JP2000008581A - 外壁化粧部材固定具及びそれを使用した施工方法 - Google Patents
外壁化粧部材固定具及びそれを使用した施工方法Info
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Abstract
物躯体との間に通気用の隙間を形成した状態で、外壁化
粧部材を建物躯体に固定することができ、現場施工にお
いて、外壁化粧部材の固定作業を容易にすることができ
る外壁化粧部材固定具を提供する。 【解決手段】 建物躯体(11)の外壁表面に外壁化粧部材
(10)を固定するための外壁化粧部材固定具(20)であっ
て、建物躯体(11)の表面に沿って固定する固定本体(30)
と、この固定本体(30)から反建物躯体(11)側にのびる横
支持片(40)と、この横支持片(40)の途中から上方に向か
って延びる縦支持片(50)とを備え、横支持片(40)及び縦
支持片(50)により外壁化粧部材(10)の下端の角部を支持
し、固定本体(30)及び縦支持片(50)の間には、通気用の
通気用隙間(60)を設けたことを特徴とする。
Description
表面に外壁化粧部材を固定するための外壁化粧部材固定
具及びそれを使用した施工方法に関するものである。
横断面図を示すものである。従来、外壁化粧部材110
は、建物躯体150の表面に固定された長尺状の胴縁130を
介して建物躯体150に固定されている。なお、外壁化粧
部材110は、いわゆるサイディングとも呼ばれて建物躯
体150の外壁表面に形成される化粧部材や仕上げ板材等
であって、セラミック材等からなり、外部の熱や光や風
雨から建物躯体を守るためのものであって、表面には、
幾何学的な縦横の溝や、自然の岩石等に似せた凹凸模様
等を形成して、建物外観を良好なものにすることができ
るものである。
枠材及び面材からなる壁パネル140により形成されてい
る。そして、特に図示しないが、この壁パネル140の外
側には、防水テープやアスファルトフェルトが貼付され
ている。そして、胴縁130は、縦断面形状が方形状の木
質の長尺部材であって、釘160により壁パネル140の外側
の表面に所定間隔で横方向に固定されている。そして、
この胴縁130の外側表面には、外壁化粧部材110がステン
レス製からなるステンレススクリュー釘170により固定
されている。このように、外壁化粧部材110を建物躯体
に固定するために胴縁130を介して固定している理由
は、外壁化粧部材110を確実に固定するためと、建物躯
体150の防水性や断熱性を良好にするためである。すな
わち、外壁化粧部材110を胴縁130を介在させずに、直
接、建物躯体150である壁パネル140にステンレススクリ
ュー釘170等の締結部材により固定しようとしても、壁
パネル140の内部に木片からなる芯材が形成されている
箇所が限定されており、締結部材により固定できる範囲
が狭く、固定作業が容易ではないからであり、また、芯
材が形成されていない箇所に締結部材をねじ込んでも、
強固に固定することが容易ではなく、外壁化粧部材110
の確実な固定が困難となるからである。また、胴縁130
を介在させずに、外壁化粧部材110を直接、建物躯体150
の表面に接触するように固定すると、外部からの熱や水
分等が建物躯体150に直接、伝わり、建物躯体150の防水
性や断熱性を低下させることとなるため、外壁化粧部材
110と、建物躯体150との間に胴縁130の厚み分の間隔だ
け、防水層や断熱層や防音層となる隙間を設けている。
端を互いに板厚の半分ずつ切り欠いた相じゃくり状に形
成されている。そして、外壁化粧部材110の相じゃくり
状の側端の一方側の外側表面には、防水部材121が形成
されている。また、外壁化粧部材110の表面には、縦方
向の凹溝状に延びる縦溝111が形成されている。
の外壁化粧部材の固定作業において、建物躯体150の周
囲に胴縁130を設けて、その上に外壁化粧部材110を固定
するのは、大変、手間がかかった。すなわち、建物躯体
150の外側表面に胴縁130を釘160により固定した後、こ
の胴縁130にステンレススクリュー釘170等の締結部材を
用いて外壁化粧部材110を固定しなければならず、施工
現場において、大変、手間であるという問題点があっ
た。
従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、胴縁を使用することな
く、外壁化粧部材と建物躯体との間に通気用の隙間を形
成した状態で、外壁化粧部材を建物躯体に固定すること
ができ、現場施工において、外壁化粧部材の固定作業を
容易にすることができる外壁化粧部材固定具を提供しよ
うとするものである。
化粧部材と建物躯体との間の通気性が良好な外壁化粧部
材固定具を提供しようとするものである。これに加え、
請求項3記載の発明は、外壁化粧部材の下方側の水切り
をすることができる外壁化粧部材固定具を提供しようと
するものである。これに加え、請求項4記載の発明は、
請求項3記載の発明を具体的に特定したもので、水切り
を簡単な構造で、容易に脱着することができる外壁化粧
部材固定具を提供しようとするものである。
方向の任意の位置で外壁化粧部材の端部を挟み込んで固
定することができて、外壁化粧部材の固定作業を容易に
することができる外壁化粧部材固定具を提供しようとす
るものである。これに加え、請求項6記載の発明は、ス
ライド部材のスライド片をスライド溝の正面側からスラ
イド溝内部に挿入することができて、取付作業が容易な
外壁化粧部材固定具を提供しようとするものである。
術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、胴縁を使用することなく、外壁化粧
部材と建物躯体との間に通気用の隙間を形成した状態
で、外壁化粧部材を確実に建物躯体に固定することがで
き、現場施工において、外壁化粧部材の固定作業を容易
にすることができる外壁化粧部材固定具を提供しようと
するものである。
術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、胴縁を使用することなく、外壁化粧
部材と建物躯体との間に通気用の隙間を形成した状態
で、外壁化粧部材を確実に建物躯体に固定することがで
き、現場施工において、外壁化粧部材の固定作業を容易
にすることができる外壁化粧部材固定具を使用した施工
方法を提供しようとするものである。
