JP4316853B2 - 表面検査方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、膜付きの被検査物たとえばウェーハを検査する表面検査方法および装置に関する。たとえば、本発明は、膜構造を持つ半導体ウェーハの表面に存在する異物や傷を2種以上のレーザで検査する表面検査方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
被検査ウェーハの表面を検査することで、間接的に、そのウェーハを加工した製造装置の状態を管理することができる。
【0003】
従来の膜なしウェーハの表面を検査する場合、ウェーハ表面の反射率がほぼ決まっているため、ウェーハ自体の性質は考慮する必要がなかった。
【0004】
このため、粒径が既知な標準粒子をウェーハ表面に所定個数塗布された較正用ウェーハを、異なる各測定毎に共通して使用し、キャリブレーションを行うことで、精度を管理することができた。
【0005】
従って、較正用ウェーハによるキャリブレーションは、検査装置自体の管理として用いられていたといえる。
【0006】
一方、膜付きのウェーハを検査対象とする場合、表面検査装置の検査条件等は、ウェーハ上の膜に関する各パラメータの値とうまく組み合わせるように、検査しようとする各ウェーハ毎に、オペレータが逐次設定している。そうすることで、検査時に使用する最適なキャリブレーション・カーブを設定していた。
【0007】
ウェーハ上に形成された膜の厚みや性質により、表面の反射率、膜の屈折率、内部反射等の光学的条件が変化する。そのため、測定対象であるウェーハ自体の厚みや性質を考慮して、検査感度の安定化を行うことが求められる。従って、各測定毎に測定対象となるウェーハに関してオペレータが条件設定を変更して行うのが通例である。特開2001−281162に記載されている従来技術の説明を参照。
【0008】
たとえば、近年のSOI等のウェーハのように、特別な膜構造を有するウェーハの場合、各ウェーハ自体の状態を厳密に検査する。最適の検出感度を設定するために、光量や偏光を検査データとして設定する。このとき、これらの検査データと、膜パラメータ(膜種、膜数、屈折率など)との相互関係を十分に考慮したうえで、所望の光学的検査条件をオペレータが手動で設定していた。このような条件設定はオペレータにとって複雑かつ困難であり、高度な知識と熟練が必要であった。
【0009】
このように、膜付きのウェーハに対して最適な表面検査を行うためには、測定対象となるウェーハ上の膜に関する膜パラメータ(膜厚や屈折率等)と、それに対する検査装置側の検査データ(検査光の波長、偏光状態、ウェーハ表面への入射角等)を関連づけて、つまり、最適の相関関係をもたせて、各測定毎にオペレータが適宜設定することが必要であった。
【0010】
従来は、各測定毎に測定対象となるウェーハの膜パラメータ(とくに膜厚と屈折率)に基づき、検査光の波長や偏光状態、入射角などの検査データを、オペレータが既知の相互的な相関関係に基づいて手動で入力して設定していた。
【0011】
たとえば、各膜パラメータの値をカンマ区切りのテキスト形式データの形で記述して、検査装置に読み込ませていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなオペレータによる条件設定作業は、複数の膜パラメータを考慮しながら、最適の光学的検査条件を選択して、値を設定していくという、複雑かつ困難な作業である。これは、熟練者でなければ適切に実行できない。さらに、これは、熟練者であっても、大きな負担を強いられるものであった。
【0013】
また、表面検査装置において、1装置1入射角度において波長を切り替えること(もしくは混合すること)ができない場合、検査対象となるウェーハの膜厚及び膜の屈折率に対して検査装置の検査条件を最適な条件に設定することが困難であった。
【0014】
また、装置の構成やセッティングを変更するとき、検査するウェーハの膜厚や膜の屈折率に応じて、検査光の波長や入射角の偏光の設定を自動化することができなかった。
【0015】
本発明の目的は、熟練者でなくても、簡単かつ容易に最適の検査条件を設定できる表面検査方法および装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決手段を例示すると、次のとおりである。
