JPH10231569A - 壁材組付工法 - Google Patents
壁材組付工法Info
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- JPH10231569A JPH10231569A JP3580797A JP3580797A JPH10231569A JP H10231569 A JPH10231569 A JP H10231569A JP 3580797 A JP3580797 A JP 3580797A JP 3580797 A JP3580797 A JP 3580797A JP H10231569 A JPH10231569 A JP H10231569A
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 断熱壁材を構造物間に組付ける際に、従来で
は、断熱壁材を設置スペースの側方から組付けるように
していたので、断熱壁材を構造物に釘打ちするまでは不
安定となり、しかも断熱壁材の内面側は断熱材が剥き出
しになっているので、後で内面板を取付ける作業が必要
である。 【解決手段】 断熱壁材4として、2枚の矩形板材4
0,40間に断熱材41を介在させ、且つ左右両側面部
にそれぞれ側面凹溝43,43を形成したものを使用
し、他方、断熱壁材を組付けるべき両構造物Y,Yの各
対向側面に、それぞれ側面ガイド凸条13,13を固定
しておき、断熱壁材を、両構造物間の上方位置から各側
面凹溝を各側面ガイド凸条に嵌合させながら吊り降ろし
て、該断熱壁材を両構造物間に組付けるようにすること
により、断熱壁材を安定姿勢で組付けることができ、し
かも後の内面板取付作業が不要になるようにした。
は、断熱壁材を設置スペースの側方から組付けるように
していたので、断熱壁材を構造物に釘打ちするまでは不
安定となり、しかも断熱壁材の内面側は断熱材が剥き出
しになっているので、後で内面板を取付ける作業が必要
である。 【解決手段】 断熱壁材4として、2枚の矩形板材4
0,40間に断熱材41を介在させ、且つ左右両側面部
にそれぞれ側面凹溝43,43を形成したものを使用
し、他方、断熱壁材を組付けるべき両構造物Y,Yの各
対向側面に、それぞれ側面ガイド凸条13,13を固定
しておき、断熱壁材を、両構造物間の上方位置から各側
面凹溝を各側面ガイド凸条に嵌合させながら吊り降ろし
て、該断熱壁材を両構造物間に組付けるようにすること
により、断熱壁材を安定姿勢で組付けることができ、し
かも後の内面板取付作業が不要になるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、木造建築におい
て、間隔をもって立設された2つの構造物間に断熱壁材
を組付けるための壁材組付工法に関するものである。
て、間隔をもって立設された2つの構造物間に断熱壁材
を組付けるための壁材組付工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、木造建築において、所定面積の断
熱壁材(壁パネル)を予め工場で成形しておき、その断
熱壁材を、土台、柱、梁等で囲われた設置スペースに組
付けるようにした簡易な壁材組付工法が行われている。
熱壁材(壁パネル)を予め工場で成形しておき、その断
熱壁材を、土台、柱、梁等で囲われた設置スペースに組
付けるようにした簡易な壁材組付工法が行われている。
【0003】この従来の壁材組付工法は、一般に図8及
び図9に示すようにして行われている。即ち、図8及び
図9に示す従来の壁材組付工法では、コンクリート基礎
1上に土台(木材製)2を取付け、該土台2上に所定間
隔をもって柱材3,3を立設し、該両柱材3,3間の所
定高さ位置に梁材5を取付けた後、その土台2、柱材
3,3、梁材5等の骨格材によって囲われた設置スペー
ス11内に、予め所定面積に成形した断熱壁材4Aを該
設置スペース11の側方から組付けるようにしている。
び図9に示すようにして行われている。即ち、図8及び
図9に示す従来の壁材組付工法では、コンクリート基礎
1上に土台(木材製)2を取付け、該土台2上に所定間
隔をもって柱材3,3を立設し、該両柱材3,3間の所
定高さ位置に梁材5を取付けた後、その土台2、柱材
3,3、梁材5等の骨格材によって囲われた設置スペー
ス11内に、予め所定面積に成形した断熱壁材4Aを該
設置スペース11の側方から組付けるようにしている。
【0004】この断熱壁材4Aは、外面材となる木質の
矩形板材40の内面側に断熱材41を貼着して形成され
ている。又、図8に示すように、断熱壁材4Aの矩形板
材40は、上記設置スペース11の開口幅W1よりやや
大きい幅W2と該設置スペース11の開口高さH1よりや
や大きい高さH2を有している。他方、断熱壁材4Aの
断熱材41は、設置スペース11の開口幅W1と同じか
それよりごく僅かに小さい幅W3と該設置スペース11
の開口高さH1と同じかそれよりごく僅かに小さい高さ
H3を有している。そして、この断熱壁材4Aは、矩形
板材40に対して断熱材41を、該矩形板材40の外周
4辺部分にそれぞれ小幅(例えば20〜30mm程度)の
フランジ40aが形成されるように取付けて構成されて
いる。
矩形板材40の内面側に断熱材41を貼着して形成され
ている。又、図8に示すように、断熱壁材4Aの矩形板
材40は、上記設置スペース11の開口幅W1よりやや
大きい幅W2と該設置スペース11の開口高さH1よりや
や大きい高さH2を有している。他方、断熱壁材4Aの
断熱材41は、設置スペース11の開口幅W1と同じか
それよりごく僅かに小さい幅W3と該設置スペース11
