JP2005236615A - 車両用ハンズフリー通話システム及びこれを用いた情報報知方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両用ハンズフリー通話システムで着信情報や発信者情報の報知を行う際に、ドライバのプライバシー保護にも配慮しながら、状況に応じた適切な情報報知を行えるようにする。
【解決手段】車両に同乗者がいるかどうかを乗員検知装置20によって検知し、同乗者がいる場合には、表示装置30が表示する情報に制限を加えるようにして、少なくとも発信者の電話番号や登録名称といった発信者情報は表示しないようにする。
【選択図】図1
【解決手段】車両に同乗者がいるかどうかを乗員検知装置20によって検知し、同乗者がいる場合には、表示装置30が表示する情報に制限を加えるようにして、少なくとも発信者の電話番号や登録名称といった発信者情報は表示しないようにする。
【選択図】図1
Description
本発明は、着信情報や発信者情報等を文字表示等によって車両の乗員に報知する機能を有する車両用ハンズフリー通話システム及びこれを用いた情報報知方法に関する。
従来、例えば車内に持ち込まれた携帯電話機が接続されることで作動し、車両に設置されたマイクやスピーカを用いて携帯電話機による通話を代替することで、車内で受話器を持たない状態での通話を実施する車両用ハンズフリー通話システムが提案され、実用化されている。
このような車両用ハンズフリー通話システムでは、通常、ナビゲーション用の地図表示等を行う表示器として車内に設置された液晶ディスプレイパネル等を利用して、操作を行うための操作画面を表示したり、各種の情報表示を行ったりしている。例えば、携帯電話機に着信があったときには、表示器の画面を着信画面に切り替えて、この着信画面で着信があった旨を表示するようにしている。また、着信時に発信者に関する発信者情報を必要に応じて表示器に表示する試みもなされており、発信者が発信者番号通知を設定している場合にはその電話番号を表示器に表示し、また、発信者の電話番号がメモリ登録されている番号と一致する場合にはその登録名称を合わせて表示することも行われている(例えば、非特許文献1参照。)。
「PRESIDENT 新型車解説書」,日産自動車株式会社,平成15年10月,p.F−193
「PRESIDENT 新型車解説書」,日産自動車株式会社,平成15年10月,p.F−193
しかしながら、以上のような着信情報や発信者情報の表示は、車内にドライバのみしかいない場合には非常に便利な機能である反面、車内に同乗者がいる場合には、ドライバの個人的な情報が同乗者に知られてしまうという問題を内包している。すなわち、同乗者の有無に拘わらず、携帯電話機に着信があったときに常に着信情報を表示するようにしたのでは、例えばプライベートな関係の発信者からの着信に不用意に応答してしまい、同乗者には聞かれたくない通話内容を同乗者に聞かれてしまう場合がある。また、同乗者の有無に拘わらず、発信者の電話番号や登録名称等の発信者情報を常に表示するようにしたのでは、同乗者には知られたくない発信者情報が同乗者に知られてしまう場合があり、ドライバのプライバシー保護を図るという観点からは、改善が望まれる。
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて創案されたものであって、ドライバのプライバシー保護にも配慮しながら、状況に応じた適切な情報報知を行えるようにした車両用ハンズフリー通話システム及びこれを用いた情報報知方法を提供することを目的としている。
本発明に係る車両用ハンズフリー通話システムは、電話機に着信があったことを示す着信情報及び発信者に関する発信者情報を必要に応じて車両の乗員に報知する報知装置と、車両の乗員の搭乗有無を検知する乗員検知装置とを備える。そして、乗員検知装置によって車内に同乗者がいることが検出された場合には、報知装置が報知する情報に制限を加えるようにしている。
また、本発明に係る情報報知方法は、車両用ハンズフリー通話システムに報知装置を設けて、電話機に着信があったことを示す着信情報及び発信者に関する発信者情報を必要に応じて前記報知装置により車両の乗員に報知するに際し、車両の乗員の搭乗有無を乗員検知装置により検出して、乗員検知装置によって車内に同乗者がいることが検出された場合には、報知装置が報知する情報に制限を加えるようにしている。
