JP4281160B2 - 通風路切替装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的に言って、空気が流れる通風路の切替装置に関するもので、例えば、車両用空調装置の吹出モード切替装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用空調装置等に用いられる通風路切替装置において、空気流れを切り替えるドアとしてバタフライドアを用いるタイプのものでは、ドア本体部の中央部に回転軸を備え、通風路を形成するケースに対してドア本体部を前記回転軸により回転可能に支持する構成となっている。
【0003】
そして、このようなバタフライドアでは、図3に示すように、剛性の高い材質(樹脂)からなるドア本体部100の外周縁部に、リップシールを構成するシール材102をエラストマ(高分子弾性体)の射出成形により薄板平板状に一体に設けている。このシール材102を図2に示すように、ケース11側の開口部16、17のシール面103、104に押し当てることにより、ケース11側の開口部16、17のシール面103、104との間のシール効果を得るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本発明者らがこの種のバタフライドア19、20を実際に試作して、シール効果について実験検討してみると、バタフライドア19、20のシール材102のうち、コーナー部102aという特定部位で風洩れが発生しやすいことが判明した。このコーナー部102aでの風洩れの発生原因は、本発明者らの検討により以下の理由であることが分かった。
【0005】
すなわち、ドアの製造に際しては、一般に、予め成形したドア本体部100を成形型内にインサートし、その後に、弾性体材料を成形型内のドア本体部100周縁部に射出してシール材102を射出成形する。このため、シール材102には射出成形時の成形圧力により発生する収縮力が成形後も内部応力として残留する。
【0006】
また、弾性体(エラストマ)は射出成形後に、使用状態で高温放置されると、自身の材料物性による収縮力が発生するという特性を持っている。従って、夏期の炎天下駐車時のごとく車室内が非常に高温になると、車両用空調装置におけるドア19、20のシール材102はこの高温の影響を受けて、材料物性による収縮力をも発生することになる。
【0007】
以上のように、シール材102には成形圧力と材料物性による収縮力が発生し、この収縮力が原因となって、コーナー部102aのシール材102には、当該部位のシール材を図3の矢印A、Bのごとくドア本体部100に引き寄せる直交方向の内部収縮力が作用する。
【0008】
このため、図4に示すように、ケース11側の開口部16、17のシール面104(103)にシール材102を押し当てた状態(開口部16、17の閉塞状態)で、バタフライドア19、29を放置すると、上記内部収縮力の影響で、コーナー部102aのシール材102がドア本体部100側へ変形して、図5に示すように、コーナー部102aのシール材102がシール面104(103)より反り上がるという現象が発生する。
【0009】
この結果、シール材102の先端部とシール面104(103)との間に隙間Cが形成されて風洩れが生じることが分かった。
【0010】
なお、上記コーナー部102aでのシール材102の変形の原因である内部収縮力を低減するために、▲1▼シール材102の材質として成形時の流動性の高い材質を選定して、成形圧力を減少させる方法、▲2▼シール材102の肉厚を厚くして成形時の材料流動性を高めるとともに、シール材102の肉厚増加により剛性アップを図って、収縮力に対する変形抑制効果を高める方法、▲3▼成形装置の射出ゲート数を増加して、成形時の材料流動性を高める方法等が考えられる。
【0011】
しかし、▲1▼の方法は、成形時の流動性の高い材質を特別に選定しなければならず、シール材102の材料費が高くなる。また、▲2▼の方法は、肉厚増加により材料使用量が増加して、シール材102の材料費が高くなる。また、▲3▼の方法は、射出ゲート数の増加により成形装置の構造が煩雑化して、成形装置のコストアップを招く。従って、上記▲1▼〜▲3▼の方法はいずれも実用的とは言えない。
【0012】
