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JP4355194B2 - オフセット作業機 - Google Patents

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JP4355194B2 JP2003381467A JP2003381467A JP4355194B2 JP 4355194 B2 JP4355194 B2 JP 4355194B2 JP 2003381467 A JP2003381467 A JP 2003381467A JP 2003381467 A JP2003381467 A JP 2003381467A JP 4355194 B2 JP4355194 B2 JP 4355194B2
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Description

本発明は、オフセット作業機に関し、走行機体の後部に装着され、走行機体の左右両側でオフセット作業を行なう作業部を有してなるオフセット作業機に関する。
このようなオフセット作業機は、トラクタ等の走行機体に装着されて、走行機体の進行方向に沿って圃場を畦塗りする畦塗り作業や圃場に溝を掘る溝掘り作業を連続直線的に行なう場合に用いられる。畦塗り作業や溝掘り作業は圃場の周縁部に対して行なわれる作業であるので、これらの作業を行なう作業部は、走行機体の走行位置に対して側方にオフセットした位置に設置される必要がある。
これらの畦塗り作業や溝掘り作業は、走行機体の進行に応じてオフセット位置での直線作業を行なうものであるので、矩形状の圃場において圃場の周縁に沿った作業を行なう場合に、走行機体の先端部分が圃場の端に到達した時点でその後の作業を行なうことができなくなり、矩形圃場の四隅に未作業部分が必ず残るという不都合が生じる。
そこで、畦塗り機の場合において、畦塗り機を走行機体に対して通常作業時とは反対側のオフセット作業位置に移動させるとともにその前後関係を反転(反転リバース)させて、四隅の未作業部分に対して走行機体を後進動させながら作業が可能な畦塗り機が提案されている(特許文献1参照)。
この畦塗り機は、走行機体に設けられた連結機構に着脱自在に連結される機枠と、機枠の後側に上下方向に延びて設けられた回動中心軸を回動支点として左右方向に回動自在に設けられた可動機枠と、可動機枠に配設されて旧畦の上部を切り崩して土盛りを行ない、盛られた土を切り崩された旧畦上に塗り付ける作業部とを有して構成される。作業部は、可動機枠を介して走行機体の進行方向に対して左側にオフセットした左側オフセット作業位置、右側にオフセットした右側オフセット作業位置のいずれかの位置に設置可能である。
また、この従来の畦塗り機には、作業部を左側オフセット作業位置及び右側オフセット作業位置に設置した状態で、可動機枠を機枠にロックするためのロック手段が設けられている。このロック手段は、機枠に傾動操作可能に設けられた操作レバーと、操作レバーの傾動操作に連動して上下揺動するロックアームと、可動機枠に設けられ作業部が左側オフセット作業位置及び右側オフセット作業位置に設置された状態でロックアークに係合可能なロックピンとを有してなる。
特開平08−149902号公報
この従来の畦塗り機によって圃場の隅に残された未作業部分に対して畦塗り作業を行なうために、作業部を反転リバースさせるには、操作レバーを操作して可動機枠のロックを一旦解除し、可動機枠を現作業位置(例えば、左側オフセット作業位置)から反対側の例えば右側オフセット作業位置に移動させ、操作レバーを再び操作して可動機枠を機枠にロックさせる反転ロック作業が必要になる。この反転ロック作業を走行機体に搭乗した作業者が行なう場合には、作業者は、走行機体から一旦降りて前述した反転ロック作業を行なわなければならず、煩わしい。また、可動機枠を機枠にロックするロック作業を怠ったり、ロック状態が不十分であったりすると、作業部等が損傷する虞が生じ、安心して畦塗り作業を行なうことができないという問題が生じる。なお、これらの問題は溝掘り機の場合も同様である。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、作業部の反転ロック作業が容易であり、ロックが確実に行なわれ、安心して畦塗り作業を行なうことができるオフセット作業機を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、走行機体に装着される装着部と、該装着部から左右方向に移動可能なオフセット機構部と、該オフセット機構部の移動端側に回動支点を設けて該回動支点を回動中心として水平方向に回動可能に配設されて走行機体の前進動、後進動及び該走行機体から伝達される動力によってオフセット作業を行なう作業部と、オフセット機構部及び作業部間に連結されてオフセット機構部の移動に対して作業部の作業方向を所定方向に保持し、回動アクチュエータ(例えば、実施形態における伸縮シリンダ41)の動作によって作業部を回動支点に対して回動させる連結機構とを備え、オフセット機構部に設けられ、連結機構によって作業部の作業方向が所定方向に保持された状態で、オフセット機構部が移動して所定移動領域を超えると、作業部側に設けられた係止部材(例えば、実施形態における前進側係止部材71、後進側係止部材72)と係合して作業部の回動を規制し、オフセット機構部が所定移動領域を超えた位置から該所定移動領域内に移動すると、係止部材との係合を解除して作業部の回動を許容するロック