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
建物躯体(11)の外壁表面に外壁化粧部材(10)を固定する
ための外壁化粧部材固定具(20)であって、建物躯体(11)
の表面に沿って固定する固定本体(30)と、この固定本体
(30)から反建物躯体(11)側にのびる横支持片(40)と、こ
の横支持片(40)の途中から上方に向かって延びる縦支持
片(50)とを備え、横支持片(40)及び縦支持片(50)により
外壁化粧部材(10)の下端の角部を支持し、固定本体(30)
及び縦支持片(50)の間には、通気用の通気用隙間(60)を
設けたことを特徴とする。
定本体(30)が固定され、この固定本体(30)から反建物躯
体側に向かって横支持片(40)が延び、この横支持片(40)
の途中から上方に向かって縦支持片(50)が延びている。
そして、横支持片(40)及び縦支持片(50)により外壁化粧
部材(10)下端の角部を支持し、この縦支持片(50)及び固
定本体(30)の間には、通気用の通気用隙間(60)を設けて
いる。このため、縦支持片(50)の反建物躯体側に位置す
る外壁化粧部材(10)と、建物躯体(11)との間に通気用の
通気用隙間(60)を形成することができる。すなわち、胴
縁等を使用することなく、外壁化粧部材(10)を建物躯体
(11)から離した状態で支持することができて、外壁化粧
部材(10)と建物躯体(11)との間に通気用の通気用隙間(6
0)を形成することができる。これにより、胴縁自体を準
備する必要が無い上に、胴縁を建物躯体に固定するため
の取付作業を不要にすることができ、現場施工におい
て、外壁化粧部材(10)の固定作業を容易にすることがで
きる。
記載の特徴点に加え、通気用隙間(60)の下方の横支持片
(40)には、表裏に貫通して通気用隙間(60)と外部とを連
通する通気孔(61)を設けたことを特徴とする。本発明に
おいて、通気用隙間(60)の下方の横支持片(40)には、表
裏に貫通して通気用隙間(60)と外部とを連通する通気孔
(61)を設けている。これにより、固定本体(30)及び縦支
持片(50)の間に形成された通気用の通気用隙間(60)と外
部とを通気孔(61)を介して連通させることができる。す
なわち、縦支持片(50)の反建物躯体側に位置する外壁化
粧部材(10)及び建物躯体(11)の間に形成された通気用の
通気用隙間(60)と、外部とを、この通気孔(61)を介して
連通させることができるものである。これにより、外壁
化粧部材(10)と建物躯体(11)との間の隙間に進入した水
分、あるいは結露により発生した水分を、この通気孔(6
1)から外部に向かって排出することができ、建物躯体(1
1)の防水性を担保することができる。また、外壁化粧部
材(10)と建物躯体(11)との間の隙間となる通気用隙間(6
0)と外部との空気の対流を促すため、外壁化粧部材(10)
と建物躯体(11)との間に湿気がたまることなく、カビ等
の発生を抑えることができる。また、外壁化粧部材(10)
を建物躯体(11)から離すことができ、両者間に空気の層
からなる断熱層や、防音層を形成することができ、建物
躯体(11)の断熱性や防音性を良好に維持することができ
る。また、建物躯体(11)の断熱効果を高めることができ
るため、建物躯体(11)の内部の結露の発生を抑えること
ができる。
または請求項2記載の特徴点に加え、外壁化粧部材固定
具(20)の下部には、建物躯体(11)の外方に向かって延び
る水切り(70)を設けたことを特徴とする。本発明は、外
壁化粧部材固定具(20)の下部には、建物躯体(11)の外方
に向かって延びる水切り(70)を設けている。このため、
外壁化粧部材(10)の表面に沿って流れ落ちてきた雨水
や、外壁化粧部材(10)と建物躯体(11)との間の通気用隙
間(60)の間に進入して流れ落ちてきた雨水等を、この水
切り(70)によって、建物躯体(11)から外方に向かって離
した位置で下方に向かって落下させることができる。こ
れにより、建物躯体(11)の防水性を担保することができ
る。
記載の特徴点に加え、水切り(70)は、その上端から上方
に向かって延びて固定本体(30)に差し込まれる差し込み
片(71)と、その差し込み片(71)の下方から固定本体(30)
側に向かって延びて固定本体(30)に支持される固定片(7
2)とを備え、固定本体(30)は、下方に向かって開口して
前記差し込み片(71)が差し込み可能な溝状の差し込み溝
(31)と、前記固定片(72)を支持可能な保持片(32)とを備
え、固定片(72)は、差し込み片(71)が差し込み溝(31)か
ら外れないようにするために、保持片(32)により支持さ
れて差し込み片(71)の下方への移動を阻止可能に形成さ
れていることを特徴とする。
(71)及び固定片(72)を備え、固定本体(30)は、差し込み
片(71)が差し込み可能な差し込み溝(31)と、固定片(72)
を支持可能な保持片(32)とを備えている。このため、水
切り(70)の差し込み片(71)を差し込み溝(31)に差し込
み、固定片(72)を保持片(32)に支持させることにより、
簡単に固定本体(30)に水切り(70)を固定することができ
る。
差し込み溝(31)から外れないようにするために、保持片
(32)により支持されて差し込み片(71)の下方への移動を
阻止可能に形成されている。すなわち、固定片(72)が、
保持片(32)により支持されているため、下方に向かって
開口する差し込み溝(31)の内部から差し込み片(71)が下
方に向かって移動して外れることを抑えることができ
る。これにより、ねじ等の締結部材を使用することな
く、水切り(70)を固定片(72)に簡単に固定することがで
きる。また、水切り(70)を固定本体(30)を建物躯体(11)
に固定した後、取り付けることができ、固定本体(30)に
通気用の通気孔(61)を形成する作業等を水切り(70)が邪
魔になることなく、容易に行うことができる。また、水
切り(70)と固定本体(30)とを二部材の組み合わせとして
形成したことにより、搬送時に同一形状のものを嵩張ら
ないように重ねて梱包することができて、一体物として
梱包する場合よりも、多数の同一部品を小さな容量にま
とめることができて、取り扱いも容易となって搬送作業
を効率的に行うことができる。また、水切り(70)と固定