本発明によれば、車内に同乗者がいる場合には報知装置が報知する情報に制限を加えるようにしているので、ドライバのプライバシー保護にも配慮しながら、状況に応じた適切な情報報知を行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
本発明を適用した車両用ハンズフリー通話システムの一構成例を図1に示す。この車両用ハンズフリー通話システムは、車内に持ち込まれた携帯電話機100が接続されることで作動し、この携帯電話機100による通話を代替して、車内で受話器を持たない状態での通話を実施するものである。
本実施形態の車両用ハンズフリー通話システムは、ハンズフリー装置10と、乗員検知装置20と、表示装置30とを備えて構成される。ハンズフリー装置10は、インターフェース11と、マイクロフォン12と、スピーカ13と、Telスイッチ14と、フォンコントローラ15とを有する。また、乗員検知装置20は、赤外線センサ21と、乗員検知コントローラ22とを有し、表示装置30は、ディスプレイ31と、ディスプレイコントローラ32とを有する。
ハンズフリー装置10のフォンコントローラ15及び乗員検知装置20の乗員検知コントローラ22と、表示装置30のディスプレイコントローラ32とは、例えば、車内に構築される車内LAN(Local Area Network)のノードとしてLANケーブルを介して相互に接続されており、これらコントローラ間で車内LAN経由でのデータ通信が可能となっている。そして、本実施例の車両用ハンズフリー通話システムでは、これらコントローラ同士の連携動作によって、車内で受話器を持たない状態での通話を実現し、また、本発明に特徴的な情報報知の制御が行えるようになっている。
ハンズフリー装置10のインターフェース11は、有線または無線で携帯電話機100と接続し、携帯電話機100とハンズフリー装置10との間での各種データや音声信号の入出力を行うものである。
マイクロフォン12は、フォンコントローラ15による制御のもとで動作して、ドライバ等の話者の発声を入力するものであり、例えば車両のオーバーヘッド部等に設置される。また、スピーカ13は、フォンコントローラ15による制御のもとで、通話時の受話音声を出力するものである。このスピーカ13としては、車両用オーディオシステム等のスピーカを利用することが可能であり、この場合、オーディオ出力中に通話を開始するときにはオーディオ出力を一時中断して、或いは特定のスピーカ、例えば車両前席の右側に設置されたスピーカのみから受話音声の出力を行う。
Telスイッチ14は、ドライバが発信時の操作開始や着信時の通話開始を指示するためのスイッチであり、例えば、ドライバが運転中に操作しやすいように、ステアリングホイール等に設置される。
フォンコントローラ15は、ハンズフリー装置10全体の動作を制御するものであり、例えば、Telスイッチ14がオンされると、マイクロフォン12やスピーカ13を起動して、これらマイクロフォン12やスピーカ13を用いて携帯電話機100を代替した通話が行えるように制御する。すなわち、フォンコントローラ15は、通話時に、携帯電話機100で受信された通話相手からの音声信号をインターフェース11を介して取得して、スピーカ13から受話音声として出力させ、また、マイクロフォン12から入力されたドライバ等による発話の音声信号をインターフェース11を介して携帯電話機100に転送し、携帯電話機100から通話相手の端末へと送信させる処理を行う。
また、フォンコントローラ15は、携帯電話機100に着信があったときには、発信元の電話番号や発信者の登録名等、発信者に関する発信者情報を携帯電話機100から読み出して表示装置30のディスプレイコントローラ32に転送する機能を有する。また、フォンコントローラ15は、携帯電話機100に格納されている電話帳データをインターフェース11を介して取得してディスプレイコントローラ32に転送する機能を有している。なお、携帯電話機100は、特定の電話番号をプライベートな関係にある相手方の電話番号として登録するプライベート設定を行う機能を有しており、プライベート設定された相手方の電話番号は、この電話帳データの属性を参照することで識別できるようになっている。