機構を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のオフセット作業機の発明において、オフセット機構部は、一端側が装着部に回動自在に連結されて移動端側が回動支点の回動中心軸と同軸に回動自在に連結されたオフセットフレームと、該オフセットフレームに沿って並設されて一端側が装着部に回動自在に連結されて移動端側が連結機構に繋がる連結アーム部材に連結されたリンク部材とを有して平行リンク機構をなすことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載のオフセット作業機の発明において、ロック機構は、リンク部材に設けられたカム部と、連結アーム部材に回動自在に設けられ、端部に係止部材に係合可能な係合凹部(例えば、実施形態における前進側係合凹部76、後進側係合凹部77)を有し、オフセット機構部の移動に応じてカム部に接触しながら回動して、オフセット機構部の位置が所定移動領域を超えると係合凹部が係止部材に係合し、オフセット機構部が所定移動領域を超えた位置から該所定移動領域内に移動すると、係合凹部の係止部材への係合を解除するロックプレートとを有してなることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載のオフセット作業機の発明において、回動アクチュエータの動作によって、作業部の作業方向は、走行機体の左右両側の一方側の前進方向から他方側の後進方向に反転可能であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載のオフセット作業機の発明において、係止部材は、作業部側に設けられた前進側係止部材及び後進側係止部材を有し、ロックプレートの係合凹部は、回動アクチュエータの動作及びオフセット機構部の移動によって作業部が走行機体の前進動により作業が可能な前進作業位置に設置された状態で前進側係止部材と係合可能な前進側係合凹部と、回動アクチュエータの動作及びオフセット機構部の移動によって作業部が走行機体の後進動により作業が可能な後進作業位置に設置された状態で後進側係止部材と係合可能な後進側係合凹部とを有することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項3から5のいずれかに記載のオフセット作業機の発明において、ロックプレートは、カム部の案内面(例えば、実施形態における第1案内面73a、第2案内面73b、第3案内面73c、第4案内面73d)に接触しながら回転動可能な回転ローラを有することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から6のいずれかに記載のオフセット作業機の発明において、作業部は、前処理部(例えば、実施形態における天場処理部55)及び整畦部を備えた畦塗り作業部であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から6のいずれかに記載のオフセット作業機の発明において、作業部は、溝掘り部(例えば、実施形態における溝掘り体103)を備えた溝掘り作業部であることを特徴とする。
請求項1記載のオフセット作業機によれば、連結機構によって作業部の作業方向が所定方向に保持された状態で、オフセット機構部が移動して所定移動領域を超えると、作業部側に設けられた係止部材と係合して作業部の回動を規制し、オフセット機構部が所定移動領域を超えた位置から該所定移動領域内に移動すると、係止部材との係合を解除して作業部の回動を許容するロック機構を有することで、オフセット機構部の移動に連動してロック機構が作動して、作業部の回動を規制したり、規制された作業部の回動を許容したりすることができる。このため、作業者によって作業部の回動をロック状態にしたり非ロック状態にしたりするためのロック作業が不要となり、ロック作業の煩わしさを解消することができる。またオフセット機構部が所定移動領域を超えて移動すると作業部の回動がロック状態となり、オフセット機構部が所定移動領域を超えた位置から所定移動領域内に移動すると作業部は非ロック状態になるので、オフセット機構部が所定移動領域を超えた位置に移動すると作業部によってオフセット作業ができるように所定移動領域を設定すると、オフセット機構部が所定移動領域を超えると作業部の回動はロックされるので、作業部によるオフセット作業時には作業部は必ずロック状態になる。このため、オフセット作業時における作業部のロック状態を確実にすることができ、その結果、作業部によるオフセット作業を安心して行なうことができる。
請求項2記載のオフセット作業機によれば、オフセット機構部は、オフセットフレームとリンク部材とを有して平行リンク機構をなすことで、作業部を連結アーム部材に一体化した状態にすると、オフセット機構部の左右揺動によって作業部はその作業方向が所定方向に保持された状態でオフセット移動する。このため、作業部によりオフセット作業が行なわれる場合に、作業部の作業位置調整をオフセット機構部の左右揺動だけで容易に行なうことができる。
請求項3記載のオフセット作業機によれば、ロック機構は、リンク部材に設けられたカム部と、連結アーム部材に回動自在に設けられたロックプレートとを有してなることで、オフセット機構部が移動すると、ロックプレートがカム部に接触しながら回動し、オフセット機構部の位置が所定移動領域を超えると、ロックプレートに設けられた係合凹部が係止部材に係合して作業部の回動が規制され、オフセット機構部が所定移動領域を超えた位置から該所定移動領域内に移動すると、係合凹部の係止部材への係合が解除されて作業部の回動が許容される。このため、オフセット機構部の移動のみで作業部の回動をロック状態にしたり非ロック状態にしたりすることが可能なロック機構を提供することができる。