本体(30)とを一体物として形成すると、外方に向かって
延びる水切り(70)が、搬送時に周囲部材と衝突して変形
したり、傷が付いたりするおそれがあるため、特別に変
形や傷が発生しないような特別な梱包作業が必要となる
が、二部材に分離することにより、かかる手間も抑える
ことができる。
定した後、水切り(70)のみを簡単に取り外すこともでき
るため、取付後の清掃や修理や交換作業等においても、
便利である。請求項5記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2、請求項3または請求項4記載の特徴点に
加え、縦支持片(50)は、その外壁化粧部材(10)側の上下
に対向してその長尺方向に延びる溝状の二つのスライド
溝(51)と、その両スライド溝(51)間に挿入されてスライ
ド可能なスライド部材(52)とを備え、このスライド部材
(52)は、両スライド溝(51)間に挿入されてスライド可能
なスライド片(53)と、このスライド片(53)から反建物躯
体(11)側に延びる延設片(54)と、この延設片(54)から左
右に延びて外壁化粧部材(10)の端部の反建物躯体(11)側
の表面に当接して外壁化粧部材(10)端部を挟み込んで固
定する挟み込み当接片(55)とを備えたことを特徴とす
る。
ド溝(51)とスライド部材(52)とを備え、このスライド部
材(52)は、スライド溝(51)に挿入されるスライド片(53)
と、スライド片(53)から延びる延設片(54)と、この延設
片(54)から左右に延びて外壁化粧部材(10)の端部の反建
物躯体側の表面に当接して外壁化粧部材(10)の端部を挟
み込んで固定する挟み込み当接片(55)とを備えている。
このため、挟み込み当接片(55)が外壁化粧部材(10)の端
部の反建物躯体側の表面に当接することにより、外壁化
粧部材(10)が反建物躯体側に移動しようとしても挟み込
み当接片(55)に当接して外れることを抑えることがで
き、外壁化粧部材(10)の端部を挟み込んで固定すること
ができる。これにより、外壁化粧部材(10)を簡単に固定
することができ、外壁化粧部材(10)の固定作業を容易な
ものにすることができる。
は、縦支持片(50)の外壁化粧部材(10)側の上下に対向し
て長尺方向に延びるスライド溝(51)内をスライド可能に
形成されている。このため、スライド片(53)をスライド
溝(51)内でスライドさせることにより、スライド部材(5
2)を縦支持片(50)の長尺方向の任意の位置に配置するこ
とができる。これにより、外壁化粧部材(10)の幅や取付
位置が異なるものに対しても簡単に対応することがで
き、外壁化粧部材(10)の固定作業を容易なものにするこ
とができる。
記載の特徴点に加え、スライド部材(52)のスライド片(5
3)は、その一組の対向する角部先端を各々切り欠いた切
欠対向片(56)と、他の一組の対向する角部先端であると
ともにスライド溝(51)内をスライド可能なスライド対向
片(57)とを備え、その切欠対向片(56)同士の間隔(A)
は、対向する両スライド溝(51)間の正面側の開口する幅
(B)よりも小さくなるように設定され、前記スライド対
向片(57)と、それに隣接する少なくとも一方の切欠対向
片(56)との間の間隔(C)は、対向する両スライド溝(51)
間の正面側の開口する幅(B)よりも大きくなるように設
定されていることを特徴とする。
イド片(53)には、その一組の対角の角部先端を各々切り
欠いた切欠対向片(56)と、他の一組の対向する角部先端
であるとともにスライド溝(51)内をスライド可能なスラ
イド対向片(57)とを備えている。そして、切欠対向片(5
6)同士の間隔(A)が、対向する両スライド溝(51)間の正
面側の開口する幅(B)よりも小さくなるように設定され
ている。このため、スライド片(53)をスライド溝(51)の
正面側において回転させて、切り欠かれた位置に形成さ
れた切欠対向片(56)同士を結ぶ直線が、スライド溝(51)
の長尺方向に対して直角方向に位置したときに、スライ
ド片(53)をスライド溝(51)間の内部にその正面側から挿
入することができる。そして、スライド片(53)を両スラ
イド溝(51)間の正面側より挿入した状態で回転させるこ
とにより、対向する両スライド対向片(57)が各スライド
溝(51)の内部に入り込む。そして、このスライド対向片
(57)と、それに隣接する少なくとも一方の切欠対向片(5
6)との間の間隔(C)が、対向する両スライド溝(51)間の
正面側の開口する幅(B)よりも大きくなるように設定さ
れている。このため、スライド片(53)を回転させて、一
旦、スライド対向片(57)が各スライド溝(51)の内部に入
り込むと、スライド片(53)に手前側に向かって引き出す
方向に外力が加わっても、スライド溝(51)内に入り込ん
だスライド対向片(57)がスライド溝(51)に引っかかっ
て、スライド溝(51)の正面側から外れることはない。こ
れにより、スライド溝(51)の長尺方向の端部断面からス
ライド部材(52)を差し込む必要がなく、スライド部材(5
2)をスライド溝(51)の長手方向の任意の位置の正面側か
らスライド片(53)を回転させるだけで、スライド溝(51)
の内部に挿入することができ、外壁化粧部材(10)の取付
作業を容易なものにすることができる。
壁表面に外壁化粧部材(10)を固定するための外壁化粧部
材固定具(20)であって、建物躯体(11)の表面に固定され
る側端用固定本体(81)と、この側端用固定本体(81)から
反建物躯体(11)側に延びる側端用延設片(82)と、この側
端用延設片(82)から左右に延びて外壁化粧部材(10)の端
部の反建躯体側の表面に当接して外壁化粧部材(10)端部
を挟み込んで固定する側端用挟み込み当接片(83)とを備
え、側端用固定本体(81)は、建物躯体(11)の表面側から
反建物躯体(11)側に突出する突出部(84)を備え、この突
出部(84)が、外壁化粧部材(10)の建物躯体(11)側の表面
に当接して、外壁化粧部材(10)を建物躯体(11)の表面か
ら離した状態で保持することにより、外壁化粧部材(10)
と建物躯体(11)との間に通気用の通気用隙間(60)を形成
したことを特徴とする。
て側端用固定本体(81)が固定され、この側端用固定本体
(81)から反建物躯体側に向かって側端用延設片(82)が延
び、この側端用延設片(82)から外壁化粧部材(10)の端部