の開口高さH1と同じかそれよりごく僅かに小さい高さ
H3を有している。そして、この断熱壁材4Aは、矩形
板材40に対して断熱材41を、該矩形板材40の外周
4辺部分にそれぞれ小幅(例えば20〜30mm程度)の
フランジ40aが形成されるように取付けて構成されて
いる。
【0005】そして、この従来の壁材組付工法では、図
8に示すように、上記断熱壁材4Aを、その断熱材41
側が建築物の内面側になるようにして、上記設置スペー
ス11の外側方から該設置スペース11に嵌め込む(符
号4A′の状態)。そのとき、断熱材41は設置スペー
ス1内に嵌入し、矩形板材40の外周縁部(フランジ)
40aはそれぞれ土台2、両柱材3,3、梁材5の各外
面に接合する。次に、図9に示すように、矩形板材40
のフランジ40a部分(4辺)を骨格材(土台2、柱材
3,3、梁材5)に対して釘47,47・・で固定す
る。この断熱壁材4Aの組付け状態では、図9に示すよ
うに建築物の内面側に断熱材41が剥き出しになってお
り、次の工程で断熱壁材4Aにおける断熱材露出面に内
面板49を符号49′で示すように組付けて、断熱壁体
を完成させる。
8に示すように、上記断熱壁材4Aを、その断熱材41
側が建築物の内面側になるようにして、上記設置スペー
ス11の外側方から該設置スペース11に嵌め込む(符
号4A′の状態)。そのとき、断熱材41は設置スペー
ス1内に嵌入し、矩形板材40の外周縁部(フランジ)
40aはそれぞれ土台2、両柱材3,3、梁材5の各外
面に接合する。次に、図9に示すように、矩形板材40
のフランジ40a部分(4辺)を骨格材(土台2、柱材
3,3、梁材5)に対して釘47,47・・で固定す
る。この断熱壁材4Aの組付け状態では、図9に示すよ
うに建築物の内面側に断熱材41が剥き出しになってお
り、次の工程で断熱壁材4Aにおける断熱材露出面に内
面板49を符号49′で示すように組付けて、断熱壁体
を完成させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8及び図
9に示す従来の壁材組付工法において、矩形板材40と
断熱材41からなる断熱壁材4Aを上記設置スペース1
1内に嵌め込んだ時点(釘止め前)では、該断熱壁材4
Aを単に側方からあてがっているだけなので、不安定と
なり、例えば断熱壁材4Aに内面側から風が当たるとそ
の風圧で該断熱壁材4Aが設置スペース11から外れる
おそれがある。従って、矩形板材40の外周縁部40a
を骨格材に釘打ちするまでは、作業員が断熱壁材4Aを
外側から手で押さえておく必要があり、その姿勢保持作
業が面倒であった。又、この従来工法では、断熱壁材4
Aを設置スペース11に固定(釘止め)した後に、該断
熱壁材4Aの内面側(断熱材露出面)に内面板49を組
付けるようにしているので、その内面板組付け作業が必
要であり、建築現場での作業工数が多くなるという問題
もあった。
9に示す従来の壁材組付工法において、矩形板材40と
断熱材41からなる断熱壁材4Aを上記設置スペース1
1内に嵌め込んだ時点(釘止め前)では、該断熱壁材4
Aを単に側方からあてがっているだけなので、不安定と
なり、例えば断熱壁材4Aに内面側から風が当たるとそ
の風圧で該断熱壁材4Aが設置スペース11から外れる
おそれがある。従って、矩形板材40の外周縁部40a
を骨格材に釘打ちするまでは、作業員が断熱壁材4Aを
外側から手で押さえておく必要があり、その姿勢保持作
業が面倒であった。又、この従来工法では、断熱壁材4
Aを設置スペース11に固定(釘止め)した後に、該断
熱壁材4Aの内面側(断熱材露出面)に内面板49を組
付けるようにしているので、その内面板組付け作業が必
要であり、建築現場での作業工数が多くなるという問題
もあった。
【0007】本願発明は、上記した従来の壁材組付工法
の問題点に鑑み、断熱壁材を短時間で且つ確実に組付け
得るようにすることを目的としてなされたものである。
の問題点に鑑み、断熱壁材を短時間で且つ確実に組付け
得るようにすることを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。即
ち、本願発明は、木造建築において、水平方向に間隔を
もって立設された2つの構造物の各対向側面間に断熱壁
材を組付けるための壁材組付工法であって、次のように
して行う。
解決するための手段として次の構成を有している。即
ち、本願発明は、木造建築において、水平方向に間隔を
もって立設された2つの構造物の各対向側面間に断熱壁
材を組付けるための壁材組付工法であって、次のように
して行う。
【0009】まず、断熱壁材としては、同形同大きさの
2枚の矩形板材間に該矩形板材の左右長さよりやや短い
左右長さの断熱材を介在させて、該断熱壁材の左右両側
面部に上下方向の全長に亘ってそれぞれ側面凹溝を形成
したものを使用する。矩形板材としては、釘打ち可能な
木質板が好ましい。又、各側面凹溝は、両矩形板材の各
側縁部間に形成される。尚、この断熱壁材は、断熱材の
上下長さも矩形板材の上下長さよりやや短くして、該断
熱壁材の上面及び下面にもそれぞれ凹溝をを形成するこ
ともできる。
2枚の矩形板材間に該矩形板材の左右長さよりやや短い
左右長さの断熱材を介在させて、該断熱壁材の左右両側
面部に上下方向の全長に亘ってそれぞれ側面凹溝を形成
したものを使用する。矩形板材としては、釘打ち可能な
木質板が好ましい。又、各側面凹溝は、両矩形板材の各
側縁部間に形成される。尚、この断熱壁材は、断熱材の
上下長さも矩形板材の上下長さよりやや短くして、該断
熱壁材の上面及び下面にもそれぞれ凹溝をを形成するこ
ともできる。
【0010】他方、断熱壁材を組付けるべき左右の両構