請求項4記載のオフセット作業機によれば、回動アクチュエータの動作によって、作業部の作業方向を走行機体の左右両側の一方側の前進方向から他方側の後進方向に反転可能にすることで、オフセット機構部の移動と相まって走行機体を後進動させながら作業部による直進作業が可能な後進作業位置に作業部を移動させることができる。また回動アクチュエータの動作によって作業部の作業方向を前進方向と後進方向に反転可能であるので、作業部を前進作業位置から後進作業位置に設置する設置作業の作業性を向上させることができる。
請求項5記載のオフセット作業機によれば、係止部材は、作業部側に設けられた前進側係止部材及び後進側係止部材を有し、ロックプレートの係合凹部は、前進側係止部材と係合可能な前進側係合凹部及び後進側係止部材と係合可能な後進側係合凹部を有することで、回動アクチュエータの動作及びオフセット機構部の移動によって作業部が走行機体の前進動により作業が可能な前進作業位置に設置されると、前進側係合凹部が前進側係止部材に係合して作業部の回動がロック状態にされる。また回動アクチュエータの動作及びオフセット機構部の移動によって作業部が走行機体の後進動により作業が可能な後進作業位置に設置されると、後進側係合凹部が後進側係止部材に係合して作業部の回動がロック状態にされる。つまり、作業部が前進作業位置及び後進作業位置に設置されると、作業部の回動はロック状態になる。このため、前進作業位置及び後進作業位置に設置された作業部の回動を確実にロック状態にすることができる。
請求項6記載のオフセット作業機によれば、ロックプレートは、カム部の案内面に接触しながら回転動可能な回転ローラを有することで、オフセット機構部の移動に応じてカム部の案内面に接触しながら回動するロックプレートの回動作をスムースにすることができる。このため、係合凹部が係止部材に係合したり係合凹部の係合が解除されたりする動作を滑らかにすることができる。
請求項7記載のオフセット作業機によれば、作業部が前処理部及び整畦部を備えた畦塗り作業部にすることで、作業者によって作業部の回動をロック状態、非ロック状態にするロック作業を不要とし、オフセット作業時における作業部の回動を確実にロック状態にすることができ、作業部によるオフセット作業を安心して行なわせることができるという利点を有して畦塗り作業が可能なオフセット作業機を提供することができる。
請求項8記載のオフセット作業機によれば、作業部が溝掘り部を備えた溝掘り作業部にすることで、作業者によって作業部の回動をロック状態、非ロック状態にするロック作業を不要とし、オフセット作業時における作業部の回動を確実にロック状態にすることができ、作業部によるオフセット作業を安心して行なわせることができるという利点を有して溝掘り作業が可能なオフセット作業機を提供することができる。
本発明に係わるオフセット作業機によれば、連結機構によって作業部の作業方向が所定方向に保持された状態で、オフセット機構部が移動して所定移動領域を超えると、作業部側に設けられた係止部材と係合して作業部の回動を規制し、オフセット機構部が所定移動領域を超えた位置から該所定移動領域内に移動すると、係止部材との係合を解除して作業部の回動を許容するロック機構を有することで、作業者によって作業部の回動をロック状態にしたり非ロック状態にしたりするためのロック作業が不要となり、ロック作業の煩わしさを解消することができる。また、オフセット機構部が所定移動領域を超えた位置に移動すると作業部によってオフセット作業ができるように所定移動領域を設定すると、オフセット機構部が所定移動領域を超えると作業部の回動はロックされるので、作業部によるオフセット作業時には作業部は必ずロック状態になる。このため、オフセット作業時における作業部のロック状態を確実にすることができ、その結果、作業部によるオフセット作業を安心して行なうことができる。
また、オフセット機構部は、オフセットフレームとリンク部材とを有して平行リンク機構をなすことで、作業部を連結アーム部材に一体化した状態にすると、オフセット機構部の左右揺動によって作業部はその作業方向が所定方向に保持された状態でオフセット移動するので、作業部の作業位置調整をオフセット機構部の左右揺動だけで容易に行なうことができる。
また、ロック機構は、リンク部材に設けられたカム部と連結アーム部材に回動自在に設けられロックプレートとを有してなることで、オフセット機構部の移動のみで作業部の回動をロック状態にしたり非ロック状態にしたりすることが可能なロック機構を提供することができる。
さらに、回動アクチュエータの動作によって、作業部の作業方向を走行機体の左右両側の一方側の前進方向から他方側の後進方向に反転可能にすることで、オフセット機構部の移動と相まって走行機体を後進動させながら作業部による直進作業が可能な後進作業位置に作業部を移動させることができ、後進作業位置に作業部を設置する設置作業の作業性を向上させることができる。
また、係止部材は、作業部側に設けられた前進側係止部材及び後進側係止部材を有し、ロックプレートの係合凹部は、作業部が前進作業位置に設置されると前前進側係止部材と係合可能な前進側係合凹部及び作業部が後進作業位置に設置されると後進側係止部材と係合可能な後進側係合凹部を有することで、作業部が前進作業位置及び後進作業位置に設置されると、作業部の回動はロックされるので、前進作業位置及び後進作業位置に設置された作業部の回動を確実にロック状態にすることができる。