の反建物躯体側の表面に当接して外壁化粧部材(10)を挟
み込んで固定する側端用挟み込み当接片(83)が左右に延
びている。そして、側端用固定本体(81)は、建物躯体(1
1)の表面側から反建物躯体側に突出する突出部(84)を備
えている。このため、突出部(84)が、外壁化粧部材(10)
の建物躯体(11)側の表面に当接して、外壁化粧部材(10)
を建物躯体(11)の表面から離した状態で保持することに
より、外壁化粧部材(10)と建物躯体(11)との間に胴縁を
使用することなく、通気用の通気用隙間(60)を形成する
ことができる。これにより、胴縁自体を準備する必要が
無い上に、胴縁を建物躯体(11)に固定するための取付作
業を不要にすることができ、現場施工において、外壁化
粧部材(10)の固定作業を容易にすることができる。
壁表面に外壁化粧部材(10)を固定するための外壁化粧部
材固定具(20)を使用した施工方法であって、外壁化粧部
材固定具(20)は、建物躯体(11)の表面に固定する固定本
体(30)と、この固定本体(30)から横方向に延びる横支持
片(40)と、この横支持片(40)の途中から上方に向かって
延びる縦支持片(50)と、この縦支持片(50)及び固定本体
(30)の間に位置して通気用の隙間からなる通気用隙間(6
0)とを備え、建物躯体(11)の外壁表面に固定本体(30)を
固定する工程と、固定本体(30)を建物躯体(11)に固定し
た後、横支持片(40)及び縦支持片(50)からなる角部に外
壁化粧部材(10)の下端の角部を載置する工程と、縦支持
片(50)及び固定本体(30)の間の横支持片(40)に表裏に貫
通して通気用隙間(60)から下方に向かって連通する通気
孔(61)を開口する工程と、横支持片(40)の下方に位置し
て固定本体(30)の下部に斜め下方に向かって延びる水切
り(70)を形成する工程とを備えたことを特徴とする。
た施工方法の手順について説明する。先ず、最初に、建
物躯体(11)の外壁表面に固定本体(30)を固定する。次
に、固定本体(30)を建物躯体(11)に固定した後、横支持
片(40)及び縦支持片(50)からなる角部に外壁化粧部材(1
0)下端の角部を載置する。この縦支持片(50)は、横支持
片(40)の途中から上方に向かって延びており、また、こ
の縦支持片(50)及び固定本体(30)の間には、通気用の隙
間からなる通気用隙間(60)が形成されている。このた
め、横支持片(40)及び縦支持片(50)からなる角部に載置
された外壁化粧部材(10)と、建物躯体(11)との間にも、
通気用の隙間からなる通気用隙間(60)が形成される。
の横支持片(40)に表裏に貫通して通気用隙間(60)から下
方に向かって連通する通気孔(61)を開口する。これによ
り、通気用隙間(60)と外部とを通気孔(61)により連通さ
せることができ、外壁化粧部材(10)と建物躯体(11)との
間の通気用隙間(60)の通風性や排水性を良好なものにす
ることができる。
本体(30)の下部に斜め下方に向かって延びる水切り(70)
を形成する。すなわち、水切り(70)を後付することがで
き、取付作業において水切り(70)が邪魔になることがな
い。以上の工程により、外壁化粧部材固定具(20)を使用
した外壁化粧部材(10)の取付作業が終了する。上述した
ように、胴縁を使用することなく、外壁化粧部材(10)と
建物躯体(11)との間に通気用隙間(60)を形成した状態
で、外壁化粧部材(10)を確実に建物躯体(11)に固定する
ことができる。そして、胴縁を使用しないため、胴縁の
取付作業を不要として、外壁化粧部材(10)の固定作業を
容易にすることができる。
に基づいて、更に詳しく説明する。図1乃至図5は、本
発明の第一の実施の形態であって、図1は外壁化粧部材
固定具を使用した状態の縦断面図、図2は外壁化粧部材
固定具を使用した状態の外観斜視図、図3は外壁化粧部
材固定具を使用した状態の横断面図、図4はスライド部
材の取付途中の概略正面図、図5はスライド部材を固定
した状態の概略正面図をそれぞれ示す。
る。本実施の形態に係る外壁化粧部材固定具20は、建物
躯体11の外壁表面に外壁化粧部材10を固定するためのも
のである。具体的には、この外壁化粧部材固定具20は、
外壁化粧部材10の下端を建物躯体11に固定するための下
端用外壁化粧部材固定具21である。そして、この外壁化
粧部材固定具20は、建物躯体11の表面に沿って固定する
略平板状の固定本体30と、この固定本体30から反建物躯
体11側に延びる平板状の横支持片40と、この横支持片40
の途中から上方に向かって延びる平板状の縦支持片50と
を備えている。
地面から立ち上がった基礎13と、この基礎13の上面に配
置された金属からなる調整材14と、この調整材14の上面
の一部に固定された木質の床パネル91と、この床パネル
91及び調整材14の上面に固定された壁パネル12から形成
されている。なお、この壁パネル12は、木質の四角枠材
92及びその枠内をふさぐ面材93からパネル状に形成され
ているものである。そして、枠材92の下端の一部には、
下方に向かって延びる木質の外枠調整材15が形成されて
あり、前記面材93は、外枠調整材15の表面側にまで延設
されている。また、前記床パネル91も、木質の四角枠材
94及びその枠内をふさぐ面材95からパネル状に形成され
ているものである。
下端用締結部材33により壁パネル12の下部に固定されて
いる。そして、この固定本体30の上端と壁パネル12との
間の継ぎ目には、防水シート16が重なるように貼付され
ている。前記横支持片40及び縦支持片50は、その反建物
躯体側において、外壁化粧部材10の建物躯体11側の下端
の角部を支持している。そして、固定本体30及び縦支持
片50の間には、通気用の通気用隙間60を設けている。す
なわち、これらに支持される外壁化粧部材10と、建物躯
体11との間にも、同様の通気用隙間60が形成されること
なる。そして、この通気用隙間60の下方の横支持片40に
は、表裏に貫通して通気用隙間60と外部とを連通する円
形の通気孔61が複数個、形成されている。
の上下に対向してその長尺方向に延びる溝状の二つのス
ライド溝51と、その両スライド溝51間に挿入されてスラ
イド可能なスライド部材52とを備えている。前記スライ
ド溝51は、縦支持片50の下端及び上端に向かい合うよう
に断面コ字状に形成され、この上下に配置されたスライ
