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JP4309746B2 - 固定金具及びこの金具を用いた外装材の施工構造 - Google Patents

固定金具及びこの金具を用いた外装材の施工構造 Download PDF

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Description

本発明は、上下及び左右に接合される外装材の施工に用いられ、特に左右に接合される外装材に跨るよう固定される固定金具及びこの金具を用いた外装材の施工構造に関するものである。
従来から、特開2000−240252号公報に示されるように、上下及び左右に接合される外装材の左右接合部に、左右に位置する外装材に跨るよう設けられる固体金具が知られている。この固定金具は、例えば、図7に示すように、上下及び左右に接合される外装材(1)の左右接合部(2)に、左右の外装材(1)に跨るよう設けられ、外装材(1)を建物躯体の外壁部(3:図示せず)に固定するものであって、平板状の固定板部(6)と、固定板部(6)の中程に固定板部(6)より前方に突出するよう設けられた水平片(8)と、水平片(8)の前端に下方に向うよう設けられた第一支持片(9)と、水平片(8)の前端両側部に左右それぞれの外装材に対応し上方に向うよう設けられた第二支持片(10)とを備えている。
そして、外装材(1)を施工する場合には、釘等の固定具(4:図示せず)によりこの固定金具を建物躯体の外壁部(3:図示せず)に固定し、第一支持片(9)により下方に位置する左右の外装材(1)の上端部(15)を支持し、水平片(8)の前端両側部にそれぞれ設けられた第二支持片(10)により上方に位置する左右それぞれの外装材(1)の下端部(16)を支持するものである。
したがって、この場合には、水平片(8)の前端両側部に左右それぞれの外装材に対応するよう第二支持片(10)が設けられているため、この固定金具を用いて外装材(1)を施工した場合、一つの固定金具により左右の外装材(1)を同時に固定することができ、施工性を向上させることが可能になるものである。
しかしながら、この場合には、外装材(1)の裏面が平板状の固定板部(6)の表面にほぼピッタリと接触した状態で施工されるため、外装材(1)と建物躯体の外壁部(3:図示せず)との間にほとんど隙間が無く、外装材(1)の裏面等に結露を生じることがあった。近年では、外装材(1)と建物躯体の外壁部(3:図示せず)との間に通気層(17:図示せず)を設ける所謂通気工法が標準施工として採用されており、この固定金具を用いて通気層(17:図示せず)を形成するには、建物躯体の外壁部(3:図示せず)に別途通気用胴縁等を設ける必要があり、施工が非常に煩雑になると共に通気用胴縁等の切断により廃材が増加するという問題があった。
また、同種の固定金具として、実開平5−830号公報に示されるようなものも知られている。この固定金具は、例えば、図8及び図9に示すように、上下に接合される外装材(1)の上下接合部に設けられ、外装材(1)を建物躯体の外壁部(3)に固定するものであって、固定具(4)が挿通される小孔(5)が所定位置に設けられた平板状の固定板部(6)と、固定板部(6)の左右両端に固定板部(6)より前方に突出するよう設けられた凸条部(7)と、固定板部(6)の中程に固定板部(6)より前方に突出するよう設けられた水平片(8)と、水平片(8)の前端中央部に下方に向うよう設けられた第一支持片(9)と、水平片(8)の前端両側部に上方に向うよう設けられた第二支持片(10)とを備えている。
そして、外装材(1)を施工する場合には、ビスからなる固定具(4)を固定板部(6)の小孔(5)に挿通することによりこの固定金具を建物躯体の外壁部(3)に固定し、第一支持片(9)により下方に位置する外装材(1)の上端部(15)を支持し、第二支持片(10)により上方に位置する外装材(1)の下端部(16)を支持するものである。
したがって、この場合には、固定板部(6)の左右両端に固定板部(6)より前方に突出するよう凸条部(7)が設けられているため、この固定金具を用いて外装材(1)を施工した場合、別途通気用胴縁等を設けることなく、外装材(1)と建物躯体の外壁部(3)との間に通気層(17)を形成することができ、外装材(1)の裏面等に結露が生じるのを防止することが可能になるものである。