【0017】
(1)同一入射角度で2種以上の波長のレーザを切り替えもしくは混合の形で膜付きの被検査物に入射して、被検査物の表面を検査する方法において、
予め、検査装置に関する2種以上の波長と被検査物上の膜に関する、膜厚、膜種及び屈折率を含む膜パラメータとを、所定の検査条件として波長、入射角度及び偏光を含む最適な光学的検査条件を得るように互いに関連づけて記憶させておき、測定の際に、測定しようとする膜厚、膜種及び屈折率を含む被検査物の膜パラメータを検査装置にオペレータが設定することにより、所定の検査条件として波長、入射角度及び偏光を含む最適な光学的検査条件を検査装置内で自動設定することを特徴とする表面検査方法。
【0018】
(2)同一入射角度で2種以上の波長のレーザを切り替えもしくは混合の形で膜付きの被検査物に入射して、被検査物の表面を検査する装置において、
検査装置に関する2種以上の波長と被検査物上の膜に関する、膜厚、膜種及び屈折率を含む膜パラメータとを所定の検査条件として波長、入射角度及び偏光を含む最適な光学的検査条件を得るように互いに関連づけて記憶する記憶手段と、
測定の際に、測定しようとする被検査物の、膜厚、膜種及び屈折率を含む膜パラメータをオペレータにより設定する設定手段と、
設定手段により設定された、膜厚、膜種及び屈折率を含む膜パラメータに基いて、所定の検査条件である、波長、入射角度及び偏光を含む最適な光学的検査条件を自動的に演算する演算手段と、
演算手段により演算された、波長、入射角度及び偏光を含む最適な光学的検査条件に基いて装置の各部を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする表面検査装置。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明は、検査装置側の検査データと被検査物(たとえばウェーハ)に付いている膜のパラメータの最適の相関関係に基づき、各測定毎にオペレータにより入力される膜パラメータから最適の光学的検査条件を自動的に設定可能とするものである。たとえば、検査対象となる被検査物の製造工程において明らかなになるパラメータ(膜付きウェーハの場合、膜数、膜種、膜厚等)と検査データを関連づけて予め記憶しておき、各測定毎にオペレータにより入力される膜パラメータから最適の光学的検査条件を自動的に設定可能とするものである。
【0020】
本発明は、同一入射角度で2種以上の波長のレーザを切り替えもしくは混合の形で膜付きのウェーハに入射して、ウェーハの表面を検査する方法および装置を改良したものである。予め、検査装置に関する検査データと膜に関する膜パラメータとが、所定の光学的検査条件を得るように互いに関連づけられ、つまり、最適の相関関係をもつように、検査装置の記憶手段に記憶されている。各測定の際に、測定しようとするウェーハの膜パラメータを検査装置の設定手段によってオペレータが設定する。それにより、所望の光学的検査条件が検査装置内で自動設定される。各測定毎にオペレータにより設定される膜パラメータは、膜厚や膜の屈折率である。
【0021】
まず、本発明の好ましい実施形態による表面検査装置を構成する主要な構成要素を説明する。
【0022】
○光源部
第1光束と第2光束を発する。
【0023】
○照射光学系
第1光束と第2光束を膜付被検査物の表面に照射する。
【0024】
○変位部
膜付被検査物と照射光学系の照射光束とを相対的に変位させる。
【0025】
○受光光学系
照射光学系で照射されて膜付被検査物表面の検査対象から生じる第1光束の散乱光と照射光学系で照射されて膜付被検査物表面の検査対象から生じる第2光束の散乱光を受光する。
【0026】
○第1受光部
受光光学系で受光した第1光束の散乱光を第1受光信号に変換する。
【0027】
○第2受光部
受光光学系で受光した第2光束の散乱光を第2受光信号に変換する。
【0028】
○記憶手段
記憶手段には、検査装置における検査データ(検査光の波長、偏光、入射角などに関するデータ)と、膜に関する種々のパラメータ(膜厚や屈折率など)とを最適の相関関係をもつように関連づけて、予め記憶しておく。
【0029】
○制御演算手段
演算手段や、制御手段などを有する。
【0030】
○演算手段
