、他の信号に
妨害を与え易く、周波数割当上の制限等、OFDM伝送
方式の実用化の妨げとなる。また、ピーク振幅が大きい
ことから、変復調回路及び伝送系におけるダイナミック
レンジを大きくする必要もある。このため、中継器等の
伝送系及び送受信装置の回路が高価になってしまう。例
えば、A/D変換器において十分なビット精度で大振幅
ピーク値をディジタル変換するためには、ダイナミック
レンジを極めて大きくする必要があり、高ビット精度の
高価な回路を用いなければならない。
妨害を与え易く、周波数割当上の制限等、OFDM伝送
方式の実用化の妨げとなる。また、ピーク振幅が大きい
ことから、変復調回路及び伝送系におけるダイナミック
レンジを大きくする必要もある。このため、中継器等の
伝送系及び送受信装置の回路が高価になってしまう。例
えば、A/D変換器において十分なビット精度で大振幅
ピーク値をディジタル変換するためには、ダイナミック
レンジを極めて大きくする必要があり、高ビット精度の
高価な回路を用いなければならない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来のOFDM送受信装置においては、OFDM被変調
波は大振幅のピークを生ずることがあることから、他の
通信妨害を与えやすくなると共に、極めて大きなダイナ
ミックレンジを必要とするという問題点があった。
従来のOFDM送受信装置においては、OFDM被変調
波は大振幅のピークを生ずることがあることから、他の
通信妨害を与えやすくなると共に、極めて大きなダイナ
ミックレンジを必要とするという問題点があった。
【0021】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、OFDM被変調波のピークを抑制すること
により、他の通信に対して妨害を与えることを防止する
と共に、必要なダイナミックレンジを小さくすることが
できるOFDM送信装置及びOFDM受信装置を提供す
ることを目的とする。
のであって、OFDM被変調波のピークを抑制すること
により、他の通信に対して妨害を与えることを防止する
と共に、必要なダイナミックレンジを小さくすることが
できるOFDM送信装置及びOFDM受信装置を提供す
ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
OFDM受信装置は、直交周波数分割多重変調された被
変調波が入力されこの被変調波を直交周波数分割多重復
調して復調シンボルを得る直交周波数分割多重復調手段
と、前記被変調波が入力されこの被変調波のエンベロー
プを検出するエンベロープ検出手段と、前記エンベロー
プが所定のレベル以上となった変調シンボルを無効シン
ボルと判定する判定手段と、この判定手段の判定結果が
与えられて、前記無効シンボルに対応する復調シンボル
を消失誤り訂正する誤り訂正手段とを具備したものであ
り、本発明の請求項3に係るOFDM送信装置は、入力
データを複数の信号フォーマットに変換する複数の信号
変換手段と、入力されたデータを直交周波数分割多重変
調して被変調波を伝送する直交周波数分割多重変調手段
と、前記被変調波のピークが最小となるように前記複数
の信号変換手段の出力のうちの1つを適応的に選択して
前記直交周波数分割多重変調手段に与える選択手段とを
具備したものである。
OFDM受信装置は、直交周波数分割多重変調された被
変調波が入力されこの被変調波を直交周波数分割多重復
調して復調シンボルを得る直交周波数分割多重復調手段
と、前記被変調波が入力されこの被変調波のエンベロー
プを検出するエンベロープ検出手段と、前記エンベロー
プが所定のレベル以上となった変調シンボルを無効シン
ボルと判定する判定手段と、この判定手段の判定結果が
与えられて、前記無効シンボルに対応する復調シンボル
を消失誤り訂正する誤り訂正手段とを具備したものであ
り、本発明の請求項3に係るOFDM送信装置は、入力
データを複数の信号フォーマットに変換する複数の信号
変換手段と、入力されたデータを直交周波数分割多重変
調して被変調波を伝送する直交周波数分割多重変調手段
と、前記被変調波のピークが最小となるように前記複数
の信号変換手段の出力のうちの1つを適応的に選択して
前記直交周波数分割多重変調手段に与える選択手段とを
具備したものである。
【0023】
【作用】本発明の請求項1において、直交周波数分割多
重変調手段からの被変調波は、ピーク抑圧手段によって
所定のレベルでピークが抑圧される。これにより、伝送
系において他の通信に妨害を与えることを防止する。
重変調手段からの被変調波は、ピーク抑圧手段によって
所定のレベルでピークが抑圧される。これにより、伝送
系において他の通信に妨害を与えることを防止する。
【0024】本発明の請求項2において、入力された被
変調波は直交周波数分割多重復調手段によって復調され
て復調シンボルが得られる。エンベロープ検出手段は被
変調波のエンベロープを検出し、判定手段はエンベロー
プが所定のレベルよりも大きくなったことを検出するこ
とにより、この部分に対応する変調シンボルがピークを
有するものとしてこの変調シンボルを無効シンボルと判
定する。誤り訂正手段は判定手段の判定結果から無効シ
ンボルを消失誤り訂正することにより、ピーク部分であ
っても確実に誤り訂正する。
変調波は直交周波数分割多重復調手段によって復調され
て復調シンボルが得られる。エンベロープ検出手段は被
変調波のエンベロープを検出し、判定手段はエンベロー
プが所定のレベルよりも大きくなったことを検出するこ
とにより、この部分に対応する変調シンボルがピークを
有するものとしてこの変調シンボルを無効シンボルと判
定する。誤り訂正手段は判定手段の判定結果から無効シ
ンボルを消失誤り訂正することにより、ピーク部分であ
っても確実に誤り訂正する。
【0025】本発明の請求項4において、複数の信号変
換手段は夫々入力データを複数の信号フォーマットに変
換する。選択手段は複数の信号変換手段の出力のうちの
1つを選択して直交周波数分割多重変調手段に与えるこ
とにより、直交周波数分割多重変調の被変調波のピーク
を最小にする。
換手段は夫々入力データを複数の信号フォーマットに変
換する。選択手段は複数の信号変換手段の出力のうちの
1つを選択して直交周波数分割多重変調手段に与えるこ
とにより、直交周波数分割多重変調の被変調波のピーク
を最小にする。
【0026】本発明の請求項7において、抽出手段は直
交周波数分割多重復調手段が復調した復調シンボルから
選択情報を抽出する。この選択情報に基づいて信号再生
手段は復調シンボルを送信側の信号フォーマットに基づ
く信号フォーマットに戻して入力データを得る。
交周波数分割多重復調手段が復調した復調シンボルから
選択情報を抽出する。この選択情報に基づいて信号再生
手段は復調シンボルを送信側の信号フォーマットに基づ
く信号フォーマットに戻して入力データを得る。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係るOFDM送信装置及び
OFDM受信装置の一実施例を示すブロック図である。
図1において図8と同一の構成要素には同一符号を付し
てある。
て説明する。図1は本発明に係るOFDM送信装置及び
OFDM受信装置の一実施例を示すブロック図である。
図1において図8と同一の構成要素には同一符号を付し
てある。
【0028】図1においては、OFDM受信装置56には
OFDM送信装置55からのRF出力が与えられている
が、後述するリミタ48を有していない従来のOFDM送