しかしながら、この固定金具にあっては、上下及び左右に接合される外装材(1)の左右接合部(2)に、左右の外装材(1)に跨るよう設けられことについては配慮されておらず、この固定金具を用いて外装材(1)を施工した場合、水平片(8)の前端両側部にそれぞれ設けられた第二支持片(10)により、左右それぞれの外装材(1)が支持され、支持された外装材(1)は、その左右接合部(2)において、凸条部(7)により外装材(1)と固定板部(6)との間に空間部を生じることになる。このように、外装材(1)は、その裏面において、凸条部(7)にのみ接触、支持されることになるため、左右接合部(2)で段差やガタツキが発生し易く、十分な意匠性や防水性が得られないという問題があった。
本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その課題は、上下及び左右に接合される外装材の左右接合部に、左右の外装材に跨るよう設けられても、別途通気用胴縁等を設けることなく、外装材と建物躯体の外壁部との間に通気層を形成して、外装材の裏面等に結露が生じることを防止することができるとともに、左右接合部での段差やガタツキの発生を無くして、十分な意匠性や防水性を得ることができる固定金具及びこの金具を用いた外装材の施工構造を提供することである。
上記課題を解決するために、本願発明は、上下及び左右に接合される外装材の左右接合部に、左右の外装材に跨るよう設けられ、外装材を建物躯体の外壁部に固定する固定金具であって、固定具が挿通される小孔が所定位置に設けられた平板状の固定板部と、固定板部の左右両端に固定板部より前方に突出するよう設けられた凸条部と、固定板部の中程に固定板部より前方に突出するよう設けられた水平片と、水平片の前端中央部に上方または下方何れかに向うよう設けられた第一支持片と、水平片の前端両側部に左右それぞれの外装材に対応するよう第一支持片に対し上下逆方向に設けられた第二支持片と、第二支持片が設けられた側の固定板部の水平端に凸条部と略同一高さとなるよう設けられたガイド片とを備え、第二支持片には凸条部の前方に伸びたストッパー部が形成されてなるものである。
また、上下及び左右に接合される外装材の左右接合部に、左右の外装材に跨るよう固定金具を設け、外装材を建物躯体の外壁部に固定してなる外装材施工構造であって、固定板部において小孔に固定具を挿通して建物躯体の外壁部に固定金具を固定し、第一支持片または第二支持片のうち何れか下方に向う支持片により下方に位置する外装材の上端部を支持し、第一支持片または第二支持片のうち何れか上方に向う支持片により上方に位置する外装材の下端部を支持し、ガイド片により左右それぞれの外装材の裏面側を支持するとともに、水平片の前端両側部にそれぞれ設けられた第二支持片により左右それぞれの外装材を支持すると共にストッパー部の後端を凸条部の表面に当ててなるものである。
本願発明の固定金具及びこの金具を用いた外装材の施工構造においては、左右それぞれの外装材が第二支持片とガイド片とにより支持されるため、左右の外装材に跨るよう設けられても、別途通気用胴縁等を設けることなく、外装材と建物躯体の外壁部との間に通気層を形成して、外装材の裏面等に結露が生じることを防止することができるとともに、左右接合部での段差やガタツキの発生を無くして、十分な意匠性や防水性を得ることができる。また、一つの固定金具により左右の外装材を同時に固定することができ、施工性を向上させることができる。
図1〜5は、本願の請求項1〜6全てに対応した一実施形態である固定金具及びこの金具を用いた外装材の施工構造を示している。この実施形態の固定金具は、図1に示すように、固定具(4)が挿通される小孔(5)が所定位置に設けられた平板状の固定板部(6)と、固定板部(6)の左右両端に固定板部(6)より前方に突出するよう設けられた凸条部(7)と、固定板部(6)の中程に固定板部(6)より前方に突出するよう設けられた水平片(8)と、水平片(8)の前端中央部に上方に向うよう設けられた第一支持片(9)と、水平片(8)の前端両側部に左右それぞれの外装材(1)に対応するよう第一支持片(9)に対し上下逆方向、即ち下方に向うように設けられた第二支持片(10)と、固定板部(6)の下部水平端に凸条部(7)と略同一高さとなるよう設けられたガイド片とを備えている。
