JP4310900B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両客室空間に面する部位に設けられて、この客室空間と車室外との連通および遮断を切替可能に設けられた仕切部を備えた車両に用いられる車両用空調装置に関し、例えばオープンカーに用いられる車両用空調装置に適用すると好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、上記のような車両用空調装置では、車室内外の環境条件としての目標吹出温度TAOあるいは車室外空気中のガス濃度に基づいて内外気モードが制御されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような車両用空調装置において、外気モード時にはラム圧の影響を受けるため、客室空間内への吹出風量が車速によって変化してしまうという問題が発生する。
【0004】
また、上記問題を解決する方法として内気モードにすることが考えられるが、上記仕切部が客室空間と車室外とを遮断した状態(例えばオープンカーの幌が閉じた状態)では、客室空間の換気ができなくなるという新たな問題が発生してしまう。
【0005】
そこで、本発明は上記問題点を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する手段】
本発明者は、上記目的を達成するために検討した結果、客室空間と車室外との連通および遮断を切替可能に設けられた仕切部を備えている車両においては、この仕切部が客室空間と車室外とを連通しているときには、内外気モードを内気モードとしても客室空間が換気できるという事実に着目した。
【0007】
上記事実に基づいてなされた請求項1〜4記載の発明は、車両客室空間(100)に面する部位に設けられて、この客室空間(100)と車室外との連通および遮断を切替可能に設けられた幌からなる仕切部(200)を備えたオープンカーである車両に用いられ、車室内空気を吸込む内気吸込口(4)と、車室外空気を吸込む外気吸込口(3)と、両吸込口(3、4)を開閉する内外気開閉手段(5)と、車室内外の環境条件に基づいて内外気モードを決定する内外気モード決定手段(S120、S140、S140a、S220、S230、S240、S250、S280)と、この内外気モード決定手段(S120、S140、S140a、S220、S230、S240、S250、S280)が決定した内外気モードに基づいて内外気開閉手段(5)を制御する内外気制御手段(S150、S290)とを備える車両用空調装置において、
仕切部(200)の切替状態を検出する仕切部切替状態検出手段(36、S130)を備え、内外気モード決定手段(S120、S140、S140a、S220、S230、S240、S250、S280)は、仕切部切替状態検出手段(36、S130)が客室空間(100)と車室外とを連通していることを検出したときには、送風手段(7)を駆動するブロアモータ(8)への印加電圧を維持しつつ、上記車室内外の環境条件に基づいて決定した内外気モードをキャンセルし、内気吸込口(4)を開口して外気吸込口(3)を閉口する内気モードに決定することを特徴としている。
【0008】
これにより、仕切部(200)が連通状態のときには、強制的に内気モードに制御することによって、客室空間(100)が換気されるとともに、車速の変化に関係なく客室空間(100)への吹出風量を一定にすることができる。また、仕切部(200)が遮断状態のときは、そのときの車室内外の環境条件に基づいて内外気モードを制御できる。
【0009】
ところで、オープンカー(100)において幌(200)が開いた場合には、車速風が客室空間(10)の後方から前方に向かって流れるので、この流れによって、開口部(20、21、23)から客室乗員に向かって吹出された空気の流れが遮られ、乗員に届き難くなるという現象が発生する。
【0010】
これに対して上記請求項1〜4記載の発明によると、オープンカー(100)の幌(200)が開いたときには、強制的に外気モードよりも吹出風量が多い内気モードとすることによって、上記現象をできるだけ抑制できる。
【0011】
【発明の実施形態】
(第1実施形態)
以下、本発明をオープンカーに用いられる車両用空調装置に適用した第1実施形態について図1〜5を用いて説明する。なお、図1は本実施形態におけるオープンカーのルーフ200(幌)閉時の状態を示す図、図2は同ルーフ200が開時の状態を示す図、図3は本実施形態における車両用空調装置の全体構成図、図4は本実施形態におけるマイクロコンピュータが行う制御処理を示すフローチャート、図5は図4のステップS120において内外気モードを決定するマップである。
【0012】
図1、2に示すオープンカーには、車両客室空間100に面する部位にルーフ200が設けられ、このルーフ200は、乗員の操作によって選択的に開閉できるようになっている。なお、この乗員の操作については後述する。