ところで、上記したコーナー部102aの反り上がり現象は、剛性の低い薄板平板状のリップシール特有の不具合であって、例えば、図15(a)、(b)に示すようなT字状やY字状の断面形状を持つリップシールをシール材102により構成する場合は、リップシールの剛性が高いためコーナー部102aでの反り上がり現象が生じない。
【0013】
しかし、その反面、薄板平板状のリップシールに比較して図15(a)、(b)のものはT字状やY字状の複雑な形状であるため、シール材102の成形型が複雑となり、成形コストが高くなる。また、シール材102の先端シール部の厚さ寸法が上記断面形状のため大きくなって、ドア開放時の通風路面積を絞るので、通風路の圧損が増大するという不具合もある。
【0014】
本発明は上記した諸点に鑑みてなされたもので、ドア本体部の外周縁部に弾性体からなる薄板平板状のシール材を固着したドアを用いて通風路を切替える装置において、シール材の材料費や成形装置のコストアップを招くことなく、シール材の変形に起因する風洩れを防止することを目的とする。
【0015】
より具体的には、本発明は、この種のドアにおけるコーナー部でのシール材の変形に起因する風洩れを良好に防止することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、ケース(11)の開口部(16、17)を開閉して空気流れを切り替えるドア(19、20)に、剛性の高い材質からなるドア本体部(100)と、このドア本体部(100)の外周縁部に固着された、弾性体からなるシール材(102)とを備え、
このシール材(102)は、前記ドア本体部(100)の外周縁部から外方側へ連続して延びる薄板平板状であり、
開口部(16、17)の周縁部に形成されたシール面(103、104)にシール材(102)が圧着することにより、開口部(16、17)を閉塞する通風路切替装置において、
シール材(102)のコーナー部(102a)における外周円弧部の曲率半径をRDとし、
シール面(103、104)においてシール材(102)の圧着する部位をシールライン(D)とし、
シールライン(D)のコーナー部はシール材(102)のコーナー部(102a)における外周円弧部よりも内周側に位置しており、
シールライン(D)のコーナー部における円弧部の曲率半径をRc2としたとき、外周円弧部の曲率半径RDよりもシールライン(D)のコーナー部における円弧部の曲率半径Rc2を大きくすることによって、シール面(103、104)のコーナー部をシール部材(102)に対してより接近させる構成となっており、
シール材(102)には、成形時に生じた内部応力が残留しており、シール材(102)のコーナー部(102a)において、この内部応力によるシール材(102)の変形量よりも、シール材(102)がシール面(103、104)に圧着した際のシール材(102)の変形量を大きくすることを特徴としている。
【0017】
これによると、Rc2>RD の関係に設定することにより、シール面(103、104)のコーナー部をシール部材(102)に対してより接近させる構成となっている。このため、シール面(103、104)のコーナー部の内周円弧部が従来技術に比してシール部材(102)に接近する。
その結果、薄板平板状のシール部材(102)のコーナー部(102a)をその使用初期から、シール部材(102)の内部応力(内部収縮力)による変形量以上に予め弾性変形させておくことができる。
よって、使用期間が長くなって、シール部材(102)のコーナー部(102a)が内部応力(内部収縮力)によりドア本体部(100)側へ変形しても、従来技術のような隙間(C)が発生することがなく、風洩れを確実に防止できる。
しかも、本発明によれば、シール材の材料費や成形装置のコストアップを招くことがないので、実用上、極めて有利である。
【0023】
なお、本発明において、上記した外周円弧部およびシールライン(D)のコーナー部における円弧部という表現は、曲率半径一定の厳密な円弧形状のみに限定されるものではなく、曲率半径がある程度変化する概略円弧状のものを包含している。
【0024】
また、請求項2記載の発明では、請求項1おいて、シール面(103、104)のシールライン(D)のコーナー部における円弧部の曲率半径Rc2を、シール材(102)のコーナー部(102a)における外周円弧部の曲率半径RDに対して、Rc2=1.5〜4RDの範囲に設定することを特徴としている。