また、小孔(5)は、固定板部(6)の上部に水平方向全長に亘って前方に膨出するよう設けられた断面山形の補強リブ(12)の上側斜面に設けられている。また、水平片(8)の中央部に第一支持片(9)と上下逆方向に且つ固定板部(6)と直交方向に垂直片(13)が設けられているとともに、垂直片(13)に隣接するよう水平片(8)に開口(14)が設けられている。
また、この実施形態の固定金具は、図4に示すような四辺合决り外装材(1)の施工に特に適しているものであり、その施工構造は、図2、図3及び図5に示すように、固定板部(6)において小孔(5)に固定具(4)を挿通して建物躯体の外壁部(3)に固定し、水平片(8)の前端両側部にそれぞれ下方に向うよう設けられた第二支持片(10)により下方に位置する左右それぞれの外装材(1)の上端部(15)を支持し、水平片(8)の前端中央部に上方に向うよう設けられた第一支持片(9)により上方に位置する左右それぞれの外装材(1)の下端部を支持し、ガイド片(11)により下方に位置する左右それぞれの外装材(1)の裏面側を支持するとともに、水平片(8)の中央部に下方に且つ固定板部(6)と直交するよう設けられた垂直片(13)を左右の外装材(1)間に位置させている。
以下、この実施形態の固定金具をより具体的詳細に説明する。この実施形態の固定金具は、
矩形形状をしたステンレススチール製の薄板を、打ち抜き、切り込み、折り曲げ、プレス等の加工を施して形成されたものである。薄板の中央部は固定板部(6)となり、両端部は凸条部(7)となる。固定板部(6)の上部には、固定金具の剛性を向上させるために水平方向全長に亘って前方に膨出するよう断面略円弧状の補強リブ(12)が形成されている。また、この補強リブ(12)の上側斜面に固定具(4)用の小孔(5)4個がほぼ均等に水平配置されており、固定具(4)を打ち込んだ際に固定具(4)の先端が斜め下方に向かうように設計されている。これにより、固定具(4)が抜けるには外装材(1)持ち上げる方向の力が必要となるため、固定金具の緩みや抜けに対する抵抗が向上するものである。
固定板部(6)の左右両端には、固定板部(6)より前方に突出するよう薄板の両端部を断面略コ字状に折り曲げ加工して凸条部(7)が形成されており、固定金具の剛性を向上させるとともに、外装材(1)と外壁部(3)との間に通気層(17)が設けられるように設計されている。なお、この凸条部(7)の高さは、必要とされる通気層(17)に対応するよう任意に定められるものであるが、この実施形態においては5mm程度である。
固定板部(6)の中程には、薄板の中部を上辺を残して切り込み部を設け、この切り込み部を固定板部(6)より前方に突出するよう折り曲げ加工して水平片(8)、第一支持片(9)、第二支持片(10)がそれぞれ形成されている。水平片(8)は、固定板部(6)に対して略直角となるよう折り曲げて形成されている。切り込み部の先端部は3分割され、その中央部は斜め上方に向かうよう折り曲げられて第一支持片(9)が形成されており、上方に位置する外装材(1)を支持するとともに、斜め形状により上方に位置する外装材(1)を外壁部(3)側に引き付けて下方に位置する外装材(1)と密着させるように設計されている。
また、先端部の両端部は下方に向かうよう折り曲げられて第二支持片(10)が形成されている。この第二支持片(10)には、凸条部(7)の前方に伸びたストッパー部(10a)が形成されており、このストッパー部(10a)の後端が凸条部(7)の表面に当たることで上方に位置する外装材(1)の荷重により水平片(8)および第二支持片(10)が下がるのを防止するものである。また、第二支持片(10)の垂下片(10b)は階段状に形成されており、水平片(8)および第二支持片(10)の剛性を向上させるものである。
また、固定板部(6)の中程には、この切り込み部に相当する開放部(20)が形成されることになり、金具の軽量化を図ることができるとともに、紐等を通して施工時に数多く携帯できるものである。