記憶手段に記憶されている検査データと膜パラメータとの相関関係にしたがって、各測定のときに装置に入力される膜パラメータに基づき、演算手段が自動的に適切な光学的検査条件の値を演算(選択)する。
【0031】
○制御手段
主として演算手段からのデータにより検査光の波長、偏光、入射角などを制御する。
【0032】
○インターフェース手段
オペレータに対して、情報を表示するとともに、オペレータが所望のデータを入力可能とする。インターフェース手段は、表示手段や設定手段(たとえばモニタ、キーボード、マウスの他、タッチパネル等)を含む。
【0033】
○センサ手段
検査装置の波長、偏光、入射角を検出(モニタ)する。
【0034】
本発明は、前述の構成要素その他を備えていて、とくにウェーハ上の膜の厚みと屈折率に着目して、各ウェーハの表面を検査する。それは、表面上に膜構造を有するウェーハを検査対象とした場合、検出感度の変化は、ウェーハ上に形成された膜の膜厚と反射率の変化によるところが大きいからである。
【0035】
一般に、反射率の変化は、膜厚、入射角度、波長、偏光が大きな要因である。測定するウエーハの膜厚に対し入射角度、波長、偏光が決まれば、測定対象物であるウェーハによって最適な光学的検査条件が導かれることとなる。
【0036】
被検査対象となるウェーハ上に形成された膜の波長に対する屈折率を(膜厚との相関関係を含めて)膜パラメータとして予め検査装置の記憶手段に記憶しておき、各測定時には、オペレータが測定対象物であるウェーハの膜厚のみを入力(選択)することで、その記憶された屈折率に基づいて最適な光学的検査条件を求める。これにより、最適の検査条件が極めて容易に検査装置に設定される。その結果、被測定物である膜付きウェーハ上における異物を感度良く検出することができ、非常に能率的な測定が可能になる。
【0037】
膜厚の値に関して述べると、膜厚は、ウェーハの製造過程において常に管理される項目であるので、膜厚計により精密に測定された値を各ウェーハについて既知のものとして具体的に得ることができる。
【0038】
好ましくは、表面検査装置のインターフェイース手段とくにその表示部は、膜パラメータを入力するためのデータ入力画面を設けることが好ましい。
【0039】
膜パラメータとしては、膜厚と屈折率の他に、好ましくは次のものを加えることができる。
【0040】
(1)膜数(多層膜、単一膜)
(2)各層の膜厚・バラツキ(%入力等)
(3)各層の波長による屈折率
(4)各層の材質名
(5)ウェーハ名称(これはウェーハ毎に保存した検査条件)
測定の際にオペレータにより入力される膜パラメータに対応して、予め記憶されている最適の相関関係にしたがって、検査装置は、波長、入射角度、偏光、その他の最適な光学的検査条件を自動的に算出(選択)する。
【0041】
膜パラメータの各値に合わせて個別に最適の検査条件を用意してもよいし、あらかじめ登録された膜パラメータが呼びだされた時に最適の検査条件を求めても良い。
【0042】
なお、オペレータの判断を必要とする場合や、オペレータにガイドを示す場合などは、演算手段の演算結果、反射率と膜厚のグラフを表示できるようにすることが好ましい。このとき、そのウェーハの膜厚にマーカーを示して、わかりやすく表示することも可能である。
【0043】
各測定時にオペレータにより入力された膜パラメータに対する検査データの条件設定が十分であれば、自動的に最適な光学的検査条件が選択されて設定される。
【0044】
あらかじめ記憶された検査データや膜パラメータだけでは対応できない場合は、最適の検査条件を複数用意し、実際に測定を行うことで、1つの最適の検査条件を決めることを可能とするのが好ましい。例えば、偏光成分を考慮した場合、PまたはSでどちらが良いかは、経験的に膜の表面粗さに基づくことが多い。しかし、表面粗さは、その膜を作る装置のレシピにも左右されるため、オペレータが知ることは難しい。そのため、最適の検査条件を幾つか用意しておき、現実に合う条件をユーザーが簡単に選択又は入力できるようにする。そのために、複数の最適条件を示すことが望ましい。この場合、測定作業を促す旨の表示がオペレータに対してインターフェース手段の表示画面に表示されることが好ましい。オペレータはその画面の表示内容から目的を知った上で測定作業を装置に対して指示することができる。逆に、それを拒否することを可能にしてもよい。
【0045】