乗員検知装置20の赤外線センサ21は、人体から放射される赤外線を受光してそれに応じた検出信号を出力するものであり、例えば車両の助手席や後部座席を検出範囲として、これら助手席や後部座席に同乗者が着座しているかどうかを示す検出信号を乗員検知コントローラ22に供給する。なお、車両の助手席や後部座席に同乗者が着座しているかどうかを検出するためのセンサとしては、この赤外センサ21の他に、例えば助手席や後部座席にかかる荷重を検出する重量センサ等も適用可能である。
乗員検知コントローラ22は、赤外線センサ21から出力される検出信号に基づいて、車両の助手席や後部座席に同乗者が着座しているかどうかを判定し、その判定結果を乗員検知情報として表示装置30のディスプレイコントローラ22に送信するものである。
表示装置30のディスプレイ31は、ディスプレイコントローラ32による制御のもとで、車両用ハンズフリー通話システムで必要な各種情報を表示するものである。具体的には、発信時には発信操作を行うための電話操作画面がこのディスプレイ31に表示され、着信時には、必要に応じて着信画面がディスプレイ31に表示されて、この着信画面上で発信者情報等が表示される。なお、このディスプレイ31としては、ナビゲーション用の地図表示やテレビジョン画像の表示を行う液晶ディスプレイパネル等の表示器を利用することが可能であり、この場合、他の画面を表示中にドライバによるTelスイッチ14の操作や着信があったときには、他の画面の表示が一時中断されて電話操作画面や着信画面が表示されることになる。
ディスプレイコントローラ32は、ディスプレイ31による表示動作を制御するものであり、ハンズフリー装置10のフォンコントローラ15との連携により、車両用ハンズフリー通話システムで必要な電話操作画面や着信画面、発信者情報等の各種情報をディスプレイ31に表示させる制御を行う。また、このディスプレイコントローラ32は、ハンズフリー装置10のフォンコントローラ15から転送された携帯電話機100の電話帳データを保存する機能を有しており、着信時には、この電話帳データに記載されている電話番号の属性から、発信者がプライベート設定された者であるかどうかを判定できるようになっている。そして、特に本実施形態の車両用ハンズフリー通話システムでは、このディスプレイコントローラ32が、着信時に、乗員検知装置20の乗員検知コントローラ22から送信される乗員検知情報に基づいて車内にドライバの他に同乗者がいるかどうかを判断すると共に、携帯電話機100の電話帳データの属性に基づいて発信者がプライベート設定されている相手方であるかどうかを判断し、その判断結果に応じて、着信画面の表示の有無や着信画面上での発信者情報の表示の有無を切り替えるようにしている。
次に、以上のように構成される本実施形態の車両用ハンズフリー通話システムの動作概要について、具体的な例を挙げながら説明する。
本実施形態の車両用ハンズフリー通話システムは、例えば、車両のイグニッションスイッチがオンの状態で、車両のドライバが車内に持ち込んだ携帯電話機100をハンズフリー装置10のインターフェース11に接続することで作動する。
そして、発信時には、車両のドライバによりステアリングホイール等に設置されたTelスイッチ14が押下されることによって、フォンコントローラ15がドライバからの発信要求を判定し、ディスプレイコントローラ32に電話操作画面表示コマンドを送信すると共に、マイクロフォン12及びスピーカ13を動作可能状態にする。
ディスプレイコントローラ32は、フォンコントローラ15からの電話操作画面表示コマンドを受信すると、ディスプレイ31に、例えば図2(a)に示すような電話操作画面を表示させる制御を行う。この電話操作画面では、タイトルバーとして「電話をかける」、「短縮ダイヤル1」、「短縮ダイヤル2」、「各種設定」の各項目が表示され、例えばジョイススティック等の操作入力手段を用いて、これらの項目の何れかを指定すると、指定した項目に対応したプルダウンメニューが表示されるようになっている。図2(a)では、「電話をかける」の項目を指定して、それに対応したプルダウンメニューとして「リダイヤル」、「ダイヤル」、「携帯メモリ」、「発着信履歴」の各項目を表示させた例を示している。