信装置(図8参照)からのRF出力をOFDM受信装置
56に与えてもよい。即ち、OFDM送信装置55及びOF
DM受信装置56は夫々独立して使用可能である。
OFDM送信装置55からのRF出力が与えられている
が、後述するリミタ48を有していない従来のOFDM送
信装置(図8参照)からのRF出力をOFDM受信装置
56に与えてもよい。即ち、OFDM送信装置55及びOF
DM受信装置56は夫々独立して使用可能である。
【0029】OFDM送信装置55の入力端子3には伝送
すべきディジタルデータが入力される。この入力データ
は例えばQPSK変調又はQAM変調された信号であ
る。入力データは誤り訂正符号化回路4に供給され、誤
り訂正符号化回路4は誤り訂正符号を付加してインター
リーブ回路5に出力する。インターリーブ回路5はデー
タの並び変えを行うことにより、伝送時にバースト誤り
が発生した場合でも、受信側のデインターリーブ処理に
よって誤りをランダム化するようになっている。インタ
ーリーブ回路5の出力はスクランブラ6に与えられる。
スクランブラ6は、伝送時にデータが特定の連続した波
形とならないように乱数化してS/P変換回路7に出力
する。S/P変換回路7は入力データのシーケンスをO
FDM変調のキャリア数に相当するパラレルデータに変
換して逆FFT回路8に与える。
すべきディジタルデータが入力される。この入力データ
は例えばQPSK変調又はQAM変調された信号であ
る。入力データは誤り訂正符号化回路4に供給され、誤
り訂正符号化回路4は誤り訂正符号を付加してインター
リーブ回路5に出力する。インターリーブ回路5はデー
タの並び変えを行うことにより、伝送時にバースト誤り
が発生した場合でも、受信側のデインターリーブ処理に
よって誤りをランダム化するようになっている。インタ
ーリーブ回路5の出力はスクランブラ6に与えられる。
スクランブラ6は、伝送時にデータが特定の連続した波
形とならないように乱数化してS/P変換回路7に出力
する。S/P変換回路7は入力データのシーケンスをO
FDM変調のキャリア数に相当するパラレルデータに変
換して逆FFT回路8に与える。
【0030】逆FFT回路8は、逆FFT処理によって
多数のサブキャリアを例えばQAM信号によって変調し
てOFDM被変調波を得る。これにより、1OFDM被
変調波(1OFDMシンボル)によってサブキャリア数
のデータが伝送される。このOFDM被変調波は複素信
号であり、I軸信号はD/A変換器9に与えられ、Q軸
信号はD/A変換器10に与えられる。D/A変換器9,
10は入力されたOFDM被変調波をアナログ信号に変換
して夫々乗算器11,12に出力する。
多数のサブキャリアを例えばQAM信号によって変調し
てOFDM被変調波を得る。これにより、1OFDM被
変調波(1OFDMシンボル)によってサブキャリア数
のデータが伝送される。このOFDM被変調波は複素信
号であり、I軸信号はD/A変換器9に与えられ、Q軸
信号はD/A変換器10に与えられる。D/A変換器9,
10は入力されたOFDM被変調波をアナログ信号に変換
して夫々乗算器11,12に出力する。
【0031】乗算器11,12、局部発振器13、移相器14及
び加算器15によって直交変調器が構成されている。局部
発振器13は所定のキャリアを発生して乗算器11に与える
と共に、移相器14を介して乗算器12に与える。移相器14
は局部発振器13からのキャリアを90度移相する。乗算
器11,12は、夫々同相軸のキャリア又は直交軸のキャリ
アと入力されたOFDM被変調波とを乗算することによ
り、直交変調を行ってIF信号に変換し加算器15に出力
する。加算器15はI,Q軸のOFDM被変調波の直交変
調波を加算して出力する。
び加算器15によって直交変調器が構成されている。局部
発振器13は所定のキャリアを発生して乗算器11に与える
と共に、移相器14を介して乗算器12に与える。移相器14
は局部発振器13からのキャリアを90度移相する。乗算
器11,12は、夫々同相軸のキャリア又は直交軸のキャリ
アと入力されたOFDM被変調波とを乗算することによ
り、直交変調を行ってIF信号に変換し加算器15に出力
する。加算器15はI,Q軸のOFDM被変調波の直交変
調波を加算して出力する。
【0032】本実施例においては、加算器15の出力はリ
ミタ48を介してBPF16に供給されるようになってい
る。リミタ48は加算器15の出力を所定の振幅で振幅制限
する。直交変調器の出力は中間周波数帯の被変調波であ
るので、リミタ48はこの周波数帯で動作する回路を用い
る。例えば、リミタ48としては、高周波ダイオードの非
線形特性を利用した容易な構成が可能である。BPF16
はリミタ48の出力を帯域制限した後、混合回路17及び局
部発振器18によって構成される周波数変換回路に出力す
る。
ミタ48を介してBPF16に供給されるようになってい
る。リミタ48は加算器15の出力を所定の振幅で振幅制限
する。直交変調器の出力は中間周波数帯の被変調波であ
るので、リミタ48はこの周波数帯で動作する回路を用い
る。例えば、リミタ48としては、高周波ダイオードの非
線形特性を利用した容易な構成が可能である。BPF16
はリミタ48の出力を帯域制限した後、混合回路17及び局
部発振器18によって構成される周波数変換回路に出力す
る。
【0033】局部発振器18は所定周波数の局部発振出力
を混合回路17に与え、混合回路17は被変調波をRF信号
に周波数変換してBPF19に出力する。BPF19はRF
信号を帯域制限して増幅器20に与え、増幅器20はRF信
号を増幅して出力端子21からRF出力として出力するよ
うになっている。
を混合回路17に与え、混合回路17は被変調波をRF信号
に周波数変換してBPF19に出力する。BPF19はRF
信号を帯域制限して増幅器20に与え、増幅器20はRF信
号を増幅して出力端子21からRF出力として出力するよ
うになっている。
【0034】このように構成されたOFDM送信装置に
おいては、入力端子3を介して入力される入力データ
は、誤り訂正符号化回路4において誤り訂正符号が付加
され、インターリーブ回路5においてデータ配列が変換
されてスクランブラ6に入力される。スクランブラ6は
入力データを乱数化してS/P変換回路7に与え、パラ
レルデータに変換された入力データが逆FFT回路8に
供給される。
おいては、入力端子3を介して入力される入力データ
は、誤り訂正符号化回路4において誤り訂正符号が付加
され、インターリーブ回路5においてデータ配列が変換
されてスクランブラ6に入力される。スクランブラ6は
入力データを乱数化してS/P変換回路7に与え、パラ
レルデータに変換された入力データが逆FFT回路8に
供給される。
【0035】逆FFT回路8は入力データを逆FFT処
理してOFDM被変調波をD/A変換器9,10に出力す
る。OFDM被変調波はD/A変換器9,10によってア
ナログ信号に変換された後、直交変調器によって直交変
調されて中間周波数帯の信号に変換される。加算器15か
らの直交変調波はリミタ48に供給される。
理してOFDM被変調波をD/A変換器9,10に出力す
る。OFDM被変調波はD/A変換器9,10によってア
ナログ信号に変換された後、直交変調器によって直交変
調されて中間周波数帯の信号に変換される。加算器15か
らの直交変調波はリミタ48に供給される。
【0036】本実施例においては、リミタ48は直交変調
波を振幅制限してBPF16に与える。これにより、リミ
タ48以降の回路に供給される信号は大振幅のピークを有
していない。従って、リミタ48以降の回路のダイナミッ