造物(例えば両柱材)の各対向側面には、それぞれ断熱
壁材の各側面凹溝内に嵌入する側面ガイド凸条を固定し
ておく。この各側面ガイド凸条は、木質材のような釘打
ち可能な材料が好ましい。尚、断熱壁材の下面にも凹溝
を形成したものでは、設置スペースを構成する下部材
(例えば土台)の上面にもガイド凸条を固定しておくと
よい。
造物(例えば両柱材)の各対向側面には、それぞれ断熱
壁材の各側面凹溝内に嵌入する側面ガイド凸条を固定し
ておく。この各側面ガイド凸条は、木質材のような釘打
ち可能な材料が好ましい。尚、断熱壁材の下面にも凹溝
を形成したものでは、設置スペースを構成する下部材
(例えば土台)の上面にもガイド凸条を固定しておくと
よい。
【0011】そして、本願の壁材組付工法では、上記断
熱壁材を、両構造物間の上方位置から断熱壁材の左右両
側面に形成した各側面凹溝を両構造物の対向側面に形成
した各側面ガイド凸条に嵌合させながら吊り降ろして、
該断熱壁材を両構造物間に組付ける。このとき、下部材
(土台)の上面にガイド凸条を形成し、断熱壁材の下面
に凹溝を形成したものでは、断熱壁材が両構造物間の下
端まで降下したときに、該下面凹溝が上面ガイド凸条に
嵌合するようになる。そして、その後に、該両構造物間
における断熱壁材の上面に接する高さ位置に上部構造材
(例えば梁材)を組付ける。この場合、上部構造材を上
方から吊り降ろすようにしたものにおいて、断熱壁材の
上面に凹溝を形成し、上部構造材(梁材)の下面にガイ
ド凸条を形成したものでは、該下面ガイド凸条が上面凹
溝内に嵌入するようになる。尚、断熱壁材を両構造物間
に組付けた後、矩形板材の外周縁部をガイド凸条に釘打
ちするとよい。
熱壁材を、両構造物間の上方位置から断熱壁材の左右両
側面に形成した各側面凹溝を両構造物の対向側面に形成
した各側面ガイド凸条に嵌合させながら吊り降ろして、
該断熱壁材を両構造物間に組付ける。このとき、下部材
(土台)の上面にガイド凸条を形成し、断熱壁材の下面
に凹溝を形成したものでは、断熱壁材が両構造物間の下
端まで降下したときに、該下面凹溝が上面ガイド凸条に
嵌合するようになる。そして、その後に、該両構造物間
における断熱壁材の上面に接する高さ位置に上部構造材
(例えば梁材)を組付ける。この場合、上部構造材を上
方から吊り降ろすようにしたものにおいて、断熱壁材の
上面に凹溝を形成し、上部構造材(梁材)の下面にガイ
ド凸条を形成したものでは、該下面ガイド凸条が上面凹
溝内に嵌入するようになる。尚、断熱壁材を両構造物間
に組付けた後、矩形板材の外周縁部をガイド凸条に釘打
ちするとよい。
【0012】本願の壁材組付工法によれば、断熱壁材の
左右側面凹溝を左右の側面ガイド凸条にガイドさせなが
ら吊り降ろすようにしているので、断熱壁材を左右の構
造物間に組付ける際に、該断熱壁材を単に上方から吊り
降ろすだけでよく、しかもその際、断熱壁材側の各側面
凹溝が各側面ガイド凸条にガイドされながら降下するの
で安定した姿勢で組付けが行われる。又、両構造物間に
組付けられた断熱壁材は、断熱材の前後を予め矩形板材
で被覆して構成しているので、断熱壁材の組付け後に内
面板を取付けるという作業が不要となる。
左右側面凹溝を左右の側面ガイド凸条にガイドさせなが
ら吊り降ろすようにしているので、断熱壁材を左右の構
造物間に組付ける際に、該断熱壁材を単に上方から吊り
降ろすだけでよく、しかもその際、断熱壁材側の各側面
凹溝が各側面ガイド凸条にガイドされながら降下するの
で安定した姿勢で組付けが行われる。又、両構造物間に
組付けられた断熱壁材は、断熱材の前後を予め矩形板材
で被覆して構成しているので、断熱壁材の組付け後に内
面板を取付けるという作業が不要となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して本願
の実施形態を説明すると、図1〜図4には第1実施形
態、図5及び図6には同第2実施形態、図7には同第3
実施形態の壁材組付工法がそれぞれ示されている。尚、
これらの実施形態では、木造建築において断熱壁材4を
組付けるためのものである。
の実施形態を説明すると、図1〜図4には第1実施形
態、図5及び図6には同第2実施形態、図7には同第3
実施形態の壁材組付工法がそれぞれ示されている。尚、
これらの実施形態では、木造建築において断熱壁材4を
組付けるためのものである。
【0014】図1〜図4に示す第1実施形態では、木造
建築として、コンクリート基礎1上に木材製の土台2を
アンカーボルトで取付け、該土台2上に所定間隔をもっ
て柱材3,3を立設し、該柱材3,3間の設置スペース
11内に断熱壁材4を組付けるとともに、両柱材3,3
間における断熱壁材4の上部に梁材5を組付けるように
したものが採用されている。尚、この第1実施形態で
は、各柱材3,3が特許請求範囲中の構造物Yに該当
し、さらに該各柱材3,3の対向側面31が特許請求範
囲中における構造物の対向側面Yaに該当し、梁材5が
特許請求範囲中の上部構造物に該当する。又、この実施
形態の木造建築は、2階建のものが採用されており、柱
材3として2階部分に達する長さの通し柱が採用されて
いる。
建築として、コンクリート基礎1上に木材製の土台2を
アンカーボルトで取付け、該土台2上に所定間隔をもっ
て柱材3,3を立設し、該柱材3,3間の設置スペース
11内に断熱壁材4を組付けるとともに、両柱材3,3
間における断熱壁材4の上部に梁材5を組付けるように
したものが採用されている。尚、この第1実施形態で
は、各柱材3,3が特許請求範囲中の構造物Yに該当
し、さらに該各柱材3,3の対向側面31が特許請求範
囲中における構造物の対向側面Yaに該当し、梁材5が