【0025】
本発明者の実験検討によると、シール面(103、104)のシールライン(D)のコーナー部における円弧部の曲率半径Rc2を上記の範囲内に設定することにより、隙間(C)の発生をより確実に防止することができるとともに、開口部(16、17)の開口面積確保、シール面(103、104)のシールライン(D)のコーナー部の円弧部とドア本体部(100)との干渉防止等の面において有利であることが分かった。
【0026】
また、請求項3記載の発明では、ケース(11)の開口部(16、17)を開閉して空気流れを切り替えるドア(19、20)に、剛性の高い材質からなるドア本体部(100)と、このドア本体部(100)の外周縁部に固着された、弾性体からなるシール材(102)とを備え、
このシール材(102)は、前記ドア本体部(100)の外周縁部から外方側へ連続して延びる薄板平板状であり、
開口部(16、17)の周縁部に形成されたシール面(103、104)にシール材(102)が圧着することにより、開口部(16、17)を閉塞する通風路切替装置において、
ドア本体部(100)のコーナー部に、シール材(102)のコーナー部(102a)側へ突出する突出部(107)が形成され、
この突出部(107)は、ドア本体部(100)の形成領域から形成領域外方へドア本体部(100)と同一平面内で突出することを特徴としている。
【0027】
これによると、突出部(107)の突出量の分だけ、薄板平板状シール材(102)のコーナー部(102a)における突き出し寸法a3 を小さくすることができる。そのため、コーナー部(102a)での反り上がりを減少できると同時に、送風空気の動圧によるコーナー部102aの変形量を低減できる。その結果、コーナー部(102a)での風洩れを効果的に抑制できる。
【0028】
しかも、剛性の高い材質からなるドア本体部(100)に突出部(107)を付加することにより、シール材(102)のコーナー部(102a)における剛性が高まるので、シール材(102)の内部応力(内部収縮力)に起因するコーナー部(102a)の変形をも良好に抑制できる。
【0029】
また、請求項4記載の発明のように、請求項3において、突出部(107)を曲面形状で突出させれば、シール材(102)のコーナー部(102a)の内周に直角状の角部が形成されることがない。そのため、ドア開閉動作に伴う応力集中によってシール材(102)が破断するといった不具合が発生せず、シール材(102)とドア本体部(100)との間の接着品質を長期にわたって良好に確保できる。
【0030】
また、請求項5記載の発明では、請求項3または4において、シール材(102)のコーナー部(102a)における突き出し寸法a3を、シール材(102)のコーナー部(102a)以外のストレート部分における突き出し寸法bに対して、a3=0.5〜1.1bの範囲に設定することを特徴としている。
【0031】
これによると、突き出し寸法a3を1.1b以下に抑えることにより、コーナー部(102a)での反り上がりを減少でき、また、動圧によるコーナー部(102a)の変形量を良好に抑えることが可能となる。これにより、コーナー部(102a)での風洩れを効果的に抑制できる。
また、突き出し寸法寸法a3を0.5bより大きくすることにより、ドア操作荷重に対するコーナー部(102a)の変形のしやすさ(柔軟性)を確保して、シール性の維持、ドア操作力の増大防止を図ることができる。
また、請求項6記載の発明のように、請求項1ないし5のいずれか1つにおいて、シール材(102)のうち、外周先端部(102b)よりもドア本体部(100)側に位置する部分は、ドア本体部(100)の厚さ以下の厚さにてドア本体部(100)の外周縁部から外方側へ突出している。
【0032】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
【0034】
(第1実施形態)
最初に、本発明を適用する車両用空調装置の概要を図1により説明すると、図1は車両の車室内前方部に配置される計器盤(図示せず)の車両幅方向の略中央位置に配置されるセンタ置きの空調ユニット10部を示しており、車両の上下、前後に対して図示の形態で空調ユニット10が搭載される。