クレンジを小さくすることができる。
波を振幅制限してBPF16に与える。これにより、リミ
タ48以降の回路に供給される信号は大振幅のピークを有
していない。従って、リミタ48以降の回路のダイナミッ
クレンジを小さくすることができる。
【0037】リミタ48によって振幅制限された被変調波
はBPF16によって帯域制限された後、局部発振器18か
らの局部発振出力に基づくRF信号に変換され、BPF
19及び増幅器20を介して出力端子21に出力される。
はBPF16によって帯域制限された後、局部発振器18か
らの局部発振出力に基づくRF信号に変換され、BPF
19及び増幅器20を介して出力端子21に出力される。
【0038】このように、本実施例においては、出力端
子21からのRF出力には大振幅のピーク成分が含まれて
いないので、このRF出力による他のチャンネルの通信
に対する妨害は抑制される。従って、周波数割当等の実
用化上の問題が著しく解消される。また、伝送系に設け
られる中継器等のダイナミックレンジも小さくてよく、
伝送系を経済的に構成することができ、実用化が一層容
易となる。
子21からのRF出力には大振幅のピーク成分が含まれて
いないので、このRF出力による他のチャンネルの通信
に対する妨害は抑制される。従って、周波数割当等の実
用化上の問題が著しく解消される。また、伝送系に設け
られる中継器等のダイナミックレンジも小さくてよく、
伝送系を経済的に構成することができ、実用化が一層容
易となる。
【0039】ところで、OFDM被変調波を振幅制限し
ているので、情報が欠落してしまう虞がある。前述した
ように、OFDMは多数のサブキャリアを直交関係を維
持させながら多重する変調方式である。従って、各サブ
キャリアの位相が揃った場合には大振幅のピークが発生
するのであるが、このピーク位置の信号成分も情報を伝
送しており、振幅制限によって情報が欠落することがあ
る。
ているので、情報が欠落してしまう虞がある。前述した
ように、OFDMは多数のサブキャリアを直交関係を維
持させながら多重する変調方式である。従って、各サブ
キャリアの位相が揃った場合には大振幅のピークが発生
するのであるが、このピーク位置の信号成分も情報を伝
送しており、振幅制限によって情報が欠落することがあ
る。
【0040】しかし、振幅制限におけるクリッピングレ
ベルを適宜設定することにより、情報欠落の確率を極め
て小さくすることができる。例えば、QPSK変調を用
いたOFDM被変調波の振幅の最大ピークは全サブキャ
リア位相が一致したときに生じるが、キャリア数Nが1
024である場合には、最大ピークが発生する確率は
(1/4)の1024乗(≒0)である。また、OFD
M被変調波は略狭帯域雑音と看做すことができることか
ら、OFDM被変調波のピーク振幅はレーレー分布によ
って表わすことができる。即ち、平均振幅の数倍以上の
振幅を有するピークの発生確率は極めて小さい。従っ
て、誤り訂正能力が比較的高い誤り訂正符号化を採用す
ることにより、ピークをクリッピングしたことによる情
報欠落の影響については殆ど無視することができる。
ベルを適宜設定することにより、情報欠落の確率を極め
て小さくすることができる。例えば、QPSK変調を用
いたOFDM被変調波の振幅の最大ピークは全サブキャ
リア位相が一致したときに生じるが、キャリア数Nが1
024である場合には、最大ピークが発生する確率は
(1/4)の1024乗(≒0)である。また、OFD
M被変調波は略狭帯域雑音と看做すことができることか
ら、OFDM被変調波のピーク振幅はレーレー分布によ
って表わすことができる。即ち、平均振幅の数倍以上の
振幅を有するピークの発生確率は極めて小さい。従っ
て、誤り訂正能力が比較的高い誤り訂正符号化を採用す
ることにより、ピークをクリッピングしたことによる情
報欠落の影響については殆ど無視することができる。
【0041】次に、本発明の一実施例に係るOFDM受
信装置について説明する。
信装置について説明する。
【0042】伝送路22から入力端子23を介して入力され
たRF入力は、ピーク部分を有することもある。増幅器
24は入力端子23を介して入力されたRF信号を増幅して
BPF25に与える。BPF25は増幅器24の出力を帯域制
限して混合回路26に出力する。局部発振器27は所定のチ
ャンネルを選局するための局部発振出力を混合回路26に
出力するようになっており、混合回路26は入力されたR
F信号をIF信号に変換してBPF28に出力する。BP
F28はIF信号を帯域制限して乗算器29,30に出力す
る。
たRF入力は、ピーク部分を有することもある。増幅器
24は入力端子23を介して入力されたRF信号を増幅して
BPF25に与える。BPF25は増幅器24の出力を帯域制
限して混合回路26に出力する。局部発振器27は所定のチ
ャンネルを選局するための局部発振出力を混合回路26に
出力するようになっており、混合回路26は入力されたR
F信号をIF信号に変換してBPF28に出力する。BP
F28はIF信号を帯域制限して乗算器29,30に出力す
る。
【0043】乗算器29,30、局部発振器31及び移相器32
によって直交検波器が構成されている。局部発振器31は
後述するキャリア再生回路37によって制御されて再生キ
ャリアを発生して乗算器29及び移相器32に出力する。移
相器32は再生キャリアを90度移相して直交軸の再生キ
ャリアとして乗算器30に与える。乗算器29,30は、夫々
同相軸の再生キャリア又は直交軸の再生キャリアが与え
られて、BPF28からのIF信号を直交検波して同相軸
又は直交軸のOFDM被変調波をA/D変換器33,34に
出力する。
によって直交検波器が構成されている。局部発振器31は
後述するキャリア再生回路37によって制御されて再生キ
ャリアを発生して乗算器29及び移相器32に出力する。移
相器32は再生キャリアを90度移相して直交軸の再生キ
ャリアとして乗算器30に与える。乗算器29,30は、夫々
同相軸の再生キャリア又は直交軸の再生キャリアが与え
られて、BPF28からのIF信号を直交検波して同相軸
又は直交軸のOFDM被変調波をA/D変換器33,34に
出力する。
【0044】乗算器29からのOFDM被変調波はクロッ
ク再生回路35にも与えられる。クロック再生回路35は直
交検波出力から再生クロックを作成してA/D変換器33
に出力すると共に、出力端子46にも出力する。A/D変
換器33,34はクロック再生回路35からの再生クロックを
用いて、直交検波出力であるOFDM被変調波をディジ
タル信号に変換してFFT回路36に出力する。なお、本
実施例においては、A/D変換器33,34はOFDM被変
調波の最大ピーク振幅よりも十分に小さいダイナミック
レンジに設定されており、ピーク抑圧手段を構成する。
ク再生回路35にも与えられる。クロック再生回路35は直
交検波出力から再生クロックを作成してA/D変換器33
に出力すると共に、出力端子46にも出力する。A/D変
換器33,34はクロック再生回路35からの再生クロックを
用いて、直交検波出力であるOFDM被変調波をディジ
タル信号に変換してFFT回路36に出力する。なお、本
実施例においては、A/D変換器33,34はOFDM被変
調波の最大ピーク振幅よりも十分に小さいダイナミック
レンジに設定されており、ピーク抑圧手段を構成する。
【0045】FFT回路36は、入力された同相軸及び直
交軸のOFDM被変調波を夫々複素数の実部,虚部とみ
なしてFFT処理を行う。このFFT処理によって、各
サブキャリアに対して同期復調が行われる。FFT回路