また、予め記憶された検査データに基づいて、オペレータに対し光学的検査条件の選択を促す表示を行うことも可能とするのが好ましい。
【0046】
検査対象に応じた条件設定、例えば所定の粒径以上の異物や走査方向に対する形状等、諸々の条件に応じて任意に設定して記憶させることもできる。既入力の検査データや膜パラメータにおいて最適なものがあれば、それを適宜選択し、オペレータに対して示し、最適の光学的検査条件として設定することができる。
【0047】
なお、表面検査装置は、好ましくは、光源からの光路の切換手段、入射角度や偏向角度の変更手段、光路内に配置される偏向素子、それを光路内に挿脱可能とする偏光素子可動手段を備えている。
【0048】
なお、本明細書において、膜構造は透過膜を含む。屈折率により透過膜となり得る。
【0049】
【実施例】
図1〜3は、本発明の好適な1つの実施例による表面検査装置の主要な構成要素の概略配置図である。
【0050】
表面検査装置1は、少なくとも第1波長λ1の光束11と、これと異なる第2波長λ2の光束12を発するレーザチューブ等の光源部10と、光源部10からの第1波長λ1の光束11と第2波長λ2の光束12を第1照射角度θ1によって、膜付被検査物である膜付半導体ウエーハ2の表面の検査点P上に照射する照射光学系20と、照射光学系20によって照射された光束11、12による半導体ウエハ2の表面の検査点Pからの散乱光を第1受光方向から受光する受光光学系40と、膜付被検査物たる膜付半導体ウエハ2を照射光学系20の照射光束11に対して相対的に直線及び回転移動可能とする変位部60とを有する。図1の受光光学系40の仰角は、30°である。
【0051】
光源部10を説明する。光源部10は、少なくとも第1波長の光束11と、これとは異なる第2波長の光束12を発する。光源部10としては、複数の波長の光束を発する各種のものが利用できる。例えばマルチラインのレーザのように一つの光源で複数の波長の光束を発するものや、異なる波長の光束を発する複数の光源の光束をハーフミラーなどで合成して一つのビームを形成するものが採用できる。
【0052】
マルチラインのレーザを採用する際に、不必要な波長の光束が発生する場合は、第1波長と第2波長を通過させるバンドパスフィルターを通過させることにより、必要な波長の光束のみを取り出すことができる。
【0053】
異なる波長の光束を発する複数の光源を使用する場合は、複数の光束をハーフミラーなどで合成して一つのビームを形成する。
【0054】
図1〜3の例で光源部10としてアルゴンイオンレーザを用いる場合、488nmの波長と514.5nmの波長が選択できる。光源部10から射出された第1波長の光束11と第2波長の光束12は、第1ミラー21によって向きが変えられ、第1照射レンズ群22、第2ミラー23を介して第1照射角度θ1で膜付被検査物2の表面の照射点Pに照射される。
【0055】
照射点Pに検査対象すなわち異物等が存在した場合、これに照射光束が照射されると、所定の指向性に従って散乱光が生じる。第1照射角度θ1は、膜付被検査物2の法線方向を基準に設定する。
【0056】
図1〜3の実施例においては、第1波長λ1と第2波長λ2の大きさは、任意に選択可能である。
【0057】
次は、受光光学系40を説明する。前述の散乱光を受光するために受光光学系40が設けられている。受光光学系40は、照射光学系20によって照射された光束11、12による膜付半導体ウエハ2の表面の検査点Pからの散乱光を第1受光方向から受光する。第1受光方向の第1受光水平角θH1(たとえば90°)は、照射光学系20による照射光束11、12が膜付被検査物2で鏡面反射されたときの反射方向を基準にして測る。第1受光方向の受光仰角は、例えば30°に設定される。
【0058】
図2に示すように、受光光学系40で受光された受光光束は、受光光路に挿入又はこれから離脱するために矢印方向に移動可能に配置されているNDフィルタ200を経たあと、第1波長λ1の光束と第2波長λ2の光束にダイクロイックミラー45で分離される。そして、第1受光部41は、受光光学系40で受光した第1波長λ1の散乱光を受光し、第1受光信号に変換する。第2受光部42は、第1受光光学系40で受光した第2波長λ2の散乱光を受光し、第2受光信号に変換する。第1受光部41及び第2受光部42は、フォトマルチプライヤーなどの受光素子が望ましい。