【0035】
車室内の助手席側にオフセット配置された送風機ユニット(図示せず)の出口部が空調ユニット10の樹脂製ケース11の最前部の空気入口部11aに接続されるので、送風機ユニットからの送風空気はこの空気入口部11aに流入する。そして、この流入空気は冷凍サイクルの冷房用蒸発器12で冷却された後に、温水(エンジン冷却水)を熱源とする暖房用ヒータコア13で再加熱されて温度調整される。
【0036】
ここで、板状のエアミックスドア15は回転軸15aにより回動可能となっており、このエアミックスドア15の回動位置の選択により、暖房用ヒータコア13を通過する温風と、バイパス路14を通過する冷風との風量割合を調整することができ、これにより、車室内への吹出空気の温度調整を行うことができる。そして、この温度調整された空気は、乗員頭部への空気吹出のためのフェイス吹出開口部16と、車両窓ガラス内面への空気吹出のためのデフロスタ吹出開口部17と、乗員足元部への空気吹出のためのフット吹出開口部18のいずれか1つまたは複数に流入する。
【0037】
これらの各吹出開口部16〜18への空気流れの切替は、それぞれ吹出モードドア19〜21により行う。この吹出モードドア19〜21のうち、フェイス、デフロスタ用のドア19、20は以下説明する図2、図3に示すバタフライドアから構成されている。
【0038】
図2、図3はリップシールタイプのバタフライドア19、20を示すものであって、ドア19、20は、長方形の平面形状を持つドア本体部100を有し、このドア本体部100は樹脂等の材料からなる剛性の高い部分(換言すると、非弾性体部分)を構成する。そして、ドア本体部100の短辺方向(図3参照)の中央部に回転軸101を一体に成形している。
【0039】
ドア本体部100の外周縁部に図3に示すようにエラストマ(高分子弾性体)からなるシール材102を額縁状に一体に固着している。このシール材102は、ドア本体部100の外周縁部から外方側へ連続して延びる薄板平板状のリップシールを構成する。ここで、ドア本体部100とシール材102との固着は例えば次のごとき一体成形で行うことができる。ドア本体部100を予め成形しておき、このドア本体部100を成形型内の所定部位に前もって挿入しておき、その後に、シール材102を構成するエラストマを溶融状態で成形型内に射出して成形することにより、ドア本体部100とシール材102とを一体成形にて固着できる。
【0040】
なお、ドア19、20のドア本体部100を構成する樹脂材料としては、ポリプロピレン、ナイロン、ABS等の樹脂が好適であり、ガラス繊維等のフィラーを混入して強度アップを図るようにしてもよい。また、シール材102のエラストマの具体的材質としては、サーモプラスティクエラストマ(TPE)の一種であるオレフィン系エラストマが好適である。また、ケース11の樹脂材料としては、上記ドア本体部100と同種の樹脂を用いることができる。
【0041】
一方、ケース11の吹出開口部16、17には、鋭角状に傾斜したシール面103、104を持つドア当接用リブ105、106を突出形成している。ここで、吹出開口部16、17の形状は図3に示すバタフライドア19、20の長方形に対応した長方形になっており、そして、シール面103を持つドア当接用リブ105と、シール面104を持つドア当接用リブ106が、ドア19、20の回転軸101を境として、回転軸101の左右両側に区画して形成されている。
【0042】
図2はバタフライドア19、20の開放状態を示しており、この開放状態から回転軸101に回転方向の操作力を加えて、バタフライドア19、20を図2の反時計方向に所定角度回転させると、バタフライドア19、20のシール部材102の外周先端部102bがケース11の吹出開口部16、17のリブ105、106のシール面103、104に圧着することにより、ドア本体部100の外周部分をケース11に対してシールすることができ、吹出開口部16、17を閉塞できる。
【0043】
ここで、ドア本体部100の薄肉平板状シール材102の外周先端部102bは、回転軸101と平行な長辺部分と、回転軸101と直交する短辺部分(側面部分)との双方において、ケース11のドア当接用リブ105、106に圧着する。