固定板部(6)の下部水平端には、凸条部(7)と略同一高さとなるよう薄板の下端部を固定板部(6)に対して略直角となるよう折り曲げてガイド片(11)が形成されており、左右それぞれの外装材(1)の裏面側を支持して左右接合部(2)での段差やガタツキの発生を無くすように設計されている。また、固定板部(6)の下部には、固定金具の剛性を向上させガイド片(11)の直線度を確保するために水平方向全長に亘って前方に膨出するよう断面略円弧状の下部補強リブ(19)がガイド片(11)に近接させて形成されている。
水平片(8)の中央部には、下方に且つ固定板部(6)と直交方向に水平片(8)の一部を切り起こして垂直片(13)が形成されており、下方に位置する左右それぞれの外装材(1)が伸縮して位置ずれするのを防止するものである。また、水平片(8)の一部を切り起こして垂直片(13)を形成することで水平片(8)に隣接して開口(14)が形成されており、外装材(1)の裏面側に浸入した雨水や裏面側に生じた結露水が水平片(8)に溜まり外装材(1)に対し吸水や凍害等の悪影響を及ぼすのを防止するものである。
次に、この固定金具を用いた外装材(1)の施工構造について図2乃至図5に基づいて説明する。外装材(1)が施工される建物躯体としては、鉄骨下地、軽量鉄骨下地、木造下地等何れでもよいものであるが、図2に示すものは最も一般的な木造下地である。また、外装材(1)は、窯業系サイディング、金属系サイディング、樹脂系サイディング等何れでもよいものであるが、図4に示すものは最も一般的な窯業系サイディングである。
この窯業系サイディングからなる外装材(1)は、セメント等の水硬性材料、骨材、補強繊維等を主成分とする粉体材料に水を混合した水硬性スラリーを抄造、押出、注型等通常用いられる方法により成形し、養生、塗装、加工等の工程を経て得られるものであり、図4に示すように、横長の長方形形状をしており、その四周には実が形成された所謂四辺合决り構造となっている。上端部(15)には、裏面側が上方に突出するよう上雄実(15a)が形成されており、下端部(16)には、上端部(15)の上雄実(15a)に対応するよう下雌実(16a)が形成されている。また、左右両端においては、一端に上雄実(15a)と連続するよう側雄実(2a)が形成されており、他端に側雄実(2a)に対応するよう側雌実(2b)が形成されている。
そして、この四辺合决り外装材(1)は、一般的には以下の手順で施工される。先ず、建物躯体の外壁部(3)の表面全体を覆うように通気性を有する防水シート(18)をタッカーで貼着固定する。次に、水切り板を設けた土台付近に所定間隔を空けてスターター金具を固定して最下段に位置する外装材(1)の下端部(16)の下雌実(16a)を載せ掛けて支持し、外装材(1)の左右接合部(2)において左右の外装材(1)に跨るよう固定金具を上方から設ける。このとき、左右それぞれの外装材(1)の上端部(15)の上雄実(15a)を固定金具の第二支持片(10)の垂下片(10b)後方に挿入し、固定金具を固定板部(6)の小孔(5)に釘等の固定具(4)を挿通して建物躯体の外壁部(3)に固定する。更に、ガイド片(11)により左右の外装材(1)の裏面側を支持するとともに、垂直片(13)を左右の外装材(1)間に位置させるようにする。
このようにして、先ず最下段の外装材(1)が外壁部(3)に施工される。次に、二段目に設けられる外装材(1)の下端部(16)の下雌実(16a)を、最下段の外装材(1)の上端部(15)を支持した固定金具の水平片(8)および第一支持片(9)に載せ掛けて支持し、二段目の外装材(1)の左右接合部(2)において左右の外装材(1)に跨るよう固定金具を上位から設け、左右それぞれの外装材(1)の上端部(15)の上雄実(15a)を固定金具の第二支持片(10)の垂下片(10b)後方に挿入し、固定金具を固定板部(6)の小孔(5)に釘等の固定具(4)を挿通して建物躯体の外壁部(3)に固定する。更に、ガイド片(11)により左右の外装材(1)の裏面側を支持するとともに、垂直片(13)を左右の外装材(1)間に位置させるようにする。