ド溝51の縦支持片50の反建物躯体側には、正面側に向か
って開口する開口部58が形成されている。
に挿入されてスライド可能な略方形状のスライド片53
と、このスライド片53から反建物躯体11側に延びる平板
状の延設片54と、この延設片54から左右に延びて外壁化
粧部材10の端部の反建物躯体11側の表面に当接して外壁
化粧部材10の端部を挟み込んで固定する挟み込み当接片
55と備えている。
ングとも呼ばれて、建物躯体11の外壁表面に形成される
化粧部材や仕上げ板材等であって、セラミック材等から
なり、外部の熱や光や風雨から建物躯体11を守るための
ものである。そして、この外壁化粧部材10の両側端は、
互いにその板厚の半分ずつ切り欠いた相じゃくり状に形
成されている。具体的には、一方の外壁化粧部材10の一
端側の端縁には、裏面側において横方向に延びる裏面側
突出部17が形成され、これに対向する他方の外壁化粧部
材10の他端側の端縁には、表面側において、横方向に延
びる表面側突出部18が形成されている。そして、この一
方の外壁化粧部材10の裏面側突出部17が、他方の外壁化
粧部材10の表面側突出部18と重なるように配置されてい
る。そして、裏面側突出部17と表面側突出部18との重な
り部には、スライド部材52の挟み込み当接片55が収納可
能な凹みである当接片収納部19が形成されている。具体
的には、裏面側突出部17を有する外壁化粧部材10の端縁
においては、当接片収納部19は、裏面側突出部17の先端
の反建物躯体側の表面に段差状に形成され、表面側突出
部18を有する外壁化粧部材10の端縁においては、当接片
収納部19は、表面側突出部18の基端の建物躯体11側に溝
状に形成されている。
の一組の対向する角部先端を各々、四分の一円状に切り
欠いた切欠対向片56と、他の一組の対向する角部先端で
あるとともにスライド溝51内をスライド可能なスライド
対向片57とを備えた略方形状に形成されている。そし
て、切欠対向片56同士の間隔Aは、対向する両スライド
溝51間の開口部58の正面側の開口する幅Bよりも小さく
なるように設定されている。また、前記スライド対向片
57と、それに隣接する少なくとも一方の切欠対向片56と
の間の間隔Cは、対向する両スライド溝51間の開口部58
の正面側の開口する幅Bよりも大きくなるように設定さ
れている。
物躯体11の斜め下方の外方に向かって延びる水切り70を
設けている。この水切り70は、その上端から上方に向か
って延びて固定本体30に差し込まれる差し込み片71と、
その差し込み片71の下方から固定本体30側の水平方向に
向かって延びて固定本体30に支持される固定片72とを備
えている。また、固定本体30は、下方に向かって開口し
て前記差し込み片71が差し込み可能な溝状の差し込み溝
31と、固定本体30の下端において反建物躯体側に水平方
向に延びて前記固定片72を支持可能な保持片32とを備え
ている。そして、水切り70の固定片72は、差し込み片71
が下方に移動して差し込み溝31から外れないようにする
ために、固定本体30の保持片32により支持されて差し込
み片71の下方への移動を阻止可能に形成されているもの
である。
って立ち上がる立ち上がり部34が形成されている。そし
て、水切り70の固定片72の先端下部には、段差状の段差
部73が形成されている。これは、保持片32の上部に固定
片72が一旦、入り込んで載置されると、両者を引き離す
方向に外力が加わっても、固定片72の段差部73が、保持
片32の立ち上がり部34に引っかかって、保持片32から固
定片72が外れるのを阻止可能に形成されているものであ
る。
定具を使用した施工方法の手順について説明する。先
ず、最初に、建物躯体11の壁パネル12の外壁表面に固定
本体30を下端用締結部材33を介して固定する。なお、固
定本体30の上端の継ぎ目には、防水シート16を貼付して
建物躯体11の防水性を担保する。
角部に外壁化粧部材10下端の角部を載置する。この縦支
持片50は、横支持片40の途中から上方に向かって延びて
おり、また、この縦支持片50及び固定本体30の間には、
通気用の隙間からなる通気用隙間60が形成されている。
このため、横支持片40及び縦支持片50からなる角部に載
置された外壁化粧部材10と、建物躯体11との間にも、通
気用の隙間からなる通気用隙間60が形成される。次に、
スライド部材52をスライド溝51の正面側の開口部58から
差し込んでスライド溝51内部をスライドさせて、外壁化
粧部材10の側端に当接させる。具体的には、図4に示す
ように、スライド片53の対向する切欠対向片56同士を結
ぶ線が鉛直方向となるようにスライド部材52を配置させ
た状態でスライド溝51の正面側の開口部58から挿入す
る。そして、スライド片53をスライド溝51内部に挿入し
た後、スライド部材52を回転させて、図5に示すよう
に、スライド対向片57がスライド溝51内面に当接して外
れることなくスライド可能な状態にする。そして、図2
の二点鎖線で示すスライド部材52のように、スライド部
材52を外壁化粧部材10の端部にまでスライドさせて、挟
み込み当接片55の一端が当接片収納部19内に収納され、
一方の外壁化粧部材10の端縁を挟み込んで固定可能な状
態にする。そして、図3に示すように、その外壁化粧部
材10に隣接する他方側の外壁化粧部材10を反対側から差
し込んで挟み込み当接片55の他端がその当接片収納部19
内に収納されるような状態に配置する。これにより、挟
み込み当接片55が隣接する両外壁化粧部材10の当接片収
納部19の内面、すなわち反建物躯体側の面に当接するこ
ととなり、外壁化粧部材10の側端側の端縁を挟み込んで
固定することができる。
方に位置する横支持片40に表裏に貫通して通気用隙間60
から下方に向かって連通する通気孔61を開口する。これ
により、通気用隙間60と外部とを通気孔61により連通さ
せることができ、外壁化粧部材10と建物躯体11との間の
通気用隙間60の通風性や排水性を良好なものにすること
ができる。なお、外壁化粧部材10を角部に載置する前
に、通気孔61を開口する作業を行っても良いものであ
る。
体30の下部に斜め下方に向かって延びる水切り70を形成
する。すなわち、水切り70を後付することができ、取付
作業において水切り70が邪魔になることがない。以上の
工程により、外壁化粧部材固定具20を使用した外壁化粧