36からのOFDM復調信号はP/S変換回路38に与えら
れる。P/S変換回路38はOFDM復調信号をシリアル
データに変換してデスクランブラ39に与える。デスクラ
ンブラ39は乱数化されているOFDM復調信号をデスク
ランブルして元のデータに戻してデインターリーブ回路
40に出力する。デインターリーブ回路40は、送信側のイ
ンターリーブ処理によってデータ配列が変換されている
データを元のデータ配列に戻して誤り訂正復号化回路49
に出力するようになっている。なお、P/S変換回路38
の出力はタイミング回路43にも与えられており、タイミ
ング回路43はOFDM復調信号に含まれるタイミング基
準信号を用いて、OFDM受信装置56内の各種タイミン
グ信号を発生するようになっている。
交軸のOFDM被変調波を夫々複素数の実部,虚部とみ
なしてFFT処理を行う。このFFT処理によって、各
サブキャリアに対して同期復調が行われる。FFT回路
36からのOFDM復調信号はP/S変換回路38に与えら
れる。P/S変換回路38はOFDM復調信号をシリアル
データに変換してデスクランブラ39に与える。デスクラ
ンブラ39は乱数化されているOFDM復調信号をデスク
ランブルして元のデータに戻してデインターリーブ回路
40に出力する。デインターリーブ回路40は、送信側のイ
ンターリーブ処理によってデータ配列が変換されている
データを元のデータ配列に戻して誤り訂正復号化回路49
に出力するようになっている。なお、P/S変換回路38
の出力はタイミング回路43にも与えられており、タイミ
ング回路43はOFDM復調信号に含まれるタイミング基
準信号を用いて、OFDM受信装置56内の各種タイミン
グ信号を発生するようになっている。
【0046】本実施例においては、誤り訂正復号化回路
49における誤り訂正能力を向上させるために、A/D変
換器33,34からの直交検波出力をエンベロープ検出回路
50に与えるようになっている。エンベロープ検出回路50
は、同相軸及び直交軸の検波出力の絶対値を求めること
よりOFDM被変調波の包絡線を検出して消失判定回路
51に出力する。上述したように、A/D変換器33,34の
ダイナミックレンジがOFDM被変調波の最大ピーク振
幅に比して十分に小さいので、FFT回路36に入力され
る検波出力のうちピーク位置の直交検波出力には誤りが
生じていることがある。消失判定回路51はエンベロープ
を所定の基準振幅と比較し、基準振幅よりも振幅レベル
が大きい部分についてはピーク位置と判定し、このピー
ク位置のOFDMシンボルについては、このシンボル期
間のサブキャリアで伝送された全てのデータ、即ち、サ
ブキャリア数がNである場合にはN個の復調シンボル全
てが信頼できないものであると判定して、この消失情報
をディレイ52を介して誤り訂正復号化回路49に出力す
る。
49における誤り訂正能力を向上させるために、A/D変
換器33,34からの直交検波出力をエンベロープ検出回路
50に与えるようになっている。エンベロープ検出回路50
は、同相軸及び直交軸の検波出力の絶対値を求めること
よりOFDM被変調波の包絡線を検出して消失判定回路
51に出力する。上述したように、A/D変換器33,34の
ダイナミックレンジがOFDM被変調波の最大ピーク振
幅に比して十分に小さいので、FFT回路36に入力され
る検波出力のうちピーク位置の直交検波出力には誤りが
生じていることがある。消失判定回路51はエンベロープ
を所定の基準振幅と比較し、基準振幅よりも振幅レベル
が大きい部分についてはピーク位置と判定し、このピー
ク位置のOFDMシンボルについては、このシンボル期
間のサブキャリアで伝送された全てのデータ、即ち、サ
ブキャリア数がNである場合にはN個の復調シンボル全
てが信頼できないものであると判定して、この消失情報
をディレイ52を介して誤り訂正復号化回路49に出力す
る。
【0047】なお、OFDM送信装置55のように、送信
側でピークを除去する振幅制限が行われている場合に
は、消失判定回路51は基準振幅として送信側のクリッピ
ングレベルよりも僅かに小さい値を設定するようになっ
ている。
側でピークを除去する振幅制限が行われている場合に
は、消失判定回路51は基準振幅として送信側のクリッピ
ングレベルよりも僅かに小さい値を設定するようになっ
ている。
【0048】誤り訂正復号化回路49は消失誤りを訂正可
能な復号化回路であり、符号化効率を劣化させることな
く、高い誤り訂正能力を得ることができる。即ち、誤り
訂正復号化回路49は消失判定回路51の消失情報によって
誤りOFDM(変調)シンボルの位置を把握し、誤りパ
ターンを検出することで誤りを訂正する。誤り位置が与
えられることから、パリティビット数を増やすことなく
高い誤り訂正能力を有する。誤り訂正復号化回路49はデ
インターリーブ回路40からの復調信号の誤りを訂正して
出力端子42に出力する。
能な復号化回路であり、符号化効率を劣化させることな
く、高い誤り訂正能力を得ることができる。即ち、誤り
訂正復号化回路49は消失判定回路51の消失情報によって
誤りOFDM(変調)シンボルの位置を把握し、誤りパ
ターンを検出することで誤りを訂正する。誤り位置が与
えられることから、パリティビット数を増やすことなく
高い誤り訂正能力を有する。誤り訂正復号化回路49はデ
インターリーブ回路40からの復調信号の誤りを訂正して
出力端子42に出力する。
【0049】次に、このように構成された実施例の動作
について図2及び図3を参照して説明する。
について図2及び図3を参照して説明する。
【0050】入力端子23を介して入力されるRF信号は
OFDM変調の原理上大振幅のピークが生じている可能
性を有する。このRF信号は増幅器24及びBPF25を介
して混合回路26に供給され、局部発振器27からの発振出
力と混合されてIF信号に変換される。このIF信号は
BPF28によって帯域制限された後、乗算器29,30に与
えられる。乗算器29,30は夫々同相軸の再生キャリア又
は直交軸の再生キャリアとIF信号との乗算によって直
交検波を行う。これにより、IF信号から同相軸及び直
交軸のOFDM被変調波が得られて、A/D変換器33,
34に与えられる。
OFDM変調の原理上大振幅のピークが生じている可能
性を有する。このRF信号は増幅器24及びBPF25を介
して混合回路26に供給され、局部発振器27からの発振出
力と混合されてIF信号に変換される。このIF信号は
BPF28によって帯域制限された後、乗算器29,30に与
えられる。乗算器29,30は夫々同相軸の再生キャリア又
は直交軸の再生キャリアとIF信号との乗算によって直
交検波を行う。これにより、IF信号から同相軸及び直
交軸のOFDM被変調波が得られて、A/D変換器33,
34に与えられる。
【0051】A/D変換器33,34は、クロック再生回路
35からの再生クロックを用いて検波出力をディジタル信
号に変換してFFT回路36に与える。FFT回路36はO
FDM被変調波をFFT処理して復調し、OFDM復調
信号をP/S変換回路38に出力する。OFDM復調信号
はP/S変換回路38においてシリアルデータに変換さ
れ、デスクランブラ39及びデインターリーブ回路40によ
って夫々デスクランブル処理及びデインターリーブ処理
が施されて誤り訂正復号化回路49に供給される。
35からの再生クロックを用いて検波出力をディジタル信
号に変換してFFT回路36に与える。FFT回路36はO
FDM被変調波をFFT処理して復調し、OFDM復調
信号をP/S変換回路38に出力する。OFDM復調信号