【0044】
なお、図4は、図2のA部拡大図で、薄肉平板状シール材102の外周部分102bが傾斜面104に圧着した状態を示す。シール面103、104を傾斜させるのは、シール材102の接触部の面圧を高めてシール効果を高めるためである。
【0045】
バタフライドア19、20のドア本体部100の回転軸101は、その両端部でケース11の軸受穴(図示せず)に回転自在に支持されるとともに、回転軸101の一端部はケース11の外部へ突出し、図示しないドア駆動機構に連結される。このドア駆動機構は、周知のごとく車両用空調装置の操作パネルに設けられた手動操作機構、あるいは、空調制御装置により制御されるモータ等を用いたアクチュエータ機構により構成される。
【0046】
次に、本第1実施形態によるバタフライドア19、20のシール性向上のための工夫点について詳述すると、本発明者らの検討によると、バタフライドア19、20の薄肉平板状シール部材102のコーナー部102a(図3)における風洩れは、前述のごとくシール材102内部に発生する収縮力が原因となって、コーナー部102aのシール材102がドア本体部100側へ変形して、コーナー部102aのシール材102が反り上がり、シール面104(103)との間に隙間C(図5)が生じるために発生する。
【0047】
このような隙間C(図5)が生じるものについてさらに精査したところ、図6〜図9に示すように、ケース11側のドア当接用リブ106(105)のシール面104(103)のコーナー部に形成される内周円弧部の曲率半径RC1が、シール部材102のコーナー部102aに形成される外周円弧部の曲率半径RD より同等以下(RC1≦RD )の比較的小さい値であった。具体的には、RD =5mm、RC1=5mmであった。
【0048】
このため、ケース11側のシール面104(103)のコーナー部では、内周円弧部の小さな曲率半径RC1による凹状部が形成されることになり、その結果、成形終了後の収縮力(残留内部応力)およびエラストマの材料物性による加熱収縮(熱収縮性)の影響で、薄肉平板状シール部材102のコーナー部102aがドア本体部100側へ変形すると、図5、図9(a)に示すように、シール部材102のコーナー部102aの外周先端部102bが反り上がって、シール面104(103)との間に隙間Cが発生する。なお、図8(a)、図9(a)は、RC1≦RD となった比較品であり、図7、8の2点鎖線Dはケース11側のシール面104(103)においてシール材102の外周部分102bが圧着する部位であるシールラインを示す。
【0049】
上記隙間Cの発生を防止するために、本実施形態においては、ケース11側のシール面104(103)のシールラインDのコーナー部における内周円弧部の曲率半径をRc2としたとき、この内周円弧部の曲率半径Rc2をシール部材102のコーナー部102aの外周円弧部の曲率半径RD より拡大して、ドア19、20が開口部閉塞位置に操作されたときに、その使用初期から、シール部材102の内部収縮力による変形量以上に、シール部材102を予め弾性変形させておくようにしている。
【0050】
すなわち、薄肉平板状シール部材102のコーナー部102aにおける、ドア本体部100側への変形量は、シール部材102の内部収縮力とシール部材102の剛性とにより決定されるが、ケース11側のシール面104(103)のシールラインDのコーナー部における内周円弧部の曲率半径Rc2(図7、図8(b)、図9(b)参照)をシール部材102のコーナー部102aの外周円弧部の曲率半径RD より拡大することにより、シール面104(103)のコーナー部の内周円弧部がシール部材102に対してより接近することになる。
【0051】
その結果、薄肉平板状シール部材102のコーナー部102aをその使用初期から、シール部材102の内部収縮力による変形量以上に予め弾性変形させておくことができる。よって、空調装置の使用につれて、シール部材102のコーナー部102aが内部収縮力によりドア本体部100側へ変形しても、比較品のように隙間Cが発生することがない。
【0052】