【0013】
次に、本実施形態における車両用空調装置の空調ユニット1の構成について図3を用いて説明する。
【0014】
図3に示すように空調ユニット1は客室空間100への空気通路をなす空調ケース2を備える。この空調ケース2の上流側部位には、車室外の空気を吸込む外気吸込口3、車室内の空気を吸込む内気吸込口4、両吸込口3、4を開閉する内外気切替ドア5が設けられている。内外気切替ドア5は、その駆動手段としてのサーボモータ6により駆動される。
【0015】
さらに、この内外気切替ドア5の下流側には空気流を発生する送風手段としてのファン7が設けられている。ファン7は、その駆動手段としてのブロアモータ8により駆動される。なお、ブロアモータ8は、ブロア駆動回路9を介して制御信号を受取ることによって、所定の回転数で駆動するようになっている。
【0016】
ファン7の下流側には、内外気切替ドア5にて選択された吸込口3、4から吸込まれた空気を、除湿冷却する冷却用熱交換器としてのエバポレータ10が設けられている。このエバポレータ10は冷媒を圧縮するコンプレッサ11、冷媒を凝縮するコンデンサ12、気液分離器としてのレシーバ13、冷媒を減圧する膨張弁14とともに冷凍サイクル15を構成する冷却用熱交換器である。なお、コンプレッサ11は、コンプレッサ駆動回路16を介して、電磁クラッチ(図示しない)が通電されるとエンジン(図示しない)の駆動力が伝わり、駆動するようになっている。
【0017】
さらに、エバポレータ10の下流側にはエバポレータ10を通過した空気を加熱する加熱用熱交換器としてのヒータコア17、温度調節手段としてのエアミックスドア18が設けられている。ヒータコア17は、上記エンジンの冷却水を熱源とする加熱用熱交換器である。
【0018】
また、エアミックスドア18はエバポレータ10を通過した冷風のうち、ヒータコア17を通過する風量割合とヒータコア17をバイパスする風量割合とを調節することにより、客室空間100への吹出温度を調節するようになっている。なお、エアミックスドア18は、その駆動手段としてのサーボモータ19によって駆動される。
【0019】
そして、空調ケース2の空気下流端には、客室乗員の上半身に対応した位置へ風を吹出すフェイス開口部20、客室乗員の足元へ風を吹出すフット開口部21、および窓ガラス22内面に向かって風を吹出すデフロスタ開口部23がそれぞれ設けられている。
【0020】
そして、フェイス開口部20を開閉するフェイスドア24、フット開口部21を開閉するフットドア25、デフロスタ開口部23を開閉するデフロスタドア26がそれぞれ各開口部20、21、23の上流側に設けられている。なお、フェイスドア24、フットドア25、デフロスタドア26はそれぞれその駆動手段としてのサーボモータ27、28、29により駆動される。
【0021】
次に、本実施形態の制御系について説明する。
【0022】
制御装置30の内部には、図示しないが、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータや、A/D変換回路等が設けられている。
【0023】
制御装置30は、イグニッションスイッチ(図示しない)がオンになると、バッテリー(図示しない)から電力が供給されて作動状態となる。
【0024】
そして、制御装置30の入力端子には、車室外の温度を検出する外気温センサ31、客室空間100の空気温度を検出する内気温センサ32、客室空間100への日射量を検出する日射センサ33、エバポレータ10の通過直後の空気温度(以下、エバ後温度という)を検出するエバ後センサ34、上記エンジン冷却水の温度を検出する水温センサ35、乗員がルーフ200の開閉状態を設定するルーフスイッチ36、乗員が車室内温度を設定する温度設定スイッチ37、乗員が吹出口モードをデフロスタモードに設定するデフロスタスイッチ38等からの各信号が入力されるようになっている。
【0025】
ここで、ルーフスイッチ36は、ルーフ200が閉じている状態で乗員が操作するとルーフ200が開き、ルーフ200が開いている状態で乗員が操作するとルーフ200が閉じるようになっている。なお、このルーフスイッチ36は客室空間100のうち乗員が良好に操作できる位置(例えばインストルメントパネル上)に設けられる。
【0026】
なお、本実施形態では、請求項2における温度検出手段、温度設定手段をそれぞれ内気温センサ32、温度設定スイッチ37にて構成している。
【0027】
各センサ31〜35、各スイッチ36〜38等からの信号は、上記A/D変換回路にてA/D変換された後、上記マイクロコンピュータに入力されるように構成されている。このマイクロコンピュータは、所定のプログラムに基づいて上記各信号に対する演算処理を行うように構成されている。
【0028】
そして、制御装置15の出力端子からは、この演算処理結果に対応したブロアモータ8、サーボモータ6、19、27〜29、上記電磁クラッチ等(以下、各アクチュエータと総称する)への各制御信号が出力されるように構成されている。