はP/S変換回路38においてシリアルデータに変換さ
れ、デスクランブラ39及びデインターリーブ回路40によ
って夫々デスクランブル処理及びデインターリーブ処理
が施されて誤り訂正復号化回路49に供給される。
【0052】本実施例においては、A/D変換器33,34
のダイナミックレンジはOFDM被変調波の最大ピーク
振幅に比べて十分に低くなっているので、ピーク部分の
データには誤りが生じている可能性がある。誤り訂正復
号化回路49はピーク部分の誤りを消失判定の判定結果を
用いて訂正する。即ち、A/D変換器33,34からの同相
軸及び直交軸のOFDM被変調波はエンベロープ検出回
路50に与えられる。
のダイナミックレンジはOFDM被変調波の最大ピーク
振幅に比べて十分に低くなっているので、ピーク部分の
データには誤りが生じている可能性がある。誤り訂正復
号化回路49はピーク部分の誤りを消失判定の判定結果を
用いて訂正する。即ち、A/D変換器33,34からの同相
軸及び直交軸のOFDM被変調波はエンベロープ検出回
路50に与えられる。
【0053】図2は同相軸I、直交軸Qの複素平面によ
ってA/D変換器33,34からのOFDM被変調波をベク
トル表示した説明図である。図中黒丸は所定のタイミン
グにおけるOFDM被変調波を示している。
ってA/D変換器33,34からのOFDM被変調波をベク
トル表示した説明図である。図中黒丸は所定のタイミン
グにおけるOFDM被変調波を示している。
【0054】xはA/D変換器33からの同相軸検波出力
の振幅であり、yはA/D変換器34からの直交軸検波出
力の振幅である。rはこのOFDM被変調波の振幅を示
している。エンベロープ検出回路50は図2の黒丸の軌
跡、即ち、OFDM被変調波の振幅rの値を消失判定回
路51に出力する。消失判定回路51は入力されたエンベロ
ープを所定の基準振幅と比較する。図2では破線によっ
て基準振幅の大きさr′を示している。消失判定回路51
はエンベロープが基準振幅よりも大きい場合にはピーク
部分と判定する。即ち、消失判定回路51は、図2の破線
に示す半径r′の円よりも大きな振幅rが入力された場
合にピークと判定する。この判定結果は消失情報として
ディレイ52を介して誤り訂正復号化回路49に供給され
る。
の振幅であり、yはA/D変換器34からの直交軸検波出
力の振幅である。rはこのOFDM被変調波の振幅を示
している。エンベロープ検出回路50は図2の黒丸の軌
跡、即ち、OFDM被変調波の振幅rの値を消失判定回
路51に出力する。消失判定回路51は入力されたエンベロ
ープを所定の基準振幅と比較する。図2では破線によっ
て基準振幅の大きさr′を示している。消失判定回路51
はエンベロープが基準振幅よりも大きい場合にはピーク
部分と判定する。即ち、消失判定回路51は、図2の破線
に示す半径r′の円よりも大きな振幅rが入力された場
合にピークと判定する。この判定結果は消失情報として
ディレイ52を介して誤り訂正復号化回路49に供給され
る。
【0055】いま、デインターリーブ回路40からN個の
データを含む各OFDMシンボルK,K+1,K+2,
…(図3(a))の復調シンボルが順次誤り訂正復号化
回路49に入力されるものとする。これらの変調シンボル
のうちシンボルK+2はピークを有しているものとす
る。誤り訂正復号化回路46は消失情報からシンボルK+
2に誤りが発生していることを把握すると、このシンボ
ルK+2の誤りのパターンを検出して誤り訂正を行う。
誤りシンボルの位置が消失情報によって判明しているの
で、パリティビットを誤り検出に用いる必要がなく、消
失誤りの訂正能力が向上する。誤り訂正復号化回路46は
誤り訂正した復調データを出力端子42を介して出力す
る。
データを含む各OFDMシンボルK,K+1,K+2,
…(図3(a))の復調シンボルが順次誤り訂正復号化
回路49に入力されるものとする。これらの変調シンボル
のうちシンボルK+2はピークを有しているものとす
る。誤り訂正復号化回路46は消失情報からシンボルK+
2に誤りが発生していることを把握すると、このシンボ
ルK+2の誤りのパターンを検出して誤り訂正を行う。
誤りシンボルの位置が消失情報によって判明しているの
で、パリティビットを誤り検出に用いる必要がなく、消
失誤りの訂正能力が向上する。誤り訂正復号化回路46は
誤り訂正した復調データを出力端子42を介して出力す
る。
【0056】このように、本実施例においては、A/D
変換器33,34の出力からピークを有するOFDMシンボ
ルを検出し、このOFDMシンボルは消失したものとし
て消失位置を誤り訂正復号化回路49に与えることにより
誤り訂正能力を向上させる。A/D変換器33,34のダイ
ナミックレンジは最大ピーク振幅よりも十分に小さくし
ているので、ピークを有するOFDMシンボルは誤りが
生じるが、誤り訂正復号化回路49の誤り訂正能力が向上
しているので、確実に誤り訂正される。比較的小さなダ
イナミックレンジのA/D変換器33,34を用いることが
できるので、回路を安価に構成することができる。
変換器33,34の出力からピークを有するOFDMシンボ
ルを検出し、このOFDMシンボルは消失したものとし
て消失位置を誤り訂正復号化回路49に与えることにより
誤り訂正能力を向上させる。A/D変換器33,34のダイ
ナミックレンジは最大ピーク振幅よりも十分に小さくし
ているので、ピークを有するOFDMシンボルは誤りが
生じるが、誤り訂正復号化回路49の誤り訂正能力が向上
しているので、確実に誤り訂正される。比較的小さなダ
イナミックレンジのA/D変換器33,34を用いることが
できるので、回路を安価に構成することができる。
【0057】図4は本発明の他の実施例を示すブロック
図である。図4において図1と同一の構成要素には同一
符号を付して説明を省略する。
図である。図4において図1と同一の構成要素には同一
符号を付して説明を省略する。
【0058】本実施例は送信側においてリミタ48に代え
てリミタ63を用い、受信側においてリミタ64を設けた点
が図1の実施例と異なる。OFDM送信装置61の逆FF
T回路8からの同相軸及び直交軸のOFDM被変調波は
リミタ63を介してD/A変換器9,10に供給されるよう
になっている。リミタ63はOFDM被変調波の振幅を制
限するようになっている。
てリミタ63を用い、受信側においてリミタ64を設けた点
が図1の実施例と異なる。OFDM送信装置61の逆FF
T回路8からの同相軸及び直交軸のOFDM被変調波は
リミタ63を介してD/A変換器9,10に供給されるよう
になっている。リミタ63はOFDM被変調波の振幅を制
限するようになっている。
【0059】このように構成された送信側装置において
は、逆FFT回路8からのOFDM被変調波はリミタ63
に与えられて、ディジタル的に振幅制限される。ディジ
タル処理によって振幅制限が行われるので、クリッピン
グレベルを正確に規定することができる。また、A/D
変換器9,10のダイナミックレンジを小さな値に設定す
ることができる。
は、逆FFT回路8からのOFDM被変調波はリミタ63
に与えられて、ディジタル的に振幅制限される。ディジ
タル処理によって振幅制限が行われるので、クリッピン
グレベルを正確に規定することができる。また、A/D
変換器9,10のダイナミックレンジを小さな値に設定す
ることができる。
【0060】受信側装置においては、OFDM受信装置
62の乗算器29,30からの直交検波出力はピーク抑圧手段
としてのリミタ64を介してA/D変換器33,34に供給さ
れる。リミタ64は入力される直交検波出力をA/D変換