部材10の取付作業が終了する。なお、上記工程では、現
場施工において、外壁化粧部材固定具20を固定し、その
後、外壁化粧部材10を固定していたが、特にこれに限定
されることなく、組立工場において、予め壁パネル12に
固定本体30を固定し、外壁化粧部材10も固定したもの
を、建築現場まで搬送して、現場施工において、水切り
70のみを後付するような工程でも良いものである。ある
いは、組立工場において、水切り70も含めた外壁化粧部
材固定具20と外壁化粧部材10とを組み立てて両者が一体
となった状態の壁パネル12を建築現場まで搬送するよう
な工程でも良いものである。
について説明する。本実施の形態は、建物躯体11の表面
に沿って固定本体30が固定され、この固定本体30から反
建物躯体側に向かって横支持片40が延び、この横支持片
40の途中から上方に向かって縦支持片50が延びている。
そして、横支持片40及び縦支持片50により外壁化粧部材
10下端の角部を支持し、この縦支持片50及び固定本体30
の間には、通気用の通気用隙間60を設けている。このた
め、縦支持片50の反建物躯体側に位置する外壁化粧部材
10と、建物躯体11との間に通気用の通気用隙間60を形成
することができる。すなわち、胴縁等を使用することな
く、外壁化粧部材10を建物躯体11から離した状態で支持
することができて、外壁化粧部材10と建物躯体11との間
に通気用の通気用隙間60を形成することができる。これ
により、胴縁自体を準備する必要が無い上に、胴縁を建
物躯体に固定するための取付作業を不要にすることがで
き、現場施工において、外壁化粧部材10の固定作業を容
易にすることができる。
60の下方の横支持片40には、表裏に貫通して通気用隙間
60と外部とを連通する通気孔61を設けている。これによ
り、固定本体30及び縦支持片50の間に形成された通気用
の通気用隙間60と外部とを通気孔61を介して連通させる
ことができる。すなわち、縦支持片50の反建物躯体側に
位置する外壁化粧部材10及び建物躯体11の間に形成され
た通気用の通気用隙間60と、外部とを、この通気孔61を
介して連通させることができる。これにより、外壁化粧
部材10と建物躯体11との間の隙間に進入した水分、ある
いは結露により発生した水分を、この通気孔61から外部
に向かって排出することができ、建物躯体11の防水性を
担保することができる。また、外壁化粧部材10と建物躯
体11との間の隙間となる通気用隙間60と外部との空気の
対流を促すため、外壁化粧部材10と建物躯体11との間に
湿気がたまることなく、カビ等の発生を抑えることがで
きる。また、外壁化粧部材10を建物躯体11から離すこと
ができ、両者間に空気の層からなる断熱層や、防音層を
形成することができ、建物躯体11の断熱性や防音性を良
好に維持することができる。また、建物躯体11の断熱効
果を高めることができるため、建物躯体11の内部の結露
の発生を抑えることができる。
具20の下部には、建物躯体11の外方に向かって延びる水
切り70を設けている。このため、外壁化粧部材10の表面
に沿って流れ落ちてきた雨水や、外壁化粧部材10と建物
躯体11との間の通気用隙間60の間に進入して流れ落ちて
きた雨水等を、この水切り70によって、建物躯体11から
外方に向かって離した位置で下方に向かって落下させる
ことができる。これにより、建物躯体11の防水性を担保
することができる。
片72を備え、固定本体30は、差し込み片71が差し込み可
能な差し込み溝31と、固定片72を支持可能な保持片32と
を備えている。このため、水切り70の差し込み片71を差
し込み溝31に差し込み、固定片72を保持片32に支持させ
ることにより、簡単に固定本体30に水切り70を固定する
ことができる。
込み溝31から外れないようにするために、保持片32によ
り支持されて差し込み片71の下方への移動を阻止可能に
形成されている。すなわち、固定片72が、保持片32によ
り支持されているため、下方に向かって開口する差し込
み溝31の内部から差し込み片71が下方に向かって移動し
て外れることを抑えることができる。これにより、ねじ
等の締結部材を使用することなく、水切り70を固定片72
に簡単に固定することができる。そして、水切り70を固
定本体30を建物躯体11に固定した後、取り付けることが
でき、固定本体30に通気用の通気孔61を形成する作業等
を水切り70が邪魔になることなく、容易に行うことがで
きる。また、水切り70と固定本体30とを二部材の組み合
わせとして形成したことにより、搬送時に同一形状のも
のを嵩張らないように重ねて梱包することができて、一
体物として梱包する場合よりも、多数の同一部品を小さ
な容量にまとめることができて、取り扱いも容易となっ
て搬送作業を効率的に行うことができる。また、水切り
70と固定本体30とを一体物として形成すると、外方に向
かって延びる水切り70が、搬送時に周囲部材と衝突して
変形したり、傷が付いたりするおそれがあるため、特別
に変形や傷が発生しないような特別な梱包作業が必要と
なるが、二部材に分離することにより、かかる手間も抑
えることができる。
した後、水切り70のみを簡単に取り外すこともできるた
め、取付後の清掃や修理や交換作業等においても、便利
である。また、水切り70を後付することができるため、
出荷前の工場組立段階において、外壁化粧部材10を予め
取り付けた状態で、施工現場に出荷するようなものに
も、簡単に対応することができる。
は、スライド溝51とスライド部材52とを備え、このスラ
イド部材52は、スライド溝51に挿入されるスライド片53
と、スライド片53から延びる延設片54と、この延設片54
から左右に延びて外壁化粧部材10の端部の反建物躯体側
の表面に当接して外壁化粧部材10の端部を挟み込んで固
定する挟み込み当接片55とを備えている。このため、挟
み込み当接片55が外壁化粧部材10の端部の当接片収納部
19の反建物躯体側の表面に当接することにより、外壁化
粧部材10が反建物躯体側に移動しようとしても挟み込み
当接片55に当接して反建物躯体側への移動を阻止するこ
とができ、外壁化粧部材10の端部を挟み込んで固定する
ことができる。これにより、外壁化粧部材10を簡単に固
定することができ、外壁化粧部材10の固定作業を容易な
ものにすることができる。
縦支持片50の外壁化粧部材10側の上下に対向して長尺方
