JP4296942B2 - 車両用シートベルトの取付構造 - Google Patents
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Description
つまり、オープンカーの場合、オープンカーのルーフ部材(格納可能な幌や、ハードルーフ)が設けられるため、シート側方側には、そのルーフ部材を格納、展開するためのリンク機構が設けられており、シート側方にシートベルトアンカーをレイアウトすることは難しい。
また、シート後方側には、上記ルーフ部材を格納する格納部が設けられるため、シート後方側にレイアウトすることも難しい。
そこで、下記特許文献1には、シート後方側に配設されるロールバーにシートベルトリトラクタを配設することが開示されている。具体的には、車幅方向に延設されるクロスバーと、そのクロスバー上方に配設される略逆U字状に形成されるロールバーとから構成されるロールバー部材に対し、クロスバー上方にシートベルトリトラクタを配設するとともに、ロールバー上方側にベルトアンカーを取付ける構造が開示されている。
このような特許文献1によれば、ロールバーを利用してシートベルトリトラクタを配置することができる。
つまり、シートベルトリトラクタには衝突時大きな荷重がかかるため、シートベルトリトラクタをクロスバーに取付ける際、クロスバーの強度を高める必要がある。
従って、特許文献1に示すように、シートベルトリトラクタをクロスバーに配設する場合、クロスバーの強度確保するためには、例えば、クロスバーの車両前後方向の板厚を厚くする必要があり、その分、ルーフ部材を格納する格納スペースが狭くなる。
尚、格納スペースを車両後方側に拡大することも考えられるが、限られた車両の全長での確保は難しい。
該ロールバーの下端が連結され、車幅方向に延設されるクロスバーと、
該クロスバーの下面側両端近傍と、当該クロスバー下方に配設される車体部材とを連結するサイド連結部材とから成るロールバーユニットを備えたオープンカーであって、
上記シートが取付けられる車室部分を覆う展開状態と、覆わない格納状態とに選択可能とされるルーフ部材と、
上記ロールバー側方に設けられ、上記ルーフ部材を上記選択可能ないずれかの状態に移動させるためのリンク機構と、
上記ロールバー後方に隣接して形成され、上記ルーフ部材が格納状態とされる時、当該ルーフ部材が格納される格納部と、
上記クロスバーの下面側略中央部と、当該クロスバーの下方に配設される車体部材とを連結するセンター連結部材とを備え、
上記シート用シートベルトのシートベルトリトラクタが上記センター連結部材に取付けられるよう構成してある。
そして、そのセンター連結部材にシートベルトリトラクタが取付けられるため、限られた車両の全長内においてシートベルトリトラクタが取付けられるロールバーユニットの強度を維持しつつ、シートベルトリトラクタをシートに近接配置することができる。
上記センター連結部材の両側に配設される左右のシートの各上記シートベルトリトラクタが、近接する上記ブラケットの延設部にそれぞれ取付けられるよう構成してある。
上記シートベルトアンカーは、上記ロールバーの車幅方向外側部分に取付けられるよう構成してある。
該センター連結部材の上方部には上記シートベルトアンカーが配設されるとともに、当該センター連結部の下方部の車両後方側には、上記ルーフ部材が格納状態とされる時、当該ルーフ部材の一部を格納可能な格納空間が形成されるよう構成してある。
ルーフ部材3は、鋼板製のルーフ部3a、鋼板製のピラー部3b、及びリヤガラス部3cとから構成されており、そのルーフ部3a、ピラー部3b、リヤガラス部3cは、それぞれ後述するリンク機構4を介して後述するロールバーユニット5側方の車体に連結されている。
そして、ルーフ部材3は、図1中実線で示すように、車両1の室内6を覆う展開状態と、図1中二点鎖線で示すように、車両1のシート7、及びシート7の後方に配設されるロールバーユニット5の後方に形成された格納部8に格納される格納状態とに選択可能に構成されている。
図2において、ロールバーユニット5は、シート7の後方において車幅方向に延設されるサイドフレーム9と、各シート7のヘッドレスト7a後方で、図1に示すベルトラインBより上方側にそれぞれ配設され、サイドフレーム9の上方側に接続される略逆U字状の二つのロールバー部5a、5bと、サイドフレーム9の両端で、ロールバー部5a、5bのそれぞれの車幅方向外方側部分が接続される位置に対応したサイドフレーム9の下面側に一端が接続されるとともに、他端がフロア(不図示)に接続されるサイド支持部材5c、5d、及び一端がサイドフレーム9の略中央下面側に接続されるとともに、他端がフロア(不図示)に接続されるセンター支持部材5eとから構成されている。
これらのサイド支持部材5c、5d、センター支持部材5eは、その他端側が一端側に対して車両前方側にオフセットするよう、上方側から下方側に亘って緩やかに湾曲されている。
また、センター支持部材5eには、やや上方よりの位置に後述するシートベルトリトラクタ11を取付けるためのブラケット12が取付けられている。
このブラケット12は、センター支持部材5eを中心として左右の車幅方向にそれぞれ延設される延設部12a、12bとから構成されており、左右の各シート、つまり、運転席と助手席との各シートベルトリトラクタ11が取付け可能とされている。
そして、上述のように構成されたロールバーユニット5は、図3に示すように、その全体がトリム10により覆われるようになっている。
図4は、ルーフ部材3のリンク機構4を車両側方側から見た側面図、図5はルーフ部材のリンク機構4を車両上方側から見た平面図で、ルーフ部材3のルーフ部3aが展開状態から格納状態へ移行する途中の段階で、ルーフ部3aの車両前方側端部がロールバー部5aよりも車両後方側まで移動した状態を上方側から見た平面図である。
