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JP4297276B2 - 車載用通話装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車室内でスピーカとマイクロホンを用いたハンズフリー通話を行うように適応された車載用通話装置に関する。
近年、自動車と通信技術の発達に伴い、自動車電話や携帯電話など自動車で使用可能な電話の技術が普及しつつあるが、自動車については安全性や使い勝手の面からハンズフリー装置が用いられている。このハンズフリー装置は、車室内の適当な箇所に配置されたマイクロホンやスピーカを用い、携帯電話端末やハンドセット等を手で持つことなく通話可能にする装置である。
このハンズフリー装置を用いた通話の処理手順は、例えば以下のようにして行われる。先ず、車両側から発信するときは通常のハンズフリー通話で行い、このとき、発話者の音声はマイクロホンから電話機を介して相手側に送られ、通話相手の音声は電話機を介してスピーカから出力される。一方、着信があったときは、電話機と協働する制御装置等により、電話機を介して受信した発信元電話番号(着番号)、もしくは着番号に対応付けて予めメモリ等に記憶させておいた着信者名をディスプレイ画面上に表示し、さらに、着信に対して応答(通話)する場合は、電話機などに設けられた応答キーを操作し、ハンズフリー通話を行う。また、着信に対して応答しない場合や通話を終了したときは、電話機などに設けられた終了キーを操作して電話回線を切断する。
このように従来の車載用通話装置では、ハンズフリー通話を行うと、通話相手の音声は車室内のスピーカを介して搭乗者全員に聞こえてしまうのが一般的であった。
上記の従来技術に関連する技術としては、例えば、特許文献1に記載されるように、かけてきた相手によって相手先表示の有無及びハンズフリー通話等の通話種別を変えるようにした技術がある。
特開2003−46635号公報
上述したように従来の車載用通話装置において着信があった場合、発信者(通話相手)は、一般に、着信者と一対一で通話している(つまり、自分の話している内容は着信者だけが聞いている)という認識をもっているため、通話相手が着信者の置かれている状況を考慮して通話を行うことは実際上想定し難い。
このため、着信者が一人きりの場合(同乗者がいない場合)や、同乗者がいてもハンドセット通話を行っている状況下にある場合には、さほど不具合は発生しないが、同乗者がいる場合で、かつハンズフリー通話を行っている状況下にある場合には、以下のような不具合が発生する。
例えば、客先が同乗しての走行中に社内の人(発信者)から着信があった場合、その社内の人は、ついうっかりと、社外秘の情報やその客先(同乗者)にとって都合の悪い情報などを話してしまう場合があり得る。また、家族とのドライブ中に友人(発信者)から着信があった場合、その友人は着信者とプライベートな会話をしているつもりでも、その内容によっては家族(同乗者)に聞かせたくない話や、聞かれてまずいような話を聞かれてしまうこともあり得る。
このように従来の車載用通話装置では、外部から着信があったときにハンズフリー通話を行うと、同乗者がいる場合、通話相手(発信者)にとってプライバシーや秘密の保護という点で不都合があり、改善の余地があった。かかる不都合は、外部から着信があったときのみならず、外部に対して発信を行った場合にも同様に起こり得る。
本発明は、かかる従来技術における課題に鑑み創作されたもので、通話相手が車両側の話者の置かれている状況を考慮した通話を行うことができる車載用通話装置を提供することを目的とする。
上記の従来技術の課題を解決するため、本発明に係る車載用通話装置は、車室内でスピーカとマイクロホンを用いたハンズフリー通話を行うように適応された車載用通話装置であって、前記スピーカ及びマイクロホンに接続され、電話の発着信を行う通話手段と、ユーザが指示もしくは設定する情報を入力する情報入力手段と、同乗者に対応させて予め用意された音声メッセージを格納したメモリ手段と、前記通話手段、情報入力手段及びメモリ手段に動作可能に接続された制御手段とを具備し、前記制御手段は、前記通話手段を介して着信があった場合には、前記情報入力手段を介してハンズフリー通話が指示され、かつ同乗者がいることを検知したときに、前記メモリ手段を参照して当該同乗者に対応した音声メッセージを前記通話手段を介して送信し、前記通話手段を介して発信があった場合には、前記情報入力手段を介してハンズフリー通話が指示され、かつ同乗者がいることを検知したときに、前記メモリ手段を参照して当該同乗者に対応した音声メッセージを前記通話手段を介して送信することを特徴とする。