向に延びるスライド溝51内をスライド可能に形成されて
いる。このため、スライド片53をスライド溝51内でスラ
イドさせて、スライド部材52を縦支持片50の長尺方向の
任意の位置に配置することができる。これにより、外壁
化粧部材10の幅や取付位置が異なるものに対しても簡単
に対応することができ、外壁化粧部材10の固定作業を容
易なものにすることができる。
材52のスライド片53には、その一組の対角の角部先端を
各々切り欠いた切欠対向片56と、他の一組の対向する角
部先端であるとともにスライド溝51内をスライド可能な
スライド対向片57とを備えている。そして、切欠対向片
56同士の間隔Aが、対向する両スライド溝51間の正面側
の開口部58の開口する幅Bよりも小さくなるように設定
されている。このため、スライド片53をスライド溝51の
正面側において回転させて、切欠対向片56同士を結ぶ直
線が、スライド溝51の長尺方向に対して直角方向に位置
したときに、スライド片53をスライド溝51間の内部にそ
の正面側の開口部58から挿入することができる。そし
て、スライド片53を両スライド溝51間の開口部58の正面
側より挿入した状態で回転させることにより、対向する
両スライド対向片57が各スライド溝51の内部に入り込
む。そして、このスライド対向片57と、それに隣接する
切欠対向片56との間の間隔Cが、対向する両スライド溝5
1間の正面側の開口部58の開口する幅Bよりも大きくなる
ように設定されている。このため、スライド片53を回転
させて、一旦、スライド対向片57が各スライド溝51の内
部に入り込むと、スライド片53を手前側に向かって引き
出す方向に外力が加わっても、スライド溝51内に入り込
んだスライド対向片57がスライド溝51に引っかかるた
め、スライド溝51の正面側から外れることはない。これ
により、スライド溝51の長尺方向の端部断面からスライ
ド部材52を差し込む必要がなく、スライド部材52をスラ
イド溝51の長手方向の任意の位置の正面側の開口部58か
らスライド片53を回転させるだけで、スライド溝51の内
部に挿入することができ、外壁化粧部材10の取付作業を
容易なものにすることができる。
る。図6乃至図8は、本発明に係る第二の実施の形態で
あって、図6は、外壁化粧部材固定具を使用した状態の
横断面図、図7は、外壁化粧部材固定具を使用した状態
の外観斜視図、図8は、外壁化粧部材固定具を取り付け
た状態の外壁化粧部材の外観斜視図をそれぞれ示す。
は、建物躯体11の外壁表面に外壁化粧部材10を固定する
ためのものであって、具体的には、外壁化粧部材10の側
端を建物躯体11に固定するための側端用外壁化粧部材固
定具22である。すなわち、図8に示すように、第一の実
施の形態で示した外壁化粧部材固定具20が、外壁化粧部
材10の下端を固定する下端用外壁化粧部材固定具21であ
ったのに対して、本実施の形態に係る外壁化粧部材固定
具20は、外壁化粧部材10の側端を建物躯体11に固定する
ための側端用外壁化粧部材固定具22である。
の表面に側端用締結部材85を介して固定される側端用固
定本体81と、この側端用固定本体81から反建物躯体11側
に延びる側端用延設片82と、この側端用延設片82から左
右に延びて外壁化粧部材10の端部の反建躯体側の表面に
当接して外壁化粧部材10端部を挟み込んで固定する側端
用挟み込み当接片83とを備えている。
面側から反建物躯体11側に突出する突出部84を備えてい
る。具体的には、この突出部84は、横断面形状が、台形
状と三角形状の二つのものから形成されている。この突
出部84が、外壁化粧部材10の建物躯体11側の表面に当接
して、外壁化粧部材10を建物躯体11の表面から離した状
態で保持することにより、外壁化粧部材10と建物躯体11
との間に通気用の通気用隙間60を形成している。また、
この側端用固定本体81の突出部84には、側端用締結部材
85を通すための三個の固定用孔86が形成されている。そ
の他の構成は、第一の実施の形態と同様であって、同様
の構成には、同一の部品番号を付与して説明を省略す
る。
について説明する。本実施の形態は、建物躯体11の外壁
表面に沿って側端用固定本体81が固定され、この側端用
固定本体81から反建物躯体側に向かって側端用延設片82
が延び、この側端用延設片82から外壁化粧部材10の端部
の反建物躯体側の表面に当接して外壁化粧部材10を挟み
込んで固定する側端用挟み込み当接片83が左右に延びて
いる。そして、側端用固定本体81は、建物躯体11の表面
側から反建物躯体側に突出する突出部84を備えている。
このため、突出部84が、外壁化粧部材10の建物躯体11側
の表面に当接して、外壁化粧部材10を建物躯体11の表面
から離した状態で保持することにより、外壁化粧部材10
と建物躯体11との間に胴縁を使用することなく、通気用
の通気用隙間60を形成することができる。これにより、
胴縁自体を準備する必要が無い上に、胴縁を建物躯体11
に固定するための取付作業を不要にすることができ、現
場施工において、外壁化粧部材10の固定作業を容易にす
ることができる。
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、胴縁を使用することなく、外壁化
粧部材と建物躯体との間に通気用の隙間を形成した状態
で、外壁化粧部材を建物躯体に固定することができ、現
場施工において、外壁化粧部材の固定作業を容易にする
ことができる外壁化粧部材固定具を提供することができ
る。
材と建物躯体との間の通気性が良好な外壁化粧部材固定
具を提供することができる。請求項3記載の発明によれ
ば、外壁化粧部材の下方側の水切りをすることができる
外壁化粧部材固定具を提供することができる。請求項4
記載の発明によれば、水切りを簡単な構造で、容易に脱
着することができる外壁化粧部材固定具を提供すること
ができる。
任意の位置で外壁化粧部材の端部を挟み込んで固定する
ことができて、外壁化粧部材の固定作業を容易にするこ
とができる外壁化粧部材固定具を提供することができ
る。請求項6記載の発明によれば、スライド部材のスラ
イド片をスライド溝の正面側からスライド溝内部に挿入
することができて、取付作業が容易な外壁化粧部材固定
具を提供することができる。
することなく、外壁化粧部材と建物躯体との間に通気用
の隙間を形成した状態で、外壁化粧部材を確実に建物躯
体に固定することができ、現場施工において、外壁化粧