また、ロックプレートは、カム部の案内面に接触しながら回転動可能な回転ローラを有することで、オフセット機構部の移動に応じてカム部の案内面に接触しながら回動するロックプレートの回動作をスムースにすることができ、その結果、係合凹部が係止部材に係合したり係合凹部の係合が解除されたりする動作を滑らかにすることができる。
さらに、作業部が前処理部及び整畦部を備えた畦塗り作業部にしたり、作業部が溝掘り部を備えた溝掘り作業部にしたりすることで、作業者によって作業部の回動をロック状態、非ロック状態にするロック作業を不要とし、オフセット作業時における作業部の回動を確実にロック状態にし、作業部によるオフセット作業を安心して行なわせることができるという利点を有して畦塗り作業又は溝掘り作業が可能なオフセット作業機を提供することができる。
以下、本発明に係わるオフセット作業機の好ましい実施の形態を図1から図10に基づいて説明する。なお、本実施の形態は、オフセット作業機の一例である畦塗り機及び溝掘り機について説明する。
[第1の実施の形態]
先ず、畦塗り機について説明する。なお、説明の都合上、図1(斜視図)及び図2(平面図)に示す矢印の方向を前後方向及び左右方向として以下説明する。畦塗り機1は、図1及び図2に示すように、走行機体90の後部に設けられた三点リンク連結機構(図示せず)に連結されて、走行機体90の前進動及び後進動に応じて畦塗り作業を行なうものである。畦塗り機1は、走行機体90に装着されて走行機体90からの動力が入力される入力軸(図示せず)を備えた装着部10と、装着部10に設けられた旋回シリンダ3によって装着部10から左右方向に揺動可能なオフセット機構部20と、オフセット機構部20の移動端側(後端側)に配設されて入力軸から伝達される動力によってオフセット作業を行なう作業部50とを有してなる。
装着部10は、左右方向に延びるヒッチフレーム11と、ヒッチフレーム11の前側に取り付けられて走行機体90の後部に設けられた三点リンク連結機構に連結可能な連結フレーム13とを有してなる。ヒッチフレーム11の左右方向の中央下部には図示しないギアボックスが設けられ、このギアボックスには前述した入力軸(図示せず)が設けられている。入力軸は、走行機体90のPTO軸(図示せず)から伝動軸(図示せず)を介して動力が伝達されるようになっている。
オフセット機構部20は、前端側をヒッチフレーム11に回動自在に連結されて後方側へ延びるオフセットフレーム21と、オフセットフレーム21の左側に沿って並設されて前端側がヒッチフレーム11の左側端部に回動自在に連結されたリンク部材25とを有してなる。リンク部材25の後端側は、オフセットフレーム21の後端部に回動自在に設けられた連結部23に繋がる連結アーム部材23aに回動自在に取り付けられている。オフセット機構部20は、オフセットフレーム21、リンク部材25、ヒッチフレーム11及び連結アーム部材23aによって平行リンク機構を形成している。
オフセットフレーム21は、内部が中空な箱状部材であり、オフセットフレーム21の後端部及びヒッチフレーム11の左側端部間に枢結された前述した旋回シリンダ3の伸縮動作により左右方向に揺動可能である。オフセットフレーム21内には図示しない動力伝達機構が設けられ、この動力伝達機構によって、走行機体90から入力軸に伝達された動力がオフセットフレーム21の後端側に回動自在に配設された従動軸33に伝達可能に構成されている。
従動軸33の下部にはこれと同軸に配置されて下方へ延びる回動中心軸7が連結されている。つまり、回動中心軸7は、従動軸33の回動とともに回転動する。オフセットフレーム21の後端下部には、前述した連結部23が回動自在に取り付けられている。つまり、連結部23は回動中心軸7と非結合状態にあり、回動中心軸7を回動支点Oとして回動自在である。この連結部23に前述した連結アーム部材23aが繋がっている。連結部23を貫く回動中心軸7の下端部には、この回動中心軸7を回動支点Oとしてこの回動支点Oからオフセット作業位置側へ延びるフレーム部51を備えた作業部50が設けられている。
フレーム部51は、オフセットフレーム21とフレーム部51との間に繋がれた連結機構40の伸縮シリンダ41の伸縮動作によって回動支点Oを回動中心として回動可能であるとともに、連結機構40によりオフセット機構20の揺動に対してフレーム部51の延出方向が走行機体90の左右方向と平行になるように保持される。連結機構40は、連結部23と、連結部23及びフレーム部51間に繋がれた回動リンク機構42と、回動リンク機構42と作業部50との間に繋がれて回動リンク機構42を伸縮動させる伸縮シリンダ41とを有してなる。回動リンク機構42は、4つの節からなる4節リンク機構であり、連結部23の回動支点Oからオフセットフレーム21の前端側に所定距離を有した位置P1までの連結部23の部分を第1節42aとし、位置P1を回動支点として左右方向に回動自在に枢結された第1リンク部材43の支点間を第2節42bとし、第1リンク部材43の先端部に一端側が枢結されて左右方向に回動自在であって他端側が回動支点Oからフレーム部51の延伸方向に所定距離を有した位置P2を回動支点として左右方向に回動自在に枢結された第2リンク部材44の支点間を第3節42cとし、フレーム部51に枢結された第2リンク部材44の枢結位置P2と回動支点Oとの間のフレーム部51の部分を第4節42dとして構成されている。