特許請求範囲中の上部構造物に該当する。又、この実施
形態の木造建築は、2階建のものが採用されており、柱
材3として2階部分に達する長さの通し柱が採用されて
いる。
【0015】柱材3としては、通常の木材の外に、多数
の小片を接着剤で固着してなる集成材が使用可能であ
る。この各柱材3,3は、土台2に対して連結金具を使
用して常法により立設される。又、各柱材3,3の側面
31における梁材5の木口部51が連結される高さ位置
には、連結金具6を挿入するための縦向きのスリット3
2が形成されている。尚、このスリット32には、両柱
材3,3間に断熱壁材4を組付けるまでは、連結金具6
は取付けない。
の小片を接着剤で固着してなる集成材が使用可能であ
る。この各柱材3,3は、土台2に対して連結金具を使
用して常法により立設される。又、各柱材3,3の側面
31における梁材5の木口部51が連結される高さ位置
には、連結金具6を挿入するための縦向きのスリット3
2が形成されている。尚、このスリット32には、両柱
材3,3間に断熱壁材4を組付けるまでは、連結金具6
は取付けない。
【0016】この第1実施形態で使用される断熱壁材4
は、該断熱壁材を設置する設置スペース11の面積に応
じて、予め工場において所定面積に製造される。この断
熱壁材4は、同形同大きさを有する2枚の矩形板材4
0,40間に断熱材41を介在させて構成している。矩
形板材40としては、例えば厚さ11mm程度の木質板材
(一般にOBS材と称されている)を所定面積に切断し
たものが使用される。尚、上記OBS材は、2.44m×7.
33mの大きさに成形されている。他方、木造建築の1階
分の高さは、一般に2.44m程度であるので、矩形板材4
0としては、このOBS材を両柱材3,3の間隔と同長
さに切断するだけで形成できる。又、断熱材41として
は、厚さ89mmの発砲ポリスチレン製のものが市販され
ている。尚、矩形板材40は、そのまま仕上げ用として
利用できる仕上げ材を用いることができる。
は、該断熱壁材を設置する設置スペース11の面積に応
じて、予め工場において所定面積に製造される。この断
熱壁材4は、同形同大きさを有する2枚の矩形板材4
0,40間に断熱材41を介在させて構成している。矩
形板材40としては、例えば厚さ11mm程度の木質板材
(一般にOBS材と称されている)を所定面積に切断し
たものが使用される。尚、上記OBS材は、2.44m×7.
33mの大きさに成形されている。他方、木造建築の1階
分の高さは、一般に2.44m程度であるので、矩形板材4
0としては、このOBS材を両柱材3,3の間隔と同長
さに切断するだけで形成できる。又、断熱材41として
は、厚さ89mmの発砲ポリスチレン製のものが市販され
ている。尚、矩形板材40は、そのまま仕上げ用として
利用できる仕上げ材を用いることができる。
【0017】そして、この断熱壁材4は、図2に示すよ
うに、2枚の矩形板材40,40間に断熱材41を挟着
して構成されるが、そのとき、断熱材41の外周4辺を
それぞれ矩形板材40,40の外周4辺から所定小範囲
(例えば38mm)だけ内方に入り込んだ状態で取付け
る。この状態では、各矩形板材40,40の外周縁40
a,40aが断熱材41の外端面より小寸法(38mm)
だけ突出しており、従って、断熱壁材4の外周4面に
は、各辺の全長に亘って下面凹溝42、左右の側面凹溝
43,43、上面凹溝44がそれぞれ形成されている。
尚、この第1実施形態で使用される断熱壁材4には、窓
用の開口部45が形成されている。
うに、2枚の矩形板材40,40間に断熱材41を挟着
して構成されるが、そのとき、断熱材41の外周4辺を
それぞれ矩形板材40,40の外周4辺から所定小範囲
(例えば38mm)だけ内方に入り込んだ状態で取付け
る。この状態では、各矩形板材40,40の外周縁40
a,40aが断熱材41の外端面より小寸法(38mm)
だけ突出しており、従って、断熱壁材4の外周4面に
は、各辺の全長に亘って下面凹溝42、左右の側面凹溝
43,43、上面凹溝44がそれぞれ形成されている。
尚、この第1実施形態で使用される断熱壁材4には、窓
用の開口部45が形成されている。
【0018】他方、断熱壁材4を組付けるべき設置スペ
ース11を構成する骨格材には、それぞれガイド凸条が
取付けられている。即ち、土台2の上面には上面ガイド
凸条12が取付けられ、各柱材3,3の対向側面31,
31にはそれぞれ側面ガイド凸条13,13が取付けら
れ、梁材5の下面には下面ガイド凸条14が取付けられ
る。これらのガイド凸条12,13,14は、上記断熱
壁材4の外周面に形成した各凹溝42,43,44と同
幅(89mm)で該凹溝と同深さ(38mm)の厚さを有す
る長尺の木質材が使用される。そして、これらのガイド
凸条12,13,14は、それぞれ土台2の上面、柱材
3,3の対向側面、梁材5の下面に釘17,17・・で
固定されている。
ース11を構成する骨格材には、それぞれガイド凸条が
取付けられている。即ち、土台2の上面には上面ガイド
凸条12が取付けられ、各柱材3,3の対向側面31,
31にはそれぞれ側面ガイド凸条13,13が取付けら
れ、梁材5の下面には下面ガイド凸条14が取付けられ
る。これらのガイド凸条12,13,14は、上記断熱
壁材4の外周面に形成した各凹溝42,43,44と同
幅(89mm)で該凹溝と同深さ(38mm)の厚さを有す
る長尺の木質材が使用される。そして、これらのガイド
凸条12,13,14は、それぞれ土台2の上面、柱材
3,3の対向側面、梁材5の下面に釘17,17・・で
固定されている。
【0019】梁材5は、両柱材3,3の対向側面31,