そして、三段目以降も同様にして順次施工し、窓や扉等の開口部を除いて外壁部(3)全面に亘って外装材(1)を施工する。このようにして施工された壁面は、上下に位置する外装材(1)の上雄実(15a)と下雌実(16a)とが、また、左右に位置する外装材(1)の側雄実(2a)と側雌実(2b)とがそれぞれ重なり合うようにして固定されるため、湿式や乾式の目地処理を行う必要が無く、施工が容易になるとともに意匠性も著しく向上する。しかも、ガイド片(11)により左右の外装材(1)の裏面側を支持するとともに、垂直片(13)を左右の外装材(1)間に位置させるため、左右接合部(2)において段差やガタツキの発生を無くして、十分な意匠性や防水性を得ることができる。
なお、施工構造においては、四辺合决り外装材(1)の施工について説明したが、特に限定されるものではなく上下にのみ実が形成されたものであっても良いものである。
次に、第二の実施形態の固定金具を、図6に基づいて説明する。この固定金具は、固定具(4)が挿通される小孔(5)が上部に設けられた平板状の固定板部(6)と、固定板部(6)の左右両端に固定板部(6)より前方に突出するよう設けられた凸条部(7)と、固定板部(6)の中程に固定板部(6)より前方に突出するよう設けられた水平片(8)と、水平片(8)の前端中央部に下方に向うよう設けられた第一支持片(9)と、水平片(8)の前端両側部に左右それぞれの外装材(1)に対応するよう第一支持片(9)に対し上下逆方向、即ち上方に向うように設けられた第二支持片(10)と、固定板部(6)の上部水平端および下部水平端に凸条部(7)と連続するよう略同一高さとなるガイド片とを備えている。
以下、この実施形態の固定金具をより具体的詳細に説明する。この実施形態の固定金具は、矩形形状をしたスチール製の薄板を折り曲げ加工して形成されたものである。薄板の中央部は固定板部(6)となり、上部には固定具(4)用の小孔(5)3個がほぼ均等に水平配置されている。固定板部(6)の左右両端には、固定板部(6)より前方に突出するよう薄板の両端部を前方に折り曲げ加工して凸条部(7)が形成されており、固定金具の剛性を向上させるとともに、外装材(1)と外壁部(3)との間に通気層(17)が設けられるように設計されている。
また、固定板部(6)の中程には、水平片(8)が溶接固定され、その先端中央部は下方に向かうよう折り曲げられて第一支持片(9)が形成されており、先端両端部は上方に向かうよう折り曲げられて第二支持片(10)が形成されている。更に、固定板部(6)の上部水平端および下部水平端には、凸条部(7)と略同一高さとなるよう薄板の上端部および下端部を固定板部(6)に対して略直角となるよう折り曲げてガイド片(11)が形成されており、左右それぞれの外装材(1)の裏面側を支持して左右接合部(2)での段差やガタツキの発生を無くすように設計されている。また、ガイド片(11)と凸条部(7)とは溶接されて固定金具の剛性を向上させている。
本願発明の一実施形態である固定金具を示す斜視図。 同固定金具を用いた外装材の施工構造を示す断面図。 同固定金具を用いた外装材の施工構造の要部を示す分解斜視図。 同固定金具を用いた外装材の施工構造に使用される外装材を示す斜視図。 同固定金具を用いた外装材の施工構造の要部を示す斜視図。 本願発明の別の実施形態である固定金具を示す斜視図。 従来例である固定金具を用いた外装材の施工構造の要部を示す斜視図。 別の従来例である固定金具を示す斜視図。 同固定金具を用いた外装材の施工構造を示す断面図。
符号の説明
1 外装材
2 左右接合部
2a 側雄実
2b 側雌実
3 外壁部
4 固定具
5 小孔
6 固定板部
7 凸条部
8 水平片
9 第一支持片
10 第二支持片
10a ストッパー部
10b 垂下片
11 ガイド片
12 補強リブ
13 垂直片
14 開口
15 上端部
15a 上雄実
16 下端部
16a 下雌実
17 通気層
18 防水シート
19 下部補強リブ
20 開放部

Claims (6)

  1. 上下及び左右に接合される外装材の左右接合部に、左右の外装材に跨るよう設けられ、外装材を建物躯体の外壁部に固定する固定金具であって、固定具が挿通される小孔が所定位置に設けられた平板状の固定板部と、固定板部の左右両端に固定板部より前方に突出するよう設けられた凸条部と、固定板部の中程に固定板部より前方に突出するよう設けられた水平片と、水平片の前端中央部に上方または下方何れかに向うよう設けられた第一支持片と、水平片の前端両側部に左右それぞれの外装材に対応するよう第一支持片に対し上下逆方向に設けられた第二支持片と、第二支持片が設けられた側の固定板部の水平端に凸条部と略同一高さとなるよう設けられたガイド片とを備え、第二支持片には凸条部の前方に伸びたストッパー部が形成されてなることを特徴とする固定金具。