器33,34のダイナミックレンジに基づくクリッピングレ
ベルで振幅制限してA/D変換器33,34に与える。
62の乗算器29,30からの直交検波出力はピーク抑圧手段
としてのリミタ64を介してA/D変換器33,34に供給さ
れる。リミタ64は入力される直交検波出力をA/D変換
器33,34のダイナミックレンジに基づくクリッピングレ
ベルで振幅制限してA/D変換器33,34に与える。
【0061】このように構成された受信側装置において
は、直交検波出力はリミタ64によって振幅制限された後
A/D変換器33,34に供給される。リミタ64はA/D変
換器33,34のダイナミックレンジに基づいたクリッピン
グレベルで直交検波出力振幅を制限する。これにより、
A/D変換器33,34に過大な入力が入力されることを防
止して、A/D変換器33,34の誤動作を防止することが
可能となる。
は、直交検波出力はリミタ64によって振幅制限された後
A/D変換器33,34に供給される。リミタ64はA/D変
換器33,34のダイナミックレンジに基づいたクリッピン
グレベルで直交検波出力振幅を制限する。これにより、
A/D変換器33,34に過大な入力が入力されることを防
止して、A/D変換器33,34の誤動作を防止することが
可能となる。
【0062】なお、上記各実施例は他の回路構成でも容
易に実現可能であることは明らかである。
易に実現可能であることは明らかである。
【0063】図5は本発明の他の実施例を示すブロック
図である。図5において図1と同一の構成要素には同一
符号を付して説明を省略する。
図である。図5において図1と同一の構成要素には同一
符号を付して説明を省略する。
【0064】上述したように、OFDM被変調波のピー
クはサブキャリア位相が一致することによって発生す
る。そこで、本実施例は、サブキャリアの位相が一致し
ないように、入力データをスクランブル処理するもので
ある。OFDM送信装置71は図1のスクランブラ6に代
えてスクランブラS1 ,S2 ,…,SM 、スクランブラ
選択回路73及び多重化回路74を設けた点が図1のOFD
M送信装置55と異なる。インターリーブ回路5の出力は
スクランブラS1 ,S2 ,…SM に与えられる。スクラ
ンブラS1 ,S2 ,…,SM は、インターリーブ回路5
からの入力データに相互に異なるスクランブル処理を施
してスクランブラ選択回路73に出力する。
クはサブキャリア位相が一致することによって発生す
る。そこで、本実施例は、サブキャリアの位相が一致し
ないように、入力データをスクランブル処理するもので
ある。OFDM送信装置71は図1のスクランブラ6に代
えてスクランブラS1 ,S2 ,…,SM 、スクランブラ
選択回路73及び多重化回路74を設けた点が図1のOFD
M送信装置55と異なる。インターリーブ回路5の出力は
スクランブラS1 ,S2 ,…SM に与えられる。スクラ
ンブラS1 ,S2 ,…,SM は、インターリーブ回路5
からの入力データに相互に異なるスクランブル処理を施
してスクランブラ選択回路73に出力する。
【0065】上述したように、ピークの発生はサブキャ
リアの位相、即ち、入力データの振幅及び位相によって
決定するので、逆FFT処理前の信号パターンからピー
クの発生を知ることもできる。スクランブラ選択回路73
はピークが発生する特定の信号パターンについてのデー
タを記憶しており、デスクランブラS1 乃至SM の出力
のうちピークが発生しない出力を選択し、選択したスク
ランブラの出力及びスクランブラ選択情報を多重化回路
74に出力するようになっている。多重化回路74はスクラ
ンブルされた入力データにスクランブラ選択情報を多重
してS/P変換回路7に出力する。
リアの位相、即ち、入力データの振幅及び位相によって
決定するので、逆FFT処理前の信号パターンからピー
クの発生を知ることもできる。スクランブラ選択回路73
はピークが発生する特定の信号パターンについてのデー
タを記憶しており、デスクランブラS1 乃至SM の出力
のうちピークが発生しない出力を選択し、選択したスク
ランブラの出力及びスクランブラ選択情報を多重化回路
74に出力するようになっている。多重化回路74はスクラ
ンブルされた入力データにスクランブラ選択情報を多重
してS/P変換回路7に出力する。
【0066】一方、OFDM受信装置72は図1のデスク
ランブラ39に代えて、分離回路75、デスクランブラDS
1 ,DS2 ,…,DSM 及びデスクランブラ選択回路76
が設けられている点が図1の実施例と異なる。P/S変
換回路38の出力は分離回路75に与えられる。分離回路75
はP/S変換回路38のOFDM復調信号からスクランブ
ラ選択情報を分離してデスクランブラ選択回路76に出力
する。デスクランブラDS1 ,DS2 ,…,DSM は夫
々送信側のスクランブラS1 ,S2 ,…,SMによって
スクランブル処理された信号を元に戻すためのデスクラ
ンブル処理を施すものであり、分離回路75を介して入力
されたOFDM復調信号を夫々デスクランブル処理して
デスクランブラ選択回路76に出力する。デスクランブラ
選択回路76はスクランブラ選択情報に基づいてデスクラ
ンブラDS1 ,DS2 ,…,DSM のうちの1つの出力
を選択してデインターリーブ回路40に出力するようにな
っている。
ランブラ39に代えて、分離回路75、デスクランブラDS
1 ,DS2 ,…,DSM 及びデスクランブラ選択回路76
が設けられている点が図1の実施例と異なる。P/S変
換回路38の出力は分離回路75に与えられる。分離回路75
はP/S変換回路38のOFDM復調信号からスクランブ
ラ選択情報を分離してデスクランブラ選択回路76に出力
する。デスクランブラDS1 ,DS2 ,…,DSM は夫
々送信側のスクランブラS1 ,S2 ,…,SMによって
スクランブル処理された信号を元に戻すためのデスクラ
ンブル処理を施すものであり、分離回路75を介して入力
されたOFDM復調信号を夫々デスクランブル処理して
デスクランブラ選択回路76に出力する。デスクランブラ
選択回路76はスクランブラ選択情報に基づいてデスクラ
ンブラDS1 ,DS2 ,…,DSM のうちの1つの出力
を選択してデインターリーブ回路40に出力するようにな
っている。
【0067】図6は図5中のスクランブラS1 乃至SM
及びデスクランブラDS1 乃至DSM の具体的な構成を
示す回路図である。
及びデスクランブラDS1 乃至DSM の具体的な構成を
示す回路図である。
【0068】入力端子81を介して入力される入力データ
はスクランブラS1 乃至SM の排他的論理和回路82に与
えられる。ディジタルデータに対するスクランブル処理
は、一般的にはPN(乱数)と入力データとの排他的論
理和演算によって求められる。PN発生回路83は所定の
乱数を発生して排他的論理和回路82に出力する。排他的
論理和回路82は2入力の排他的論理和演算によってスク
ランブルを施し、出力端子84に出力する。なお、スクラ
ンブラS1 乃至SM の乱数シーケンスを相違させること
により各スクランブラS1 乃至SM 相互間で異なるスク
ランブル処理が可能である。
はスクランブラS1 乃至SM の排他的論理和回路82に与
えられる。ディジタルデータに対するスクランブル処理
は、一般的にはPN(乱数)と入力データとの排他的論
理和演算によって求められる。PN発生回路83は所定の
乱数を発生して排他的論理和回路82に出力する。排他的
論理和回路82は2入力の排他的論理和演算によってスク
ランブルを施し、出力端子84に出力する。なお、スクラ