31間の間隔と同長さに形成されている。この梁材5の
両端木口部51,51には、それぞれ縦向きのスリット
52,52が形成されている。又、この各木口部51に
は、各スリット52を貫通するようにして横向きの係止
ピン53が取付けられている。
31間の間隔と同長さに形成されている。この梁材5の
両端木口部51,51には、それぞれ縦向きのスリット
52,52が形成されている。又、この各木口部51に
は、各スリット52を貫通するようにして横向きの係止
ピン53が取付けられている。
【0020】連結金具6は、金属製でプレート状のもの
が使用されている。この連結金具6には、梁材木口部5
1の係止ピン53を落とし込んで係止するための係止溝
61が形成されている。
が使用されている。この連結金具6には、梁材木口部5
1の係止ピン53を落とし込んで係止するための係止溝
61が形成されている。
【0021】そして、この第1実施形態の壁材組付工法
では、図3の(A)〜(C)に示すようにして、骨格材
(2,3,3)で囲われた設置スペース11内に断熱壁
材4を組付ける。
では、図3の(A)〜(C)に示すようにして、骨格材
(2,3,3)で囲われた設置スペース11内に断熱壁
材4を組付ける。
【0022】まず、図3(A)に示すように、断熱壁材4
をクレーンで両柱材3,3間の上方位置(側面ガイド凸
条13の取付け位置より上方)まで吊上げ、断熱壁材4
の左右両側面に形成した各側面凹溝43,43を各柱材
3,3の対向側面に形成した各側面ガイド凸条13,1
3に嵌合させながら、断熱壁材4を各側面ガイド凸条1
3,13に沿って吊り降ろす。そして、図3(B)に示す
ように、断熱壁材4が設置スペース11内の最下端部ま
で降下した時点で、断熱壁材4の下面凹溝42が土台2
上の上面ガイド凸条12に自動的に嵌合するようにな
る。
をクレーンで両柱材3,3間の上方位置(側面ガイド凸
条13の取付け位置より上方)まで吊上げ、断熱壁材4
の左右両側面に形成した各側面凹溝43,43を各柱材
3,3の対向側面に形成した各側面ガイド凸条13,1
3に嵌合させながら、断熱壁材4を各側面ガイド凸条1
3,13に沿って吊り降ろす。そして、図3(B)に示す
ように、断熱壁材4が設置スペース11内の最下端部ま
で降下した時点で、断熱壁材4の下面凹溝42が土台2
上の上面ガイド凸条12に自動的に嵌合するようにな
る。
【0023】次に、図3(B)又は図4に示すように、各
柱材3,3の対向側面に形成した各スリット32,32
にそれぞれ連結金具6,6を挿入し、該連結金具6をボ
ルト62,62(図4)で柱材3に固定する。続いて、
梁材5を上方から両柱材3,3間に吊り降ろして、両端
木口部51,51の各スリット52,52を連結金具
6,6に嵌合させる。尚、このとき、梁材木口部51の
係止ピン53が連結金具6の係止溝61内に係止され
る。そして、該梁材木口部51を連結金具6にボルト6
3,63(図4)で固定すると、図3(C)に示すよう
に、梁材5を断熱壁材4の上面に接合させた状態で組付
けることができる。又、この梁材5の組付け状態では、
梁材5側の下面ガイド凸条14が断熱壁材4の上面凹溝
44内に嵌入している。従って、この最終組付け状態で
は、断熱壁材4の外周4辺がそれぞれ各ガイド凸条(1
2、13、13、14)に嵌合している。
柱材3,3の対向側面に形成した各スリット32,32
にそれぞれ連結金具6,6を挿入し、該連結金具6をボ
ルト62,62(図4)で柱材3に固定する。続いて、
梁材5を上方から両柱材3,3間に吊り降ろして、両端
木口部51,51の各スリット52,52を連結金具
6,6に嵌合させる。尚、このとき、梁材木口部51の
係止ピン53が連結金具6の係止溝61内に係止され
る。そして、該梁材木口部51を連結金具6にボルト6
3,63(図4)で固定すると、図3(C)に示すよう
に、梁材5を断熱壁材4の上面に接合させた状態で組付
けることができる。又、この梁材5の組付け状態では、
梁材5側の下面ガイド凸条14が断熱壁材4の上面凹溝
44内に嵌入している。従って、この最終組付け状態で
は、断熱壁材4の外周4辺がそれぞれ各ガイド凸条(1
2、13、13、14)に嵌合している。
【0024】その後、断熱壁材4の各矩形板材40,4
0の外周縁部40aを、土台2の上面ガイド凸条12,
各柱材3,3の側面ガイド凸条13,13、梁材5の下
面ガイド凸条14に内外両面からそれぞれ釘47,47
・・で固定することにより、この断熱壁材4を設置スペ
ース11内に固定できる。
0の外周縁部40aを、土台2の上面ガイド凸条12,
各柱材3,3の側面ガイド凸条13,13、梁材5の下
面ガイド凸条14に内外両面からそれぞれ釘47,47
・・で固定することにより、この断熱壁材4を設置スペ
ース11内に固定できる。
【0025】又、1階部分の断熱壁材4を組付けた後、
図3(C)に鎖線図示するように、2階部分にも、梁材5
の上面に上面ガイド凸条12を取付け、各柱材3,3の
対向側面にそれぞれ側面ガイド凸条13,13を取付け
て、上記と同構造の断熱壁材4を、上方から各側面ガイ
ド凸条13,13にガイドさせながら吊り降ろし、続い
て梁材5も同様にして組付けることで、該2階部分にも
断熱壁材4及び梁材5を組付けることができる。
図3(C)に鎖線図示するように、2階部分にも、梁材5
の上面に上面ガイド凸条12を取付け、各柱材3,3の
対向側面にそれぞれ側面ガイド凸条13,13を取付け
て、上記と同構造の断熱壁材4を、上方から各側面ガイ
ド凸条13,13にガイドさせながら吊り降ろし、続い
て梁材5も同様にして組付けることで、該2階部分にも
断熱壁材4及び梁材5を組付けることができる。