本発明者の試作検討によると、上記Rc2の好ましい範囲は1.5〜4RD である。上記Rc2を1.5RD より大きくすることにより、隙間Cの発生をより確実に防止することができる。一方、上記Rc2を4RD より大きくすると、シール面104(103)のコーナー部の内周円弧部が開口部16、17の内側へ大きく突き出すようになり、開口部16、17の開口面積縮小の程度が大きくなる。また、シール面104(103)のコーナー部の内周円弧部がドア本体部100に近接してドア本体部100と干渉する恐れが出てくる。これらの理由から、上記Rc2は4RD より小さくすることが好ましい。
【0053】
なお、より具体的には、RD =5mmのとき、Rc2=10〜15mm(Rc2=2〜3RD )が好ましい範囲であった。
【0054】
(第2実施形態)
第1実施形態では、薄肉平板状シール部材102の内部収縮力による変形に起因するコーナー部の風洩れ防止について説明したが、薄肉平板状シール部材102に作用する送風空気の動圧によりシール部材102のコーナー部が変形して風洩れが発生することがある。そこで、第2実施形態では、この送風空気の動圧によるシール部材102のコーナー部の変形をも抑制するものである。
【0055】
まず、最初に、薄肉平板状シール部材102のコーナー部102aの具体的寸法関係について説明すると、図10(a)はコーナー部102aの寸法設定の比較例1であり、シール部材102の外縁部の形状を長方形に近似させるため、コーナー部102aの外周円弧部の曲率半径RD を内周円弧部の曲率半径RDiと同一(RD =RDi)の小さな値にしている。これに伴って、シール部材102のコーナー部102aにおける突き出し寸法(リップ長さ)a1 は、シール材102のコーナー部102a以外のストレート部分における突き出し寸法(リップ長さ)bより必然的に大きくなる。例えば、ストレート部分における突き出し寸法(リップ長さ)b=10mmの場合に、RD =RDi=5mmであると、コーナー部102aにおける突き出し寸法a1 は14.14mmに増えてしまう。
【0056】
一般に、弾性体における曲げ変形量は、一定荷重に対して突き出し寸法(リップ長さ)の3乗に比例するから、シール部材102のコーナー部102aに送風空気の動圧が加わった際に、コーナー部102aが動圧の方向に大きく変形する。図11のL1 は、この動圧によるコーナー部102aの変形量であり、ストレート部分における変形量L2 に比して大幅に増加する。この結果、送風空気の動圧に基づくコーナー部102aの変形によって風洩れが生じる。
【0057】
次に、図10(b)の比較例2では、コーナー部102aの内周円弧部を廃止して、直角状の角部を形成している。これによると、内周円弧部を廃止した分だけ、突き出し寸法a2 が短くなるが、その反面、シール部材102のコーナー部102aの内周側に直角状の角部を形成しているので、ドア開閉動作に伴ってシール部材102の曲げ変形が繰り返されると、シール部材102の直角状の角部に応力集中が起こって、この角部からシール部材102が破断し、シール部材102とドア本体部100との接着品質を悪化させるという問題がある。
【0058】
そこで、第2実施形態では、送風空気の動圧によるシール部材102のコーナー部の変形を抑制するために、図12、図13に示すように、ドア本体部100のコーナー部に、シール材102のコーナー部102a側へ突出する突出部107を形成している。この突出部107は滑らかな曲面形状(具体的には円弧状)で突出している。
【0059】
突出部107の突出量はシール材102のコーナー部102aにおける突き出し寸法a3 (=突出部107の頂部とシール部材102のコーナー部の外周円弧部との間隔)がストレート部分における突き出し寸法bに対して、
a3 =0.5〜1.1bの範囲となるように設定する。
【0060】
ここで、寸法a3 を1.1b以下に抑えることにより、動圧によるコーナー部102aの変形量を図11のストレート部分における変形量L2 と同等程度に抑えることが可能となり、動圧による風洩れを効果的に抑制できる。また、寸法a3 を0.5bより小さくすると、所定のドア操作荷重に対するコーナー部102aの変形量が減少してシール性が損なわれるので、寸法a3 は0.5b以上にするのがよい。このような観点から、寸法a3 は、寸法bと略同等(a3 ≒b)となるように設定するのが最も好ましい。
【0061】