  2. 固定板部の上部に前方に膨出する断面山形の補強リブを水平方向全長に亘って設けるとともに、補強リブの上側斜面に固定具が挿通される小孔を設けてなることを特徴とする請求項1記載の固定金具。
  3. 水平片の中央部に第一支持片と上下逆方向に且つ固定板部と直交方向に垂直片を設けたことを特徴とする請求項1または2のいずれか一つに記載の固定金具。
  4. 垂直片に隣接するよう水平片に開口を設けたことを特徴とする請求項3記載の固定金具。
  5. 上下及び左右に接合される外装材の左右接合部に、左右の外装材に跨るよう固定金具を設け、外装材を建物躯体の外壁部に固定してなる外装材施工構造であって、固定金具は、固定具が挿通される小孔が所定位置に設けられた平板状の固定板部と、固定板部の左右両端に固定板部より前方に突出するよう設けられた凸条部と、固定板部の中程に固定板部より前方に突出するよう設けられた水平片と、水平片の前端中央部に上方または下方何れかに向うよう設けられた第一支持片と、水平片の前端両側部に左右それぞれの外装材に対応するよう第一支持片に対し上下逆方向に設けられた第二支持片と、第二支持片が設けられた側の固定板部の水平端に凸条部と略同一高さとなるよう設けられたガイド片とを備え、第二支持片には凸条部の前方に伸びたストッパー部が形成されており、固定板部において小孔に固定具を挿通して建物躯体の外壁部に固定金具を固定し、第一支持片または第二支持片のうち何れか下方に向う支持片により下方に位置する外装材の上端部を支持し、第一支持片または第二支持片のうち何れか上方に向う支持片により上方に位置する外装材の下端部を支持し、ガイド片により左右それぞれの外装材の裏面側を支持するとともに、水平片の前端両側部にそれぞれ設けられた第二支持片により左右それぞれの外装材を支持すると共にストッパー部の後端を凸条部の表面に当てていることを特徴とする外装材の施工構造。
  6. 上下及び左右に接合される外装材の左右接合部に、左右の外装材に跨るよう固定金具を設け、外装材を建物躯体の外壁部に固定してなる外装材施工構造であって、固定金具は、固定具が挿通される小孔が所定位置に設けられた平板状の固定板部と、固定板部の左右両端に固定板部より前方に突出するよう設けられた凸条部と、固定板部の中程に固定板部より前方に突出するよう設けられた水平片と、水平片の前端中央部に上方または下方何れかに向うよう設けられた第一支持片と、水平片の前端両側部に左右それぞれの外装材に対応するよう第一支持片に対し上下逆方向に設けられた第二支持片と、第二支持片が設けられた側の固定板部の水平端に凸条部と略同一高さとなるよう設けられたガイド片と、水平片の中央部に第一支持片と上下逆方向に且つ固定板部と直交方向に設けられた垂直片とを備え、第二支持片には凸条部の前方に伸びたストッパー部が形成されており、固定板部において小孔に固定具を挿通して建物躯体の外壁部に固定金具を固定し、第一支持片または第二支持片のうち何れか下方に向う支持片により下方に位置する外装材の上端部を支持し、第一支持片または第二支持片のうち何れか上方に向う支持片により上方に位置する外装材の下端部を支持し、ガイド片により左右それぞれの外装材の裏面側を支持するとともに、水平片の前端両側部にそれぞれ設けられた第二支持片により左右それぞれの外装材を支持すると共にストッパー部の後端を凸条部の表面に当て、水平片の中央部に第一支持片と上下逆方向に且つ固定板部と直交するよう設けられた垂直片を左右の外装材間に位置させていることを特徴とする外装材の施工構造。
JP2003389990A 2003-11-19 2003-11-19 固定金具及びこの金具を用いた外装材の施工構造 Expired - Fee Related JP4309746B2 (ja)

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