【0026】この第1実施形態の壁材組付工法によれ
ば、断熱壁材4の左右側面凹溝43,43を各柱材3,
3の左右側面ガイド凸条13,13にガイドさせながら
吊り降ろすようにしているので、断熱壁材4を左右の柱
材3,3間に組付ける際に、該断熱壁材4を単に上方か
ら吊り降ろすだけでよく、しかもその際、断熱壁材4側
の各側面凹溝43,43が各側面ガイド凸条13,13
にガイドされながら降下するので安定した姿勢で組付け
が行われる。又、両柱材3,3間に組付けられた断熱壁
材4には、断熱材41の前後を予め矩形板材40,40
で被覆しているので、断熱壁材4の組付け後に内面板を
取付けるという作業が不要となる。
ば、断熱壁材4の左右側面凹溝43,43を各柱材3,
3の左右側面ガイド凸条13,13にガイドさせながら
吊り降ろすようにしているので、断熱壁材4を左右の柱
材3,3間に組付ける際に、該断熱壁材4を単に上方か
ら吊り降ろすだけでよく、しかもその際、断熱壁材4側
の各側面凹溝43,43が各側面ガイド凸条13,13
にガイドされながら降下するので安定した姿勢で組付け
が行われる。又、両柱材3,3間に組付けられた断熱壁
材4には、断熱材41の前後を予め矩形板材40,40
で被覆しているので、断熱壁材4の組付け後に内面板を
取付けるという作業が不要となる。
【0027】図5及び図6に示す第2実施形態の壁材組
付工法では、左右間隔の広い柱材3,3間に断熱壁材4
を組付ける場合を示しており、この場合は、左右方向に
3分割した各断熱壁材4,4,4を設置スペース11内
に組付けるようにしている。即ち、この第3実施形態の
場合では、3枚の断熱壁材4,4,4は同形同大きさの
ものが使用されている。この各断熱壁材4は、第1実施
形態の場合と同様に、前後の矩形板材40,40間に断
熱材41を挟着し、断熱壁材の外周面にそれぞれ下面凹
溝42、各側面凹溝43,43、上面凹溝44を形成し
ている。
付工法では、左右間隔の広い柱材3,3間に断熱壁材4
を組付ける場合を示しており、この場合は、左右方向に
3分割した各断熱壁材4,4,4を設置スペース11内
に組付けるようにしている。即ち、この第3実施形態の
場合では、3枚の断熱壁材4,4,4は同形同大きさの
ものが使用されている。この各断熱壁材4は、第1実施
形態の場合と同様に、前後の矩形板材40,40間に断
熱材41を挟着し、断熱壁材の外周面にそれぞれ下面凹
溝42、各側面凹溝43,43、上面凹溝44を形成し
ている。
【0028】他方、土台2の上面には上面ガイド凸条1
2が取付けられ、各柱材3,3の対向側面31,31に
はそれぞれ側面ガイド凸条13,13が取付けられてい
る。又、梁材5の下面には予め下面ガイド凸条14が取
付けられている。
2が取付けられ、各柱材3,3の対向側面31,31に
はそれぞれ側面ガイド凸条13,13が取付けられてい
る。又、梁材5の下面には予め下面ガイド凸条14が取
付けられている。
【0029】そして、この第2実施形態の壁材組付工法
では、まず図6(A)に示すように、1枚目と2枚目の各
断熱壁材4,4を、設置スペース11内における左右各
端部にそれぞれ組付ける。そのとき、左右の各断熱壁材
4,4は、それぞれ下面凹溝42を土台2側の上面ガイ
ド凸条12に嵌合させるとともに、外側の側面ガイド凸
条13を各柱材3,3の側面ガイド凸条13に嵌合させ
る。そして、この左右の断熱壁材4,4は、上面ガイド
凸条12及び側面ガイド凸条13に対してそれぞれ釘4
7(第1実施形態参照)で固定する。尚、この第2実施
形態の壁材組付工法では、左右の各断熱壁材4,4が特
許請求範囲中の構造物Yとなる。次に、該各断熱壁材
4,4の対向側面Ya,Ya(側面凹溝43)にそれぞ
れ側面ガイド凸条13,13となる角棒材を符号1
3′,13′で示すように釘止めする。尚、この角棒材
13は、柱材3の側面に取付けた側面ガイド凸条13と
同幅で且つ該側面ガイド凸条13の2倍の厚さを有して
おり、該角棒材13を断熱壁材4の側面凹溝43内に嵌
合させた状態では、角棒材13の半分厚さが断熱壁材4
の側端面から外方に突出するようになっている。次に、
先に組付けた左右の各断熱壁材4,4間に、もう1枚
(中間部)の断熱壁材4を上方から吊り降ろして組付け
るが、そのとき、組付けられる断熱壁材4の左右各側面
凹溝43,43を先に組付けた両断熱壁材4,4の側面
ガイド凸条(符号13′,13′)に嵌合させながら行
う。そして、中間部の断熱壁材4が最下端まで降下する
と、該断熱壁材4の下面凹溝42が土台2側の上面ガイ
ド凸条12に嵌合するとともに、3枚の各断熱壁材4,
4,4の各上面凹溝44,44,44が同高さで連続す
るようになる。そして、図6(B)に示すように、両柱材
3,3の対向側面にそれぞれ連結金具6,6を取付け、
梁材5を上方から吊り降ろして、符号5′で示すように
各断熱壁材4,4,4の上面に接合させ、梁材5′の両
端部を各連結金具6,6に連結し、左右の各断熱壁材
4,4の上端部を梁材5の下面ガイド凸条14に釘止め
し、中間部の断熱壁材4の外周部をそれぞれ上面ガイド
凸条12、側面ガイド凸条13,13、下面ガイド凸条
14にそれぞれ釘止めすると、断熱壁材4,4,4の組
付け作業は完了する。
では、まず図6(A)に示すように、1枚目と2枚目の各
断熱壁材4,4を、設置スペース11内における左右各
端部にそれぞれ組付ける。そのとき、左右の各断熱壁材
4,4は、それぞれ下面凹溝42を土台2側の上面ガイ
ド凸条12に嵌合させるとともに、外側の側面ガイド凸
条13を各柱材3,3の側面ガイド凸条13に嵌合させ
る。そして、この左右の断熱壁材4,4は、上面ガイド
凸条12及び側面ガイド凸条13に対してそれぞれ釘4