本発明に係る車載用通話装置によれば、着信(又は発信)があったときにハンズフリー通話を行う際に同乗者がいる場合は、当該同乗者に対応した音声メッセージを車外の発信者(又は着信者)に報知するようにしている。従って、その発信者(又は着信者)である通話相手は、その音声メッセージにより同乗者がいることを認識できるため、車両側の話者の置かれている状況を考慮した通話をすることができる。このことは、通話相手にとってプライバシー等の保護に寄与するものである。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る車載用通話装置の構成をブロック図の形態で示したものである。
本実施形態に係る車載用通話装置10は、後述するようにその一部の構成部材が、車両に搭載されたオーディオ装置、ナビゲーション装置、エアコン等の各機器の操作やその機能設定、その操作/設定に応じた動作状態等を表示させたりするためのコントロールユニット(「ヘッドユニット」ともいう)の形態で構成されている。車載用通話装置10は、図示のように電話の発着信を行う電話機11(番号ボタンの付いたハンドセットを含む)及びアンテナ11aと、電話機11に接続されたマイクロホン12と、スピーカ13と、電話機11とスピーカ13の間に接続された音声出力部14と、ユーザが指示もしくは設定する情報を入力するための操作部15と、同乗者の有無を検出するための同乗者検出用センサ16と、ハンズフリー通話を行う際に通話相手に送信される所定の音声メッセージその他関連する情報を格納しておくための記憶部17と、通話相手の電話番号や氏名等に関する情報などを表示するためのLCDパネル等からなる表示部18と、11〜18の各構成部材(マイクロホン12とスピーカ13を除く)に動作可能に接続された制御部19とを備えている。
電話機11は、その本体部分については車載電話機あるいは携帯電話機のいずれを使用してもよい。マイクロホン12は、車室内の天井部分の適当な箇所(少なくとも運転者からの音声を十分にピックアップできるような位置)に配置されており、スピーカ13は、車室内の適当な箇所(少なくとも運転者がその音声出力を十分に把握できるような位置)に配置されている。マイクロホン12とスピーカ13は、本発明に関連するハンズフリー通話を行うために設けられているが、例えばスピーカ13については、車載オーディオ装置用のスピーカを兼用して用いることも可能である。また、記憶部17を構成する媒体としては、例えば、DRAMやフラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ(HDD)やDVD−ROM等のディスク媒体などを好適に用いることができる。
また、音声出力部14は、基本的な動作として、電話機11を介して送られてくる音声信号を必要に応じてデジタル/アナログ(D/A)変換し、さらに増幅してスピーカ13に出力する機能を有している。さらに音声出力部14は、後述するように通話相手に対し音声メッセージを送信している期間中、制御部19からの制御に基づいて、スピーカ13に供給されるべき音声信号のレベルを実質的に零(0)レベルに低減する「ミュート」機能も有している。但し、この「ミュート」機能は、後述するように特定の着信処理及び発信処理を行う際に使用される。
また、同乗者検出用センサ16は、例えば、シートセンサや音センサ等からなり、同乗者が乗ったときにその旨を自動的に検出するためのものである。例えば、シートセンサを用いた場合、かかるシートセンサは座席(シート)内に埋め込まれ、そのシート上に人が着座したときにその重さ(圧力)を検知することができる。よって、このシートセンサを運転席以外のシート内に設けることで、同乗者の有無を検出することができる。