ンブラS1 乃至SM の乱数シーケンスを相違させること
により各スクランブラS1 乃至SM 相互間で異なるスク
ランブル処理が可能である。
【0069】デスクランブラDS1 乃至DSM の入力端
子85に入力されるスクランブル出力は排他的論理和回路
86に与えられる。PN発生回路87は、スクランブラS1
乃至SM の乱数シーケンスに同期した初期値が同一の同
一シーケンスの乱数を発生して排他的論理和回路86に出
力する。排他的論理和回路86は2入力の排他的論理和を
求めることによりデスクランブル処理してデスクランブ
ル出力を出力端子88に出力する。なお、デスクランブラ
DS1 乃至DSM のPN発生回路87は夫々スクランブラ
S1 乃至SM のPN発生回路83に対応させる。
子85に入力されるスクランブル出力は排他的論理和回路
86に与えられる。PN発生回路87は、スクランブラS1
乃至SM の乱数シーケンスに同期した初期値が同一の同
一シーケンスの乱数を発生して排他的論理和回路86に出
力する。排他的論理和回路86は2入力の排他的論理和を
求めることによりデスクランブル処理してデスクランブ
ル出力を出力端子88に出力する。なお、デスクランブラ
DS1 乃至DSM のPN発生回路87は夫々スクランブラ
S1 乃至SM のPN発生回路83に対応させる。
【0070】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
について説明する。
【0071】インターリーブ回路5からの入力データは
スクランブラS1 乃至SM に与えられて、相互に異なる
スクランブル処理が施される。各スクランブラS1 乃至
SMのスクランブル出力はスクランブラ選択回路73に与
えられる。スクランブラ選択回路73は、予めOFDM変
調によってピークが発生する信号パターンを記憶してお
り、スクランブラS1 乃至SM の出力のうちピークが発
生しない出力を選択して、その選択情報と共に多重化回
路74に出力する。多重化回路74はスクランブル出力にス
クランブラ選択情報を多重してS/P変換回路7に出力
する。これにより、OFDM送信装置71から出力される
OFDM被変調波はピークを有しない。
スクランブラS1 乃至SM に与えられて、相互に異なる
スクランブル処理が施される。各スクランブラS1 乃至
SMのスクランブル出力はスクランブラ選択回路73に与
えられる。スクランブラ選択回路73は、予めOFDM変
調によってピークが発生する信号パターンを記憶してお
り、スクランブラS1 乃至SM の出力のうちピークが発
生しない出力を選択して、その選択情報と共に多重化回
路74に出力する。多重化回路74はスクランブル出力にス
クランブラ選択情報を多重してS/P変換回路7に出力
する。これにより、OFDM送信装置71から出力される
OFDM被変調波はピークを有しない。
【0072】OFDM受信装置72に入力されるOFDM
被変調波がピークを有していないことから、A/D変換
器33,34のダイナミックレンジは十分小さく設定されて
いる。P/S変換回路38からのOFDM復調信号は分離
回路75に与えられて、スクランブラ選択情報が分離され
る。OFDM復調信号はデスクランブラDS1 乃至DS
M において、夫々送信側のスクランブラS1 乃至SM の
乱数シーケンスと同一のシーケンスでデスクランブルが
施されてデスクランブラ選択回路76に供給される。デス
クランブラ選択回路76はスクランブラ選択情報に基づい
て、送信側で選択されたスクランブラS1 乃至SM に対
応するデスクランブラの出力を選択してデインターリー
ブ回路40に出力する。これにより、OFDM復調信号か
らデータを再生することができる。
被変調波がピークを有していないことから、A/D変換
器33,34のダイナミックレンジは十分小さく設定されて
いる。P/S変換回路38からのOFDM復調信号は分離
回路75に与えられて、スクランブラ選択情報が分離され
る。OFDM復調信号はデスクランブラDS1 乃至DS
M において、夫々送信側のスクランブラS1 乃至SM の
乱数シーケンスと同一のシーケンスでデスクランブルが
施されてデスクランブラ選択回路76に供給される。デス
クランブラ選択回路76はスクランブラ選択情報に基づい
て、送信側で選択されたスクランブラS1 乃至SM に対
応するデスクランブラの出力を選択してデインターリー
ブ回路40に出力する。これにより、OFDM復調信号か
らデータを再生することができる。
【0073】このように、本実施例においては、送信側
において、データのパターンからピークが発生しないス
クランブル処理を選択し、受信側では、送信側のスクラ
ンブル処理に対応するデスクランブル処理を施してデー
タを再生している。OFDM被変調波はピークを有して
おらず、図1の実施例と同様の効果を得ることができる
と共に、振幅制限によってピークを除去しておらず、情
報の欠落が生じないので、エラーの発生量が少ないとい
う利点もある。
において、データのパターンからピークが発生しないス
クランブル処理を選択し、受信側では、送信側のスクラ
ンブル処理に対応するデスクランブル処理を施してデー
タを再生している。OFDM被変調波はピークを有して
おらず、図1の実施例と同様の効果を得ることができる
と共に、振幅制限によってピークを除去しておらず、情
報の欠落が生じないので、エラーの発生量が少ないとい
う利点もある。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、O
FDM被変調波のピークを抑制することにより、他の通
信に対して妨害を与えることを防止すると共に、必要な
ダイナミックレンジを小さくすることができるという効
果を有する。
FDM被変調波のピークを抑制することにより、他の通
信に対して妨害を与えることを防止すると共に、必要な
ダイナミックレンジを小さくすることができるという効
果を有する。
【図1】本発明に係るOFDM送信装置及びOFDM受
信装置の一実施例を示すブロック図。
信装置の一実施例を示すブロック図。
【図2】実施例の動作を説明するための説明図。
【図3】実施例の動作を説明するための説明図。
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図5】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図6】図5中のスクランブラ及びデスクランブラの具
体的な構成を示すブロック図。
体的な構成を示すブロック図。
【図7】OFDM被変調波の周波数スペクトルを示す説
明図。
明図。
【図8】従来のOFDM送信装置及びOFDM受信装置
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図9】OFDM被変調波のスペクトルを概念的に示す
説明図。
説明図。
8…逆FFT回路、48…リミタ、33,34…A/D変換
器、36…FFT回路、49…誤り訂正復号化回路、50…エ
ンベロープ検出回路、51…消失判定回路
器、36…FFT回路、49…誤り訂正復号化回路、50…エ
ンベロープ検出回路、51…消失判定回路
フロントページの続き (72)発明者 杉田 康 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 マルチメディア技術研究 所内 (72)発明者 沖田 茂 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 マルチメディア技術研究 所内 (56)参考文献 特開 平5−130191(JP,A) 特開 昭61−176221(JP,A) 特開 平5−175880(JP,A) 特開 平4−11412(JP,A) 特開 平3−175823(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 11/00