7(第1実施形態参照)で固定する。尚、この第2実施
形態の壁材組付工法では、左右の各断熱壁材4,4が特
許請求範囲中の構造物Yとなる。次に、該各断熱壁材
4,4の対向側面Ya,Ya(側面凹溝43)にそれぞ
れ側面ガイド凸条13,13となる角棒材を符号1
3′,13′で示すように釘止めする。尚、この角棒材
13は、柱材3の側面に取付けた側面ガイド凸条13と
同幅で且つ該側面ガイド凸条13の2倍の厚さを有して
おり、該角棒材13を断熱壁材4の側面凹溝43内に嵌
合させた状態では、角棒材13の半分厚さが断熱壁材4
の側端面から外方に突出するようになっている。次に、
先に組付けた左右の各断熱壁材4,4間に、もう1枚
(中間部)の断熱壁材4を上方から吊り降ろして組付け
るが、そのとき、組付けられる断熱壁材4の左右各側面
凹溝43,43を先に組付けた両断熱壁材4,4の側面
ガイド凸条(符号13′,13′)に嵌合させながら行
う。そして、中間部の断熱壁材4が最下端まで降下する
と、該断熱壁材4の下面凹溝42が土台2側の上面ガイ
ド凸条12に嵌合するとともに、3枚の各断熱壁材4,
4,4の各上面凹溝44,44,44が同高さで連続す
るようになる。そして、図6(B)に示すように、両柱材
3,3の対向側面にそれぞれ連結金具6,6を取付け、
梁材5を上方から吊り降ろして、符号5′で示すように
各断熱壁材4,4,4の上面に接合させ、梁材5′の両
端部を各連結金具6,6に連結し、左右の各断熱壁材
4,4の上端部を梁材5の下面ガイド凸条14に釘止め
し、中間部の断熱壁材4の外周部をそれぞれ上面ガイド
凸条12、側面ガイド凸条13,13、下面ガイド凸条
14にそれぞれ釘止めすると、断熱壁材4,4,4の組
付け作業は完了する。
【0030】図7に示す第3実施形態の壁材組付工法
は、断熱壁材4を対向する各壁材4,4(Y,Y)間に
組付ける場合を示している。尚、図7は、壁材組付構造
の平面状態を示している。この第3実施形態では、各柱
材3,3間に第1実施形態の工法でそれぞれ断熱壁材
4,4・・を組付けた後、対向する2つの断熱壁材4,
4(図7の図示状態における上下2つの断熱壁材Y,
Y)間に断熱壁材4を組付けるようにようにしたもので
あり、該対向する両断熱壁4,4が特許請求範囲中の構
造物Y,Yに該当する。そして、この第3実施形態で
は、各断熱壁材4,4(Y,Y)の対向側面Ya,Ya
の対向位置にそれぞれ縦向きの側面ガイド凸条13,1
3を釘17,17で固定しておく。次に、組付けるべき
断熱壁材4を、上方から、その左右各側面の側面凹溝4
3,43をそれぞれ側面ガイド凸条13,13にガイド
させながら吊り降ろし、各矩形板材40,40の外周部
を側面ガイド凸条13,13に対して釘止めする。尚、
この場合も、両断熱壁材Y,Y間に断熱壁材4を組付け
た後、その上部に上部構造物(例えば梁材)を組付け
る。
は、断熱壁材4を対向する各壁材4,4(Y,Y)間に
組付ける場合を示している。尚、図7は、壁材組付構造
の平面状態を示している。この第3実施形態では、各柱
材3,3間に第1実施形態の工法でそれぞれ断熱壁材
4,4・・を組付けた後、対向する2つの断熱壁材4,
4(図7の図示状態における上下2つの断熱壁材Y,
Y)間に断熱壁材4を組付けるようにようにしたもので
あり、該対向する両断熱壁4,4が特許請求範囲中の構
造物Y,Yに該当する。そして、この第3実施形態で
は、各断熱壁材4,4(Y,Y)の対向側面Ya,Ya
の対向位置にそれぞれ縦向きの側面ガイド凸条13,1
3を釘17,17で固定しておく。次に、組付けるべき
断熱壁材4を、上方から、その左右各側面の側面凹溝4
3,43をそれぞれ側面ガイド凸条13,13にガイド
させながら吊り降ろし、各矩形板材40,40の外周部
を側面ガイド凸条13,13に対して釘止めする。尚、
この場合も、両断熱壁材Y,Y間に断熱壁材4を組付け
た後、その上部に上部構造物(例えば梁材)を組付け
る。
【0031】
【発明の効果】本願発明の壁材組付工法によれば、次の
ような効果がある。
ような効果がある。
【0032】まず、断熱壁材4の左右側面凹溝43,4
3を、対向する各構造物(Y,Y)の左右側面ガイド凸
条13,13にガイドさせながら吊り降ろすようにして
いるので、断熱壁材4を左右の構造物Y,Y間に組付け
る際に、該断熱壁材4を単に上方から吊り降ろすだけで
よく、しかもその際、断熱壁材4側の各側面凹溝43,
43が各側面ガイド凸条13,13にガイドされながら
降下する。従って、断熱壁材4を上方から吊り降ろすと
いう簡単な作業であっても、断熱壁材4を安定した姿勢
で組付け得るという効果がある。
3を、対向する各構造物(Y,Y)の左右側面ガイド凸
条13,13にガイドさせながら吊り降ろすようにして
いるので、断熱壁材4を左右の構造物Y,Y間に組付け
る際に、該断熱壁材4を単に上方から吊り降ろすだけで
よく、しかもその際、断熱壁材4側の各側面凹溝43,
43が各側面ガイド凸条13,13にガイドされながら
降下する。従って、断熱壁材4を上方から吊り降ろすと
いう簡単な作業であっても、断熱壁材4を安定した姿勢
で組付け得るという効果がある。
【0033】又、両構造物Y,Y間に組付けられた断熱
壁材4には、断熱材41の前後を予め矩形板材40,4
0で被覆しているので、断熱壁材4の組付け後に内面板
を取付けるという作業が不要となり、建築現場での作業
工数を削減できるという効果がある。
壁材4には、断熱材41の前後を予め矩形板材40,4
0で被覆しているので、断熱壁材4の組付け後に内面板
を取付けるという作業が不要となり、建築現場での作業
工数を削減できるという効果がある。
