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JP4339757B2 - 車両用駆動発電システム - Google Patents

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JP4339757B2
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Description

本発明は、車両用交流発電機を用いた車両用駆動発電システムに係り、特に、自動車用駆動発電装置として好適な車両用駆動発電システムに関する。
従来の車両用交流発電機を用いた駆動発電システムとしては、例えば、特開2004−7964号公報に記載のように、3相インバータで3相巻線を持つものが知られている。
特開2004−7964号公報
しかしながら、特開2004−7964号公報記載のものにおいては、車両用交流発電機が3相巻線であるため、独立した複数個の3相巻線を持つ車両用交流発電機を3相インバータで駆動することができないものである。例えば、駆動時に、独立した2個の3相巻線に対して位相差を持った同相巻線を単純に3相接続した場合には、同相巻線に位相差があることから同相コイル内で循環電流が流れるため、発熱量が増大するという問題点がある。
また、発電時においては3相発電機となるため、整流電圧のリプル電圧が大きくなると共に、発電時においても同相コイル間に電気的な位相差が有る場合においては循環電流が流れるため発電電流が減少するという問題点がある。したがって、かかる駆動発電システムでは、発電効率が悪いばかりではなく騒音は大きくなり、発熱量増大による効率低下を招くという問題があった。
本発明の目的は、駆動時の発熱量を低減して駆動効率が向上し、また、発電効率の向上した車両用駆動発電システムを提供するにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、回転子と3相巻線を有する固定子とからなる回転電機と、前記3相巻線に接続された3相インバータとを有する車両用駆動発電システムであって、前記3相巻線は、少なくても2個の独立した3相巻線からなり、前記3相インバータの各相のスイッチング素子は、前記独立した3相巻線の数だけ並列に接続されるとともに、それぞれの並列スイッチング素子に対して、同相巻線を個別に接続し、前記独立した3相巻線の位相差の少ない巻線同士を3相のグループに分けて、この同一グループに含まれる巻線に接続された前記インバータのスイッチング素子を、同一ゲート信号で駆動するようにしたものである。
かかる構成により、駆動時の発熱量を低減して駆動効率が向上し、また、発電効率を向上し得るものとなる。
)上記()において、好ましくは、前記インバータのゲート信号は、180度電圧駆動方式である。
)上記()において、好ましくは、前記3相巻線の1相コイルは、複数スロットに跨って配置されているものである。
)上記()において、好ましくは、前記3相インバータのオン・オフタイミングは、同時に駆動される複数の巻線の誘起電圧の位相中心としたものである。
)上記()において、好ましくは、前記スイッチング素子は、MOS−FETであり、前記回転電機の発電動作時にMOS整流に切り替えるタイミングは、前記3相巻線の同一相コイルの電流位相の遅れたコイル電流を基に作成されるものである。
)上記()において、好ましくは、前記位相の遅れたコイル電流は、前記MOS−FETと並列に配置したダイオード電流から検出するようにしたものである。
)上記()において、好ましくは、前記回転電機の発電動作時に、前記回転電機に流れる電流が低電流時はダイオード整流とし、高電流時にはMOS整流としたものである。
)上記(1)において、好ましくは、前記インバータのスイッチング素子は、前記回転電機に一体的に実装されているものである。
本発明によれば、駆動時の発熱量を低減して駆動効率が向上し、また、発電効率を向上することができる。
以下、図1〜図29を用いて、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムの構成について説明する。
最初に、図1を用いて、本実施形態による車両用駆動発電システムの全体システム構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムのシステム構成図である。
エンジン52には、スタータモータ53が取り付けられており、エンジン52を始動する場合に使用される。スタータモータ53の起動は、キースイッチ54を運転者が操作することで動作する。電源としては、バッテリー55の電力を使用する。
バッテリー55のプラス端子およびマイナス端子は、車両用交流発電機100にも電気的に接続されている。バッテリー55のマイナス側端子はアースとして車体に接続される。車両用交流発電機100は、エンジン52に対してクランクプーリ51とプーリ8をベルト50を介して動力の伝達を行うものである。ベルト50の回転方向は一定方向であり、エンジン52によって車両用交流発電機100を回す場合と、車両用交流発電機100がエンジン52を回す2通りの動作ができるようになっている。図中太線は電力線、細線は信号線を示している。
車両用交流発電機100の内部には、インバータ回路を含んだ駆動部200が設けられている。駆動部200とECU(エンジンコントロールユニット)60間の信号には、エンジン始動信号61と、発電指令信号62と、回転数検出信号63とがある。ECU60にはアクセルペダル56の踏み込み量を検出するアクセル信号57とブレーキペダル58の踏み込み量を検出するブレーキ信号59が接続されている。
次に、図2を用いて、本実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機100の構成について説明する。
図2は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の構成を示すブロック図である。なお、図1と同一符号は同一部分を示している。
交流発電機100は、2つの独立した3相巻線3a,3bから構成されている。この2つの3相巻線3a,3bは、中性点がお互い接続されておらず、3相巻線の同相コイルの位相が電気角で30度程度ずれているものである。図示したものは、3相巻線3aに対して3相巻線3bが30度遅れている様子を示している。
車両用交流発電機100に内蔵した駆動部200には、車両用交流発電機の3相巻線にモータ動作が可能なインバータ部101と、界磁巻線電流を制御するレギュレータ102が搭載されている。
2つの3相巻線3a,3bの出力端子の数は6個となるため、インバータ部101の駆動素子(IGBTやMOS−FETなどの半導体スイッチング素子)の数は、上アームと下アームで12素子となり、その中心に各相の端子が電気的に接続されている。