部材の固定作業を容易にすることができる外壁化粧部材
固定具を提供することができる。請求項8記載の発明に
よれば、胴縁を使用することなく、外壁化粧部材と建物
躯体との間に通気用の隙間を形成した状態で、外壁化粧
部材を確実に建物躯体に固定することができ、現場施工
において、外壁化粧部材の固定作業を容易にすることが
できる外壁化粧部材固定具を使用した施工方法を提供す
ることができる。
部材固定具を使用した状態を示す縦断面図である。
部材固定具を使用した状態を示す外観斜視図である。
部材固定具を使用した状態を示す横断面図である。
部材の取付途中を示す概略正面図である。
部材を固定した状態を示す概略正面図である。
化粧部材固定具を使用した状態を示す横断面図である。
化粧部材固定具を使用した状態を示す外観斜視図であ
る。
化粧部材固定具を取り付けた状態の外壁化粧部材を示す
外観斜視図である。
である。
材固定具 22 側端用外壁化粧部材固定具 30 固定本体 31 差し込み溝 32 保持片 33 下端用締結部材 34 立ち上がり部 40 横支持片 50 縦支持片 51 スライド溝 52 スライド部材 53 スライド片 54 延設片 55 挟み込み当接片 56 切欠対向片 57 スライド対向片 58 開口部 60 通気用隙間 61 通気孔 70 水切り 71 差し込み片 72 固定片 73 段差部 81 側端用固定本体 82 側端用延設片 83 側端用挟み込み当接片 84 突出部 85 側端用締結部材 86 固定用孔 91 床パネル 92 枠材 93 面材 94 枠材 95 面材 A 切欠対向片同士の間隔 B スライド溝の正面側の開口幅 C スライド対向片と切欠対向片との間隔 110 外壁化粧部材 111 縦溝 120 接合部 121 防水部材 130 胴縁 140 壁パネル 150 建物躯体 160 釘 170 ステンレススクリュー釘
Claims (8)
- 【請求項1】 建物躯体の外壁表面に外壁化粧部材を固
定するための外壁化粧部材固定具であって、 建物躯体の表面に沿って固定する固定本体と、この固定
本体から反建物躯体側にのびる横支持片と、この横支持
片の途中から上方に向かって延びる縦支持片とを備え、 横支持片及び縦支持片により外壁化粧部材の下端の角部
を支持し、 固定本体及び縦支持片の間には、通気用の通気用隙間を
設けたことを特徴とする外壁化粧部材固定具。 - 【請求項2】 通気用隙間の下方の横支持片には、表裏
に貫通して通気用隙間と外部とを連通する通気孔を設け
たことを特徴とする請求項1記載の外壁化粧部材固定
具。 - 【請求項3】 外壁化粧部材固定具の下部には、建物躯
体の外方に向かって延びる水切りを設けたことを特徴と
する請求項1または請求項2記載の外壁化粧部材固定
具。 - 【請求項4】 水切りは、その上端から上方に向かって
延びて固定本体に差し込まれる差し込み片と、その差し
込み片の下方から固定本体側に向かって延びて固定本体
に支持される固定片とを備え、 固定本体は、下方に向かって開口して前記差し込み片が
差し込み可能な溝状の差し込み溝と、前記固定片を支持
可能な保持片とを備え、 固定片は、差し込み片が差し込み溝から外れないように
するために、保持片により支持されて差し込み片の下方
への移動を阻止可能に形成されていることを特徴とする
請求項3記載の外壁化粧部材固定具。 - 【請求項5】 縦支持片は、その外壁化粧部材側の上下
に対向してその長尺方向に延びる溝状の二つのスライド
溝と、その両スライド溝間に挿入されてスライド可能な
スライド部材とを備え、 このスライド部材は、両スライド溝間に挿入されてスラ
イド可能なスライド片と、このスライド片から反建物躯
体側に延びる延設片と、この延設片から左右に延びて外
壁化粧部材の端部の反建物躯体側の表面に当接して外壁
化粧部材端部を挟み込んで固定する挟み込み当接片とを
備えたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3
または請求項4記載の外壁化粧部材固定具。 - 【請求項6】 スライド部材のスライド片は、その一組
の対向する角部先端を各々切り欠いた切欠対向片と、他
の一組の対向する角部先端であるとともにスライド溝内
をスライド可能なスライド対向片とを備え、 その切欠対向片同士の間隔は、対向する両スライド溝間
の正面側の開口する幅よりも小さくなるように設定さ
れ、 前記スライド対向片と、それに隣接する少なくとも一方
の切欠対向片との間の間隔は、対向する両スライド溝間
の正面側の開口する幅よりも大きくなるように設定され
ていることを特徴とする請求項5記載の外壁化粧部材固
定具。 - 【請求項7】 建物躯体の外壁表面に外壁化粧部材を固
定するための外壁化粧部材固定具であって、 建物躯体の表面に固定される側端用固定本体と、この側
端用固定本体から反建物躯体側に延びる側端用延設片
と、この側端用延設片から左右に延びて外壁化粧部材の
端部の反建躯体側の表面に当接して外壁化粧部材端部を
挟み込んで固定する側端用挟み込み当接片とを備え、 側端用固定本体は、建物躯体の表面側から反建物躯体側
に突出する突出部を備え、 この突出部が、外壁化粧部材の建物躯体側の表面に当接
して、外壁化粧部材を建物躯体の表面から離した状態で
保持することにより、外壁化粧部材と建物躯体との間に
通気用の通気用隙間を形成したことを特徴とする外壁化
粧部材固定具。 - 【請求項8】 建物躯体の外壁表面に外壁化粧部材を固
定するための外壁化粧部材固定具を使用した施工方法で
あって、 外壁化粧部材固定具は、建物躯体の表面に固定する固定
本体と、この固定本体から横方向に延びる横支持片と、
この横支持片の途中から上方に向かって延びる縦支持片
と、この縦支持片及び固定本体の間に位置して通気用の
隙間からなる通気用隙間とを備え、 建物躯体の外壁表面に固定本体を固定する工程と、 固定本体を建物躯体に固定した後、横支持片及び縦支持
片からなる角部に外壁化粧部材の下端の角部を載置する
工程と、 縦支持片及び固定本体の間の横支持片に表裏に貫通して
通気用隙間から下方に向かって連通する通気孔を開口す
る工程と、 横支持片の下方に位置して固定本体の下部に斜め下方に
向かって延びる水切りを形成する工程とを備えたことを
特徴とする外壁化粧部材固定具を使用した施工方法。
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