【0059】
変位部60を説明する。変位部60は、膜付被検査物2を回転変位させる回転変位部61と膜付被検査物2を直線変位させる直線変位部62とから構成されている。回転変位部61の1回転の変位に対して、直線変位を光束の幅の所定割合だけ移動させるようにすることで、照射光学系20の照射光により膜付被検査物2をくまなく螺旋走査を行う。
【0060】
本発明は前述のような走査方法に限られるものではなく、回転変位の代わりに照射光束をポリゴンミラーなどで直線走査を行うようにしても構わない。
【0061】
図1〜3の実施例では、回転変位部61が回転テーブルを回転させる回転モータにより構成され、直線変位部62がその回転モータを直線的に移動させるスライド移動部で構成されている。スライド移動部は、その移動により照射光学系20の照射光束11、12の照射位置が被検査物2の中心を通り、直径方向によぎるように変位させる。
【0062】
図3は、図1に示す表面検査装置のブロック図である。
【0063】
第1受光部の第1受光信号及び第2受光部の第2受光信号は、それぞれ、第1A/D変換器51及び第2A/D変換器52により、デジタル信号に変換された後、制御演算部120に送られ、そこで所定の演算処理がなされる。制御演算部120は、後述する所定の演算処理を行い、検査結果や演算結果を必要に応じてインターフェース手段130の表示部で表示させたり、記憶部140に記憶したり、その記憶内容の読み出しを行う。
【0064】
記憶部140には、検査装置における検査データ(検査光の波長、偏光、入射角などに関するデータ)と、膜に関する種々のパラメータ(膜厚保や屈折率など)とを最適の相関関係をもつように関連づけて、予め記憶しておく。
【0065】
制御演算部120は、演算手段と制御手段からなる。
【0066】
演算手段は、記憶部140に記憶されている検査データと膜パラメータとの相関関係にしたがって、各測定のときに装置に入力される膜パラメータに基づき、演算手段が自動的に適切な光学的検査条件の値を演算(選択)する。
【0067】
制御手段は、演算手段からのデータにより、装置側の光学的検査条件たとえば検査光の波長、偏光、入射角などを制御する。
【0068】
さらに、制御演算部120は、回転変位部61の回転モータや直線変位部62のスライド移動部を制御したり、第1受光部41及び第2受光部42の感度を制御する。
【0069】
インターフェース手段130は、オペレータに対して、検査結果や演算結果(グラフ)などの情報を表示するとともに、オペレータが所望のデータやパラメータを入力可能とする。インターフェース手段130は、表示手段や設定手段(たとえばモニタ、キーボード、マウスの他、タッチパネル等)を含む。
【0070】
この他に、図示されていないが、センサ手段を設け、検査装置の波長、偏光、入射角を検出(モニタ)するようになっている。
【0071】
一般的に、透過膜と異物検出感度は、反射率と膜厚の関係に近似している。すなわち、反射率が高いほど検出感度が高い。
【0072】
ウエーハ上の膜に関するパラメータとしては、基本的に屈折率が用いられるが、反射率は、この屈折率と、膜厚、材質により、一般的な関係式により求めることができる。
【0073】
図4は、波長0.488μm、0.680μm、0.780μmの3種類の光束を透過膜付ウエハに照射した場合の透過膜の膜厚と反射率の関係を示す図である。
【0074】
波長により、反射率の大きい山や、反射率の小さくなる谷の部分の周期が異なることがわかる。このため、いくつかの互いに異なる波長を有する光束を選択的に組み合わせて、同軸でかつ同時に入射して検査を行うと、1波長の光束を入射して検査を行う場合と比較して、感度が著しく異なる場所が少なくなる。つまり、反射率が一定に保たれている。具体的には、例えば、膜厚が、0.32μm、0.46μm、0.88μmの透過膜が設けられた膜付きウエハが、混在するラインで用いられる場合を想定する。この場合、0.32μmの透過膜が設けられた膜付きウエハを測定する場合には、0.488μmの波長の光を選択し、0.46μmの透過膜が設けられた膜付きウエハを測定する場合には、0.680μmの波長の光を選択し、0.880μmの透過膜が設けられた膜付きウエハを測定する場合には、0.78μmの波長の光を選択することにより、いずれの膜厚のウエハの測定に際しても適切な感度で測定が行える。