【0029】
次に、上記マイクロコンピュータが行う制御処理について図4のフローチャートを用いて説明する。
【0030】
図4のルーチンが起動すると、まず、ステップS100にて各センサ31〜35、各スイッチ36〜38等からの入力信号を読込む。
【0031】
次のステップS110では、上記ROMに予め記憶された下記数式1に基づいて、客室乗員に吹出す目標吹出温度TAOを算出する。
【0032】
【数1】
TAO=Kset×Tset−Kam×Tam−Kr×Tr−Ks×Ts+C(℃)
ここで、Tsetは温度設定スイッチ37を用いて乗員が設定した設定温度、Tamは外気温センサ31が検出した外気温度、Trは内気温センサ32が検出した内気温度、およびTsは日射センサ33が検出した日射量である。また、Kset、Kr、Kam、Ksはそれぞれゲインであり、Cは定数である。
【0033】
次のステップS120では、以下のように各アクチュエータへの制御信号を決定する。具体的には、内外気モード、コンプレッサ11のON/OFF、ブロアモータ8への印加電圧、エアミックスドア18の開度、および吹出口モードを決定する。
【0034】
内外気モードは、図5に示すマップから上記目標吹出温度TAOに基づいて決定される。なお、本実施形態では、内気モードは内外気切替ドア5の開度が0%(外気吸入口3が全閉、内気吸入口4が全開)のモード、半内気モードは内外気切替ドア5の開度が30%〜80%のモード、外気モードは内外気切替ドア5の開度が100%(外気吸入口3が全開、内気吸入口4が全閉)のモードとしている。
【0035】
そして、冬場のような窓ガラス22の曇りが発生しやすいときには、ステップS110にて算出される目標吹出温度TAOが大きくなるため、図5のマップから外気モードとして決定される。
【0036】
コンプレッサ11は、図示しないマップから上記エバ後温度に基づいて、そのON/OFFが決定される。
【0037】
ブロアモータ8への印加電圧は、図示しないマップから上記目標吹出温度TAOに基づいて決定される。
【0038】
エアミックスドア18の開度SWは、上記ROMに予め記憶された下記数式2に基づいて算出される。
【0039】
【数2】
SW=(TAO−Te)×100/(Tw−Te) (%)
ここで、Teはエバ後センサ34にて検出されたエバ後温度、Twは水温センサ35にて検出されたエンジン冷却水の温度である。
【0040】
吹出口モードは、図示しないマップから上記目標吹出温度TAOに基づいて、フェイスモード、バイレベルモード、フットモード、フットデフロスタモードのいずれか1つが決定される。但し、デフロスタスイッチ38がONされているときはデフロスタモードとする。
【0041】
そして、ステップS130では、ルーフスイッチ36の操作信号に基づいてルーフ200が開いているか否かを判定する。YESと判定されるとステップS140に移り、NOと判定されるとステップS150に移る。
【0042】
ステップS140では、内外気モードを強制的に内気モードに決定するとともに、コンプレッサ11を強制的にOFFする。
【0043】
ステップS150では、ステップS120及びS140にて決定した制御信号に基づいて各アクチュエータを制御する。
【0044】
以上説明した本実施形態によると、ルーフ200が開状態のときには、強制的に内気モードに決定することによって、客室空間100が換気されて窓ガラス22の防曇がされるとともに、車速の変化に関係なく客室空間100への吹出風量を一定にすることができる。
【0045】
また、ルーフ200が閉状態のときは、そのときの目標吹出温度TAOに基づいて内外気モードを決定するので、窓ガラス22が曇り易い冬場においては外気モードに制御され、これによって客室空間100が換気されて窓ガラス22の防曇がなされる。
【0046】
また、ルーフ200が開状態のとき(客室空間100が換気されて窓ガラス22が曇りにくいとき)には、ステップS140にてコンプレッサ11を強制的にOFFするので、コンプレッサ11が不必要なときにこのコンプレッサ11が確実にOFFとなり、車両燃費向上に貢献できる。
【0047】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を説明する。本実施形態は上記第1実施形態と図4のステップS130以降の処理が異なるものであり、以下、この第1実施形態と異なる点を図6を用いて説明する。なお、図6中、図4と同様の処理には同じ符号を付した。
【0048】
まず、ステップS130にてYESと判定されるとステップS140aに移り、NOと判定されるとステップS150に移る。
【0049】
ステップS140aでは、ステップS120にて決定された内外気モードをキャンセルして、強制的に内気モードにし、次のステップS140bに移る。
【0050】