ここで、例えば、ドライバがこれらのプルダウンメニューのうちで「ダイヤル」を指定すると、ディスプレイコントローラ32による制御のもとで、ディスプレイ31には図2(b)に示すようなダイヤル画面が表示される。そして、このダイヤル画面で電話番号の入力をおこなって「開始」ボタンを指定することで、入力した電話番号に電話をかけることができる。また、ドライバが「リダイヤル」を指定すると最後にかけた電話番号に電話をかけることができ、「携帯メモリ」を指定するとディスプレイコントローラ32に保存された携帯電話機100の電話帳データから登録済みの電話番号が読み出されてディスプレイ31に一覧表示され、その中から指定した電話番号に電話をかけることができ、「発着信履歴」の項目を指定すると、過去に発信した電話番号や着信のあった電話番号の履歴がディスプレイ31に一覧表示され、その中から指定した電話番号に電話をかけることができる。
以上の発信動作によって相手方に回線が通じ、携帯電話機100が通話状態になると、フォンコントローラ15による制御のもとで、携帯電話機100で受信された通話相手からの音声がスピーカ13から出力され、また、マイクロフォン12から入力されたドライバの発話が携帯電話機100から通話相手へと送られて、マイクロフォン12及びスピーカ13を用いたハンズフリーでの通話が行われることになる。
一方、携帯電話機100に着信があると、フォンコントローラ15がディスプレイコントローラ32に着信画面表示コマンド及び発信者情報を送信すると共に、マイクロフォン12及びスピーカ13を動作可能状態にする。
ディスプレイコントローラ32は、フォンコントローラ15からの着信画面表示コマンドを受信すると、先ず、乗員検知装置20の乗員検知コントローラ22から送信される乗員検知情報に基づいて、車内にドライバの他に同乗者がいるかどうかを判断する。そして、車内に同乗者がいないと判断した場合には、ディスプレイ31に、例えば図3(a)に示すような着信画面を表示させる制御を行う。この着信画面では、携帯電話機100が着信中である旨の着信情報が表示されると共に、発信者に関する発信者情報として、発信者の電話番号が表示され、また、発信者の電話番号が携帯電話100の電話帳データに登録されている番号と一致する場合には、その登録名称が表示される。また、この着信画面では、ドライバが応答操作を行うためのボタンとして、「開始」ボタンと「保留」ボタンとが表示される。
ここで、例えば、ドライバが「開始」ボタンを指定する、或いはステアリングホイールに設置されたTelスイッチ14を押下すると、携帯電話機100が通話状態となって、フォンコントローラ15による制御のもとで、マイクロフォン12及びスピーカ13を用いたハンズフリーでの通話が実施されることになる。また、通話中は、ディスプレイコントローラ32による制御のもとで、ディスプレイ31には図3(b)に示すような通話画面が表示されることになる。
また、ディスプレイコントローラ32は、乗員検知装置20の乗員検知コントローラ22から送信される乗員検知情報に基づき、車内に同乗者がいると判断した場合には、次に、携帯電話機100の電話帳データの属性に基づいて、発信者がプライベート設定されている相手方であるかどうかを判断する。そして、発信者がプライベート設定されている相手方ではないと判断した場合には、ディスプレイ31に、例えば図3(c)に示すような着信画面を表示させる制御を行う。この着信画面では、携帯電話機100が着信中である旨の着信情報は表示されるが、発信者の電話番号や登録名称等の発信者情報は表示されない。したがって、本来ドライバのみに提示されればよい発信者の電話番号や登録名称等が、不用意に同乗者に知られてしまう不都合を未然に回避することができ、ドライバのプライバシー保護を図ることができる。
また、ディスプレイコントローラ32は、車内に同乗者がいると判断した場合であって、且つ、発信者がプライベート設定されている相手方であると判断した場合には、ディスプレイ31に着信画面自体を表示させないようにして、着信情報や発信者情報の表示は行わないように制御する。これにより、ドライバがプライベートな関係の発信者からの着信に不用意に応答してしまい、同乗者には聞かれたくない通話内容を同乗者に聞かれてしまうといった不都合を未然に回避することができる。