【0075】
膜厚と選択する波長の相性を表1に示す。この表1中、◎は最適、○は良、−は不向きを示している。
【0076】
【表1】
このような波長を有する光束を選択すると、透過膜の膜厚の変化による感度の不安定化が抑えられ、感度の安定化が図られ、最適の検査条件が得られる。
【0077】
受光部41で受光された第1受光信号は、第1A/D変換器51によりアナログ信号からデジタル信号に変換される。受光部42で受光された第2受光信号は、第2A/D変換器52によりアナログ信号からデジタル信号に変換される。
【0078】
デジタル信号に変換された第1受光信号と第2受光信号は、制御演算部120に送られ、制御演算部120により、膜付ウエハ表面の検査位置ごとに最適の光学的検査条件が選択される。
【0079】
制御手段による装置側の光学的検査条件の制御は、波長に関しては光源110、210の制御、偏光に関してはレンズユニット50の制御、入射角に関してはミラー123の角度の制御等により行われる。
【0080】
本発明は、以上の実施例に限定されない。
【0081】
膜付ウェーハの表面上に入射する光束は、互いに異なる波長を有する3つ以上の光束を用いてもよい。
【0082】
また、図5に示すように、光源部としては、異なる波長の光束を発する複数の光源部110、210を使用してもよい。この場合、光源部110、210は、それぞれON/OFF制御をすることができる。光源部110から発せられる波長λ1の光束111は、ハーフミラー103を通過する。光源部210から発せられる波長λ2の光束112は、ミラー121で反射される。ミラー121で反射された波長λ2の光束112は、ハーフミラー103で反射される。波長λ1の光束111と波長λ2の光束112は、レンズユニット50を通過する。レンズユニット50は、ビーム整形機能や偏光選択機能を有する。レンズユニット50を通過した波長λ1の光束111は、ミラー122とミラー123で反射されて膜付被検査物2上に照射される。レンズユニット50を通過した波長λ2の光束112は、ミラー122とミラー123で反射されて膜付被検査物2上に照射される。
【0083】
図6に示すように、膜付被検査物2上に光束111、112が照射されて生じた散乱光は、レンズ53と波長弁別素子54と受光素子41、42からなる検出系で検出される。
【0084】
また、本発明において照射する複数の光束は、同一方向からの照射だけでなく、同一の照射角度で互いに異なる方向から照射してもよい。
【0085】
さらに、照射する複数の光束は、互いに異なる角度で入射することもできる。その場合、受光光学系は、異なる波長を有する光束ごとに、その散乱光を受光し、任意の入射角度の照射光束による検査対象の検出を行うことができる。
【0086】
また、本発明に用いる光束は、互いに異なる波長を有する複数の光束を用いる代わりに、互いに異なる偏光成分の光束を利用してもよい。互いに異なる偏光成分の光束を利用して膜付被検査物の表面検査を行う場合は、検出系には、偏光板を用いる。
【0087】
図7は、偏光板を用いた検出系の一例を示す図である。
【0088】
偏光板を用いた検出系は、シリンダー機構70と偏光板71、72と、レンズ53と受光素子43からなる。シリンダー機構70は、偏光板71、72を移動させる。
【0089】
この偏光板を用いた検出の場合、膜付被検査物2上に光束111、112が照射されて生じた散乱光は、偏光板72とレンズ53を介して、受光素子43で受光される。そして、偏光成分ごとに受光信号が形成される。
【0090】
図8は、膜パラメータの選定のフローの一例を示す。
【0091】
推奨パラメータの組み合わせは優先度の高い順に幾つか提示される。オペレータが最適のものを選択し、測定結果に満足しない場合は再度別の推奨パラメータを選択して、測定し直す。
【0092】
オペレータが、膜パラメータを入力したときに、制御演算部120で反射率グラフを作成し、その情報に基づき、オペレータが、推奨値パラメータの組み合わせを決めて、それをインターフェース手段130に表示する。
【0093】
推奨に関するルールは別途記述され、プログラム中に呼び出されるか、もしくはプログラム埋め込みとして動作するようにする。
【0094】
図9は、SOIウェーハの一例を示す。
【0095】