ステップS140bでは、ステップS110にて算出された目標吹出温度TAOが所定値TAOc(例えば20℃)以下であるか否かを判定する。このステップS140bにてNOと判定されるとステップS140cにてコンプレッサ11をONとして客室100内の冷房を行い、YESと判定されるとコンプレッサ11をOFFとする。
【0051】
本実施形態によると、目標吹出温度TAOが所定値TAOc以下であるときには、ステップS140cにてコンプレッサ11をONとするので、必要に応じて客室空間100の冷房を行うことができる。
【0052】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態は、上記第1実施形態に対して周知の排ガス内外気制御を追加したものであり、以下、その相違点について図7、8を用いて説明する。
【0053】
図7は本実施形態における図1相当図であり、図7中、39は、車室外空気中のガス濃度を検出する手段として設けられたガスセンサである。ガスセンサ39は、車両のうち車室外空気に接してそのガス濃度を良好に検出できる部位(例えば、車両フロントグリル)に設けられている。
【0054】
次に、本実施形態の制御処理について図8のフローチャートを用いて説明する。
【0055】
図8のルーチンが起動すると、まず、ステップS200にて各センサ31〜35、39、各スイッチ36〜38等からの入力信号を読込む。
【0056】
ステップS210では、上記数式1に基づいて目標吹出温度TAOを算出し、次のステップS220にてこの目標吹出温度TAOが所定値TAOr以下か否かを判定する。
【0057】
ステップS220にてYESと判定されるとステップS230で内外気モードを内気モードとし、NOと判定されるとステップS240に移る。
【0058】
ステップS240では、ガスセンサ39が検出したガス濃度が所定値A以上か否かを判定し、YESと判定されるとステップS230に移り、NOと判定されるとステップS250にて内外気モードを外気モードとする。なお、本実施形態では、ステップS230、S240、S250、および後述するS290にて、ガスセンサ39が検出したガス濃度に基づいて内外気モードを制御する周知の排ガス内外気制御を行っている。
【0059】
ステップS260では、コンプレッサ11のON/OFF、ブロアモータ8への印加電圧、エアミックスドア18の開度、および吹出口モードを図4のステップS120と同様にして決定する。
【0060】
ステップS270では、図4のステップS130と同様にしてルーフ200が開いているか否かを判定し、YESと判定されるとステップS280に移り、NOと判定されるとステップS290に移る。
【0061】
ステップS280では、内外気モードを強制的に内気モードに決定し、ステップS290では、ステップS230、S250、S260、及びS280にて決定した制御信号に基づいて各アクチュエータを制御する。
【0062】
以上説明した本実施形態によると、ルーフ200が開状態のときには、強制的に内気モードに制御することによって、客室空間100が換気されるとともに、車速の変化に関係なく客室空間100への吹出風量を一定にすることができる。
【0063】
また、ルーフ200が閉状態のときは、そのときの車室外空気のガス濃度に基づいて内外気モードを決定するので、ガス濃度が低いときには外気モードに制御されて客室空間100が換気され、ガス濃度が高いときには内気モードに制御されて汚染した空気が客室空間100に進入しないようにできる。
【0064】
(他の実施形態)
上記第1〜3実施形態では、請求項1における仕切部をオープンカーのルーフ200として説明したが、これに限らず、例えば通常の車両におけるサイドガラス、あるいはサンルーフとしても良い。
【0065】
また、上記第1〜3実施形態では、内気モードは内外気ドア5の開度が0%、すなわち内気吸入口4が全開、外気吸入口3が全閉に設定されているが、これに限らず、若干の外気が混入しても良い。要は、主に内気が吸入されれば良い。
【0066】
また、上記第1、2実施形態では、請求項2における温度検出手段を内気温センサ32にて構成しているが、これに限らず、例えば、客室100の天井部位に設けられて乗員の皮膚温度を検出する赤外線センサ等で構成しても良い。
【0067】
また、上記第1〜3実施形態では、ステップS130にてルーフスイッチ36の操作信号により、ルーフ200の開閉状態を検出しているが、これに限らず、例えば、ルーフ200の開閉状態を検出するセンサを設け、このセンサの検出信号にて行っても良い。
【0068】
また、上記第1実施形態では、ステップS140にてコンプレッサ11を強制的にOFFしているが、この処理を行わなくても良い。
【0069】