レギュレータ102には、ECU60からエンジン始動信号61と、発電指令信号62とが入力し、ECU60には、回転数検出信号63が出力する。また、レギュレータ102には、バッテリ55の電圧を示すバッテリ電圧検出信号64と、インバータ部101に含まれるダイオードの両端電圧であるダイオード電圧信号66とが入力し、インバータ部101には、駆動素子を駆動するためのゲート信号65が出力する。また、レギュレータ102は、交流発電機100の界磁コイル6に流す界磁電流を制御する。
次に、図1及び図2に示した車両用駆動発電システムの動作について説明する。
図1は、エンジン52が冷えている場合には、エンジン内のエンジンオイルの粘性が高いためエンジンを駆動するために必要なトルクが大きいので、運転者がキースイッチ54を操作することで、スタータモータ53を駆動してエンジンを始動する。
一方、エンジンが十分暖まった場合には、エンジンオイルの粘性が下がるため、エンジンの摩擦抵抗が低減し、冷えた状態に比較して小さい力でエンジンを始動することができるので、アイドルストップ後の再始動時には交流発電機100よりエンジン52を始動する。例えば、運転者がアクセルペダル56から足を離してブレーキペダルを踏んだ場合、車速を検出して車速が零速度の場合にエンジンを停止するかアイドル状態を維持するかを、ECU60が決定する。例えば、ECU60が信号待ちや渋滞と判断した場合、エンジンを停止する。次に、運転者がブレーキペダル58から足を離して、アクセルペダル56を踏んだ場合、アクセル信号57がECU60に対して出力されるために、ECU60はエンジン始動信号61を車両用交流発電機100に内蔵した駆動部200に対して出力する。駆動部200は車両用交流発電機の3相巻線にモータ動作が可能なインバータ部101と界磁巻線電流を制御するレギュレータ102が搭載されており、ECU60からエンジン始動信号61がオンになった場合には、車両用交流発電機100をモータとして回転させる。このとき、エンジン52は車両用交流発電機100にプーリとベルトで接続されているため、交流発電機100によって回転させることができ、エンジンを始動させることができる。エンジンが始動した場合、駆動部200からは回転数検出信号63がECU60に戻されるため、ECU60ではエンジン始動信号61をオフすると共に、発電指令信号62をオンして車両用交流発電機100をモータ動作から発電機動作モードに切り替える。
以上の動作により、車両用交流発電機は、モータとして動作する場合と、発電機として動作する場合の2通りに大別される。
次に、図3を用いて、本実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の構成について説明する。
図3は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の断面図である。
図3に示した交流発電機は、前述したようにモータ駆動可能な車両用交流発電機であり、一般的な車両用交流発電機と違うのは、モータとして駆動する際に必要なインバータを内蔵したことである。
冷却方式としては、ステータ外周部をエンジン冷却水を用いた水冷方式と、内扇ファンによる空冷の2通りが有るが、ここでは空冷式のものについて説明する。また、性能を向上させるために、爪磁極間に永久磁石を配置してもよいものである。
プーリ8には、回転部となるシャフト7を中心に爪磁極5a,5bから構成される回転子4が設けられている。回転子4には、爪磁極5の内周側に界磁巻線6が巻装されるとともに、軸方向の両端面に冷却ファン14,15が設けられている。
回転子4の外周側には、固定子2とその固定子2に先に説明した3相巻線3が2組巻かれている。固定子2はフロントブラケット9とリアブラケット10により前後から挟み込まれるように配置されている。各ブラケット9,10は、ベアリング12,13によりシャフト7を回転自由に支持している。
回転子4に配置された界磁巻線6には、シャフト7に設けられたスリップリング18とブラシ17から直流電流が供給され、軸方向に磁化を作る。ブラシ17にはバッテリ端子16を介して車載のバッテリから電力が供給される。よって、先に述べた爪磁極5aがN極の場合には、爪磁極5bがS極となる。この爪磁極5の励磁磁化の強さは、界磁電流の大きさに比例する。
シャフト7の反プーリ側端部には磁極センサ22が配置されており、ロータの磁極位置を検出する手段として用いられる。リアブラケット10に接して、リアカバー11の内側には、ヒートシンク20が設けられている。ヒートシンク20には、図2に示した駆動部200に設けられたインバータ部101を構成するパワー素子21が実装されており、パワー素子21の損失をヒートシンク20に放熱できるような構成となっている。パワーモジュール19は、ヒートシンク20とパワー素子21で構成されている。
次に、図4及び図5を用いて、本実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の固定子巻線の結線構成について説明する。
図4は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の固定子巻線のコイル配置図である。図5は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の固定子巻線の結線図である。
ここでは、固定子のスロット数が90のものとし、回転子の極数は12極であり、毎極毎相スロット数は2.5の例について説明する。図4は、コイル配置の一例で、スロット数90の内1/6の15スロットについて示している。すなわち、回転子の2極分に相当する。ここでは、図面簡略化のために固定子2を直線的に延ばして図示している。図5(A)は、第1のコイル群である3相巻線3aを示し、図5(B)は、第2のコイル群である3相巻線3bを示している。
図4において、括弧付きの数字は、スロット番号を示している。固定子2は、複数のティース2Tと、これらのティース2Tの間に形成されるスロット2Sからなり、コイルは、スロット2Sの内部に配置される。
ロータ2極に対してスロット数が15個になるため、1スロットの電気的位相は24度となる。また、1スロット内に配置される巻線は4導体で示している。図4に示す第1コイル群のU相巻線は1U11〜1U15と、電流方向が逆になる1U11−〜1U15−の10導体で構成される。また、第2コイル群を構成するU相巻線は2U11〜2U15と2U11−〜2U15−の10導体で構成される。3相巻線が2組あることから、図示した全導体数は60導体となる。
図5(A)に示すように、3相巻線の1U相と1V相および1W相は、それぞれ120度の位相差で構成されている。また、図5(B)に示すように、2U相と2V相と2W相も、それぞれ120度の位相差で構成されている。図4に示したように、第1コイル群の1U相コイル1U11〜1U15はスロット番号(1)とスロット番号(2)に分かれて配置される。このとき、1U相コイル1U11〜1U14はスロット番号(1)に配置され、1U相コイル1U15はスロット番号(2)に配置される。従って、図5(A)に示すように、1U相コイル1U11〜1U14に対して、1U相コイル1U15は、24度位相がずれている。1U相コイル1U11〜1U15全体として位相は、1U相コイル1U11〜1U14を基準にすると、θ1(=4.8度)ずれている。