回動リンク機構42の第1節42aは固定節であり、第2節42bは入力節であり、第3節42cは媒介節であり、第4節42dは出力節として機能する。入力節である第2節42bの長さL2は、出力節である第4節42dの長さL4よりも長い。このため、第2節42bの回転角に対して第4節42dの回転角を大きくすることができる。また、第2節42b(第1リンク部材43)及び第4節42dの長さは、伸縮シリンダ41が全縮状態になるとフレーム部51が右側方向に平行に延び、伸縮シリンダ41が全伸長状態になるとフレーム部51が左側方向に平行に延びるように設定されている。
このように構成された連結機構40は、オフセット機構部20の左右揺動に対して、フレーム部51の延出方向を左右方向に平行に保持する。つまり、連結機構40は、フレーム部51が左右方向に平行に延びた状態で伸縮シリンダ41の伸縮動作を規制すると、フレーム部51を連結部23と一体化させる。その結果、この状態でオフセット機構部20が左右に揺動すると、平行リンク機構を構成するオフセット機構部20により回動リンク機構42を介して連結部23に繋がるフレーム部51が左右方向に平行状態に維持されたままで移動する。なお、伸縮シリンダ41の取り付け位置については後述する。
フレーム部51には、回転中心軸7と同軸上に配設された垂直回転軸52を動力伝達軸とする巻き掛け伝動機構(図示せず)が内蔵されている。この巻き掛け伝動機構は、回転中心軸7に伝達された動力を、垂直回転軸52を介してフレーム部51の先端部に伝達するようになっている。
フレーム部51の先端下部には下方向に延びる駆動軸ケース(図示せず)を介して作業本体部54が接続されている。駆動軸ケース内には図示しない動力伝達機構が内蔵され、この動力伝達機構は、フレーム部51内の巻き掛け伝動機構を介して動力が伝達されるようになっている。作業本体部54は、圃場の周辺に沿って形成された旧畦の上部を切り崩す天場処理部55と、切り崩した土の土盛りを行なう前処理部59と、盛られた土を切り崩された旧畦上に塗り付ける整畦部63を有してなる。
天場処理部55は、回転動自在な天場処理ロータ56を備える。天場処理ロータ56は天場動力伝達ケース57を介して駆動軸ケースに連結されて支持される。天場動力伝達ケース57内には図示しない動力伝達機構が内蔵され、この動力伝達機構を介して駆動軸ケースの動力伝達機構からの動力が天場処理ロータ56に伝達されるようになっている。
前処理部59は、回転動自在な耕耘ロータ60を有する。耕耘ロータ60は前処理動力伝達ケース61を介して駆動軸ケースに連結されて支持される。前処理動力伝達ケース61内には図示しない動力伝達機構が内蔵され、この動力伝達機構を介して駆動軸ケースの動力伝達機構からの動力が耕耘ロータ60に伝達されるようになっている。前処理部59の上方位置には一端部がフレーム部51に固着されて耕耘ロータ60の上方位置側へ延びる固定部材62が設けられ、この固定部材62に前述した連結機構40を構成する伸縮シリンダ41のボトム側端部が枢結されている。
整畦部63は、左右方向に延びて回転動自在に支持された回転軸64に取り付けられた多面体ドラム65と、多面体ドラム65の右側端部に取り付けられて横方向に延びる円筒部66を有する。整畦部63は整畦動力伝達ケース67を介して駆動軸ケースに連結されて支持される。整畦動力伝達ケース67内には図示しない動力伝達機構が内蔵され、この動力伝達機構を介して駆動軸ケースの動力伝達機構からの動力が整畦部63に伝達されるようになっている。
作業本体部54は、フレーム部51が左右方向に平行に延びた状態において、整畦部63の回転軸64がフレーム部51の延びる方向と平行になるようにフレーム部51に対して配設されている。つまり、作業本体部54は、フレーム部51が左右方向に平行に延びた状態になると、作業部50の向きを示す作業方向軸O2が走行機体90の進行方向Aと平行になるように配設されている。
オフセット機構部20の移動端側(後部側)には、図3(側面図)及び図4(a)(平面図)に示すように、連結機構40によって作業部50の作業方向が図2に示す走行機体90の進行方向Aと平行になる方向に保持された状態で、オフセット機構部20が揺動して後述する所定移動領域を超えると、作業部50側に設けられた前進側係止部材71又は後進側係止部材72と係合して作業部50の回動を規制し、オフセット機構部20が所定移動領域を超えた位置から該所定移動領域内に移動すると、前進側係止部材71又は後進側係止部材72との係合を解除して作業部50の回動を許容するロック機構70が設けられている。
ロック機構70は、リンク部材25に取り付けられたカム部73と、連結アーム部材23aに回動自在に設けられ、端部に前進側係止部材71及び後進側係止部材72に係合可能な前進側係合凹部76及び後進側係合凹部77を有してなるロックプレート75とを備える。詳細については後述するが、ロックプレート75は、オフセット機構部20の揺動に応じてカム部73に接触しながら回動し、オフセット機構部20の位置が所定移動領域を超えると前進側係合凹部76又は後進側係合凹部77が前進側係止部材71又は後進側係止部材72に係合し、オフセット機構部20が所定移動領域を超えた位置から該所定移動領域内に移動すると、前進側係合凹部76又は後進側係合凹部77の前進側係止部材71又は後進側係止部材72への係合を解除する。
カム部73は、リンク部材25の後部右側に取り付けられ、右斜め前側に延びる第1案内面73aと、第1案内面73aの前端部に繋がって左斜め前側に延びる第2案内面73bと、第2案内面73bの前端部に繋がって左側に延びる第3案内面73cと、第3案内面73cの左端部に繋がって左斜め後方側に延びる第4案内面73dとを有して形成されている。各案内面の詳細については後述する。