また、上記第3実施形態では、ステップS220にて目標吹出温度TAOが所定値TAOd以下のときに内気モードとし、所定値TAOd以上のときに排ガス内外気制御を行っているが、ステップS220の制御処理を行わずに、直接排ガス内外気制御を行っても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜3実施形態におけるオープンカーのルーフ200閉時の状態を示す図である。
【図2】上記第1〜3実施形態におけるオープンカーのルーフ200開時の状態を示す図である。
【図3】上記第1、2実施形態における車両用空調装置の全体構成図である。
【図4】上記第1実施形態におけるマイクロコンピュータが行う制御処理を示すフローチャートである。
【図5】図4及び図6のステップS120における内外気モードを決定するマップである。
【図6】上記第2実施形態におけるマイクロコンピュータが行う制御処理を示すフローチャートである。
【図7】上記第3実施形態における図3相当図である。
【図8】上記第3実施形態における図4相当図である。
【符号の説明】
2…空調ケース、
3…外気吸込口、
4…内気吸込口、
5…内外気切替ドア(内外気切替手段)、
7…ファン(送風手段)、
20…フェイス開口部(開口部)、
21…フット開口部(開口部)、
23…デフロスタ開口部(開口部)、
32…内気温センサ(内気温度検出手段)、
36…ルーフスイッチ(仕切切替状態検出手段)、
37…温度設定スイッチ(温度設定手段)、
39…ガスセンサ(ガス濃度検出手段)、
100…客室空間、
200…ルーフ(仕切部、幌)。
Claims (4)
- 車両客室空間(100)に面する部位に設けられ、この客室空間(100)と車室外との連通および遮断を切替可能に設けられた仕切部(200)を備えた車両に用いられ、
前記客室空間(100)への空気通路をなす空調ケース(2)と、
前記空調ケース(2)内に設けられ、空気流を発生させる送風手段(7)と、
前記送風手段(7)を駆動するブロアモータ(8)と、
前記空調ケース(2)内に車室内空気を吸込む内気吸込口(4)と、
前記空調ケース(2)内に車室外空気を吸込む外気吸込口(3)と、
前記両吸込口(3、4)を開閉する内外気開閉手段(5)と、
前記空調ケース(2)の空気下流端に設けられ、前記客室空間(100)へ空気を吹出す開口部(20、21、23)と、
車室内外の環境条件に基づいて、内外気モードを決定する内外気モード決定手段(S120、S140、S140a、S220、S230、S240、S250、S280)と、
この内外気モード決定手段(S120、S140、S140a、S220、S230、S240、S250、S280)が決定した内外気モードに基づいて内外気開閉手段(5)を制御する内外気制御手段(S150、S290)とを備えた車両用空調装置において、
前記仕切部(200)の切替状態を検出する仕切部切替状態検出手段(36、S130)を備え、
前記車両はオープンカーであり、前記仕切部(200)は、このオープンカーの幌(200)であり、
前記内外気モード決定手段(S120、S140、S140a、S220、S230、S240、S250、S280)は、前記仕切部切替状態検出手段(36、S130)が前記客室空間(100)と車室外とを連通していることを検出したときには、前記ブロアモータ(8)への印加電圧を維持しつつ、前記車室内外の環境条件に基づいて決定した内外気モードをキャンセルし、前記内気吸込口(4)を開口して前記外気吸込口(3)を閉口する内気モードに決定することを特徴とする車両用空調装置。 - 客室乗員が前記客室空間(100)の温度を設定する温度設定手段(37)と、
前記客室空間(100)の空気温度を検出する内気温度検出手段(32)とを備え、
前記内外気モード決定手段(S120、S140、S140a、S220)は、前記車室内外の環境条件として、少なくとも前記温度設定手段(37)にて設定された設定温度と、前記内気温度検出手段(32)にて検出された内気温度とに基づいて内外気モードを決定することを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。 - 車室外空気中のガス濃度を検出するガス濃度検出手段(39)を備え、
前記内外気モード決定手段(S230、S240、S250、S280)は、前記ガス濃度検出手段(39)にて検出したガス濃度に基づいて内外気モードを決定することを特徴とする請求項1または2記載の車両用空調装置。 - 前記空調ケース(2)内に設けられたエバポレータ(10)とともに冷凍サイクルを構成する冷媒圧縮用のコンプレッサ(11)と、
前記仕切部切替状態検出手段(36、S130)が前記客室空間(100)と車室外とを連通していることを検出したときには、前記コンプレッサ(11)を強制的に停止する制御装置(30)と、を備えることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1つに記載の車両用空調装置。
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