また、上記の各構成部材のうち、制御部19と操作部15と記憶部17と表示部18とにより「ヘッドユニット」が構成され、このヘッドユニットは、車室内のコンソールパネル(図示せず)の中央部、すなわち、運転者と助手席の搭乗者が操作できるように各席から略等しい距離に配置されている。このヘッドユニットは、操作部15と表示部18が外部から見えるようにコンソールパネルに組み込まれており(制御部19と記憶部17についてはユニット内に内蔵されていて外部からは見えない)、例えば、パネル上の上側に表示部18が、その下側に操作部15がそれぞれ配置されている。
この操作部15には各種操作キーが設けられており、例えば、各車載機器に対してそれぞれ操作モードを選択するための各種選択キー、選択された各操作モード毎に当該機器の機能設定を変更するための4方向もしくは8方向に操作可能なジョイスティック、数字キー、電源キーなどが含まれており、さらに、本発明に関連する操作キーとして、ハンズフリー通話操作モード選択キー(以下、便宜上「ハンズフリー通話キー」という。)と、同乗者設定キーが設けられている。ハンズフリー通話キーは、外部からの着信があったときに応答するための「応答キー」と、ハンズフリー通話を終了したときに電話回線を切断するための「終了キー」の役割を果たす。また、同乗者設定キーは、同乗者の有無やその同乗者を特定する(例えば、その同乗者が客先、家族、友人等のいずれであるのかを特定する)ための同乗者関連情報を入力する際に操作される。
また、記憶部17には、同乗者に対応させて予め用意された音声メッセージ(情報)が格納されており、車内の状況として同乗者の有無やその同乗者が誰であるかを指示する情報等を含んでいる。例えば、同乗者がいる場合は「ただいま運転中で同乗者がいます。」といった音声メッセージ、同乗者が客先の場合は「ただいま運転中で客先と一緒です。」といった音声メッセージ、同乗者が家族の場合は「ただいま運転中で家族と一緒です。」といった音声メッセージが格納されている。さらに、記憶部17には、必要に応じて同乗者関連情報が格納される。例えば、同乗者が乗ったときに、運転者が操作部15の同乗者設定キーを適宜操作して、同乗者の有無を指示する情報と共にその同乗者が誰であるかを指示する情報等を入力すると、これらの情報は、制御部19を介して記憶部17に一時格納される。この格納された同乗者関連情報は、後述するように着信処理又は発信処理の過程で必要なときに用いられる。
また、制御部19はマイクロコンピュータ等により構成され、本発明に関連する処理として、後述するように本装置10が行うハンズフリー通話に係る着信処理及び発信処理を制御する機能を有している。
以上のように構成された車載用通話装置10において、電話機11は「通話手段」に、音声出力部14は「ミュート手段」に、操作部15は「情報入力手段」に、同乗者検出用センサ16は「センサ手段」に、記憶部17は「メモリ手段」に、制御部19は「制御手段」に、それぞれ対応している。
以下、本実施形態に係る車載用通話装置10が行うハンズフリー通話に係る着信処理について、その処理フローの一例を示す図2を参照しながら説明する。
前提条件として、同乗者がいる場合もしくは乗った場合に運転者による操作部15(同乗者設定キー)の操作に基づいて同乗者関連情報(少なくとも同乗者が誰であるかを指示する情報)が予め設定され、記憶部17に格納されているものとする。また、同乗者の有無を指示する情報については、上記の同乗者関連情報を設定する際に併せて設定するようにしてもよいし、あるいは、シートセンサ等の同乗者検出用センサ16で検出された情報を用いるようにしてもよい。
先ず最初のステップS1では、制御部19において、電話機11(アンテナ11a)を介して着信があったことを検出する。このとき、制御部19からの制御に基づき、電話機11及び音声出力部14を介してスピーカ13からは着信音が出力されており、また、必要に応じて表示部18の画面には発信元電話番号やその発信者名等が表示されている。
次のステップS2では、制御部19において、運転者が電話を受けるために操作部15の応答キー(ハンズフリー通話キー)を操作したことを検出する(ハンズフリー通話可能状態)。このとき、制御部19からの制御に基づき、電話機11及び音声出力部14を介してスピーカ13から出力されていた着信音を停止させる(着信音終了)。
次のステップS3では、制御部19において、記憶部17に格納されている同乗者関連情報(同乗者の有無を指示する情報)又は同乗者検出用センサ16で検出された情報を参照して、同乗者がいる(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS4に進み、判定結果がNOの場合にはステップS6にスキップする。