しかも、第2実施形態によると、突出部107は滑らかな曲面形状で突出しているから、比較例2のごとき直角状の角部がシール材102のコーナー部102aの内周に形成されることがない。そのため、ドア開閉動作に伴う応力集中によってシール材102が破断するといった不具合が発生せず、シール材102とドア本体部100との間の接着品質を長期にわたって良好に確保できる。
【0062】
さらに、コーナー部102aにおける突き出し寸法a3 をストレート部分における突き出し寸法bと同等にするとともに、剛性の高い突出部107の付加によりシール材102のコーナー部102aにおける剛性が高まるので、第1実施形態において述べた内部収縮力に起因するコーナー部102aの反り上がりを抑制できるという効果も同時に発揮できる。
【0063】
図14は、第2実施形態による効果を示す実験データであり、比較例1は前述の図10(a)によるもので、b=10mm、RD =RDi=5mm、突き出し寸法a1 =14.14mmである。これに対して、本発明品はb=10mm、突出部107は曲率半径=2mmの円弧状、RD =5mm、突き出し寸法a3 =10.07mmである。その他、シール材102の材質等はすべて同一条件である。
【0064】
図14の下側に示すように、シール材102の外周先端部102bをシール面104に圧着した状態で、80°Cの高温雰囲気中に24時間放置して、シール材102の外周先端部102bの反り上がり量を測定した。その結果、比較例1では反り上がり量が0.23mmであったのに対して、本発明品によると、反り上がり量を0.13mmに低減できた。
【0065】
また、図14の下側に示すように、シール材102の外周先端部102bをシール面104に圧着した状態で80°Cの高温雰囲気中に24時間放置した後、ドア前後に40mmAqの圧力差を加えたときの風洩れ量を測定した。
【0066】
その結果、比較例1ではシール材102のコーナー部102aからの風洩れ量が2.9m3 /hであり、これに対し本発明品では同風洩れ量を0.9m3 /hという僅少値に抑えることができることが分かった。
【0067】
(他の実施形態)
なお、本発明は、車両用空調装置の吹出モードドア以外に、エアミックスドア、内外気切替ドア等にも適用できる。さらに、車両用空調装置以外の用途においても、本発明は通風路切替装置として広く適用可能であることはもちろんである。
【0068】
また、上記の実施形態では、図3、12に示すようにドア本体部100の中央部に回転軸101を配置するバタフライドア19、20に本発明を適用した場合について説明したが、図1に示すドア15、21のようにドア本体部の端部に回転軸15aを配置するタイプのドアにおいても、ドア本体部の外周縁部にリップシールタイプのシール材を固着する構造であれば、本発明を同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する車両用空調装置の概略構成を示す破断斜視図である。
【図2】図1におけるバタフライドアを例示する要部断面図である。
【図3】図1におけるバタフライドアの平面図である。
【図4】図2のA部拡大図である。
【図5】図2のA部拡大図で、従来技術による不具合を示すものである。
【図6】図1におけるバタフライドアのコーナー部とケース側シール面との関係を示す部分斜視図である。
【図7】本発明の第1実施形態および従来技術の要部の平面図である。
【図8】(a)は従来技術のケース側シール面の部分斜視図、(b)は本発明の第1実施形態によるケース側シール面の部分斜視図である。
【図9】図6のB−B断面図であり、(a)は従来技術を示し、(b)は本発明の第1実施形態を示す。
【図10】本発明の第2実施形態の前提を説明するための比較例の要部の平面図である。
【図11】本発明の第2実施形態の前提を説明するための動圧によるシール材の変形量の説明図である。
【図12】本発明の第2実施形態によるバタフライドアの平面図である。
【図13】本発明の第2実施形態によるバタフライドアの要部拡大図である。
【図14】本発明の第2実施形態による効果を示す実験データの説明図である。
【図15】従来のシール材におけるリップシール形状の他の例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