前進側係止部材71は、フレーム部51の基端側に横方向に延設された突出部51aの先端部に取り付けられて上方へ延びる。後進側係止部材72は、第2リンク部材44のフレーム部51への枢結位置と同軸上に上方へ延設されている。一方、ロックプレート75は、図7(a)(側面図)、図7(b)(平面図)に示すように、横方向に延びるプレート本体部78と、プレート本体部78の前側に繋がって上方へ延びて屈曲して後側に延びる回動支持部79とを有してなる。プレート本体部78及び回動支持部79間には、連結アーム部材23aが挿入され、これらに回動ピン80が挿通されて、ロックプレート75は回動ピン80の中心軸を回動支点Qとして連結アーム部材23aに対して左右方向に回動自在に支持されている。
ロックプレート75のプレート本体部78に前述した前進側係合凹部76及び後進側係合凹部77が設けられている。前進側係合凹部76はプレート本体部78の右側前端部に形成され、後進側係合凹部77はプレート本体部78の左側後端部に形成されている。詳細については後述するが、前進側係合凹部76は、図4(a)に示す伸縮シリンダ41の伸縮動及びオフセット機構部20の揺動によって作業部50が走行機体の前進動により作業が可能な前進作業位置に設置された状態で前進側係止部材71と係合する。一方、後進側係合凹部77は、図4(a)に示す伸縮シリンダ41の伸縮動及びオフセット機構部20の揺動によって作業部50が走行機体の後進動により作業が可能な後進作業位置に設置された状態で後進側係止部材72と係合する。回動支持部79の左側端部にはローラ軸81が突設され、ローラ軸81の上端部に前述した図4(a)に示すカム部73の各案内面に接触して回転する回転ローラ82が設けられている。
ロックプレート75は、回転ローラ82がカム部73の案内面に接触しながら回動ピン80の中心軸を回動支点Qとして左右方向に回動する。ロックプレート75の回動作については後述する。
次に、ロック機構70の動作とオフセット機構部20の揺動との関係について説明する。再び図4(a)に示すように、フレーム部51が左右方向右側に平行に延びるように伸縮シリンダ41が所定の伸長量を有して伸縮動が規制された状態で、オフセット機構部20が作業方向軸O2に対して左側に揺動角度θ1で揺動すると、回転ローラ82はカム部73の第1案内面73aに沿って前側に接触しながら回転動して第2案内面73bの後端部に移動する。このとき、前進側係合凹部76は前進側係止部材71に係合した状態にある。つまり、回転ローラ82が第1案内面73aに沿って移動しているときは、前進側係合凹部76は前進側係止部材71に係合した状態、即ち、作業部50はその回動が規制されたロック状態にある。
そして、図4(b)(平面図)に示すように、オフセット機構部20が揺動角度θ1を超えて作業方向軸O2に対してさらに左側へ揺動角度θ2を有して揺動すると、回転ローラ82はカム部73の第2案内面73bに沿って前側に接触しながら回転動して第2案内面73bの前端部に移動する。このとき、回転ローラ82はオフセット機構部20の揺動にともなって移動する第2案内面73bによって前側方向に付勢されて、ロックプレート75はその回動支点Qを回動中心として矢印A方向に回動する。このため、前進側係合凹部76は前進側係止部材71から離反した方向に移動して、前進側係合凹部76の前進側係止部材71に対する係合状態が解除される。そして、図4(c)(平面図)に示すように、オフセット機構部20が作業方向軸O2に対してさらに左側に揺動角度θ3を有して揺動すると、回転ローラ82はカム部73の第3案内面73cに沿って左側に接触しながら回転動して第3案内面73cの左側端部に移動する。このとき、回転ローラ82はオフセット機構部20の揺動にともなって移動する第3案内面73cによって前側方向に付勢されて、ロックプレート75はさらに矢印A方向に回動して、前進側係合凹部76は前進側係止部材71からさらに離反した方向に移動する。その結果、作業部50はその回動規制が完全に解除された状態になる。
この状態で、伸縮シリンダ41が伸長動すると、図5(a)(平面図)に示すように、回動リンク機構42の第1リンク部材43が矢印B方向(時計方向)に回動して、第2リンク部材44を介してフレーム部51が矢印B方向に回動する。そして、さらに伸縮シリンダ41が伸長動して全伸長状態になると、図5(b)(平面図)に示すように、第1リンク部材43がさらに時計方向に回動して第2リンク部材44を介してフレーム部51が左右方向の左側に平行に延びた位置に回動する。その結果、作業部50は、図8(平面図)に示すように、走行機体90の左側の後進方向位置に移動するとともに、その向きが反転する。このとき、前進側係止部材71は、図5(b)(平面図)に示すように、フレーム部51の回動支点Oを回転中心として矢印B方向に回動して、前進側係合凹部76から離反した位置に移動する一方、後進側係止部材72はフレーム部51の回動支点Oの周りを矢印B方向に回動して、後進側係合凹部77に近接した位置に移動する。なお、このとき、後進側係合凹部77と後進側係止部材72とは非係合状態にある。
そして、図6(平面図)に示すように、オフセット機構部20が矢印B方向に作業方向軸O2に対してさらに左側に揺動角度θ4を有して揺動すると、回転ローラ82はカム部73の第4案内面73dに沿って左側に接触しながら回転動して第4案内面73dの中間部に移動する。このとき、回転ローラ82はオフセット機構部20の揺動にともなって第4案内面73dの左側に接触しながら回転動して、ロックプレート75は矢印C方向に回動して、後進側係合凹部77と後進側係止部材72とが係止状態になり、その結果、作業部50はその回動が規制されたロック状態になる。