なお、このように、ディスプレイ31に着信画面自体を表示させないようにする場合には、携帯電話機100を通じて発信者の端末に録音メッセージを通知して、ドライバが応答できない状態にあることを通知し、また、必要な場合には発信者からの音声を録音しておくようにすることが望ましい。すなわち、ディスプレイコントローラ32は、車内に同乗者がいると判断した場合であって、且つ、発信者がプライベート設定されている相手方であると判断した場合には、フォンコントローラ15に対して、録音メッセージの通知で着信に応答する旨の着信制御コマンドを送信する。そして、フォンコントローラ15がこの着信制御コマンドに応じて、例えば予め録音された留守録メッセージ等を携帯電話機100から発信者の端末へと通知させ、必要に応じて発信者からの音声をテープカセット等の記録媒体に録音する制御を行う。これにより、発信者に電話がつながらないことによる不快感を与えることもなく、ドライバーのプライバシーにも配慮した適切な着信応答制御を行うことが可能となる。
図4は、以上のような本実施形態の車両用ハンズフリー通話システムにおける着信時の制御の流れを示すフローチャートである。
本実施形態の車両用ハンズフリー通話システムでは、ハンズフリー装置10のインターフェース11に接続された携帯電話機100に着信があると(ステップS1)、先ず、ディスプレイコントローラ32が、乗員検知コントローラ22からの乗員検知情報に基づいて、車両に同乗者がいるかどうかを判断する(ステップS2)。そして、同乗者がいない場合には、ディスプレイ31に図3(a)に示したような着信画面を表示させ、この着信画面上で着信情報及び発信者情報を表示させる(ステップS3)。
一方、同乗者がいる場合には、次に、携帯電話機100の電話帳データの属性に基づいて、発信者がプライベート設定されている相手方であるかどうかを判断する(ステップS4)。そして、発信者がプライベート設定されている相手方でない場合には、ディスプレイ31に図3(c)に示したような着信画面を表示させる(ステップS5)。この着信画面では、着信があった旨の着信情報は表示されるが、発信者の電話番号や登録名といった発信者情報は表示されない。
一方、ステップS2で車両に同乗者がいると判定され、ステップS4で発信者がプライベート設定されている相手方であると判定された場合には、ディスプレイコントローラ32は、フォンコントローラ15に対して録音メッセージの通知で着信に応答する旨の着信制御コマンドを送信する。そして、フォンコントローラ15がこの着信制御コマンドに応じて、携帯電話機100から発信者の端末へ留守録メッセージを通知させ、発信者からの音声を記録媒体に録音する制御を行う(ステップS6)。
ステップS3またはステップS5でディスプレイ31に着信画面を表示させた場合には、次に、この着信画面上の「開始」ボタンが指定されたかどうかを判断し(ステップS7)、「開始」ボタンが指定されると、フォンコントローラ15による制御のもとで、マイクロフォン12及びスピーカ13を用いたハンズフリーでの通話が実施されることになる(ステップS8)。そして、「終了」ボタンが指定されることによってハンズフリーでの通話が終了し(ステップS9)、ステップS1へとリターンする。なお、通話の開始や終了のための操作としては、「開始」ボタンや「終了」ボタンの指定に代えて、ステアリングホイールに設置されたTelスイッチ14を押下するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態の車両用ハンズフリー通話システムでは、車両に同乗者がいるかどうかを乗員検知装置20によって検知し、同乗者がいる場合には、表示装置30が表示する情報に制限を加えるようにして、少なくとも発信者の電話番号や登録名称といった発信者情報は表示しないようにしているので、ドライバのプライバシー保護にも配慮しながら、状況に応じた適切な情報の表示を行うことが可能となる。また、特に、車両に同乗者がいる場合であって、発信者がプライベート設定されている相手方である場合には、表示装置30が着信があった旨の着信情報も表示しないようにしているので、ドライバがプライベートな関係の発信者からの着信に不用意に応答してしまい、同乗者には聞かれたくない通話内容を同乗者に聞かれてしまうといった不都合を未然に回避することができる。