11…ケース、16〜18…吹出開口部、19、20…バタフライドア、
100…ドア本体部、101…回転軸、102…シール材、
102a…コーナー部、103、104…シール面、107…突出部。
Claims (6)
- 通風路の開口部(16、17)を有するケース(11)と、
前記ケース(11)内に配設され、前記開口部(16、17)を開閉して空気流れを切り替えるドア(19、20)とを備え、
前記ドア(19、20)は、剛性の高い材質からなるドア本体部(100)と、このドア本体部(100)の外周縁部に固着された、熱収縮性を有する弾性体からなるシール材(102)とを有しており、
このシール材(102)は、前記ドア本体部(100)の外周縁部から外方側へ連続して延びる薄板平板状であり、
前記開口部(16、17)の周縁部に形成されたシール面(103、104)に前記シール材(102)が圧着することにより、前記開口部(16、17)を閉塞する通風路切替装置において、
前記シール材(102)のコーナー部(102a)における外周円弧部の曲率半径をRDとし、
前記シール面(103、104)において前記シール材(102)の圧着する部位をシールライン(D)とし、
前記シールライン(D)のコーナー部は前記シール材(102)のコーナー部(102a)における外周円弧部よりも内周側に位置しており、
前記シールライン(D)のコーナー部における円弧部の曲率半径をRc2としたとき、前記外周円弧部の曲率半径RDよりも前記シールライン(D)のコーナー部における円弧部の曲率半径Rc2を大きくすることによって、前記シール面(103、104)のコーナー部を前記シール部材(102)に対してより接近させる構成となっており、
前記シール材(102)には、成形時に生じた内部応力が残留しており、前記シール材(102)のコーナー部(102a)において、前記内部応力による前記シール材(102)の変形量よりも、前記シール材(102)が前記シール面(103、104)に圧着した際の前記シール材(102)の変形量を大きくすることを特徴とする通風路切替装置。 - 前記シールライン(D)のコーナー部における円弧部の曲率半径Rc2を、前記外周円弧部の曲率半径RD に対して、Rc2=1.5〜4RD の範囲に設定することを特徴とする請求項1に記載の通風路切替装置。
- 通風路の開口部(16、17)を有するケース(11)と、
前記ケース(11)内に配設され、前記開口部(16、17)を開閉して空気流れを切り替えるドア(19、20)とを備え、
前記ドア(19、20)は、剛性の高い材質からなるドア本体部(100)と、このドア本体部(100)の外周縁部に固着された、弾性体からなるシール材(102)とを有しており、
このシール材(102)は、前記ドア本体部(100)の外周縁部から外方側へ連続して延びる薄板平板状であり、
前記開口部(16、17)の周縁部に形成されたシール面(103、104)に前記シール材(102)が圧着することにより、前記開口部(16、17)を閉塞する通風路切替装置において、
前記ドア本体部(100)のコーナー部に、前記シール材(102)のコーナー部(102a)側へ突出する突出部(107)が形成されており、
前記突出部(107)は、前記ドア本体部(100)の形成領域から形成領域外方へ前記ドア本体部(100)と同一平面内で突出することを特徴とする通風路切替装置。 - 前記突出部(107)は曲面形状で突出していることを特徴とする請求項3に記載の通風路切替装置。
- 前記シール材(102)のコーナー部(102a)における突き出し寸法a3 を、前記シール材(102)のコーナー部(102a)以外のストレート部分における突き出し寸法bに対して、a3=0.5〜1.1bの範囲に設定することを特徴とする請求項3または4に記載の通風路切替装置。
- 前記シール材(102)のうち、外周先端部(102b)よりも前記ドア本体部(100)側に位置する部分は、前記ドア本体部(100)の厚さ以下の厚さにて前記ドア本体部(100)の外周縁部から外方側へ突出していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の通風路切替装置。
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