一方、図4に示したように、第2コイル群の2U相コイル2U11〜2U15はスロット番号(2)とスロット番号(3)に分かれて配置される。このとき、2U相コイル2U11〜2U13はスロット番号(2)に配置され、2U相コイル2U14,2U15はスロット番号(3)に配置される。従って、図5(B)に示すように、2U相コイル2U11〜2U13に対して、2U相コイル2U14,2U15は、24度位相がずれている。2U相コイル2U11〜2U15全体として位相は、2U相コイル1U11〜1U14を基準にすると、θ2(=9.6度)ずれている。したがって、1U相コイルと2U相コイルの位相差θ3は28.8度となる。
次に、図6を用いて、本実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の固定子巻線の他の結線構成について説明する。
図6は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の固定子巻線の他の例のコイル配置図である。なお、図4と同一符号は、同一部分を示している。
図4に示した例では、スロット番号(1)〜(15)までのコイル配置の場合、内周側に配置されるU相コイルは、2U相の数が3個に対して、1U相の数が2個となり、インダクタンスに違いが出てくる。
それに対して、図6に示すコイル配置とすると、インダクタンスのアンバランスを回避することができる。図6(A)はスロット番号(1)〜(15)までを示し、図6(B)はスロット番号(16)〜(30)まで示している。
図6(A)に示すスロット番号(1)〜(15)までは、図4に示したものと同じであるが、図6(B)に示すスロット番号(16)〜(30)までの間では、インダクタンスのアンバランスを打ち消すためにコイルを入れ替えている。例えば、図6(A)の1U相においてスロット番号(2)を補正するために、図6(B)のスロット番号(17)では内径側のコイルと、内径側から3番目のコイルを入れ替えている。
このように、2つの3相巻線においてスロット内に配置される導体数がうまくバランスするように配置することで、電流のアンバランスを防止できる。同様に、他の相の配置に関してもインダクタンスのバランスがとれるように配置している。
次に、図7及び図8を用いて、本実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の固定子巻線のその他の結線構成について説明する。
図7は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の固定子巻線のコイル配置図である。図8は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の固定子巻線のその他の結線図である。なお、図4,図5と同一符号は、同一部分を示している。
本例では、図4に示した配置に対して、外径側のスロットに配置された2導体を1スロット右にずらした配置としている。例えば、図7に示したように、第1コイル群の1U相コイル1U11〜1U15はスロット番号(1)とスロット番号(2)とスロット番号(3)に分かれて配置される。このとき、1U相コイル1U11,1U12はスロット番号(1)に配置され、1U相コイル1U13,1U14はスロット番号(2)に配置され、1U相コイル1U15はスロット番号(3)に配置される。従って、この場合の3相結線図は、図8に示したように、スロット番号(1)に配置された1U11コイルと1U12コイルは電気的に同相であるが、スロット番号(2)に配置される1U13コイルおよび1U14コイルとは1スロットずれているため、1U11コイル,1U12コイルに対して24度ずれる。また、1U15コイルは更に24度ずれるため、3相巻線の電気的位相は、図8(A)に示したものとなる。
同様に、第2コイル群は基準となる1U11コイルと比べて1スロットずれたところから始まるために図8(B)の3相巻線図のようになる。この場合は第1コイル群と第2コイル群の電気的位相は24度のずれとなる。
次に、図9及び図10を用いて、本実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機をモータとして動作させる場合の構成及び動作について説明する。
図9は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の回路図である。図10は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の動作波形図である。なお、図1〜図8と同一符号は、同一部分を示している。
図9に示すように、本実施形態の車両用交流発電機では、第1コイル群3aと第2コイル群3bの2つの独立した3相巻線から構成されており、それぞれの同相コイルは電気角で28.8度ずれている。この2つの3相巻線3a,3bに対して、12素子のスイッチング素子(例えば、MOS−FET)M1U+〜M2W−を用いて構成する。スイッチング素子M1U+とスイッチング素子M1U−のドレイン−ソース間の接続部は、第1コイル群3aの1U相に接続される。スイッチング素子M2U+とスイッチング素子M2U−の接続点は、別の三相巻線である第2コイル群3bの2U相に接続される。この4つの素子M1U+,M1U−,M2U+,M2U−でU相を構成している。同様に、V相,W相のスイッチング素子も、第1コイル群3aと第2コイル群3bに分けて接続されている。
スイッチング素子の上アームのM1U+とM2U+のゲート信号は同一信号が接続されている。また、他の相のM1V+とM2V+、M1W+とM2W+も同様にゲート信号は同じ信号となっている。下アームを構成する素子に関しては、M1U−とM2U−、M1V−とM2V−、M1W−とM2W−がそれぞれ同一信号で動作するように接続されている。以上のように、インバータを構成するスイッチング素子が12個で6相分となっているが、ゲート信号は3相分としてゲート回路を簡略化している。
また、PWM制御ではなく180度の電圧駆動方式を採用している。これは、本実施形態による交流電動機は、エンジンを始動するスタータとして用いられるため、電気自動車やハイブリット自動車におけるモータのようにトルクを正確に制御する必要がないためである。ここで、第1コイル群3aと第2コイル群3bの同相コイルに位相差が有るが、中性点が接続されていないので、循環電流の問題も発生しないものである。
次に、スイッチング素子M1U+〜M2W−を駆動するゲート信号について説明する。