そして、オフセット機構部20が揺動角度θ4を超えてさらに矢印B方向に揺動すると、回転ローラ82はカム部73の第4案内面73dに沿って接触しながら左側に回転動して第4案内面73dの左側端部に移動し、ロックプレート75はさらに矢印C方向に回動して、後進側係合凹部77は後進側係止部材72と係止された状態に維持される。このとき、作業部50は、図9(a)(平面図)に示すように、走行機体90が後進動しながら作業部50によって畦塗り作業が可能な作業位置(左側オフセット作業位置PL)に移動する。このように、オフセット機構部20を左側に揺動させるとともに、作業部50を回動させることで、作業部50を反転リバースさせて作業部の回動を規制した状態で作業部を左側オフセット作業位置PLに移動させることができる。
一方、作業部50が左側オフセット作業位置PLに設置された状態から走行機体90が前進動しながら作業部50によって畦塗り作業が可能な作業位置(右側オフセット作業位置PR)に作業部50を設置するには、9(b)(平面図)に示すように、オフセット機構部20を右側に揺動させればよい。つまり、作業部50はオフセット機構部20の右側揺動に応じて図4(a)に示すロック機構70によって回動規制が一旦解除され、そして作業部50は回動支点Oを回動中心として反時計方向に回動されて反転し、そして作業部50はオフセット機構部20の右側揺動に応じてロック機構70による回動規制を受けながら右側オフセット作業位置PRに移動する。このように、オフセット機構部20を右側に揺動させるとともに、作業部50を回動させることで、作業部50を反転リバースさせて作業部の回動を規制した状態で作業部を右側オフセット作業位置PRに移動させることができる。
再び図4(a)及び図6に示すように、ロック機構70のロックプレート75は、オフセット機構部20の揺動角度θが作業方向軸O2に対して左側に揺動角度θ1を有した位置からオフセット機構部20が右側に揺動する領域において、前進側係止部材71と係合状態となり、揺動角度θ1を有した位置と作業方向軸O2に対して左側に揺動角度θ4を有した位置の内側をオフセット機構部20が揺動する範囲内(所定移動領域W)において、前進側係止部材71と非係合状態となり、オフセット機構部20の揺動角度θが作業方向軸O2に対して左側に揺動角度θ4を有した位置からオフセット機構部20が左側に揺動する領域において、後進側係止部材72と係合状態となる。つまり、作業部50は、オフセット機構部20が所定移動領域Wを超えて揺動すると、ロックプレート75が前進側係止部材71又は後進側係止部材72と係合状態になって、ロック状態にされ、オフセット機構部20が所定移動領域Wを超えた位置から所定移動領域W内に揺動すると、ロックプレート75の前進側係止部材71又は後進側係止部材72との係合状態が解除されて、非ロック状態にされる。
つまり、オフセット機構部20の揺動に連動してロック機構70が作動して、作業部50の回動が規制されたり、規制された作業部50の回動が許容されたりする。このため、本発明に係わる畦塗り機1では、作業者によって作業部50の回動をロック状態にしたり非ロック状態にしたりするためのロック作業が不要であり、ロック作業の煩わしさを解消することができる。またオフセット機構部20が所定移動領域Wを超えて移動すると作業部50の回動がロック状態となり、またオフセット機構部20が所定移動領域Wを超えた位置から所定移動領域W内に移動すると作業部50は非ロック状態になるので、作業部50による畦塗り作業時には、作業部50は必ずロック状態にされる。このため、畦塗り作業時における作業部50を確実にロック状態にすることができ、その結果、作業部50による畦塗り作業を安心して行なうことができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係わるオフセット作業機の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、オフセット作業機の一例である溝掘り機について説明する。なお、第2の実施の形態では第1の実施の形態との相違点のみを説明し、第1の実施の形態と同一態様部分については同一符号を附してその説明を省略する。
溝掘り機100は、図10に示すように、フレーム部51の先端部に溝掘り作業が可能な作業部101が取り付けられている。作業部101は、フレーム部51の先端部に取り付けられて下方へ延びる本体フレーム102と、本体フレーム102に回転動自在に取り付けられた溝掘り体103とを有してなる。溝掘り体103は、上下方向に延びる回転動自在な回転軸104と回転軸104の外側面に形成された螺旋刃体105とを有してなる。回転軸104は、フレーム部51内の巻き掛け伝動機構を介して動力が伝達されるようになっている。また作業部101には、溝掘り体103の螺旋刃体105により切削された排土等を溝掘り体103の上部から外側に放出するための図示しない排土放出機構が設けられている。