【図1】本願第1実施形態の壁材組付工法を示す斜視図
である。
である。
【図2】図1における各柱材、断熱壁材、梁材のそれぞ
れ横断面図である。
れ横断面図である。
【図3】図1の壁材組付工法の作業工程図である。
【図4】図3(B)の一部斜視図である。
【図5】本願第2実施形態の壁材組付工法を示す斜視図
である。
である。
【図6】図5の壁材組付工法の作業工程図である。
【図7】本願第3実施形態の壁材組付工法を示す平面図
である。
である。
【図8】従来の壁材組付工法を示す斜視図である。
【図9】図8における断熱壁材組付け状態での横断面図
である。
である。
2か土台、3は柱材、4は断熱壁材、5は梁材、6は連
結金具、11は設置スペース、12は上面ガイド凸条、
13は側面ガイド凸条、14か下面ガイド凸条、31は
側面、40は矩形板材、41は断熱材、42は下面凹
溝、43は側面凹溝、44は上面凹溝、Yは構造物、Y
aは側面である。
結金具、11は設置スペース、12は上面ガイド凸条、
13は側面ガイド凸条、14か下面ガイド凸条、31は
側面、40は矩形板材、41は断熱材、42は下面凹
溝、43は側面凹溝、44は上面凹溝、Yは構造物、Y
aは側面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 2/56 601 E04B 2/56 601B 602 602K 603 603A 605 605E 605J 642 642Z 645 645A 1/80 1/80 V
Claims (1)
- 【請求項1】 木造建築において、水平方向に間隔をも
って立設された2つの構造物(Y,Y)の各対向側面
(Ya,Ya)間に断熱壁材(4)を組付けるための壁
材組付工法であって、 前記断熱壁材(4)は、同形同大きさの2枚の矩形板材
(40,40)間に該矩形板材(40)の左右長さより
やや短い左右長さの断熱材(41)を介在させて、該断
熱壁材(4)の左右両側面部に上下方向の全長に亘って
それぞれ側面凹溝(43,43)を形成したものを使用
し、 他方、前記両構造物(Y,Y)の各対向側面(Ya,Y
a)に、それぞれ前記断熱壁材(4)の各側面凹溝(4
3,43)内に嵌入する側面ガイド凸条(13,13)
を固定しておき、 前記断熱壁材(4)は、前記両構造物(Y,Y)間の上
方位置から前記各側面凹溝(43,43)を前記各側面
ガイド凸条(13,13)に嵌合させながら吊り降ろし
て、該断熱壁材(4)を前記両構造物(Y,Y)間に組
付けた後、 該両構造物(Y,Y)間における前記断熱壁材(4)の
上面に接する高さ位置に上部構造材(5)を組付ける、
ことを特徴とする壁材組付工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3580797A JPH10231569A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 壁材組付工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3580797A JPH10231569A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 壁材組付工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10231569A true JPH10231569A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12452209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3580797A Pending JPH10231569A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 壁材組付工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10231569A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019065482A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 大成建設株式会社 | 木造耐力壁 |
JP2019152028A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | Sus株式会社 | ブース基礎構造 |
JP2021116683A (ja) * | 2020-01-24 | 2021-08-10 | 株式会社福栄 | 建築物の建築方法及び建築用部材 |
-
1997
- 1997-02-20 JP JP3580797A patent/JPH10231569A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019065482A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 大成建設株式会社 | 木造耐力壁 |
JP2019152028A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | Sus株式会社 | ブース基礎構造 |
JP2021116683A (ja) * | 2020-01-24 | 2021-08-10 | 株式会社福栄 | 建築物の建築方法及び建築用部材 |
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