次のステップS4では、制御部19において、記憶部17に格納されている音声メッセージ情報と同乗者関連情報(同乗者が誰であるかを指示する情報)を参照して、当該同乗者に対応した音声メッセージを選び、電話機11(アンテナ11a)を介して送信する。これによって、車外の発信者(通話相手)は、その音声メッセージから、同乗者がいること、そしてその同乗者が誰であるのかを認識し、着信者の置かれている状況を把握することができる。
次のステップS5では、制御部19において、電話機11による音声メッセージの送信が終了した(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS6に進み、判定結果がNOの場合にはステップS4に戻って上記の処理を繰り返す。
次のステップS6では、制御部19からの制御に基づき、電話機11とスピーカ13とマイクロホン12とを用いたハンズフリー通話を行う。このとき、通話相手は、同乗者の有無を把握しているので、もし同乗者がいる場合には着信者の置かれている状況を考慮した通話を行うことができる。通話が終了すると、運転者が操作部15の終了キー(ハンズフリー通話キー)を操作し、あるいは通話相手が電話を切ることで、電話回線が切断される。そして、本処理フローは「終了」となる。
以上説明したように、本実施形態に係る車載用通話装置10(図1)が行う着信処理方法(図2)によれば、着信があった場合において(ステップS1)ハンズフリー通話が指示され(ステップS2)、かつ同乗者がいることを検知したときに(ステップS3)、記憶部17に格納されている音声メッセージ情報と同乗者関連情報を参照して、当該同乗者に対応した音声メッセージを通話相手(発信者)に送信するようにしている(ステップS4)。つまり、上述したように同乗者が誰であるか(客先なのか、家族なのか等)によって、通話相手に対する音声メッセージの内容(例えば、「ただいま運転中で客先と一緒です。」、「ただいま運転中で家族と一緒です。」等)を変えるようにしている。
これによって、その通話相手は、その音声メッセージから、同乗者がいること、そしてその同乗者が誰であるのかを認識することができ、その認識に基づいて着信者(車両側の話者)の置かれている状況を考慮した会話を行うことができる。これは、通話相手にとってプライバシーや秘密の保護に大いに寄与する。例えば、従来技術に見られたような、客先(同乗者)にとって都合の悪い情報を話してしまったり、あるいは家族(同乗者)に聞かせたくない話を聞かれてしまうといった不都合を解消することができる。
上述した実施形態に係る着信処理方法(図2)では、着信時にハンズフリー通話が指示されると、その時点で着信音を停止させて通話相手の音声がスピーカ13から出力され得る状態としているため、同乗者がいる場合に所定の音声メッセージを送信し終わる前に、通話相手にとってプライバシー等に関する内容が音声出力されてしまう可能性も考えられる。以下に説明する実施形態(図3、図4)はこれを改善したものである。
図3は、車載用通話装置10が行うハンズフリー通話に係る着信処理の他の例を示したものである。前提条件については、上述した実施形態に係る着信処理方法(図2)の場合と同じである。
先ず最初のステップS11では、上述したステップS1(図2)と同様にして、着信があったことを検出する。このとき、スピーカ13からは着信音が出力されており、また、必要に応じて表示部18の画面には発信元電話番号等が表示されている。
次のステップS12では、制御部19において、運転者が電話を受けるために操作部15の応答キー(ハンズフリー通話キー)を操作したことを検出する(ハンズフリー通話可能状態)。このとき、制御部19からの制御に基づき、電話機11及び音声出力部14を介してスピーカ13から出力されていた着信音は、停止させずに、そのまま継続出力させておく。
次のステップS13では、上述したステップS3(図2)と同様にして、同乗者が乗っている(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS14に進み、判定結果がNOの場合にはステップS18にスキップする。