図10(a)は、1U相の誘起電圧e1Uと2U相の誘起電圧e2Uを示している。図10(b)は、1U相の誘起電圧に対して最大トルクが得られるようにするためのゲート信号1U+と、2U相の誘起電圧に対して最大トルクが得られるようにするためのゲート信号2U+を示している。2つの位相差を持つ3相巻線3a,3bに対しては、それぞれ、図10(b)に示すゲート信号1U+とゲート信号2U+により通電制御するのが望ましいが、本実施形態では、図9に示したように、2つの位相差を持つ3相巻線3a,3bに対して、同一信号でゲート信号を作る必要がある。通常は、図3に示した磁極センサ22の信号でスイッチするタイミングを決定しているが、磁極センサ22の出力信号が3相の場合、各相に相当する信号は1つになる。
そこで、本実施形態では、磁極センサ22の信号が、図10の(a)に示した最大トルクが得られる1U相の誘起電圧と2U相の誘起電圧の中間的なタイミングになるように、磁極センサ22の位置を合わせている。この磁極センサ22の信号に基づいて、図10(c)に示すような信号U+をスイッチング素子M1U+とスイッチング素子M2U+のゲート信号としている。また、信号U+の反転信号を、M1U−とM2U−のゲート信号U−とする。このとき、信号U+と信号U−との間には、デッドタイムを設けるようにする。また、V相ゲート信号V+,V−は、それぞれ、ゲート信号U+,U−に対して120度位相のずれた信号である。さらに、V相ゲート信号W+,W−は、それぞれ、ゲート信号U+,U−に対して240度位相のずれた信号である。
以上説明したように、電圧駆動方式として、ゲート信号を細かくオン,オフしないようにすることで、自動車等のバッテリー電圧に制約のある場合においてPWMしないことで電源電圧の利用率向上とスイッチング損失の低減が可能である。
また、独立した2つの3相巻線は、12アームのスイッチング素子を用いて制御するが、ゲート信号は3相信号とすることにより、回路構成を簡略化できる。また、この場合使用する磁極センサーも3相信号用のセンサをそのまま用いることができるため、現行の3相用車両用交流発電機の回路をそのまま流用することができる。
次に、図11を用いて、本実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機をモータとして動作させる場合の他の例の動作について説明する。本例における車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機をモータとして動作させる場合の構成は、図9と同様である。
図11は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の他の例の動作波形図である。なお、図1〜図10と同一符号は、同一部分を示している。
図11(a)及び(b)は、図10(a)及び(b)と同様である。図10に示した例では、第1コイル群3aの1U相誘起電圧と第2コイル群3bの2U相誘起電圧の中間的なタイミングで、2つのスイッチング素子M1U+,M2U+のゲート信号を生成したが、本例では、図11(c)に示すように、図11(a)に示した誘起電圧e1U,e2UのAND信号をゲート信号としたものである。また、それぞれの誘起電圧信号のOR信号を使用することも考えられる。これらのゲート信号タイミングは磁極センサから直接出力するようにしてもよいいし、信号の後処理で作成してもよいものである。
次に、図12を用いて、本実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機をモータとして動作させる場合のトルク波形について説明する。
図12は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のトルク波形図である。
図12の横軸は時間を示し、縦軸はトルクを示す。図12は、図9に示した3相2Y巻線に3相180度電圧駆動した場合のトルク波形を示している。
次に、図13及び図14を用いて、本実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機を発電機として動作させる場合の構成及び動作について説明する。
図13は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の回路図である。図14は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の動作波形図である。なお、図1〜図8と同一符号は、同一部分を示している。
図13に示す回路構成は、図9と同様であるが、発電機によって発電された電力が供給される電気負荷69が接続されている。また、スイッチング素子M1U+〜M2W−には、それぞれダイオードが接続されており、このダイオードを用いて発電電力を整流する。
エンジンにより車両用交流発電機が回転し始めた後、図1に示した発電指令信号62がオンとなった場合、車両用交流発電機100は発電モードとなる。具体的には、レギュレータ102から励磁用の界磁電流指令が出ると共にバッテリーの電圧が一定になるように、界磁コイル6に流れる界磁電流を制御する。
図14(a)は、各相コイルに発生する誘起電圧を示している。また、図14(b)は、インバータ部101によってダイオード整流されたときの電圧波形を示している。
図14(a)に示すように、スイッチング素子(MOS−FET)がオフ状態でも、スイッチング素子と並列にダイオードが接続されているため、各相のコイルには交流電圧が発生する。そして、発生した電圧がバッテリー55よりも高くなった場合に発電することができる。図14(a)に示した各相の誘起電圧波形から、ダイオードによって整流することにより、図14(b)に示すような全波整流電圧波形および電流波形となる。現行の車両用交流発電機はダイオードを内蔵し、3相巻線の電圧を全波整流しているため、動作としては全く同じである。
次に、図15〜図19を用いて、本実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機を発電機として動作させる場合の他の構成及び動作について説明する。
図15は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機における第1コイル群の3相巻線に発生する誘起電圧と、バッテリー電圧との関係の説明図である。
スイッチング素子がMOS−FETの場合、MOSの損失はオン抵抗と電流の積で求められる。例えば、オン抵抗が3mΩの場合100Aの電流が流れたとしたら、30Wの損失となる。一方、ダイオードの場合にはオン電圧と電流の積で損失が決まるため、オン電圧が0.8Vで100A流れた場合に発生する損失は80Wとなる。両者を比較すると、MOS−FETを使った整流の方が損失を小さくすることができる。そこで、本例では、MOS−FETを用いて整流している。なお、MOS−FETは双方向スイッチであるため、ゲート信号を誤ってオンさせた場合にはバッテリーから電流が逆流する可能性があるので、かかる自体を回避する必要がある。