なお、以上説明した例では、ドライバが車内に持ち込んだ携帯電話機100と接続され、この携帯電話機100の通話を代替するようにしているが、本発明は以上の例に限定されるものではなく、例えば車内に設置されたナビゲーション装置に組み込まれた無線機を用いたハンズフリー通話に適用するようにしてもよい。
また、以上説明した例では、ドライバに対する着信情報や発信者情報の報知を、表示装置30のディスプレイ31による文字情報の表示によって行うようにしているが、本発明は以上の例に限定されるものではなく、ドライバに対する着信情報や発信者情報の報知を、例えばスピーカ13からの音声出力によって行うようにしてもよい。また、これらの表示と音声出力との双方を組み合わせて、ドライバに対する着信情報や発信者情報の報知を行うようにしてもよい。
着信情報や発信者情報の報知をディスプレイ31による文字情報の表示によって行うようにした場合には、これらの情報の確認を容易に行えるといった利点がある。一方、着信情報や発信者情報の報知をスピーカ13からの音声出力によって行う場合には、ドライバが視線をずらす必要がないので、運転操作に集中しながら情報を取得できるといった利点がある。
10 ハンズフリー装置
11 インターフェース
12 マイクロフォン
13 スピーカ
14 Telスイッチ
15 フォンコントローラ
20 乗員検知装置
21 赤外線センサ
22 乗員検知コントローラ
30 表示装置
31 ディスプレイ
32 ディスプレイコントローラ
100 携帯電話機
11 インターフェース
12 マイクロフォン
13 スピーカ
14 Telスイッチ
15 フォンコントローラ
20 乗員検知装置
21 赤外線センサ
22 乗員検知コントローラ
30 表示装置
31 ディスプレイ
32 ディスプレイコントローラ
100 携帯電話機
Claims (7)
- 車内の電話機と接続され、受話器を持たない状態での通話を実施する車両用ハンズフリー通話システムにおいて、
前記電話機に着信があったことを示す着信情報及び発信者に関する発信者情報を必要に応じて車両の乗員に報知する報知装置と、
車両の乗員の搭乗有無を検知する乗員検知装置とを備え、
前記乗員検知装置によって車内に同乗者がいることが検出された場合には、前記報知装置が報知する情報に制限を加えることを特徴とする車両用ハンズフリー通話システム。 - 前記電話機が特定の通話相手に対してプライベート設定を行う機能を有し、
前記乗員検知装置によって車内に同乗者がいることが検出された場合であって、前記発信者がプライベート設定されている通話相手である場合には、前記報知装置が着信情報の報知及び発信者情報の報知の何れも行わないことを特徴とする請求項1に記載の車両用ハンズフリー通話システム。 - 前記プライベート設定されている発信者に対して、前記電話機を通じて録音メッセージを通知することを特徴とする請求項2に記載の車両用ハンズフリー通話システム。
- 前記電話機が特定の通話相手に対してプライベート設定を行う機能を有し、
前記乗員検知装置によって車内に同乗者がいることが検出された場合であって、前記発信者がプライベート設定されていない通話相手である場合には、前記報知装置が着信情報の報知を行って、発信者情報の報知は行わないことを特徴とする請求項1に記載の車両用ハンズフリー通話システム。 - 前記報知装置は、表示器による文字情報の表示によって前記着信情報及び発信者情報の報知を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の車両用ハンズフリー通話システム。
- 前記報知装置は、スピーカからの音声出力によって前記着信情報及び発信者情報の報知を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の車両用ハンズフリー通話システム。
- 車内の電話機と接続されて受話器を持たない状態での通話を実施する車両用ハンズフリー通話システムに報知装置を設け、前記電話機に着信があったことを示す着信情報及び発信者に関する発信者情報を必要に応じて前記報知装置により車両の乗員に報知するに際し、
車両の乗員の搭乗有無を乗員検知装置により検出し、
前記乗員検知装置によって車内に同乗者がいることが検出された場合には、前記報知装置が報知する情報に制限を加えることを特徴とする情報報知方法。
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