Claims (6)
- 【請求項1】 直交周波数分割多重変調された被変調波
が入力されこの被変調波を直交周波数分割多重復調して
復調シンボルを得る直交周波数分割多重復調手段と、 前記被変調波が入力されこの被変調波のエンベロープを
検出するエンベロープ検出手段と、 前記エンベロープが所定のレベル以上となった変調シン
ボルを無効シンボルと判定する判定手段と、 この判定手段の判定結果が与えられて、前記無効シンボ
ルに対応する復調シンボルを消失誤り訂正する誤り訂正
手段とを具備したことを特徴とするOFDM受信装置。 - 【請求項2】 前記被変調波のピークを所定のレベルで
抑圧して前記直交周波数分割多重復調手段に与えるピー
ク抑圧手段を付加したことを特徴とする請求項1に記載
のOFDM受信装置。 - 【請求項3】 入力データを複数の信号フォーマットに
変換する複数の信号変換手段と、 入力されたデータを直交周波数分割多重変調して被変調
波を伝送する直交周波数分割多重変調手段と、 前記被変調波のピークが最小となるように前記複数の信
号変換手段の出力のうちの1つを適応的に選択して前記
直交周波数分割多重変調手段に与える選択手段とを具備
したことを特徴とするOFDM送信装置。 - 【請求項4】 前記複数の信号変換手段は、入力データ
に対する複数種類のスクランブル処理によって複数の信
号フォーマットを得ることを特徴とする請求項3に記載
のOFDM送信装置。 - 【請求項5】 前記選択手段は、前記複数のいずれの信
号変換手段の出力を選択したかを示す選択情報を選択し
た前記信号変換手段の出力に多重して出力することを特
徴とする請求項3に記載のOFDM送信装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載のOFDM送信装置の前
記直交周波数分割多重変調手段からの被変調波が入力さ
れ、直交周波数分割多重復調によって復調シンボルを得
る直交周波数分割多重復調手段と、 前記復調シンボルから前記選択情報を抽出する抽出手段
と、 この抽出手段によって抽出された選択情報に基づいて前
記復調シンボルを前記信号変換手段の信号フォーマット
に基づく信号フォーマットに戻して前記入力データを得
る信号再生手段とを具備したことを特徴とするOFDM
受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05287057A JP3130716B2 (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | Ofdm送信装置及びofdm受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05287057A JP3130716B2 (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | Ofdm送信装置及びofdm受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07143098A JPH07143098A (ja) | 1995-06-02 |
JP3130716B2 true JP3130716B2 (ja) | 2001-01-31 |
Family
ID=17712501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05287057A Expired - Fee Related JP3130716B2 (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | Ofdm送信装置及びofdm受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3130716B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06861U (ja) * | 1992-06-18 | 1994-01-11 | 日本トレールモービル株式会社 | ウイング車の羽根の開閉装置 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100519273B1 (ko) * | 1997-08-30 | 2005-11-25 | 엘지전자 주식회사 | 오에프디엠(ofdm) 수신장치 |
JP3722969B2 (ja) | 1998-01-08 | 2005-11-30 | 株式会社東芝 | 再送制御方法及び再送制御装置 |
DE19811830C2 (de) * | 1998-03-18 | 2002-05-29 | Siemens Ag | Verfahren zur Bestimmung von Übertragungsfehlern bei einem mit Hilfe eines Multiträgerverfahrens übermittelten, seriellen Datenstrom |
JP3940541B2 (ja) * | 1999-02-25 | 2007-07-04 | ソニー株式会社 | ディジタル放送装置 |
JP3483838B2 (ja) * | 2000-08-31 | 2004-01-06 | 松下電器産業株式会社 | マルチキャリア伝送装置 |
KR100866181B1 (ko) * | 2002-07-30 | 2008-10-30 | 삼성전자주식회사 | 통신 시스템에서 신호 송수신 방법 및 장치 |
US7418042B2 (en) | 2003-09-17 | 2008-08-26 | Atheros Communications, Inc. | Repetition coding for a wireless system |
JP4359191B2 (ja) | 2004-06-01 | 2009-11-04 | 株式会社日立国際電気 | 信号生成装置 |
JP4736044B2 (ja) * | 2006-02-06 | 2011-07-27 | 学校法人 名城大学 | 誤り訂正装置、受信装置、誤り訂正方法および誤り訂正プログラム |
KR101355633B1 (ko) * | 2007-11-06 | 2014-01-29 | 삼성전자주식회사 | 인코더 및 인코딩 방법 |
JP5618591B2 (ja) * | 2010-03-29 | 2014-11-05 | 京セラ株式会社 | 信号処理装置 |
-
1993
- 1993-11-16 JP JP05287057A patent/JP3130716B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06861U (ja) * | 1992-06-18 | 1994-01-11 | 日本トレールモービル株式会社 | ウイング車の羽根の開閉装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07143098A (ja) | 1995-06-02 |
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