図9に示されているSOIウェーハの構造においては、ユーザーごとに表面のSi層の厚みと内部のSiO2層の厚みが異なり、複雑な反射率を示す。
【0096】
図10は、図9のSOIウェーハの構造におけるSiO2層を50nm固定と したときのSi層の厚みが異なる場合の反射率の変化を示す。
【0097】
このようなSOIウェーハの入力項目の例1を説明すると、次のとおりである。
【0098】
第一膜厚 :110nm
第一膜種 :Si
第一屈折率 :−
第二膜厚 :50nm
第二膜種 :SiO2
第二屈折率 :−
ただし、装置内部で使用している波長は既知のため、屈折率は入力ない場合もある。
【0099】
登録されていない材質の場合は別途警告やエラーが表示される。
【0100】
初めての材質などの場合は、装置使用の波長ごとに入力する必要がある。
【0101】
さらに、別の例2を示すと、次のとおりである。
【0102】
第一膜厚 :110nm
第一膜種 :Si
第一屈折率−1 :5.0
第一屈折率−2 :5.63
第二膜厚 :50nm
第二膜種 :SiO2
第二屈折率−1 :1.480
第二屈折率−2 :1.486
前述の例1〜2のうち、例1は、415nmの場合で、例2は、395nmの場合である。いずれの例1〜2においても、入力後、オペレータにより入力される膜パラメータに基づく演算が制御演算部120で行われ、最適な波長と偏光がインターフェース手段130の表示画面に示される。
【0103】
図11は、そのようにオペレータにより入力された膜パラメータに基づき演算された反射率のグラフの一例である。
【0104】
図11では、矩形の枠が最適な範囲として選択される。上記Si−110nmの場合は、415nmでP偏光が自動的に第一候補として選択される。第二候補は395nmのP偏光である。
【0105】
なお、図11の例の場合は、表面がSi層のため、P偏光が有利であるという経験則に基づく判断がなされている。
【0106】
この経験則を記述するファイルを使用してもよいし、プログラム埋め込みにしてもよい。
【0107】
第一候補を選択した後に、装置はLD用の偏光板を操作し、P偏光にし、415nmの波長が所定の入射角度側に入射されるように光学系を駆動し、ハード系側の準備を終了する。
【0108】
【発明の効果】
本発明によれば、被検査ウェーハ上に形成された膜に関する各種パラメータ(例えば膜厚、膜種、屈折率)を検査装置に設定(入力や選択)することで、最適な光学的検査条件(例えば波長、入射角度、偏光の最適な光学的検査条件)が自動設定され、測定が可能となる。例えば、膜厚0.32μm、0.46μm、0.88μmの被検査物を測定する場合、0.488μm、0.680μm、0.780μmの波長のレーザが検査装置内で自動設定される。また、膜厚110nm、膜種Si、屈折率5.0、5.63の被検査物を測定する場合、415nmの波長のレーザ、P偏光の検査条件が自動設定され、膜厚50nm、膜厚SiO2、屈折率1.480、1.486の被検査物を測定する場合、395nmの波長のレーザ、P偏光の検査条件が自動設定される。
【0109】
同一入射角において2種以上の波長を切り替えもしくは混合できる表面検査装置において、最適の光学的検査条件の設定を自動化することが可能になる。その結果、熟練者でなくても、簡単に高精度な測定が可能になる。半導体工場の異物管理を効率的かつ最適に行うことができるようになり、歩留まりの向上に大きく寄与できる。
【0110】
SOIウェーハは、個々のアプリケーション毎に膜厚が異なるので、その都度最適条件を求めざるをえず、ユーザー側のキャリブレーション作業が多くなったり、光学の高度知識が必要になるなど、難しい作業となってしまうが、本発明によれば、自動化を進めることができる。SOIウェーハのように、個々のアプリケーション毎に膜厚が異なるウェーハの場合でも、複雑な装置の操作を理解していなくても、また装置の操作に熟練していなくても、最適な検査条件を設定することが容易にできる。必要な膜パラメータを入力する事で、装置が自動的にもっとも最適な条件を導き出すため、ユーザーは非常に簡易に装置を使用して、目的の測定ができるようになる。
【0111】
また、条件設定に関して必要な事項をオペレータに示すようにすると、条件設定を間違うことなく容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な1つの実施例による表面検査装置の主要な光学要素の概略配置図。