このような溝掘り作業が可能な作業部101をフレーム部51の先端部に設けることで、前述した図2に示す畦塗り作業が可能な作業本体部54を備えた作業部50をフレーム部51の先端部に設けた場合と同様の効果、即ち、作業者によって作業部101の回動をロック状態、非ロック状態にするロック作業を不要とし、溝掘り作業時の作業部101の回動を確実にロック状態にすることができ、作業部101による溝掘り作業を安心して行なわせることが可能であるという効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係わる畦塗り機の斜視図を示す。 この畦塗り機の平面図を示す。 図2中のII矢視に相当するロック機構の側面図を示す。 このロック機構の動作を説明するための平面図を示す。 ロック機構の動作を説明するための平面図を示す。 ロック機構の動作を説明するための平面図を示す。 ロック機構のロックプレートを示し、同図(a)はロックプレートの側面図であり、同図(b)はロックプレートの平面図である。 ロック機構とオフセット機構部の動作を説明するための畦塗り機の平面図を示す。 ロック機構とオフセット機構部の動作を説明するための畦塗り機の平面図を示す。 本発明の第2の実施の形態に係わる溝掘り機の平面図を示す。
符号の説明
1 畦塗り機(オフセット作業機)
10 装着部
20 オフセット機構部
21 オフセットフレーム
23a 連結アーム部材
25 リンク部材
40 連結機構
41 伸縮シリンダ(回動アクチュエータ)
50、101 作業部
55 天場処理部(前処理部)
59 前処理部
63 整畦部
70 ロック機構
71 前進側係止部材(係止部材)
72 後進側係止部材(係止部材)
73 カム部
73a 第1案内面(案内面)
73b 第2案内面(案内面)
73c 第3案内面(案内面)
73d 第4案内面(案内面)
75 ロックプレート
76 前進側係合凹部(係合凹部)
77 後進側係合凹部(係合凹部)
82 回転ローラ
90 走行機体
100 溝掘り機(オフセット作業機)
103 溝掘り体(溝掘り部)
O 回動支点
W 所定移動領域

Claims (8)

  1. 走行機体に装着される装着部と、該装着部から左右方向に移動可能なオフセット機構と、該オフセット機構の移動端側に回動支点を設けて該回動支点を回動中心として水平方向に回動可能に配設されて前記走行機体の前進動、後進動及び該走行機体から伝達される動力によってオフセット作業を行なう作業部と、前記オフセット機構及び前記作業部間に連結されて前記オフセット機構の移動に対して前記作業部の作業方向を所定方向に保持し、回動アクチュエータの動作によって前記作業部を前記回動支点に対して回動させる連結機構とを備え、
    前記オフセット機構に設けられ、前記連結機構によって前記作業部の作業方向が所定方向に保持された状態で、前記オフセット機構が移動して所定移動領域を超えると、前記作業部側に設けられた係止部材と係合して前記作業部の回動を規制し、前記オフセット機構が前記所定移動領域を超えた位置から該所定移動領域内に移動すると、前記係止部材との係合を解除して前記作業部の回動を許容するロック機構
    を有することを特徴とするオフセット作業機。
  2. 前記オフセット機構は、一端側が前記装着部に回動自在に連結されて他端側が前記回動支点の回動中心軸と同軸に回動自在に連結されたオフセットフレームと、該オフセットフレームに沿って並設されて一端側が前記装着部に回動自在に連結されて他端側が前記連結機構に繋がる連結アーム部材に連結されたリンク部材とを有して平行リンク機構をなすことを特徴とする請求項1に記載のオフセット作業機。
  3. 前記ロック機構は、前記リンク部材に設けられたカム部と、前記連結アーム部材に回動自在に設けられ、端部に前記係止部材に係合可能な係合凹部を有し、前記オフセット機構の移動に応じて前記カム部に接触しながら回動して、前記オフセット機構の位置が前記所定移動領域を超えると前記係合凹部が前記係止部材に係合し、前記オフセット機構が前記所定移動領域を超えた位置から該所定移動領域内に移動すると、前記係合凹部の前記係止部材への係合を解除するロックプレートとを有してなることを特徴とする請求項2に記載のオフセット作業機。
  4. 前記回動アクチュエータの動作によって、前記作業部の作業方向は、前記走行機体の左右両側の一方側の前進方向から他方側の後進方向に反転可能であることを特徴とする請求項3に記載のオフセット作業機。
  5. 前記係止部材は、前記作業部側に設けられた前進側係止部材及び後進側係止部材を有し、
    前記ロックプレートの前記係合凹部は、前記回動アクチュエータの動作及び前記オフセット機構の移動によって前記作業部が前記走行機体の前進動により作業が可能な前進作業位置に設置された状態で前記前進側係止部材と係合可能な前進側係合凹部と、前記回動アクチュエータの動作及び前記オフセット機構の移動によって前記作業部が前記走行機体の後進動により作業が可能な後進作業位置に設置された状態で前記後進側係止部材と係合可能な後進側係合凹部とを有することを特徴とする請求項4に記載のオフセット作業機。
  6. 前記ロックプレートは、前記カム部の案内面に接触しながら回転動可能な回転ローラを有することを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載のオフセット作業機。
  7. 前記作業部は、前処理部及び整畦部を備えた畦塗り作業部であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のオフセット作業機。
  8. 前記作業部は、溝掘り部を備えた溝掘り作業部であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のオフセット作業機。
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