図15(a)は、第1コイル群の3相巻線に発生する誘起電圧と、バッテリー電圧との関係について示している。図15(a)の実線は、回転数が高い場合の誘起電圧波形を示したもので、バッテリー電圧よりも十分電圧が高い場合を示している。点線の波形は回転数が低い場合で、各相の電圧がバッテリー電圧よりも若干高い程度の場合を示したものである。この2つの場合、図15(b)に示すように回転数が低い場合の相電流波形は正弦波とならない。一方、図15(c)は回転数が高い場合を示したもので、回転数の上昇と共に発電時の電流波形も正弦波に近づいてくる。
次に、図16〜図18を用いて、MOS−FETによる整流時の動作について説明する。
図16は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のMOS−FET整流時の動作波形図である。図17は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のMOS−FET整流時の回路図である。図18は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機に用いるダイオードの特性図である。
ダイオード整流に対してMOS−FETを用いた整流の方が損失を小さくできるため、効率向上効果が期待できる。よって、なるべくダイオードではなくMOS−FETでの整流が必要である。但し、MOS−FETは、両方向に(ソース−ドレイン間)電流が流れるため、コイル電圧がバッテリー電圧よりも高くなった場合のみオンさせる必要がある。タイミングを誤ってコイル電圧がバッテリー電圧よりも低い時点でオンさせた場合、バッテリーの方が電位が高いために電流がコイルに流れ込むことになる。そこで、ゲート信号のタイミングは精度が重要となる。また、低速時では電流値も低いし電圧の振幅も小さいため、低速時には従来の同じダイオード整流とする。
本例では、3相巻線の1U相と2U相が1つのゲート信号で動作するため、電流位相の遅れている2U相の電流I2Uの電流の立ち上がり信号でゲートのオン信号を作成し、オフ信号は1W相と2W相の電流が等しくなったタイミングでオフするようにしている。MOS−FETのドレイン−ソース間には並列にダイオードが配置されるため、MOS−FETをオンしなければ、従来と同様にダイオードに電流が流れ、全波整流が可能である。
このダイオードの特性は、順方向では電流が流れるとオン電圧が大きくなるという特性となる。そこで、図18に示すようにダイオードの順方向にI1流れ、オン電圧V1となったときに、この電圧を検出して、図17に示すU+のMOS−FETのゲート信号をオンする。オフのタイミングはオンのタイミング作成と同様に、1W−相と2W−相のMOS−FETのダイオードの端子間電圧を検出することで作成することができる。このように、制御に必要な各相のMOS−FETに並列に接続されるダイオードの端子間電圧を検出することで実現できる。
図16(a)は、1U相と2U相の誘起電圧を示し、太い実線が回転数が高い場合の誘起電圧を示し、細い実線が回転数が低い場合の誘起電圧を示している。図16(a)に示す各相電流位相の時、1U相コイルと2U相コイルに流れる電流はI1Uの方が進んでいるため、I2Uのダイオードを流れる電流で、図16(d)に示すゲート信号U+のオン信号タイミングを作成する。したがって、図16(b)に示すI1U電流に対して、区間Dはダイオード整流区間となる。また、区間MOSはMOSの整流区間を示している。
また、ゲート信号のオフのタイミングは、図16(a)に示したW相の電流I1WとI2Wから決定されるため、ゲート信号は図16(d)で示したタイミングでオフとなり、図16(b)で示したようにMOS整流からダイオード整流に切り替わる。また、図16(c)で示したI2Uも同様にMOS整流からダイオード整流に切り替わるようになる。
次に、図19を用いて、図16で説明したゲート信号を作成するための回路について説明する。
図19は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のMOS−FET整流時の回路図である。なお、図13と同一符号は、同一部分を示している。
本例では、上アームには、電圧変換回路301,302,303を備えている。電圧変換回路301,302,303は、マイコン300のグランドレベルに検出電圧を変換するレベル変換回路である。上アームのダイオードの両端電圧は、電圧変換回路301,302,303によってレベル変換された上で、マイコン300に取り込まれる。また、下アームでは、全てのMOS−FETに接続されるダイオードの両端電圧をマイコン300によって直接検出している。マイコン300は、検出したダイオード電圧に基づいて、図16で説明したタイミングのゲート信号U+,V+,W+,U−,V−,W−を生成し、それぞれ、MOS−FETのゲートに出力する。
次に、図20を用いて、図16で説明したゲート信号を作成するための他の回路構成について説明する。
図20は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のMOS−FET整流時の他の回路図である。なお、図13と同一符号は、同一部分を示している。
本例では、各上下アームのダイオード端子電圧を全て、マイコン300で検出するようにしている。電圧変換回路301は、マイコン300のグランドレベルに検出電圧を変換するレベル変換回路である。
次に、図21〜図25を用いて、図16で説明したゲート信号を作成するための他の回路構成及び動作について説明する。
最初に、図21及び図22を用いて、図16で説明したゲート信号を作成するためのその他の回路構成について説明する。
図21は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のMOS−FET整流時のその他の回路図である。図22は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のMOS−FET整流時のその他の例におけるタイミングチャートである。なお、図13と同一符号は、同一部分を示している。
本例では、上下の12アームのMOS−FETのゲート信号U1+,U1−,U2+,U2−,V1+,V1−,V2+,V2−,W1+,W1−,W2+,W2−を全て個別に制御できるようにしている。ゲート信号を分けることで各相を有効に利用できるため、モータ駆動時のトルクリプルを小さくすることができる。