次のステップS14では、上述したステップS4(図2)と同様にして、当該同乗者に対応した音声メッセージを送信する。これによって、車外の発信者(通話相手)は、その音声メッセージから、同乗者がいること、そしてその同乗者が誰であるのかを認識し、着信者の置かれている状況を把握することができる。
また、上記の音声メッセージを送信している間、制御部19からの制御に基づき、電話機11及び音声出力部14を介してスピーカ13から着信音を継続出力させる一方で、音声出力部14の「ミュート」機能により、この期間中に通話相手が発する音声(発話音)をスピーカ13から出力させないようにしている。
次のステップS15では、上述したステップS5(図2)と同様にして、音声メッセージの送信が終了した(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS16に進み、判定結果がNOの場合にはステップS14に戻って上記の処理を繰り返す。
次のステップS16では、制御部19からの制御に基づき、電話機11及び音声出力部14を介してスピーカ13から継続出力されていた着信音を停止させると共に(着信音終了)、音声出力部14の「ミュート」機能を停止させる。この時点で、通話相手が発する音声(発話音)はスピーカ13から出力され得る状態となる。
次のステップS17では、上述したステップS6(図2)と同様にして、ハンズフリー通話を行う。そして、通話が終了すると、運転者が操作部15の終了キー(ハンズフリー通話キー)を操作し、あるいは通話相手が電話を切ることで電話回線が切断され、本処理フローは「終了」となる。
一方、ステップS18では(同乗者がいない場合)、制御部19からの制御に基づき、電話機11及び音声出力部14を介してスピーカ13から継続出力されていた着信音を停止させる(着信音終了)。そして、ステップS17に進む。
図4は、車載用通話装置10が行うハンズフリー通話に係る発信処理の一例を示したものである。前提条件については、上述した各実施形態に係る着信処理方法(図2、図3)の場合と同じである。
先ず最初のステップS21では、制御部19において、電話機11(アンテナ11a)を介して発信があったことを検出する。このとき、制御部19からの制御に基づき、電話機11及び音声出力部14を介してスピーカ13からは発信音が出力されている。
次のステップS22では、制御部19において、着信者(通話相手)が電話を受けるために応答キーを操作したことを検出する(ハンズフリー通話可能状態)。このとき、制御部19からの制御に基づき、電話機11及び音声出力部14を介してスピーカ13から出力されていた発信音は、停止させずに、そのまま継続出力させておく。
次のステップS23では、上述したステップS13(図3)と同様にして、同乗者が乗っている(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS24に進み、判定結果がNOの場合にはステップS28にスキップする。
次のステップS24では、上述したステップS14(図3)と同様にして、当該同乗者に対応した音声メッセージを送信する。これによって、車外の発信者(通話相手)は、その音声メッセージから、同乗者がいること、そしてその同乗者が誰であるのかを認識し、着信者の置かれている状況を把握することができる。
また、上記の音声メッセージを送信している間、制御部19からの制御に基づき、電話機11及び音声出力部14を介してスピーカ13から発信音を継続出力させる一方で、音声出力部14の「ミュート」機能により、この期間中に通話相手が発する音声(発話音)をスピーカ13から出力させないようにしている。
次のステップS25では、上述したステップS15(図3)と同様にして、音声メッセージの送信が終了した(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS26に進み、判定結果がNOの場合にはステップS24に戻って上記の処理を繰り返す。
次のステップS26では、制御部19からの制御に基づき、電話機11及び音声出力部14を介してスピーカ13から継続出力されていた発信音を停止させると共に(発信音終了)、音声出力部14の「ミュート」機能を停止させる。この時点で、通話相手が発する音声(発話音)はスピーカ13から出力され得る状態となる。