そして、これらのリンク部材の内、第1乃至第3リンク部材4a、4b、4cによって一つの四節リンク機構を構成するとともに、第1リンク部材4a、第4、第5リンク部材4d、4eとによってもう一つの四節リンク機構を構成している。
従って、モータMが駆動され、第1リンク部材4aが車体に軸支されている一端側を支点として図中矢印Aで示す方向に回動されると、それに伴ってピラー部3bも同様に回動し、ルーフ部材3aも一旦ピラー部3bよりも後方側に移動した後ピラー部3b後方側を同様に回動する。
その際、リヤガラス部3cも第4、第5リンク部材4d、4eによってピラー部3bから離れつつ、ルーフ部3a、ピラー部3bと同様回動し、図1に示すように、ルーフ部材3は格納部8に格納されることになる。
図5は、トリム10を取外した状態において、シートベルトリトラクタ11のロールバーユニット5への取付け状態を車両正面から見た正面図、図6は、トリム10を装着した状態において、一方のシート7を車両前方側から見た正面図、図7は、シートベルトリトラクタ11のロールバーユニット5のセンター支持部材5eへの取付け状態を車両側方から見た側面図である。尚、図7では、ルーフ部材3のルーフ部3a、ピラー部3bの図示を省略し、二点鎖線で示している。
また、図6にも示すように、ロールバー部5a、5bの車幅方向外方側部分の下方には、それぞれシートベルトアンカー13、13が設けられており、シートベルトリトラクタ11、11からシートベルアンカー13、13に延びるベルト14、14がトリム10内に配索されている。
ここで、シートベルトリトラクタ11に作用する荷重は、ブラケット12を介してセンター支持部材5eに作用させることができるとともに、ベルト14、シートベルトアンカー13、13、サイドフレーム9を介してサイド支持部材5c、5dに作用させることができる、つまり、これら各支持部材5c、5d、5eの三箇所に荷重を分散することが可能とされている。
従って、センター支持部材5eの上方側は、シートベルトリトラクタ11の取付けスペースとして利用することができるとともに、下方側はリヤガラス部3cの収納空間として利用することができる。
そして、そのセンター支持部材5eにシートベルトリトラクタ11が取付けられるため、限られた車両の全長内においてシートベルトリトラクタ11が取付けられるロールバーユニット5の強度を維持しつつ、シートベルトリトラクタ11をシート7に近接配置することができる。
3:ルーフ部材
4:リンク機構
5:ロールバーユニット
5a、5b:ロールバー部(ロールバー)
5c、5d:サイド支持部材(サイド連結部材)
5e:センター支持部材(センター連結部材)
6:車室
7:シート
8:格納部
9:クロスバー
10:トリム
11:シートベルトリトラクタ
12:ブラケット
12a、12b:延設部
13:シートベルトアンカー
14:ベルト
15:格納空間
Claims (5)
- シートの車両後方側で、かつベルトラインより略上方側に配設され、乗員を保護するロールバーと、
該ロールバーの下端が連結され、車幅方向に延設されるクロスバーと、
該クロスバーの下面側両端近傍と、当該クロスバー下方に配設される車体部材とを連結するサイド連結部材とから成るロールバーユニットを備えたオープンカーであって、
上記シートが取付けられる車室部分を覆う展開状態と、覆わない格納状態とに選択可能とされるルーフ部材と、
上記ロールバー側方に設けられ、上記ルーフ部材を上記選択可能ないずれかの状態に移動させるためのリンク機構と、
上記ロールバー後方に隣接して形成され、上記ルーフ部材が格納状態とされる時、当該ルーフ部材が格納される格納部と、
上記クロスバーの下面側略中央部と、当該クロスバーの下方に配設される車体部材とを連結するセンター連結部材とを備え、
上記シート用シートベルトのシートベルトリトラクタが上記センター連結部材に取付けられていることを特徴とする車両用シートベルトの取付け構造。 - 上記センター連結部材には、当該センター連結部材を中心として左右の車幅方向にそれぞれ延設される延設部を有するブラケットが取付けられるとともに、
上記センター連結部材の両側に配設される左右のシートの各上記シートベルトリトラクタが、近接する上記ブラケットの延設部にそれぞれ取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートベルトの取付構造。 - 上記ロールバーには、シートベルトアンカーが取付けられるとともに、当該シートベルトアンカーが取付けられたロールバーはトリムによって覆われるものであって、
上記トリム内には、上記シートベルトリトラクタから上記シートベルアンカーに延びるベルトが配索されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シートベルトの取付構造。 - 上記ロールバーは、略逆U字状に形成されるとともに、当該ロールバーの車幅方向外側部分の下端が、上記サイド連結部材の上記クロスバーに対する連結部となる位置の略上方側に連結されるものであって、
上記シートベルトアンカーは、上記ロールバーの車幅方向外側部分に取付けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両用シートベルトの取付構造。 - 上記センター連結部材は、下方部が上方部に対して車両前後方向前方側にオフセットされ、
該センター連結部材の上方部には上記シートベルトアンカーが配設されるとともに、当該センター連結部の下方部の車両後方側には、上記ルーフ部材が格納状態とされる時、当該ルーフ部材の一部を格納可能な格納空間が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の車両用シートベルトの取付構造。
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