図21に示すように、第1コイル群と第2コイル群の同相コイルは電気角で28.8度ずれているが、図22(a)に示すそれぞれの誘起電圧波形に合うように、磁極センサ22を6相分用意する。そして、それぞれの磁極センサの出力により、例えば、e1U相の誘起電圧に対しては、図22(b)に示すゲート信号1U+を生成し、e2U相の誘起電圧に対しては、図22(c)に示すゲート信号2U+を生成することで、簡単に6相駆動が可能になる。また、磁極センサは3相であっても、3相磁極センサの信号を基に回転数や時間から、もう一方の相の信号をマイコンで演算して作ることで比較的簡単に、磁極センサ以外の3相信号を作ることもできたため、図21に示した6相インバータ回路と3相の磁極センサにおいてもトルクリプルの小さい駆動が可能である。この場合も、産業用で使用されているPWM制御ではなく、バッテリー電圧を最大限有効活用できる180度電圧制御方式を採用する。また、MOSを電気角で180度の区間常時オンしているためスイッチング損失も低減でき効率向上、スイッチングノイズによるラジオノイズ等の影響も小さくできる。
次に、図23〜図25を用いて、MOS−FETによる整流時のその他動作について説明する。
図23は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のMOS−FET整流時のその他の動作波形図である。図24は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のMOS−FET整流時のその他の回路図である。図25は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機に用いるダイオードの特性図である。
動作については、先に述べたようにMOSに並列接続されるダイオードの電流をから電圧を検出し、オン時にはV1電圧(図25)、オフ時にはオン電圧V1よりも高いV2電圧(図25)を用いるようにしている。このように、オフ時の電圧を高くすることでチャタリング防止やオフタイミングの遅れを防止できる効果が有り、電流の逆流防止に効果がある。
図23(b),(c)において、区間Dがダイオード整流区間、区間MOSがMOS整流区間であり、MOS区間が大きくとれることから損失の少ない整流が可能になる。この場合も、回転数が低い場合にはダイオード電流が低いためV1電圧まで検出信号が上がらないためMOSの信号はオンにならないため、ダイオード整流となる。発電時のMOS整流時においてゲート信号はほぼ180度程度の常時オン信号となる。
このように、MOSのゲートを個別に制御できるように6相とすることで、MOS整流の区間を長くすることができ、効率の高い運転が可能になる。
次に、図26を用いて、本実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機をモータとして動作させる場合のその他の構成及び動作について説明する。
図26は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のその他の回路図である。なお、図13と同一符号は、同一部分を示している。
前述の例では、巻線を全てY結線接続していたのに対して、本例では、片側の第2コイル群の3相巻線3bを△結線としたものである。どちらの3相巻線も一相巻数が同じため、△結線の第2コイル群はY結線に換算すると1/√3の巻数となる。よって、Y結線とした第1コイル群の一相巻数を5ターンとするならば、△結線のY結線換算巻数は2.89ターンに相当する。
ロータ極数が12極程度の場合、14Vバッテリーで車両用交流発電機を始動用モータとして使う場合には、モータ回転時の逆起電圧の関係および流せるモータ電流の関係から総合的に判断すると巻数は3ターン程度が望ましいものである。しかし、エンジン始動後には発電機として動作が必要なため、5ターン程度の巻線が必要になる。例えば、固定子巻線を3ターンとしてエンジン始動を重点とした車両用交流発電機とした場合には、モータとしての動作は良好であるが発電時にアイドリングで発電できない問題が発生する。また逆に、5ターンの発電優先の巻数で構成した場合には、逆起電圧がバッテリー電圧よりも高くなりモータの回転数が上がらない問題が発生する。
そこで、図26に示す例では、第1コイル群の3相巻線3aは5ターン巻線、第2コイル群の3相巻線3bはY換算で2.89ターン巻線とし、第1コイル群の3相巻線3aの5ターンは発電専用としてダイオードの全波整流回路へ接続する。第2コイル群の3相巻線3bはエンジン始動に用いる巻線とするために、3相インバーに接続したものである。すなわち、モータ動作時には、第2コイル群の3相巻線3bのみを動作させ、発電動作時には、両方の3相巻線3a,3bを動作させる。
モータとして動作させる場合には、3相インバータで第2コイル群の3相巻線3bに電流を流してエンジンを始動する。次に、発電モードに切り替えた場合、第1コイル群の3相巻線3aの巻数が第2コイル群の3相巻線3bの巻数よりも多いため回転数の低いところでカットインする。つまり、アイドリング時にはこの第1コイル群の3相巻線3aが発電動作となる。通常走行の車速の場合、エンジン回転数が上昇しているため第2コイル群の3相巻線3bも発電動作となり、通常走行時には第1コイル群の3相巻線3aと第2コイル群の3相巻線3bの並列発電となる。
次に、図27を用いて、本実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機をモータとして動作させる場合のさらにその他の構成及び動作について説明する。
図27は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のさらにその他の回路図である。なお、図13,図26と同一符号は、同一部分を示している。
本例は、図26に示した例ではダイオード整流としていたのに対して、MOSインバータとしたものである。モータ動作時及び発電動作時ともに、両方の3相巻線3a,3bを動作させる。このように第1コイル群の3相巻線3aも駆動できるようにすることで、モータ動作時のアシストおよび発電時のMOS整流が可能となり、効率向上の効果がある。
なお、以上の説明は、2組の3相巻線について説明したが、3組,4組の複数の3相巻線においてもコイル数と同数のパワー素子を配置し、中性点が異なる同相コイルのゲート信号を同一信号とすることで実現できる。また、ゲート信号を180度の電圧駆動信号としたが、バッテリー電圧に余裕がある場合や、MOSのスイッチング損失が十分冷却できる場合においては、PWM制御と180度電圧駆動制御を組み合わせて制御してもよいものである。
さらに、本実施形態では、主にアイドルストップした場合のエンジン始動に関して説明したが、バッテリー電圧が高い場合には通常運転時においても、発電モードからモータアシストモードにすることで、車両用交流発電機をモータ動作させてエンジンをアシストすることも可能である。特に、車両用交流発電機は発電を低速域でも可能とするために、ロータ極数が12〜16極程度としている。そのために、高速回転ではPWM制御では周波数が高くなりすぎて、制御がうまくできないために、車両用交流発電機が低速の場合にはPWM制御、高速域のエンジンアシストでは180度の電圧駆動方式に切り替えて制御することも可能である。また、高速域では界磁を弱める弱め界磁制御も行うものである。