【図2】受光光学系の詳細図。
【図3】図1に示す表面検査装置のブロック図。
【図4】3つの波長の光束を膜付ウエハに照射した場合の透過膜の膜厚と反射率の関係を示す図。
【図5】異なる波長の光束を発する複数の光源を有するシステムのブロック図。
【図6】図5に示すシステムに用いる検出システムのブロック図。
【図7】偏光板を用いた検出系を示す図。
【図8】本発明の1つの実施例による膜パラメータの選択のフローチャート。
【図9】SOIウェーハの一例を示す。
【図10】SiO2層を50nm固定としたときのSi層の厚みが異なる場合の反射率変 化を示すグラフである。
【図11】図10のグラフから最適範囲を演算して、矩形の枠で示している。
【符号の説明】
1 表面検査装置
2 膜付被検査物
10 光源部
20 照射光学系
40 受光光学系
41 第1受光部
42 第2受光部
45 ダイクロイックミラー
51 第1A/D変換器
52 第2A/D変換器
60 変位部
61 回転変位部(回転モータが典型例)
62 直線変位部(スライド移動部が典型例)
120 制御演算部
130 インターフェース手段(表示手段と設定手段を含む)
140 記憶手段
Claims (6)
- 同一入射角度で2種以上の波長のレーザを切り替えもしくは混合の形で膜付きの被検査物に入射して、被検査物の表面を検査する方法において、
予め、検査装置に関する2種以上の波長と被検査物上の膜に関する、膜厚、膜種及び屈折率を含む膜パラメータとを、所定の検査条件として波長、入射角度及び偏光を含む最適な光学的検査条件を得るように互いに関連づけて記憶させておき、測定の際に、測定しようとする膜厚、膜種及び屈折率を含む被検査物の膜パラメータを検査装置にオペレータが設定することにより、所定の検査条件として波長、入射角度及び偏光を含む最適な光学的検査条件を検査装置内で自動設定することを特徴とする表面検査方法。 - 膜厚0.32μm、0.46μm、0.88μmの被検査物を測定する場合、0.488μm、0.680μm、0.780μmの波長のレーザを検査装置内で自動設定することを特徴とする請求項1に記載の表面検査方法。
- 膜厚110nm、膜種Si、屈折率5.0、5.63の被検査物を測定する場合、415nmの波長のレーザ、P偏光の検査条件が自動設定し、膜厚50nm、膜厚SiO2、屈折率1.480、1.486の被検査物を測定する場合、395nmの波長のレーザ、P偏光の検査条件が自動設定されることを特徴とする請求項1に記載の表面検査方法。
- 同一入射角度で2種以上の波長のレーザを切り替えもしくは混合の形で膜付きの被検査物に入射して、被検査物の表面を検査する装置において、
検査装置に関する2種以上の波長と被検査物上の膜に関する、膜厚、膜種及び屈折率を含む膜パラメータとを所定の検査条件として波長、入射角度及び偏光を含む最適な光学的検査条件を得るように互いに関連づけて記憶する記憶手段と、
測定の際に、測定しようとする被検査物の、膜厚、膜種及び屈折率を含む膜パラメータをオペレータにより設定する設定手段と、
設定手段により設定された、膜厚、膜種及び屈折率を含む膜パラメータに基いて、所定の検査条件である、波長、入射角度及び偏光を含む最適な光学的検査条件を自動的に演算する演算手段と、
演算手段により演算された、波長、入射角度及び偏光を含む最適な光学的検査条件に基いて装置の各部を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする表面検査装置。 - 膜厚0.32μm、0.46μm、0.88μmの被検査物を測定する場合、0.488μm、0.680μm、0.780μmの波長のレーザを検査装置内で自動設定することを特徴とする請求項4に記載の表面検査装置。
- 膜厚110nm、膜種Si、屈折率5.0、5.63の被検査物を測定する場合、415nmの波長のレーザ、P偏光の検査条件が自動設定し、膜厚50nm、膜厚SiO2、屈折率1.480、1.486の被検査物を測定する場合、395nmの波長のレーザ、P偏光の検査条件が自動設定されることを特徴とする請求項4に記載の表面検査装置。
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