次のステップS27では、上述したステップS17(図3)と同様にして、ハンズフリー通話を行う。そして、通話が終了すると、運転者が操作部15の終了キー(ハンズフリー通話キー)を操作し、あるいは通話相手が電話を切ることで電話回線が切断され、本処理フローは「終了」となる。
一方、ステップS28では(同乗者がいない場合)、制御部19からの制御に基づき、電話機11及び音声出力部14を介してスピーカ13から継続出力されていた発信音を停止させる(発信音終了)。そして、ステップS27に進む。
以上説明したように、図3(図4)に示す実施形態に係る着信処理(発信処理)方法では、着信(発信)時にハンズフリー通話が指示されてもその時点では着信音(発信音)は停止させずに継続出力させておき、同乗者がいる場合に音声メッセージの送信が終了するまでの間、通話相手の音声がスピーカ13から出力されない状態(ミュート状態)としているので、通話相手にとってプライバシー等に関する内容が音声出力されてしまう可能性を排除することができる。
本発明の一実施形態に係る車載用通話装置の構成を示すブロック図である。 図1の車載用通話装置が行うハンズフリー通話に係る着信処理の一例を示すフロー図である。 図1の車載用通話装置が行うハンズフリー通話に係る着信処理の他の例を示すフロー図である。 図1の車載用通話装置が行うハンズフリー通話に係る発信処理の一例を示すフロー図である。
符号の説明
10…車載用通話装置、
11…電話機(通話手段)、
12…マイクロホン、
13…スピーカ、
14…音声出力部(ミュート手段)、
15…操作部(情報入力手段)、
16…同乗者検出用センサ(センサ手段)、
17…記憶部(メモリ手段)、
18…表示部、
19…制御部(制御手段)。

Claims (6)

  1. 車室内でスピーカとマイクロホンを用いたハンズフリー通話を行うように適応された車載用通話装置であって、
    前記スピーカ及びマイクロホンに接続され、電話の発着信を行う通話手段と、
    ユーザが指示もしくは設定する情報を入力する情報入力手段と、
    同乗者に対応させて予め用意された音声メッセージを格納したメモリ手段と、
    前記通話手段、情報入力手段及びメモリ手段に動作可能に接続された制御手段とを具備し、
    前記制御手段は、前記通話手段を介して着信があった場合には、前記情報入力手段を介してハンズフリー通話が指示され、かつ同乗者がいることを検知したときに、前記メモリ手段を参照して当該同乗者に対応した音声メッセージを前記通話手段を介して送信し、
    前記通話手段を介して発信があった場合には、前記情報入力手段を介してハンズフリー通話が指示され、かつ同乗者がいることを検知したときに、前記メモリ手段を参照して当該同乗者に対応した音声メッセージを前記通話手段を介して送信することを特徴とする車載用通話装置。
  2. 前記メモリ手段は、さらに、前記情報入力手段を介して設定された同乗者の有無を指示する情報及び当該同乗者を特定する情報を含む同乗者関連情報を格納し、
    前記制御手段は、前記同乗者関連情報に基づいて、当該同乗者に対応した音声メッセージを送信することを特徴とする請求項1に記載の車載用通話装置。
  3. 同乗者の有無を検出するセンサ手段を更に具備し、
    前記制御手段は、前記センサ手段の検出結果と前記同乗者関連情報に基づいて、当該同乗者に対応した音声メッセージを送信することを特徴とする請求項2に記載の車載用通話装置。
  4. 前記制御手段からの制御に基づき、前記通話手段を介して前記スピーカに出力される音声信号を実質的に零レベルに低減するミュート手段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の車載用通話装置。
  5. 前記制御手段は、着信があった場合において前記音声メッセージを送信している間、前記通話手段を介して前記スピーカから着信音を継続的に出力させると共に、前記ミュート手段を作動させることを特徴とする請求項4に記載の車載用通話装置。
  6. 前記制御手段は、発信があった場合において前記音声メッセージを送信している間、前記通話手段を介して前記スピーカから発信音を継続的に出力させると共に、前記ミュート手段を作動させることを特徴とする請求項4に記載の車載用通話装置。
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