次に、図28及び図29を用いて、本実施形態による車両用駆動発電システムを搭載した自動車の構成について説明する。
図28は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムを搭載した自動車の構成を示すブロック図である。図29は、本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムのブロック図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態の交流発電機100は、図3に示した回転電機本体にインバータ装置のような駆動部200が一体に設けられた、いわゆるインバータ内臓型車両用回転電機であり、自動車400のエレクトリックパワートレインを構成している。
本実施例の交流発電機100が適用される自動車400は、内燃機関であるエンジン52を動力源としたエンジンパワートレインと、交流発電機100を動力源としたエレクトリックパワートレインの両方を備えた、いわゆるハイブリッド式の自動車である。エンジンパワートレインは主として自動車400の駆動源を構成している。エレクトリックパワートレインは主としてエンジン52の始動源及び自動車400の電力源として用いられている。このように、エレクトリックパワートレインを備えた自動車400では、イグニションキースイッチがオン状態で信号待ちなどの停車時にエンジン52を自動的に停止させ、発車時にエンジン52を自動的に始動して車両を発進させることにより、自動車400の燃費向上や排ガスを低減できるいわゆるアイドリングストップ運転を行うことができる。
図28に示すように、車体410のフロント部には前輪車軸415が回転可能に軸支されている。前輪車軸415の両端には前輪411,412が設けられている。車体410のリア部には後輪車軸416が回転可能に軸支されている。後輪車軸416の両端には後輪413,414が設けられている。前輪車軸415の中央部には、動力分配機構であるデファレンシャルギア417が設けられている。デファレンシャルギア417は、エンジン52から変速機430を介して伝達された回転駆動力を左右の前輪車軸415に分配している。変速機430はエンジン52の回転駆動力を変速してデファレンシャルギア417に伝達している。エンジン52の駆動は、燃料調整機構であるインジェクタや空気量調整機構であるスロットルなどのエンジン補機の動作がエンジン制御装置60によって制御されることにより制御される。
交流発電機100は、車体410のフロント部分に設けられたエンジンルーム内にエンジン52と共に配置され、エンジン52の側部に搭載されてエンジン52に機械的に連結されている。この機械的な連結は、エンジン52のクランクシャフトに設けられたプーリー51と交流発電機100の回転軸に設けられたプーリー8とをベルト50によって接続することにより実現できる。これにより、交流発電機100はエンジン52に回転駆動力を伝達することができると共に、エンジン52からの回転駆動力を受けることができる。
自動車400のエレクトリックパワートレインは、図1や図2に示すように、バッテリ55によって構成された14v系車載電源に電気的に接続されており、14v系車載電源との間で電力の授受している。14v系車載電源には、エンジン52の始動装置であるスタータ53や、図示省略したライト、ラジオ、方向指示器などの車載補機が電気的に並列接続されている。バッテリ55には、出力電圧12v程度の鉛蓄電池が用いられている。
交流発電機100は、前述したように、回転電機本体にインバータ装置を含む駆動部200が一体に搭載されたものである。固定子巻線3a,3bには駆動部200によって制御された三相交流電力が供給されている。界磁巻線6には駆動部200によって制御された界磁電流が供給されている。交流発電機100は、固定子巻線3a,3bに三相交流電力が供給され、界磁巻線6に界磁電流が供給されることによって回転磁場が生じ、固定子に対して回転子が回転する。これにより、交流発電機100は電動機として動作し、エンジン52を始動するための回転駆動力を発生する。
一方、交流発電機100は、界磁巻線6に界磁電流が供給され、回転子がエンジン52の回転駆動力によって回転すると、固定子巻線3a,3bに電圧が誘起する。これにより、交流発電機100は発電機として動作し、バッテリ55を充電するための三相交流電力を発生する。尚、本実施例では、交流発電機100として同期式交流回転電機を用いる場合を例にとり説明するが、交流発電機100として誘導式交流回転電機や永久磁石式交流発電機を用いてもよいものである。
駆動部200は電力変換装置であり、バッテリ55から供給された直流電力を三相交流電力に変換する或いは交流発電機100の発電によって得られた三相交流電力を直流電力に変換するものである。具体的に説明するとインバータ装置50は、図29に示すように、インバータ部101とレギュレータ102に大別されている。インバータ部101は変換回路101Aと界磁回路101Bとを備えている。変換回路101Aは、バッテリ55から供給された直流電力を三相交流電力に変換或いは固定子巻線3a,3bから供給された三相交流電力を直流電力に変換する電力制御回路である。界磁回路101Bは、バッテリ55から界磁巻線6に供給される界磁電流を制御する界磁電流制御回路である。レギュレータ102は制御回路102Aと駆動回路102Bとを備えている。制御回路102Aは、上位制御装置、例えばエンジン制御装置60からの指令信号、交流発電機100の相間電圧やバッテリ55の端子電圧などに関する各種検知信号(フィードバック信号)に応じて、変換回路101A及び界磁回路101Bの動作を制御するための指令信号を駆動回路102Bに出力する制御ロジック回路である。駆動回路102Bは、制御回路102Aの指令信号を受けて、変換回路101A及び界磁回路101Bを動作させるための駆動信号を変換回路101A及び界磁回路101Bに出力するものである。尚、駆動部200の回転電機本体への搭載性を向上さるために、本実施例では、従来より車両用交流発電機に搭載されていた電圧調整器を駆動部200に一体化し、駆動部200の搭載スペースを確保している。
以上説明したように、本実施形態によれば、車両用交流発電機をモータ動作させる場合、従来と同様なインバータ回路を用いることができるため、コストを低減することができる。また、発電時においてはインバータ素子のMOS整流を行うことで整流素子の損失を低減することが可能となり、発電時の効率を向上することができる。さらに、Y結線と△接線の複合巻線を採用することで、モータ動作および発電動作にそれぞれ最適巻線数とすることができ、モータ駆動、発電動作に最適な車両用発電機とすることができる。
本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムのシステム構成図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の断面図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の固定子巻線のコイル配置図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の固定子巻線の結線図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の固定子巻線の他の例のコイル配置図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の固定子巻線のコイル配置図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の固定子巻線のその他の結線図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の回路図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の動作波形図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の他の例の動作波形図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のトルク波形図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の回路図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機の動作波形図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機における第1コイル群の3相巻線に発生する誘起電圧と、バッテリー電圧との関係の説明図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のMOS−FET整流時の動作波形図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のMOS−FET整流時の回路図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機に用いるダイオードの特性図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のMOS−FET整流時の回路図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のMOS−FET整流時の他の回路図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のMOS−FET整流時のその他の回路図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のMOS−FET整流時のその他の例におけるタイミングチャートである。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のMOS−FET整流時のその他の動作波形図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のMOS−FET整流時のその他の回路図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機に用いるダイオードの特性図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のその他の回路図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムに用いる車両用交流発電機のさらにその他の回路図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムを搭載した自動車の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による車両用駆動発電システムのブロック図である。
符号の説明
100…車両用交流発電機
2…固定子
2T…ティース
2S…スロット
3,3a,3b…固定子巻線
4…回転子
5…爪磁極
6…界磁巻線
19…パワーモジュール
21…パワー素子
22…磁極センサ
52…エンジン
60…エンジンコントロールユニット
102…レギュレータ
200…駆動部
300…マイコン
301…電圧変換器

Claims (8)

  1. 回転子と3相巻線を有する固定子とからなる回転電機と、前記3相巻線に接続された3相インバータとを有する車両用駆動発電システムであって、
    前記3相巻線は、少なくても2個の独立した3相巻線からなり、
    前記3相インバータの各相のスイッチング素子は、前記独立した3相巻線の数だけ並列に接続されるとともに、それぞれの並列スイッチング素子に対して、同相巻線を個別に接続し
    前記独立した3相巻線の位相差の少ない巻線同士を3相のグループに分けて、
    この同一グループに含まれる巻線に接続された前記インバータのスイッチング素子を、同一ゲート信号で駆動することを特徴とする車両用駆動発電システム。
  2. 請求項に記載の車両用駆動発電システムにおいて、
    前記インバータのゲート信号は、180度電圧駆動方式であることを特徴とする車両用駆動発電機システム。
  3. 請求項に記載の車両用駆動発電システムにおいて、
    前記3相巻線の1相コイルは、複数スロットに跨って配置されていることを特徴とする車両用駆動発電システム。
  4. 請求項に記載の車両用駆動発電システムにおいて、
    前記3相インバータのオン・オフタイミングは、同時に駆動される複数の巻線の誘起電圧の位相中心であることを特徴とする車両用駆動発電システム。
  5. 請求項に記載の車両用駆動発電システムにおいて、
    前記スイッチング素子は、MOS−FETであり、
    前記回転電機の発電動作時にMOS整流に切り替えるタイミングは、前記3相巻線の同一相コイルの電流位相の遅れたコイル電流を基に作成されることを特徴とする車両用駆動発電システム。
  6. 請求項に記載の車両用駆動発電システムにおいて、
    前記位相の遅れたコイル電流は、前記MOS−FETと並列に配置したダイオード電流から検出することを特徴とする車両用駆動発電システム。
  7. 請求項に記載の車両用駆動発電システムにおいて、
    前記回転電機の発電動作時に、前記回転電機に流れる電流が低電流時はダイオード整流とし、高電流時にはMOS整流としたことを特徴とする車両用駆動発電システム。
  8. 請求項1に記載の車両用駆動発電システムにおいて、
    前記インバータのスイッチング素子は、前記回転電機に一体的に実装されていることを特徴とするな車両用駆動発電システム。
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